JP2001197053A - ユニークワード検出窓補正装置 - Google Patents

ユニークワード検出窓補正装置

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JP2001197053A
JP2001197053A JP2000006406A JP2000006406A JP2001197053A JP 2001197053 A JP2001197053 A JP 2001197053A JP 2000006406 A JP2000006406 A JP 2000006406A JP 2000006406 A JP2000006406 A JP 2000006406A JP 2001197053 A JP2001197053 A JP 2001197053A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 UW検出不可の時に発生する基地局と加入者
局の自走クロックのずれを補正し、極力早く同期を取
り、通信を復旧させる。 【解決手段】 PHS通信の加入者局において、データ
のペイロード中のUWパタン誤検出を避けるために設定
するUW検出窓中にUWが検出できない状態、たとえば
無線回線が劣化した後、復旧した場合に、加入者局の自
走クロックによってずれていくカウンタに対し、UW検
出拡大窓中に検出されたUW検出タイミングをもとに、
そのタイミングのずれを計測して、UW検出窓を移動さ
せてUWを検出し同期をとり、瞬断を極力短くして通信
を復旧させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPHS通信における
ユニークワード(以降、UWと記述する)検出方式に関
し、特に無線回線の品質が劣化し、UW検出不可の時に
発生する基地局と加入者局の自走クロックのずれを補正
し、極力早く同期を取り、通信を復旧させる方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信を用いた音声通信のみな
らずデータ通信の需要が飛躍的に高まっており、通話品
質の向上も要求されている。無線通信の中でもWLL
(Wireless Local Loop)は、交換局と接続される基地
局から固定加入者網へのアクセスを無線通信で行うシス
テムであるが、WLLでは有線品質と同等であることが
要求される。
【0003】無線回線技術には、比較的通話品質がよ
く、高速通信が実現されるPHSを用いたPHS−WL
Lシステムがある。WLLシステムでは端末局は固定で
あるため、移動端末局よりも無線品質の劣化が比較的少
ないが、それでも付近を通過する障害物や、他の干渉波
などの影響を受ける可能性がある。
【0004】一般に基地局と加入者局は、UWとよばれ
る同期パタンの検出により同期を取っており、例えば特
開平9−261194号公報に示されているように、ク
ロックのずれをUW検出信号と装置内カウンタのキャリ
ー信号のタイミングずれに基づくカウンタ動作によって
吸収することが提案されている。
【0005】また、各々ペイロードデータ中のUW誤検
出をさけるため、UW検出窓を設定し、検出窓中に受信
したデータからUW検出を行っている。このとき、干渉
波等によるUWの未検出が発生すると、次のフレームで
UWが検出できれば同期可能であるが、検出できない状
態が続くと、基地局と加入者局各々の自走クロックによ
り、UW検出窓が次第にずれていき、UW検出ができな
い状態になる。
【0006】このような状態が継続している場合には、
通常は、同期バーストの再送出やチャネルの切り替え等
を行うことにより同期を回復する。このような方法は、
音声通信では瞬断の影響が少ないので効果的な救済手段
となりうるが、データ通信では、同期バースト再送出や
チャネル切り替え等の処理による瞬断の時間によって
は、モデムのキャリー断検出などによって、通信に致命
的影響を与える可能性もある。
【0007】UW検出の方法としては、例えば特開平7
−221747号公報に示されているように、UWの未
検出状態の連続性に応じて検出範囲を可変することが提
案されている。この方法は、未検出の頻度により、UW
検出範囲を拡大することでUW検出を行っており、その
拡大幅を効果的に設定することで、UW未検出の状態を
回避することが期待できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、自走クロック
の差は、各基地局、各加入者局個々の装置を構成する素
子ばらつきによるものであるために、上記公報記載の未
検出の頻度によるUW検出範囲の拡大方法を、自走クロ
ックの差によって発生するUW未検出を回避する手段と
して用いた場合、その拡大幅を特定化することは困難で
あり、さらに、加入者局と基地局の位置関係等、環境条
件によっても、その適切な拡大幅を特定化することが困
難であるという問題がある。従って、設定した拡大幅の
条件によっては、ペイロード中のUWパタン誤検出の可
能性もありうる。
【0009】また、通常は、未検出状態が継続した場
合、同期バーストの再送出や、ch切り替えなどを行い
この状態を救済しているが、データ通信などでは、同期
バースト再送出やch切り替え等を行っても、無線回線
が劣化した地点から、同期バーストやch切り替えなど
で復旧するまでの時間によっては、モデムのキャリー断
検出で切断されてしまう可能性もある。
【0010】本発明の主な目的は、PHS−WLL通信
中に無線回線が劣化し、基地局と加入者局との同期がと
れない状態になり、自走クロックによってUW検出窓の
ずれが生じることで、無線回線状態が復旧しても同期が
とれない状態の場合、極力早く同期をとって通信を復旧
させるために、UW検出窓を移動させてUW検出を行
い、同期をとることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるUW検出方
法は、PHS通信の加入者局において、データのペイロ
ード中のUWパタン誤検出を避けるために設定するUW
検出窓中にUWが検出できない状態、たとえば無線回線
が劣化し、その無線回線が復旧した場合のUW検出方法
であり、加入者局の自走クロックによってずれていくカ
ウンタに対し、UW検出窓を拡大した拡大窓中に検出さ
れたUW検出タイミングをもとに、そのタイミングのず
れを計測し、計測結果に基づいてUW検出窓を移動させ
てUWを検出することを特徴とする。
【0012】本発明によるUW検出方法は、同期が外れ
たとき、すなわちUWが検出できない時、後方保護N段
をとり、Nフレーム経過してもUWが検出できない場
合、上述の差分から移動すべきUW検出窓を設定する。
この動作により、同期外れが生じた場合、極力早く同期
をとる動作を行うことが可能となる。
【0013】また、この動作により、無線区間の品質が
劣化し、その後復旧した際に、基地局側、端末局側のク
ロックの差などの原因により、UWが検出できない状態
になっても、同期バーストの再送出や、チャネル切り替
えなどによって生ずる瞬断時間を削減し、極力早く同期
をとることが可能になるという効果が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用されるPH
S−WLLシステムを示す構成図である。本発明のUW
検出窓補正装置は、図1のPHS−WLLシステムにお
いて、TEL101と接続された加入者局102に搭載
される装置であり、この加入者局102は、無線回線を
経由して基地局103及びネットワーク104と接続さ
れ、固定TEL端末105と通信を行う。
【0015】図2は、本発明のUW検出窓補正装置を示
すブロック図であり、装置内クロック供給部201、カ
ウンタ部A202、UW検出窓生成部203、UW検出
部A204、受信データ処理部205、UW検出拡大窓
生成部206、UW検出窓B207、差分監視部20
8、フレームカウンタ部209で構成される。
【0016】加入者局102の装置内におけるUW検出
装置の機能は、無線からの受信データから、UWパタン
の検出を行い、受信したフレームの有効性を判断し、受
信データ処理部205へ報告することである。この処理
において、本補正装置は、UWが未検出の状態が継続し
た場合、UW検出窓を移動させてUW検出を行い、同期
をとる機能を有している。
【0017】まず、クロック供給部201からのクロッ
クを基準に動作するカウンタ部A202では、カウンタ
値をUW検出窓生成部203、UW検出拡大窓生成部2
06、差分監視部208、フレームカウンタ部209へ
出力している。UW検出窓生成部203では、カウンタ
部A202から出力されるカウンタ値からUW検出窓を
送出する。
【0018】UW検出部A204では、無線区間からの
データを受信し、UW検出窓生成部203からの検出窓
タイミングにより、この窓中からUWを検索する。UW
検出部A204でUWが検出されると、カウンタ部A2
02、UW検出窓生成部203、UW検出拡大窓生成部
206、フレームカウンタ部209をリセットする。こ
のときの検出信号をUW検出信号Aとする。
【0019】UW検出部B207では、UW検出部A2
04よりも広い範囲でUWの監視を行っており、UW検
出拡大窓生成部206から送出されるUW検出拡大窓中
にUWが検出された場合、検出信号が差分監視部208
へ送出される。このときの検出信号をUW検出信号Bと
する。
【0020】フレームカウンタ部209は、UW検出部
A204でUWが検出されたときにリセットされ、また
1フレーム分で動作するカウンタ部A202のキャリー
アウト(CO)信号によりカウンタインクリメントして
いるので、UWがUW検出部A204において複数フレ
ーム連続して検出されないときの該複数フレームの数を
カウントしている。
【0021】差分監視部208は、UW検出部B207
が、UW検出拡大窓中にUWを検出したときに出力する
UW検出信号Bを監視しており、またそのときのカウン
タ部A202のカウント値を監視している。加入者局1
02と基地局103で、自走クロックに差がなければ、
一度同期がとられた後は、検出信号が検出されると期待
しているタイミングで、実際にUWが検出され、同期が
取られつづける。
【0022】加入者局102と基地局103で、自走ク
ロックに差がある場合であっても、UW検出窓内にUW
が実際に検出できれば、カウンタ部A202はUW検出
によりリセットされ、次のUW検出窓においてもUWが
検出可能となるために、同期は取られつづける。
【0023】加入者局102と基地局103で、自走ク
ロックに差が有る場合で、無線回線の状態が劣化し、U
W検出窓内にUWが検出できない場合、カウンタ部A2
02によって生成されるUW検出窓は、次第に、UWが
実際に存在するタイミングからずれていく。
【0024】ここで、UW検出拡大窓206によりUW
検出窓よりも窓を拡大させたUW検出拡大窓を設定して
おき、UW検出部B207によってUW拡大窓中でUW
を検索する。このとき、UWが検出されると期待してい
るタイミングと、実際にUWが検出されて拡大UW検出
信号Bが出力されるタイミングに差が生じる。これは、
UW検出拡大窓によってUWが検出されてもカウンタ部
A202のリセットを行わないためである。
【0025】差分監視部208では、UW検出拡大窓で
のみUWが検出されている間、そのUW検出信号Bが検
出できたタイミング時のカウンタ部A202のカウント
値Aとそのときのフレームカウンタ部209のフレーム
数から、1フレームあたりの差分即ち1フレーム当たり
のタイミングずれ量を算出する。
【0026】そしてこの状態が継続しているフレーム数
nをフレームカウンタ部209によって監視しながら、
UW検出拡大窓においてUW検出信号Bが検出されてい
る限り、計算しつづける。
【0027】この状態でnが、予め設定したNフレーム
数になったときには、上記計算された1フレーム当たり
のタイミングずれ量に基づいてUW検出窓を再設定し、
UW検出可能なタイミングへ移動させる。なお、N段は
UW未検出状態の後方保護N段を意味している。
【0028】一方、予め設定したNフレーム数になる前
に、UW拡大窓でも検出できなくなり、その後フレーム
カウンタ部209のカウンタ値が、あらかじめ設定した
Nフレーム数になった場合には、UWがUW拡大窓で検
出されていた間に計算された1フレームあたりのタイミ
ングずれ量に基づいて、UW検出窓を再設定し、UW検
出可能なタイミングへ移動させる。
【0029】このように、検出窓中にUWが検出できな
い状態が継続した場合、自走クロックによって生じる差
分とフレーム数nから、UWが検出されるべき個所へU
W検出窓を移動することによりデータ受信すれば、UW
が速やかに再検出されて通信を続けることが可能とな
る。
【0030】また、後方保護をとった後UW検出窓を移
動することから、保護段数Nフレーム内に再びUW検出
窓内にUWが検出されれば、UW検出窓を動かすことな
く、UWを元の位置で検出することが可能である。
【0031】以下、本実施の形態の動作につき説明す
る。図2の構成図を元に、図3、4、5のフローチャー
ト、及び図6、7、8のタイムチャートに従い説明す
る。
【0032】UWの検出は、通常、起動時にUW検出窓
を全開にしておき、あるタイミングでUWが検出され、
同期がとられれば、そのタイミングからUW検出窓が設
定される。上記方法は既知の方法であるため、以下の説
明では省略しており、同期が取られた後の通信中のUW
検出窓の制御について以下に説明する。
【0033】図3から説明すると、まず、加入者局のク
ロック供給部201からのクロックをカウンタ部A20
2がカウントしインクリメントしている(301)。U
W検出窓生成部203では、カウンタ部A202の出力
値から−CLとCUの間を監視し(302)、UW検出
窓を設定する(303)。このときの、CLとCU値
は、UW長さより、数ビットのマージンをとった値とす
る。
【0034】UW検出部A204では、UW検出窓生成
部203から出力されるUW検出窓の間に無線側からの
データ中のUWを検索(304)しており、検出できれ
ばUW検出信号Aを送出する(305)。またこのUW
検出信号Aによって、UW検出窓生成部203、UW検
出拡大窓生成部206の初期化を行い(306)、後述
するUW検出窓の移動の後のために、UW検出範囲を元
の位置に戻す処理を行うとともに、さらにカウンタ部A
202及びフレームカウンタ209をリセットする(3
07)。
【0035】この状態を図6に示す。UWが検出される
通常シーケンスは、この処理の繰り返しとなる。図6に
も示すように、例えばここではUW検出が判断されるタ
イミングでのカウンタ値を0とし、カウンタの1フレー
ムをCF(bit)、フレームのはじめからUW検出が
判断されるまでをINIT(bit)とすると、1フレ
ームは、(−INIT)→(CF−INIT−1)の間
で動作する。また、検出窓は、−CL→CU、及び後述
の検出拡大窓は、−ECL→ECUという値をとること
とする。
【0036】次に図4において、UW検出拡大窓生成部
206では、カウンタ部A202の出力値から−ECL
とECUの間を監視し(401)、UW検出拡大窓を設
定する(402)。このときの、ECLとECU値は、
CLとCU間よりもさらにマージンをとった値とする。
【0037】UW検出部B207では、UW検出拡大窓
生成部206から出力されるUW検出拡大窓の間に無線
側からのデータ中のUWを検索(403)しており、検
出できればUW検出信号Bを送出する(404)。UW
検出窓とUW検出拡大窓の関係を図6及び図7中に示
す。
【0038】次に図5において、差分監視部208で
は、フレームカウンタ部209でカウントしているフレ
ーム数により(501)、UW検出拡大窓中(503)
にUWが検出されるUW検出信号Bを監視(504)し
ている。(501)においてフレームカウンタnが0の
とき、すなわちUW検出窓内でUWを検出している間は
常にこのフレームカウンタ部209はリセットされつづ
けており、差分DIFをクリアし、また(507)で記
憶している前回のカウンタA値をクリア(502)す
る。
【0039】UW検出窓ではUWが検出されない状態に
なり、フレームカウンタ209のリセット要因であるU
W検出信号Aが検出されない場合には、(501)でフ
レームカウンタ値nがカウントされつづける。この状態
において、UW検出拡大窓中(503)にUW検出信号
Bが検出された(504)ときのカウンタ部A202の
カウント値Aを保持する(505)。
【0040】自走カウンタ(カウンタ部A202)で
は、UWの検出されるタイミングが、この例ではC=0
のときと設定しているので、上記で保持したカウンタ値
Aが、自走カウンタと、UW検出信号Bの差分DIFに
なる。
【0041】UW検出信号Bを受信した際、カウンタ値
AがC<0であれば、自走クロックが遅いことを表す。
UW検出信号Bを受信した際、カウンタ値AがC>0で
あれば、自走クロックが早いことを表す。UW検出拡大
窓の範囲中は、カウンタ値を監視し、カウンタA値と前
回のカウンタA値との差分を算出する(506)。
【0042】この状態を図7に示す。図7は、加入者局
クロックが基地局クロックよりも早い場合の例であり、
UW検出窓においてUWが検出できず、UW検出拡大窓
でUWを検出しているときの図であり、自走クロックを
基準にみると、UW検出信号Bが次第に遅れて検出され
る様子をあらわしている。また、nフレーム時に受信し
たUW検出信号Bのタイミングで、カウンタ値Aを保持
している様子を同図に示す。
【0043】カウンタA値と前回のフレーム時のカウン
タA値との差分DIFをUW検出信号Bが検出される間
加算してΣDIFとし、このときのnをn0とする(5
07)。また、次フレーム時の計算のために、前回のカ
ウンタA値として、今回のカウンタA値を記憶しておく
(507)フレームカウンタnが、あらかじめ設定する
Nに達した場合、ΣDIF/n0より、UW検出窓及び
UW検出拡大窓を再設定し、移動する(508)。
【0044】例えば、差分DIF、監視していた間のフ
レーム数をn0とすると、検出窓は、 DCL =−CL + (ΣDIF/n0) DCU = CU + (ΣDIF/n0) DECL=−ECL+ (ΣDIF/n0) DECU= ECU+ (ΣDIF/n0) となる。
【0045】この状態を図8に示す。図8では、DC
L、DCUを示している。図8の上図は、UW検出窓中
にUWが検出できない状態がNフレームに達し、UW検
出窓の補正処理として移動した様子である。図7の例で
は、加入者局クロックが基地局クロックよりも早い場合
の例であるため、差分DIF値がプラスであり、図8の
上図では、時間的に後の方向にUW検出窓が移動してい
ることを表している。
【0046】図8の下図は、移動したUW検出窓中にU
Wが検出された様子を表しており、そのタイミングでの
カウンタ値Aをリセット、またUW検出窓も初期化して
いる。このようにUW検出窓を移動することにより、U
Wが検出できれば図6の状態に戻り、再び同期が取られ
る。また、UW未検出状態が継続しても後方保護段数N
フレームまでいかずに、UWが検出されれば、nはクリ
アされるので、UW検出窓の補正(508)は行われ
ず、つまりUWの時間的移動がおこなわれず、元のUW
検出位置で検索が可能となる。
【0047】本実施例はPHS−WLLシステムの加入
者局について説明したが、加入者局が移動するPHSシ
ステムにおいても応用可能である。ただしこの場合は、
1フレームあたりの差分を正確に算出するために、加入
者局の移動量が一定の場合に効果的である。
【0048】また、デジタル通信における同期確立のた
めの方法として他のシステムの場合でも、同期外れの差
分量から同期パタンを検索するという方法において応用
可能である。
【0049】なお、本発明が上記各実施例に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適
宜変更され得ることは明らかである。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、加入者局、基地局で自
走クロックに差分があり、無線回線が劣化し、無線回線
が復旧しても、自走クロックで同期パタンであるUWが
検出困難となった場合に、UW検出窓を移動させてUW
検出を行い同期を取っているので、通信の瞬断を極力短
くすることが可能となる。
【0051】また、本発明によれば、無線区間の品質が
劣化し、その後復旧した際に、基地局側、端末局側のク
ロックの差などの原因により、UWが検出できない状態
になっても、同期バーストの再送出や、チャネル切り替
えなどによって生ずる瞬断時間を削減し、極力早く同期
をとることが可能となり、効果的にデータ通信を救済す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるPHS−WLL構成図であ
る。
【図2】本発明のUW検出窓補正装置を示す構成図であ
る。
【図3】UW検出窓でのUW検出信号Aの送出フローチ
ャートである。
【図4】UW検出拡大窓でのUW検出信号Bの送出フロ
ーチャートである。
【図5】本発明のUW検出窓補正方法を示すフローチャ
ートである。
【図6】UW検出窓内でUWが検出されている場合のタ
イムチャートである。
【図7】加入者局クロックが、基地局クロックよりもは
やい場合のタイムチャートである。
【図8】UW検出窓の補正タイムチャートである。
【符号の説明】
101,105 TEL 102 加入者局 103 基地局 104 ネットワーク 201 クロック供給部 202 カウンタ部A 203 UW検出窓生成部 204 UW検出部A 205 受信データ処理部 206 UW検出拡大窓生成部 207 UW検出部B 208 差分監視部 209 フレームカウンタ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と加入者局とのフレーム同期確立
    のための同期パタンであるUW(ユニークワード)を、
    UW検出窓を用いて検出する第1のUW検出手段と、 自走クロックで動作し、1フレーム分のカウント動作を
    行ってそのカウント値とキャリアウト信号を出力すると
    ともに、前記第1のUW検出手段によるUW検出信号に
    よってリセットされるクロックカウンタと、 前記クロックカウンタのリセット時点を基準にして前記
    UW検出窓を生成するUW検出窓生成手段と、 前記クロックカウンタのリセット時点を基準にして前記
    UW検出窓とは別に、前記UW検出窓を拡大したUW検
    出拡大窓を生成するUW検出拡大窓生成手段と、 前記UWを、前記UW検出拡大窓を用いて検出する第2
    のUW検出手段と、 前記第1のUW検出手段によるUW検出信号によってリ
    セットされるとともに、前記UW検出窓によってUWが
    検出されなかったフレーム数をカウントするフレームカ
    ウンタと、 前記UWが、前記第1のUW検出手段では検出されずに
    前記第2のUW検出手段でのみ検出された時点の前記ク
    ロックカウンタの値及び前記フレームカウンタの値に基
    づいて、前記基地局に対する前記加入者局側の自走カウ
    ンタによって発生する1フレームあたりのずれを計測す
    る手段と、を備えていることを特徴とするUW検出窓補
    正装置。
  2. 【請求項2】 前記1フレームあたりのずれを計測する
    手段は、 前記第2のUW検出手段が前記UWを検出する毎に、そ
    の時点における前記クロックカウンタの値と前記フレー
    ムカウンタの値を読み取って記憶する手段と、 記憶された前記クロックカウンタの値及び前記フレーム
    カウンタの値と、その直前に記憶された前記クロックカ
    ウンタの値及び前記フレームカウンタの値から、前記ク
    ロックカウンタの値及び前記フレームカウンタの値の各
    差分を算出する手段と、 算出された各差分を前記各差分毎に加算する手段と、 加算された前記クロックカウンタの加算値を、加算され
    た前記フレームカウンタの加算値で除算する手段と、に
    よって構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    UW検出窓補正装置。
  3. 【請求項3】 前記フレームカウンタの値があらかじめ
    設定した値に達したときに、前記UW検出窓を、前記計
    測された1フレーム当たりのずれ量と前記あらかじめ設
    定した値の積だけ移動させる手段を備えていることを特
    徴とする請求項1または2記載のUW検出窓補正装置。
  4. 【請求項4】 前記加入者局は、固定電話間の通信で、
    交換機の先に基地局を設置し、この基地局と無線回線を
    経由して接続されるPHS−WLL(Personal Handy-p
    hone System - Wireless Local Loop)システムにおけ
    る加入者局であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載のUW検出窓補正装置。
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