JP2001196965A - 送受信装置 - Google Patents
送受信装置Info
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- JP2001196965A JP2001196965A JP2000007146A JP2000007146A JP2001196965A JP 2001196965 A JP2001196965 A JP 2001196965A JP 2000007146 A JP2000007146 A JP 2000007146A JP 2000007146 A JP2000007146 A JP 2000007146A JP 2001196965 A JP2001196965 A JP 2001196965A
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受信音声回路への送信波の回り込みによるノ
イズを容易に低減することのできる送受信装置を提供す
ること。 【解決手段】 受話音声信号にノイズ成分が含まれてい
る場合、受話音声信号はスピーカ121の手前で分岐さ
れる。ノイズ成分を含んだ受話音声信号は、A/D変換
器115によってデジタル値に変換された後、デジタル
処理部111にフィードバックされる。デジタル処理部
111では、フィードバックされたデジタル値と、遅延
処理を施したデジタル音声データとの差分を算出する。
この差分の位相を反転させ、デジタル音声データ出力に
付加する。
イズを容易に低減することのできる送受信装置を提供す
ること。 【解決手段】 受話音声信号にノイズ成分が含まれてい
る場合、受話音声信号はスピーカ121の手前で分岐さ
れる。ノイズ成分を含んだ受話音声信号は、A/D変換
器115によってデジタル値に変換された後、デジタル
処理部111にフィードバックされる。デジタル処理部
111では、フィードバックされたデジタル値と、遅延
処理を施したデジタル音声データとの差分を算出する。
この差分の位相を反転させ、デジタル音声データ出力に
付加する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送受信装置に関する
ものであり、より具体的には、送信波の受信音声回路へ
の回り込みによるノイズを軽減することができる送受信
装置に関する。
ものであり、より具体的には、送信波の受信音声回路へ
の回り込みによるノイズを軽減することができる送受信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信携帯端末の小型化に伴
い、アンテナから放射された送信波が受信音声回路へ回
り込み、ノイズが発生することが問題となっている。こ
のような送信波の受信音声回路への回り込みは、電磁シ
ールドの強化、あるいはバイパスコンデンサの追加が一
般的であった。その他、これを解決するものとして、特
開平9−36764号の送受信装置が提案されている。
この送受信装置は、図3に示すように、送信機305に
接続された送信用アンテナ301、受信機306に接続
された受信用アンテナ302、アンテナ間の回り込みを
軽減するためのアンテナ結合軽減装置303、妨害波除
去装置304とを有している。アンテナ結合軽減装置3
03は、送信ケーブル301cに挿入した方向性結合器
307によって送信波f1の一部を導出し、可変減衰器
308及び位相ケーブル309で、導出した送信波f1
の振幅及び位相を処理して方向性結合器310に供給
し、方向性結合器310で、受信用アンテナ302で受
信した信号(受信信号f2+送信波f1)との打ち消し合
成を行う。一方、妨害波除去装置304は、送信ケーブ
ル301cに挿入した方向性結合器311によって送信
波f1の一部を導出し、電圧可変移相器312、電圧可
変減衰器313を経て、受信ケーブル302cに挿入し
た方向性結合器314に供給する。さらに、方向性結合
器314の出力は方向性結合器315により分岐し、一
方を自動調整装置316に供給する。以上のような手順
で、受信機306に回り込む妨害波を相殺除去してい
た。
い、アンテナから放射された送信波が受信音声回路へ回
り込み、ノイズが発生することが問題となっている。こ
のような送信波の受信音声回路への回り込みは、電磁シ
ールドの強化、あるいはバイパスコンデンサの追加が一
般的であった。その他、これを解決するものとして、特
開平9−36764号の送受信装置が提案されている。
この送受信装置は、図3に示すように、送信機305に
接続された送信用アンテナ301、受信機306に接続
された受信用アンテナ302、アンテナ間の回り込みを
軽減するためのアンテナ結合軽減装置303、妨害波除
去装置304とを有している。アンテナ結合軽減装置3
03は、送信ケーブル301cに挿入した方向性結合器
307によって送信波f1の一部を導出し、可変減衰器
308及び位相ケーブル309で、導出した送信波f1
の振幅及び位相を処理して方向性結合器310に供給
し、方向性結合器310で、受信用アンテナ302で受
信した信号(受信信号f2+送信波f1)との打ち消し合
成を行う。一方、妨害波除去装置304は、送信ケーブ
ル301cに挿入した方向性結合器311によって送信
波f1の一部を導出し、電圧可変移相器312、電圧可
変減衰器313を経て、受信ケーブル302cに挿入し
た方向性結合器314に供給する。さらに、方向性結合
器314の出力は方向性結合器315により分岐し、一
方を自動調整装置316に供給する。以上のような手順
で、受信機306に回り込む妨害波を相殺除去してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな送受信装置はハードウェア構成が複雑であり、コス
ト的に非効率である。また、電磁シールドの強化を行っ
た場合にも、シールドケースの接触具合により、その効
果にばらつきが生じるという問題があった。本発明はこ
のような従来技術の課題に鑑みて、受信音声回路への送
信波の回り込みによるノイズを容易に低減することので
きる送受信装置を提供することを目的とする。
うな送受信装置はハードウェア構成が複雑であり、コス
ト的に非効率である。また、電磁シールドの強化を行っ
た場合にも、シールドケースの接触具合により、その効
果にばらつきが生じるという問題があった。本発明はこ
のような従来技術の課題に鑑みて、受信音声回路への送
信波の回り込みによるノイズを容易に低減することので
きる送受信装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、アンテナで受信した電波を増幅する高周
波増幅器と、高周波増幅器によって増幅された信号を中
間周波数に変換する周波数混合器と、中間周波数に変換
された信号を増幅する中間周波数増幅器と、中間周波数
増幅器によって増幅された信号をデジタル値に変換する
第1のA/D変換器と、デジタル値を復調する検波器
と、検波器からの出力値に対して受話音声処理を施すデ
ジタル処理部と、デジタル処理部から出力されるデジタ
ル音声データをアナログ音声信号に変換するD/A変換
器と、デジタル音声データの一部を取出し、遅延処理を
施す遅延回路と、D/A変換器から出力されたアナログ
音声信号を増幅し、増幅することによって得た受話音声
信号をスピーカに供給する受話側音声増幅器と、受話音
声信号にノイズ成分が含まれている場合、受話音声信号
をスピーカ手前で取出し、デジタル値に変換し、デジタ
ル処理部にフィードバックする第2のA/D変換器とを
具備したことを特徴とする送受信装置を提供する。ここ
で、デジタル処理部は、遅延回路によって遅延処理を施
したデジタル音声データと、第2のA/D変換器から出
力されたデジタル値との差分を算出し、位相を反転させ
た差分をデジタル音声データ出力に付加する。
決するために、アンテナで受信した電波を増幅する高周
波増幅器と、高周波増幅器によって増幅された信号を中
間周波数に変換する周波数混合器と、中間周波数に変換
された信号を増幅する中間周波数増幅器と、中間周波数
増幅器によって増幅された信号をデジタル値に変換する
第1のA/D変換器と、デジタル値を復調する検波器
と、検波器からの出力値に対して受話音声処理を施すデ
ジタル処理部と、デジタル処理部から出力されるデジタ
ル音声データをアナログ音声信号に変換するD/A変換
器と、デジタル音声データの一部を取出し、遅延処理を
施す遅延回路と、D/A変換器から出力されたアナログ
音声信号を増幅し、増幅することによって得た受話音声
信号をスピーカに供給する受話側音声増幅器と、受話音
声信号にノイズ成分が含まれている場合、受話音声信号
をスピーカ手前で取出し、デジタル値に変換し、デジタ
ル処理部にフィードバックする第2のA/D変換器とを
具備したことを特徴とする送受信装置を提供する。ここ
で、デジタル処理部は、遅延回路によって遅延処理を施
したデジタル音声データと、第2のA/D変換器から出
力されたデジタル値との差分を算出し、位相を反転させ
た差分をデジタル音声データ出力に付加する。
【0005】さらに、本発明は、アンテナで受信した電
波を増幅する高周波増幅器と、高周波増幅器によって増
幅された信号を中間周波数に変換する周波数混合器と、
中間周波数に変換された信号を増幅する中間周波数増幅
器と、中間周波数増幅器によって増幅された信号をデジ
タル値に変換する第1のA/D変換器と、デジタル値を
復調する検波器と、検波器からの出力値に対して受話音
声処理を施すデジタル処理部と、デジタル処理部から出
力されるデジタル音声データをアナログ音声信号に変換
するD/A変換器と、D/A変換器から出力されたアナ
ログ音声信号を増幅し、増幅することによって得た受話
音声信号をスピーカに供給する受話側音声増幅器と、受
話音声信号にノイズ成分が含まれている場合、受話音声
信号をスピーカ手前で取出し、デジタル値に変換し、デ
ジタル処理部にフィードバックする第2のA/D変換器
とを具備したことを特徴とする送受信装置を提供する。
ここで、デジタル処理部は、デジタル音声データに遅延
処理を施す演算部を有しており、遅延処理を施したデジ
タル音声データと、第2のA/D変換器から出力された
デジタル値との差分を算出し、位相を反転させた差分を
デジタル音声データ出力に付加する。
波を増幅する高周波増幅器と、高周波増幅器によって増
幅された信号を中間周波数に変換する周波数混合器と、
中間周波数に変換された信号を増幅する中間周波数増幅
器と、中間周波数増幅器によって増幅された信号をデジ
タル値に変換する第1のA/D変換器と、デジタル値を
復調する検波器と、検波器からの出力値に対して受話音
声処理を施すデジタル処理部と、デジタル処理部から出
力されるデジタル音声データをアナログ音声信号に変換
するD/A変換器と、D/A変換器から出力されたアナ
ログ音声信号を増幅し、増幅することによって得た受話
音声信号をスピーカに供給する受話側音声増幅器と、受
話音声信号にノイズ成分が含まれている場合、受話音声
信号をスピーカ手前で取出し、デジタル値に変換し、デ
ジタル処理部にフィードバックする第2のA/D変換器
とを具備したことを特徴とする送受信装置を提供する。
ここで、デジタル処理部は、デジタル音声データに遅延
処理を施す演算部を有しており、遅延処理を施したデジ
タル音声データと、第2のA/D変換器から出力された
デジタル値との差分を算出し、位相を反転させた差分を
デジタル音声データ出力に付加する。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図1〜2を参照して本発明
による送受信装置の実施の形態を詳細に説明する。図1
は本発明による送受信装置の第1の実施の形態であり、
図2は本発明による送受信装置の第2の実施の形態であ
る。図1に示すのは、本発明の第1の実施の形態である
送受信装置の全体構成図である。本発明による送受信装
置は、マイク139から入力された音声データをアンテ
ナ143から送信する送信部100と、アンテナ143
で受信した電波を音声データに変換し、スピーカ121
から出力する受信部110とで構成されている。送信部
100では、マイク139から入力された音声データ
を、低周波増幅器137で増幅し、増幅して得たアナロ
グ音声信号をA/D変換器135によってデジタル値に
変換する。これらのデジタル値は離散的な値であるた
め、符号化処理回路133によって符号に変換される。
符号化されたデジタル値は、D/A変換器129及び1
31によってアナログ音声信号に変換される。
による送受信装置の実施の形態を詳細に説明する。図1
は本発明による送受信装置の第1の実施の形態であり、
図2は本発明による送受信装置の第2の実施の形態であ
る。図1に示すのは、本発明の第1の実施の形態である
送受信装置の全体構成図である。本発明による送受信装
置は、マイク139から入力された音声データをアンテ
ナ143から送信する送信部100と、アンテナ143
で受信した電波を音声データに変換し、スピーカ121
から出力する受信部110とで構成されている。送信部
100では、マイク139から入力された音声データ
を、低周波増幅器137で増幅し、増幅して得たアナロ
グ音声信号をA/D変換器135によってデジタル値に
変換する。これらのデジタル値は離散的な値であるた
め、符号化処理回路133によって符号に変換される。
符号化されたデジタル値は、D/A変換器129及び1
31によってアナログ音声信号に変換される。
【0007】これらのアナログ音声信号は、変調器12
7によって変調され、周波数混合器125によって当該
周波数に変換される。当該周波数に変換されたアナログ
音声信号は高周波増幅器123によって増幅され、デュ
ープレクサ141を介してアンテナ143に供給され
る。受信部110では、まず、アンテナ143で受信し
た電波を高周波増幅器101で増幅し、高周波増幅器1
01で増幅された信号を周波数混合器103で中間周波
数に変換する。中間周波数に変換された信号は、中間周
波数増幅器105で増幅され、A/D変換器107でデ
ジタル値に変換される。これらのデジタル値は検波器1
09で復調され、デジタル処理部111は検波器109
からの出力値に対して受話音声処理を施す。
7によって変調され、周波数混合器125によって当該
周波数に変換される。当該周波数に変換されたアナログ
音声信号は高周波増幅器123によって増幅され、デュ
ープレクサ141を介してアンテナ143に供給され
る。受信部110では、まず、アンテナ143で受信し
た電波を高周波増幅器101で増幅し、高周波増幅器1
01で増幅された信号を周波数混合器103で中間周波
数に変換する。中間周波数に変換された信号は、中間周
波数増幅器105で増幅され、A/D変換器107でデ
ジタル値に変換される。これらのデジタル値は検波器1
09で復調され、デジタル処理部111は検波器109
からの出力値に対して受話音声処理を施す。
【0008】デジタル処理部111から出力されるデジ
タル音声データは、D/A変換器117でアナログ音声
信号に変換される。ここで、デジタル音声データの一部
は、遅延回路113によって取出され、遅延処理が施さ
れる。そして、受話側音声増幅器119は、D/A変換
器117から出力されたアナログ音声信号を増幅し、増
幅することによって得た受話音声信号をスピーカ121
に供給する。ここで、受話音声信号にノイズ成分が含ま
れている場合、受話音声信号はスピーカ121の手前で
分岐される。ノイズ成分を含んだ受話音声信号は、A/
D変換器115によってデジタル値に変換された後、デ
ジタル処理部111にフィードバックされる。デジタル
処理部111では、フィードバックされたデジタル値
と、遅延回路113によって遅延処理が施されたデジタ
ル音声データとの差分を算出する。この差分の位相を反
転させ、デジタル音声データ出力に付加するとノイズ成
分が相殺される。すなわち、ノイズを除去することがで
きる。
タル音声データは、D/A変換器117でアナログ音声
信号に変換される。ここで、デジタル音声データの一部
は、遅延回路113によって取出され、遅延処理が施さ
れる。そして、受話側音声増幅器119は、D/A変換
器117から出力されたアナログ音声信号を増幅し、増
幅することによって得た受話音声信号をスピーカ121
に供給する。ここで、受話音声信号にノイズ成分が含ま
れている場合、受話音声信号はスピーカ121の手前で
分岐される。ノイズ成分を含んだ受話音声信号は、A/
D変換器115によってデジタル値に変換された後、デ
ジタル処理部111にフィードバックされる。デジタル
処理部111では、フィードバックされたデジタル値
と、遅延回路113によって遅延処理が施されたデジタ
ル音声データとの差分を算出する。この差分の位相を反
転させ、デジタル音声データ出力に付加するとノイズ成
分が相殺される。すなわち、ノイズを除去することがで
きる。
【0009】図2に示すのは、本発明の第2の実施の形
態である送受信装置の全体構成図である。なお、図1に
示したものと同一のものには同符号を用い、その説明は
省略する。図2に示した送受信装置は、マイク139か
ら入力された音声データをアンテナ143から送信する
送信部100と、アンテナ143で受信した電波を音声
データに変換し、スピーカ121から出力する受信部2
10とで構成されている。受信部210は、アンテナ1
43で受信した電波を高周波増幅器101で増幅し、高
周波増幅器101で増幅された信号を周波数混合器10
3で中間周波数に変換する。中間周波数に変換された信
号は、中間周波数増幅器105で増幅され、A/D変換
器107でデジタル値に変換される。これらのデジタル
値は検波器109で復調され、デジタル処理部211は
検波器109からの出力値に対して受話音声処理を施
す。
態である送受信装置の全体構成図である。なお、図1に
示したものと同一のものには同符号を用い、その説明は
省略する。図2に示した送受信装置は、マイク139か
ら入力された音声データをアンテナ143から送信する
送信部100と、アンテナ143で受信した電波を音声
データに変換し、スピーカ121から出力する受信部2
10とで構成されている。受信部210は、アンテナ1
43で受信した電波を高周波増幅器101で増幅し、高
周波増幅器101で増幅された信号を周波数混合器10
3で中間周波数に変換する。中間周波数に変換された信
号は、中間周波数増幅器105で増幅され、A/D変換
器107でデジタル値に変換される。これらのデジタル
値は検波器109で復調され、デジタル処理部211は
検波器109からの出力値に対して受話音声処理を施
す。
【0010】デジタル処理部211から出力されるデジ
タル音声データは、D/A変換器117でアナログ音声
信号に変換される。ここで、デジタル処理部211内に
ある演算部(図示せず)は、デジタル音声データの一部
に対して遅延処理を施す。受話側音声増幅器119は、
D/A変換器117から出力されたアナログ音声信号を
増幅し、増幅することによって得た受話音声信号をスピ
ーカ121に供給する。 ここで、受話音声信号にノイ
ズ成分が含まれている場合、受話音声信号はスピーカ1
21の手前で分岐される。ノイズ成分を含んだ受話音声
信号は、A/D変換器115によってデジタル値に変換
された後、デジタル処理部211にフィードバックされ
る。
タル音声データは、D/A変換器117でアナログ音声
信号に変換される。ここで、デジタル処理部211内に
ある演算部(図示せず)は、デジタル音声データの一部
に対して遅延処理を施す。受話側音声増幅器119は、
D/A変換器117から出力されたアナログ音声信号を
増幅し、増幅することによって得た受話音声信号をスピ
ーカ121に供給する。 ここで、受話音声信号にノイ
ズ成分が含まれている場合、受話音声信号はスピーカ1
21の手前で分岐される。ノイズ成分を含んだ受話音声
信号は、A/D変換器115によってデジタル値に変換
された後、デジタル処理部211にフィードバックされ
る。
【0011】デジタル処理部211では、フィードバッ
クされたデジタル値と、遅延処理を施したデジタル音声
データとの差分を算出する。この差分の位相を反転さ
せ、デジタル音声データ出力に付加するとノイズ成分が
相殺される。すなわち、ノイズを除去することができ
る。以上、本発明の実施の形態を記したが、本発明は図
1〜2を用いて説明した実施の形態に限定されず、音声
出力部と音声入力部とを有し、双方向同時通話が可能な
送受信装置全般に応用できることは明らかである。
クされたデジタル値と、遅延処理を施したデジタル音声
データとの差分を算出する。この差分の位相を反転さ
せ、デジタル音声データ出力に付加するとノイズ成分が
相殺される。すなわち、ノイズを除去することができ
る。以上、本発明の実施の形態を記したが、本発明は図
1〜2を用いて説明した実施の形態に限定されず、音声
出力部と音声入力部とを有し、双方向同時通話が可能な
送受信装置全般に応用できることは明らかである。
【0012】
【発明の効果】このように本発明によれば、受信音声回
路への送信波の回り込みによるノイズを容易に低減する
ことのできる送受信装置を提供することが可能である。
路への送信波の回り込みによるノイズを容易に低減する
ことのできる送受信装置を提供することが可能である。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す送受信装置の
全体構成図。
全体構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す送受信装置の
全体構成図。
全体構成図。
【図3】従来の送受信装置の全体構成図。
101 高周波増幅器 103 中間周波数混合器 105 中間周波数増幅器 107,115 A/D変換器 109 検波器 111 デジタル処理部 113 遅延回路 117 D/A変換器 119 低周波増幅器 121 スピーカ 139 マイク
Claims (4)
- 【請求項1】 音声出力部と音声入力部とによる双方向
同時通話が可能な送受信装置において、 アンテナで受信した電波を増幅する高周波増幅器と、 前記高周波増幅器によって増幅された信号を中間周波数
に変換する周波数混合器と、 中間周波数に変換された信号を増幅する中間周波数増幅
器と、 前記中間周波数増幅器によって増幅された信号をデジタ
ル値に変換する第1のA/D変換器と、 前記デジタル値を復調する検波器と、 前記検波器からの出力値に対して受話音声処理を施すデ
ジタル処理部と、 前記デジタル処理部から出力されるデジタル音声データ
をアナログ音声信号に変換するD/A変換器と、 前記デジタル音声データの一部を取出し、遅延処理を施
す遅延回路と、 前記D/A変換器から出力されたアナログ音声信号を増
幅し、 増幅することによって得た受話音声信号を前記スピーカ
に供給する受話側音声増幅器と、 前記受話音声信号にノイズ成分が含まれている場合、 前記受話音声信号を前記スピーカ手前で取出し、 デジタル値に変換し、 前記デジタル処理部にフィードバックする第2のA/D
変換器と、を具備したことを特徴とする送受信装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の送受信装置において、 前記デジタル処理部は、前記遅延回路によって遅延処理
を施したデジタル音声データと、前記第2のA/D変換
器から出力されたデジタル値との差分を算出し、 位相
を反転させた前記差分をデジタル音声データ出力に付加
することを特徴とする送受信装置。 - 【請求項3】 音声出力部と音声入力部とによる双方向
同時通話が可能な送受信装置において、 アンテナで受信した電波を増幅する高周波増幅器と、 前記高周波増幅器によって増幅された信号を中間周波数
に変換する周波数混合器と、 中間周波数に変換された信号を増幅する中間周波数増幅
器と、 前記中間周波数増幅器によって増幅された信号をデジタ
ル値に変換する第1のA/D変換器と、 前記デジタル値を復調する検波器と、 前記検波器からの出力値に対して受話音声処理を施すデ
ジタル処理部と、 前記デジタル処理部から出力されるデジタル音声データ
をアナログ音声信号に変換するD/A変換器と、 前記D/A変換器から出力されたアナログ音声信号を増
幅し、 増幅することによって得た受話音声信号を前記スピーカ
に供給する受話側音声増幅器と、 前記受話音声信号にノイズ成分が含まれている場合、 前記受話音声信号を前記スピーカ手前で取出し、 デジタル値に変換し、 前記デジタル処理部にフィードバックする第2のA/D
変換器と、を具備したことを特徴とする送受信装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の送受信装置において、 前記デジタル処理部は、前記デジタル音声データに遅延
処理を施す演算部を有しており、 遅延処理を施したデジタル音声データと、前記第2のA
/D変換器から出力されたデジタル値との差分を算出
し、 位相を反転させた前記差分をデジタル音声データ出力に
付加することを特徴とする送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007146A JP2001196965A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007146A JP2001196965A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001196965A true JP2001196965A (ja) | 2001-07-19 |
Family
ID=18535569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007146A Pending JP2001196965A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 送受信装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2001196965A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007181021A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Murata Mfg Co Ltd | 電力増幅回路部およびそれを用いた無線通信機 |
KR100982698B1 (ko) | 2009-12-16 | 2010-09-16 | 국방과학연구소 | 차량 레이더 시스템 간의 열잡음 간섭을 감소시키 위한 송신 장치 및 이를 포함하는 차량 레이더 시스템 |
-
2000
- 2000-01-14 JP JP2000007146A patent/JP2001196965A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007181021A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Murata Mfg Co Ltd | 電力増幅回路部およびそれを用いた無線通信機 |
JP4687456B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2011-05-25 | 株式会社村田製作所 | 電力増幅回路部およびそれを用いた無線通信機 |
KR100982698B1 (ko) | 2009-12-16 | 2010-09-16 | 국방과학연구소 | 차량 레이더 시스템 간의 열잡음 간섭을 감소시키 위한 송신 장치 및 이를 포함하는 차량 레이더 시스템 |
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