JP2001201613A - 光拡散板 - Google Patents

光拡散板

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JP2001201613A
JP2001201613A JP2000113231A JP2000113231A JP2001201613A JP 2001201613 A JP2001201613 A JP 2001201613A JP 2000113231 A JP2000113231 A JP 2000113231A JP 2000113231 A JP2000113231 A JP 2000113231A JP 2001201613 A JP2001201613 A JP 2001201613A
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JP
Japan
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polymer
compound
copolymer
vinyl
monocyclic
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Application number
JP2000113231A
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English (en)
Inventor
Shigetoshi Nishijima
島 茂 俊 西
Toshiyuki Hirose
瀬 敏 行 広
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明に係る光拡散板は、[A]特定の
環状炭化水素系重合体と、[B]有機充填剤または無機
充填剤とからなることを特徴としている。 【効果】 本発明によれば、光学特性に優れ、虹模様が
発生せず、画面のちらつきのない光拡散板を提供するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、環状炭化水素系重合体を
基材とする光拡散板に関する。詳しくは、光学特性に優
れ、画面のちらつきの少ない光拡散板に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】高透過率を有する光拡散板は、大
型ディスプレーのスクリーンなどとして用いられ、一方
低透過率を有する光拡散板は、照明カバー、照明看板、
各種ディスプレーなどとして用いられている。
【0003】このような光拡散板としては、従来、メタ
クリル樹脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂などの基材樹脂に、この基材樹脂と屈折率
の異なる充填剤を配合することにより製造されてきた。
たとえば上記のような基材樹脂に平均粒径10μm以下
の無機微粒子を配合させてなる光拡散板、また上記のよ
うな基材樹脂にスチレン−多官能性モノマー共重合体を
配合させてなる光拡散板などが知られている。
【0004】この光拡散板では、基材樹脂の耐熱性、光
透過率、寸法精度、耐薬品性などの点で必ずしも充分で
はなく、また吸水率も高く加水分解などが起こるため光
学特性が変化しやすく、色収差もあるという問題点があ
った。
【0005】このため耐熱性、寸法精度、耐薬品性に優
れ、特に広範囲に光透過率を調節することができ、光学
特性に優れ、虹模様が発生せず、画面のちらつきのない
光拡散板の出現が望まれていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術におけ
る問題点を解決しようとするものでああって、特に光学
特性に優れ、虹模様が発生せず、画面のちらつきのない
光拡散板を提供することを目的としている。
【0007】
【発明の概要】本発明に係る光拡散板は、[A]下記
(I)、(II)、(III)、(IV)および(V)よりなる
群から選ばれる少なくとも1種の環状炭化水素系重合体
と、[B]有機充填剤または無機充填剤とからなること
を特徴としている。 (I)ビニル系単環脂環族炭化水素化合物の(共)重合
体、または、ビニル系単環脂環族炭化水素化合物と、こ
れと共重合可能な単量体との共重合体、あるいはこれら
の水素添加物; (II)ビニル系芳香族炭化水素化合物の(共)重合体の
水素添加物、または、ビニル系芳香族炭化水素化合物
と、これと共重合可能な単量体との共重合体の水素添加
物であって、芳香族炭化水素環の少なくとも30%が水
素添加されてなる重合体; (III)単環環状モノオレフィン系化合物の(共)重合
体、または、単環環状モノオレフィン系化合物と、これ
と共重合可能な単量体との共重合体; (IV)単環環状共役ジエン系化合物の(共)重合体の水
素添加物、または、単環環状共役ジエン系化合物と、こ
れと共重合可能な単量体との共重合体の水素添加物; (V)上記(I)、(II)、(III)および(IV)よりな
る群から選ばれる少なくとも1種の環状炭化水素系重合
体を、α,β−不飽和カルボン酸、その無水物またはそ
の誘導体でグラフト変性して得られる変性物。
【0008】本発明の好ましい態様においては、上記無
機充填剤が、平均粒径0.5〜50μmの炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、アルミナ、シリカ、シリカアルミナ、
タルク、炭酸バリウムであることが望ましく、また、上
記有機充填剤が、重合体またはその架橋物粒子であるこ
とが望ましい。
【0009】本発明に係る光拡散板では、その表面がマ
ット加工されていてもよい。上記のような本発明に係る
光拡散板では、広範囲で透過率を調整することができ、
耐熱性、寸法精度、耐薬品性に優れ、吸湿による特性変
化がなく、特に光学特性に優れ、虹模様が発生せず、画
面のちらつきがない。
【0010】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る光拡散板につ
いて具体的に説明する。本発明に係る光拡散板は、
[A]上記(I)、(II)、(III)、(IV)および
(V)よりなる群から選ばれる少なくとも1種の環状炭
化水素系重合体と、[B]有機充填剤または無機充填剤
とからなっている。
【0011】[A]環状炭化水素系重合体 本発明では、環状炭化水素系重合体[A]として、下記
(I)、(II)、(III)、(IV)および(V)よりなる
群から選ばれる少なくとも1種の環状炭化水素系重合体
が用いられる。 (I)ビニル系単環脂環族炭化水素化合物の(共)重合
体、または、ビニル系単環脂環族炭化水素化合物と、こ
れと共重合可能な単量体との共重合体、 あるいはこれらの水素添加物; (II)ビニル系芳香族炭化水素化合物の(共)重合体の
水素添加物、または、ビニル系芳香族炭化水素化合物
と、これと共重合可能な単量体との共重合体の水素添加
物であって、芳香族炭化水素環の少なくとも30%が水
素添加されてなる重合体; (III)単環環状モノオレフィン系化合物の(共)重合
体、または、単環環状モノオレフィン系化合物と、これ
と共重合可能な単量体との共重合体; (IV)単環環状共役ジエン系化合物の(共)重合体の水
素添加物、または、単環環状共役ジエン系化合物と、こ
れと共重合可能な単量体との共重合体の水素添加物; (V)上記(I)、(II)、(III)および(IV)よりな
る群から選ばれる少なくとも1種の環状炭化水素系重合
体を、α,β−不飽和カルボン酸、その無水物またはそ
の誘導体でグラフト変性して得られる変性物。
【0012】ここで、本発明で用いられる環状炭化水素
系重合体[A]として用いることのできる、上記
(I)、(II)、(III)、(IV)および(V)の重合体
について説明する。
【0013】(I)の重合体は、(I)ビニル系単環脂環
族炭化水素化合物の(共)重合体、または、ビニル系単
環脂環族炭化水素化合物と、これと共重合可能な単量体
との共重合体、あるいはこれらの水素添加物である。
【0014】ビニル系単環脂環族炭化水素化合物とは、
ビニル基または、α−アルキル置換ビニル基に、単環の
シクロアルキル基または単環のシクロアルケニル基が結
合した構造を有する化合物である。ここで該単環のシク
ロアルキル基およびシクロアルケニル基は、アルキル基
などの置換基を有していてもよい。
【0015】このような化合物としては、ビニルシクロ
ブタン、ビニルシクロペンタン、ビニルシクロヘキサ
ン、ビニルシクロヘプタン、ビニルシクロオクタンおよ
びこれら化合物のビニル基のα位がメチル、エチル、プ
ロピルなどのアルキル基で置換された化合物が例示でき
る。また、4−ビニルシクロヘキセン、4−イソプロペ
ニルヘキセン、1−メチル−4−ビニルシクロヘキセ
ン、1−メチル−4−イソプロペニルシクロヘキセン、
2−メチル−4−ビニルシクロヘキセン、2−メチル−
4−イソプロペニルヘキセンなどのビニルシクロヘキセ
ン誘導体を例示できる。
【0016】上記(I)の重合体が、ビニル系単環脂環
族炭化水素化合物の(共)重合体である場合には、これ
らのビニル系単環脂環族炭化水素化合物が単独で重合し
た重合体であっても、2種以上組み合わせて共重合した
共重合体であってもよい。
【0017】また、上記(I)の重合体が、ビニル系単
環脂環族炭化水素化合物と、これと共重合可能な単量体
との共重合体である場合には、これらのビニル系単環脂
環族炭化水素化合物と、その化合物と共重合可能な他の
化合物とが、本発明の趣旨を損なわない範囲で組み合わ
せて共重合された共重合体である。
【0018】ビニル系単環脂環族炭化水素化合物と共重
合する単量体としては、共重合可能な単量体をいずれも
用いることができ、プロピレン、ブテン、アクリロニト
リル、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、マレイミ
ド、酢酸ビニル、塩化ビニルなどを例示することができ
る。このような単量体の中でも、α−オレフィンを用い
るのが好ましく、特に、プロピレン、ブテンのような単
量体を用いると、柔軟性や耐衝撃性を付与できるので好
ましい。このような、ビニル系単環脂環族炭化水素化合
物と共重合可能な単量体は、単量体総量に対して0〜9
5モル%、より好ましくは0〜90モル%となる割合で
用いられるのが望ましい。
【0019】これらの重合体あるいは共重合体を得るた
めの重合方法に特に制限はなく、公知のラジカル重合、
配位アニオン重合(チーグラー重合)、カチオン重合、
アニオン重合などの重合方法が適用できる。
【0020】また、上記(I)の重合体は、これらの重
合体あるいは共重合体の水素添加物であってもよい。特
に、これらの重合体あるいは共重合体を形成する単量体
として用いられるビニル系単環脂環族炭化水素化合物
が、ビニル基またはα−アルキル置換ビニル基に、単環
の(アルキル置換)シクロアルケニル基が結合した構造
を有する化合物である場合には、上述の重合体あるいは
共重合体は水素添加物であるのが好ましい。このような
水素添加物としては、重合体あるいは共重合体中の置換
基を有していてもよいシクロアルケニル基の30%以
上、好ましくは60%以上、さらに好ましくは90%以
上が水素添加されてなる重合体が望ましい。
【0021】(II)の重合体は、ビニル系芳香族炭化水
素化合物の(共)重合体の水素添加物、または、ビニル
系芳香族炭化水素化合物と、これと共重合可能な単量体
との共重合体の水素添加物であって、芳香族炭化水素環
の少なくとも30%が水素添加されてなる重合体であ
る。
【0022】(II)の重合体を形成する単量体として用
いられる、ビニル系芳香族炭化水素化合物は、ビニル基
またはα−アルキル置換ビニル基に、芳香族系置換基が
結合した化合物である。このような化合物としては、ス
チレン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、α
−プロピルスチレン、α−イソプロピルスチレン、α−
t−ブチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチル
スチレン、4−メチルスチレン、2,4−ジイソプロピ
ルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、4−t−ブチ
ルスチレン、5−t−ブチル−2−メチルスチレン、モ
ノクロロスチレン、ジクロロスチレン、モノフロオロス
チレン、4−フェニルスチレン、ビニルナフタレン、ビ
ニルアントラセン等を例示することができる。
【0023】上記(II)の重合体が、ビニル系芳香族炭
化水素化合物の(共)重合体の水素添加物である場合に
は、このようなビニル系芳香族炭化水素化合物が単独で
重合した重合体の水素添加物であっても、2種以上組み
合わせて共重合した共重合体の水素添加物であってもよ
い。
【0024】また、上記(II)の重合体が、ビニル系芳
香族炭化水素化合物と、これと共重合可能な単量体との
共重合体の水素添加物である場合には、このようなビニ
ル系芳香族炭化水素化合物と、その化合物と共重合可能
な単量体とが、本発明の趣旨を損なわない範囲で組み合
わせて共重合された共重合体の水素添加物である。この
ようなビニル系芳香族炭化水素化合物と共重合する単量
体としては、共重合可能な単量体をいずれも用いること
ができ、プロピレン、ブテン、アクリロニトリル、アク
リル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、マレイミド、酢酸ビニ
ル、塩化ビニルなどを例示することができる。このよう
な単量体の中でも、α−オレフィンを用いるのが好まし
く、特に、プロピレン、ブテンのような単量体を用いる
と、柔軟性や耐衝撃性を付与できるので好ましい。この
ような、ビニル系芳香族炭化水素化合物と共重合可能な
単量体は、単量体総量に対して0〜95モル%、より好
ましくは0〜90モル%となる割合で用いられるのが望
ましい。
【0025】このような、上記(II)の重合体あるいは
共重合体は、上記(I)の重合体と同様の方法で重合
し、公知の方法で水素添加することによって得ることが
できる。
【0026】水素添加の方法としては、たとえば、特開
平7−247321、米国特許5,612,422等の
方法などを例示できる。上記(II)の重合体中に含まれ
る芳香族炭化水素環の水素添加率は、30%以上、好ま
しくは60%以上、より好ましくは90%以上である。
【0027】(III)の重合体は、単環環状モノオレフ
ィン系化合物の(共)重合体、または、単環環状モノオ
レフィン系化合物と、これと共重合可能な単量体との共
重合体である。
【0028】(III)の重合体を形成する単量体として
用いられる、単環環状モノオレフィン系化合物は、置換
基を有していてもよい単環の環状モノオレフィンであっ
て、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、
シクロオクテンなどを挙げることができる。
【0029】上記(III)の重合体が、単環環状モノオ
レフィン系化合物の(共)重合体である場合には、この
ような単環環状モノオレフィン系化合物が単独で重合し
た重合体であっても、2種以上組み合わせて共重合した
重合体であってもよい。
【0030】また、上記(III)の重合体が、単環環状
モノオレフィン系化合物と、これと共重合可能な単量体
との共重合体である場合には、上記した単環環状モノオ
レフィン系化合物と、その化合物と共重合可能なほかの
化合物とが、本発明の趣旨を損なわない範囲で組み合わ
せて共重合された共重合体である。
【0031】単環環状モノオレフィン系化合物と共重合
する単量体としては、共重合可能な単量体をいずれも用
いることができるが、エチレン、プロピレン、ブテン、
アクリロニトリル、アクリル酸、メタアクリル酸、無水
マレイン酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ル、マレイミド、酢酸ビニル、塩化ビニル等が例示でき
る。このような、単環環状モノオレフィン系化合物と共
重合可能な単量体は、単量体総量に対して0〜95モル
%、より好ましくは0〜90モル%となる割合で用いら
れるのが望ましい。
【0032】これらの重合体あるいは共重合体を得るた
めの重合方法に特に制限はなく、環状モノオレフィン系
化合物を含む単量体を付加重合する、公知の方法によっ
て得ることができる。
【0033】(IV)の重合体は、単環環状共役ジエン系
化合物の(共)重合体の水素添加物、または、単環環状
共役ジエン系化合物と、これと共重合可能な単量体との
共重合体の水素添加物である。
【0034】(IV)の重合体を形成する単量体として用
いられる、単環環状共役ジエン系化合物は、置換基を有
していてもよい単環環状共役ジエンであって、シクロペ
ンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタジエ
ン、シクロオクタジエンなどを挙げることができる。
【0035】上記(IV)の重合体が、単環環状共役ジエ
ン系化合物の(共)重合体の水素添加物である場合に
は、このような単環環状共役ジエン系化合物を単独で重
合した重合体の水素添加物であっても、2種以上組み合
わせて共重合した共重合体の水素添加物であってもよ
い。
【0036】また、上記(IV)の重合体が、単環環状共
役ジエン系化合物と、これと共重合可能な単量体との共
重合体の水素添加物である場合には、このような単環環
状共役ジエン系化合物と、その化合物と共重合可能な単
量体とが、本発明の趣旨を損なわない範囲で組み合わせ
て共重合された共重合体の水素添加物である。
【0037】このような単環環状共役ジエン系化合物と
共重合する単量体としては、共重合可能な単量体をいず
れも用いることができるが、エチレン、プロピレン、ブ
テン、アクリロニトリル、アクリル酸、メタアクリル
酸、無水マレイン酸、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、マレイミド、酢酸ビニル、塩化ビニル等が
例示できる。このような単環環状共役ジエン系化合物と
共重合可能な単量体は、単量体総量に対して0〜95モ
ル%、より好ましくは0〜90モル%となる割合で用い
られるのが望ましい。
【0038】このような、上記(IV)の重合体あるいは
共重合体は、上述した単環環状共役ジエン系化合物を含
む単量体を公知の方法で付加重合し、公知の方法で水素
添加することによって得ることができる。
【0039】具体的には、たとえば、ポリシクロヘキサ
ジエンとそれからなる水素添加物は特開平11−106
571で開示されている方法を用いて入手することがで
きる。
【0040】このような、上記(IV)の重合体あるいは
共重合体中に含まれる、炭化水素環中の二重結合の水素
添加率は、30%以上、好ましくは60%以上、より好
ましくは90%以上であるのが望ましい。
【0041】このような、(I)、(II)、(III)およ
び(IV)の環状炭化水素系重合体は、ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィー(GPC)による重量平均分子
量(Mw)が、ポリスチレン換算で通常5,000〜
1,000,000、好ましくは10,000〜50
0,000、より好ましくは50,000〜300,0
00であるのが望ましい。また、分子量分布Mw/Mn
は、10以下、好ましくは5.0以下、より好ましくは
3.0以下であるのが望ましく、また、ガラス転移温度
は、50〜300℃、好ましくは60〜280℃、より
好ましくは70〜250℃の範囲にあり、結晶化度は、
20%以下、好ましくは10%以下、より好ましくは5
%以下であるのが望ましい。また、密度は、1.5g/
cm3以下、好ましくは1.0g/cm3以下、より好ま
しくは0.95g/cm3以下であるのが望ましい。
【0042】(V)の重合体は、上記(I)、(II)、
(III)および(IV)よりなる群から選ばれる少なくと
も1種の環状炭化水素系重合体を、α,β−不飽和カル
ボン酸、その無水物またはその誘導体でグラフト変性し
て得られる変性物である。
【0043】(V)の重合体は、このような変性前の環
状炭化水素系重合体を、グラフトモノマーを用いてグラ
フト変成したものである。グラフトモノマーとしては、
たとえば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フ
マル酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラコ
ン酸、クロトン酸、ナジック酸などのα,β−不飽和カ
ルボン酸、またはこれらの酸無水物あるいはこれらの誘
導体を用いることができ、誘導体としては、たとえば、
酸ハライド、アミド、イミド、エステルなどが挙げられ
る。このような無水物あるいは誘導体としては、具体的
には、塩化マレニル、マレニルイミド、無水マレイン
酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モノメチル、マレイ
ン酸ジメチルなどが挙げられる。これらの中では、不飽
和ジカルボン酸またはその酸無水物が好ましく、特にマ
レイン酸、ナジック酸またはこれらの酸無水物が好適で
ある。
【0044】(V)の重合体を調製する場合におけるグ
ラフトモノマーのグラフト割合は、(I)〜(IV)から
選ばれる環状炭化水素系重合体1gに対して、0.00
1〜0.04mg当量、好ましくは0.005〜0.0
3mg当量の範囲であるのが望ましい。
【0045】また、グラフトモノマーとして、上記のよ
うなα,β−不飽和カルボン酸などの代わりに、エポキ
シ変性で用いられる変性剤、たとえばグリシジルメタク
リレート(GMA)、アリルグリシジルエーテル、ビニ
ルグリシジルエーテル、グリシジルイタコネートなどの
グリシジル化合物を用いることもできる。
【0046】このようなグラフトモノマーを用いて、
(V)の重合体を製造するには、従来公知の種々の方法
を用いることができる。このような方法としては、たと
えば、上述した(I)〜(IV)から選ばれる環状炭化水
素系重合体を加熱溶融させ、グラフトモノマーを添加し
てグラフト共重合する方法、あるいは、上述した(I)
〜(IV)から選ばれる環状炭化水素系重合体を溶媒に溶
解させ、グラフトモノマーを添加してグラフト共重合す
る方法が挙げられる。
【0047】グラフト共重合反応は、ラジカル開始剤の
存在下で行うと、反応効率がよく好ましい。グラフト共
重合反応に用いるラジカル開始剤としては、有機ペルオ
キシド、有機ペルエステル、その他アゾ化合物が挙げら
れる。これらラジカル開始剤の中でもジクミルペルオキ
シド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘ
キサン、1,4−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロ
ピル)ベンゼンなどのジアルキルペルオキシドが好まし
い。このようなラジカル開始剤は、上述した(I)〜(I
V)から選ばれる環状炭化水素系重合体100重量部に
対して、0.001〜1重量部の割合で用いるのが望ま
しい。
【0048】このようなグラフト共重合反応は、通常6
0〜380℃の温度範囲で行われる。このような(V)
の重合体は、重量平均分子量が、10,000〜50
0,000であり、好ましくは20,000〜300,
000、より好ましくは50,000〜300,000
程度であるのが望ましい。
【0049】[B]充填剤 本発明に係る光拡散板には、上記環状炭化水素系重合体
[A]と共に、有機充填剤または無機充填剤[B]が含
まれている。
【0050】ここで、本発明で用いられる充填剤[B]
として用いることのできる、有機充填剤および無機充填
剤について説明する。有機充填剤 本発明で用いることのできる有機充填剤としては、以下
の(1)〜(17)に記載するような、重合体またはその架橋
物粒子を例示することができる。
【0051】また、有機充填剤として、重合体架橋物粒
子を用いる場合には、重合体架橋物粒子の粒径は、0.
1〜100μm、好ましくは0.5〜50μmであるこ
とが望ましい。
【0052】(1) 1個または2個の不飽和結合を有する
炭化水素から誘導される重合体。 具体的には、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリメチルブテン-1、ポリ4-メチルペンテン-1、ポリブ
テン-1およびポリスチレンなどのポリオレフィンが挙げ
られる。なおこれらのポリオレフィンは架橋構造を有し
ていてもよい。
【0053】(2) ハロゲン含有ビニル重合体。 具体的には、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リフッ化ビニル、ポリクロロプレン、塩素化ゴムなどが
挙げられる。
【0054】(3) α,β-不飽和酸とその誘導体から誘導
される重合体。 具体的には、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、
ポリアクリルアミド、ポリアクリロニトリル、または前
記の重合体を構成するモノマーとの共重合体、たとえば
アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、ア
クリロニトリル・スチレン共重合体、アクリロニトリル
・スチレン・アクリル酸エステル共重合体などが挙げら
れる。
【0055】(4) 不飽和アルコールおよびアミンまたは
そのアシル誘導体またはアセタールから誘導された重合
体。 具体的には、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリスレアリン酸ビニル、ポリ安息香酸ビニル、ポリマ
レイン酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリアリルフ
タレート、ポリアリルメラミン、または前記重合体を構
成するモノマーとの共重合体、たとえばエチレン、酢酸
ビニル共重合体などが挙げられる。
【0056】(5) エポキシドから誘導された重合体。 具体的には、ポリエチレンオキシドまたはビスグリシジ
ルエーテルから誘導された重合体などが挙げられる。
【0057】(6) ポリアセタール。 具体的には、ポリオキシメチレン、ポリオキシエチレ
ン、コモノマーとしてエチレンオキシドを含むようなポ
リオキシメチレンなどが挙げられる。
【0058】(7) ポリフェニレンオキシド。 (8) ポリカーボネート。 (9) ポリスルフォン。
【0059】(10) ポリウレタンおよび尿素樹脂。 (11) ジアミンおよびジカルボン酸および/またはアミ
ノカルボン酸または相応するラクタムから誘導されたポ
リアミドおよびコポリアミド。
【0060】具体的にはナイロン6、ナイロン66、ナ
イロン11、ナイロン12などが挙げられる。 (12) ジカルボン酸およびジアルコールおよび/または
オキシカルボン酸または相応するラクトンから誘導され
たポリエステル。
【0061】具体的には、ポリエステルテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリ1,4-ジメチロー
ル・シクロヘキサンテレフタレートなどが挙げられる。 (13) アルデヒドとフェノール、尿素またはメラミンか
ら誘導された架橋構造を有した重合体。
【0062】具体的には、フェノール・ホルムアルデヒ
ド樹脂、尿素・ホルムアルデヒド樹脂、メラミン・ホル
ムアルデヒド樹脂などが挙げられる。 (14) アルキッド樹脂。
【0063】具体的にはグリセリン・フタル酸樹脂など
が挙げられる。 (15) 飽和および不飽和ジカルボン酸と多価アルコール
とのコポリエステルから誘導され、架橋剤としてビニル
化合物を使用して得られる不飽和ポリエステル樹脂なら
びにハロゲン含有改質樹脂。
【0064】(16) 天然重合体。 具体的には、セルロース、ゴム、蛋白質、あるいはそれ
らの誘導体たとえば酢酸セルロース、プロピオン酸セル
ロース、セルロースエーテルなどが挙げられる。
【0065】(17) 軟質重合体。 軟質重合体としては、以下に述べる(i)〜(iv)の群
から選ばれるゴム状成分が挙げられる。なお、前記環状
炭化水素系重合体[A]とこれらゴム状成分とからなる
光拡散板は、とくに衝撃強度に優れている。これらゴム
状成分には、さらに、有機過酸化物の存在下に架橋反応
を行なってもよく、このように有機過酸化物架橋を行っ
たゴム状成分を用いると、耐衝撃性に優れた光拡散板が
得られるので好ましい。
【0066】(i) α-オレフィン系共重合体 軟質重合体として用いられるα-オレフィン系共重合体
(i)は、少なくとも2種のα-オレフィンからなり、非
晶性ないし低結晶性の共重合体である。具体的な例とし
ては、エチレン・α-オレフィン共重合体およびプロピ
レン・α-オレフィン共重合体がある。
【0067】エチレン・α-オレフィン共重合体を構成
するα-オレフィンは、通常炭素数3〜20のものが用
いられ、具体的には、プロピレン、1-ブテン、4-メチル
-1-ブテン、1-ヘキセン、1-オクテンおよび1-デセンな
ど、あるいはこれらの混合物が挙げられる。この内、特
に炭素数3〜10のα-オレフィンが好ましい。
【0068】エチレン・α-オレフィン共重合体のモル
比(エチレン/α-オレフィン)は、α-オレフィンの種
類によっても異なるが、一般に40/60〜95/5で
ある。また、上記モル比はα-オレフィンがプロピレン
である場合には40/60〜90/10であることが好
ましく、α-オレフィンが炭素数4以上である場合には
50/50〜95/5であることが好ましい。
【0069】プロピレン・α-オレフィン共重合体を構
成するα-オレフィンとしては、通常炭素数4〜20の
ものが用いられ、具体的には、1-ブテン、4-メチル-1-
ブテン、1-ヘキセン、1-オクテンおよび1-デセンなど、
あるいはこれらの混合物が挙げられる。このうち、特に
炭素数4〜10のα-オレフィンが好ましい。
【0070】上記のようなプロピレン・α-オレフィン
共重合体においては、プロピレンとα-オレフィンとの
モル比(プロピレン/α-オレフィン)は、α-オレフィ
ンの種類によっても異なるが、一般に50/50〜95
/5である。 (ii)α-オレフィン・ジエン系共重合体 軟質重合体として使用されるα-オレフィン・ジエン系
共重合体(ii)としては、エチレン・α-オレフィン・
ジエン共重合体ゴム、プロピレン・α-オレフィン・ジ
エン共重合体ゴムがある。
【0071】これらの共重合体ゴムを構成するα-オレ
フィンは、通常、炭素数3〜20(プロピレン・α-オ
レフィンの場合は4〜20)のα-オレフィン、たとえ
ばプロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、4-メチル-1- ペ
ンテン、1-ヘキセン、1-オクテン、1-デセンあるいはこ
れらの混合物などが挙げられる。これらの中では、炭素
原子数3〜10のα-オレフィンが好ましい。
【0072】また、これらの共重合体ゴムを構成するジ
エン成分は、1,4-ヘキサジエン、1,6-オクタジエン、2-
メチル-1,5-ヘキサジエン、6-メチル-1,5-ヘプタジエン
および7-メチル-1,6-オクタジエンのような鎖状非共役
ジエン、シクロヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、
メチルテトラヒドロインデン、5-ビニルノルボルネン、
5-エチリデン-2-ノルボルネン、5-メチレン-2-ノルボル
ネン、5-イソプロピリデン-2-ノルボルネンおよび6-ク
ロロメチル-5-イソプロペニル-2-ノルボルネンのような
環状非共役ジエン、2,3-ジイソプロピリデン-5-ノルボ
ルネン、2-エチリデン-3-イソプロピリデン-5-ノルボル
ネンおよび2-プロペニル-2,2-ノルボルナジエンなどが
挙げられる。
【0073】上記エチレン・α-オレフィン・ジエン共
重合体ゴムでは、エチレンとα-オレフィンとのモル比
(エチレン/α-オレフィン)は、α-オレフィンの種類
によっても相違するが、一般には40/60〜90/1
0である。
【0074】また、これら共重合体ゴム中におけるジエ
ン成分から誘導される繰り返し単位の含有量は、通常は
1〜20モル%、好ましくは2〜15モル%である。 (iii) 芳香族ビニル系炭化水素・共役ジエン系軟質共
重合体 軟質重合体として使用される芳香族ビニル系炭化水素・
共役ジエン系軟質共重合体は、芳香族ビニル系炭化水
素、共役ジエン系のランダム共重合体、ブロック共重合
体またはこれらの水素化物である。具体的にはスチレン
・ブタジエンブロック共重合体ゴム、スチレン・ブタジ
エン・スチレンブロック共重合体ゴム、スチレン・イソ
プレンブロック共重合体ゴム、スチレン・イソプレン・
スチレンブロック共重合体ゴム、水素添加スチレン・ブ
タジエン・スチレンブロック共重合体ゴム、水素添加ス
チレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体ゴム、
スチレン・ブタジエンランダム共重合体ゴム、あるいは
これらのゴムにスチレン、アクリル酸メチル等をグラフ
ト重合したゴムなどが用いられる。
【0075】これらの共重合体ゴムにおいて、水素添加
した共重合体ゴムとは、上記の共重合体ゴム中に残存す
る二重結合の一部または全部を水素化した共重合体ゴム
である。また、芳香族ビニル化合物を原料とするこれら
の共重合体ゴムの屈折率は、環状炭化水素系重合体
[A]の屈折率と近い値であるため、環状炭化水素系重
合体[A]に対するこれらの共重合ゴムの添加量が多く
ても得られる光拡散板の全光線透過率をほとんど低下さ
せない。従って光拡散板の衝撃強度を上げる必要がある
場合には、これらの共重合ゴムを用いるのが好ましい。 (iv)イソブチレンまたはイソブチレン・共役ジエンか
らなる軟質重合体または共重合体 軟質重合体として使用されるイソブチレン系軟質重合体
または共重合体(iv)は、具体的には、ポリイソブチレ
ンゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、イ
ソブチレン・イソプレン共重合体ゴムなどである。
【0076】本発明においては、上記軟質重合体(17)
などの有機充填剤は、そのままで環状炭化水素系重合体
[A]と混練して使用することもできるが、このように
混練することにより、たとえば環状炭化水素系重合体中
に上記軟質重合体などの充填剤が分散している重合体粒
子を調製し、さらにこの重合体粒子を有機過酸化物で処
理することにより環状炭化水素系重合体と軟質重合体な
どの充填剤との間に架橋構造を形成させてもよい。
【0077】ここで使用される有機過酸化物の例として
は、メチルエチルケトンパーオキシド、シクロヘキサノ
ンパーオキシドなどのケトンパーオキシド類、1,1-ビス
(t-ブチルパーオキシ)シクロヘキサン2,2-ビス(t-ブ
チルパーオキシ)オクタンなどのパーオキシケタール
類、t-ブチルヒドロパーオキシド、クメンヒドロパーオ
キシド、2,5-ジメチルヘキサン-2,5-ジヒドロキシパー
オキシド、1,1,3,3-テトラメチルブチルヒドロパーオキ
シドなどのヒドロパーオキシド類、ジ-t-ブチルパーオ
キシド、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)
ヘキサン(商品 名:パーヘキサ25B)、2,5-ジメチ
ル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)ヘキシン-3などのジ
アルキルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、ベン
ゾイルパーオキシドなどのジアシルパーオキシド類、t-
ブチルパーオキシアセテート、t-ブチルパーオキシベン
ゾエート、2,5-ジメチル-2,5- ジ(ベンゾイルパーオキ
シ)ヘキサンなどのパーオキシエステル類などを挙げる
ことができる。
【0078】上記有機過酸化物成分の配合量は、環状炭
化水素系重合体[A]と軟質重合体成分との合計量10
0重量部に対して、通常は0.01〜1重量部、好まし
くは0.05〜0.5重量部である。
【0079】そして、さらに架橋効率を高める目的で有
機過酸化物で処理する際に、ラジカル重合性の官能基を
分子内に2個以上有する化合物をさらに含有させると、
耐衝撃性に優れた光拡散板が得られるので好ましい。
【0080】ラジカル重合性の官能基を分子内に2個以
上有する化合物としては、ジビニルベンゼン、アクリル
酸ビニル、メタアクリル酸ビニルなどを挙げることがで
きる。これらの化合物は環状炭化水素系重合体[A]と
上記軟質重合体(17)との合計量100重量部に対し
て、通常は1重量部以下、好ましくは0.1〜0.5重
量部の量で使用される。
【0081】このような有機充填剤(たとえば、各種
(i)〜(iv)の軟質(共)重合体)は、環状炭化水素
系重合体[A]100重量部に対してその合計量が、通
常0.01〜40重量部、好ましくは0.05〜30重
量部、特に好ましくは0.1〜20重量部の範囲内で使
用することにより、光線透過率、拡散率、強度、剛性、
熱変形温度および硬度などの特性のバランスの良い光拡
散板が得られる。
【0082】無機充填剤 本発明で用いることのできる無機充填剤としては、シリ
カ、シリカアルミナ、ケイ藻土、アルミナ、炭酸カルシ
ウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、軽石粉、軽石バ
ルーン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩
基性炭酸マグネシウム、ドロマイト、硫酸カルシウム、
チタン酸カリウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、亜硫
酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、アスベスト、
ガラスフレーク、ガラスビーズ、ケイ酸カルシウム、モ
ンモリロナイト、ペントナイト、グラファイト、アルミ
ニウム粉、硫化モリブデンなどを挙げることができる。
これらの無機充填剤の中では、炭酸カルシウム、酸化チ
タン、アルミナ、シリカ、シリカアルミナ、タルク、炭
酸バリウムが好ましく用いれる。これらの無機充填剤
は、1種または2種以上組み合わせて用いることができ
る。
【0083】このような無機充填剤は、その平均粒径が
0.5〜50μmであることが好ましく、特に1〜30
μmであることが好ましい。なお、この無機充填剤の平
均粒径が上記範囲内では、その平均粒径が大きくなる
と、得られる光拡散板の全光線透過率低くなり、拡散透
過率が高くなり、ディスプレー、グレージング、目隠し
板、照明器具などの光拡散板として好適に使用できる。
また、この無機充填剤の平均粒径が上記範囲内では、そ
の平均粒径が小さくなると、得られる光拡散板の全光線
透過率が高くなり、拡散透過率が低くなり、大型ディス
プレーのスクリーン等の用途に好適に使用できる。
【0084】このような無機充填剤は、上記の環状炭化
水素系重合体[A]100重量部に対してその合計量が
通常0.1〜30重量部、好ましくは0.3〜10重量
部、特に好ましくは0.5〜5重量部の範囲内で使用す
ることにより、光線透過率、拡散率、強度、剛性、熱変
形温度および硬度などの特性のバランスの良い光拡散板
が得られる。
【0085】また、本発明においては、上記有機充填剤
と無機充填剤とを、これら充填剤の合計量が、上記環状
炭化水素系重合体[A]100重量部に対して、通常
0.1〜50重量部、好ましくは0.3〜30重量部、
さらに好ましくは0.5〜20重量部となるような量で
用いることが望ましい。
【0086】その他の添加物 本発明に係る光拡散板は、上記環状炭化水素系重合体
[A]および有機または無機充填剤[B]からなってい
るが、これらの成分に加えて、発明の目的を損なわない
範囲で、従来公知の耐熱安定性、耐候安定性、帯電防止
剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、防曇剤、滑
剤、染料、顔料、天然油、合成油、ワックスなどが配合
されていてもよい。
【0087】たとえば、任意成分として配合される安定
剤としては、テトラキス[メチレン-3-(3,5-ジ-t-ブチ
ル-4- ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、
β-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピ
オン酸アルキルエステル、2,2'-オキザミドビス[エチ
ル-3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル) プロピ
オネートなどのフェノール系酸化防止剤、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸カルシウム、1,2-ヒドロキシステア
リン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩、グリセリンモノ
ステアレート、グリセリンジステアレート、ペンタエリ
スリトールモノステアレート、ペンタエリスリトールジ
ステアレート、ペンタエリスリトールトリステアレート
などの多価アルコール脂肪酸エステルなどを挙げること
ができる。これらは単独で配合してもよいが、組み合わ
せて配合してもよい。たとえばテトラキス[メチレン-3
-(3.5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート]メタンとステアリン酸亜鉛とグリセリンモノステ
アレートとの組み合わせなどを例示できる。これらの安
定剤は、1種または2種以上組み合わせて用いることが
できる。これらの安定剤は、上記環状炭化水素系重合体
[A]100重量部に対して、通常0.01〜2重量
部、好ましくは0.05〜1重量部となるような量で用
いることが望ましい。
【0088】光拡散板の製造 本発明に係る光拡散板は、上記環状炭化水素系重合体
[A]と上記有機または無機充填剤[B]および必要に
より用いられる安定剤などの他の成分とからなっている
が、このような成分からなる光拡散板を製造するには、
通常、まず環状炭化水素系重合体[A]と上記有機また
は無機充填剤[B]と必要により用いられる安定剤など
の他の成分とを混合する。混合方法としては、それ自体
公知の方法を適用でき、たとえば各成分を一緒にして加
熱下に攪拌・混合すればよい。なお、この混合の際に
は、各成分[A]および[B]の粒子径が透過光の波長
より短くならない程度までの範囲で攪拌・混合すればよ
く、このようにすると光拡散性に優れた光拡散板が得ら
れる。
【0089】次いで、このようにして得られた混合物
(混練物)を、射出成形、押し出し成形、インフレーシ
ョン成形、延伸成形、ブロー成形、熱成形などを行なう
ことにより、所望の光拡散板が得られる。
【0090】また、マット模様を有する光拡散板を製造
するには、たとえば、上記のようにして得られた混合物
(混練物)を、Tダイ等より押出し、次いでマット模様
を有するロールで挟持加圧して、マット模様をその表面
に転写させる方法等を挙げることができる。
【0091】このようにして得られた光拡散板は、照明
器具、照明看板、ディスプレー、グレージング、目隠し
板、スクリーンなどの用途に好適に用いられる。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、広範囲に光透過率を調
節することができ、耐熱性、寸法精度、耐薬品性に優
れ、吸水による光学特性の変化がなく、特に、光学特性
に優れ、虹模様が発生せず、画面のちらつきのない光拡
散板を提供することができる。
【0093】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0094】なお、本発明における各種物性値の測定お
よび評価方法を次に示した。光学特性 ;JIS K-6735に準じ、日本電色工業
(株)製積分球式光線透過率測定装置Σ80型(C光
源)により、全光線透過率と拡散透過率を測定した。
【0095】虹模様;2mm厚の試験片の片面にUV硬
化型アクリル樹脂を塗布硬化しフレネルレンズを形成し
た後、プロジェクションテレビに取付け、画面での虹模
様発生の有無、鮮明性を調べた。
【0096】虹模様が発生せず、画面の映像がちらつか
ないものを(○)、虹模様が発生したり、画面のちらつ
きがあるものを(×)と評価した。
【0097】
【実施例1】(a)環状炭化水素系重合体の調製 MFRが3g/10分(温度:200℃、荷重:5k
g)であるポリスチレン(日本ポリスチ(株)製、G59
0)100gを、5リットルのシクロヘキサンに溶解
し、さらに安定化ニッケル触媒N163A(日本化学工業社
製、40%ニッケル担持シリカ‐アルミナ担体)15g
を添加して混合した。これを脱気処理した後、窒素ガス
で置換し、更に230℃、50kg/cm2の水素圧で
10時間水素添加反応を行った。
【0098】反応終了後、触媒を濾過により除去し、イ
ソプロパノールで重合体を析出させた。このポリマーを
濾過により分離し、減圧乾燥によりポリスチレンの水素
添加物を得た。
【0099】得られた水素添加物の物性は、Tgが14
3℃、密度が0.95g/cm3、水素添加率は99%
以上であった。またX線回折による結晶化度は0%であ
った。 (b)充填剤 充填剤として、低結晶性α−オレフィン共重合体であ
る、エチレン・プロピレンランダム共重合体(エチレン
含量80モル%、極限粘度[η]:2.2dl/g、T
g:−54℃、230℃におけるMFR:0.7g/1
0分、屈折率:1. 475)を用いた。
【0100】光拡散板の製造 上述のようにして調製した、上記(a)の環状炭化水素
系重合体100重量部と、上記(b)の充填剤5重量部
とを、充分混合した後、二軸押出機(池貝鉄工(株)製
PCM-45)によりシリンダ温度250℃で溶融ブレンドし
ペレタイザーにてペレット化した。
【0101】得られたペレットを用いて、下記の条件で
射出成形したところ、光拡散板を良好に作成することが
できた。得られた光拡散板について、光学特性および虹
模様を評価した。結果を表1に示す。この表より、射出
成形品としての光拡散板が、光拡散板用途における光学
特性に優れていることがわかる。 [成形条件] 射出成形機 東芝機械(株)製IS-50PE シリンダ温度 300℃ 金型温度 100℃ 射出圧力 一次/二次=1000/800 kg/cm2 射出速度 中速
【0102】
【実施例2】実施例1において、充填剤(b)として、
エチレン・プロピレンランダム共重合体を用いる代わり
に、ポリメチルメタクリレート(三菱レーヨン社製、ア
クリペットVH)5重量部を用いたことの他は、実施例1
と同様にして、ペレットを調製し、得られたペレットを
用いて実施例1と同じ成形条件により射出成形したとこ
ろ、光拡散板を良好に作成することができた。
【0103】得られた光拡散板について、光学特性およ
び虹模様を評価した。結果を表1に示す。この表より、
射出成形品としての光拡散板が、光拡散板用途における
光学特性に優れていることがわかる。
【0104】
【実施例3】実施例1において、充填剤(b)として、
エチレン・プロピレンランダム共重合体を用いる代わり
に、平均粒子系4μmのタルクを用いたことの他は、実
施例1と同様にして、ペレットを調製し、得られたペレ
ットを用いて実施例1と同じ成形条件により射出成形し
たところ、光拡散板を良好に作成することができた。
【0105】得られた光拡散板について、光学特性およ
び虹模様を評価した。結果を表1に示す。この表より、
射出成形品としての光拡散板が、光拡散板用途における
光学特性に優れていることがわかる。
【0106】
【実施例4】実施例1において、充填剤(b)として、
エチレン・プロピレンランダム共重合体を用いる代わり
に、平均粒子系4μmのシリカを用いたことの他は、実
施例1と同様にして、ペレットを調製し、得られたペレ
ットを用いて実施例1と同じ成形条件により射出成形し
たところ、光拡散板を良好に作成することができた。
【0107】得られた光拡散板について、光学特性およ
び虹模様を評価した。結果を表1に示す。この表より、
射出成形品としての光拡散板が、光拡散板用途における
光学特性に優れていることがわかる。
【0108】
【実施例5】実施例1において、充填剤(b)として、
エチレン・プロピレンランダム共重合体を用いる代わり
に、平均粒子系8μmの炭酸カルシウムを用いたことの
他は、実施例1と同様にして、ペレットを調製し、得ら
れたペレットを用いて実施例1と同じ成形条件により射
出成形したところ、光拡散板を良好に作成することがで
きた。
【0109】得られた光拡散板について、光学特性およ
び虹模様を評価した。結果を表1に示す。この表より、
射出成形品としての光拡散板が、光拡散板用途における
光学特性に優れていることがわかる。
【0110】
【比較例1】実施例1において、充填剤(b)を用いな
かったことの他は実施例1と同様にして光拡散板を作成
した。
【0111】得られた光拡散板について、光学特性およ
び虹模様を評価した。結果を表1に示す。この表より、
充填剤を用いない光拡散板は、拡散透過率が悪く、光拡
散板用途使用できないものであることがわかる。
【0112】
【表1】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 32/04 C08F 32/04 5C058 32/06 32/06 255/00 255/00 257/00 257/00 277/00 277/00 C08K 3/22 C08K 3/22 3/26 3/26 3/34 3/34 3/36 3/36 C08L 23/00 C08L 23/00 23/26 23/26 25/02 25/02 45/00 45/00 51/06 51/06 G03B 21/62 G03B 21/62 H04N 5/74 H04N 5/74 C Fターム(参考) 2H021 BA27 BA28 BA29 2H042 BA02 BA03 BA13 BA20 4J002 AB022 AC002 AD002 BB012 BB171 BB201 BB211 BC011 BC022 BC031 BC041 BC061 BC071 BC081 BC091 BC111 BC131 BD002 BE022 BF002 BG032 BG102 BG132 BK001 BN031 BN201 CB002 CC002 CF002 CG002 CH002 CK002 CL002 CN032 DA026 DA096 DE076 DE116 DE136 DE146 DE186 DE236 DE246 DE266 DG026 DG046 DJ006 DJ016 DJ046 DL006 FA016 FA106 FD012 FD016 FD030 FD070 GL00 GP00 GQ00 4J026 AA11 AA13 AA14 AA16 AA17 AA21 AA25 AA38 AA43 AA45 AA49 AA53 AA57 AA64 AC17 AC22 AC33 BA15 BA25 BA30 BA36 BB01 BB02 CA07 DA11 DA17 DB02 DB05 DB15 GA09 4J100 AA01P AA03Q AA04Q AA15P AA20P AB00P AB02P AB03P AB04P AB07P AB08P AB10P AC03Q AG04Q AJ02Q AJ09Q AL02Q AM02Q AM43Q AR03P AR04P AR05P AR16P AR17P AR18P AS15P BA16H BC43P CA01 CA04 CA31 HA04 HA05 HA61 HC29 HC30 HC34 HC36 HC42 HE14 HE17 JA32 JA43 JA67 5C058 BA05 BA06 BA09 BA35 EA01 EA32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】[A]下記(I)、(II)、(III)、(I
    V)および(V)よりなる群から選ばれる少なくとも1種
    の環状炭化水素系重合体と、[B]有機充填剤または無
    機充填剤とからなることを特徴とする光拡散板; (I)ビニル系単環脂環族炭化水素化合物の(共)重合
    体、または、ビニル系単環脂環族炭化水素化合物と、こ
    れと共重合可能な単量体との共重合体、あるいはこれら
    の水素添加物; (II)ビニル系芳香族炭化水素化合物の(共)重合体の
    水素添加物、または、ビニル系芳香族炭化水素化合物
    と、これと共重合可能な単量体との共重合体の水素添加
    物であって、芳香族炭化水素環の少なくとも30%が水
    素添加されてなる重合体; (III)単環環状モノオレフィン系化合物の(共)重合
    体、または、単環環状モノオレフィン系化合物と、これ
    と共重合可能な単量体との共重合体; (IV)単環環状共役ジエン系化合物の(共)重合体の水
    素添加物、または、単環環状共役ジエン系化合物と、こ
    れと共重合可能な単量体との共重合体の水素添加物; (V)上記(I)、(II)、(III)および(IV)よりな
    る群から選ばれる少なくとも1種の環状炭化水素系重合
    体を、α,β−不飽和カルボン酸、その無水物またはそ
    の誘導体でグラフト変性して得られる変性物。
  2. 【請求項2】無機充填剤が、平均粒径0.5〜50μm
    の炭酸カルシウム、酸化チタン、アルミナ、シリカ、シ
    リカアルミナ、タルク、炭酸バリウムである請求項1に
    記載の光拡散板。
  3. 【請求項3】有機充填剤が、重合体またはその架橋物粒
    子である請求項1に記載の光拡散板。
  4. 【請求項4】上記環状炭化水素系重合体[A]と、 有機充填剤または無機充填剤[B]とからなる樹脂成形
    体の表面をマット加工してなる光拡散板。
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