JP2001194955A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001194955A
JP2001194955A JP2000004820A JP2000004820A JP2001194955A JP 2001194955 A JP2001194955 A JP 2001194955A JP 2000004820 A JP2000004820 A JP 2000004820A JP 2000004820 A JP2000004820 A JP 2000004820A JP 2001194955 A JP2001194955 A JP 2001194955A
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intermediate transmission
image forming
flywheel
bearing
image carrier
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Kazuhiko Kobayashi
和彦 小林
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を大型化することなく、かつ、潜像担持
体の損傷や用紙の破損を防止しながら潜像担持体を外部
に取り出すことができ、さらにフライホィール部の接地
を確実に行うことができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム1の回転軸1Aに設けられ
ている従動歯車8と、感光体ドラム1の回転軸1Aとは
別に設けられ、従動歯車8に回転駆動源からの回転力を
伝達する感光体側中間伝達歯車6、感光体側出力用中間
伝達歯車7を有する中間伝達軸6Aとを備え、上記回転
軸1Aと中間伝達軸6Aとは軸方向を平行させた状態で
軸方向と直角な方向に並列して配置され、上記中間伝達
軸6Aにフライホィール9が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、さらに詳しくは回転体で構成される潜像担持体を対
象とした駆動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に回転体の回転ムラを抑制するため
に、フライホィールを回転体と一体あるいは同軸上に設
けることがある。上記回転体の一つに、複写機やプリン
タあるいはファクシミリ装置等の電子写真複写プロセス
を実行する画像形成装置の潜像担持体がある。
【0003】画像形成装置においては、潜像担持体であ
る感光体をドラム(以下、感光体ドラムという)で構成
し、その周囲に、電子写真複写プロセスを実行するため
の帯電装置、書き込み装置、現像装置、転写装置、及び
クリーニング装置を配置する。
【0004】感光体ドラムには同軸上にフライホィール
を設け、感光体ドラムの回転ムラによるジター或いは、
多色画像を形成する場合には色ずれなどが発生するのを
防止するようになっている。
【0005】関連する先行技術として、特開平10−3
9682号公報には、感光体のドラム軸にフライホィー
ルを装着した例が示されている。また、特開平9−32
5649号公報には、高速回転の第1モードと低速回転
の第2モードとで像形成体(感光体ドラム)と一体的に
回転するフライホィールを変える慣性変更手段を設ける
ことで、いずれのモードにおいても、像形成体の回転を
円滑に行うようにした技術が示されている。
【0006】画像形成装置に用いられる潜像担持体駆動
構造の一例として、図4に示すものがある。図4に示さ
れた画像形成装置Aは、複写機、プリンタ、及びファク
シミリ装置としての機能を複合して持ち合わせ、これら
各機能での書き込み処理に必要とされる画像情報をデジ
タル処理するデジタル複合機である。
【0007】上記画像形成装置Aは、排紙部が装置本体
の横に張り出す構造に代えて、画像形成装置Aの占有ス
ペース内に排紙部を設けて、画像形成装置の設置スペー
スを小さくする構造となっている。
【0008】上記構造の画像形成装置Aでは、画像形成
装置Aの高さ方向で略中央部に空間部を形成した排紙部
Bが設けられており、その排紙部Bに向け、画像形成装
置Aの前面(図4中、符号Fで示す方向の面)から手を
差し込んで用紙を取り出すようになっている。また、筐
体下部には、筐体前面に向け引き出し可能な給紙カセッ
トCも設けられており、これにより、用紙の補充や用紙
の取り出しを画像形成装置Aの前面で行えるようにして
いる。
【0009】このような構造の画像形成装置Aでは、排
紙部Bに向け排出される用紙が搬送経路の途中で詰ま
る、いわゆるジャムが発生した場合に用紙を取り出すた
めの個所として、筐体前面に隣合う側壁に開口Dが形成
されている。この開口Dは、通常、開閉蓋Eにより閉じ
られているが、開放されることにより、内部に位置する
感光体ドラム(図示されず)を露呈させることができ、
感光体ドラム周りに詰まっている用紙を取り出すことが
出来るようになっている。
【0010】一方、感光体ドラムの交換やジャムを起こ
した用紙を感光体ドラム周りから取り出す際には、画像
形成装置Aから感光体ドラムを引き出すことが必要とな
る。通常、感光体ドラムを引き出す際には、その軸方向
に移動させることが多い。これは、感光体ドラムの回転
軸と、フライホィールの回転軸とをドッグクラッチなど
の連動伝達手段を介して連結しているためである。つま
り、感光体ドラムがその軸方向に移動して挿脱される際
には、連動伝達手段が係脱される。
【0011】しかし例えば、感光体ドラム周りでジャム
を起こしている用紙を取り出すために、感光体ドラムを
その軸方向に沿って引き出そうとすると、感光体ドラム
とその周囲に位置する各装置とで、いわゆる挟まれた状
態にある用紙に剪断方向の力が作用し、引き裂かれてし
まう虞がある。このような剪断方向の力は、感光体ドラ
ムの感光層にも影響し、用紙に接触している感光層を損
傷させてしまう場合もある。
【0012】そこで図4に示した画像形成装置の場合、
開口Dから感光体ドラムをその軸方向と直角な方向に取
り出すことで、上述した不具合を解消できるようになっ
ている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし感光体ドラムを
その軸方向と直角な方向に取り出す場合には、感光体ド
ラムの軸上に一体化されているフライホィールを感光体
ドラムと共に引き出すことが出来ない。つまり、フライ
ホィールの外径は感光体ドラムの慣性質量にバランスす
るように、感光体ドラムの外径に比較してその外径が大
きくなるのが一般的であるため、感光体ドラムの取り出
しスペースを考慮して形成された開口の大きさを更に大
きくして、フライホィールの外径、及びこれを支持して
いる軸の端部までが外部に取り出せるようにする必要が
ある。この結果、開口自体を大きくすると、筐体の大き
さもその分大きくなってしまい、小型化しようとする場
合にはその意向が反映出来なくなる。
【0014】また、フライホィールはその性質上重量が
必要であることから、金属で作製されるのが一般的であ
り、それを支持する軸も金属が用いられるのが一般的で
ある。これら金属部品は、装置内から発生する電波ノイ
ズをアンテナとして装置外部に放射してしまい、他の装
置に誤動作等を引き起こさせることがあるため、接地し
ておくのが望ましい。特にフライホィール等、比較的大
きな金属部品は接地させておくことは必至である。
【0015】通常、感光体ドラムはその機能上接地され
ているので、感光体ドラムを軸心方向に抜き差しする場
合は、フライホィールの接地は感光体ドラムの接地と同
じ部位から取るが、感光体ドラムをその軸方向と直角な
方向に取り出す場合には、構造上感光体ドラムの接地と
フライホィールの接地を同じ部位からとることは出来な
い。
【0016】また、回転体の接地を行う場合、軸受けを
介して接地させるが、この場合は摺動部分で接地を行っ
ているため、接地性が非常に不安定となり、結果的には
接地性不十分となることが度々あった。
【0017】本発明は、このような背景の基になされた
ものであり、装置を大型化することなく、かつ、潜像担
持体の損傷や用紙の破損を防止しながら潜像担持体を外
部に取り出すことができ、さらにフライホィール部の接
地を確実に行うことができる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、回転体で構成された潜像担
持体の回転ムラ抑制用のフライホィールを有する潜像担
持体駆動構造を備えた画像形成装置において、上記潜像
担持体の回転軸に設けられている従動部と、上記潜像担
持体の回転軸とは別に設けられ、上記潜像担持体の従動
部に回転駆動源からの回転力を伝達する中間伝達部を有
する中間伝達軸とを備え、上記回転軸と中間伝達軸とは
軸方向を平行させた状態で軸方向と直角な方向に並列し
て配置され、上記中間伝達軸にフライホィールが設けら
れていることを特徴とするものである。
【0019】また上記目的を達成するために、請求項2
記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、
上記中間伝達軸は、導電性軸受けにより支持され、かつ
導電性軸受けには接地用アース部材が連結されているこ
とを特徴とするものである。
【0020】また上記目的を達成するために、請求項3
記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、
上記接地用アース部材は、上記軸受けに接触した状態で
折り返され、その折り返し片が弾性を有する導電板によ
り上記軸受け方向に付勢されていることを特徴とするも
のである。
【0021】また上記目的を達成するために、請求項4
記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、
上記軸受け内のボールを軸受け内輪と外輪に押し付ける
ように作用する付勢部材が設けられていることを特徴と
するものである。
【0022】請求項1記載の発明では、潜像担持体の回
転軸と、フライホィールを有する中間伝達軸とを別個に
設置し、上記中間伝達軸のうちで回転伝達経路におい
て、潜像担持体の回転軸の直前に位置する中間伝達軸に
上記フライホィールを設けているので、回転軸とフライ
ホィールとの間の動力伝達ロスが抑制されて、回転軸に
設けた場合と同じ状態で回転ムラが抑制される。しか
も、潜像担持体の回転軸とは別の中間伝達軸にフライホ
ィールを設けることにより、フライホィールと独立し
て、潜像担持体をその軸方向と直角な方向に挿脱できる
ので、潜像担持体の挿脱部のサイズを大きくすることな
く、かつ、潜像担持体を損傷することもない。
【0023】請求項2記載の発明では、フライホィール
に誘起される電荷や反射ノイズは接地用アース部材に逃
がされる。
【0024】請求項3記載の発明では、接地用アース部
材の折り返し片が軸受けに付勢されることで、さらに確
実にフライホィールの接地が行われる。
【0025】請求項4記載の発明では、軸受け内のボー
ルを軸受け内輪と外輪に押し付けるように作用する付勢
部材が設けられているので、上記と同様の作用が得られ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は本発明の画像形成装置の実施
形態における潜像担持体への回転伝達経路を説明するた
めの模式図であり、同図において、潜像担持体1は、ド
ラム状の感光体(以下、感光体ドラムという)が用いら
れる。
【0027】感光体ドラム1に対する回転伝達経路に
は、回転駆動源に相当するモータ2が経路の最入力側に
設けられており、その出力軸2Aに取り付けられた駆動
歯車3には、ケーシング10〔図2(A)、図3参照〕
によって回転自在に支持された中間伝達部材の一つであ
る駆動側中間伝達歯車4が噛み合い、さらにアイドル歯
車5を介して感光体側中間伝達歯車6が駆動歯車3に連
動するように配置されている。ケーシング10に対して
は、中間伝達軸4A、5A及び6Aにより上記各歯車が
回転自在に支持されている。
【0028】感光体側中間伝達歯車6と同軸上には、感
光体側出力用中間伝達歯車(以下、感光体側出力歯車と
いう)7が支持されており、この感光体側出力歯車7に
は、感光体ドラム1の回転軸1Aに支持されている従動
歯車8が噛み合い、これにより、感光体ドラム1は駆動
歯車3に連動するようになっいる。
【0029】モータ2からの回転は、互いに噛み合って
いる駆動歯車3と感光体側中間伝達歯車6、及びこれと
同軸上に位置する感光体側出力歯車7に噛み合っている
従動歯車8に伝達される。中間伝達軸6Aと回転軸1A
とは、軸方向を平行させた状態で軸方向と直角な方向に
並列に配置されている。
【0030】図1に示した回転伝達経路は、感光体ドラ
ム1を対象とするだけでなく、図示しないが、画像形成
装置に装備されている用紙の搬送系、現像装置や定着装
置に用いられる歯車をも対象としている。
【0031】感光体ドラム1は、図4に示した画像形成
装置(図4中、符号Aで示す)における開口(図4中、
符号Dで示す部分)に対して軸方向と直角な方向に挿脱
可能なものであり、その挿脱方向としては、感光体側出
力歯車7に対して従動歯車8が接離する方向となってい
る。
【0032】従動歯車8を支持する回転軸1Aへの回転
伝達経路において、その直前に位置する感光体側出力歯
車7を支持している中間伝達軸6Aには、フライホィー
ル9が一体化されて支持されている。
【0033】フライホィール9は、画像形成装置内に固
定されているケーシング10に回転自在に支持された中
間伝達軸6Aに取り付けられていることにより、感光体
ドラム1の挿脱に関係なく、画像形成装置内に止まるこ
とが出来るようになっている。
【0034】本実施形態は以上のような構成であるか
ら、感光体ドラム1の回転軸1Aと別の位置で、しかも
回転軸1Aに対する回転伝達経路中で直前に位置する中
間伝達軸6Aにフライホィール9が設けられているの
で、感光体ドラム1に発生する回転ムラは、これと直接
連動関係にあるフライホィール9によって抑制される。
【0035】つまり、感光体側出力歯車7と従動歯車8
との噛み合いは隣合う歯車同士であるので、回転伝達経
路中での噛み合い誤差、いわゆるバックラッシュの総体
量が最も少ない位置関係にある。
【0036】このため、感光体側出力歯車7以外の中間
伝達歯車を支持する中間伝達軸にフライホィールを設け
た場合に比べて、感光体ドラム1の回転ムラが最も速く
フライホィール9に伝達されることになり、フライホィ
ール9の慣性質量が有効に作用することになる。
【0037】このような実施形態の構成によれば、感光
体ドラム1をフライホィール9とは関係なく画像形成装
置から挿脱することが出来るので、フライホィール9を
挿脱するためのサイズの開口を装置の筐体部に設ける必
要がない。これにより、筐体サイズが大きくなるのを抑
止することができる。
【0038】感光体ドラム1は、帯電装置や転写装置に
よって静電気力の影響を受ける個所であり、通常、画像
形成に不要な静電気力の影響を除外するために、除電
(接地)することが行われている。
【0039】一方、フライホィール9は、除電(接地)
機構を備えた感光体ドラム1とは別に設けられているた
めに除電されないままとなり、いわゆるフロート電極に
相当することになる。従って、フライホィール9は不用
意に帯電し、その電荷を放電したときに機器に誤動作を
引き起こさせたり、装置内から発生する電波ノイズを放
射する場合があり、隣接する他の装置に対して悪影響を
与えてしまうことがある。従って、本実施形態では、フ
ライホィール9に除電(接地)のための構成が設けられ
ている。
【0040】図2(A)、(B)は図1に示した回転伝
達経路に設けられた構成部品の配置状態を説明するため
の図であるが、この図において、フライホィール9が支
持されている中間伝達軸6Aは、ケーシング10に対し
て軸受け11を介して回転自在に支持されており、その
軸受け11は、導電性軸受けに相当する玉軸受けで構成
されている。この場合、玉軸受け内のグリスは導電性の
高いものがよい。また、内外輪をワイヤー等により通電
させた、いわゆる通電軸受けを用いてもよい。
【0041】玉軸受けを用いることにより、中間伝達軸
6Aの回転時に発生する軸受け11との間の抵抗を軽減
して、感光体ドラム1との回転伝達性を滑り軸受けの場
合に比べて良好にすることができる。図2において、符
号10A、10B、10Cは、モータ2の出力軸2Aが
挿通される支持孔、駆動側中間伝達歯車4の中間伝達軸
4Aが挿通される支持孔、アイドル歯車5の中間伝達軸
5Aが挿通される支持孔をそれぞれ示している。軸受け
11には接地用アース部材が連結されている。
【0042】図2において、軸受け11同士は中間伝達
軸6Aを介して導電的な接続状態にあり、その一方に
は、導電性板部材で構成された接地用アース部材12の
一端が接触させてある。接地用アース部材12は、軸受
け11側に一端が、そしてケーシング10の外方、図2
では上方に向け他端が延長されて構成され、他端に形成
された取付孔12Aに図示しないボルト等が挿通される
ことにより、画像形成装置内の接地用導電部に接続した
状態で取り付けられるようになっている。
【0043】接地用アース部材12の延長方向一端は、
図3に示すように、軸受け11の軸方向端面に接触した
状態で折り返され、その折り返された折り返し片12B
が導電板13に接触している。導電板13は、接地用ア
ース部材12の折り返し片12Bを押圧することによ
り、接地用アース部材12を軸受け11の軸方向端面に
確実に接触させるために設けられた断面形状横向きC形
状の弾性部材で構成されており、その折り曲げ端部の一
方13Aが接地用アース部材12の延長片に半田付けさ
れて接合(図3中、黒く塗り潰した個所)されている。
【0044】また、軸受け11内での接地を確実に行う
ために軸受け11の内輪に付勢部材14を接触させて、
軸受け内輪にスラスト荷重を加えている。この場合、軸
受け11内においては内輪に加えられたスラスト荷重
は、軸受け11内のボールを軸受け内輪、外輪に押し付
けるように作用している。スラスト荷重を掛けた場合、
軸受け内輪と外輪の抵抗値は低くなる。この事は接地性
が高まっていることを意味している。
【0045】図5において、抵抗値の差を見ると、スラ
スト荷重を加えない場合は平均11kΩ(最小6kΩ、
最大18kΩ)で、スラスト荷重9Nを加えた場合は平
均7kΩ(最小3kΩ、最大10kΩ)であった。
【0046】このような構成においては、フライホィー
ル9に誘起される帯電電荷が中間伝達軸6A及び軸受け
11を介して接地用アース部材12に流れ、接地用アー
ス部材12のボルト締結位置を介して画像形成装置内の
接地用導電部により接地される。
【0047】接地用アース部材12は、導電板13によ
り常に軸受け11に接触する状態となっており、接地用
アース部材12の折り返し片12Bと導電板13が接触
していることにより、接地用アース部材12に流れた帯
電電荷は接地用アース部材12に加えて導電板13を介
して流れることもあり、良好な接地が行われる。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、潜像担持
体の回転軸と、フライホィールを有する中間伝達軸とを
別個に設置し、上記中間伝達軸のうちで回転伝達経路に
おいて、潜像担持体の回転軸の直前に位置する中間伝達
軸に上記フライホィールを設けているので、回転軸とフ
ライホィールとの間の動力伝達ロスが抑制されて、回転
軸に設けた場合と同じ状態で回転ムラ抑制効果が得られ
る。しかも、潜像担持体の回転軸とは別の中間伝達軸に
フライホィールを設けることにより、フライホィールと
独立して、潜像担持体をその軸方向と直角な方向に挿脱
できるので、潜像担持体の挿脱部のサイズを大きくする
ことなく、かつ、潜像担持体を損傷することなく本体か
ら挿脱することが可能となる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、フライホィ
ールに誘起される電荷や反射ノイズを逃がすことができ
る。
【0050】請求項3記載の発明によれば、接地用アー
ス部材の折り返し片が軸受けに付勢されることで、さら
に確実にフライホィールの接地を行うことができる。
【0051】請求項4記載の発明によれば、軸受け内の
ボールを軸受け内輪と外輪に押し付けるように作用する
付勢部材が設けられているので、上記と同様の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけ
る回転伝達経路の構成を説明するための模式図である。
【図2】図1に示した回転伝達経路に設けられた構成部
品の配置状態を説明するための図であり、(A)は正面
図、(B)は(A)中、符号Bで示す方向の矢視図であ
る。
【図3】図2に示した回転伝達経路に設けられている接
地構造(付勢部材を含む)を説明するための部分的な側
面図である。
【図4】潜像担持体の挿脱機構を備えた画像形成装置の
一例を説明するための外観図である。
【図5】軸受けにスラスト荷重9Nを加えたとき(A)
と、加えないとき(B)の抵抗値(500時間連続運転
後)を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 1A 回転軸 6 感光体側中間伝達歯車 6A 中間伝達軸 7 感光体側出力用中間伝達歯車 8 従動歯車 9 フライホィール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体で構成された潜像担持体の回転ム
    ラ抑制用のフライホィールを有する潜像担持体駆動構造
    を備えた画像形成装置において、 上記潜像担持体の回転軸に設けられている従動部と、上
    記潜像担持体の回転軸とは別に設けられ、上記潜像担持
    体の従動部に回転駆動源からの回転力を伝達する中間伝
    達部を有する中間伝達軸とを備え、上記回転軸と中間伝
    達軸とは軸方向を平行させた状態で軸方向と直角な方向
    に並列して配置され、上記中間伝達軸にフライホィール
    が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 上記中間伝達軸は、導電性軸受けにより支持され、かつ
    導電性軸受けには接地用アース部材が連結されているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置において、 上記接地用アース部材は、上記軸受けに接触した状態で
    折り返され、その折り返し片が弾性を有する導電板によ
    り上記軸受け方向に付勢されていることを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像形成装置において、 上記軸受け内のボールを軸受け内輪と外輪に押し付ける
    ように作用する付勢部材が設けられていることを特徴と
    する画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006317474A (ja) * 2005-04-12 2006-11-24 Ricoh Co Ltd 駆動伝達装置及び画像形成装置

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