JP2001200957A - コルゲートチューブの取付方法および取付治具 - Google Patents

コルゲートチューブの取付方法および取付治具

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JP2001200957A
JP2001200957A JP2000007578A JP2000007578A JP2001200957A JP 2001200957 A JP2001200957 A JP 2001200957A JP 2000007578 A JP2000007578 A JP 2000007578A JP 2000007578 A JP2000007578 A JP 2000007578A JP 2001200957 A JP2001200957 A JP 2001200957A
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JP
Japan
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corrugated tube
slit
wire bundle
guide plate
jig
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JP2000007578A
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English (en)
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Tomoji Kotake
友治 小竹
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスの電線束へのコルゲートチュ
ーブの取り付けに際し、該コルゲートチューブのスリッ
トの向きを規制して組立可能とする。 【解決手段】 ワイヤハーネスの組立作業板15上に立
設された電線保持具16に沿って電線束Wを布線し、コ
ルゲートチューブ1のスリット1aに沿って挿入可能な
案内板14を備えた取付治具11を、電線束Wにおける
コルゲートチューブ1の外装領域に対し所要方向から介
入する。次いで、取付治具11の案内板14にスリット
1aを沿わせるようにしてコルゲートチューブ1を電線
束Wに外装し、この状態でコルゲートチューブ1の一端
を電線束WにテープTにて固定する。しかる後、案内板
14をスリット1aおよび電線束Wから退避させ、次い
で、コルゲートチューブ1の他端を電線束WにテープT
にて固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コルゲートチュー
ブの取付方法および取付治具に関し、詳しくは、ワイヤ
ハーネスの電線束へのコルゲートチューブの取り付けに
際し、該コルゲートチューブのスリットの向きを規制し
て組立可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来自動車に配索されるワイヤハーネス
は、その配索部位に突起物やエッジ等の干渉物が存在す
る場合、これらとの干渉による電線束の損傷を防止する
ためコルゲートチューブを外装して保護するようにして
いた。このコルゲートチューブ1は、図7に示すよう
に、合成樹脂よりなると共に、長手方向に環状の凹凸部
を繰り返す円筒体よりなり、軸方向には拡開可能なスリ
ット1aを有している。このスリット1aは、電線束W
への装着用の開口部となるが、コルゲートチューブ1が
電線束Wに外装された状態でスリット1aが干渉物に対
向して車体に配索されると、走行中の振動等によりスリ
ット1aを通して干渉物が電線束Wと直接干渉するおそ
れがある。
【0003】そこで、電線束Wへのコルゲートチューブ
1の取り付けに際し、スリット1aの方向を規制するよ
うにしたコルゲートチューブ用治具が、特開平10−1
85000号公報に記載されている。このコルゲートチ
ューブ用治具2は、図8に示すように、U字状の電線保
持具3に、コルゲートチューブ1のスリット1aに挿入
可能なプレート4a、4b、4cを三方に備えた指示具
4を支軸5で回転させることで位置調整可能に取り付け
るようにしたものである。従って、図8では、プレート
4aをスリット1aに挿入することで、スリット1aの
位置を一側方に規制してコルゲートチューブ1を電線束
Wに外装することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ルゲートチューブ用治具2では、スリット1aの向きを
規制するプレート4a、4b、4cは、電線保持具3に
対し、定位置に固定された状態となっている。このた
め、電線束Wの布線時にプレート4a、4b、4cが邪
魔となって布線作業がし難い。また、電線束Wへのコル
ゲートチューブ1の外装後におけるコルゲートチューブ
1の固定のためのテープ巻き操作時においてもプレート
4a、4b、4cが邪魔となるため作業性がわるい等の
問題がある。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、電線束の布線時およびコルゲートチューブのテー
プ止め時に、その作業の邪魔にならない状態で、コルゲ
ートチューブのスリットの方向を規制可能なコルゲート
チューブ取付方法および取付治具を提供することを課題
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、拡開可能なスリットが軸方向に形成され
たコルゲートチューブをワイヤハーネスの電線束に対
し、上記スリットを所要方向に規制して外装するコルゲ
ートチューブの取付方法であって、ワイヤハーネスの組
立作業板上に立設された電線保持具に沿って電線束を布
線し、上記コルゲートチューブのスリットに沿って挿入
可能な案内板を備えた取付治具を、上記電線束における
コルゲートチューブの外装領域に対し所要方向から介入
させ、次いで、上記取付治具の案内板に上記スリットを
沿わせるようにして上記コルゲートチューブを上記電線
束に外装し、この状態で上記コルゲートチューブの一端
を電線束にテープにて固定し、しかる後、上記案内板を
上記スリットおよび電線束から退避させ、次いで、上記
コルゲートチューブの他端を電線束にテープにて固定す
るようにしたことを特徴とするコルゲートチューブの取
付方法を提供している。
【0007】上記のようにすれば、電線束を布線した後
に取付治具の案内板を電線束に介入するようにしている
ので、電線束の布線時に取付治具が邪魔にならず、しか
も、布線後はコルゲートチューブのスリットの方向規制
を伴なう外装操作の準備をすることができる。また、案
内板にスリットを沿わせてコルゲートチューブを電線束
に外装することで、スリットを所要方向に規制できると
共に、この状態でコルゲートチューブの一端方をテープ
止めすることにより、外装後のコルゲートチューブの位
置ずれを防止できる。そして、コルゲートチューブの他
端方のテープ止めに際しては、案内板を退避させること
で、テープ巻き操作に支障をきたすこともない。
【0008】また、本発明では、拡開可能なスリットが
軸方向に形成されたコルゲートチューブをワイヤハーネ
スの電線束に対し、上記スリットを所要方向に規制して
外装するための取付治具であって、ワイヤハーネスの組
立作業板上に起伏可能に立設される支柱部と、該支柱部
の上部に取り付けられると共に、上記コルゲートチュー
ブのスリットに沿って挿入可能な案内板とからなり、上
記支柱部の起立状態では上記組立作業板に布線される電
線束および上記コルゲートチューブのスリットに上記案
内板が挿入される一方、上記支柱部の倒伏状態では上記
案内板が上記電線束およびコルゲートチューブから退避
する位置関係に設定していることを特徴とするコルゲー
トチューブの取付治具を提供している。
【0009】上記構成によれば、コルゲートチューブの
スリットの方向を規制する案内板は、支柱部と共に倒伏
可能であるため、規制が必要なときは起立操作する一
方、電線束の布線、コルゲートチューブのテープ止め操
作時には倒伏操作することで、それぞれの作業の邪魔に
なることがない。
【0010】上記案内板は支柱部を中心とする平面上で
回転可能に支持し、上記コルゲートチューブのスリット
の規制方向を両側二方向に切り替え可能としてもよい。
このようにすれば、コルゲートチューブのスリットの規
制方向が異なる設定のワイヤハーネスの組み立てに際
し、取付治具自体を取り外すことなく、案内板を反対方
向に回転操作するのみで、規制方向の切り替えを行うこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、コルゲートチューブの取付
治具の第一実施形態を示し、取付治具11は、取付部1
2に対し起伏可能に支持された支柱部13と、該支柱部
13の上端部に取り付けられた案内板14から構成して
いる。
【0012】取付部12は、U字状の金具からなり、ワ
イヤハーネスの組み立て作業板15上の所要位置に固定
される。支柱部13は、その下端部を取付部12に対し
ピン13aにより起伏可能に支持され、垂直状態の起立
位置と組み立て作業板15の板面に沿った倒伏位置との
二位置でノッチ機構等により位置決め可能とされてい
る。案内板14は、コルゲートチューブ1のスリット1
aに沿って挿入可能な薄板体からなり、案内板14の下
面偏芯位置に支持棒14aを固定し、該支持棒14aを
支柱部13に溶接またはネジ止めすることで案内板14
を支柱部13に取り付けるようにしている。
【0013】次ぎに、上記構成からなる取付治具11を
使用して、ワイヤハーネスの電線束Wにコルゲートチュ
ーブ1を外装する工程を説明すると、先ず、図2に示す
ように、組み立て作業板15上に立設された電線保持具
16に沿って布線される電線束Wにおけるコルゲートチ
ューブ1の外装領域の側方に対応して、取付治具11を
組み立て作業板15上に取り付けておく。この場合、取
付治具11は支柱部13を起立位置としたとき、案内板
14の先端部がコルゲートチューブ1の外装領域に少し
干渉し、倒伏位置では案内板14が外装領域から完全に
退避するように、電線束Wの布線方向に対し直交する方
向に支柱部13の回転平面を設定している。
【0014】そして、取付治具11を倒伏位置に位置決
めした状態で、電線束Wを電線保持具16に沿って布線
する。次いで、図3(A)に示すように、取付治具11
を起立させると、案内板14の先端は図3(B)に示す
ように、布線された電線束Wに介入される。続いて、図
4(A)に示すように、電線束Wにコルゲートチューブ
1を外装するに際し、スリット1aに案内板14の先端
を挿入させるようにして順次コルゲートチューブ1を電
線束Wに沿って送り出すことで電線束Wにコルゲートチ
ューブ1を外装する。このとき、コルゲートチューブ1
は図4(B)に示すように、案内板14の先端部が挿入
されることでスリット1aの向きが案内板14に対向す
る方向に規制される。
【0015】上記のようにして、コルゲートチューブ1
の向きが規制された状態で、先ず、案内板14が邪魔に
ならない側のコルゲートチューブ1の一端にテープTを
巻き付けることで電線束Wに対しコルゲートチューブ1
を固定する。次いで、図5(A)(B)に示すように、
取付治具11を倒伏位置に操作することでスリット1a
から案内板14を抜き去り、スリット1aを閉じた状態
でコルゲートチューブ1の他方の端部に同様にテープT
を巻き付けて電線束Wに固定する。このようにすること
で、電線束Wに対しスリット1aの方向を規制した状態
でコルゲートチューブ1を外装することができる。
【0016】図6は取付治具21の第二実施形態を示
し、支柱部23に対し案内板24が取り付けられた支持
棒24aを回転可能に支持させ、案内板24によるスリ
ット1aの規制方向を左右両側方の二位置に切り替え可
能としたものである。案内板24は、コ字状に屈曲させ
た薄板材からなり、案内板24の先端部は、支持棒24
aを電線束Wの中心下方に位置させたとき、コルゲート
チューブ1の外装領域に少し干渉する程度の位置関係と
なるように突出寸法を設定している。支柱部23に支持
棒24aを回転可能に支持させるには、例えば図示のよ
うに支持棒24aの下部に抜け止め用の係止リング24
bを突設し、該係止リング24bを覆うようにして支柱
部23にネジ付きのキャップ23bを装着するようにし
ている。
【0017】上記第二実施形態では、支柱部23を起立
位置と左右両側方の倒伏位置の3位置で位置決め可能と
している。そして、A側にコルゲートチューブ1のスリ
ット1aの方向を規制するには、案内板24の先端をA
側に位置させ、支柱部23を起立位置とA側の倒伏位置
との間で操作する。逆にスリット1aをB方向に規制す
るには、支持棒24aを180°回転させることで案内
板24の先端をB側に向け、支柱部23の倒伏位置もB
側とする。なお、電線束Wの布線、コルゲートチューブ
1の外装および取付治具21の倒伏操作工程の手順は、
上記第一実施形態と同様である。
【0018】なお、上記実施形態において、支柱部1
3、23に対し案内板14、24を多種準備したものと
取り換え可能とすることで、案内板14、24の設定高
さ、大きさを調整可能とするようにしてもよい。また、
取付治具11、21は、支柱部13、23を固定式とし
て、支柱部13、23と支持棒14a、24aとの間で
倒伏操作可能とするようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明きらかなように、本発
明のコルゲートチューブの取付治具を使用することで、
電線束に外装すべきコルゲートチューブのスリットの向
きを所要方向に規制することができる。そして、その
際、電線束の布線およびコルゲートチューブを外装した
後のコルゲートチューブのテープ止め操作時に取付治具
が倒伏可能であるため、これらの操作の邪魔となること
はなく、作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコルゲートチューブの取付治具の第
一実施形態を示す斜視図である。
【図2】 取付治具を使用した電線束へのコルゲートチ
ューブの外装工程を示す図である。
【図3】 (A)は取付治具を電線束に介入させた状態
を示す図、(B)はその要部の断面図である。
【図4】 (A)は取付治具をコルゲートチューブのス
リットに介入させた状態を示す図、(B)はその要部の
断面図である。
【図5】 (A)は取付治具を倒伏させてコルゲートチ
ューブをテープ止めする状態を示す図、(B)はその要
部の断面図である。
【図6】 取付治具の第二実施形態を示す図である。
【図7】 コルゲートチューブの斜視図である。
【図8】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コルゲートチューブ 1a スリット 11、21 取付治具 13、23 支柱部 14、24 案内板 14a、24a 支持棒 15 組み立て作業板 16 電線保持具 T テープ W 電線束

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡開可能なスリットが軸方向に形成され
    たコルゲートチューブをワイヤハーネスの電線束に対
    し、上記スリットを所要方向に規制して外装するコルゲ
    ートチューブの取付方法であって、 ワイヤハーネスの組立作業板上に立設された電線保持具
    に沿って電線束を布線し、上記コルゲートチューブのス
    リットに沿って挿入可能な案内板を備えた取付治具を、
    上記電線束におけるコルゲートチューブの外装領域に対
    し所要方向から介入させ、次いで、上記取付治具の案内
    板に上記スリットを沿わせるようにして上記コルゲート
    チューブを上記電線束に外装し、この状態で上記コルゲ
    ートチューブの一端を電線束にテープにて固定し、しか
    る後、上記案内板を上記スリットおよび電線束から退避
    させ、次いで、上記コルゲートチューブの他端を電線束
    にテープにて固定するようにしたことを特徴とするコル
    ゲートチューブの取付方法。
  2. 【請求項2】 拡開可能なスリットが軸方向に形成され
    たコルゲートチューブをワイヤハーネスの電線束に対
    し、上記スリットを所要方向に規制して外装するための
    取付治具であって、 ワイヤハーネスの組立作業板上に起伏可能に立設される
    支柱部と、該支柱部の上部に取り付けられると共に、上
    記コルゲートチューブのスリットに沿って挿入可能な案
    内板とからなり、 上記支柱部の起立状態では上記組立作業板に布線される
    電線束および上記コルゲートチューブのスリットに上記
    案内板が挿入される一方、上記支柱部の倒伏状態では上
    記案内板が上記電線束およびコルゲートチューブから退
    避する位置関係に設定していることを特徴とするコルゲ
    ートチューブの取付治具。
  3. 【請求項3】 上記案内板は支柱部を中心とする平面上
    で回転可能に支持し、上記コルゲートチューブのスリッ
    トの規制方向を両側二方向に切り替え可能としている請
    求項2に記載のコルゲートチューブの取付治具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101116884B1 (ko) * 2010-12-30 2012-03-26 주식회사 유라코퍼레이션 배가름 콜게이트 조립지그
WO2013105293A1 (ja) * 2012-01-11 2013-07-18 住友電装株式会社 コルゲートチューブの取り付け方法並びにワイヤーハーネス組立装置及びスリット方向規制治具
CN103582370A (zh) * 2012-07-25 2014-02-12 昆达电脑科技(昆山)有限公司 理线结构
CN112290478A (zh) * 2020-10-20 2021-01-29 沈阳安费诺三浦汽车电子有限公司 一种具有自动检验功能的线缆装配操作台

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