JP2001195894A - 外付け半導体メモリ試験装置 - Google Patents

外付け半導体メモリ試験装置

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JP2001195894A
JP2001195894A JP2000006582A JP2000006582A JP2001195894A JP 2001195894 A JP2001195894 A JP 2001195894A JP 2000006582 A JP2000006582 A JP 2000006582A JP 2000006582 A JP2000006582 A JP 2000006582A JP 2001195894 A JP2001195894 A JP 2001195894A
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Tetsuo Takezaki
鉄夫 竹崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の半導体メモリ試験装置において、同時試
験個数を2倍以上にすることができ、また、試験可能な
データビット数以上のメモリの試験を可能にする半導体
メモリ試験装置に接続する外付け半導体メモリ試験装置
を提供する。 【解決手段】半導体メモリ試験装置6にデータ保持回路
(F/F11〜14)と切換回路(MUX21〜24)
とを備えた外付け半導体メモリ試験装置5を接続して、
被試験デバイス(MUT1〜4)の試験を行う。この
時、出力端子数LのMUTの各出力端子を入力端子数及
び出力端子数が各々少なくともLのF/Fの各入力端子
に接続し、F/Fの各出力端子を入力端子数が少なくと
もLで出力端子数MのMUXの各入力端子に接続し、M
UXの各出力端子を入力端子数Nのコンパレータ8の各
入力端子に接続し、各端子数は、L>N≧M>1の関係
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】半導体集積回路、特にマスク
ROMメモリの各種試験をするための試験装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から半導体試験装置であるLSIテ
スタやメモリテスタにおいては、出荷前などの試験時間
を短縮して生産効率を上げるために、同時に複数のデバ
イスの試験を行っている。現在、ウェハテストでは16
〜32個の同時試験、ウェハのパッケージ後テストでは
64〜128個の同時試験が一般的に行われている。
【0003】ウェハやパッケージの試験は、従来、図7
に示すような構成の試験装置(テスタ)で行っていた。
従来のテスタは、被試験デバイスの各端子毎に用意され
た計測回路であるピンエレクトロニクスの数を、同時に
試験を行う被試験デバイスの個数分搭載していた。これ
により、テスタの価格は被試験デバイスの端子数と共に
上昇していた。
【0004】例えば、入出力端子数(以下、I/Oピン
と称する。)が16本構成の被試験メモリ(以下、MU
Tと称する。)を、8個同時に試験する場合、128本
(=16本×8個)のI/Oピンが必要となる。また、
このMUTを16個同時に試験するためには、256本
(=16本×16個)のI/Oピンが必要となる。した
がって、I/Oピンが16本構成のMUTを8個同時に
試験できるテスタでは、I/Oピンが16本構成のMU
Tを16個同時に試験することは、不可能である。
【0005】また、×1ビット、または×4ビット構成
のDRAM用に開発された従来のメモリテスタでは、×
4ビット以下の構成のDRAMを4個〜8個を同時に試
験する機能を有する。このメモリテスタでは、32本
(=4本(4ビット)×8個)の入力端子数を有するた
め、×8ビット構成のメモリを試験する場合、同時に試
験を行える個数は4個(=32本/8本(8ビット))
が限度となる。また、×16ビット構成のメモリを試験
する場合、同時に試験を行える個数は2個(=32本/
16本(16ビット))が限度となる。さらに、×32
ビット構成のメモリを試験する場合は1個のみであり、
それ以上の複数ビット出力のメモリは上記メモリテスタ
で試験を行うことは不可能であった。
【0006】近年、新たに生産される半導体メモリの容
量は増加する一方である。そのため、メモリ容量の増加
によるテスト時間の増加を短縮するためには、同時に試
験するMUTの数量をさらに増加して対応していく必要
がある。しかしながら、MUTの試験個数を増加して効
率を上げていくためには、テスタへの投資が必要であ
る。つまり、同時に試験を行うことができる個数が従来
より多いテスタを新規に増設するか、従来のテスタに対
して、MUTとテスタを接続するためのプローバやピン
エレクトロニクスを増設する必要がある。
【0007】しかし、上記のようにテスタに投資を行う
ためには、多額の費用が必要である。また、上記のよう
にテスタに投資を行ったとしても、マスクROMのよう
に低価格で少量多品種生産のメモリの場合、投資の回収
効率が悪い。
【0008】そこで、このような問題を解決するための
技術が、提案されている。例えば、特開昭64−156
77号公報に開示された技術では、ROMの第1出力デ
ータを切り換え回路を介して第1のラッチ回路に保持
し、更にROMの第2出力データを切り換え回路を介し
て第2のラッチ回路に保持する。そして、出力指示信号
を第1及び第2のラッチ回路に入力し、第1及び第2の
ラッチ回路からデータの出力を行い、第1及び第2のラ
ッチ回路からの出力データはテスタに入力されることと
なる。このようにすることで、汎用テスタの比較信号列
の列数を1/2、1/3と小さくすることができ、小容
量の比較信号列しか収納できない汎用テスタによって、
大容量のROMを内蔵する集積回路をテストすることが
できる。
【0009】また、特開平6−28892号公報に開示
された技術では、被試験デバイスから出力されるデータ
を、データ順次出力回路にパラレルに入力する。そし
て、このデータは、出力指示信号が入力されることでシ
リアル出力が可能となり、データ順次出力回路から出力
されるシリアルデータは、テスタに入力されることとな
る。よって、多数の入出力ポートI/Oを有する被テス
トメモリICを同時に複数テストでき、テスト効率がよ
いという効果を有する。
【0010】さらに、特開平7−84009号公報に開
示された技術では、被試験デバイスの各ピンにフリップ
フロップ内蔵のテスト用回路を設け、被試験デバイスか
ら出力されるデータをフリップフロップに入力し、その
後、モードの切り替えを行いフリップフロップ内蔵のテ
スト用回路をシフトレジスタとして動作させ、シリアル
にデータの入出力を行う。これにより、半導体集積回路
のピン数に関わらずバウンダリスキャンパス構成に必要
なピン数だけで半導体集積回路にバウンダリスキャンパ
スを作り込むことなしに、歩留り、チップ面積拡大、コ
スト高の問題なしに、半導体集積回路の試験を実現でき
る。
【0011】加えて、特開平7−182897号公報に
は、一度に多数のメモリセルをテストできるようにした
多重ビットテスト回路に関する技術が開示されており、
簡単な回路構成を付加しただけで必要に応じて適宜、同
時テスト可能なビット数を変更することが可能となる。
【0012】また、特開平10−160805号公報に
は、被試験デバイスの入出力端子に一方の端子を接続
し、他方の端子をテスタに接続する記憶回路が、シフト
動作のためのシフト動作用記憶回路と、シフト動作時に
被試験デバイスヘの出力状態を保持するための出力保持
用記憶回路からなる構成が開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
64−15677号公報に開示された集積回路では、被
試験デバイスから出力されるデータをテスタのコンパレ
ータに入力するまでに、2つのラッチ回路のどちらかに
出力データを振り分ける動作が必要になる。更に、出力
指示信号がアクティブになることでラッチ回路からデー
タを出力する構成である。このため、被試験デバイスの
サイクルタイムの仕様値内でテストを行うことが困難で
ある。
【0014】また、特開平6−28892号公報に開示
された半導体メモリIC試験装置では、被試験デバイス
の出力データを保持する機構がないため、出力データが
何らかの影響により変化した場合、テストは正常に行わ
れない。また、被試験デバイスから出力される多ビット
出力データは、データ順次出力回路を介して1ビット分
の出力データがテスタに入力されるが、データ順次出力
回路では、トリガ信号が供給されて初めてテスタに出力
データの出力を開始する。そのため、被試験デバイスの
サイクルタイムの仕様値内でテストを行うことが困難で
ある。
【0015】さらに、特開平7−84009号公報に開
示された半導体集積回路の試験装置では、被試験デバイ
スの出力データをフリップフロップで保持する工程と、
シフトレジスタモードに切り換える工程と、前段フリッ
プフロップのデータを後段フリップフロップに転送する
工程と、が必要である。更に、後段フリップフロップで
データを確定する必要があるため、テスト終了までに時
間がかかるという問題を有する。
【0016】加えて、特開平7−182897号公報に
開示された半導体メモリ装置の多重ビットテスト回路で
は、DRAM、SRAM等のRAMについて有効である
がランダムなデータの読み出しを行う必要のあるマスク
ROMには適用できない。また、テスト回路を内蔵する
ことによりチップ面積が増加するため、マスクROMの
ような低価格デバイスでは、実施するとデバイスの価格
上昇につながる。
【0017】また、特開平10−160805に開示さ
れた外部スキャンパス回路では、被試験テバイスの出力
データをシフト動作用記憶回路で保持する工程、シフト
レジスタモードに切り換える工程、前段シフト動作用記
憶回路のデータを後段シフト動作用記憶回路に転送する
工程が必要であり、更に、後段シフト動作用記憶回路で
データを確定させる必要があるため、テスト終了までに
時間がかかるという問題を有する。
【0018】本発明は上記の問題を鑑みてなされたもの
で、複数ビット出力メモリの複数個同時試験に対応して
いない従来のテスタにおいても、高価なピンエレクトロ
ニクスの数を増やすことなく同時試験個数を2倍以上に
することができ、また、テスタの試験可能なデータビッ
ト数以上のメモリの試験を可能にする半導体メモリ試験
装置に接続する外付け半導体メモリ試験装置を提供する
ものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0020】(1) 被試験デバイスの出力端子を接続する
入力端子数Nのコンパレータを備えた半導体メモリ試験
装置によって、出力端子数L(L>N)の被試験デバイ
スを試験するための外付け半導体メモリ試験装置であっ
て、入力端子数及び出力端子数が各々少なくともLのデ
ータ保持回路と、入力端子数が少なくともLで出力端子
数Mの切換回路と、を備え、各端子数はL>N≧M>1
の関係を有し、該被試験デバイスの各出力端子を該デー
タ保持回路の各入力端子にそれぞれ接続し、該データ保
持回路の各出力端子を該切換回路の各入力端子にそれぞ
れ接続し、該切換回路の各出力端子を該半導体メモリ試
験装置のコンパレータの各入力端子にそれぞれ接続した
ことを特徴とする。
【0021】この構成においては、コンパレータを備え
た半導体メモリ試験装置にデータ保持回路と切換回路と
を備えた外付け半導体メモリ試験装置を接続して、被試
験デバイスの試験を行い、出力端子数がLの被試験デバ
イスの各出力端子を入力端子数が少なくともLで出力端
子数が少なくともLのデータ保持回路の各入力端子に接
続し、データ保持回路の各出力端子を、入力端子数が少
なくともLで出力端子数Mの切換回路の各入力端子に接
続し、切換回路の各出力端子を入力端子数Nのコンパレ
ータの各入力端子に接続し、各端子数は、L>N≧M>
1の関係を有する。したがって、半導体メモリ試験装置
のコンパレータの入力端子数Nよりも多い出力端子数L
を有する被試験デバイスを、半導体メモリ試験装置に高
価なピンエレクトロニクスを増設したり、入力端子数L
のコンパレータを備えた半導体メモリ試験装置を新たに
増設することなく、簡単な構成の外付け半導体メモリ試
験装置を接続することで、容易且つ安価に試験が行え
る。
【0022】(2) 被試験デバイスの出力端子を接続する
入力端子数Nのコンパレータを備えた半導体メモリ試験
装置によって、出力端子数L(L>N)の被試験デバイ
スを試験するための外付け半導体メモリ試験装置であっ
て、入力端子合計数及び出力端子合計数が各々少なくと
もLである複数のデータ保持回路と、入力端子数が少な
くともLで出力端子数Mの切換回路と、を備え、各端子
数はL>N≧M>1の関係を有し、該被試験デバイスの
各出力端子を該複数のデータ保持回路の各入力端子にそ
れぞれ接続し、該複数のデータ保持回路の各出力端子を
該切換回路の各入力端子にそれぞれ接続し、該切換回路
の各出力端子を該半導体メモリ試験装置のコンパレータ
の各入力端子にそれぞれ接続したことを特徴とする。
【0023】この構成においては、コンパレータを備え
た半導体メモリ試験装置に、複数のデータ保持回路と、
切換回路と、を備えた外付け半導体メモリ試験装置を接
続して、被試験デバイスの試験を行い、出力端子数Lの
被試験デバイスの出力端子を入力端子合計数が少なくと
もLで出力端子合計数が少なくともLの複数のデータ保
持回路の各入力端子に接続し、複数のデータ保持回路の
各出力端子を、入力端子数が少なくともLで出力端子数
Mの切換回路の入力端子に接続し、切換回路の出力端子
を入力端子数Nのコンパレータの入力端子に接続し、各
端子数は、L>N≧M>1の関係を有する。したがっ
て、半導体メモリ試験装置に外付け半導体メモリ試験装
置を接続することで、コンパレータの入力端子数Nより
も多い出力端子数Lを有する被試験デバイスの試験が容
易に行え、新たに半導体メモリ試験装置やピンエレクト
ロニクスを増設することなく、外付け半導体メモリ試験
装置を追加するだけで、安価に従来の試験装置を活用す
ることができる。
【0024】(3) 前記半導体メモリ試験装置は、テスト
信号を入力された前記被試験デバイスの出力したデータ
を前記データ保持回路に保持させるための第1制御信号
を、前記データ保持回路に出力することを特徴とする。
【0025】この構成においては、外付け半導体メモリ
試験装置のデータ保持回路に被試験デバイスの出力した
データを保持させるための第1の制御信号は、半導体メ
モリ試験装置から出力される。したがって、外付け半導
体メモリ試験装置のデータ保持タイミングを半導体メモ
リ試験装置で制御することができ、確実にデータ保持回
路に被試験デバイスが出力したデータが保持される。
【0026】(4) 前記半導体メモリ試験装置は、前記第
1制御信号出力後に、次のテスト信号を前記被試験デバ
イスに出力することを特徴とする。
【0027】この構成においては、半導体メモリ試験装
置からデータ保持回路にテスト信号を入力された前記被
試験デバイスの出力したデータを保持させるための第1
の制御信号を出力後に、被試験デバイスに次のテストデ
ータを出力する。したがって、被試験デバイスが出力し
たデータをデータ保持回路は確実に保持してから、次の
データが被試験デバイスから出力される。
【0028】(5) 前記半導体メモリ試験装置は、前記デ
ータ保持回路でデータを保持後に、前記切換回路に入力
されたデータを前記切換回路から順次切り換えて出力さ
せるための第2制御信号を、前記切換回路に出力するこ
とを特徴とする。
【0029】この構成においては、外付け半導体メモリ
試験装置の切換回路に入力されたデータ保持回路からの
出力データを順次切り換えて出力させるための第2の制
御信号は、データ保持回路でデータを保持後に半導体メ
モリ試験装置から出力される。したがって、外付け半導
体メモリ試験装置のデータ切換タイミングを半導体メモ
リ試験装置で制御することができ、確実に半導体メモリ
試験装置のコンパレータに切換回路からデータが入力さ
れる。
【0030】(6) 前記半導体メモリ試験装置は、前記デ
ータ保持回路でデータを保持後に次の前記第1制御信号
を出力するまでの期間内に、前記切換回路に入力された
データを前記切換回路から順次切り換えて出力させるた
めの第2制御信号を前記切換回路に出力することを特徴
とする。
【0031】この構成においては、半導体メモリ試験装
置から外付け半導体メモリ試験装置の切換回路に入力さ
れた、データを順次切り換えて出力させるための第2制
御信号は、データ保持回路でデータを保持後に次の第1
制御信号を半導体メモリ試験装置から出力するまでの期
間内に、切換回路に出力される。したがって、データ保
持回路に次の第1制御信号が出力されて次の保持データ
が保持されるまでの期間内に、切換回路に第2制御信号
が入力されてデータが順次切り換えて出力されるので、
切換回路からは、次のデータと混合することなく確実に
データが切り換えて出力される。
【0032】(7) 前記データ保持回路と前記切換回路と
を複数備えたことを特徴とする。
【0033】この構成においては、外付け半導体メモリ
試験装置は、被試験デバイスから出力されたデータを保
持するためのデータ保持回路と、データ保持回路から出
力されたデータを順次切り換えて出力するための切換回
路と、を複数備えている。したがって、複数の被試験デ
バイスを同時に試験することができる。また、半導体メ
モリ試験装置で試験を行うことができるビット構成以上
の被試験デバイスを試験することが可能となる。
【0034】(8) 被試験デバイスの出力端子を接続する
入力端子数Nのコンパレータを備えた試験装置に外付け
半導体メモリ試験装置を接続して、出力端子数L(L>
N)の被試験デバイスを試験するための試験方法であっ
て、該被試験デバイスの各出力端子を該データ保持回路
の各入力端子にそれぞれ接続し、該被試験デバイスの各
出力端子から出力されたデータを、入力端子数及び出力
端子数が少なくともLの外付け半導体メモリ試験装置の
データ保持回路で保持し、該データ保持回路が保持した
出力データを入力端子数が少なくともLで出力端子数M
であり、L>N≧M>1の関係を有する外付け半導体メ
モリ試験装置の切換回路に入力し、該切換回路に入力し
た出力データを順次切り換えて試験装置のコンパレータ
に入力したことを特徴とする。
【0035】この構成においては、出力端子数Lの被試
験デバイスから出力されたデータを、入力端子数が少な
くともLで出力端子数が少なくともLの外付け半導体メ
モリ試験装置のデータ保持回路に入力して保持し、該デ
ータ保持回路が保持した出力データを入力端子数が少な
くともLで出力端子数Mであり、L>N≧M>1の関係
を有する外付け半導体メモリ試験装置の切換回路に入力
し、該切換回路に入力した出力データを順次切り換えて
試験装置の入力端子数N(L>N)のコンパレータに入
力して、被試験デバイスの試験を行う。したがって、こ
の方法によって半導体メモリ試験装置のコンパレータに
おける入力端子数より多い出力端子数の被試験デバイス
を半導体メモリ試験装置に外付け半導体メモリ試験装置
を接続して、容易に試験を行うことができる。
【0036】(9) 被試験デバイスの出力端子を接続する
入力端子数Nのコンパレータを備えた試験装置に外付け
半導体メモリ試験装置を接続して、出力端子数L(L>
N)の被試験デバイスを試験するための試験方法であっ
て、該被試験デバイスの出力データを入力端子合計数及
び出力端子合計数が各々少なくともLの外付け半導体メ
モリ試験装置の複数のデータ保持回路で保持し、該複数
のデータ保持回路が保持した出力データを入力端子数が
少なくともLで出力端子数Mであり、L>N≧M>1の
関係を有する外付け装置の切換回路に入力し、該切換回
路に入力した出力データを順次切り換えて試験装置のコ
ンパレータに入力することを特徴とする。
【0037】この構成においては、出力端子数Lの被試
験デバイスから出力されたデータを、入力端子合計数が
少なくともLで出力端子合計数が少なくともLの外付け
半導体メモリ試験装置の複数のデータ保持回路で保持
し、該データ保持回路が保持した出力データを入力端子
数Lで出力端子数Mであり、L>N≧M>1の関係を有
する外付け半導体メモリ試験装置の切換回路に入力し、
該切換回路に入力した出力データを順次切り換えて試験
装置の入力端子数N(L>N)のコンパレータに入力し
て、被試験デバイスの試験を行う。したがって、この方
法によって半導体メモリ試験装置のコンパレータにおけ
る入力端子数より多い出力端子数の被試験デバイスの出
力端子を、外付け半導体メモリ試験装置の複数のデータ
保持回路に分割して接続して、確実に試験を行うことが
できる。
【0038】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の第1実
施形態に係る外付け半導体メモリ試験装置の構成を図1
を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
る外付け半導体メモリ試験装置と半導体メモリ試験装置
とによってMUTの試験を行う構成を示すブロック図で
ある。
【0039】図1では、×16ビット出力のMUTを同
時に2個試験可能な半導体メモリ試験装置6において、
外付け半導体メモリ試験装置5を接続することによっ
て、MUTの同時試験数を4個に増加させる場合を示
す。
【0040】MUT1〜4は、出力端子数16個(×1
6ビット)のマスクROMである。また、MUT1〜4
は、所定の数量の入力端子を備えている。
【0041】外付け半導体メモリ試験装置5は、フリッ
プフロップ(以下、F/Fと称する。)11〜14と、
マルチプレクサ(以下、MUXと称する。)21〜24
と、を備えている。
【0042】F/F11〜14は、入力されたデータを
保持するための16ビットのデータ保持回路であり、入
力端子数と出力端子数とがそれぞれ16個で、データを
保持(ラッチ)するための制御信号入力端子を備える。
MUT1を試験する際には、F/F11の各入力端子
に、MUT1の各出力端子をそれぞれ接続する。また、
同様にF/F12〜14の各入力端子に、MUT2〜4
の各出力端子をそれぞれ接続する。
【0043】MUX21〜24は、入力されたデータを
順次切り換えて出力する切換回路であり、入力端子数が
16個で出力端子数が8個であり、F/F11の各出力
端子が、MUX21の各入力端子にそれぞれ接続されて
いる。また、同様にF/F12〜14の各出力端子は、
MUX22〜24の各入力端子にそれぞれ接続されてい
る。
【0044】半導体メモリ試験装置6は、ピンエレクト
ロニクス部としてドライバ7とコンパレータ8とを備え
る。ドライバ7は、所定の数量の信号出力端子を有して
いる。そして、MUT1〜4のアドレスを指定するため
のアドレス信号(以下、Add信号と称する。)、デバ
イスを選択してデータ出力を可能にするコントローラ信
号(以下、Cont信号と称する。)、F/F11〜1
4に入力されたデータを保持させるための第1制御信号
であるクロック信号(以下、Clock信号と称す
る。)、及びMUX21〜24に入力されたデータを順
次切り換えて出力させるための第2制御信号であるセレ
クト信号(以下、Select信号と称する。)が、所
定のタイミングでドライバ7から出力される。
【0045】また、MUT1〜4の試験を行う際に、外
付け半導体メモリ試験装置5のMUX21〜24の各出
力端子を、コンパレータ8の各入力端子に接続する。こ
こで、半導体メモリ試験装置6においては、前記のよう
に×16ビット出力のMUTを同時に2個試験可能であ
るため、コンパレータ8は、入力端子を32個備えてい
る。
【0046】なお、×16ビット出力のMUTを同時に
2個試験可能な半導体メモリ試験装置6のドライバ7に
おいて、MUTへのAdd信号及びCont信号の出力
端子を複数備えているので、MUTの同時試験数を4個
に増加させても、問題なくMUT1〜4に各信号を入力
することができる。
【0047】また、F/F11〜14は、MUT1〜4
の有する各出力端子数以上の各入力端子数及び各出力端
子数を有していてもよい。さらに、MUX21〜24
は、MUT1〜4の有する各出力端子数以上の各入力端
子数及び各出力端子数を有していてもよい。加えて、コ
ンパレータ8は、MUX21〜24の有する各出力端子
合計数以上で、且つMUT1〜4の各出力端子の合計数
未満の入力端子数を有していてもよい。
【0048】つまり、MUT1〜4の各出力端子数がL
で、F/F11〜14の入力端子数及び出力端子数が各
々少なくともLで、MUX21〜24の各入力端子数が
少なくともLで各出力端子数がMであり、各端子数はL
>N≧M>1の関係を有していればよい。この場合、M
UT1〜4の出力端子に接続されない端子、及びMUX
21〜24に接続されないコンパレータ8の入力端子
は、接地しておくとよい。
【0049】次に、MUT1〜4の試験を行う際の各回
路の動作を説明する。なお、MUT1〜4に接続された
回路は4回路とも同じ動作をするため、MUT1、F/
F11、MUX21の回路動作についてのみ説明する。
なお、MUT1〜4は同時に試験を行うため、F/F1
1〜14にClock信号を入力する際は、F/F11
〜14に同時に入力する。また、MUX21〜24にS
elect信号を入力する際は、MUX21〜24に同
時に入力する。
【0050】図2は、MUTを試験するための信号入力
タイミングを示すタイミングチャートである。波形1は
Add信号及びCont信号であり、半導体メモリ試験
装置6の2サイクル(T1サイクル及びT2サイクル)
で1アドレス用の信号を半導体メモリ試験装置6から出
力する。ここで、MUT1のサイクルタイムの仕様値が
T1であり、MUX21の切換時間がT2(T1>T
2)である。
【0051】まず、半導体メモリ試験装置6のドライバ
7から、MUT1のアドレスnのデータを読み出すため
のAdd信号及びCont信号が、MUT1の各入力端
子に入力される。MUT1はアクセスタイム経過後、波
形2に示す16ビットのデータD0〜15をF/F11
に出力する。そして、F/F11にデータD0〜15が
入力されると、タイミングA点でドライバ7からClo
ckの立上げ信号がF/F11に出力され、T2サイク
ルが終了するまでClock信号は出力される。Clo
ckの立上げ信号がF/F11に出力されたタイミング
で、F/F11にラッチされた波形3に示す16ビット
のデータD0〜15は、MUX21に入力される。
【0052】MUX21に入力されたMUT1の16ビ
ットのデータD0〜15は、半導体メモリ試験装置6の
ドライバ7からのSelect信号によりD0〜D7の
8ビットのデータと、D8〜D15の8ビットのデータ
と、に時分割される。また、半導体メモリ試験装置6が
コンパレータ8に入力された信号の良否判定を行うため
のタイミング信号であるストローブ信号(以下、STR
B信号と称する。)は、T1とT2のサイクルでそれぞ
れ1回ずつ出力される。
【0053】つまり、Select信号がLoの期間
は、D0〜D7の8ビットのデータがMUX21から出
力されて、半導体メモリ試験装置6のコンパレータ8に
入力される。そして、半導体メモリ試験装置6はSTR
B信号を出力して、MUT1のサイクルタイムの仕様値
内でD0〜D7の8ビットのデータについて良否判定を
行う。
【0054】また、ドライバ7からのSelect信号
がHiに切り換わると、D8〜D15の8ビットのデー
タがMUX21から出力されて、半導体メモリ試験装置
6のコンパレータ8に入力される。そして、半導体メモ
リ試験装置6はSTRB信号を出力して、D8〜D15
の8ビットのデータについて良否判定を行う。
【0055】上記のように2回の判定結果をMUT1の
アドレスnにおける判定結果とする。そして、半導体メ
モリ試験装置6のドライバ7からMUT1のアドレスn
+1のデータを読み出すためのAdd信号及びCont
信号が入力され、MUT1のアドレスn+1においても
同様に試験が行われる。
【0056】上記のように、外付け半導体メモリ試験装
置5を半導体メモリ試験装置6に接続して試験を行うこ
とで、T1サイクルでD0〜D7の8ビット、T2サイ
クルでD8〜D15の8ビットを判定することができ、
MUT1のサイクルタイムの仕様値内でD0〜D7のデ
ータのテストを行うことが可能である。また、F/F1
1にはデータD0〜D15が保持されているため、Se
lect信号をMUX21に入力して、MUX21の出
力を切り換えるだけで、D8〜D15のデータの試験を
行うことが可能であり、テスト終了までに必要とする時
間を最小限にすることができる。
【0057】また、従来の半導体メモリ試験装置の有す
る機能を用いて試験を行うことができる。さらに、同時
に試験を行う際に使用するMUTを移動するためのハン
ドラや、MUTに電気信号を送受するために半導体メモ
リ試験装置と接続するための装置であるプローバなどの
コントロールを行うための機能は、半導体メモリ試験装
置の標準機能をそのまま使うことができる。
【0058】次に、本発明の第1実施形態に係る外付け
半導体メモリ試験装置へ入力する信号の別の入力タイミ
ングについて、図3を用いて説明する。図3は、MUT
を試験するための図2とは別の信号入力タイミングを示
すタイミングチャートである。
【0059】図2に示したように、半導体メモリ試験装
置6のドライバ7からMUT1のアドレスnのデータを
読み出すために、Add信号及びCont信号を入力す
る。そして、MUT1のアクセスタイムにおけるF/F
11にデータが入力されるタイミングA点で、ドライバ
7からClockの立上げ信号をF/F11に出力した
後に、T2サイクルが終了する際にClock信号をを
立下げるようにした。この場合、MUTの1アドレスを
試験するために、T1サイクルとT2サイクルのサイク
ルが必要となる。
【0060】一方、図3に示すように、Clock信号
を立上げ後に直ぐにこの信号を立ち下げるようにするこ
とで、データをF/F11に保持することが可能であ
る。また、データ保持後にMUT1からの出力データが
何らかの影響によりHiからLoまたはLoからHiに
変化したとしても、F/F11は確定したデータを保持
し続けるため、試験を正常に行うことが可能となる。
【0061】このため、確定したデータがF/F11で
保持された後に,次のアドレスを選択するためのAdd
信号を、MUT1に入力することが可能である。したが
って、図3に示したように、MUT1の1アドレスを試
験するための時間はT1サイクルのみであるため、より
高速に複数の被試験デバイスの試験を行うことが可能と
なる。
【0062】なお、図1に示した外付け半導体メモリ試
験装置においては、MUT1〜4の4個のMUTの試験
を行う構成を図示したが、MUTに接続するF/F及び
MUXの回路構成を一組として、この回路構成を複数設
けることによって、さらに複数のMUTの試験を行うこ
とができる。
【0063】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態に係る外付け半導体メモリ試験装置の構成及び動作
を図4を用いて説明する。図4は、本発明の第2実施形
態に係る外付け半導体メモリ試験装置と半導体メモリ試
験装置とによってMUTの試験を行う構成を示すブロッ
ク図である。
【0064】図4では、×16ビット出力のMUTの試
験機能を備えた半導体メモリ試験装置36において、外
付け半導体メモリ試験装置35を接続することによっ
て、×32ビット出力のMUTの試験を行う場合を示
す。
【0065】MUT31は、出力端子数32個(×32
ビット)のマスクROMである。また、MUT31は、
所定の数量の入力端子を備えている。
【0066】外付け半導体メモリ試験装置35は、F/
F41、42と、MUX51と、を備えている。
【0067】F/F41〜42は、入力されたデータを
保持するための16ビットのデータ保持回路であり、入
力端子数と出力端子数とがそれぞれ16個で、データを
保持(ラッチ)するための制御信号入力端子を備える。
MUT31を試験する際には、F/F41の各入力端子
に、MUT1の各出力端子のうち16個をそれぞれ接続
する。また、同様にF/F42の各入力端子に、MUT
31の残りの16個の出力端子を接続する。
【0068】MUX51は、入力されたデータを順次切
り換えて出力する切換回路であり、入力端子数が32個
で出力端子数が16個であり、F/F41の各出力端子
が、MUX51の16個の入力端子にそれぞれ接続され
ている。また、同様にF/F42の各出力端子は、MU
X51の残りの16個の入力端子にそれぞれ接続されて
いる。
【0069】半導体メモリ試験装置36は、ピンエレク
トロニクス部としてドライバ37とコンパレータ38と
を備える。ドライバ37は、所定の数量の信号出力端子
を有している。そして、MUTのアドレスを指定するた
めのAdd信号、デバイスを選択してデータ出力を可能
にするCont信号、F/F41、42に入力されたデ
ータを保持させるための第1制御信号であるClock
信号、及びMUX51に入力されたデータを順次切り換
えて出力させるための第2制御信号であるSelect
信号が、所定のタイミングでドライバ37から出力され
る。
【0070】また、MUT31の試験を行う際に、外付
け半導体メモリ試験装置35のMUX51の各出力端子
を、コンパレータ38の各入力端子に接続する。ここ
で、半導体メモリ試験装置36においては、前記のよう
に×16ビット出力のMUTの試験機能を備えているた
め、コンパレータ38は、入力端子を16個備えてい
る。
【0071】なお、×16ビット出力のMUTの試験機
能を備えた半導体メモリ試験装置36のドライバ37に
おいて、MUTへのAdd信号及びCont信号の出力
端子を複数備えているので、×32ビット出力のMUT
の試験を行う場合でも、問題なくMUT31に各信号を
入力することができる。
【0072】また、F/F41、42は、MUT31の
有する出力端子数以上の各入力端子数及び各出力端子数
を有していてもよい。さらに、MUX51は、MUT3
1の有する出力端子数以上の入力端子数及び出力端子数
を有していてもよい。加えて、コンパレータ38は、M
UX51の有する出力端子合計数以上で、且つMUT3
1の出力端子の合計数未満の入力端子数を有していても
よい。
【0073】つまり、MUT31の出力端子数がLで、
F/F41、42の入力端子合計数及び出力端子合計数
が各々少なくともLで、MUX51の入力端子数が少な
くともLで出力端子数がMであり、各端子数はL>N≧
M>1の関係を有していればよい。この場合、MUT3
1の出力端子に接続されない端子、及びMUX51に接
続されないコンパレータ38の入力端子は、接地してお
くとよい。
【0074】次に、MUT31の試験を行う際の各回路
の動作を説明する。図5は、MUTを試験するための信
号入力タイミングを示すタイミングチャートである。波
形11はAdd信号及びCont信号であり、半導体メ
モリ試験装置36の2サイクル(T1サイクル及びT2
サイクル)で1アドレス用の信号を半導体メモリ試験装
置36から出力する。ここで、MUT31のサイクルタ
イムの仕様値がT1であり、MUX51の切換時間がT
2(T1>T2)である。
【0075】まず、半導体メモリ試験装置36のドライ
バ37からMUT31のアドレスnのデータを読み出す
ためのAdd信号及びCont信号が、MUT31の入
力端子に入力される。MUT31はアクセスタイム経過
後、波形12に示す32ビットのデータD0〜31をF
/F41、42に出力する。そして、F/F41、42
にデータD0〜31が入力されると、タイミングA点で
ドライバ37からClockの立上げ信号がF/F4
1、42に同時に出力され、T2サイクルが終了するま
でClock信号は出力される。このClockの立上
げ信号が、F/F41に出力されたタイミングでF/F
41にラッチされた波形13に示す16ビットのデータ
D0〜15は、MUX51に入力される。また、Clo
ckの立上げ信号が、F/F42に出力されたタイミン
グでF/F42にラッチされた波形14に示す16ビッ
トのデータD16〜31は、MUX51に入力される。
【0076】MUX51に入力されたMUT31の32
ビットのデータD0〜31は、半導体メモリ試験装置3
6のドライバ37からのSelect信号によりD0〜
D15の16ビットのデータと、D8〜D15の8ビッ
トのデータと、に時分割される。また、半導体メモリ試
験装置36がコンパレータ38に入力された信号の良否
判定を行うためのタイミング信号であるSTRB信号
は、T1とT2のサイクルでそれぞれ1回ずつ出力され
る。
【0077】つまり、Select信号がLoの期間
は、D0〜D15の16ビットのデータがMUX51か
ら出力されて、半導体メモリ試験装置36のコンパレー
タ8に入力される。そして、半導体メモリ試験装置36
はSTRB信号を出力して、MUT1のサイクルタイム
の仕様値内でD0〜D15の16ビットのデータについ
て良否判定を行う。
【0078】また、ドライバ37からのSelect信
号がHiに切り換わると、D16〜D31の16ビット
のデータがMUX51から出力されて、半導体メモリ試
験装置36のコンパレータ38に入力される。そして、
半導体メモリ試験装置36はSTRB信号を出力して、
D16〜D31の8ビットのデータについて良否判定を
行う。
【0079】上記のように2回の判定結果をMUT31
のアドレスnにおける判定結果とする。そして、半導体
メモリ試験装置36のドライバ37からMUT31のア
ドレスn+1のデータを読み出すためのAdd信号及び
Cont信号が入力され、MUT31のアドレスn+1
においても同様に試験が行われる。
【0080】上記のように、外付け半導体メモリ試験装
置35を半導体メモリ試験装置36に接続して試験を行
うことで、T1サイクルでD0〜D15の16ビット、
T2サイクルでD16〜D31の16ビットを判定する
ことができ、MUT31のサイクルタイムの仕様値内で
D0〜D15のデータのテストを行うことが可能であ
る。また、フリップフロップ41、42にはデータD0
〜D31が保持されているため、Select信号をM
UX21に入力して、MUX21の出力を切り換えるだ
けで、D16〜D31のデータの試験を行うことが可能
であり、テスト終了までに必要とする時間を最小限にす
ることができる。
【0081】また、従来の半導体メモリ試験装置の有す
る機能を用いて試験を行うことができる。さらに、同時
に試験を行う際に使用するMUTを移動するためのハン
ドラや、MUTに電気信号を送受するために半導体メモ
リ試験装置と接続するための装置であるプローバなどの
コントロールも、半導体メモリ試験装置の標準機能をそ
のまま使うことができる。
【0082】次に、本発明の第2実施形態に係る外付け
半導体メモリ試験装置へ入力する信号の別の入力タイミ
ングについて、図6を用いて説明する。図6は、MUT
を試験するための図5とは別の信号入力タイミングを示
すタイミングチャートである。
【0083】図5に示したように、半導体メモリ試験装
置36のドライバ37からMUT31のアドレスnのデ
ータを読み出すためのAdd信号及びCont信号を入
力して、MUT31のアクセスタイムにおけるF/F4
1、42にデータが入力されるタイミングA点で、ドラ
イバ37からClockの立上げ信号をF/F41、4
2に出力した後に、T2サイクルが終了する際にClo
ck信号を立下げるようにした。この場合、MUT31
の1アドレスを試験するために、T1サイクルとT2サ
イクルのサイクルが必要となる。
【0084】一方、図6に示すように、Clock信号
を立上げ後に直ぐにこの信号を立ち下げるようにするこ
とで、確定したデータをF/F41、42に保持するこ
とが可能であるとともに、データ保持後にMUT31か
らの出力データが何らかの影響により、HiからLoま
たはLoからHiに変化したとしても、F/F41、4
2は確定したデータを保持し続けるため、試験を正常に
行うことが可能となる。
【0085】このため、データがF/F41、42で保
持された後に,次のアドレスを選択するためのAdd信
号を、MUT31に入力することが可能である。したが
って、図6に示したように、MUT31の1アドレスを
試験するための時間はT1サイクルのみであるため、よ
り高速に複数の被試験デバイスの試験を行うことが可能
となる。
【0086】なお、図4に示した外付け半導体メモリ試
験装置においては、1個のMUTの試験を行う構成を図
示したが、MUTに接続する2つのF/F及びMUXの
回路構成を一組として、この回路構成を複数設けること
によって、さらに複数のMUTの試験を行うことができ
る。また、×64ビット構成や×128ビット構成のM
UTを試験することが可能となる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0088】(1) コンパレータを備えた半導体メモリ試
験装置にデータ保持回路と切換回路とを備えた外付け半
導体メモリ試験装置を接続して、被試験デバイスの試験
を行い、出力端子数がLの被試験デバイスの各出力端子
を入力端子数が少なくともLで出力端子数が少なくとも
Lのデータ保持回路の各入力端子に接続し、データ保持
回路の各出力端子を、入力端子数が少なくともLで出力
端子数Mの切換回路の各入力端子に接続し、切換回路の
各出力端子を入力端子数Nのコンパレータの各入力端子
に接続し、各端子数は、L>N≧M>1の関係を有する
ので、半導体メモリ試験装置のコンパレータの入力端子
数Nよりも多い出力端子数Lを有する被試験デバイス
を、半導体メモリ試験装置に高価なピンエレクトロニク
スを増設したり、入力端子数Lのコンパレータを備えた
半導体メモリ試験装置を新たに増設することなく、簡単
な構成の外付け半導体メモリ試験装置を接続すること
で、容易且つ安価に試験を行うことができる。
【0089】(2) コンパレータを備えた半導体メモリ試
験装置に、複数のデータ保持回路と、切換回路と、を備
えた外付け半導体メモリ試験装置を接続して、被試験デ
バイスの試験を行い、出力端子数Lの被試験デバイスの
出力端子を入力端子合計数が少なくともLで出力端子合
計数が少なくともLの複数のデータ保持回路の各入力端
子に接続し、複数のデータ保持回路の各出力端子を、入
力端子数が少なくともLで出力端子数Mの切換回路の入
力端子に接続し、切換回路の出力端子を入力端子数Nの
コンパレータの入力端子に接続し、各端子数は、L>N
≧M>1の関係を有するので、半導体メモリ試験装置に
外付け半導体メモリ試験装置を接続することで、コンパ
レータの入力端子数Nよりも多い出力端子数Lを有する
被試験デバイスの試験が容易に行え、新たに半導体メモ
リ試験装置やピンエレクトロニクスを増設することな
く、外付け半導体メモリ試験装置を追加するだけで、安
価に従来の試験装置を活用することができる。
【0090】(3) 外付け半導体メモリ試験装置のデータ
保持回路に被試験デバイスの出力したデータを保持させ
るための第1の制御信号を、半導体メモリ試験装置から
出力させることによって、外付け半導体メモリ試験装置
のデータ保持タイミングを半導体メモリ試験装置で制御
することができ、確実にデータ保持回路に被試験デバイ
スが出力したデータを保持することができる。
【0091】(4) 半導体メモリ試験装置からデータ保持
回路にテスト信号を入力された前記被試験デバイスの出
力したデータを保持させるための第1の制御信号を出力
後に、被試験デバイスに次のテストデータを出力するこ
とにより、被試験デバイスが出力したデータをデータ保
持回路は確実に保持してから、次のデータを被試験デバ
イスに出力することができる。
【0092】(5) 外付け半導体メモリ試験装置の切換回
路に入力されたデータ保持回路からの出力データを順次
切り換えて出力させるための第2の制御信号は、データ
保持回路でデータを保持後に半導体メモリ試験装置から
出力されるため、外付け半導体メモリ試験装置のデータ
切換タイミングを半導体メモリ試験装置で制御すること
ができ、確実に半導体メモリ試験装置のコンパレータに
切換回路からデータを入力することができる。
【0093】(6) 半導体メモリ試験装置から外付け半導
体メモリ試験装置の切換回路に入力された、データを順
次切り換えて出力させるための第2制御信号は、データ
保持回路でデータを保持後に次の第1制御信号を半導体
メモリ試験装置から出力するまでの期間内に、切換回路
に出力されるので、データ保持回路に次の第1制御信号
が出力されて次の保持データが保持されるまでの期間内
に、切換回路に第2制御信号が入力されてデータが順次
切り換えて出力され、切換回路からは、次のデータと混
合することなく確実にデータが切り換えて出力すること
ができる。
【0094】(7) 外付け半導体メモリ試験装置は、被試
験デバイスから出力されたデータを保持するためのデー
タ保持回路と、データ保持回路から出力されたデータを
順次切り換えて出力するための切換回路と、を複数備え
ることによって、複数の被試験デバイスを同時に試験す
ることができる。また、半導体メモリ試験装置で試験を
行うことができるビット構成以上の被試験デバイスを試
験できる。
【0095】(8) 出力端子数Lの被試験デバイスから出
力されたデータを、入力端子数が少なくともLで出力端
子数が少なくともLの外付け半導体メモリ試験装置のデ
ータ保持回路に入力して保持し、該データ保持回路が保
持した出力データを入力端子数が少なくともLで出力端
子数Mであり、L>N≧M>1の関係を有する外付け半
導体メモリ試験装置の切換回路に入力し、該切換回路に
入力した出力データを順次切り換えて試験装置の入力端
子数N(L>N)のコンパレータに入力して、被試験デ
バイスの試験を行うので、この方法によって半導体メモ
リ試験装置のコンパレータにおける入力端子数より多い
出力端子数の被試験デバイスを半導体メモリ試験装置に
外付け半導体メモリ試験装置を接続して、容易に試験を
行うことができる。
【0096】(9) 出力端子数Lの被試験デバイスから出
力されたデータを、入力端子合計数が少なくともLで出
力端子合計数が少なくともLの外付け半導体メモリ試験
装置の複数のデータ保持回路で保持し、該データ保持回
路が保持した出力データを入力端子数Lで出力端子数M
であり、L>N≧M>1の関係を有する外付け半導体メ
モリ試験装置の切換回路に入力し、該切換回路に入力し
た出力データを順次切り換えて試験装置の入力端子数N
(L>N)のコンパレータに入力して、被試験デバイス
の試験を行うので、この方法によって半導体メモリ試験
装置のコンパレータにおける入力端子数より多い出力端
子数の被試験デバイスの出力端子を、外付け半導体メモ
リ試験装置の複数のデータ保持回路に分割して接続し
て、確実に試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る外付け半導体メモ
リ試験装置と半導体メモリ試験装置とによってMUT
(被試験メモリ)の試験を行う構成を示すブロック図で
ある。
【図2】MUTを試験するための信号入力タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図3】MUTを試験するための図2とは別の信号入力
タイミングを示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係る外付け半導体メモ
リ試験装置と半導体メモリ試験装置とによってMUTの
試験を行う構成を示すブロック図である。
【図5】MUTを試験するための信号入力タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図6】MUTを試験するための図5とは別の信号入力
タイミングを示すタイミングチャートである。
【図7】従来の半導体メモリ試験装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1〜4−被試験デバイス(MUT) 5−外付け半導体メモリ試験装置 6−半導体メモリ試験装置 8−コンパレータ 11〜14−データ保持回路(フリップフロップまたは
F/F) 21〜24−切換回路(マルチプレクサまたはMUX)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験デバイスの出力端子を接続する入
    力端子数Nのコンパレータを備えた半導体メモリ試験装
    置によって、出力端子数L(L>N)の被試験デバイス
    を試験するための外付け半導体メモリ試験装置であっ
    て、 入力端子数及び出力端子数が各々少なくともLのデータ
    保持回路と、入力端子数が少なくともLで出力端子数M
    の切換回路と、を備え、各端子数はL>N≧M>1の関
    係を有し、 該被試験デバイスの各出力端子を該データ保持回路の各
    入力端子にそれぞれ接続し、該データ保持回路の各出力
    端子を該切換回路の各入力端子にそれぞれ接続し、該切
    換回路の各出力端子を該半導体メモリ試験装置のコンパ
    レータの各入力端子にそれぞれ接続したことを特徴とす
    る外付け半導体メモリ試験装置。
  2. 【請求項2】 被試験デバイスの出力端子を接続する入
    力端子数Nのコンパレータを備えた半導体メモリ試験装
    置によって、出力端子数L(L>N)の被試験デバイス
    を試験するための外付け半導体メモリ試験装置であっ
    て、 入力端子合計数及び出力端子合計数が各々少なくともL
    である複数のデータ保持回路と、入力端子数が少なくと
    もLで出力端子数Mの切換回路と、を備え、各端子数は
    L>N≧M>1の関係を有し、 該被試験デバイスの各出力端子を該複数のデータ保持回
    路の各入力端子にそれぞれ接続し、該複数のデータ保持
    回路の各出力端子を該切換回路の各入力端子にそれぞれ
    接続し、該切換回路の各出力端子を該半導体メモリ試験
    装置のコンパレータの各入力端子にそれぞれ接続したこ
    とを特徴とする外付け半導体メモリ試験装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体メモリ試験装置は、テスト信
    号を入力された前記被試験デバイスの出力したデータを
    前記データ保持回路に保持させるための第1制御信号
    を、前記データ保持回路に出力することを特徴とする請
    求項1または2に記載の外付け半導体メモリ試験装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体メモリ試験装置は、前記第1
    制御信号出力後に、次のテスト信号を前記被試験デバイ
    スに出力することを特徴とする請求項3に記載の外付け
    半導体メモリ試験装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体メモリ試験装置は、前記デー
    タ保持回路でデータを保持後に、前記切換回路に入力さ
    れたデータを前記切換回路から順次切り換えて出力させ
    るための第2制御信号を、前記切換回路に出力すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の外付け
    半導体メモリ試験装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体メモリ試験装置は、前記デー
    タ保持回路でデータを保持後に次の前記第1制御信号を
    出力するまでの期間内に、前記切換回路に入力されたデ
    ータを前記切換回路から順次切り換えて出力させるため
    の第2制御信号を前記切換回路に出力することを特徴と
    する請求項3または4に記載の外付け半導体メモリ試験
    装置。
  7. 【請求項7】 前記データ保持回路と前記切換回路とを
    複数備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載の外付け半導体メモリ試験装置。
  8. 【請求項8】 被試験デバイスの出力端子を接続する入
    力端子数Nのコンパレータを備えた試験装置に外付け半
    導体メモリ試験装置を接続して、出力端子数L(L>
    N)の被試験デバイスを試験するための試験方法であっ
    て、 該被試験デバイスの各出力端子を該データ保持回路の各
    入力端子にそれぞれ接続し、該被試験デバイスの各出力
    端子から出力されたデータを、入力端子数及び出力端子
    数が少なくともLの外付け半導体メモリ試験装置のデー
    タ保持回路で保持し、該データ保持回路が保持した出力
    データを入力端子数が少なくともLで出力端子数Mであ
    り、L>N≧M>1の関係を有する外付け半導体メモリ
    試験装置の切換回路に入力し、該切換回路に入力した出
    力データを順次切り換えて試験装置のコンパレータに入
    力したことを特徴とする試験方法。
  9. 【請求項9】 被試験デバイスの出力端子を接続する入
    力端子数Nのコンパレータを備えた試験装置に外付け半
    導体メモリ試験装置を接続して、出力端子数L(L>
    N)の被試験デバイスを試験するための試験方法であっ
    て、 該被試験デバイスの出力データを入力端子合計数及び出
    力端子合計数が各々少なくともLの外付け半導体メモリ
    試験装置の複数のデータ保持回路で保持し、該複数のデ
    ータ保持回路が保持した出力データを入力端子数が少な
    くともLで出力端子数Mであり、L>N≧M>1の関係
    を有する外付け装置の切換回路に入力し、該切換回路に
    入力した出力データを順次切り換えて試験装置のコンパ
    レータに入力することを特徴とする試験方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008534928A (ja) * 2005-03-22 2008-08-28 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド マルチコア集積回路における同時コア試験
JP2011203024A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Nec Corp タイミング調整回路及びタイミング調整方法

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