JP2001195021A - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JP2001195021A
JP2001195021A JP2000001570A JP2000001570A JP2001195021A JP 2001195021 A JP2001195021 A JP 2001195021A JP 2000001570 A JP2000001570 A JP 2000001570A JP 2000001570 A JP2000001570 A JP 2000001570A JP 2001195021 A JP2001195021 A JP 2001195021A
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JP2000001570A
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English (en)
Inventor
Kenji Katsuhara
賢治 勝原
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Ricoh Microelectronics Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Microelectronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体の販売によって得られる収入以外に、副
収入として広告料を得ることができ、且つ、記録媒体に
記録している広告情報が消去されることに起因する広告
料の減収を防止することができる電気機器を提供する。 【解決手段】 情報取得部35から情報を取得・出力す
る場合に、ユーザーの意思にかかわらず、広告情報読取
制御を所定のタイミングで強制的に実施させるように制
御部2を構成した。この広告情報読取制御により、上記
情報取得部によって取得されたラジオ音声、テレビ画像
及び音声、上記音楽などが情報出力部3から出力される
際に、上記情報保管部36に保管されている広告情報が
情報出力部から出力される。そして、この出力により、
上記広告情報がユーザーに繰り返し報知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジオ、電話機、
カセットデッキ等の電気機器に係り、詳しくは、音情
報、文字情報又は画像情報を出力する情報出力手段を備
える電気機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気機器としては、ラジ
オ、電話機、カセットデッキ、CDプレイヤー、MDプ
レイヤー、テレビ、BSチューナー、CSチューナー、
ビデオデッキ、ビデオカメラ、LDプレイヤー、DVD
プレイヤー、プリンタ、ファクシミリなど、本来の機能
として音、文字又は画像情報の出力機能を備えるものが
知られている。また、例えば、操作手順等を音、文字又
は画像情報として出力する電子レンジ、プリンタ付き電
卓、液晶ディスプレイ付き洗濯機など、本来の機能に加
えて、音、文字又は画像情報の出力機能が付加されたも
のも知られている。
【0003】近年、これら電気機器のうち、携帯電話機
については、製造コストよりも安い値段で一般消費者に
提供されるようになってきた。携帯電話機においては、
通話サービス業者が通話料という副収入を見込んで電話
機本体の料金の一部を肩代りするため、電話機のユーザ
ーエンド価格を製造コストよりも安価に設定することが
できるからである。
【0004】しかしながら、携帯電話機以外の電気機器
では、通話料などの副収入が見込めないため、そのユー
ザーエンド価格を製造コストよりも安価に設定すること
ができないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、通話料以外の副収入によって電気機器のユーザーエ
ンド価格を低減し得るような対策について鋭意研究を行
った。この結果、音情報、文字情報又は画像情報からな
る広告情報を記録媒体に記録しておき、これを電気機器
から強制的に出力させるような対策を講ずることで、副
収入として広告料を得ることができることを見出した。
【0006】ところが、広告情報を記録している記録媒
体に新たな情報を記録することができる電気機器では、
該広告情報に新たな情報を上書きすることによって該広
告情報を消去してしまうおそれがある。例えば、メモリ
ーチップやハードディスクなどの記録媒体に音声を記録
して再生するための音声記録再生機能を有する電気機器
では、この記録媒体に広告情報を録音して出荷しても、
ユーザーの録音操作によってこの広告情報が容易に消去
されてしまうおそれがある。このような電気機器では、
ユーザーの手元で広告情報を継続的に報知するという保
証がなくなってしまう。このため、消去されるおそれの
ない電気機器よりも遥かに安価な広告料しか得られなく
なるなどして、ユーザーエンド価格を低減することが困
難になる。
【0007】本発明は、以上の背景に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、本体の販売によって
得られる収入以外に、副収入として広告料を得ることが
でき、且つ、記録媒体に記録している広告情報が消去さ
れることに起因する広告料の減収を防止することができ
る電気機器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、音情報、文字情報又は画像情報
を記録する記録媒体と、これら情報を該記録媒体に書き
込む書込み手段と、該記録媒体に記録されている情報を
読み取る読取手段とを備える電気機器において、音情
報、文字情報又は画像情報からなる広告情報を記録する
ために該記録媒体と一体又は別体に形成された広告記録
媒体と、該広告記録媒体に記録されている該広告情報を
読み取るために該読取手段と一体又は別体に形成された
広告読取手段と、該広告読取手段によって読み取られた
該広告情報を出力する広告情報出力手段と、該書込み手
段に書込みを行わせるための情報記録制御、該読取手段
に情報を読み取らせるための情報読取制御、及び該広告
読取手段に該広告情報を読み取らせるための広告情報読
取制御を実施する制御手段とを設け、該情報取得制御を
行う場合に該広告情報読取制御を実施するように該制御
手段を構成し、該広告記録媒体の広告情報記録領域に対
して該書込み手段による書込みがなされなくなる対策を
講じたことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の電気
機器において、上記対策として、上記書込み手段による
書込みが可能な上記記録媒体と、該書込み手段による書
込みが不可能な上記広告記録媒体とを設けたことを特徴
とするものである。
【0010】また、請求項3の発明は、上記書込み手段
を制御する上記制御手段を備える請求項1の電気機器に
おいて、上記対策として、上記記録媒体と上記広告記録
媒体とを別体に形成し、これらのうち、前者の記録媒体
だけに情報を書込みさせる制御を行わせるように、該制
御手段を構成したことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4の発明は、上記書込み手段
を制御する上記制御手段を備える請求項1の電気機器に
おいて、上記対策として、上記広告情報用の記録領域
と、その他一般情報用の記録領域とに分かれるように上
記記録媒体と上記広告記録媒体とを一体に形成し、該書
込み手段に対して該広告情報用の記録領域への書込みを
行わせないような制御を実施させるように、該制御手段
を構成したことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項3又は4
の電気機器において、上記制御手段にパスワードを入力
するためのパスワード入力手段を設け、該パスワードの
入力に基づいて、上記広告記録媒体、又は、上記広告情
報用の記録領域、にも情報を書込みさせる制御を実施さ
せるように、該制御手段を構成したことを特徴とするも
のである。
【0013】また、請求項6の発明は、請求項5の電気
機器において、上記パスワード入力手段として、無線又
は有線によって送信されてくる上記パスワード及び広告
情報の信号を受信する受信手段を設け、該受信手段から
の出力信号に基づいて、上記広告記録媒体、又は、上記
広告情報用の記録領域、に新たな広告情報を記録させる
制御を実施させるように、上記制御手段を構成したこと
を特徴とするものである。
【0014】本発明において「音情報、文字情報又は画
像情報を出力する」とは、スピーカ等の音出力部、プリ
ンタ等の文字出力部、ディスプレイ等の画像出力部など
から音、文字又は画像を出力する場合の他、音出力端
子、文字情報出力端子、画像出力端子等から電気的ある
いは光学的な音信号、文字情報信号又は画像信号を出力
する場合をも含む概念である。
【0015】請求項1、2、3、4、5又は6の電気機
器においては、記録媒体から読み取った音情報等を出力
する場合に、該記録媒体と一体又は別体に形成された広
告記録媒体に記録されている広告情報を読み取って音情
報、文字情報又は広告情報として出力することで、広告
料を得ることができる。また、広告記録媒体の広告情報
記録領域に対して情報の書込みを行わない。このため、
広告情報に新たな情報を上書きすることによる該広告情
報の消失を防止することができる。
【0016】特に、請求項2の電気機器においては、書
込み手段による書込みが不可能な記録媒体に広告情報を
記録することで、広告情報に新たな情報を上書きするこ
とによる該広告情報の消去を確実に防止する。
【0017】また特に、請求項3又は4の電気機器にお
いては、一般ユーザーとは異なる者が、制御手段の制御
プログラムを一時的に書き換えることにより、上記広告
情報の書き換え操作が可能になる。このため、一般ユー
ザーとは異なる者が記録媒体に新たな広告情報を書き込
むことで、古くなった広告情報を新たなものに更新する
ことができる。
【0018】また特に、請求項4の電気機器において
は、記録媒体の全記録領域のうち、広告情報用の記録領
域への書込みを禁止する制御を制御手段に実施させるこ
とで、一つの記録媒体に広告情報とこれ以外の一般情報
とを記録することができる。
【0019】また特に、請求項5の電気機器において
は、パスワード入力手段へのパスワードの入力に基づい
て、上記広告記録媒体、又は、上記広告情報用の記録領
域、に対する情報の書込みも受け付けるようになる。こ
のような構成においては、制御手段の制御プログラムを
一時的に書き換えるといった上述のような面倒な作業を
実施しなくても、広告情報を書き換えることができる。
【0020】また特に、請求項6の電気機器において
は、受信手段に対してパスワード及び広告情報の信号を
無線又は有線で送信することで、該広告情報を遠隔操作
で更新することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】まず、本発明を適用した電気機器
の実施形態として、音、文字又は画像情報の出力機能
と、記録媒体用の書込み手段とを備える電気機器につい
て説明する。図1は、この電気機器の電気回路の一部を
示すブロック図である。図1において、2はCPU等か
ら構成された読取制御手段としての制御部を、3は音、
文字又は画像情報を出力する情報出力手段としての情報
出力部を、4は押しボタンやキーボード等で構成される
操作入力部をそれぞれ示す。また、35は、例えば、電
話機の通信回路や、ビデオデッキの再生回路など、音、
文字又は画像情報の取得機能を発揮するために必要にな
るものである。
【0022】上記情報取得部35には音、文字又は画像
情報を保管するための情報保管部36が付設されてい
る。この情報保管部36は、図示しない少なくとも1つ
の記録媒体と、この記録媒体に音、文字又は画像情報を
書き込む書込み手段とを備えている。また、この記録媒
体には、広告情報がデジタル方式で記録されており、こ
の広告情報は、例えば、情報出力部3が音情報出力部で
ある場合には音声情報として記録されるなど、該情報出
力部3からの出力が可能な状態で記録されている。
【0023】上記制御部2は、上記入力操作部4からの
出力信号に基づいて上記情報取得部35を制御すること
により、例えば、ビデオデッキにおけるビデオ映像・音
声や、電話機における通信音声などの情報を上記情報出
力部3から出力させる。また、上記情報取得部35から
情報を取得・出力する場合に、ユーザーの意思にかかわ
らず、広告情報読取制御を所定のタイミングで強制的に
実施する。この広告情報読取制御とは、上記通信音声や
ビデオ映像などを上記情報出力部3から出力させる場合
に、上記広告情報を上記情報保管部36の上記記録媒体
から読取・出力させ、これをそのままあるいは所定の信
号に変換して上記情報出力部3に出力させる制御であ
る。このような制御部2を備える電気機器では、上記広
告情報読取制御の実施によって上記広告情報をユーザー
に繰り返し報知することができる。
【0024】本実施形態に係る電気機器では、上記記録
媒体の広告情報記録領域に対して、上記書込み手段によ
る情報書き込みがなされないようになっている。このた
め、上記広告情報記録領域に新たな情報を上書きするこ
とによる上記広告情報の消失を防止することができる。
【0025】なお、上記広告情報を読取・出力させるタ
イミングについては、情報取得部35による情報の取得
・出力と同時であってもよいし、ずらしてもよい。
【0026】次に、本実施形態の電気機器のより具体的
な構成として、実施例1及び2の電気機器について説明
する。 [実施例1]図2は、本実施例2に係る電気機器である
留守番録音機能付き電話機(以下、留守番電話機とい
う)の電気回路の一部を示すブロック図である。図にお
いて、この留守番電話機の情報取得部35には、情報保
管部36と、音声入力部40と、電話通信部41とが設
けられている。
【0027】上記情報保管部36は、広告用のデジタル
音声信号が記録された広告記録媒体であるROM36a
と、留守番録音用のデジタル音声信号が記録される一般
情報用の記録媒体であるメモリーカード36bとを備え
ている。このメモリーカード36bは、図示しないメモ
リーチップに情報を格納する記録媒体としての機能と、
該メモリーチップ内の情報を読み取る読取手段としての
機能と、該メモリーチップ内に情報を書き込む書込み手
段としての機能とを兼ね備えている。但し、周知のよう
に、このメモリーカード36bの書込み手段でROM3
6a内の情報を書き換えることはできない。即ち、情報
保管部36は、広告記録媒体であるROM36aに対す
る書込みが不可能で、且つ一般情報用の記録媒体である
メモリーカード36bに対する書込みが可能な書込み手
段を備えている。
【0028】上記音声入力部40は、図示しない受話器
等に設けられたマイク40aで受け取った音声をアナロ
グ音声信号に変換してアンプ40bに出力する。アンプ
40は、スピーカから受け取ったこのアナログ音声信号
を増幅した後、上記電話通信部41やA/Dコンバータ
40cに出力する。出力されたアナログ音声信号のう
ち、アンプ40から上記電話通信部41に出力されたも
のは、ここで所定の処理が施され、電話回線又は無線に
よって通話先の電話機に送信されたり、情報出力部3の
アンプ3bを経由してスピーカ3cから音声として出力
されたりする。また、アンプ40からA/Dコンバータ
40cに出力されたものは、ここでデジタル音声信号に
変換された後、制御部2に出力される。
【0029】電話通信部41は、電話回線又は有線によ
って送られてくる信号をそのまま、あるいは所定の信号
に変換して制御部2、アンプ40b又は3bに出力した
り、これらから受け取った信号を電話回線又は有線によ
って通話先に送信したりする。例えば、通話先から受け
取った音声信号については、アンプ3bに出力して最終
的に音声としてスピーカ3bから出力させたり、アンプ
40bに出力して最終的にデジタル音声信号として制御
部2に出力させたりする。
【0030】記録制御手段としての機能を備える制御部
2は、入力操作部4からの入力信号に基づいて留守メッ
セージ録音制御、メッセージ再生制御、伝言録音制御、
伝言再生制御等を実施するようになっている。この留守
メッセージ録音制御とは、A/Dコンバータ40cから
送られてくる「ただいま留守にしております」等の留守
メッセージのデジタル音声信号を、メモリーカード36
bの所定のメモリ領域に記録させる制御である。また、
上記メッセージ再生制御とは、電話通信部41から送ら
れてくる呼び出し信号に基づいて、該電話通信部41の
通信状態を通話状態にせしめた後に、メモリーカード3
6b内から読取・出力させた上記留守メッセージをD/
Aコンバータ3a、アンプ3b、電話通信部41という
経路で順次出力させて相手先に知らしめる制御である。
また、上記伝言録音制御等とは、電話通信部41、アン
プ40b、A/Dコンバータ40cという経路で受け取
った伝言デジタル音声信号を、メモリーカード36bの
所定のメモリ領域に書き込みさせる制御である。また、
上記伝言再生制御とは、メモリーカード36bに読取・
出力させたこの伝言デジタル音声信号を、D/Aコンバ
ータ3a、アンプ3b、スピーカ3cという経路で出力
させる制御である。
【0031】制御部2は、この伝言再生制御を実施する
際には、ユーザーの意思にかかわらず、これに先立って
上記広告情報読取制御を実施して、ROM36aに記録
されている広告用のデジタル音声信号を、D/Aコンバ
ータ3a、アンプ3b、スピーカ3cという経路で出力
させるようになっている。このため、ユーザーは、伝言
情報を聞き取るのに先立ち、必ず広告情報を聞き取るこ
とになる。
【0032】図3は、本実施例2に係る留守番電話機の
変形例の電話機における情報保管部36を制御部2とと
もに示すブロック図である。図示のように、この変形例
の留守番電話機の情報保管部36は、広告記録媒体であ
るメモリーカード36cと、一般情報用の記録媒体であ
るメモリーカード36dとを備えており、広告用のデジ
タル音声信号を前者に、メッセージや伝言用のデジタル
音声信号を後者にそれぞれ記録する。
【0033】上記メモリーカード36c(広告用)は、
書込み手段としての機能を備えているので、広告用の音
声デジタル信号を新たな音声デジタル信号に書き換える
ことができる。このため、本変形例の留守番電話では、
古くなった広告情報を新たなものに更新することができ
る。但し、ユーザーの操作によって広告用のデジタル音
声信号が意図的に書き換えられるおそれがある。そこ
で、制御部2は、入力操作部4や電話通信部41から所
定のパスワード信号を受信しない限り、メモリーカード
36cに対する音声記録制御を実施しないように構成さ
れている。
【0034】この変形例の留守番電話における広告情報
の更新については、制御部2に対して、電話回線又は無
線によって電話通信部41を経由させたパスワード信号
に基づいて実施させ、且つ電話通信部41、アンプ40
b及びA/Dコンバータ40cを経由させた更新用の広
告デジタル音声信号を記録させるようにするとよい。こ
のようにすれば、遠隔操作によって広告情報を更新する
ことができるからである。
【0035】なお、図3のように2つのメモリーカード
を設けるのではなく、図4に示すように、広告情報と一
般情報との両方を格納するメモリーカード36eを1つ
だけ設けてもよい。但し、この場合には、メモリーカー
ド36eの記録用アドレス領域を広告用アドレス領域と
伝言用アドレス領域とに分け、上記パスワード信号を受
信させたときにだけ該広告用アドレス領域内の広告情報
を更新させるような制御を制御部2に実施させる必要が
ある。このような制御を実施させる方法としては、上記
広告用アドレス領域に該当するアドレス番号群のデータ
ベースをメモリーカード36eの該広告用アドレス領域
に記録しておき、このデータベースに基づいて情報記録
制御を実施させる方法などが考えられる。
【0036】[実施例2]図5は本実施例2に係る電気
機器である情報案内装置の電気回路の一部を示すブロッ
ク図である。この情報案内装置は、歩行者等に各種の音
声情報を報知するものである。図5において、この情報
案内装置は、音声入力部40と、情報保管部36である
メモリーカード36eとを情報取得部35に備えてい
る。更に、この音声入力部40には、マイク40aと、
アンプ40bと、A/Dコンバータ40cと、アナログ
用の音声信号入力端子40dと、デジタル用の音声信号
入力端子40eとを備えている。
【0037】上記メモリーカード36eのアドレス領域
は、広告用の音声情報が記録される広告用アドレス領域
と、案内用の音声情報が記録される案内用アドレス領域
とに分けられている。
【0038】本情報案内装置において、広告用音声信号
や、商店街における各店舗の案内、歩行者の歩行位置情
報の案内、観光地における名所の案内などの案内用音声
信号を、メモリーカード36eに記録する方法は、次に
示す3通りの方法がある。まず第1の方法は、マイク4
0aを使用する方法であり、ここから入力した広告用音
声や案内用音声にアンプ40b、A/Dコンバータ40
c、制御部2を順次経由させたものをメモリーカード3
6eに記録する方法である。第2の方法は、上記音声信
号入力端子40dを使用する方法であり、ここから入力
したアナログ方式の広告用音声や案内用音声にアンプ4
0b、A/Dコンバータ40c、制御部2を順次経由さ
せたものをメモリーカード36eに記録する方法であ
る。第3の方法は、上記音声入力端子40eを使用する
方法であり、ここから入力したデジタル方式の広告用音
声や案内用音声に制御部2を経由させたものをメモリー
カード36eに記録する方法である。
【0039】制御部2は、入力操作部4からの入力信号
と、A/Dコンバータ40c又は音声信号入力端子40
eからの信号とに基づいて、これら広告用アドレス領域
や案内用アドレス領域に記録されている音声信号を更新
するための制御を実施する。但し、広告用アドレス領域
に記録されている音声信号については、入力操作部4か
らのパスワード信号を受信したときにだけこの制御を実
施するように構成されている。
【0040】メモリーカード36eから読み出し・出力
された上記案内用の音声信号は、制御部2、D/Aコン
バータ3a、アンプ3cを順次経由して、例えば「こち
らは××商店街です。○○文具店は豊富な品揃えで皆様
をお待ちしております・・」等の案内音声として出力さ
れる。制御部2は、このような案内用の音声信号の読み
出し・出力に係る制御を実施する合間に、上記広告情報
読取制御を実施し、例えば「△△社は全国157ヶ所の
営業所により、家電の行き届いたアフターサービスを心
がけております」等の広告音声をスピーカ3cから定期
的に出力させて、歩行者に聞き取らせる。
【0041】なお、広告用の記録媒体を複数設けるとと
もに、上記パスワードを広告音声の更新者の権限範囲に
応じて複数設定すれば、例えば、最上位の権限を有する
更新者に対しては全ての記録媒体の音声更新を可能にす
るが、これ以外の権限を有する更新者に対しては特定の
広告用の記録媒体についてのみ音声更新を可能にするな
ど、更新者の権限を区別することができる。
【0042】図6は、本実施例2に係る情報案内装置の
変形例装置における制御部2及び情報情報保管部36を
示すブロック図である。図示のように、この変形例の情
報案内装置の制御部2は、CPU2aと、I/Oユニッ
ト2bと、出力端子2c、d、eとを備えている。ま
た、情報保管部36は、広告記録媒体であるメモリーカ
ード36cと、案内情報用の記録媒体であるメモリーカ
ード36fとを備えている。
【0043】I/Oユニット2bは、これら出力端子2
c、d、eからそれぞれ目的の異なる信号を出力する。
具体的には、出力端子2cからはメモリーカードに対す
る読み取り制御信号を、出力端子2dからはメモリーカ
ードに対する記録制御信号を、出力端子2eからはD/
Aコンバータに対するデジタル音声信号を、それぞれ出
力する。出力端子2cから出力された上記読み取り制御
信号は、メモリーカード36c、36fに出力され、こ
の出力に基づいて広告用又は案内用の音声信号が読み出
し・出力される。出力端子2dは、メモリーカード36
c、36fに並列接続されているが、これら並列接続の
うち、該出力端子2dと該メモリーカード36cとの間
にはスイッチ42が介在している。このスイッチ42
は、一般ユーザーでは操作が不可能である装置本体内部
に設けられており、装置本体はこのスイッチ42がOF
Fされた状態で工場から出荷される。即ち、本変形例の
情報案内装置では、CPU2aとメモリーカード36
c、36fとの記録情報交換用の接続のうち、CPU2
aとメモリーカード36fとの接続のみを施している。
このため、CPU2aからの上記記録制御信号は、案内
用の音声信号を記録するためのメモリーカード36fに
しか出力されず、ユーザーの操作によってメモリーカー
ド36c内の広告用の音声信号が書き換えられるような
ことはない。但し、サービスマンなどの情報更新者は、
スイッチ42をONすることによって広告用の音声信号
を更新することができる。
【0044】図7は、他の変形例における制御部2及び
情報出力部3を示すブロック図である。図示のように、
この情報出力部は、D/Aコンバータ3aと、搬送波生
成部3iと、振幅変更部3hと、アンプ3dと、アンテ
ナ3jとを備えている。この搬送波生成部3iは、基準
周波数及び所定のデューティー比で繰り返される矩形の
繰り返しパルス波からなる搬送波を生成して振幅変調部
3hに出力する。振幅変調部3hは、D/Aコンバータ
3aから出力された音声信号に基づいて搬送波生成部3
iから出力された搬送波を振幅変調して被変調波とす
る。この被変調波は、アンプ3dに出力されて所定レベ
ルまで電力増幅された後、中波帯域(522kHz〜1
629kHz)の微弱電波としてアンテナ3iから出力
される。そして、アンテナ3iから出力された微弱電波
は、携帯ラジオや専用受信機によって受信され、ここで
音声に再生されて歩行者等に聞き取られる。
【0045】このような構成の変形例装置の用途として
は、例えば、視覚障害者に位置情報を携帯ラジオ等によ
って案内する情報案内装置、オリエンテーリング参加者
にチェックポイントの近くにいる旨を携帯ラジオ等によ
って報知する情報案内装置、予め宣伝しておいた所定の
区域内で形態ラジオ等を使用している人のみに商品割引
情報等を報知する情報案内装置などが考えられる。
【0046】以上、上記実施形態に係る実施例として、
電話機及び情報案内装置について説明したが、情報出力
手段と書込み手段とを備えるラジオ、カセットデッキ、
MDプレイヤー、BSチューナー、CSチューナー、ビ
デオデッキ、ビデオカメラ、LDプレイヤー、DVDプ
レイヤー、プリンタ、ファクシミリなどにも本発明の適
用が可能である。
【0047】
【発明の効果】請求項1、2、3、4、5又は6の発明
によれば、副収入として広告料を得ることができるとい
う優れた効果がある。また、広告情報に新たな情報を上
書きすることによる該広告情報の消去を防止するので、
該消去に起因する広告料の減収を防止することができる
という優れた効果がある。
【0048】特に、請求項2の発明によれば、上記広告
情報に新たな情報を上書きすることによる該広告情報の
消去を確実に防止するので、該消去に起因する広告料の
減収を確実に防止することができるという優れた効果が
ある。
【0049】また特に、請求項3又は4の発明によれ
ば、一般ユーザーとは異なる者による上記広告情報の書
き換え操作が可能になるので、古くなった広告情報を新
たなものに更新することができるという優れた効果があ
る。また、上記広告情報を更新することによって広告料
を継続的に得ることができるようになるという優れた効
果がある。
【0050】また特に、請求項4の発明によれば、一つ
の記録媒体に広告情報とこれ以外の一般情報とを記録す
ることができるので、複数の記録媒体を設けることによ
って生ずるコストアップを回避することができるという
優れた効果がある。
【0051】また特に、請求項5の発明によれば、広告
情報を更新する際に、制御手段の制御プログラムを書き
換える作業を省略することができるという優れた効果が
ある。
【0052】また特に、請求項6の発明によれば、上記
広告情報を遠隔操作で更新することができるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る電気機器の電気回路の一部を示
すブロック図。
【図2】実施例1に係る留守番電話機の電気回路の一部
を示すブロック図。
【図3】同留守番電話機の変形例の電話機における情報
保管部を制御部とともに示すブロック図。
【図4】同留守番電話機の他の変形例における情報保管
部及び制御部を示すブロック図。
【図5】実施例2に係る情報案内装置の電気回路の一部
を示すブロック図。
【図6】同情報案内装置の変形例装置における制御部及
び情報情報保管部を示すブロック図。
【図7】同情報案内装置の他の変形例装置における制御
部及び情報出力部を示すブロック図。
【符号の説明】
2 制御部 2a CPU 2b I/Oユニット 2c、d、e 出力端子 3 情報出力部 3a D/Aコンバータ 3b アンプ 3c スピーカ 3d 表示部 3h 振幅変調部 3i 搬送波生成部 3j アンテナ 4 入力操作部 35 情報取得部 36 情報保管部 36a ROM 36b、c、d、e、f メモリーカード 40 音声入力部 40a マイク 40b アンプ 40c A/Dコンバータ 40d、e 音声入力端子 41 電話通信部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音情報、文字情報又は画像情報を記録する
    記録媒体と、これら情報を該記録媒体に書き込む書込み
    手段と、該記録媒体に記録されている情報を読み取る読
    取手段とを備える電気機器において、音情報、文字情報
    又は画像情報からなる広告情報を記録するために該記録
    媒体と一体又は別体に形成された広告記録媒体と、該広
    告記録媒体に記録されている該広告情報を読み取るため
    に該読取手段と一体又は別体に形成された広告読取手段
    と、該広告読取手段によって読み取られた該広告情報を
    出力する広告情報出力手段と、該書込み手段に書込みを
    行わせるための情報記録制御、該読取手段に情報を読み
    取らせるための情報読取制御、及び該広告読取手段に該
    広告情報を読み取らせるための広告情報読取制御を実施
    する制御手段とを設け、該情報取得制御を行う場合に該
    広告情報読取制御を実施するように該制御手段を構成
    し、該広告記録媒体の広告情報記録領域に対して該書込
    み手段による書込みがなされなくなる対策を講じたこと
    を特徴とする電気機器。
  2. 【請求項2】請求項1の電気機器において、上記対策と
    して、上記書込み手段による書込みが可能な上記記録媒
    体と、該書込み手段による書込みが不可能な上記広告記
    録媒体とを設けたことを特徴とする電気機器。
  3. 【請求項3】上記書込み手段を制御する上記制御手段を
    備える請求項1の電気機器において、上記対策として、
    上記記録媒体と上記広告記録媒体とを別体に形成し、こ
    れらのうち、前者の記録媒体だけに情報を書込みさせる
    制御を行わせるように、該制御手段を構成したことを特
    徴とする電気機器。
  4. 【請求項4】上記書込み手段を制御する上記制御手段を
    備える請求項1の電気機器において、上記対策として、
    上記広告情報用の記録領域と、その他一般情報用の記録
    領域とに分かれるように上記記録媒体と上記広告記録媒
    体とを一体に形成し、該書込み手段に対して該広告情報
    用の記録領域への書込みを行わせないような制御を実施
    させるように、該制御手段を構成したことを特徴とする
    電気機器。
  5. 【請求項5】請求項3又は4の電気機器において、上記
    制御手段にパスワードを入力するためのパスワード入力
    手段を設け、該パスワードの入力に基づいて、上記広告
    記録媒体、又は、上記広告情報用の記録領域、にも情報
    を書込みさせる制御を実施させるように、該制御手段を
    構成したことを特徴とする電気機器。
  6. 【請求項6】請求項5の電気機器において、 上記パスワード入力手段として、無線又は有線によって
    送信されてくる上記パスワード及び広告情報の信号を受
    信する受信手段を設け、該受信手段からの出力信号に基
    づいて、上記広告記録媒体、又は、上記広告情報用の記
    録領域、に新たな広告情報を記録させる制御を実施させ
    るように、上記制御手段を構成したことを特徴とする電
    気機器。
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