JP2001197059A - トラップ制御システム - Google Patents

トラップ制御システム

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JP2001197059A
JP2001197059A JP2000001693A JP2000001693A JP2001197059A JP 2001197059 A JP2001197059 A JP 2001197059A JP 2000001693 A JP2000001693 A JP 2000001693A JP 2000001693 A JP2000001693 A JP 2000001693A JP 2001197059 A JP2001197059 A JP 2001197059A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワーク、マネージャ、エージェントの機
器に影響を最小限してネットワーク性能を向上するトラ
ップ制御を行う。 【解決手段】マネージャ12は、監視対象とするエージ
ェント10に、自己アドレスと有効時間を含むトラップ
登録要求を発行して登録させ、またリリース確認要求に
対しリリース要求又は時間延長要求を発行する。エージ
ェント10は、マネージャからトラップ登録要求を受信
してデータベースにトラップ先のアドレス及び有効時間
を登録し、トラップ発生時にデータベースを参照してト
ラップ先として登録されたマネージャにトラップを発行
し、有効時間が切れた際にリリース確認要求を発行し、
応答としてリリース要求を受信するとトラップ先の登録
を削除し、時間延長要求を受信すると有効時間を更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
してマネージャとエージェントを接続し、エージェント
からマネージャにトラップを発行して監視させるトラッ
プ制御システムに関し、特に、エージェントにトラップ
先登録を行ったマネージャに対してのみトラップを発行
するようにしたトラップ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LAN等のネットワークは膨大化
し複雑化しつつあり、ネットワーク管理がますます重要
になってくる。このようなネットワークの管理には、種
々のネットワーク管理プロトコルが運用され、代表なも
のとしてはCMIP(Common Management Information P
rotcol)、SNMP(Simple Network Management Prot
col )などをあげられる。これらの管理プロトコルは基
本的にポーリング方式とイベント方式を使っている。
【0003】ポーリング方式はマネージャが一定の間隔
で管理対象機器に問い合わせ、管理対象機器の状態を常
にチェックする。この方式は正確に監視できる特徴をも
つ反面、トラフィックが起こり易く、リアルタイム性に
欠ける等のデメリットがある。
【0004】イベント方式は、管理対象機器からマネー
ジャに自分の状態変化を通知するものであり、ポーリン
グ方式を補間する。しかし、イベント方式も様々な制約
がある。現在、代表的なネットワーク管理プロトコルで
あるSNMPの世界では、イベント方式はトラップとい
う。SNMPのエージェントを搭載したプリンタ等の管
理対象機器は状態変化が発生する時にトラップを発行す
る。エージェントからのトラップはマネージャが受け取
り、管理対象機器の状態を把握する。
【0005】SNMPのトラップの発行方式には、ブロ
ードキャスト方式とユニキャスト方式がある。図29は
ブロードキャスト方式のトラップを説明する。いまサブ
ネット106にエージェント100、マネージャ102
−1,102−2およびホスト104−1,104−2
が接続されており、エージェント100とマネージャ1
02−1が管理グループを構成していたとする。
【0006】ここでサブネット106とは、ネットワー
クIDとホストIDで構成される各ノードのアドレスに
つき、例えば8ビットのネットワークIDに4ビットの
サブネットを付加したアドレスをもつネットワークであ
る。このようなサブネット106にあっては、ネットワ
ークIDのサブネットを同じアドレスにすることで、エ
ージェント100とマネージャ102−1で管理グルー
プを構成することができる。
【0007】通常の運用状態で、エージェント100は
ブロードキャスト方式でトラップを発行する。しかし、
エージェント100が発行してブロードキャストのトラ
ップは、管理対象と同じサブネットのネットワークID
に存在しているマネージャ102−1しか受け取らな
い。しかし、ブロードキャストでは、サブネット106
に存在する全てのホスト104−1,104−2に対し
トラップを発行する。このためサブネット106内にト
ラフィックが起こり安い。特に最近はスイッチング技術
を採用してサブネット内のトラフィックを制御するネッ
トワークが多くなってきているが、ブロードキャストの
トラップによってトラフィックを制御できない比率が高
くなる問題がある。
【0008】ブロードキャストで発行するトラップは、
ネットワークのトラフィックの影響以外に、トラップを
管理するマネージャにも影響する。エージェント100
がブロードキャストでトラップを発行した場合、エージ
ェント100を管理していないマネージャ102−2も
トラップを受け付けなければならない。マネージャ10
2−2は受け付けた沢山のトラップの中から、自分が管
理対象としているエージェントからの有用なトラップを
探し出さなければならず、マネージャの負担が重くなっ
てしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のブロ
ードキャストで発行するトラップの問題を解決するに
は、ユニキャスト方式でトラップを発行することが考え
られる。ユニキャスト方式、エージェントの各々にトラ
ップの通知先のマネージャを予め登録しておき、トラッ
プを登録したマネージャにのみ直接通知するようにして
いる。
【0010】しかし、ユニキャスト方式のトラップは、
運用を開始する前にトラップ通知先をエージェントに登
録しなければならず、このような登録は煩雑で時間がか
かるために、ほとんどの場合、結局、ブロードキャスト
を採用してしまっている。
【0011】またトラップの通知先をいったん登録しま
うと、マネージャがダウンしても登録を解除しない限り
のエージェントが継続してトラップを発行する。このた
めトラフィックの発生する以外に、エージェントが無駄
な作業をやってしまって、管理対象機器の性能にも影響
する。
【0012】また図30のように、サブネット106の
マネージャ102−1をトラップ先としてエージェント
100−1〜100−nに登録してユニキャスト方式で
トラップを発行していた場合、マネージャ102−1の
アドレス変更やマネージャ102−2への変更の場合、
エージェント100−1〜100−nの全てにおいてて
トラップ先の登録を変更しなければならない。この登録
の変更は、管理対象機器が多い環境では、膨大となり、
かなり無理な作業となる。
【0013】更に、エージェントとして機能する管理対
象機器が搭載するメモリ量は限られており、使用してい
ないトラップ先の登録エントリを削除しないと、メモリ
をどんどん使うことになり、管理対象機器の資源を食っ
てしまう。
【0014】以上の問題点を整理する。まずブロードキ
ャスト方式のトラップは、次の問題がある。 (1)トラップをブロードキャストで発行すると、ネッ
トワークにトラフィックの発生が多くなる。 (2)サブネット外のマネージャがブロードキャスト方
式のトラップを受け取れない。 (3)ブロードキャストのトラップを無差別でサブネッ
トにあるすべてのネットワーク装置に送出することによ
って、各装置及びマネージャに負担をかける。
【0015】またユニキャスト方式のトラップは次の問
題がある。 (1)ユニキャストのトラップでは、トラップ先の事前
登録のため管理者に負担をかけて、運用しにくい。 (2)事前登録のトラップ先を解除するまで、マネージ
ャが該当するノードを管理しなくても、トラップを送ら
れてきてしまう。 (3)管理システム構成が変わった時に、すべてのトラ
ップ先登録エントリを正確に移行するのはほぼ不可能に
近い。 (4)無駄なトラップ先の登録エントリにより管理対象
機器でのメモリの使用量が多くなる。
【0016】このような問題は、ネットワークが膨大化
し複雑化しつつある環境変化に起因している。従来のネ
ットワーク管理は、ルータ、交換機などのネットワーク
機器の管理をメインとしている。しかし、ネットワーク
上ではルータ、交換機などのような機器の数は少ないた
め、ブロードキャスト方式でトラップを発行しても、ト
ラフィックの発生総量が少なく、ネットワークに負担を
かけない。またユニキャスト方式でトラップ先の設定を
変更する必要が生じても、数少ないホストを再設定する
だけて対応できるため、人手で行っても、負担がそんな
に大きくない。
【0017】また従来の監視対象とする情報は、機器の
ステータス、特に障害情報をメインとしており、そのた
め情報の種類が少なく、発行するトラップの数も限られ
る。通常の運用では、SNMPマネージャを専用サーバ
にインストールしてネットワーク機器を管理する。1つ
のネットワーク上では、このようなSNMPマネージャ
の数も少なく、しかも一旦設定して稼動し始めたら、あ
まり変更しない。このためユニキャスト方式としても、
管理対象機器に登録するトラップ先となるSNMPマネ
ージャの情報が少なくて済み、一旦登録したら、変更す
ることはほんどない。
【0018】しかし、最近、SNMPでネットワーク管
理は、ネットワークの膨大化と複雑化に伴い新たな動向
が出てきている。まずワークステーション、パソコン、
プリンタなどのオフィス機器もSNMPで管理すること
になり、管理する対象機器のの種類および数が増加して
いる。また管理する情報は、従来の障害情報だけではな
く、タスク、ジョブ、消耗品などの稼動中の情報も統計
や課金管理のために監視され、情報の量が従来と比べて
膨大な量になってきている。
【0019】更に、一般機器を監視するSNMPマネー
ジャは専用サーバではなく、一般のパソコンを使用した
クライアントにもインストールすることができ、マネー
ジャの数が多くなり、しかも固定しない状況にある。
【0020】このような環境においては、ブロードキャ
スト方式のトラップを採用すればネットワークトラフィ
ックが深刻になる。またユニキャスト方式のトラップを
採用すると、人手でトラップを一々登録するのは不可能
に近いことになり、新たなトラップ制御の手法が要求さ
れている。
【0021】本発明は、SNMPのネットワーク管理を
対象とし、ネットワーク、マネージャ、エージェント側
の管理対象機器に及す影響を最小限してネットワーク性
能を向上するトラップ制御システムを提供することを目
的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は、ネットワーク14を介してマネー
ジャ12とエージェント10を接続し、エージェント1
0からマネージャ12にトラップを発行して監視させる
トラップ制御システムを対象とする。
【0023】このようなトラップ制御システムにつき本
発明は、マネージャ12に、監視対象とするエージェン
トに、自己アドレス及びトラップ有効時間を含むトラッ
プ登録要求を発行してトラップ先として登録させる登録
要求処理部22と、エージェントからのリリース確認要
求に対しトラップ先としての登録を削除させるリリース
要求又はトラップ先としての登録を継続させる時間延長
要求を発行する有効時間管理処理部24と、トラップ先
として登録要求を行ったエージェントからのトラップを
受信して処理するトラップ監視処理部20とを設ける。
【0024】またエージェント10に、マネージャから
トラップ登録要求を受信した際に、データベース16に
トラップ先のアドレス及びトラップ有効時間(残り有効
時間)を登録するトラップ登録処理部36と、トラップ
発生時にデータベース16を参照してトラップ先として
登録されたマネージャにトラップを発行するトラップ発
行処理部34と、データベースの有効時間が切れた際
に、対応するマネージャにリリース確認要求を発行する
時間切り監視処理部38と、マネージャからリリース要
求を受信した際に、データベースの該当するトラップ先
の登録を削除するリリース処理部40と、マネージャか
ら時間延長要求を受信した際に、データベースの該当す
る有効時間を更新する時間延長処理部42とを備えたこ
とを特徴とする。
【0025】このように本発明のトラップ制御システム
は、ブロードキャスト方式のトラップではなく、ユニキ
ャスト方式でトラップを発行することを基本とし、この
ためネットワークトラフィック量を減らすことができ、
サブネット外にあるマネージャでもトラップを受け取る
ことが可能となる。
【0026】またマネージャは監視対象とする機器のエ
ージェントに自分をトラップ先として登録させることが
でき、マネージャにおいて、エージェントのトラップを
受け取るか否かのコントロールでき、無駄なトラップを
発生させない。
【0027】更に、マネージャとエージェントの間のプ
ロトコルにより、トラップ先の登録、削除などの操作は
オペレータが関与しなくとも自動的にでき、オペレータ
の負担を軽減し、ユニキャストでトラップを発行するた
めのシステム設定が正確にできる。
【0028】エージェントの時間切れ監視処理部は、マ
ネージャにリリース確認要求を発行した後、一定時間を
経過しても応答が得られなかった場合、データベースか
ら時間切れとなったトラップ先を削除する。このように
エージェント側でも登録したトラップ先の有効時間をコ
ントロールするため、マネージャがダウンしたような場
合、エージェント側の判断で登録したトラップ先を解除
でき、エージェントのリソースを有効に利用し、無駄な
トラップを減少できる。
【0029】マネージャは、トラップ登録要求に認証I
Dを含めることでエージェントのデータベースのトラッ
プ先に登録し、リリース要求コマンドを受信した際に認
証IDの照合一致でトラップ先の登録をデータベースか
ら削除する。これによってトラップ先の登録、解除のセ
キュリテイを高め、また第三者代行によるトラップ先の
登録や削除を可能とする。
【0030】エージェントのトラップ要求処理部、リリ
ース処理部及び時間延長処理部は、エージェントからの
要求を処理した場合は要求成功をマネージャに発行し、
要求を処理できなかった場合は要求失敗をマネージャに
発行する。これによって、マネージャは、エージェント
におけるトラップ先の登録、解除等の状況を正確に把握
して適切な対応を取ることができる。
【0031】エージェントのトラップ登録処理部および
時間延長処理部は、トラップ有効時間の最大有効時間と
最小有効時間を閾値として備え、要求された有効時間が
最大有効時間を越えた場合は最大有効時間に合わせ、要
求された有効時間が最小時間より短い場合は最小有効時
間に合わせる。
【0032】このトラップ有効時間を最大有効時間に合
わせることで、必要時間以上のトラップ先の登録を回避
して不要なトラップを防止できる。また最小有効時間に
合わせることで、有効時間が短すぎることによるトラッ
プ登録要求や時間延長要求のコマンド発行回数を制限す
る。
【0033】また本発明は、ネットワークを介してマネ
ージャ、エージェント及び代理エージェントを接続し、
エージェントから代理エージェントを経由してマネージ
ャにトラップを転送して監視させるトラップ制御システ
ムを提供する。
【0034】このシステムでは、マネージャに、代理エ
ージェントに、監視するエージェントアドレス、自己ア
ドレス及び有効時間を含むトラップ登録要求を発行して
トラップ先として登録させるトラップ登録要求処理部
と、代理エージェントからのリリース確認要求に対しト
ラップ先としての登録を削除させるリリース要求又はト
ラップ先としての登録を継続させる時間延長要求をエー
ジェントアドレスを指定して発行する時間管理処理部
と、トラップ先として登録要求を行ったエージェントの
トラップを代理エージェントから受信して処理するトラ
ップ監視処理部とを備える。
【0035】また代理エージェントには、エージェント
毎に分けて設けられたデータベースと、マネージャから
のトラップ登録要求を受信した際に、エージェントアド
レスで指定されるデータベースにトラップ先としてアド
レス及び有効時間を登録するトラップ登録処理部と、エ
ージェントからのトラップ通知時に対応するデータベー
スを参照し、トラップ先として登録されたマネージャに
トラップを発行するトラップ発行処理部と、データベー
スの有効時間が切れた際に、該当するエージェントの対
応するマネージャにリリース確認要求を発行するリリー
ス確認処理部と、マネージャからリリース要求を受信し
た際に、エージェントアドレスで指定されたデータベー
スの該当するトラップ先の登録を削除するリリース処理
部と、マネージャから時間延長要求を受信した際に、エ
ージェントアドレスで指定されたデータベースの該当す
る有効時間を更新する時間延長処理部とを備える。
【0036】このような代理エージェントの機能によ
り、メモリ資源の制限等の理由で本発明の機能を備えな
い通常のエージェントについても、トラップ先を代理エ
ージェントとするユニキャスト方式でトラップを発生さ
せることで、マネージャは実質的に監視対象とする機器
のエージェントに自分をトラップ先を登録させ、エージ
ェントからのトラップを受け付けをコントロールでき
る。
【0037】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のトラップ制御シ
ステムのシステム構成の説明図である。
【0038】図2において本発明のトラップ制御システ
ムは、例えばサブネットを構成するLAN14に対しネ
ットワーク管理プロトコルとして、SNMPを採用した
エージェント10、マネージャ12−1,12−2を接
続している。尚、図2は説明を簡単にするため本発明の
トラップ制御システムの一部を示し、実際には多数のエ
ージェント10及びマネージャがLAN14に接続され
ている。
【0039】エージェント10及びマネージャ12−
1,12−2は、それぞれユニークなアドレス例えばI
Pアドレスを持っている。IPアドレスはネットワーク
IDとホストIDで構成される。
【0040】SNMPネットワーク管理プロトコルにあ
っては、ネットワークIDにサブネットを付加してお
り、このためSNMPにおけるブロードキャストのトラ
ップはエージェント10と同じサブネットに属している
マネージャにしか届かない。ここでエージェント10と
マネージャ12−1が同じサブネットに存在しており、
マネージャ12−2は別のサブネットに存在していると
する。
【0041】本発明のトラップ制御システムにあって
は、マネージャ12−1,12−2のそれぞれが、エー
ジェント10の存在する機器を監視対象とした場合、エ
ージェント10に対しトラップ先の登録を行い、この登
録がデータベース16に格納される。登録後にエージェ
ント10でトラップが発生すると、データベース16を
参照し、登録されたトラップ先としてマネージャ12−
1,12−2を認識し、それぞれに対しトラップを発行
する。
【0042】このようなマネージャ12−1,12−2
からエージェント10に対する監視対象としての登録要
求によって、エージェント10は同じサブネットに存在
しているマネージャ12−1はもちろんのこと、別のサ
ブネットに存在しているマネージャ12−2に対しても
トラップ先の登録に従ってトラップを発行することがで
きる。
【0043】図3は、図2のマネージャ12−1及びエ
ージェント10の機能構成のブロック図である。尚、マ
ネージャ12−2もマネージャ12−1と同じ構成を有
する。
【0044】マネージャ12−1はマネージャ制御部1
8、トラップ監視処理部20、登録要求処理部22及び
有効時間管理処理部24を備える。有効時間管理処理部
24にはリリース確認処理部25、リリース要求処理部
26及び時間延長要求部28が設けられている。
【0045】マネージャ制御部18はSNMPに従って
エージェント10との間で要求と応答のやり取りを行
う。トラップ監視処理部20はトラップ先として登録要
求を行ったエージェント10からのトラップを受信して
処理する。登録要求処理部22は監視対象とする機器に
存在するエージェント10に対し、登録要求コマンド、
トラップ先を示す自己アドレス、トラップ有効時間、更
にセキュリティ用の認証IDを含むトラップ登録要求の
コマンドメッセージを発行し、エージェント10にマネ
ージャ10−1をトラップ先として登録させる。
【0046】有効時間管理処理部24は、エージェント
10からのリリース確認要求に対し、リリース確認処理
部25でトラップ先として継続するか否か判断し、解除
する場合にはリリース要求部26よりリリース要求を発
行し、継続させる場合には時間延長要求部28より時間
延長要求を発行する。
【0047】このようなマネージャ12−1の機能に対
応してエージェント10には、エージェント制御部3
0、初期化処理部32、トラップ発行処理部34、トラ
ップ登録処理部36、時間切れ監視処理部38、リリー
ス処理部40、時間延長処理部42、更にデータベース
16が設けられている。
【0048】エージェント処理部30は、ネットワーク
管理プロトコルとしてのSNMPに従ってマネージャ1
2−1からの要求の受信とその応答を行う。初期化処理
部32は、エージェント10の起動時に、データベース
を読み込む初期化処理を行っている。トラップ発行処理
部34はデータベース16に登録されたトラップ先にト
ラップを発行する。
【0049】トラップ登録処理部36は、マネージャ1
2−1からトラップ登録要求を受信した際に、データベ
ース16にトラップ先の登録を行う。このトラップ先の
登録は、トラップ先を示すマネージャ12−1のアドレ
ス、トラップ有効時間及び認証IDを登録する。
【0050】時間切れ監視処理部38は、データベース
16に登録しているトラップ有効時間が切れた際に、対
応するマネージャにリリース確認要求を発行する。リリ
ース処理部40は、マネージャからリリース要求を受信
した際に、データベース16の該当するトラップ先の登
録を削除する。更に時間延長処理部42は、マネージャ
から時間延長要求を受信した際に、データベース16の
該当する登録先のトラップ有効時間を更新する。
【0051】ここで時間切れ監視処理部38は、データ
ベース16のトラップ有効時間が切れた際にマネージャ
に対しリリース確認要求を行い、この確認要求に対し一
定時間を経過しても応答が得られなかった場合には、デ
ータベース16から時間切れとなったトラップ先をエー
ジェント10自身で削除する。
【0052】また、エージェント10に設けているトラ
ップ登録処理部36、リリース処理部40及び時間延長
処理部42は、マネージャからの要求を処理した場合は
要求成功をマネージャに発行し、要求を処理できなかっ
た場合は要求失敗をマネージャに発行する。
【0053】更にトラップ登録処理部36と時間延長処
理部42は、データベース16に登録するトラップ有効
時間の最大有効時間と最小有効時間を閾値として持って
おり、要求されたトラップ有効時間が最大有効時間を越
えた場合は最大有効時間に合わせ、要求されたトラップ
有効時間が最小有効時間より短い場合は最小有効時間に
合わせる。
【0054】図4は図3のマネージャ12−1とエージ
ェント10の間でトラップ制御のためにやり取りする各
種の要求及び応答に使用するコマンドを示している。ま
た図5は、マネージャとエージェントの間でコマンドメ
ッセージとしてやり取りする要求及び応答のコマンドフ
ォーマットを示している。
【0055】図5(A)はコマンドフォーマットの基本
構成であり、シーケンスID、コマンド、トラップ先、
有効時間、認証IDで構成されている。このコマンドフ
ォーマットのコマンドの部分には、図4に示すコマンド
コードがセットされる。トラップ先は要求または発行す
るマネージャまたはエージェントのアドレスを入れる。
【0056】図5(B)はマネージャからエージェント
にトラップ登録要求を行う際の具体的なコマンド内容で
ある。このトラップ登録要求については、「シーケンス
ID」に続いてトラップ登録要求を意味するコマンド
「TRAP REG REQ」を入れ、トラップ先には
エージェント12−1のアドレス「Addr1」を入
れ、有効時間は「2H(2時間)」を入れ、認証IDに
は「aaaa」を入れている。
【0057】図4のコマンド説明にあっては、コマンド
ID1〜ID8の8つを示しており、コマンドID1が
マネージャからエージェントに発行するトラップ登録要
求であり、コマンドコード「TRAP REG RE
Q」を使用する。コマンドコードID2はトラップ登録
要求に対しエージェントでデータベースに登録を行った
際に返すトラップ登録成功であり、コマンドコード「T
RAP REG OK」を使用する。またエージェント
で登録が失敗した場合には、トラップ登録失敗としてコ
マンドコード「TRAP REG FAILED」を使
用する。
【0058】次のコマンドコードID4,ID5は時間
延長要求と時間延長成功であり、それぞれコマンドコー
ド「TRAP EXTEND REQ」「TRAP
XTEND OK」を使用する。更にコマンドコードI
D6,ID7はリリース要求とリリース成功であり、コ
マンドコード「TRAP RELEASE REQ」と
「TRAP RELEASE OK」を使用する。最後
のコマンドコードID8はエージェントからマネージャ
に発行するリリース確認要求であり、コマンドコード
「TRAP RELEASE CONF」を使用する。
【0059】図6は図2のデータベース16に対し、マ
ネージャ12−1とマネージャ12−2のそれぞれによ
りトラップ先の登録が行われたときの登録内容である。
データベース16はトラップ先の残り有効時間及び認証
IDをトラップ先のエントリごとに登録している。ここ
でマネージャ12−1はアドレス「Addr1」を持
ち、これがトラップ先として登録され、その有効時間は
「2H」であり、認証IDは「aaaa」となってい
る。これに対しマネージャ12−2はトラップ先として
自己アドレス「Addr2」を登録しており、残り有効
時間は「30min」であり、更に認証IDは「bbb
b」となっている。
【0060】図7,図8及び図9は、図2のエージェン
ト10をマネージャ12−1,12−2が監視対象とし
た場合のトラップ登録処理、登録後のトラップ発行処
理、トラップ有効時間が時間切れとなった場合のリリー
ス及び時間延長処理、更にトラップ発行処理において完
了トラップが発行された場合のリリース処理を示してい
る。
【0061】まず図7は、マネージャ12−1,12−
2がエージェント10に対しトラップ登録を行う場合の
タイムチャートである。
【0062】図7において、マネージャ12−1がステ
ップS101でエージェント10をトラップ監視ノード
として追加する条件が成立したとき、ステップS102
でトラップ登録要求をエージェント10に対し発行す
る。このトラップ登録要求は図5(B)に示したコマン
ドメッセージを発行する。
【0063】エージェント10はステップS1で、マネ
ージャ12−1からのトラップ登録要求を受信すると、
データベース16をステップS2でチェックして、この
とき空きがあるため、ステップS3で図6のデータベー
ス16における「Addr1,2H,aaaa」のよう
に登録する。
【0064】データベース16に対する登録が成功する
と、ステップS4でトラップ登録成功を発行する。この
トラップ登録成功のコマンドメッセージは、図5(A)
のコマンドとして図4のコマンドコード「TRAP
EG OK」を入れたものを返す。エージェント10か
らのトラップ登録成功を受信したマネージャ12−1
は、ステップS103でエージェント10のトラップ監
視モードに入る。
【0065】一方、マネージャ12−2にあっては、ス
テップS201でエージェント10をトラップ監視ノー
ドとして追加し、これに伴いステップS202でトラッ
プ登録要求を発行する。このトラップ登録要求のコマン
ドメッセージは、図5(A)のコマンドフォーマットに
従って「シーケンスID,TRAP REG REQ,
Addr2,30min,bbbb」を発行する。
【0066】エージェント10はステップS6でマネー
ジャ12−2からのトラップ登録要求を受信したが、こ
のときステップS7のようにデータベース16に空きが
なかった場合には、ステップS8で図6のデータベース
16に登録した全てのマネージャリリース確認要求を発
行する。メッセージを受信したマネージャ12−2は自
分の状況によって、時間延長要求またはリリース要求を
返信する。その後、エージェント10はマネージャ12
−2は自分の状況によって、処理が次のケース1とケー
ス2の2つに分かれる。
【0067】(ケース1):マネージャ12−2からリ
リース要求を受信したか、又は未返信のマネージャが存
在する場合、エージェント10はステップS9のように
データベース16から不要なトラップを削除し、データ
ベース10に空きができる。そこでステップS10で図
6のデータベース16に対し「Addr2,30mi
m,bbbb」のように登録する。データベース16に
対する登録が成功すると、ステップS11でトラップ登
録成功を発行する。このトラップ登録成功のコマンド
は、図5(A)のコマンドとして図4のコマンド「TR
AP REG OK」を入れたものを返す。エージェン
トらのトラップ登録成功を受信したマネージャ12−2
はステップ204でエージェント10のトラップ監視モ
ードに入る。
【0068】(ケース2):全てのマネージャから時間
延長要求を受信したら、データベース16には空きを作
れないので、ステップS12でトラップ登録要求失敗を
マネージャ12−2に発行する。このトラップ登録失敗
コマンドメッセージは、図5(A)のコマンドフォーマ
ットに従って「シーケンスID,TRAP REG FA
ILED,Addr2,30min,bbbb」を発行
する。エージェント10からトラップ登録失敗を受信し
たマネージャ12−2はステップS203でエージェン
ト10のポーリング監視モードに入る。
【0069】ケース2の場合、マネージャ12−1が既
にトラップ監視モードに入っているため、エージェント
10でトラップが発生したとき、ステップS13でデー
タベース16を参照してトラップ先となるアドレス「A
ddr1」にトラップを発行し、これを受けてマネージ
ャ12−1がステップS106でトラップを受信してメ
ッセージ表示等を行う。
【0070】またケース1では、マネージャ12−1,
12−2がトラップ監視モードに入るため、エージェン
ト10でトラップが発生したとき、ステップS14でデ
ータベース16を参照してトラップ先となるアドレス
「Addr1」にトラップを発行し、これを受けてマネ
ージャ12−1がステップS106でトラップを受信し
てメッセージ表示等を行う。
【0071】同時にエージェント10は、同じトラップ
に基づきステップS15で、データベース16から得た
トラップ先のアドレス「Addr2」へトラップを発行
し、これを受けてマネージャ12−2がステップS20
5でトラップを受信してメッセージ表示を行う。
【0072】図8はマネージャ12−1,12−2がト
ラップ監視モードに入った状態でエージェント10でそ
れぞれのトラップ有効時間が切れた場合の処理である。
まずエージェント10において、ステップS16でマネ
ージャ12−1についての残り有効時間T1がT1=0
となって有効時間が切れると、ステップS17でマネー
ジャ12−1に対しリリース確認要求を発行する。
【0073】このリリース確認要求は図5(A)のコマ
ンドフォーマットに従って「シーケンスID,TRAP
RELEASE CONF,Addr1,0H,aa
aa」のコマンドメッセージを発行する。マネージャ1
2−1はエージェント10からのリリース確認要求を受
信すると、ステップS107でエージェント10をノー
ド監視対象として終了することを確認し、この場合には
ステップS108でリリース要求をエージェント10に
発行する。
【0074】このリリース要求のコマンドフォーマット
は「シーケンスID,TRAP RELEASE RE
Q,Addr1,0H,aaaa」となる。エージェン
ト10はマネージャ12−1からのリリース要求をステ
ップS18で受信し、データベース16からトラップ先
としての登録を削除する。
【0075】削除が済むと、ステップS19でリリース
成功をコマンドメッセージ「シーケンスID,TRAP
RELEASE OK,Addr1,0H,aaa
a」としてマネージャ12−1に発行する。このリリー
ス成功の受信によりマネージャ12−1は、ステップS
109でエージェント10に対するトラップ監視ノード
を解除する。
【0076】次にエージェント10のステップS20で
マネージャ12−2のトラップ先の登録における残り有
効時間T2がT2=0となって時間切れとなった場合に
は、ステップS21でリリース確認要求をマネージャ1
2−2に発行する。エージェント10からのリリース確
認要求を受信したマネージャ12−2は、エージェント
10をノード監視の対象として継続することをステップ
S206で確認すると、ステップS207に進んで時間
延長要求をコマンドメッセージ「シーケンスID,TR
AP EXTEND REQ,Addr2,30mi
n,bbbb」として発行する。
【0077】このマネージャ12−2からの時間延長要
求をエージェント10はステップS22で受信し、残り
有効時間T2を要求された時間30minだけ延長す
る。そしてステップS23で時間延長成功をコマンドメ
ッセージシーケンスID,TRAP EXTEND
K,Addr2,30min,bbbb」として発行す
る。この時間延長成功を受けてマネージャ12−2は、
ステップS208でトラップ監視モードを継続する。
【0078】その後、マネージャ12−2がステップS
209で障害等で停止したとする。このマネージャ12
−2の停止状態において、エージェント10がステップ
S24でマネージャ12−2の残り有効時間T2=0の
時間切れを認識し、リリース確認要求を発行したとす
る。
【0079】このリリース確認要求の発行に対し、マネ
ージャ12−2は停止状態にあるため何の応答も得られ
ない。そこでエージェント10はステップS25で応答
待ちの時間切れを判断すると、ステップS26でデータ
ベース16からマネージャ12−2のトラップ先の登録
を削除する。
【0080】これによって、トラップ有効時間切れとな
ったマネージャがダウンして応答が得られないような場
合には、エージェント側で自動的にトラップ先の登録が
削除され、時間切れとなった応答なしのマネージャに対
しトラップを発行することはなくなり、またエージェン
ト10におけるデータベースからの削除で不要なメモリ
資源を占有することもない。
【0081】図9はマネージャ12−1がエージェント
10をトラップ監視モードから外すタイムチャートであ
る。マネージャ12−1は、ステップS110でエージ
ェント10に対しリリース要求を発行する。このリリー
ス要求を受けてエージェント10は、ステップS27で
データベース16からマネージャ12−1のトラップ先
としての登録を削除する。
【0082】トラップ先の登録が削除できると、ステッ
プS28でリリース成功をマネージャ12−1に発行す
る。このためマネージャ12−1は、ステップS112
でエージェント10についてのトラップ監視モードを解
除する。
【0083】図10は図2のマネージャ12−1におけ
るメイン処理のフローチャートである。マネージャメイ
ン処理にあっては、ステップS1で監視対象としてノー
ドの追加があったときに登録要求処理を行い、ステップ
S2でエージェントからのトラップ監視処理を行い、更
にステップS3でエージェントからのリリース確認要求
に対応した有効時間管理処理を行っており、これらのス
テップS2〜S3のメイン処理を、ステップS4で終了
指示があるまで繰り返している。
【0084】図11は図10のステップS2におけるト
ラップ監視処理のフローチャートである。トラップ監視
処理にあっては、ステップS1でエージェントからのト
ラップ受信をチェックしており、トラップを受信する
と、ステップS2でメッセージ表示等のトラップの受信
処理を行う。
【0085】続いてステップS3で、受信したトラップ
が完了トラップか否かチェックする。完了トラップであ
れば、ステップS4でリリース要求をエージェントに発
行し、ステップS5でリリース成功の受信を待って、ス
テップS6で該当エージェントのトラップ監視モードを
解除する。
【0086】図12は図10のステップS2における登
録要求処理のフローチャートである。ステップS1でマ
ネージャにおいてエージェントの追加が認識されると、
ステップS2でトラップ登録要求を追加先のエージェン
トに発行する。続いてステップS3でトラップ登録成功
の受信をチェックしており、成功を受信すると、ステッ
プS4で、新たに追加した該当エージェントのトラップ
監視モードに入る。トラップ登録失敗の場合はステップ
S5で、新たに追加した該当エージェントのポーリング
監視モードに入る。
【0087】図13は、図10のステップS3の有効時
間監視処理のフローチャートである。この有効時間監視
処理にあっては、ステップS1でエージャントをトラッ
プ監視対象から外すか否かチェックし、外さない場合は
ステップS2でエージェントからのトラップ有効時間切
れに対応して発行されるリリース確認要求の受信をチェ
ックする。
【0088】リリース確認要求を受信すると、ステップ
S3でリリース確認要求の発行原因となったエージェン
トに対象機器のトラップ監視を中止するか否かチェック
する。トラップ監視の継続を中止する場合にはステップ
S4に進み、エージェントに対しリリース要求を発行す
る。リリース要求の発行に対しステップS5でエージェ
ントからリリース成功を受信するかタイムアウトになる
と、ステップS6で該当エージェントのトラップ監視モ
ードを解除する。尚ねステップS1でエージェントをト
ラップ監視対象から外す場合もステップS3〜S5の処
理となる。
【0089】一方、ステップS3でリリース確認要求を
出したエージェントの対象機器の監視を継続する場合に
は、ステップS7に進み、エージェントに対し時間延長
要求を発行し、ステップS8でタイムアウトまでの間に
エージェントからの時間延長成功を受信すると、ステッ
プS9で該当エージェントのトラップ監視モードを継続
する。
【0090】図14は図3のエージェント10における
メイン処理のフローチャートである。このエージェント
メイン処理にあっては、ステップS1でエージェントの
起動に伴うデータベースのファイル読み込みを行って初
期化し、ステップS2でトラップ発行処理を行い、ステ
ップS3でトラップ登録処理を行い、ステップS4でリ
リース処理を行い、ステップS5で時間延長処理を行
い、ステップS6で時間切れ監視処理を行い、ステップ
S2〜S6の処理を、ステップS7で終了指示があるま
で繰り返す。
【0091】図15は図14のトラップ発行処理のフロ
ーチャートである。このトラップ発行処理にあっては、
ステップS1で対象機器においてトラップが発生したか
否かチェックしており、トラップが発生するとステップ
S2に進み、データベースからトラップの送信先のマネ
ージャを検索し、ステップS3で、検索したマネージャ
にトラップを転送する。
【0092】図16は図14のトラップ登録処理のフロ
ーチャートである。このトラップ登録処理にあっては、
ステップS1でマネージャからのトラップ登録要求を受
信すると、ステップS2に進み、データベースに空きが
あるか否かチェックする。
【0093】データベースに空きがあれば、ステップS
3でマネージャに関するエントリ、即ち図6に示したよ
うなトラップ先、残り有効時間、認証IDを追加する。
次にステップS4でマネージャに対しトラップ登録成功
を発行する。一方、ステップS2でデータベースに空き
がなかった場合には、ステップS5でマネージャに対し
トラップ登録失敗を発行する。
【0094】図17は図14のステップS4におけるリ
リース処理のフローチャートである。このリリース処理
にあっては、ステップS1でリリース要求の受信を判別
すると、ステップS2に進んでデータベースの該当する
マネージャのエントリを削除する。エントリの削除が済
むと、ステップS3でリリース要求成功を要求元のマネ
ージャに対し発行する。
【0095】図18は図14のステップS4における時
間延長処理のフローチャートである。この時間延長処理
にあっては、ステップS1でマネージャからの時間延長
要求を受信すると、ステップS2に進み、データベース
の該当するマネージャの有効時間を更新する。更新が済
むと、ステップS3で要求元のマネージャに対し時間延
長成功を発行する。
【0096】図19は図14のステップS5における時
間切れ監視処理のフローチャートである。この時間切れ
監視処理にあっては、ステップS1でデータベースの中
の有効時間が切れたトラップ先としてのマネージャがあ
るか否か検索する。時間切れが検索されるとステップS
2に進み、時間切れとなったトラップ先の該当マネージ
ャに対しリリース確認要求を発行する。
【0097】リリース確認要求の発行が済むと、ステッ
プS3で時間延長要求が受信したか否か判別している。
時間延長要求が受信されると、ステップS4でデータベ
ースの該当マネージャの有効時間を更新し、ステップS
5で時間延長成功を発行する。このステップS3〜S5
の処理は、図18に示した時間延長処理そのものであ
る。
【0098】またステップS6でリリース要求を受信し
た場合には、ステップS7でデータベースから該当マネ
ージャのエントリを削除し、ステップS8でリリース要
求成功を発行する。このステップS6〜S8の処理は、
図17に示したリリース処理と同じものである。
【0099】一方、ステップS2で該当するマネージャ
へリリース確認要求を発行した後、ステップS3で時間
延長要求を受信せず、またステップS6でリリース要求
も受信しなかった場合には、ステップS9に進み、一定
の応答時間を経過したか否かのタイムアウトのチェック
を行い、一定時間を経過してタイムアウトとなると、ス
テップS10に進み、データベースから時間切れとなっ
た該当マネージャのエントリを強制的に削除する。
【0100】次に、監視対象機器としてプリンタを例に
とって本発明のトラップ制御システムの具体例を説明す
る。
【0101】図20は本発明のトラップ制御システムの
システム構成であり、サブネットを構成するLAN14
に対しホスト12A,12B及びプリンタ11を接続し
ている。ホスト12A,12Bは、SNMPによるネッ
トワーク管理プロトコルのマネージャであり、プリンタ
11はエージェントであり、このためトラップ先を登録
するためのデータベース16を備えている。
【0102】図21及び図22は、図20のホスト12
Aからプリンタ11に対し印刷要求を行った場合の本発
明によるトラップ制御処理のタイムチャートである。
【0103】図21において、ホスト12Aは、ステッ
プS101で印刷処理を開始し、ステップS102でド
ライバで印刷データを処理した後、ステップS103で
プリンタに印刷データを転送する。印刷データのプリン
タへの転送が済むと、ステップS104でジョブ監視マ
ネージャを起動し、ステップS105でトラップ登録要
求をプリンタ11に発行する。
【0104】プリンタ11は、ステップS1でホスト1
2Aからの印刷データを受信して印刷処理を起動してい
る。続いてステップS2でホスト12Aからのトラップ
登録要求を受信し、データベース16にトラップ先の登
録処理を行う。続いてステップS3でトラップの登録成
功をホスト12Aに対し発行する。
【0105】ホスト12AはステップS106でトラッ
プ登録成功を受信し、トラップ監視モードに移行する。
このときホスト12Aにあっては、例えば図23(A)
のようなトラップ登録成功ログ46を表示する。
【0106】プリンタ11はステップS4で印刷状況を
監視しており、印刷中にステップS5で例えばジャムが
発生すると、ステップS6でデータベース16を検索し
てトラップ先としてホスト12Aを認識し、ホスト12
に対しジャムトラップを発行する。ホスト12Aは、ス
テップS107でプリンタ11からのジャムトラップを
受信し、紙詰まりのメッセージ表示を行う。このメッセ
ージ表示は、例えば図23(B)のジャム発生ログ48
のように「紙が詰まりました。」のメッセージ表示と同
時にプリンタ11の内部構造によりジャム発生箇所を表
示する。
【0107】プリンタ11はジャム発生に対しオペレー
タがステップS7でジャム解除を行うと、ステップS8
でホスト12Aに対しジャム解除トラップを発行する。
ホスト12Aは、ステップS108でジャム解除トラッ
プを受信し、印刷再開のメッセージ表示を行う。この印
刷再開のメッセージ表示は、例えば図23(C)のよう
なジャム解除ログ50を表示する。
【0108】続いてプリンタ11側でステップS9のよ
うに印刷完了となると、ステップS10で印刷完了トラ
ップをホスト12Aに発行する。ホスト12Aはステッ
プS109で印刷完了トラップを受信し、印刷完了のメ
ッセージ表示を行う。この印刷完了のメッセージ表示
は、例えば図24(D)のような印刷完了ログ52を表
示する。
【0109】続いて図22のステップS110でホスト
12は、印刷完了トラップの受信に基づきプリンタ11
に対しリリース要求を発行する。プリンタ11はホスト
12からのリリース要求をステップS11で受信して、
データベースからトラップ先としてのホスト12の登録
を削除する。
【0110】トラップ先の削除が済むと、ステップS1
2でリリース要求成功をホスト12に対し発行する。ホ
スト12はステップS111でプリンタ11からのリリ
ース要求成功を受信し、ジョブ監視マネージャを終了
し、ステップS112で一連の印刷処理を終了する。ス
テップS111でホスト12がリリース要求成功を受信
すると、例えば図24(E)のようなリリース要求成功
ログ54を表示する。
【0111】図25は本発明のトラップ制御システムの
他の実施形態であり、エージェント側に代理エージェン
トを設けたことを特徴とする。
【0112】図25において、サブネットを構成するL
AN14に対してはマネージャ12−1,12−2及び
エージェント10A〜10Cが接続されており、更にこ
の実施形態にあっては代理エージェント15を接続して
いる。ここでエージェント10A〜10Cはエージェン
ト側に制限によって、図3のエージェント10に示した
トラップ制御のためのサービスを提供することができな
い機器である。例えば図3のエージェント10として機
能するためのメモリ領域が不足したり、メモリ領域に制
限があってデータベースを確保できないような場合であ
る。
【0113】このようにエージェント10A〜10Cが
図3のエージェント10の機能に対応できない場合に
は、代理エージェント15を設け、図3のエージェント
10の機能を代理エージェント15に行わせる。このた
め代理エージェント15には、エージェント10A〜1
0Cのそれぞれに対応したデータベース16−1〜16
−3が確保されている。
【0114】図26は図25の実施形態におけるマネー
ジャ12−1と代理エージェント15、更にエージェン
ト10A〜10Cの機能構成のブロック図である。まず
マネージャ12−1は図3の実施形態のマネージャ12
−1と同じであり、マネージャ制御部18、トラップ監
視処理部20、登録要求処理部22、有効時間管理処理
部24を備えており、有効時間管理処理部24にはリリ
ース確認処理部25、リリース要求部26及び時間延長
要求部28が設けられている。
【0115】これに対し代理エージェント15にあって
は、基本的には図3の実施形態のエージェント10と同
じであるが、データベースがエージェント10A〜10
Cに対応してそれぞれデータベース16−1〜16−3
として設けられている。
【0116】また代理エージェント15にあっては、ト
ラップ発行処理部34Aがエージェント10A〜10C
に設けているトラップ転送部62及びエージェント制御
部60からのトラップ発行を受信し、これに基づき、対
応するデータベース16−1〜16−3の検索でトラッ
プ先としてのマネージャを認識してトラップを発行する
点が相違する。
【0117】それ以外のトラップ登録処理部36A、時
間切れ監視処理部38A、リリース処理部40A、時間
延長処理部42Aについては、図3の実施形態では各エ
ージェントに設けていたデータベースを、代理エージェ
ント15にデータベース16−1〜16−3として設け
ているデータベース検索の処理が相違するだけである。
【0118】またマネージャ12−1と代理エージェン
ト15の間の要求と応答のコマンドメッセージにあって
は、図27(A)のようにシーケンスID、コマンド、
トラップ先、有効時間及び認証IDに加え、新たにエー
ジェントアドレスが設けられている。図27(B)は、
マネージャ12−1から代理エージェント15に対しエ
ージェント10Aに対するトラップ登録要求を行うため
のコマンドメッセージである。
【0119】このコマンドメッセージにあっては、最後
にエージェント10Aのエージェントアドレス「Add
r11」が入っている点が図3の実施形態と異なる。こ
のコマンドメッセージの中にエージェントアドレスが入
ることで、代理エージェント15は自分が代理している
エージェント10A〜10Cのいずれに対するトラップ
登録要求であるかを認識できる。
【0120】図28は代理エージェント15に設けてい
るデータベース16−1〜16−3であり、エージェン
ト10A用のデータベース16−1、エージェント10
B用のデータベース16−2、更にエージェント10C
用のデータベース16−3に分けて設けている。
【0121】各データベース16−1〜16−3はエー
ジェント10Aのデータベース16−1のように、トラ
ップ先、残り有効時間、認証IDを持っており、この場
合には図25のようにマネージャ12−1,12−2を
トラップ先として残り有効時間及び認証IDを登録して
いる。この点はマネージャ10B,10Cに対応したデ
ータベース16−2,16−3についても同様である。
【0122】このような図25の実施形態にあっては、
代理エージェント15としてパーソナルコンピュータ等
を使用することからデータベース16−1〜16−3の
確保は容易であり、代理エージェント15を設けること
によってエージェント10A〜10Cにおけるリソース
が不足する問題を解消し、マネージャ12−1,12−
2との間の要求と応答のやり取りで、エージェント10
A〜10Cの各々についてマネージャ側からの要求でト
ラップ先としての登録を行い、エージェント10A〜1
0Cでトラップが発生した場合には代理エージェント1
5にトラップを通知すると、代理エージェント15が該
当するデータベース16−1〜16−3を参照してトラ
ップ先を認識し、認識したトラップ先にトラップを発行
することができる。
【0123】尚、上記の実施形態は、ネットワーク管理
プロトコルとしてSNMPを例にとるものであったが、
同様にトラップ管理にブロードキャスト方式とユニキャ
スト方式を採用しているプロトコルであれば、適宜のネ
ットワーク管理プロトコルにつきそのまま適用すること
ができる。
【0124】また上記の実施形態にあっては、ホストか
らパソコンに印刷データを送って印刷処理を行う場合を
具体例として例にとるものであったが、トラップ監視対
象とする機器はプリンタに限定されず、パソコン、ワー
クステーション等適宜のネットワーク接続機器を含む。
また本発明はその目的と利点を損なわない適宜の変形を
含み、更に実施形態に示した数値による限定は受けな
い。
【0125】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、マネージャからエージェントに対しトラップ先を登
録することによって、マネージャ側においてエージェン
トのトラップを受け取るかどうかをコントロールでき、
無駄なトラップの発生を防ぐことができる。
【0126】また本発明にあっては、マネージャからの
トラップ先の登録に基づきエージェントからユニキャス
トでトラップを発行しているため、ブロードキャストの
トラップに比べネットワークのトラフィック量を減らす
ことができ、更にサブネット内に制約されるブロードキ
ャストのトラップに対し、ユニキャストのトラップとす
ることによって、サブネット外のマネージャであっても
トラップを受け取ることができる。
【0127】また、マネージャとエージェントの間のト
ラップ処理に関するプロトコルによって、トラップの登
録削除等の操作はオペレータが関与しなくても自動的に
行うことができ、オペレータの負担を軽減し、トラップ
先の登録の正確性を確保できる。
【0128】またマネージャ側から各エージェントにお
けるトラップ有効時間をコントロールすることもでき、
トラップ有効時間切れとなった際にはマネージャに対す
る確認を行い、この確認に基づくマネージャからのリリ
ースまたは延長の指示により有効時間がコントロールで
き、エージェントのリソースを有効に活用し、無駄なト
ラップを減少できる。
【0129】更に、エージェント側にトラップ有効時間
の最大有効時間と最小有効時間を閾値として持たせてお
り、マネージャからのトラップ有効時間が最大有効時間
を超えた場合には最大有効時間に合わせ、最小有効時間
より短かった場合には最小有効時間に合わせ、これによ
ってトラップ有効時間が長すぎることによる不要なトラ
ップの発生を防ぎ、またトラップ有効時間が短かすぎる
ことによるトラップ登録要求やトラップ時間延長要求の
発行回数の増加を防止できる。
【0130】更に、ネットワーク管理プロトコルとして
使用するSNMPのトラップ機能を拡張するだけで、プ
ロトコル自体は一切変更することなく対応でき、SNM
Pの汎用性、標準性、軽さなどのメリットには影響を及
ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明のシステム構成図
【図3】本発明の機能ブロック図
【図4】本発明のトラップ制御で使用するコマンドの説
明図
【図5】本発明のトラップ制御で使用するコマンドフォ
ーマットの説明図
【図6】図3のエージェントに設けたデータベースの説
明図
【図7】図2のマネージャとエージェントの間に行うト
ラップ制御のタイムチャート
【図8】図7から続くタイムチャート
【図9】図7から続く別のタイムチャート
【図10】図3のマネージャのメイン処理のフローチャ
ート
【図11】図10のトラップ監視処理のフローチャート
【図12】図10のトラップ登録要求処理のフローチャ
ート
【図13】図10の有効時間管理処理のフローチャート
【図14】図3のエージェントのメイン処理のフローチ
ャート
【図15】図14のトラップ発行処理のフローチャート
【図16】図14のトラップ登録処理のフローチャート
【図17】図14のリリース処理のフローチャート
【図18】図14の時間延長処理のフローチャート
【図19】図14の時間切れ監視処理のフローチャート
【図20】ホストでプリンタを管理する本発明の具体的
なシステムの説明図
【図21】図20のホスト側のマネージャとプリンタ側
のエージェントによるトラップ制御のタイムチャート
【図22】図21から続くタイムチャート
【図23】図21,図22のトラップ制御のメッセージ
表示に使用するダイヤログの説明図
【図24】図23に続くダイヤログの説明図
【図25】代理エージェントを使用した本発明の他の実
施形態のシステム構成図
【図26】図25のマネージャ、代理エージェント及び
エージェントの機能ブロック図
【図27】図25のシステムで使用するコマンドフォー
マットの説明図
【図28】図25の代理エージェントに設けるデータベ
ースの説明図
【図29】従来のブロードキャスト方式のトラップ制御
の説明図
【図30】従来のユニキャスト方式のトラップ制御で起
きる問題の説明図
【符号の説明】 10,10−1,10−2:エージェント 11:プリンタ 12,12−1,12−2:マネージャ 14:LAN 15:代理エージェント 16,16−1〜16−3:データベース(DB) 18,18A:マネージャ制御部 20,20A:トラップ監視処理部 22,22A:登録要求処理部 24,24A:有効時間管理処理部 25,25A:リリース確認処理部 26,26A:リリース要求部 28,28A:時間延長要求部 30,60:エージェント制御部 30A;代理エージェント制御部 32,32A:初期化処理部 34,34A:トラップ発行処理部 36,36A:トラップ登録処理部 38,38A:時間切れ監視処理部 40,40A:リリース処理部 42,42A:時間延長処理部 62:トラップ転送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA11 GA21 GB02 GB08 HA06 HB06 JB22 KA07 KB11 5K030 HB06 HB11 JA10 KA07 KX30 LE05 LE07 MC03 5K035 BB02 CC01 DD01 FF04 9A001 CC07 CZ06 JJ18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介してマネージャとエージ
    ェントを接続し、エージェントからマネージャにトラッ
    プを発行して監視させるトラップ制御システムに於い
    て、 前記マネージャに、 監視対象とするエージェントに、自己アドレス及びトラ
    ップ有効時間を含むトラップ登録要求を発行してトラッ
    プ先として登録させる登録要求処理部と、 前記エージェントからのリリース確認要求に対しトラッ
    プ先としての登録を削除させるリリース要求又はトラッ
    プ先としての登録を継続させる時間延長要求を発行する
    有効時間管理処理部と、 トラップ先として登録要求を行ったエージェントからの
    トラップを受信して処理するトラップ監視処理部と、を
    設け、 前記エージェントに、 前記マネージャからトラップ登録要求を受信した際に、
    データベースにトラップ先のアドレス及びトラップ有効
    時間を登録するトラップ登録処理部と、 トラップ発生時に前記データベースを参照してトラップ
    先として登録されたマネージャにトラップを発行するト
    ラップ発行処理部と、 前記データベースのトラップ有効時間が切れた際に、対
    応するマネージャにリリース確認要求を発行する時間切
    れ監視処理部と、 前記マネージャからリリース要求を受信した際に、デー
    タベースの該当するトラップ先の登録を削除するリリー
    ス処理部と、 前記マネージャから時間延長要求を受信した際に、デー
    タベースの該当する有効時間を更新する時間延長処理部
    と、を備えたことを特徴とするトラップ制御システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトラップ制御システムに於
    いて、前記エージェントの時間切れ監視処理部は、マネ
    ージャにリリース確認要求を発行した後、一定時間を経
    過しても応答が得られなかった場合、データベースから
    時間切れとなったトラップ先を削除することを特徴とす
    るトラップ制御システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のトラップ制御システムに於
    いて、前記マネージャから発行するトラップ登録要求に
    認証IDを含めてエージェントのデータベースにトラッ
    プ先として登録し、リリース要求コマンドを受信した際
    に認証IDの照合一致でトラップ先の登録をデータベー
    スから削除することを特徴とするトラップ制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項1記載のトラップ制御システムに於
    いて、前記エージェントのトラップ要求処理部、リリー
    ス処理部及び時間延長処理部は、エージェントからの要
    求を処理した場合は要求成功をマネージャに発行し、要
    求を処理できなかった場合は要求失敗をマネージャに発
    行することを特徴とするトラップ制御システム。
  5. 【請求項5】請求項1記載のトラップ制御システムに於
    いて、前記エージェントのトラップ登録処理部および時
    間延長処理部は、トラップ有効時間の最大有効時間と最
    小有効時間を閾値として備え、要求された有効時間が最
    大有効時間を越えた場合は最大有効時間に合わせ、要求
    された有効時間が最小時間より短い場合は最小有効時間
    に合わせることを特徴とするトラップ制御システム。
  6. 【請求項6】ネットワークを介してマネージャ、エージ
    ェント及び代理エージェントを接続し、前記エージェン
    トから代理エージェントを経由してマネージャにトラッ
    プを転送して監視させるトラップ制御システムに於い
    て、 前記マネージャに、 代理エージェントに、監視するエージェントアドレス、
    自己アドレス及びトラップ有効時間を含むトラップ登録
    要求を発行してトラップ先として登録させるトラップ登
    録要求処理部と、 代理エージェントからのリリース確認要求に対しトラッ
    プ先としての登録を削除させるリリース要求又はトラッ
    プ先としての登録を継続させる時間延長要求をエージェ
    ントアドレスを指定して発行する時間管理処理部と、 トラップ先として登録要求を行ったエージェントのトラ
    ップを代理エージェントから受信して処理するトラップ
    監視処理部と、を設け、 前記代理エージェントに、 エージェント毎に分けて設けられたデータベースと、 前記マネージャからのトラップ登録要求を受信した際
    に、エージェントアドレスで指定されるデータベースに
    トラップ先としてアドレス及びトラップ有効時間を登録
    するトラップ登録処理部と、 エージェントからのトラップ通知時に対応するデータベ
    ースを参照し、トラップ先として登録されたマネージャ
    にトラップを発行するトラップ発行処理部と、 前記データベースのトラップ有効時間が切れた際に、マ
    ネージャに該当するエージェントのリリース確認要求を
    発行するリリース確認処理部と、 前記マネージャからリリース要求を受信した際に、エー
    ジェントアドレスで指定されたデータベースの該当する
    トラップ先の登録を削除するリリース処理部と、 前記マネージャから時間延長要求を受信した際に、エー
    ジェントアドレスで指定されたデータベースの該当する
    有効時間を更新する時間延長処理部と、を備えたことを
    特徴とするトラップ制御システム。
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