JP2001194359A - 有機物測定装置及び有機物測定方法 - Google Patents

有機物測定装置及び有機物測定方法

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JP2001194359A
JP2001194359A JP2000001454A JP2000001454A JP2001194359A JP 2001194359 A JP2001194359 A JP 2001194359A JP 2000001454 A JP2000001454 A JP 2000001454A JP 2000001454 A JP2000001454 A JP 2000001454A JP 2001194359 A JP2001194359 A JP 2001194359A
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carbon dioxide
organic substance
gas
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JP2000001454A
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English (en)
Inventor
Toshinori Nakano
俊典 中野
Masaharu Hama
正治 濱
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定ガスの有機物の総量を相対的にリアル
タイムに測定する。 【解決手段】 被測定ガスでバブリング槽5においてバ
ブリングされた超純水6は、反応管13において紫外光
の照射を受ける。これにより超純水6に含有されてい
る、被測定ガス中の有機物が分解され、二酸化炭素が得
られる。かかる二酸化炭素を含有する超純水6は検体と
して、光音響測定部201において光音響測定を受け
る。光音響測定部201における光音響測定によって、
検体中の二酸化炭素量が見積もられ、これに基づいて被
測定ガス中に含まれていた有機物の量をリアルタイムで
検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は有機物の量を測定
する技術に関し、特に有機物の量をリアルタイムに測定
するための技術に関する。この発明は例えばクリーンル
ーム内の不純物としての有機物の量を測定する際に採用
することができる。
【0002】
【従来の技術】有機物は、クリーンルーム内の不純物の
一つであり、その分析については様々な方法が考案され
てきている。例えば活性炭を入れた吸着管にクリーンル
ーム内の空気を通し、有機不純物を一旦活性炭に捕集さ
せる。あるいはウエハ上に有機物を一旦吸着させる。そ
の後、パージアンドトラップ方などで有機物を脱離さ
せ、ガスクロマトグラフ質量分析を行って、定性、定量
分析する。
【0003】またその他にも、超純水を入れた管にクリ
ーンルーム内の空気を通し、有機不純物を超純水に吸収
させた後、イオンクロマトグラフで定性、定量分析する
方法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれらの方法で
は、有機物の定性定量分析には優れているものの、時間
がかかりすぎ、クリーンルームの中の有機物のリアルタ
イムでの管理には適さない。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、被測定ガス、例えばクリーンルーム内の有機物の総
量を相対的に、リアルタイムに測定できる技術を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
にかかるものは、有機物測定装置であって、被測定ガス
を導入し、前記被測定ガス中の有機物の分解を行って得
られる二酸化炭素を含む検体を得る有機物−炭酸ガス変
換部と、前記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記
検体に対して光を照射し、前記検体の熱膨張を測定して
前記検体中の二酸化炭素量を測定する炭酸ガス測定部と
を備える。
【0007】この発明のうち請求項2にかかるものは、
請求項1記載の有機物測定装置であって、前記炭酸ガス
測定部は、前記検体の熱膨張を測定する圧力センサーを
備える。
【0008】この発明のうち請求項3にかかるものは、
有機物測定装置であって、被測定ガスを導入し、前記被
測定ガス中の有機物の分解を行って得られる二酸化炭素
を含む検体を得る有機物−炭酸ガス変換部と、前記有機
物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体に対して光を
照射し、前記検体にスペクトル分光分析を行って前記検
体中の二酸化炭素量を測定する炭酸ガス測定部とを備え
る。
【0009】この発明のうち請求項4にかかるものは、
有機物測定装置であって、被測定ガスを導入し、前記被
測定ガス中の有機物の分解を行って得られる二酸化炭素
を含む検体を得る有機物−炭酸ガス変換部と、前記有機
物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体の導電率を測
定して前記検体中の二酸化炭素量を測定する炭酸ガス測
定部とを備える。
【0010】この発明のうち請求項5にかかるものは、
有機物測定装置であって、被測定ガスを導入し、前記被
測定ガス中の有機物の分解を行って得られる二酸化炭素
を含む検体を得る有機物−炭酸ガス変換部と、前記有機
物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体の水素イオン
濃度を測定して前記検体中の二酸化炭素量を測定する炭
酸ガス測定部とを備える。
【0011】この発明のうち請求項6にかかるものは、
請求項1乃至5のいずれか一つに記載の有機物測定装置
であって、前記有機物−炭酸ガス変換部は、前記被測定
ガスを溶媒中に捕集する捕集手段と、前記溶媒中の前記
有機物の分解反応を行って前記検体を得る反応手段とを
備える。
【0012】この発明のうち請求項7にかかるものは、
請求項6記載の有機物測定装置であって、前記有機物−
炭酸ガス変換部は、前記捕集手段によって前記被測定ガ
スを捕集しつつも前記分解が行われない前記溶媒をも前
記炭酸ガス測定部に与え、前記炭酸ガス測定部は、前記
分解が行われない前記溶媒と、前記分解が行われた前記
溶媒との双方に対してそれぞれ二酸化炭素の測定を行
う。
【0013】この発明のうち請求項8にかかるものは、
請求項6記載の有機物測定装置であって、前記捕集手段
は、前記被測定ガスによって前記溶媒をバブリングする
第1バブリング機構と、前記活性度の小さい他のガスに
よって前記溶媒をバブリングする第2バブリング機構と
を有する。
【0014】この発明のうち請求項9にかかるものは、
請求項1乃至5のいずれか一つに記載の有機物測定装置
であって、前記有機物−炭酸ガス変換部は、前記被測定
ガスに対して、有機物の分解を行って二酸化炭素を得る
分解手段と、前記分解によって得られた二酸化炭素を溶
媒中に捕集して前記検体を得る捕集手段とを有する。
【0015】この発明のうち請求項10にかかるもの
は、請求項6記載の有機物測定装置であって、前記有機
物−炭酸ガス変換部は、前記捕集手段と前記反応手段と
の間に設けられる分溜機構を更に備える。
【0016】この発明のうち請求項11にかかるもの
は、請求項1乃至5のいずれか一つに記載の有機物測定
装置であって、前記有機物−炭酸ガス変換部は、前記被
測定ガスから前記有機物を吸着し、前記有機物を放出可
能な吸着/放出手段と、前記吸着/放出手段から前記有
機物を得て、その分解反応を行って前記検体を得る反応
手段とを備える。
【0017】この発明のうち請求項12にかかるもの
は、請求項6記載の有機物測定装置であって、前記有機
物の分解反応には硫酸、ペルオキソ一硫酸塩、ペルオキ
ソ二硫酸塩の少なくともいずれか一つが採用される。
【0018】この発明のうち請求項13にかかるもの
は、有機物測定装置であって、被測定ガスを溶媒中に捕
集して検体を生成する有機物捕集手段と、前記検体に対
して分光分析を行って、前記検体中の官能基の量を測定
する分光分析手段とを備える。
【0019】この発明のうち請求項14にかかるもの
は、請求項13記載の有機物測定装置であって、前記分
光分析手段は、前記被測定ガスを捕集しない前記溶液に
対しても官能基の量を測定する。
【0020】この発明のうち請求項15にかかるもの
は、有機物測定方法であって、被測定ガスを導入し、前
記被測定ガス中の有機物の分解を行って得られる二酸化
炭素を含む検体を得る有機物−炭酸ガス変換工程と、前
記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体に対し
て光を照射し、前記検体の熱膨張を測定して前記検体中
の二酸化炭素量を測定する炭酸ガス測定工程とを備え
る。
【0021】この発明のうち請求項16にかかるもの
は、請求項15記載の有機物測定方法であって、前記炭
酸ガス測定工程では、前記検体の熱膨張が測定される。
【0022】この発明のうち請求項17にかかるもの
は、有機物測定方法であって、被測定ガスを導入し、前
記被測定ガス中の有機物の分解を行って得られる二酸化
炭素を含む検体を得る有機物−炭酸ガス変換工程と、前
記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体に対し
て光を照射し、前記検体にスペクトル分光分析を行って
前記検体中の二酸化炭素量を測定する炭酸ガス測定工程
とを備える。
【0023】この発明のうち請求項18にかかるもの
は、有機物測定方法であって、被測定ガスを導入し、前
記被測定ガス中の有機物の分解を行って得られる二酸化
炭素を含む検体を得る有機物−炭酸ガス変換工程と、前
記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体の導電
率を測定して前記検体中の二酸化炭素量を測定する炭酸
ガス測定工程とを備える。
【0024】この発明のうち請求項19にかかるもの
は、有機物測定方法であって、被測定ガスを導入し、前
記被測定ガス中の有機物の分解を行って得られる二酸化
炭素を含む検体を得る有機物−炭酸ガス変換工程と、前
記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体の水素
イオン濃度を測定して前記検体中の二酸化炭素量を測定
する炭酸ガス測定工程とを備える。
【0025】この発明のうち請求項20にかかるもの
は、請求項15乃至18のいずれか一つに記載の有機物
測定方法であって、前記有機物−炭酸ガス変換工程は、
前記被測定ガスを溶媒中に捕集する捕集工程と、前記溶
媒中の前記有機物の分解反応を行って前記検体を得る反
応工程とを有する。
【0026】この発明のうち請求項21にかかるもの
は、請求項20記載の有機物測定方法であって、前記捕
集工程によって前記被測定ガスを捕集しつつも前記分解
が行われない前記溶媒にも前記炭酸ガス測定工程が施さ
れる。
【0027】この発明のうち請求項22にかかるもの
は、請求項20記載の有機物測定方法であって、前記捕
集工程は、前記被測定ガスによって前記溶媒をバブリン
グする第1バブリング工程と、前記活性度の小さい他の
ガスによって前記溶媒をバブリングする第2バブリング
工程とを有する。
【0028】この発明のうち請求項23にかかるもの
は、請求項15乃至18のいずれか一つに記載の有機物
測定方法であって、前記有機物−炭酸ガス変換工程は、
前記被測定ガスに対して、有機物の分解を行って二酸化
炭素を得る分解工程と、前記分解によって得られた二酸
化炭素を溶媒中に捕集して前記検体を得る捕集工程とを
有する。
【0029】この発明のうち請求項24にかかるもの
は、請求項20記載の有機物測定方法であって、前記有
機物−炭酸ガス変換工程は、前記捕集工程と前記反応工
程との間に実行される分溜工程を更に備える。
【0030】この発明のうち請求項25にかかるもの
は、請求項15乃至18のいずれか一つに記載の有機物
測定方法であって、前記有機物−炭酸ガス変換工程は、
前記被測定ガスから前記有機物を吸着物に吸着させる吸
着工程と、前記吸着物から前記有機物を放出させる放出
工程と、前記放出工程によって得られた前記有機物の分
解反応を行って前記検体を得る反応工程とを備える。
【0031】この発明のうち請求項26にかかるもの
は、請求項20記載の有機物測定方法であって、前記有
機物の分解反応には硫酸、ペルオキソ一硫酸塩、ペルオ
キソ二硫酸塩の少なくともいずれか一つが採用される。
【0032】この発明のうち請求項27にかかるもの
は、有機物測定方法であって、被測定ガスを溶媒中に捕
集して検体を生成する有機物捕集工程と、前記検体に対
して分光分析を行って、前記検体中の官能基の量を測定
する分光分析工程とを備える。
【0033】この発明のうち請求項28にかかるもの
は、請求項27記載の有機物測定方法であって、前記分
光分析工程は、前記被測定ガスを捕集しない前記溶液に
対しても官能基の量を測定する。
【0034】
【発明の実施の形態】実施の形態1:図1は本発明の実
施の形態1にかかる有機物測定装置の構成を示す概念図
である。この有機物測定装置は、有機物−炭酸ガス変換
部101と、光音響測定部201とに大きく分けられ
る。以下の全図において矢印は、本発明を実行する際
に、気体あるいは液体が流れる方向を示す。
【0035】有機物−炭酸ガス変換部101において、
バブリング槽5に収納された溶媒、例えば超純水6へ
と、サンプル吸引管4によって被測定ガス、例えばクリ
ーンルーム内の空気が導入される。測定対象となる雰囲
気中の不純物をバブリングによって捕集する技術自体
は、例えば特開平9−61315号公報に紹介されてい
る。
【0036】本発明においては、具体的には、過去の測
定に供せられた超純水6が、排水管10を介して排出さ
れる。その後、排水管10はバルブ9によって閉じられ
る。バルブ11も閉じた状態で、注水管8によって超純
水6がバブリング槽5に注入される。但し、バブリング
槽5の上方には空気溜まり5aを残しておく。所定量の
超純水6がバブリング槽5に注水されれば、バルブ7に
よってバブリング槽5と注水管8との間が閉ざされる。
その後、バブリング槽5の空気溜まり5aの内の圧力
を、排気管2を介して吸引ポンプ1によって減圧するこ
とにより、サンプル吸引管4からクリーンルーム内の空
気を超純水6へと導入させ、バブリングを生じさせる。
所定の期間バブリングが行われた後に、排気管2とバブ
リング槽5との間をバルブ3によって閉じる。
【0037】バブリングによってクリーンルーム内の空
気中の不純物が溶解した超純水6は、バルブ11を開く
ことにより、導入管12を介して反応管13へと導入さ
れる。反応管13中の超純水6にはUV光源14によっ
て光、例えば紫外光が照射される。紫外光の照射によ
り、超純水6中に溶解していた不純物、中でも有機物は
水(H2O)と二酸化炭素(CO2)とに分解され、これ
らが超純水6中に溶解する。有機物を光触媒反応で分解
する技術自体は例えば特開平11−243140号公
報、特開平11−67618号公報に紹介されている。
【0038】有機物−炭酸ガス変換部101によって、
クリーンルーム内の空気中の有機物から分解された水と
二酸化炭素(以下、後者を「分解炭酸ガス」という)と
が溶解する超純水6は、光音響測定部201に検体とし
て与えられ、光音響測定によってその含有する二酸化炭
素量が分析される。光音響測定による二酸化炭素を測定
する技術自体は、例えば特表平9−512629号公報
において紹介されている。
【0039】本発明においては、具体的には、バルブ1
5が閉じた状態でバルブ21が開いて、導入管22を介
して反応管13から試料測定管23へと超純水6が導入
される。試料測定管23には光源27によって二酸化炭
素分子が振動する波長の光、例えば4.24μmの波長
のレーザーが、周波数調整盤29を介して断続的に照射
される。
【0040】図2は周波数調整盤29の構成を示す平面
図である。光源27から発せられる光を試料測定管23
に対して遮蔽する一対の翼28bが、軸28aの回りで
回転する。そして一対の翼28b同士の間隙28cを介
して、光源27から発せられる光が試料測定管23に照
射される。周波数調整盤29の回転により、光源27か
ら発せられるレーザーは試料測定管23中に導入された
超純水6に断続的に照射される。
【0041】上述のレーザーが照射されることにより、
超純水6中の二酸化炭素分子が振動し、温度が上昇し、
熱膨張が生じる。しかし、レーザーの照射が断続的であ
るので、熱膨張も断続的となって、超純水6中を弾性波
が伝達する。従って熱膨張の発生はマイクロフォン24
が検出する音を以て測定できる。この音は、周波数調整
盤29の回転と同期した断続音であり、その強弱は超純
水6中の二酸化炭素量と相関を有している。
【0042】予め既知の濃度の二酸化炭素を有する超純
水6を測定して検量線を得ておくことにより、二酸化炭
素が超純水6に溶解した未知の濃度を上記断続音を測定
して定量することができる。
【0043】なお、試料測定管23内の超純水6には、
分解炭酸ガスのみならず、クリーンルーム内の空気中に
もともと存在する二酸化炭素(以下「元来炭酸ガス」と
仮称する)も存在する。従って、超純水6に溶解した二
酸化炭素から有機物を見積もるためには、光音響測定の
結果に対し、元来炭酸ガスの量を考慮する必要がある。
【0044】そこで、参照のための測定として、有機物
−炭酸ガス変換部101においてバブリングによってク
リーンルーム内の空気中の不純物が溶解した超純水6
を、これに紫外光を照射することなく、導入管12、バ
ルブ11、反応管13を介して光音響測定部201に与
える。そしてバルブ21が閉じた状態でバルブ15を開
いて、導入管16を介して反応管13からリファレンス
測定槽17へと超純水6が導入される。リファレンス測
定槽17にも光源27によって、例えば4.24μmの
波長のレーザーが、周波数調整盤28を介して断続的に
照射される。周波数調整盤28の構成は、周波数調整盤
29の構成と同一である。
【0045】リファレンス測定槽17においても、断続
的な熱膨張の発生を音としてマイクロフォン18を用い
て測定でき、その結果は元来炭酸ガスの量を反映してい
る。従って、リファレンス測定槽17において測定され
た二酸化炭素の量を、試料測定管23において測定され
た二酸化炭素の量から差し引くことにより、分解炭酸ガ
スの量が得られ、相対的な有機物の量を求めることがで
きる。
【0046】光音響測定が終了した後は、試料測定管2
3及びリファレンス測定槽17、超純水6がそれぞれバ
ルブ25,19を介して排水管26,20によって排出
され、次の測定に備えられる。
【0047】以上のようにして本実施の形態によれば、
有機物を二酸化炭素へと変換し、これを光音響測定で測
定するので、被測定ガス中の有機物をリアルタイムで測
定することができる。しかも溶媒を用いたバブリングに
より、固形不純物を容易に除去できる。
【0048】なお、有機物を光触媒反応で分解するのみ
ならず、例えば特開平11−219927号公報に示さ
れるようにオゾンを採用しても有機物から分解炭酸ガス
を得ることができる。従って、UV光源14の代わりに
オゾンを発生する装置を設け、反応管13内において超
純水6にオゾンを与えてもよい。
【0049】また、超純水6に溶解が困難な有機物に対
応するため、バブリング槽5が収納する溶媒として、例
えば特開平9−61315号公報に示されるような酸性
溶液、あるいは他に塩基性溶液、有機溶剤を採用しても
よい。
【0050】実施の形態2:図3は本発明の実施の形態
2にかかる有機物測定装置の構成を示す概念図である。
この有機物測定装置は、有機物−炭酸ガス変換部102
と、光音響測定部202とに大きく分けられる。
【0051】有機物−炭酸ガス変換部102は、有機物
−炭酸ガス変換部101に対して、バブリング槽5に挿
入されたガス注入管30a及びその途中に設けられたバ
ルブ30bを追加した構成を有している。サンプル吸引
管4から被測定ガスたるクリーンルーム内の空気が導入
される際にはバルブ30bが閉じており、ガス注入管3
0aは超純水6中へなにも注入しない。
【0052】所定のバブリングが行われた後に、排気管
2とバブリング槽5との間がバルブ3によって閉じら
れ、バルブ30bが開く。これにより、ガス注入管30
aは超純水6中へ活性の低いガス、例えば窒素を導入
し、超純水6に対するバブリングが行われる。この窒素
を用いたバブリングにより、元来炭酸ガスは、超純水6
中に溶解していた他のガスと同様に除去される。
【0053】このようにしてクリーンルーム内の空気を
用いて第1のバブリングを、活性の低いガスを用いて第
2のバブリングを、この順に行うことにより、元来炭酸
ガスが除去されるが有機物は溶解している超純水6が得
られる。この後、実施の形態1と同様にして、超純水6
が導入管12、バルブ11を介して反応管13へと導入
される。反応管13中の超純水6にはUV光源14によ
って紫外光が照射され、超純水6中に溶解していた有機
物は水と二酸化炭素とに分解される。その後も実施の形
態1と同様にして、試料測定管23において光音響測定
によって二酸化炭素の量が測定される。
【0054】上述のように、試料測定管23に導入され
る前に、超純水6は予め元来炭酸ガスが除去されるの
で、試料測定管23において測定される二酸化炭素の量
は分解炭酸ガスのみを反映している。従って、本実施の
形態の光音響測定においては実施の形態1のようなリフ
ァレンス測定槽17は不要である。従って、実施の形態
2において用いられる光音響測定部202は、実施の形
態1に示された光音響測定部201から、バルブ15,
19、導入管16、リファレンス測定槽17、マイクロ
フォン18、排水管20、周波数調整盤28を除去した
構成を有している。
【0055】以上のようにして本実施の形態によれば、
元来炭酸ガスを予め除去した溶媒に対して有機物の分解
を行うので、元来炭酸ガスの量を差し引くための構成を
簡単にすることができる。ガス注入管30aが超純水6
へと注入する、活性の低いガスとしては、窒素の他にも
アルゴン等の不活性ガスを採用してもよい。
【0056】実施の形態3:図4は本発明の実施の形態
3にかかる有機物測定装置の構成を示す概念図である。
この有機物測定装置は、有機物−炭酸ガス変換部103
と、光音響測定部201とに大きく分けられる。
【0057】有機物−炭酸ガス変換部103は、有機物
−炭酸ガス変換部101に対して、バブリング槽5と反
応管13との順序を入れ替えた構成を有している。具体
的には、サンプル吸引管4a,4bはそれぞれバルブ1
1,3cを介して反応管13の入力側及び出力側に接続
されている。サンプル吸引管4bは実施の形態1のサン
プル吸引管4に相当する。また有機物−炭酸ガス変換部
103においては、有機物−炭酸ガス変換部101の吸
引ポンプ1、排気管2、バルブ3に相当する機構とし
て、吸引ポンプ1a、排気管2a、バルブ3aがそれぞ
れ設けられている。
【0058】一方、反応管13には別途に、バルブ3b
を介して吸引ポンプ1b、排気管2bが接続されてお
り、これらによって反応管13からの排気が行われる。
バルブ3cを閉じ、バルブ11,3bを開けることによ
り、反応管13にはサンプル吸引管4aから被測定ガ
ス、例えばクリーンルーム内の空気が導入される。反応
管13が被測定ガスで満たされた後、反応管13中の超
純水6にUV光源14によって光、例えば紫外光を照射
する。これにより、クリーンルーム内の空気に存在して
いた有機物は水と二酸化炭素とに分解される。
【0059】その後、バルブ11,3bを閉じ、バルブ
3a,3cを開けることによって、分解炭酸ガスを含む
空気はバブリング槽5中の超純水6へと導入され、バブ
リングが生じる。そしてバブリングの後、超純水6は光
音響測定部201において光音響測定に供せられる。
【0060】以上のようにして本実施の形態によれば、
有機物から予め分解炭酸ガスを得た後に、これを用いて
超純水でのバブリングを行うので、超純水6に溶解しに
くい有機物であっても、被測定ガス中の有機物をリアル
タイムで測定することができる。
【0061】実施の形態4:図5は本発明の実施の形態
4にかかる有機物測定装置の構成を示す概念図である。
この有機物測定装置は、有機物−炭酸ガス変換部104
と、光音響測定部201とに大きく分けられる。
【0062】有機物−炭酸ガス変換部104は、有機物
−炭酸ガス変換部101に対して、分溜機構300をバ
ルブ11の直前に追加した構成を有している。分溜機構
300は、バルブ33を介して導入管12に接続された
蒸発管34と、蒸発管34を加熱する加熱ヒーター35
と、蒸発管34を排気する排気管37とを備えている。
排気管37には、蒸発管34に近い方から順にバルブ3
6a、有機物除去フィルタ36bが設けられている。
【0063】実施の形態1とは異なり、バブリング槽5
には超純水6の代わりに有機溶剤32が収納される。従
って、注水管8、排水管10はそれぞれ水ではなく、有
機溶剤32の注入、排出を行うことになる。
【0064】バルブ7,9,33を閉じた状態で、実施
の形態1と同様にしてサンプル吸引管4によって被測定
ガス、例えばクリーンルーム内の空気が有機溶剤32へ
導入され、バブリングが行われる。そしてバルブ2を閉
じ、バルブ33を開いて、有機溶剤32が蒸発管34へ
と導入される。この導入段階ではバルブ11は閉じられ
ている。
【0065】バルブ36aを開け、有機溶剤32をその
沸点近傍にまで蒸発管34において加熱ヒーター35に
よって加熱する。これにより、蒸発管34においては有
機溶剤32及びこれよりも沸点の低い有機物が排気管3
7から排出される一方、有機溶剤32よりも沸点の高い
有機物が残留し、分溜が行われる。有機物除去フィルタ
36bは、当該測定装置がその周囲に有機物を排出して
汚染することを防ぐ。
【0066】分溜機構300によって残留したガスは、
バルブ11を介して反応管13へと導入され、実施の形
態1と同様にして紫外光が照射され、あるいはオゾンが
付与される。これによって分解炭酸ガスを得ることがで
きる。
【0067】上記実施の形態1乃至3では光音響測定の
対象となる検体は、分解炭酸ガスを含む溶媒であった
が、本実施の形態では検体は気体である。もちろん、蒸
発管34から得られたガスを用いて、更に実施の形態1
に示されるように超純水6をバブリングしてから、その
超純水6を反応管13へ導入してもよい。
【0068】有機溶剤32としては、イソプロピルアル
コールやエタノールを用いることができるが、検出対象
となる有機物に依って選択することが望ましい。もちろ
ん、有機溶剤32の沸点よりも高い温度まで加熱するこ
とにより、有機溶剤32の沸点よりも高い沸点を有する
複数の有機物の内、所望のものに対して光音響測定を施
すことができる。また、蒸発管34を加熱する代わりに
減圧しても分溜することができる。
【0069】以上のようにして本実施の形態によれば、
分溜を行うことによって残留した有機物から分解炭酸ガ
スを得るので、所望の沸点以上の有機物についての検出
をリアルタイムで行うことができる。
【0070】実施の形態5:図6は本発明の実施の形態
5にかかる有機物測定装置の構成を示す概念図である。
この有機物測定装置は、有機物−炭酸ガス変換部105
と、光音響測定部201とに大きく分けられる。
【0071】有機物−炭酸ガス変換部105は、吸着管
38に収納された吸着材、例えばシリカゲルや活性炭3
9へとサンプル吸引管4によって、被測定ガス、例えば
クリーンルーム内の空気が導入される。測定対象となる
雰囲気中の不純物を、吸着、放出させる技術自体は、例
えば特開平7−263172号公報に紹介されている。
【0072】本発明においては、具体的には、過去の分
析履歴として活性炭39に吸着されていた有機物が、バ
ルブ41を介して排気管40から排出される。その後、
排気管40はバルブ41によって閉じられる。サンプル
吸引管4は活性炭39に連結しており、気溜まり38a
がサンプル吸引管4とは活性炭39に関して反対側に位
置している。よって気溜まり38aを、バルブ11も閉
じられた状態でバルブ3及び排気管2を介して接続され
た吸引ポンプ1によって吸気することにより、被測定ガ
スが活性炭39を通って排気管2へと移動する。この
際、クリーンルーム内の空気中の不純物、特に有機物が
活性炭39に吸着する。
【0073】所定期間の吸着の後、バルブ3を閉じ、バ
ルブ11を開く。気溜まり38aには導入管12が連通
しており、これはバルブ11を介して反応管13の入力
側に接続されている。反応管13の出力側には排気管4
4がバルブ43を介して接続されており、吸引ポンプ4
5によって気溜まり38aから反応管13へとガスを引
き抜く。この際、ヒーター38bによって活性炭39が
加熱され、活性炭39が吸着していた有機物が放出され
て反応管13へと導入される。例えば活性炭39は25
0〜450℃に加熱される。
【0074】以上のようにして本実施の形態によれば、
実施の形態1とは異なり、検体は溶媒ではなく気体であ
るが、クリーンルーム内の空気から有機物から分解炭酸
ガスを得るので、その検出をリアルタイムで行うことが
できる。
【0075】実施の形態6:図7は本発明の実施の形態
6にかかる有機物測定装置の構成を示す概念図である。
この有機物測定装置は、有機物−炭酸ガス変換部106
と、光音響測定部201とに大きく分けられる。
【0076】有機物−炭酸ガス変換部106は、有機物
−炭酸ガス変換部101のUV光源14及び反応管13
を、酸化処理機構400で置換した構成を有している。
【0077】酸化処理機構400は、バルブ11を介し
て導入管12に接続された酸化槽46、酸化槽46へ供
給する硫酸を貯蔵する硫酸タンク47、硫酸タンク47
から酸化槽46へ硫酸を導入するための注入ポンプ48
a及び注入管48bを備えている。更に、注入ポンプ4
8aと酸化槽46との間にはバルブ48cが設けられて
いる。
【0078】実施の形態1と同様にして、クリーンルー
ム内の有機物を溶解した超純水6が導入管12を通って
バルブ11に達する。バルブ11を開くことにより当該
超純水6が酸化槽46に導入され、その後バルブ11を
閉じる。
【0079】次にバルブ48cを開き、注入ポンプ48
aによって注入管48bを介して硫酸タンク47から硫
酸を酸化槽46へ供給する。酸化槽46においては硫酸
による酸化反応が生じ、超純水6中の有機物から分解炭
酸ガスが得られる。その後、分解炭酸ガスを含んだ超純
水6と硫酸の混合物が光音響測定部201に与えられ、
実施の形態1と同様にして光音響測定に供せられる。
【0080】以上のようにして本実施の形態においては
硫酸によって有機物の酸化が行われるので、実施の形態
1と同様、クリーンルーム内の空気から有機物から分解
炭酸ガスを得て、その検出をリアルタイムで行うことが
できる。
【0081】なお、硫酸の代わりに他の酸化剤、例えば
ペルオキソ一硫酸塩、ペルオキソ二硫酸塩を採用しても
よいし、これらの混合物を用いてもよい。
【0082】実施の形態7:図8は本発明の実施の形態
7にかかる有機物測定装置の構成を示す概念図である。
この有機物測定装置は、有機物−炭酸ガス変換部101
と、圧力測定部203とに大きく分けられる。圧力測定
部203は、光音響測定部201から周波数調整盤2
8,29を省略し、マイクロフォン18,24の代わり
にそれぞれ圧力センサー50,51を設けた構成を有し
ている。
【0083】実施の形態1で説明されたように、二酸化
炭素分子が振動する波長の光、例えば4.24μmの波
長のレーザーが照射されることにより、超純水6(例え
ば図1参照)中の二酸化炭素分子は振動し、温度が上昇
し、熱膨張が生じる。そこで本実施の形態では、熱膨張
による圧力変動をリファレンス測定槽17及び試料測定
管23のそれぞれにおいて圧力センサー50,51で検
出する。
【0084】これにより、実施の形態1と同様にして、
分解炭酸ガスを元来炭酸ガスから区別して測定すること
ができる。本実施の形態では圧力センサー50,51に
よって熱膨張による圧力変動を検出するのであり、実施
の形態1のように音を検出するのではないので、熱膨張
を断続的に生じさせるための周波数調整盤28,29は
不要である。従って、これらはもとより、これらを回転
させるための機構(図示されない)をも必要とせず、簡
易な構成で、実施の形態1で述べた効果を得ることがで
きる。
【0085】もちろん、実施の形態2で述べたように、
有機物−炭酸ガス変換部101の代わりに有機物−炭酸
ガス変換部102を採用すれば、圧力測定部203から
バルブ15,19、導入管16、リファレンス測定槽1
7、圧力センサー50、排水管20を除去した構成を採
ることができる。
【0086】また当然、実施の形態3乃至実施の形態6
で示された有機物−炭酸ガス変換部103〜106と圧
力測定部203とを組み合わせて使用し得る。
【0087】実施の形態8:図9は本発明の実施の形態
8にかかる有機物測定装置の構成を示す概念図である。
この有機物測定装置は、有機物−炭酸ガス変換部101
と、分光分析部204とに大きく分けられる。分光分析
部204は、光音響測定部201から周波数調整盤2
8,29を削除し、マイクロフォン18,24の代わり
にそれぞれ赤外線センサー52,53を設け、光源27
の代わりに赤外線照射器54,55を設けた構成を有し
ている。
【0088】赤外線照射器54,55は、二酸化炭素分
子が吸収する波長の赤外光、例えば29.4μmの波長
のレーザーをそれぞれリファレンス測定槽17及び試料
測定管23中の超純水6(例えば図1参照)に照射す
る。超純水6中の二酸化炭素分子は上記の赤外光を吸収
するので、その吸収量は超純水6中に存在する二酸化炭
素の量に依存する。よって予め既知の濃度の二酸化炭素
を有する超純水6を測定して赤外光吸収についての検量
線を得ておくことにより、二酸化炭素が超純水6に溶解
した未知の濃度を上記吸収量を測定して定量することが
できる。
【0089】従って、赤外線センサー52,53によっ
て赤外光の吸収量を検知することにより、それぞれ元来
炭酸ガスの量、元来炭酸ガスと分解炭酸ガスの量の和が
検出できる。両者の差として分解炭酸ガスの量が求めら
れ、引いては被測定ガス中の有機物の量を求めることが
できる。つまり有機物を二酸化炭素へと変換し、これが
吸収する光の量を測定するので、被測定ガス中の有機物
をリアルタイムで測定することができる。
【0090】本実施の形態においても実施の形態7と同
様に、赤外光を断続的に照射する機構は不要であり、実
施の形態2乃至実施の形態6と組み合わせて、それぞれ
の特有の効果を享受することができる。
【0091】赤外線照射器54,55及び赤外線センサ
ー52,53は、それぞれ紫外線照射器、紫外線センサ
ーに置換してもよい。例えば紫外線照射器は0.147
μmの波長の紫外光を照射する。
【0092】また、赤外線照射器54,55をそれぞれ
リファレンス測定槽17及び試料測定管23に対して別
個に設けるのではなく、実施の形態1で示された光源2
7のように、リファレンス測定槽17及び試料測定管2
3に対して同一のものを採用することができる。また分
光分析部204が光の吸収量以外に他のスペクトル分光
分析を実行してもよい。
【0093】実施の形態9:図10は本発明の実施の形
態9にかかる有機物測定装置の構成を示す概念図であ
る。この有機物測定装置は、有機物−炭酸ガス変換部1
01と、導電率測定部205とに大きく分けられる。導
電率測定部205は、光音響測定部201から光源2
7、周波数調整盤28,29を除去し、マイクロフォン
18,24の代わりにそれぞれ導電率計57,56を設
けた構成を有している。
【0094】超純水6(例えば図1参照)の導電率はそ
の中に存在する二酸化炭素の量に依存する。よって予め
既知の濃度の二酸化炭素を有する超純水6を測定して導
電率についての検量線を得ておくことにより、二酸化炭
素が超純水6に溶解した未知の濃度を上記導電率を測定
して定量することができる。
【0095】導電率計57,56は、それぞれリファレ
ンス測定槽17及び試料測定管23に導入された超純水
6の導電率を測定するので、それぞれ元来炭酸ガスの
量、元来炭酸ガスと分解炭酸ガスの量の和が検出でき
る。両者の差として分解炭酸ガスの量が求められ、引い
ては被測定ガス中の有機物の量を求めることができる。
つまり有機物を二酸化炭素へと変換し、これを含む検体
たる超純水6の導電率を測定するので、被測定ガス中の
有機物をリアルタイムで測定することができる。
【0096】本実施の形態においても実施の形態7及び
実施の形態8と同様に、赤外光を断続的に照射する機構
は不要であり、実施の形態2乃至実施の形態6と組み合
わせて、それぞれの特有の効果を享受することができ
る。
【0097】導電率計56,57はpH(水素イオン濃
度)センサーに置換して、導電率測定部205を水素イ
オン濃度測定部としてもよい。超純水6の導電率は、そ
の中に存在する二酸化炭素の量に依存するからである。
【0098】実施の形態10:図11は本発明の実施の
形態10にかかる有機物測定装置の構成を示す概念図で
ある。この有機物測定装置は、有機物捕集部107と、
分光分析部204とに大きく分けられる。
【0099】有機物捕集部107は、有機物−炭酸ガス
変換部101から反応管13及びUV光源14を除去し
た構成を有しており、バブリング槽5から導入管12を
介して分光分析部204に超純水6が導入される。また
サンプル吸引管4の途中には炭酸ガス除去フィルタ58
が設けられ、被測定ガスから二酸化炭素が除去されて、
バブリング槽5へと導入される。
【0100】本実施の形態では実施の形態1乃至実施の
形態9とは異なり、分解炭酸ガスを測定することにより
間接的に有機物の量を求めるのではなく、カルボニル基
(-CO-)を有する有機物を分解することなく、分光分析
部204における分光分析に供する。従って、元来炭酸
ガスをも除去する必要上、炭酸ガス除去フィルタ58が
設けられている。
【0101】実施の形態1と同様にしてバブリングが行
われた超純水6は、有機物の分解が行われることなく、
実施の形態8と同様にして、例えば29.4μmの赤外
光が照射される。そしてこの赤外光の吸収量を測定する
ことにより、特定の官能基、例えばカルボニル基を有す
る有機物、例えばカルボン酸やフタル酸エステルなどが
含むカルボニル基量を測定することができる。
【0102】なお、実施の形態1において元来炭酸ガス
を分解炭酸ガスと区別したように、本実施の形態におい
ても、超純水6に元々含まれている官能基(以下「元来
官能基」という)、例えばカルボニル基を有する有機物
の量を差し引いた測定を行うことが望ましい。そのた
め、バブリングが行われない超純水6についての赤外光
の吸収量を測定し、元来官能基の量を求めることが望ま
しい。つまり有機物を捕集しない溶液に対しても分光分
析を行うことによって、被測定ガスに含まれる官能基の
量を正確に求めることができる。バブリングしない超純
水6を分光分析部204のリファレンス測定槽17(図
9参照)に導入することは、バルブ3,7,9,11,
15,21を適宜に操作することで容易に実現できる。
【0103】以上のように本実施の形態によれば、被測
定ガスを用いたバブリングを行って、被測定ガス中の有
機物を含んだ検体たる超純水6に対して分光を行うの
で、特定の官能基を有する有機物の量をリアルタイムで
測定することができる。
【0104】なお、赤外線照射器54,55(図9参
照)が照射する光の波長は、二酸化炭素の吸光する波長
に限られない。有機アミン基、有機エステル基を評価す
るために、適切な波長を選ぶことができる。また赤外領
域以外の光を照射し、その光の吸収を測定してもよい。
その場合、二酸化炭素と区別した同定が可能ならば、炭
酸ガス除去フィルタ58を必ずしも用いることもない。
【0105】変形:上記実施の形態1乃至10では有機
物測定装置について説明したが、これらにおいて例示さ
れた構成以外でも、各実施の形態で説明された内容で有
機物を測定する方法も本発明の範疇にある。
【0106】
【発明の効果】この発明のうち請求項1にかかる有機物
測定装置及び請求項15にかかる有機物測定方法によれ
ば、有機物を二酸化炭素へと変換し、これを含む検体に
対して、例えば光音響測定を行うので、被測定ガス中の
有機物量をリアルタイムで測定することができる。
【0107】この発明のうち請求項2にかかる有機物測
定装置及び請求項16にかかる有機物測定方法によれ
ば、光音響測定ではなく、検体の熱膨張による圧力を検
知するので、光を断続的に照射するための機構が不要と
なる。
【0108】この発明のうち請求項3にかかる有機物測
定装置及び請求項17にかかる有機物測定方法によれ
ば、有機物を二酸化炭素へと変換し、これを含む検体が
吸収する光の量を測定するので、被測定ガス中の有機物
をリアルタイムで測定することができる。
【0109】この発明のうち請求項4にかかる有機物測
定装置及び請求項18にかかる有機物測定方法によれ
ば、有機物を二酸化炭素へと変換し、これを含む検体の
導電率を測定するので、被測定ガス中の有機物量をリア
ルタイムで測定することができる。
【0110】この発明のうち請求項5にかかる有機物測
定装置及び請求項19かかる有機物測定方法によれば、
有機物を二酸化炭素へと変換し、これを含む検体の水素
イオン濃度を測定するので、被測定ガス中の有機物量を
リアルタイムで測定することができる。
【0111】この発明のうち請求項6にかかる有機物測
定装置及び請求項20にかかる有機物測定方法によれ
ば、溶媒を用いたバブリングにより、固形不純物を容易
に除去できる。
【0112】この発明のうち請求項7にかかる有機物測
定装置及び請求項21にかかる有機物測定方法によれ
ば、被測定ガス中にもともと存在する二酸化炭素の量も
測定されるので、これを差し引いた二酸化炭素の量に基
づいて有機物を測定することができる。
【0113】この発明のうち請求項8にかかる有機物測
定装置及び請求項22にかかる有機物測定方法によれ
ば、容易な構成で、被測定ガス中にもともと存在する二
酸化炭素の量を差し引いた二酸化炭素の量に基づいて、
有機物を測定することができる。
【0114】この発明のうち請求項9にかかる有機物測
定装置及び請求項23にかかる有機物測定方法によれ
ば、溶媒に溶解しにくい有機物であっても、予め二酸化
炭素に変換されるので、請求項1乃至5の効果を得るこ
とができる。
【0115】この発明のうち請求項10にかかる有機物
測定装置及び請求項24にかかる有機物測定方法によれ
ば、分溜を行うことによって残留した有機物から二酸化
炭素を得るので、所望の沸点以上の有機物についての検
出をリアルタイムで行うことができる。
【0116】この発明のうち請求項11にかかる有機物
測定装置及び請求項25にかかる有機物測定方法によれ
ば、吸着/放出手段によって被測定ガスから有機物を得
るので、固形不純物を容易に除去できる。
【0117】この発明のうち請求項12にかかる有機物
測定装置及び請求項26にかかる有機物測定方法によれ
ば、有機物を酸化させて、二酸化炭素を得ることができ
る。
【0118】この発明のうち請求項13にかかる有機物
測定装置及び請求項27にかかる有機物測定方法によれ
ば、有機物を含む検体に対して、分光分析によって官能
基を測定するので、被測定ガス中で特定の官能基を有す
る有機物の量をリアルタイムで測定することができる。
【0119】この発明のうち請求項14にかかる有機物
測定装置及び請求項28にかかる有機物測定方法によれ
ば、有機物を捕集しない溶液に対する分光分析によっ
て、被測定ガスに含まれる官能基の量を正確に求めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる有機物測定装
置の構成を示す概念図である。
【図2】 周波数調整盤29の構成を示す平面図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態2にかかる有機物測定装
置の構成を示す概念図である。
【図4】 本発明の実施の形態3にかかる有機物測定装
置の構成を示す概念図である。
【図5】 本発明の実施の形態4にかかる有機物測定装
置の構成を示す概念図である。
【図6】 本発明の実施の形態5にかかる有機物測定装
置の構成を示す概念図である。
【図7】 本発明の実施の形態6にかかる有機物測定装
置の構成を示す概念図である。
【図8】 本発明の実施の形態7にかかる有機物測定装
置の構成を示す概念図である。
【図9】 本発明の実施の形態8にかかる有機物測定装
置の構成を示す概念図である。
【図10】 本発明の実施の形態9にかかる有機物測定
装置の構成を示す概念図である。
【図11】 本発明の実施の形態10にかかる有機物測
定装置の構成を示す概念図である。
【符号の説明】
5 バブリング槽、6 超純水、14 UV光源、17
リファレンス測定槽、18,24 マイクロフォン、
23 試料測定管、27 光源、28,29周波数調整
盤、30a ガス注入管、34 蒸発管、35 加熱ヒ
ーター、37排気管、38 吸着管、46 酸化槽、4
7 硫酸タンク、50,51 圧力センサー、52,5
3 赤外線センサー、54,55 赤外線照射器、5
6,57 導電率計、58 炭酸ガス除去フィルタ、1
01〜106 有機物−炭酸ガス変換部、107 有機
物捕集部、201,202 光音響測定部、203 圧
力測定部、204 光吸収測定部、205 導電率測定
部、300 分溜機構。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/06 G01N 27/06 Z Fターム(参考) 2G042 BA03 CA01 CB01 DA03 FA01 FA08 FB02 2G054 AB07 BB20 CA01 EA04 GA01 GA05 GB01 2G059 AA01 BB04 CC04 CC20 DD01 DD12 EE01 EE12 FF08 GG01 HH01 HH06 KK08 MM12 2G060 AA06 AB09 AB15 AE17 AF08 KA01

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定ガスを導入し、前記被測定ガス中
    の有機物の分解を行って得られる二酸化炭素を含む検体
    を得る有機物−炭酸ガス変換部と、 前記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体に対
    して光を照射し、前記検体の熱膨張を測定して前記検体
    中の二酸化炭素量を測定する炭酸ガス測定部とを備え
    る、有機物測定装置。
  2. 【請求項2】 前記炭酸ガス測定部は、 前記検体の熱膨張を測定する圧力センサーを備える、請
    求項1記載の有機物測定装置。
  3. 【請求項3】 被測定ガスを導入し、前記被測定ガス中
    の有機物の分解を行って得られる二酸化炭素を含む検体
    を得る有機物−炭酸ガス変換部と、 前記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体に対
    して光を照射し、前記検体にスペクトル分光分析を行っ
    て前記検体中の二酸化炭素量を測定する炭酸ガス測定部
    とを備える、有機物測定装置。
  4. 【請求項4】 被測定ガスを導入し、前記被測定ガス中
    の有機物の分解を行って得られる二酸化炭素を含む検体
    を得る有機物−炭酸ガス変換部と、 前記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体の導
    電率を測定して前記検体中の二酸化炭素量を測定する炭
    酸ガス測定部とを備える、有機物測定装置。
  5. 【請求項5】 被測定ガスを導入し、前記被測定ガス中
    の有機物の分解を行って得られる二酸化炭素を含む検体
    を得る有機物−炭酸ガス変換部と、 前記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体の水
    素イオン濃度を測定して前記検体中の二酸化炭素量を測
    定する炭酸ガス測定部とを備える、有機物測定装置。
  6. 【請求項6】 前記有機物−炭酸ガス変換部は、 前記被測定ガスを溶媒中に捕集する捕集手段と、 前記溶媒中の前記有機物の分解反応を行って前記検体を
    得る反応手段とを備える、請求項1乃至5のいずれか一
    つに記載の有機物測定装置。
  7. 【請求項7】 前記有機物−炭酸ガス変換部は、前記捕
    集手段によって前記被測定ガスを捕集しつつも前記分解
    が行われない前記溶媒をも前記炭酸ガス測定部に与え、 前記炭酸ガス測定部は、前記分解が行われない前記溶媒
    と、前記分解が行われた前記溶媒との双方に対してそれ
    ぞれ二酸化炭素の測定を行う、請求項6記載の有機物測
    定装置。
  8. 【請求項8】 前記捕集手段は、 前記被測定ガスによって前記溶媒をバブリングする第1
    バブリング機構と、 前記活性度の小さい他のガスによって前記溶媒をバブリ
    ングする第2バブリング機構とを有する、請求項6記載
    の有機物測定装置。
  9. 【請求項9】 前記有機物−炭酸ガス変換部は、 前記被測定ガスに対して、有機物の分解を行って二酸化
    炭素を得る分解手段と、 前記分解によって得られた二酸化炭素を溶媒中に捕集し
    て前記検体を得る捕集手段とを有する、請求項1乃至5
    のいずれか一つに記載の有機物測定装置。
  10. 【請求項10】 前記有機物−炭酸ガス変換部は、 前記捕集手段と前記反応手段との間に設けられる分溜機
    構を更に備える、請求項6記載の有機物測定装置。
  11. 【請求項11】 前記有機物−炭酸ガス変換部は、 前記被測定ガスから前記有機物を吸着し、前記有機物を
    放出可能な吸着/放出手段と、 前記吸着/放出手段から前記有機物を得て、その分解反
    応を行って前記検体を得る反応手段とを備える、請求項
    1乃至5のいずれか一つに記載の有機物測定装置。
  12. 【請求項12】 前記有機物の分解反応には硫酸、ペル
    オキソ一硫酸塩、ペルオキソ二硫酸塩の少なくともいず
    れか一つが採用される、請求項6記載の有機物測定装
    置。
  13. 【請求項13】 被測定ガスを溶媒中に捕集して検体を
    生成する有機物捕集手段と、 前記検体に対して分光分析を行って、前記検体中の官能
    基の量を測定する分光分析手段とを備える、有機物測定
    装置。
  14. 【請求項14】 前記分光分析手段は、前記被測定ガス
    を捕集しない前記溶液に対しても官能基の量を測定す
    る、請求項13記載の有機物測定装置。
  15. 【請求項15】 被測定ガスを導入し、前記被測定ガス
    中の有機物の分解を行って得られる二酸化炭素を含む検
    体を得る有機物−炭酸ガス変換工程と、 前記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体に対
    して光を照射し、前記検体の熱膨張を測定して前記検体
    中の二酸化炭素量を測定する炭酸ガス測定工程とを備え
    る、有機物測定方法。
  16. 【請求項16】 前記炭酸ガス測定工程では、前記検体
    の熱膨張が測定される、請求項15記載の有機物測定方
    法。
  17. 【請求項17】 被測定ガスを導入し、前記被測定ガス
    中の有機物の分解を行って得られる二酸化炭素を含む検
    体を得る有機物−炭酸ガス変換工程と、 前記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体に対
    して光を照射し、前記検体にスペクトル分光分析を行っ
    て前記検体中の二酸化炭素量を測定する炭酸ガス測定工
    程とを備える、有機物測定方法。
  18. 【請求項18】 被測定ガスを導入し、前記被測定ガス
    中の有機物の分解を行って得られる二酸化炭素を含む検
    体を得る有機物−炭酸ガス変換工程と、 前記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体の導
    電率を測定して前記検体中の二酸化炭素量を測定する炭
    酸ガス測定工程とを備える、有機物測定方法。
  19. 【請求項19】 被測定ガスを導入し、前記被測定ガス
    中の有機物の分解を行って得られる二酸化炭素を含む検
    体を得る有機物−炭酸ガス変換工程と、 前記有機物−炭酸ガス変換部から得られた前記検体の水
    素イオン濃度を測定して前記検体中の二酸化炭素量を測
    定する炭酸ガス測定工程とを備える、有機物測定方法。
  20. 【請求項20】 前記有機物−炭酸ガス変換工程は、 前記被測定ガスを溶媒中に捕集する捕集工程と、 前記溶媒中の前記有機物の分解反応を行って前記検体を
    得る反応工程とを有する、請求項15乃至18のいずれ
    か一つに記載の有機物測定方法。
  21. 【請求項21】 前記捕集工程によって前記被測定ガス
    を捕集しつつも前記分解が行われない前記溶媒にも前記
    炭酸ガス測定工程が施される、請求項20記載の有機物
    測定方法。
  22. 【請求項22】 前記捕集工程は、 前記被測定ガスによって前記溶媒をバブリングする第1
    バブリング工程と、 前記活性度の小さい他のガスによって前記溶媒をバブリ
    ングする第2バブリング工程とを有する、請求項20記
    載の有機物測定方法。
  23. 【請求項23】 前記有機物−炭酸ガス変換工程は、 前記被測定ガスに対して、有機物の分解を行って二酸化
    炭素を得る分解工程と、 前記分解によって得られた二酸化炭素を溶媒中に捕集し
    て前記検体を得る捕集工程とを有する、請求項15乃至
    18のいずれか一つに記載の有機物測定方法。
  24. 【請求項24】 前記有機物−炭酸ガス変換工程は、 前記捕集工程と前記反応工程との間に実行される分溜工
    程を更に備える、請求項20記載の有機物測定方法。
  25. 【請求項25】 前記有機物−炭酸ガス変換工程は、 前記被測定ガスから前記有機物を吸着物に吸着させる吸
    着工程と、 前記吸着物から前記有機物を放出させる放出工程と、 前記放出工程によって得られた前記有機物の分解反応を
    行って前記検体を得る反応工程とを備える、請求項15
    乃至18のいずれか一つに記載の有機物測定方法。
  26. 【請求項26】 前記有機物の分解反応には硫酸、ペル
    オキソ一硫酸塩、ペルオキソ二硫酸塩の少なくともいず
    れか一つが採用される、請求項20記載の有機物測定方
    法。
  27. 【請求項27】 被測定ガスを溶媒中に捕集して検体を
    生成する有機物捕集工程と、 前記検体に対して分光分析を行って、前記検体中の官能
    基の量を測定する分光分析工程とを備える、有機物測定
    方法。
  28. 【請求項28】 前記分光分析工程は、前記被測定ガス
    を捕集しない前記溶液に対しても官能基の量を測定す
    る、請求項27記載の有機物測定方法。
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