JP2001198533A - 除塵装置 - Google Patents

除塵装置

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JP2001198533A
JP2001198533A JP2000010621A JP2000010621A JP2001198533A JP 2001198533 A JP2001198533 A JP 2001198533A JP 2000010621 A JP2000010621 A JP 2000010621A JP 2000010621 A JP2000010621 A JP 2000010621A JP 2001198533 A JP2001198533 A JP 2001198533A
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Takashi Kobayashi
小林  孝
Tetsuya Kishi
哲也 岸
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Fuji Kikai Kohan Kk
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Fuji Kikai Kohan Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り出されるシート状基材の表面に付着した
塵埃を除去する能力と信頼性に優れ、清掃やメンテナン
スの容易な除塵装置を提供する。 【解決手段】 繰り出されるシート状基材2の表面に回
転清掃部材11,12を接触させて、シート状基材2の
表面に付着した塵埃を除去する清掃手段10と、繰り出
されるシート状基材2の静電気を除去する除電手段20
と、シート状基材2の表面から分離された塵埃を吸引す
る集塵手段30とを備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動印刷機等にお
いて繰り出されるシート状基材の表面に付着した塵埃を
除去するための除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙パック等の紙器類の用途拡大により、
凹版印刷を行う自動印刷機が飛躍的に普及している。こ
うした自動印刷機においては、版面にセル(凹部)を有
する版胴が印刷ユニットの版胴保持部に保持され、この
版胴保持部に版胴を回転させる駆動機構が設けられると
共に、上記版面へのインク供給用の装置及びドクター装
置が装備され、また、印刷ユニットに対してシート状基
材の原紙を送り込む部分、印刷ユニットを経た原紙を巻
き取る部分等が配備されている。上記インク供給用の装
置は、インクパン、インク給排用の配管、ポンプ及びタ
ンクなどを含み、印刷中はこれらが印刷ユニットに対し
て所定の配置でセットされている。また、上記ドクター
装置は、インク掻き取り部材としてのドクター刃を有
し、このドクター刃を版胴の版面に当接させるようにな
っている。
【0003】そして、上版胴保持部に保持された版胴が
回転駆動されつつ、その版面にインクが供給されると共
に、版面に当接するドクター刃によりセル以外の部分に
付着しているインクが掻き取られ、上記セルにのみイン
クが存在する状態とされた上で、その版面に接触するよ
うに印刷用の原紙が送り込まれ、原紙が印刷ユニットを
通過する間に印刷が行われるようになっている。
【0004】ところで、上記の自動印刷機においては、
送り込まれる原紙等から紙粉が生じたりすることによ
り、紙粉等の塵埃がインクパン内に混入して、ドクター
筋等が発生したりすることがある。また、紙粉による製
紙工場内の環境汚染が、衛生面や火災予防の点でも問題
になっていた。そこで、その対策として、送り込まれる
原紙にエアを吹き付けて紙面から紙粉を分離し、それを
吸引することによって紙粉を除去する除塵装置がいくつ
か利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の除塵装置では、送り込まれる原紙にエアを吹き
付けて紙面から紙粉を分離する方法をとっているため、
紙粉の除去能力が不充分で、紙面から紙粉を確実に除去
することができず、紙粉除去の能力と信頼性の点で課題
が残されていた。
【0006】本発明は、こうした従来技術の課題を解決
するものであり、繰り出されるシート状基材の表面に付
着した塵埃を除去する能力と信頼性に優れ、清掃やメン
テナンスの容易な除塵装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の除塵装置は、繰
り出されるシート状基材の表面に付着した塵埃を除去す
るためのものであって、繰り出されるシート状基材の表
面に回転清掃部材を接触させて、シート状基材の表面に
付着した塵埃を除去する清掃手段と、繰り出されるシー
ト状基材の静電気を除去する除電手段と、シート状基材
の表面から分離された塵埃を吸引する集塵手段とを備え
ている。
【0008】この構成によれば、繰り出されるシート状
基材の静電気が除電手段によって除去されると共に、清
掃手段の回転清掃部材がシート状基材の表面に接触し
て、表面に付着した塵埃が確実に除去され、その分離さ
れた塵埃が集塵手段によって効率よく吸引されるため、
シート状基材の表面に付着した塵埃を除去する能力と信
頼性の向上を図ることが可能となる。
【0009】また、上記した本発明の除塵装置におい
て、上記清掃手段は、対向する回転清掃部材の間にシー
ト状基材を通過させて、シート状基材の両面に回転清掃
部材の先端を接触させて、表面に付着した塵埃を除去す
るように構成され、上記集塵手段は、清掃手段を内包す
る吸引室を有し、清掃手段によってシート状基材の表面
から分離された塵埃を吸引するように構成され、上記除
電手段は、上記吸引室におけるシート状基材の入口と出
口に配置されている構成とする。
【0010】この構成によれば、対向する回転清掃部材
からなる清掃手段を集塵手段の吸引室に内包し、除電手
段が吸引室の入口と出口に配置されているため、繰り出
されるシート状基材の静電気が入口で除去された後に、
シート状基材が、対向する回転清掃部材の間を通過し
て、シート状基材の両面に回転清掃部材が接触し、表面
に付着した塵埃が確実に除去され、その分離された塵埃
が吸引室で効率よく吸引される。更に、吸引室の出口で
シート状基材の静電気が除去されるため、清掃されたシ
ート状基材の表面に塵埃が静電気により再度付着するの
が防止される。従って、シート状基材の表面に付着した
塵埃を除去する能力と信頼性をより一層向上させること
が可能となる。
【0011】上記した本発明の除塵装置において、上記
吸引室が分割されており、少なくとも清掃手段の近傍が
開放されるように開閉自在とする開閉構造を有する構成
にすると、回転清掃部材の交換や吸引室内の清掃、清掃
手段のメンテナンス等を行うのが容易となる。
【0012】また、上記回転清掃部材の回転方向及び回
転速度の少なくとも一方を変更する回転条件変更手段を
有する構成にすると、シート状基材の種類、厚さ、性状
等に応じて、回転清掃部材の回転方向や回転速度を適切
な条件に変更することによって、シート状基材と回転清
掃部材の接触状態を適正に調整することが可能となる。
【0013】また、上記清掃手段が、シート状基材の表
面に対する接触点の位置を変更する接触点変更手段を有
する構成にすると、接触点の位置を変えることによっ
て、回転清掃部材間を通過するシート状基材との接触抵
抗を調整することが可能になる。また、回転清掃部材が
摩耗して外径が小さくなっても、接触点の位置を変える
ことによって、回転清掃部材を交換することなく、シー
ト状基材と回転清掃部材の接触状態を適正に調整するこ
とが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。
【0015】本発明の除塵装置1は、繰り出されるシー
ト状基材2の表面に付着した塵埃を除去するためのもの
であって、図1及び図2に示すように、対向する回転清
掃部材11,12の間にシート状基材2を通過させて、
シート状基材2の両面に回転清掃部材11,12の先端
を接触させて、表面に付着した塵埃を除去する清掃手段
10と、この清掃手段10を内包する吸引室31を有
し、清掃手段10によってシート状基材2の表面から分
離された塵埃を吸引する集塵手段30と、上記吸引室3
1におけるシート状基材2の入口31aと出口31bに
配置されており、繰り出されるシート状基材2の静電気
を除去する除電手段20とを備えている。
【0016】より詳しくは、清掃手段10の回転清掃部
材11は、図4及び図6に示すように、ブラシ体101
を固定した筒状回転体102と、これを支持する支持軸
105とを有している。支持軸105は、隔離する支持
板3,4の固定穴にその両端部が嵌合支持された状態で
固定ねじ106によって固定されており、この支持軸1
05に軸受104を介して筒状回転体102の両端部が
回転自在に支持されている。筒状回転体102の一端面
には回転駆動用の歯車103が固定されている。上記回
転清掃部材11に並行する回転清掃部材12も同様の構
成からなり、その筒状回転体102の一端面には回転駆
動用の歯車113が固定されており、この歯車113が
回転清掃部材11の歯車103と噛合するようになって
いる。支持板3には、駆動モータ115が固定されてお
り、その駆動軸115aに固定した駆動用の歯車114
が回転清掃部材12の歯車113と噛合するようになっ
ている。これにより、図7に示すように、駆動モータ1
15を回転することによって、歯車114、歯車113
及び歯車103からなる駆動伝達機構を介して回転清掃
部材11と回転清掃部材12を異なる回転方向で同期回
転させることができる。
【0017】尚、清掃手段10は、上記回転清掃部材1
1,12の回転方向及び回転速度の少なくとも一方を変
更する回転条件変更手段を有しており、シート状基材の
種類、厚さ、性状等に応じて、回転清掃部材11,12
の回転方向や回転速度を適切な条件に変更することによ
って、シート状基材2と回転清掃部材11,12の接触
状態を適正に調整することができる。
【0018】また、ブラシ体101の材質は、腰が柔ら
かく当たりがソフトなヤギの毛等を使用することが好ま
しいが、シート状基材2の種類、厚さ、性状等に応じ
て、馬毛、豚毛、鹿毛、人毛等の他の動物繊維、植物繊
維、除電繊維を含む化学繊維を使用してもよい。
【0019】集塵手段30の吸引室31は、図3に示す
ように、上部吸い込みダクト32、中間ダクト33、本
体34及び下部吸い込みダクト35の4つの部品の組み
合わせで構成されており、上部吸い込みダクト32及び
下部吸い込みダクト35に連結された各配管36,37
が集塵機40に連結されている。尚、集塵手段30は、
集塵機40の吸引量を適宜調整すると共に、中間ダクト
33及び本体34に設けたスリット33a,34aの幅
を調整したり、内壁の傾斜角度や形状を変えたりするこ
とによって、シート状基材2の送り速度や、回転清掃部
材11,12の回転方向や回転速度の条件に適合させた
所望の集塵効果が得られる。
【0020】上記吸引室31は分割されており、少なく
とも清掃手段10の近傍が開放されるように開閉自在と
する開閉構造を有する。具体的には、上部吸い込みダク
ト32と中間ダクト33は蝶番38を介して開閉自在に
連結されており、これらのダクト内における紙粉の通過
状態の確認とダクト内の清掃を容易としている。また、
中間ダクト33と本体34は蝶番39を介して連結され
ており、図1及び図9に示すように、エアシリンダー4
1を用いて回転清掃部材11の近傍が開放されるように
中間ダクト33が上部吸い込みダクト32と共に開閉自
在になっており、回転清掃部材11,12の清掃や交
換、並びに駆動モータ115、歯車103,113,1
14の点検や交換が容易にできるようになっている。こ
こで、エアシリンダー41は、ピストン側41aが中間
ダクト33に支持され、シリンダ側41bが本体34に
支持されており、図9では、図1(b)に示す吸引室3
1を開いた状態を2点鎖線で、図1(a)に示す吸引室
31を閉じた状態を実線で表している。
【0021】また、上記清掃手段10が、シート状基材
2の表面に対する接触点の位置を変更する接触点変更手
段50を有する。具体的には、この接触点変更手段50
は、図5に示すように、手動ハンドル55の回転軸54
に連結されたウォーム51と、このウォーム51に噛合
するウォームホイール52とを有し、このウォームホイ
ール52は支持板4に連結された軸53に取り付けられ
ている。そして、手動ハンドル55を回すことによりウ
ォームホイール52を回転させて、回転清掃部材11,
12のユニット全体を所定角度(例えば、図7では±3
3゜)傾動できる構造になっている。
【0022】ここで、図8(a)はシート状基材2と回
転清掃部材11,12の接触点を変更していない通常の
接触状態を表しており、図8(b)は上記した接触点変
更手段50を用いてユニット全体を所定角度θ(ここで
は、傾斜角度θ=33゜)に傾斜させて接触点を変更し
たときのシート状基材2と回転清掃部材11,12の接
触状態を実線で表しており、この状態では両者の接触抵
抗を増加させる作用が働く。また、直径d1の回転清掃
部材11,12が摩耗して直径d2となった場合にも、
接触点変更手段50を用いてユニット全体を所定角度θ
に傾斜させることで、2点鎖線で表すように、摩耗した
回転清掃部材11',12'がシート状基材2の表面に接
触する状態にすることができる。尚、図8(b)におい
て、下記の(1)式〜(3)式に示す関係が成り立って
いる。
【0023】d1=d2+2s……(1) d2=d1・cosθ……(2) s=d1(1−cosθ)/2……(3) このように、接触点変更手段50を用いて接触点の位置
を変えることによって、回転清掃部材11,12の間を
通過するシート状基材2との接触抵抗を調整することが
できる。また、回転清掃部材11,12が摩耗して外径
が小さくなっても、接触点の位置を変えることによっ
て、回転清掃部材11,12を交換することなく、シー
ト状基材2と回転清掃部材11,12の接触状態を適正
に調整することができる。
【0024】除電手段20は、図2に示すように、対を
なす上側静電除去部材21と下側静電除去部材22とか
らなり、吸引室31におけるシート状基材2の入口31
aと出口31bに配置されている。上側静電除去部材2
1及び下側静電除去部材22は、先端部がブラシ状にな
っており、この先端部をシート状基材2の表面に接触さ
せて除電する構成になっている。
【0025】尚、図2及び図3における矢印は、気体の
流れを表しており、分離された塵埃が吸引室31で効率
よく吸引される様子を示している。
【0026】以上のように、上記した除塵装置1は、対
向する回転清掃部材11,12からなる清掃手段10を
集塵手段30の吸引室31に内包し、除電手段20が吸
引室31の入口31aと出口31bに配置されているた
め、繰り出されるシート状基材2の静電気が入口31a
で除去された後に、シート状基材2が、対向する回転清
掃部材11,12の間を通過して、シート状基材2の両
面に回転清掃部材11,12が接触し、表面に付着した
塵埃が確実に除去され、その分離された塵埃が吸引室3
1で効率よく吸引される。更に、吸引室31の出口31
bでシート状基材2の静電気が除去されるため、清掃さ
れたシート状基材2の表面に塵埃が静電気により再度付
着するのが防止される。従って、シート状基材2の表面
に付着した塵埃を除去する能力と信頼性をより一層向上
させることができる。
【0027】図10は、上記除塵装置1を用いる印刷機
60の全体構造の一例を概略的に示している。この印刷
機60は、印刷用の長尺の原紙を巻き取った原反Xを搬
入する原反搬入部Aと、搬入された原反Xを次の巻出部
Cに装着する原反自動装着部Bと、原反Xを下流側に巻
き出す巻出部Cと、巻き出された原紙Yを下流側に送り
出すための調整を行う原紙導入部Dと、導入された原紙
Yに実際に印刷を施す印刷ユニットEと、印刷の完了し
た印刷紙Zを導出する印刷紙導出部Fと、導出された印
刷紙Zを巻き取る巻取部Gと、巻き取った巻取製品X’
をストックする製品ストック部Hとを備え、これらが直
列に配設されて印刷用ラインを構成している。多色印刷
機においては、上記原紙導入部Dと印刷紙導出部Fとの
間に印刷ユニットEが複数配設され、図示の例では3色
用として第1,第2,第3の印刷ユニットE1,E2,
E3からなる三連の印刷ユニットが配設されている。各
印刷ユニットE1,E2,E3では、巻出部Cから巻き
出された原紙Yが、版胴61と圧胴63との間に挾持さ
れた状態で、版胴61の回転に伴って送られるようにな
っている。この印刷機60においては、除塵装置1が原
紙導入部Dに設置されて、繰り出される原紙Yの静電気
が除電手段20によって除去されると共に、清掃手段1
0の回転清掃部材11,12が原紙Yの表面に接触し
て、表面に付着した塵埃が確実に除去され、その分離さ
れた塵埃が集塵手段30によって効率よく吸引される。
【0028】以上、本発明の除塵装置は、上記した各実
施形態の具体的構成に限定されるものではなく、必要に
応じ適宜構成を変形、追加又は削除した構成としてもよ
いことは言うまでもない。
【0029】例えば、上記では、接触点変更手段とし
て、対向する回転清掃部材を一体にして同時に傾動させ
る例を示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、対向する各回転清掃部材を個別に傾動させる構成と
してもよい。また、各回転清掃部材を上下動させて接触
点を変更する構成としてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の除塵装置
によれば、繰り出されるシート状基材の静電気が除電手
段によって除去されると共に、清掃手段の回転清掃部材
がシート状基材の表面に接触して、表面に付着した塵埃
が確実に除去され、その分離された塵埃が集塵手段によ
って効率よく吸引されるため、シート状基材の表面に付
着した塵埃を除去する能力と信頼性の向上を図ることが
できる。
【0031】また、本発明の他の除塵装置は、対向する
回転清掃部材からなる清掃手段を集塵手段の吸引室に内
包し、除電手段が吸引室の入口と出口に配置されている
ため、繰り出されるシート状基材の静電気が入口で除去
された後に、シート状基材が、対向する回転清掃部材の
間を通過して、シート状基材の両面に回転清掃部材が接
触し、表面に付着した塵埃が確実に除去され、その分離
された塵埃が吸引室で効率よく吸引される。更に、吸引
室の出口でシート状基材の静電気が除去されるため、清
掃されたシート状基材の表面に塵埃が静電気により再度
付着するのが防止される。従って、シート状基材の表面
に付着した塵埃を除去する能力と信頼性をより一層向上
させることができる。
【0032】上記した本発明の除塵装置において、上記
吸引室が分割されており、少なくとも清掃手段の近傍が
開放されるように開閉自在とする開閉構造を有する構成
にすると、回転清掃部材の交換や吸引室内の清掃、清掃
手段のメンテナンス等を行うのが容易となる。
【0033】また、上記回転清掃部材の回転方向及び回
転速度の少なくとも一方を変更する回転条件変更手段を
有する構成にすると、シート状基材の種類、厚さ、性状
等に応じて、回転清掃部材の回転方向や回転速度を適切
な条件に変更することによって、シート状基材と回転清
掃部材の接触状態を適正に調整することができる。
【0034】また、上記清掃手段が、シート状基材の表
面に対する接触点の位置を変更する接触点変更手段を有
する構成にすると、接触点の位置を変えることによっ
て、回転清掃部材間を通過するシート状基材との接触抵
抗を調整することができる。また、回転清掃部材が摩耗
して外径が小さくなっても、接触点の位置を変えること
によって、回転清掃部材を交換することなく、シート状
基材と回転清掃部材の接触状態を適正に調整することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除塵装置の全体構成を示す斜視図であ
って、(a)は運転時の状態を、(b)は清掃やメンテ
ナンスのために吸引室を開いた状態を表す。
【図2】本発明の除塵装置の構成例を示す図4のP−P
断面図である。
【図3】本発明の除塵装置の構成例を示す背面図であ
る。
【図4】本発明の除塵装置における清掃手段の構成例を
示す図2のK−K断面図である。
【図5】本発明の除塵装置における接触点変更手段の構
成例を示す断面図であって、(a)は(b)のR−R断
面図を、(b)は図2のK−K断面図を表す。
【図6】本発明の除塵装置における清掃手段の構成例を
示す断面図である。
【図7】本発明の除塵装置における清掃手段の駆動伝達
機構と接触点変更手段を示す図4のQ−Q断面図であ
る。
【図8】本発明の除塵装置における接触点変更手段を説
明するための図であって、(a)は接触点を変更してい
ない状態を、(b)は接触点を変更した状態を表す。
【図9】本発明の除塵装置における吸引室の開閉構造の
構成例を示す側面図である。
【図10】本発明の除塵装置を用いる印刷用ラインの構
成例を示す図である。
【符号の説明】
1 除塵装置 2 シート状基材 10 清掃手段 11,12 回転清掃部材 20 除電手段 30 集塵手段 31 吸引室 31a シート状基材の入口 31b シート状基材の出口 50 接触点変更手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り出されるシート状基材の表面に付着
    した塵埃を除去するための除塵装置であって、 繰り出されるシート状基材の表面に回転清掃部材を接触
    させて、シート状基材の表面に付着した塵埃を除去する
    清掃手段と、 繰り出されるシート状基材の静電気を除去する除電手段
    と、 シート状基材の表面から分離された塵埃を吸引する集塵
    手段とを備えていることを特徴とする除塵装置。
  2. 【請求項2】 上記清掃手段は、対向する回転清掃部材
    の間にシート状基材を通過させて、シート状基材の両面
    に回転清掃部材の先端を接触させて、表面に付着した塵
    埃を除去するように構成され、 上記集塵手段は、清掃手段を内包する吸引室を有し、清
    掃手段によってシート状基材の表面から分離された塵埃
    を吸引するように構成され、 上記除電手段は、上記吸引室におけるシート状基材の入
    口と出口に配置されていることを特徴とする請求項1記
    載の除塵装置。
  3. 【請求項3】 上記吸引室が分割されており、少なくと
    も清掃手段の近傍が開放されるように開閉自在とする開
    閉構造を有する請求項2記載の除塵装置。
  4. 【請求項4】 上記回転清掃部材の回転方向及び回転速
    度の少なくとも一方を変更する回転条件変更手段を有す
    る請求項1〜請求項3のいずれかに記載の除塵装置。
  5. 【請求項5】 上記清掃手段が、シート状基材の表面に
    対する接触点の位置を変更する接触点変更手段を有する
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載の除塵装置。
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