JP2001197128A - ソフトウェアモデム - Google Patents

ソフトウェアモデム

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JP2001197128A
JP2001197128A JP2000003842A JP2000003842A JP2001197128A JP 2001197128 A JP2001197128 A JP 2001197128A JP 2000003842 A JP2000003842 A JP 2000003842A JP 2000003842 A JP2000003842 A JP 2000003842A JP 2001197128 A JP2001197128 A JP 2001197128A
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JP
Japan
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data
transmission
unit
reception
fifo
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JP2000003842A
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English (en)
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Masahiro Yonemitsu
昌弘 米満
Kazuhisa Matsunaga
和久 松永
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレーティグ・システムの動作に依存する
ことなく、アナログ電話回線を用いて円滑にデータ伝送
する。 【解決手段】 FIFO制御部15は、受信FIFO1
1に蓄積されたデータ量が第1の設定値に達すると、C
PU1に対して第1の割り込みを発生する一方、送信F
IFO12に蓄積されたデータ量が第2の設定値より少
なくなると、CPU1に対して第2の割り込みを発生す
る。CPU1は、上記第1の割り込みを受けると、受信
FIFO11に蓄積されたデータを、全てデータバスバ
ッファ16に転送し、受信FIFO11を空にする一
方、上記第2の割り込みを受けると、送信すべきデータ
を送信FIFO12に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェアによ
り変復調を行い、例えばアナログ電話回線を用いたデー
タ伝送を実現するソフトウェアモデムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル処理を行うコンピュ
ータ間において、ソフトウェアにより、アナログ電話回
線を介してデータ伝送を実現するソフトウェアモデムが
知られている。ソフトウェアモデムは、当然のことなが
ら、CPUによって実行されるプログラムによって実現
され、その主な負担は、変復調処理にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
よるソフトウェアモデムは、コンピュータのOS(オペ
レーティングシステム)の動作に大幅に依存することが
知られている。すなわち、ソフトウェアモデムをソフト
ウェアで実現するには、高いCPU占有率、リアルタイ
ム性の変復調処理をOS上で実現しなければならない。
このように、モデムの機能処理体系である変復調処理を
行うのに、低レベルのデータ処理を頻繁に行う必要があ
るため、CPUが占有されてしまう。これらの作業をO
Sに依存しながら、ソフトウェアモデムを実現しようと
すると、OS管理下にあるドライバ類の動作にも影響を
及ぼしてしまうという問題があった。また、OSのスケ
ジューリング管理機構によっては、ソフトウェアモデム
に対する処理が一定時間内に処理できなくなり、データ
の送受信におけるデータの取りこぼし、伝送の時間的な
遅延、ソフトウェアモデム自体の性能の低下を招いてし
まうという問題も発生する。
【0004】そこで本発明は、オペレーティグ・システ
ムの動作に依存することなく、アナログ電話回線を用い
て円滑にデータ伝送することができるソフトウェアモデ
ムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明によるソフトウェアモデムは、ソフト
ウェアにより変復調を行い、電話回線を用いたデータ伝
送を実現するソフトウェアモデムにおいて、受信したデ
ータを保持する受信データ保持手段と、送信すべきデー
タを保持する送信データ保持手段と、前記受信データ保
持手段および前記送信データ保持手段の双方のデータ量
を監視する監視手段と、前記監視手段による監視に基づ
き、前記受信データ保持手段または前記送信データ保持
手段のデータ量に応じて、前記受信データ保持手段また
は前記送信データ保持手段に対するデータの転送を制御
するデータ転送制御手段と、前記データ転送制御手段に
よる制御に基づいて、前記受信データ保持手段に保持さ
れているデータを取り込むとともに、前記送信データ保
持手段に送信すべきデータを転送するデータ転送手段と
を具備し、前記データ転送制御手段は、前記データ転送
手段に対して、割り込みを発生することにより、データ
転送を指示することを特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、請求項1記載のソフトウェアモデムに
おいて、前記データ転送制御手段は、前記受信データ保
持手段のデータ量が第1の設定値に達した場合、前記前
記データ転送手段に対して第1の割り込みを発生し、前
記送信データ保持手段のデータ量が第2の設定値より下
回った場合、前記前記データ転送手段に対して第2の割
り込みを発生し、前記データ転送手段は、前記第1の割
り込みが発生すると、前記受信データ保持手段に保持さ
れているデータを取り込み、前記第2の割り込みが発生
すると、前記送信データ保持手段に送信すべきデータを
転送するようにしてもよい。
【0007】また、好ましい態様として、例えば請求項
3記載のように、請求項1または2記載のソフトウェア
モデムにおいて、前記データ転送手段は、前記受信デー
タ保持手段から取り込んだデータを復調処理し、前記送
信データ保持手段に送信すべきデータを変調処理するよ
うにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。 A.実施形態の構成 図1は、本発明の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。図において、CPU1は、所定のプログラムに従っ
て、OSや、各種ドライバ、アプリケーションなどを実
行する。各種ドライバのうち、特に、本発明に係るプロ
グラムとしては、ソフトウェアモデムがあり、該ソフト
ウェアモデムに係るアプリケーションとしては、通信ソ
フトなどがある。ROM2は、コンピュータのハードウ
ェアを制御するための基本的なソフトウェアなどが記憶
されている。RAM3は、アプリケーションなどのCP
Uによって実行されるソフトウェアが格納されたり、C
PUのワーキングエリアとして用いられる。操作部4
は、キーボードやポインティングデバイス(トラックボ
ールやマウスなど)などからなる。表示部5は、液晶表
示器やCRTなどからなる。
【0009】次に、バッファ6は、CPUによってソフ
トウェアモデムが実現されているとき、送受信するデー
タを一時的に記憶する。A/D・D/A変換器7は、受
信したアナログ信号をデジタルデータに変換する一方、
送信すべきデジタルデータをアナログ信号に変換する。
NCU(網制御装置)8は、アナログ電話回線に接続さ
れ、発呼・着呼処理、復旧・切断処理などの接続制御を
行う。
【0010】次に、図2は、本実施形態によるバッファ
6の詳細な構成を示すブロック図である。図において、
受信シフトレジスタ10は、NCU8により受信され、
図1に示すA/D変換器7より変換されたデジタルデー
タ(シリアル)をパラレルデータに変換して受信FIF
O11に供給する。受信FIFO11は、上記変換され
たパラレルデータを蓄積する。このとき、FIFOのネ
スティングサイズを24W(ワード)としている。次
に、送信FIFO12は、CPU1により変調処理され
た、送信すべきパラレルデータを蓄積する。送信シフト
レジスタ13は、送信FIFO12から所定のタイミン
グで供給されるパラレルデータをシリアルデータに変換
し、図1に示すD/A変換器7へ供給する。
【0011】タイミング制御部14は、上記受信シフト
レジスタ10および送信シフトレジスタ13におけるデ
ータの送受信タイミングを制御する。FIFO制御部1
5は、受信FIFO11に蓄積されたデータ量が第1の
設定値に達すると、CPU1に対して第1の割り込みを
発生する。また、FIFO制御部15は、送信FIFO
12に蓄積されたデータ量が第2の設定値より少なくな
ると、CPU1に対して第2の割り込みを発生する。
【0012】CPU1は、上記第1の割り込みを受ける
と、受信FIFO11に蓄積されたデータを、全て予め
割り当てられた作業領域(データバスバッファ16)に
転送し、受信FIFO11を空にする。また、CPU1
は、上記第2の割り込みを受けると、送信すべきデータ
をデータバスバッファ16から送信FIFO12に転送
する。
【0013】B.実施形態の動作 次に、上述した実施形態の動作について説明する。ここ
で、図3は、データ受信時におけるFIFO制御部の動
作を説明するためのフローチャートであり、図4は、デ
ータ送信時におけるFIFO制御部の動作を説明するた
めのフローチャートである。また、図5は、CPUの動
作を説明するためのフローチャートである。
【0014】まず、受信時において、受信シフトレジス
タ10を介して受信FIFO11に順次データが入力さ
れる。FIFO制御部15では、ステップS10で、受
信FIFO11のデータ量が第1の設定値に達したか否
かを判断し、達していなければ、当該ステップS10を
繰り返し実行し、送信FIFO12のデータ量を監視す
る。この間、受信FIFO11には、受信シフトレジス
タ10からパラレルデータが蓄積されていく。そして、
受信FIFO11に蓄積されたデータが第1の設定値に
達すると、ステップS12へ進み、CPU1に対して第
1の割り込みを発生する。この第1の割り込みにより、
CPU1は、現在行っている処理を一旦保留し、このC
PU1の制御に基づいて受信FIFO11に蓄積された
データを転送する。
【0015】次に、送信時において、CPU1は、送信
するべき所定量のデータを送信FIFO12へ転送する
と、一旦データの転送を保留して、割り込みが発生する
まで他の処理を実行する。FIFO制御部15では、ス
テップS20で、送信FIFO12のデータ量が第2の
設定値より少なくなったか否かを判断し、少なくなって
いなければ、当該ステップS20を繰り返し実行し、送
信FIFO12のデータ量を監視する。この間、送信F
IFO12に蓄積されたデータは、送信シフトレジスタ
13、D/A変換器7、NCU8を介して送信される。
そして、送信FIFO12のデータ量が第2の設定値よ
り少なくなると、ステップS22へ進み、CPU1に対
して第2の割り込みを発生する。
【0016】また、CPU1においては、ステップS3
0で、FIFO制御部15から割り込みを受信すると、
現在行っている処理を一旦保留して、ステップS32
で、受信時によるものか送信時によるものか、すなわち
第1の割り込み信号であるか、第2の割り込み信号であ
るかを判断する。そして、第1の割り込み信号を受信し
た場合には、ステップS34へ進み、受信FIFO11
から受信データを取り出し、データバスバッファ16に
転送し、受信FIFO11を空にする。一方、第2の割
り込み信号を受信した場合には、ステップS36へ進
み、送信データを送信FIFO12に転送する。以下、
CPU1は、割り込みが発生する度に、受信FIFO1
1または送信FIFO12に対するデータ転送を繰り返
す。
【0017】このように、上述した実施形態によればF
IFO制御部15によって、受信FIFO11および送
信FIFO12に蓄積されるデータ量を動的に設定する
ことが可能となり、また割り込みが発生するまで他の処
理を実行できるのでOSの動作に依存することなく、円
滑にデータ伝送することができる。
【0018】なお、上述した実施形態において、受信の
場合、FIFO制御部15における第1の設定値を、受
信FIFOのサイズより小さくしておいてもよい。この
場合、仮にOSのスケジューリング等でコールされるタ
イミングが遅くなっても、受信したデータを失うことな
く、データバスバッファ16に転送することができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、監視手段
により、受信データ保持手段および送信データ保持手段
の双方のデータ量を監視し、データ転送制御手段によ
り、前記受信データ保持手段または前記送信データ保持
手段のデータ量に応じて、前記受信データ保持手段また
は前記送信データ保持手段に対するデータの転送を制御
するとともに、前記データ転送制御手段により、データ
転送手段に対して、割り込みを発生することによってデ
ータ転送を指示し、データ転送手段により、前記受信デ
ータ保持手段に保持されているデータを取り込むととも
に、前記送信データ保持手段に送信すべきデータを転送
するようにしたので、オペレーティグ・システムの動作
に依存することなく、電話回線を用いて円滑にデータ伝
送することができるという利点が得られる。
【0020】また、請求項2記載の発明によれば、前記
データ転送制御手段では、前記受信データ保持手段のデ
ータ量が第1の設定値に達した場合、前記前記データ転
送手段に対して第1の割り込みを発生し、前記送信デー
タ保持手段のデータ量が第2の設定値より下回った場
合、前記前記データ転送手段に対して第2の割り込みを
発生するようにするとともに、前記データ転送手段で
は、前記第1の割り込みが発生すると、前記受信データ
保持手段に保持されているデータを取り込み、前記第2
の割り込みが発生すると、前記送信データ保持手段に送
信すべきデータを転送するようにしたので、オペレーテ
ィグ・システムの動作に依存することなく、アナログ電
話回線を用いて円滑にデータ伝送することができるとい
う利点が得られる。
【0021】また、請求項3記載の発明によれば、前記
データ転送手段において、前記受信データ保持手段から
取り込んだデータを復調処理し、前記送信データ保持手
段に送信すべきデータを変調処理するようにしたので、
オペレーティグ・システムの動作に依存することなく、
アナログ電話回線を用いて円滑にデータ伝送することが
できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本実施形態によるバッファ6の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図3】受信時におけるFIFO制御部の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図4】送信時におけるFIFO制御部の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図5】CPUの動作を説明するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 CPU(データ転送手段) 2 ROM 3 RAM 4 操作部 5 表示部 6 バッファ 7 A/D・D/A変換部 8 NCU 10 受信シフトレジスタ 11 受信FIFO(受信データ保持手段) 12 送信FIFO(送信データ保持手段) 13 送信シフトレジスタ 14 タイミング制御部 15 FIFO制御部(監視手段、データ転送制御手
段) 16 データバスバッファ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェアにより変復調を行い、電話
    回線を用いたデータ伝送を実現するソフトウェアモデム
    において、 受信したデータを保持する受信データ保持手段と、 送信すべきデータを保持する送信データ保持手段と、 前記受信データ保持手段および前記送信データ保持手段
    の双方のデータ量を監視する監視手段と、 前記監視手段による監視に基づき、前記受信データ保持
    手段または前記送信データ保持手段のデータ量に応じ
    て、前記受信データ保持手段または前記送信データ保持
    手段に対するデータの転送を制御するデータ転送制御手
    段と、 前記データ転送制御手段による制御に基づいて、前記受
    信データ保持手段に保持されているデータを取り込むと
    ともに、前記送信データ保持手段に送信すべきデータを
    転送するデータ転送手段とを具備し、 前記データ転送制御手段は、前記データ転送手段に対し
    て、割り込みを発生することにより、データ転送を指示
    することを特徴とするソフトウェアモデム。
  2. 【請求項2】 前記データ転送制御手段は、前記受信デ
    ータ保持手段のデータ量が第1の設定値に達した場合、
    前記前記データ転送手段に対して第1の割り込みを発生
    し、前記送信データ保持手段のデータ量が第2の設定値
    より下回った場合、前記前記データ転送手段に対して第
    2の割り込みを発生し、 前記データ転送手段は、前記第1の割り込みが発生する
    と、前記受信データ保持手段に保持されているデータを
    取り込み、前記第2の割り込みが発生すると、前記送信
    データ保持手段に送信すべきデータを転送することを特
    徴とする請求項1記載のソフトウェアモデム。
  3. 【請求項3】 前記データ転送手段は、前記受信データ
    保持手段から取り込んだデータを復調処理し、前記送信
    データ保持手段に送信すべきデータを変調処理すること
    を特徴とする請求項1または2記載のソフトウェアモデ
    ム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325113A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Matsushita Graphic Communication Systems Inc ソフトウェアモデム及びその割り込み制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325113A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Matsushita Graphic Communication Systems Inc ソフトウェアモデム及びその割り込み制御方法
JP4690576B2 (ja) * 2001-04-26 2011-06-01 パナソニックシステムネットワークス株式会社 ソフトウェアモデム及びそれを備えた通信端末装置

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