JP2001196973A - パス認定方法、cdma方式無線通信端末およびcdma方式無線通信システム - Google Patents
パス認定方法、cdma方式無線通信端末およびcdma方式無線通信システムInfo
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Abstract
ルのパスを復調用パスとして認定する方法および装置を
提供する。 【解決手段】 本発明における波形歪判別器80が、イ
ンパルス応答や遅延プロファイルなどの相関プロファイ
ルで表現される受信パスの波形が歪んでいるか否かを判
別することができる。波形歪判別器80は、相関プロフ
ァイルにおける波形の歪みの有無を、少なくとも2つの
相関値に基づいて判別することができる。パス認定部8
2は、コンパレータ18による比較結果、および波形歪
判別器80による判別結果に基づいて、受信信号に含ま
れる複数のパスから、復調するために用いる復調用パス
を認定する。メモリ16は、パス認定部82において復
調用パスとして認定されたパスのレベルおよび遅延タイ
ミングを格納する。また、波形歪判別器80は、インパ
ルス応答や遅延プロファイルで表現される波形をフーリ
エ変換することにより得られる周波数伝達関数や周波数
特性に基づいて、その波形の歪の有無を判別してもよ
い。
Description
通信システムにおいて、複数のパスを含んだ受信信号か
ら復調用のパスを認定する方法に関し、特に、相関値に
基づいて得られる遅延プロファイルなどの相関プロファ
イルの歪みの有無に基づいて、復調用のパスを認定する
方法に関する。
ベースバンド信号処理部10の構成を示す。従来のベー
スバンド信号処理部10は、拡散符号生成部12、相関
器14、メモリ16、コンパレータ18およびレジスタ
20、22を備える。レジスタ20は、パス認定しきい
値を格納し、レジスタ22は、ノイズしきい値を格納し
ている。
の拡散符号を生成する。相関器14は、受信信号と拡散
符号の相関をとり、相関値を求める。メモリ16は、相
関器14で得られた相関値を格納する。コンパレータ1
8は、相関値とノイズしきい値とを比較し、ノイズであ
るか否かを判断する。また、コンパレータ18は、パス
のピーク値とパスしきい値とを比較する。パスしきい値
を越えたピーク値を有するパスは、後に復調するために
用いる復調用パスとして認定され、ピーク位置がパス位
置としてメモリ16に格納される。
0において行われるパス認定のフローチャートである。
S10で、パス認定フローが開始される。S12で、受
信信号と拡散符号の相関をとる。S14で、相関値を平
均化しながらメモリに格納し、S16で、相関値とノイ
ズしきい値とを比較する。相関値がノイズしきい値より
小さければ、S20で、その遅延タイミングにおける相
関値をノイズとして認定する。一方、相関値がノイズし
きい値より大きければ、S18で、パスを構成する相関
値のピーク値をパスしきい値と比較する。
ければ、その遅延タイミングにおけるピーク値をノイズ
として認定する。一方、ピーク値がパスしきい値より大
きければ、そのピーク値を有するパスを、復調用パスと
認定し、そのピーク値のレベルおよび遅延タイミングを
メモリに格納する。
ラーシフトなどによる電波伝搬路環境の悪化により、パ
スが干渉信号やノイズに埋もれてしまうと、パスのピー
ク値が、パス認定用に設けたパスしきい値よりも小さく
なることがある。そのとき、従来のパス認定方法では、
パスしきい値を下回ったピーク値を有するパスは、復調
するために用いられる有効な復調用パスとして認定され
ず、結果として、そのパスは消失される。このため、弱
電界エリアなどでは、復調用パスを認定することができ
ず、通信が不能になってしまうことが多かった。
セービングのためにスリープモードに入り、回路はスタ
ンバイになっている。このとき、パスを識別することが
できないと、移動局はスリープモードを解除して、パス
を検出しなければならない。パス検出時には、消費電流
が増大するため、消費電力が増大するという問題があっ
た。
のできるパス認定方法を提供することを目的とする。こ
の目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の
組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更
なる有利な具体例を規定する。
に、本発明の第1の形態は、CDMA方式無線通信シス
テムにおいて、受信信号に含まれる複数のパスから、復
調するために用いることができる復調用パスを認定する
方法であって、受信信号と拡散符号との相関値を演算に
より求める相関値演算ステップと、一つのパスにおける
少なくとも2つの相関値に基づいて、当該パスが復調用
パスであることを認定するパス認定ステップとを備えた
ことを特徴とするパス認定方法を提供する。
と、ピーク値とは異なる相関値との比に基づいて、復調
用パスを認定するステップを有してもよい。このとき、
パス認定ステップは、相関値のピーク値と、ピーク値と
は異なる複数の相関値との比を求めるステップと、求め
られた複数の比と、比のそれぞれに対して予め定められ
た比較用しきい値とを比較する比較ステップと、比較ス
テップにおける比較結果に基づいて、受信信号から復調
用パスを認定するステップとを有してもよい。
関値に基づいて、復調用パスを認定するステップを有し
てもよい。このとき、パス認定ステップは、複数の相関
値のうち、それぞれ隣り合った相関値の比を求めるステ
ップと、求められた複数の比と、比のそれぞれに対して
定められた比較用しきい値とを比較する比較ステップ
と、比較ステップにおける比較結果に基づいて、受信信
号から復調用パスを認定するステップとを有してもよ
い。
つの相関値の差に基づいて、復調用パスを認定するステ
ップを有してもよい。
式無線通信システムにおいて、受信信号に含まれる複数
のパスから、復調するために用いることができる復調用
パスを認定する方法であって、受信信号と拡散符号との
相関値を演算により求める相関値演算ステップと、相関
値演算ステップにおいて求められた複数の相関値に基づ
いて構成される相関プロファイルをフーリエ変換するこ
とによって得られた曲線の傾きを検出し、相関プロファ
イルにおける波形の歪みを判別する判別ステップと、判
別ステップにおける判別結果に基づいて、受信信号から
復調用パスを認定するパス認定ステップとを備えたこと
を特徴とするパス認定方法を提供する。
式無線通信システムにおいて、受信信号に含まれる複数
のパスから、復調するために用いることができる復調用
パスを認定する方法であって、受信信号と拡散符号との
相関値を演算により求める相関値演算ステップと、複数
の相関値に基づいて構成される相関プロファイルのピー
ク値と、所定のパスしきい値とを比較する比較ステップ
と、相関プロファイルにおける波形の歪みを判別する歪
判別ステップと、歪判別ステップにおける判別結果と、
比較ステップにおいて得られた比較結果とに基づいて、
受信信号から復調用パスを認定するパス認定ステップと
を備えたことを特徴とするパス認定方法を提供する。
てピーク値がパスしきい値よりも小さいことを示す比較
結果が得られ、歪判別ステップにおいて相関プロファイ
ルの波形に歪みがないことを示す判別結果が得られた場
合に、当該パスを復調用パスとして認定するステップを
有するのが好ましい。
する受信部と、位相のずれた複数の拡散符号を生成する
拡散符号生成部と、受信した受信信号と、複数の拡散符
号に基づいて相関値を演算により求める相関器と、相関
器で得られた複数の相関値を格納するメモリと、複数の
相関値に基づいて構成される相関プロファイルにおける
波形の歪みを、少なくとも2つの相関値に基づいて判別
する波形歪判別器とを備えることを特徴とするCDMA
方式無線通信端末を提供する。
器における判別結果に基づいて、受信信号に含まれる複
数のパスから、復調するために用いることができる復調
用パスを認定するパス認定部を備えるのが好ましい。
ーク値とは異なる相関値との比に基づいて、相関プロフ
ァイルにおける波形の歪みを判別してもよい。また、波
形歪判別器は、隣り合った相関値の比に基づいて、相関
プロファイルにおける波形の歪を判別してもよい。ま
た、波形歪判別器は、相関値の差に基づいて、相関プロ
ファイルにおける波形の歪を判別してもよい。
を備えたCDMA方式無線通信システムにおいて、基地
局が移動局に信号を送信し、移動局が、信号を受信する
受信部と、位相のずれた複数の拡散符号を生成する拡散
符号生成部と、受信した受信信号と、複数の拡散符号に
基づいて相関値を演算により求める相関器と、相関器で
得られた複数の相関値を格納するメモリと、複数の相関
値に基づいて構成される相関プロファイルにおける波形
の歪みを、少なくとも2つの相関値に基づいて判別する
波形歪判別器と、波形歪判別器における判別結果に基づ
いて、受信信号に含まれる複数のパスから、復調するた
めに用いることができる復調用パスを認定するパス認定
部とを有することを特徴とするCDMA方式無線通信シ
ステムを提供する。
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中
で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決
手段に必須であるとは限らない。
ステム100を示す。CDMA方式無線通信システム1
00は、CDMA方式無線通信端末である移動局30、
基地局50および基地局制御装置70を備える。基地局
制御装置70は、複数の基地局50を制御する。基地局
50と基地局制御装置70は、有線伝送路によって接続
されている。基地局50と移動局30の間には、無線回
線が構成される。
動局は、信号を送受信する送受信部32、送受信増幅部
34、制御部36、無線部38、ベース信号処理部40
および端末インターフェース部42を備える。送受信部
32は、アンテナであって、送信アンプで増幅された上
りRF信号を送信し、また、基地局で拡散された高帯域
下りRF信号を受信する。送受信増幅部34は、送信R
F信号を増幅する送信アンプと、受信RF信号を増幅す
る低雑音アンプを有し、RF送信信号とRF受信信号を
多重分離する。無線部38は、ベースバンド信号処理部
40でベースバンド拡散された送信信号をD/A変換
し、直交変調によりRF信号に変換する。また、無線部
38は、送受信増幅部34からの受信信号を準同期検波
し、A/D変換してベースバンド信号処理部40に伝送
する。
および受信信号に、ベースバンド信号処理を行う。具体
的には、ベースバンド信号処理部40は、送信データ
に、誤り訂正符号化、フレーム化、データ変調、および
拡散変調などの処理を行い、無線部38に伝送する。ま
た、ベースバンド信号処理部40は、無線部38から伝
送される受信信号に、逆拡散、パス認定、チップ同期、
誤り訂正復号化、データの多重分離、ダイバーシチハン
ドオーバ合成などの処理を行う。本発明において、ベー
スバンド信号処理部40は、劣悪な電波伝搬路環境にお
いても、適切にパスを認定することができるパス認定処
理を行うことを特徴とする。制御部36は、制御信号の
送受信を行う無線制御機能を有する。さらに、端末イン
ターフェース部42は、音声CODECおよびデータ用
アダプタ機能(ADP)を有し、ハンドセットおよび外
部データ端末などとのインターフェース機能を有する。
ceiver System)の機能構成を示す。基地局50は、信
号を送受信する送受信部52、送受信増幅部54、無線
部56、ベースバンド信号処理部58、無線基地局制御
部60および有線伝送路インターフェース部62を備え
る。送受信部52は、アンテナであって、送信アンプで
増幅された下りRF信号を送信し、また、移動局30か
ら送信された上りRF信号を受信する。送受信増幅部5
4は、送信RF信号を増幅する送信アンプと、受信RF
信号を増幅する低雑音アンプを有し、RF送信信号とR
F受信信号を多重分離する。無線部56は、ベースバン
ド信号処理部58でベースバンド拡散された送信信号を
D/A変換し、直交変調によりRF信号に変換する。ま
た、無線部56は、送受信増幅部54からの受信信号を
準同期検波し、A/D変換してベースバンド信号処理部
58に伝送する。
および受信信号に、ベースバンド信号処理を行う。具体
的には、ベースバンド信号処理部58は、送信データ
に、誤り訂正符号化、フレーム化、データ変調、および
拡散変調などの処理を行い、無線部56に伝送する。ま
た、ベースバンド信号処理部58は、無線部56から伝
送される受信信号に、逆拡散、チップ同期、誤り訂正復
号化、データの多重分離、セクタ間ダイバーシチハンド
オーバ時の最大比合成などの処理を行う。制御部60
は、制御信号の送受信を行う無線制御機能を有し、無線
回線管理や無線回線の設定開放などを行う。有線伝送路
インターフェース部62は、BTSと、基地局50にお
けるMCC−SIM(図示せず)および基地局制御装置
70との間のインターフェースとして機能する。
移動局30における本発明によるベースバンド信号処理
部40の構成の一実施形態を示す。本実施形態における
ベースバンド信号処理部40は、拡散符号生成部12、
相関器14、メモリ16、コンパレータ18、レジスタ
20、22、波形歪判別器80およびパス認定部82を
備える。レジスタ20は、パス認定しきい値を格納し、
レジスタ22は、ノイズしきい値を格納している。
の拡散符号を生成し、相関器14に供給する。相関器1
4は、マッチトフィルタやスライディングコリレータな
どの構成を有し、受信信号と複数の拡散符号に基づい
て、それぞれの相関値を演算により求める機能を有す
る。相関器14は、演算により求めた複数の相関値に基
づいて、遅延プロファイルなどの相関プロファイル(マ
ルチパスプロファイル)を測定する。メモリ16は、相
関器14で得られた複数の相関値を格納する。コンパレ
ータ18は、相関値とノイズしきい値とを比較し、ノイ
ズであるか否かを判断する。また、コンパレータ18
は、パスを構成する相関値のピーク値とパスしきい値と
を比較する。パスしきい値を越えたピーク値を有するパ
スは、後に復調するために用いる復調用パスの候補とし
て認定され、ピーク位置がパス位置としてメモリ16に
格納される。
延プロファイルなどの相関プロファイルで表現される受
信パスの波形が歪んでいるか否かを判別することができ
る。また、波形歪判別器80は、インパルス応答や遅延
プロファイルで表現される波形をフーリエ変換すること
により得られる周波数伝達関数や周波数特性に基づい
て、その波形の歪の有無を判別してもよい。
で表現される受信パスの波形は、マルチパスフェージン
グや干渉波、ノイズなどの影響を受けて歪むことが多
い。例えば、弱電界エリアなどにおいては、受信パスの
レベルが全体的に低くなるため、復調するために有効な
パスであっても、そのピーク値が、パス認定しきい値を
下回ることがある。本実施形態における波形歪判別器8
0は、相関プロファイルにおける波形の歪みの有無を、
少なくとも2つの相関値に基づいて判別することができ
る。パス認定部82は、コンパレータ18による比較結
果、および波形歪判別器80による判別結果に基づい
て、受信信号に含まれる複数のパスから、復調するため
に用いる復調用パスを認定する。メモリ16は、パス認
定部82において復調用パスとして認定されたパスのレ
ベルおよび遅延タイミングを格納する。
ルなどで表現される受信パスの波形を示す。図7(a)
は、歪の生じていないパス波形の一例を示す。図示され
るように、このパス波形は、p(N)をピーク点とし
た、左右対称で急峻な山形を有している。
を示す。図示されるように、このパス波形は、左右対称
性が崩され、図7(a)の波形と比較すると、急峻でな
いなだらかな傾きを有している。このなだらかな傾き
は、そのパスが干渉波やノイズの影響を受けることによ
って生じる。波形歪判別器80は、相関点間の傾きを求
めることによって、波形の歪の有無を検出することがで
きる。
ファイルの波形をフーリエ変換することによって得られ
た周波数伝達関数または周波数特性の曲線を示す。図8
(a)は、歪みのない波形の周波数特性を示す。図示さ
れるように、波形に歪のないときには、スペクトル分布
が、なめらかな台形形状を有している。
性を示す。この周波数特性は、図8(a)の周波数特性
と比較すると、急峻な窪みを有している。この急峻な窪
みは、そのパスが干渉波やノイズの影響をうけることに
よって生じる。波形歪判別器80は、周波数特性におけ
るサンプル点間の傾きを検出することによって、相関プ
ロファイルにおける波形の歪みを判別することができ
る。
一実施形態を示す。波形歪判別器80は、レジスタ8
4、86、88、選択部90、92、94、およびコン
パレータ96を有する。この実施形態における波形歪判
別器80は、相関プロファイルにおける波形の傾きを検
出し、波形が歪んでいるか否かを判別することができ
る。
において、ある遅延時間における相関値をp(k)と表
現する。2点a、b(b>a)間の傾きは、 (ab間の傾き)=(p(b)−p(a))/(b−a) ・・・ と表現される。また、2点a、b間の比を表現するβを
用いて、p(a)とp(b)の関係を式にすると、 p(b)=p(a)×β ・・・ となる。このとき、p(b)>p(a)とする。式お
よびより、 (b−a)×(ab間の傾き)=(β−1)×p(a) ・・・ が成立する。以下に、まず、式を利用して、波形歪判
別器80が波形の歪の有無を判別する方法について説明
する。
復調用パスを認定するために、インパルス応答や遅延プ
ロファイルなどの相関プロファイルの波形が急峻である
か否かを検出し、歪みの有無を判別する。波形が急峻で
あるか否かを評価する指標として、各サンプル点間の比
のそれぞれに対して予め定められる比較用しきい値を設
定する。波形が急峻である場合には、p(b)とp
(a)との比であるβと比較用しきい値との間には、 β>=(比較用しきい値) ・・・ の関係が成立する。比較用しきい値は、サンプル点間に
よって異なる値をとる。式およびにより、波形が急
峻であるためには、 p(b)>=p(a)×(比較用しきい値) ・・・ の関係が成立する。本実施形態においては、式が、パ
スを構成するサンプル点間のいずれかで成立すれば、波
形歪判別器80が、そのパスを有効な復調用パスである
と認定し、そのパスが、後のRAKE受信などの際に利
用される。
較用しきい値α1を格納し、レジスタ86は、第2比較
用しきい値α2を格納し、さらに、レジスタ88は、第
3比較用しきい値α3を格納する。第1比較用しきい値
α1は、p(N)と、p(N+1)およびp(N−1)
の比のそれぞれに対して予め定められる。同様に、第2
比較用しきい値α2は、p(N)と、p(N+2)およ
びp(N−2)の比のそれぞれに対して予め定められ、
第3比較用しきい値α3は、p(N)と、p(N+3)
およびp(N−3)の比のそれぞれに対して予め定めら
れる。比較用しきい値には、α1<α2<α3の関係が
成立することが好ましい。本実施例では、p(N+m)
またはp(N−m)のうち、いずれか大きい方を用い
て、波形の歪みを検出する。p(N+m)またはp(N
−m)のいずれか大きい方を選択することによって、ピ
ークであるp(N)に対するなだらかな傾きを抽出し、
式により、波形の歪みを判別する。
およびp(N−1)のそれぞれに乗算される。選択部9
0は、第1比較用しきい値α1と、p(N+1)または
p(N−1)の積のうち、いずれか大きい方を選択し、
コンパレータ96に供給する。コンパレータ96は、選
択部90で選択されたα1×p(N+1)またはα1×
p(N−1)のいずれか大きい方と、p(N)とを比較
する。
(N+2)およびp(N−2)のそれぞれに乗算され、
選択部92が、α2×p(N+2)またはα2×p(N
−2)の積のうち、いずれか大きい方を選択し、コンパ
レータ96に供給する。コンパレータ96は、α2×p
(N+2)またはα2×p(N−2)のいずれか大きい
方と、p(N)とを比較する。また、第3比較用しきい
値α3は、p(N+3)およびp(N−3)のそれぞれ
に乗算され、選択部94が、α3×p(N+3)または
α3×p(N−3)の積のうち、いずれか大きい方を選
択し、コンパレータ96に供給する。コンパレータ96
は、α3×p(N+3)またはα3×p(N−3)のい
ずれか大きい方と、p(N)とを比較する。
(N)と、選択部90、92、94のそれぞれから供給
される乗算値とを比較する。p(N)が、選択部90、
92、94の少なくとも一つから供給された値よりも大
きいか又は等しければ、波形歪判別器80は、このパス
波形に歪みがないことを判別する。コンパレータ96に
おける波形歪判別用の条件式を、以下に示す。 p(N)>=MAX(p(N+1),p(N−1))×α1 ・・・ p(N)>=MAX(p(N+2),p(N−2))×α2 ・・・ p(N)>=MAX(p(N+3),p(N−3))×α3 ・・・ ここで、MAX(x,y)は、xまたはyのうち、いず
れか大きい方の値を示す関数である。p(N+m)また
はp(N−m)のうちいずれか大きい値を選択すること
によって、p(N+m)とp(N−m)のセットにおけ
る、ピークp(N)との傾きがなだらかな側で、相関プ
ロファイルにおける波形の歪みの有無を判別することに
なる。
いずれか一つでも成立すれば、p(N)のピーク値を有
するパスに歪みがないことが判別される。逆に、式〜
のいずれもが成立しないとき、そのパスは、歪みを有
することが判別される。この例においては、一つのパス
が7個のサンプル点により表現されているが、パスが、
より多くのサンプル点で表現される場合には、波形歪判
別用の条件式を増やしてもよく、より少ないサンプル点
で表現される場合には、波形歪判別用の条件式を減らし
てもよい。別の実施例においては、式〜の全てが成
立した場合にのみ、波形に歪みがないことが判別される
ようにしてもよく、また、式〜における特定の式が
成立した場合にのみ、歪みのないことが判別されるよう
にしてもよい。また、本実施例では、ピーク点を中心と
してp(N+m)またはp(N−m)の比の小さい側を
用いて波形歪みの判別を行っているが、別の実施例で
は、比の大きい側を用いて波形歪みの判別を行ってもよ
い。この場合は、傾きが急峻な側で、相関プロファイル
における波形の歪みの有無を判別することになる。
(N)と、各相関値との関係を説明するための遅延プロ
ファイルである。図10においては、p(N+1)>p
(N−1)、p(N−2)>p(N+2)、p(N−
3)>p(M+3)の関係が成立している。そのため、
本実施例においては、式〜に基づいて、 p(N)>=p(N+1)×α1 p(N)>=p(N−2)×α2 p(N)>=p(N−3)×α3 のいずれかが成立すると、このパスが、復調用パスとし
て認定される。本実施形態においては、p(N)は、必
ずしもパス認定しきい値を越えている必要はなく、近隣
にある相関値との関係において、式〜のいずれかを
満たすことが、パス認定の条件となる。別の実施形態に
おいては、パス認定しきい値を超えたピーク値を有する
パスが多く存在する場合に、相関プロファイルの波形歪
みを検出することによって、それらのパスから最適な復
調用パスを選択してもよい。この実施例では、p(N)
と、他の相関値との比に基づいた復調用パスの認定方法
について説明したが、式に示されるように、比の関係
は、相関値の各点間の傾きの関係に置き換えることが可
能である。したがって、別の実施例においては、相関値
の差に基づいて、相関プロファイルにおける波形の歪み
を判別し、復調用パスの認定をすることも可能である。
(N)と、ピーク値とは異なる相関値との比に基づい
て、波形の歪みを判別したが、他の相関値同士の比に基
づいて、パス認定を行うことも可能である。例えば、隣
り合った相関値同士の比に基づいて波形の歪みを判別す
ることも可能であり、一つ置きまたは二つ置きの相関値
の比に基づいて、波形の歪みを判別してもよい。
を判別する場合の波形歪判別用の条件式を以下に示す。 MIN(p(N)/p(N+1),p(N)/p(N−
1))>=β1 MIN(p(N+1)/p(N+2),p(N−1)/
p(N−2))>=β2 MIN(p(N+2)/p(N+3),p(N−2)/
p(N−3))>=β3 ここで、MIN(x,y)は、xまたはyのうち、いず
れか小さい方の値を示す関数である。p(N+m)/p
(N+m+1)またはp(N−m)/p(N−m−1)
のうちいずれか小さい値を選択することによって、隣り
合った相関値間の傾きのなだらかな側で、相関プロファ
イルにおける波形の歪みの有無を判別することになる。
比較用しきい値β1、β2、β3は、上記式における比
のそれぞれに対して予め定められる。隣り合った相関値
の比と、比較用しきい値とが比較され、その比較結果に
基づいて、パス波形の歪みの有無が判別される。
成立する場合には、そのパスに歪みがないことが判別さ
れ、そのパスが復調するために用いられる復調用パスと
して認定されてもよい。逆に、上記式のいずれもが満た
されない場合には、そのパスに歪みがあることが判別さ
れてもよい。
認定のフローチャートである。S10で、パス認定フロ
ーが開始される。S12で、所定のサンプリング周期
で、受信信号と、位相をずらした複数の拡散符号との相
関値を測定する。それから、S14で相関値を平均化し
て、メモリに格納する。S16で、相関値と所定のノイ
ズしきい値とを比較し、相関値がノイズしきい値よりも
小さければ、S20で、その遅延タイミングにおける相
関値をノイズとして認定する。一方、相関値がノイズし
きい値より大きければ、S18で、複数の相関値により
構成される相関プロファイルのピーク値と、所定のパス
しきい値とを比較する。
ば、S30で、相関プロファイルにおける波形の歪みを
判別する。判別した結果、S32で、あるパスを構成す
る波形においてパス歪みがあるか否かが検出される。パ
ス歪みがないことが判別されると、S22で、当該パス
を、受信信号を復調するために用いることができる復調
用パスとして認定し、そのレベルおよびタイミングをメ
モリに格納する。一方、パス歪みがあることが判別され
ると、S34で、前回のタイムスロットにおける測定か
ら今回も連続して歪みが存在しているか否かが判定され
る。連続したタイムスロットにおいて、その遅延タイミ
ングで前回に引き続き、今回も歪みが存在することが判
定されると、当該パスは、有効パスとして認定されず、
S20で、ノイズとして認定される。一方、S34で、
前回の測定では歪みが存在していなかったが、今回の測
定で歪みが検出されたことが判定されると、そのパス
は、S36で、歪みを有するレベル大のパスとしてメモ
リに格納される。例えば、通信端末が待ち受けモードに
あるときには、このパスは、復調用パスになりうる候補
として用いられることが可能である。後のタイムスロッ
トにおいて受信レベルおよび波形歪みなどを測定される
ことによって、そのパスが、復調用パスとして認定され
る可能性を残してもよい。
よりも小さかった場合には、S38で、相関プロファイ
ルにおける波形の歪みを判別する。判別した結果、S4
0で、あるパスを構成する波形においてパス歪みがある
か否かが検出される。パス歪みが存在する場合には、当
該パスは、有効パスとして認定されず、S20でノイズ
として認定される。一方、S40でパス歪みが無いこと
が検出されると、S42で、前回のタイムスロットにお
ける測定から今回も連続して歪みが存在していなかった
か否かが判定される。連続したタイムスロットにおい
て、その遅延タイミングで前回に引き続き、今回も歪み
が存在していなかったことが判定されると、S22で、
当該パスは、有効パスとして認定され、そのレベルおよ
びタイミングをメモリに格納する。一方、前回のタイム
スロットで波形の歪みが観測され、今回のタイムスロッ
トで波形に歪みがないことが観測された場合には、S4
4で、当該パスが、歪みを有しないレベル小のパスとし
てメモリに格納される。後のタイムスロットにおいて受
信レベルおよび波形歪みなどを測定されることによっ
て、そのパスが、復調用パスとして認定される可能性を
残してもよい。以上のフローを実行することによって、
S24で、パス認定フローが終了する。
別フローチャートである。S50で、歪判別フローを開
始する。S52で、相関値に、比較用しきい値を乗算す
る。本実施例では、相関プロファイルにおける波形の歪
みを検出するために、ピーク値p(N)と、ピーク値p
(N)以外の4つの相関値を用いる。また、p(N)
と、p(N+1)およびp(N−1)の比に対して定め
られる第1比較用しきい値α1は、0.20dBであ
り、p(N)と、p(N+2)およびp(N−2)の比
に対して定められる第2比較用しきい値α2は、1.9
5dBとする。乗算結果は、以下の式で表現される。 p’(N+1)=p(N+1)×0.20dB p’(N−1)=p(N−1)×0.20dB p’(N+2)=p(N+2)×1.95dB p’(N−2)=p(N−2)×1.95dB S54で、p’(N+1)またはp’(N−1)のいず
れか大きい方をP(1)と表現し、p’(N+2)また
はp’(N−2)のいずれか大きい方をP(2)と表現
する。S56で、P(1)またはP(2)のいずれか小
さい方を選択し、Paと表現する。
較する。Paがp(N)より小さければ、S62で当該
パスが波形歪みを有していることが判定される。一方、
Paがp(N)以下であれば、S60で当該パスが波形
歪みを有していないことが判定される。このように波形
の歪みの有無を判定し、波形歪判別フローが終了する。
において、所定の遅延タイミングにおけるパスの測定を
行ったシミュレーション結果を示す。本シミュレーショ
ンでは、相関プロファイルにおける波形の歪みを検出す
るために、図12に関連して説明した波形歪判別フロー
を利用している。図中、棒グラフは、パスにおけるピー
ク値のレベルを示す。このシミュレーションにおいて、
タイムスロット0、5、6、8、9、10、14におけ
るピークレベルは、所定のパス認定しきい値を下回って
いる。そのため、従来のパス認定方法では、これらのタ
イムスロットで、このパスを消失し、ノイズとして扱っ
ていた。
ク値と各相関値との比を利用して、相関プロファイルに
おける波形の歪みを求めることにより、相関ピーク値が
パス認定しきい値を超えない場合であっても、そのパス
を有効な復調用パスとして認定することが可能となる。
本シミュレーションにおいては、タイムスロット0、
5、6、8、9、10、14においても、当該パスを復
調用パスとして認定することが可能となった。そのた
め、連続する16のタイムスロットにおいて、常にこの
測定パスを、復調可能なパスとして認識し、安定した通
信を実現することが可能となった。
れば、優れたパス認定方法を実現することができる。以
上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の
技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定され
ない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えるこ
とができることが当業者に明らかである。その様な変更
又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる
ことが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
システムにおいて、安定した優れたパス認定方法を提供
することができる、という効果を奏する。
号処理部10の構成を示す。
われるパス認定のフローチャートである。
を示す。
m)の機能構成を示す。
おける本発明によるベースバンド信号処理部40の構成
の一実施形態を示す。
される受信パスの波形を示す。
形をフーリエ変換することによって得られた周波数伝達
関数または周波数特性の曲線を示す。
示す。
相関値との関係を説明するための遅延プロファイルであ
る。
チャートである。
ートである。
定の遅延タイミングにおける一つのパスの測定を行った
シミュレーション結果を示す。
成部、14・・相関器、16・・メモリ、18・・コン
パレータ、20、22・・レジスタ、30・・移動局、
32・・送受信部、34・・送受信増幅部、36・・制
御部、38・・無線部、40・・ベース信号処理部、4
2・・端末インターフェース部、50・・基地局、52
・・送受信部、54・・送受信増幅部、56・・無線
部、58・・ベースバンド信号処理部、60・・無線基
地局制御部、62・・有線伝送路インターフェース部、
70・・基地局制御装置、80・・波形歪判別器、82
・・パス認定部、84、86、88・・レジスタ、9
0、92、94・・選択部、96・・コンパレータ、1
00・・CDMA方式無線通信システム
Claims (15)
- 【請求項1】 CDMA方式無線通信システムにおい
て、受信信号に含まれる複数のパスから、復調するため
に用いることができる復調用パスを認定する方法であっ
て、 前記受信信号と拡散符号との相関値を演算により求める
相関値演算ステップと、 一つのパスにおける少なくとも2つの相関値に基づい
て、当該パスが前記復調用パスであることを認定するパ
ス認定ステップとを備えたことを特徴とするパス認定方
法。 - 【請求項2】 前記パス認定ステップは、 相関値のピーク値と、前記ピーク値とは異なる相関値と
の比に基づいて、前記復調用パスを認定するステップを
有することを特徴とする請求項1に記載のパス認定方
法。 - 【請求項3】 前記パス認定ステップは、 前記相関値のピーク値と、前記ピーク値とは異なる複数
の相関値との比を求めるステップと、 求められた複数の前記比と、前記比のそれぞれに対して
予め定められた比較用しきい値とを比較する比較ステッ
プと、 前記比較ステップにおける比較結果に基づいて、前記受
信信号から前記復調用パスを認定するステップとを有す
ることを特徴とする請求項2に記載のパス認定方法。 - 【請求項4】 前記パス認定ステップは、 隣り合った相関値に基づいて、前記復調用パスを認定す
るステップを有することを特徴とする請求項1に記載の
パス認定方法。 - 【請求項5】 前記パス認定ステップは、 複数の相関値のうち、それぞれ隣り合った相関値の比を
求めるステップと、 求められた複数の前記比と、前記比のそれぞれに対して
定められた比較用しきい値とを比較する比較ステップ
と、 前記比較ステップにおける比較結果に基づいて、前記受
信信号から前記復調用パスを認定するステップとを有す
ることを特徴とする請求項4に記載のパス認定方法。 - 【請求項6】 前記パス認定ステップは、少なくとも2
つの相関値の差に基づいて、前記復調用パスを認定する
ステップを有することを特徴とする請求項1に記載のパ
ス認定方法。 - 【請求項7】 CDMA方式無線通信システムにおい
て、受信信号に含まれる複数のパスから、復調するため
に用いることができる復調用パスを認定する方法であっ
て、 前記受信信号と拡散符号との相関値を演算により求める
相関値演算ステップと、 前記相関値演算ステップにおいて求められた複数の相関
値に基づいて構成される相関プロファイルをフーリエ変
換することによって得られた曲線の傾きを検出し、前記
相関プロファイルにおける波形の歪みを判別する判別ス
テップと、 前記判別ステップにおける判別結果に基づいて、前記受
信信号から前記復調用パスを認定するパス認定ステップ
とを備えたことを特徴とするパス認定方法。 - 【請求項8】 CDMA方式無線通信システムにおい
て、受信信号に含まれる複数のパスから、復調するため
に用いることができる復調用パスを認定する方法であっ
て、 前記受信信号と拡散符号との相関値を演算により求める
相関値演算ステップと、 複数の相関値に基づいて構成される相関プロファイルの
ピーク値と、所定のパスしきい値とを比較する比較ステ
ップと、 前記相関プロファイルにおける波形の歪みを判別する歪
判別ステップと、 前記歪判別ステップにおける判別結果と、前記比較ステ
ップにおいて得られた比較結果とに基づいて、前記受信
信号から前記復調用パスを認定するパス認定ステップと
を備えたことを特徴とするパス認定方法。 - 【請求項9】 前記パス認定ステップは、 前記比較ステップにおいて前記ピーク値が前記パスしき
い値よりも小さいことを示す比較結果が得られ、前記歪
判別ステップにおいて前記相関プロファイルの波形に歪
みがないことを示す判別結果が得られた場合に、当該パ
スを前記復調用パスとして認定するステップを有するこ
とを特徴とする請求項8に記載のパス認定方法。 - 【請求項10】 信号を受信する受信部と、 位相のずれた複数の拡散符号を生成する拡散符号生成部
と、 受信した受信信号と、前記複数の拡散符号に基づいて相
関値を演算により求める相関器と、 前記相関器で得られた複数の相関値を格納するメモリ
と、 前記複数の相関値に基づいて構成される相関プロファイ
ルにおける波形の歪みを、少なくとも2つの相関値に基
づいて判別する波形歪判別器とを備えることを特徴とす
るCDMA方式無線通信端末。 - 【請求項11】 前記波形歪判別器における判別結果に
基づいて、前記受信信号に含まれる複数のパスから、復
調するために用いることができる復調用パスを認定する
パス認定部を備えることを特徴とする請求項10に記載
のCDMA方式無線通信端末。 - 【請求項12】 前記波形歪判別器は、相関値のピーク
値と、前記ピーク値とは異なる相関値との比に基づい
て、相関プロファイルにおける波形の歪みを判別するこ
とを特徴とする請求項10または11に記載のCDMA
方式無線通信端末。 - 【請求項13】 前記波形歪判別器は、隣り合った相関
値の比に基づいて、相関プロファイルにおける波形の歪
を判別することを特徴とする請求項10または11に記
載のCDMA方式無線通信端末。 - 【請求項14】 前記波形歪判別器は、相関値の差に基
づいて、相関プロファイルにおける波形の歪を判別する
ことを特徴とする請求項10または11に記載のCDM
A方式無線通信端末。 - 【請求項15】 基地局と移動局とを備えたCDMA方
式無線通信システムにおいて、前記基地局が前記移動局
に信号を送信し、 前記移動局が、 信号を受信する受信部と、 位相のずれた複数の拡散符号を生成する拡散符号生成部
と、 受信した受信信号と、前記複数の拡散符号に基づいて相
関値を演算により求める相関器と、 前記相関器で得られた複数の相関値を格納するメモリ
と、 前記複数の相関値に基づいて構成される相関プロファイ
ルにおける波形の歪みを、少なくとも2つの相関値に基
づいて判別する波形歪判別器と、 前記波形歪判別器における判別結果に基づいて、前記受
信信号に含まれる複数のパスから、復調するために用い
ることができる復調用パスを認定するパス認定部とを有
することを特徴とするCDMA方式無線通信システム。
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