JP2001201890A - トナーの製造方法 - Google Patents

トナーの製造方法

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JP2001201890A JP2000008459A JP2000008459A JP2001201890A JP 2001201890 A JP2001201890 A JP 2001201890A JP 2000008459 A JP2000008459 A JP 2000008459A JP 2000008459 A JP2000008459 A JP 2000008459A JP 2001201890 A JP2001201890 A JP 2001201890A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シャープカット分級においても、高精度の分
級を可能にし精緻な粒度分布を有する粉体を効率良く生
成し得るトナー製造方法の提供。 【解決手段】 真密度0.3〜1.2g/cm3を有す
る着色樹脂粉体を原料供給ノズル16に供給し、原料供
給ノズル内を流動する気流で着色樹脂粉体を搬送し、コ
アンダブロック26と側壁との間に形成されている分級
室32に着色樹脂粉体を導入し、コアンダ効果によって
着色樹脂粉体を分級して、粗粉体群、中粉体群及び微粉
体群に複数の分級エッジ17,18によって分離し、分
離された中粉体群からトナーを製造する方法であり、原
料供給ノズル16に隣接する入気口14の出口流速V1
と原料供給ノズルの出口流速V2が以下の関係式 0.8×V12×cosθ<V1<1.2×V2×cosθ 〔θ:原料供給ノズルと原料ノズル側の入気口との間の
角度〕を満足するように設定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コアンダ効果を利
用して粉体を分級するための気流式分級装置を利用して
トナーを製造する方法に関する。特に、本発明は、粉体
を気流に乗せて運ぶと共にコアンダ効果、粉体中の各粒
子の粒径に応じた慣性力及び遠心力等の差に基づいて所
定の粒度を有する粒子を分級するための気流式分級装置
を利用してトナーを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体の分級について様々な方法の気流式
分級装置が提案されている。この中で回転翼を用いる分
級機と可動部分を有しない分級機がある。このうち、可
動部分のない分級機として固定壁遠心式分級機と慣性力
分級機があるが、慣性力を利用する分級機としてLof
fier.F.and K.Maly:Symp on
Powder Techn D2(1981)に記載さ
れ、日鉄鉱業製として商品化されているエルボジェット
分級機や、Okuda.S.and Yasukun
i.J.Proc.Inter.Symposium
on Powder Techn’81、771(19
81)で例示される分級機が微粉域で分級できる慣性力
分級機として提案されている。
【0003】これらの気流式分級装置は、図10及び図
11に示すように、分級室の分級域に開口部を有する供
給ノズル16から高速で気流とともに粉体を分級域内へ
噴出し、分級室32でコアンダブロック26に沿って流
れる湾曲気流の遠心力によって粗粉と、中粉と、微粉と
に分離し、先端の細かくなったエッジ117、118に
より、粗粉と、中粉と、微粉の分級を行なっている。
【0004】しかしながら、従来の分級装置101を使
用してトナーを製造する場合、原料供給口16側の入気
口(I1)14の出口流速は120m/s程度で高速で
あるので、原料供給ノズル16の出口流速よりも速く、
そのため、原料供給ノズル16出口付近で乱流が生じ、
分級域の流れを乱してしまうため分級精度が低く、効率
的な分級は不可能である。また、圧縮空気を用いて原料
供給ノズル16出口流速を上げて入気口は(I1)14
の出口流速にあわせたとしても、湾曲気流の遠心力の影
響の方がコアンダ効果より大きくなるため、やはり、精
度が高く効率の良い分級は不可能である。
【0005】また、入気口(I1)14へ流入したエア
は入気口側壁22に沿って流れ、次いで原料供給ノズル
16の側面に沿って流れる。このとき流れの向きが急激
に変化するため乱流が発生するので、分級域の流れを乱
してしまい、分級精度が低く効率的な分級は不可能であ
る。
【0006】特に、複写機、プリンターなどに用いられ
るトナーを製造するための分級の際に、かかる問題点が
顕在化しやすい。
【0007】一般に、トナーには数多くの異なった性質
が要求される。トナーの特性は、トナーに使用する原材
料に影響され、さらにトナーの製造方法によって影響さ
れることも多い。トナーを製造するための分級工程にお
いては、分級されたトナー粒子群がシャープな粒度分布
を有することが要求され、また、低コストで効率よく安
定的に品質の良いトナーを作り出すことが望まれる。
【0008】しかし、複写機やプリンターにおける画質
向上のために、トナー粒子が徐々に微小化されている傾
向にある。
【0009】このような微小サイズで真比重の小さいト
ナー粒子の場合、慣性力が小さく乱流の影響を受けやす
いため、従来のトナー製造方法では効率の良い分級は、
不可能であった。特に分級後の粒度分布がシャープなト
ナー粒子を製造する場合には、このような問題点が特に
顕著であった。
【0010】このような点に鑑み、特にトナーのごとき
樹脂微粉体を安定かつ効率的に精度良く分級できるトナ
ーの製造方法が待望されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解消したトナーの製造方法を提供することにあ
る。
【0012】本発明の目的は、シャープカット分級にお
いても、高精度の分級を可能にし精緻な粒度分布を有す
る粉体を効率良く生成し得るトナーの製造方法を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、結着樹脂及び
着色剤を少なくとも含有する着色樹脂粉体を、コアンダ
効果を利用した気流式分級装置で分級し、分級された分
級粉からトナーを製造する方法において、真密度0.3
〜1.2g/cm3を有する着色樹脂粉体を原料供給ノ
ズルに供給し、原料供給ノズル内を流動する気流で着色
樹脂粉体を搬送し、コアンダブロックと側壁との間に形
成されている分級室に着色樹脂粉体を導入し、コアンダ
効果によって着色樹脂粉体を分級して、少なくとも粗粉
体群、中粉体群及び微粉体群に複数の分級エッジによっ
て分離し、分離された中粉体群からトナーを製造する方
法であり、該気流式分級装置は少なくとも、複数の入気
口、入気管、入気エッジ、原料供給ノズル、コアンダブ
ロック、複数の分級エッジより構成され、該原料供給ノ
ズルに隣接する該入気口の出口流速V1と該原料供給ノ
ズルの出口流速V2が以下の関係式 0.8×V2×cosθ<V1<1.2×V2×cosθ 〔θ:該原料供給ノズルと該原料ノズル側の入気口との
間の角度〕を満足するように設定することを特徴とする
トナーの製造方法に関する。
【0014】特に、本発明のトナーの製造方法において
は、原料供給ノズル側の入気管が原料供給ノズルと同方
向より分級域に導入され、入気口側壁の最上流部から最
下流部までが直線で結ばれ、入気口側壁の最下流部位置
は、該原料供給ノズルの最下流部の外壁に一致し、入気
口側壁と該原料供給ノズル間の角度が5°〜45°の範
囲にあり、原料供給ノズルに隣接する入気口の出口速度
1が50〜90m/sの範囲にあり、原料供給ノズル
側の入気口の最上流部は、閉塞されており、圧縮空気を
原料供給ノズル側の入気口に導入し、入気エッジの位置
1(入気エッジ先端とコアンダブロック壁面との距
離)が15〜35mmの範囲内にあることにより、原料
供給ノズルと原料供給ノズル側の入気口の流速がほぼ等
しくなるため、原料供給ノズル出口付近での乱流発生が
抑制される。
【0015】そして、原料供給ノズルの後端部にエアー
導入管を粉体原料導入口の中央に設置し、エアー導入管
の外壁と粉体原料導入ノズルの内壁間に粉体原料を導入
するための粉体原料導入口を有し、分級エッジの設置位
置が移動及び回動可能であるように、分級エッジが分級
エッジブロックに具備されており、分級エッジブロック
及び分級エッジが鉛直方向またはほぼ鉛直方向にその設
置位置を移動し得、原料供給ノズルの後端部にはエアー
導入管を粉体原料導入口の中央に設置し、エアー導入管
の外壁と粉体原料導入ノズルの内壁間に粉体原料を導入
するための粉体原料導入口を有し、気流式分級装置が該
原料供給ノズルを気流式分級装置の上面部に具備し、原
料供給ノズルの側面側にコアンダブロックを具備してい
る。このことにより、分級域の形状を変えることがで
き、それに伴ない分級点を変更させることが可能である
ので、乱流発生の少ないトナー粒子と空気の混合流を効
果的に分級することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
【0017】本発明の気流式分級機として図1(断面
図)及び図2(斜視図)に示す形式の装置を一具体例と
して例示する。また、図3は粉体原料とエアーの導入部
の拡大図であり、図4は図1のA−A′断面図である。
【0018】図1及び図2において、入気口側壁22、
側壁23は分級室の一部を形成し、分級エッジブロック
24及び25は分級エッジ17及び18を具備してい
る。分級エッジ17及び18は、軸17a及び18aを
中心にして、回動可能であり、分級エッジを回動して分
級エッジ先端位置を変えることができる。各分級エッジ
ブロック24及び25は、上下に設置位置をスライドさ
せることが可能であり、それにともなってそれぞれのナ
イフエッジ型の分級エッジ17及び18も上下にスライ
ドする。この分級エッジ17及び18により、分級室3
2の分級ゾーンは3分画されている。
【0019】原料粉体を導入するための原料供給口40
を原料供給ノズル16の最後端部に有し、該原料供給ノ
ズル16の後端部にエアー導入管41と粉体原料供給部
を有する粉体原料導入ノズル42とを有し、且つ、分級
室32に開口部を有する原料供給ノズル16を入気口側
壁22の右側に設け、該原料供給ノズル16の右側接線
の延長方向に対して長楕円弧を描いたコアンダブロック
26が設置されている。分級室32の左側ブロック27
は、分級室32の左側方向にナイフエッジ型の入気エッ
ジ19を具備している。更に分級室32の上部には、分
級室32に開口する入気口側壁22及び入気ブロック2
7により構成される入気口(I1)14が設けてある。
入気管(I1)14aは、原料供給ノズル16と同方向
より気流式分級機に導入され、入気管(I1)14aの
上端は閉塞し高圧エア導入口44を設けてある。更に分
級室32の左側には分級室32に別の入気口(I2)1
5を設けてある。また、入気管(I2)15aにはダン
パーのごとき第2気体導入調節手段21と静圧計29を
設けてある。
【0020】分級エッジ17及び18及び入気エッジ1
9の位置は、被分級処理原料である粉体の種類及び所望
の粒径により調節される。
【0021】また、分級室32の右側にはそれぞれの分
画域に対応させて、分級室内に開口する排出口11、1
2及び13を有し、排出口11、12及び13にはパイ
プの如き連通手段が接続されており、それぞれにバルブ
手段のごとき開閉手段を設けてよい。
【0022】原料供給ノズル16は直角筒部と角錐筒部
とからなり、直角筒部の内径と角錐筒部の最も狭い箇所
の内径の比を20:1から1:1、好ましくは10:1
から2:1に設定すると、良好な導入速度が得られる。
【0023】以上のように構成してなる多分割分級域で
の分級操作は例えば次のようにして行なう。排出口1
1、12、13の少なくとも1つを介して分級室内を減
圧し、分級室内に開口部を有する原料供給ノズル16中
を減圧エアーと該減圧によって流動する気流によって、
粉体を原料供給ノズル16を介して分級室に噴出する。
適切な原料供給ノズル出口流速は入気口(I1)14の
流速により変化する。このことについては、後で詳細に
述べる。
【0024】分級室に導入された粉体中の粒子は、コア
ンダブロック26のコアンダ効果による作用と、その
際、入気口(I1)14及び入気口(I2)15に流入す
る空気のごとき気体の作用とにより湾曲線30a、30
b、30cを描いて移動し、それぞれの粒子の粒径及び
慣性力の大小に応じて、大きい粒子(粗粒子)は気流の
外側、すなわち分級エッジ18の外側の第1分画、中間
の粒子は分級エッジ18と17の間の第2分画、小さい
粒子は分級エッジ17の内側の第3分画に分級され、分
級された大きい粒子は排出口11より排出され、分級さ
れた中間の粒子は排出口12より排出され、分級された
小さい粒子は排出口13よりそれぞれ排出される。
【0025】上記の如き粉体の分級において、分級点
は、粉体が分級室32内へ飛び出す位置であるコアンダ
ブロック26の下端部分に対する分級エッジ17及び1
8のエッジ先端位置によって主に決定される。さらに、
分級点及び分級精度は、入気口(I1)14出口流速と
原料供給ノズル16からの噴出速度の影響を受ける。
【0026】効率が良く安定な分級精度が求められる場
合は、特に入気口(I1)14出口流速と原料供給ノズ
ル16からの噴出速度が重要である。原料供給ノズル1
6からの噴出速度の入気口(I1)14速度成分を入気
口(I1)14出口流速にあわせることにより、この2
つの流路が交叉する原料供給ノズル16出口付近での乱
流発生が抑制される。また、入気口(I1)14での流
れの向きの急激な変化による乱流発生を抑制するため
に、入気口側壁22が分級機1上部から原料供給ノズル
の外壁に沿って原料供給ノズル左端点16bまで直線で
つながっている。これらのことにより、分級エッジ17
及び18のエッジ先端付近での乱流発生が少ないため、
高効率な分級が可能となる。
【0027】具体的には、図5において、原料粉体とし
ての着色樹脂粒子の真密度が0.3〜1.2g/cm3
のとき、原料供給ノズル出口左端点16bとそれに対峙
する入気エッジ19との間の最小距離での入気口
(I1)14の速度V1と、原料供給ノズル出口16aで
の流速V2が以下の関係式 0.8×V2×cosθ<V1<1.2×V2×cosθ 〔θ:原料供給ノズルと入気口I1との間の角度〕を満
足するように設定する。
【0028】更に、θは5°〜50°の範囲であること
が好ましく、より好ましくは10°〜40°の範囲であ
る。また、V1は50〜100m/sの範囲にあること
が好ましく、より好ましくは60〜90m/sの範囲で
ある。更に入気エッジの位置d1が15〜35mmの範
囲にあることが好ましく、より好ましくは18〜28m
mの範囲である。
【0029】0.8×V2×cosθ≧V1及びV1
1.2×V2×cosθのときは、入気口(I1)14の
流速V1と、原料供給ノズル出口16aでの流速V2の入
気口(I1)14の速度成分の流速(V2・cosθ)が
大きく異なるため、乱流が発生し、効率の良いシャープ
カット分級は不可能である。
【0030】θ<5°のときは、入気口(I1)14か
ら噴出される流体の直進性が増し、コアンダ効果よりも
慣性力の影響が大きくなり、微粉体群が中粉体群に流入
する様になって、分級収率が落ちるので良くない。
【0031】θ>50°のときは、入気口(I1)14
と原料供給ノズル16が同方向から気流式分級機1に導
入されないので好ましくない。
【0032】V1<50m/sのときは、十分なコアン
ダ効果が得られないため、コアンダブロック26に沿っ
てエア及び粒体が流れず、分級収率が落ちるので良くな
い。
【0033】V1>100m/sのときは、入気口
(I1)14の流速が速すぎるため、コアンダ効果より
も慣性力の影響が大きくなってしまい、微粉体群が中粉
体群に流入する様になって、分級収率が落ちるので良く
ない。
【0034】d1<15mmのとき、入気口(I1)14
から噴出される流体の直進性が増し、コアンダ効果より
も慣性力の影響が大きくなり、微粉体群が中粉体群に流
入する様になって、分級収率が落ちるので良くない。
【0035】d1>35mmのとき、十分なコアンダ効
果が得られないため、コアンダブロック26に沿ってエ
ア及び粒体が流れず、分級収率が落ちるので良くない。
【0036】また、本発明のトナー製造に使用される気
流式分級装置において、原料供給口40から原料粉体を
供給し、供給された原料粉体は粉体原料導入口42下部
からエアー導入管41の外周より放射され、エアー導入
管41から噴出しているエアーに乗って加速されて良好
に分散し、瞬時に原料供給ノズル16から分級室内へ導
入され分級されて、分級機系外へ排出される。このた
め、分級機へ導入される粉体は、原料供給ノズル16か
ら分級室内の導入口部位によって、個々の粒子の軌跡が
撹乱せずに凝集粉が一次粒子まで分散された状態で推進
力をもって飛翔することが重要である。原料供給ノズル
16内から流動する粒子流は、原料を上部から導入する
とき、原料供給ノズル16の開口部より側位にコアンダ
ブロック26を具備している分級室32に粉体流を導入
すると、粒子の飛翔軌跡が乱れることなく粒子の大きさ
に応じて分散して粒子流が形成されるので、その流線に
沿った向きに分級エッジを移動させ、次いで分級エッジ
のエッジ先端位置を固定し、所定の分級点に設定するこ
とができる。この分級エッジ17及び18の移動に際
し、分級エッジブロック24及び25との同時移動によ
り、コアンダブロック26に沿って飛翔する粒子流の流
れ方向にエッジの向きを沿わすことができる。
【0037】具体的には、図5において、原料供給ノズ
ル16の先端開口部16aの側面部に対応するコアンダ
ブロック26中の例えば位置Oを中心として、分級エッ
ジ17の先端とコアンダブロック26の側面との距離L
4及び分級エッジ17の側面とコアンダブロック26の
側面との距離L1は、分級エッジブロック24を位置決
め部材33に沿って上下に移動させることで、位置決め
部材34に沿って分級エッジ17を上下に移動させ、さ
らに分級エッジ17の先端を軸17aを中心にして回動
させることにより調節可能である。
【0038】同様に、分級エッジ18の先端とコアンダ
ブロック26の側壁との距離L5及び分級エッジ17の
側面と分級エッジ18の側面との距離L2もしくは分級
エッジ18の側面と側壁23の側面との距離L3は、分
級エッジブロック25を位置決め部材35に沿って上下
に移動させることで、位置決め部材36に沿って分級エ
ッジ18を上下に移動させ、さらに分級エッジ18の先
端を軸18aを中心にして回動させることにより調整可
能である。
【0039】このことにより原料供給ノズル出口付近の
乱流を抑制した流れに適した位置に設置した分級エッジ
17及び18により、さらに効率的な分級が可能とな
る。
【0040】通常、本発明のトナー製造に使用される気
流式分級装置は、相互の機器をパイプのごとき連通手段
で連結し、装置システムに組み込まれて使用される。そ
うした装置システムの好ましい例を図6に示す。図6に
示す一体装置システムは、3分割分級機1(図1及び図
2に示される分級装置)、定量供給機2、振動フィーダ
ー3、捕集サイクロン4、5、6を連通手段で連結して
なるものである。
【0041】この装置システムにおいて、粉体は、適宜
の手段により、定量供給機2に送り込まれ、ついで振動
フィーダー3を介し、原料供給ノズル16により3分割
分級機1内に導入される。3分割分級機1の分級室を構
成する大きさは通常[10〜50cm]×[10〜50
cm]なので、粉体は0.1〜0.01秒の瞬時に3種
以上の粒子群に分級し得る。そして、3分割分級機1
に、大きい粒子(粗粒子)、中間の粒子、小さい粒子に
分級される。その後、大きい粒子は排出導管11aを通
って、捕集サイクロン6に送られ回収される。中間の粒
子は排出導管12aを介して系外に排出され捕集サイク
ロン5で捕集される。小さい粒子は、排出導管13aを
介して系外に排出され捕集される。捕集サイクロン4、
5、6は、粉体を原料供給ノズル16を介して分級室に
吸引導入するための吸引減圧手段としての働きをするこ
とも可能である。
【0042】着色樹脂粒子の真密度が0.3〜1.2g
/cm3と低い場合、入気口(I1)14流速と原料供給
ノズル出口16a流速の入気口(I1)14速度成分を
あわせることによるシャープカット分級時の効率向上
は、図7、図8及び図9の場合でも得られる。図7及び
図8は、従来例の図10及び図11の入気口側壁22を
原料供給ノズル16に沿うように設置したものである。
このような場合でも、分級収率は従来例に比べ向上す
る。
【0043】本発明のトナー製造に使用される気流式分
級装置は、特に電子写真法による画像形成法に用いられ
るトナー又はトナー用着色樹脂粉体を分級する場合に有
効である。特に個数平均径4μm以下の粒子を50個数
%以上含有している着色樹脂粉体を、個数平均径4μm
以下の粒子が14個数%以下の中粉体群としてトナーを
製造するシャープカット分級の場合に有効である。
【0044】このようなトナー粒子を従来の分級機を使
用して分級すると、原料供給ノズル16流速の入気口
(I1)14への速度成分と入気口(I1)14の流速に
大きな違いがあり、原料供給ノズル出口16a付近で乱
流が発生し、分級域の流れを乱していたため、効率よい
分級ができなかった。また、入気口(I1)14へ流入
したエアは入気口側壁22に沿って流れ、次いで原料供
給ノズル16の側面に沿って流れる。このとき流れの向
きが急激に変化するため乱流が発生し、分級域の流れを
乱してしまい、分級精度が低く効率的な分級は不可能で
あった。
【0045】本発明のトナー製造に使用する分級装置で
は、入気口側壁22が分級機1上部から原料供給ノズル
の外壁に沿って原料供給ノズル左端点16bまで直線で
つながっている。このことにより、入気口(I1)14
で流れ方向の急激な変化がなくなり、乱流の発生が抑え
られる。また、入気口(I1)14の上流に設置された
高圧エア導入口43から高圧エアを導入することによ
り、入気口(I1)14流速と原料供給ノズル16の流
速を調整することができ、原料供給ノズル出口16a付
近での乱流発生が抑制される。このことによりシャープ
カット分級の場合でも精度が高く、効率の良い分級がで
きる効果がある。
【0046】更に、粒子流の流れ方向に分級エッジ17
及び18を分級エッジブロック24及び25との同時移
動によりコアンダブロック26に沿って飛翔する粒子流
の流れ方向に分級エッジの向きを沿わすことにより、分
級エッジ付近での乱流も抑制できるので、分級収率が良
好になり、高精度な分級ができる効果がある。
【0047】本発明の分級装置では、粉体の粒子径が小
さい程、効果がより顕著であり、特に重量平均径が10
μm以下の粉体を分級する場合にシャープな粒度分布を
有する分級品を得ることが可能であり、さらには重量平
均径が7μm以下の粉体からシャープな粒度分布を有す
る分級品を良好に得ることが可能である。
【0048】また、本発明の分級装置においては、分級
エッジの向き及びエッジ先端位置の移動に移動手段とし
てステッピングモーター等を用い、エッジ先端位置の検
知に検知手段としてポテンショメーター等を用いて、こ
れらを制御する制御装置により分級エッジ先端位置を制
御し、更に流量調節の自動化を行なえば、所望の分級点
が短時間に、かつ、より正確に得られるのでより好まし
い。
【0049】
【実施例】(実施例1)本発明の実施例及び比較例のト
ナーの構成材料に使用した結着樹脂の製造例を示す。
【0050】 <ポリエステル樹脂> ・フマル酸 10.0mol ・ビスフェノールAプロピレンオキサイド2.0モル付加物 10.0mol ・ジブチル錫オキサイド 0.1g
【0051】上記組成を反応容器に入れ、温度計、撹拌
棒、コンデンサー、窒素導入管を取り付け、窒素置換し
た後撹拌しながら、徐々に昇温して、下記の条件で重合
反応を行った。得られたポリエステル樹脂はピーク分子
量が9000であった。 ・ポリエステル樹脂 100質量部 ・銅フタロシアニンフタルイミド誘導体顔料 5質量部 ・ジ−t−ブチルサリチル酸クロム錯体 4質量部
【0052】上記材料をヘンシェルミキサー(FM−7
5型、三井三池化工機(株)製)でよく混合した後、温
度140℃に設定した2軸混練機(PCM−30型、池
貝鉄工(株)製)にて混練した。得られた混練物を冷却
し、ハンマーミルにて1mm以下に粗粉砕し、トナー製
造用の粗砕物を得た。該粗砕物を衝突式気流粉砕機で微
粉砕し、重量平均径5.9μm,4.0μm以下(個数
%)が59.6%の粉砕原料が得られ、真密度が1.0
1g/cm3であった。
【0053】図1乃至5に示す仕様の分級機を有する図
6の分級システムにおいて、この得られた粉砕原料を供
給機2、振動フィーダー3及び原料供給ノズル16(粉
体原料供給部42、エアー導入管41及び変形筒部4
3)を介して15.6kg/hの割合でコアンダ効果を
利用して粗粉体、中粉体及び微粉体の3種に分級するた
めに多分割分級機1に導入した。
【0054】導入に際しては、排出口11、12、13
に連通している捕集サイクロン4、5、6の吸引減圧に
よる系内の減圧から派生する吸引力と入気口(I1)1
4の高圧エア導入口44からの圧縮空気を利用した。分
級条件として V1=70m/s(入気口(I1)14出口流速) V2=81m/s(原料供給ノズル16出口流速) θ=27°(原料供給ノズル16と入気口(I1)14
との間の角度) d1=19mm(入気エッジ19の先端とコアンダブロ
ック26の壁面との距離) にして分級を行なった。
【0055】導入された微粉砕原料は0.1秒以下の瞬
時に分級された。分級された中粉体は重量平均粒径が
7.1μm(粒径4.0μm以下の粒子を12個数%含
有し、粒径10.1μm以上の粒子を2.4体積%含有
する)のシャープな分布を有する中粉体を分級収率(投
入された粉砕原料の全量に対する最終的に得られた中粉
体との比率)78%で得ることができ、トナー用として
優れた性能を有していた。
【0056】なお、この分級された粗粉は前記粉砕工程
に再度循環した。
【0057】トナー微粉砕粉の真密度は、本発明におい
て、次の測定装置を用いて行なった。即ち、測定装置と
してはマイクロメトリックス アキュピック1330
(島津製作所製)を用い、トナー微粉砕粉を5g計り取
って真密度を求めた。
【0058】トナーの粒度分布は種々の方法によって測
定できるが、本発明においては、次の測定装置を用いて
行なった。
【0059】即ち、測定装置としてはコールターカウン
ターTA−II型あるいはコールターマルチサイザーI
I(コールター社製)を用いた。電解液は1級塩化ナト
リウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製する。例え
ば、ISOTONR−II(コールターサイエンティフ
ィックジャパン社製)が使用できる。測定法としては前
記電解液水溶液100〜150ml中に分散剤として界
面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を
0.1〜5ml加え、さらに測定資料を2〜20mg加
える。試料を懸濁した電解液は超音波分散機で約1〜3
分間分散処理を行ない、前記測定装置により、アパチャ
ーとして100μアパチャーを用い、トナーの体積、個
数を測定して体積分布と個数分布とを算出した。それか
ら、本発明の係る体積分布から求める重量基準の重量平
均径を求めた。
【0060】(実施例2)実施例1と同じ粉砕原料を用
いて表1に示すような条件で分級を行った。このときV
1=75m/s、V2=75m/s、θ=12°、d1
19mmであった。なお、4μm以下(個数%)が8か
ら10%程度になるように排出口11、12及び13に
連通しているバルブを使い流量を調整した。得られた中
粉体についての分級収率は76%であった。
【0061】(実施例3)実施例1と同じ粉砕原料を用
いて表1に示すような条件で分級を行った。このときV
1=68m/s、V2=79m/s、θ=27°、d1
22mmであった。なお、4μm以下(個数%)が8か
ら10%程度になるように排出口11、12及び13に
連通しているバルブを使い流量を調整した。得られた中
粉体についての分級収率は70%であった。
【0062】(比較例1)実施例1と同じ粉砕原料を用
いて表1に示すような条件で分級を行った。このときV
1=100m/s、V2=84m/s、θ=27°、d1
=19mmであった。従って、V1>1.2×V2×co
sθであった。なお、4μm以下(個数%)が8から1
0%程度になるように排出口11、12及び13に連通
しているバルブを使い流量を調整した。得られた中粉体
についての分級収率は65%であった。
【0063】(比較例2)実施例1と同じ粉砕原料を用
いて表1に示すような条件で分級を行った。このときV
1=48m/s、V2=79m/s、θ=27°、d1
19mmであった。従って、V1<0.8×V2×cos
θであった。なお、4μm以下(個数%)が8から10
%程度になるように排出口11、12及び13に連通し
ているバルブを使い流量を調整した。得られた中粉体に
ついての分級収率は66%であった。
【0064】(参考例1)実施例1と同じ粉砕原料を用
いて表1に示すような条件で分級を行った。このときV
1=72m/s、V2=60m/s、θ=2°、d1=1
9mmであった。なお、4μm以下(個数%)が8から
10%程度になるように排出口11、12及び13に連
通しているバルブを使い流量を調整した。得られた中粉
体についての分級収率は65%であった。
【0065】(参考例2)実施例1と同じ粉砕原料を用
いて表1に示すような条件で分級を行った。このときV
1=45m/s、V2=58m/s、θ=27°、d1
19mmであった。なお、4μm以下(個数%)が8か
ら10%程度になるように排出口11、12及び13に
連通しているバルブを使い流量を調整した。得られた中
粉体についての分級収率は62%であった。
【0066】(参考例3)実施例1と同じ粉砕原料を用
いて表1に示すような条件で分級を行った。このときV
1=110m/s、V2=101m/s、θ=27°、d
1=19mmであった。なお、4μm以下(個数%)が
8から10%程度になるように排出口11、12及び1
3に連通しているバルブを使い流量を調整した。得られ
た中粉体についての分級収率は66%であった。
【0067】(参考例4)実施例1と同じ粉砕原料を用
いて表1に示すような条件で分級を行った。このときV
1=68m/s、V2=86m/s、θ=27°、d1
41mmであった。なお、4μm以下(個数%)が8か
ら10%程度になるように排出口11、12及び13に
連通しているバルブを使い流量を調整した。得られた中
粉体についての分級収率は64%であった。
【0068】(参考例5)実施例1と同じ粉砕原料を用
いて表1に示すような条件で分級を行った。このときV
1=74m/s、V2=71m/s、θ=27°、d1
13mmであった。従って、0.8×V2×cosθ<
1<1.2×V2×cosθであった。なお、4μm以
下(個数%)が8から10%程度になるように排出口1
1、12及び13に連通しているバルブを使い流量を調
整した。得られた中粉体についての分級収率は67%で
あった。
【0069】(実施例4)実施例1と同じ粉砕原料を用
いて図7に示す気流式分級機を使って、表1に示すよう
な条件で分級を行った。このときV1=71m/s、V2
=81m/s、θ=27°、d1=19mmであった。
従って、0.8×V2×cosθ<V1<1.2×V2×
cosθであった。なお、4μm以下(個数%)が8か
ら10%程度になるように排出口11、12及び13に
連通しているバルブを使い流量を調整した。得られた中
粉体についての分級収率は75%であった。
【0070】(比較例3)実施例1と同様のトナー粉砕
原料を用いて、図10に示す気流式分級機を用いて図1
2のフローチャートに従って分級を行った。
【0071】分級条件は表1に示す通りである。このと
き分級機へ粉砕原料を導入するに際して、インジェクシ
ョンを用い、そのときの圧力は196kpa(2kgf
/cm2)であった。分級によって得られた中粉体の粒
度分布等は、重量平均径7.0μm、4.0μm以下
(個数%)12%であり、分級収率は58%であった。
【0072】
【表1】
【0073】
【発明の効果】本発明のトナー製造に使用される気流式
分級装置によれば、入気口側壁を原料供給ノズルに沿っ
て設置することにより急激な流れの変化をなくし、原料
供給ノズル出口付近での乱流発生を抑制することができ
る。更に入気口(I1)流速と原料供給ノズル流速の入
気口速度成分を一致させるようにすることで原料供給ノ
ズル付近での乱流発生を抑制することができる。これら
により、シャープな粒度分布を要求される場合でも、精
度が高く、効率の良い分級が可能となる。更に、この流
れに分級エッジを合わすことにより、更に効率の良い分
級が可能となる。特に個数平均径4μm以下の粒子を5
0個数%以上含有している着色樹脂粉体を個数平均径4
μm以下の粒子を14%以下の中粉体群としてトナーを
製造する場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気流式分級装置の概略断面図である。
【図2】本発明の気流式分級装置の斜視図である。
【図3】粉体原料とエアーの導入部の拡大図である。
【図4】図1におけるA−A′断面図である。
【図5】図1の要部を示す図である。
【図6】本発明を用いた分級プロセスの一例を示す説明
図である。
【図7】本発明の別の気流式分級装置の概略断面図であ
る。
【図8】本発明の別の気流式分級装置の斜視図である。
【図9】本発明の別の気流式分級装置を用いた分級プロ
セスの一例を示す説明図である。
【図10】従来の気流式分級装置の概略断面図である。
【図11】従来の気流式分級装置の斜視図である。
【図12】従来の分級プロセスの一例を示す図である。
【符号の説明】
1、101 気流式分級装置 2 定量供給機 3 振動フィーダー 4、5、6 捕集サイクロン 11、12、13 排出口 11a、12a、13a 排出導管 14 入気口(I1) 14a 入気管 15 入気口(I2) 15a 入気管 16 原料供給ノズル 16a 原料供給ノズル出口 16b 原料供給ノズル出口左端点 17、18、117、118 分級エッジ 19 入気エッジ 20 第1気体導入調節手段 21 第2気体導入調節手段 22 入気口側壁 23 側壁 24、25、124、125 分級エッジブロック 26 コアンダブロック 27 上部ブロック 28、29 静圧計 30a、30b、30c 固体粒子飛散方向 31 インジェクションエアー導入管 32 分級室(分級域) 33、34、35、36 位置決め部材 40 原料供給口 41 エアー導入管 42 粉体原料導入ノズル 43 変形筒部 44 高圧エア導入口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有す
    る着色樹脂粉体を、コアンダ効果を利用した気流式分級
    装置で分級し、分級された分級粉からトナーを製造する
    方法において、 真密度0.3〜1.2g/cm3を有する着色樹脂粉体
    を原料供給ノズルに供給し、原料供給ノズル内を流動す
    る気流で着色樹脂粉体を搬送し、コアンダブロックと側
    壁との間に形成されている分級室に着色樹脂粉体を導入
    し、コアンダ効果によって着色樹脂粉体を分級して、少
    なくとも粗粉体群、中粉体群及び微粉体群に複数の分級
    エッジによって分離し、分離された中粉体群からトナー
    を製造する方法であり、 該気流式分級装置は少なくとも、複数の入気口、入気
    管、入気エッジ、原料供給ノズル、コアンダブロック、
    複数の分級エッジより構成され、該原料供給ノズルに隣
    接する該入気口の出口流速V1と該原料供給ノズルの出
    口流速V2が以下の関係式 0.8×V2×cosθ<V1<1.2×V2×cosθ 〔θ:該原料供給ノズルと該原料ノズル側の入気口との
    間の角度〕を満足するように設定することを特徴とする
    トナーの製造方法。
  2. 【請求項2】 原料供給ノズル側の入気管が原料供給ノ
    ズルと同方向より分級域に導入され、入気口側壁の最上
    流部から最下流部までが直線で結ばれ、該入気口側壁の
    最下流部位置は、該原料供給ノズルの最下流部の外壁に
    一致し、該入気口側壁と該原料供給ノズル間の角度が5
    °〜45°の範囲にあることを特徴とする請求項1に記
    載のトナーの製造方法。
  3. 【請求項3】 原料供給ノズル側の入気口の出口速度V
    1が50〜100m/sの範囲にあることを特徴とする
    請求項1又は2に記載のトナーの製造方法。
  4. 【請求項4】 原料供給ノズル側の入気管の最上流部は
    閉塞されており、該入気管及び原料供給ノズル側の該入
    気管に圧縮空気を導入することを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載のトナーの製造方法。
  5. 【請求項5】 入気エッジの位置d1〔d1:入気エッジ
    先端とコアンダブロックの壁面との距離〕が15〜35
    mmの範囲内にあることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載のトナーの製造方法。
  6. 【請求項6】 原料供給ノズルの後端部にエアー導入管
    を粉体原料導入口の中央に設置し、エアー導入管の外壁
    と粉体原料導入ノズルの内壁間に粉体原料を導入するた
    めの粉体原料導入口を有し、 分級エッジの設置位置が移動及び回動可能であるよう
    に、該分級エッジが分級エッジブロックに具備されてお
    り、該分級エッジブロック及び該分級エッジが鉛直方向
    またはほぼ鉛直方向にその設置位置を移動し得、気流式
    分級装置が該原料供給ノズルを気流式分級装置の上面部
    に具備し該原料供給ノズルの側面側にコアンダブロック
    を具備していることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載のトナーの製造方法。
  7. 【請求項7】 個数平均径4μm以下の粒子を50個数
    %以上含有している着色樹脂粉体を、個数平均径4μm
    以下の粒子が14個数%以下の中粉体群としてトナーを
    製造することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載のトナーの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105457890A (zh) * 2015-12-22 2016-04-06 昆山强威粉体设备有限公司 新型分级机
US11829102B2 (en) 2020-06-22 2023-11-28 Canon Kabushiki Kaisha Toner classification apparatus and toner production method
US11835919B2 (en) 2020-12-03 2023-12-05 Canon Kabushiki Kaisha Toner classification apparatus and a toner production method
US11835875B2 (en) 2021-08-24 2023-12-05 Canon Kabushiki Kaisha Toner classification apparatus and toner production method

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