JP2001195277A - コンピュータの電源制御方法、電源制御装置及びコンピュータ - Google Patents

コンピュータの電源制御方法、電源制御装置及びコンピュータ

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JP2001195277A
JP2001195277A JP2000007825A JP2000007825A JP2001195277A JP 2001195277 A JP2001195277 A JP 2001195277A JP 2000007825 A JP2000007825 A JP 2000007825A JP 2000007825 A JP2000007825 A JP 2000007825A JP 2001195277 A JP2001195277 A JP 2001195277A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに不必要な不安を与えることを防止す
ると共に、電源投入時の問題の再発を抑制することがで
きるコンピュータの電源制御方法、電源制御装置及びコ
ンピュータを得る。 【解決手段】 電源スイッチが押下されると自己診断テ
スト(POST)が開始され、該テストにおいてICの
初期化に関するエラーが発生しなかった場合はオペレー
ティング・システムOSがロードされて稼動状態とされ
る(ステップ200〜208)。一方、上記エラーが発
生した場合は当該エラーが所定回数以上発生したか否か
が判定され、所定回数以上発生した場合はエラー表示が
行われた後に本処理が終了され、所定回数以上発生して
いない場合にはエラー履歴が記憶された後にハードウェ
アを安定化させるための設定が行われ、その後コンピュ
ータを再起動させるための信号であるリスタート信号が
送出された後に本処理が終了される(ステップ210〜
220)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータの電源
制御方法、電源制御装置及びコンピュータに係り、特
に、電源投入時に少なくともハードウェアの自己診断テ
ストを行ってオペレーティング・システム処理へ移行す
るコンピュータの電源を制御する電源制御方法、電源制
御装置及び該電源制御装置を有するコンピュータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】パーソナル・コンピュータ(PC)では
一般に、PC内に設けられているメモリの動作テスト
(書き込み/読み出しテスト)や、現在のシステム構成
と装置構成ユーティリティによって設定された構成とが
一致しているか否かのチェック等の、基本操作を検査す
るための一連の自己診断テストを当該PCの起動時に行
っている。なお、以下では上記自己診断テストをPOS
T(Power On Self Test)と称する。
【0003】一方、PC等のハードウェアは、万全を期
して設計しても、構成部品の不良率が0(零)ではない
ので、電源投入時に何らかの問題が発生することがあ
る。この問題の一例として散見されるのは、電源投入時
にLSI(Large Scale Integration)やASIC(App
lication Specific Integrated Circuit)等のIC(集
積回路)が正しく初期化されないというものである。こ
のような問題は上述したような構成部品の不良率のみに
起因するものではなく、気温、湿度等の使用環境条件等
に起因する場合もある。
【0004】このような電源投入時の問題は、上述した
POSTによって検知される場合が多いが、POSTに
よって問題が検知された場合、システムは検知された問
題に対応するエラー・コード、問題の状況等をディスプ
レイに表示した後、起動動作を停止していた。この場
合、ユーザは不安に思いつつも電源を一旦切断し、再度
投入することにより、装置の再起動を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
により装置の再起動を行う方法では、該再起動によって
問題が再度発生しなかった場合でも、ユーザは不安を抱
きながらPCを使用し続けなければならない、という問
題点があった。
【0006】すなわち、上述したような電源投入時の問
題では、再起動によって当該問題が再度発生しなくなる
場合もあり、この場合はPCは問題なく使用することが
できるにもかかわらず、ユーザは当初の電源投入時に発
生した問題が再発しなかった理由が分からず、不安を抱
き続けることになる。
【0007】一方、ユーザにより装置の再起動を行う方
法では、当初の電源投入時における使用環境条件等の条
件とほぼ同様の条件下で再起動するので、再度同一の問
題が発生する場合が多い、という問題点もあった。
【0008】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたものであり、ユーザに不必要な不安を与えることを
防止すると共に、電源投入時の問題の再発を抑制するこ
とができるコンピュータの電源制御方法、電源制御装置
及びコンピュータを得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンピュー
タの電源制御方法及び電源制御装置では、コンピュータ
においてオペレーティング・システム処理に先立って行
われる自己診断テストの結果が予め定められたテスト結
果であった場合に、コンピュータへの電源供給が停止さ
れた後に再度電源投入される。これによって、コンピュ
ータは再起動され、該再起動によって予め定められたテ
スト結果が再び発生しなかった場合には、コンピュータ
は通常通りに起動されることになる。これによって、ユ
ーザは自己診断テストによって検出された問題の発生に
気づくことがなくなり、ユーザに対して不必要な不安を
与えることを防止することができる。
【0010】ところで、コンピュータの内部には各種機
能を有する多数の集積回路等のコンポーネントが含まれ
ており、これらのコンポーネントには、電源投入時にリ
セット信号によって正常にリセット(初期化)された場
合にのみ、正常に動作するように構成されているものが
ある。ところが、外部からのノイズやコンポーネント周
辺の温度の過上昇等に起因して、コンポーネントが正常
にリセットされない場合があり、この場合には当該コン
ポーネントにリセット信号を再度入力することによっ
て、正常にリセットされる場合がある。
【0011】この場合等に対応するために、上記の予め
定められたテスト結果には、コンピュータに含まれるコ
ンポーネントが正しく初期化されていないことを示すテ
スト結果が含まれることが好ましい。これによって、上
記のようなコンポーネントの初期化に関する問題が発生
した場合のコンピュータの再起動を、ユーザに知られる
ことなく行うことができる。
【0012】ところで、本発明に係る電源制御方法及び
電源制御装置において、単純にコンピュータを再起動し
たのでは、当初の電源投入時における使用環境条件等の
条件とほぼ同様の条件下で再起動することになるので、
再度同一の問題が発生する可能性が高い。一方、電源投
入時に発生する問題は、ハードウェアの動作が不安定で
あることに起因するものが多い。そこで、本発明に係る
コンピュータの電源制御方法及び電源制御装置におい
て、上記予め定められたテスト結果を読み取った場合
に、コンピュータに含まれるハードウェアの動作を安定
させることが好ましい。これによって、再度電源投入さ
れた際のハードウェアの動作を当初の電源投入時に比較
して安定なものとすることができ、電源投入時の問題の
再発を抑制することができる。
【0013】なお、上記のようにハードウェアの動作を
安定させるためには、上記コンピュータの電源回路の動
作を安定させる設定、上記コンピュータの内部を冷却さ
せる設定、及び消費電力を抑制するための機能を非実行
とする設定の少なくとも1つを行うことが好ましい。
【0014】例えば、コンピュータの電源回路として、
スイッチング型電源回路を適用している場合は、電源回
路に含まれるスイッチング素子のオン/オフを制御する
ために、負荷電流の大きさに応じて周波数を変化させる
スイッチング信号(パルス信号)を用いるPWM(Puls
e Width Modulation;パルス幅変調)方式と、負荷電流
の大きさとは無関係に固定周波数のもとでパルス幅(デ
ューティ)を変化させるスイッチング信号を用いるPW
M方式と、の2つの方式の一方を選択的に適用すること
ができるように構成されているものがある。
【0015】この場合、上記周波数を変化させるスイッ
チング信号を用いる方式は、固定周波数のスイッチング
信号を用いる方式に比較して変換効率は高いものの、ノ
イズのレベルが高くなるため、動作の安定性の面では劣
るという特性を有している。従って、この場合は、電源
回路に対して固定周波数のスイッチング信号を用いる方
式を適用するように設定することによって、コンピュー
タの電源回路の動作を安定させることができる。
【0016】また、通常、PCには内部温度の過上昇や
CPUの温度の過上昇を防止するためのファンが設けら
れているが、このファンを強制的に回転駆動させる設定
が、上記コンピュータの内部を冷却させる設定の一例と
して挙げられる。
【0017】更に、PC、特にノートブック型PC、サ
ブノートブック型PC、パームトップ型PC、PDA
(personal data assistants;個人向け携帯型情報通信
機器)等の携帯型PCには、消費電力を極力抑えるよう
に電源使用状態を管理する等の電源管理機能が一般に備
えられている。この電源管理機能では、CPUの駆動状
態を50%程度としたり、周辺装置の電源をオフにした
りしているが、このような状態下ではハードウェアは動
作が不安定となる。すなわち、例えば、CPUが他のデ
バイスとデータの送受信を行っている際にCPUの駆動
状態を50%程度に低下させた場合には、一部のデータ
が欠落する怖れがある。従って、このような電源管理機
能を非実行とすることによってハードウェアの動作を安
定化させることができる。
【0018】ところで、本発明に係るコンピュータの電
源制御方法及び電源制御装置では、コンピュータへの電
源供給を停止した後に再度電源投入しても、問題が解消
されない場合がある。この場合、コンピュータの再起動
が連続して行われて、コンピュータを立ち上げることが
できなくなる、という新たな問題が発生する。
【0019】そこで、本発明に係るコンピュータの電源
制御方法及び電源制御装置では、上記予め定められたテ
スト結果を予め定めた所定回数読み取った場合に、上記
コンピュータへの電源供給を停止した後に再度電源投入
することを禁止することが好ましい。これによって、上
述したようなコンピュータの再起動が連続して行われ
て、コンピュータを立ち上げることができなくなる、と
いう問題を回避することができる。
【0020】この場合、コンピュータに設けられている
ディスプレイに同一問題が所定回数発生している旨の表
示を行うことや、コンピュータに設けられているブザー
を鳴動することが好ましい。これによって、ユーザは再
起動では回避できない問題が発生していることを知るこ
とができる。
【0021】更に、本発明に係るコンピュータは、本発
明に係る電源制御装置によって電源装置が制御され、該
電源装置による電力によってコンピュータ負荷が動作さ
れる。
【0022】従って、本発明に係るコンピュータによれ
ば、自己診断テストの結果が予め定められたテスト結果
であった場合に、コンピュータへの電源供給が停止され
た後に再度電源投入されてコンピュータが再起動される
ので、該再起動によって予め定められたテスト結果が再
び発生しなかった場合には、コンピュータは通常通りに
起動されるため、ユーザは自己診断テストによって検出
された問題の発生に気づくことがなく、ユーザに対して
不必要な不安を与えることを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。図1には、本発明を実
現するのに適した典型的なパーソナル・コンピュータ
(PC)から成るコンピュータ・システム10のハード
ウェア構成がサブシステム毎に模式的に示されている。
本発明を実現するPCの一例は、OADG(PC Open Ar
chitecture Developer's Group)仕様に準拠し、オペレ
ーティング・システム(OS)として米マイクロソフト
社の“Windows98又はNT”又は米IBM社の
“OS/2”を搭載したノートブック型のPC12(図
2参照)である。以下、コンピュータ・システム10の
各部について説明する。
【0024】コンピュータ・システム10全体の頭脳で
あるCPU14は、OSの制御下で、各種プログラムを
実行する。CPU14は、例えば米インテル社製のCP
Uチップ“Pentium”、“MMXテクノロジPe
ntium”、“Pentium Pro”や、AMD
社等の他社製のCPUでも良いし、IBM社製の“Po
werPC”でも良い。CPU14は、頻繁にアクセス
するごく限られたコードやデータを一時格納すること
で、メイン・メモリ16への総アクセス時間を短縮する
ための高速動作メモリであるL2(レベル2)−キャッ
シュを含んで構成されている。L2−キャッシュは、一
般にSRAM(スタティックRAM)チップで構成さ
れ、その記憶容量は例えば512kB又はそれ以上であ
る。
【0025】CPU14は、自身の外部ピンに直結され
たプロセッサ直結バスとしてのFS(FrontSide)バス
18、高速のI/O装置用バスとしてのPCI(Periph
eralComponent Interconnect)バス20、及び低速のI
/O装置用バスとしてのISA(Industry Standard Ar
chitecture)バス22という3階層のバスを介して、後
述の各ハードウェア構成要素と相互接続されている。
【0026】FSB18とPCIバス20は、一般にメ
モリ/PCI制御チップと呼ばれるCPUブリッジ(ホ
スト−PCIブリッジ)24によって連絡されている。
本実施形態のCPUブリッジ24は、メイン・メモリ1
6へのアクセス動作を制御するためのメモリ・コントロ
ーラ機能や、FSB18とPCIバス20の間のデータ
転送速度の差を吸収するためのデータ・バッファ等を含
んだ構成となっており、例えばインテル社製の440B
X等を用いることができる。
【0027】メイン・メモリ16は、CPU14の実行
プログラムの読み込み領域として、或いは実行プログラ
ムの処理データを書き込む作業領域として利用される書
き込み可能メモリである。メイン・メモリ16は、一般
には複数個のDRAM(ダイナミックRAM)チップで
構成され、例えば32MBを標準装備し256MBまで
増設可能である。近年では、更に高速化の要求に応える
べく、DRAMは高速ページDRAM、EDO DRA
M、シンクロナスDRAM(SDRAM)、バーストE
DO DRAM、RDRAM等へと変遷している。
【0028】なお、ここでいう実行プログラムには、W
indows98等のOS、周辺機器類をハードウェア
操作するための各種デバイス・ドライバ、特定業務に向
けられたアプリケーション・プログラムや、フラッシュ
ROM72に格納されたBIOS(Basic Input/Output
System:キーボードやフロッピーディスク・ドライブ
等の各ハードウェアの入出力操作を制御するためのプロ
グラム)等のファームウェアが含まれる。
【0029】PCIバス20は、比較的高速なデータ伝
送が可能なタイプのバス(例えばバス幅32/64ビッ
ト、最大動作周波数33/66/100MHz、最大デ
ータ転送速度132/264MBps)であり、カード
バス・コントローラ30のような比較的高速で駆動する
PCIデバイス類がこれに接続される。なお、PCIア
ーキテクチャは、米インテル社の提唱に端を発したもの
であり、いわゆるPnP(プラグ・アンド・プレイ)機
能を実現している。
【0030】ビデオ・サブ・システム26は、ビデオに
関連する機能を実現するためのサブシステムであり、C
PU14からの描画命令を実際に処理し、処理した描画
情報をビデオ・メモリ(VRAM)に一旦書き込むと共
に、VRAMから描画情報を読み出して液晶ディスプレ
イ(LCD)28(図2参照)に描画データとして出力
するICとして構成されたビデオ・コントローラを含
む。また、ビデオ・コントローラは、付設されたデジタ
ル−アナログ変換器(DAC)によってデジタルのビデ
オ信号をアナログのビデオ信号へ変換することができ
る。アナログのビデオ信号は、信号線を介してCRTポ
ート(図示省略)へ出力される。
【0031】また、PCIバス20にはカードバス・コ
ントローラ30、オーディオ・サブ・システム32、ド
ッキング・ステーション・インタフェース(Dock
I/F)34及びミニPCIスロット36が各々接続さ
れている。カードバス・コントローラ30は、PCIバ
ス20のバスシグナルをPCIカードバス・スロット3
8のインタフェース・コネクタ(カードバス)に直結さ
せるための専用コントローラである。カードバス・スロ
ット38には、例えばPC12本体の壁面に配設され、
PCMCIA(Personal Computer Memory Associatio
n)/JEIDA(Japan Electronic Industry Develop
ment Association)が策定した仕様(例えば“PC Card
Standard 95”)に準拠したPCカード40が装填され
る。
【0032】Dock I/F34は、PC12とドッ
キング・ステーション(図示省略)を接続するためのハ
ードウェアであり、PC12がドッキング・ステーショ
ンにセットされると、ドッキング・ステーションの内部
バスがDock I/F34に接続され、ドッキング・
ステーションの内部バスに接続された各種のハードウェ
ア構成要素がDock I/F34を介してPCIバス
20に接続される。また、ミニPCIスロット36に
は、例えばコンピュータ・システム10をネットワーク
(例えばLAN)に接続するためのネットワーク・アダ
プタ42が接続される。
【0033】PCIバス20とISAバス22はI/O
ブリッジ44によって相互に接続されている。I/Oブ
リッジ44は、PCIバス20とISAバス22とのブ
リッジ機能、DMAコントローラ機能、プログラマブル
割り込みコントローラ(PIC)機能、及びプログラマ
ブル・インターバル・タイマ(PIT)機能、IDE
(Integrated Drive Electronics)インタフェース機
能、USB(Universal Serial Bus)機能、SMB(Sy
stem Management Bus)インタフェース機能を備えてい
ると共に、リアルタイム・クロック(RTC)を内蔵し
ており、例えばインテル社製のPIIX4というデバイ
ス(コアチップ)を用いることができる。
【0034】なお、DMAコントローラ機能は、周辺機
器(たとえばFDD)とメイン・メモリ16との間のデ
ータ転送をCPU14の介在なしに実行するための機能
である。またPIC機能は、周辺機器からの割り込み要
求(IRQ)に応答して所定のプログラム(割り込みハ
ンドラ)を実行させる機能である。また、PIT機能は
タイマ信号を所定周期で発生させる機能であり、その発
生周期はプログラマブルである。
【0035】また、IDEインタフェース機能によって
実現されるIDEインタフェースには、IDEハードデ
ィスク・ドライブ(HDD)46が接続される他、ID
ECD−ROMドライブ48がATAPI(AT Attachm
ent Packet Interface)接続される。また、IDE C
D−ROMドライブ48の代わりに、DVD(Digital
Video Disc又はDigital Versatile Disc)ドライブのよ
うな他のタイプのIDE装置が接続されていても良い。
HDD46やCD−ROMドライブ48等の外部記憶装
置は、例えばPC12本体内の「メディアベイ」又は
「デバイスベイ」と呼ばれる収納場所に格納される。こ
れら標準装備された外部記憶装置は、FDDやバッテリ
・パックのような他の機器類と交換可能かつ排他的に取
り付けられる場合もある。
【0036】また、I/Oブリッジ44にはUSBポー
トが設けられており、このUSBポートは、例えばPC
12本体の壁面等に設けられたUSBコネクタ50と接
続されている。USBは、電源投入のまま新しい周辺機
器(USBデバイス)を抜き差しする機能(ホット・プ
ラギング機能)や、新たに接続された周辺機器を自動認
識しシステム・コンフィギュレーションを再設定する機
能(プラグ・アンド・プレイ機能)をサポートしてい
る。1つのUSBポートに対して、最大63個のUSB
デバイスをディジー・チェーン接続することができる。
USBデバイスの例は、キーボード、マウス、ジョイス
ティック、スキャナ、プリンタ、モデム、ディスプレイ
・モニタ、タブレットなど様々である。
【0037】更に、I/Oブリッジ44にはSMバスを
介してEEPROM94が接続されている。EEPRO
M94はユーザによって登録されたパスワードやスーパ
ーバイザー・パスワード、製品シリアル番号等の情報を
保持するためのメモリであり、不揮発性で記憶内容を電
気的に書き替え可能とされている。
【0038】また、I/Oブリッジ44は電源部54に
接続されている。電源部54には、ACアダプタ62、
バッテリ64を充電するための充電器等を含んで構成さ
れると共に、コンピュータ・システム10で使用される
5V、3.3V、12V等の直流定電圧を生成し、かつ
コンピュータ・システム10の各部への直流電圧の供給
/供給停止の切り換えを行う電源回路66が備えられて
いる。
【0039】一方、I/Oブリッジ44を構成するコア
チップの内部には、コンピュータ・システム10の電源
状態を管理するための内部レジスタと、該内部レジスタ
の操作を含むコンピュータ・システム10の電源状態の
管理を行うロジック(ステート・マシーン)が設けられ
ている。
【0040】上記ロジックは電源部54との間で各種の
信号を送受し、この信号の送受により、電源部54から
コンピュータ・システム10への実際の給電状態を認識
し、電源部54は上記ロジックからの指示に応じてコン
ピュータ・システム10への電力供給を制御する。
【0041】ISAバス22はPCIバス20よりもデ
ータ転送速度が低いバスであり(例えばバス幅16ビッ
ト、最大データ転送速度4MBps)、Super I
/Oコントローラ70、EEPROM等から成るフラッ
シュROM72、CMOS74、ゲートアレイ・ロジッ
ク76に接続されると共にCPU14の温度の上昇を抑
制するために設けられたファン82に接続されたエンベ
デッド・コントローラ80に加え、キーボード/マウス
コントローラのような比較的低速で動作する周辺機器類
(何れも図示省略)を接続するのに用いられる。
【0042】Super I/Oコントローラ70には
I/Oポート78が接続されている。Super I/
Oコントローラ70は、フロッピーディスク・ドライブ
(FDD)の駆動、パラレル・ポートを介したパラレル
・データの入出力(PIO)、シリアル・ポートを介し
たシリアル・データの入出力(SIO)を制御する。
【0043】フラッシュROM72は、BIOS等のプ
ログラムを保持するためのメモリであり、不揮発性で記
憶内容を電気的に書き替え可能とされている。また、C
MOS74は揮発性の半導体メモリがバックアップ電源
に接続されて構成されており、不揮発性でかつ高速の記
憶手段として機能する。
【0044】このCMOS74の記憶領域のうちの一部
は、コンピュータ・システム10の電源投入時に検出さ
れたICの初期化に関するエラーの情報が記憶される領
域(以下、「エラー履歴領域」という)として使用され
る。
【0045】図3には、CMOS74のエラー履歴領域
EAの構成が示されている。本実施形態におけるエラー
履歴領域EAは、ICの初期化に関するエラーとして予
め定められた複数のエラー(例えば、ビデオ・コントロ
ーラに含まれるレジスタのリード/ライトエラー、ゲー
ト・アレイ・ロジック76に含まれるレジスタのリード
/ライトエラー等)の各々毎に「識別情報」、「状態情
報」、「頻度情報」の3つの情報が1つのブロックとし
て記憶されるように構成されている。「識別情報」は上
記複数のエラーの各々に対して予め割り振られた数値情
報であり、エラー履歴領域EAの各ブロックの先頭に予
め記憶されている。「状態情報」は検出されたエラーの
状態を示す情報であり、「頻度情報」は検出されたエラ
ーの連続発生頻度を示す情報であって、「状態情報」、
「頻度情報」とも検出されたエラーに対応する識別情報
のブロックに記憶される。
【0046】エンベデッド・コントローラ80は、図示
しないキーボードのコントロールを行うと共に、ゲート
アレイ・ロジック76と協働してパワー・マネージメン
ト及びサーマル・マネージメントを行うものである。フ
ァン82は、エンベデッド・コントローラ80のサーマ
ル・マネージメント機能により、CPU14の近傍に設
けられた図示しないサーミスタによって検知されたCP
U14近傍の温度が所定値以上となったときに回転駆動
されてCPU14を冷却する役割を有している。また、
ファン82は、エンベデット・コントローラ80を介し
たCPU14の制御によって回転駆動/駆動停止を行う
ことができるように構成されている。
【0047】図4には、本実施形態に係るコンピュータ
・システム10の電源回路66における電源制御に関わ
る部分の機能ブロック図が示されている。同図に示すよ
うに、本実施形態に係る電源回路66の電源制御に関わ
る部分には、電源投入時においてICの初期化に関する
エラーが検出された際に該エラーの状態を保持するエラ
ー状態保持回路116が設けられていると共に、エラー
状態保持回路116に基づいてエラー状態が通知される
電源投入回路118が設けられている。
【0048】この電源制御に関わる部分では電源スイッ
チSW1が押下されると、電源投入回路118が作動し
て、DC−DCコンバータDC2を始動する。ここで、
DC−DCコンバータDC2は、ACアダプタ62又は
バッテリ64から供給される直流電圧からコンピュータ
・システム10の内部回路用の+5V、+3.3V、+
12V等の直流電圧を生成する。
【0049】DC−DCコンバータDC2が始動して内
部回路に電源電力が供給されると、POSTが実行さ
れ、コンピュータ・システム10内部の初期化や各種設
定を行った後にハードウェアの自己診断を行う。この診
断の結果、問題がなければOSをロードするが、問題を
検知した場合はエラー状態保持回路116をエラーがあ
った旨を示す状態が保持されるようにする。なお、本実
施の形態に係るエラー状態保持回路116はD型フリッ
プフロップを含んで構成されており、該D型フリップフ
ロップのQ出力端子をロー・レベルに維持することによ
って、エラーがあった旨を示す状態を保持している。
【0050】エラー状態保持回路116がエラーがあっ
た旨を示す状態になると、電源投入回路118は一旦D
C−DCコンバータDC2の出力をオフし(電源スイッ
チSW1を押下して電源をオフする場合と同等)、所定
時間(本実施形態では数秒)の後にDC−DCコンバー
タDC2の出力をオンする(電源スイッチSW1を押下
して電源をオンする場合と同等)。また、このとき、電
源投入回路118はエラー状態保持回路116の保持状
態をクリアする。以上の動作によって、ハードウェアに
問題があったときに自動的にコンピュータ・システム1
0を再起動することができる。電源投入回路118が本
発明の制御手段に、DC−DCコンバータDC2が本発
明の電源装置に、各々相当する。
【0051】次に、図5を参照して、本実施形態に係る
電源回路66の具体的な構成を説明する。同図に示すよ
うに、電源回路66は、サブ・レギュレータ100、パ
ワー・オン・スイッチ回路102、パワー・オン回路1
04、パワー・オフ回路106、オート・パワー・オフ
回路108、オート・パワー・オン回路110、メイン
・レギュレータ112、レベル・シフト回路114及び
エラー状態保持回路116を含んで構成されている。
【0052】サブ・レギュレータ100には、ダイオー
ドD1及びダイオードD2を各々介してACアダプタ6
2及びバッテリ64が接続されるDC−DCコンバータ
DC1が備えられている。DC−DCコンバータDC1
はACアダプタ62又はバッテリ64から供給された電
力を+5Vの直流電圧に変換して出力するものである。
DC−DCコンバータDC1は常時作動状態とされてお
り、サブ・レギュレータ100からは+5Vの直流電圧
が電源回路66の各部やその他の必要箇所に常時供給さ
れている。なお、ダイオードD1及びD2は、ACアダ
プタ62とバッテリ64との短絡を防止するためのもの
である。
【0053】一方、パワー・オン・スイッチ回路102
には電源スイッチSW1が備えられており、電源スイッ
チSW1の一方の端子は抵抗を介してDC−DCコンバ
ータDC1の出力端子に、他方の端子はグランドに、各
々接続されている。電源スイッチSW1はユーザに押下
されている間だけメイク(オン状態)し、ユーザが手を
離すとブレイク(オフ状態)する、所謂モーメンタリー
・タイプのスイッチである。
【0054】また、パワー・オン回路104には、パワ
ー・オン・スイッチ回路102に備えられた抵抗のDC
−DCコンバータDC1の出力端子に接続された側の端
子にエミッタが接続され、かつ電源スイッチSW1の一
方の端子にダイオード、コンデンサC1及び抵抗R2を
介してベースが接続されたトランジスタTR1が備えら
れている。また、トランジスタTR1のエミッタ・ベー
ス間は抵抗R1を介して接続されており、トランジスタ
TR1のコレクタはダイオードを介して3入力ANDゲ
ートANDの1番ピンに接続されている。
【0055】また、パワー・オフ回路106には、入力
端子INがダイオードを介して電源スイッチSW1の一
方の端子に接続され、かつ出力端子OUTがANDゲー
トANDの2番ピンに接続されたコントローラCTLが
備えられている。ここで、コントローラCTLの出力端
子OUTは抵抗を介してDC−DCコンバータDC1の
出力端子に接続されており、常時ハイ・レベルとされて
いる。なお、コントローラCTLには、自身の駆動用の
電源として+5Vの直流電圧が印加されているが、これ
はコンピュータ・システム10が駆動しているときにだ
け印加されるものであり、コントローラCTLがコンピ
ュータ・システム10の駆動中にのみ作動するように構
成されている。コントローラCTLはコンピュータ・シ
ステム10が駆動している際に、出力端子OUTをハイ
・レベルにすると共に電源スイッチSW1の押下状態を
常時検知しており、電源スイッチSW1が押下された際
にはコンピュータ・システム10をシャット・ダウンし
てもよいか否かを判断し、シャット・ダウンしてもよい
状態である場合に出力端子OUTをロー・レベルとす
る。
【0056】また、オート・パワー・オフ回路108は
2つのトランジスタTR2、TR3を含んで構成されて
いる。トランジスタTR2のベースは抵抗R4、コンデ
ンサC2及びダイオードを介して後述するD型フリップ
フロップFFのQ出力端子に接続されており、エミッタ
はDC−DCコンバータDC1の出力端子に接続されて
常時+5Vの直流電圧が印加されると共に抵抗R3を介
して自身のベースに接続されており、更にコレクタは抵
抗を介してトランジスタTR3のベースに接続されてい
る。また、トランジスタTR3のエミッタは接地される
と共に抵抗を介して自身のベースに接続されており、コ
レクタは抵抗を介してDC−DCコンバータDC1の出
力端子に接続されて常時+5Vの直流電圧が印加される
と共にANDゲートANDの3番ピンに接続されてい
る。
【0057】一方、オート・パワー・オン回路110は
インバータINVと、抵抗R5及び電解コンデンサC6
により構成された積分回路と、を含んで構成されてい
る。インバータINVの入力端子はD型フリップフロッ
プFFのQ出力端子に接続されており、インバータIN
Vの出力端子は抵抗R5の一方の端子に接続されてい
る。また、抵抗R5の他方の端子は他方の端子が接地さ
れた電解コンデンサC6の一方の端子に接続されると共
に、ダイオードを介してANDゲートANDの1番ピン
に接続されている。
【0058】また、メイン・レギュレータ112はDC
−DCコンバータDC2を含んで構成されている。DC
−DCコンバータDC2はACアダプタ62又はバッテ
リ64から直流電圧が供給されるように構成されており
(該供給のための配線は図示を省略)、入力端子INが
ハイ・レベルである場合に+5V、+3.3V、+12
V等のコンピュータ・システム10の各部において必要
とされる直流電圧を出力端子OUTから出力するように
構成されている。
【0059】また、レベル・シフト回路114は2つの
トランジスタを含んで構成されたものであり、所定レベ
ル範囲の電圧が印加された際に、+5Vの直流電圧を出
力するものである。ここで、上記2つのトランジスタの
うちの一方のトランジスタのベースが抵抗を介してDC
−DCコンバータDC2の出力端子OUTに接続されて
おり、エミッタは接地されると共に抵抗を介して自身の
ベースに接続されており、コレクタは抵抗を介して他方
のトランジスタのベースに接続されている。また、他方
のトランジスタのエミッタはDC−DCコンバータDC
1の出力端子に接続されて常時+5Vの直流電圧が印加
されると共に抵抗を介して自身のベースに接続されてお
り、コレクタはダイオードを介してANDゲートAND
の1番ピンに接続されている。
【0060】更に、エラー状態保持回路116は、D型
フリップフロップFFを含んで構成されている。D型フ
リップフロップFFのD入力端子はI/Oポート78の
bit0に接続されており、クロック(CK)入力端子
は抵抗を介して接地されると共にI/Oポート78のb
it1に接続されている。また、D型フリップフロップ
FFのプリセット(PR)入力端子及びクリア(CL
R)入力端子は抵抗を介して、電源供給端子VCCは直
接にDC−DCコンバータDC1の出力端子に各々接続
されて常時+5Vの直流電圧が印加される。更に、D型
フリップフロップFFのQ出力端子はI/Oポート78
のbit2に接続されている。なお、I/Oポート78
のbit0及びbit1は共に出力ポートとして機能
し、bit2は入力ポートとして機能する。
【0061】D型フリップフロップFFでは、I/Oポ
ート78のbit1を介してCK入力端子がロー・レベ
ルからハイ・レベルに変化されることによって、I/O
ポート78のbit0を介してD入力端子に入力されて
いる信号がQ出力端子から出力される。また、D型フリ
ップフロップFFのQ出力端子からの出力信号は、I/
Oポート78のbit2を介して読み出すことができ
る。
【0062】ここで、電源がオフされた場合には、I/
Oポート78のbit1はロー・レベルとなるが、ロー
・レベルからハイ・レベルには変化しないので、D型フ
リップフロップFFのQ出力端子の状態は変化しない。
従って、電源オフ時においてもD型フリップフロップF
Fの内容は保持される。
【0063】本実施形態に係る電源回路66のDC−D
CコンバータDC1及びDC−DCコンバータDC2
は、スイッチング型電源回路(所謂、チョッパ型レギュ
レータ)を適用しており、該スイッチング型電源回路に
含まれるスイッチング素子のオン/オフを制御するため
に、負荷電流の大きさに応じて周波数を変化させるスイ
ッチング信号(パルス信号)を用いるPWM方式と、負
荷電流の大きさとは無関係に固定周波数のもとでパルス
幅(デューティ)を変化させるスイッチング信号を用い
るPWM方式と、の2つの方式の一方を選択的に適用す
ることができるように構成されている。上記周波数を変
化させるスイッチング信号を用いる方式は、上記固定周
波数のスイッチング信号を用いる方式に比較して変換効
率は高いものの、動作の安定性の面では劣るという特性
を有しており、本実施形態では、通常の動作時には上記
周波数を変化させるスイッチング信号を用いる方式を適
用し、必要に応じて上記固定周波数のスイッチング信号
を用いる方式に切り換えることができるように構成され
ている。
【0064】パワー・オン・スイッチ回路102、パワ
ー・オン回路104、オート・パワー・オフ回路108
及びオート・パワー・オン回路110が図4の電源投入
回路118に相当する。
【0065】なお、コンピュータ・システム10を構成
するためには、図1に示した以外にも多くの電気回路が
必要である。但し、これらは当業者には周知であり、ま
た、本発明の要旨を構成するものではないので、本明細
書中では説明を省略する。また、図面の錯綜を回避する
ため、図中の各ハードウェアブロック間の接続も一部し
か図示していないことを付記しておく。
【0066】次に、本実施の形態の作用として、コンピ
ュータ・システム10の電源スイッチSW1がオンされ
た際に実行される動作について図6のフローチャートを
参照しつつ説明する。
【0067】電源スイッチSW1がオンされると、フラ
ッシュROM72の記録領域のうち、BIOSの一部で
あるPOSTのプログラムが記憶されている領域がアク
セスされ、POSTのプログラムが実行される(ステッ
プ200)。これによって、メイン・メモリ16の初期
化(記憶内容のクリア)が行なわれ、続いてコンピュー
タ・システム10のハードウェア環境の初期化(具体的
には外部ハードウェア割り込みベクタの初期化、外部ハ
ードウェアの初期化、ソフトウェア割り込みベクタの初
期化等)が行なわれた後にコンピュータ・システム10
の各ハードウェアがテストされる。ここで、上記ハード
ウェアのテストの結果はCMOS74の所定領域に記憶
される。
【0068】次のステップ202ではCMOS74の上
記所定領域からPOSTによるハードウェアのテストの
結果が読み出され、次のステップ204では読み出され
たテスト結果にICの初期化に関するエラーの発生を示
すものがあるか否かが判定され、ない場合(否定判定の
場合)はステップ206へ移行して、POSTのプログ
ラムが終了したか否かが判定され、終了していない場合
(否定判定の場合)は上記ステップ202へ戻り、終了
した時点(肯定判定となった時点)でステップ208へ
移行する。
【0069】ステップ208ではOSがメイン・メモリ
16にロードされて実行される。これによってコンピュ
ータ・システム10上でOSが稼動している状態とな
る。なお、本実施形態ではOSがHDD46に予め記憶
されており、ステップ208ではHDD46からOSが
ロードされる。
【0070】一方、上記ステップ204の判定におい
て、ICの初期化に関するエラーの発生を示すものがあ
ったと判定された場合(肯定判定の場合)にはステップ
210へ移行して、CMOS74のエラー履歴領域EA
の記憶内容を読み出すことによってICの初期化に関す
るエラーの履歴が参照され、次のステップ212では上
記ステップ204で検出されたエラーの連続発生頻度が
予め定められた所定回数(本実施形態では1回)以上で
あるか否かがエラー履歴領域EAに含まれる頻度情報に
基づいて判定され、所定回数以上であると判定された場
合(肯定判定の場合)はステップ214へ移行して、所
定回数以上のエラーが発生した旨を示すエラー・メッセ
ージがLCD28に表示された後に本動作を終了する。
なお、本実施形態における上記所定回数は予め定められ
たものとしているが、外部からキーボード等を介して設
定する形態とすることもできる。
【0071】一方、上記ステップ212において、上記
ステップ204で検出されたエラーの連続発生頻度が上
記所定回数以上ではないと判定された場合(否定判定の
場合)にはステップ216へ移行して、上記ステップ2
04で検出されたエラーに対応する識別情報のブロック
の状態情報としてエラーの状態が記憶されると共に、頻
度情報として発生頻度(本実施形態では‘1’)が記憶
される。
【0072】次のステップ218ではハードウェアの動
作を安定化させるための設定が行われる。ここでは、電
源回路66におけるDC−DCコンバータDC1及びD
C−DCコンバータDC2の動作を安定させるための設
定として、DC−DCコンバータDC1及びDC−DC
コンバータDC2のスイッチング信号として固定周波数
のスイッチング信号を用いるPWM方式が適用されるよ
うに設定される。また、これと共に、ファン82が回転
駆動され、かつパワー・マネージメント機能が非実行と
されるようにエンベデッド・コントローラ80が設定さ
れる。
【0073】次のステップ220では電源回路66によ
る電源供給が一旦停止され、所定時間の後に再度電源投
入が行われてコンピュータ・システム10を再起動させ
るための信号(以下、「リスタート信号」という)RS
がD型フリップフロップFFのQ出力端子から出力され
るように制御され、その後に本動作を終了する。なお、
本実施形態では、通常動作時にはリスタート信号RSを
ハイ・レベルとしておき、ステップ220によってコン
ピュータ・システム10を再起動させる際にはリスター
ト信号RSがロー・レベルとされるように制御される。
この、コンピュータ・システム10を再起動させる際の
制御は、I/Oポート78のbit0をロー・レベルと
した後に、bit1をロー・レベルからハイ・レベルに
変化させることにより行うことができる。上記ステップ
202の処理が本発明の読取手段に相当する。
【0074】次に、電源回路66の動作について、図5
を参照しつつ説明する。まず、電源スイッチSW1の押
下による通常の起動時の動作、すなわち図6を参照して
説明した動作においてICの初期化に関するエラーが発
生しない場合の動作について説明する。
【0075】ユーザによって電源スイッチSW1が押下
されると(電源スイッチSW1がメイクされると)、パ
ワー・オン・スイッチ回路102の+5Vの直流電圧が
常時印加されている信号線がグランドに接続されて、パ
ワー・オン回路104のトランジスタTR1のベースが
グランド・レベルとなるので、トランジスタTR1がオ
ンされる。すると、ANDゲートANDの1番ピンには
トランジスタTR1を介して+5Vの直流電圧が印加さ
れるため、ANDゲートANDの1番ピンはハイ・レベ
ルとされる。
【0076】一方、この時点でコントローラCTLの出
力端子OUTはハイ・レベルとなっており、従ってAN
DゲートANDの2番ピンはハイ・レベルとされてい
る。また、この時点ではリスタート信号RSはハイ・レ
ベルとなっており、オート・パワー・オフ回路108の
トランジスタTR2及びトランジスタTR3は共にオフ
されているので、ANDゲートANDの3番ピンもハイ
・レベルとされている。従って、ANDゲートANDの
3つの入力ピンは全てハイ・レベルとされているので、
ANDゲートANDの出力端子はハイ・レベルとなり、
DC−DCコンバータDC2の入力端子INはハイ・レ
ベルとされて、DC−DCコンバータDC2からは所定
電圧(+5V、+3.3V、+12V等)の直流電圧が
出力される。
【0077】ここで、電源スイッチSW1はモーメンタ
リー・タイプのスイッチであるので、パワー・オン・ス
イッチ回路102及びパワー・オン回路104の作用に
よるANDゲートANDの1番ピンのハイ・レベルであ
る期間は一瞬(パワー・オン回路104のコンデンサC
1の容量値及び抵抗R2の抵抗値によって決定される時
定数による期間)であるが、この期間の間にDC−DC
コンバータDC2から直流電圧が出力されるように構成
されており、これによってレベル・シフト回路114の
2つのトランジスタが双方ともオンされ、レベル・シフ
ト回路114からANDゲートANDの1番ピンに対し
て+5Vの直流電圧が印加されてANDゲートANDの
1番ピンはハイ・レベルが維持される。従って、AND
ゲートANDの3つの入力ピンはハイ・レベルのまま維
持されるので、DC−DCコンバータDC2は駆動し続
ける。
【0078】次に、電源スイッチSW1の押下による通
常の電源オフ時の動作について説明する。この時点で
は、パワー・オフ回路106のコントローラCTLの電
源供給端子には+5Vの電源電圧が印加されており、コ
ントローラCTLは駆動状態とされている。従って、ユ
ーザによって電源スイッチSW1が押下されると、コン
トローラCTLは電源スイッチSW1の押下を検知し
て、コンピュータ・システム10をシャット・ダウンし
てもよいか否かを判断し、シャット・ダウンしてもよい
状態である場合に出力端子OUTをロー・レベルとす
る。このときの、シャット・ダウンしてもよいか否かの
判断は、例えばHDD46にデータを書き込んでいる最
中に、いきなり電源をオフしてしまうと、書き込み中の
データが失われてしまう、HDD46の記録媒体を破壊
してしまう場合がある、といった不具合を回避するため
に行うものである。
【0079】コントローラCTLの出力端子OUTがロ
ー・レベルになると、ANDゲートANDの2番ピンが
ロー・レベルとされるので、ANDゲートANDの出力
端子はロー・レベルとなってDC−DCコンバータDC
2の入力端子INがロー・レベルとなり、DC−DCコ
ンバータDC2からの電力供給が停止される。
【0080】次に、図6を参照して説明した動作におい
てICの初期化に関するエラーが発生した場合の動作に
ついて説明する。この場合は、上述したように、D型フ
リップフロップFFのQ出力端子から出力されているリ
スタート信号RSがロー・レベルとされる。なお、D型
フリップフロップFFは、電源がオフとなっても出力を
保持できるように、電源として常時+5Vの直流電圧が
印加されるように構成されている。
【0081】リスタート信号RSがロー・レベルになる
と、オート・パワー・オフ回路108のトランジスタT
R2及びトランジスタTR3が共にオンとなり、トラン
ジスタTR3のコレクタに常時印加されている+5Vの
直流電圧がグランドに落ちるので、ANDゲートAND
の3番ピンがロー・レベルとなる。従って、ANDゲー
トANDの出力端子がロー・レベルとなりDC−DCコ
ンバータDC2の入力端子INがロー・レベルとなるの
で、DC−DCコンバータDC2からの電力供給が停止
される。
【0082】そして、オート・パワー・オフ回路108
のコンデンサC2の容量値及び抵抗R4の抵抗値によっ
て決定される時定数による期間の後にトランジスタTR
2がオフとなり、これによってトランジスタTR3がオ
フとなるので、ANDゲートANDの3番ピンは自動的
にハイ・レベルとなる。一方、D型フリップフロップF
Fからのリスタート信号RSがロー・レベルになると該
信号はオート・パワー・オン回路110のインバータI
NVを介することによってハイ・レベルとされ、抵抗R
5の抵抗値及び電解コンデンサC6の容量値によって決
定される時定数による期間の後に、ANDゲートAND
の1番ピンがハイ・レベルとなる。従って、ANDゲー
トANDの出力端子はハイ・レベルとなり、メイン・レ
ギュレータ112におけるDC−DCコンバータDC2
の入力端子INもハイ・レベルとなるので、DC−DC
コンバータDC2からは上記所定電圧の電力の出力が自
動的に再開される。
【0083】このように、本実施の形態に係るコンピュ
ータの電源制御方法、電源制御装置及びコンピュータで
は、POSTによって検出されたエラーがICの初期化
に関するエラーであった場合に、コンピュータ負荷への
電源供給が停止された後に再度電源投入されて、コンピ
ュータが再起動されるので、該再起動によってICの初
期化に関するエラーが再び発生しなかった場合には、コ
ンピュータは通常通りに起動されるため、ユーザはPO
STによって検出された問題の発生に気づくことがな
く、ユーザに対して不必要な不安を与えることを防止す
ることができる。
【0084】また、本実施の形態に係るコンピュータの
電源制御方法、電源制御装置及びコンピュータでは、P
OSTによって検出されたエラーがICの初期化に関す
るエラーであった場合に、コンピュータに含まれるハー
ドウェアの動作を安定させるための設定が行われている
ので、再度電源投入された際のハードウェアの動作を当
初の電源投入時に比較して安定なものとすることがで
き、電源投入時の問題の再発を抑制することができる。
【0085】また、本実施の形態に係るコンピュータの
電源制御方法、電源制御装置及びコンピュータでは、I
Cの初期化に関するエラーが所定回数(本実施形態では
2回)以上発生した場合には、コンピュータの再起動を
禁止するようにしているので、コンピュータの再起動が
連続して行われて、コンピュータを立ち上げることがで
きなくなる、という問題を回避することができる。
【0086】更に、本実施の形態に係るコンピュータの
電源制御方法、電源制御装置及びコンピュータでは、L
CD28に同一のエラーが連続して発生している旨の表
示を行っているので、ユーザは再起動では回避できない
問題が発生していることを認知することができる。
【0087】なお、本実施の形態では、図3に示すよう
に、エラー履歴として識別情報、状態情報及び頻度情報
を記憶する場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、識別情報及び頻度情報
のみを記憶する形態とすることもできる。この場合は、
本実施形態に比較して、エラー履歴を記憶するための記
憶容量を削減できるので、装置を低コスト化することが
できる。
【0088】また、本実施の形態では、本発明の電源制
御装置が図5に示すオート・パワー・オフ回路108及
びオート・パワー・オン回路110を含んで構成される
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えば、D型フリップフロップFFからロ
ー・レベルのリスタート信号RSが出力された場合に、
ANDゲートANDの何れかの入力ピンをロー・レベル
とし、タイマで所定時間の経過を計時した後に上記入力
ピンをハイ・レベルとする回路を電源制御装置として適
用することもできる。
【0089】また、本実施の形態では、エラー履歴をC
MOS74に記憶する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、エラー履歴は電源を
オフしても記憶内容を保持しておくことができる記憶手
段、例えば、EEPROM94に記憶する形態とするこ
ともできる。
【0090】更に、本実施の形態では、電源回路66を
ディスクリート部品によって構成した場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、パワー・オン回路104、パワー・オフ回路10
6、オート・パワー・オフ回路108等の回路を1つの
ICとして構成する形態とすることもできる。この場合
は、電源回路66の占有面積を小さくすることができる
と共に、電源回路66の動作を安定化することができ
る。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るコンピ
ュータの電源制御方法及び電源制御装置によれば、自己
診断テストの結果が予め定められたテスト結果であった
場合に、コンピュータへの電源供給が停止された後に再
度電源投入され、これによって、コンピュータが再起動
されるので、該再起動によって予め定められたテスト結
果が再び発生しなかった場合には、コンピュータは通常
通りに起動されるため、ユーザは自己診断テストによっ
て検出された問題の発生に気づくことがなく、ユーザに
対して不必要な不安を与えることを防止することができ
る、という優れた効果を有する。
【0092】また、本発明に係るコンピュータによれ
ば、自己診断テストの結果が予め定められたテスト結果
であった場合に、コンピュータへの電源供給が停止され
た後に再度電源投入されてコンピュータが再起動される
ので、該再起動によって予め定められたテスト結果が再
び発生しなかった場合には、コンピュータは通常通りに
起動されるため、ユーザは自己診断テストによって検出
された問題の発生に気づくことがなく、ユーザに対して
不必要な不安を与えることを防止することができる、と
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係るコンピュータ・システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】 ノートブック型PCの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】 実施の形態に係るCMOSのエラー履歴領域
の構成を示す概略図である。
【図4】 実施の形態に係る電源回路の電源制御に関わ
る部分の機能ブロック図である。
【図5】 実施の形態に係る電源回路の構成を示す回路
図(一部ブロック図)である。
【図6】 実施の形態に係るコンピュータ・システムの
電源スイッチがオンされた際に実行される動作の流れを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 コンピュータ・システム(コンピュータ) 54 電源部 62 ACアダプタ 64 バッテリ 66 電源回路(電源制御装置) 76 ゲートアレイ・ロジック 78 I/Oポート 80 エンベデッド・コントローラ 82 ファン 100 サブ・レギュレータ 102 パワー・オン・スイッチ回路 104 パワー・オン回路 106 パワー・オフ回路 108 オート・パワー・オフ回路 110 オート・パワー・オン回路 112 メイン・レギュレータ 114 レベル・シフト回路 116 エラー状態保持回路 118 電源投入回路(制御手段) DC2 DC−DCコンバータ(電源装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 在正 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 井上 健 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 5B011 DA02 EA02 JA02 MB12 MB15 5B027 AA04 BB01 CC01 CC02 CC04 5B048 CC11 CC13 FF00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源投入時に少なくともハードウェアの
    自己診断テストを行ってオペレーティング・システム処
    理へ移行するコンピュータの電源を制御する電源制御方
    法であって、 前記自己診断テストの結果を読み取り、 予め定められたテスト結果を読み取った場合に、前記コ
    ンピュータへの電源供給を停止した後に再度電源投入す
    るコンピュータの電源制御方法。
  2. 【請求項2】 前記予め定められたテスト結果は、前記
    コンピュータに含まれるコンポーネントが正しく初期化
    されていないことを示すテスト結果を含むことを特徴と
    する請求項1記載のコンピュータの電源制御方法。
  3. 【請求項3】 前記予め定められたテスト結果を読み取
    った場合に、前記コンピュータに含まれるハードウェア
    の動作を安定させることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のコンピュータの電源制御方法。
  4. 【請求項4】 前記ハードウェアの動作を安定させるた
    めに、前記コンピュータの電源回路の動作を安定させる
    設定、前記コンピュータの内部を冷却させる設定、及び
    消費電力を抑制するための機能を非実行とする設定の少
    なくとも1つを行うことを特徴とする請求項3記載のコ
    ンピュータの電源制御方法。
  5. 【請求項5】 前記予め定められたテスト結果を予め定
    めた所定回数読み取った場合に、前記コンピュータへの
    電源供給を停止した後に再度電源投入することを禁止す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項
    記載のコンピュータの電源制御方法。
  6. 【請求項6】 電源投入時に少なくともハードウェアの
    自己診断テストを行ってオペレーティング・システム処
    理へ移行するコンピュータの電源を制御する電源制御装
    置であって、 前記自己診断テストの結果を読み取る読取手段と、 前記読取手段によって予め定められたテスト結果を読み
    取った場合に、前記コンピュータへの電源供給を停止し
    た後に再度電源投入するように制御する制御手段と、 を有するコンピュータの電源制御装置。
  7. 【請求項7】 前記予め定められたテスト結果は、前記
    コンピュータに含まれるコンポーネントが正しく初期化
    されていないことを示すテスト結果を含むことを特徴と
    する請求項6記載のコンピュータの電源制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記予め定められたテ
    スト結果を読み取った場合に、前記コンピュータに含ま
    れるハードウェアの動作を安定させるための設定を行う
    ように制御することを特徴とする請求項6又は請求項7
    記載のコンピュータの電源制御装置。
  9. 【請求項9】 前記ハードウェアの動作を安定させるた
    めの設定は、前記コンピュータの電源回路の動作を安定
    させるための設定、前記コンピュータの内部を冷却させ
    るための設定、及び消費電力を抑制するための機能を非
    実行とするための設定の少なくとも1つであることを特
    徴とする請求項8記載のコンピュータの電源制御装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記予め定められた
    テスト結果を予め定めた所定回数読み取った場合に、前
    記コンピュータへの電源供給を停止した後に再度電源投
    入することを禁止することを特徴とする請求項6乃至請
    求項9の何れか1項記載のコンピュータの電源制御装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項6乃至請求項10の何れか1項
    記載のコンピュータの電源制御装置と、 前記電源制御装置によって制御される電源装置と、 前記電源装置による電力によって動作するコンピュータ
    負荷と、 を有するコンピュータ。
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