JP2001196949A - 雑音抑制装置及びオーディオ装置 - Google Patents

雑音抑制装置及びオーディオ装置

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JP2001196949A
JP2001196949A JP2000005903A JP2000005903A JP2001196949A JP 2001196949 A JP2001196949 A JP 2001196949A JP 2000005903 A JP2000005903 A JP 2000005903A JP 2000005903 A JP2000005903 A JP 2000005903A JP 2001196949 A JP2001196949 A JP 2001196949A
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Jun Honda
潤 本田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング雑音を発生させる雑音源にラジ
オ放送電波を受信するチューナが接続されている場合で
あっても、当該スイッチング雑音の当該チューナへの印
加を効果的に抑制することが可能な雑音抑制装置を提供
する。 【解決手段】 ラジオ放送電波を受信する受信部10に
対する雑音の印加を抑制する雑音抑制装置において、ス
イッチング動作に起因するスイッチング雑音を発生させ
るスイッチング電源1の入力端子側に接続されたコモン
モードフィルタ2と、スイッチング電源1の出力端子と
受信部10の入力端子との間に接続されたコモンモード
フィルタ9と、コモンモードフィルタ2の入力端子と受
信部10の入力端子とを高周波数的に接続する高周波接
続部8と、を備え、コモンモードフィルタ2及び9が、
受信部10の受信周波数帯域と同じ周波数成分を有する
スイッチング雑音を抑制する減衰特性を夫々に有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雑音抑制装置及び
当該雑音抑制装置を含むオーディオ装置の技術分野に属
し、より詳細には、ラジオ放送電波を受信する受信装置
に対する雑音の印加を抑制する雑音抑制装置及び当該雑
音抑制装置を含むオーディオ装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジオ放送電波を受信するチュー
ナ及びCD(Compact Disc)に記録されている記録情
報を再生するためのCDプレーヤ等を含んで構成されて
いるオーディオシステムが一般化している。
【0003】このとき、当該オーディオシステムに用い
られる電源装置としては、雑音の発生を極力抑制する必
要があることから、比較的大型のトランスを含む電源装
置が用いられることが多かった。
【0004】一方、近年、いわゆるミニコンポに代表さ
れるように、上述したようなオーディオシステムの小型
化が図られる傾向にある。
【0005】これに伴い、当該ミニコンポ用の電源装置
としても極力小型化する必要性が生じてきているところ
であるが、従来用いられていた小型の電源装置として
は、トランジスタ等のスイッチング素子等を含むと共に
パーソナルコンピュータ等に一般的に用いられているい
わゆるスイッチング電源がある。
【0006】ここで、当該スイッチング電源について
は、例えば、「ノイズ対策の基礎(第3回)」(THE H
OTLINE,Vol.29,(TDK株式会社ホームページ上にて公
開(アドレス;http://www.tdk.co.jp/tjbcd01/bcd29.p
df)),pp.34-pp.40)等に詳しく開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当該ス
イッチング電源においては、それに含まれるスイッチン
グ素子が過渡状態であるときにいわゆるスイッチング雑
音が発生するが、このスイッチング雑音の周波数成分が
ラジオ放送電波の周波数成分を含んでいる場合があり、
この場合に当該スイッチング雑音が例えば電源ラインを
介して回り込む等によりラジオ放送電波を受信するチュ
ーナの動作に悪影響を及ぼしてしまう場合があるという
問題点があった。
【0008】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
為されたもので、その課題は、スイッチング雑音を発生
させる雑音源にラジオ放送電波を受信するチューナが接
続されている場合であっても、当該スイッチング雑音の
当該チューナへの印加を効果的に抑制することが可能な
雑音抑制装置及び当該雑音抑制装置を含むオーディオ装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、ラジオ放送電波を受信
する受信部等の受信装置に対する雑音の印加を抑制する
雑音抑制装置において、スイッチング動作に起因するス
イッチング雑音を発生させる雑音源の入力端子側に接続
されたコモンモードフィルタ等の第1フィルタ手段と、
前記雑音源の出力端子と前記受信装置の入力端子との間
に接続されたコモンモードフィルタ等の第2フィルタ手
段と、前記第1フィルタ手段の入力端子と前記受信装置
の入力端子とを高周波数的に接続する高周波接続部等の
接続手段と、を備え、前記第1フィルタ手段及び前記第
2フィルタ手段が、前記受信装置の受信周波数帯域と同
じ周波数成分を有する前記スイッチング雑音を抑制する
減衰特性を夫々に有しているように構成される。
【0010】よって、雑音源の両端に第1及び第2フィ
ルタ手段を接続すると共に第1フィルタ手段の入力端子
と受信装置の入力端子とを高周波数的に接続し、更に第
1フィルタ手段及び第2フィルタ手段における減衰特性
を、受信装置の受信周波数帯域と同じ周波数成分を有す
るスイッチング雑音を抑制する減衰特性とするので、ス
イッチング雑音を発生させる雑音源を受信装置に接続す
る場合にも、当該受信装置の入力端子における電位を安
定化させつつ当該スイッチング雑音の当該受信装置への
印加を効果的に抑制することができる。
【0011】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の雑音抑制装置におい
て、前記第1フィルタ手段の入力端子には交流電源信号
が印加されると共に、前記雑音源は、前記受信装置に当
該交流電源信号に対応する電源信号を供給するスイッチ
ング電源であるように構成される。
【0012】よって、雑音源としてスイッチング電源を
使用する場合にもスイッチング雑音が受信装置に印加さ
れることを抑制できると共に、当該スイッチング電源を
用いることで電源装置を小型化することができる。
【0013】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項2に記載の雑音抑制装置におい
て、前記雑音源は、前記スイッチング電源の出力端子に
接続された電源端子を有し、且つ、前記受信装置により
受信されたラジオ放送電波に対応するオーディオ信号を
増幅するD級アンプ等のD級増幅器であると共に、前記
受信装置の出力端子と前記D級増幅器の入力端子との間
に、前記第1フィルタ手段及び前記第2フィルタ手段と
同一の減衰特性を有するコモンモードフィルタ等の第3
フィルタ手段を備える。
【0014】よって、雑音源としてD級増幅器を用いる
場合でも、それから発生するスイッチング雑音を効果的
に抑制して受信装置が受ける影響を低減することができ
る。
【0015】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
雑音抑制装置において、前記第1フィルタ手段、前記第
2フィルタ手段及び前記第3フィルタ手段は、前記スイ
ッチング雑音であるコモンモード雑音のレベルを低減す
るコモンモードフィルタであるように構成される。
【0016】よって、スイッチング雑音のうち、特に影
響の大きいコモンモード雑音を効果的に抑制することが
できる。
【0017】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の
雑音抑制装置において、前記接続手段は、前記第1フィ
ルタ手段の入力端子と前記受信装置の入力端子とを高周
波数的に接続するコンデンサであるように構成される。
【0018】よって、スイッチング雑音を効果的に抑制
しつつ受信装置の入力端子の電位を安定化させることが
できる。
【0019】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の雑音抑制装置
と、前記受信装置と、前記受信されたラジオ放送電波に
対応するオーディオ信号を外部に出力するアンプ等の出
力手段と、を備える。
【0020】よって、スイッチング雑音を抑制すると共
に受信装置の入力端子における電位を安定化させること
で、装置全体を小型化しつつ高品位(すなわち、雑音成
分が低減されて高品質であることをいう。以下、同
様。)のオーディオ信号を出力することができる。
【0021】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項3から5のいずれか一項に記載の
雑音抑制装置と、前記受信装置と、前記D級増幅器と、
前記増幅されたオーディオ信号を外部に出力するスピー
カ等の出力手段と、を備える。
【0022】よって、スイッチング電源及びD級増幅器
において発生するスイッチング雑音を抑制すると共に受
信装置の入力端子における電位を安定化させることで、
装置全体を小型化しつつ高品位のオーディオ信号を出力
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明
する実施の形態は、ラジオ放送電波を受信する受信部を
少なくとも含むオーディオ装置に対して本発明を適用し
た場合の実施の形態である。
【0024】(I)第1実施形態 始めに、本発明に係る第1実施形態について、図1乃至
図3を用いて説明する。なお、図1は第1実施形態に係
るオーディオ装置の概要構成を示すブロック図であり、
図2はその具体的回路構成例を示す回路図であり、図3
は後述するコモンモードフィルタの減衰特性を示す図で
ある。また、図1は当該オーディオ装置における第1実
施形態に係る部分のみを示すものであり、実際の当該オ
ーディオ装置には、この他に上記CDプレーヤ又はグラ
フィックイコライザ、或いは後述するアンプ及びスピー
カ等が含まれている。
【0025】図1に示すように、第1実施形態に係るオ
ーディオ装置Sは、第1フィルタ手段としてのコモンモ
ードフィルタ2及び第2フィルタ手段としてのコモンモ
ードフィルタ9と、整流平滑部3及び6、スイッチング
回路4並びにトランス部5を含む雑音源としての公知の
スイッチング電源1と、高周波接続部7及び接続手段と
しての高周波接続部8と、アンテナ11が接続されてい
る受信装置としての受信部10と、出力手段としてのア
ンプ13と、により構成されている。
【0026】次に、各部の動作を説明する。
【0027】先ず、図示しない商用交流電源から交流電
源信号Sbt(より具体的には、商用の100ボルト電源
信号)が入力されるコモンモードフィルタ2は、当該交
流電源信号Sbtを通過させ、フィルタ電源信号Sffとし
てスイッチング電源1に出力すると共に、主として上記
スイッチング回路4におけるスイッチング動作の過渡期
に発生して当該スイッチング電源1から出力されてくる
スイッチング雑音(特に当該過渡期に発生するいわゆる
コモンモード雑音(同相雑音))のレベルを低減する。
【0028】これにより、スイッチング電源1は、交流
信号であるフィルタ電源信号Sffを直流に整流すると共
にスイッチング回路4における高速のスイッチング動作
により、高効率に直流電源信号Sdoを生成し、コモンモ
ードフィルタ9へ出力する。
【0029】このとき、高周波接続部7は、スイッチン
グ電源1の出力端子と整流平滑部3の出力端子とを高周
波数的に接続する。
【0030】なお、当該高周波接続部7は、主として上
記スイッチング回路4におけるスイッチング動作の過渡
期に発生する上記コモンモード雑音を吸収するために設
けられているものである。
【0031】次に、コモンモードフィルタ9は、コモン
モードフィルタ2と同様にスイッチング雑音のレベルを
低減し、直流のフィルタ電源信号Sdgを生成して受信部
10へ出力する。
【0032】そして、受信部10は、当該フィルタ電源
信号Sdgを電源電力としてアンテナ11により受信した
ラジオ放送電波に対して復調等の処理を施し、復調信号
Srbとしてアンプ13に出力する。
【0033】これにより、アンプ13は、当該復調信号
Srbを増幅し、オーディオ信号Sdvとして図示しないス
ピーカ等に出力する。
【0034】このとき、高周波接続部8は、コモンモー
ドフィルタ2の入力端子とコモンモードフィルタ9の出
力端子とを高周波数的(より具体的には、少なくとも、
受信部10において受信されるべきラジオ放送電波(特
にAMラジオ放送電波)の受信帯域以上の高周波数帯域
において)に接続する。これにより、コモンモードフィ
ルタ9の出力端子(換言すれば、受信部10の入力端
子)の電位の安定化を図ることが可能となり、電位の安
定したフィルタ電源信号Sdgを電源電力として受信部1
0へ供給することができる。
【0035】一方、コモンモードフィルタ2及び9は、
スイッチング電源1において発生するスイッチング雑音
が電源ライン等を介して受信部10に印加されることを
防止する機能を果たしていることとなる。
【0036】次に、図1に示す範囲のオーディオ装置S
を構成するための具体的な回路例について、図2及び図
3を用いて説明する。
【0037】先ず、図2に示すように、商用交流電源1
2に接続されるコモンモードフィルタ2として具体的に
は、コモンモードチョークコイル2aを図2に示すよう
に接続して構成することができる。
【0038】このとき、当該コモンモードフィルタ2に
おける減衰特性として具体的には、図3に示すように、
受信部10において受信されるべきラジオ放送電波(特
にAMラジオ放送電波)の受信帯域において上記スイッ
チング雑音の十分な抑制効果を有する程度の減衰率A
(具体的には、例えば−60dB程度)が得られるよう
に構成されている。
【0039】なお、コモンモードチョークコイル2aの
入力端子側には、スイッチング電源1から出力されてく
るスイッチング雑音のうち、特にその過渡期に発生する
いわゆるノーマルモード雑音(正相雑音)のレベルを低
減するためのコンデンサ14が接続されている。
【0040】次に、整流平滑部3として具体的には、四
つのダイオード3a乃至3dを図2に示すようにダイオ
ードブリッジとして接続して構成することができる。
【0041】更に、スイッチング回路4として具体的に
は、電解コンデンサ等の入力コンデンサ4aとトランジ
スタ等のスイッチング素子4bとを図2に示すように接
続して構成することができる。
【0042】また、トランス部5として具体的には、ト
ランス5aを図2に示すように接続して構成することが
できる。
【0043】更にまた、整流平滑部6として具体的に
は、ダイオード6aと電解コンデンサ等の出力コンデン
サ6bとを図2に示すように接続して構成することがで
きる。
【0044】そして、コモンモードフィルタ9として具
体的には、コモンモードチョークコイル9aを図2に示
すように接続して構成することができる。このとき、当
該コモンモードフィルタ9における減衰特性は、上記コ
モンモードフィルタ2と同様の図3に示す減衰特性とさ
れている。
【0045】これにより、コモンモードチョークコイル
9aの出力端子の両端の電位が上記直流のフィルタ電源
信号Sdgとして受信部10に供給される。
【0046】このとき、高周波接続部7は、単一のコン
デンサ7aを図2に示すように接続して構成することが
でき、更に高周波接続部8は、二つのコンデンサ8a及
び8bを夫々図2に示すように接続して構成することが
できる。
【0047】以上説明したように、第1実施形態に係る
オーディオ装置Sの動作によれば、スイッチング電源1
の両端にコモンモードフィルタ2及び9を接続すると共
にコモンモードフィルタ2の入力端子と受信部10の入
力端子とを高周波数的に接続し、更にコモンモードフィ
ルタ2及び9における減衰特性を、受信部10の受信周
波数帯域と同じ周波数成分を有するスイッチング雑音を
抑制する減衰特性とするので、スイッチング雑音を発生
させるスイッチング電源1を受信部10に接続して電源
電力を供給する場合にも、当該受信部10の入力端子に
おける電位(高周波数的な電位)を安定化させつつ当該
スイッチング雑音の当該受信部10への印加を効果的に
抑制することができ、高品位の復調信号Srbを出力する
ことができる。
【0048】また、スイッチング電源1を用いることで
オーディオ装置S自体を小型化することができる。
【0049】更に、スイッチング雑音のレベルを低減す
るフィルタがコモンモードフィルタ2及び9であるの
で、スイッチング雑音のうち、特に影響の大きいコモン
モード雑音を効果的に抑制することができる。
【0050】更にまた、コンデンサ8aによりコモンモ
ードフィルタ2の入力端子と受信部10の入力端子とを
高周波数的に接続しているので、スイッチング雑音を効
果的に抑制しつつ受信部10の入力端子の電位(高周波
数的な電位)を安定化させることができる。
【0051】(II)第2実施形態 次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態に
ついて、図4を用いて説明する。
【0052】なお、図4は第2実施形態係るオーディオ
装置S’の概要構成を示すブロック図である。
【0053】上述した第1実施形態においては、スイッ
チング雑音の発生源としてはスイッチング電源1のみで
ある場合について説明したが、本発明は、当該発生源と
して最近オーディオ装置に対して一般的に使用されつつ
あるいわゆるD級アンプ(D級増幅器)が含まれている
場合にも適用することができる。
【0054】すなわち、当該D級アンプを含むオーディ
オ装置S’として、図4に示すように、第1実施形態の
場合と同様の減衰特性を有するコモンモードフィルタ2
と、第1実施形態における高周波接続部7及びスイッチ
ング電源1を含むスイッチング電源1’と、第1実施形
態の場合と同様の減衰特性を有するコモンモードフィル
タ9と、第1実施形態の場合と同様の機能を有する高周
波接続部8と、アンテナ11を含む第1実施形態の場合
と同様の受信部10と、受信部10の入力端子とその出
力端子との間を高周波数的に接続するコンデンサ等より
なる高周波接続部18と、コモンモードフィルタ2又は
9と同様の減衰特性を有し受信部10から復調信号Srb
が入力される第3フィルタ手段としてのコモンモードフ
ィルタ15と、スイッチング電源1’から直流電源信号
Sdoが電源電力として供給されると共にコモンモードフ
ィルタ15から復調信号Srbに対応するフィルタ復調信
号Sfcが入力され、これを増幅することで受信したラジ
オ放送電波に対応するオーディオ信号Sdvを出力するD
級増幅器としてのD級アンプ16と、オーディオ信号S
dvを音に変換して出力する出力手段としてのスピーカ1
7と、により構成することができる。
【0055】このとき、コモンモードフィルタ2、9及
び15は、D級アンプ16及びスイッチング電源1’に
おいて発生するスイッチング雑音が電源ライン等を介し
て受信部10に印加されることを防止する機能を果たし
ていることとなる。
【0056】以上説明したように、第2実施形態のオー
ディオ装置S’によれば、第1実施形態のオーディオ装
置Sの効果に加えて、雑音源としてD級アンプ16が存
在する場合でも、それから発生するスイッチング雑音を
効果的に抑制して受信部10が受ける影響を低減し、高
品位のオーディオ信号Sdvを出力することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、雑音源の両端に第1及び第2フィルタ手
段を接続すると共に第1フィルタ手段の入力端子と受信
装置の入力端子とを高周波数的に接続し、更に第1フィ
ルタ手段及び第2フィルタ手段における減衰特性を、受
信装置の受信周波数帯域と同じ周波数成分を有するスイ
ッチング雑音を抑制する減衰特性とするので、スイッチ
ング雑音を発生させる雑音源を受信装置に接続する場合
にも、当該受信装置の入力端子における電位を安定化さ
せつつ当該スイッチング雑音の当該受信装置への印加を
効果的に抑制することができる。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、雑音源としてスイッチン
グ電源を使用する場合にもスイッチング雑音が受信装置
に印加されることを抑制できると共に、当該スイッチン
グ電源を用いることで電源装置を小型化することができ
る。
【0059】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、雑音源としてD級増幅器
を用いる場合でも、それから発生するスイッチング雑音
を効果的に抑制して受信装置が受ける影響を低減するこ
とができる。
【0060】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、第
1フィルタ手段、第2フィルタ手段及び第3フィルタ手
段がコモンモードフィルタであるので、スイッチング雑
音のうち、特に影響の大きいコモンモード雑音を効果的
に抑制することができる。
【0061】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、接
続手段が第1フィルタ手段の入力端子と受信装置の入力
端子とを高周波数的に接続するコンデンサであるので、
スイッチング雑音を効果的に抑制しつつ受信装置の入力
端子の電位を安定化させることができる。
【0062】請求項6に記載の発明によれば、スイッチ
ング雑音を抑制すると共に受信装置の入力端子における
電位を安定化させることで、装置全体を小型化しつつ高
品位のオーディオ信号を出力することができる。
【0063】請求項7に記載の発明によれば、スイッチ
ング電源及びD級増幅器において発生するスイッチング
雑音を抑制すると共に受信装置の入力端子における電位
を安定化させることで、装置全体を小型化しつつ高品位
のオーディオ信号を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のオーディオ装置の概要構成を示
すブロック図である。
【図2】第1実施形態のオーディオ装置の回路構成例を
示す回路図である。
【図3】第1実施形態のコモンモードフィルタの減衰特
性を示す図である。
【図4】第2実施形態のオーディオ装置の概要構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1、1’…スイッチング電源 2、9、15…コモンモードフィルタ 7a、8a、8b、14…コンデンサ 2a、9a…コモンモードチョークコイル 3、6…整流平滑部 3a、3b、3c、3d、6a…ダイオード 4…スイッチング回路 4a…入力コンデンサ 4b…スイッチング素子 5…トランス部 5a…トランス 6b…出力コンデンサ 7、8、18…高周波接続部 10…受信部 11…アンテナ 12…商用交流電源 16…D級アンプ 17…スピーカ S、S’…オーディオ装置 Sbt…交流電源信号 Sff、Sdg…フィルタ電源信号 Sdo…直流電源信号 Srb…復調信号 Sfc…フィルタ復調信号 Sdv…オーディオ信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月14日(2000.1.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図1】
【図2】
【図4】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジオ放送電波を受信する受信装置に対
    する雑音の印加を抑制する雑音抑制装置において、 スイッチング動作に起因するスイッチング雑音を発生さ
    せる雑音源の入力端子側に接続された第1フィルタ手段
    と、 前記雑音源の出力端子と前記受信装置の入力端子との間
    に接続された第2フィルタ手段と、 前記第1フィルタ手段の入力端子と前記受信装置の入力
    端子とを高周波数的に接続する接続手段と、 を備え、 前記第1フィルタ手段及び前記第2フィルタ手段が、前
    記受信装置の受信周波数帯域と同じ周波数成分を有する
    前記スイッチング雑音を抑制する減衰特性を夫々に有し
    ていることを特徴とする雑音抑制装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の雑音抑制装置におい
    て、 前記第1フィルタ手段の入力端子には交流電源信号が印
    加されると共に、 前記雑音源は、前記受信装置に当該交流電源信号に対応
    する電源信号を供給するスイッチング電源であることを
    特徴とする雑音抑制装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の雑音抑制装置におい
    て、 前記雑音源は、前記スイッチング電源の出力端子に接続
    された電源端子を有し、且つ、前記受信装置により受信
    されたラジオ放送電波に対応するオーディオ信号を増幅
    するD級増幅器であると共に、 前記受信装置の出力端子と前記D級増幅器の入力端子と
    の間に、前記第1フィルタ手段及び前記第2フィルタ手
    段と同一の減衰特性を有する第3フィルタ手段を備える
    ことを特徴とする雑音抑制装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    雑音抑制装置において、 前記第1フィルタ手段、前記第2フィルタ手段及び前記
    第3フィルタ手段は、前記スイッチング雑音であるコモ
    ンモード雑音のレベルを低減するコモンモードフィルタ
    であることを特徴とする雑音抑制装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    雑音抑制装置において、 前記接続手段は、前記第1フィルタ手段の入力端子と前
    記受信装置の入力端子とを高周波数的に接続するコンデ
    ンサであることを特徴とする雑音抑制装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の雑音抑制装置
    と、 前記受信装置と、 前記受信されたラジオ放送電波に対応するオーディオ信
    号を外部に出力する出力手段と、 を備えることを特徴とするオーディオ装置。
  7. 【請求項7】 請求項3から5のいずれか一項に記載の
    雑音抑制装置と、 前記受信装置と、 前記D級増幅器と、 前記増幅されたオーディオ信号を外部に出力する出力手
    段と、 を備えることを特徴とするオーディオ装置。
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