JP2001194295A - 表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセル及びその製造方法 - Google Patents

表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセル及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001194295A
JP2001194295A JP2000002307A JP2000002307A JP2001194295A JP 2001194295 A JP2001194295 A JP 2001194295A JP 2000002307 A JP2000002307 A JP 2000002307A JP 2000002307 A JP2000002307 A JP 2000002307A JP 2001194295 A JP2001194295 A JP 2001194295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow cell
thin film
metal thin
transparent
polymer material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000002307A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Hida
達也 飛田
Saburo Imamura
三郎 今村
Hisao Tabei
久男 田部井
Osamu Niwa
修 丹羽
Gen Iwasaki
弦 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Advanced Technology Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical NTT Advanced Technology Corp
Priority to JP2000002307A priority Critical patent/JP2001194295A/ja
Publication of JP2001194295A publication Critical patent/JP2001194295A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/01Arrangements or apparatus for facilitating the optical investigation
    • G01N21/03Cuvette constructions
    • G01N21/05Flow-through cuvettes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/55Specular reflectivity
    • G01N21/552Attenuated total reflection
    • G01N21/553Attenuated total reflection and using surface plasmons
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/01Arrangements or apparatus for facilitating the optical investigation
    • G01N21/03Cuvette constructions
    • G01N2021/0346Capillary cells; Microcells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡易なパタン形成
能と透明性を持つガラスおよびポリマを用いることによ
り、セルの形状の自由度の高い小型で生産性に優れたS
PR用金属薄膜一体型フローセル及びその製造方法を提
供することにある。 【解決手段】 本発明による表面プラズモン
共鳴測定用金属薄膜一体型フローセルは、フローセルの
流路内壁表面に表面プラズモン共鳴測定に用いる金属薄
膜を有することを特徴とする。また、本発明による表面
プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセルの製造
方法は、透明のガラスもしくは高分子材料からなる基板
にリソグラフィ及びエッチング等により、フローセルの
流路部分を作製し、その後、該流路部分を作製した基板
に金属薄膜を形成したガラスもしくは高分子材料からな
る透明板を接着することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系を用いて被
測定溶液中の測定物質を定量あるいは定性的に測定する
表面プラズモン共鳴センサに関するものである。詳しく
は被測定物に接した金属薄膜での表面プラズモン共鳴現
象を利用して、液体やガスなどの試料の屈折率変化を検
知し定性・定量測定を行うものであり、フローセル及び
金属薄膜を一体化した表面プラズモン共鳴測定用金属薄
膜一体型フローセル及びその製造方法に関する。これら
はたとえば生体中の特定化学物質の臨床化学分析等に利
用できる。
【0002】
【従来の技術】従来化学プロセス計測、環境計測や臨床
検査等で呈色反応や免疫反応を利用した測定が行われて
いる。しかしこの測定方法では被検物をサンプル抽出す
る必要があるほか、煩雑な操作や標識物質を必要とする
などの問題がある。これに対して、標識物質を必要とす
ることなく、高感度で被検物中の化学物質の定性・定量
測定の可能なセンサとして光励起表面プラズモン共鳴を
利用したセンサが提案・実用化されている。以下、(光
励起)表面プラズモン共鳴(Surface Plas
umon Resonance)を「SPR」と略し、
表面プラズモン共鳴センサを「SPRセンサ」と略して
用いることにする。
【0003】その一例は化学物質濃度により被検物自体
の屈折率が変化することを利用し、この屈折率変化を光
励起表面プラズモン共鳴によって検出するものである。
【0004】もう一例は抗原抗体反応を利用するもので
SPRセンサの金属薄膜センサ面上に抗体を固定化する
ための層が形成されており、この層に抗体が固定化され
ている。固定された抗体と被検物中の化学物質とが選択
的に結合する。抗原抗体結合時の抗体固定化層の屈折率
変化を光励起表面プラズモン共鳴を用いて測定するもの
である。以下、抗体固定化層を含め、ある特定の物質と
選択的に反応する層あるいは膜を総称して「センサ膜」
として用いる。
【0005】これらの測定法としては、図2に示すよう
に光源1から発した光をレンズ2で集光し、高屈折率プ
リズム3に入射させ、センサ膜5を被検物6に接触させ
た状態でセンサ膜5上の金属薄膜4を照射し、金属薄膜
4からの反射光の強度変化をプリズム3を通して光電子
検出器7で検出するのが一般的である。なお、センサ膜
がなくてもSPR現象の測定は可能であることから、以
下、図中では省略する。光源1から発した光は、プリズ
ムと金属の界面でエバネッセント波となり、その波数は
次式により定義される。 kev=kpp sinθ ここで、kpは入射光の波数、npはプリズムの屈折率、
θは入射角である。一方、金属薄膜表面では、表面プラ
ズモン波が生じ、その波数は次式により定義される。 ksp=(c/ω)・√(εn2/(ε+n2)) ここで、cは光速、ωは角振動数、εは金属薄膜の誘電
率、nは被測定物の屈折率である。この、エバネッセン
ト波と表面プラズモン波の波数が一致する入射角θのと
き、エバネッセント波は表面プラズモンの励起に使わ
れ、反射光として観測される光量が減少する。SPR現
象はプリズム・金属薄膜に接した被測定物の屈折率に依
存するために、すなわち、反射光が極小になる入射角θ
が被測定物に固有(濃度や固定化された抗体の量に依存
するが)の屈折率nに依存するので、ある一定の角度で
極小を持つ曲線として検出することができ、被測定物の
化学的濃度変化による屈折率変化等を測定できるばかり
か、金属薄膜上に抗体などを固定化することにより、抗
原と結合した抗体の屈折率変化を測定することにより、
特定物質の定量を行うことができる。以下、SPRの測定
で極小を示す角度をSPR角度という。
【0006】また、センサ膜を有した金属薄膜の交換を
簡易化するために、図3のように金属薄膜4を形成し
た、プリズムと同じ屈折率のガラス8を、マッチングオ
イルでプリズム3に接着させる方法が実用化されてお
り、また、経時変化や化学反応による変化を計測できる
ように、図4のように流路11を形成したフローセル9
方式が実用化されている。
【0007】さらに、図4のように両方の方法を両立さ
せた方法も考案され、一般化されている。しかし、この
方法は、構造が複雑になるばかりか、金属薄膜やフロー
セルを扱う操作が煩雑になり、そのため金属薄膜の交換
の利便性を失い、検出感度の低下、あるいはセンサ自体
を小型化あるいは低コストで製造できないという問題が
あった。また、フローセルのセル数も制限される等の問
題もある。
【0008】一方、BIAcore社から提供されてい
る、マイクロ流路系では、プラスチックに微小な流路を
形成しているが、金属薄膜がフローセルと一体化されて
いないという点、セル数が4つまでと制限されている点
等の問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような現
状に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易なパ
タン形成能と透明性を持つガラスおよびポリマを用いる
ことにより、セルの形状の自由度の高い小型で生産性に
優れたSPR用金属薄膜一体型フローセル及びその製造
方法を提供することにある。また、金属薄膜をフローセ
ルに一体化することにより、被検物の交換等の利便性や
検出感度を向上させること、試料の体積が少なくて済む
ようにすること等を目的とする。
【0010】また、SPR測定に関して、その測定表面
である金属薄膜は頻繁に交換されるものであるために、
図3のように金属薄膜を有するガラスもしくは高分子材
料からなる透明板を脱着する方法が実用化され、また、
図4のようにフローセルを用いた測定も実用化されてい
る。しかし、その両方を両立させると、操作が煩雑にな
るばかりか、種々の問題により、測定感度が低下するこ
ともある。本発明はこのような問題を解決することも目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明による表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一
体型フローセルは、フローセルの流路内壁表面に表面プ
ラズモン共鳴測定に用いる金属薄膜を有することを特徴
とする。本発明による図1(a)に示す金属薄膜を一体
化したフローセル10を使用すれば、金属薄膜、及びフ
ローセルの着脱を同時に行うことができる。また、図1
(b)のように、注入口を複数設け、セル内で被検物を
混合することも可能である。また、フローセルが透明の
ガラスもしくは高分子材料等からなることを特徴とす
る。
【0012】また、上記問題を解決するために、本発明
による表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フロー
セルの製造方法は、(1)透明のガラスもしくは高分子
材料からなる基板にリソグラフィ及びエッチング(請求
項4)、(2)透明のガラスもしくは高分子材料からな
る基板に切削(請求項5)、(3)凸型形状を有する金
型による成形(請求項6、7、8)、(4)感光性物質
の直接露光による成形(請求項9)の方法により、フロ
ーセルの流路部分を作製し、その後、該流路部分を作製
した基板に金属薄膜を形成したガラスもしくは高分子材
料からなる透明板を接着することを特徴とする。これら
により、セルの形状の自由度の高い小型で生産性に優れ
た一体型フローセル及びその製造方法を提供できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、SPR測定に用いる金
属薄膜を有する一体型で小型のフローセル及びその製造
方法関するものである。本発明の第1の実施の形態はフ
ローセルがガラスもしくは高分子材料等の透明体で作製
されることを特徴とするSPR用金属薄膜一体型フロー
セル及びその製造方法である。ガラスは信頼性・透明性
とも他の材料に比べて最も優れており、加工方法を適宜
選べばフローセルの素材として最も優れている。高分子
材料はスピンコート法やディップ法等種々の方法による
膜形成が容易であり加工性にも優れることから、大量の
フローセルを作製するのに適している。また、成膜に際
して高温での熱処理工程を含まないことから、石英等の
無機ガラス材料を用いる場合に比べて、半導体基板やプ
ラスチック基板等、高温での熱処理が困難な基板上にフ
ローセルを作製できるという利点がある。更に、高分子
の柔軟性や強靭性を活かしたフレキシブルなフローセル
の作製も可能である。こうしたことからフローセルを、
高分子光学材料を用いて大量・安価に製造できることが
期待されている。
【0014】本発明によるSPR用金属薄膜一体型フロ
ーセルの構成を図1(a)に示す。図に示すようにレー
ザ光源1から発した光をレンズ2で集光し、高屈折率プ
リズム3に入射させ、フローセル10を構成するガラス
もしくは高分子材料からなる透明板8を通して金属薄膜
4を照射し、金属薄膜4から上記透明板8を通しての反
射光の強度変化を、プリズム3を通して光電子検出器7
で検出する。フローセル10は、透明のガラスもしくは
高分子材料からなる基板8’に凹型形状の流路11が形
成されており、この上に金属薄膜4を有するガラスもし
くは高分子材料からなる透明板8が接着されている。金
属薄膜4はフローセル10の流路11内壁表面にあり、
流路11に被検物が存在するときは、金属薄膜4に光が
照射されると金属薄膜が表面プラズモン共鳴を起こし、
披検物の屈折率に応じてSPR現象の生じる角度が変化す
る。本発明によれば、金属薄膜4とフローセル10が一
体化されているので、金属薄膜4及びフローセル10の
着脱を同時に行うことができる。また、セルの形状の自
由度の高い小型で生産性に優れた一体型フローセルを提
供できる。また、図1(b)のように、注入口17を複
数設け、フローセル内で被検物を混合することも可能で
ある。なお、17’は排出口、18は配管である。
【0015】本発明のSPR用金属薄膜一体型フローセ
ルの製造方法としては、(1)透明のガラスもしくは高
分子材料からなる基板をリソグラフィ及びエッチング、
(2)透明のガラスもしくは高分子材料からなる基板を
切削、(3)凹型形状を有する金型による成形(請求項
6、7、8)、(4)感光性物質の直接露光による成形
(請求項9)の方法により、図6(a)のような凹型の
流路部分を作製し、その後、該流路部分を作製した基板
に図6(b)のような金属薄膜を形成したガラスもしく
は高分子材料からなる透明板を接着することによりフロ
ーセルを作製する。(1)はLSI等のパタンを作製す
るのと同様な方法であり、再現性、加工精度に優れ、
(2)はダイシングソーをはじめとする切削器を用いて
加工するもので、加工精度、加工の容易性に優れてい
る。(3)は凸型形状を有する金型に高分子材料もしく
は感光性物質を塗布あるいは押し付けた後に硬化させ、
金型より剥離し、図6(a)のように凹型形状を持つ流
路部分を作製する方法である。(4)は図7のように感
光性物質にマスクを通してあるいは直接かつ選択された
部分に光を照射して潜像パタンを形成する方法であり、
その後、未照射部分を溶媒で除去することにより流路部
分を作製する方法である。いずれも、センサ自体を小型
化あるいは低コストで製造できる。
【0016】(4)の方法は、光照射により膜を硬化し
適当な溶媒で現像する事により急峻で滑らかな側壁を持
つ流路パターンを形成できる。また従来の高分子が厚膜
形成・フローセル加工が非常に困難であるのに対し、厚
膜で容易にフローセル加工が可能である。請求項7〜9
における透明の感光性物質は感光性のポリイミド(請求
項11)、エポキシ(請求項12)、アクリル(請求項
13)、シリコーン系オリゴマあるいはモノマ(請求項
14)である。これら本発明の感光性オリゴマあるいは
モノマ材料の高分子化は、構造式で表される成分中に含
まれるエポキシ基や水酸基などの反応基間の光による結
合によって架橋することで行われる。架橋反応を効率よ
く十分に起こさせるためには光重合開始剤を添加するこ
とが望ましい。光重合開始剤としては、スルフォニウム
塩、オスミウム塩、等の光カチオン重合開始剤が代表的
なものとしてあげられる。
【0017】また本発明のシリコーン系感光性材料の高
分子化は感光剤とオリゴマおよびモノマの反応による場
合も含まれる。感光剤としてはアジドピレンなどのアジ
ド化合物、4、4´−ジアジドベンザルアセトン、2、
6−ジ−(4´−アジドベンザル)シクロヘキサノン、
2、6−ジ−(4´−アジドベンザル)−4−メチルシ
クロヘキサノンなどのビスアジド化合物、ジアゾ化合物
が代表的なものである。
【0018】また本発明のアクリル系感光性材料の高分
子化は感光剤とオリゴマおよびモノマの反応による。感
光剤としてはジフェニルトリケトンベンゾイン、ベンゾ
インメチルエーテル、ベンゾフェノン、アセトフェノ
ン、ジアセチル等のカルボニル化合物や過酸化ベンゾイ
ルなどの過酸化物、アゾビスイソブチロニトリルなどの
アゾ化合物、アジドピレンなどのアジド化合物、4、4
´−ジアジドベンザルアセトン、2、6−ジ−(4´−
アジドベンザル)シクロヘキサノン、2、6−ジ−(4
´−アジドベンザル)−4−メチルシクロヘキサノンな
どのビスアジド化合物、ジアゾ化合物が代表的なもので
ある。
【0019】本発明に従って、前記した感光性材料を用
いてフローセルを作製する場合、その工程は以下のよう
に行うことができる。すなわちオリゴマおよびモノマを
基板あるいはクラッド上に塗布あるいは液ダメに入れ、
位置合わせしてマスクを通してあるいは直接光照射し、
照射していない部分を溶媒で溶解除去することによりフ
ローセルを形成する。こうして作製されたフローセル
は、耐溶剤性に優れ、また透明で、耐熱性、耐湿性に優
れている。該光学材料は、重合度の調整により、薄膜の
形成工程に対応した適当な粘性を得ることができる。
【0020】金属薄膜としては表面プラズモン共鳴が生
じうるようなものであればどのようなものでも特に限定
されない。この金属薄膜として使用できる金属としては
金、銀、銅、白金などがあげられそれらは透明なガラ
ス、高分子基板上にスパッタ等の方法により作製する。
【0021】本発明者らは、ガラスおよび高分子材料を
素材として上記の簡易なパタン形成能を持つ種々の加工
法を用いて、耐熱性及び耐湿性に優れ、小型で量産性に
優れたSPR用金属薄膜一体型フローセルフローセルを
形成できることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。(図1(a)、(b))
【0022】本発明の第2の実施の形態はSPR計測と
ともに電気化学計測も可能であることを特徴とするSP
R用金属薄膜一体型フローセル及びその製造方法であ
る。この製造方法は第1の実施の形態に準じておりフロ
ーセルに凹型形状の流路を作製し、この流路内に電気化
学計測用電極を搭載することにより製造する。電気化学
計測用電極を搭載することによって、被検物に電圧をか
けた場合の変化をSPR角度の変化という形で測定する
ことが可能である。例えば、電気化学的手法によって作
製できる機能性膜等の評価に役立てることができる。
【0023】以下、本発明を実施例により更に具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0024】
【実施例1】縦20mm、横50mm、厚さ2mmの透
明のガラス基板を用意し、この上に膜厚20μmのレジ
ストを塗布した。幅20μmの直線パタンを持つマスク
を通して紫外線照射し溝パタンを作製した。このレジス
トパタンをマスクにしてCF 4ガスを主体にエチレンあ
るいは水素を添加したガスをエッチングガスとして反応
性イオンエッチング(RIE)にて20μmの深さに基
板のエッチングを行った。このようなプロセスにより図
6(a)に示すようなフローセルの流路部分11を作製
した。その後図6(b)に示すような500Åの金薄膜
を付けた透明ガラスを接着することによりSPR用金属
薄膜一体型フローセルを作製した。
【0025】本実施例で作製した金属薄膜一体型フロー
セルを用いて、実際に試料を測定した。測定結果を図8
に示す。図において、横軸は時間、縦軸はSPR角度を
示す。まず、最初に水を流しておき、その後、食塩水を
流した。その結果、試料の屈折率変化に応じ、SPR角
度に変化が生じた。
【0026】
【実施例2】縦20mm、横50mm、厚さ2mmの透
明のアクリル基板を用意し、この上に膜厚2μmのシリ
コーン系レジストを塗布した。幅20μmの直線パタン
を持つマスクを通して紫外線照射し溝パタンを作製し
た。このレジストパタンをマスクにして酸素ガスをエッ
チングガスとして反応性イオンエッチング(RIE)に
て20μmの深さに基板のエッチングを行った。このよ
うなプロセスにより図6(a)に示すようなフローセル
の流路部分11を作製した。その後図6(b)に示すよ
うな500Åの金薄膜を付けた透明ガラス板を接着する
ことによりSPR用金属薄膜一体型フローセルを作製し
た。
【0027】
【実施例3】縦20mm、横50mm、厚さ2mmの透
明のガラス基板を用意し、幅75μmのブレードを用い
てダイシングソーにて50μmの溝パタンを作製した。
このようなプロセスにより図6(a)に示すようなフロ
ーセルの流路部分11を作製した。その後図6(b)に
示すような500Åの銀薄膜を付けた透明ガラスを接着
することによりSPR用金属薄膜一体型フローセルを作
製した。
【0028】
【実施例4】縦20mm、横50mm、厚さ2mmの透
明のポリカーボネート基板を用意し、幅75μmのブレ
ードを用いてダイシングソーにて50μmの溝パタンを
作製した。このようなプロセスにより図6(a)に示す
ようなフローセルの流路部分11を作製した。その後図
6(b)に示すような500Åの銀薄膜を付けた透明ガ
ラスを接着することによりSPR用金属薄膜一体型フロ
ーセルを作製した。
【0029】
【実施例5】縦20mm、横50mm、厚さ2mmの透
明のポリカーボネート基板を用意し、高さ75μm幅5
0μmの凸型形状を持つニッケル金型に温度をかけなが
ら押し付けた後、金型より剥離し、深さ75μm幅50
μmの凹形状を有する樹脂レプリカを作製し凹部分を流
路部分とした。このようなプロセスにより図6(a)に
示すようなフローセルの流路部分11を作製した。その
後図6(b)に示すような500Åの白金薄膜を付けた
透明ガラスを接着することによりSPR用金属薄膜一体
型フローセルを作製した。
【0030】
【実施例6】シリコン基板に感光性エポキシオリゴマを
厚さ200μmにスピンコートした。高さ75μm幅5
0μmの凸形形状を持つガラス製あるいは高分子樹脂製
透明金型に押し付けた後紫外線照射し、硬化させ、金型
より剥離し、深さ75μm幅50μmの凹形状を有する
樹脂レプリカを作製し凹型形状部分を流路部分11とし
た。このようなプロセスにより図6(a)に示すような
フローセルの流路部分を作製した。その後図6(b)に
示すような500Åの白金薄膜を付けた透明ガラスを接
着することによりSPR用金属薄膜一体型フローセルを
作製した。なお、スピンコート、金型への押し付け、紫
外線照射を繰り返した後に剥離することも可能である。
照射で硬化できる感光性膜の厚みに限度があるため、上
記工程を繰り返すことにより、樹脂レプリカを構造的に
強化できる。
【0031】
【実施例7】石英基板に感光性エポキシオリゴマを厚さ
200μmにスピンコートした。実施例5と同様に高さ
75μm幅50μmの凸形形状を持つニッケル製透明金
型に押し付けた後基板側から紫外線照射し、金型より剥
離し、深さ75μm幅50μmの凹形状を有する樹脂レ
プリカを作製し凹部分を流路部分11とした。このよう
なプロセスにより図6(a)に示すようなフローセルの
流路部分を作製した。その後図6(b)に示すような5
00Åの白金薄膜を付けた透明ガラスを接着することに
よりSPR用金属薄膜一体型フローセルを作製した。な
お、スピンコート、金型への押し付け、紫外線照射を繰
り返した後に剥離することも可能である。照射で硬化で
きる感光性膜の厚みに限度があるため、上記工程を繰り
返すことにより、樹脂レプリカを構造的に強化できる。
【0032】
【実施例8】以下に示した構造式を有する液状のエポキ
シオリゴマーと光重合開始剤2wt%を調整した溶液1
2を準備した。
【化6】
【0033】次に、図7(a)に示した深さ40μm×
幅30mm×長さ60mmの液だめ13を有する厚さ1
00μmのエポキシ樹脂が基板上に形成されたプラット
フォーム14を用意した。次に13の液だめにこの溶液
12を注入した。その後、図7(b)に示したようなパ
ターンを有するマスク15越しに遠紫外光(以下、UV
光という)16を照射した(図7(c))。照射強度は
2000mJ/cm2であった。その後、この試料をイ
ソプロパノール溶液で現像したところ、マスク15のリ
ッジパターンに従い、光照射部のみ液状のエポキシオリ
ゴマーが硬化し、凹型形状の溝パターンが作製できた。
このようなプロセスにより図6に示すようなフローセル
の流路部分11を作製した。その後500Åの白金薄膜
を付けた透明ガラスを接着することによりSPR用金属
薄膜一体型フローセルを作製した。
【0034】
【実施例9】実施例8と同様な方法により、以下の構造
【化7】 で表されるイミドオリゴマーと光重合開始剤2wt%を
調整した溶液を用い、フローセル流路部分(深さ80μ
m幅80μm)を作製した。その後500Åの白金薄膜
を付けた透明ガラスを接着することによりSPR用金属
薄膜一体型フローセルを作製した。
【0035】
【実施例10】実施例8と同様な方法により、以下の構
造式
【化8】 で表されるシリコーンオリゴマーと光重合開始剤2wt
%を調整した溶液を用い、フローセル流路部分(深さ8
0μm幅80μm)を作製した。その後500Åの白金
薄膜を付けた透明ガラスを接着することによりSPR用
金属薄膜一体型フローセルを作製した。
【0036】
【実施例11】実施例8と同様な方法により、以下の構
造式
【化9】 で表されるアクリルオリゴマーと光重合開始剤2wt%
を調整した溶液を用い、フローセル流路部分(深さ80
μm幅80μm)を作製した。その後500Åの白金薄
膜を付けた透明ガラスを接着することによりSPR用金
属薄膜一体型フローセルを作製した。
【0037】
【実施例12】ここではSPR計測とともに電気化学計
測も同時に可能であるSPR用金属薄膜一体型フローセ
ル及びその製造方法の実施例について説明する。実施例
7で得られたフローセルの流路部分の端部にダイシング
ソーの幅75μmのブレードを用いて50μmの溝パタ
ンを作製した。そして、図9(a)のように溝部分に電
気化学計測用電極(金属薄膜)19を作製し、もうひと
つの電極は図9(b)のようにSPR計測用金属薄膜1
9’を用いた。それぞれの金属薄膜にはリード線接続用
のリード部分20,20’が形成されている。その後、
流路部分を形成した基板8’とSPR計測用金属薄膜を
形成した透明ガラス板8を接着することによりSPR用
金属薄膜一体型フローセルを作製した。電極19,1
9’はどちらを陽極、陰極にしても良く、片方の電極が
電気化学計測用電極とSPR用金属薄膜を兼用しても良
い。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によるガ
ラス及び高分子材料を素材として上記の簡易なパタン形
成能を持つ種々の加工法を用いて、耐熱性及び耐湿性に
優れ、小型で量産性に優れたSPR用金属薄膜一体型フ
ローセルを形成できる。また、本発明によれば、金属薄
膜、及びフローセルの着脱を同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明によるフローセルの構成図であ
る。 (b)本発明によるフローセルの斜視図である。
【図2】SPR測定原理を説明する図である。
【図3】金属薄膜を有するガラスを用いたSPR測定方
法を示す図である。
【図4】フローセルを用いたSPR測定方法を示す図で
ある。
【図5】金属薄膜を有するガラス及びフローセルを用い
たSPR方法を示す図である。
【図6】(a)流路部分(凹型部分)を作製したガラス
もしくは高分子材料からなる基板を示す図である。 (b)金属薄膜を有するガラスもしくは高分子材料から
なる透明板を示す図である。
【図7】(a)実施例8に使用したプラットホームを示
す図である。 (b)実施例8に使用したマスクを示す図である。 (c)実施例8のUV照射を示す図である。
【図8】本発明のフローセルによるSPR測定結果を示
す図である。
【図9】(a)フローセルの流路内に電気化学計測用電
極を搭載した基板を示す図である。 (b)SPR計測用金属薄膜を有する透明板を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 光源 2 レンズ 3 プリズム 4 金属薄膜 5 センサ膜 6 被検物 7 光電子検出器 8 ガラスもしくは高分子材料からなる透明板 8’ 透明なガラスもしくは高分子材料からなる基板 9 フローセル 10 本発明によるフローセル 11 流路部分(凹型形状部分) 12 光感応性物質 13 液だめ 14 プラットホーム 15 マスク 16 UV光 17 注入口 17’排出口 18 配管 19 電気化学計測用電極 19’SPR計測用金属薄膜電極 20,20’リード部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今村 三郎 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 田部井 久男 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 丹羽 修 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 岩崎 弦 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2G057 AA02 AA05 AB04 AB07 AB09 AC01 AD01 BA05 BB01 BB06 BC05 BD04 CA07 CB03 DA08 2G059 AA01 BB04 BB12 CC16 DD12 EE02 FF06 GG01 JJ11 JJ12 KK01 LL02 4F071 AA31 AA50 AH12 CA01 4J011 QB05 QB18 QB19 QB25 RA03 RA10 SA01 SA21 SA34 SA36 SA61 SA76 SA78 SA79 SA80

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローセルの流路内壁表面に表面プラズ
    モン共鳴測定に用いる金属薄膜を有することを特徴とす
    る表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1におけるフローセルが透明のガ
    ラスもしくは高分子材料等からなることを特徴とする表
    面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセル。
  3. 【請求項3】 請求項1におけるフローセルの流路内に
    電気化学計測用電極を搭載することを特徴とする表面プ
    ラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセル。
  4. 【請求項4】 透明のガラスもしくは高分子材料からな
    る基板にリソグラフィ及びエッチングによりフローセル
    の流路部分を作製し、その後、該流路部分を作製した基
    板に金属薄膜を形成したガラスもしくは高分子材料から
    なる透明板を接着することを特徴とする表面プラズモン
    共鳴測定用金属薄膜一体型フローセルの製造方法。
  5. 【請求項5】 透明のガラスもしくは高分子材料からな
    る基板に切削によりフローセルの流路部分を作製し、そ
    の後、該流路部分を作製した基板に金属薄膜を形成した
    ガラスもしくは高分子材料からなる透明板を接着するこ
    とを特徴とする表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体
    型フローセルの製造方法。
  6. 【請求項6】 凸型形状を有する金型に高分子材料を塗
    布あるいは押しつけた後、金型より剥離し、該凸型形状
    に対応しフローセルの流路部分として用いる凹型形状を
    有する樹脂レプリカを作製し、その後、該流路部分を作
    製した樹脂レプリカに金属薄膜を形成したガラスもしく
    は高分子材料からなる透明板を接着することを特徴とす
    るする表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フロー
    セルの製造方法。
  7. 【請求項7】 凸型形状を有する透明金型に透明の感光
    性高分子材料を塗布あるいは押しつけた後、光を全面照
    射し、感光性高分子材料を硬化させた後、金型より剥離
    し、該凸型形状に対応しフローセルの流路部分として用
    いる凹型形状を有する樹脂レプリカを作製し、その後、
    該流路部分を作製した樹脂レプリカに金属薄膜を形成し
    たガラスもしくは高分子材料からなる透明板を接着する
    ことを特徴とするする表面プラズモン共鳴測定用金属薄
    膜一体型フローセルの製造方法。
  8. 【請求項8】 凸型形状を有する透明金型に、透明の感
    光性高分子材料を塗布あるいは押しつけた後、光を全面
    照射し、硬化させる手順を繰り返し行い、その後、金型
    より剥離し、該凸型形状に対応しフローセルの流路部分
    として用いる凹型形状を有する樹脂レプリカを作製し、
    その後、該流路部分を作製した樹脂レプリカに金属薄膜
    を形成したガラスもしくは高分子材料からなる透明板を
    接着することを特徴とするする表面プラズモン共鳴測定
    用金属薄膜一体型フローセルの製造方法。
  9. 【請求項9】 透明の感光性高分子材料を基板上に塗布
    し、これにマスクを通してあるいは直接かつ選択された
    部分に光を照射して潜像パタンを形成し、場合により以
    上の操作を繰り返した後、未照射部を溶媒にて除去する
    ことによりフローセルの流路部分として用いる凹型形状
    を有する樹脂レプリカを作製し、その後、該流路部分を
    作製した樹脂レプリカに金属薄膜を形成したガラスもし
    くは高分子材料からなる透明板を接着することを特徴と
    するする表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フロ
    ーセルの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9における透明の感光性
    物質が感光性のポリイミド、エポキシ、アクリル、シリ
    コーン系オリゴマあるいはモノマであることを特徴とす
    る表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセル
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至9における透明の感光性
    物質が化学構造式 【化1】  [式中、R1はビスアルキル−あるいはビスパー
    フルオロアルキル−ベンゼン、R2はアルキル,アルキ
    ルフェニレン,パーフルオロフェニレン基、R3はアル
    キル基あるいはフルオロアルキル基である。]であらわ
    されるポリイミド系オリゴマであることを特徴とする表
    面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセルの製
    造方法。
  12. 【請求項12】 請求項7乃至9における透明の感光性
    物質が化学構造式 【化2】  [式中、R1、R2はそれぞれ独立に水素原子、
    ハロゲン原子、アルキル基、アルキル基、アルコシ基ま
    たはトリフルオロメチル基を示し、X1、X2、X3は
    連結基、Yはエポキシ基あるいは 【化3】 を示す]であらわされるエポキシ系オリゴマであること
    を特徴とする表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型
    フローセルの製造方法。
  13. 【請求項13】 上記請求項7乃至9における透明の感
    光性物質が化学構造式 【化4】  [式中、R1、R2はそれぞれ独立に水素原子、
    ハロゲン原子、アルキル基、アルキル基、アルコシ基ま
    たはトリフルオロメチル基を示し、X1、X2、X3は
    連結基、Yはアクリル基あるいはメタクリル基を示
    す。]であらわされるアクリル系オリゴマあるいはモノ
    マであることを特徴とする表面プラズモン共鳴測定用金
    属薄膜一体型フローセルの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項7乃至9における透明の感光性
    物質が化学構造式 【化5】  [式中、Xは水素原子、重水素原子、ハロゲン原
    子、アルキル基、アルコキシ基を表し、mは1〜4の整
    数を表す。x、yは各ユニットの存在割合を示し、x、
    yともに0であることはない。R1、R2は、メチル
    基、エチル基、イソプロピル基を表し、R1とR2が相
    等しくてもよい] であらわされるシリコーン系オリゴ
    マあるいはモノマであることを特徴とする表面プラズモ
    ン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセルの製造方法。
JP2000002307A 2000-01-11 2000-01-11 表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセル及びその製造方法 Pending JP2001194295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000002307A JP2001194295A (ja) 2000-01-11 2000-01-11 表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセル及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000002307A JP2001194295A (ja) 2000-01-11 2000-01-11 表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセル及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001194295A true JP2001194295A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18531433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000002307A Pending JP2001194295A (ja) 2000-01-11 2000-01-11 表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセル及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001194295A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1856492A2 (en) * 2005-01-13 2007-11-21 The Curators Of The University Of Missouri Ultrasensitive spectrophotometer
JP2008215845A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Mitsubishi Electric Corp 車両用燃料性状検出装置
JP2010025681A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 National Institute Of Advanced Industrial & Technology フローセル
US7903252B2 (en) 2005-01-13 2011-03-08 The Curators Of The University Of Missouri Noise cancellation in fourier transform spectrophotometry
US8040509B2 (en) 2004-02-17 2011-10-18 The Curators Of The University Of Missouri Light scattering detector
JP2016004022A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 コニカミノルタ株式会社 検出装置、検出方法および検出チップ
US20210396663A1 (en) * 2019-10-18 2021-12-23 Imra Japan Kabushikikaisha Electricity measuring type surface plasmon resonance sensor, electricity measuring type surface plasmon resonance sensor chip, method for detecting surface plasmon resonance changes

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02297053A (ja) * 1989-04-27 1990-12-07 Amersham Internatl Plc バイオセンサーの改良
JPH06167443A (ja) * 1992-10-23 1994-06-14 Olympus Optical Co Ltd 表面プラズモン共鳴を利用した測定装置
JPH08297207A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Sony Corp カラーフィルタの製造方法
JPH09257702A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Toto Ltd 表面プラズモン共鳴センサ装置
JPH10253845A (ja) * 1997-03-13 1998-09-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 口径変換用高分子光導波路パターン形成方法
JPH10268152A (ja) * 1997-03-24 1998-10-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 高分子材料の光導波路形成方法
JPH10282104A (ja) * 1997-03-31 1998-10-23 Dainippon Printing Co Ltd 表面プラズモン共鳴バイオセンサー用測定チップ及びその製造方法
JPH1137922A (ja) * 1997-03-26 1999-02-12 Dainippon Printing Co Ltd 光学的分析装置用測定チップ
JPH1164278A (ja) * 1997-08-25 1999-03-05 Shimadzu Corp 電気泳動部材及びそれを用いた電気泳動装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02297053A (ja) * 1989-04-27 1990-12-07 Amersham Internatl Plc バイオセンサーの改良
JPH06167443A (ja) * 1992-10-23 1994-06-14 Olympus Optical Co Ltd 表面プラズモン共鳴を利用した測定装置
JPH08297207A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Sony Corp カラーフィルタの製造方法
JPH09257702A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Toto Ltd 表面プラズモン共鳴センサ装置
JPH10253845A (ja) * 1997-03-13 1998-09-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 口径変換用高分子光導波路パターン形成方法
JPH10268152A (ja) * 1997-03-24 1998-10-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 高分子材料の光導波路形成方法
JPH1137922A (ja) * 1997-03-26 1999-02-12 Dainippon Printing Co Ltd 光学的分析装置用測定チップ
JPH10282104A (ja) * 1997-03-31 1998-10-23 Dainippon Printing Co Ltd 表面プラズモン共鳴バイオセンサー用測定チップ及びその製造方法
JPH1164278A (ja) * 1997-08-25 1999-03-05 Shimadzu Corp 電気泳動部材及びそれを用いた電気泳動装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8040509B2 (en) 2004-02-17 2011-10-18 The Curators Of The University Of Missouri Light scattering detector
EP1856492A2 (en) * 2005-01-13 2007-11-21 The Curators Of The University Of Missouri Ultrasensitive spectrophotometer
EP1856492A4 (en) * 2005-01-13 2009-07-01 Univ Missouri ULTRA-SENSITIVE SPECTROPHOTOMETER
US7903252B2 (en) 2005-01-13 2011-03-08 The Curators Of The University Of Missouri Noise cancellation in fourier transform spectrophotometry
JP2008215845A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Mitsubishi Electric Corp 車両用燃料性状検出装置
JP2010025681A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 National Institute Of Advanced Industrial & Technology フローセル
JP2016004022A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 コニカミノルタ株式会社 検出装置、検出方法および検出チップ
US20210396663A1 (en) * 2019-10-18 2021-12-23 Imra Japan Kabushikikaisha Electricity measuring type surface plasmon resonance sensor, electricity measuring type surface plasmon resonance sensor chip, method for detecting surface plasmon resonance changes

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100498395C (zh) 光波导和采用该光波导的荧光传感器
Chen et al. A Localized surface plasmon resonance (LSPR) sensor integrated automated microfluidic system for multiplex inflammatory biomarker detection
US6611634B2 (en) Lens and associatable flow cell
JP3886153B2 (ja) レンズおよび連結可能なフローセル
JP5238171B2 (ja) 光導波路型抗体チップ
CN107930712A (zh) 基于纳米压印微流芯片的生物医学检测系统及其制作方法
JP2924707B2 (ja) 光導波路型蛍光免疫センサとその製造方法
CN102288583A (zh) 透射式金属光栅耦合spr检测芯片及检测仪
JP2002148187A (ja) 光導波路型spr現象計測チップ、その製造方法およびspr現象計測方法
US6356676B1 (en) Lens and associatable flow cell
JP2001194295A (ja) 表面プラズモン共鳴測定用金属薄膜一体型フローセル及びその製造方法
WO2006080336A1 (ja) フィルタおよびその製造方法
Kundu et al. Plasmonic point-of-care device for sepsis biomarker detection
KR100811532B1 (ko) 면역반응용 마이크로 바이오칩과 이의 제조방법 및 이를이용한 면역반응 여부를 검출하는 방법
KR100930859B1 (ko) 동시 다중면역 반응 측정을 위한 마이크로 바이오칩과 이의제조방법 및 이를 이용한 면역반응 여부를 검출하는 방법
JP2004125748A (ja) センサ
JP4468875B2 (ja) 表面プラズモン共鳴スペクトル測定用のプリズム・液溜め一体型チップ、その製造方法、およびそれを用いた表面プラズモン共鳴測定装置
CN113777079A (zh) 一种一体化表面等离子共振芯片及其制备方法
WO2014168237A1 (ja) 構造体の複製方法及び当該複製方法を含む局在型表面プラズモン共鳴センサ用チップの製造方法、並びに、構造体、局在型表面プラズモン共鳴センサ用チップ及び局在型表面プラズモン共鳴センサ
CN207756164U (zh) 基于纳米压印微流芯片的生物医学检测系统
JP3882220B2 (ja) キャピラリー電気泳動チップ
JP2005156527A (ja) 光学的測定装置及びそれを用いた特異的結合物の光学的測定方法
Sørensen Self calibrating interferometric sensor
JP2004212188A (ja) 光導波路型グルコースセンサ及び発色試薬膜固定化方法
WO2009118544A2 (en) An optical substrate and sensing chip

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040726