JP2001200193A - 光揮性非焼成色鉛筆芯 - Google Patents

光揮性非焼成色鉛筆芯

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強い光輝感と立体感を筆跡乃至塗膜に与える
ことができる非焼成色鉛筆芯を提供する。 【解決手段】 必須成分として、ガラスフレーク顔料又
は金属被覆無機顔料、結合材及び体質材を含んでなる光
輝性非焼成色鉛筆芯である。上記ガラスフレーク顔料又
は金属被覆無機顔料は、非焼成色鉛筆芯全量に対して
0.1〜25重量%含まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強い光輝感及び立
体感を有する非焼成色鉛筆芯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、強い光輝感及び立体感を有する非
焼成色鉛筆芯はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、強い
光輝感を持ち、さらには強い立体感を併せ持つ筆跡乃至
塗膜を得ることができる光輝性非焼成色鉛筆芯を提供す
るところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
鋭意検討した結果、本発明は、必須成分として、ガラス
フレーク顔料及び/又は金属被覆無機顔料を含有してい
る光輝性非焼成色鉛筆芯を採用した。特に、本発明は、
必須成分として、ガラスフレーク顔料、結合材及び体質
材を含んでなる光輝性非焼成色鉛筆芯を採用した。ま
た、本発明は、必須成分として、金属被覆無機顔料、結
合材及び体質材を含んでなる光輝性非焼成色鉛筆芯を採
用した。なお、本発明でいう「金属被覆無機顔料」と
は、金属及び金属酸化物のうち少なくともいずれか1つ
の物質が被覆された無機顔料を総称するものとして定義
される。
【0005】従って、上記のガラスフレーク顔料を含有
した光輝性非焼成色鉛筆芯は、従来の非焼成色鉛筆芯と
異なり、強い光輝感と立体感を有する筆跡乃至塗膜を得
ることができる。
【0006】また、上記の金属被覆無機顔料を含有した
光輝性非焼成色鉛筆芯も、無機顔料が金属蒸着等で着色
されているため、従来の非焼成色鉛筆芯と異なり、強い
光輝感と立体感を有する筆跡乃至塗膜を得ることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】(ガラスフレーク顔料)本発明で
用いられるガラスフレーク顔料は、フレーク状ガラスが
金属などで被覆された構造からなり、光輝感と立体感を
有する顔料として定義される。本発明で用いられるガラ
スフレーク顔料は、着色効果を有し、金属光沢を有する
ほか、隠蔽力を有するものが好適である。一例を挙げれ
ば、フレーク状ガラスが無電解メッキ法により金属で被
覆されたガラスフレーク顔料を使用することができる。
例えば、銀で被覆された東洋アルミニウム社製の商品名
「メタシャインREFSX−2015PS」、「メタシ
ャインREFSX−2025PS」、及び「メタシャイ
ンREFSX−2040PS」、日本板硝子社製の商品
名「メタシャインRCFSX−5480PS」、「メタシ
ャインRCFSX−5230PS」「メタシャインRCF
SX−5150PS」、「メタシャインRCFSX−50
90PS」を例示することができる。
【0008】また、フレ−ク状ガラスがスパッタリング
法により金属で被覆されたガラスフレーク顔料も使用す
ることができる。例えば、銀で被覆された東洋アルミニ
ウム社製の商品名「クリスタルカラ−GF2125」、
「クリスタルカラーGF2125−M」、「クリスタル
カラーGF2140」、「クリスタルカラーGF214
0−M」がある。また、ニッケル・クロム・モリブデン
で被覆された同社製の商品名「クリスタルカラーGF2
525」、「クリスタルカラーGF2525−M」、
「クリスタルカラーGF2540」、「クリスタルカラ
ーGF2540−M」がある。また、真鍮で被覆された
同社製の商品名「クリスタルカラーGF250」、銀合
金で被覆された同社製の商品名「クリスタルカラーGF
1345」、チタンで被覆された同社製の商品名「クリ
スタルカラーGF1445」がある。
【0009】本発明ではガラスフレーク顔料のメジアン
径は500μm以下、特に5〜100μmが好適であ
る。ガラスフレーク顔料のメジアン径が500μmを超
えると、描き味が低下し好ましくない。
【0010】本発明におけるガラスフレーク顔料は、非
焼成色鉛筆芯全量に対して0.1〜25重量%含まれて
いることが好ましい。ガラスフレーク顔料が非焼成色鉛
筆芯全量に対して0.1重量%未満の場合は光輝性及び
立体感が充分でない。また、ガラスフレーク顔料が非焼
成色鉛筆芯全量に対して25重量%を超えると、書き味
(描き味)が低下し、また、非焼成色鉛筆芯の強度が低
下する。ガラスフレーク顔料の最適配合量は0.5〜2
0重量%である。
【0011】なお、ガラスフレーク顔料は1種又は2種
以上を混合して用いることができる。また、ガラスフレ
ーク顔料を、金属被覆無機顔料、アルミニウム顔料、パ
−ル顔料などの光輝性顔料と混合して用いることもでき
る。
【0012】(金属被覆無機顔料)本発明で用いる金属
被覆無機顔料とは、例えば金属蒸着等で金属及び又は金
属酸化物が被覆された無機顔料として構成されている。
一例を挙げれば、酸化鉄(III)が被覆されたアルミニウ
ムを用いることができる。例えばBASF株式会社製の
商品名「Paliocrom Gold L2000」、「Paliocrom Gold L
2002」、「Paliocrom Gold L2020」、「Paliocrom Gold
L2022」、「Paliocrom Gold L2025」「Paliocrom Oran
ge L2800」がある。また、酸化鉄(III)が被覆された雲
母を用いることができる。例えばBASF株式会社製の
商品名「Paliocrom Red Gold L2500」、「Paliocrom Re
d L4000」がある。また、アルミニウム−マンガン被覆
の雲母状酸化鉄(III) を用いることができる。例えばB
ASF株式会社製の商品名「Paliocrom Copper L3000」
及び「Paliocrom Copper L3001」がある。また、還元二
酸化チタンが被覆された雲母を用いることができる。例
えばBASF株式会社製の商品名「Paliocrom Blue Sil
ver L6000」、「Paliocrom Blue Silver L6001」があ
る。また、二酸化チタンが被覆された雲母も用いること
ができる。
【0013】上記の金属被覆無機顔料のメジアン径も、
ガラスフレーク顔料のメジアン径と同様に、500μm
以下、特に5〜100μmが好適である。金属被覆無機
顔料のメジアン径が500μmを超えると、描き味が低
下し好ましくない。
【0014】金属被覆無機顔料の配合量も、ガラスフレ
ーク顔料と同様に、非焼成色鉛筆芯全量に対して0.1
〜25重量%含まれていることが好ましい。上記の無機
顔料が非焼成色鉛筆芯全量に対して0.1重量%未満の
場合は光輝性が充分でない。また、上記の無機顔料が非
焼成色鉛筆芯全量に対して25重量%を超えると、書き
味(描き味)が低下し、また、非焼成色鉛筆芯の強度が
低下する。上記の無機顔料の最適配合量は0.5〜20
重量%である。
【0015】なお、金属被覆無機顔料は1種又は2種以
上を混合して用いることができる。また、金属被覆無機
顔料を、ガラスフレーク顔料、アルミニウム顔料、パ−
ル顔料などの光輝性顔料と混合して用いることもでき
る。
【0016】(結合材)本発明で使用される結合材とし
ては、非焼成色鉛筆芯の結合材として従来使用されてい
る公知の結合材を使用することができる。結合材として
は、強度、剛性が優れているものが好ましい。結合材と
しては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ニトロセル
ロース、硫酸セルロース、アセチルセルロース、フェノ
ール樹脂、ポリビニルアルコール、アラビアガム等が挙
げられる。これらは単独で又は任意で組み合わせて使用
することができる。また、天然品、合成品を問わず使用
することができる。
【0017】結合材の配合量は、非焼成色鉛筆芯全量に
対して3〜15重量%、好ましくは5〜10重量%であ
る。結合材が非焼成色鉛筆芯全量に対して3重量%未満
であると芯状への成型性が低下し、また非焼成色鉛筆芯
の強度が低下する。一方、結合材が非焼成色鉛筆芯全量
に対して15重量%を越えると書き味が低下すると共
に、摩耗しなくなる。
【0018】(体質材)体質材としては、非焼成色鉛筆
芯の体質材として従来使用されている公知の体質材を使
用することができる。体質材としては光輝性顔料や着色
剤などの発色を阻害しないものが好ましい。体質材とし
ては、例えば、タルク、カオリン、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、シリカ、アルミナシリケート、ベント
ナイト等が挙げられる。体質材は単独で又は二種以上組
み合わせて使用できる。
【0019】体質材の配合量は、非焼成色鉛筆芯全量に
対して60〜80重量%、好ましくは65〜75重量%
である。体質材の配合量が非焼成色鉛筆芯全量に対して
60重量%未満であると、描き味(書き味)が低下す
る。一方、体質材の配合量が非焼成色鉛筆芯全量に対し
て80重量%を越えると、非焼成色鉛筆芯の強度が低下
し、また発色性が低下する。
【0020】(ワックス又は油脂類)本発明ではワック
ス又は油脂類を用いることができる。非焼成色鉛筆芯を
成型後、ワックス又は油脂類類を含浸させることによ
り、非焼成色鉛筆芯の着色性を向上させることができ
る。また、ワックス又は油脂類は、芯の成型後に含浸さ
せるのではなく、原料組成物としてあらかじめ練り込む
ことにより芯に含有させても良い。
【0021】ワックス又は油脂類類としては、具体的に
は、流動パラフィン、シリコーンオイル、α−オレフィ
ンオリゴマー、パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、サゾールワックス、ケトンワックス、ワ
セリン、牛脂硬化油、蜜ロウ、木ロウ、カルナウバワッ
クス、ステアリン酸等が挙げられる。ワックス又は油脂
類は合成、天然を問わず用いることができる。ワックス
又は油脂類は単独で又は二種以上組み合わせて使用する
ことができる。
【0022】ワックス又は油脂類として、常温で固体の
ものを用いると、筆跡乃至塗膜を消しゴムで消去するこ
とが困難であるが、常温で液体のものを用いると、ガラ
スフレーク顔料等が含まれていても、筆跡乃至塗膜は消
しゴムで消去することが可能となる。
【0023】ワックス又は油脂類の配合量は、非焼成色
鉛筆芯全量に対して20重量%以下(例えば、1〜20
重量%)、好ましくは3〜10重量%である。ワックス
又は油脂類の配合量が非焼成色鉛筆芯全量に対して20
重量%を越えると、非焼成色鉛筆芯の強度が低下する。
【0024】(着色剤)本発明では着色剤を用いること
ができる。光輝性顔料を着色剤と併用することにより、
非焼成色鉛筆芯の色を種々の色に調整することができ
る。着色剤としては、ガラスフレーク顔料や金属被覆無
機顔料と反応せず、また、このようなガラスフレーク顔
料や金属被覆無機顔料の発色に影響を与えないものを用
いることが重要である。なお、本発明では着色剤を配合
しない光輝性非焼成色鉛筆芯も含まれる。
【0025】具体的には、着色剤としては、酸性染料、
直接染料、塩基性染料などの水溶性染料(トリフェニル
メタン系、キサンテン系、アントラキノン系、金属錯体
系、銅フタロシアニン系など)、フタロシアニン、キナ
クリドン、カーボンブラック、酸化チタンなどの有機顔
料又は無機顔料、或いは蛍光顔料、着色樹脂エマルジョ
ンなどを使用することができる。着色剤は1種又は2種
以上を混合して使用することができる。
【0026】本発明では、着色剤は、既述の通り、含有
されていても含有されていなくても差し支えない。但
し、着色剤が含有されている場合は、非焼成色鉛筆芯全
量に対して10重量%以下、特に5重量%以下含まれて
いることが好ましい。着色剤がパステル組成物全量に対
して10重量%を超えると、光輝感が低下する。
【0027】(その他の成分)本発明の光輝性非焼成色
鉛筆芯では、その他の成分として必要に応じて、滑材、
結合材用溶剤(例えば、水など)、界面活性剤、防腐・
防黴剤、香料などの非焼成色鉛筆芯の添加材として公知
の添加剤を適宜配合することができる。なお、滑材とし
ては、例えば、合成雲母(人工的に合成したフッ素雲母
系鉱物)、窒化ホウ素、フッ化黒鉛等が挙げられる。
【0028】本発明の非焼成色鉛筆芯では、混練、成形
を可能にするため、溶剤を添加することができる。溶剤
としては水や各種公知の有機溶剤を使用することができ
る。溶剤は原料とともに配合し混練、成形した後乾燥し
て除去することができる。
【0029】本発明の光輝性非焼成色鉛筆芯の製造方法
は、基本的には上記の各成分を混合して、特定の形状に
成型して調製することができる。例えば、原料を、混練
機(ニーダーなど)を用いて加熱状態(例えば60℃で
約8時間)で混練し、次に当該混練物を脱気した後、プ
ランジャー型成型機を用いて予備成形し、続いてプラン
ジャー型押し出し成型機で例えば3mm径の鉛筆芯に押
し出し成型し、乾燥(例えば70℃で12時間)させる
ことにより調製することができる。なお、混練や押し出
し成型などは、加熱下で行うことができる。また例え
ば、まず、上記原料組成物に、この原料組成物と約同量
の溶剤(水、有機溶剤等)を添加して混練する。当該混
練物をプランジャー型又はスクリュー型押出成形機によ
って直径約3mmの色鉛筆芯に成形した後、この成型物
を乾燥して溶剤を除去し、必要に応じて更にこの成型物
に油脂、ワックス類を含浸させることによって非焼成色
鉛筆芯を得ることができる。
【0030】
【実施例】表1に示す組成及び配合量(重量部)で、ガ
ラスフレーク顔料、光輝性顔料、水溶性樹脂、着色剤、
体質材およびワックス又は油脂類を、溶剤(水)を用い
て、ニーダーを用いて、60℃で約8時間混練した後、
常温で3本ロールにより脱気する。その後、プランジャ
ー型成型機を用いてまずプレ成型した後、直径3mmの
色鉛筆芯状に押し出し成型し、70℃で12時間以上乾
燥させて、非焼成色鉛筆芯を得た。
【0031】
【表1】
【0032】(ガラスフレーク顔料) I:商品名「クリスタルカラーGF2525−M」、東
洋アルミニウム株式会社製、メジアン径約25μm II:商品名「クリスタルカラーGF2540」、東洋ア
ルミニウム株式会社製、メジアン径約40μm III:商品名「メタシャインREFSX−2025P
S」、東洋アルミニウム株式会社製、メジアン径約25
μm IV:商品名「メタシャインREFSX−2040P
S」、東洋アルミニウム株式会社製、メジアン径約40
μm (光輝性顔料) I:パール顔料、商品名「Iriodin302」、メ
ルクジャパン株式会社製、平均粒子径5〜20μm (水溶性樹脂) I:商品名「TyloseH20P2」、ヒドロキシエ
チルセルロース、クラリアントポリマー株式会社製 (着色剤) I:商品名「シアニンブルーHS−3」、フタロシアニ
ンブルー、大日精化工業株式会社製 (体質材) I:商品名「Microace P−4」、タルク、日
本タルク株式会社製(ワックス又は油脂類) I:商品名「牛脂硬化油極度」、脂肪酸トリグリセリド
(水添)、新日本理化株式会社製 II:商品名「ホワイトミネラルオイル」、流動パラフィ
ン、中央化成株式会社製
【0033】(評価試験)次に、これらの非焼成色鉛筆
芯を用いて、色鉛筆を調製し、下記の試験を行った。こ
れらの評価結果は表1に示した。
【0034】(光輝感及び立体感)上記色鉛筆を用いて
市販のルーズリーフ用紙に筆記し、各色鉛筆による筆跡
の光輝感及び立体感についてそれぞれ評価した。光輝感
は筆記状態を目視観察により行い、光輝感の極めて強い
ものを○、光輝感が強いものを△、光揮感が小さい又は
光輝感がないものを×として評価した。また立体感につ
いても筆記状態を目視観察により行い、立体感が極めて
強いものを○、立体感が強いものを△、立体感がないも
のを×として評価した。表1にそれらの結果を示す。
【0035】(筆記性)上記鉛筆を用い、筆記性(書き
味)の評価の試験を実施例、比較例の番号をふせて行っ
た。評価方法は、各実施例及び比較例の非焼成色鉛筆芯
を用いた色鉛筆を製造し、温度20℃、湿度65%と8
5%の両条件下において10名のモニターにより画用紙
に筆記した際の書き味をモニターのフィーリングにより
行った。結果は10名中8名以上が書き味がよいと判断
したものを○、5名以上7名以下のものがよいと判断し
たものを△、4名以下のものがよいと判断したものを×
として表1に示した。
【0036】(消去性)上記鉛筆を用い、画用紙に筆記
し、消しゴムとしてラビット株式会社製の商品名「RC
−60」を用いて、筆跡を消去することにより、消しゴ
ム消去性の良さを、消しゴム消去性が優れていると判断
したものを○として、消しゴム消去性が余りよくない又
はよくないと判断したものを×として評価した。その評
価結果は表1に示した。
【0037】実施例に係る非焼成色鉛筆芯は、筆記性が
良好で、光揮感及び立体感が極めて強い。また、消しゴ
ム消去性を有する光輝感及び立体感の強い非焼成色鉛筆
芯とすることも出来る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、必須成分として、ガラスフレ
ーク顔料、結合材及び体質材を含んでなる光輝性非焼成
色鉛筆芯であるので、従来の同種の色鉛筆芯と異なり、
強い光輝感と立体感を持つ従来にない独特の筆跡乃至塗
膜を得ることができる。
【0039】また、必須成分として、金属被覆無機顔
料、結合材及び体質材を含んでなる光輝性非焼成色鉛筆
芯は、光輝性が失われることなく、強い光輝感を持つ筆
跡乃至塗膜を得ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必須成分として、ガラスフレーク顔料、
    結合材及び体質材を含んでなる光輝性非焼成色鉛筆芯。
  2. 【請求項2】 必須成分として、金属被覆無機顔料、結
    合材及び体質材を含んでなる光輝性非焼成色鉛筆芯。
  3. 【請求項3】 さらに着色剤が含まれている請求項1又
    は2記載の光輝性非焼成色鉛筆芯。
  4. 【請求項4】 ガラスフレーク顔料が、非焼成色鉛筆芯
    全量に対して0.1〜25重量%含まれている請求項1
    又は3記載の光輝性非焼成色鉛筆芯。
  5. 【請求項5】 金属被覆無機顔料が、非焼成色鉛筆芯全
    量に対して0.1〜25重量%含まれている請求項2又
    は3記載の光輝性非焼成色鉛筆芯。
  6. 【請求項6】 さらに、ワックス又は油脂類が含まれて
    いる請求項1乃至5のいずれかの項に記載の光輝性非焼
    成色鉛筆芯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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