JP2001193763A - 摩擦クラッチの操作のための、特に気体作用による操作のための操作装置 - Google Patents

摩擦クラッチの操作のための、特に気体作用による操作のための操作装置

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JP2001193763A JP2000372947A JP2000372947A JP2001193763A JP 2001193763 A JP2001193763 A JP 2001193763A JP 2000372947 A JP2000372947 A JP 2000372947A JP 2000372947 A JP2000372947 A JP 2000372947A JP 2001193763 A JP2001193763 A JP 2001193763A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、連動解除軸受装置に作用する圧力
媒体パワーシリンダ装置(14)を備えるポジショニン
グサーボ装置(14、42)を有する、動力車のパワー
トレーンに配置された摩擦クラッチのための操作装置
(10)に関するものであり、従来技術の問題に対して
改善を可能にする操作装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 ポジショニングサーボ装置の圧力媒体パ
ワーシリンダ装置(14)及び制御弁(42)を含む圧
力媒体部分システムに圧力補償開口部(202)が設け
られており、少なくともポジショニングサーボ装置のポ
ジショニング挙動に影響を及ぼすために、当該圧力補償
開口部が少なくともポジショニングサーボ装置のホール
ド状態で、定められた圧力媒体圧力補償流れを許す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力車(自動車等
の原動機付き車両)の、特に実用車(多目的車、例えば
トラック等の営業用自動車、Nutz-Kraftfahrzeug)の、
パワートレーン(動力伝達系列、ドライブトレーン、An
triebsstrang)に内燃機関とトランスミッション(ギア
ユニット)との間に配設された摩擦クラッチのための操
作装置にして、当該摩擦クラッチの操作のための連動解
除軸受装置と、圧力媒体源につながれた制御弁によって
目標ポジションをあらわす案内量(コマンド量)及び前
記連動解除軸受装置のポジションをあらわす実測量(実
際量)に依存して操作され得る圧力媒体パワーシリンダ
装置であって前記連動解除軸受装置に作用する圧力媒体
パワーシリンダ装置を備えているポジショニングサーボ
装置とをもっている操作装置に関するものであり、その
際、前記制御弁が、前記圧力媒体パワーシリンダ装置を
前記圧力媒体源と連通させる第一の制御状態と前記圧力
媒体パワーシリンダ装置を第一の圧力補償開口部と連通
させる第二の制御状態との間で調節され得る弁装置をも
っており、当該弁装置が前記実測量と前記案内量とに依
存して、好ましくは前記実測量と前記案内量とに対応し
た差量に依存して、前記両方の制御状態の間で切り替え
られ得るような操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような操作装置は、例えば、「関連
文献1」として引用されるドイツ特許出願公開第197
16600号明細書(DE 197 16 600 A1)により知られて
いる。それの開示内容は、関連づけ(参照)により本願
発明の明細書の開示内容に加えられる。別のこのような
操作装置が、ドイツ特許出願公開第19716641号
明細書(DE 197 16 641 A1)(これは「関連文献2」とし
て引用される)、ドイツ特許出願公開第1971422
6号明細書(DE 197 14 226 A1)(これは「関連文献3」
として引用される)及びドイツ特許出願公開第1980
0232号明細書(DE 198 00 232 A1)(これは「関連文
献4」として引用される)により知られている。関連文
献2、3、及び4の開示内容は、同様に関連づけ(参
照)によって本願発明の明細書の開示内容に含められ
る。
【0003】制御弁の構成(関連文献1〜4は、ポジシ
ョニングサーボ装置及び制御弁の構成のさまざまな可能
性を開示している)に依存せずに、このような操作装置
のポジショニング挙動が多数の点で不十分であることが
わかった。したがって、ポジショニングの厳密さが及び
反応挙動についてより直接的な反応の方向に(すなわち
より直接的に反応するように)改善を必要とする。特
に、いわゆる「走出の際のあそび(バックラッシュ)」
及び「走入の際のあそび(バックラッシュ)」(一般的
に調整行程あそび(Stellweg-Lose))を伴う目標ポジシ
ョンと実測ポジション(実際ポジション)との対応にお
けるポジショニングサーボ装置のヒステリシス挙動が明
らかになった。また、周知のポジショニングサーボ装置
の時間的な反応挙動はすべての要求を満たすことはでき
なかった。周知の操作装置の能力(Leistungsvermoegen)
の言及された限界は、少なくとも一部は、連動解除軸受
装置あるいは/及び圧力媒体パワーシリンダ装置におけ
るあるいは/及び制御弁のあるいは一般的にポジショニ
ングサーボ装置の互いに対して相対的に動かされる構成
要素の間の静止摩擦及びすべり摩擦に帰され得るだろ
う、そして、すべての要求を満たすことのないポジショ
ニングサーボ装置の最小の調整増分(調整インクリメン
ト、Stellinkrement)の大きさにも現れる。(「あるい
は/及び」なる記載は「それらのうちのどちらか一方ま
たは両方」ということを意味する。)
【0004】
【発明が解決しようとする課題、課題を解決するための
手段】それに対して、本発明の課題は、上述の問題に対
して改善を可能にするはじめに述べた種類の操作装置を
提供することである。この課題の解決のために、圧力媒
体パワーシリンダ装置及び制御弁を含む圧力媒体部分シ
ステムに第二の圧力補償開口部(圧力調整開口部)が設
けられており、ポジショニングサーボ装置の少なくとも
一つのポジショニング挙動に影響を及ぼすために、当該
第二の圧力補償開口部が少なくともポジショニングサー
ボ装置のホールド状態(保持状態)において、第一の圧
力補償開口部(圧力調整開口部)により第二の制御状態
で許される第一の圧力媒体圧力補償流れ(圧力媒体圧力
調整流れ)に比べて小さい定められた第二の圧力媒体圧
力補償流れ(圧力媒体圧力調整流れ)を許すことが提案
される。
【0005】すなわち、驚くべきことに、満たされるべ
き要求への適合のためにポジショニングサーボ装置のポ
ジショニング挙動に影響を及ぼすために、それ自体はき
わめて簡単な措置、つまり上述の圧力媒体部分システム
に、例えば圧力媒体パワーシリンダ装置にあるいは/及
び制御弁を圧力媒体パワーシリンダ装置とつなぐ圧力媒
体連通部にあるいは/及び制御弁の圧力媒体パワーシリ
ンダ装置側の部分に定められた漏り口を設けること、で
十分であるとわかった。例えばポジショニングサーボ装
置の反応挙動(応答特性)が改善され得る、例えばポジ
ショニングサーボ装置に割り当てられたむだ時間(アイ
ドル時間、無作業時間)の減少の効果をもって改善され
得る。さらに、第二の圧力補償開口部によって、ポジシ
ョニングサーボ装置の最小の調整増分を低下させること
あるいは/及びポジショニングサーボ装置の調整誤差を
削減することが可能である。多数の走行状況について、
第二の圧力補償開口部がポジショニングサーボ装置の調
整ヒステリシスの減少の効果をもって作用可能であるあ
るいは/及びポジショニングサーボ装置の調整行程あそ
び(調整行程バックラッシュ)を減少させ得ることがと
りわけ有意義である。
【0006】現在わかっている水準では、観察される変
更(修正)、特に第二の圧力補償開口部によるポジショ
ニングサーボ装置の反応挙動の改善は、詳細にポジショ
ニングサーボ装置の構成及び特に制御弁の構成には依存
しない。例えば、制御弁の弁装置は、前記差量に依存し
て、圧力媒体パワーシリンダ装置が圧力媒体源とも第一
の圧力補償開口部とも連通していない第三の制御状態へ
調節可能であり得る。また、現在わかっている水準で
は、第二の圧力補償開口部による反応挙動の変更ないし
改善は、ポジショニングサーボ装置の機能原理及び特に
制御弁の機能原理に依存しない。
【0007】一般的に、第三の制御状態へ調節され得る
弁装置の場合には第二の圧力補償開口部が第三の制御状
態において並びに好ましくは第一の制御状態においてあ
るいは/及び第二の制御状態において第二の圧力媒体圧
力補償流れを許すこと及び第一の制御状態と第二の制御
状態との間でだけ調節され得る弁装置の場合には第二の
圧力補償開口部が少なくとも第一の制御状態において、
好ましくは第一の制御状態及び第二の制御状態におい
て、第二の圧力媒体圧力補償流れを許すことが提案され
る。
【0008】圧力媒体としては、液体作用による圧力媒
体または気体作用による圧力媒体を考えることができ
る。液体作用による圧力媒体の場合には、そのとき圧力
媒体源が液体作用源(液圧源)として構成されている。
気体作用による圧力媒体の場合には、圧力媒体源が気体
作用源(空気圧源)として構成されている。ここでは特
に、周囲圧力に比べて大きい圧力を発する気体作用過圧
源が念頭におかれる。しかし、圧力媒体パワーシリンダ
装置において周囲圧力に比べて小さい負圧を発生させる
ために用いられる気体作用負圧源も考慮に値する。
【0009】ポジショニングサーボ装置の及び特に制御
弁の有利な実施可能性は、従属する請求項10〜26に
述べられている。それらは、それ自体としては関連文献
1〜4により知られている構成例を述べている。請求項
10〜24に関しては、特に関連文献1及びそれの請求
項及び発明の詳細な説明の導入部における説明を参照の
こと。請求項25〜26に関しては、特に関連文献2及
び4、それらの請求項、及び発明の詳細な説明の導入部
における対応する説明を参照のこと。図及び図の説明を
も含めての関連文献1〜4から、本発明に係る操作装置
の可能な形態のさらなる詳細が読み取られ得る。それら
は、請求項10〜26に記載された可能な形態と全く同
様に第二の圧力補償開口部を備える操作装置の本発明に
係る構成と結びついて、操作装置の使用状況及び満たさ
れるべき仕様に応じて有意義であり、且つ少なくとも部
分的に、ポジショニングサーボ装置のポジショニング挙
動の最善化を可能にする相乗効果を導く。
【0010】ポジショニングサーボ装置のポジショニン
グ挙動に影響を及ぼし最善化する意味での本発明のアイ
デアの有効性は、さまざまなポジショニングサーボ装置
をもとにして、特にさまざまな制御弁をもとにして、例
えば請求項19及び20に対応する圧力平衡原理に従っ
て働く制御弁をもとにして示され得る。さらに、本発明
のアイデアの有効性は、目標値と行程長センサ(距離セ
ンサ、作動量センサ、変位トランスデューサ)によって
検知された実測値とが電気的に供給される電気的に制御
される(駆動される)比例弁(Proportionalventil)をも
とにして明らかにされ得る。このような制御弁は、少な
くとも一つの電磁的に調節され得る弁エレメント、例え
ば少なくとも一つのソレノイドで操作され得る弁エレメ
ントをもっている。
【0011】多数の運転状態について第二の圧力補償開
口部によって引き起こされる圧力媒体喪失を減少させる
ために、第二の圧力補償開口部が選択的にアクティブ化
され得る(すなわち有効な状態にされ得る)及び非アク
ティブ化され得る(すなわち無効な状態にされ得る)こ
とが可能である。圧力媒体パワーシリンダ装置として
は、好ましくは、例えば連動解除軸受装置に付設された
弾性装置、例えば摩擦クラッチのダイアフラムスプリン
グ、と協力する単動式の圧力媒体パワーシリンダ装置を
考える。しかし、圧力媒体パワーシリンダ装置として、
複動式の圧力媒体パワーシリンダ装置も考えられる。そ
のために、第二の圧力補償開口部が圧力媒体パワーシリ
ンダ装置のうちの摩擦クラッチの連動解除(すなわちク
ラッチをきること)に割り当てられた圧力媒体室あるい
は摩擦クラッチの接続(連動化)(すなわちクラッチを
つなぐこと)に割り当てられた圧力媒体室に設けられて
いるあるいは選択により設けられ得ることが提案され
る。その代わりに、クラッチの接続に割り当てられた圧
力媒体室及び連動解除に割り当てられた圧力媒体室に、
それぞれ、所望の場合には選択的に(好ましくは交互
に)アクティブ化され得る且つ非アクティブ化され得る
固有の第二の圧力補償開口部が設けられていてもよい。
【0012】一般的に、例えば動力車の所望の走行挙動
を、好ましくは動力車の所望の操縦挙動(マヌーバー挙
動、Rangierverhalten)を達成するために、第二の圧力
補償開口部は、所望のポジショニング挙動を顧慮して、
圧力媒体源を圧力媒体パワーシリンダ装置と連通させる
圧力媒体システムにおける最も狭い流動横断面(供給流
動横断面)に適合するように調整された、あるいは/及
び圧力媒体パワーシリンダ装置のシリンダ容積(場合に
よってはシリンダ容積範囲)に適合するように調整され
た、あるいは/及びポジショニングサーボ装置の操作状
態にて圧力媒体パワーシリンダ装置内を支配する特徴的
な圧力媒体圧力レベルに適合するように調整されている
流動横断面を有する必要がある。
【0013】操作装置の多くの使用状況及び設計につい
て、気体作用による圧力媒体の場合には、例えば約0.
3l〜約0.8lのシリンダ容積及び約4mm〜約10m
m、好ましくは約7mmの最も狭い供給流動横断面(直
径)あるいは/及びポジショニングサーボ装置の操作状
態における約2.5〜約3.5bar(×10Pa)の範
囲にあるニューマチックパワーシリンダ装置として構成
された圧力媒体パワーシリンダ装置における気体作用圧
力との関連で、圧力補償開口部の約0.4mm〜約0.8
mm、好ましくは約0.6mmの流動横断面(直径)が有利
であるだろう。別のシリンダ容積の場合にあるいは/及
び別の最も狭い供給流動横断面の場合にあるいは/及び
別の気体作用圧力範囲の場合に、第二の圧力補償開口部
の流動横断面は、好ましくは相応のポジショニング挙動
が達成されるように、適合させられていることが可能で
ある。
【0014】第二の圧力媒体圧力補償流れは、有益に
は、別の目的のためにも使用され得る。例えば冷却流あ
るいは塵埃防護流として使用され得る。対応して、第一
の圧力補償流れも使用可能である。それに応じて、操作
装置の、摩擦クラッチの、あるいは動力車の少なくとも
一つの割り当てられた箇所で処理流あるいは/及び補助
流(Behandlungs- oder/und Hilfsfluss)として、例えば
冷却流あるいは塵埃防護流として用いるために、第二の
圧力補償流れあるいは/及び第一の圧力補償流れを当該
少なくとも一つの割り当てられた箇所へ導くための案内
手段が設けられていることが提案される。請求項36の
基礎にあるアイデアは、第二の圧力補償開口部の存在あ
るいは非存在に依存しない。ポジショニングサーボ装置
の機能の仕方と結びついている圧力補償流れの代わり
に、必ずしもポジショニングサーボ装置の機能の仕方と
結びついているわけではないあるいはこれに影響を及ぼ
すわけではない圧力媒体システムから供給される、分離
して呼び出されて(述べられない、dezitiert)、処理
流あるいは/及び補助流として用いられる圧力媒体流を
与えることを念頭においてもよいだろう。それに応じ
て、請求項36の基礎となる本発明のアイデアは、操作
装置の機能の仕方及び構造に依存しない。操作装置が圧
力媒体源と連通させられ得る圧力媒体パワーシリンダ装
置を有することが原理的に十分である。
【0015】本発明は、一般的にさらに、少なくとも一
つの操作され得るあるいは/及びポジショニングされ得
る要素に作用する圧力媒体パワーシリンダ装置であって
圧力媒体源とつながれた制御弁によって目標ポジション
あるいは目標操作状態をあらわす案内量(コマンド量)
と前記要素の実測ポジション(実際ポジション)あるい
は実測操作状態(実際操作状態)をあらわす実測量(実
際量)とに依存して操作され得る圧力媒体パワーシリン
ダ装置を備えるサーボ装置をもっている操作装置あるい
は/兼ポジショニング装置に関するものであって、その
際、制御弁が、圧力媒体パワーシリンダ装置を圧力媒体
源と連通させている第一の制御状態と圧力媒体パワーシ
リンダ装置を第一の圧力補償開口部と連通させている第
二の制御状態との間で調節され得る弁装置を含んでお
り、当該弁装置が実測量及び案内量に依存して、好まし
くは実測量と案内量とに対応した差量に依存して両方の
制御状態の間で切り替えられ得るような操作装置あるい
は/兼ポジショニング装置に関する。
【0016】本発明により、圧力媒体パワーシリンダ装
置あるいは制御弁を含む圧力媒体部分システムに第二の
圧力補償開口部が設けられており、サーボ装置の少なく
とも一つのポジショニング挙動あるいは/及び操作挙動
に影響を及ぼすために、当該第二の圧力補償開口部が、
少なくともサーボ装置のホールド状態で、第一の圧力補
償開口部によって第二の制御状態で許される第一の圧力
媒体圧力補償流れに比べて小さい所定の第二の圧力媒体
圧力補償流れを許すことが与えられている。当該操作装
置あるいは/及びポジショニング装置は、摩擦クラッチ
に関連する上述の操作装置の別の構成要件を有していて
もよい。その際、ポジショニングサーボ装置がサーボ装
置に相当し、連動解除軸受装置が操作され得るあるいは
/及びポジショニングされ得る要素に相当する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図に示された複
数の実施例及び実験でつきとめられた測定結果をもとに
して詳細に説明する。図1は、圧力媒体リングシリンダ
(環状圧力媒体シリンダ)、特にニューマチックリング
シリンダの形での圧力媒体パワーシリンダ装置を備える
本発明に係る操作装置の部分的に切断された図式的な図
を示す。図2は、「圧力平衡タイプ(調圧器タイプ、Dr
uckwaage-Typ)」の制御弁を備える、図1に示す操作装
置の有利な形態を示す。図3は、部分図3aにおいて、
有利な基本的な実施原理を実現する、ポジション調節装
置を備える本発明に係る操作装置の調節回路を図式的に
示し、且つ部分図3bにおいて、案内信号・目標ポジシ
ョン・ポジショニング特性曲線(当該特性曲線にしたが
って部分図3aの操作装置の連動解除軸受装置のポジシ
ョニングが行なわれ得る)を示す。図4は、本発明に係
る第二の圧力補償開口部がない場合の電気的な制御弁を
有する操作装置の最小の調整増分に係わる測定結果を示
す。図5は、0.6mmの流動横断面を備える本発明に係
る第二の圧力補償開口部を採用した場合における図4に
対応する操作装置についての最小の調整増分に係わる測
定結果を示す。図6は、ヒステリシス挙動と調整行程あ
そび(調整変位あそび、Stellweg-Lose)を有する操作
装置の図式的な実測値・目標値特性曲線及び本発明に係
る第二の圧力補償開口部によって生じさせられる所定の
漏損の導入によって達成され得る改善を示す。図7は、
制御弁の機能の仕方を、目標値と結果として生じる実測
値、結果として生じる液体作用による制御圧力、及び結
果として生じる圧力媒体圧力との間の関係を、並びにこ
れらの言及した量への目標値変化の影響を逆推論する
(推し量る)ことを可能にする、本発明に係る第二の圧
力補償開口部なしの圧力平衡タイプの制御弁を備える操
作装置についての測定結果を示す。図8は、0.5mmの
流動横断面を備える第二の圧力補償開口部が設けられて
いる場合についての、図7の測定結果に対応する測定結
果を示す。
【0018】図1には、動力車のパワートレーン(動力
伝達系列、Antriebsstrang)にて内燃機関とトランスミ
ッション(ギアユニット)との間でハウジング(ベル形
状のハウジング)12内に配置された摩擦クラッチ、こ
こでは押されて操作される形式のクラッチ、のための本
発明に係る操作装置10が図式的に示されている。操作
装置10は、構造ユニット(組立体)として作られた圧
力媒体パワーシリンダ装置(Druckmittel-Kraftzylinder
anordnung)14、ここではニューマチックパワーシリン
ダ装置(気体作用パワーシリンダ装置)、をもってい
る。当該圧力媒体パワーシリンダ装置は、以下では操作
シリンダ構造ユニットとも呼ばれる。操作シリンダ構造
ユニット14は、固定したボディー部20におけるリン
グシリンダ状の空所18とニューマチックリングピスト
ンエレメント22とによって形成されている圧力媒体リ
ングシリンダ、ここではニューマチックリングシリンダ
(環状気体作用シリンダ)16をもっている。ニューマ
チックリングピストンエレメント(環状気体作用ピスト
ンエレメント)22は、弾性手段(ばね手段)24によ
って不図示のクラッチへの方向において(図1で左に向
かって)プレストレスを与えられており、且つニューマ
チックリングシリンダ16のリングシリンダ室の密閉の
ためのパッキングリング26を担持している。
【0019】ニューマチックリングシリンダ16及びニ
ューマチックリングピストンエレメント22は、クラッ
チ軸心Aに同軸に配置されている。ボディ部20は軸方
向孔を有し、当該軸方向孔を通ってトランスミッション
入力軸28がクラッチ軸心Aに同軸に延在する。
【0020】リングピストンエレメントのクラッチ側の
端部におけるニューマチックリングピストンエレメント
22のリング部分30が連動解除軸受装置(クラッチリ
リースベアリング装置)32の連動解除リング30を形
成する。当該連動解除軸受装置は、さらに、連動解除リ
ング30に対して相対回転可能で且つクラッチと一緒に
回転する連動解除リング34と、両方の連動解除リング
30及び34の間の相対回転を可能にする球軸受け(ボ
ールベアリング)36とをもっている。連動解除軸受装
置は操作装置の操作の際に周知の方法で特にダイアフラ
ムスプリング舌状部を介してクラッチに作用し、これを
トランスミッションと内燃機関との間の力の流れを遮断
するために連動解除する(すなわちクラッチをきる)。
【0021】操作シリンダ構造ユニット14は、当該操
作シリンダ構造ユニットに取り外し可能に固定された制
御弁構造ユニット40を担持する。当該制御弁構造ユニ
ットは、図1では図式的にだけ示された制御弁42を含
んでいる。制御弁構造ユニット40は、それがハウジン
グ12における対応する開口部44を通って当該ハウジ
ングの外側面を越えて突き出ており且つハウジングが内
燃機関及びトランスミッションと結合している状態で取
り外し可能であるように配設されている。
【0022】制御弁42は、制御弁構造ユニット40内
の気体作用導管(空気圧導管)46を経て、制御弁構造
ユニットのうちのハウジング12の外側面を越えて突き
出ている部分における気体作用接続部(空気圧接続部)
48を経て、且つ別の気体作用導管(空気圧導管)50
を経て気体作用源(空気圧源)51とつながれている。
制御弁42は、さらに、制御弁構造ユニット40内のラ
イン(導線、導管)52を経て、制御弁構造ユニット4
0のうちのハウジング12の外側面を越えて突き出てい
る部分における接続部54を経て、且つ別のライン(導
線、導管)56を経て案内信号供給ユニット(案内信号
発生ユニット、Fuehrungssignalgebereinheit)60と
つながれている。案内信号供給ユニット60として、こ
こでのケースでは、クラッチペダル62を備えるクラッ
チペダル装置60を考える。当該クラッチペダル装置
は、液体作用による信号(液圧的な信号)の形での案内
信号(コマンド信号)をライン56、接続部54、及び
ライン52を介して制御弁42に伝えるために設計され
ている。それに応じて、ライン52及び56として、液
体作用接続部(液圧接続部)として形成された接続部5
4を介して連通状態にある液体作用導管(液圧導管)を
考える。
【0023】制御弁42は、さらに、制御弁構造ユニッ
ト40内の気体作用導管(空気圧導管)64及び操作シ
リンダ構造ユニット14内の気体作用導管(空気圧導
管)66を経てニューマチックリングシリンダ16のリ
ングシリンダ室とつながれている。さらに、制御弁42
は、制御弁構造ユニット40内の気体作用導管(空気圧
導管)68を経て制御弁構造ユニットのクラッチ側の表
面における圧力補償開口部(圧力調整開口部)70とつ
ながれている。
【0024】制御弁構造ユニット40内の波線で描かれ
た連結76によって図式的に示されているように、連動
解除軸受装置32の目下の(瞬間の)軸方向ポジション
は、機械的な連結エレメント72及び74によって行程
長(距離、変位)をあらわす実測値信号の形で制御弁4
2に供給される。
【0025】ドイツ特許出願公開第19716641号
明細書(関連文献2)及びドイツ特許出願公開第198
00232号明細書(関連文献4)により知られている
構成例では、実測値信号(実際値信号)が機械的な信号
である。このために、制御弁構造ユニット40から突き
出ている棒状の連結エレメント74が、二つの弁エレメ
ントをもっている弁装置の一方の弁エレメントと運動結
合している(すなわち連動させられている)ことが可能
である。前記両方の弁エレメントのうちの第一の弁エレ
メントが案内信号供給ユニット60に割り当てられてお
り、第二の(すでに言及した)弁エレメントが連動解除
軸受装置に割り当てられて連結エレメント72及び74
を介して連動解除軸受装置と連動解除軸受装置の軸方向
運動に関して運動結合していることが可能である。互い
に対して相対的に且つ制御弁構造ユニット40に対して
相対的に動くように装着された(支持された、軸受けさ
れた)両方の弁エレメントは、制御弁42のいくつかの
制御状態を実現するために用いられる。制御弁42の有
利な実施形態については関連文献2及び4を参照のこ
と。
【0026】制御弁42は、案内信号供給ユニット60
から出力される連動解除軸受装置32の目標軸方向ポジ
ションを定める案内信号と連動解除軸受装置32の目下
の軸方向ポジションを与える実測値信号とに依存して、
三つの制御状態の間で切り替わる。第一の制御状態で
は、制御弁42によって、ニューマチックリングシリン
ダ16と気体作用源51との間の気体作用連通(空気圧
連通)が作り出されている。その結果、ニューマチック
リングシリンダに気体作用源51から気体作用媒体、こ
の場合には圧力空気(圧縮空気)、が供給され、ニュー
マチックリングピストンエレメント22が相応に空所か
らクラッチの方へ走出する。制御弁42の第二の制御状
態では、制御弁42によってニューマチックリングシリ
ンダ16と圧力補償開口部70との間の気体作用連通が
作り出されている。その結果、走出したニューマチック
リングピストンエレメント22がクラッチ主弾性手段
(クラッチメインスプリング)、例えばダイアフラムス
プリングあるいは同様のもの、の押圧力によって再び空
所18内へ走入する。その際、ニューマチックリングシ
リンダ16のリングシリンダ室にある圧力空気が圧力補
償開口部70から流れ出る。第三の制御状態では、ニュ
ーマチックリングシリンダ16のリングシリンダ室が、
本発明に係る第二の圧力補償開口部(圧力調整開口部)
によって与えられる後で説明される付加的な圧力補償可
能性を除いて、本質的に気密に(気体作用に関して密封
に)閉鎖されている。その結果、ニューマチックリング
ピストンエレメント22が目下の軸方向ポジションをこ
の付加的な圧力補償可能性に対応して維持するないし変
える。本発明に係る圧力補償開口部及び前記付加的な圧
力補償可能性に詳細に立ち入るまでは、この付加的な圧
力補償可能性の影響は、次に述べるさまざまな制御弁の
機能の仕方の説明においてはまだ考慮に入れられない。
【0027】制御弁42は、それの弁エレメント、ニュ
ーマチックパワーシリンダ装置14、実測値信号のため
のセンサエレメント(供給エレメント、ジェネレータエ
レメント、Geberelement)である連結エレメント72、
及び連結エレメント74とともに、機械的なポジション
調節装置を形成し得る。当該ポジション調節装置が、三
つの制御状態の間の相応の切り替えによって、案内信号
供給ユニット60からの案内信号によって与えられる目
標ポジションへ連動解除軸受装置32の軸方向ポジショ
ンを調整する(適合させる)。このために、言及した構
成例では、連動解除軸受装置32の目下のポジションが
実測量(実際量)として第二の弁エレメントのポジショ
ンによってあらわされ、且つ連動解除軸受装置の目標ポ
ジションが案内量(コマンド量)として第一の弁エレメ
ントのポジションによってあらわされる。当該実測量及
び当該案内量に、互いに対して相対的な第一の弁エレメ
ントのポジション及び第二の弁エレメントのポジション
によってあらわされている差量が対応させられている。
当該差量は、連動解除軸受装置32の実際の軸方向ポジ
ションが目標ポジションに合致するときに値ゼロをと
る。
【0028】ドイツ特許出願公開第19716600号
明細書(関連文献1)及びドイツ特許出願公開第197
14226号明細書(関連文献3)により知られている
構成例では、制御弁が圧力平衡原理(プレッシャーガバ
ナー原理)に従って働く。図2を参照のこと。図2では
類似の構成要素に図1と同じ符号が付されている。
【0029】制御弁42は、制御弁構造ユニット40の
孔部にて弁軸心にそって移動可能に支持された弁体17
0をもっている。当該弁体は、蓋体エレメント172に
よって気体作用導管46に向かって閉鎖され得る不図示
の軸方向孔及び当該軸方向孔に開口している(通じてい
る)複数の半径方向孔を有する。図2では、それらの半
径方向孔のうちの一つの半径方向孔174が認識でき
る。
【0030】図2では、前記弁体が、それに係合する圧
縮ばねの作用で蓋体エレメント172に対して相対的に
右へ向かって移動させられている。その結果、気体作用
導管66、64、弁体170を受容している弁室、弁体
における言及した軸方向孔及び言及した半径方向孔を介
して、ニューマチックリングシリンダのリングシリンダ
室と排気開口部との間の排気連通が作り出されている。
蓋体エレメント172が前記軸方向孔を閉鎖するが、し
かしなお付設された圧縮ばねの蓋体エレメントに作用す
る弾性力に抗して蓋体座から持ち上げられてはいない程
度に弁体170が左へ向かって移動させられると、ニュ
ーマチックリングシリンダのリング室が、本発明に係る
(第二の)圧力補償開口部によって与えられる後で説明
される付加的な圧力補償可能性を除いて、本質的に気密
に閉ざされている。弁体170が、蓋体エレメントを蓋
体座から持ち上げるように蓋体エレメント172を連行
しながらさらに左へ向かって動かされると、気体作用導
管46とニューマチックリングシリンダ16のリング室
との間の通気連通が弁室及び気体作用導管64及び66
を介して作り出されている。
【0031】弁体170のそのときどきに生じるポジシ
ョンは、液体作用導管部分(液圧導管部分)によって形
成された制御弁42の液体作用室(液圧室)176にお
ける液体作用圧力(液圧)に依存する。当該液体作用圧
力が、弁体170に係合する圧縮ばねの弾性力に抗して
の左へ向かっての弁体の移動の方向において、弁体17
0に作用する。液体作用室176は、液体作用導管部分
178を介して液体作用による(液圧的な)測定シリン
ダ(メスシリンダ)182のシリンダ室180と連通状
態にある。測定シリンダ182は、ピストン棒188に
付属していてパッキングリング184を備えているピス
トン186をもっている。液体作用による測定シリンダ
182のシリンダ室を画成する当該ピストンは、クラッ
チ軸心Aに平行でピストン棒188に同軸の運動軸心B
に沿って位置を変えることが可能であり且つ圧縮ばね1
90によってクラッチのほうへ、つまりクラッチをきる
ためのクラッチの操作の際の連動解除軸受装置32の連
動解除方向にプレストレスを与えられている。ピストン
棒188は、制御弁構造ユニット40における開口部を
通って制御弁構造ユニット40のボディないしケーシン
グ192を越えてクラッチの方へ突き出ており、且つそ
れのクラッチ側の端部に、ピストン棒188からクラッ
チ軸心Aの方へ張り出している棒形状のアームの形でピ
ストン棒188と一体に形成されている追従エレメント
(フォロワーエレメント、Folgerelement)194を有
する。ピストン棒188、追従エレメント194、及び
ピストン186は、液体作用による測定シリンダ182
によって形成されたセンサエレメント装置(ジェネレー
タエレメント装置、トランスミッターエレメント装置、
Geberelementanordnung)の統合されて形成されたある
いはそれどころか一体に形成されたセンサエレメント
(ジェネレータエレメント、トランスミッターエレメン
ト、Geberelement)の一部分として解釈され得る。
【0032】ニューマチックリングピストンエレメント
22のリング部分30は、半径方向(放射方向)外側に
向かって突き出ている連行体アーム(ドライバーアー
ム)を備える動かないように固定された連行体(ドライ
バー)196を担持している。当該連行体アームに向か
って追従エレメント194が圧縮ばね190の押圧力に
よって自由端部でプレストレスを与えられている。つま
り、連行体アーム196は、追従エレメント194のた
めのストッパを形成する。ニューマチックリングピスト
ンエレメント22の走出の際には、ピストン186、ピ
ストン棒188、及び追従エレメント194によって形
成されたセンサエレメント198が、圧縮ばね190の
影響のもとで、左へ向かってのニューマチックリングピ
ストンエレメント22の運動に従う。ニューマチックリ
ングピストンエレメント22の走入の際には、当該ニュ
ーマチックリングピストンエレメントが連行体196に
よってセンサエレメント198を押して当該センサエレ
メントを右へ向かっての運動で連行する。つまり、セン
サエレメント198及びニューマチックリングピストン
エレメント122が、軸方向における運動について互い
に運動結合している(連動させられている)。それによ
って、ニューマチックリングピストンエレメント22の
軸方向運動が、液体作用による測定シリンダ182のシ
リンダ室の容積増大ないし容積減少に変換される。これ
によって、ニューマチックリングピストンエレメント2
2の軸方向ポジション、したがって連動解除軸受装置3
2の軸方向ポジションが制御弁42へ戻される(フィー
ドバックされる)。従って、液体作用室176における
液体作用圧力は、一方では案内信号供給ユニットにおけ
るクラッチペダル62の操作によって押しのけられた液
体作用媒体体積に依存し、且つ他方では液体作用測定シ
リンダ182のシリンダ室に受け入れられた液体作用オ
イル体積に、したがって連動解除軸受装置32の軸方向
ポジションに依存する。制御弁42は、ニューマチック
リングシリンダ16のリングシリンダ室の相応の通気
(空気供給)及び排気(空気排出)によってクラッチ操
作のあいだ常に液体作用室176にてほぼ不変の液体作
用媒体圧力が維持されるように構成されている。制御弁
の機能の仕方に関しては、補足的に関連文献1を参照の
こと。所望の場合には、損傷を回避するために、前記液
体作用媒体圧力の過度の増大が、制御弁構造ユニット4
0に統合された(図2)あるいは別の箇所に設けられた
圧力制限シリンダあるいは類似のものによって防止され
得る。
【0033】図1及び図2に示す実施例から抽象化し
て、図3は、本発明に係る操作装置の有利な形態を、有
利な機能原理及び実施可能性を具体的に説明する図式的
な図示で示す。当該操作装置は、本来のパワーシリンダ
装置14のほかに、すでに述べた制御弁42をもってい
る。当該制御弁は、接続経路y(調整量Y)を介してパ
ワーシリンダ装置14を案内量に依存して操作する。案
内量は、案内信号Wから引き出される。当該案内信号
は、図示された例では、クラッチペダル62から接続経
路wを介して制御弁42に供給される。図1及び図2の
実施例に比べて一般化して、案内信号Wを案内量に変換
するために、制御弁の対応する信号接続部54に変換器
手段100が付設されていることが可能である。
【0034】パワーシリンダ装置14の制御(駆動)
は、連動解除軸受装置の目標ポジションをあらわす案内
量及び連動解除軸受装置の実測ポジションをあらわす実
測量に依存して行われる。実測量(実際量)は、実測値
信号Xから引き出される。当該実測値信号は、連動解除
軸受装置に付設されたセンサエレメント装置(ジェネレ
ータエレメント装置)200から接続経路xを介して制
御弁42に供給される。図1の実施例に比べて一般化し
て、制御弁42の対応する信号接続部102に同様に実
測値信号Xを実測量に変換するために用いられる変換器
手段104が付設されていることが可能である。
【0035】制御弁42、パワーシリンダ装置14、連
動解除軸受装置に付設されたセンサエレメント装置20
0(これは例えば液体作用による測定シリンダ182及
びセンサエレメント(ジェネレータエレメント)198
を含む)、及び経路x、yが、有利には、連動解除軸受
装置のポジションを案内信号Wの設定(指示)に対応し
て調節する調節回路(フィードバックコントロール系)
を形成する。図1及び図2に示す実施例の場合には、当
該調節が、以下のような三つの弁状態の間での、すなわ
ち圧力媒体源(ここでは気体作用源)が弁接続部48及
び106を介してパワーシリンダ装置14と連通させら
れている充填制御状態I、パワーシリンダ装置14が弁
接続部106及び108を介して補償容積(特に雰囲気
(大気))と連通させられている空疎化制御状態(すな
わち排出する制御状態)II、及び圧力媒体がパワーシリ
ンダ装置14から制御弁42の弁接続部108を介して
もれ出ることのできないホールド制御状態IIIの間での
制御弁42の切り替えによって行われる。制御弁の別個
の(独立した)ホールド制御状態は絶対に必要であるわ
けではないことを述べておく。制御弁の固有のホールド
制御状態が与えられている場合には、これが充填連通4
8−106と空疎化連通106−108との間の絶え間
ない切り替えによって実現されていることも可能であ
る。制御弁の固有のホールド制御状態が与えられていな
いならば、しかしそれにもかかわらず、操作装置の「ホ
ールドする」機能があるだろう。すなわち、ある運転状
態で充填制御状態Iと空疎化制御状態IIとの間での制御
弁の絶え間ない切り替えの状態になるようにして操作装
置の「ホールドする」機能があるだろう。
【0036】図1及び図2の実施例に比べて一般化し
て、目標ポジションを与える案内信号Wもフィードバッ
ク信号あるいは実測値信号Xも互いに独立に全ての適当
な信号方式によって実現され得る。最も有意義な信号方
式に言及するために、それらの信号としては、それぞれ
液体作用による信号(液圧信号)、気体作用による信号
(空気圧信号)、機械的な信号、電気的な信号、あるい
は光学的な信号が考え得る。他方また最も有意義な物理
的な信号表現にだけ言及するために、信号方式に応じ
て、それぞれの信号が、圧力によって、体積によって、
力によって、行程長(変位)によって、角度によって、
電流によって、電圧によって、あるいは光強度によって
あらわされていることが可能である。重要なことは、案
内信号Wと実測値信号Xとが別種の信号であってもよい
こと、ないしは、案内信号Wと実測値信号Xとが異なっ
た物理的な量によってあらわされていてよいことであ
る。案内信号W及び実測値信号Xが別種であるないしは
異なる物理的な量によってあらわされているならば、上
述の変換器手段100及び104によって、信号を同種
の量(案内量ないしは実測量)に変換することが行われ
得る。実測値信号Xに関して、そのときどきに与えられ
る信号方式は連動解除軸受装置の軸方向ポジションの取
り入れ(レコード)のために設けられたセンサエレメン
ト装置に依存しないことを指摘しておく。したがって、
力を連動解除軸受装置あるいはリングピストンエレメン
トに及ぼす特定のセンサエレメント装置、例えば図2の
実施例の場合のような液体作用による測定シリンダを備
えるセンサエレメント装置、あるいは変換器手段を備え
る純粋に機械的なセンサエレメント装置が設けられてお
り、それが、制御弁に供給される非液体作用的なないし
は非機械的な信号を発生させることが可能である。
【0037】実測量及び案内量から、制御弁42の制御
状態を決める差量が導出され得る。図示された例の場合
には、案内量が実測量よりも大きいときに制御弁が充填
制御状態Iをとり、案内量が実測量よりも小さいときに
空疎化制御状態IIをとる。案内量と実測量とが等しい
と、図3aの実施例の制御弁42はホールド制御状態II
Iをとる。
【0038】図1及び図2の実施例に比べて一般化し
て、実測量、案内量、及び場合によっては差量として、
それぞれ液体作用による量、気体作用による量、機械的
な量、あるいは電気的な量、特に圧力、体積、力、行程
長(変位)、角度、電流、あるいは電圧を考えることが
できる。あるいは、オペランド(演算量)、好ましくは
相応にデジタル化されて制御弁の電子工学的な制御装
置、特にマイクロプロセッサ、の記憶装置領域に存在す
るオペランドだけを考えてもよい。
【0039】実際のためには、案内信号Wと制御弁42
の制御ないし調節(フィードバックなしのコントロール
ないしフィードバックを伴うコントロール)のもとで生
じる連動解除軸受装置の軸方向ポジションとの間に線形
の関係がないときにしばしば合目的である。例えば、ク
ラッチペダル62の相応の操作による感度のよい手動の
クラッチ接続(クラッチをつなぐこと)のために、トル
ク伝達の始まるポジションSとほぼ最大のトルク伝達の
ためのクラッチ接続された(かみ合った、すなわちクラ
ッチがつながれた)ポジションEKとによって境をなさ
れているクラッチの中間の目標ポジション領域が、割り
当てられた案内信号Wにおいて、残りの目標ポジション
領域に比べて広げられていると有利である。それぞれの
案内信号Wに目標軸方向ポジションW′を割り当てる相
応のポジショニング特性曲線が図3bに示されている。
【0040】さらに、制御弁42及び圧力媒体パワーシ
リンダ装置、特にニューマチックパワーシリンダ装置1
4、が操作装置のポジショニングサーボ装置の一部とし
て理解され得ることを述べておく。その際、「サーボ」
という概念は、それが「外力(Fremdkraft)」に基づいて
の摩擦クラッチの操作も「補助力(Hilfskraft)」(補助
力支援あるいは補助力操作)に基づいての摩擦クラッチ
の操作も含むように理解され得る。したがって、圧力媒
体パワーシリンダ装置を用いての操作が摩擦クラッチの
操作の唯一の可能性であってもよい。しかし、摩擦クラ
ッチの操作の別のあるいは付加的な可能性、例えば所望
の場合には液体作用による測定シリンダ182(図2)
の意味での液体作用による測定シリンダ装置として用い
られる付加的なハイドロリックシリンダ装置(油圧式シ
リンダ装置)を用いての摩擦クラッチの操作の可能性が
あってもよい。このようにして、例えば、圧力媒体パワ
ーシリンダ装置による操作が例えば圧力媒体の不足のゆ
えに可能でないときにクラッチの非常時操作(緊急操
作、Notbetaetigung)が与えられ得る。これに関しては
特に関連文献1を参照のこと。
【0041】制御弁の第二の制御状態で第一の圧力媒体
圧力補償接続(実施例のケースでは気体作用圧力補償流
れ)を許す以下では第一の圧力補償開口部と呼ばれる図
1に示された圧力補償開口部70ないし図2及び図3に
おいては不図示の(図3の場合には弁接続部108と連
通状態にあるかあるいはこれにより形成されている)対
応する圧力補償開口部に加えて、本発明では、圧力媒体
パワーシリンダ装置(場合によってはニューマチックパ
ワーシリンダ装置)及び制御弁を含む圧力媒体部分シス
テムに第二の圧力補償開口部が設けられており、当該第
二の圧力補償開口部が、少なくとも制御弁の第三の制御
状態で(あるいはより一般的にポジショニングサーボ装
置のホールド状態で)第一の圧力媒体圧力補償流れに比
べて小さい定められた第二の圧力媒体圧力補償流れ(両
方の実施例では気体作用圧力補償流れ)を許す。第二の
圧力補償開口部は、図1〜3aでは符号202を付され
ている。図1のケースでは、第二の圧力補償開口部20
2が制御弁構造ユニットのクラッチから遠いほうの表面
における開口部により形成されており、それが気体作用
導管204を介して気体作用導管64と連通させられて
いる。図2のケースでは、第二の圧力補償開口部202
が操作シリンダ構造ユニット14に設けられており且つ
気体作用導管204を介してニューマチックリングシリ
ンダ16と連通状態にある。図3aのケースでは、第二
の圧力補償開口部202が制御弁42に形成されており
且つ弁内部で連通部204を介して永久的に弁接続部1
06と連通状態にある。所望の場合には、弁接続部10
6と第二の圧力補償開口部202との間の連通部204
を連通状態と非連通状態との間で切り替え可能に構成す
ることも可能である。対応することが、他の箇所に設け
られた第二の圧力補償開口部についても当てはまる。所
望の場合にはこれらの第二の圧力補償開口部に通過可能
状態(貫通状態)と遮断状態との間で切り替え可能なス
イッチング弁(切替弁、オン・オフ弁)が付設されてい
てもよい。
【0042】図示された実施例では制御弁の三つの制御
状態(I、II、及びIII)すべてでニューマチックリング
シリンダ16ないしは一般的に圧力媒体パワーシリンダ
装置14と連通状態にあり且つニューマチックシリンダ
側の気体作用システムの目標漏れ口(予め設定された漏
れ口、Soll-Leck)のように作用する第二の圧力補償開
口部によって、このような第二の圧力補償開口部のない
比較し得る操作装置に比べての本発明に係る操作装置の
ポジショニング及び操作挙動の著しい改善が達成され
る。したがって、例えば、第二の圧力補償開口部のない
場合には全作動距離(ストローク全体)の約2%である
操作装置の最小の調整増分(調整インクリメント)が第
二の圧力補償開口部によって可能にされた「漏損」によ
り全作動距離の約0.5%に低下させられ得る。第二の
圧力補償開口部がない場合には、事情によっては、それ
どころかすでに全作動距離の3%の調整増分でさえも不
正確にしか実行されない。
【0043】最小の調整増分は、目標値が調整(変更、
変調)されることによって算定され得る。その際、目標
値調整(目標値変更、目標値変調、Sollwertmodulatio
n)の変位(作動距離、ストローク)は、結果として生
じる実測値が目標値にもはや厳密に従い得ないあるいは
もはや全く調整を示さない大きさまで低下させられる。
第二の圧力補償開口部として直径0.6mmの漏損孔が設
けられていて当該漏損孔を通ってクラッチ操作のあいだ
圧力空気がシリンダからもれ出ることができる状態の実
験では、操作装置によって全作動距離の0.5%の目標
値変化がなお正確に実行された。これについては、図4
及び図5に示されている測定結果の例を参照のこと。当
該測定は、電気的な制御弁を備える操作装置、詳しく言
えば目標値を電気的な信号として且つ実測値を(連動解
除軸受に付設された行程長センサ(変位トランスデュー
サ、Weggeber)からの)電気的な信号として受信する電
気的に制御(駆動)される比例弁(Proportionalventil)
を備える操作装置にて実行された。図4は、最大の全作
動距離の3%の作動距離をもつ目標値の調整(ここで
は、最大の全作動距離12mmが100%の目標値変化に
相当する)及び最大の全作動距離の1%の作動距離をも
つ目標値の調整並びに結果として生じる実測値の調整を
第二の圧力補償開口部がない状態での測定状況の場合に
ついて時間軸上で示す。図においてわかるように、3%
の調整の場合にすでに実測値が目標値に不充分にしか従
い得ない。なぜならば、目標値の調整尖端(変調ピー
ク、Modulationsspitzen)が実測値では断ち切られてい
るからである。1%の調整は、実測値ではもはや識別で
きない。目標値の調整に比べて大きい周波数をもつ妨害
(ノイズ、干渉、Stoerungen)だけが測定カーブの右側
部分において現れる。
【0044】0.6mmの直径(流動横断面)をもつ例え
ば60フォールドスプレーノズル(60部分からなる気
化器ノズル、60er-Vergaserduese)により形成された第
二の圧力補償開口部の導入により、図5の測定結果から
わかるように、ポジショニング挙動が最小の調整増分に
関してはるかに改善される。実測値(PCA行程長;P
CA=ニューマチッククラッチアクチュエータ(Pneumat
ic Clutch Actuator))は、最大の全作動距離の2%、
1.5%、0.7%、及び0.5%の調整作動距離をも
つ目標値の調整に申し分なく従うことができる。その
際、調整尖端が断ち切られることはない。
【0045】当該測定の際には、約0.75lの大きさ
のシリンダ容積をもつニューマチックシリンダが使用さ
れ、制御弁への最大の気体作用媒体流れを決める最も狭
い流入導管横断面がほぼ6〜7mmであった。
【0046】第二の圧力補償開口部は、図4及び図5を
もとにして説明した操作装置の最小の調整増分の低下と
並んで、制御弁におけるあそび(バックラッシュ、Los
e)が大きく減少させられることによってクラッチ操作
の調量可能性(Dosierbarkeit)を著しく改善する。これ
によって、例えば、場合によっては設けられているクラ
ッチペダルと伝達モーメント(伝達トルク)との間の比
例が達成され得る。つまり、クラッチペダル運動と車両
運動との間の直接的な関連づけが可能であり、その結
果、従来の純粋に機械的なクラッチ操作と同じように車
両がある意味でクラッチペダルに「連結している(hange
n)」。第二の圧力補償開口部がない場合には、図6に図
式的に示されている著しいヒステリシスによって特徴づ
けられている実測値(PCA行程長)と目標値(場合に
よってはペダル行程長)との間の関係が生じる。ヒステ
リシス曲線の「あそび行程長(Loseweg)」と呼ばれる幅
は、第二の圧力補償開口部が設けられているかいないか
に依存し、また、第二の圧力補償開口部によって許容さ
れる第二の圧力媒体圧力補償流れがどのぐらい大きい
か、つまり第二の圧力補償開口部がどのような流動横断
面を有するかに依存する。図6が具体的に説明するよう
に、第二の圧力補償開口部によって保証された定められ
た漏損を与えることによって、あそび行程長、つまりヒ
ステリシス曲線の幅がはるかに減少させられ得る。あそ
びがわずかになればなるほど、操作装置の反応挙動がよ
り直接的になる(操作装置の位相応答(位相/周波数特
性、Phasengang)がないあるいはわずかにしかない)。
前記調量可能性は、あそび行程長対操作行程長の商から
形成されている特性量(無次元量、Kenngroesse)によ
って記述され得る。当該特性量(場合によっては百分率
で記述される)が小さくなればなるほど、あそびがより
わずかになり且つ実測値が目標値により直接的に追随す
る。当該特性量は、従来のシリーズ操作装置(直列操作
装置、Serien-Betaetigungseinrichtung)についてのク
ラッチをきる方向における約22%とクラッチをつなぐ
方向における約20%から、本発明に係る第二の圧力補
償開口部(60フォールドスプレーノズル)の導入によ
って、クラッチをきる方向における約12%とクラッチ
をつなぐ方向における約6%に低下させられた。
【0047】図6に示されたヒステリシスは、操作装置
の時間上の制御に依存せずに発生する現象である。図6
におけるヒステリシスは、それが操作装置の準静的な挙
動を記述するというように理解され得る。したがって、
あそびは、目標値に従うために実測値に任意に多くの時
間が与えられるときも現れる。このヒステリシス挙動と
並んで、ここで基礎とされた種類の操作装置は、動的な
挙動も示す。その際、実測値が目標値に時間的な遅延を
伴ってだけ従うことを導くむだ時間(アイドル時間)が
発生する可能性がある。このようなむだ時間も第二の圧
力補償開口部の導入によって特記すべきほどに低下させ
られ得ることが観察された。
【0048】ここで基礎とされた種類の操作装置の反応
挙動は、主として、圧力媒体パワーシリンダ装置及び制
御弁も含めての操作装置における静止及びすべり摩擦(H
aft-und Gleitreibung)によって決定される。少なくと
も制御弁において発生する弁エレメント、弁ケーシン
グ、及びシール装置の間の静止及びすべり摩擦が操作装
置のポジショニング挙動へのそれの影響に関して、本発
明に係る第二の圧力補償開口部によってはるかに軽減さ
れ得る。その結果、説明した利点が生じる。このこと
は、一般的に制御弁の構造及び機能の仕方に依存せずに
当てはまる。したがって、電気的な弁として例えば比例
シート弁(比例玉形弁、proportionales Sitzventil)、
クロックドスイッチング弁(クロックド切替弁、getakte
tes Schaltventil)、及び比例すべり弁(proportionales
Schiebeventil)が本発明に係る操作装置において第二
の圧力補償開口部と関連して使用され得る。さらに、圧
力平衡タイプの液圧的な制御弁を本発明に係る操作装置
において第二の圧力補償開口部と関連して使用すること
が可能である(図2の実施例参照)。さらに、互いに対
して調整可能な(位置を変えられ得る)弁エレメントを
備える弁が使用され得る。これらの弁エレメントのうち
の一つの弁エレメントが目標値を他の弁エレメントが実
測値を代表する(図1に対しての前述の説明参照)。
【0049】作業を行う媒体における第二の圧力補償開
口部によって達成される所定の漏損の導入によって、操
作装置(アクチュエータとも呼ぶことができる)におい
て、作業負荷とアクチュエータとの間の釣り合いが生じ
る。その際それは、制御ないし調節装置(ポジショニン
グサーボ装置)(すなわちフィードバックなしのコント
ロール装置ないしフィードバックを伴うコントロール装
置)が持続的にある意味で「プレストレス」を受けてい
るということを導く。その結果、これが持続的に、詳し
く言えば連動解除軸受装置のホールドポジションにおい
ても調整しなおされねばならず、それによってヒステリ
シス(静止及びすべり摩擦)の大部分が除去されるない
しはポジショニング挙動へのそれの影響に関して低下さ
せられる。それによって、最小の調整増分が微小な部分
に低下させられ得る、且つポジション変更の際の操作装
置の反応挙動がはるかに直接的であり得る、したがって
はるかに有利である。この利点は、大きな超過経費なし
に達成される。それどころか節減が可能である。なぜな
らば、摩擦の低下に関して場合によってはよりわずかな
経費で十分だからである。とりわけ、より簡単に構成さ
れていてそれに応じたコスト的な利点をもつ制御弁も使
用され得る。
【0050】もう一度図6の図示を参照して、圧力媒体
パワーシリンダ装置のピストンの走出(繰り出し)の際
及び走入(引っ込め)の際のあそび行程の発生の技術的
な背景について、さらに以下のような説明の試みがされ
得る。走出の開始の前にピストンの調整行程長(調整距
離)を変えるために、例えば摩擦クラッチのダイアフラ
ムスプリングによって調達される対抗負荷に加えてポジ
ショニングサーボ装置における静止摩擦及びすべり摩擦
に基づくヒステリシス負荷が、圧力媒体圧力の形で調達
されねばならない。走入の開始の前には、逆に、いまや
逆に作用するヒステリシス負荷を加えても前記対抗負荷
を下回る程度に前記圧力媒体圧力が低下させられねばな
らない。したがって、厳密なポジショニングのために
は、ホールド状態で支配する圧力レベルに比べてのヒス
テリシス負荷に相当する差圧力だけの前記圧力媒体圧力
の変化を達成するために、ピストンのそれぞれの方向変
更の際に制御量(作動変数、Steuergroesse)が最小制
御量変化だけ変化させられねばならない。ヒステリシス
が大きく現れるほど、ポジショニングのための制御量が
より大きく変化させられねばならず、それは調整量(実
測値)への相応の影響をともない、調整量がより不安定
に(一様でなく)なり且つより精確でなくなる。
【0051】次に、第二の圧力補償開口部の効果を含め
ての本発明に係る操作装置の機能の仕方を、基本的な構
造において図2の実施例に一致し且つ圧力平衡タイプの
制御弁と連動解除軸受装置のポジションを検知する液体
作用による測定シリンダとを有するいわゆる「ハイドロ
リックPCA」をもとにして詳細に説明する。図2の制
御弁42を参照する。
【0052】第二の圧力補償開口部の主要な効果は、気
体作用システムのニューマチックシリンダ側の部分から
の圧力空気(圧縮空気)の不断の漏れ出しによって制御
弁が操縦運転(操縦モード、マヌーバモード、Rangierb
etrieb)(小さい作動距離、ゆっくりした操作)におい
て及びホールド位置において有効な動作領域に保持され
る、あるいは(タイマー(時間関数要素、タイムファン
クションエレメント、Zeitglied)として作用する第二
の圧力補償開口部に応じての圧力空気の漏れ出しに基づ
いて)この動作領域に「制限(拘束)」されることであ
る。
【0053】以下のような実験のフレームにおいて測定
が実行された。すなわち、それらの実験では、テスト車
両が坂でさしあたり下がる(転がり戻る、後退する)の
に抗して摩擦クラッチで保持され、引き続いて、車両が
最小限前方へ動き出すまでクラッチペダルが動かされ
(クラッチをつなぐ)、その上に、車両を新たに坂にて
保持するクラッチポジションが調整され、最後に、再び
相応のクラッチ位置によって保持される(止められる)
まで車両が最小限下がるところへクラッチポジションが
クラッチを切る方向に調整された。このような状況で
は、圧力媒体シリンダが完全なクラッチ接続位置(クラ
ッチが完全につながれた位置)(シリンダが走入させら
れている、すなわち引っ込められている)と完全なクラ
ッチ切断位置(クラッチが完全にきられた位置)(シリ
ンダが走出させられている、すなわち繰り出されてい
る)との間の中間ポジションにある。漏損がない場合に
は、弁体170により形成された制御ピストンがその蓋
体エレメント側の端部で蓋体エレメント172(シール
カバーともよばれ得る)に当接し、一方で、蓋体エレメ
ント172は蓋体座にもれをふさいで(密封状態に)係
合する。従って、第二の圧力補償開口部(圧力調整開口
部)が設けられていないとき、ニューマチックシリンダ
が空気圧をもらさないように密閉されている。
【0054】弁体170及び蓋体エレメント172の自
然の静止及びすべり摩擦に基づいて、且つ弁体170に
係合する圧縮ばねの及び蓋体エレメント172に係合す
る圧縮ばねの強制的に不可避の復元力に基づいて、なら
びに蓋体エレメント172の及び弁体170の投影面積
への圧力空気(一般に気体作用媒体)の作用に基づいて
も、例えば、4barと8bar(換算すれば、4×10Pa
と8×10Pa)との間の液体作用による制御圧力が生
じる。測定シリンダ182内を支配する液体作用による
制御圧力が8bar(換算すれば、8×10Pa)を越え
ると、制御弁が第一の制御状態(I)に移行する。当該
第一の制御状態では、制御弁を介してニューマチックシ
リンダと気体作用源との間の気体作用連通が作り出され
ている。液体作用による測定シリンダ182における液
体作用による制御圧力が4bar(換算すれば、4×10
Pa)の圧力を下回ると、制御弁が第二の制御状態に移
行する。当該第二の制御状態では、制御弁を介してニュ
ーマチックシリンダと第一の圧力補償開口部との間の気
体作用連通が作り出されている。言及された圧力値は、
摩擦クラッチのための操作装置との関連で使用される圧
力平衡タイプの種々の制御弁の場合にこの大きさあるい
は同じような大きさで生じる典型的な値である。しか
し、原理的に、前記制御状態の間の制御弁の切り替えを
特徴づける明らかに異なる制御圧力閾値が生じることも
考え得る。
【0055】図7は、二つの部分グラフで、第二の圧力
補償開口部を通っての漏損がない場合の一つの測定状況
について、時間に関して、目標値(ここではペダル行程
長)、結果として生じる実測値(PCA行程長)、結果
として生じる制御ピストン行程長(弁体170の行程
長)、液体作用による測定シリンダ内に結果として生じ
る液体作用による制御圧力、及びニューマチックシリン
ダ内に結果として生じる気体作用圧力(空気圧)の変化
を示す。目標値は最大作動距離に対しての2%のジャン
プで変化させられた。上側のグラフの左側のY軸は、1
bar(換算すれば1×10Pa)の増分(インクリメン
ト)でのリニアなきざみ(目盛り、分割)により4〜1
0bar(換算すれば4×10〜10×10Pa)の範
囲における液体作用による制御圧力をあらわす。上側の
グラフの右側のY軸は、0.5bar(換算すれば0.5
×10Pa)の増分でのリニアなきざみにより1bar〜
4bar(換算すれば1×10Pa〜4×10Pa)の範
囲での気体作用圧力をあらわす。X軸は、0.25sの
増分におけるリニアなきざみにより0〜10sの時間範
囲における時間をあらわす。下のグラフには、目標値、
実測値、及び制御ピストン行程長に加えてさらに、別の
個所で測定された第二の実測値が記入されている。
【0056】図7の上側のグラフからわかるように、液
体作用による制御圧力は主として6barと8bar(換算す
れば6×10Paと8×10Pa)の圧力値を占める。
その際、目標値の変化は、場合によっては、これらの圧
力レベルの間の切り替えを導く。目標値への実測値の追
随のためにニューマチックシリンダへの圧力空気の追加
の供給が必要であるならば、圧力空気をニューマチック
シリンダに供給するために、液体作用による制御圧力が
約6bar(換算すれば6×10Pa)の出発圧力レベル
から約8bar(換算すれば8×10Pa)へ上昇しなけ
ればならない。液体作用圧力のより小さい上昇では十分
でなく、実測値及び気体作用圧力のふさわしい変化を結
果として伴わない。
【0057】それに対して、図8は、0.5mmの流動横
断面を備える第二の圧力補償開口部が設けられていると
きの状況を示す。いまや液体作用による制御圧力は、主
として、約0.8bar(換算すれば0.8×10Pa)
の圧力レベルを占める。第二の圧力補償開口部によって
達成される所定の漏損によって、制御弁が、不断にもれ
出る圧力空気を不断に再び後続して流れさせる状態にさ
れる。それによって、制御弁は、それの特性曲線の作業
領域に保持される。当該作業領域では、弁体170が蓋
体エレメント172を蓋体座から最小限もちあげ、した
がって、ニューマチックシリンダと気体作用源との間の
通気連通が制御弁を介して作られている。したがって、
液体作用による制御圧力は、例えば操作装置ないしは動
力車の操縦領域(マヌーバ領域、動かす領域、切換領
域、Rangierbereich)にて本発明に係る第二の圧力補償
開口部(「漏損タイマー(Zeitglied Leckage)」という
こともできる)によってほぼ8bar(換算すれば8×1
Pa)の限定された圧力領域に維持される。それによ
って、ポジショニングサーボ装置が、場合によっては調
節システム(フィードバックを伴うコントロールシステ
ム)が、ある意味でプレストレスを与えられており、そ
の理由で、すぐ反応を示すことができる。このことは、
ポジショニングサーボ装置におけるすでに説明したあそ
びの著しい削減を導く。
【0058】上記の説明は、図7及び図8に示された結
果として生じる制御ピストン行程長をもとにしても理解
できる。第二の圧力補償開口部が設けられていると、制
御ピストンが、−2.2mm(下側のグラフの右側のY
軸、0.25mmの行程長増分(距離増分)でのリニアな
きざみ(目盛り)により0〜−3mmの制御ピストン行程
長を表示)の制御ピストン行程長に相当する位置にほと
んど不変に維持される。目標値変更の後、制御ピストン
行程長の結果として生じた変化が、第二の圧力補償開口
部の流動横断面に依存した時定数に従って、約−2.2
mmの値に戻される(図8)。第二の圧力補償開口部がな
い場合には、制御ピストンは、−1.8mmまでの行程長
ポジションを占める。ニューマチックシリンダへの圧力
空気の供給のためには、制御ピストンがはじめに−2.
2mmに相当するポジションへ移動させられねばならな
い。このことが、前記あそびと操作装置の反応遅延を導
く。
【0059】さらに、第二の圧力補償開口部は必ずしも
圧力補償開口部として用いられる唯一つの圧力媒体通過
開口部によって形成されている必要はないということに
言及しておく。第二の圧力補償開口部は、複数の異なっ
た圧力媒体通過開口部によって形成されていてもよい。
それらの圧力媒体通過開口部は、ここでは、機能を述べ
る意味で「第二の圧力補償開口部」と呼ばれる。したが
って、本発明により少なくとも一つの第二の圧力補償開
口部が設けられていることによって本発明を特徴づけて
もよい。
【0060】さらになお、第二の圧力補償開口部によっ
てある意味でポジショニングサーボ装置の「調整誤差(S
tellfehler)」が導入されることに言及しておく。なぜ
ならば、ポジショニングサーボ装置のホールド状態で強
制的に圧力媒体パワーシリンダ装置に制御弁を介して圧
力媒体が圧力媒体源から供給されるからである。第二の
圧力補償開口部がない場合には、圧力媒体の供給に対応
する制御弁のこの状態は、実測値と目標値との間の差異
(ずれ)に相当するだろう。対照的に、第二の圧力補償
開口部のケースでは、制御弁のこのような状態は、目標
値と実測値との一致の際のホールド状態に割り当てられ
ている。第二の圧力補償開口部によって第二の圧力補償
開口部なしの操作装置に比べて導入された「調整誤差」
は、(例えば図3bに相当する特性曲線に従っての)実
測量(実際量)への目標量の割り当ての際に考慮に入れ
られ得る。その結果、最終的に実際にはほんとうの調整
誤差は生じず、それどころか操作装置がはるかに精密に
ポジショニングされ得る。
【0061】要約すると、本発明は、連動解除軸受装置
に作用する圧力媒体パワーシリンダ装置を備えるポジシ
ョニングサーボ装置を有する、動力車(自動車などの原
動機付き車両)のパワートレーンに配設された摩擦クラ
ッチのための操作装置に関する。本発明により、圧力媒
体パワーシリンダ装置とポジショニングサーボ装置の制
御弁とを含む圧力媒体部分システムに圧力補償開口部が
配されており、ポジショニングサーボ装置の少なくとも
一つのポジショニング挙動に影響を及ぼすために、当該
圧力補償開口部が少なくともポジショニングサーボ装置
のホールド状態で所定の圧力媒体圧力補償流れを許すこ
とが与えられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力媒体リングシリンダ、特にニューマチック
リングシリンダの形での圧力媒体パワーシリンダ装置、
を備える本発明に係る操作装置の部分的に切断された図
式的な図である。
【図2】「圧力平衡タイプ」の制御弁を備える、図1に
示す操作装置の有利な形態を示す図である。
【図3】図3aは、有利な基本的な実施原理を実現す
る、ポジション調節装置を備える本発明に係る操作装置
の調節回路の図式的な図であり、図3bは、案内信号・
目標ポジション・ポジショニング特性曲線(当該特性曲
線にしたがって図3aの操作装置の連動解除軸受装置の
ポジショニングが行なわれ得る)を示す図である。
【図4】本発明に係る第二の圧力補償開口部がない場合
の電気的な制御弁を有する操作装置の最小の調整増分に
係わる測定結果の図である。
【図5】0.6mmの流動横断面を備える本発明に係る第
二の圧力補償開口部を採用した場合における図4に対応
する操作装置についての最小の調整増分に係わる測定結
果の図である。
【図6】ヒステリシス挙動と調整行程あそびとを有する
操作装置の図式的な実測値・目標値特性曲線及び本発明
に係る第二の圧力補償開口部によって生じさせられる所
定の漏損の導入によって達成され得る改善を示す図であ
る。
【図7】制御弁の機能の仕方を、目標値と結果として生
じる実測値、結果として生じる液体作用による制御圧
力、及び結果として生じる圧力媒体圧力との間の関係
を、並びにこれらの言及した量への目標値変化の影響を
推し量ることを可能にする、本発明に係る第二の圧力補
償開口部のなしの圧力平衡タイプの制御弁を備える操作
装置についての測定結果の図である。
【図8】0.5mmの流動横断面を備える第二の圧力補償
開口部が設けられている場合についての、図7の測定結
果に対応する測定結果の図である。
【符号の説明】
10 操作装置(操作装置あるいは/兼ポジショニング
装置) 14 ニューマチックパワーシリンダ装置(圧力媒体パ
ワーシリンダ装置、ポジショニングサーボ装置、ポジシ
ョン調節装置) 22 ニューマチックリングピストンエレメント(連動
解除軸受装置側部) 32 連動解除軸受装置(操作され得るあるいは/及び
ポジショニングされ得る要素) 42 制御弁(ポジショニングサーボ装置、ポジション
調節装置) 51 気体作用源(気体作用過圧源、圧力媒体源) 54 第一の信号接続部 60 案内信号供給ユニット(クラッチペダル装置) 70 第一の圧力補償開口部 72 連結エレメント(センサエレメント装置、ポジシ
ョン調節装置、ジェネレータエレメント) 74 連結エレメント(センサエレメント装置、ポジシ
ョン調節装置、ジェネレータエレメント) 100 変換器手段 102 第二の信号接続部 104 変換器手段 170 弁体(弁装置) 172 蓋体エレメント(弁装置) 182 測定シリンダ(センサエレメント装置、ポジシ
ョン調節装置) 200 センサエレメント装置(電気的な測定値セン
サ、電気的な測定トランスデューサ、ポジション調節装
置) 202 第二の圧力補償開口部 I 制御弁の第一の制御状態 II 制御弁の第二の制御状態 III 制御弁の第三の制御状態 EK 最大のトルク伝達のためのクラッチをつながれ
たポジション S トルク伝達を開始するポジション W 案内信号 W′ 目標ポジション X 実測値信号

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力車、特に実用車、のパワートレーン
    にて内燃機関とトランスミッションとの間に配設された
    摩擦クラッチのための操作装置であって、 前記摩擦クラッチの操作のための連動解除軸受装置(3
    2)と当該連動解除軸受装置(32)に作用する圧力媒
    体パワーシリンダ装置(14)であって圧力媒体源(5
    1)につながれた制御弁(42)によって目標ポジショ
    ンをあらわす案内量及び前記連動解除軸受装置のポジシ
    ョンをあらわす実測量に依存して操作され得る圧力媒体
    パワーシリンダ装置(14)を備えるポジショニングサ
    ーボ装置(14、42)とをもっている操作装置(1
    0)にして、 前記制御弁(42)が、前記圧力媒体パワーシリンダ装
    置(14)を前記圧力媒体源(51)と連通させる第一
    の制御状態(I)と、前記圧力媒体パワーシリンダ装置
    (14)を第一の圧力補償開口部(70)と連通させる
    第二の制御状態(II)との間で調節され得る弁装置(1
    70、172)をもっており、当該弁装置が前記実測量
    と前記案内量とに依存して、好ましくは前記実測量と前
    記案内量とに対応した差量に依存して、前記両方の制御
    状態(I、II)の間で切り替えられ得る、操作装置にお
    いて、 前記圧力媒体パワーシリンダ装置(14)及び前記制御
    弁(42)を含む圧力媒体部分システムに設けられた第
    二の圧力補償開口部(202)をもっており、少なくと
    も前記ポジショニングサーボ装置(14、42)のポジ
    ショニング挙動に影響を及ぼすために、当該第二の圧力
    補償開口部が少なくとも前記ポジショニングサーボ装置
    (14、42)のホールド状態で、前記第一の圧力補償
    開口部(70)によって前記第二の制御状態(II)で許
    される第一の圧力媒体圧力補償流れに比べて小さい定め
    られた第二の圧力媒体圧力補償流れを許すことを特徴と
    する操作装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の圧力補償開口部(202)が
    前記ポジショニングサーボ装置(14、42)の反応挙
    動の改善の意味で作用することを特徴とする、請求項1
    に記載の操作装置。
  3. 【請求項3】 前記第二の圧力補償開口部(202)が
    前記ポジショニングサーボ装置(14、42)に割り当
    てられたむだ時間の削減の意味で作用することを特徴と
    する、請求項1または請求項2に記載の操作装置。
  4. 【請求項4】 前記第二の圧力補償開口部(202)が
    前記ポジショニングサーボ装置(14、42)の最小の
    調整増分の低下の意味で作用することを特徴とする、請
    求項1〜3のいずれか一項に記載の操作装置。
  5. 【請求項5】 前記第二の圧力補償開口部(202)が
    前記ポジショニングサーボ装置(14、42)の調整誤
    差の減少の意味で作用することを特徴とする、請求項1
    〜4のいずれか一項に記載の操作装置。
  6. 【請求項6】 前記第二の圧力補償開口部(202)
    が、前記ポジショニングサーボ装置(14、42)の調
    整ヒステリシスの減少の意味で作用する、あるいは前記
    ポジショニングサーボ装置(14、42)の調整行程あ
    そびを低下させる、あるいは前記ポジショニングサーボ
    装置の調整ヒステリシスの減少の意味で作用し且つ前記
    ポジショニングサーボ装置の調整行程あそびを低下させ
    ることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記
    載の操作装置。
  7. 【請求項7】 前記弁装置が、前記差量に依存して、前
    記圧力媒体パワーシリンダ装置(14)が前記圧力媒体
    源(51)とも前記第一の圧力補償開口部(70)とも
    連通していない第三の制御状態(III)に調節され得る
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載
    の操作装置。
  8. 【請求項8】 前記第三の制御状態(III)へ調節され
    得る弁装置の場合に、前記第二の圧力補償開口部(20
    2)が前記第三の制御状態(III)にてならびに好まし
    くは前記第一の制御状態(I)あるいは/及び前記第二
    の制御状態(II)にて前記第二の圧力媒体圧力補償流れ
    を許すこと、及び、前記第一の制御状態(I)と前記第
    二の制御状態(II)との間でだけ調節可能な弁装置の場
    合に、前記第二の圧力補償開口部(202)が少なくと
    も前記第一の制御状態(I)にて、好ましくは前記第一
    及び前記第二の制御状態(I、II)にて、前記第二の圧
    力媒体圧力補償流れを許すことを特徴とする、請求項1
    〜7のいずれか一項に記載の操作装置。
  9. 【請求項9】 前記圧力媒体が液体作用による圧力媒体
    あるいは気体作用による圧力媒体であり、且つ、前記圧
    力媒体源(51)が気体作用源として、好ましくは気体
    作用過圧源(51)として、ないしは液体作用源として
    構成されていることを特徴とする、請求項1〜8のいず
    れか一項に記載の操作装置。
  10. 【請求項10】 前記の量、すなわち、案内量、実測
    量、及び場合によっては差量、のうちの少なくとも一つ
    の量が、液体作用による量、気体作用による量、機械的
    な量、あるいは電気的な量、特に圧力、体積、力、行程
    長、角度、電流、あるいは電圧、であることを特徴とす
    る、上記請求項のいずれか一項に記載の操作装置。
  11. 【請求項11】 前記制御弁(42)が、所望の場合に
    はクラッチペダル装置(60)あるいはコントロールユ
    ニットからの、前記案内量を知らせる案内信号(W)を
    受けるための第一の信号接続部(54)と、前記連動解
    除軸受装置(32)に付設されたセンサエレメント装置
    (72、74;182;200)からの前記実測量を知
    らせる実測値信号(X)を受けるための第二の信号接続
    部(102)とを有することを特徴とする、上記請求項
    のいずれか一項に記載の操作装置。
  12. 【請求項12】 前記案内信号(W)が、特に圧力、体
    積、力、行程長、角度、電流、電圧、あるいは光強度に
    よってあらわされる液体作用による信号、気体作用によ
    る信号、電気的な信号、あるいは光学的な信号であり、
    前記第一の信号接続部(54)に必要な場合には前記案
    内信号(W)を前記案内量に変えるための変換器手段
    (100)が付設されていることを特徴とする、請求項
    11に記載の操作装置。
  13. 【請求項13】 前記実測値信号(X)が、特に圧力、
    体積、力、行程長、角度、電流、電圧、あるいは光強度
    によってあらわされた液体作用による信号、気体作用に
    よる信号、機械的な信号、電気的な信号、あるいは光学
    的な信号であり、前記第二の信号接続部(102)に必
    要な場合には前記実測値信号(X)を前記実測量に変え
    るための変換器手段(104)が付設されていることを
    特徴とする、請求項11または請求項12に記載の操作
    装置。
  14. 【請求項14】 前記ポジショニングサーボ装置(1
    4、42)がポジション調節装置(14、42、72、
    74;14、42、182;14、42、200)をも
    っており、当該ポジション調節装置が前記連動解除軸受
    装置(32)のポジションを、前記案内信号(W)、前
    記実測値信号(X)、及び予め与えられたポジショニン
    グ特性曲線(図3b)に依存して調節することを特徴と
    する、請求項12及び請求項13に記載の操作装置。
  15. 【請求項15】 前記ポジショニング特性曲線(図3
    b)がそれぞれの案内信号(W)に前記連動解除軸受装
    置(32)の目標ポジション(W′)を割り当てる、好
    ましくは本質的にトルク伝達を開始するポジション
    (S)及び本質的に最大のトルク伝達のためのクラッチ
    をつながれたポジション(EK)によって限定された目
    標ポジション範囲が残りの目標ポジション範囲よりもか
    なり大きい案内信号領域を割り当てられていることを特
    徴とする、請求項14に記載の操作装置。
  16. 【請求項16】 前記ポジショニングサーボ装置(1
    4、42)が、前記連動解除軸受装置のポジションを直
    接あるいは間接的に検知する電気的な測定値センサ(2
    00)を備える電気的なポジション調節回路(14、4
    2、200)をもっていることを特徴とする、上記請求
    項のいずれか一項に記載の操作装置。
  17. 【請求項17】 ポジショニングサーボ装置(14、4
    2)が、前記連動解除軸受装置のポジションを直接ある
    いは間接的に検知する機械的に連結されたセンサエレメ
    ント(14、42)を備える機械的なポジション調節装
    置(14、42、72、74)をもっていることを特徴
    とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の操作装
    置。
  18. 【請求項18】 前記ポジショニングサーボ装置(1
    4、42)が、前記連動解除軸受装置のポジションを直
    接あるいは間接的に検知する液体作用による測定シリン
    ダ装置(182)を備える、所望の場合には唯一つの測
    定シリンダ(182)を備える液体作用によるポジショ
    ン調節装置(14、42、182)をもっていることを
    特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の操
    作装置。
  19. 【請求項19】 前記弁装置(170、172)が、前
    記測定シリンダ装置(182)における液体作用圧力に
    対応する実際力と予負荷との間の差力に依存して前記第
    一の制御状態(I)と前記第二の制御状態(II)と必要
    な場合には第三の制御状態(III)との間で切り替えら
    れ得ることを特徴とする、請求項18に記載の操作装
    置。
  20. 【請求項20】 好ましくは圧力平衡原理に従って働く
    制御弁(42)が前記制御状態の間の切り替えによっ
    て、少なくともクラッチ操作段階の間、必要な場合には
    前記圧力媒体パワーシリンダ装置(14)の連動解除軸
    受装置側部(22)の運動方向と圧力媒体圧力とのうち
    の一方または両方に依存する本質的に不変のままである
    液体作用圧力を前記測定シリンダ装置(182)にて維
    持することを特徴とする、請求項18または請求項19
    に記載の操作装置。
  21. 【請求項21】 前記測定シリンダ装置が、前記連動解
    除軸受装置に作用するスレーブシリンダ装置として構成
    されており、それが、クラッチの非常時操作のために、
    特にクラッチペダルで操作され得るマスタシリンダと液
    圧的につながれているあるいはつながれ得ることを特徴
    とする、請求項18〜20のいずれか一項に記載の操作
    装置。
  22. 【請求項22】 特にクラッチの非常時操作を可能にす
    るスレーブシリンダとして構成されていない測定シリン
    ダ装置(182)の場合に、液体作用システムにおける
    液体作用圧力が予め定められた最大値を越えて上昇する
    のを妨げる液体作用圧力制限手段が設けられていること
    を特徴とする、請求項18〜20のいずれか一項に記載
    の操作装置。
  23. 【請求項23】 前記連動解除軸受装置の操作のため
    に、付加的に、液体作用によるスレーブシリンダ装置が
    設けられており、当該スレーブシリンダ装置が好ましく
    はペダル操作され得るマスタシリンダを用いて操作され
    得ることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項に記
    載の操作装置。
  24. 【請求項24】 前記液体作用によるスレーブシリンダ
    装置が測定シリンダ装置として用いられることを特徴と
    する、請求項23に記載の操作装置。
  25. 【請求項25】 前記弁装置が、互いに対して相対的に
    且つ弁ケーシングに対して相対的に動かし得る二つの弁
    エレメントをもっており、且つ前記案内量が前記弁ケー
    シングに対して相対的な前記両方の弁エレメントのうち
    の第一の弁エレメントのポジションによってあらわされ
    且つ前記実測量が前記弁ケーシングに対して相対的な前
    記両方の弁エレメントのうちの第二の弁エレメントのポ
    ジションによってあらわされており、且つ前記差量が前
    記両方の弁エレメントの互いに対して相対的なポジショ
    ンによってあらわされていることを特徴とする、上記請
    求項のいずれか一項に記載の操作装置。
  26. 【請求項26】 前記案内信号及び前記実測値信号が、
    それぞれ、それぞれの他方の信号に依存せずに、前記両
    方の弁エレメントのうちの厳密に一つの弁エレメント
    に、前記案内信号が前記第一の弁エレメントに且つ前記
    実測値信号が前記第二の弁エレメントに、直接作用する
    ことを特徴とする、請求項25に記載の及び請求項11
    に記載の操作装置。
  27. 【請求項27】 前記制御弁が少なくとも一つの電磁的
    に調節可能な弁エレメントをもっていることを特徴とす
    る、上記請求項のいずれか一項に記載の操作装置。
  28. 【請求項28】 前記制御弁が少なくとも一つのソレノ
    イド操作され得る弁エレメントをもっていることを特徴
    とする、請求項27に記載の操作装置。
  29. 【請求項29】 前記第二の圧力補償開口部が選択的に
    アクティブ化され得る且つ非アクティブ化され得ること
    を特徴とする、上記請求項のいずれか一項に記載の操作
    装置。
  30. 【請求項30】 前記圧力媒体パワーシリンダ装置(1
    4)が単動式の圧力媒体パワーシリンダ装置(14)で
    あることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項に記
    載の操作装置。
  31. 【請求項31】 前記圧力媒体パワーシリンダ装置が複
    動式の圧力媒体パワーシリンダ装置であり、前記第二の
    圧力補償開口部が、当該圧力媒体パワーシリンダ装置の
    うちの前記摩擦クラッチを連動解除することに割り当て
    られた圧力媒体室に、あるいは前記摩擦クラッチを連動
    状態にすることに割り当てられた圧力媒体室に設けられ
    ているあるいは選択的に設けられ得る、あるいは連動状
    態にすることに割り当てられた圧力媒体室及び連動解除
    することに割り当てられた圧力媒体室にそれぞれ固有の
    第二の圧力補償開口部が設けられており当該第二の圧力
    補償開口部が所望の場合には選択的に、好ましくは交互
    にアクティブ化され得る及び非アクティブ化され得るこ
    とを特徴とする、請求項1〜29のいずれか一項に記載
    の操作装置。
  32. 【請求項32】 前記第二の圧力補償開口部(202)
    が、前記圧力媒体源(51)を前記圧力媒体パワーシリ
    ンダ装置(14)と連通させる圧力媒体システムにおけ
    る最も狭い供給流動横断面に、あるいは/及び前記圧力
    媒体パワーシリンダ装置(14)のシリンダ容積に、あ
    るいは/及び前記ポジショニングサーボ装置(14、4
    2)の操作状態にて前記圧力媒体パワーシリンダ装置
    (14)を支配する特有の圧力媒体圧力レベルに、ある
    いは/及び動力車の所望の走行挙動、好ましくは動力車
    の所望の操縦挙動に適合するように調整されている流動
    横断面を有することを特徴とする、上記請求項のいずれ
    か一項に記載の操作装置。
  33. 【請求項33】 前記圧力補償開口部(202)が、気
    体作用による圧力媒体の場合に、約0.4mm〜約0.8
    mmの、好ましくは約0.6mmの流動横断面を有すること
    を特徴とする、請求項32に記載の操作装置。
  34. 【請求項34】 約0.4mm〜約0.8mmの、好ましく
    は約0.6mmの前記第二の圧力補償開口部(202)の
    流動横断面が、約0.3l〜約0.8lのシリンダ容積
    に、あるいは/及び約4mm〜約10mmの、好ましくは約
    7mmの供給流動横断面に、あるいは/及び前記ポジショ
    ニングサーボ装置(14、42)の操作状態にて約2.
    5bar(換算すれば約2.5×10Pa)〜約3.5bar
    (換算すれば約3.5×10Pa)の範囲にあるニュー
    マチックパワーシリンダ装置(14)として構成された
    圧力媒体パワーシリンダ装置(14)における気体作用
    圧力に割り当てられていることを特徴とする、請求項3
    3に記載の操作装置。
  35. 【請求項35】 前記第二の圧力補償開口部(202)
    の流動横断面が、別のシリンダ容積の場合にあるいは/
    及び別の最も狭い供給流動横断面の場合にあるいは/及
    び別の気体作用圧力範囲の場合に適合させられている、
    好ましくは相応のポジショニング挙動が達成されるよう
    に適合させられていることを特徴とする、請求項33及
    び請求項34に記載の操作装置。
  36. 【請求項36】 前記操作装置、前記摩擦クラッチ、あ
    るいは前記動力車の少なくとも一つの割り当てられた箇
    所にて処理流あるいは/及び補助流として、例えば冷却
    流あるいは塵埃防護流として用いるために、前記第二の
    あるいは/及び前記第一の圧力補償流れを当該割り当て
    られた箇所に導くための案内手段が設けられていること
    を特徴とする、上記請求項のいずれか一項に記載の操作
    装置。
  37. 【請求項37】 少なくとも一つの操作され得るあるい
    は/及びポジショニングされ得る要素(32)に作用す
    る圧力媒体パワーシリンダ装置(14)を備えるサーボ
    装置(14、42)をもっている操作装置あるいは/兼
    ポジショニング装置(10)にして、前記圧力媒体パワ
    ーシリンダ装置が、圧力媒体源(51)とつながれた制
    御弁(42)によって、目標ポジションあるいは目標操
    作状態をあらわす案内量と前記要素(32)の実測ポジ
    ションあるいは実際操作状態をあらわす実測量とに依存
    して操作され得る、前記制御弁(42)が、前記圧力媒
    体パワーシリンダ装置(14)を前記圧力媒体源(5
    1)と連通させる第一の制御状態(I)と前記圧力媒体
    パワーシリンダ装置(14)を第一の圧力補償開口部
    (70)と連通させる第二の制御状態(II)との間で調
    節され得る弁装置(170、172)をもっている、当
    該弁装置が前記実測量と前記案内量とに依存して、好ま
    しくは前記実測量と前記案内量とに対応した差量に依存
    して、前記両方の制御状態(I、II)の間で切り替えら
    れ得る、操作装置あるいは/兼ポジショニング装置にお
    いて、 前記圧力媒体パワーシリンダ装置(14)と前記制御弁
    (42)とを含む圧力媒体部分システムに設けられた第
    二の圧力補償開口部(202)をもっており、少なくと
    も前記サーボ装置(14、42)のポジショニングある
    いは/及び操作挙動に影響を及ぼすために、当該第二の
    圧力補償開口部が、少なくとも前記サーボ装置のホール
    ド状態で、前記第一の圧力補償開口部(70)により第
    二の制御状態(II)で許される第一の圧力媒体圧力補償
    流れに比べて小さい定められた第二の圧力媒体圧力補償
    流れを許すことを特徴とする操作装置あるいは/兼ポジ
    ショニング装置。
  38. 【請求項38】 請求項1〜36のいずれか一項に記載
    の操作装置(10)の少なくとも一つの構成要件を備え
    ており、前記ポジショニングサーボ装置(14、42)
    がサーボ装置(14、42)に対応し且つ前記連動解除
    軸受装置(32)が操作され得るあるいは/及びポジシ
    ョニングされ得る要素(32)に対応することを特徴と
    する、請求項37に記載の操作装置あるいは/兼ポジシ
    ョニング装置。
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