JPH1019769A - 表面プラズモンセンサー - Google Patents
表面プラズモンセンサーInfo
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- JPH1019769A JPH1019769A JP23386496A JP23386496A JPH1019769A JP H1019769 A JPH1019769 A JP H1019769A JP 23386496 A JP23386496 A JP 23386496A JP 23386496 A JP23386496 A JP 23386496A JP H1019769 A JPH1019769 A JP H1019769A
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- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/55—Specular reflectivity
- G01N21/552—Attenuated total reflection
- G01N21/553—Attenuated total reflection and using surface plasmons
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Abstract
能な表面プラズモンセンサーを得る。 【解決手段】 プリズム10と、その一面に形成されて試
料液11に接触させられる金属膜12と、光ビーム13を発生
させる光源14と、光ビーム13をプリズム10に通し、プリ
ズム10と金属膜12との界面10aに対して種々の入射角が
得られるように入射させるシリンドリカルレンズ15と、
界面10aで全反射した光ビーム13の強度を、種々の入射
角毎に検出可能な光検出手段16とを備えてなる表面プラ
ズモンセンサーにおいて、金属膜12との間に試料液11を
挟んで該金属膜12に対面するように電極17を配設し、こ
の電極17と金属膜12との間に、直流電源19により直流電
圧を印加する。
Description
発生を利用して試料中の物質を定量分析する表面プラズ
モンセンサーに関するものである。
振動して、プラズマ波と呼ばれる粗密波が生じる。そし
て、金属表面に生じるこの粗密波を量子化したものは、
表面プラズモンと呼ばれている。
って励起される現象を利用して、試料中の物質を定量分
析する表面プラズモンセンサーが種々提案されている。
そして、それらの中で特に良く知られているものとし
て、 Kretschmann配置と称される系を用いるものが挙げ
られる(例えば特開平6−167443号参照)。
は基本的に、プリズムと、このプリズムの一面に形成さ
れて試料に接触させられる金属膜と、光ビームを発生さ
せる光源と、上記光ビームをプリズムに通し、該プリズ
ムと金属膜との界面に対して種々の入射角が得られるよ
うに入射させる光学系と、上記の界面で全反射した光ビ
ームの強度を種々の入射角毎に検出可能な光検出手段と
を備えてなるものである。
には、比較的細い光ビームを偏向させて上記界面に入射
させてもよいし、あるいは光ビームに種々の角度で入射
する成分が含まれるように、比較的太い光ビームを上記
界面で集束するように入射させてもよい。前者の場合
は、光ビームの偏向にともなって出射角が変化する光ビ
ームを、光ビームの偏向に同期移動する小さな光検出器
によって検出したり、出射角の変化方向に沿って延びる
エリアセンサーによって検出することができる。一方後
者の場合は、種々の出射角で出射した各光ビームを全て
受光できる方向に延びるエリアセンサーによって検出す
ることができる。
て、P偏光(センサー面に垂直な偏光成分)の光ビーム
を金属膜に対して全反射角以上の特定入射角θSPで入射
させると、該金属膜に接している試料中に電界分布をも
つエバネッセント波が生じ、このエバネッセント波によ
って金属膜と試料との界面に表面プラズモンが励起され
る。エバネッセント光の波数ベクトルが表面プラズモン
の波数と等しくて波数整合が成立すると、両者は共鳴状
態となり、光のエネルギーが表面プラズモンに移行する
ので、プリズムと金属膜との界面で全反射する光の強度
が鋭く低下する。
ズモンの波数が分かると、試料の誘電率が求められる。
すなわち表面プラズモンの波数をKSP、表面プラズモン
の角周波数をω、cを真空中の光速、εm とεs をそれ
ぞれ金属、試料の誘電率とすると、以下の関係がある。
曲線等に基づいて試料中の特定物質の濃度が分かるの
で、結局、上記反射光強度が低下する入射角θSPを知る
ことにより、試料中の特定物質を定量分析することがで
きる。
た従来の表面プラズモンセンサーにおいては、試料液に
微量含まれる物質を分析する際に、分析対象物質の検出
感度が低く、またその分析に長い時間を要するという問
題が認められる。
であり、試料液中の物質を短時間で、高感度で分析可能
な表面プラズモンセンサーを提供することを目的とす
る。
プラズモンセンサーは、請求項1に記載の通り、前述し
たようなプリズムと、金属膜と、光ビームを発生させる
光源と、光学系と、光検出手段とを備えてなる表面プラ
ズモンセンサーにおいて、上記金属膜との間に試料液を
挟んで該金属膜に対面するように配置された電極と、こ
の電極と上記金属膜との間に直流電圧を印加する手段と
が設けられたことを特徴とするものである。
センサーは、上記第1の表面プラズモンセンサーにおい
て、電圧印加用に設けた電極側でも試料分析を行なえる
ようにしたものであり、具体的には請求項2に記載の通
り、一面に、金属膜からなる上記電極が形成された第2
のプリズムと、第2の光ビームを発生させる第2の光源
と、第2の光ビームを第2のプリズムに通し、該プリズ
ムと上記電極との界面に対して、種々の入射角が得られ
るように入射させる第2の光学系と、第2のプリズムと
上記電極との界面で全反射した第2の光ビームの強度
を、上記種々の入射角毎に検出可能な第2の光検出手段
とを備えたことを特徴とするものである。
ンサーは、請求項3に記載の通り、上記第1の表面プラ
ズモンセンサーにおいて金属膜と対面する状態で電圧印
加用電極を配設したことに換えて、電圧印加用の電極
を、プリズムの一面において金属膜と離して配置したこ
とを特徴とするものである。
面プラズモンセンサーはそれぞれ、請求項4、5および
6に記載の通り、上記第1、2および3の表面プラズモ
ンセンサーにおいて金属膜が直接試料液に接触するよう
に構成したことに換えて、試料液中の分析対象物質と抗
原・抗体反応する抗原または抗体が固定されてなるセン
サー膜を金属膜の上に形成して、このセンサー膜が試料
液に接触するように構成したことを特徴とするものであ
る。
サーは、間に試料液を挟んだ金属膜と電極との間に直流
電圧が印加される構成となっているので、試料液中で電
荷を持っている分析対象物質を金属膜に電着させること
ができる。なお電圧印加の極性は、分析対象物質が陽イ
オンであるか陰イオンであるか等に応じて選択しておけ
ばよい。
部分では分析対象物質の濃度が高くなるので、全反射解
消角が短時間で大きく変化し、そこで、分析対象物質を
高感度で短時間内に分析可能となる。特に抗原・抗体反
応を利用して試料液中の物質を検出する場合、つまり例
えば金属膜上に抗原(あるいは抗体)を固定し、それに
特異的に吸着する試料液中の抗体(あるいは抗原)を検
出するような場合は、分析対象物質の濃度が高くなるこ
とによりこの反応も促進されるので、上記の効果がより
顕著に得られるようになる。
ンセンサーは、電圧印加用に設ける電極を金属膜から構
成した上で、この電極に対してもプリズム、光源、光学
系および光検出手段を設けて、該電極側でも試料分析を
行なえるようにしたので、試料液中で正の電荷を持つ物
質と、負の電荷を持つ物質の双方を同時に分析可能とな
る。
ンサーも、プリズムの一面上に互いに離して形成された
金属膜と電極との間に直流電圧が印加される構成となっ
ているので、上記と同様に試料液中で電荷を持っている
分析対象物質を金属膜に電着させることができる。そし
てこの電着の効果により、試料液中の分析対象物質を高
感度で短時間内に分析可能となる。
面プラズモンセンサーにおいては、試料液中の分析対象
物質と抗原・抗体反応する抗原または抗体が固定されて
なるセンサー膜を金属膜の上に形成したことにより、試
料液中の分析対象物質がこのセンサー膜に引き寄せられ
るようになる。そこで、このセンサー膜と金属膜とで構
成されるセンサー部周辺の分析対象物質の濃度が高くな
り、センサーシステムの感度が向上し、抗原・抗体反応
の反応速度も高くなる。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実
施形態である表面プラズモンセンサーの側面形状を示す
ものである。図示されるようにこの表面プラズモンセン
サーは、断面三角形のプリズム10と、このプリズム10の
一面(図中の上面)に形成されて、試料液11に接触させ
られる例えば金、銀等からなる金属膜12と、1本の光ビ
ーム13を発生させる半導体レーザー等からなる光源14
と、この光源14から発散光状態で出射した光ビーム13を
プリズム10の長軸に垂直な面(紙面に平行な面)内のみ
で集束させるシリンドリカルレンズ15と、プリズム10と
金属膜12との界面10aで全反射した光ビーム13の強度を
検出する光検出手段16とを備えている。
対面するように電極17が配設されている。この電極17
は、図中上下方向に中心軸が延びる筒状の保持部材18に
保持されており、金属膜12と電極17との間の空間は、周
囲をこの保持部材18によって閉じられる状態となる。そ
して金属膜12と電極17にはそれぞれ、直流電源19の正
極、負極が接続されている。
作用により上述のように集束するので、図中に最小入射
角θ1 と最大入射角θ2 とを例示するように、界面10a
に対して種々の入射角θで入射する成分を含むことにな
る。なおこの入射角θは、全反射角以上の角度とされ
る。そこで、光ビーム13は界面10aで全反射し、この反
射した光ビーム13には、種々の反射角で反射する成分が
含まれることになる。
の反射角で反射した全部の光ビーム13を受光できる方向
に受光部が延びる、例えばCCDラインセンサ等が用い
られている。そこで、この光検出手段16の各受光素子毎
に出力される光検出信号Sは、上記種々の反射角毎に
(つまり、種々の入射角毎に)光ビーム13の強度を示す
ものとなる。
による試料分析について説明する。金属膜12と電極17と
の間の空間には、陰イオン化した分析対象物質30を含む
試料液11が満たされる。また直流電源19により、金属膜
12と電極17との間に直流電圧が印加される。そして、シ
リンドリカルレンズ15の作用で上述のように集束する光
ビーム13が、金属膜12に向けて照射される。この金属膜
12とプリズム10との界面10aで全反射した光ビーム13
は、光検出手段16によって検出される。
毎に出力される光検出信号Sは、全反射した光ビーム13
の強度Iを入射角θ毎に示すものとなる。そしてこの反
射光強度Iと入射角θとの関係は、概ね図2に示すよう
なものとなる。
光は、金属膜12と試料液11との界面に表面プラズモンを
励起させるので、この光については反射光強度Iが鋭く
低下する。光検出手段16の各受光素子毎に出力される光
検出信号Sを用いれば上記入射角θSPが分かり、このθ
SPの値に基づいて試料液11中の物質30を定量分析するこ
とができる。その理由は、先に詳しく説明した通りであ
る。
た金属膜12と電極17との間に直流電圧が印加されるの
で、試料液11中で陰イオン化している分析対象物質30は
金属膜12に電着する。そこで、試料液11の金属膜12に接
する部分では分析対象物質30の濃度が高くなり、該分析
対象物質30を高感度で短時間内に分析可能となる。この
ように陰イオン化する分析対象物質30としては、例えば
PBSに分散している抗原(α−FP)等が挙げられ
る。
試料液11中の物質30を検出する際等は、反射光強度Iと
入射角θとの関係を、抗原・抗体反応が進む中で時間を
追ってリアルタイムで観測したい場合がある。本装置に
よれば、上述の通り分析対象物質30を短時間内に検出可
能であるから、このようなリアルタイムの観測も短時間
内に済ますことができる。
θを得るために、比較的太い光ビーム13を界面10aで集
束するように入射させているが、比較的細い光ビームを
偏向させることによって種々の入射角θを得るようにし
てもよい。
形態について説明する。なおこの図3において、図1中
の要素と同等の要素には同番号を付し、それらについて
の重複した説明は省略する(以下、同様)。
のものと比べると、基本的に、第2のプリズム20、光ビ
ーム23を発生させる第2の光源24、第2のシリンドリカ
ルレンズ25および第2の光検出手段26が付加された点が
異なるものである。またこの場合、電極17としては、特
に金、銀等の金属の膜が用いられている。
電極17を前記金属膜12と同様に利用して、もう1つ別の
表面プラズモンセンサーを構成する。つまり、これら第
2のプリズム20、第2の光源24、第2のシリンドリカル
レンズ25および第2の光検出手段26は、それぞれプリズ
ム10、光源14、シリンドリカルレンズ15および光検出手
段16と同様の作用を果たす。
て、試料液11中で陰イオン化している物質30の分析は前
述と同様にしてなされる。本装置ではそれに加えて、試
料液11中で陽イオン化している分析対象物質31が電極17
に電着する。そこで、上記第2のプリズム20、第2の光
源24、第2のシリンドリカルレンズ25および第2の光検
出手段26により、上記物質31の分析が同様になされ得
る。
る部分では分析対象物質31の濃度が高くなり、該分析対
象物質31を高感度で短時間内に分析可能となる。
形態について説明する。この図4の表面プラズモンセン
サーは図1のものと比べると、基本的に、金属膜12の上
にセンサー膜40が形成され、試料液11が直接的にはこの
センサー膜40に接触するように構成されている点が異な
る。センサー膜40には、試料液11中の分析対象物質30と
抗原・抗体反応する抗原または抗体が固定されている。
この抗原または抗体の例としては、分析対象物質30が前
述した抗原(α−FP)である場合のIgG等が挙げら
れる。
対象物質30が前述した電着効果により金属膜12側に引き
寄せられ、さらに抗原・抗体反応によりセンサー膜40に
引き寄せられるようになる。そこで、このセンサー膜40
と金属膜12とで構成されるセンサー部周辺の分析対象物
質30の濃度が著しく高くなり、センサーシステムの感度
が向上し、抗原・抗体反応の反応速度も高くなる。
形態について説明する。この図5の表面プラズモンセン
サーは図1のものと比べると、基本的に、金属膜12と電
極17とが相対面する状態ではなく、ともにプリズム10の
一面上に互いに離して形成されている点が異なる。なお
図6には、これら金属膜12と電極17との平面形状を示し
てある。
金属膜12と電極17との間に直流電圧を印加すると、試料
液11中で陰イオン化している分析対象物質30が電着効果
により、金属膜12に引き寄せられる。そこで、試料液11
の金属膜12に近接する部分では分析対象物質30の濃度が
高くなり、該分析対象物質30を高感度で短時間内に分析
可能となる。
膜12の上に、図4の第3の実施形態で用いられたものと
同様のセンサー膜40が形成されている。そこでこの場合
も、センサー膜40と金属膜12とで構成されるセンサー部
周辺の分析対象物質30の濃度が著しく高くなり、センサ
ーシステムの感度が向上し、抗原・抗体反応の反応速度
も高くなる。
リズム10の一面上に互いに離して形成する場合、それら
の平面形状は図6に示した形状に限定されるものではな
く、例えば図7、図8に示すような形状を適宜採用する
ことができる。
ルチ・チャンネル化が可能である。すなわちその場合
は、金属膜12の3つの櫛歯状部分にそれぞれ試料液11中
の分析対象物質30を引き寄せることができるから、セン
サー部を3箇所として、それらにおいて相並行して分析
可能となる。
センサーの側面図
の光ビーム入射角と全反射光強度との概略関係を示すグ
ラフ
センサーの側面図
センサーの側面図
センサーの側面図
と電圧印加用電極の位置関係を示す平面図
膜と電圧印加用電極の別の位置関係を示す平面図
膜と電圧印加用電極のさらに別の位置関係を示す平面図
Claims (6)
- 【請求項1】 プリズムと、 このプリズムの一面に形成されて、試料に接触させられ
る金属膜と、 光ビームを発生させる光源と、 前記光ビームを前記プリズムに通し、該プリズムと金属
膜との界面に対して、種々の入射角が得られるように入
射させる光学系と、 前記界面で全反射した光ビームの強度を、前記種々の入
射角毎に検出可能な光検出手段とを備えてなる表面プラ
ズモンセンサーにおいて、 前記金属膜との間に試料液を挟んで該金属膜に対面する
ように配置された電極と、 この電極と前記金属膜との間に直流電圧を印加する手段
とが設けられたことを特徴とする表面プラズモンセンサ
ー。 - 【請求項2】 一面に、金属膜からなる前記電極が形成
された第2のプリズムと、 第2の光ビームを発生させる第2の光源と、 前記第2の光ビームを前記第2のプリズムに通し、該プ
リズムと前記電極との界面に対して、種々の入射角が得
られるように入射させる第2の光学系と、 前記界面で全反射した第2の光ビームの強度を、前記種
々の入射角毎に検出可能な第2の光検出手段とを備えた
ことを特徴とする請求項1記載の表面プラズモンセンサ
ー。 - 【請求項3】 プリズムと、 このプリズムの一面に形成されて、試料に接触させられ
る金属膜と、 光ビームを発生させる光源と、 前記光ビームを前記プリズムに通し、該プリズムと金属
膜との界面に対して、種々の入射角が得られるように入
射させる光学系と、 前記界面で全反射した光ビームの強度を、前記種々の入
射角毎に検出可能な光検出手段とを備えてなる表面プラ
ズモンセンサーにおいて、 前記プリズムの一面において、前記金属膜と離して配置
された電極と、 この電極と前記金属膜との間に直流電圧を印加する手段
とが設けられたことを特徴とする表面プラズモンセンサ
ー。 - 【請求項4】 プリズムと、 このプリズムの一面に形成された金属膜と、 試料液中の分析対象物質と抗原・抗体反応する抗原また
は抗体が固定されてなり、前記金属膜の上に形成されて
前記試料液に接触させられるセンサー膜と、 光ビームを発生させる光源と、 前記光ビームを前記プリズムに通し、該プリズムと金属
膜との界面に対して、種々の入射角が得られるように入
射させる光学系と、 前記界面で全反射した光ビームの強度を、前記種々の入
射角毎に検出可能な光検出手段と、 前記金属膜との間に試料液を挟んで該金属膜に対面する
ように配置された電極と、 この電極と前記金属膜との間に直流電圧を印加する手段
とを備えてなる表面プラズモンセンサー。 - 【請求項5】 一面に、金属膜からなる前記電極が形成
された第2のプリズムと、 第2の光ビームを発生させる第2の光源と、 前記第2の光ビームを前記第2のプリズムに通し、該プ
リズムと前記電極との界面に対して、種々の入射角が得
られるように入射させる第2の光学系と、 前記界面で全反射した第2の光ビームの強度を、前記種
々の入射角毎に検出可能な第2の光検出手段とを備えた
ことを特徴とする請求項4記載の表面プラズモンセンサ
ー。 - 【請求項6】 プリズムと、 このプリズムの一面に形成された金属膜と、 試料液中の分析対象物質と抗原・抗体反応する抗原また
は抗体が固定されてなり、前記金属膜の上に形成されて
前記試料液に接触させられるセンサー膜と、 光ビームを発生させる光源と、 前記光ビームを前記プリズムに通し、該プリズムと金属
膜との界面に対して、種々の入射角が得られるように入
射させる光学系と、 前記界面で全反射した光ビームの強度を、前記種々の入
射角毎に検出可能な光検出手段と、 前記プリズムの一面において、前記金属膜と離して配置
された電極と、 この電極と前記金属膜との間に直流電圧を印加する手段
とを備えてなる表面プラズモンセンサー。
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EP06001541A EP1650548A3 (en) | 1996-04-30 | 1997-04-29 | Surface plasmon sensor |
EP06001542A EP1650549A3 (en) | 1996-04-30 | 1997-04-29 | Surface plasmon sensor |
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US09/069,119 US5917608A (en) | 1996-04-30 | 1998-04-29 | Surface plasmon sensor |
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