JP3405322B2 - 非同期干渉回避方法及び非同期干渉回避システム - Google Patents

非同期干渉回避方法及び非同期干渉回避システム

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JP3405322B2
JP3405322B2 JP2000180213A JP2000180213A JP3405322B2 JP 3405322 B2 JP3405322 B2 JP 3405322B2 JP 2000180213 A JP2000180213 A JP 2000180213A JP 2000180213 A JP2000180213 A JP 2000180213A JP 3405322 B2 JP3405322 B2 JP 3405322B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • H04W84/20Master-slave selection or change arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局と子局との間
の電波の干渉を回避する非同期干渉回避方法及び非同期
干渉回避システムに関する技術に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の非同期干渉回避方式として特開平
7−67169号に、非同期干渉を回避する方式が提案
されている。
【0003】図11は、従来技術の非同期干渉を回避す
る方式の一例を示すブロック図である。図11に示すよ
うに、この従来方式は、無線回線制御装置1と無線接続
装置2、3、4、5と移動機6、7、8、9とで構成さ
れる。
【0004】無線回線制御装置1は、一般公衆網、又
は、他の移動体通信システムとシステム内無線回線との
交換制御と、移動機6、7、8、9の移動管理と、シス
テムの無線管理とを行う。無線接続装置2、3、4、5
は、無線回線制御装置1の管理下で移動機6、7、8、
9との無線回線の設定・解放をするとともに無線チャネ
ルの監視を行う。移動機6、7、8、9は、システム内
を移動しながら無線接続装置2、3、4、5及び無線回
線制御装置1を介して通信を行う。
【0005】無線ゾーン10A、10B、10C、10
Dは無線接続装置2、3、4、5に対して各々設定され
る。
【0006】図12は、図11の無線接続装置2、3、
4、5の構成を示すブロック図である。
【0007】無線接続装置2、3、4、5はアンテナ部
101X、無線部102、モデム部103、フレーム生
成・分解部104、制御チャネル制御部105、通信チ
ャネル制御部106、非同期干渉検出部107、インタ
ーフェース部108、スロット同期部109とで構成さ
れる。
【0008】図13は、図11の無線回線制御装置1に
おける動作の流れを示す図である。ここで、移動機6と
無線接続装置2とを揚げて無線回線制御装置1の動作を
説明する。移動機6と無線接続装置2とは、周波数f1
のスロット2Sを使用して通信中であるとする。無線接
続装置2に通常は使用しない予備チャネル用スロット
(この場合はスロット4S)を用意しておき、この予備
チャネル用スロットを使って、空きキャリアをサーチし
ておく。この空きキャリアに関する情報は、通信中のス
ロット2Sに載せて空きキャリア情報通知として移動機
6へ通知しておく(この場合は周波数f2、スロット4
S)。空きキャリアが使用不可能となった場合は、新た
な空きチャネルをサーチし、更新して通知する。
【0009】この間、無線接続装置2は、非同期干渉検
出部107で通信中のスロット2Sにおける複数ポイン
トの受信レベルを測定し、その結果を通信チャネル制御
部106へ報告する。この測定結果に伴い、通信チャネ
ル制御部106は、非同期干渉検出を行い、非同期干渉
が検出された場合は、空きキャリア情報として通知して
おいた通信チャネル(周波数f2、スロット4S)へ切
り替える。移動機6は、今まで受信できた通信信号が受
信できないことを検出し、予め通知されていた通信チャ
ネル(周波数f2、スロット4S)へ切り替える。な
お、非同期干渉検出部107は移動機6側に設けて、同
様に動作させることも行われている。図中に、スロット
1S、スロット3Sを示し、その他の説明は省略する。
【0010】また、特許公報の第2553286号にお
いては、時分割方式のディジタル移動無線通信の希望信
号波におけるバーストフレームの後方から非同期の干渉
波が及ぼす干渉を特に有効的確に検出して干渉回避動作
を効率よく開始することが可能となる非同期干渉回避方
法に関する技術が公開されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。従来の非同期干渉
回避方式を用いて、無線接続装置2、3、4、5間の非
同期干渉に対処する場合は、移動機6、7、8、9であ
る端末側に非同期干渉検出部を設けることになる。する
と、端末側は非同期干渉検出部で干渉を検出し、予め通
知されていた通信チャネルにホップするが、無線接続装
置2、3、4、5は端末側からの信号を受信しないこと
により、非同期干渉を検出しチャネルホップすることに
なる。しかし、端末側がバッテリで動作していると、端
末側からの信号を受信しなくなるというのは、干渉が発
生しチャネルホップした要因の他に、バッテリの電力を
消費しきったことも考えられ、端末側からの信号を受信
しないことによって干渉が発生したとの判断は確実でな
いという問題点があった。
【0012】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、仮親局が存在する
仮親局介在型ネットワークにおける子局から送信された
干渉検出のためのパケットを仮親局が受信判断すること
で確実に干渉を回避する非同期干渉回避方法及び非同期
干渉回避システムに関する技術を提供する点にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、ネットワークにおける非同期干渉回避方法であ
って、一時的に仮親局となりうる仮親局介在型ネットワ
ークの子局が、前記仮親局である第1の仮親局から衝突
制御用下り方向パケットを受信し、該衝突制御用下り方
向パケットに含まれる同期用のユニークワードが検出さ
れたかどうかを判断する第1の工程と、前記第1の仮親
局と他の仮親局である第2の仮親局とが異なるタイミン
グで前記衝突制御用下り方向パケットを各々送出して互
いに干渉した場合、前記子局は、前記第1の工程におい
て前記ユニークワードを検出できないとき、前記ユニー
クワードの不検出回数をカウントする第2の工程と、前
記子局は、前記衝突制御用下り方向パケットの受信回数
と、前記ユニークワードの不検出回数とが各々予め設定
されたしきい値を越えた(以上の)場合、前記第1の仮
親局との間で非同期干渉が生じていると判断し、前記第
1の仮親局と同期をとることを中止し、一時的に第3の
仮親局として動作し、該第3の仮親局のスロットタイミ
ングで送受信できるようにする第3の工程と、前記第3
の仮親局は、使用している全ての周波数におけるスロッ
トの中から予め設定されたしきい値を越え(以上で)、
且つ、最も強い受信電界強度が得られるスロットを探
し、該当するスロットが検出されたかどうか判断する第
4の工程と、前記第3の仮親局は、前記第4の工程で該
当する前記スロットが検出された場合、前記第1の仮親
局との間で干渉しているスロットと判断して、検出され
た前記スロットに対応する送信スロットに、干渉検出の
ためのパケットを、予め設定されたしきい値を越える
(以上の)回数、連続して送出する第5の工程と、前記
第3の仮親局から干渉検出の前記パケットが前記第1の
仮親局、又は、前記第2の仮親局での受信スロットにお
けるタイミングに一致して送出された場合、前記第1の
仮親局、又は、前記第2の仮親局は干渉検出の前記パケ
ットの受信を認識し、乱数により算出されたチャネルに
ホップすることで前記衝突制御用下り方向パケットの干
渉を回避する第6の工程と、前記第3の仮親局は、前記
第6の工程で前記第1の仮親局が新しいチャネルにホッ
プした場合、前記第1の仮親局のチャネルに対応するチ
ャネルにホップし、前記子局の動作に戻り、前記第1の
仮親局からの前記衝突制御用下り方向パケットを受信す
る第7の工程とを備えることを特徴とする非同期干渉回
避方法に存する。請求項2記載の本発明の要旨は、前記
第6の工程は、前記第3の仮親局から干渉検出の前記パ
ケットが前記第1の仮親局と前記第2の仮親局とのスロ
ットにおけるタイミングとずれて送出された場合、前記
第1の仮親局と前記第2の仮親局とは、前記ユニークワ
ードを検出できず、予め設定された期間に前記ユニーク
ワードの不検出回数を、予め設定されたしきい値を越え
て(以上)カウントすると、干渉しているスロットであ
ると各々判断し、各々乱数により算出されたチャネルに
ホップする工程を含むことを特徴とする請求項1に記載
の非同期干渉回避方法に存する。請求項3記載の本発明
の要旨は、前記第5の工程は、前記第4の工程にて該当
する前記スロットが検出できない場合、前記第3の仮親
局は、全てのスロットを調査し終わったかどうか判断
し、調査し終わってなければ、前記スロットのタイミン
グを半周期ずらして、全てのスロットの受信電界強度を
調べる前記第4の工程に戻る第8の工程を含むことを特
徴とする請求項1又は2に記載の非同期干渉回避方法に
存する。請求項4記載の本発明の要旨は、前記第8の工
程は、全てのスロットを調査し終わった場合、処理を終
了する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の非同期干渉回避方法に存する。請求項5
記載の本発明の要旨は、前記第1の工程は、前記第1の
仮親局と前記第2の仮親局とが同じチャネルを用いて各
々前記衝突制御用下り方向パケットを同期して送出して
いる場合、前記子局は前記ユニークワードを検出し、前
記第1の仮親局からの信号と前記第2の仮親局からの信
号とが混信したパケットとなるので誤りを検出し、前記
衝突制御用下り方向パケットの受信回数とパケットの誤
り検出回数とが各々予め設定されたしきい値を越えた
(以上の)場合、前記第1の仮親局との間で干渉が生じ
ていると判断し、前記第1の仮親局と前記第2の仮親局
とに対してチャネル切り替え要求のパケットを送出する
第9の工程と、前記第1の仮親局と前記第2の仮親局と
は、前記チャネル切り替え要求のパケットを受信し、各
々乱数により算出されたチャネルにホップする第10の
工程とを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
かに記載の非同期干渉回避方法に存する。請求項6記載
の本発明の要旨は、前記第1の工程は、前記第1の仮親
局と前記第2の仮親局とが別々のチャネルで各々前記衝
突制御用下り方向パケットを送出している場合、前記子
局は前記ユニークワードを検出し、パケットの誤りの検
出がないので前記第1の仮親局と同期がとれていると判
断し、通常のアドホックプロトコルの動作に従って動作
する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいず
れかに記載の非同期干渉回避方法に存する。請求項7記
載の本発明の要旨は、前記第3の工程は、前記衝突制御
用下り方向パケットの受信回数が予め設定されたしきい
値以下(未満)の場合、又は、前記ユニークワードの不
検出回数が予め設定されたしきい値以下(未満)の場
合、前記第1の工程に戻ることを特徴とする請求項1乃
至6のいずれかに記載の非同期干渉回避方法に存する。
請求項8記載の本発明の要旨は、前記第9の工程は、前
記衝突制御用下り方向パケットの受信回数が予め設定さ
れたしきい値以下(未満)の場合、又は、前記パケット
の前記誤り検出回数が予め設定されたしきい値以下(未
満)の場合、前記第1の工程に戻ることを特徴とする請
求項1乃至7のいずれかに記載の非同期干渉回避方法に
存する。請求項9記載の本発明の要旨は、前記第3の工
程は、前記子局が一時的に第3の仮親局として動作する
場合、利用できる全てのスロットで干渉検出の前記パケ
ットを予め設定されたしきい値を越える(以上の)回
数、連続して送出する第10の工程を含み、該第10の
工程が実行された場合、前記第4の工程と前記第5の工
程とにおける処理を行わないことを特徴とする請求項1
乃至8のいずれかに記載の非同期干渉回避方法に存す
る。請求項10記載の本発明の要旨は、前記第4の工程
は、該当する前記スロットが検出された場合、前記ユニ
ークワードが検出されるかどうか調べ、前記ユニークワ
ードが検出されないとき前記スロットの位置を「1」ビ
ット前にずらして前記ユニークワードが検出されるかど
うか調べる動作を、電界が検出できる範囲で繰り返し、
前記ユニークワードが検出された場合、前記スロットに
対応する送信スロットでチャネル切り替え要求のパケッ
トを送出することで前記第1の仮親局、又は、前記第2
の仮親局に対してチャネルホップをさせる第11の工程
を含み、該第11の工程が実行された場合、前記第5の
工程における処理を行わないことを特徴とする請求項1
乃至9のいずれかに記載の非同期干渉回避方法に存す
る。請求項11記載の本発明の要旨は、請求項1乃至1
0のいずれかに記載の非同期干渉回避方法を実行可能な
プログラムが記録された記憶媒体に存する。請求項12
記載の本発明の要旨は、ネットワークにおける非同期干
渉回避システムであって、TDMA−TDDに関する処
理を行うTDMA−TDD処理部と、周期的なパルス信
号を生成して前記RF部と前記TDMA−TDD処理部
とに供給するクロック部と、アドホックネットワークで
使用するプロトコルを処理するアドホックプロトコル処
理部と、受信したパケットをカウントして記憶する受信
パケット数記憶部と、前記ネットワークの仮親局から送
出された衝突制御用下り方向パケットが有するユニーク
ワードが不検出となった回数を記憶するユニークワード
不検出回数記憶部と、受信したパケットに生じた誤り検
出回数を記憶する誤り検出回数記憶部と、乱数を発生し
てホップするチャネルを算出するホップ先チャネル算出
部とを有し、一時的に前記仮親局の動作を行うことので
きる複数の子局を備え、前記アドホックプロトコル処理
部は、前記TDMA−TDD処理部が前記仮親局と前記
子局との同期をとるための前記ユニークワードを検出
し、前記受信パケット数記憶部における前記衝突制御用
下り方向パケットの受信回数と前記誤り検出回数記憶部
における受信パケットの誤り検出回数とが各々予め設定
されたしきい値を越えた(以上の)場合、前記子局に対
して情報を送信する前記仮親局のうち第1の仮親局と他
の第2の仮親局とで干渉が生じていると判断し、前記子
局の前記TDMA−TDD処理部が前記ユニークワード
を検出できず、前記受信パケット数記憶部における前記
衝突制御用下り方向パケットの受信回数と前記ユニーク
ワード不検出回数記憶部におけるユニークワード不検出
回数とが各々予め設定されたしきい値を越えた(以上
の)場合、前記第1の仮親局と前記子局とで干渉が生じ
ていると判断し、前記TDMA−TDD処理部は、前記
アドホックプロトコル処理部における前記第1の仮親局
と前記第2の仮親局とが干渉する判断に基づき、電波の
送受信と変調と復調とを行うRF部を介して、前記第1
の仮親局と前記第2の仮親局とに対してチャネル切り替
え要求のパケットを送出し、前記アドホックプロトコル
処理部における前記第1の仮親局と前記子局との干渉の
判断に基づき、一時的に第3の仮親局の機能で動作し、
使用している全ての周波数におけるスロットの中から予
め設定されたしきい値を越え(以上で)、且つ、最も強
い受信電界強度が得られるスロットに対応する送信スロ
ットから干渉検出のためのパケットを予め設定された回
数、連続して送出し、前記ホップ先チャネル算出部は、
前記第1の仮親局と前記第2の仮親局とにおいて受信し
たチャネル切り替え要求の前記パケットに基づき、乱数
を各々発生して次にホップするチャネルを算出し、前記
第1の仮親局、又は、前記第2の仮親局において干渉検
出の前記パケットの受信を判断したとき、又は、干渉検
出の前記パケットの前記ユニークワードを不検出と判断
したとき、又は、干渉検出の前記パケットを誤りが検出
されたエラーパケットとして判断したとき、干渉を回避
するために乱数を発生して次にホップするチャネルを算
出し、前記第3の仮親局は、前記第1の仮親局がチャネ
ルホップした場合、前記第1の仮親局のチャネルに対応
するチャネルにホップした後、前記子局の機能での動作
に戻り、前記子局として前記第1の仮親局からの前記衝
突制御用下り方向パケットを受信することを特徴とする
非同期干渉回避システムに存する。請求項13記載の本
発明の要旨は、前記TDMA−TDD処理部は、前記R
F部から受け取ったパケットのうち前記アドホックプロ
トコル処理部に関係のあるパケットのみを前記アドホッ
クプロトコル処理部に渡すフレーム処理部と、前記RF
部から受け取った受信ビット列の中から指定されたスロ
ットの受信パケットを取り出し、又、前記フレーム処理
部から受け取った送信パケットを指定されたスロットに
埋め込み、前記RF部に渡すスロット処理部と、受信パ
ケットから前記ユニークワードを検出し、前記ユニーク
ワードが検出されたか否かの結果を前記アドホックプロ
トコル処理部に通知するユニークワード検査部と、受信
パケットに誤りがないか調べ、誤り検出の結果を前記ア
ドホックプロトコル処理部に通知し、誤りが検出されな
かった場合、受信したパケットを前記フレーム処理部に
渡し、前記ユニークワードを検出したユニークワード検
査部から受信パケットを受け取る誤り検出部と、前記受
信電界強度を調べる電界強度調査手段とを備え、前記ア
ドホックプロトコル処理部は、前記ユニークワード検査
部からの前記ユニークワードの不検出通知毎に、前記ユ
ニークワード不検出回数記憶部の値に「1」を加えて格
納し、前記誤り検出部から受信パケットの誤り通知毎
に、前記誤り検出回数記憶部の値に「1」を加えて格納
し、前記ユニークワード検査部からの前記ユニークワー
ドの検出、又は、不検出の通知毎に、前記受信パケット
数記憶部の値に「1」加えて格納することを特徴とする
請求項12に記載の非同期干渉回避システムに存する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
に係る非同期干渉回避方法を実行するネットワークAの
概要を示す図である。図1に示すように、ネットワーク
Aは、仮親局101と複数の子局110、111、11
2とで概略構成され、その場で即構成できるアドホック
ネットワークであり、仮親局101が存在する仮親局介
在型ネットワークである。
【0016】仮親局101と子局110、111、11
2の内部構成は同じであり、これらをまとめて局装置と
呼ぶ。図1は、複数の局装置の中から1台が仮親局10
1となり、他の局装置が子局110、111、112と
して機能している状態を示す。
【0017】次に、仮親局101と子局110(子局1
10、111、112の中から代表する)との同期につ
いて説明する。図2は、図1の仮親局101と子局11
0との間における同期を示す図である。
【0018】仮親局101と子局110間の通信は、T
DMA−TDD(Time Division Mul
tiple Access−Time Divisio
nDuplex)を用いており、TDMA多重数は
「4」である。ネットワークAでは、1つのアドホック
ネットワークAあたり1つのスロットを使用する。仮親
局101は子局110と同期をとることはせず仮親局1
01自らのスロットタイミングで動作する。
【0019】子局110は、仮親局101の送信スロッ
ト114と子局110の受信スロット117とが対応す
るように、又、仮親局101の受信スロット115と子
局110の送信スロット116とが対応するように同期
をとる。
【0020】仮親局101の受信スロット115のうち
の1つのスロットを複数の子局110、111、112
が共用するため、仮親局101は、複数の子局110、
111、112が同時にパケットを送出する可能性に対
処する必要がある。
【0021】ネットワークAではこのような衝突の制御
方法としてICMA−PE(idle−signal
casting multiple access w
ith partial echo)手法を用いる。I
CMA−PEでは、衝突制御のための下り方向パケット
(以下、衝突制御用下り方向パケットと称す)CPが送
信スロット114を用いて子局110、111、112
に対し常時送出される。
【0022】図3は、図2の衝突制御用下り方向パケッ
トCPの構成を示す図である。図3に示すように、衝突
制御用下り方向パケットCPは、ユニークワード201
と下り情報信号202と空線/禁止ビット203と受信
/非受信ビット204と部分エコーフィールド205と
誤り検出フィールド206とから概略構成される。
【0023】ユニークワード201は、同期をとるため
のフィールドであり、予め設定されたビットパターンで
ある。下り情報信号202は、仮親局101から子局1
10、111、112に対して送信するデータである。
空線/禁止ビット203は、特定の子局からデータを受
信中である場合は、「禁止」を表示して、他の子局から
のアクセスを禁止する場合に用いられる。
【0024】受信/非受信ビット204は、誤りのない
信号を正しく受信した場合は「受信」を表示し、訂正不
可能な誤りがある場合や信号を受信していない場合は、
「非受信」を表示する。信号送信中に「非受信」が表示
された場合は、データパケット送信中の子局110、1
11、112は送信情報を一時停止し、再送手順に入
る。
【0025】部分エコーフィールド205は、受信した
データの一部分を表示し、子局110、111、112
は、この部分エコーフィールド205の情報と自局が送
った情報とを照合して、自局が送った情報が正しく受信
されているかどうかを判定する。誤り検出フィールド2
06は、受信したパケットに誤りがないかチェックのた
めに用いられる。
【0026】ネットワークAでは、使用できる周波数は
3波あり、各々の周波数に対して4つのスロットが利用
できるため、合計12チャネルが存在する。仮親局10
1はアドホックネットワークを構築する場合、各々のチ
ャネルについて、空きであるかどうか調査し、空きであ
ると判断された場合、そのチャネルを使用して衝突制御
用下り方向パケットCPを連続的に送出する。
【0027】図4は、図1の子局110、111、11
2の概略構成を示すブロック図である。図4に示すよう
に、局装置はRF部301とクロック部302とTDM
A−TDD処理部303とアドホックプロトコル処理部
304と受信パケット数記憶部305とユニークワード
不検出回数記憶部306と誤り検出回数記憶部307と
ホップ先チャネル算出部308とから概略構成される。
【0028】RF部301は、電波の送受信、変調及び
復調を行う。クロック部302は、周期的なパルス信号
を生成し、RF部301及びTDMA−TDD処理部3
03に供給する。
【0029】TDMA−TDD処理部303は、スロッ
ト処理部3031とユニークワード検査部3032と誤
り検出部3033とフレーム処理部3034と電界強度
調査手段3035とを備え、TDMA−TDDに関する
処理を行う。
【0030】スロット処理部3031は、RF部301
から受け取った受信ビット列の中から指定されたスロッ
トから受信パケットを取り出し、又、フレーム処理部3
034から受け取った送信パケットを指定されたスロッ
トに埋め込み、RF部301に渡す。
【0031】ユニークワード検査部3032は、受信し
たパケットからユニークワード201を検出する。ユニ
ークワード201が検出されたか否かの結果はアドホッ
クプロトコル処理部304に通知される。ユニークワー
ド201が検出された場合は、誤り検出部3033に受
信パケットを渡す。
【0032】誤り検出部3033は、受信したパケット
に誤りがないか調べる。誤り検出の結果は、アドホック
プロトコル処理部304に通知される。誤りが検出され
なかった場合は、受信したパケットをフレーム処理部3
034に渡す。フレーム処理部3034は、受け取った
パケットのうちアドホックプロトコル処理部304に関
係のあるパケットのみをアドホックプロトコル処理部3
04に渡す。
【0033】アドホックプロトコル処理部304は、ア
ドホックネットワークで使用するプロトコルを処理す
る。受信パケット数記憶部305は、受信したパケット
をカウントして記憶する。電界強度調査手段3035は
受信電界強度を調べる。
【0034】ユニークワード不検出回数記憶部306
は、所定期間にユニークワード201が不検出となった
回数を記憶する。
【0035】誤り検出回数記憶部307は、所定期間に
生じた誤り検出回数を記憶する。アドホックプロトコル
処理部304がユニークワード検査部3032からユニ
ークワード201の不検出を通知されると、ユニークワ
ード不検出回数記憶部306に記憶されている回数に
「1」を加え、その値を再びユニークワード不検出回数
記憶部306に格納する。また、誤り検出部3033か
ら受信パケットの誤りがあったことを通知されると、誤
り検出回数記憶部307に格納されている回数に「1」
を加え、その値を再び誤り検出回数記憶部307に格納
する。また、ユニークワード検査部3032から検出、
又は、不検出の通知を受け取ると、受信パケット数記憶
部305に格納している値に「1」を加え、その値を再
び受信パケット数記憶部305に格納する。もし、この
値が予め設定された所定の値(例えば240)になった
場合、アドホックプロトコル処理部304は、ユニーク
ワード不検出回数記憶部306、誤り検出回数記憶部3
07に記憶されている値を読みとる。もし、これらの値
が予め設定された所定の値(例えば120)以上であれ
ば、干渉が発生していると判断し、干渉回避の動作をと
る。この干渉が発生しているかどうかの判断が終われ
ば、受信パケット数記憶部305、ユニークワード不検
出回数記憶部306、誤り検出回数記憶部307のそれ
ぞれに「0」をセットする。ホップ先チャネル算出部3
08は、他のチャネルにホップする場合の次にホップす
べきチャネルを、乱数を用いて算出する。仮親局101
の場合は、仮親局101毎にユニークに割り当てられた
IDを基数として乱数を生成する。子局110、11
1、112の場合は、仮親局101から報知される仮親
局101のIDを用いて乱数を生成する。
【0036】図5は、本実施の形態1に係る非同期干渉
回避システムにおける仮親局(第1の仮親局)101A
及び仮親局(第2の仮親局)101Bと子局110との
位置関係の一例を示す図である。図5に示すように、仮
親局101A及び仮親局101Bからの衝突制御用下り
方向パケットCPを各々受信できる場所に子局110が
位置する場合を示す図である。
【0037】図6は、本実施の形態1に係る非同期干渉
回避システムにおける動作を示すフローチャートであ
る。
【0038】次に、図5と図6とを参照して本実施の形
態1に係る非同期干渉回避システムの動作を詳しく説明
する。
【0039】子局110が仮親局101Aからの衝突制
御用下り方向パケットCPを受信しようとしている場合
における次の3つのケースを説明する。
【0040】仮親局101Aと仮親局101Bとが子局
110に対して、別々のチャネルで衝突制御用下り方向
パケットCPを送信している第1のケースと、仮親局1
01Aと子局110が通信中に仮親局101Bが仮親局
101Aと同じチャネルにチャネルホップし、仮親局1
01Aと仮親局101Bとが同じチャネルを用いて衝突
制御用下り方向パケットCPを送出している状態で、仮
親局101Aと仮親局101Bの送受信が全く同期し、
衝突制御用下り方向パケットCPが全く同じタイミング
で送信される第2のケースと、仮親局101Aと仮親局
101Bとは同期しておらず、子局110に対する衝突
制御用下り方向パケットCPが非同期干渉を起こしてい
る第3のケースである。
【0041】第1のケースは、仮親局101Aと仮親局
101Bとが別々のチャネルで衝突制御用下り方向パケ
ットCPを送信しており、子局110が仮親局101A
からの衝突制御用下り方向パケットCPを受信したと
き、ユニークワード検査部3032はユニークワード2
01を検出し、誤り検出部3033は誤りを検出しない
場合である。
【0042】まずスロット処理部3031にてパケット
を受信する(ステップ401)と、受信したパケットを
ユニークワード検査部3032に送る。
【0043】ユニークワード検査部3032は、予め設
定されたユニークワード201(図2に示す)が検出さ
れるかどうかを調べる(ステップ402)。
【0044】この場合はユニークワード201が検出さ
れるので(図中、Yes)、子局110は仮親局101
Aと同期がとれていることを認識し、このパケットを誤
り検出部3033に送り、誤り検出部3033では、送
られてきたパケットに誤りが検出されたかどうかを判断
する(ステップ403)。
【0045】この場合、誤りが検出されない(図中、N
o)ので、送られてきたパケット(受信パケット)をフ
レーム処理部3034に渡す(ステップ404)。
【0046】フレーム処理部3034では、受信したパ
ケットの種類を調べ、アドホックプロトコル処理部30
4に関係するパケットの場合は、そのパケットをアドホ
ックプロトコル処理部304に渡す(ステップ40
5)。
【0047】アドホックプロトコル処理部304は、受
け取ったパケットを調べ、以降アドホックプロトコルの
動作に従って動作する(アドホックプロトコル処理部3
04で受信パケットに応じた処理を行う)(ステップ4
06)。
【0048】図7は、図6における同期の状態の一例を
示す図である。次に第2のケースを、図5と図6と図7
とを参照して説明する。図中には、仮親局101Aと仮
親局101Bとの送信スロット114と受信スロット1
15と、子局110の送信スロット116と受信スロッ
ト117とを示す。
【0049】仮親局101Aと仮親局101Bとが同じ
チャネルを用いて衝突制御用下り方向パケットCPを送
出しているが、仮親局101Aと仮親局101Bとの送
受信が全く同期しており、衝突制御用下り方向パケット
CPを全く同じタイミングで送出する場合について説明
する。
【0050】この場合、子局110はスロット処理部3
031にてパケットを受信する(ステップ401)と、
受信したパケットをユニークワード検査部3032に送
る。
【0051】ユニークワード検査部3032は、予め設
定されたユニークワード201が検出されるかどうかを
調べる(ステップ402)。
【0052】この場合、仮親局101Aと仮親局101
Bとからの衝突制御用下り方向パケットCPは全く同じ
タイミングで送出されており、又、仮親局101Aと仮
親局101Bとから衝突制御用下り方向パケットCPの
ユニークワード201は同じであるため、ユニークワー
ド201部分の信号は変形されずに受信できる。従って
ユニークワード201を検出できる(図中、Yes)の
で、子局110は仮親局101Aと同期がとれているこ
とを認識し、ユニークワード検査部3032で受信した
パケットは誤り検出部3033に送られる。
【0053】誤り検出部3033では、送られてきたパ
ケットに誤りが検出されたかどうかを判断する(ステッ
プ403)。受信したパケットは、仮親局101Aの信
号と仮親局101Bとの信号が混信したパケットとなる
ため、誤り検出部3033で誤りが検出される(図中、
Yes)ので、誤りが検出されたことをアドホックプロ
トコル処理部304に通知する(ステップ407)。
【0054】アドホックプロトコル処理部304は誤り
が検出された通知を受けると、誤り検出回数記憶部30
7に記録されている誤り検出回数に「1」を加え(ステ
ップ408)、その値を誤り検出回数記憶部307に格
納する。
【0055】この状態を繰り返し、受信パケット数記憶
部305に格納されている値が予め設定されたしきい値
(例えば240)を越えたかどうかを判断する(受信パ
ケット数記憶部305に格納されている値がしきい値を
越えた?)(ステップ409)。
【0056】ステップ409にて、しきい値を越えてい
ない(図中、No)場合、ステップ401に戻る。
【0057】ステップ409にて、しきい値を越えた
(図中、Yes)場合、誤り検出回数記憶部307の値
が所定のしきい値(例えば120回)を越えたかどうか
を判断する(誤り検出回数がしきい値を越えた?)(ス
テップ410)。
【0058】ステップ410にて、しきい値を越えてい
ない(図中、No)場合、ステップ401に戻る。
【0059】ステップ410にて、しきい値を越えた
(図中、Yes)場合、アドホックプロトコル処理部3
04は干渉が生じていると判断し、フレーム処理部30
34に対してチャネル切り替え要求CS1(図7に示
す)のパケットを渡し、フレーム処理部3034は、ア
ドホックプロトコル処理部304からのパケットをスロ
ット処理部3031に渡し、スロット処理部3031
は、RF部301を介し、仮親局101A及び仮親局1
01Bに向けてチャネル切り替え要求CS1パケットを
送出する(ステップ411)。
【0060】チャネル切り替え要求CS1パケットを受
信した仮親局101Aと仮親局101Bとは、乱数を用
いて次にホップすべきチャネルを算出し、各々チャネル
ホップを行う。
【0061】図8は、図6における同期の状態の他の一
例を示す図である。第3のケースを、図5と図6と図8
とを参照して説明する。仮親局101Aと仮親局101
Bとが子局110に対して、同じチャネルを用いて衝突
制御用下り方向パケットCPを送出しており、更に仮親
局101Aと仮親局101Bとは同期しておらず、衝突
制御用下り方向パケットCPが非同期干渉を起こしてい
る第3のケースについて説明する。
【0062】子局110がスロット処理部3031にて
パケットを受信する(ステップ401)と、受信したパ
ケットをユニークワード検査部3032に送る。
【0063】ユニークワード検査部3032は、予め設
定されたユニークワード201が検出されるかどうかを
調べる(ステップ402)。
【0064】仮親局101Aと仮親局101Bとからの
衝突制御用下り方向パケットCPは、同じタイミングで
送出されずにずれた形で干渉し、子局110では、受信
した衝突制御用下り方向パケットCPにおける予め設定
されたユニークワード201を検出できず(図中、N
o)、仮親局101Aと同期をとることは不可能になり
(仮親局101Bとも同期はとれない)、ユニークワー
ド201が検出できなかったことをアドホックプロトコ
ル処理部304に通知する(ステップ412)。
【0065】アドホックプロトコル処理部304は、ユ
ニークワード検査部3032からユニークワード201
が検出できなかった通知を受けると、ユニークワード不
検出回数記憶部306に格納されているユニークワード
不検出回数に「1」を加え、再びそれをユニークワード
不検出回数記憶部306へ格納する(ユニークワード不
検出回数記憶部306に記録されている回数に1を加え
る)(ステップ413)。
【0066】受信パケット数記憶部305に格納されて
いる値が予め設定されたしきい値(例えば240)を越
えたかどうかを判断し(ステップ414)、ステップ4
14にて、しきい値を越えていない(図中、No)場
合、ステップ401に戻る。
【0067】ステップ414にて、しきい値を越えた
(図中、Yes)場合、のユニークワード不検出回数記
憶部306の値が予め設定されたしきい値(例えば12
0回)を越えたかどうかを判断し(ユニークワード不検
出回数がしきい値を越えた?)(ステップ415)、ス
テップ415にて、しきい値を越えていない(図中、N
o)場合、ステップ401に戻る。
【0068】ステップ415にて、しきい値を越えた
(図中、Yes)場合、アドホックプロトコル処理部3
04は非同期干渉が生じていると判断し、子局110は
仮親局101A(又は、仮親局101B)と同期をとる
のを中止し、子局110が一時的に仮親局(第3の仮親
局、不図示)となり(ステップ416)、自分のスロッ
トタイミングで送受信できるようにする。
【0069】次に、一時的に第3の仮親局となった子局
110において、電界強度調査手段3035は、使用し
ている周波数の全スロットにおける受信電界強度を調
べ、予め設定されたしきい値(例えば40dB)以上の
電界強度が検出され、且つ、最も強い受信電界強度が得
られるスロットを探す(全スロットの電界強度を調査
し、最も強電界のスロットを探す)(ステップ41
7)。
【0070】ステップ417にて探したスロットが見つ
かったかどうか判断する(ステップ418)。
【0071】ステップ418にて探したスロットが検出
された(図中、Yes)場合、第3の仮親局は、検出さ
れたスロットが、仮親局101Aと仮親局101Bとか
らの衝突制御用下り方向パケットCPが互いに干渉して
いるスロットと判断して、このスロットに対応する送信
スロット116に、干渉検出D1のパケットを、干渉状
態を認識するため予め設定されたしきい値(例えば12
0回)以上の回数、連続して送出する(「干渉検出」パ
ケットを連続120スロット送出する)(ステップ41
9)。
【0072】この干渉検出D1のパケットを、仮親局1
01A、又は、仮親局101Bの受信スロット115で
のタイミングと完全に一致して送出できた場合、仮親局
101A、又は、仮親局101Bは、干渉検出D1のパ
ケットを認識することができる。従って、干渉検出D1
のパケットを認識した仮親局101A、又は、仮親局1
01Bは、ホップ先チャネル算出部308が算出したホ
ップ先のチャネルを取得し(ステップ420)、取得し
たチャネルにホップし(ステップ421)、衝突制御用
下り方向パケットCPの干渉を回避する。
【0073】一方、ステップ419にて、干渉検出D1
のパケットを仮親局101Aと仮親局101Bとの各々
の受信スロット115におけるタイミングとずれて送出
した場合は、仮親局101Aと仮親局101Bとで、ユ
ニークワード201は不検出となる。仮親局101A、
又は、仮親局101Bは、ユニークワード201の不検
出パケットを予め設定された期間に、予め設定されたし
きい値(例えば120)以上の回数受信すると干渉して
いるスロットである認識する。干渉を認識した仮親局1
01A、又は、仮親局101Bは、ホップ先チャネル算
出部308が算出したホップ先のチャネルを取得し(ス
テップ420)、取得したチャネルにホップする。
【0074】同様に、一時的に第3の仮親局となってい
る子局110もホップ先チャネル算出部308が仮親局
101Aから報知される仮親局101AのIDを用いて
乱数を生成して算出したホップ先のチャネルを取得し、
取得したチャネルにホップする(ステップ421)。
【0075】第3の仮親局は子局110に戻り(子局と
なる)(ステップ422)、再び仮親局101Aからの
衝突制御用下り方向パケットCPの受信を試みる。
【0076】ステップ418にて、探したスロットが検
出できない(図中、No)場合、全スロット調査し終わ
ったかどうか判定し(ステップ423)、判定し終わっ
てなければ、スロットのタイミングを半周期ずらし(ス
テップ424)、ステップ417に戻り、再び全スロッ
トの受信電界強度を調べる。
【0077】ステップ423にて、判定し終わった(図
中、Yes)場合、処理を終了する。
【0078】以上のようにして仮親局101Aと子局1
10との間で非同期干渉回避がなされる。
【0079】実施の形態に係る非同期干渉回避方法及び
非同期干渉回避システムは上記の如く構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。
【0080】非同期干渉を検出した場合、受信電界強度
の最も高いスロットを探し出し、そのスロットに対応す
る送信スロットで、干渉検出パケットを送出し、非同期
干渉を起こしている仮親局101A、又は、仮親局10
1Bが干渉検出パケットを認識するか、又は、干渉検出
パケット送出により生じる干渉により仮親局101A、
又は、仮親局101Bが干渉を認識することで、仮親局
101A、又は、仮親局101Bにチャネルホップを実
行させるので、確実な方法で非同期干渉回避を可能とす
る。子局110のモニタ装置にこの非同期干渉回避方法
を利用することで多数の子局を備えたネットワークAに
おける受信電波の管理をきめ細かく行うことができる。
【0081】(実施の形態2)図9は、本実施の形態2
に係る非同期干渉回避システムにおける同期の状態の一
例を示す図である。本実施の形態2に係る非同期干渉回
避システムの構成は実施の形態1と同様なので説明は省
略する。
【0082】図6におけるステップ417以降の動作
で、最も受信電界強度が強いスロットを探し、そのスロ
ットに対応する送信スロットで干渉検出D1のパケット
を送出したが、図9に示すように、全スロットで干渉検
出D1のパケットを送出する。この場合、最も受信電界
強度が強いスロットを探す必要がなくなる。他の符号の
説明は省略する。
【0083】この動作を行うことで、実施の形態1に比
べて確実に仮親局にチャネルホップを引き起こさせるこ
とができる。
【0084】(実施の形態3)図9は、本実施の形態3
に係る非同期干渉回避システムにおける同期の状態の一
例を示す図である。本実施の形態3に係る非同期干渉回
避システムの構成は実施の形態1と同様なので説明は省
略する。
【0085】図6におけるステップ418にて、最も受
信電界強度が高いスロットが得られると、ユニークワー
ド201が検出されるかどうか調べる(不図示)。
【0086】もしユニークワードが検出されなかった場
合、図10に示すように、そのスロットの位置を「1」
ビット前にずらし、再びユニークワード201が検出さ
れるかどうか調べる。電界を検出できる範囲でこの動作
を繰り返し、ユニークワード201が得られるかどうか
を調べる。もしユニークワード201が得られると、そ
のユニークワード201を送信する仮親局101Aと同
期をとることができる。よって、その受信スロット11
7に対応する送信スロット116にてチャネル切り替え
要求CS1を送出することで、故意に干渉を発生させる
ことなく仮親局101Aにチャネルをホップさせ、干渉
を回避することができる。
【0087】なお、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な、非同
期干渉回避方法及び非同期干渉回避システムに関する技
術に適用することができる。
【0088】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0089】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0090】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。
【0091】親局と子局からなるTDMA−TDDを用
いた通信方式において、確実な方法で非同期干渉回避を
可能とすることである。これは、非同期干渉を検出した
場合、受信電界強度の最も高いスロットを探し出し、探
し出されたスロットに対応する送信スロットで、干渉検
出パケットを送出し、非同期干渉を起こしている仮親局
が干渉検出パケットを認識するか、又は、干渉検出パケ
ット送出により生じる干渉により仮親局が干渉を認識す
ることで、仮親局にチャネルホップを実行させるからで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る非同期干渉回避方
法を実行するネットワークの概要を示す図である。
【図2】図1の仮親局と子局との間における同期を示す
図である
【図3】図2の衝突制御用下り方向パケットの構成を示
す図である。
【図4】図1の子局の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態1に係る非同期干渉回避シ
ステムにおける第1の仮親局及び第2の仮親局と子局と
の位置関係の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る非同期干渉回避シ
ステムにおける動作を示すフローチャートである。
【図7】図6における同期の状態の一例を示す図であ
る。
【図8】図6における同期の状態の他の一例を示す図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態2に係る非同期干渉回避シ
ステムおける同期の状態の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係る非同期干渉回避
システムにおける同期の状態の一例を示す図である。
【図11】従来技術の非同期干渉を回避する方式の一例
を示すブロック図である。
【図12】図11の無線接続装置の構成を示すブロック
図である。
【図13】図11の無線回線制御装置における動作の流
れを示す図である。
【符号の説明】
A ネットワーク CP 衝突制御用下り方向パケット CS1 チャネル切り替え要求 D1 干渉検出 f1 周波数 f2 周波数 1S スロット 2S スロット 3S スロット 4S スロット 1 無線回線制御装置 2、3、4、5 無線接続装置 6、7、8、9 移動機 10A、10B、10C、10D 無線ゾーン 101X アンテナ部 102 無線部 103 モデム部 104 フレーム生成・分解部 105 制御チャネル制御部 106 通信チャネル制御部 107 非同期干渉検出部 108 インターフェース部 109 スロット同期部 101 仮親局 101A 仮親局(第1の仮親局) 101B 仮親局(第2の仮親局) 110、111、112 子局 114 送信スロット 117 受信スロット 115 受信スロット 116 送信スロット 201 ユニークワード 202 下り情報信号 203 空線/禁止ビット 204 受信/非受信ビット 205 部分エコーフィールド 206 誤り検出フィールド 301 RF部 302 クロック部 303 TDMA−TDD処理部 304 アドホックプロトコル処理部 305 受信パケット数記憶部 306 ユニークワード不検出回数記憶部 307 誤り検出回数記憶部 308 ホップ先チャネル算出部 3031 スロット処理部 3032 ユニークワード検査部 3033 誤り検出部 3034 フレーム処理部 3035 電界強度調査手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 H04L 12/28

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークにおける非同期干渉回避方
    法であって、 一時的に仮親局となりうる仮親局介在型ネットワークの
    子局が、前記仮親局である第1の仮親局から衝突制御用
    下り方向パケットを受信し、該衝突制御用下り方向パケ
    ットに含まれる同期用のユニークワードが検出されたか
    どうかを判断する第1の工程と、 前記第1の仮親局と他の仮親局である第2の仮親局とが
    異なるタイミングで前記衝突制御用下り方向パケットを
    各々送出して互いに干渉した場合、前記子局は、前記第
    1の工程において前記ユニークワードを検出できないと
    き、前記ユニークワードの不検出回数をカウントする第
    2の工程と、 前記子局は、前記衝突制御用下り方向パケットの受信回
    数と、前記ユニークワードの不検出回数とが各々予め設
    定されたしきい値を越えた(以上の)場合、前記第1の
    仮親局との間で非同期干渉が生じていると判断し、前記
    第1の仮親局と同期をとることを中止し、一時的に第3
    の仮親局として動作し、該第3の仮親局のスロットタイ
    ミングで送受信できるようにする第3の工程と、 前記第3の仮親局は、使用している全ての周波数におけ
    るスロットの中から予め設定されたしきい値を越え(以
    上で)、且つ、最も強い受信電界強度が得られるスロッ
    トを探し、該当するスロットが検出されたかどうか判断
    する第4の工程と、 前記第3の仮親局は、前記第4の工程で該当する前記ス
    ロットが検出された場合、前記第1の仮親局との間で干
    渉しているスロットと判断して、検出された前記スロッ
    トに対応する送信スロットに、干渉検出のためのパケッ
    トを、予め設定されたしきい値を越える(以上の)回
    数、連続して送出する第5の工程と、 前記第3の仮親局から干渉検出の前記パケットが前記第
    1の仮親局、又は、前記第2の仮親局の受信スロットに
    おけるタイミングに一致して送出された場合、前記第1
    の仮親局、又は、前記第2の仮親局は干渉検出の前記パ
    ケットの受信を認識し、乱数により算出されたチャネル
    にホップすることで前記衝突制御用下り方向パケットの
    干渉を回避する第6の工程と、 前記第3の仮親局は、前記第6の工程で前記第1の仮親
    局が新しいチャネルにホップした場合、前記第1の仮親
    局のチャネルに対応するチャネルにホップし、前記子局
    の動作に戻り、前記第1の仮親局からの前記衝突制御用
    下り方向パケットを受信する第7の工程とを備えること
    を特徴とする非同期干渉回避方法。
  2. 【請求項2】 前記第6の工程は、 前記第3の仮親局から干渉検出の前記パケットが前記第
    1の仮親局と前記第2の仮親局とのスロットにおけるタ
    イミングとずれて送出された場合、前記第1の仮親局と
    前記第2の仮親局とは、前記ユニークワードを検出でき
    ず、予め設定された期間に前記ユニークワードの不検出
    回数を、予め設定されたしきい値を越えて(以上)カウ
    ントすると、干渉しているスロットであると各々判断
    し、各々乱数により算出されたチャネルにホップする工
    程を含むことを特徴とする請求項1に記載の非同期干渉
    回避方法。
  3. 【請求項3】 前記第5の工程は、 前記第4の工程にて該当する前記スロットが検出できな
    い場合、前記第3の仮親局は、全てのスロットを調査し
    終わったかどうか判断し、調査し終わってなければ、前
    記スロットのタイミングを半周期ずらして、全てのスロ
    ットの受信電界強度を調べる前記第4の工程に戻る第8
    の工程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    非同期干渉回避方法。
  4. 【請求項4】 前記第8の工程は、全てのスロットを調
    査し終わった場合、処理を終了する工程を含むことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の非同期干渉
    回避方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の工程は、 前記第1の仮親局と前記第2の仮親局とが同じチャネル
    を用いて各々前記衝突制御用下り方向パケットを同期し
    て送出している場合、前記子局は前記ユニークワードを
    検出し、前記第1の仮親局からの信号と前記第2の仮親
    局からの信号とが混信したパケットとなるので誤りを検
    出し、前記衝突制御用下り方向パケットの受信回数とパ
    ケットの誤り検出回数とが各々予め設定されたしきい値
    を越えた(以上の)場合、前記第1の仮親局との間で干
    渉が生じていると判断し、前記第1の仮親局と前記第2
    の仮親局とに対してチャネル切り替え要求のパケットを
    送出する第9の工程と、 前記第1の仮親局と前記第2の仮親局とは、前記チャネ
    ル切り替え要求のパケットを受信し、各々乱数により算
    出されたチャネルにホップする第10の工程とを含むこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の非同
    期干渉回避方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の工程は、 前記第1の仮親局と前記第2の仮親局とが別々のチャネ
    ルで各々前記衝突制御用下り方向パケットを送出してい
    る場合、前記子局は前記ユニークワードを検出し、パケ
    ットの誤りの検出がないので前記第1の仮親局と同期が
    とれていると判断し、通常のアドホックプロトコルの動
    作に従って動作する工程を含むことを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれかに記載の非同期干渉回避方法。
  7. 【請求項7】 前記第3の工程は、前記衝突制御用下り
    方向パケットの受信回数が予め設定されたしきい値以下
    (未満)の場合、又は、前記ユニークワードの不検出回
    数が予め設定されたしきい値以下(未満)の場合、前記
    第1の工程に戻ることを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれかに記載の非同期干渉回避方法。
  8. 【請求項8】 前記第9の工程は、前記衝突制御用下り
    方向パケットの受信回数が予め設定されたしきい値以下
    (未満)の場合、又は、前記パケットの前記誤り検出回
    数が予め設定されたしきい値以下(未満)の場合、前記
    第1の工程に戻ることを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれかに記載の非同期干渉回避方法。
  9. 【請求項9】 前記第3の工程は、 前記子局が一時的に第3の仮親局として動作する場合、
    利用できる全てのスロットで干渉検出の前記パケットを
    予め設定されたしきい値を越える(以上の)回数、連続
    して送出する第10の工程を含み、 該第10の工程が実行された場合、前記第4の工程と前
    記第5の工程とにおける処理を行わないことを特徴とす
    る請求項1乃至8のいずれかに記載の非同期干渉回避方
    法。
  10. 【請求項10】 前記第4の工程は、 該当する前記スロットが検出された場合、前記ユニーク
    ワードが検出されるかどうか調べ、前記ユニークワード
    が検出されないとき前記スロットの位置を「1」ビット
    前にずらして前記ユニークワードが検出されるかどうか
    調べる動作を、電界が検出できる範囲で繰り返し、前記
    ユニークワードが検出された場合、前記スロットに対応
    する送信スロットでチャネル切り替え要求のパケットを
    送出することで前記第1の仮親局、又は、前記第2の仮
    親局に対してチャネルホップをさせる第11の工程を含
    み、 該第11の工程が実行された場合、前記第5の工程にお
    ける処理を行わないことを特徴とする請求項1乃至9の
    いずれかに記載の非同期干渉回避方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    非同期干渉回避方法を実行可能なプログラムが記録され
    た記憶媒体。
  12. 【請求項12】 ネットワークにおける非同期干渉回避
    システムであって、 TDMA−TDDに関する処理を行うTDMA−TDD
    処理部と、 周期的なパルス信号を生成して前記RF部と前記TDM
    A−TDD処理部とに供給するクロック部と、 アドホックネットワークで使用するプロトコルを処理す
    るアドホックプロトコル処理部と、 受信したパケットをカウントして記憶する受信パケット
    数記憶部と、 前記ネットワークの仮親局から送出された衝突制御用下
    り方向パケットが有するユニークワードが不検出となっ
    た回数を記憶するユニークワード不検出回数記憶部と、 受信したパケットに生じた誤り検出回数を記憶する誤り
    検出回数記憶部と、 乱数を発生してホップするチャネルを算出するホップ先
    チャネル算出部とを有し、一時的に前記仮親局の動作を
    行うことのできる複数の子局を備え、 前記アドホックプロトコル処理部は、前記TDMA−T
    DD処理部が前記仮親局と前記子局との同期をとるため
    の前記ユニークワードを検出し、前記受信パケット数記
    憶部における前記衝突制御用下り方向パケットの受信回
    数と前記誤り検出回数記憶部における受信パケットの誤
    り検出回数とが各々予め設定されたしきい値を越えた
    (以上の)場合、前記子局に対して情報を送信する前記
    仮親局のうち第1の仮親局と他の第2の仮親局とで干渉
    が生じていると判断し、前記子局の前記TDMA−TD
    D処理部が前記ユニークワードを検出できず、前記受信
    パケット数記憶部における前記衝突制御用下り方向パケ
    ットの受信回数と前記ユニークワード不検出回数記憶部
    におけるユニークワード不検出回数とが各々予め設定さ
    れたしきい値を越えた(以上の)場合、前記第1の仮親
    局と前記子局とで干渉が生じていると判断し、 前記TDMA−TDD処理部は、前記アドホックプロト
    コル処理部における前記第1の仮親局と前記第2の仮親
    局とで干渉があるとの判断に基づき、電波の送受信と変
    調と復調とを行うRF部を介して、前記第1の仮親局と
    前記第2の仮親局とに対してチャネル切り替え要求のパ
    ケットを送出し、前記アドホックプロトコル処理部にお
    ける前記第1の仮親局と前記子局との干渉の判断に基づ
    き、一時的に第3の仮親局の機能で動作し、使用してい
    る全ての周波数におけるスロットの中から予め設定され
    たしきい値を越え(以上で)、且つ、最も強い受信電界
    強度が得られるスロットに対応する送信スロットから干
    渉検出のためのパケットを予め設定された回数、連続し
    て送出し、 前記ホップ先チャネル算出部は、前記第1の仮親局と前
    記第2の仮親局とにおいて受信したチャネル切り替え要
    求の前記パケットに基づき、乱数を各々発生して次にホ
    ップするチャネルを算出し、前記第1の仮親局、又は、
    前記第2の仮親局において干渉検出の前記パケットの受
    信を判断したとき、又は、干渉検出の前記パケットの前
    記ユニークワードを不検出と判断したとき、又は、干渉
    検出の前記パケットを誤りが検出されたエラーパケット
    として判断したとき、干渉を回避するために乱数を発生
    して次にホップするチャネルを算出し、 前記第3の仮親局は、前記第1の仮親局がチャネルホッ
    プした場合、前記第1の仮親局のチャネルに対応するチ
    ャネルにホップした後、前記子局の機能での動作に戻
    り、前記子局として前記第1の仮親局からの前記衝突制
    御用下り方向パケットを受信することを特徴とする非同
    期干渉回避システム。
  13. 【請求項13】 前記TDMA−TDD処理部は、 前記RF部から受け取ったパケットのうち前記アドホッ
    クプロトコル処理部に関係のあるパケットのみを前記ア
    ドホックプロトコル処理部に渡すフレーム処理部と、 前記RF部から受け取った受信ビット列の中から指定さ
    れたスロットの受信パケットを取り出し、又、前記フレ
    ーム処理部から受け取った送信パケットを指定されたス
    ロットに埋め込み、前記RF部に渡すスロット処理部
    と、 受信パケットから前記ユニークワードを検出し、前記ユ
    ニークワードが検出されたか否かの結果を前記アドホッ
    クプロトコル処理部に通知するユニークワード検査部
    と、 受信パケットに誤りがないか調べ、誤り検出の結果を前
    記アドホックプロトコル処理部に通知し、誤りが検出さ
    れなかった場合、受信したパケットを前記フレーム処理
    部に渡し、前記ユニークワードを検出したユニークワー
    ド検査部から受信パケットを受け取る誤り検出部と、 前記受信電界強度を調べる電界強度調査手段とを備え、 前記アドホックプロトコル処理部は、前記ユニークワー
    ド検査部からの前記ユニークワードの不検出通知毎に、
    前記ユニークワード不検出回数記憶部の値に「1」を加
    えて格納し、前記誤り検出部から受信パケットの誤り通
    知毎に、前記誤り検出回数記憶部の値に「1」を加えて
    格納し、前記ユニークワード検査部からの前記ユニーク
    ワードの検出、又は、不検出の通知毎に、前記受信パケ
    ット数記憶部の値に「1」加えて格納することを特徴と
    する請求項12に記載の非同期干渉回避システム。
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