JP3783501B2 - トラップ制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介してマネージャとエージェントを接続し、エージェントからマネージャにトラップを発行して監視させるトラップ制御システムに関し、特に、エージェントにトラップ先登録を行ったマネージャに対してのみトラップを発行するようにしたトラップ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、LAN等のネットワークは膨大化し複雑化しつつあり、ネットワーク管理がますます重要になってくる。このようなネットワークの管理には、種々のネットワーク管理プロトコルが運用され、代表なものとしてはCMIP(Common Management Information Protcol)、SNMP(Simple Network Management Protcol )などをあげられる。これらの管理プロトコルは基本的にポーリング方式とイベント方式を使っている。
【0003】
ポーリング方式はマネージャが一定の間隔で管理対象機器に問い合わせ、管理対象機器の状態を常にチェックする。この方式は正確に監視できる特徴をもつ反面、トラフィックが起こり易く、リアルタイム性に欠ける等のデメリットがある。
【0004】
イベント方式は、管理対象機器からマネージャに自分の状態変化を通知するものであり、ポーリング方式を補間する。しかし、イベント方式も様々な制約がある。現在、代表的なネットワーク管理プロトコルであるSNMPの世界では、イベント方式はトラップという。SNMPのエージェントを搭載したプリンタ等の管理対象機器は状態変化が発生する時にトラップを発行する。エージェントからのトラップはマネージャが受け取り、管理対象機器の状態を把握する。
【0005】
SNMPのトラップの発行方式には、ブロードキャスト方式とユニキャスト方式がある。図29はブロードキャスト方式のトラップを説明する。いまサブネット106にエージェント100、マネージャ102−1,102−2およびホスト104−1,104−2が接続されており、エージェント100とマネージャ102−1が管理グループを構成していたとする。
【0006】
ここでサブネット106とは、ネットワークIDとホストIDで構成される各ノードのアドレスにつき、例えば8ビットのネットワークIDに4ビットのサブネットを付加したアドレスをもつネットワークである。このようなサブネット106にあっては、ネットワークIDのサブネットを同じアドレスにすることで、エージェント100とマネージャ102−1で管理グループを構成することができる。
【0007】
通常の運用状態で、エージェント100はブロードキャスト方式でトラップを発行する。しかし、エージェント100が発行してブロードキャストのトラップは、管理対象と同じサブネットのネットワークIDに存在しているマネージャ102−1しか受け取らない。しかし、ブロードキャストでは、サブネット106に存在する全てのホスト104−1,104−2に対しトラップを発行する。このためサブネット106内にトラフィックが起こり安い。特に最近はスイッチング技術を採用してサブネット内のトラフィックを制御するネットワークが多くなってきているが、ブロードキャストのトラップによってトラフィックを制御できない比率が高くなる問題がある。
【0008】
ブロードキャストで発行するトラップは、ネットワークのトラフィックの影響以外に、トラップを管理するマネージャにも影響する。エージェント100がブロードキャストでトラップを発行した場合、エージェント100を管理していないマネージャ102−2もトラップを受け付けなければならない。マネージャ102−2は受け付けた沢山のトラップの中から、自分が管理対象としているエージェントからの有用なトラップを探し出さなければならず、マネージャの負担が重くなってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のブロードキャストで発行するトラップの問題を解決するには、ユニキャスト方式でトラップを発行することが考えられる。ユニキャスト方式、エージェントの各々にトラップの通知先のマネージャを予め登録しておき、トラップを登録したマネージャにのみ直接通知するようにしている。
【0010】
しかし、ユニキャスト方式のトラップは、運用を開始する前にトラップ通知先をエージェントに登録しなければならず、このような登録は煩雑で時間がかかるために、ほとんどの場合、結局、ブロードキャストを採用してしまっている。
【0011】
またトラップの通知先をいったん登録しまうと、マネージャがダウンしても登録を解除しない限りのエージェントが継続してトラップを発行する。このためトラフィックの発生する以外に、エージェントが無駄な作業をやってしまって、管理対象機器の性能にも影響する。
【0012】
また図30のように、サブネット106のマネージャ102−1をトラップ先としてエージェント100−1〜100−nに登録してユニキャスト方式でトラップを発行していた場合、マネージャ102−1のアドレス変更やマネージャ102−2への変更の場合、エージェント100−1〜100−nの全てにおいててトラップ先の登録を変更しなければならない。この登録の変更は、管理対象機器が多い環境では、膨大となり、かなり無理な作業となる。
【0013】
更に、エージェントとして機能する管理対象機器が搭載するメモリ量は限られており、使用していないトラップ先の登録エントリを削除しないと、メモリをどんどん使うことになり、管理対象機器の資源を食ってしまう。
【0014】
以上の問題点を整理する。まずブロードキャスト方式のトラップは、次の問題がある。
(1)トラップをブロードキャストで発行すると、ネットワークにトラフィックの発生が多くなる。
(2)サブネット外のマネージャがブロードキャスト方式のトラップを受け取れない。
(3)ブロードキャストのトラップを無差別でサブネットにあるすべてのネットワーク装置に送出することによって、各装置及びマネージャに負担をかける。
【0015】
またユニキャスト方式のトラップは次の問題がある。
(1)ユニキャストのトラップでは、トラップ先の事前登録のため管理者に負担をかけて、運用しにくい。
(2)事前登録のトラップ先を解除するまで、マネージャが該当するノードを管理しなくても、トラップを送られてきてしまう。
(3)管理システム構成が変わった時に、すべてのトラップ先登録エントリを正確に移行するのはほぼ不可能に近い。
(4)無駄なトラップ先の登録エントリにより管理対象機器でのメモリの使用量が多くなる。
【0016】
このような問題は、ネットワークが膨大化し複雑化しつつある環境変化に起因している。従来のネットワーク管理は、ルータ、交換機などのネットワーク機器の管理をメインとしている。しかし、ネットワーク上ではルータ、交換機などのような機器の数は少ないため、ブロードキャスト方式でトラップを発行しても、トラフィックの発生総量が少なく、ネットワークに負担をかけない。またユニキャスト方式でトラップ先の設定を変更する必要が生じても、数少ないホストを再設定するだけて対応できるため、人手で行っても、負担がそんなに大きくない。
【0017】
また従来の監視対象とする情報は、機器のステータス、特に障害情報をメインとしており、そのため情報の種類が少なく、発行するトラップの数も限られる。通常の運用では、SNMPマネージャを専用サーバにインストールしてネットワーク機器を管理する。1つのネットワーク上では、このようなSNMPマネージャの数も少なく、しかも一旦設定して稼動し始めたら、あまり変更しない。このためユニキャスト方式としても、管理対象機器に登録するトラップ先となるSNMPマネージャの情報が少なくて済み、一旦登録したら、変更することはほんどない。
【0018】
しかし、最近、SNMPでネットワーク管理は、ネットワークの膨大化と複雑化に伴い新たな動向が出てきている。まずワークステーション、パソコン、プリンタなどのオフィス機器もSNMPで管理することになり、管理する対象機器のの種類および数が増加している。また管理する情報は、従来の障害情報だけではなく、タスク、ジョブ、消耗品などの稼動中の情報も統計や課金管理のために監視され、情報の量が従来と比べて膨大な量になってきている。
【0019】
更に、一般機器を監視するSNMPマネージャは専用サーバではなく、一般のパソコンを使用したクライアントにもインストールすることができ、マネージャの数が多くなり、しかも固定しない状況にある。
【0020】
このような環境においては、ブロードキャスト方式のトラップを採用すればネットワークトラフィックが深刻になる。またユニキャスト方式のトラップを採用すると、人手でトラップを一々登録するのは不可能に近いことになり、新たなトラップ制御の手法が要求されている。
【0021】
本発明は、SNMPのネットワーク管理を対象とし、ネットワーク、マネージャ、エージェント側の管理対象機器に及す影響を最小限してネットワーク性能を向上するトラップ制御システムを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図である。本発明は、ネットワーク14を介してマネージャ12とエージェント10を接続し、エージェント10からマネージャ12にトラップを発行して監視させるトラップ制御システムを対象とする。
【0023】
このようなトラップ制御システムにつき本発明は、マネージャ12に、監視対象とするエージェントに、自己アドレス及びトラップ有効時間を含むトラップ登録要求を発行してトラップ先として登録させる登録要求処理部22と、エージェントからのリリース確認要求に対しトラップ先としての登録を削除させるリリース要求又はトラップ先としての登録を継続させる時間延長要求を発行する有効時間管理処理部24と、トラップ先として登録要求を行ったエージェントからのトラップを受信して処理するトラップ監視処理部20とを設ける。
【0024】
またエージェント10に、マネージャからトラップ登録要求を受信した際に、データベース16にトラップ先のアドレス及びトラップ有効時間(残り有効時間)を登録するトラップ登録処理部36と、トラップ発生時にデータベース16を参照してトラップ先として登録されたマネージャにトラップを発行するトラップ発行処理部34と、データベースの有効時間が切れた際に、対応するマネージャにリリース確認要求を発行する時間切り監視処理部38と、マネージャからリリース要求を受信した際に、データベースの該当するトラップ先の登録を削除するリリース処理部40と、マネージャから時間延長要求を受信した際に、データベースの該当する有効時間を更新する時間延長処理部42とを備えたことを特徴とする。
【0025】
このように本発明のトラップ制御システムは、ブロードキャスト方式のトラップではなく、ユニキャスト方式でトラップを発行することを基本とし、このためネットワークトラフィック量を減らすことができ、サブネット外にあるマネージャでもトラップを受け取ることが可能となる。
【0026】
またマネージャは監視対象とする機器のエージェントに自分をトラップ先として登録させることができ、マネージャにおいて、エージェントのトラップを受け取るか否かのコントロールでき、無駄なトラップを発生させない。
【0027】
更に、マネージャとエージェントの間のプロトコルにより、トラップ先の登録、削除などの操作はオペレータが関与しなくとも自動的にでき、オペレータの負担を軽減し、ユニキャストでトラップを発行するためのシステム設定が正確にできる。
【0028】
エージェントの時間切れ監視処理部は、マネージャにリリース確認要求を発行した後、一定時間を経過しても応答が得られなかった場合、データベースから時間切れとなったトラップ先を削除する。このようにエージェント側でも登録したトラップ先の有効時間をコントロールするため、マネージャがダウンしたような場合、エージェント側の判断で登録したトラップ先を解除でき、エージェントのリソースを有効に利用し、無駄なトラップを減少できる。
【0029】
マネージャは、トラップ登録要求に認証IDを含めることでエージェントのデータベースのトラップ先に登録し、リリース要求コマンドを受信した際に認証IDの照合一致でトラップ先の登録をデータベースから削除する。これによってトラップ先の登録、解除のセキュリテイを高め、また第三者代行によるトラップ先の登録や削除を可能とする。
【0030】
エージェントのトラップ発行処理部、リリース処理部及び時間延長処理部は、マネージャからの要求を処理した場合は要求成功をマネージャに発行し、要求を処理できなかった場合は要求失敗をマネージャに発行する。これによって、マネージャは、エージェントにおけるトラップ先の登録、解除等の状況を正確に把握して適切な対応をとることができる。
【0031】
エージェントのトラップ登録処理部および時間延長処理部は、トラップ有効時間の最大有効時間と最小有効時間を閾値として備え、要求された有効時間が最大有効時間を越えた場合は最大有効時間に合わせ、要求された有効時間が最小時間より短い場合は最小有効時間に合わせる。
【0032】
このトラップ有効時間を最大有効時間に合わせることで、必要時間以上のトラップ先の登録を回避して不要なトラップを防止できる。また最小有効時間に合わせることで、有効時間が短すぎることによるトラップ登録要求や時間延長要求のコマンド発行回数を制限する。
【0033】
また本発明は、ネットワークを介してマネージャ、エージェント及び代理エージェントを接続し、エージェントから代理エージェントを経由してマネージャにトラップを転送して監視させるトラップ制御システムを提供する。
【0034】
このシステムでは、マネージャに、代理エージェントに、監視するエージェントアドレス、自己アドレス及び有効時間を含むトラップ登録要求を発行してトラップ先として登録させるトラップ登録要求処理部と、代理エージェントからのリリース確認要求に対しトラップ先としての登録を削除させるリリース要求又はトラップ先としての登録を継続させる時間延長要求をエージェントアドレスを指定して発行する時間管理処理部と、トラップ先として登録要求を行ったエージェントのトラップを代理エージェントから受信して処理するトラップ監視処理部とを備える。
【0035】
また代理エージェントには、エージェント毎に分けて設けられたデータベースと、マネージャからのトラップ登録要求を受信した際に、エージェントアドレスで指定されるデータベースにトラップ先としてアドレス及び有効時間を登録するトラップ登録処理部と、エージェントからのトラップ通知時に対応するデータベースを参照し、トラップ先として登録されたマネージャにトラップを発行するトラップ発行処理部と、データベースの有効時間が切れた際に、該当するエージェントの対応するマネージャにリリース確認要求を発行するリリース確認処理部と、マネージャからリリース要求を受信した際に、エージェントアドレスで指定されたデータベースの該当するトラップ先の登録を削除するリリース処理部と、マネージャから時間延長要求を受信した際に、エージェントアドレスで指定されたデータベースの該当する有効時間を更新する時間延長処理部とを備える。
【0036】
このような代理エージェントの機能により、メモリ資源の制限等の理由で本発明の機能を備えない通常のエージェントについても、トラップ先を代理エージェントとするユニキャスト方式でトラップを発生させることで、マネージャは実質的に監視対象とする機器のエージェントに自分をトラップ先を登録させ、エージェントからのトラップを受け付けをコントロールできる。
【0037】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明のトラップ制御システムのシステム構成の説明図である。
【0038】
図2において本発明のトラップ制御システムは、例えばサブネットを構成するLAN14に対しネットワーク管理プロトコルとして、SNMPを採用したエージェント10、マネージャ12−1,12−2を接続している。尚、図2は説明を簡単にするため本発明のトラップ制御システムの一部を示し、実際には多数のエージェント10及びマネージャがLAN14に接続されている。
【0039】
エージェント10及びマネージャ12−1,12−2は、それぞれユニークなアドレス例えばIPアドレスを持っている。IPアドレスはネットワークIDとホストIDで構成される。
【0040】
SNMPネットワーク管理プロトコルにあっては、ネットワークIDにサブネットを付加しており、このためSNMPにおけるブロードキャストのトラップはエージェント10と同じサブネットに属しているマネージャにしか届かない。ここでエージェント10とマネージャ12−1が同じサブネットに存在しており、マネージャ12−2は別のサブネットに存在しているとする。
【0041】
本発明のトラップ制御システムにあっては、マネージャ12−1,12−2のそれぞれが、エージェント10の存在する機器を監視対象とした場合、エージェント10に対しトラップ先の登録を行い、この登録がデータベース16に格納される。登録後にエージェント10でトラップが発生すると、データベース16を参照し、登録されたトラップ先としてマネージャ12−1,12−2を認識し、それぞれに対しトラップを発行する。
【0042】
このようなマネージャ12−1,12−2からエージェント10に対する監視対象としての登録要求によって、エージェント10は同じサブネットに存在しているマネージャ12−1はもちろんのこと、別のサブネットに存在しているマネージャ12−2に対してもトラップ先の登録に従ってトラップを発行することができる。
【0043】
図3は、図2のマネージャ12−1及びエージェント10の機能構成のブロック図である。尚、マネージャ12−2もマネージャ12−1と同じ構成を有する。
【0044】
マネージャ12−1はマネージャ制御部18、トラップ監視処理部20、登録要求処理部22及び有効時間管理処理部24を備える。有効時間管理処理部24にはリリース確認処理部25、リリース要求処理部26及び時間延長要求部28が設けられている。
【0045】
マネージャ制御部18はSNMPに従ってエージェント10との間で要求と応答のやり取りを行う。トラップ監視処理部20はトラップ先として登録要求を行ったエージェント10からのトラップを受信して処理する。登録要求処理部22は監視対象とする機器に存在するエージェント10に対し、登録要求コマンド、トラップ先を示す自己アドレス、トラップ有効時間、更にセキュリティ用の認証IDを含むトラップ登録要求のコマンドメッセージを発行し、エージェント10にマネージャ10−1をトラップ先として登録させる。
【0046】
有効時間管理処理部24は、エージェント10からのリリース確認要求に対し、リリース確認処理部25でトラップ先として継続するか否か判断し、解除する場合にはリリース要求部26よりリリース要求を発行し、継続させる場合には時間延長要求部28より時間延長要求を発行する。
【0047】
このようなマネージャ12−1の機能に対応してエージェント10には、エージェント制御部30、初期化処理部32、トラップ発行処理部34、トラップ登録処理部36、時間切れ監視処理部38、リリース処理部40、時間延長処理部42、更にデータベース16が設けられている。
【0048】
エージェント処理部30は、ネットワーク管理プロトコルとしてのSNMPに従ってマネージャ12−1からの要求の受信とその応答を行う。初期化処理部32は、エージェント10の起動時に、データベースを読み込む初期化処理を行っている。トラップ発行処理部34はデータベース16に登録されたトラップ先にトラップを発行する。
【0049】
トラップ登録処理部36は、マネージャ12−1からトラップ登録要求を受信した際に、データベース16にトラップ先の登録を行う。このトラップ先の登録は、トラップ先を示すマネージャ12−1のアドレス、トラップ有効時間及び認証IDを登録する。
【0050】
時間切れ監視処理部38は、データベース16に登録しているトラップ有効時間が切れた際に、対応するマネージャにリリース確認要求を発行する。リリース処理部40は、マネージャからリリース要求を受信した際に、データベース16の該当するトラップ先の登録を削除する。更に時間延長処理部42は、マネージャから時間延長要求を受信した際に、データベース16の該当する登録先のトラップ有効時間を更新する。
【0051】
ここで時間切れ監視処理部38は、データベース16のトラップ有効時間が切れた際にマネージャに対しリリース確認要求を行い、この確認要求に対し一定時間を経過しても応答が得られなかった場合には、データベース16から時間切れとなったトラップ先をエージェント10自身で削除する。
【0052】
また、エージェント10に設けているトラップ登録処理部36、リリース処理部40及び時間延長処理部42は、マネージャからの要求を処理した場合は要求成功をマネージャに発行し、要求を処理できなかった場合は要求失敗をマネージャに発行する。
【0053】
更にトラップ登録処理部36と時間延長処理部42は、データベース16に登録するトラップ有効時間の最大有効時間と最小有効時間を閾値として持っており、要求されたトラップ有効時間が最大有効時間を越えた場合は最大有効時間に合わせ、要求されたトラップ有効時間が最小有効時間より短い場合は最小有効時間に合わせる。
【0054】
図4は図3のマネージャ12−1とエージェント10の間でトラップ制御のためにやり取りする各種の要求及び応答に使用するコマンドを示している。また図5は、マネージャとエージェントの間でコマンドメッセージとしてやり取りする要求及び応答のコマンドフォーマットを示している。
【0055】
図5(A)はコマンドフォーマットの基本構成であり、シーケンスID、コマンド、トラップ先、有効時間、認証IDで構成されている。このコマンドフォーマットのコマンドの部分には、図4に示すコマンドコードがセットされる。トラップ先は要求または発行するマネージャまたはエージェントのアドレスを入れる。
【0056】
図5(B)はマネージャからエージェントにトラップ登録要求を行う際の具体的なコマンド内容である。このトラップ登録要求については、「シーケンスID」に続いてトラップ登録要求を意味するコマンド「TRAP REG REQ」を入れ、トラップ先にはエージェント12−1のアドレス「Addr1」を入れ、有効時間は「2H(2時間)」を入れ、認証IDには「aaaa」を入れている。
【0057】
図4のコマンド説明にあっては、コマンドID1〜ID8の8つを示しており、コマンドID1がマネージャからエージェントに発行するトラップ登録要求であり、コマンドコード「TRAP REG REQ」を使用する。コマンドコードID2はトラップ登録要求に対しエージェントでデータベースに登録を行った際に返すトラップ登録成功であり、コマンドコード「TRAP REG OK」を使用する。またエージェントで登録が失敗した場合には、トラップ登録失敗としてコマンドコード「TRAP REG FAILED」を使用する。
【0058】
次のコマンドコードID4,ID5は時間延長要求と時間延長成功であり、それぞれコマンドコード「TRAP EXTEND REQ」「TRAP EXTEND OK」を使用する。更にコマンドコードID6,ID7はリリース要求とリリース成功であり、コマンドコード「TRAP RELEASE REQ」と「TRAP RELEASE OK」を使用する。最後のコマンドコードID8はエージェントからマネージャに発行するリリース確認要求であり、コマンドコード「TRAP RELEASE CONF」を使用する。
【0059】
図6は図2のデータベース16に対し、マネージャ12−1とマネージャ12−2のそれぞれによりトラップ先の登録が行われたときの登録内容である。データベース16はトラップ先の残り有効時間及び認証IDをトラップ先のエントリごとに登録している。ここでマネージャ12−1はアドレス「Addr1」を持ち、これがトラップ先として登録され、その有効時間は「2H」であり、認証IDは「aaaa」となっている。これに対しマネージャ12−2はトラップ先として自己アドレス「Addr2」を登録しており、残り有効時間は「30min」であり、更に認証IDは「bbbb」となっている。
【0060】
図7,図8及び図9は、図2のエージェント10をマネージャ12−1,12−2が監視対象とした場合のトラップ登録処理、登録後のトラップ発行処理、トラップ有効時間が時間切れとなった場合のリリース及び時間延長処理、更にトラップ発行処理において完了トラップが発行された場合のリリース処理を示している。
【0061】
まず図7は、マネージャ12−1,12−2がエージェント10に対しトラップ登録を行う場合のタイムチャートである。
【0062】
図7において、マネージャ12−1がステップS101でエージェント10をトラップ監視ノードとして追加する条件が成立したとき、ステップS102でトラップ登録要求をエージェント10に対し発行する。このトラップ登録要求は図5(B)に示したコマンドメッセージを発行する。
【0063】
エージェント10はステップS1で、マネージャ12−1からのトラップ登録要求を受信すると、データベース16をステップS2でチェックして、このとき空きがあるため、ステップS3で図6のデータベース16における「Addr1,2H,aaaa」のように登録する。
【0064】
データベース16に対する登録が成功すると、ステップS4でトラップ登録成功を発行する。このトラップ登録成功のコマンドメッセージは、図5(A)のコマンドとして図4のコマンドコード「TRAP REG OK」を入れたものを返す。エージェント10からのトラップ登録成功を受信したマネージャ12−1は、ステップS103でエージェント10のトラップ監視モードに入る。
【0065】
一方、マネージャ12−2にあっては、ステップS201でエージェント10をトラップ監視ノードとして追加し、これに伴いステップS202でトラップ登録要求を発行する。このトラップ登録要求のコマンドメッセージは、図5(A)のコマンドフォーマットに従って「シーケンスID,TRAP REG REQ,Addr2,30min,bbbb」を発行する。
【0066】
エージェント10はステップS6でマネージャ12−2からのトラップ登録要求を受信したが、このときステップS7のようにデータベース16に空きがなかった場合には、ステップS8で図6のデータベース16に登録した全てのマネージャリリース確認要求を発行する。メッセージを受信したマネージャ12−2は自分の状況によって、時間延長要求またはリリース要求を返信する。その後、エージェント10はマネージャ12−2は自分の状況によって、処理が次のケース1とケース2の2つに分かれる。
【0067】
(ケース1):マネージャ12−2からリリース要求を受信したか、又は未返信のマネージャが存在する場合、エージェント10はステップS9のようにデータベース16から不要なトラップを削除し、データベース10に空きができる。そこでステップS10で図6のデータベース16に対し「Addr2,30mim,bbbb」のように登録する。データベース16に対する登録が成功すると、ステップS11でトラップ登録成功を発行する。このトラップ登録成功のコマンドは、図5(A)のコマンドとして図4のコマンド「TRAP REG OK」を入れたものを返す。エージェントらのトラップ登録成功を受信したマネージャ12−2はステップ204でエージェント10のトラップ監視モードに入る。
【0068】
(ケース2):全てのマネージャから時間延長要求を受信したら、データベース16には空きを作れないので、ステップS12でトラップ登録要求失敗をマネージャ12−2に発行する。このトラップ登録失敗コマンドメッセージは、図5(A)のコマンドフォーマットに従って「シーケンスID,TRAP REG FAILED,Addr2,30min,bbbb」を発行する。エージェント10からトラップ登録失敗を受信したマネージャ12−2はステップS203でエージェント10のポーリング監視モードに入る。
【0069】
ケース2の場合、マネージャ12−1が既にトラップ監視モードに入っているため、エージェント10でトラップが発生したとき、ステップS13でデータベース16を参照してトラップ先となるアドレス「Addr1」にトラップを発行し、これを受けてマネージャ12−1がステップS106でトラップを受信してメッセージ表示等を行う。
【0070】
またケース1では、マネージャ12−1,12−2がトラップ監視モードに入るため、エージェント10でトラップが発生したとき、ステップS14でデータベース16を参照してトラップ先となるアドレス「Addr1」にトラップを発行し、これを受けてマネージャ12−1がステップS106でトラップを受信してメッセージ表示等を行う。
【0071】
同時にエージェント10は、同じトラップに基づきステップS15で、データベース16から得たトラップ先のアドレス「Addr2」へトラップを発行し、これを受けてマネージャ12−2がステップS205でトラップを受信してメッセージ表示を行う。
【0072】
図8はマネージャ12−1,12−2がトラップ監視モードに入った状態でエージェント10でそれぞれのトラップ有効時間が切れた場合の処理である。まずエージェント10において、ステップS16でマネージャ12−1についての残り有効時間T1がT1=0となって有効時間が切れると、ステップS17でマネージャ12−1に対しリリース確認要求を発行する。
【0073】
このリリース確認要求は図5(A)のコマンドフォーマットに従って「シーケンスID,TRAP RELEASE CONF,Addr1,0H,aaaa」のコマンドメッセージを発行する。マネージャ12−1はエージェント10からのリリース確認要求を受信すると、ステップS107でエージェント10をノード監視対象として終了することを確認し、この場合にはステップS108でリリース要求をエージェント10に発行する。
【0074】
このリリース要求のコマンドフォーマットは「シーケンスID,TRAP RELEASE REQ,Addr1,0H,aaaa」となる。エージェント10はマネージャ12−1からのリリース要求をステップS18で受信し、データベース16からトラップ先としての登録を削除する。
【0075】
削除が済むと、ステップS19でリリース成功をコマンドメッセージ「シーケンスID,TRAP RELEASE OK,Addr1,0H,aaaa」としてマネージャ12−1に発行する。このリリース成功の受信によりマネージャ12−1は、ステップS109でエージェント10に対するトラップ監視ノードを解除する。
【0076】
次にエージェント10のステップS20でマネージャ12−2のトラップ先の登録における残り有効時間T2がT2=0となって時間切れとなった場合には、ステップS21でリリース確認要求をマネージャ12−2に発行する。エージェント10からのリリース確認要求を受信したマネージャ12−2は、エージェント10をノード監視の対象として継続することをステップS206で確認すると、ステップS207に進んで時間延長要求をコマンドメッセージ「シーケンスID,TRAP EXTEND REQ,Addr2,30min,bbbb」として発行する。
【0077】
このマネージャ12−2からの時間延長要求をエージェント10はステップS22で受信し、残り有効時間T2を要求された時間30minだけ延長する。そしてステップS23で時間延長成功をコマンドメッセージシーケンスID,TRAP EXTEND OK,Addr2,30min,bbbb」として発行する。この時間延長成功を受けてマネージャ12−2は、ステップS208でトラップ監視モードを継続する。
【0078】
その後、マネージャ12−2がステップS209で障害等で停止したとする。このマネージャ12−2の停止状態において、エージェント10がステップS24でマネージャ12−2の残り有効時間T2=0の時間切れを認識し、リリース確認要求を発行したとする。
【0079】
このリリース確認要求の発行に対し、マネージャ12−2は停止状態にあるため何の応答も得られない。そこでエージェント10はステップS25で応答待ちの時間切れを判断すると、ステップS26でデータベース16からマネージャ12−2のトラップ先の登録を削除する。
【0080】
これによって、トラップ有効時間切れとなったマネージャがダウンして応答が得られないような場合には、エージェント側で自動的にトラップ先の登録が削除され、時間切れとなった応答なしのマネージャに対しトラップを発行することはなくなり、またエージェント10におけるデータベースからの削除で不要なメモリ資源を占有することもない。
【0081】
図9はマネージャ12−1がエージェント10をトラップ監視モードから外すタイムチャートである。マネージャ12−1は、ステップS110でエージェント10に対しリリース要求を発行する。このリリース要求を受けてエージェント10は、ステップS27でデータベース16からマネージャ12−1のトラップ先としての登録を削除する。
【0082】
トラップ先の登録が削除できると、ステップS28でリリース成功をマネージャ12−1に発行する。このためマネージャ12−1は、ステップS112でエージェント10についてのトラップ監視モードを解除する。
【0083】
図10は図2のマネージャ12−1におけるメイン処理のフローチャートである。マネージャメイン処理にあっては、ステップS1で監視対象としてノードの追加があったときに登録要求処理を行い、ステップS2でエージェントからのトラップ監視処理を行い、更にステップS3でエージェントからのリリース確認要求に対応した有効時間管理処理を行っており、これらのステップS2〜S3のメイン処理を、ステップS4で終了指示があるまで繰り返している。
【0084】
図11は図10のステップS2におけるトラップ監視処理のフローチャートである。トラップ監視処理にあっては、ステップS1でエージェントからのトラップ受信をチェックしており、トラップを受信すると、ステップS2でメッセージ表示等のトラップの受信処理を行う。
【0085】
続いてステップS3で、受信したトラップが完了トラップか否かチェックする。完了トラップであれば、ステップS4でリリース要求をエージェントに発行し、ステップS5でリリース成功の受信を待って、ステップS6で該当エージェントのトラップ監視モードを解除する。
【0086】
図12は図10のステップS2における登録要求処理のフローチャートである。ステップS1でマネージャにおいてエージェントの追加が認識されると、ステップS2でトラップ登録要求を追加先のエージェントに発行する。続いてステップS3でトラップ登録成功の受信をチェックしており、成功を受信すると、ステップS4で、新たに追加した該当エージェントのトラップ監視モードに入る。トラップ登録失敗の場合はステップS5で、新たに追加した該当エージェントのポーリング監視モードに入る。
【0087】
図13は、図10のステップS3の有効時間監視処理のフローチャートである。この有効時間監視処理にあっては、ステップS1でエージャントをトラップ監視対象から外すか否かチェックし、外さない場合はステップS2でエージェントからのトラップ有効時間切れに対応して発行されるリリース確認要求の受信をチェックする。
【0088】
リリース確認要求を受信すると、ステップS3でリリース確認要求の発行原因となったエージェントに対象機器のトラップ監視を中止するか否かチェックする。トラップ監視の継続を中止する場合にはステップS4に進み、エージェントに対しリリース要求を発行する。リリース要求の発行に対しステップS5でエージェントからリリース成功を受信するかタイムアウトになると、ステップS6で該当エージェントのトラップ監視モードを解除する。尚ねステップS1でエージェントをトラップ監視対象から外す場合もステップS3〜S5の処理となる。
【0089】
一方、ステップS3でリリース確認要求を出したエージェントの対象機器の監視を継続する場合には、ステップS7に進み、エージェントに対し時間延長要求を発行し、ステップS8でタイムアウトまでの間にエージェントからの時間延長成功を受信すると、ステップS9で該当エージェントのトラップ監視モードを継続する。
【0090】
図14は図3のエージェント10におけるメイン処理のフローチャートである。このエージェントメイン処理にあっては、ステップS1でエージェントの起動に伴うデータベースのファイル読み込みを行って初期化し、ステップS2でトラップ発行処理を行い、ステップS3でトラップ登録処理を行い、ステップS4でリリース処理を行い、ステップS5で時間延長処理を行い、ステップS6で時間切れ監視処理を行い、ステップS2〜S6の処理を、ステップS7で終了指示があるまで繰り返す。
【0091】
図15は図14のトラップ発行処理のフローチャートである。このトラップ発行処理にあっては、ステップS1で対象機器においてトラップが発生したか否かチェックしており、トラップが発生するとステップS2に進み、データベースからトラップの送信先のマネージャを検索し、ステップS3で、検索したマネージャにトラップを転送する。
【0092】
図16は図14のトラップ登録処理のフローチャートである。このトラップ登録処理にあっては、ステップS1でマネージャからのトラップ登録要求を受信すると、ステップS2に進み、データベースに空きがあるか否かチェックする。
【0093】
データベースに空きがあれば、ステップS3でマネージャに関するエントリ、即ち図6に示したようなトラップ先、残り有効時間、認証IDを追加する。次にステップS4でマネージャに対しトラップ登録成功を発行する。一方、ステップS2でデータベースに空きがなかった場合には、ステップS5でマネージャに対しトラップ登録失敗を発行する。
【0094】
図17は図14のステップS4におけるリリース処理のフローチャートである。このリリース処理にあっては、ステップS1でリリース要求の受信を判別すると、ステップS2に進んでデータベースの該当するマネージャのエントリを削除する。エントリの削除が済むと、ステップS3でリリース要求成功を要求元のマネージャに対し発行する。
【0095】
図18は図14のステップS4における時間延長処理のフローチャートである。この時間延長処理にあっては、ステップS1でマネージャからの時間延長要求を受信すると、ステップS2に進み、データベースの該当するマネージャの有効時間を更新する。更新が済むと、ステップS3で要求元のマネージャに対し時間延長成功を発行する。
【0096】
図19は図14のステップS5における時間切れ監視処理のフローチャートである。この時間切れ監視処理にあっては、ステップS1でデータベースの中の有効時間が切れたトラップ先としてのマネージャがあるか否か検索する。時間切れが検索されるとステップS2に進み、時間切れとなったトラップ先の該当マネージャに対しリリース確認要求を発行する。
【0097】
リリース確認要求の発行が済むと、ステップS3で時間延長要求が受信したか否か判別している。時間延長要求が受信されると、ステップS4でデータベースの該当マネージャの有効時間を更新し、ステップS5で時間延長成功を発行する。このステップS3〜S5の処理は、図18に示した時間延長処理そのものである。
【0098】
またステップS6でリリース要求を受信した場合には、ステップS7でデータベースから該当マネージャのエントリを削除し、ステップS8でリリース要求成功を発行する。このステップS6〜S8の処理は、図17に示したリリース処理と同じものである。
【0099】
一方、ステップS2で該当するマネージャへリリース確認要求を発行した後、ステップS3で時間延長要求を受信せず、またステップS6でリリース要求も受信しなかった場合には、ステップS9に進み、一定の応答時間を経過したか否かのタイムアウトのチェックを行い、一定時間を経過してタイムアウトとなると、ステップS10に進み、データベースから時間切れとなった該当マネージャのエントリを強制的に削除する。
【0100】
次に、監視対象機器としてプリンタを例にとって本発明のトラップ制御システムの具体例を説明する。
【0101】
図20は本発明のトラップ制御システムのシステム構成であり、サブネットを構成するLAN14に対しホスト12A,12B及びプリンタ11を接続している。ホスト12A,12Bは、SNMPによるネットワーク管理プロトコルのマネージャであり、プリンタ11はエージェントであり、このためトラップ先を登録するためのデータベース16を備えている。
【0102】
図21及び図22は、図20のホスト12Aからプリンタ11に対し印刷要求を行った場合の本発明によるトラップ制御処理のタイムチャートである。
【0103】
図21において、ホスト12Aは、ステップS101で印刷処理を開始し、ステップS102でドライバで印刷データを処理した後、ステップS103でプリンタに印刷データを転送する。印刷データのプリンタへの転送が済むと、ステップS104でジョブ監視マネージャを起動し、ステップS105でトラップ登録要求をプリンタ11に発行する。
【0104】
プリンタ11は、ステップS1でホスト12Aからの印刷データを受信して印刷処理を起動している。続いてステップS2でホスト12Aからのトラップ登録要求を受信し、データベース16にトラップ先の登録処理を行う。続いてステップS3でトラップの登録成功をホスト12Aに対し発行する。
【0105】
ホスト12AはステップS106でトラップ登録成功を受信し、トラップ監視モードに移行する。このときホスト12Aにあっては、例えば図23(A)のようなトラップ登録成功ログ46を表示する。
【0106】
プリンタ11はステップS4で印刷状況を監視しており、印刷中にステップS5で例えばジャムが発生すると、ステップS6でデータベース16を検索してトラップ先としてホスト12Aを認識し、ホスト12に対しジャムトラップを発行する。ホスト12Aは、ステップS107でプリンタ11からのジャムトラップを受信し、紙詰まりのメッセージ表示を行う。このメッセージ表示は、例えば図23(B)のジャム発生ログ48のように「紙が詰まりました。」のメッセージ表示と同時にプリンタ11の内部構造によりジャム発生箇所を表示する。
【0107】
プリンタ11はジャム発生に対しオペレータがステップS7でジャム解除を行うと、ステップS8でホスト12Aに対しジャム解除トラップを発行する。ホスト12Aは、ステップS108でジャム解除トラップを受信し、印刷再開のメッセージ表示を行う。この印刷再開のメッセージ表示は、例えば図23(C)のようなジャム解除ログ50を表示する。
【0108】
続いてプリンタ11側でステップS9のように印刷完了となると、ステップS10で印刷完了トラップをホスト12Aに発行する。ホスト12AはステップS109で印刷完了トラップを受信し、印刷完了のメッセージ表示を行う。この印刷完了のメッセージ表示は、例えば図24(D)のような印刷完了ログ52を表示する。
【0109】
続いて図22のステップS110でホスト12は、印刷完了トラップの受信に基づきプリンタ11に対しリリース要求を発行する。プリンタ11はホスト12からのリリース要求をステップS11で受信して、データベースからトラップ先としてのホスト12の登録を削除する。
【0110】
トラップ先の削除が済むと、ステップS12でリリース要求成功をホスト12に対し発行する。ホスト12はステップS111でプリンタ11からのリリース要求成功を受信し、ジョブ監視マネージャを終了し、ステップS112で一連の印刷処理を終了する。ステップS111でホスト12がリリース要求成功を受信すると、例えば図24(E)のようなリリース要求成功ログ54を表示する。
【0111】
図25は本発明のトラップ制御システムの他の実施形態であり、エージェント側に代理エージェントを設けたことを特徴とする。
【0112】
図25において、サブネットを構成するLAN14に対してはマネージャ12−1,12−2及びエージェント10A〜10Cが接続されており、更にこの実施形態にあっては代理エージェント15を接続している。ここでエージェント10A〜10Cはエージェント側に制限によって、図3のエージェント10に示したトラップ制御のためのサービスを提供することができない機器である。例えば図3のエージェント10として機能するためのメモリ領域が不足したり、メモリ領域に制限があってデータベースを確保できないような場合である。
【0113】
このようにエージェント10A〜10Cが図3のエージェント10の機能に対応できない場合には、代理エージェント15を設け、図3のエージェント10の機能を代理エージェント15に行わせる。このため代理エージェント15には、エージェント10A〜10Cのそれぞれに対応したデータベース16−1〜16−3が確保されている。
【0114】
図26は図25の実施形態におけるマネージャ12−1と代理エージェント15、更にエージェント10A〜10Cの機能構成のブロック図である。まずマネージャ12−1は図3の実施形態のマネージャ12−1と同じであり、マネージャ制御部18、トラップ監視処理部20、登録要求処理部22、有効時間管理処理部24を備えており、有効時間管理処理部24にはリリース確認処理部25、リリース要求部26及び時間延長要求部28が設けられている。
【0115】
これに対し代理エージェント15にあっては、基本的には図3の実施形態のエージェント10と同じであるが、データベースがエージェント10A〜10Cに対応してそれぞれデータベース16−1〜16−3として設けられている。
【0116】
また代理エージェント15にあっては、トラップ発行処理部34Aがエージェント10A〜10Cに設けているトラップ転送部62及びエージェント制御部60からのトラップ発行を受信し、これに基づき、対応するデータベース16−1〜16−3の検索でトラップ先としてのマネージャを認識してトラップを発行する点が相違する。
【0117】
それ以外のトラップ登録処理部36A、時間切れ監視処理部38A、リリース処理部40A、時間延長処理部42Aについては、図3の実施形態では各エージェントに設けていたデータベースを、代理エージェント15にデータベース16−1〜16−3として設けているデータベース検索の処理が相違するだけである。
【0118】
またマネージャ12−1と代理エージェント15の間の要求と応答のコマンドメッセージにあっては、図27(A)のようにシーケンスID、コマンド、トラップ先、有効時間及び認証IDに加え、新たにエージェントアドレスが設けられている。図27(B)は、マネージャ12−1から代理エージェント15に対しエージェント10Aに対するトラップ登録要求を行うためのコマンドメッセージである。
【0119】
このコマンドメッセージにあっては、最後にエージェント10Aのエージェントアドレス「Addr11」が入っている点が図3の実施形態と異なる。このコマンドメッセージの中にエージェントアドレスが入ることで、代理エージェント15は自分が代理しているエージェント10A〜10Cのいずれに対するトラップ登録要求であるかを認識できる。
【0120】
図28は代理エージェント15に設けているデータベース16−1〜16−3であり、エージェント10A用のデータベース16−1、エージェント10B用のデータベース16−2、更にエージェント10C用のデータベース16−3に分けて設けている。
【0121】
各データベース16−1〜16−3はエージェント10Aのデータベース16−1のように、トラップ先、残り有効時間、認証IDを持っており、この場合には図25のようにマネージャ12−1,12−2をトラップ先として残り有効時間及び認証IDを登録している。この点はマネージャ10B,10Cに対応したデータベース16−2,16−3についても同様である。
【0122】
このような図25の実施形態にあっては、代理エージェント15としてパーソナルコンピュータ等を使用することからデータベース16−1〜16−3の確保は容易であり、代理エージェント15を設けることによってエージェント10A〜10Cにおけるリソースが不足する問題を解消し、マネージャ12−1,12−2との間の要求と応答のやり取りで、エージェント10A〜10Cの各々についてマネージャ側からの要求でトラップ先としての登録を行い、エージェント10A〜10Cでトラップが発生した場合には代理エージェント15にトラップを通知すると、代理エージェント15が該当するデータベース16−1〜16−3を参照してトラップ先を認識し、認識したトラップ先にトラップを発行することができる。
【0123】
尚、上記の実施形態は、ネットワーク管理プロトコルとしてSNMPを例にとるものであったが、同様にトラップ管理にブロードキャスト方式とユニキャスト方式を採用しているプロトコルであれば、適宜のネットワーク管理プロトコルにつきそのまま適用することができる。
【0124】
また上記の実施形態にあっては、ホストからパソコンに印刷データを送って印刷処理を行う場合を具体例として例にとるものであったが、トラップ監視対象とする機器はプリンタに限定されず、パソコン、ワークステーション等適宜のネットワーク接続機器を含む。また本発明はその目的と利点を損なわない適宜の変形を含み、更に実施形態に示した数値による限定は受けない。
【0125】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、マネージャからエージェントに対しトラップ先を登録することによって、マネージャ側においてエージェントのトラップを受け取るかどうかをコントロールでき、無駄なトラップの発生を防ぐことができる。
【0126】
また本発明にあっては、マネージャからのトラップ先の登録に基づきエージェントからユニキャストでトラップを発行しているため、ブロードキャストのトラップに比べネットワークのトラフィック量を減らすことができ、更にサブネット内に制約されるブロードキャストのトラップに対し、ユニキャストのトラップとすることによって、サブネット外のマネージャであってもトラップを受け取ることができる。
【0127】
また、マネージャとエージェントの間のトラップ処理に関するプロトコルによって、トラップの登録削除等の操作はオペレータが関与しなくても自動的に行うことができ、オペレータの負担を軽減し、トラップ先の登録の正確性を確保できる。
【0128】
またマネージャ側から各エージェントにおけるトラップ有効時間をコントロールすることもでき、トラップ有効時間切れとなった際にはマネージャに対する確認を行い、この確認に基づくマネージャからのリリースまたは延長の指示により有効時間がコントロールでき、エージェントのリソースを有効に活用し、無駄なトラップを減少できる。
【0129】
更に、エージェント側にトラップ有効時間の最大有効時間と最小有効時間を閾値として持たせており、マネージャからのトラップ有効時間が最大有効時間を超えた場合には最大有効時間に合わせ、最小有効時間より短かった場合には最小有効時間に合わせ、これによってトラップ有効時間が長すぎることによる不要なトラップの発生を防ぎ、またトラップ有効時間が短かすぎることによるトラップ登録要求やトラップ時間延長要求の発行回数の増加を防止できる。
【0130】
更に、ネットワーク管理プロトコルとして使用するSNMPのトラップ機能を拡張するだけで、プロトコル自体は一切変更することなく対応でき、SNMPの汎用性、標準性、軽さなどのメリットには影響を及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明のシステム構成図
【図3】本発明の機能ブロック図
【図4】本発明のトラップ制御で使用するコマンドの説明図
【図5】本発明のトラップ制御で使用するコマンドフォーマットの説明図
【図6】図3のエージェントに設けたデータベースの説明図
【図7】図2のマネージャとエージェントの間に行うトラップ制御のタイムチャート
【図8】図7から続くタイムチャート
【図9】図7から続く別のタイムチャート
【図10】図3のマネージャのメイン処理のフローチャート
【図11】図10のトラップ監視処理のフローチャート
【図12】図10のトラップ登録要求処理のフローチャート
【図13】図10の有効時間管理処理のフローチャート
【図14】図3のエージェントのメイン処理のフローチャート
【図15】図14のトラップ発行処理のフローチャート
【図16】図14のトラップ登録処理のフローチャート
【図17】図14のリリース処理のフローチャート
【図18】図14の時間延長処理のフローチャート
【図19】図14の時間切れ監視処理のフローチャート
【図20】ホストでプリンタを管理する本発明の具体的なシステムの説明図
【図21】図20のホスト側のマネージャとプリンタ側のエージェントによるトラップ制御のタイムチャート
【図22】図21から続くタイムチャート
【図23】図21,図22のトラップ制御のメッセージ表示に使用するダイヤログの説明図
【図24】図23に続くダイヤログの説明図
【図25】代理エージェントを使用した本発明の他の実施形態のシステム構成図
【図26】図25のマネージャ、代理エージェント及びエージェントの機能ブロック図
【図27】図25のシステムで使用するコマンドフォーマットの説明図
【図28】図25の代理エージェントに設けるデータベースの説明図
【図29】従来のブロードキャスト方式のトラップ制御の説明図
【図30】従来のユニキャスト方式のトラップ制御で起きる問題の説明図
【符号の説明】
10,10−1,10−2:エージェント
11:プリンタ
12,12−1,12−2:マネージャ
14:LAN
15:代理エージェント
16,16−1〜16−3:データベース(DB)
18,18A:マネージャ制御部
20,20A:トラップ監視処理部
22,22A:登録要求処理部
24,24A:有効時間管理処理部
25,25A:リリース確認処理部
26,26A:リリース要求部
28,28A:時間延長要求部
30,60:エージェント制御部
30A;代理エージェント制御部
32,32A:初期化処理部
34,34A:トラップ発行処理部
36,36A:トラップ登録処理部
38,38A:時間切れ監視処理部
40,40A:リリース処理部
42,42A:時間延長処理部
62:トラップ転送部

Claims (6)

  1. ネットワークを介してマネージャとエージェントを接続し、エージェントからマネージャにトラップを発行して監視させるトラップ制御システムに於いて、
    前記マネージャに、
    監視対象とするエージェントに、自己アドレス及びトラップ有効時間を含むトラップ登録要求を発行してトラップ先として登録させる登録要求処理部と、
    前記エージェントからのリリース確認要求に対しトラップ先としての登録を削除させるリリース要求又はトラップ先としての登録を継続させる時間延長要求を発行する有効時間管理処理部と、
    トラップ先として登録要求を行ったエージェントからのトラップを受信して処理するトラップ監視処理部と、
    を設け、
    前記エージェントに、
    前記マネージャからトラップ登録要求を受信した際に、データベースにトラップ先のアドレス及びトラップ有効時間を登録するトラップ登録処理部と、
    トラップ発生時に前記データベースを参照してトラップ先として登録されたマネージャにトラップを発行するトラップ発行処理部と、
    前記データベースのトラップ有効時間が切れた際に、対応するマネージャにリリース確認要求を発行する時間切れ監視処理部と、
    前記マネージャからリリース要求を受信した際に、データベースの該当するトラップ先の登録を削除するリリース処理部と、
    前記マネージャから時間延長要求を受信した際に、データベースの該当する有効時間を更新する時間延長処理部と、
    を備えたことを特徴とするトラップ制御システム。
  2. 請求項1記載のトラップ制御システムに於いて、前記エージェントの時間切れ監視処理部は、マネージャにリリース確認要求を発行した後、一定時間を経過しても応答が得られなかった場合、データベースから時間切れとなったトラップ先を削除することを特徴とするトラップ制御システム。
  3. 請求項1記載のトラップ制御システムに於いて、前記マネージャから発行するトラップ登録要求に認証IDを含めてエージェントのデータベースにトラップ先として登録し、リリース要求コマンドを受信した際に認証IDの照合一致でトラップ先の登録をデータベースから削除することを特徴とするトラップ制御システム。
  4. 請求項1記載のトラップ制御システムに於いて、前記エージェントのトラップ発行処理部、リリース処理部及び時間延長処理部は、マネージャからの要求を処理した場合は要求成功をマネージャに発行し、要求を処理できなかった場合は要求失敗をマネージャに発行することを特徴とするトラップ制御システム。
  5. 請求項1記載のトラップ制御システムに於いて、前記エージェントのトラップ登録処理部および時間延長処理部は、トラップ有効時間の最大有効時間と最小有効時間を閾値として備え、要求された有効時間が最大有効時間を越えた場合は最大有効時間に合わせ、要求された有効時間が最小時間より短い場合は最小有効時間に合わせることを特徴とするトラップ制御システム。
  6. ネットワークを介してマネージャ、エージェント及び代理エージェントを接続し、前記エージェントから代理エージェントを経由してマネージャにトラップを転送して監視させるトラップ制御システムに於いて、
    前記マネージャに、
    代理エージェントに、監視するエージェントアドレス、自己アドレス及びトラップ有効時間を含むトラップ登録要求を発行してトラップ先として登録させるトラップ登録要求処理部と、
    代理エージェントからのリリース確認要求に対しトラップ先としての登録を削除させるリリース要求又はトラップ先としての登録を継続させる時間延長要求をエージェントアドレスを指定して発行する時間管理処理部と、
    トラップ先として登録要求を行ったエージェントのトラップを代理エージェントから受信して処理するトラップ監視処理部と、
    を設け、
    前記代理エージェントに、
    エージェント毎に分けて設けられたデータベースと、
    前記マネージャからのトラップ登録要求を受信した際に、エージェントアドレスで指定されるデータベースにトラップ先としてアドレス及びトラップ有効時間を登録するトラップ登録処理部と、
    エージェントからのトラップ通知時に対応するデータベースを参照し、トラップ先として登録されたマネージャにトラップを発行するトラップ発行処理部と、
    前記データベースのトラップ有効時間が切れた際に、マネージャに該当するエージェントのリリース確認要求を発行するリリース確認処理部と、
    前記マネージャからリリース要求を受信した際に、エージェントアドレスで指定されたデータベースの該当するトラップ先の登録を削除するリリース処理部と、
    前記マネージャから時間延長要求を受信した際に、エージェントアドレスで指定されたデータベースの該当する有効時間を更新する時間延長処理部と、
    を備えたことを特徴とするトラップ制御システム。
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