JPH02297053A - バイオセンサーの改良 - Google Patents

バイオセンサーの改良

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JPH02297053A
JPH02297053A JP2114978A JP11497890A JPH02297053A JP H02297053 A JPH02297053 A JP H02297053A JP 2114978 A JP2114978 A JP 2114978A JP 11497890 A JP11497890 A JP 11497890A JP H02297053 A JPH02297053 A JP H02297053A
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JP
Japan
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sample
biosensor
sensitive substance
electrodes
cycle
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Pending
Application number
JP2114978A
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English (en)
Inventor
Francis Finlan Martin
マーチン・フランシス・フィンラン
Bryan Garland Peter
ピーター・ブライアン・ガーランド
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GE Healthcare Ltd
Original Assignee
Amersham International PLC
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Publication date
Application filed by Amersham International PLC filed Critical Amersham International PLC
Publication of JPH02297053A publication Critical patent/JPH02297053A/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
    • G01N27/38Cleaning of electrodes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
    • G01N33/54366Apparatus specially adapted for solid-phase testing
    • G01N33/54373Apparatus specially adapted for solid-phase testing involving physiochemical end-point determination, e.g. wave-guides, FETS, gratings
    • G01N33/5438Electrodes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は生物学的、生化学的および化学的試験に用いる
ためのバイオセンサーに関する。
[従来の技術および課題] バイオセンサーは感受性物質と被験試料の相互作用の結
果を表示および/または分析可能な電気信号に変換する
計測器である。ある種のバイオセンサーにおいては、感
受性物質は試料中の対応する分子と結合しうる物質の分
子からなる。結合の有無を検出し、これによって試料中
にこれらの対応する分子が存在するか否かが判定される
例は抗体とそれらに対応する抗原の結合である。
適宜な抗体からなる感受性物質は試料液、たとえば血清
中の抗原の存否を検出することができる。
他の感受性物質はDNAまたはRNAプローブからなり
、これは試験中に試料液中のその相補体と結合(ハイブ
リダイズ)するであろう。
試料中の分子が感受性物質の分子と結合するとその感受
性物質はもはや使用できず、廃棄されなければならない
ことは4エされるであろう。これはまず感受性物質が不
経済であり、各試験につき新たな感受性物質を提供しな
ければならないので時間を費やす。さらに連続試験−た
とえば流動している試料材料の経時的な組成変化を検出
する−には実用されない。
[課題を解決するための手段コ 本発明のバイオセンサーは感受性物質の分子を逆結合さ
せる手段を提供する。“逆結合(reverse  b
inding) ”とは試料からの対応する分子1個ま
たは2個以上と結合した感受性物質の分子がそれらの分
子を放出し、従ってさらに結合に有効になることを意味
する。
流動試料を測定しうる計測器を提供するためには、連続
シーケンスで逆結合手段を一定朋間活性化し、次いで逆
結合手段を一定明間不活化するーすなわちオン、オフ、
オン、オフ・・・など−ための手段を提供することが好
ましい。たとえば流動試料においては、活性期間中に放
出される分子は液流によって感受性物質から運び去られ
、従って活性期間の終了時までには、感受性物質の分子
と結合する(または結合しない)次の部分の流動試料に
対して“新鮮な“感受性物質が提供される。結合が行わ
れる場合、不活化期間中の試料と感受性物質の反応状態
を監視する手段も提供される。適切な監視手段は表面プ
ラズモン共鳴(surface plasmon re
sonance  (S P R) )検出器、たとえ
ば本出願人の欧州特許出願第0305109号明細書に
記載されたものであろう。
逆結合手段の循環オン/オフスイッチング速度は状況に
応じて異なる。たとえば1時間毎に1回の流動試料の測
定を行うので十分な場合は、逆結合手段は大部分の期間
は活性化されており、ごく短期間再活性化され、その間
に監視手段が始動して結合を検出する。あるいは、より
頻繁な循環、たとえば数百llzに及ぶものも考慮され
る。
逆結合手段を実現する2方法につき以下に記載する: 第1法の場合、2個の電極を試料中に懸垂し、それらに
交流の、たとえば方形波電圧を印加する。
電極間にある試料を貫流する電流が試料のpHを変化さ
せる。電極が試料の流れに対して適切に配列されている
限り、試料が感受性物質を通過する残りの溶液と異なる
pHをとるべく調整することができる。たとえば他方の
電極に対して正の電位にある電極上を液体が流れる場合
、この電極から流れ去る液体はより低いpHをとるーす
なわちより酸性になるであろう。同様に他方の電極に対
して負の電位にある電極」二を液体が流れる場合、その
電極から流れ去る液体はより高いpHをとるであろう。
もしそれぞれの場合、最初に述べた電極から流れ去る液
体を受容する位置に感受性物質を配置すると、感受性物
質領域の液体のptlは残りの領域のものと異なるであ
ろう。他方の電極は好ましくは感受性物質の下流側に配
置され、従ってこれは感受性物質上を流れる液体のpH
に影響を与えない。
感受性物質に隣接した部分の試料のpH変化により、そ
の部分の試料の有効電荷が残りの領域に対して変化する
。次いでこれにより、溶液中の潜在的結合能力をもつ分
子は、残りの部分に対し感受性領域に隣接する部分の溶
液のpHに応じて感受性物質へ向かうか、またはこれか
ら遠ざかる。
従って、電極に印加される電位の極性が周期的に逆転す
ると(前記の交流電位を印加することにより)、試料中
の分子は交互に感受性表面へ吸引され、またそれから排
斥されるであろう。吸引期間中は溶液内の分子は感受性
物質内の相補体と結合し;排斥期間中は溶液内の分子は
感受性物質内の相補体から逆結合し、静電力および試料
液流の双方によって感受性材料から排斥されるであろう
他の機構が上記機構に加えて、またはその代わりに作用
する可能性もある。たとえば試料液中または感受性物質
中、または双方の分子のエピトープ(結合部位)の形状
はp)l変化の結果、変化する可能性がある。従って以
前には結合した分子が結合しないこと、およびその逆も
ありうる。
逆結合手段を実現するための第2法の場合、感受性物質
は少なくとも部分的に導電性であるか、または導電性表
面に薄い−たとえば単分子厚の一層として固定すること
が考えられる。単一電極が設置され、交流の、たとえば
方形波電圧がこの電極と感受性物質またはその導電性マ
ウントとの間に印加される。試料液が非導電性である場
合、または妥当な程度にそうである場合、電極と感受性
物質の間に交流電界が形成され、試料液はこの電界を貫
流させられる。この電界は試料力の分極した、または分
極しうる成分に作用してそれらをその瞬間の電界方向に
従って感受性物質に吸引し、またはそれから排斥する。
たとえば蛋白質およびこれに類する分子は本来極性であ
り、かつ電界の存在下で潜在的に分極性である。従って
蛋白質分子は前記とほぼ同じ様式で場合により感受性物
質に吸引され、およびこれから排斥され、結合し、また
はしない。前記のように他の機構が作用する可能性があ
り、事実、数種の機構が同時に作用して目的の結果、す
なわち試料分子と感受性物質の交互の結合および逆結合
が起こる可能性もある。
ここでは水先2明を分子の結合および逆結合に関して記
述したが、特定の試料液中の他の成分、たとえば細胞お
よび蛋白質が上記と同様な力を受ける場合もあり、本発
明はこれらの分極性物質すべての操作を包含する点を留
意すべきである。従って本発明は広義においては感受性
物質により試料中の分極性成分を交互に循環して捕穫お
よび放出し−すなわち捕穫、放出、捕穫、放出・・・な
ど−1その際感受性物質のパラメーターがこの捕穫によ
って変化し、このパラメーターを監視することにより試
料中の上記成分の存在に関する情報を提供する手段が設
置されたものを包含する。
流動試料という場合、本発明の目的にとって実際に試料
が流動することが必要なのではなく、静止した試料につ
いての別個の試験に交互の結合−連結合一結合・・・な
どのサイクルの使用を適用しうろことも留意すべきであ
る。また“流動”にはポンプなどの機械的手段による、
または対流もしくは拡散による、または試料の成分部分
を感受性物質上で経時的に移動させる他のいずれかの機
構による流動も含まれる。計測器は組成が経時的に変化
する静止または流動試料を監視するために、たとえば化
学反応、生化学反応またはこれに類する反応の進行を直
接に監視するためにも用いられる。
用いる交流波形の厳密な形状は重要ではないと思われ;
明らかに好ましいものは方形波(D、(。
バイアス付き、または無し)であるが、純正弦波も有効
である。ただし結合/逆結合の速度が低下するので満足
しうる程度がより低いと思われる。
マーク/スペース比(これは波形の正と負の行程の持続
時間の比を意味する)は状況に応じて変化するであろう
。これは特に高い周波数範囲においては1:1となる傾
向にある。周波数はきわめて低いもの−たとえば数時間
毎に、またはより長い時間に1回−から数百fizにま
で及ぶものが可能である。pH変化機構にとって適切な
最大周波数は電極を横切って流れるのに伴いpifが変
化するのに要する時間という点からみて、数+Ilzで
ある。
交流電位は感受性物質の有効表面において作用を受ける
成分柱(DNA、分極した蛋白質その他)の濃度を高め
、従ってその成分が感受性物質によって捕穫される機会
を高める作用をする可能性もある。
本発明をより良(理解するために、その実施態様若干を
添付の図面により説明するが、これは例示にすぎない。
第1および2図は本発明によるバイオセンサーの2形態
の略図である。
第3図は波形図であり、使用しうる波形の例を示す。
第4図は本発明によるバイオセンサーの側面図である。
第5図は第4図の線V−V上の図である。
第6および7図はそれぞれ第4および5図に対応する、
他の形態である。
第8図は第1図と同様な図であり、成形電極の一例を示
す。
第1図には、本発明のバイオセンサーの一部をなす表面
プラズモン共鳴検出器の一例が示される。
このバイオセンサーは半円筒形または半球形のガラス製
プリズムlを含み、その平坦な表面にはプリズム1のも
のと同一の屈折率をもつガラススライド2が配置される
。プリズムとスライドの間にはこれらの間の光学カップ
リングを改善するために光学カップリング液を用いるこ
とが好ましい。
プリズム1から遠い方のスライド2の面を覆って、金属
、たとえば銀または金の薄層3が施される。
光源5、たとえばレーザーからのp−偏光4がレンズ6
によってスライド2と金属層3の境界平面上の一地点に
収束する。場合により第1図の平面に直角に伸びる方向
に進入および退出する線収束を採用してもよい。
光4はスライド2と金属層3の界面で全内部反射し、反
射した光は発散してレンズ7へ達し、ここから平行な光
ビームが光検出器8に入射する。
この様式は欧州特許出願箱0305 ]、 09号明細
書に詳述されているので、ここでは反復しない。
条件が適正であり、特に入射ビーム4の入射角の範囲が
適切である場合、反射地点で表面プラズモン共鳴が起こ
り、その共鳴の特性−内部反射ビームの強度により監視
−はスライド2に対し反対側の金属層3の面上にある媒
質の屈折率に敏感に依存する。この″媒質“は第1図に
おいて感受性物質のスポット9により表わされる。°バ
イオセンサー用としては、このスポットは、それと隣接
試料10との反応を反応の進行に伴うスポット9の屈折
率の変化により監視することができるいかなる物質から
なっていてもよい。たとえばスポット9は試料中に予想
される抗原に特異的な抗体の単層からなっていてもよい
。試料中に抗原が存在する場合は結合が起こり、生じた
スポット9の屈折率の変化を検出機8により測定するこ
とができる。スポット9はたとえば上記のように特異的
物質の被膜からなっていてもよく、または全く非特異的
なものであってもよい。特異的被膜は、目的とする被分
析体1種のみに結合するものであるか、または少数に結
合するものであってもよい。非特異的被膜は特異的な1
種のみにではなく、多種の被分析体、たとえば蛋白質ま
たはDNA分子いずれにも結合するものである。実際は
金属層3自体が適切な非特異的物質として作用し、別個
の感受性物質のスポット9が不必要となる場合がある。
次いで本発明に必要な変更を述べる。まず、必須ではな
いが(前記参照)、試料液10が流動していると仮定す
る。矢印Aはこの流れを模式的に示す。試料液内に、好
ましくはスポット9(またはスポット9が無い場合は、
全内部反射地点に対応する金属表面上の地点)の−L方
に電極11が配置される。交流電位の電源12はそれぞ
れこの電極および金属層3に接続した出力端子を備え、
これにより対応する交流電界を電極11と金属層3の間
に施す。この目的のためには試料液は非導電性であるか
、または実質的に非導電性であると考えられる。
用いられる波形の例を第3図に示す。一般的な周波数は
IHzから数百Hzである。
感受性物質のスポット付近の領域に特定の極性の電界を
形成する効果は、試料中の成分−特に分子−と感受性物
質中のそれらに対応する成分との結合を促進または始動
することである。反対の極性の電界がもつ効果は、先の
結合過程で感受性物質に結合したものを逆結合させるこ
とである。
これらの過程が起こる機構そのものについては先に述べ
た。
極性が周期的に逆転する交流電界によって試料中の成分
と感受性物質との結合−逆結合が交互に起こることは分
かるであろう。これを第3図のグラフに文字“B” (
結合につき)および“RB”(逆結合につき)で表わす
が;これらの表示は例示であって逆転しうると考えるべ
きである。サイクルの結合部分ではSPR検出システム
が作動して結合を監視し;サイクルの逆結合部分では先
に結合したものが放出され、液流によってその領域から
離脱し、こうして次の後続結合部用として新鮮になった
感受性物質が残る。従って流動試料をその分子の結合挙
動の変化につき連続的に監視することができる。
第2図は改良された試料流動様式を備えた同じSPR検
出器を示す。この場合、試料液は第1電極13を横切っ
たのちスポット9を横切って流される。第2電極14は
同様に試料液中に、好ましくはスポット9の下流に配置
される。電源12は図示されるように電極13と14の
間に接続される。
この様式が作動する機構は第1図に関連して述べたもの
と若干光なるが、強調すべき点は、この装置の実用に際
しては状況に応じて2種以上の機構が作動するという点
である。液体試料は導電性であるか、または少なくとも
部分的に導電性であり、従って第3図の波形の1つを電
極13/14に施すと、対応する電流が試料中を一方の
電極から他方へ流れるであろう。
2個の電極を導電性液体に浸漬し、電位を印加すると、
アノード(正電極)に隣接する液体のpHが周囲の液体
のpHより低い水準に低下し、一方力ソード(負電極)
に隣接する液体のpHは」二昇することが知られている
。従って図示した装置の場合のように試料液を一方の電
極(すなわち電極13)上へ流し、次いで直ちにスポッ
ト9を横切らせると、スポット9に近接した試料は同様
に周囲の液体より変化したp)Iを示す。他方の電極(
すなわち電極14)はスポット9上を通過する液体のp
Hに影響を与える可能性がない位置に配置されるべきで
ある(たとえばスポット9の下流)。
スポット9付近の液体のpHの変化によってこの領域の
液体の総電荷は、残りの液体に対し等重点付近で変化す
る。たとえば、被分析体(たとえば蛋白質)を含有する
試料のpHが適切である場合、総電荷は分子内にNH2
基が存在するため効果的に正となる。一般に液体のpH
はその分子の固有電荷を制御する。
スポット9領域の分子の電荷が残りの液体中の分子の電
荷と異なる状況では、電気力は電荷を平衡化する傾向に
作用し、従って試料液の分子は電荷の相対極性に応じて
スポット9周辺領域に近づくか、またはそこから離れる
方向へ物理的に移動するであろう。
このようにたとえば電源■2により印加される交流電位
は分子をスポット9に近づく方向およびそこから離れる
方向へ交互に移動させ、従って分子をスポット9の領域
へ押しやることにより結合を助成するか、または既に結
合した分子をスポット9から離して液体中へ押し戻すこ
とにより逆結合を起こさせ、もしくは助成する。
第1図と第2図の概念を効果的に組合わせた装置も考慮
される:第2図において、電Ig、(図示されていない
)からの電位を電極13/ 14と金属層3の間に印加
して直流電位、または電源12からのものと同調させた
電位を施し、これによりスポット9の領域に電界を形成
することもできる。
第4〜7図は第1および2図に示した形態の変形をさら
に2種顕示す。適宜、同一の参照番号を用いる。
第4および5図は主として電界により作動するーすなわ
ち第1図の場合と同じ一形態を示す。SPR検出様式は
部分的にしか示されていないが、推定される。レンズ1
は半球形であり、軸は第4図の平面に垂直に伸びている
。感受性物質のスポット9は第5図に点線で示すように
細長く、レンズの軸に平行に伸びている。同様に入射す
る収束光線4はくさび形であり、スライド2と金属層3
の界面における入射地点も実際にはレンズの軸に平行に
伸びる線状の入射となる。スポット9で被覆されていな
い部分の金属層3の表面は目的とする被分析体−たとえ
ばウシ血清アルブミン(BSA)  −の非特異的結合
を抑制すべく考案された物質で処理される。
金属層3」ニに絶縁性材料製の角形スペーサーフレーム
15により導電性材料、たとえば黄銅製のブロック16
が固定される。第5図から明らかなように、この様式は
試料が流れる角形の通路を定める。
試料の人口オリフィス18および出口オリフォス19が
ブロック16上に設けられる。流れの方向は矢印Aによ
って示される。流速は通路17を通過するのに伴って低
下すると思われる。一般的な様式では、通路17の長さ
は2cmであり、その幅は5■、入口および出口オリフ
ィス18.19の直径は1mmである。
通路17を通る一般的な流速は0.5cm/秒である。
電界を形成するために、電源12が金属層3とブロック
16の間に接続される。従ってブロック16は電極とし
て作用し、通路17を横切って印加電位と一致して交番
する電界を形成する。、この電界は前記と同様に周期的
に交互に結合および逆結合を生じ、計測器を貫流する試
料の連続(または断続)分析を可能にする作用を示す。
第6および7図はそれぞれ第4および5図に対応する図
であり、主としてpalの変化により作動する形態を示
す−すなわち第2図の場合と同様−この構造は第1図の
ものときわめて類似するので差のみを指摘する。主な変
更は、上記形態の金属ブロック16が絶縁性材料の層2
2によって分離された2個の部品20.21に分割され
ていることである。電源12は2個の部品20.21に
接続されており、従ってたとえば第3図に示される交流
電位が絶縁性材料を越えて印加される。セルを貫流する
試料液は少なくとも部分的に導電性であり、従って電流
は試料を経て部品20.21の間を流れることができる
と考えられる。従って2個の部品20と21はそれぞれ
第2図の電極13.14と同様に作用すると思われる。
試料が部品20を横切って流れるのに伴って、その分子
は部品20のその瞬間の極性に対応する電荷を受取り、
従って感受性領域9上を流れる部分の試料は変化したp
Hを示す。この変化したpHは前記の機構によって結合
または逆結合(瞬間極性に従う)を生じる。
再び第1図について述べると、電極11の形状はより集
中した電界および/または特定のプロフイルの電界を感
受性物質のスポット9の領域に供給すべく改良されてい
てもよい。半円筒形または半球形の電極11の例が第8
図に示されている。これは電力線をSPR作用の近接領
域に集中させる作用をもち、従ってこの領域における結
合/逆結合効果を高め、これにより:1“側型の感度を
改善する。電界を集中させ、および/または電界パター
ンを状況に適合すべく変更する他の方法は当業者に自明
であろう。
上記形態すべてにおいて、スポット9は感受性物質の層
からなる。この感受性物質は、何らかの様式で試料液の
成分と相互作用して、スポット9の特性1種または2種
以上に検出可能な変化をもたらしうるいかなる物質であ
ってもよい−ここに記載する形態すべてにおいて、当該
特性はスポット9を構成する層の屈折率であり、これが
表面プラズモン共鳴により監視される。もちろんスポッ
ト9の物質と相互作用する、試料液中の成分は、ここに
記載する機構−pH変化、静電力その他−のうち1また
は2以上の影響を受けるものでなければならない。
スポット9を構成する感受性物質は試料中の特定の成分
に対し特異的であってもよく、非特異的であってもよい
(すなわち試料中の数種の成分と相互作用してもよい)
。特異的物質の例には、試料中の目的とする被分析体に
特異的に結合する認識分子たとえば抗体、試料中の相補
体と結合するDNA/RNAプローブ、またはレクチン
、糖蛋白質もしくは酵素基質−これらはすべて2分子形
認識対中の他方のパートナ−を認識し、結合することが
できる−が含まれる。
非特異的物質の例には疎水性物質、たとえば両親媒性分
子を捕穫するリン脂質型分子の単層の形のもの、または
多糖類を捕穫する親水性物質が含まれる。実際に、金属
層自体の表面が有効な非特異的結合物となりうろことが
見出された。銀または金の表面はさらに被覆する必要な
しに蛋白質またはポリヌクレオチド、たとえばDNAも
しくはRNAを結合し、この場合は効果的に全くスポッ
ト9無しで済ませることができ、層3の表面がそのまま
結合に用いられる。従ってこの装置はたとえば試料中の
蛋白質濃度の監視に用いることができ、これに用いた場
合、迅速(数分)かつ高感度(μg以下)であり、数マ
イクロリットルの被験試料を必要とするにすぎず、試薬
を必要としない。
上記の機構を金属層3の表面またはその付近に化学種を
発生させる電解作用または電流滴定作用によって補助し
てもよい。これらの作用は別個に、たとえば増強作用を
触媒または発生させる際に用いることもできる。
たとえば生細胞のプロセスを代謝産物の分析により監視
しうろことが知られているが、これらはしばしば酸化性
または還元性である。たとえば−般的な第2図の様式を
とると、試料は第2図の装置に入る前に、代謝産物を採
集するために生細胞上を流れるべく調整することができ
る。代謝産物を含有する試料が第2図の装置に進入し、
生じたp)l変化によって代謝産物が酸化または還元さ
れ(電極13の極性に応じて)、従ってスポット9を形
成する結合試薬、たとえば抗体との結合または逆結合が
起こる。
一般に、電極が酸化性または還元性の環境を形成し、そ
の結果スポット9」二にポリマーが析出することも可能
である。この酸化性/還元性環境を形成しうろことによ
り、多数のSPR増強過程を始動または停止させる手段
が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1および2図は本発明によるバイオセンサーの2形態
の略図である。 第3図は波形図であり、使用しつる波形の例を示す。 第4図は本発明によるバイオセンサーの側面図である。 第5図は第4図の線V−V上の図である。 第6および7図はそれぞれ第4および5図に対応する、
他の形態である。 第8図は第1図と同様な図であり、成形電極の一例を示
す。 各図において番号は下記のものを表わす。 1ニブリズム      2:ガラススライド金属層 :光 線 光 源 6゜ 7 : レンズ 光検出器 感受性物質のスポラ ト 試 料 11゜ 13゜ 14:電 極 電 源 スペーサーフレーム 16゜ 20゜ 21:導電性材料のブロック 17:通 路 18゜ 19ニオリフイス 22:絶縁性材料層 (外4名) F/a、 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、感受性物質と被験試料の相互作用を監視するための
    バイオセンサーにおいて、感受性物質によって試料中の
    分極した、または分極可能な成分を交互に周期的に捕穫
    および放出し、その結果この捕穫によって感受性物質の
    パラメーターを変化させる手段、ならびに該パラメータ
    ーを監視して試料中の上記成分の存在および/または濃
    度に関する情報を提供する手段からなるバイオセンサー
    。 2、交互に捕穫および放出する手段が、感受性物質の分
    子を逆結合する手段、ならびにこの逆結合手段を周期的
    に活性化および不活化する手段からなる、請求項1に記
    載のバイオセンサー。 3、交互に捕穫および放出する手段が、交流電圧の各サ
    イクルの第1部において分極可能な成分の捕穫を行い、
    そして交流電圧の各サイクルの第2部において分極可能
    な成分の放出を行う様式で印加される交流電圧電源を含
    む、請求項1または2のいずれかに記載のバイオセンサ
    ー。 4、交流電圧がベース電位付近で交番し、各サイクルの
    第1部分が該ベース電位の一方側の部分のサイクルであ
    り、各サイクルの第2部分が該ベース電位の他方側の部
    分のサイクルである、請求項3に記載のバイオセンサー
    。 5、各サイクルの一方の部分の長さ(時間)が各サイク
    ルの他方の部分の長さと異なる、請求項3または4いず
    れかに記載のバイオセンサー。 6、試料液が導電性であるか、または部分的に導電性で
    あり、交流電圧が、試料中に試料と感受性層の相互作用
    領域付近に対応する交流を生じる様式で印加される、請
    求項3ないし5のいずれかに記載のバイオセンサー。 7、少なくとも2個の電極が試料と接触して配置され、
    交流電源が電極間の試料中に対応する交流を発生させる
    べく上記電極に接続されている、請求項6に記載のバイ
    オセンサー。 8、試料をそれと感受性物質の相互作用領域を横切って
    流動させる手段が備えられ、電極のうち一方が相互作用
    領域の上流側に配置され、一方が下流側に配置される、
    請求項7に記載のバイオセンサー。 9、一方(上流)の電極が相互作用領域に隣接して配置
    され、試料が一方の電極を横切り、次いで直ちに相互作
    用領域へ進入すべく流動される、請求項8に記載のバイ
    オセンサー。 10、試料液が実質的に非導電性であり、交流電圧が試
    料中でそれと感受性物質の相互作用領域に交流電界を形
    成する様式で印加される、請求項3ないし5のいずれか
    に記載のバイオセンサー。 11、電界が交流電圧電源を接続された1対の電極間に
    形成される、請求項10に記載の方法。 12、感受性物質が少なくとも部分的に導電性であり、
    1対の電極のうち一方として作用する、請求項11に記
    載のバイオセンサー。 13、感受性物質が薄層として導電性表面に固定され、
    この導電性表面が1対の電極のうち一方として作用する
    、請求項12に記載のバイオセンサー。 14、1対の電極のうち他方が試料中に懸垂されている
    、請求項12または13のいずれかに記載のバイオセン
    サー。 15、試料を感受性物質上で流動させるポンプ手段が含
    まれる、請求項1ないし14のいずれかに記載のバイオ
    センサー。 16、感受性物質と被験試料の相互作用を監視する方法
    において、感受性物質に試料中の分極した、または分極
    可能な成分を交互に周期的に捕穫および放出させること
    により感受性物質のパラメーターを変化させ、そして該
    パラメーターを監視して試料中の上記成分の存在および
    /または濃度に関する情報を提供することよりなる方法
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