JP2001193927A - ガス燃焼機器の不燃検出装置 - Google Patents

ガス燃焼機器の不燃検出装置

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JP2001193927A
JP2001193927A JP37427999A JP37427999A JP2001193927A JP 2001193927 A JP2001193927 A JP 2001193927A JP 37427999 A JP37427999 A JP 37427999A JP 37427999 A JP37427999 A JP 37427999A JP 2001193927 A JP2001193927 A JP 2001193927A
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gas
sensor
case
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JP37427999A
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Tatsunori Hara
達範 原
Tetsuji Morita
哲司 森田
Masaru Matsuno
勝 松野
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Osaka Gas Co Ltd
Yazaki Corp
Keiyo Gas Co Ltd
Japan Gas Association
Hokkaido Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Yazaki Corp
Keiyo Gas Co Ltd
Japan Gas Association
Hokkaido Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】補修時に交換する部品数を低減したガス燃焼機
器の不燃検出装置を提供する。 【解決手段】給湯器1の不完全燃焼を検出する一酸化炭
素センサ11を、給湯器1の排気筒に結合される排気筒
アダプタ3の中に設ける。一酸化炭素センサ11の出力
はヘッドアンプ21により増幅された後、信号処理部2
3での不完全燃焼の発生の有無の判定に用いられる。ヘ
ッドアンプ21は信号処理部23を収納したケースとは
別のアンプケースに収納され、アンプケースはケースに
着脱可能に結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス燃焼機器の不
燃検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス燃焼機器は経年劣化によっ
て不完全燃焼を生じ、不完全燃焼を生じると燃焼効率が
低下し、また一酸化炭素が発生するから、安全性を確保
するためには、不完全燃焼を検出する機能をガス燃焼機
器に付加するとともに、不完全燃焼を検出したときには
ガス燃焼機器を停止させるのが望ましい。この種の安全
装置は各種提供されているが、ガス燃焼機器に内蔵され
たものが多く、安全装置を備えていないガス燃焼機器で
は不完全燃焼の検出が行えないものであった。
【0003】そこで、本発明者らは安全装置を備えてい
ないガス燃焼機器に付設可能であって、ガス燃焼機器の
不完全燃焼を検出するとともに不完全燃焼を検出したと
きにはガス燃焼機器を停止させることができる不燃検出
装置を提案している。この不燃検出装置は、ガス燃焼機
器での不完全燃焼により生じる変化を検出可能な不燃セ
ンサを用い、不燃センサの出力に基づいて不完全燃焼の
発生の有無を判断し、不完全燃焼を検出したときにはガ
ス燃焼機器を停止させるように構成してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した不
燃検出装置は、ガス燃焼機器に付設され不燃センサを収
納したハウジングと、不完全燃焼の発生の有無を判定し
ガス燃焼機器の運転・停止を制御する回路を収納したケ
ースとを別体に備えるように構成してある。これは、不
燃センサはガス燃焼機器において燃焼に関わる部位に付
設されるから、不完全燃焼の判定やガス燃焼機器の制御
を行う回路を不燃センサに隣接して配置すると、熱的影
響によって誤動作を生じるおそれがあるからである。
【0005】一方、不燃センサの出力は一般に微弱であ
るから、不燃センサの出力を用いて不完全燃焼の有無の
判断するには、不燃センサの出力を増幅するヘッドアン
プが必要になる。一般的なセンサ用の回路では、センサ
とヘッドアンプと判定用や出力用の回路が1枚の基板上
に実装されていることが多い。つまり、不燃検出装置に
おいても不燃センサは回路部分とは分離されているもの
の、不完全燃焼の判定およびガス燃焼機器の制御を行う
回路はヘッドアンプとともに一つの基板に実装されるこ
とになる。
【0006】しかしながら、この種のヘッドアンプは不
燃センサの個体差に応じて調節されるものであり、ヘッ
ドアンプは不燃センサごとに工場出荷時に調節され、ヘ
ッドアンプは不燃センサとは不可分になっている。した
がって、不燃センサに断線などの故障が生じたり不燃セ
ンサが寿命に達したりすることで、不燃センサの交換を
要するときには回路部を実装した基板とともに交換する
ことが必要になる。つまり、この種の不燃検出装置は補
修時に交換する部品数が多く、補修に要するコストが高
くなるという問題がある。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、安全装置を備えていないガス燃焼機
器に付設可能であって、しかも補修時に交換する部品数
を低減したガス燃焼機器の不燃検出装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ガス
燃焼機器の不完全燃焼を検出する不燃センサと、不燃セ
ンサの出力を増幅するヘッドアンプと、不燃センサの検
出出力によりガス燃焼機器の不完全燃焼の有無を判定す
る判定手段と、判定手段において不完全燃焼が検出され
るとガス燃焼機器を停止させる停止制御手段と、ガス燃
焼機器とは別体であって不燃センサが収納されるととも
にガス燃焼機器の排気経路に装着可能なハウジングと、
ハウジングとは別体であってヘッドアンプを収納したア
ンプケースと、ハウジングとは別体であって判定手段と
停止制御手段とを収納するとともにアンプケースが着脱
自在に取着されるケースとを備えるものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記不燃センサを一酸化炭素センサとしたものであ
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記ガス燃焼機器の排気の温度を検
出する温度センサを前記ハウジング内に備え、前記温度
センサによる検出温度に基づいて前記ガス燃焼機器の運
転と停止とを検出する運転監視手段を備え、前記判定手
段では前記運転監視手段により前記ガス燃焼機器の運転
が検出されている期間において前記不燃センサの出力に
基づいて不完全燃焼の有無を判定するものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記ガス燃焼機器が屋内に設置され
るとともに屋外に排気する給湯器であることを特徴とす
る。
【0012】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記ケースには前記アンプケースが
収納可能となるようにケースの外側面に開口するスロッ
トが形成され、スロットの底部にはアンプケースに設け
た第1のコネクタと着脱可能に接続される第2のコネク
タが設けられているものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記アンプケースにおいて前記スロットへの装着時
に前記ケースの外側面に突出するつまみが設けられてい
るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に説明する発明の実施の形態
では、ガス燃焼機器として屋内に設置されて屋外に排気
される給湯器を例示し、給湯器の排気経路に装着される
ハウジング内に設けた一酸化炭素センサにより不完全燃
焼を検出する例を示すが、ガス燃焼機器はこの種の給湯
器に限定されるものではない。また不完全燃焼を検出す
る不燃センサも一酸化炭素センサに限らず、ガスバーナ
の炎口から所定距離での炎の先端部の温度を検出する熱
電対など他の形式のセンサを採用してもよい。
【0015】図2に示すように、屋内に設置される給湯
器1の上面に排気筒2が設けられ、排気筒2には排気筒
アダプタ3を介して排気管4が接続される。給湯器1は
都市ガスのような燃料ガスをバーナで燃焼させることに
より水を加熱して給湯できるように構成したものであ
り、本実施形態では不完全燃焼を検出する機能を持たな
い給湯器1を用いている。排気筒アダプタ3は直方体状
に形成されたハウジング3aの2面に連結筒3bが突設
された形状に形成され、各連結筒3bは給湯器1の排気
筒2と排気管4とにそれぞれ結合される。また、排気管
4は屋外に引き出される。したがって、給湯器1の排気
は排気筒アダプタ3を通り、排気管4を通して屋外に排
出される 上述のように、本実施形態の給湯器1は不完全燃焼を検
出する機能を持っていないから、排気筒アダプタ3の内
部に不完全燃焼を検出する不燃センサとしての一酸化炭
素センサを設けてある。また、給湯器1が運転中か否か
を判断するために排気の温度を検出する温度センサも排
気筒アダプタ3の内部に設けてある。排気筒アダプタ3
のハウジング3aは直方体状であるから内部において排
気の気流を乱すことができ、排気を攪拌して一酸化炭素
センサおよび温度センサに排気を十分に接触させること
ができる。また、バーナの汚れによって生じる不完全燃
焼はバーナの一部分に偏在して生じることがあるが、排
気中の一酸化炭素濃度によって不完全燃焼を検出する構
成を採用しているから、不完全燃焼がバーナの一部分で
生じていても検出することができる。
【0016】排気筒アダプタ3に設けた一酸化炭素セン
サおよび温度センサは別に設けた制御装置5に接続さ
れ、制御装置5において不完全燃焼の有無が判断される
ようになっている。また、制御装置5は不完全燃焼を検
出すると、給湯器1においてバーナへの燃料ガスの供給
経路に設けた遮断弁を遮断する。
【0017】さらに具体的に説明する。図1に示すよう
に、排気筒アダプタ3の内部には一酸化炭素センサ(以
下、「COセンサ」という)11およびサーミスタより
なる温度センサ12が配置される。また、排気の温度を
検出する温度センサ12とは別にCOセンサ11の温度
を検出する温度センサ13がCOセンサ11のパッケー
ジ内に収納されている。この温度センサ13はCOセン
サ11の出力を温度補正するために設けられている。
【0018】COセンサ11、温度センサ12、温度セ
ンサ13の出力は、排気筒アダプタ3とは別体である制
御装置5に入力される。制御装置5はCOセンサ11、
温度センサ12、温度センサ13の出力をそれぞれ増幅
する3個の増幅回路21a,21b,21cを有したヘ
ッドアンプ21を備え、ヘッドアンプ21では、COセ
ンサ11の出力に対して後述する各種補正を行うことに
よって、COセンサ11の個体差を吸収する。つまり、
補正によってCOセンサ11の個体差にかかわらず、排
気筒アダプタ3を通る排気中の一酸化炭素濃度に対する
ヘッドアンプ21の出力値は等しくなり、ヘッドアンプ
21の後段では、COセンサ11の個体差を考慮するこ
となく処理を行うことが可能になる。ここに、ヘッドア
ンプ21で用いる基準値は基準値発生回路22から与え
られる。
【0019】ヘッドアンプ21の出力はマイコンよりな
る信号処理部23に入力され、COセンサ11により検
出される一酸化炭素濃度が信号処理部23に設定された
閾値を超える状態が所定時間継続すると、信号処理部2
3は停止制御手段としてのリレー24を介して給湯器1
の遮断弁14を遮断してバーナを消火する。つまり、信
号処理部23は判定手段として機能する。給湯器1の遮
断弁14を接続するために制御装置5は端子台25を備
え、商用電源に接続されるプラグ26と端子台25との
間にリレー24の接点24aが挿入される。また、端子
台25と並列にコンセント27が付設され、コンセント
27から給湯器1への電源を供給するようにしてある。
リレー24は不完全燃焼が生じていないときには接点2
4aが閉成されて遮断弁14に通電しており、不完全燃
焼が生じると接点24aが開放されて遮断弁14への通
電が停止する。ここで、不完全燃焼が生じたときには給
湯器1への給電も停止する。
【0020】不完全燃焼の発生の有無を判定する期間
は、給湯器1が運転されている(バーナが点火されてい
る)期間であって、この期間は温度センサ12での検出
温度が規定温度(たとえば、60℃)以上になる期間と
して検出される。要するに、温度センサ12は給湯器1
の排気の温度によって給湯器1が運転中か否かを判断す
るために設けられている。したがって、信号処理部23
は温度センサ12での検出温度に基づいて給湯器1の運
転を検出する運転監視手段としても機能する。信号処理
部23には表示器28も接続され、電源のオンオフの状
態、COセンサ11や温度センサ12で検出された給湯
器1の状態などを表示する。信号処理部23には読出ポ
ート29が設けられ、補修時などには信号処理部23の
内部メモリの状態を読出ポート29を通して読み出すこ
とが可能になっている。さらに、COセンサ11の出力
を増幅する増幅器21aの出力側には試験用増幅回路3
1が設けられ、試験用増幅器31の出力を外部に取り出
して監視することでCOセンサ11の動作試験が可能に
なっている。また、制御装置5の内部電源は商用電源に
プラグ26とヒューズ32とノイズフィルタ33とトラ
ンス34とを介して接続される電源回路35から供給さ
れる。
【0021】ところで、上述したヘッドアンプ21は図
3に示す構成を有している。COセンサ11、温度セン
サ12、温度センサ13の出力は3個の増幅回路21
a,21b,21cによりそれぞれ増幅される。COセ
ンサ11および温度センサ13の出力を増幅する増幅回
路21a,21cは、それぞれ零点調整(オフセット調
整)と増幅率調整(ゲイン調整)とが可能になってお
り、零点調整用の可変抵抗器VR11,VR21と増幅
率調整用の可変抵抗器VR12,VR22とを備える。
また、温度センサ13は上述のようにCOセンサ11の
出力の温度補正を行うために設けられているものであ
り、COセンサ11の温度特性を打ち消すように、増幅
回路21cの出力の一部を補正量として増幅回路21a
に与える。この補正量の倍率(補正率)は可変抵抗VR
3により調節可能になっている。さらに、温度センサ1
2の出力を増幅する増幅回路21bには増幅率を調節す
る可変抵抗器VR4が設けられる。各増幅回路21a〜
21cには出力値が規定範囲内か否かを監視する機能が
設けられており、出力値が規定範囲を逸脱するときには
各増幅回路21a〜21cからそれぞれ異常情報Sa〜
Scが出力される。また、各増幅回路21a〜21cの
出力Ra〜Rcはそれぞれ信号処理部23に入力され
る。増幅回路21aからは一酸化炭素濃度に対応した出
力Raが得られ、増幅回路21bからは排気の温度に対
応した出力Rbが得られ、増幅回路21cからはCOセ
ンサ11の温度に対応した出力Rcが得られる。可変抵
抗器VR3,VR4,VR11,VR12,VR21,
VR22はCOセンサ11や温度センサ12の個体差に
応じて調節される。
【0022】COセンサ11および温度センサ12には
定電流が通電されており、ヘッドアンプ21には定電流
源21dも設けられる。また、各増幅回路21a〜21
cの出力値の範囲を規定するために基準値を生成する基
準電圧回路21eもヘッドアンプ21に設けられてい
る。定電流源21dは基準電圧回路21eから電源を供
給されており、基準電圧回路21eには基準値発生回路
22から電源が供給される。
【0023】上述したヘッドアンプ21は、図4に示す
ように、制御装置5を構成する他の回路を収納するケー
ス6とは別体であるアンプケース7に収納される。ケー
ス6の一面(図では上面)にはスロット8が凹設されて
おり、スロット8にアンプケース7が着脱可能に収納さ
れるようになっている。スロット8の底部にはコネクタ
8aが配置され、アンプケース7の一面にはアンプケー
ス7をスロット8に装着したときにコネクタ8aと電気
的に接続されるコネクタ7aが設けられている。したが
って、ヘッドアンプ21を収納したアンプケース7をス
ロット8に装着すれば、コネクタ7a,8aが結合され
てヘッドアンプ21と信号処理部23などとが電気的に
接続される。アンプケース7においてスロット8に収納
したときにケース6から露出する部位には、ケース6か
ら突出する形でつまみ7bが形成されている。したがっ
て、ヘッドアンプ21の交換時などにはつまみ7bを持
てばアンプケース7をスロット8から引き抜くことがで
きるようにしてある。
【0024】上述した構成によって、本実施形態ではC
Oセンサ11や温度センサ12の劣化や故障によってC
Oセンサ11や温度センサの交換が必要になったとき
に、COセンサ11および温度センサ12とヘッドアン
プ21とを交換すればよく、ヘッドアンプ21以外では
制御装置5の構成部品を交換する必要がないのである。
その結果、補修時に制御装置5の基板全体を交換する場
合に比較すると交換する部品点数が少なくなり、補修に
要する費用が低減される。しかも、COセンサ11や温
度センサ12の個体差はヘッドアンプ21によって吸収
しており、COセンサ11や温度センサ12の個体差に
応じて調節しなければならないヘッドアンプ21は、C
Oセンサ11および温度センサ12とともに交換される
から、ヘッドアンプ21についてはCOセンサ11およ
び温度センサ12の個体差に応じて工場で正確に調整さ
れたものを用いることになり、単に交換するだけでCO
センサ11および温度センサ12の個体差を問題にする
ことなく、所期の性能を得ることができる。このような
構成を採用することで、交換時のコストを7割程度低減
することができた。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、ガス燃焼機器の不完
全燃焼を検出する不燃センサと、不燃センサの出力を増
幅するヘッドアンプと、不燃センサの検出出力によりガ
ス燃焼機器の不完全燃焼の有無を判定する判定手段と、
判定手段において不完全燃焼が検出されるとガス燃焼機
器を停止させる停止制御手段と、ガス燃焼機器とは別体
であって不燃センサが収納されるとともにガス燃焼機器
の排気経路に装着可能なハウジングと、ハウジングとは
別体であってヘッドアンプを収納したアンプケースと、
ハウジングとは別体であって判定手段と停止制御手段と
を収納するとともにアンプケースが着脱自在に取着され
るケースとを備えるものであり、ガス燃焼機器の排気経
路に装着可能なハウジングに不燃センサを収納している
から、不完全燃焼を検出する機能を持たないガス燃焼機
器であっても不完全燃焼を検出する機能を付加すること
ができる。また、不燃センサの個体差に応じて調節され
るヘッドアンプを他の回路とは分離して着脱可能として
いるから、不燃センサの交換時には、不燃センサの個体
差に応じて調整を要する部分については不燃センサとと
もに一括して交換して所期の性能を維持し、しかも調整
を要しない部分については交換しないから、交換される
部品点数を従来よりも大幅に低減することができるとい
う利点がある。さらに、交換部品が少ないから、不燃セ
ンサの交換時のコストを大幅に低減できるとともに、廃
棄物が少なく環境への負荷も少なくすることができる。
【0026】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記不燃センサを一酸化炭素センサとしたから、ガ
ス燃焼機器の燃焼部分(バーナ)の一部分で不完全燃焼
が生じているような場合でも不完全燃焼を検出すること
が可能になり、不完全燃焼の検出精度が高くなる。
【0027】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記ガス燃焼機器の排気の温度を検
出する温度センサを前記ハウジング内に備え、前記温度
センサによる検出温度に基づいて前記ガス燃焼機器の運
転と停止とを検出する運転監視手段を備え、前記判定手
段では前記運転監視手段により前記ガス燃焼機器の運転
が検出されている期間において前記不燃センサの出力に
基づいて不完全燃焼の有無を判定するものであり、温度
センサによってガス燃焼機器の運転状態を検出するか
ら、ガス燃焼機器に電気系を接続することなくガス燃焼
機器の運転状態を検出することが可能になり、ガス燃焼
機器とは別体化するのが容易である。
【0028】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記ガス燃焼機器が屋内に設置され
るとともに屋外に排気する給湯器であるから、ハウジン
グを屋内に配置することができ、不燃センサとケースと
の間を接続する電線を壁に通す必要がなく施工が容易で
ある。
【0029】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記ケースには前記アンプケースが
収納可能となるようにケースの外側面に開口するスロッ
トが形成され、スロットの底部にはアンプケースに設け
た第1のコネクタと着脱可能に接続される第2のコネク
タが設けられているものであり、アンプケースをスロッ
トに装着するから、ケースの外観を損なうことなくアン
プケースをケースに取り付けることができる。
【0030】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記アンプケースにおいて前記スロットへの装着時
に前記ケースの外側面に突出するつまみが設けられてい
るものであり、つまみを持つことによってアンプケース
をケースから容易に取り外すことができ、ヘッドアンプ
の交換作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】同上の要部の外観を示す概略構成図である。
【図3】同上に用いるヘッドアンプを示すブロック図で
ある。
【図4】同上の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 給湯器 3 排気筒アダプタ 3a ハウジング 6 ケース 7 アンプケース 7a コネクタ 7b つまみ 8 スロット 8a コネクタ 11 一酸化炭素センサ 12 温度センサ 21 ヘッドアンプ 23 信号処理部 24 リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000161998 京葉瓦斯株式会社 千葉県市川市市川南2丁目8番8号 (71)出願人 000006895 矢崎総業株式会社 東京都港区三田1丁目4番28号 (72)発明者 原 達範 大阪市中央区平野町四丁目1番2号大阪瓦 斯株式会社内 (72)発明者 森田 哲司 大阪市中央区平野町四丁目1番2号大阪瓦 斯株式会社内 (72)発明者 松野 勝 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 Fターム(参考) 3K003 TA01 TB03 TB07 TC05 TC08 3K005 AA06 AB07 AC02 AC06 BA05 DA02 EA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス燃焼機器の不完全燃焼を検出する不
    燃センサと、不燃センサの出力を増幅するヘッドアンプ
    と、不燃センサの検出出力によりガス燃焼機器の不完全
    燃焼の有無を判定する判定手段と、判定手段において不
    完全燃焼が検出されるとガス燃焼機器を停止させる停止
    制御手段と、ガス燃焼機器とは別体であって不燃センサ
    が収納されるとともにガス燃焼機器の排気経路に装着可
    能なハウジングと、ハウジングとは別体であってヘッド
    アンプを収納したアンプケースと、ハウジングとは別体
    であって判定手段と停止制御手段とを収納するとともに
    アンプケースが着脱自在に取着されるケースとを備える
    ことを特徴とするガス燃焼機器の不燃検出装置。
  2. 【請求項2】 前記不燃センサは一酸化炭素センサであ
    ることを特徴とする請求項1記載のガス燃焼機器の不燃
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス燃焼機器の排気の温度を検出す
    る温度センサを前記ハウジング内に備え、前記温度セン
    サによる検出温度に基づいて前記ガス燃焼機器の運転と
    停止とを検出する運転監視手段を備え、前記判定手段で
    は前記運転監視手段により前記ガス燃焼機器の運転が検
    出されている期間において前記不燃センサの出力に基づ
    いて不完全燃焼の有無を判定することを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のガス燃焼機器の不燃検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ガス燃焼機器は屋内に設置されると
    ともに屋外に排気する給湯器であることを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載のガス燃焼機器
    の不燃検出装置。
  5. 【請求項5】 前記ケースには前記アンプケースが収納
    可能となるようにケースの外側面に開口するスロットが
    形成され、スロットの底部にはアンプケースに設けた第
    1のコネクタと着脱可能に接続される第2のコネクタが
    設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれかに記載のガス燃焼機器の不燃検出装置。
  6. 【請求項6】 前記アンプケースにおいて前記スロット
    への装着時に前記ケースの外側面に突出するつまみが設
    けられていることを特徴とする請求項5記載のガス燃焼
    機器の不燃検出装置。
JP37427999A 1999-12-28 1999-12-28 ガス燃焼機器の不燃検出装置 Withdrawn JP2001193927A (ja)

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