JP2001193802A - 車両用自動変速機のパワートレイン - Google Patents

車両用自動変速機のパワートレイン

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JP2001193802A JP2000374296A JP2000374296A JP2001193802A JP 2001193802 A JP2001193802 A JP 2001193802A JP 2000374296 A JP2000374296 A JP 2000374296A JP 2000374296 A JP2000374296 A JP 2000374296A JP 2001193802 A JP2001193802 A JP 2001193802A
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    • F16H—GEARING
    • F16H47/00—Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing
    • F16H47/06—Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the hydrokinetic type
    • F16H47/08—Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the hydrokinetic type the mechanical gearing being of the type with members having orbital motion

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品数を減らして組立ての工程数を減らし、
小型軽量化して燃費を向上するようにした自動変速機の
パワートレインを提供する。 【解決手段】 第１、２シングルピニオン遊星ギヤセッ
トを第１、２、３、４クラッチと第１、２ブレーキ、お
よび第１、２ワンウェイクラッチを利用して組み立てる
車両用自動変速機のパワートレインの構成において、前
記第４クラッチ及び第１、２ブレーキのリターンスプリ
ングを皿型スプリングとし、第１、２ブレーキのリテー
ナを共有するようにし、一つの部材を利用して第１、２
ワンウェイクラッチを支持し、第２、３クラッチを複列
化して配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用自動変速機
に適用されるパワートレインに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、車両用自動変速機は、トルクコ
ンバーターとこのトルクコンバーターに連結されている
多段変速ギヤメカニズムであるパワートレインを保有し
ており、車両の走行状態に応じて前記パワートレインの
作動要素のうちのある一つの作動要素を選択的に作動さ
せるための油圧制御システムを保有する。
【０００３】このような自動変速機を設計するときに
は、まず設計目標に合う設計概念を探すために概念設計
と設計方案が提示され、性能、耐久性、信頼性、量産性
及び製造費用などに関して最も優れた設計概念を一つだ
け選択するようになる。
【０００４】そして前記のような設計概念が選択される
と、大抵はメカニカルセクションと油圧制御システム、
電子制御システムの３部分に分けて開発が行われる。前
記メカニカルセクションにおいて取扱うパワートレイン
は、少なくとも二個以上の単純遊星ギヤセットを組み合
わせて要求される変速段が得られる複合遊星ギヤセット
からなる。前記のようなパワートレインを運用する油圧
制御システムは、オイルポンプで発生した油圧を調節す
る圧力調節手段と、変速モードを形成させることができ
る手動及び自動変速コントロール手段と、変速時の円滑
な変速モード形成のために、変速感及び応答性を調節す
る油圧コントロール手段と、トルクコンバーターのダン
パークラッチ作動のためのダンパークラッチコントロー
ル手段と、各摩擦要素に適切な油圧を分配供給する油圧
分配手段とを含んで構成される。
【０００５】これにより、トランスミッション制御ユニ
ットでオン/オフされるソレノイドバルブとデューティ
制御されるソレノイドバルブとによって、油圧分配が別
々に行われて摩擦要素の作動が選択され、変速段制御が
実現される。
【０００６】このようなパワートレインと油圧制御シス
テムは、各自動車メーカーによって異なった形式により
開発され、適用されているが、その一例として前進４速
後進１速のパワートレインの構成について説明する。図
３の構成図に示すように、エンジンからの回転動力がト
ルクコンバーター２０４を通じて入力軸２０６に伝達さ
れると、この入力軸２０６は、第１、２シングルピニオ
ン遊星ギヤセット２０８、２１０にトルクを伝達する。
そして、これら第１、２シングルピニオン遊星ギヤセッ
ト２０８、２１０の相互補完的な作動で変速が行われ、
第１シングルピニオン遊星ギヤセット２０８の遊星キャ
リア２１２と連結されているトランスファドライブギヤ
２１４を通じて出力するクラッチフックアップが行われ
る。
【０００７】以下の説明においては、前記第１、２シン
グルピニオン遊星ギヤセット２０８、２１０が反復記載
されることを避けるために、第１シングルピニオン遊星
ギヤセットのサンギヤ２１６、遊星キャリア２１２、リ
ングギヤ２１８を、第１サンギヤ２１６、第１遊星キャ
リア２１２、第１リングギヤ２１８と称し、第２シング
ルピニオン遊星ギヤセットのサンギヤ２２０、遊星キャ
リア２２２、リングギヤ２２４を、第２サンギヤ２２
０、第２遊星キャリア２２２、第２リングギヤ２２４と
称する。
【０００８】前記第１、２シングルピニオン遊星ギヤセ
ット２０８、２１０の連結関係について説明する。前記
第１遊星キャリア２１２は、第２リングギヤ２２４と固
定的に連結された状態で、第１サンギヤ２１６は、前進
変速段の全ての領域において作動する第１クラッチＣ１
（摩擦要素）を介在させて入力軸２０６と連結される。
【０００９】そして、第２遊星キャリア２２２は、前進
３、４速で作動する第２クラッチＣ２を介在させて入力
軸２０６と連結され、第２サンギヤ２２０は、後進変速
段で作動する第３クラッチＣ３を介在させて入力軸２０
６と連結される。
【００１０】また、前記第２遊星キャリア２２２は、第
１リングギヤ２１８と共に第１ブレーキＢ１を通じて変
速機ハウジング２２６と連結され、前記第２サンギヤ２
２０は、第２ブレーキＢ２を介在させて変速機ハウジン
グ２２６と連結される。
【００１１】そして、前記トランスファドライブギヤ２
１４を通じて引出される出力は、中間軸２２８を通じ、
ディファレンシャルギヤ装置２３０を通じて駆動軸に分
配される。
【００１２】しかし、前記のようなパワートレインにお
いては、前進１、２、３速で作動する第１クラッチと、
３、４速で作動する第２摩擦要素、後進時に作動する第
３クラッチ、１速と後進時に作動する第１ブレーキと、
２速で作動する第２ブレーキとを配置するとき、全て軸
方向に配置し、第２、３クラッチだけが複列式に配列さ
れている。このため、全長が増大し、変速感向上のため
のワンウェイクラッチの配置空間が狭小であって最上の
変速感の確保に限界があるという問題点がある。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
前記のような従来の問題点を解決するために発明された
ものであり、本発明の目的は、部品数を減らして占有空
間を少なくし、組立ての工程数を減らし、小型軽量化し
て燃費を向上するようにした自動変速機のパワートレイ
ンを提供することにある。
【００１４】本発明の他の目的は、１−２、２−３、３
−２、４−２の変速時にワンウェイクラッチを作動させ
て変速感を向上させ、これらワンウェイクラッチを同じ
軸線上に位置するように複列化して、パワートレインの
コンパクト化に寄与するようにした自動変速機のパワー
トレインを提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】これを実現するために本
発明は、第１遊星ギヤセットと；前記第１遊星ギヤセッ
トの少なくとも一つの作動要素と固定連結される少なく
とも一つの作動要素を含む第２遊星ギヤセットと；前記
第１及び第２遊星ギヤセットの作動要素のうちの一部を
入力軸、変速機ハウジングに可変及び固定連結した作動
要素に相互に連結させるための多数のクラッチ、ブレー
キ、そしてワンウェイクラッチを含む自動変速機のパワ
ートレインにおいて、前記クラッチのうち、少なくとも
二つは複列化して配置した。
【００１６】また、前記ブレーキのうち、少なくとも二
つはリテーナを共有するようになっており、前記復列化
して配置される二つのクラッチは、ある一つのクラッチ
ピストンが他の一つのリテーナの機能を有する。
【００１７】また、前記復列化して配置される二つのク
ラッチは、一つのコイルスプリングを各々のリターンス
プリングとして共有する。
【００１８】また、前記第１及び第２遊星ギヤセット
は、各々サンギヤ、リングギヤ、そして遊星キャリアを
含むシングルピニオン遊星ギヤセットであり、前記第１
及び第２遊星ギヤセットを固定連結する作動要素は、第
１遊星ギヤセットの遊星キャリアと第２遊星ギヤセット
のリングギヤであり、前記多数のクラッチは、前記第１
遊星ギヤセットのサンギヤと第２遊星ギヤセットの遊星
キャリア及びサンギヤをそれぞれ入力軸と可変連結する
第１、２、３クラッチと、第２遊星ギヤセットの遊星キ
ャリアを第１遊星ギヤセットのリングギヤと可変連結す
る第４クラッチとからなり、前記多数のブレーキは、前
記第２遊星ギヤセットの遊星キャリア及びサンギヤをそ
れぞれ変速機ハウジングに固定連結する第１及び第２ブ
レーキからなり、前記多数のワンウェイクラッチは、前
記第２遊星ギヤセットの遊星キャリアを変速機ハウジン
グと第１遊星ギヤセットのリングギヤと連結する第１及
び第２ワンウェイクラッチからなり、前記第１乃至第４
クラッチのうちで復列化して配置される前記二つのクラ
ッチは、前記第２及び第３クラッチである。
【００１９】また、第１遊星ギヤセットと；前記第１遊
星ギヤセットの少なくとも一つの作動要素と固定連結さ
れる少なくとも一つの作動要素を含む第２遊星ギヤセッ
トと；前記第１及び第２遊星ギヤセットの作動要素のう
ちの一部を入力軸、変速機ハウジングに可変及び固定連
結した作動要素に相互に連結させるための多数のクラッ
チ、ブレーキ、そしてワンウェイクラッチを含む自動変
速機のパワートレインにおいて、前記多数のワンウェイ
クラッチのうちで、第１ワンウェイクラッチのインナー
レースが第２ワンウェイクラッチのアウターレースと共
有させた。
【００２０】また、前記第１ワンウェイクラッチのアウ
ターレースは、ハウジングに連結され、前記第１ワンウ
ェイクラッチのアウターレースとハウジングとの連結
は、スプライン結合によって行われる。
【００２１】また、前記第２ワンウェイクラッチのアウ
ターレースは、前記多数のブレーキのうちの一つのリテ
ーナの機能を有する。
【００２２】また、前記第１ワンウェイクラッチのイン
ナーレースと第２ワンウェイクラッチのアウターレース
は、一体に形成されず、互いに独立的に形成されてスプ
ライン連結される。
【００２３】また、前記第１ワンウェイクラッチ及び第
２ワンウェイクラッチは、同心円の軸上に配置される。
【００２４】また、前記第１及び第２遊星ギヤセット
は、各々サンギヤ、リングギヤ、そして遊星キャリアを
含むシングルピニオン遊星ギヤセットであり、前記第１
及び第２遊星ギヤセットを固定連結する作動要素は、第
１遊星ギヤセットの遊星キャリアと第２遊星ギヤセット
のリングギヤであり、前記多数のクラッチは、前記第１
遊星ギヤセットのサンギヤと第２遊星ギヤセットの遊星
キャリア及びサンギヤをそれぞれ入力軸と可変連結する
第１、２、３クラッチと、第２遊星ギヤセットの遊星キ
ャリアを第１遊星ギヤセットのリングギヤと可変連結す
る第４クラッチとからなり、前記多数のブレーキは、前
記第２遊星ギヤセットの遊星キャリア及びサンギヤをそ
れぞれ変速機ハウジングに固定連結する第１及び第２ブ
レーキからなり、前記第１及び第２ワンウェイクラッチ
は、前記第２遊星ギヤセットの遊星キャリアを変速機ハ
ウジングと第１遊星ギヤセットのリングギヤと連結され
る。
【００２５】
【発明の実施の形態】以下、上記の目的を具体的に実現
することができる本発明の好ましい実施の形態につい
て、添付した図面に基づいて詳細に説明する。
【００２６】図１は本発明によるパワートレインの構成
図であり、本発明によるパワートレインは、二個のシン
グルピニオン遊星ギヤセットを組み合わせて前進４速及
び後進１速の変速段が得られるようにしたものである。
【００２７】つまり、エンジンからの回転動力がトルク
コンバーター４を通じて入力軸６に伝達されると、この
入力軸６は第１、２シングルピニオン遊星ギヤセット
８、１０にトルクを伝達する。そして、これら第１、２
シングルピニオン遊星ギヤセット８、１０の相互補完的
な作動で変速が行われ、第１シングルピニオン遊星ギヤ
セット８の遊星キャリア１２と連結されているトランス
ファドライブギヤ１４を通じて出力するクラッチフック
アップが行われて、クラッチが接続状態になる。
【００２８】以下では、前記第１、２シングルピニオン
遊星ギヤセット８、１０が反復記載されることを避ける
ために、第１シングルピニオン遊星ギヤセットのサンギ
ヤ１６、遊星キャリア１２、リングギヤ１８を、第１サ
ンギヤ１６、第１遊星キャリア１２、第１リングギヤ１
８に称し、第２シングルピニオン遊星ギヤセットのサン
ギヤ２０、遊星キャリア２２、リングギヤ２４を、第２
サンギヤ２０、第２遊星キャリア２２、第２リングギヤ
２４と称する。
【００２９】前記第１、２シングルピニオン遊星ギヤセ
ット８、１０の連結関係をより具体的に説明する。前記
第１遊星キャリア１２は、第２リングギヤ２４と固定的
に連結された状態で、第１サンギヤ１６は、前進変速段
の全ての領域において作動する第１摩擦要素Ｃ１を介在
させて入力軸６と連結される。
【００３０】そして、第２遊星キャリア２２は、前進
３、４速で作動する第２クラッチＣ２を介在させて入力
軸６と連結され、第２サンギヤ２０は、後進変速段で作
動する第３クラッチＣ３を介在させて入力軸６と連結さ
れる。
【００３１】また、前記第２遊星キャリア２２は、並列
に配置される第１ブレーキＢ１と第１ワンウェイクラッ
チＦ１を通じて変速機ハウジング２６と連結されると同
時に、第１リングギヤ１８とは、並列配置される第４ク
ラッチＣ４と第２ワンウェイクラッチＦ２を介在させて
連結される。
【００３２】そして、前記第２サンギヤ２０は、第２ブ
レーキＢ２を介在させて変速機ハウジング２６と連結さ
れる構成となっている。
【００３３】ここで、前記のように構成されたパワート
レインの変速作動について説明する。前進１速では、第
１クラッチＣ１と第１、２ワンウェイクラッチＦ１、Ｆ
２とが作動することにより、第１サンギヤ１６が入力要
素として作動し、第１リングギヤ１８と第２遊星キャリ
ア２２とが反力要素として作動する。
【００３４】そして、前進２速では、前記第１速の状態
で第２ブレーキＢ２が作動することにより、第１サンギ
ヤ１８が入力を受け取る状態で第２サンギヤ２０が反力
要素として作動し、変速が行われる。
【００３５】前進３速においては、前記第２速の状態で
第２クラッチＣ２が作動し、第２ブレーキＢ２の作動が
解除されることにより、第１、２シングルピニオン遊星
ギヤセット８、１０がロックされ、入力と同速で出力が
行われる。
【００３６】前進４速においては、前記３速の状態で第
２ブレーキＢ２が作動し、反力要素が第２サンギヤ２０
となり、オーバードライブ状態の４速への変速が行われ
る。
【００３７】後進変速段においては、第３クラッチＣ３
と第１ブレーキＢ１とが作動して第２サンギヤ２０が入
力を受け取る状態で、第２遊星キャリア２２が反力要素
となり、後進変速が行われる。
【００３８】前記のようなパワートレインを構成するこ
とにおいて、本発明は図２のように、全ての摩擦要素Ｃ
１、Ｃ２、Ｃ３、Ｃ４、Ｂ１、Ｂ２を湿式多段クラッチ
により形成した。
【００３９】そして、前記第４クラッチＣ４と第１、２
ブレーキＢ１、Ｂ２のリターンスプリングに皿型スプリ
ング（皿バネ）５０、５２、５４を適用して、パワート
レインの全長を短くした。
【００４０】なお、第１、２ブレーキＢ１、Ｂ２のリテ
ーナ５６を共有するようにすることにより、部品数を減
らし、第１、２ワンウェイクラッチＦ１、Ｆ２をパッケ
ージ化した。
【００４１】つまり、第１、２ワンウェイクラッチＦ
１、Ｆ２を第１ブレーキＢ１のリテーナ５８にサブアセ
ンブリー化したものである。
【００４２】そして、第２クラッチＣ２と第３クラッチ
Ｃ３とを複列化して長さを短縮させた。
【００４３】このために、第２クラッチＣ２の外側に第
３クラッチＣ３が配置されるようになるが、第３クラッ
チＣ３のピストン６０を第２クラッチＣ２のリテーナで
共有することができるようにし、前記第３クラッチＣ３
のピストン６０の内側に第２クラッチＣ２のピストンが
位置するように構成することにより、二個のピストン６
０、６４が一つのコイルスプリング６６をリターンスプ
リングとして共用するようにした。
【００４４】また、前記第１、第２ワンウェイクラッチ
Ｆ１、Ｆ２を配置することにおいて、本発明は、第１ワ
ンウェイクラッチＦ１のアウターレース３０を変速機ハ
ウジング２６にスプライン連結し、第１ワンウェイクラ
ッチＦ１のインナーレース３６を第２ワンウェイクラッ
チＦ２のアウターレース３８と共有するように構成する
とともに、これらを相互にスプライン連結し、前記第２
ワンウェイクラッチＦ２のアウターレース３８が第１ブ
レーキＢ１のリテーナとして使用できるように構成して
いる。
【００４５】前記のように、二つのワンウェイクラッチ
Ｆ１、Ｆ２のレースを共有するときには、ワンウェイク
ラッチが相当な偏心となり、ポッピング（poping）とい
う異常音が発生する恐れがあるが、本発明では、第１ク
ラッチＦ１のインナーレース３６と第２クラッチＦ２の
アウターレース３８とを一体型にせず、独立型に形成し
てスプライン連結しているため、何の問題点も発生しな
い。
【００４６】そして、ワンウェイクラッチの作動は、Ｄ
レンジの１速では第１、第２ワンウェイクラッチＦ１、
Ｆ２が同時に作動し、２速及び３速では第２ワンウェイ
クラッチＦ２だけが作動する。
【００４７】図面中の未説明符号２８は中間軸であり、
３０はディファレンシャルを示す。
【００４８】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、第３クラッチ及び第１、２ブレーキのリターンスプ
リングを皿型スプリングにし、一つの部材を利用して第
１、２ワンウェイクラッチを支持するようにし、第２、
３クラッチを複列化することにより、部品数を減らして
組立ての工程数を減らし、小型軽量化して燃費を向上す
ることができる。
【００４９】なお、二つのワンウェイクラッチの適用に
より変速時の変速感を向上させるのはもちろん、二つの
ワンウェイクラッチを同じ軸線上に位置させ第１ワンウ
ェイクラッチのインナーレースと第２ワンウェイクラッ
チのアウターレースとを共用化することにより、構成を
さらにコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるパワートレインの機能を説明する
ための構成図である。
【図２】本発明の要部の拡大図である。
【図３】従来のパワートレインの構成図である。
【符号の説明】
４、２０４ トルクコンバーター ６、２０６ 入力軸 ８、２０８ 第１シングルピニオン遊星ギヤセット １０、２１０ 第２シングルピニオン遊星ギヤセット １２、２１２ 第１遊星キャリア １４、２１４ トランスファドライブギヤ １６、２１６ 第１サンギヤ １８、２１８ 第１リングギヤ ２０、２２０ 第２サンギヤ ２２、２２２ 第２遊星キャリア ２４、２２４ 第２リングギヤ ２６、２２６ 変速機ハウジング ２８、２２８ 中間軸 ３０、２３０ ディファレンシャル装置 ３６ インナーレース ３８ アウターレース ５０、５２ 皿型スプリング ５８、６２ リテーナ ６０、６４ ピストン ６６ コイルスプリング Ｂ１ 第１ブレーキ Ｂ２ 第２ブレーキ Ｃ１ 第１クラッチ Ｃ２ 第２クラッチ Ｃ３ 第３クラッチ Ｃ４ 第４クラッチ Ｆ１ 第１ワンウェイクラッチ Ｆ２ 第２ワンウェイクラッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 第１遊星ギヤセットと；前記第１遊星ギ
    ヤセットの少なくとも一つの作動要素と固定連結される
    少なくとも一つの作動要素を含む第２遊星ギヤセット
    と；前記第１及び第２遊星ギヤセットの作動要素のうち
    の一部を入力軸、変速機ハウジングに可変及び固定連結
    した作動要素に相互に連結させるための多数のクラッ
    チ、ブレーキ、そしてワンウェイクラッチを含む自動変
    速機のパワートレインにおいて、 前記クラッチのうち、少なくとも二つは複列化して配置
    したことを特徴とする車両用自動変速機のパワートレイ
    ン。
  2. 【請求項２】 前記ブレーキのうち、少なくとも二つは
    リテーナを共有させたことを特徴とする請求項１に記載
    の車両用自動変速機用パワートレイン。
  3. 【請求項３】 前記復列化して配置される二つのクラッ
    チは、ある一つのクラッチピストンが他の一つのリテー
    ナの機能を有することを特徴とする請求項１に記載の車
    両用自動変速機用パワートレイン。
  4. 【請求項４】 前記復列化して配置される二つのクラッ
    チは、一つのコイルスプリングを各々のリターンスプリ
    ングとして共有させたことを特徴とする請求項１に記載
    の車両用自動変速機のパワートレイン。
  5. 【請求項５】 前記第１及び第２遊星ギヤセットは、各
    々サンギヤ、リングギヤ、そして遊星キャリアを含むシ
    ングルピニオン遊星ギヤセットであり、 前記第１及び第２遊星ギヤセットを固定連結する作動要
    素は、第１遊星ギヤセットの遊星キャリアと第２遊星ギ
    ヤセットのリングギヤであり、 前記多数のクラッチは、前記第１遊星ギヤセットのサン
    ギヤと第２遊星ギヤセットの遊星キャリア及びサンギヤ
    をそれぞれ入力軸と可変連結する第１、２、３クラッチ
    と、第２遊星ギヤセットの遊星キャリアを第１遊星ギヤ
    セットのリングギヤと可変連結する第４クラッチとから
    なり、 前記多数のブレーキは、前記第２遊星ギヤセットの遊星
    キャリア及びサンギヤをそれぞれ変速機ハウジングに固
    定連結する第１及び第２ブレーキからなり、 前記多数のワンウェイクラッチは、前記第２遊星ギヤセ
    ットの遊星キャリアを変速機ハウジングと第１遊星ギヤ
    セットのリングギヤと連結する第１及び第２ワンウェイ
    クラッチからなり、 前記第１乃至第４クラッチのうちで、復列化して配置さ
    れる前記二つのクラッチは、前記第２及び第３クラッチ
    であることを特徴とする請求項１に記載の車両用自動変
    速機のパワートレイン。
  6. 【請求項６】 第１遊星ギヤセットと；前記第１遊星ギ
    ヤセットの少なくとも一つの作動要素と固定連結される
    少なくとも一つの作動要素を含む第２遊星ギヤセット
    と；前記第１及び第２遊星ギヤセットの作動要素のうち
    の一部を入力軸、変速機ハウジングに可変及び固定連結
    した作動要素に連結させるための多数のクラッチ、ブレ
    ーキ、そしてワンウェイクラッチを含む自動変速機のパ
    ワートレインにおいて、 前記多数のワンウェイクラッチのうちで、第１ワンウェ
    イクラッチのインナーレースが第２ワンウェイクラッチ
    のアウターレースと共有させたことを特徴とする車両用
    自動変速機のパワートレイン。
  7. 【請求項７】 前記第１ワンウェイクラッチのアウター
    レースは、ハウジングに連結されることを特徴とする請
    求項６に記載の車両用自動変速機のパワートレイン。
  8. 【請求項８】 前記第１ワンウェイクラッチのアウター
    レースとハウジングとの連結は、スプライン結合によっ
    て行われることを特徴とする請求項７に記載の車両用自
    動変速機のパワートレイン。
  9. 【請求項９】 前記第２ワンウェイクラッチのアウター
    レースは、前記多数のブレーキのうちの一つのリテーナ
    の機能を有することを特徴とする請求項６に記載の車両
    用自動変速機のパワートレイン。
  10. 【請求項１０】 前記第１ワンウェイクラッチのインナ
    ーレースと第２ワンウェイクラッチのアウターレース
    は、一体に形成されず、互いに独立的に形成されてスプ
    ライン連結されることを特徴とする請求項６に記載の車
    両用自動変速機のパワートレイン。
  11. 【請求項１１】 前記第１ワンウェイクラッチ及び第２
    ワンウェイクラッチは、同心円の軸上に配置されること
    を特徴とする請求項６に記載の車両用自動変速機のパワ
    ートレイン。
  12. 【請求項１２】 前記第１及び第２遊星ギヤセットは、
    各々サンギヤ、リングギヤ、そして遊星キャリアを含む
    シングルピニオン遊星ギヤセットであり、 前記第１及び第２遊星ギヤセットを固定連結する作動要
    素は、第１遊星ギヤセットの遊星キャリアと第２遊星ギ
    ヤセットのリングギヤであり、 前記多数のクラッチは、前記第１遊星ギヤセットのサン
    ギヤと第２遊星ギヤセットの遊星キャリア及びサンギヤ
    をそれぞれ入力軸と可変連結する第１、２、３クラッチ
    と、第２遊星ギヤセットの遊星キャリアを第１遊星ギヤ
    セットのリングギヤと可変連結する第４クラッチとから
    なり、 前記多数のブレーキは、前記第２遊星ギヤセットの遊星
    キャリア及びサンギヤをそれぞれ変速機ハウジングに固
    定連結する第１及び第２ブレーキからなり、 前記第１及び第２ワンウェイクラッチは、前記第２遊星
    ギヤセットの遊星キャリアを変速機ハウジングと第１遊
    星ギヤセットのリングギヤと連結されることを特徴とす
    る請求項６に記載の車両用自動変速機のパワートレイ
    ン。
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