JP2001201311A - 回転検出装置及び回転検出装置を有するレンズ鏡筒 - Google Patents

回転検出装置及び回転検出装置を有するレンズ鏡筒

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JP2001201311A
JP2001201311A JP35663699A JP35663699A JP2001201311A JP 2001201311 A JP2001201311 A JP 2001201311A JP 35663699 A JP35663699 A JP 35663699A JP 35663699 A JP35663699 A JP 35663699A JP 2001201311 A JP2001201311 A JP 2001201311A
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magnet
rotation
voltage comparator
rotating body
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Takashi Kayama
俊 香山
Katsuyuki Yoshiike
勝行 吉池
Takaaki Toma
孝顕 遠間
Yasuhiro Kataoka
安弘 片岡
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化及び低コスト化を図ることができる回
転検出装置及び回転検出装置を備えるレンズ鏡筒を提供
すること。 【解決手段】 対象物31を回転する際に回転の位置と
回転の方向を検出する回転検出装置100であり、対象
物31を保持して第1方向R1と第1方向R1とは反対
の第2方向R2に回転自在な回転体120と、回転体1
20の回転中心OLを中心とするサークル99に沿って
所定間隔をおいて回転体120に配列されている複数の
マグネット130と、マグネット130の磁気を検出す
る磁気検出センサ150と、を備え、各マグネット13
0の第1方向R1側の端部146と各マグネット130
の第2方向R2側の端部148とは傾斜角度が異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズのような対
象物を回転する際に回転の位置と回転の方向を検出する
回転検出装置及び回転検出装置を有するレンズ鏡筒に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器として、ビデオカメラレコーダ
を例に挙げると、ビデオカメラレコーダのレンズ鏡筒は
ズームレンズ、アイリス及びフォーカスレンズ等を有し
ており、さらに必要に応じてマニュアル操作方式のフォ
ーカスレンズを有している。この種のマニュアルフォー
カスレンズは、ユーザが手でレンズ鏡筒のリング部分を
回転することにより手動式でフォーカス合わせを行うよ
うになっている。この種のフォーカスレンズの回転量の
検出及び回転方向を検出するためには、図15に示すよ
うな回転検出装置が用いられている。図15に示す回転
検出装置1000は、回転体1010を有しており、回
転体1010には、複数の突起1012が等間隔をおい
て円形状に設けられている。
【0003】2つのセンサ1020,1022が回転体
1010に対面して設けられている。これらのセンサ1
020,1022は、図16に示すように発光部103
0と受光部1034をそれぞれ有している。回転体10
10の突起1012が発光部1030と受光部1034
の間に入ることで、発光部1030の光が受光部103
4に届かなくなる。これにより、センサ1020あるい
はセンサ1022が突起1012の通過を検出すること
ができる。図17は、センサ1020とセンサ1022
が出力する出力パルス例を示しており、この出力パルス
K1とK2を認識することで、回転体1010が矢印1
040の方向に回転しているかあるいは矢印1050の
方向に回転しているかを判別するとともに、出力パルス
K1とK2のパルス数をカウントすることで、回転体1
010の回転量を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の回転
検出装置は、2つのセンサ1020,1022が必要で
あるとともに、複数の突起1012を回転体1010上
に突出して設ける必要があるので、回転検出装置100
0の小型化を図ることができず、コストアップになって
いるとともに、部品点数が多いために測定の信頼性の低
下につながっている。また、センサ1020,1022
は、発光部1030を必要とするので、消費電力が大き
いという問題もある。そこで本発明は上記課題を解消
し、小型化及び低コスト化を図ることができる回転検出
装置及び回転検出装置を備えるレンズ鏡筒を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、対象
物を回転する際に回転量と回転の方向を検出する回転検
出装置であり、前記対象物を保持して第1方向と前記第
1方向とは反対の第2方向に回転自在な回転体と、前記
回転体の回転中心を中心とするサークルに沿って所定間
隔をおいて前記回転体に配列されている複数のマグネッ
トと、前記マグネットの磁気を検出する磁気検出センサ
と、を備え、各前記マグネットの前記第1方向側の端部
と各前記マグネットの前記第2方向側の端部とは傾斜角
度が異なることを特徴とする回転検出装置である。
【0006】請求項1では、回転体は対象物を保持して
第1方向と第2方向に回転自在である。複数のマグネッ
トは、回転体の回転中心を中心とするサークルに沿って
所定間隔をおいて回転体に配列されている。磁気検出セ
ンサはマグネットの磁気を検出する。マグネットの第1
方向側の端部とマグネットの第2方向側の端部とは傾斜
角度が異なっている。このことから、磁気検出センサ
は、マグネットの第1方向側の端部と第2方向側の端部
を検出する際の検出波形の形状が異なるので、回転体及
び対象物の回転方向を検出することができる。しかも磁
気検出センサに通過するマグネットの磁気を検出するこ
とで対象物及び回転体の回転量と回転方向を検出するこ
とができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の回転
検出装置において、各前記マグネットは、同極に着磁さ
れている。
【0008】請求項3の発明は、請求項1に記載の回転
検出装置において、前記対象物は、レンズ鏡筒に配置さ
れてマニュアル操作用のフォーカスレンズである。
【0009】請求項4の発明は、請求項1に記載の回転
検出装置において、前マグネットは、プラスチックに磁
性体を含ませて着磁させたものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項1に記載の回転
検出装置において、前記マグネットは、ラバーに磁性体
を含ませて着磁させたものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項1に記載の回転
検出装置において、前記マグネットは、焼結マグネット
である。
【0012】請求項7の発明は、請求項1に記載の回転
検出装置において、前記回転体には凹部が形成されてお
り、前記凹部には液状のマグネットを入れて固めた後に
着磁することで前記マグネットが形成されている。
【0013】請求項8の発明は、請求項1に記載の回転
検出装置において、各前記マグネットの前記第1方向側
の端部は前記サークルの接線に対して直角であり、各前
記マグネットの前記第2方向側の端部は前記サークルの
接線に対して傾斜している。
【0014】請求項9の発明は、請求項1に記載の回転
検出装置において、前記磁気検出センサは、前記マグネ
ットの磁力を電位に変換し、前記磁気検出センサが検出
する各前記マグネットの前記第1方向側の端部での電位
と、前記磁気検出センサが検出する各前記マグネットの
前記第2方向側の端部での電位の違いにより前記回転体
の回転方向を検出する信号処理部を有する。請求項9で
は、信号処理部が、マグネットの第1方向側の端部での
磁気検出センサの電位と、マグネットの第2方向側の端
部での磁気検出センサの電位の違いにより、回転体の回
転方向を検出するようになっている。
【0015】請求項10の発明は、請求項1に記載の回
転検出装置において、前記信号処理部は、前記回転体が
前記第1方向に回転する際に前記磁気検出センサが出力
する第1検出出力、あるいは前記回転体が前記第2方向
に回転する際に前記磁気検出センサが出力する第2検出
出力を受けて、前記マグネットの前記第2方向側の端部
に対応する前記第1検出出力の傾き部分であるかあるい
は前記マグネットの前記第2方向側の端部に対応する前
記第2検出出力の傾き部分であるかを検出するための電
圧比較部と、前記電圧比較部からの比較信号に基づいて
前記回転体が前記第1方向に回転しているかあるいは前
記第2方向に回転しているかを判断する判断部と、を有
する。
【0016】請求項10では、電圧比較部は、第1検出
出力あるいは第2検出出力を受けて、第1検出出力の傾
き部分であるか第2検出出力の傾き部分であるかを検出
する。判断部は、電圧比較部からの比較信号に基づい
て、回転体が第1方向に回転しているかあるいは第2方
向に回転しているかを判断する。これにより、1つの磁
気検出センサからの第1検出出力あるいは第2検出出力
に基づいて、回転体が第1方向に回転しているのか第2
方向に回転しているのかを確実に検出することができ
る。回転体のマグネットと、1つの磁気検出センサを用
いれば回転体の回転方向が分かるので、回転検出装置の
小型化(低容積化)や薄型化及び部品点数の削減に基づ
くコストダウンと高信頼性化が図れる。
【0017】請求項11の発明は、請求項10に記載の
回転検出装置において、前記電圧比較部は、前記第1検
出出力と前記第2検出出力を受ける第1電圧比較器と第
2電圧比較器を有し、前記第1電圧比較器には前記第1
検出出力の傾き部分あるいは前記第2検出出力の傾き部
分と電圧比較するための第1参照電圧を与え、前記第2
電圧比較器には前記第1検出出力の傾き部分あるいは前
記第2検出出力の傾き部分と電圧比較するための第2参
照電圧を与え、前記第1電圧比較器の第1参照電圧は、
前記第2電圧比較器の第2参照電圧よりも高い。請求項
11では、第1電圧比較器の第1参照電圧と、第2電圧
比較器の第2参照電圧を用いることで、第1検出出力の
傾き部分であるか第2検出出力の傾き部分であるかを傾
斜方向を判断することで検出することができる。
【0018】請求項12の発明は、請求項11に記載の
回転検出装置において、前記第1電圧比較器が出力する
前記第1比較信号の周期または前記第2電圧比較器が出
力する前記第2比較信号の周期により前記回転体の回転
スピードを検出する。請求項12では、第1電圧比較器
が出力する第1比較信号または第2電圧比較器が出力す
る第2比較信号の周期により回転体の回転スピードを検
出することができる。
【0019】請求項13の発明は、請求項10に記載の
回転検出装置において、前記磁気検出センサはホール素
子である。
【0020】請求項14の発明は、レンズを回転する際
に回転量と回転の方向を検出する回転検出装置を有する
レンズ鏡筒であり、前記回転検出装置は、前記レンズを
保持して第1方向と前記第1方向とは反対の第2方向に
回転自在な回転体と、前記回転体の回転中心を中心とす
るサークルに沿って所定間隔をおいて前記回転体に配列
されている複数のマグネットと、前記マグネットの磁気
を検出する磁気検出センサと、を備え、各前記マグネッ
トの前記第1方向側の端部と各前記マグネットの前記第
2方向側の端部とは傾斜角度が異なることを特徴とする
回転検出装置を有するレンズ鏡筒である。
【0021】請求項14では、回転体は対象物を保持し
て第1方向と第2方向に回転自在である。複数のマグネ
ットは、回転体の回転中心を中心とするサークルに沿っ
て所定間隔をおいて回転体に配列されている。磁気検出
センサはマグネットの磁気を検出する。マグネットの第
1方向側の端部とマグネットの第2方向側の端部とは傾
斜角度が異なっている。このことから、磁気検出センサ
は、マグネットの第1方向側の端部と第2方向側の端部
を検出する際の検出波形の形状が異なるので、回転体及
び対象物の回転方向を検出することができる。しかも磁
気検出センサに通過するマグネットの磁気を検出するこ
とで対象物及び回転体の回転量と回転方向を検出するこ
とができる。
【0022】請求項15の発明は、請求項14に記載の
回転検出装置を有するレンズ鏡筒において、各前記マグ
ネットは、同極に着磁されている。
【0023】請求項16の発明は、請求項14に記載の
回転検出装置を有するレンズ鏡筒において、各前記マグ
ネットの前記第1方向側の端部は前記サークルの接線に
対して直角であり、各前記マグネットの前記第2方向側
の端部は前記サークルの接線に対して傾斜している。
【0024】請求項17の発明は、請求項14に記載の
回転検出装置を有するレンズ鏡筒において、前記信号処
理部は、前記回転体が前記第1方向に回転する際に前記
磁気検出センサが出力する第1検出出力、あるいは前記
回転体が前記第2方向に回転する際に前記磁気検出セン
サが出力する第2検出出力を受けて、前記マグネットの
前記第2方向側の端部に対応する前記第1検出出力の傾
き部分であるかあるいは前記マグネットの前記第2方向
側の端部に対応する前記第2検出出力の傾き部分である
かを検出するための電圧比較部と、前記電圧比較部から
の比較信号に基づいて前記回転体が前記第1方向に回転
しているかあるいは前記第2方向に回転しているかを判
断する判断部と、を有する。
【0025】請求項17では、電圧比較部は、第1検出
出力あるいは第2検出出力を受けて、第1検出出力の傾
斜部分であるか第2検出出力の傾斜部分であるかを検出
する。判断部は、電圧比較部からの比較信号に基づい
て、回転体が第1方向に回転しているかあるいは第2方
向に回転しているかを判断する。これにより、1つの磁
気検出センサからの第1検出出力あるいは第2検出出力
に基づいて、回転体が第1方向に回転しているのか第2
方向に回転しているのかを確実に検出することができ
る。回転体のマグネットと、1つの磁気検出センサを用
いれば回転体の回転方向が分かるので、回転検出装置の
小型化(低容積化)や薄型化及び部品点数の削減に基づ
くコストダウンと高信頼性化が図れる。
【0026】請求項18の発明は、請求項17に記載の
回転検出装置を有するレンズ鏡筒において、前記電圧比
較部は、前記第1検出出力と前記第2検出出力を受ける
第1電圧比較器と第2電圧比較器を有し、前記第1電圧
比較器には前記第1検出出力の傾き部分あるいは前記第
2検出出力の傾き部分と電圧比較するための第1参照電
圧を与え、前記第2電圧比較器には前記第1検出出力の
傾き部分あるいは前記第2検出出力の傾き部分と電圧比
較するための第2参照電圧を与え、前記第1電圧比較器
の第1参照電圧は、前記第2電圧比較器の第2参照電圧
よりも高い。請求項18では、第1電圧比較器の第1参
照電圧と、第2電圧比較器の第2参照電圧を用いること
で、第1検出出力の傾き部分であるか第2検出出力の傾
き部分であるかを傾斜方向を判断することで検出するこ
とができる。
【0027】請求項19の発明は、請求項18に記載の
回転検出装置を有するレンズ鏡筒において、前記第1電
圧比較器が出力する前記第1比較信号または前記第2電
圧比較器が出力する前記第2比較信号の周期により前記
回転体の回転スピードを検出する。請求項19では、第
1電圧比較器が出力する第1比較信号または第2電圧比
較器が出力する第2比較信号の周期により回転体の回転
スピードを検出することができる。
【0028】請求項20の発明は、請求項14に記載の
回転検出装置を有するレンズ鏡筒において、前記磁気検
出センサはホール素子である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0030】図1と図2は、本発明の回転検出装置を有
するレンズ鏡筒の好ましい実施の形態を備える電子機器
の一例を示している。図1と図2において、電子機器は
ビデオカメラレコーダである。ビデオカメラレコーダ1
0は、たとえばデジタルビデオカメラレコーダであり、
ボディ12を有しており、このボディ12には、ビデオ
カセットの収容部14を有している。この収容部14の
中にはビデオカセットを着脱可能に装填することができ
る。ボディ12の上部16の中には、レンズ鏡筒18が
収容されている。上部16にはステレオマイク20や液
晶モニター22が設けられている。この液晶モニター2
2は、図1と図2に示すように所望の方向に向けること
で、たとえば撮影しているカラー画像を表示したり、再
生する際のカラー画像を表示したりすることができる。
レンズ鏡筒18の前側にはマニュアル式のフォーカスレ
ンズ31が配置されており、レンズ鏡筒18の後側には
カラービューファインダー32が設けられている。その
他、ボディ12の横にはバッテリーパック34が着脱可
能に取り付けられている。
【0031】図3は、上述したレンズ鏡筒18の内部構
造例を示している。レンズ鏡筒18は、たとえば直方体
形状や円筒形状である。レンズ鏡筒18は、マニュアル
操作式のフォーカスレンズ31、対物レンズ30、ズー
ムレンズ40、アイリス42、フォーカスレンズ44、
ガイドバー62,64等を有している。レンズ鏡筒18
の後側には、CCD(電荷結合素子)52が固定されて
いる。このCCD52は、マニュアル操作式のフォーカ
スレンズ31、対物レンズ30、ズームレンズ40、ア
イリス42、そしてフォーカスレンズ44を通過した画
像を受光する画像受光部である。
【0032】ガイドバー62,64は、レンズ鏡筒18
の光軸OLと平行に固定されている。これらのガイドバ
ー62には、ズームレンズ40のホルダー70が配置さ
れており、このズームレンズ40のホルダー70は、駆
動部72を作動させることにより、ガイドバー62,6
4に沿って、所定のストロークの間で移動して位置決め
可能である。アイリス42は、対物レンズ30から入射
してくる光の光量を絞るためのものであり、駆動部76
の作動により、光の絞り量を変えることができる。アイ
リス42は、レンズ鏡筒18の中央部18Aにおいて、
光軸OLを中心として設けられている。
【0033】フォーカスレンズ44は、対物レンズ3
0、ズームレンズ40およびアイリス42を通ってきた
被写体からの光をフォーカスするためのレンズである。
フォーカスレンズ44は駆動部199の作動によりガイ
ドバー62,64に沿って移動する。CCD52で受光
された画像は、画像処理部130で所定の処理がなされ
た後に、コンピュータ400に情報を送ったり、カラー
ビューファインダー32で表示することができる。ユー
ザはこのカラービューファインダー32を見ることで画
像を確認する。
【0034】図3に示すように、マニュアル操作式のフ
ォーカスレンズ31は、ユーザが手で光軸OLを中心と
して回転させるものであり、回転検出装置100を有し
ている。この回転検出装置100は、図4に示すような
構造を有しており、マニュアル操作式のフォーカスレン
ズ31はリング110により保持されている。リング1
10は回転体120と一体になっている。回転体120
の中央には円形の穴124が形成されている。回転体1
20は円板であり、たとえばプラスチックあるいはアル
ミニウムあるいはセラミックス等の磁性を有しない材料
により作られている。
【0035】図5(A)に示すように、複数の凹部12
6が、サークル99に沿って等間隔をおいて形成されて
いる。この凹部126は、図4と図5(A)では、図示
の簡単化のために4つ形成されているが、必要とする数
であるたとえば45個形成されている。この凹部126
にはそれぞれ図4に示すようにマグネット130が埋め
込んで配置されている。各マグネット130は、サーク
ル99に沿って等間隔をおいて配置されていることにな
る。サークル99は、光軸OLを中心とする円であり、
光軸OLは穴124の中心にある。各マグネット130
は、図5(B)に示すように光軸OLを中心として特有
の形状を有している。各マグネット130は同じ形状を
有しており、外周部140、内周部142、第1端部1
46、第2端部148を有している。外周部140と内
周部142は、光軸OLを中心とする円弧形状部分であ
る。外周部140の長さは、内周部142よりも長くな
っている。
【0036】第1端部146は、光軸OLを中心とする
半径方向に沿っている。すなわち第1端部146は、光
軸OLおよびサークルの接線99に対して直角またはほ
ぼ直角に形成されている。これに対して第2端部148
は、サークル99の接線に対して所定の角度θ分傾斜し
て形成されている。すなわち第1端部146と第2端部
148の傾斜角度は互いに異なるように形成されてい
る。第1端部146は、回転体120の第1方向R1方
向側の端部であり、第2端部148は、回転体120の
第2方向R2側の端部である。
【0037】図6は、このマグネット130が回転体1
20の凹部126に埋め込まれた様子を示している。図
4の1つの磁気検出センサ150は、回転体120から
わずかに離すようにして、図3のレンズ鏡筒18側に固
定されている。この磁気検出センサ150は、たとえば
ホール素子や磁気抵抗素子あるいはインダクターを用い
ることができる。磁気検出センサ150は、回転体12
0の回転に伴い、順次マグネット130が通過していく
時にそのマグネット130の磁気を検出するセンサであ
る。図4の回転体120は、ユーザがリング110を手
で回転操作することにより、第1方向R1あるいは第2
方向R2に沿って、回転自在である。
【0038】図7は、回転体120をユーザが第1方向
R1に回転した場合における磁気検出センサ150の検
出波形例を示している。図8は、ユーザが回転体120
を第2方向R2に回転した場合における磁気検出センサ
150の検出波形例を示している。各マグネット130
は図5(B)に示すような特有の形状を有していること
から、図7においては、磁気検出センサ150は、第1
検出出力S1を出力する。すなわち回転体120が第1
方向R1に回転した場合には、磁気検出センサ150
は、図5のマグネット130の第1端部146を先ず検
出する。第1端部146を検出すると、磁気検出センサ
150は図7の垂直部分180を出力し、さらに回転体
120が第1方向R1に回転すると磁気検出センサ15
0はマグネット130の中央部分を検出してストレート
部分190を出力する。そしてさらに回転体120が第
1方向R1に回転すると、磁気検出センサ150は第2
端部148を検出し、磁気検出センサ150は図7の傾
き部分200を出力する。このように図7に示すような
第1検出出力S1は各マグネット130が磁気検出セン
サ150を通過する毎に出力される。
【0039】これに対して、図8に示す場合には、回転
体120が第2方向R2に回転することから、磁気検出
センサ150は第2検出出力S2を出力する。すなわ
ち、回転体120が第2方向R2に回転すると、磁気検
出センサ150は、まず図5(B)に示す第2端部14
8を検出する。この場合には、傾き部分210を出力す
る。そして磁気検出センサ150はマグネット130の
中央部分を検出することからストレート部分220を検
出する。そして磁気検出センサ150は第1端部146
を検出し、磁気検出センサ150は垂直部分230を出
力する。このように図8の検出出力S2は図7に示す検
出出力S1とは形状的に左右対称形状のものを出力す
る。そして回転体120が第2方向R2に回転していく
と、磁気検出センサ150は順次通過していくマグネッ
ト130に応じて図8に示す第2検出出力S2を出力す
る。
【0040】図7と図8に示すような磁気検出センサ1
50の第1検出出力S1と第2検出出力S2は、図3と
図11に示す信号処理部300に送られる。信号処理部
300は、図7あるいは図8の第1検出出力S1あるい
は第2検出出力S2を受け取ることにより、図4に示す
回転体120が第1方向R1に回転しているのか第2方
向R2に回転しているかを判断するとともに、磁気検出
センサ150を通過するマグネット130の数をカウン
トすることで、回転体120の第1方向R1あるいは第
2方向R2の回転の位置すなわち回転量を検出する。こ
のような回転体120の回転方向および回転体120の
回転の位置(回転量)の情報は、コンピュータ400に
情報として供給される。回転体120に必要とするマグ
ネット130の数は、その性能に応じて必要とする波数
分だけ設ければよい。この場合において各マグネット1
30の間隔は同じである。
【0041】マグネット130の着磁の種類は、たとえ
ばS極に統一するのが望ましいが、N極に統一しても構
わない。磁気検出センサ150として用いられるホール
素子は、磁電変換素子で、磁気量を電気量(ホール出
力)に変換するものであり、InAS系、GaAS系、
InSb系などがある。また磁気検出センサ150とし
て用いられる磁気抵抗素子とは、磁界によって半導体中
の電子の移動距離が長くなり電気抵抗が変わるものであ
る。さらに磁気検出センサ150として用いられるイン
ダクターとは、コイルとも呼ばれ、インダクタンスを与
える部品である。つまり、通過する磁束の変化を妨げる
ように電圧を発生する。マグネット130としては、た
とえばラバーに磁性体を含ませて着磁させたものや、プ
ラスチックに磁性体を含ませて着磁させたもの、あるい
は焼結マグネットのようなものを採用することができ
る。さらに、マグネットとしては、液状のマグネットを
用いることもできる。この液状のマグネットは、図5
(A)に示すような凹部126に対して注入するもので
ある。注入した後の液状のマグネットは、冷却により固
めた後に、たとえばセンサ面側にS極に着磁を行う。液
状のマグネットは、たとえば希土類マグネットであり、
この液状のマグネットの特徴としては、着磁が容易で、
薄型化が簡単であるとともに、金属リングと併用するこ
とにより機械的強度が強い等のメリットがある。
【0042】図9と図10は本発明の別の実施の形態を
示している。図9の例では、回転体120全体をリング
状の磁性体で作り、このリング状の回転体120の必要
な部分に対して着磁部分130Aを形成することによ
り、図4に示すマグネット130と同等なものを作るこ
とができる。この場合でも第1端部146と第2端部1
48の傾斜角度は互いに異なる。
【0043】図10に示す実施の形態では、各マグネッ
ト130の第1端部146と第2端部148の傾斜角度
がサークル99の接線に対して両方とも傾斜している例
を示している。すなわち第1端部146は、サークル9
9の接線に対してθ1の角度分傾いているとともに、第
2端部148はサークル99の接線に対してθ分傾いて
いる。いずれにしても、第1端部146と第2端部14
8の傾斜角度を異ならせることにより、その傾斜角度の
違いを磁気検出センサ150が捉えることで、図7と図
8に示すような異なる検出出力波形を得ることができる
ので、磁気検出センサは回転体120の回転方向を検出
できる。
【0044】次に、図12〜図14を参照しながら、図
4に示す回転体120が第1方向R1に回転しているの
か、第2方向R2に回転しているのかを判断する形態に
ついてより詳しく説明する。図12は、磁気検出センサ
150が出力する第1検出出力S1と第2検出出力S2
の例を示している。図13は図3で示した信号処理部3
00の構成例を示している。図14は、回転体120が
第1方向R1に回転する場合と、回転体120が第2方
向R2に回転する場合の判断方式を示している。
【0045】図12では、磁気検出センサ150は、回
転体120の回転方向により、第1検出出力S1あるい
は第2検出出力S2を出力する。この第1検出出力S1
が、図4の回転体120が第1方向R1に回転する場合
に、磁気検出センサ150が出力する出力波形である。
第2検出出力S2は、図4の回転体120が第2方向R
2に回転する場合の磁気検出センサ150が出力する検
出出力である。図12では、図4の回転体120が第1
方向R1に回転する場合を正転と呼び、回転体120が
第2方向R2に回転する場合を逆転と呼んでいる。図1
2の第1検出出力S1は図7に詳しく示しており、図1
2の第2検出出力S2は図8に詳しく示している。
【0046】図13は、図3の信号処理部300の構成
例を示している。信号処理部300は、受信部310、
電圧比較部320、判断部330を有している。この電
圧比較部320と判断部330は、たとえば1チップの
CPU(中央処理装置)にしてもよいしあるいは別々の
部品を用いてもよい。または、電圧比較器の代わりにア
ナログ/デジタル変換器に入力して電圧をデジタル値に
変換しても実現できる。信号処理部300は、比較用の
電源V2と、接地部340に接続されている。信号処理
部300は、第1電圧比較器350と第2電圧比較器3
60及び、3つの抵抗R1,R2,R3を有している。
第1電圧比較器350の+入力端子と第2電圧比較器3
60の+入力端子は、受信部310に接続されている。
【0047】3つの抵抗R1,R2,R3は、比較用の
電源V2と接地部340の間で直列に接続されている。
第1電圧比較器350の−入力端子は抵抗R1とR2の
間に接続されている。第2電圧比較器360の−入力端
子は抵抗R2と抵抗R3の間に接続されている。これに
より、第1参照電圧VHと第2参照電圧VLの電圧設定
は、第1電圧比較器350と第2電圧比較器360に対
して外付けで取り付けられている3つの抵抗R1,R
2,R3の値を調整することで得られる。第1電圧比較
器350の−入力端子には、第1参照電圧VHが入力さ
れる。第2電圧比較器360の−入力端子には、第2参
照電圧VLが入力される。たとえば第1参照電圧VH
は、第2参照電圧VLに比べて高く設定されている。第
1参照電圧VHは、たとえばVH=V2×2/3であ
り、第2参照電圧VLは、たとえばVL=V2×1/3
である。この場合の比較用の電源V2は、たとえばCP
Uの電源電圧(3.3V等)である。
【0048】第1電圧比較器350の出力端子からは、
第1比較信号RS1が判断部330の入力部IN1に入
力される。第2電圧比較器360の出力端子からは、第
2比較信号RS2が判断部330の入力部IN2に入力
される。判断部330は、たとえばCPU(中央処理装
置)を用いることができる。図13の破線で囲む信号処
理部300は、すでに述べたように、1チップのCPU
で構成することも可能である。
【0049】次に、図13と図14を参照しながら、図
4の回転体120が第1方向R1に回転しているかある
いは第2方向R2に回転しているかを判断するプロセス
について説明する。まず図4の回転体120が第1方向
R1に回転している場合には、磁気検出センサ150は
第1検出出力S1を図13の受信部310に供給する。
受信部310に供給された第1検出出力S1は、図14
(A)に示している。第1検出出力S1は、電圧比較部
320の第1電圧比較器350と第2電圧比較器360
のそれぞれの+入力端子に供給される。そして、第1電
圧比較器350は、この第1検出出力S1と、第1参照
電圧VHと電圧比較を行い、図14(A)に示す第1比
較信号RS1を出力する。同様にして第2電圧比較器3
60は第1検出出力S1と第2参照電圧VLを電圧比較
して、図14(A)に示す第2比較信号RS2を出力す
る。
【0050】図14(A)に示すように、回転体120
が第1方向R1に回転している場合には、第1検出出力
S1の傾き部分200が第1検出出力S1の波形の後側
に発生している。この傾き部分200における第1比較
信号RS1は第2比較信号RS2よりも先に立ち下がる
ことから、第1比較信号RS1と第2比較信号RS2の
間には時間t2が生じる。判断部330が、第1比較信
号RS1が先に立ち下がり、第2比較信号RS2が後で
立ち下がる状態を判断することにより、回転体120が
第1方向R1、すなわち正転していることを判断するこ
とができる。
【0051】一方、図4の回転体120が第2方向R2
に回転している場合には、図14(B)のような磁気検
出センサ150は第2検出出力S2を出力する。図13
の第2検出出力S2は受信部310を通り、第1電圧比
較器350の+入力端子と第2電圧比較器360の+入
力端子に入力される。第2検出出力S2の傾き部分21
0は第2検出出力S2の波形の前側に発生している。第
1電圧比較器350は図14(B)に示す第2検出出力
S2と第1参照電圧VHと電圧比較をして第1比較信号
RS1を出力する。第2電圧比較器360は第2検出出
力S2と第2参照電圧VLを電圧比較して、第2比較信
号RS2を出力する。図14(B)において、第2検出
出力S2の傾き部分210では、第2比較信号RS2が
第1比較信号RS1よりも先に立ち上がる。第2比較信
号RS2と第1比較信号RS1の立ち上がる際の差の時
間t1が生じる。
【0052】図13の判断部330は、第2比較信号R
S2が先に立ち、第1比較信号RS1が後に立ち上がる
のを判断することで、回転体120が第2方向R2に回
転すること、すなわち逆転していることを判断すること
ができる。また判断部330は、図14(A)の第1検
出出力S1の周期T1を、第1比較信号RS1と第2比
較信号RS2の一方または両方の周期T1を見ること
で、回転体120が第1方向R1に回転する回転スピー
ドを検出することができる。同様にして、判断部330
は、図14(B)における第2検出出力S2の周期T2
あるいは第1比較信号RS1あるいは第2比較信号RS
2の周期T2を見ることで、回転体120が第2方向R
2に回転している場合の回転スピードを判断することが
できる。このような回転体120の回転方向及び回転ス
ピードの判断信号SSは図13に示すようにコンピュー
タ400に供給される。
【0053】このように、1つのホール素子のような磁
気検出センサ150を用いるとともに、回転体120に
複数のマグネット130を配置することで、回転体の回
転方向及び回転スピードを検出することができる。そし
てこのような回転検出装置の構成にすることで、回転検
出装置の小型化、すなわち低容積化及び薄型化を図るこ
とができる。また1つの磁気検出センサと回転体を用い
るだけで済むので、部品点数の削減に基づくコストダウ
ン及び回転検出の高信頼性化を図ることができる。
【0054】以上のようにして、回転体120に必要と
する回転方向に沿った必要とする分解能に応じた数のマ
グネット130を等間隔で設定するとともに、マグネッ
ト130の第1端部と第2端部の傾斜形態を異ならせる
ことにより、たとえば図7と図8に示すような別々の形
状を有する検出出力波形を得ることができる。このこと
から、回転体120とマニュアル操作式のフォーカスレ
ンズの回転方向および回転角度(回転量、回転の位置)
および回転スピード等を、図11の信号処理部300が
検出することができる。なお、磁気検出センサ150と
回転体120のマグネット130とのギャップは、次の
ような要領で設定する。ギャップが狭すぎるとバラツキ
によりマグネットとセンサが当たる危険性が生じ、広す
ぎると検出しずらくなったり、占有容積が大きくなると
いう問題が生じる。よって、ギャップは0.3mm〜
0.8mm程度に設定するのが望ましい。
【0055】本発明の実施の形態では、従来と異なり1
つの磁気検出センサ150を用いるとともに、マグネッ
ト130は回転体120に埋め込むような形態を取って
いるので、マグネットは回転体から突出していない。こ
のことから、部品点数を減らし、回転検出装置100と
レンズ鏡筒18の小型化および低コスト化を図ることが
できる。特に従来のような発光部と受光部を有するセン
サを用いないので、低コスト化が図れる。しかも部品点
数を減らすことができるので、測定の高信頼性を得るこ
とができるとともに低消費電力化も図れる。
【0056】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。本実施の形態では、上述したマニュ
アル操作式のフォーカスレンズの回転方向および回転角
度等が回転検出装置100により検出できるようになっ
ている。しかしこれに限らず回転検出装置100で回転
検出する対象としては、マニュアル操作式のフォーカス
レンズに限らず、他のものであってもよい。この対象物
としては、たとえばマウスのようなポインティングデバ
イスの位置検出やスピンドルモータの周波数発生(F
G)検出等であってもよい。また、レンズ鏡筒はビデオ
カメラレコーダに搭載するものに限らず、他の電子機
器、たとえばデジタルスチルカメラやノート型のコンピ
ュータ、電話、ゲーム機器等のレンズを搭載する機器に
適用することができる。また、ジョグダイヤルのような
回転方向を検出する必要のある入力デバイスにも応用で
きる。また、マグネット130は図6(B)のように回
転体120に設けてもよい。マグネット130は、図6
(C)のような形状でもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転検出装置とレンズ鏡筒の小型化及び低コスト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転検出装置を有するレンズ鏡筒を備
える電子機器の一例を示す斜視図。
【図2】図1の電子機器の後側から見た斜視図。
【図3】レンズ鏡筒の構造例を示す断面図。
【図4】本発明の回転検出装置の好ましい実施の形態を
示す斜視図。
【図5】回転検出装置のマグネット等の形態を示す図。
【図6】回転体に対してマグネットを埋め込んだ構造例
を示す断面図。
【図7】回転体が第1方向に回転した場合の検出出力例
を示す図。
【図8】回転体が第2方向に回転した場合の検出出力例
を示す図。
【図9】本発明の回転体の別の実施の形態を示す図。
【図10】本発明の回転体のさらに別の実施の形態を示
す図。
【図11】信号処理系統を示す図。
【図12】センサが出力する第1検出出力と第2検出出
力の例を示す図。
【図13】信号処理部の構成例を示す図。
【図14】回転体が第1方向に回転しているか第2方向
に回転しているのかを判別する例を示す図。
【図15】従来の回転検出装置を示す斜視図。
【図16】図15の回転検出装置のセンサを示す図。
【図17】従来におけるセンサが出力する波形の例を示
す図。
【符号の説明】
18・・・レンズ鏡筒、99・・・サークル、100・
・・回転検出装置、120・・・回転体、130・・・
マグネット、146・・・マグネットの第1端部、14
8・・・マグネットの第2端部、150・・・磁気検出
センサ、OL・・・回転中心(光軸)、R1・・・第1
方向、R2・・・第2方向
フロントページの続き (72)発明者 遠間 孝顕 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 片岡 安弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2F063 AA35 AA37 BA30 BC02 CA34 DA01 DB07 DD05 GA52 GA68 GA72 GA79 LA02 LA23 MA03 MA05 ZA01

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を回転する際に回転量と回転の方
    向を検出する回転検出装置であり、 前記対象物を保持して第1方向と前記第1方向とは反対
    の第2方向に回転自在な回転体と、 前記回転体の回転中心を中心とするサークルに沿って所
    定間隔をおいて前記回転体に配列されている複数のマグ
    ネットと、 前記マグネットの磁気を検出する磁気検出センサと、を
    備え、 各前記マグネットの前記第1方向側の端部と各前記マグ
    ネットの前記第2方向側の端部とは傾斜角度が異なるこ
    とを特徴とする回転検出装置。
  2. 【請求項2】 各前記マグネットは、同極に着磁されて
    いる請求項1に記載の回転検出装置。
  3. 【請求項3】 前記対象物は、レンズ鏡筒に配置されて
    いるマニュアル操作用のフォーカスレンズである請求項
    1に記載の回転検出装置。
  4. 【請求項4】 前記マグネットは、プラスチックに磁性
    体を含ませて着磁させたものである請求項1に記載の回
    転検出装置。
  5. 【請求項5】 前記マグネットは、ラバーに磁性体を含
    ませて着磁させたものである請求項1に記載の回転検出
    装置。
  6. 【請求項6】 前記マグネットは、焼結マグネットであ
    る請求項1に記載の回転検出装置。
  7. 【請求項7】 前記回転体には凹部が形成されており、
    前記凹部には液状のマグネットを入れて固めた後に着磁
    することで前記マグネットが形成されている請求項1に
    記載の回転検出装置。
  8. 【請求項8】 各前記マグネットの前記第1方向側の端
    部は前記サークルの接線に対して直角であり、各前記マ
    グネットの前記第2方向側の端部は前記サークルの接線
    に対して傾斜している請求項1に記載の回転検出装置。
  9. 【請求項9】 前記磁気検出センサは、前記マグネット
    の磁力を電位に変換し、前記磁気検出センサが検出する
    各前記マグネットの前記第1方向側の端部での電位と、
    前記磁気検出センサが検出する各前記マグネットの前記
    第2方向側の端部での電位の違いにより前記回転体の回
    転方向を検出する信号処理部を有する請求項1に記載の
    回転検出装置。
  10. 【請求項10】 前記信号処理部は、 前記回転体が前記第1方向に回転する際に前記磁気検出
    センサが出力する第1検出出力、あるいは前記回転体が
    前記第2方向に回転する際に前記磁気検出センサが出力
    する第2検出出力を受けて、前記マグネットの前記第2
    方向側の端部に対応する前記第1検出出力の傾き部分で
    あるかあるいは前記マグネットの前記第2方向側の端部
    に対応する前記第2検出出力の傾き部分であるかを検出
    するための電圧比較部と、 前記電圧比較部からの比較信号に基づいて前記回転体が
    前記第1方向に回転しているかあるいは前記第2方向に
    回転しているかを判断する判断部と、を有する請求項1
    に記載の回転検出装置。
  11. 【請求項11】 前記電圧比較部は、前記第1検出出力
    と前記第2検出出力を受ける第1電圧比較器と第2電圧
    比較器を有し、 前記第1電圧比較器には前記第1検出出力の傾き部分あ
    るいは前記第2検出出力の傾き部分と電圧比較するため
    の第1参照電圧を与え、前記第2電圧比較器には前記第
    1検出出力の傾き部分あるいは前記第2検出出力の傾き
    部分と電圧比較するための第2参照電圧を与え、 前記第1電圧比較器の第1参照電圧は、前記第2電圧比
    較器の第2参照電圧よりも高い請求項10に記載の回転
    検出装置。
  12. 【請求項12】 前記第1電圧比較器が出力する前記第
    1比較信号の周期または前記第2電圧比較器が出力する
    前記第2比較信号の周期により前記回転体の回転スピー
    ドを検出する請求項11に記載の回転検出装置。
  13. 【請求項13】 前記磁気検出センサはホール素子であ
    る請求項10に記載の回転検出装置。
  14. 【請求項14】 レンズを回転する際に回転量と回転の
    方向を検出する回転検出装置を有するレンズ鏡筒であ
    り、 前記回転検出装置は、 前記レンズを保持して第1方向と前記第1方向とは反対
    の第2方向に回転自在な回転体と、 前記回転体の回転中心を中心とするサークルに沿って所
    定間隔をおいて前記回転体に配列されている複数のマグ
    ネットと、 前記マグネットの磁気を検出する磁気検出センサと、を
    備え、 各前記マグネットの前記第1方向側の端部と各前記マグ
    ネットの前記第2方向側の端部とは傾斜角度が異なるこ
    とを特徴とする回転検出装置を有するレンズ鏡筒。
  15. 【請求項15】 各前記マグネットは、同極に着磁され
    ている請求項14に記載の回転検出装置を有するレンズ
    鏡筒。
  16. 【請求項16】 各前記マグネットの前記第1方向側の
    端部は前記サークルの接線に対して直角であり、各前記
    マグネットの前記第2方向側の端部は前記サークルの接
    線に対して傾斜している請求項14に記載の回転検出装
    置を有するレンズ鏡筒。
  17. 【請求項17】 前記信号処理部は、 前記回転体が前記第1方向に回転する際に前記磁気検出
    センサが出力する第1検出出力、あるいは前記回転体が
    前記第2方向に回転する際に前記磁気検出センサが出力
    する第2検出出力を受けて、前記マグネットの前記第2
    方向側の端部に対応する前記第1検出出力の傾き部分で
    あるかあるいは前記マグネットの前記第2方向側の端部
    に対応する前記第2検出出力の傾き部分であるかを検出
    するための電圧比較部と、 前記電圧比較部からの比較信号に基づいて前記回転体が
    前記第1方向に回転しているかあるいは前記第2方向に
    回転しているかを判断する判断部と、を有する請求項1
    4に記載の回転検出装置を有するレンズ鏡筒。
  18. 【請求項18】 前記電圧比較部は、前記第1検出出力
    と前記第2検出出力を受ける第1電圧比較器と第2電圧
    比較器を有し、 前記第1電圧比較器には前記第1検出出力の傾き部分あ
    るいは前記第2検出出力の傾き部分と電圧比較するため
    の第1参照電圧を与え、前記第2電圧比較器には前記第
    1検出出力の傾き部分あるいは前記第2検出出力の傾き
    部分と電圧比較するための第2参照電圧を与え、 前記第1電圧比較器の第1参照電圧は、前記第2電圧比
    較器の第2参照電圧よりも高い請求項17に記載の回転
    検出装置を有するレンズ鏡筒。
  19. 【請求項19】 前記第1電圧比較器が出力する前記第
    1比較信号または前記第2電圧比較器が出力する前記第
    2比較信号の周期により前記回転体の回転スピードを検
    出する請求項18に記載の回転検出装置を有するレンズ
    鏡筒。
  20. 【請求項20】 前記磁気検出センサはホール素子であ
    る請求項14に記載の回転検出装置を有するレンズ鏡
    筒。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180060625A (ko) * 2016-11-29 2018-06-07 주식회사 해치텍 회전각 검출 장치
WO2021155902A1 (en) * 2020-02-03 2021-08-12 Huawei Technologies Co., Ltd. Magnetic sensing for true wireless stereo headset control knob

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