JP2001195944A - 車両用スイッチの操作ノブ構造 - Google Patents
車両用スイッチの操作ノブ構造Info
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- JP2001195944A JP2001195944A JP2000005615A JP2000005615A JP2001195944A JP 2001195944 A JP2001195944 A JP 2001195944A JP 2000005615 A JP2000005615 A JP 2000005615A JP 2000005615 A JP2000005615 A JP 2000005615A JP 2001195944 A JP2001195944 A JP 2001195944A
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- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スイッチ操作ノブの製作作業性と経済性を高
めしかも品質的にも優れるスイッチ操作ノブ構造の提
供。 【解決手段】 両端が開口するようにして筒形に形成さ
れた筒枠の内部に、その筒形の軸心方向と平行方向に形
成されて、その筒枠内部をインジケータ照明用光源収納
室と、表示部照明用光源収納室とに２分する仕切壁を一
体に形成し、さらにその仕切壁の一端を筒枠の一端開口
縁より突出する突出端を形成してなる不透光樹脂製の一
次成形部と、該一次成形部の上記一側開口縁間に亘って
該開口を閉塞するように形成され、かつ上記仕切壁の突
出端が埋め込まれるようにして上記一次成形部と一体に
二色成形された透光樹脂製の二次成形部とで構成した。
めしかも品質的にも優れるスイッチ操作ノブ構造の提
供。 【解決手段】 両端が開口するようにして筒形に形成さ
れた筒枠の内部に、その筒形の軸心方向と平行方向に形
成されて、その筒枠内部をインジケータ照明用光源収納
室と、表示部照明用光源収納室とに２分する仕切壁を一
体に形成し、さらにその仕切壁の一端を筒枠の一端開口
縁より突出する突出端を形成してなる不透光樹脂製の一
次成形部と、該一次成形部の上記一側開口縁間に亘って
該開口を閉塞するように形成され、かつ上記仕切壁の突
出端が埋め込まれるようにして上記一次成形部と一体に
二色成形された透光樹脂製の二次成形部とで構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車に設
備されているエアコン、オーディオ等の車載機器を操作
するスイッチ操作ノブに、透過光表示部と共にインジケ
ータ表示部を具備せしめてなるスイッチ操作ノブ構造で
あって、特にそのスイッチ操作ノブの製作作業性と経済
性を高めしかも光透過の品質的にも優れるスイッチ操作
ノブ構造に関するものである。
備されているエアコン、オーディオ等の車載機器を操作
するスイッチ操作ノブに、透過光表示部と共にインジケ
ータ表示部を具備せしめてなるスイッチ操作ノブ構造で
あって、特にそのスイッチ操作ノブの製作作業性と経済
性を高めしかも光透過の品質的にも優れるスイッチ操作
ノブ構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば車載エアコンを操作するために設
備されている車両用スイッチ操作パネル装置として、例
えば図４で示す如き構造のものが知られている。この車
両用スイッチパネル装置には、電源開閉スイッチ操作ノ
ブ１、リヤウインド加熱ヒータスイッチ操作ノブ２、内
気循環スイッチ操作ノブ３、モード切換スイッチ操作ノ
ブ４、風量設定スイッチ操作ノブ５、温度設定スイッチ
操作ノブ６及び表示パネル７等が配設されている。
備されている車両用スイッチ操作パネル装置として、例
えば図４で示す如き構造のものが知られている。この車
両用スイッチパネル装置には、電源開閉スイッチ操作ノ
ブ１、リヤウインド加熱ヒータスイッチ操作ノブ２、内
気循環スイッチ操作ノブ３、モード切換スイッチ操作ノ
ブ４、風量設定スイッチ操作ノブ５、温度設定スイッチ
操作ノブ６及び表示パネル７等が配設されている。
【０００３】上記それぞれのスイッチ操作ノブのうち、
リヤウインド加熱ヒータスイッチ２及び内気循環スイッ
チ操作ノブ３の構成にあっては図５、図６で示すよう
に、そのスイッチ操作ノブ３の操作面８に透過照明によ
る文字、形状等の有色透過表示部９と、インジケータ発
光表示部１０とが設けられている。かかる有色透過表示
部９及びインジケータ発光表示部１０を設けてなるスイ
ッチノブ２又は３を構成するには、図６で示すように先
ずは透明又は乳白色であるアクリル樹脂又はポリカポネ
ート樹脂を用いて、上面１１と周側面１２を有し、さら
にその上面１１の一部にインジケータ発光表示部１０を
嵌合位置せしめるための透孔１３を形成してなるスイッ
チ操作ノブ本体１４を形成する。
リヤウインド加熱ヒータスイッチ２及び内気循環スイッ
チ操作ノブ３の構成にあっては図５、図６で示すよう
に、そのスイッチ操作ノブ３の操作面８に透過照明によ
る文字、形状等の有色透過表示部９と、インジケータ発
光表示部１０とが設けられている。かかる有色透過表示
部９及びインジケータ発光表示部１０を設けてなるスイ
ッチノブ２又は３を構成するには、図６で示すように先
ずは透明又は乳白色であるアクリル樹脂又はポリカポネ
ート樹脂を用いて、上面１１と周側面１２を有し、さら
にその上面１１の一部にインジケータ発光表示部１０を
嵌合位置せしめるための透孔１３を形成してなるスイッ
チ操作ノブ本体１４を形成する。
【０００４】また、そのスイッチ操作ノブ本体１４の成
形工程とは別工程で成形され、かつそのスイッチ操作ノ
ブ本体１４の内部に取付けられる別部品のＬＥＤケース
１７を形成する。このＬＥＤケース１７は、図７で示す
ように、インジケータ照明用光源収容室を形成する囲い
壁１５を不透明の樹脂材を用いて形成すると共に、その
囲い壁１５と一体に、上記スイッチ操作ノブ本体１４に
形成されている透孔１３に嵌合位置される透過光性のイ
ンジケータ１６を一体形成してなる。
形工程とは別工程で成形され、かつそのスイッチ操作ノ
ブ本体１４の内部に取付けられる別部品のＬＥＤケース
１７を形成する。このＬＥＤケース１７は、図７で示す
ように、インジケータ照明用光源収容室を形成する囲い
壁１５を不透明の樹脂材を用いて形成すると共に、その
囲い壁１５と一体に、上記スイッチ操作ノブ本体１４に
形成されている透孔１３に嵌合位置される透過光性のイ
ンジケータ１６を一体形成してなる。
【０００５】次に図８で示すように、上記スイッチ操作
ノブ本体１４の特に上面１１表面に透過光性の文字色塗
装１８を施し、次いでその文字色塗装１８の表面を含む
スイッチ操作ノブ本体１４の全表面に、遮光性表面色塗
装１９を施す。この遮光性表面色塗装が硬化形成された
後、レーザによるトリミング手段でその遮光性表面色塗
装の一部を文字形状等に除去し、文字色塗装１８面の一
部を露出させる透過光性の有色透過表示部９を形成す
る。
ノブ本体１４の特に上面１１表面に透過光性の文字色塗
装１８を施し、次いでその文字色塗装１８の表面を含む
スイッチ操作ノブ本体１４の全表面に、遮光性表面色塗
装１９を施す。この遮光性表面色塗装が硬化形成された
後、レーザによるトリミング手段でその遮光性表面色塗
装の一部を文字形状等に除去し、文字色塗装１８面の一
部を露出させる透過光性の有色透過表示部９を形成す
る。
【０００６】このようにして有色透過表示部９を形成し
たスイッチ操作ノブ本体１４の内部に、予め形成されて
いる上記ＬＥＤケース１７を位置させ、該ＬＥＤケース
１７に設けられているインジケータ１６をスイッチ操作
ノブ本体１４に形成されている透孔１３内に嵌合位置さ
せるようにして、ＬＥＤケース１７をスイッチ操作ノブ
本体１４の内側に適宜接着剤を用いて固着してスイッチ
操作ノブ３を構成する。なお２０Ａは表示部９を透過照
明するためのＬＥＤ光源、２０Ｂはインジケータ１６を
発光表示せしめるためのＬＥＤ光源を示す。
たスイッチ操作ノブ本体１４の内部に、予め形成されて
いる上記ＬＥＤケース１７を位置させ、該ＬＥＤケース
１７に設けられているインジケータ１６をスイッチ操作
ノブ本体１４に形成されている透孔１３内に嵌合位置さ
せるようにして、ＬＥＤケース１７をスイッチ操作ノブ
本体１４の内側に適宜接着剤を用いて固着してスイッチ
操作ノブ３を構成する。なお２０Ａは表示部９を透過照
明するためのＬＥＤ光源、２０Ｂはインジケータ１６を
発光表示せしめるためのＬＥＤ光源を示す。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにして構成
される従来のスイッチ操作ノブ構造にあっては、スイッ
チ操作ノブ本体１４と、それとは別部品であるＬＥＤケ
ース１７のそれぞれを別金型装置を用いて樹脂成形しな
ければならないことから、それらスイッチ操作ノブ本体
１４とＬＥＤケース１７の２部品を成形するための異る
金型設備及び成形工程が必要となり、これらが原因でス
イッチ操作ノブの製作経済性が悪いという問題点があっ
た。
される従来のスイッチ操作ノブ構造にあっては、スイッ
チ操作ノブ本体１４と、それとは別部品であるＬＥＤケ
ース１７のそれぞれを別金型装置を用いて樹脂成形しな
ければならないことから、それらスイッチ操作ノブ本体
１４とＬＥＤケース１７の２部品を成形するための異る
金型設備及び成形工程が必要となり、これらが原因でス
イッチ操作ノブの製作経済性が悪いという問題点があっ
た。
【０００８】また上記構造のスイッチ操作ノブ本体１４
においては、そのスイッチ操作ノブ本体１４に形成され
ている透孔１３の内周面からの漏光を防止せしめるため
の手段として、スイッチ操作ノブ本体１４の表面に施す
遮光性表面色塗装１９を、透孔１３の内周面に亘って施
さなければならないことから、その透孔１３の内周面に
遮光性表面色塗装１９を施すには手間がかかり、これに
よってもスイッチ操作ノブ本体１４の製作経済性を悪化
する要因ともなっていた。
においては、そのスイッチ操作ノブ本体１４に形成され
ている透孔１３の内周面からの漏光を防止せしめるため
の手段として、スイッチ操作ノブ本体１４の表面に施す
遮光性表面色塗装１９を、透孔１３の内周面に亘って施
さなければならないことから、その透孔１３の内周面に
遮光性表面色塗装１９を施すには手間がかかり、これに
よってもスイッチ操作ノブ本体１４の製作経済性を悪化
する要因ともなっていた。
【０００９】本発明はかかる従来の問題点に着目してな
されたもので、有色透過表示部とインジケータ発光表示
部との双方表示部を有する樹脂製のスイッチ操作ノブ
を、２色成形手段を用いて一体成形することで、スイッ
チ操作ノブの一部材構成が可能となり、これによりスイ
ッチ操作ノブを製作するに用いられる金型設備の簡素化
と、そのスイッチ操作ノブの製作工程の簡素化を可能な
らしめ、結果的に製作経済性を高めることができるスイ
ッチ操作ノブ構造の提供を第１の目的とする。
されたもので、有色透過表示部とインジケータ発光表示
部との双方表示部を有する樹脂製のスイッチ操作ノブ
を、２色成形手段を用いて一体成形することで、スイッ
チ操作ノブの一部材構成が可能となり、これによりスイ
ッチ操作ノブを製作するに用いられる金型設備の簡素化
と、そのスイッチ操作ノブの製作工程の簡素化を可能な
らしめ、結果的に製作経済性を高めることができるスイ
ッチ操作ノブ構造の提供を第１の目的とする。
【００１０】また本発明ではスイッチ操作ノブの内部に
おける透光性表示部での発光が、インジケータ表示部か
ら漏光することがない漏光防止構成となして、光透過表
示品質を高め、さらには漏光による表示の誤認を生ぜし
めることのないスイッチ操作ノブ構造の提供を第２の目
的とする。
おける透光性表示部での発光が、インジケータ表示部か
ら漏光することがない漏光防止構成となして、光透過表
示品質を高め、さらには漏光による表示の誤認を生ぜし
めることのないスイッチ操作ノブ構造の提供を第２の目
的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記の第１の目的を達成
するために本発明の請求項１では、両端が開口するよう
にして筒形に形成された筒枠の内部に、その筒形の軸心
方向と平行方向に形成されて、その筒枠内部をインジケ
ータ照明用光源収納室と、表示部照明用光源収納室とに
２分する仕切壁を一体に形成し、さらにその仕切壁の一
端を筒枠の一端開口縁より突出する突出端を形成してな
る不透光樹脂製の一次成形部と、該一次成形部の上記一
側開口縁間に亘って該開口を閉塞するように形成され、
かつ上記仕切壁の突出端が埋め込まれるようにして上記
一次成形部と一体に２色成形された透光樹脂製の二次成
形部とで構成され、さらに上記二次成形部の表面に透過
光性の文字色塗装と、該文字色塗装に次いで不透過光性
の表面色塗装を施した後、上記二次成形部表面のインジ
ケータ照明用光源収納室との対応位置に形成されている
文字色塗装と表面色塗装の一部をインジケータ表示形状
に欠除してインジケータ発光表示部となし、また上記二
次成形部表面の表示部照明用光源収納室との対応位置に
形成されている表面色塗装の一部を表示形形状に欠除し
て有色透過表示部を形成してなる車両用スイッチ操作ノ
ブ構造であることを特徴としている。
するために本発明の請求項１では、両端が開口するよう
にして筒形に形成された筒枠の内部に、その筒形の軸心
方向と平行方向に形成されて、その筒枠内部をインジケ
ータ照明用光源収納室と、表示部照明用光源収納室とに
２分する仕切壁を一体に形成し、さらにその仕切壁の一
端を筒枠の一端開口縁より突出する突出端を形成してな
る不透光樹脂製の一次成形部と、該一次成形部の上記一
側開口縁間に亘って該開口を閉塞するように形成され、
かつ上記仕切壁の突出端が埋め込まれるようにして上記
一次成形部と一体に２色成形された透光樹脂製の二次成
形部とで構成され、さらに上記二次成形部の表面に透過
光性の文字色塗装と、該文字色塗装に次いで不透過光性
の表面色塗装を施した後、上記二次成形部表面のインジ
ケータ照明用光源収納室との対応位置に形成されている
文字色塗装と表面色塗装の一部をインジケータ表示形状
に欠除してインジケータ発光表示部となし、また上記二
次成形部表面の表示部照明用光源収納室との対応位置に
形成されている表面色塗装の一部を表示形形状に欠除し
て有色透過表示部を形成してなる車両用スイッチ操作ノ
ブ構造であることを特徴としている。
【００１２】この請求項１に記載のスイッチ操作ノブ構
造によれば、樹脂の２色成形の採用によりスイッチ操作
ノブを一部材（単部品）で構成することができ、これに
よりスイッチ操作ノブの製作経済性が大幅に向上する。
造によれば、樹脂の２色成形の採用によりスイッチ操作
ノブを一部材（単部品）で構成することができ、これに
よりスイッチ操作ノブの製作経済性が大幅に向上する。
【００１３】また本発明の請求項２では、請求項１で記
載した一次成形部における仕切壁の突出端を円弧形状と
なすと共に、その突出端の端面と二次成形部の表面との
最少間隙を、約０．５ｍｍ程度に設定した車両用スイッ
チ操作ノブ構造であることを特徴としている。
載した一次成形部における仕切壁の突出端を円弧形状と
なすと共に、その突出端の端面と二次成形部の表面との
最少間隙を、約０．５ｍｍ程度に設定した車両用スイッ
チ操作ノブ構造であることを特徴としている。
【００１４】この請求項２に記載されたスイッチ操作ノ
ブ構造によれば、仕切壁突出端を円弧形状となしている
ことで一次成形部に対して二次成形部を２色形成すると
きの二次成形用樹脂の流動性が阻害されることがなく、
形状精度に優れたスイッチ操作ノブを提供することがで
きる。また仕切壁の突出端と二次成形の表面とでなす隙
間を約０．５ｍｍ程度に設定することで、表示部照明用
光源収納室で点灯された光が隣り合うインジケータ照明
用光源収納室方向へ上記隙間を経て漏光されることがな
く、従って特にインジケータの表示誤認を生じることの
ない品質的にも優れたスイッチ操作ノブの提供が可能と
なる。
ブ構造によれば、仕切壁突出端を円弧形状となしている
ことで一次成形部に対して二次成形部を２色形成すると
きの二次成形用樹脂の流動性が阻害されることがなく、
形状精度に優れたスイッチ操作ノブを提供することがで
きる。また仕切壁の突出端と二次成形の表面とでなす隙
間を約０．５ｍｍ程度に設定することで、表示部照明用
光源収納室で点灯された光が隣り合うインジケータ照明
用光源収納室方向へ上記隙間を経て漏光されることがな
く、従って特にインジケータの表示誤認を生じることの
ない品質的にも優れたスイッチ操作ノブの提供が可能と
なる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図１乃至図３で示
す実施の形態に基いて詳細に説明する。
す実施の形態に基いて詳細に説明する。
【００１６】２１は従来例で説明した車両用の内気循環
スイッチ操作ノブと等しい機能を有せしめたスイッチ操
作ノブであって、以下このスイッチ操作ノブ２１の構成
について説明する。このスイッチ操作ノブ２１は例えば
アクリル樹脂又はポリカボネート樹脂等による不透過光
性（遮光性）の樹脂を使用して金型成形された一次成形
部２０と、該一次成形部２０の成形後、透過光性の樹脂
材料を使用して、その一次成形部２０と一体に２色成形
される二次成形部２６とで構成される。
スイッチ操作ノブと等しい機能を有せしめたスイッチ操
作ノブであって、以下このスイッチ操作ノブ２１の構成
について説明する。このスイッチ操作ノブ２１は例えば
アクリル樹脂又はポリカボネート樹脂等による不透過光
性（遮光性）の樹脂を使用して金型成形された一次成形
部２０と、該一次成形部２０の成形後、透過光性の樹脂
材料を使用して、その一次成形部２０と一体に２色成形
される二次成形部２６とで構成される。
【００１７】先ずその一次成形部２０について説明する
と、この一次成形部２０は、両端が開口する筒枠２２
と、この筒枠２２の内部において、その筒枠２２の軸心
方向と平行方向に形成されて筒枠２２の内部をインジケ
ータ照明用光源収納室２３と表示部照明用光源収納室２
４とに区分する仕切壁２５が上記筒枠２２と一体に一次
成形されている。
と、この一次成形部２０は、両端が開口する筒枠２２
と、この筒枠２２の内部において、その筒枠２２の軸心
方向と平行方向に形成されて筒枠２２の内部をインジケ
ータ照明用光源収納室２３と表示部照明用光源収納室２
４とに区分する仕切壁２５が上記筒枠２２と一体に一次
成形されている。
【００１８】さらに上記仕切壁２５の先端は、筒枠２２
の一端開口縁よりも突出する突出端２５Ａを有し、その
突出端２５Ａの端面形状は円弧状に形成されている。ま
た上記筒枠２２の一端開口縁には後述する二次成形部と
の溶着面積を拡大せしめるための段部２２Ａが形成され
ている。
の一端開口縁よりも突出する突出端２５Ａを有し、その
突出端２５Ａの端面形状は円弧状に形成されている。ま
た上記筒枠２２の一端開口縁には後述する二次成形部と
の溶着面積を拡大せしめるための段部２２Ａが形成され
ている。
【００１９】以上が一次成形部の構成であるが、かかる
一次成形部の成形直後、その一次成形部２０を下型内に
セットしたままで上型のみを交換して型閉めし、二次成
形部２６を２色成形手段により成形するが、この二次成
形部２６は透過光性（透明性）を有するアクリル樹脂又
はポリカボネート樹脂等を用いて、上記筒枠２２（一次
成形部）の一端開口を閉塞するように、しかも上記仕切
壁２５の突出端２５Ａが、その二次成形部２６の内部に
埋設されるようにして、透過光性を有する二次成形部２
６を、上記一次成形部２０と一体に２色成形する。
一次成形部の成形直後、その一次成形部２０を下型内に
セットしたままで上型のみを交換して型閉めし、二次成
形部２６を２色成形手段により成形するが、この二次成
形部２６は透過光性（透明性）を有するアクリル樹脂又
はポリカボネート樹脂等を用いて、上記筒枠２２（一次
成形部）の一端開口を閉塞するように、しかも上記仕切
壁２５の突出端２５Ａが、その二次成形部２６の内部に
埋設されるようにして、透過光性を有する二次成形部２
６を、上記一次成形部２０と一体に２色成形する。
【００２０】以上のようにして、筒枠２２と仕切壁２５
とが一体である一次成形部２０の一側開口部に対して透
過光表示部となる二次成形部２６を２色成形手段により
一体成形するが、この二次成形部の２色成形時におい
て、一次成形部２０に形成されている仕切壁突出端２５
Ａの端面と、二次成形部２６の表面との間隔（Ｓ）が約
０．５ｍｍとなるように二次成形部２６の操作面の厚さ
（Ｈ）を設定する。
とが一体である一次成形部２０の一側開口部に対して透
過光表示部となる二次成形部２６を２色成形手段により
一体成形するが、この二次成形部の２色成形時におい
て、一次成形部２０に形成されている仕切壁突出端２５
Ａの端面と、二次成形部２６の表面との間隔（Ｓ）が約
０．５ｍｍとなるように二次成形部２６の操作面の厚さ
（Ｈ）を設定する。
【００２１】次に上記二次成形部２６の外側表面に、図
２、図３で示すように、透過光性を有する塗料により文
字色塗装２７を施し、次いでその文字色塗装２７の表面
に遮光性を有する塗料により表面色塗装２８を施す。こ
れら塗装２７，２８が乾燥硬化した後、上記インジケー
タ照明用光源収納室２３に対応する部分の文字色塗装２
７及び表面色塗装２８の一部をレーザによるトリミング
手段により除去して透過光照明されるインジケータ発光
表示部２９を形成する。
２、図３で示すように、透過光性を有する塗料により文
字色塗装２７を施し、次いでその文字色塗装２７の表面
に遮光性を有する塗料により表面色塗装２８を施す。こ
れら塗装２７，２８が乾燥硬化した後、上記インジケー
タ照明用光源収納室２３に対応する部分の文字色塗装２
７及び表面色塗装２８の一部をレーザによるトリミング
手段により除去して透過光照明されるインジケータ発光
表示部２９を形成する。
【００２２】同様にして上記表示部照明用光源収納室２
４に対応する部分の表面色塗装２８の一部をレーザによ
るトリミング手段で文字形状等に除去して文字色塗装２
７の一部を露出させ、該トリミング部を有色透過表示部
３０となしてスイッチ操作ノブ２１を完成する。
４に対応する部分の表面色塗装２８の一部をレーザによ
るトリミング手段で文字形状等に除去して文字色塗装２
７の一部を露出させ、該トリミング部を有色透過表示部
３０となしてスイッチ操作ノブ２１を完成する。
【００２３】このようにして製作されたスイッチ操作ノ
ブ２１を、例えば車両用のスイッチ操作パネル装置等に
組付けて設備するとき、そのスイッチ操作ノブ２１のイ
ンジケータ照明用光源収納室２３及び表示部照明用光源
収納室２４内に、ＬＥＤ等からなるそれぞれの光源３
１，３２を組付ける。
ブ２１を、例えば車両用のスイッチ操作パネル装置等に
組付けて設備するとき、そのスイッチ操作ノブ２１のイ
ンジケータ照明用光源収納室２３及び表示部照明用光源
収納室２４内に、ＬＥＤ等からなるそれぞれの光源３
１，３２を組付ける。
【００２４】かくして光源３１，３２を内装して使用さ
れる上記スイッチ操作ノブにあっては、、例えば車両の
イグニッションスイッチを操作させると、表示部照明用
光源収納室２４内に収納されている光源３２が点灯し、
この光源３２の点灯により有色透過表示部３０が文字色
塗装２７の色彩で透過照明されるために、そのスイッチ
操作ノブ２１の機能及びスイッチ操作パネル装置におけ
るスイッチ操作ノブ２１の配設位置が確認できる。この
光源３２の点灯による光は、二次成形部２６を透して透
過照明されるのであるが、その透過光は有色透過表示部
３０のみを有効に透過照明することができる。そして上
記仕切壁２５と隙間（Ｓ）によりインジケータ発光表示
部２９への漏光が阻止されている。即ち透光壁２５に形
成されている突出端２５Ａによりインジケータ発光表示
部２９方向への漏光が阻止されている。
れる上記スイッチ操作ノブにあっては、、例えば車両の
イグニッションスイッチを操作させると、表示部照明用
光源収納室２４内に収納されている光源３２が点灯し、
この光源３２の点灯により有色透過表示部３０が文字色
塗装２７の色彩で透過照明されるために、そのスイッチ
操作ノブ２１の機能及びスイッチ操作パネル装置におけ
るスイッチ操作ノブ２１の配設位置が確認できる。この
光源３２の点灯による光は、二次成形部２６を透して透
過照明されるのであるが、その透過光は有色透過表示部
３０のみを有効に透過照明することができる。そして上
記仕切壁２５と隙間（Ｓ）によりインジケータ発光表示
部２９への漏光が阻止されている。即ち透光壁２５に形
成されている突出端２５Ａによりインジケータ発光表示
部２９方向への漏光が阻止されている。
【００２５】このスイッチ操作ノブ２１を押圧操作する
と該スイッチ操作ノブ２１に該当する機能が動作される
と共に、インジケータ照明用光源収納室２３内に収納さ
れている光源３１が点灯し、インジケータ発光表示部２
９が透過照明され、これによりスイッチ操作ノブ２１に
対応する機能動作がなされていることがインジケータ表
示されるものである。
と該スイッチ操作ノブ２１に該当する機能が動作される
と共に、インジケータ照明用光源収納室２３内に収納さ
れている光源３１が点灯し、インジケータ発光表示部２
９が透過照明され、これによりスイッチ操作ノブ２１に
対応する機能動作がなされていることがインジケータ表
示されるものである。
【００２６】以上の説明で明らかなように、本実施形態
のスイッチ操作ノブ２１の構造は、インジケータ照明用
光源収納室２３及び表示部照明用光源収納室２４を有
し、それら双方の収納室２３及び２４に収納された光源
３１及び３２によりそれぞれが透過照明されるインジケ
ータ発光表示部２９及び有色透過表示部３０を有するス
イッチ操作ノブ２１を、２色成形手段の採用による成形
で一部品構成となしているので、そのスイッチ操作ノブ
２１の製作（組立て）経済性が大幅に向上される。
のスイッチ操作ノブ２１の構造は、インジケータ照明用
光源収納室２３及び表示部照明用光源収納室２４を有
し、それら双方の収納室２３及び２４に収納された光源
３１及び３２によりそれぞれが透過照明されるインジケ
ータ発光表示部２９及び有色透過表示部３０を有するス
イッチ操作ノブ２１を、２色成形手段の採用による成形
で一部品構成となしているので、そのスイッチ操作ノブ
２１の製作（組立て）経済性が大幅に向上される。
【００２７】また本実施形態のスイッチ操作ノブ２１構
造にあっては、インジケータ照明用光源収納室２３と表
示部照明用光源収納室２４とを仕切っている仕切壁２５
の突出端２５Ａを二次成形部２６の肉厚内部に埋設せし
めているので、特に有色透過表示部３０を透過照明する
照明光が二次成形部２６の内部を透ってインジケータ発
光表示部方向へ漏光されることがなく、これによりイン
ジケータの誤った光表示や誤認が防止できる。
造にあっては、インジケータ照明用光源収納室２３と表
示部照明用光源収納室２４とを仕切っている仕切壁２５
の突出端２５Ａを二次成形部２６の肉厚内部に埋設せし
めているので、特に有色透過表示部３０を透過照明する
照明光が二次成形部２６の内部を透ってインジケータ発
光表示部方向へ漏光されることがなく、これによりイン
ジケータの誤った光表示や誤認が防止できる。
【００２８】また上記仕切壁２５の突出端２５Ａの端面
形状を円弧形状（角Ｒ形状）に設定すると共に、その突
出端２５Ａの端面と二次成形部２６の表面との間隔
（Ｓ）を約０．５ｍｍに設定したので二次成形部２６の
射出成形時における樹脂の流動性が阻害されることがな
く二次成形部２６の２色成形が円滑であって、品質及び
形状精度の良い２色成形品が得られる。また上記間隔
（Ｓ）を約０．５ｍｍに設定したことで、上記二次成形
部２６の内部での表示部照明用光源収納室２４側からイ
ンジケータ照明用光源収納室２３側への漏光が有効に阻
止できる。
形状を円弧形状（角Ｒ形状）に設定すると共に、その突
出端２５Ａの端面と二次成形部２６の表面との間隔
（Ｓ）を約０．５ｍｍに設定したので二次成形部２６の
射出成形時における樹脂の流動性が阻害されることがな
く二次成形部２６の２色成形が円滑であって、品質及び
形状精度の良い２色成形品が得られる。また上記間隔
（Ｓ）を約０．５ｍｍに設定したことで、上記二次成形
部２６の内部での表示部照明用光源収納室２４側からイ
ンジケータ照明用光源収納室２３側への漏光が有効に阻
止できる。
【００２９】
【発明の効果】以上述べたように本発明のスイッチ操作
ノブ構造によれば、特に遮光性樹脂による一次成形部と
透過光性樹脂による二次成形部とを２色成形手段の採用
により一体構成とすることができるので、そのスイッチ
操作ノブの製作経済性が大幅に向上する。
ノブ構造によれば、特に遮光性樹脂による一次成形部と
透過光性樹脂による二次成形部とを２色成形手段の採用
により一体構成とすることができるので、そのスイッチ
操作ノブの製作経済性が大幅に向上する。
【００３０】また本発明のスイッチ操作ノブによれば、
二次成形部の内部に埋設される仕切壁の突出端で、イン
ジケータ発光表示部と有色透過表示部との間の遮光性が
有効であり、これにより特にインジケータ発光表示部で
の光漏れによる誤発光表示を抑止せしめることができ、
表示の信頼性と表示性能に優れたスイッチ操作ノブの提
供が可能となる。
二次成形部の内部に埋設される仕切壁の突出端で、イン
ジケータ発光表示部と有色透過表示部との間の遮光性が
有効であり、これにより特にインジケータ発光表示部で
の光漏れによる誤発光表示を抑止せしめることができ、
表示の信頼性と表示性能に優れたスイッチ操作ノブの提
供が可能となる。
【００３１】さらに本発明のスイッチ操作ノブによれば
インジケータ照明用光源収納室と表示部照明用光源収納
室とを仕切っている仕切壁の突出端の端面形状を円弧形
状（角Ｒ形状）に設定しているので二次成形部の射出成
形時における樹脂の流動性が阻害されることなく二次成
形部の２色成形が円滑である。
インジケータ照明用光源収納室と表示部照明用光源収納
室とを仕切っている仕切壁の突出端の端面形状を円弧形
状（角Ｒ形状）に設定しているので二次成形部の射出成
形時における樹脂の流動性が阻害されることなく二次成
形部の２色成形が円滑である。
【図１】本発明よりなるスイッチ操作ノブの実施の形態
を示す正面図。
を示す正面図。
【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面図。
【図３】本実施形態の要部拡大断面図。
【図４】スイッチ操作ノブを配設してなる車両用スイッ
チパネル装置の正面図。
チパネル装置の正面図。
【図５】従来のスイッチ操作ノブの正面図。
【図６】図５におけるＢ−Ｂ線断面図。
【図７】従来のスイッチ操作ノブに使用されるＬＥＤケ
ースを示す斜視図。
ースを示す斜視図。
【図８】従来のスイッチ操作ノブの塗装形態を示す拡大
説明図。
説明図。
２０…一次成形部 ２１…スイッチ操作ノブ ２２…筒枠 ２２Ａ…段部 ２３…インジケータ照明用光源収納室 ２４…表示部照明用光源収納室 ２５…仕切壁 ２５Ａ…突出端 ２６…二次成形部 ２７…文字色塗装 ２８…表面色塗装 ２９…インジケータ発光表示部 ３０…有色透過表示部 ３１…光源 ３２…光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 邦彦 埼玉県大宮市日進町２丁目1910番地 株式 会社カンセイ内 (72)発明者 横関 修 埼玉県大宮市日進町２丁目1910番地 株式 会社カンセイ内 Ｆターム(参考） 5G052 AA40 BB01 JA02 JA08 JB05
Claims (2)
- 【請求項１】 両端が開口するようにして筒形に形成さ
れた筒枠の内部に、その筒形の軸心方向と平行方向に形
成されて、その筒枠内部をインジケータ照明用光源収納
室と、表示部照明用光源収納室とに２分する仕切壁を一
体に形成し、さらにその仕切壁の一端を筒枠の一端開口
縁より突出する突出端を形成してなる不透光樹脂製の一
次成形部と、該一次成形部の上記一側開口縁間に亘って
該開口を閉塞するように形成され、かつ上記仕切壁の突
出端が埋め込まれるようにして上記一次成形部と一体に
２色成形された透光樹脂製の二次成形部とで構成され、
さらに上記二次成形部の表面に透過光性の文字色塗装
と、該文字色塗装に次いで不透過光性の表面色塗装を施
した後、上記二次成形部表面のインジケータ照明用光源
収納室との対応位置に形成されている文字色塗装と表面
色塗装の一部をインジケータ表示形状に欠除してインジ
ケータ発光表示部となし、また上記二次成形部表面の表
示部照明用光源収納室との対応位置に形成されている表
面色塗装の一部を表示形形状に欠除して有色透過表示部
を形成してなることを特徴とする車両用スイッチ操作ノ
ブ構造。 - 【請求項２】 一次成形部における仕切壁の突出端を円
弧形状となすと共に、その突出端の端面と二次成形部の
表面との最少間隙を、約０．５ｍｍに設定したことを特
徴とする請求項１に記載の車両用スイッチ操作ノブ構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000005615A JP2001195944A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 車両用スイッチの操作ノブ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000005615A JP2001195944A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 車両用スイッチの操作ノブ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001195944A true JP2001195944A (ja) | 2001-07-19 |
Family
ID=18534257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000005615A Pending JP2001195944A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 車両用スイッチの操作ノブ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001195944A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100543752B1 (ko) * | 2003-08-13 | 2006-01-23 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 스위치 구조 |
| JP2007530358A (ja) * | 2004-03-29 | 2007-11-01 | アルビス プラスチック ゲーエムベーハー | 照明情報ユニット |
| JP2012139962A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Yazaki Corp | 樹脂成型レンズ |
| JP2012204122A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Mitsubishi Electric Corp | 多層成形釦、多層成形釦の製造方法、多層成形釦用金型、および射出成形装置 |
| US8845001B2 (en) | 2010-10-12 | 2014-09-30 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Device for detecting opening/closing of charger lid |
| WO2015122123A1 (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-20 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | スイッチ |
| JP2016088433A (ja) * | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 本田技研工業株式会社 | 車両用収納ボックス構造 |
| JP2018086772A (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | ダイキョーニシカワ株式会社 | インジケータパネル及びその２色射出成形方法 |
-
2000
- 2000-01-14 JP JP2000005615A patent/JP2001195944A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN105981122A (zh) * | 2014-02-13 | 2016-09-28 | 松下知识产权经营株式会社 | 开关 |
| JP2016088433A (ja) * | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 本田技研工業株式会社 | 車両用収納ボックス構造 |
| JP2018086772A (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | ダイキョーニシカワ株式会社 | インジケータパネル及びその２色射出成形方法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070821 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071211 |