JP2001196823A - 2周波アンテナ装置 - Google Patents

2周波アンテナ装置

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JP2001196823A
JP2001196823A JP2000004015A JP2000004015A JP2001196823A JP 2001196823 A JP2001196823 A JP 2001196823A JP 2000004015 A JP2000004015 A JP 2000004015A JP 2000004015 A JP2000004015 A JP 2000004015A JP 2001196823 A JP2001196823 A JP 2001196823A
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antenna
mobile phone
helical
rod
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Kiyohito Sakamoto
清仁 坂本
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ANTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上系の携帯電話装置に使用される周波数帯
域と衛星系の携帯電話装置に使用される周波数帯域を1
個にてカバーする2周波アンテナ装置を提供する。 【解決手段】 第1周波用ヘリカルアンテナ21と、第
1周波用ロッドアンテナ31と、第1周波用ロッドアン
テナ31の周囲に同軸となるように設けられた第2周波
用ヘリカルアンテナ41と、全アンテナ21、31、4
1を収容する円筒状筐体10と、円筒状筐体10の表面
に設けられた第1周波用ヘリカルアンテナ21に給電す
るための収納時用接点23と、円筒状筐体10の表面に
設けられた第1周波用ロッドアンテナ31に給電するた
めの伸張時用接点33と、からなり、第2周波用ヘリカ
ルアンテナ41は、2周波アンテナ装置2の携帯電話装
置本体1への収納あるいは伸張に係わらずに給電可能な
長さ寸法を有し且つ柔軟性を有する給電ケーブル45と
接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話装置本体
内に対する収納と引き出しが自在であり、且つ、周波数
帯域の異なる2周波の通信に使用できるアンテナ装置の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のセルラー電話あるいはPHS電話
等の携帯電話用のアンテナ装置においては、待ち受け用
のヘリカルアンテナと本通話用のロッドアンテナとを組
み合わせている。そのようなアンテナとしては、携帯電
話装置本体にヘリカルアンテナを固定してロッドアンテ
ナを収納あるいは引き出し自在に設置する構造や、携帯
電話装置本体から収納あるいは引き出し自在に設置され
たロッドアンテナの先端部にヘリカルアンテナを設ける
構造が知られている。また、例えば、800MHzと
1.5GHzとの組み合わせ、あるいは、800MHz
とPHS用の1.9GHzとの組み合わせ等の携帯電話
用の2周波数帯域を送受信するために用いられるマルチ
バンドアンテナ(デュアルアンテナ)が知られている。
そのようなアンテナは、例えば、小径のヘリカルアンテ
ナと大径のヘリカルアンテナを同心円状に配置し給電部
を共通化した構造等となっている。一方、最近になって
イリジウム計画等の衛星系電話システムが実用化される
ようになり、衛星を介して通信する携帯電話装置が知ら
れるようになった。そのような衛星系携帯電話装置で
は、例えば、誘電体材料により形成された直線状の管の
外周に4線のヘリカルアンテナを設けたアンテナ装置が
使用されている。また、この4線ヘリカルアンテナの直
径は従来の携帯電話用ヘリカルアンテナの直径よりも大
きくなっている。また、地上系の携帯電話装置は、一般
的に基地局側の効率が追求されるために使用者が多い
(人口密度が高い)地域をターゲットとしてサービスエ
リアあるいは基地局が設定されるシステムであり、例え
ば、山間部や海上、あるいは、海外等において使用地域
が限定されるシステムである。それに対して衛星系の携
帯電話装置は、地上系の携帯電話装置のサービスエリア
も通話可能範囲としてカバーするものの、どちらかとい
えば地上系の携帯電話装置のサービスエリア外、すなわ
ち、海上や山頂等の人口密度の低い地域、あるいは、海
外をターゲットとしており、電波遮蔽物が周囲に無い場
合にはサービスエリア(使用地域)が限定されないシス
テムである。また、衛星系の携帯電話装置は、地震や火
災等の災害時にも基地局の倒壊等がありえないため通信
が可能であり、地上に設置される基地局との距離を考慮
する必要が無いため、船舶上や飛行機内での通信が可能
である。従って、サービスエリア(使用地域)的に判断
した場合、地上系の携帯電話装置と衛星系の携帯電話装
置とは補完し合う関係となる。また、サービスエリア
(使用地域)的に補完し合うことから、常時通信可能な
接続相手先として考慮する場合にも、地上系の携帯電話
装置と衛星系の携帯電話装置とは、補完し合う関係とな
る。そのため、地上系の携帯電話装置と衛星系の携帯電
話装置とを同一使用者が所持する需要が発生している。
例えば、上記したイリジウム計画では、イリジウムサー
ビス用として、衛星系の携帯電話装置に設けた装着孔内
に地上系の携帯電話装置を着脱自在に装着するようにし
た携帯電話装置が知られている。しかし、この携帯電話
装置では、地上系の携帯電話装置と衛星系の携帯電話装
置とが別個に構成されており、アンテナ装置も個別に設
置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、地上系の携
帯電話装置の構成部品は急速に小型化あるいは軽量化が
進んでおり、衛星系の携帯電話装置用の構成部品も小型
化あるいは軽量化が進んでいる。また、上記したように
両者は使用地域の点で補完し合い、また、常時通信可能
な接続相手先が常時通信可能であるように保持する携帯
電話として補完し合う関係なので両者を同一の携帯電話
装置の筐体内に配置すべき旨の需要がある。従って、ア
ンテナ装置についても両者の周波数帯域(バンド)を1
個のアンテナ装置にて実現可能なものが求められてい
る。しかしながら、地上系の携帯電話装置に使用される
アンテナ装置と衛星系の携帯電話装置に使用されるアン
テナ装置とを一体化し、一個のアンテナ装置にて両方の
周波数帯域(バンド)に対応できる2周波アンテナ装置
は存在しなかった。本発明は、上述した如き従来の問題
を解決するためになされたものであって、地上系の携帯
電話装置に使用される周波数帯域と衛星系の携帯電話装
置に使用される周波数帯域を1個にてカバーする2周波
アンテナ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明の2周波アンテナ装置は、
第1周波用ヘリカルアンテナと、該第1周波用ヘリカル
アンテナの螺旋中心軸と同軸延長上に設けられた第1周
波用ロッドアンテナと、前記第1周波用ロッドアンテナ
の周囲に同軸となるように設けられた第2周波用ヘリカ
ルアンテナと、前記全てのアンテナを収容する円筒状筐
体と、からなり、携帯電話装置本体に収納および引き出
し自在に設置される2周波アンテナ装置であって、前記
円筒状筐体の表面には、2周波アンテナ装置を携帯電話
装置本体に収納した場合に前記第1周波用ヘリカルアン
テナに給電するための収納時用接点と、2周波アンテナ
装置を携帯電話装置本体から引き出した場合に前記第1
周波用ロッドアンテナに給電するための伸張時用接点
と、が設けられ、前記第2周波用ヘリカルアンテナは、
2周波アンテナ装置の携帯電話装置本体への収納あるい
は伸張に係わらずに給電可能な長さ寸法を有し且つ柔軟
性を有する給電ケーブルと接続されることを特徴とし、
該2周波アンテナ装置により、携帯電話装置本体にて第
1周波を使用する時には、第1周波用ヘリカルアンテナ
あるいは第1周波用ロッドアンテナを使用し、携帯電話
装置本体にて第2周波を使用する時には、第2周波用ヘ
リカルアンテナを使用することができる。請求項2の2
周波アンテナ装置は、請求項1に記載する2周波アンテ
ナ装置において、前記第1周波用ロッドアンテナの先端
部は、前記収納時用接点に導電接続されることを特徴と
する。請求項3の2周波アンテナ装置は、請求項2に記
載する2周波アンテナ装置において、前記第1周波用ロ
ッドアンテナには、アンテナ長を短縮可能なコイル部が
設けられることを特徴とし、2周波アンテナ装置の全長
をさらに短縮化することができる。請求項4の2周波ア
ンテナ装置は、請求項2または3に記載する2周波アン
テナ装置において、前記第1周波 用ロッドアンテナの
先端部近傍には、第1周波用ヘリカルアンテナと第1周
波用ロッドアンテナ間を高周波的に分断するためのチョ
ークコイルが設けられることを特徴とし、第1周波用ヘ
リカルアンテナと第1周波用ロッドアンテナ間の各アン
テナ相互の影響を押さえ込むことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施形態
に基づいて説明する。図1(a)、(b)は、本発明の
第1の実施形態の2周波アンテナ装置を携帯電話装置に
実装した場合の概略構成の伸張時(a)及び収納時
(b)を示す図であり、図2は、第1の実施形態の2周
波アンテナ装置の構成を示す側面図であり、図3(a)
〜(c)は、第1の実施形態の2周波アンテナ装置の外
観(a)及び内部構成(b)、(c)を示す斜視図であ
る。図1(a)、(b)に示す様に、本実施形態の2周
波アンテナ装置2は、携帯電話装置本体1に収納および
引き出し自在に設置される。携帯電話装置本体1内に
は、例えば、GSM(グローバルシステム フォーモー
ビル コミュニケーションズ)サービスのような地上系
の携帯電話システム用の第1周波用無線回路51と、例
えば、ICO(インターミディエート サーキュラー
オービット:中軌道周回衛星)サービスのような衛星系
の携帯電話システム用の第2周波用無線回路61と、が
不図示の音声回路あるいは電池等と共に収納されてい
る。第1周波用無線回路51は第1周波用給電接点53
と接続されており、この第1周波用給電接点53を介し
て2周波アンテナ2内の後述する第1周波用ヘリカルア
ンテナ21あるいは第1周波用ロッドアンテナ31に給
電することができる。第2周波用無線回路61には、給
電ケーブル45が接続されており、この給電ケーブル4
5を介して後述する第2周波用ヘリカルアンテナ41に
給電することができる。給電ケーブル45は、2周波ア
ンテナ装置2の携帯電話装置本体1への収納あるいは伸
張に係わらずに給電可能な長さ寸法を有し且つ柔軟性を
有している。給電ケーブル45としては、例えば、テフ
ロン被覆線のようにアンテナ収納時の挟み込み等の機械
的な衝撃に強く摺動磨耗が少ない線が望ましい。本実施
形態の2周波アンテナ装置2は、図2及び図3(a)〜
(c)に示すように、地上系携帯電話システム用の第1
周波用ヘリカルアンテナ21と、第1周波用ヘリカルア
ンテナ21の螺旋中心軸と同軸延長上に設けられた第1
周波用ロッドアンテナ31と、第1周波用ロッドアンテ
ナ31の周囲に同軸となるように設けられた衛星系携帯
電話システム用の第2周波用ヘリカルアンテナ41と、
全てのアンテナ21、31および41を収容する円筒状
筐体(レドーム)10と、から構成される。円筒状筐体
10は、図3(a)に示すように、ABS樹脂あるいは
ポリカーボネート樹脂のような誘電体を用いて、筐体上
端部10a側が閉じられると共に筐体下端部10b側が
開放された筒型形状に形成される。円筒状筐体10の表
面には、2周波アンテナ装置2を携帯電話装置本体1に
収納した場合に第1周波用ヘリカルアンテナ21に給電
するための収納時用接点23と、2周波アンテナ装置2
を携帯電話装置本体1から引き出した場合に第1周波用
ロッドアンテナ31に給電するための伸張時用接点33
と、が設けられている。従って、円筒状筐体10上に収
納時用接点23が設けられる位置は、図1(b)のよう
に2周波アンテナ装置2を携帯電話装置本体1内に収納
した場合に第1周波用給電接点53と円筒状筐体10が
接触する位置である。また、円筒状筐体10上に伸張時
用接点33が設けられる位置は、図1(a)のように2
周波アンテナ装置2を携帯電話装置本体1から引き出し
た場合に第1周波用給電接点53と円筒状筐体10が接
触する位置である。なお、本実施形態では、図3(c)
に示すように、収納時用接点23および伸張時用接点3
3は、円筒状筐体10の表面を1周するようにリング状
あるいは円盤状に形成されているが、この形状は、図1
(a)、(b)に示す携帯電話装置1側の第1周波用給
電接点53と接触できる形状であれば他の形状でも良
い。
【0006】第1周波用ヘリカルアンテナ21は、図3
(c)に示すように、銅線等の良導電体の線材を螺旋
(コイル)形状に巻いたアンテナであり、地上系携帯電
話システム用の第1周波の無線電波を良好に送受信でき
るように第1周波の1/2波長あるいは1/4波長等に
て共振する長さ寸法に基づいて形成され、その下端21
aは、図2あるいは図3(c)に示すように、収納時用
接点23と半田等により接続される。第1周波用ロッド
アンテナ31は、図3(c)に示すように、銅線等の良
導電体の線材を直線状にして用いるアンテナであり、地
上系携帯電話システム用の第1周波の無線電波を良好に
送受信できるように第1周波の1/2波長あるいは1/
4波長等にて共振する長さ寸法に形成され、その下端3
1bは、図2あるいは図3(c)に示すように、伸張時
用接点33と半田等により接続される。なお、本実施形
態では、伸張時用接点33を円盤状としたため、伸張時
用接点33の一部には、後述する第2周波用ヘリカルア
ンテナ41の第2周波用接続部43または給電ケーブル
45を通過させるための開口部33aが設けられてい
る。また、通常の地上系携帯電話装置に用いられるロッ
ドアンテナ(ホイップアンテナ)は、対折れ曲げ性が必
要なため、柔軟な形状記憶合金等が用いられているが、
本実施形態では、アンテナ筐体10により保護されてい
ることから折れ曲がる可能性がないので、銅線等の一般
材料を使用することができる。第2周波用ヘリカルアン
テナ41は、図3(b)に示すように、誘電体により形
成された筒状ボビン41aの周囲に銅箔等の4本の導電
体線41bを巻き回した4線ヘリカルアンテナであり、
衛星系携帯電話システム用の第2周波の無線電波を良好
に送受信できるように第2周波の1/2波長あるいは1
/4波長等にて共振する長さ寸法に基づいて形成され、
その下端に設けられた第2周波用接続部43において給
電ケーブル45と接続される。本実施形態では、上記の
ように2周波アンテナ装置を構成することにより、本実
施形態の2周波アンテナ装置1個にて、地上系の携帯電
話装置に使用される周波数帯域と衛星系の携帯電話装置
に使用される周波数帯域をカバーすることができる。
【0007】図4は、本発明の第2の実施形態の2周波
アンテナ装置の構成を示す側面図である。第2の実施形
態と第1の実施形態との相違点は、第1周波用ロッドア
ンテナ31の上端(先端部)31aが、収納時用接点2
3と半田接続等により導電接続されている点である。そ
の他の構成については、上記した第1の実施形態と同様
である。本実施形態の構成でも、第1周波用ヘリカルア
ンテナ21および第1周波用ロッドアンテナ31の長さ
寸法を、第1周波の1/2波長あるいは1/4波長等に
て共振する長さ寸法に基づいて決定する。その際に、第
1周波用ヘリカルアンテナ21と第1周波用ロッドアン
テナ31との間を接続することにより、第1周波用ヘリ
カルアンテナ21と第1周波用ロッドアンテナ31との
間の絶縁物が不要になり、本実施形態の2周波アンテナ
装置3の全長寸法L2を、第1の実施形態の2周波アン
テナ装置2の全長寸法L1よりも短くすることができ
る。本実施形態の場合にも、上記のように2周波アンテ
ナ装置を構成することにより、本実施形態の2周波アン
テナ装置1個にて、地上系の携帯電話装置に使用される
周波数帯域と衛星系の携帯電話装置に使用される周波数
帯域をカバーすることができる。また、2周波アンテナ
装置の全長寸法の短縮化が可能となる。図5は、本発明
の第3の実施形態の2周波アンテナ装置の構成を示す側
面図である。第3の実施形態と第2の実施形態との相違
点は、第1周波用ロッドアンテナ31には、アンテナ長
を短縮可能なコイル部35が形成されており、また、コ
イル部35と上端(先端部)31aとの間にチョークコ
イル37および39が挿入されている点にある。その他
の構成については、上記した第1の実施形態と同様であ
る。本実施形態のように構成した場合には、チョークコ
イル37および39により、第1周波用ヘリカルアンテ
ナと第1周波用ロッドアンテナ間の高周波が遮断される
ことにより、第1周波用ヘリカルアンテナ21および第
1周波用ロッドアンテナ31の各アンテナ相互の影響は
押さえ込まれるので、長さ寸法を、単純に第1周波の1
/2波長あるいは1/4波長等にて共振する長さ寸法に
基づいて決定できるようになり、且つ、コイル部35に
より本実施形態の2周波アンテナ装置4の全長寸法L3
を、第1の実施形態の2周波アンテナ装置2の全長寸法
L1よりも短くすることができる。
【0008】本実施形態では、第1周波用ヘリカルアン
テナ21と第1周波用ロッドアンテナ31間の高周波を
遮断するために、2個のチョークコイル37および39
を用いているが、これは、チョークコイル37が第1周
波用ヘリカルアンテナ21から第1周波用ロッドアンテ
ナ31に向かって流出しようとする高周波を遮断するも
のであり、チョークコイル39が第1周波用ロッドアン
テナ31から第1周波用ヘリカルアンテナ21に向かっ
て流出しようとする高周波を遮断するものである。例え
ば、第1周波用ヘリカルアンテナ21と第1周波用ロッ
ドアンテナ31とが双方とも第1周波の1/4波長にて
共振するタイプのアンテナである場合には、チョークコ
イル37が設置される位置は、第1周波用ヘリカルアン
テナ21から第1周波用ロッドアンテナ31に向かって
測定した長さ寸法が第1周波の1/4波長に相当する位
置である。また、チョークコイル38が設置される位置
は、第1周波用ロッドアンテナ31から第1周波用ヘリ
カルアンテナ21に向かって測定した長さ寸法が第1周
波の1/4波長に相当する位置である。このように、チ
ョークコイル37と38により、第1周波用ヘリカルア
ンテナ21から流出しようとする高周波と、第1周波用
ロッドアンテナ31から流出しようとする高周波とを個
別に遮断して両アンテナ21、31を高周波的に分断す
ることにより、両アンテナ21、31及び両アンテナ2
1、31間の距離等を設計する際の自由度を増加させる
ことができる。設計する際の自由度が増加する例とし
て、例えば、本実施形態では第1周波用ロッドアンテナ
31の一部にコイル部35を設けて全長寸法L3を全長
寸法L1よりも短縮させていることから、コイル部35
の巻き数等を変更する場合を考える。その場合には、第
1周波用ロッドアンテナ31側から測定した長さ寸法が
第1周波の1/4波長に相当する位置にチョークコイル
38を配置すればよく、第1周波用ヘリカルアンテナ2
1から測定した長さ寸法により束縛されることはない。
また、本実施形態では、上記した2個のチョークコイル
37と38を1個に統合することができる。その際に1
個のチョークコイルが設置される位置は、第1周波用ヘ
リカルアンテナ21から第1周波用ロッドアンテナ31
に向かって測定した長さ寸法が第1周波の1/4波長に
相当し、且つ、第1周波用ロッドアンテナ31から第1
周波用ヘリカルアンテナ21に向かって測定した長さ寸
法が第1周波の1/4波長に相当する位置となる。本実
施形態の場合にも、上記のように2周波アンテナ装置を
構成することにより、本実施形態の2周波アンテナ装置
1個にて、地上系の携帯電話装置に使用される周波数帯
域と衛星系の携帯電話装置に使用される周波数帯域をカ
バーすることができる。また、2周波アンテナ装置の全
長寸法の短縮化が可能となる。
【0009】
【発明の効果】上記のように本発明では、2周波アンテ
ナ装置1個にて、地上系の携帯電話装置に使用される周
波数帯域と衛星系の携帯電話装置に使用される周波数帯
域をカバーすることができ、2周波アンテナ装置の全長
寸法を短縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施形態の2周波アン
テナ装置を携帯電話装置に実装した場合の概略構成の伸
張時を示す図であり、(b)は本発明の第1の実施形態
の2周波アンテナ装置を携帯電話装置に実装した場合の
概略構成の収納時を示す図である。
【図2】第1の実施形態の2周波アンテナ装置の構成を
示す側面図である。
【図3】(a)は第1の実施形態の2周波アンテナ装置
の外観を示す斜視図であり、(b)、(c)は第1の実
施形態の2周波アンテナ装置の内部構成を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施形態の2周波アンテナ装置
の構成を示す側面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の2周波アンテナ装置
の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1・・・携帯電話装置本体、2・・・2周波アンテナ、
10・・・円筒状筐体、10a・・・筐体上端部、10
b・・・筐体下端部、21・・・第1周波用ヘリカルア
ンテナ、21a・・・ヘリカルアンテナ下端、23・・
・収納時用接点、31・・・第1周波用ロッドアンテ
ナ、31a・・・ロッドアンテナ上端、31b・・・ロ
ッドアンテナ下端、33・・・伸張時用接点、43・・
・第2周波用接続部、45・・・給電ケーブル、51・
・・第1周波用無線回路、53・・・第1周波用給電接
点、61・・・第2周波用無線回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1周波用ヘリカルアンテナと、該第1
    周波用ヘリカルアンテナの螺旋中心軸と同軸延長上に設
    けられた第1周波用ロッドアンテナと、前記第1周波用
    ロッドアンテナの周囲に同軸となるように設けられた第
    2周波用ヘリカルアンテナと、前記全てのアンテナを収
    容する円筒状筐体と、からなり、携帯電話装置本体に収
    納および引き出し自在に設置される2周波アンテナ装置
    であって、 前記円筒状筐体の表面には、2周波アンテナ装置を携帯
    電話装置本体に収納した場合に前記第1周波用ヘリカル
    アンテナに給電するための収納時用接点と、2周波アン
    テナ装置を携帯電話装置本体から引き出した場合に前記
    第1周波用ロッドアンテナに給電するための伸張時用接
    点と、が設けられ、 前記第2周波用ヘリカルアンテナは、2周波アンテナ装
    置の携帯電話装置本体への収納あるいは伸張に係わらず
    に給電可能な長さ寸法を有し且つ柔軟性を有する給電ケ
    ーブルと接続されることを特徴とする2周波アンテナ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する2周波アンテナ装置
    において、前記第1周波用ロッドアンテナの先端部は、
    前記収納時用接点に導電接続されることを特徴とする2
    周波アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載する2周波アンテナ装置
    において、前記第1周波用ロッドアンテナには、アンテ
    ナ長を短縮可能なコイル部が設けられることを特徴とす
    る2周波アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載する2周波アン
    テナ装置において、前記第1周波用ロッドアンテナの先
    端部近傍には、第1周波用ヘリカルアンテナと第1周波
    用ロッドアンテナ間を高周波的に分断するためのチョー
    クコイルが設けられることを特徴とする2周波アンテナ
    装置。
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