JP2001201526A - アンテナ測定装置およびアンテナ測定方法 - Google Patents

アンテナ測定装置およびアンテナ測定方法

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JP2001201526A JP2000009888A JP2000009888A JP2001201526A JP 2001201526 A JP2001201526 A JP 2001201526A JP 2000009888 A JP2000009888 A JP 2000009888A JP 2000009888 A JP2000009888 A JP 2000009888A JP 2001201526 A JP2001201526 A JP 2001201526A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移相器の振幅・位相誤差と全素子アンテナ動
作状態における合成電界の振幅・位相誤差を考慮し、各
アンテナ素子の励振振幅・位相を精度よく測定できるア
ンテナ測定装置および測定方法を得る。 【解決手段】 素子アンテナ41〜4N、これらに各々
接続された移相器31〜3Nを含むアレーアンテナ5
と、このアンテナに対向して設置された対向アンテナ6
と、アレーアンテナおよび対向アンテナの一方から他方
へ信号を放射し、放射した信号を受信する送信機7およ
び受信機8と、受信出力に基づき移相器を制御する制御
装置1と、各移相器の位相設定変化時の受信出力からア
レーアンテナの合成電界の振幅・位相変化を測定する演
算回路9と、その測定結果から各移相器の振幅・位相誤
差とアレーアンテナの合成電界の振幅・位相誤差を推定
し、各素子アンテナについて放射電界の相対振幅・位相
を求める演算回路10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アンテナ測定装
置およびアンテナ測定方法に関し、特に、複数個の素子
アンテナから成り、各素子アンテナに可変移相器を接続
し、これら移相器の位相を制御して電子的にビーム走
査、あるいはパターン成形を行なうアレーアンテナ、即
ちフェーズドアレーアンテナ(以下、フェーズドアレー
と略す。)において全素子アンテナの動作状態における
各素子アンテナの励振振幅および位相を精度良く測定で
きるアンテナ測定装置およびアンテナ測定方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば、特公平1−3011
2号公報に示された従来のアンテナ測定装置を示す概略
構成図である。図において、21は送信機、22は電力
分配器、81、82、83、…8Nは移相器、91、9
2、93、…9Nは素子アンテナ、25は電力分配器2
2、移相器81、82、83、…8N、素子アンテナ9
1、92、93、…9Nによって構成されるフェーズド
アレー、26はプローブアンテナ、27は受信機、28
は計算機である。
【0003】図12は、図11における素子アンテナの
電界ベクトルと合成電界ベクトルの関係を示したもの
で、図において、E0j φ 0は初期状態の合成電界ベク
トルを表し、E1j φ 1〜Enj φ nは第1番目〜第n番
目の素子アンテナの電界ベクトルをそれぞれ表してい
る。
【0004】次に、動作について説明する。各移相器8
1、82、…8Nはある基準の励振位相状態、例えば全
ての移相器が位相0°に設定されているものとする。ま
た、プローブアンテナ26はある位置にあるものとす
る。送信機21からの送信信号は電力分配器22により
適当な分配比で分配され、移相器81、82、…8Nで
所定の位相変化を受け、素子アンテナ91、92、9
3、…9Nから空間に放射される。このとき、各素子ア
ンテナ91、92、…9Nからの放射電界の合成された
ものがプローブアンテナ26によって受信され、その受
信信号は受信機27に入り、その出力信号が計算機28
に入力され、計算、処理される。
【0005】ここで、着目する素子アンテナ、例えば素
子アンテナ91について、これに接続されている移相器
81の設定位相を0°から変化させていく。この結果、
プローブアンテナ26で受信される合成電界は、この素
子アンテナ91の放射電界の位相変化量Δに従って変化
する。この合成電界の振幅の変化を受信機27によって
測定し、計算機28によって振幅の最大値と最小値との
比および振幅を最大にする位相変化量Δ=Δ0を求め、
各素子アンテナの振幅・位相を算出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のアンテナ測定装置は、全素子アンテナの動作状
態において各素子アンテナの移相器の位相を変化させて
各素子の励振振幅・位相を測定していたが、移相器の位
相変化の際に生じる移相器の振幅誤差および位相誤差が
考慮されていないという問題点があった。また、全素子
アンテナの動作状態における合成電界の振幅誤差および
位相誤差が考慮されていないという問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、移相器の位相変化の際に生じ
る移相器の振幅誤差および位相誤差と全素子アンテナ動
作状態における合成電界の振幅誤差および位相誤差を考
慮し、より精度良く各アンテナ素子の励振振幅および位
相を測定することができるアンテナ測定装置およびアン
テナ測定方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るア
ンテナ測定装置は、複数個の素子アンテナおよび該素子
アンテナにそれぞれ接続された移相器を含むアレーアン
テナと、該アレーアンテナに対向して設置された測定ア
ンテナと、上記アレーアンテナおよび上記測定アンテナ
の一方から他方へ信号を放射し、該放射した信号を受信
する送受信手段と、 該送受信手段の受信出力に基づい
て上記移相器を制御する位相制御手段と、上記各移相器
の位相設定を変化したときの上記送受信手段の受信出力
に基づいて上記アレーアンテナの合成電界の振幅変化お
よび位相変化を測定する第1の演算手段と、該第1の演
算手段の測定結果に基づいて上記各移相器の振幅誤差お
よび位相誤差を推定し、且つ上記アレーアンテナの合成
電界の振幅誤差および位相誤差を推定し、上記素子アン
テナのそれぞれについて放射電界の相対振幅および相対
位相を求める第2の演算手段とを備えたものである。
【0009】請求項2の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1の発明において、上記移相器の位相回転に
応じた振幅誤差および位相誤差と、素子アンテナの放射
電界の相対振幅および相対位相から、該移相器の位相設
定値を決定するものである。
【0010】請求項3の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1または2の発明において、上記移相器の位
相の初期状態として、差パターン励振状態を用いるもの
である。
【0011】請求項4の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1〜3のいずれかの発明において、上記アレ
ーアンテナの遠方に上記測定アンテナを設け、該アレー
アンテナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上
記アレーアンテナの遠方界分布を測定するものである。
【0012】請求項5の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1〜3のいずれかの発明において、上記アレ
ーアンテナの有限距離に上記測定アンテナを設け、該ア
レーアンテナおよび測定アンテナの相対位置を変化し
て、上記アレーアンテナの有限距離における分布をデフ
ォーカス法により測定するものである。
【0013】請求項6の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1〜3のいずれかの発明において、上記アレ
ーアンテナの近傍に上記測定アンテナを同一方向に向け
て設け、該アレーアンテナおよび測定アンテナの相互結
合を測定するものである。
【0014】請求項7の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1〜3のいずれかの発明において、上記アレ
ーアンテナの近傍に上記測定アンテナを設け、該アレー
アンテナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上
記アレーアンテナの近傍界分布を測定するものである。
【0015】請求項8の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1、2、3または7の発明において、上記測
定アンテナに接続された複数個の第2の移相器と、該移
相器の出力を合成する合成回路とを備え、上記アレーア
ンテナおよび上記測定アンテナの相対位置を変化させ、
上記第2の移相器の設定位相を変化させて、上記測定ア
ンテナの位置における上記アレーアンテナの近傍界分布
を測定するものである。
【0016】請求項9の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項8の発明において、上記測定アンテナ、上記
第2の移相器および上記合成回路の組合せを1次元また
は2次元に複数組配置したものである。
【0017】請求項10の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1〜3のいずれかの発明において、上記測定
アンテナの代わりに凹凸の形状を有する反射板を設け、
上記送受信手段は上記反射板からの反射波を測定し、上
記移相器の振幅誤差および位相誤差、さらに合成電界測
定誤差を考慮した合成電界の変化を測定するものであ
る。
【0018】請求項11の発明に係るアンテナ測定方法
は、複数個の素子アンテナおよび該素子アンテナにそれ
ぞれ接続された移相器を含むアレーアンテナに対向して
測定アンテナを設け、上記各移相器の位相設定を変化し
て上記アレーアンテナの合成電界の振幅変化および位相
変化を測定し、該測定結果に基づいて上記各移相器の振
幅誤差および位相誤差を推定し、上記アレーアンテナの
合成電界の振幅誤差および位相誤差を推定し、上記素子
アンテナのそれぞれについて放射電界の相対振幅および
相対位相を求めるものである。
【0019】請求項12の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項11の発明において、上記移相器の位相回転
に応じた振幅誤差および位相誤差と、素子アンテナの放
射電界の相対振幅および相対位相から上記移相器におい
て設定した誤差量を求め、該誤差量を補正して該移相器
の位相設定を行うものである。
【0020】請求項13の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項11または12の発明において、上記移相器
の位相の初期状態として、差パターン励振状態を用いる
ものである。
【0021】請求項14の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項11〜13のいずれかの発明において、上記
アレーアンテナの遠方に上記測定アンテナを設け、該ア
レーアンテナおよび測定アンテナの相対位置を変化し
て、上記アレーアンテナの遠方界分布を測定するもので
ある。
【0022】請求項15の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項11〜13のいずれかの発明において、上記
アレーアンテナの有限距離に上記測定アンテナを設け、
該アレーアンテナおよび測定アンテナの相対位置を変化
して、上記アレーアンテナの有限距離における分布をデ
フォーカス法により測定するものである。
【0023】請求項16の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項11〜13のいずれかの発明において、上記
アレーアンテナの近傍に上記測定アンテナを同一方向に
向けて設け、該アレーアンテナおよび測定アンテナの相
互結合を測定するものである。
【0024】請求項17の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項11〜13のいずれかの発明において、上記
アレーアンテナの近傍に上記測定アンテナを設け、該ア
レーアンテナおよび測定アンテナの相対位置を変化し
て、上記アレーアンテナの近傍界分布を測定するもので
ある。
【0025】請求項18の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項11、12、13または17の発明におい
て、上記測定アンテナに対して複数個の第2の移相器を
設け、上記アレーアンテナおよび上記測定アンテナの相
対位置を変化させ、上記第2の移相器の設定位相を変化
させてその出力を合成し、該合成出力に基づいて上記測
定アンテナの位置における上記アレーアンテナの近傍界
分布を測定するものである。
【0026】請求項19の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項11〜13のいずれかの発明において、上記
測定アンテナの代わりに凹凸の形状を有する反射板を設
け、該反射板からの反射波を測定し、上記移相器の振幅
誤差および位相誤差、さらに合成電界測定誤差を考慮し
た合成電界の変化を測定するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態
を、図を参照して説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
アンテナ測定装置を示す概略構成図である。図におい
て、1は後述の各移相器の位相を制御する位相制御手段
としての移相器制御装置、2は電力分配器、31、3
2、33、…3Nは移相器、41、42、43、…4N
は移相器31、32、33、…3Nにそれぞれ接続され
た素子アンテナ、5は電力分配器2、移相器31、3
2、33、…3N、および素子アンテナ41、42、4
3、…4Nによって構成されるフェーズドアレー、6は
素子アンテナ41、42、43、…4Nに対向して設け
られた測定アンテナとしての対向アンテナ、7は対向ア
ンテナ6に接続された送信機、8は電力分配器2に接続
された受信機である。
【0028】また、9は受信機8に接続され、各素子ア
ンテナ41、42、43、…4Nの励振振幅および位相
を計算する第1の演算手段としての演算回路、10は演
算回路9に接続され、位相変化の際に生じる各移相器3
1、32、…3Nの振幅誤差および位相誤差と全素子ア
ンテナ動作状態における合成電界の測定誤差を計算する
第2の演算手段としての演算回路、11は演算回路9お
よび10を含む計算機である。なお、送信機7と受信機
8は送受信手段を構成する。
【0029】また、図2は、図1における移相器31、
32、…3Nの位相変化の際に生じる振幅誤差および位
相誤差を示す合成電界ベクトル図である。図において、
0j φ 0は初期状態の合成電界ベクトルを表し、En
j φ nは第n番目の素子アンテナの電界ベクトルを表し、
Eドット(ドットは複素数を表し、以下ドットの付され
ている符号は同様の意味を表す)は全体の合成電界ベク
トルを表し、A(Δ 1)〜A(Δm)は振幅誤差を表し、
Φ(Δ1)〜Φ(Δm)は位相誤差を表している。
【0030】次に、動作について説明する。ここで、各
移相器31、32、…3Nはある基準の励振位相状態
(以下、初期状態と略す。)、例えば全ての移相器が位
相0°に設定されているものとする。また、対向アンテ
ナ6は素子アンテナ41、42、43、…4Nに対向し
たある位置にあるものとする。いま、送信機7から対向
アンテナ6を介して放射された電波が各素子アンテナ4
1、42、…4Nにより受信されると、その受信電界が
移相器31、32、…3Nを介して電力分配器2により
合成され、その受信信号は受信機8に入り、その出力信
号が計算機11に入力され、内部の演算回路9および1
0で計算、処理される。
【0031】まず、着目する素子アンテナ、例えば素子
アンテナ41について、これに接続されている移相器3
1の設定位相を移相器制御装置1により0°から変化さ
せていく。この結果、電力分配器2で合成される合成電
界は、この素子アンテナ41の放射電界の位相変化量Δ
に従って変化する。この合成電界の振幅Aの変化を受信
機8によって測定し、計算機11の演算回路9によって
振幅Aの最大値と最小値との比および振幅Aを最大にす
る位相変化量Δ=Δ0を求め、各素子アンテナ41、4
2、…4Nの振幅および位相を算出する。ここで、注目
すべき点は、本実施の形態では、受信する合成電界の振
幅および位相の両方を測定する点である。
【0032】さらに、各素子アンテナ41、42、…4
Nに接続されている移相器31、32、…3Nの振幅誤
差および位相誤差を考える。第n番目の素子アンテナに
接続されている移相器の位相をΔmだけ変化させたと
き、移相器の誤差A′mドット(振幅誤差および位相誤
差を含む)を考慮した第n番目の素子アンテナの励振電
界推定値Cnドット(Δm)は次式のようになる。
【0033】
【数1】
【0034】上記式(1)において、・(ドット)は複
素数、mは変数、Mは位相変化の個数(nの分割数)で
ある。このときの移相器の誤差の2乗和の平均値σ2
は次式のようになる。
【0035】
【数2】
【0036】また、合成電界の測定誤差誤差の2乗和の
平均値σ2は次式のようになる。
【0037】
【数3】
【0038】ただし、
【0039】
【数4】
【0040】である、ここで、・(ドット)は複素
数、’は推定値、Em,iドットは第n番目の素子アンテ
ナに接続されている移相器の位相Δmで位相回転回数i
回目の合成電界測定値を表す。また、第n番目の素子ア
ンテナを励振しない場合の合成電界推定値E´n,off
ットは次式のようになる。
【0041】
【数5】
【0042】なお、移相器の誤差A´mドットの平均値
【0043】
【数6】
【0044】としている。以上、上記式(1)、式
(2)、式(3)、式(4)より、移相器の位相回転回
数i回目の合成電界測定値En,m,iドットを測定するこ
とにより、第n番目の素子アンテナを励振しない場合の
合成電界推定値E´n,offドット、第n番目の素子アン
テナの励振電界推定値C´nドット、第n番目の素子ア
ンテナに接続されている移相器の誤差A´mドットを求
めることができる。なお、移相器の誤差A´mドットは
上記式(1)より逆算して求めればよい。
【0045】このように、本実施の形態では、合成電界
の振幅および位相を測定し、素子アンテナに接続されて
いる移相器の振幅誤差および位相誤差と合成電界の振幅
誤差および位相誤差を考慮しているので、計算機での演
算処理により素子アンテナに接続されている移相器の振
幅誤差および位相誤差と合成電界の振幅誤差および位相
誤差を考慮した各素子アンテナ41、42、…4Nの励
振振幅および位相(放射電界の相対振幅および相対位
相)を推定することができ、測定精度を向上できる。
【0046】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2によるアンテナ測定装置を示す概略構成図であ
る。なお、図3において、図1と同一符号は同一または
相当部分を示す。図において、12は測定アンテナとし
てのプローブアンテナである。それ以外のアンテナ測定
装置の構成要素は送受可逆であるため上記実施の形態1
と同様である。つまり、本実施の形態では、送信機7は
電力分配器2に接続され、プローブアンテナ12が受信
機8を介して計算機11に接続される。
【0047】次に、動作について説明する。ここで、各
移相器31、32、…3Nは初期状態、例えば全ての移
相器が位相0°に設定されているものとする。また、プ
ローブアンテナ12は素子アンテナ41、42、43、
…4Nに対向したある位置にあるものとする。いま、送
信機7から送信信号が電力分配器2により移相器31、
32、…3Nに対して分配され、素子アンテナ41、4
2、…4Nにより空間に放射され、その放射電界の合成
されたものがプローブアンテナ12に受信されると、そ
の受信信号は受信機8に入り、その出力信号が計算機1
1に入力され、内部の演算回路9および10で計算、処
理される。
【0048】そして、上記実施の形態1と同様に、合成
電界の振幅と位相を測定し、計算機11での演算処理に
より素子アンテナ41、42、…4Nに接続されている
移相器31、32、…3Nの振幅誤差および位相誤差と
合成電界の振幅誤差および位相誤差を考慮した各素子ア
ンテナ41、42、…4Nの励振振幅および位相を推定
する。
【0049】さらに、本実施の形態では、上記実施の形
態1の移相器31、32、…3Nの位相回転に応じた振
幅誤差および位相誤差と得られた素子アンテナ41、4
2、…4Nの励振振幅および位相誤差が分ることによ
り、各素子アンテナに接続されている移相器おいて設定
した位相の誤差量が分るので、その誤差量を補正するこ
とにより移相器31、32、…3Nに対する正確な位相
設定値を行うことができる。これによって、所望の放射
パターン(放射電界分布)を実現することができる。
【0050】このように、本実施の形態でも、上記実施
の形態1と同様に、素子アンテナに接続されている移相
器の振幅誤差および位相誤差と合成電界の振幅誤差およ
び位相誤差を考慮した各素子アンテナ41、42、…4
Nの励振振幅および位相を推定することができ、測定精
度を向上できると共に、さらに、本実施の形態では用途
に応じた所望の放射パターンを実現することができる。
【0051】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3による合成電界ベクトルを示す図である。アンテ
ナ測定装置の構成要素は上記実施の形態1および2と同
様のものを用いてよい。上記実施の形態1および2と異
なる点は、本実施の形態では、初期状態において合成電
界ベクトルの和が0となるいわゆる差パターン励振状態
を用いることである。この差パターン励振状態を用いる
ことにより、各素子アンテナの合成電界ベクトルの和は
0となる。
【0052】従って、図3において、例えば第n番目の
素子アンテナ41について、これに接続されている移相
器31の設定位相を0°から変化させた際、プローブア
ンテナ12で受信される合成電界は、この素子アンテナ
41の放射電界の位相変化量Δmに従って変化するが、
この合成電界の振幅Aの変化を受信機8によって測定
し、計算機11によって振幅Aの最大値と最小値との比
を求めると、この場合の最小値は限りなく0に近い値と
なるので、その比は実質的に無限大となる。このことを
利用して、合成電界の振幅と位相を測定し、計算機11
での演算処理により素子アンテナに接続されている移相
器の振幅誤差および位相誤差と合成電界の振幅誤差およ
び位相誤差を考慮した各素子アンテナ41、42、…4
Nの励振振幅および位相を推定することができる。かく
して、本実施の形態でも、上記実施の形態1および2と
同様の効果が得られる。
【0053】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4によるアンテナ測定装置の概略構成図である。な
お、図5において、図1および図3と同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。図において、アンテナ測定装置の
構成要素は上記実施の形態1および2と同様である。ま
た、その動作についても上記実施の形態1および2と実
質的に同様である。本実施の形態では、フェーズドアレ
ー5の遠方(R1>2D2/λ:R1はフェーズドアレ
ー5とプローブアンテナ12の間の距離、Dはアンテナ
開口径、λは波長)に対向するプローブアンテナ12を
設け、フェーズドアレー5およびプローブアンテナ12
の相対位置を変化して、フェーズドアレー5の遠方界分
布を測定する。
【0054】これにより、素子アンテナ41、42、…
4Nのそれぞれについてアレー素子パターンを求めるこ
とができる。また、素子アンテナ41、42、…4Nの
それぞれについて移相器31、32、…3Nの振幅誤差
および位相誤差、さらにフェーズドアレー5の合成電界
振幅誤差および合成電界位相誤差を考慮したフェーズド
アレーの基準となる合成電界の変化を測定することがで
きる。つまり、素子アンテナに接続されている移相器の
振幅誤差および位相誤差と合成電界の振幅誤差および位
相誤差を考慮した各素子アンテナ41、42、…4Nの
励振振幅および位相を推定することができる。
【0055】このように、本実施の形態では、フェーズ
ドアレーに対向してプローブアンテナを遠方に設け、フ
ェーズドアレーの遠方界分布を測定することで、上記実
施の形態1および2と同様の効果を得ることができる。
【0056】実施の形態5.図6は、この発明の実施の
形態5によるアンテナ測定装置の概略構成図である。図
6において、図1および図3と同一符号は同一または相
当部分を示す。図において、アンテナ測定装置の構成要
素は上記実施の形態1および2と同様である。また、そ
の動作についても上記実施の形態1および2と実質的に
同様である。本実施の形態では、プローブアンテナ12
を遠方より近い有限距離(R2<2D2/λ:Dはアン
テナ開口径、λは波長)にフェーズドアレー5に対向す
るように設け、フェーズドアレー5およびプローブアン
テナ12の相対位置を変化して、フェーズドアレー5の
有限距離における電界分布をデフォーカス法により測定
する。
【0057】これにより、素子アンテナ41、42、…
4Nのそれぞれについてアレー素子パターンを求めるこ
とができる。また、素子アンテナ41、42、…4Nの
それぞれについて移相器31、32、…3Nの振幅誤差
および位相誤差、さらにフェーズドアレー5の合成電界
振幅誤差および合成電界位相誤差を考慮した有限距離に
おけるフェーズドアレー5の基準となる合成電界の変化
を測定することができる。つまり、素子アンテナに接続
されている移相器の振幅誤差および位相誤差と合成電界
の振幅誤差および位相誤差を考慮した各素子アンテナ4
1、42、…4Nの励振振幅および位相を推定すること
ができる。
【0058】このように、本実施の形態では、フェーズ
ドアレーに対向してプローブアンテナを有限距離に設
け、フェーズドアレーの有限距離における電界分布をデ
フォーカス法により測定することで、上記実施の形態1
および2と同様の効果を得ることができる。
【0059】実施の形態6.図7は、この発明の実施の
形態6によるアンテナ測定装置の概略構成図である。図
7において、図1および図3と同一符号は同一または相
当部分を示す。図において、アンテナ測定装置の構成要
素は上記実施の形態1および2と同様である。また、そ
の動作についても上記実施の形態1および2と同様であ
る。上記実施の形態1および2と異なる点は、本実施の
形態では、プローブアンテナ12をフェーズドアレー5
に対して同一方向に向けたことである。
【0060】フェーズドアレー5に対してその近傍に同
一方向に向けたプローブアンテナ12を設け、フェーズ
ドアレー5とプローブアンテナ12との相互結合を測定
する。これにより、素子アンテナ41、42、…4Nの
それぞれについて移相器31、32、…3Nの振幅誤差
および位相誤差、さらにフェーズドアレー5の合成電界
振幅誤差および合成電界位相誤差を考慮したフェーズド
アレー5の基準となる合成電界の変化を測定することが
できる。つまり、素子アンテナに接続されている移相器
の振幅誤差および位相誤差と合成電界の振幅誤差および
位相誤差を考慮した各素子アンテナ41、42、…4N
の励振振幅および位相を推定することができる。
【0061】このように、本実施の形態では、フェーズ
ドアレーに対してその近傍に同一方向に向けたプローブ
アンテナを設け、フェーズドアレーとプローブアンテナ
との相互結合を測定することで、上記実施の形態1およ
び2と同様の効果を得ることができる。
【0062】実施の形態7.図8は、この発明の実施の
形態7によるアンテナ測定装置の概略構成図である。図
8において、図1および図3と同一符号は同一または相
当部分を示す。図において、アンテナ測定装置の構成要
素は上記実施の形態1および2と同様である。また、そ
の動作についても上記実施の形態1および2と同様であ
る。本実施の形態では、プローブアンテナ12を上述の
有限距離R2より短いごく近傍にフェーズドアレー5に
対向するように設け、フェーズドアレー5およびプロー
ブアンテナ12の相対位置を変化して、フェーズドアレ
ー5の近傍界分布を測定する。
【0063】これにより、素子アンテナ41、42、…
4Nのそれぞれについてアレー素子パターンを求めるこ
とができる。また、素子アンテナ41、42、…4Nの
それぞれについて移相器31、32、…3Nの振幅誤差
および位相誤差、さらにフェーズドアレー5の合成電界
振幅誤差および合成電界位相誤差を考慮したフェーズド
アレー5の基準となる合成電界の変化を測定することが
できる。つまり、素子アンテナに接続されている移相器
の振幅誤差および位相誤差と合成電界の振幅誤差および
位相誤差を考慮した各素子アンテナ41、42、…4N
の励振振幅および位相を推定することができる。
【0064】このように、本実施の形態では、フェーズ
ドアレーに対向してプローブアンテナを有限距離より短
いごく近傍に設け、フェーズドアレーおよびプローブア
ンテナの相対位置を変化して、フェーズドアレーの近傍
界分布を測定することで、上記実施の形態1および2と
同様の効果を得ることができる。
【0065】実施の形態8.図9は、この発明の実施の
形態8によるアンテナ測定装置の概略構成図である。図
において、60は測定アンテナとしてのプローブアンテ
ナ、61、62、63、…6Mはプローブアンテナ60
に含まれる複数個のプローブ素子アンテナ、71、7
2、73、…7Mはそれぞれプローブ素子アンテナ6
1、62、63、…6Mに接続された第2の移相器、1
3は移相器71、72、73、…7Mの各出力を合成す
る合成回路、14は合成回路13の出力が供給される受
信機である。この受信機14には、図示せずも、上述の
計算機11と同様の計算機が接続されている。ここで、
本実施の形態では、プローブ素子アンテナ61、62、
63、…6Mの配列軸を水平軸として例えば図8のフェ
ーズドアレー5の開口前面に配置して、近傍界測定に用
いるものとする。
【0066】次に、動作について説明する。フェーズド
アレー5(図8)およびプローブ素子アンテナ61、6
2、63、…6Mの相対位置を変化させ、プローブ素子
アンテナ61、62、63、…6Mに接続された移相器
71、72、73、…7Mの設定位相を変化させて、そ
の各出力を合成回路13で合成してその出力信号を受信
機14で受信し、図示しない計算機で上述同様の演算処
理を行う。
【0067】これにより、フェーズドアレーの各素子ア
ンテナ41、42、…4Nのそれぞれについてアレー素
子パターンを求めることができる。また、素子アンテナ
41、42、…4Nのそれぞれについて移相器31、3
2、…3Nの振幅誤差および位相誤差、さらにフェーズ
ドアレーの合成電界振幅誤差および合成位相誤差を考慮
したフェーズドアレーの基準となる合成電界の変化を測
定することができる。つまり、フェーズドアレーの素子
アンテナ41、42、…4Nに接続されている移相器3
1、32、…3Nの振幅誤差および位相誤差と合成電界
の振幅誤差および位相誤差を考慮した各素子アンテナの
励振振幅および位相を推定することができる。
【0068】このように、本実施の形態では、複数個の
プローブ素子アンテナの配列軸を水平軸としてフェーズ
ドアレーの開口前面に配置して、近傍界測定に用いるこ
とで、上記実施の形態1および2と同様の効果を得るこ
とができる。また、上記はプローブアンテナ60、移相
器71、72、73、…7Mおよび合成回路13の1組
を配置した場合であるが、これらを1次元に、つまり直
線的に複数組、或いは2次元に、つまり平面的に複数組
配置してもよく、同様の効果を奏する。
【0069】実施の形態9.図10は、この発明の実施
の形態9によるアンテナ測定装置の概略構成図である。
図10において、図1および図3と同一符号は同一また
は相当部分を示す。図において、5Aはフェーズドアレ
ー、15は送受信手段としての送受信機、17はフェー
ズドアレー5Aに対向して設置された反射板、18はフ
ェーズドアレー5Aから放射された送信波、19は反射
板17により反射された反射波、81、82、…8nは
各素子アンテナ41、42、…4Nを含むサブアレーで
ある。なお、フェーズドアレー5Aは電力分配器2、移
相器31、32、33、…3N、およびサブアレー8
1、82、…8nによって構成される。
【0070】次に、動作について説明する。送受信機1
5から移相器31、32、33、…3Nを介してフェー
ズドアレー5Aより放射された送信波18は、平面波と
して空間に放射される。そして、反射板17により反射
され、反射波19として送受信機15で受信される。こ
こで、サブアレー81、82、…8nに接続された移相
器31、32、…3Nに誤差がある場合、フェーズドア
レー5Aより放射される送信波18は移相器31、3
2、…3Nにより生じる位相誤差を含んだ放射波として
放射される。そこで、反射板17の形状に凹凸を加える
ことにより、送受信機15で受信される反射波19の振
幅Aを最大にする凹凸変化量を計算機11で求め、移相
器31、32、…3Nにより生じる位相誤差を修正する
ことができる。つまり、移相器31、32、…3Nによ
り生じる誤差を推定し、修正することができる。
【0071】従って、実施の形態1および2と同様の方
法により、反射板17からの反射波19を測定すること
により、移相器31、32、…3Nの振幅誤差および位
相誤差、さらに合成電界測定誤差を考慮した合成電界の
変化を測定することができる。つまり、素子アンテナに
接続されている移相器の振幅誤差および位相誤差と合成
電界の振幅誤差および位相誤差を考慮した各素子アンテ
ナ41、42、…4Nの励振振幅および位相を推定する
ことができる。
【0072】このように、本実施の形態では、フェーズ
ドアレーに対向して設置された反射板からの反射波を測
定することで、上記実施の形態1および2と同様の効果
を得ることができる。
【0073】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数個の素子
アンテナおよび該素子アンテナにそれぞれ接続された移
相器を含むアレーアンテナと、該アレーアンテナに対向
して設置された測定アンテナと、上記アレーアンテナお
よび上記測定アンテナの一方から他方へ信号を放射し、
該放射した信号を受信する送受信手段と、該送受信手段
の受信出力に基づいて上記移相器および移相手段を制御
する位相制御手段と、上記各移相器の位相設定を変化し
たときの上記送受信手段の受信出力に基づいて上記アレ
ーアンテナの合成電界の振幅変化および位相変化を測定
する第1の演算手段と、該第1の演算手段の測定結果に
基づいて上記各移相器の振幅誤差および位相誤差を推定
し、且つ上記アレーアンテナの合成電界の振幅誤差およ
び位相誤差を推定し、上記素子アンテナのそれぞれにつ
いて放射電界の相対振幅および相対位相を求める第2の
演算手段とを備えたので、移相器の位相変化の際に生じ
る移相器の振幅誤差および位相誤差と全素子アンテナ動
作状態における合成電界の振幅誤差および位相誤差を考
慮し、より精度良く各アンテナ素子の励振振幅および位
相を測定することができ、測定精度を向上できるという
効果がある。
【0074】請求項2の発明によれば、上記移相器の位
相回転に応じた振幅誤差および位相誤差と、素子アンテ
ナの放射電界の相対振幅および相対位相から、該移相器
の位相設定値を決定するので、用途に応じた所望の放射
パターンを容易に且つより正確に実現することができる
という効果がある。
【0075】請求項3の発明によれば、上記移相器の位
相の初期状態として、差パターン励振状態を用いるの
で、確実に測定精度を向上できるという効果がある。
【0076】請求項4の発明によれば、上記アレーアン
テナの遠方に上記測定アンテナを設け、該アレーアンテ
ナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上記アレ
ーアンテナの遠方界分布を測定するので、確実に測定精
度を向上できるという効果がある。
【0077】請求項5の発明によれば、上記アレーアン
テナの有限距離に上記測定アンテナを設け、該アレーア
ンテナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上記
アレーアンテナの有限距離における分布をデフォーカス
法により測定するので、確実に測定精度を向上できると
いう効果がある。
【0078】請求項6の発明によれば、上記アレーアン
テナの近傍に上記測定アンテナを同一方向に向けて設
け、該アレーアンテナおよび測定アンテナの相互結合を
測定するので、確実に測定精度を向上できるという効果
がある。
【0079】請求項7の発明によれば、上記アレーアン
テナの近傍に上記測定アンテナを設け、該アレーアンテ
ナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上記アレ
ーアンテナの近傍界分布を測定するので、確実に測定精
度を向上できるという効果がある。
【0080】請求項8の発明によれば、上記測定アンテ
ナに接続された複数個の第2の移相器と、該移相器の出
力を合成する合成回路とを備え、上記アレーアンテナお
よび上記測定アンテナの相対位置を変化させ、上記第2
の移相器の設定位相を変化させて、上記測定アンテナの
位置における上記アレーアンテナの近傍界分布を測定す
るもで、確実に測定精度を向上できるという効果があ
る。
【0081】請求項9の発明によれば、上記測定アンテ
ナ、上記第2の移相器および上記合成回路の組合せを1
次元または2次元に複数組配置したので、より確実に測
定精度を向上できるという効果がある。
【0082】請求項10の発明によれば、上記測定アン
テナの代わりに凹凸の形状を有する反射板を設け、上記
送受信手段は上記反射板からの反射波を測定し、上記移
相器の振幅誤差および位相誤差、さらに合成電界測定誤
差を考慮した合成電界の変化を測定するので、構成の簡
略化とともに測定精度を向上できるという効果がある。
【0083】請求項11の発明によれば、複数個の素子
アンテナおよび該素子アンテナにそれぞれ接続された移
相器を含むアレーアンテナに対向して測定アンテナを設
け、上記各移相器の位相設定を変化して上記アレーアン
テナの合成電界の振幅変化および位相変化を測定し、該
測定結果に基づいて上記各移相器の振幅誤差および位相
誤差を推定し、上記アレーアンテナの合成電界の振幅誤
差および位相誤差を推定し、上記素子アンテナのそれぞ
れについて放射電界の相対振幅および相対位相を求める
ので、移相器の位相変化の際に生じる移相器の振幅誤差
および位相誤差と全素子アンテナ動作状態における合成
電界の振幅誤差および位相誤差を考慮し、より精度良く
各アンテナ素子の励振振幅および位相を測定することが
でき、測定精度を向上できるという効果がある。
【0084】請求項12の発明によれば、上記移相器の
位相回転に応じた振幅誤差および位相誤差と、素子アン
テナの放射電界の相対振幅および相対位相から上記移相
器において設定した誤差量を求め、該誤差量を補正して
該移相器の位相設定を行うので、用途に応じた所望の放
射パターンを容易に且つ正確に実現することができると
いう効果がある。
【0085】請求項13の発明によれば、上記移相器の
位相の初期状態として、差パターン励振状態を用いるの
で、確実に測定精度を向上できるという効果がある。
【0086】請求項14の発明によれば、上記アレーア
ンテナの遠方に上記測定アンテナを設け、該アレーアン
テナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上記ア
レーアンテナの遠方界分布を測定するので、確実に測定
精度を向上できるという効果がある。
【0087】請求項15の発明によれば、上記アレーア
ンテナの有限距離に上記測定アンテナを設け、該アレー
アンテナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上
記アレーアンテナの有限距離における分布をデフォーカ
ス法により測定するので、確実に測定精度を向上できる
という効果がある。
【0088】請求項16の発明によれば、上記アレーア
ンテナの近傍に上記測定アンテナを同一方向に向けて設
け、該アレーアンテナおよび測定アンテナの相互結合を
測定するので、確実に測定精度を向上できるという効果
がある。
【0089】請求項17の発明によれば、上記アレーア
ンテナの近傍に上記測定アンテナを設け、該アレーアン
テナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上記ア
レーアンテナの近傍界分布を測定するので、確実に測定
精度を向上できるという効果がある。
【0090】請求項18の発明によれば、上記測定アン
テナに対して複数個の第2の移相器を設け、上記アレー
アンテナおよび上記測定アンテナの相対位置を変化さ
せ、上記第2の移相器の設定位相を変化させてその出力
を合成し、該合成出力に基づいて上記測定アンテナの位
置における上記アレーアンテナの近傍界分布を測定する
ので、より確実に測定精度を向上できるという効果があ
る。
【0091】請求項19の発明によれば、上記測定アン
テナの代わりに凹凸の形状を有する反射板を設け、該反
射板からの反射波を測定し、上記移相器の振幅誤差およ
び位相誤差、さらに合成電界測定誤差を考慮した合成電
界の変化を測定するので、構成の簡略化とともに測定精
度を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す概略構成図で
ある。
【図2】 図1における各移相器の位相変化の際に生じ
る振幅誤差および位相誤差を示す合成電界ベクトル図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す概略構成図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態3による合成電界ベク
トル図である。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す概略構成図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す概略構成図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態6を示す概略構成図で
ある。
【図8】 この発明の実施の形態7を示す概略構成図で
ある。
【図9】 この発明の実施の形態8を示す概略構成図で
ある。
【図10】 この発明の実施の形態9を示す概略構成図
である。
【図11】 従来のアンテナ測定装置を示す概略構成図
である。
【図12】 図11における初期状態の振幅および位相
を示す合成電界ベクトル図である。
【符号の説明】
1 移相器制御装置、 2 電力分配器、 31〜3
N、71〜7M 移相器、 41〜4N 素子アンテ
ナ、 5、5A フェーズドアレー、 6 対向アンテ
ナ、 7 送信機、 8、14 受信機、 9、10
演算回路、 11計算機、 12、60 プローブアン
テナ、 13 合成回路、 15 送受信機、 17
反射板、 61〜6M プローブ素子アンテナ、 81
〜8n サブアレー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 勇 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 AA11 AB01 DB03 EA04 FA06 FA13 FA32 GA01 JA10

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の素子アンテナおよび該素子アン
    テナにそれぞれ接続された移相器を含むアレーアンテナ
    と、 該アレーアンテナに対向して設置された測定アンテナ
    と、 上記アレーアンテナおよび上記測定アンテナの一方から
    他方へ信号を放射し、該放射した信号を受信する送受信
    手段と、 該送受信手段の受信出力に基づいて上記移相器を制御す
    る位相制御手段と、 上記各移相器の位相設定を変化したときの上記送受信手
    段の受信出力に基づいて上記アレーアンテナの合成電界
    の振幅変化および位相変化を測定する第1の演算手段
    と、 該第1の演算手段の測定結果に基づいて上記各移相器の
    振幅誤差および位相誤差を推定し、且つ上記アレーアン
    テナの合成電界の振幅誤差および位相誤差を推定し、上
    記素子アンテナのそれぞれについて放射電界の相対振幅
    および相対位相を求める第2の演算手段とを備えたこと
    を特徴とするアンテナ測定装置。
  2. 【請求項2】 上記移相器の位相回転に応じた振幅誤差
    および位相誤差と、素子アンテナの放射電界の相対振幅
    および相対位相から、該移相器の位相設定値を決定する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ測
    定装置。
  3. 【請求項3】 上記移相器の位相の初期状態として、差
    パターン励振状態を用いるようにしたことを特徴とする
    請求項1または2記載のアンテナ測定装置。
  4. 【請求項4】 上記アレーアンテナの遠方に上記測定ア
    ンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アンテナの
    相対位置を変化して、上記アレーアンテナの遠方界分布
    を測定するようにしたことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のアンテナ測定装置。
  5. 【請求項5】 上記アレーアンテナの有限距離に上記測
    定アンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アンテ
    ナの相対位置を変化して、上記アレーアンテナの有限距
    離における分布をデフォーカス法により測定するように
    したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    アンテナ測定装置。
  6. 【請求項6】 上記アレーアンテナの近傍に上記測定ア
    ンテナを同一方向に向けて設け、該アレーアンテナおよ
    び測定アンテナの相互結合を測定するようにしたことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナ測
    定装置。
  7. 【請求項7】 上記アレーアンテナの近傍に上記測定ア
    ンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アンテナの
    相対位置を変化して、上記アレーアンテナの近傍界分布
    を測定するようにしたことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のアンテナ測定装置。
  8. 【請求項8】 上記測定アンテナに接続された複数個の
    第2の移相器と、該移相器の出力を合成する合成回路と
    を備え、上記アレーアンテナおよび上記測定アンテナの
    相対位置を変化させ、上記第2の移相器の設定位相を変
    化させて、上記測定アンテナの位置における上記アレー
    アンテナの近傍界分布を測定するようにしたことを特徴
    とする請求項1、2、3または7記載のアンテナ測定装
    置。
  9. 【請求項9】 上記測定アンテナ、上記第2の移相器お
    よび上記合成回路の組合せを1次元または2次元に複数
    組配置したことを特徴とする請求項8記載のアンテナ測
    定装置。
  10. 【請求項10】 上記測定アンテナの代わりに凹凸の形
    状を有する反射板を設け、上記送受信手段は上記反射板
    からの反射波を測定し、上記移相器の振幅誤差および位
    相誤差、さらに合成電界測定誤差を考慮した合成電界の
    変化を測定するようにしたことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載のアンテナ測定装置。
  11. 【請求項11】 複数個の素子アンテナおよび該素子ア
    ンテナにそれぞれ接続された移相器を含むアレーアンテ
    ナに対向して測定アンテナを設け、 上記各移相器の位相設定を変化して上記アレーアンテナ
    の合成電界の振幅変化および位相変化を測定し、 該測定結果に基づいて上記各移相器の振幅誤差および位
    相誤差を推定し、 上記アレーアンテナの合成電界の振幅誤差および位相誤
    差を推定し、 上記素子アンテナのそれぞれについて放射電界の相対振
    幅および相対位相を求めるようにしたことを特徴とする
    アンテナ測定方法。
  12. 【請求項12】 上記移相器の位相回転に応じた振幅誤
    差および位相誤差と、素子アンテナの放射電界の相対振
    幅および相対位相から上記移相器において設定した誤差
    量を求め、該誤差量を補正して該移相器の位相設定を行
    うようにしたことを特徴とする請求項11記載のアンテ
    ナ測定方法。
  13. 【請求項13】 上記移相器の位相の初期状態として、
    差パターン励振状態を用いることを特徴とする請求項1
    1または12記載のアンテナ測定方法。
  14. 【請求項14】 上記アレーアンテナの遠方に上記測定
    アンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アンテナ
    の相対位置を変化して、上記アレーアンテナの遠方界分
    布を測定するようにしたことを特徴とする請求項11〜
    13のいずれかに記載のアンテナ測定方法。
  15. 【請求項15】 上記アレーアンテナの有限距離に上記
    測定アンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アン
    テナの相対位置を変化して、上記アレーアンテナの有限
    距離における分布をデフォーカス法により測定するよう
    にしたことを特徴とする請求項11〜13のいずれかに
    記載のアンテナ測定方法。
  16. 【請求項16】 上記アレーアンテナの近傍に上記測定
    アンテナを同一方向に向けて設け、該アレーアンテナお
    よび測定アンテナの相互結合を測定するようにしたこと
    を特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載のアン
    テナ測定方法。
  17. 【請求項17】 上記アレーアンテナの近傍に上記測定
    アンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アンテナ
    の相対位置を変化して、上記アレーアンテナの近傍界分
    布を測定するようにしたことを特徴とする請求項11〜
    13のいずれかに記載のアンテナ測定方法。
  18. 【請求項18】 上記測定アンテナに対して複数個の第
    2の移相器を設け、上記アレーアンテナおよび上記測定
    アンテナの相対位置を変化させ、上記第2の移相器の設
    定位相を変化させてその出力を合成し、該合成出力に基
    づいて上記測定アンテナの位置における上記アレーアン
    テナの近傍界分布を測定するようにしたことを特徴とす
    る請求項11、12、13または17記載のアンテナ測
    定方法。
  19. 【請求項19】 上記測定アンテナの代わりに凹凸の形
    状を有する反射板を設け、該反射板からの反射波を測定
    し、上記移相器の振幅誤差および位相誤差、さらに合成
    電界測定誤差を考慮した合成電界の変化を測定するよう
    にしたことを特徴とする請求項11〜13のいずれかに
    記載のアンテナ測定方法。
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