JP2001194543A - マイケルソン干渉計型光合分波器 - Google Patents
マイケルソン干渉計型光合分波器Info
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Abstract
に、マッハツェンダ干渉型光合分波器におけるようなF
SRに制約のない光合分波器を提供する。 【解決手段】光回路用基板5上に第1および第2のチヤ
ネル導波路1、2と、長さの異なる第3および第4のチ
ヤネル導波路3、4を形成してこれらをマルチモードカ
ップラー6により接続し、第3のチヤネル導波路3の所
定の個所に部分反射ミラー7を挿入するとともに、第3
および第4のチヤネル導波路3、4の端末に全反射ミラ
ー8を形成する。
Description
計型光合分波器に関し、特に、パスバンド特性が平坦で
周期性を有し、共振周波数間隔(Free Spect
ral Range:FSR)を任意に選択することの
できるマイケルソン干渉計型光合分波器に関する。
は、既に使用中のチヤネル波長の中間に新しいチヤネル
の波長を注入することによって通信容量をアップグレー
ドすることが行われている。これに使用される光合分波
器としては、周期性を有し、透過域および阻止域等のパ
スバンド特性が平坦であることが必要であり、その代表
的なものとしてマッハツェンダー干渉を利用した光合分
波器が知られている。
もので、5は石英の光回路用基板、21〜24は基板5
の両端に形成された入出力用導波路を示す。25、26
は基板5の中央に形成された長さの異なる2本の導波路
を示し、その両端には、3dBカップラー27、28が
配置されており、これらを介して入出力用導波路21〜
24に接続されている。
λ6 ・・・は、波長損失特性が正弦的であり、従って、
マッハツェンダーの片方のアーム26にFSRが1/2
倍のリング共振器29を追加することでパスバンド特性
の平坦化を図ることが行われている。
共振器29を追加したマッハツェンダー干渉型光合分波
器によると、FSRは、リング共振器29の半径rと反
比例の関係にあるため、FSRの拡大を図ろうとすると
リング共振器29の径が小さくなり、その結果、曲げ損
失が大きくなって、20GHz以上のFSRの達成が難
しくなるという問題を有している。
が平坦で周期性を有するとともに、マッハツェンダー干
渉型光合分波器におけるようなFSRに制約のない光合
分波器を提供することにある。
達成するため、光回路用基板と、前記光回路用基板上に
形成され、一端が入出射ポートに接続された第1および
第2のチヤネル導波路と、前記光回路用基板上に形成さ
れ、マルチモードカップラーを介して前記第1および第
2のチヤネル導波路の他端に一端が接続された所定の長
さだけ導波路長が異なる第3および第4のチヤネル導波
路と、前記第3のチヤネル導波路の所定の個所に挿入さ
れた部分反射ミラーと、前記第3および第4のチヤネル
導波路の端末に設けられた全反射ミラーより構成される
ことを特徴とするマイケルソン干渉計型光合分波器を提
供するものである。
膜、Ti02 の薄膜、あるいはAu、AgまたはAlの
薄膜より選択されるいずれかの金属箔膜により構成する
ことが好ましく、一方、全反射ミラーは、誘電体多層
膜、あるいはAu、AgまたはAlの薄膜のいずれかに
よって構成することが好ましい。
干渉計型光合分波器の実施の形態を説明する。 図1の
(a)は、単一モードの第1および第2のチャネル導波
路1および2と、同じく単一モードで長さの異なる第3
および第4のチヤネル導波路3および4を表面に形成し
た光回路用基板を示す。
第3および第4のチャネル導波路3、4は、石英の光回
路用基板5に形成した矩形の凹部を高屈折率のコアで埋
め、このコアを低屈折率のクラッド材で覆うことによっ
て形成されている。6は第1および第2のチヤネル導波
路1、2と第3および第4のチヤネル導波路3、4の間
を接続した3dBマルチモードカップラー(3dBマル
チモード干渉型分岐器あるいは3dB方向性結合器)を
示す。
板5を図1の(a)のA−Aより切断し、切断した部分
と端末にそれぞれ部分反射ミラー7と全反射ミラー8を
配置した本実施の形態における光合分波器の構成を示
す。反射率が11%のSiより成膜された部分反射ミラ
ー7は、第3のチヤネル導波路3にのみ挿入されてお
り、一方、全反射ミラー8は、第3および第4のチヤネ
ル導波路3、4の双方の端末に配置されている。
は、切断部9の前後においてそれぞれ心合わせされてお
り、以上の構成の結果、経路の長い第3のチヤネル導波
路3の側には、部分反射ミラー7と全反射ミラー8の組
み合わせによるファブリペロー共振器が形成されてい
る。10は第1のチヤネル導波路1に接続された光サー
キュレータを示す。
光波が入射ポートを介して第1のチヤネル導波路1に入
射されると、入射された光波は、マルチモードカップラ
ー6によって分波され、長さの異なる第3および第4の
チヤネル導波路3および4にそれぞれ入射される。
3、4を経た後、部分反射ミラー7および全反射ミラー
8によって反射された光は、第3および第4のチヤネル
導波路3、4を逆方向に進み、マルチモードカップラー
6によって分波ないしは合波され、第1および第2のチ
ヤネル導波路1、2に入射される。
λ2 、λ4 、λ6 ・・・が出射され、一方、光が入射さ
れた第1のチヤネル導波路1の側からは、光サーキュレ
ータ10によって分波された光波λ1 、λ3 、λ5 ・・
・が分岐路11より出射され、以上により光の合分波が
行われる。
ン干渉計型光合分波器の概念図を示す。ポートIより入
射(Ein)した光をマルチモードカップラー6のハーフ
ミラー6aによって光路B(第3のチヤネル導波路3)
と光路C(第4のチヤネル導波路4)の2つの光路に分
離し、一方の光路Bの途中に部分反射ミラー7を挿入
し、これにより全反射ミラー8との間にキャビティ12
を形成する。
在しない場合には、一般的なマイケルソン干渉計と同じ
であり、従って、その場合のポートIおよびポートII
へ戻るEout1とEout2における光の波長−損失特性は、
正弦的な応答となり、平坦化したものにはならない。
は、反射率を11%に設定した部分反射ミラー7が存在
するため、光路Bと光路Cの路長差ΔLを部分反射ミラ
ー7および全反射ミラー8により形成されるキャビティ
12の長さDの1/2+半波長の長さに設定すれば、パ
スバンド特性の平坦化した矩形状に近い応答を得ること
ができる。
3)に部分反射ミラー7が挿入されていてキャビティ1
2が形成されている場合と、部分反射ミラー7がなく、
従って、キャビティ12が存在しない場合とを対比し
て、それぞれの挿入損失および位相の波長特性を示した
ものである。
いものが正弦波的なパスバンド特性を示しているのに比
べ、キャビティ12が存在する場合には、周期性のある
平坦な櫛状のパスバンド特性を示していることが認めら
れ、部分反射ミラー7の挿入による効果が明瞭に現れて
いる。
3における部分反射ミラー7の位置を調整することによ
ってキャビティ12の長さDを設定し、さらに、これに
合わせて第3および第4のチヤネル導波路3、4の路長
差ΔLを調整すれば、ファブリペロー共振構造を利用し
て任意のFSR値を有する光合分波器を構成することが
でき、この結果、たとえば、20GHzあるいはそれ以
上の高FSR値を有した光合分波器の構成が可能とな
る。
ケルソン干渉計型光合分波器によれば、第1および第2
のチヤネル導波路と、長さの異なる第3および第4のチ
ヤネル導波路を光回路用基板上に形成してこれらをマル
チモードカップラーで接続し、さらに、第3のチヤネル
導波路の所定の個所に部分反射ミラーを挿入するととも
に、第3および第4のチヤネル導波路の端末に全反射ミ
ラーを形成することによって、周期性を有した平坦なパ
スバンド特性を有し、FSR値を任意の水準に設定する
ことのできる光合分波器を提供するものであり、その有
用性は大である。
の実施の形態を示す説明図であり、(a)は部分反射ミ
ラーと全反射ミラーを形成する前の基板の構成、(b)
は本発明の実施の形態におけるマイケルソン干渉計型光
合分波器の構成を示す。
を示す説明図。
および挿入損失特性を示す説明図。
波器を示す説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】光回路用基板と、 前記光回路用基板上に形成され、一端が入出射ポートに
接続された第1および第2のチヤネル導波路と、 前記光回路用基板上に形成され、マルチモードカップラ
ーを介して前記第1および第2のチヤネル導波路の他端
に一端が接続された所定の長さだけ導波路長が異なる第
3および第4のチヤネル導波路と、 前記第3のチヤネル導波路の所定の個所に挿入された部
分反射ミラーと、 前記第3および第4のチヤネル導波路の端末に設けられ
た全反射ミラーより構成されることを特徴とするマイケ
ルソン干渉計型光合分波器。 - 【請求項2】前記部分反射ミラーは、Siの薄膜、Ti
O2 の薄膜、あるいはAu、AgまたはAlの薄膜のい
ずれかによって構成され、 前記全反射ミラーは、誘電体多層膜、あるいはAu、A
gまたはAlの薄膜のいずれかによって構成されること
を特徴とする請求項1項記載のマイケルソン干渉計型光
合分波器。 - 【請求項3】前記第1のチヤネル導波路は、前記一端が
光サーキュレータを介して波長分割多重信号を入力する
前記入射ポートに接続されることを特徴とする請求項1
項記載のマイケルソン干渉計型光合分波器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004244A JP3555532B2 (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | マイケルソン干渉計型光合分波器 |
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JP2000004244A JP3555532B2 (ja) | 2000-01-13 | 2000-01-13 | マイケルソン干渉計型光合分波器 |
Publications (2)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003056725A1 (fr) * | 2001-12-27 | 2003-07-10 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Filtre optique, entrelaceur, et systeme de communication optique |
JP2010534348A (ja) * | 2007-07-20 | 2010-11-04 | インフィネラ コーポレイション | 周期性光学フィルター |
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2000
- 2000-01-13 JP JP2000004244A patent/JP3555532B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2003056725A1 (fr) * | 2001-12-27 | 2003-07-10 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Filtre optique, entrelaceur, et systeme de communication optique |
US6965479B2 (en) | 2001-12-27 | 2005-11-15 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical filter, interleaver, and optical communication system |
JP2010534348A (ja) * | 2007-07-20 | 2010-11-04 | インフィネラ コーポレイション | 周期性光学フィルター |
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