JP2001193716A - パイプ連結金具 - Google Patents

パイプ連結金具

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JP2001193716A
JP2001193716A JP2000000381A JP2000000381A JP2001193716A JP 2001193716 A JP2001193716 A JP 2001193716A JP 2000000381 A JP2000000381 A JP 2000000381A JP 2000000381 A JP2000000381 A JP 2000000381A JP 2001193716 A JP2001193716 A JP 2001193716A
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pipe
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pipe gripping
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JP2000000381A
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Takeshi Komatsu
健 小松
Hidekazu Nagahashi
秀和 長橋
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプのどのような位置においても容易に接
続作業を行うことができ、しかも、作業中のパーツの取
り落とし等の心配もなく、短時間で脱着作業を行うこと
のできるパイプ連結金具を提供すること。 【解決手段】 半円弧状のパイプ支持部2a,2bおよ
び3a,3bを略S字型に組み合わせて一体に形成した
一対のパイプ把持部材2,3の中央部をネジ4で接続
し、ネジ4を緩めた状態でパイプ把持部材2,3を回転
させることによってパイプ連結金具1の開閉状態を自由
に調整できる構成とすることにより、パイプの中央部を
始め、パイプのどのような位置においても容易にパイプ
連結金具1を取り付けられるようにする。また、パイプ
把持部材2,3の中央部には両者を密接させた状態で相
互に係合してパイプ把持部材2,3の回転を禁止する嵌
合部2c,3cを設け、パイプ連結金具1を閉じたとき
の状態を保持できるように構成し、パイプに対するパイ
プ連結金具1の仮り止めと固定に要する時間を短縮化す
ると共に、全体の一体化により作業中のパーツの取り落
としを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセットして配
備された2本のパイプを接続するパイプ連結金具の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセットして配備される2本のパイプ
を接続するためのパイプ連結金具として、既に様々なも
のが提案されている。その構造を大別すると、図6
(a)に示されるようなパイプ連結金具と図7(a)に
示されるようなパイプ連結金具とに分けることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6(a)は、パイプ
を通す貫通孔102を備えた連結金具本体103の一端
に半円弧状のパイプ支持部104を形成すると共に、パ
イプ支持部104の下端部にピン105を介して半円弧
状のパイプ把持部材106を回転自在に取り付け、この
パイプ把持部材106の先端部をパイプ支持部104の
上端部に固定する構造のパイプ連結金具101について
示した斜視図である。
【0004】また、図6(b)は、このパイプ連結金具
101においてパイプ把持部材106の先端部とパイプ
支持部104とを固定するための構造について簡略化し
て示した部分断面図であり、図6(c)は、パイプ連結
金具101からその構成要素であるツマミ付ナット10
9を取り外した状態で図6(b)に相当する部分を示し
た平面図である。
【0005】図6(b)および図6(c)に示されるよ
うに、パイプ支持部104の上端部には、パイプ把持部
材106の先端部を嵌合するための溝状の欠切部107
が形成されており、この欠切部107を表裏に貫通する
ようにしてパイプ支持部104の上端部にピン108が
取り付けられている。更に、ピン108の中央部には、
パイプ把持部材106の先端部を固定するためのツマミ
付ナット109を備えた雄ネジ110の基部が直交する
かたちで固着されている。
【0006】また、パイプ把持部材106の先端部に
は、これらのピン108,雄ネジ110との干渉を避け
るための横溝111と縦溝112とが刻設され、パイプ
把持部材106の先端部がピン108,雄ネジ110と
干渉することなく欠切部107に突入できるようになっ
ている。
【0007】パイプ支持部104に対するパイプ把持部
材106の固定は、図6(a)および図6(b)に示さ
れるように、パイプ把持部材106の先端部をパイプ支
持部104の欠切部107に突入させた状態でツマミ付
ナット109を締め付け、ツマミ付ナット109の下面
でパイプ把持部材106の先端部の上面、つまり、縦溝
112の外周部を強く押さえて固定することによって達
成される。この係合を解除してパイプ把持部材106を
外側に回転させる場合には、単に、ツマミ付ナット10
9を緩めるだけでよく、ツマミ付ナット109自体を雄
ネジ110から取り外してしまう必要はない。
【0008】このような構造を有するパイプ連結金具1
01を使用してオフセット配備されたパイプを接続する
場合には、予め、パイプ支持部104の上端部に対する
パイプ把持部材106の係合を解除し、パイプ把持部材
106を開いておくようにする。
【0009】そして、まず、オフセットして配備された
2本のパイプのうちの何れか一方を連結金具本体103
の貫通孔102に通してから、パイプ連結金具101を
この一方のパイプに沿って必要な位置にまでずらせ、所
望の接続位置に達したところで、パイプ支持部104と
パイプ把持部材106とによって他方のパイプを挟むよ
うにしてパイプ把持部材106を閉じ、前述したように
してパイプ把持部材106の先端部をパイプ支持部10
4に固定することになる。
【0010】従って、このような構造でパイプ同士の接
続作業を行う場合には、予め、接続対象となるパイプの
うちの何れか一方を必ず貫通孔102に通しておかなけ
ればならず、パイプ中央部での接続作業が困難となる問
題がある。また、パイプの端部にキャップ状のエンドピ
ース等が設けられている場合には、貫通孔102に対す
るパイプの挿入に支障をきたすので、パイプ同士の接続
作業自体が不可能となってしまう。
【0011】一方、図7(a)は、半円弧状のパイプ支
持部114,114を並列して設けた対称形の連結金具
本体115,115を重合させ、雄ネジ116およびツ
マミ付ナット117でパイプに共締めすることによっ
て、2本のパイプを接続するようにしたパイプ連結金具
113について示す斜視図、また、図7(b)はその断
面図である。
【0012】このような構造のパイプ連結金具113を
適用した場合、パイプ中央部での接続作業もキャップ状
のエンドピース等を備えたパイプの接続作業も実施する
ことが可能である。
【0013】しかし、安全上の観点、つまり、ツマミ付
ナット117の脱着時間を短くして足場の悪い状況下で
作業する作業者の安全を確保するといった目的から、雄
ネジ116とツマミ付ナット117の螺合部の長さが最
低限度に抑えられている場合が多く、この結果、連結金
具本体115,115を大きく離間させてパイプ中央部
での接続作業を行うような場合には、一旦、完全にツマ
ミ付ナット117を取り外してしまわなければならない
といった問題が生じる。一方、ツマミ付ナット117を
取り外さないために雄ネジ116を長くした場合、結合
時には雄ネジ116が突起し、他の部材との干渉等の問
題が生じる。
【0014】このようにして連結金具本体115,11
5を完全に分離させてしまうと、連結金具本体115,
115をパイプに仮り止めすることができず、雄ネジ1
16やツマミ付ナット117、また、場合によっては、
連結金具本体115,115自体を取り落としてしまう
といった可能性もあり、高所で作業を行うような場合、
落下事故の危険等が懸念される。
【0015】また、このように作業が煩雑化する結果、
雄ネジ116とツマミ付ナット117との螺合部の長さ
を短縮しているとは言え、実際に作業時間が短縮される
といった保証はなく、作業者自身の安全向上に役立つ構
造であるかどうかにも疑問が残る。
【0016】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前記従来技術
の欠点を解消し、パイプのどのような位置においても容
易に接続作業を行うことができ、しかも、全体が一体化
していて作業中にパーツを取り落とすような心配もな
く、短時間で脱着作業を行うことのできるパイプ連結金
具を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、オフセットし
て配備された2本のパイプを接続するパイプ連結金具で
あり、前記目的を達成するため、特に、半円弧状のパイ
プ支持部を略S字型に組み合わせて一体に形成した一対
のパイプ把持部材と、これら一対のパイプ把持部材を中
央部で接続する1本のネジとを有し、前記一対のパイプ
把持部材における各々のパイプ支持部の凹部が互いに対
向した状態で前記一対のパイプ把持部材の中央部が重合
され、この重合方向に沿って前記一対のパイプ把持部材
が相互に接離可能、かつ、前記一対のパイプ把持部材を
相互に離間させた状態で前記中央部を回転中心として前
記一対のパイプ把持部材が相互に回転可能な状態を維持
して前記一対のパイプ把持部材が前記1本のネジによっ
て相互に接続されると共に、少なくとも一方の前記パイ
プ把持部材には、前記一対のパイプ把持部材の対向する
パイプ支持部の凹部がパイプを把持した状態で前記一対
のパイプ把持部材を前記重合方向に密着させたときに他
方のパイプ把持部材と嵌合し、該他方のパイプ把持部材
の回転を禁止するための嵌合部が形成されていることを
特徴とした構成を有する。
【0018】このように、半円弧状のパイプ支持部を略
S字型に組み合わせて一体に形成した一対のパイプ把持
部材の凹部が互いに対向するようにして中央部をネジで
接続してあるので、このネジを中心として前記一対のパ
イプ把持部材を相互に回転させることにより、各々のパ
イプ把持部材の対向する半円弧状のパイプ支持部の凹部
の各々で、オフセットして配備された2本のパイプを容
易に挟み込むことができる。そして、パイプを挟み込ん
だ状態で、一対のパイプ把持部材をパイプ把持部材の重
合方向、つまり、前記ネジの軸方向に密着させると、一
方のパイプ把持部材に形成された嵌合部が他方のパイプ
把持部材と嵌合し、他方のパイプ把持部材の回転を禁止
する。この結果、パイプ把持部材相互の回転が禁止され
てパイプ支持部の凹部の各々で2本のパイプが挟み込ま
れたままの状態となり、これら一対のパイプ把持部材が
前記2本のパイプに対して仮り止めされることになる。
更に、これらのパイプ把持部材を接続する前記ネジを増
し締めすることにより、パイプ把持部材間の離間動作が
禁止され、前記2本のパイプが一対のパイプ把持部材に
よって完全に固定される。また、パイプからパイプ把持
部材を取り外す際には、パイプ把持部材を接続する前記
ネジを緩め、一対のパイプ把持部材をパイプ把持部材の
重合方向、つまり、ネジの軸方向に沿って離間させ、前
記一方のパイプ把持部材に形成された嵌合部と他方のパ
イプ把持部材との嵌合を解除する。そして、半円弧状の
パイプ支持部の凹部が離間する方向に前記一対のパイプ
把持部材を相互に回転させてパイプ支持部の内周面とパ
イプとの係合を解除し、これら一対のパイプ把持部材を
そのままパイプから取り外す。このように、一対のパイ
プ把持部材を相互に回転させるだけでオフセットして配
備された2本のパイプを簡単に挟み込むことができ、更
に、これらのパイプ把持部材を重合方向に密着させるこ
とによって簡単に仮り止め作業を行うことができる。し
かも、パイプ連結金具の着脱に際してネジの取り外しが
一切必要なく、パイプ連結金具を構成する一対のパイプ
把持部材とネジとが常に一体化されているので、パイプ
連結金具の脱着作業に要する時間が短縮化され、同時
に、作業中にパーツを取り落とすといった問題も解消さ
れて、作業者自身の安全性および周辺環境の安全性が向
上する。しかも、パイプ把持部材を重合方向に僅かにス
ライドさせて嵌合部を係脱するだけでパイプ連結金具の
脱着作業が可能となるため、脱着作業に必要とされるネ
ジの軸方向の移動ストロークは僅かなもので済み、ネジ
を回転させる作業も短時間で行うことができる。また、
パイプ支持部の凹部が離間する方向にパイプ把持部材を
回転させた状態では、対向するパイプ支持部の間に十分
な間隙が形成されるので、例えば、オフセットして配備
されたパイプの中央部を始めとして、パイプのどのよう
な位置においても容易にパイプ連結金具を取り付けて接
続作業を行うことができる。
【0019】更に、一対のパイプ把持部材の双方に他方
のパイプ把持部材の回転を禁止するための嵌合部を設け
るように構成してもよい。
【0020】パイプ把持部材の双方に嵌合部を設ければ
更に賢固にパイプ把持部材同士を固定することができ
る。
【0021】また、一方のパイプ把持部材または両方の
パイプ把持部材に嵌合部を設けてパイプ把持部材間の回
転を禁止する代わりに、パイプ把持部材におけるパイプ
支持部の凸部間に形成される一対のV溝に嵌合する両端
部と該両端部を連絡する接続部とを備えた略U字型のス
トッパブロックを設け、このストッパブロックによって
パイプ把持部材間の回転を禁止するような構成とするこ
とも可能である。この場合、前記と同様にして一対のパ
イプ把持部材の中央部を重合させ、更に、ストッパブロ
ックの接続部の中央部を重合させて、これらのパイプ把
持部材とストッパブロックとが重合方向に沿って接離可
能なように、しかも、前記中央部を回転中心として前記
一対のパイプ把持部材が相互に回転可能なように1本の
ネジによって接続するようにする。
【0022】このような構成を適用した場合には、一対
のパイプ把持部材とストッパブロックとを重合して接続
する前記ネジを緩めてストッパブロックをパイプ把持部
材の重合方向に沿って離間させ、パイプ支持部の凸部間
に形成されたV溝からストッパブロックの両端部を退避
させることにより、前記ネジを中心とするパイプ把持部
材間の相互回転を許容し、各々のパイプ把持部材の対向
する半円弧状のパイプ支持部の凹部を離間させることに
よって、オフセットして配備された2本のパイプに対す
るパイプ連結金具の脱着作業を行うようにする。そし
て、仮り止めの際には、パイプ把持部材の重合方向に向
けて前記ストッパブロックを押圧し、閉じられたパイプ
支持部の凸部間に形成されたV溝にストッパブロックの
両端部を嵌合することによってパイプ把持部材の開きを
禁止する。その後、前記ネジを増し締めしてストッパブ
ロックがパイプ把持部材から離間しないようにすること
でパイプ把持部材の閉鎖状態を確保し、オフセットして
配備された2本のパイプをパイプ連結金具によって完全
に固定する。前記と同様、一対のパイプ把持部材を相互
に回転させるだけでオフセット配備された2本のパイプ
を簡単に挟み込むことができ、更に、これらのパイプ把
持部材に対してストッパブロックを密着させることによ
り簡単に仮り止め作業を行うことができる。また、パイ
プに対するパイプ連結金具の着脱に際してもネジの取り
外しが一切必要なく、パイプ連結金具を構成する一対の
パイプ把持部材およびストッパブロックとネジとが常に
一体化されているので、脱着作業に要する時間が短縮化
され、同時に、作業中にパーツを取り落とすといった問
題も解消されて、作業者自身の安全性および周辺環境の
安全性が向上する。また、パイプ支持部の凹部が離間す
る方向にパイプ把持部材を回転させた状態では、対向す
るパイプ支持部間に十分な間隙が形成されるので、例え
ば、オフセットして配備されたパイプの中央部を始めと
して、パイプのどのような位置においても容易にパイプ
連結金具を取り付けて接続作業を行うことができる。
【0023】更に、前記各構成に代えて、半円弧状のパ
イプ支持部を並列して一体に形成した連結金具本体と、
前記連結金具本体の一端および他端に基部を枢着された
第一および第二の半円弧状のパイプ把持部材と、前記連
結金具本体の中央部に位置して前記第一および第二の半
円弧状のパイプ把持部材の先端を係止するラチェット機
構と、このラチェット機構を解除するリリース機構とを
備えた構成を適用して同様の目的を達成することもでき
る。
【0024】このような構成を適用した場合には、前記
第一および第二のパイプ把持部材を外側に開き、連結金
具本体のパイプ支持部をオフセットして配備された2本
のパイプの側方に嵌合させ、そのまま枢着部を中心とし
て前記第一および第二のパイプ把持部材を内側に回転さ
せることによって、その先端部をラチェット機構で連結
金具本体に係止し、前記第一および第二のパイプ把持部
材と連結金具本体の半円弧状のパイプ支持部との間でパ
イプを挟み込んで固定する。また、パイプ連結金具をパ
イプから取り外す場合には、連結金具本体に装備された
リリース機構を操作して第一および第二のパイプ把持部
材の先端と連結金具本体との係合を解除し、前記枢着部
を中心として前記第一および第二のパイプ把持部材を外
側に回転させ、連結金具本体をパイプから外す。この構
成によれば、ネジの増し締めといった工程が必要なく、
パイプに対するパイプ連結金具の仮り止め作業と最終的
な固定作業とを実質的に同時に実施できるため、よりス
ピーディーな作業が可能となる。また、前記と同様、パ
イプ連結金具を構成する連結金具本体と第一および第二
のパイプ把持部材ならびにラチェット機構とリリース機
構とが常に一体化されているので、作業中にパーツを取
り落とすといった問題も解消され、作業者自身の安全性
および周辺環境の安全性が向上する。また、第一および
第二のパイプ把持部材を外側に回転させてパイプの側方
から連結金具本体を取り付けることができるので、例え
ば、オフセットして配備されたパイプの中央部を始めと
して、パイプのどのような位置においても容易にパイプ
連結金具を取り付けて接続作業を行うことができる。
【0025】このような構成を適用した場合、前記連結
金具本体のパイプ支持部の内周面または前記パイプ把持
部材の半円弧状の内周面の少なくとも一方に弾性部材を
貼着して取り付けることが望ましい。
【0026】このような構成によれば、連結金具本体ま
たはパイプ把持部材の内周面とパイプとの間で弾性部材
を圧縮した状態で前記第一および第二のパイプ把持部材
の先端をラチェット機構に係止することができるので、
ラチェット機構によるパイプ把持部材の先端の固定を更
に確実に行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の幾つかについて詳細に説明する。図1は、一対
のパイプ把持部材と1本のネジとによって構成されるパ
イプ連結金具の構造の一例について示した斜視図であ
り、このうち図1(a)では一方のパイプ把持部材2に
ついて示し、また、図1(b)では他方のパイプ把持部
材3について示すと共に、図1(c)においては両者を
接続するネジ4を含めて、一体化された状態でのパイプ
連結金具1の状態を示している。
【0028】図1(a)に示される通り、一方のパイプ
把持部材2は、半円弧状のパイプ支持部2a,2bを略
S字型に組み合わせて一体に形成されており、また、こ
れと同様に、他方のパイプ把持部材3も、図1(b)に
示されるように、半円弧状のパイプ支持部3a、3bを
略S字型に組み合わせて一体に形成されている。
【0029】図1(a)と図1(b)とを比較すれば明
らかなように、パイプ把持部材2とパイプ把持部材3の
外形は全く同一である。従って、これらのパイプ把持部
材2,3の製造には、略S字型の開口部を備えたダイを
有する押し出し成形機を利用したアルミニウム合金等の
押し出し加工を適用することができる。また、個々のパ
イプ把持部材2,3は、このようにして製造された断面
略S字型の棒材に対し、その軸方向に沿ってパイプ把持
部材2,3の厚みに相当する間隔をおいて次々と径方向
の切断作業を実施することにより、極めて容易に大量生
産することが可能である。
【0030】パイプ把持部材2,3の中央部には、図3
(a)に示されるように、パイプ把持部材2におけるパ
イプ支持部2aの凹部2a’とパイプ把持部材3におけ
るパイプ支持部3aの凹部3a’、および、パイプ把持
部材2におけるパイプ支持部2bの凹部2b’とパイプ
把持部材3におけるパイプ支持部3bの凹部3b’とを
互いに対向させてパイプ把持部材2とパイプ把持部材3
とを重合させ、パイプを把持したときと同じようにパイ
プ支持部2aとパイプ支持部3aおよびパイプ支持部2
bとパイプ支持部3bとを接近させた状態でパイプ把持
部材2とパイプ把持部材3を密着させたときに、一方の
パイプ把持部材2の中央部が他方のパイプ把持部材3の
中央部に嵌合し、また、他方のパイプ把持部材3の中央
部が一方のパイプ把持部材2の中央部に嵌合して互いに
相手の回転を禁止するように形成された各々の嵌合部2
cおよび3cが、夫々、図1(a)および図1(b)に
示されるようにして設けられている。
【0031】これらの嵌合部2c,3cを形成する角溝
の幅W’はパイプ把持部材2,3の幅Wと同一かそれよ
りも僅かに広く、また、嵌合部2c,3cを形成する角
溝の深さは、概ね、パイプ把持部材2,3の厚みTの半
分程度に形成されている。
【0032】嵌合部2c,3cを形成する角溝の形状お
よび寸法はパイプ把持部材2,3を通じて共通であるか
ら、前述のようにして断面略S字型の棒材から切り出さ
れた多数のS字型の素材を加工テーブル上に幾つか並列
して載置し、その並列方向に沿ってフライス盤のエンド
ミルや平面研削盤の回転砥石等を通すといったバッジ処
理的な作業によって、多数のパイプ把持部材2,3を大
量生産することが可能である。
【0033】パイプ把持部材2の中央部には、図1
(a)に示されるように、ネジ4の有効ネジ部を貫通さ
せるためのネジ通し穴5が穿設され、また、パイプ把持
部材3の中央部には、図1(b)に示されるように、ネ
ジ4の先端部を螺合するためのタップ穴6が刻設されて
いる。
【0034】また、ネジ4は格別の工具を必要とするこ
となく螺合作業が可能なツマミ付ネジ、例えば、蝶ネジ
等によって構成され、その有効ネジ部の長さは、ネジ4
をパイプ把持部材2,3から完全に外さなくてもパイプ
把持部材2,3を相互に離間させて嵌合部2cと嵌合部
3cの係合を解除する操作ができる程度に長く、例え
ば、厚みTの1.5倍程度の長さに形成されている。
【0035】ネジ4を用いてパイプ把持部材2とパイプ
把持部材3を組み立てた状態を図1(c)に示す。更
に、この状態でパイプ把持部材3の裏面側に突出したネ
ジ4の最先端部を外側に広がるようにして僅かに潰し、
ネジ4がタップ穴6から抜け落ちるのを防止する構造を
採用する場合もある。その場合、先端の潰し両を考慮
し、ネジ4の有効ネジ部の長さは厚みTの1.5倍より
も僅かに長く設定するようにする。
【0036】そして、このようにして組み立てられたパ
イプ連結金具1を利用して2本のパイプをその中央部で
接続しようとする場合には、まず、図3(a)に示した
ような状態、つまり、パイプ把持部材3のタップ穴6に
ネジ4が完全に螺合した状態から(1/2)・Tほどネ
ジ4を緩めてパイプ把持部材2とパイプ把持部材3を重
合方向に沿って離間させ、パイプ把持部材2の嵌合部2
cとパイプ把持部材3の嵌合部3cとの係合を解除し、
パイプ把持部材2とパイプ把持部材3を相互に回転して
図2(a)に示すようにしてパイプ把持部材2の両端部
をパイプ把持部材3の両端部と交叉させる。
【0037】この状態ではパイプ把持部材3に接するパ
イプ把持部材2の対向面2dとパイプ把持部材2に接す
るパイプ把持部材3の対向面3dとが互いに干渉するた
め、嵌合部2cと嵌合部3cとの接近は妨げられ、これ
らが係合することはない。
【0038】また、パイプ把持部材2とパイプ把持部材
3の重合部が相互の対向面2d,3dによって支えられ
る結果、これらの対向面2d,3dを摺接面として、パ
イプ把持部材2はパイプ把持部材3に対し図2(a)の
反時計方向に引っ掛かりなく自由に回転することがで
き、また、パイプ把持部材3はパイプ把持部材2に対し
図2(a)の時計方向に引っ掛かりなく自由に回転する
ことができる。
【0039】そこで、作業者は、このパイプ連結金具1
を図2(a)のような状態に保持したまま手に持ち、図
2(b)に示すようにして、オフセット配備された2本
のパイプ7,8間に挿入する。
【0040】そして、パイプ把持部材2におけるパイプ
支持部2bの凹部2b’がパイプ7の外周面に当接する
までパイプ把持部材2を図2(b)の反時計方向に回転
させ、同時に、パイプ把持部材3におけるパイプ支持部
3bの凹部3b’がパイプ8の外周面に当接するまでパ
イプ把持部材3を図2(b)の時計方向に回転させて、
図2(c)に示すようにして、パイプ把持部材2のパイ
プ支持部2bとパイプ把持部材3のパイプ支持部3bと
でパイプ7を把持させ、同様に、パイプ把持部材2のパ
イプ支持部2aとパイプ把持部材3のパイプ支持部3a
とでパイプ8を把持させる。
【0041】適正な直径のパイプ7,8を把持する限
り、このようにしてパイプ7,8を挾持した状態でパイ
プ把持部材2とパイプ把持部材3との重合状態は必ず図
3(a)に示されるような対応関係となるので、このま
まパイプ把持部材2とパイプ把持部材3の中央部を摘む
ようにして相互に押し付ければ、確実にパイプ把持部材
2の嵌合部2cとパイプ把持部材3の嵌合部3cとを係
合させてパイプ把持部材2に対するパイプ把持部材3の
不用意な回転動作を防止することができる。この段階で
パイプ7,8に対するパイプ連結金具1の仮り止め作業
は完了である。
【0042】その後、ネジ4のツマミ部分を持ってネジ
4を回転させ、ネジ4の先端部をパイプ把持部材3のタ
ップ穴6に完全に螺合させて、最終的な作業を完了させ
る。ネジ4を締め付けることによってパイプ把持部材2
に対するパイプ把持部材3の重合方向の不用意な離間動
作が完全に禁止されるので、パイプ把持部材2の嵌合部
2cとパイプ把持部材3の嵌合部3cとの係合状態はそ
のまま長期間に亘って維持され、平行してオフセット配
備された2本のパイプ7,8の接続が確保される。ま
た、パイプ7,8を把持するパイプ把持部材2,3の姿
勢は、ネジ4の締め付け力ではなく嵌合部2c,3cの
噛み合いによって保持されているので、振動等によって
ネジ4が多少緩んだような場合であってもパイプ連結金
具1によるパイプ7,8の接続に問題が生じるようなこ
とはない。
【0043】一方、パイプ7,8からパイプ連結金具1
を取り外す際には、前記とは逆にネジ4を緩めてパイプ
把持部材2からパイプ把持部材3を離間させ、パイプ把
持部材2の嵌合部2cとパイプ把持部材3の嵌合部3c
との係合を解除し、パイプ把持部材2を図2(c)の時
計方向に、また、パイプ把持部材3を図2(c)の反時
計方向に回転させて、パイプ連結金具1の姿勢を図2
(a)と同様の状態に戻し、パイプ7,8間からパイプ
連結金具1を引き抜くようにすればよい。
【0044】また、オフセット配備された2本のパイプ
をその端部で接続しようとするような場合には、例え
ば、図1(c)に示すようにしてパイプ連結金具1を半
開きの状態とし、パイプ把持部材2におけるパイプ支持
部2bの凹部2b’とパイプ把持部材3におけるパイプ
支持部3bの凹部3b’との間、および、パイプ把持部
材2におけるパイプ支持部2aの凹部2a’とパイプ把
持部材3におけるパイプ支持部3aの凹部3a’との間
の離間距離を大きくし、これを直接パイプの端部側から
差し込むようにすることも可能である。
【0045】以上に述べた通り、本実施形態によれば、
パイプ連結金具1をパイプ7,8に仮り止めする場合、
および、最終的な接続作業を完了させる場合、更に、パ
イプ連結金具1をパイプ7,8から取り外す場合の何れ
においてもパイプ連結金具1からネジ4を取り外す必要
はなく、パイプ把持部材2,3とネジ4を常に一体化し
たままの状態で作業を進めることができるので、パイプ
連結金具1の脱着作業に要する時間が短縮化され、同時
に、作業中にパーツを取り落とすといった問題も解消さ
れて、作業者自身の安全性および周辺環境の安全性を向
上させることができる。
【0046】同時に、平行配備された2本のパイプの中
央部を接続することも容易であり、キャップ状のエンド
ピース等によって端部が拡径されたパイプの端部を接続
することも可能である。
【0047】また、接続対象となるパイプ7,8の直径
が一様でないような場合には、例えば、図3(b)に示
すようにして嵌合部2c,3cの溝幅W’を大きめに設
定し、パイプ連結金具1の完全閉鎖状態に近い任意の回
転位置で嵌合部2c,3cを係合させる構造としてもよ
い。
【0048】この構造によれば、接続対象となるパイプ
の直径に応じてパイプ支持部2aの凹部2a’とパイプ
支持部3aの凹部3a’およびパイプ支持部2bの凹部
2b’とパイプ支持部3bの凹部3b’の離間距離を調
整することが可能となる。
【0049】なお、嵌合部2c,3cに関しては、必ず
しも両方のパイプ把持部材2,3に設ける必要はなく、
何れか一方のみとしてもよい。
【0050】更に、嵌合部2c,3cに代え、略U字型
のストッパブロックを使用してパイプ把持部材2,3の
相対的な回転を防止する構成とすることも可能である。
図4(a)〜図4(c)に、その一例を示す。
【0051】図4(a)はストッパブロックの一例を示
した正面図、図4(b)はその側面図、また、図4
(c)はその背面図である。このストッパブロック9
は、図4(b)に示される通り、全体として略U字型に
形成されており、その両端部には、図4(c)に示され
るような三角柱状の突起9a,9bが一体に設けられて
いる。また、突起9a,9bを結ぶ接続部9cは角柱状
に形成され、その中央部には、図4(a)および図4
(c)に示されるようにして表裏に貫通するネジ通し穴
10が穿設されている。
【0052】ストッパブロック9をパイプ連結金具1に
装着した状態を図3(c)に示す。このストッパブロッ
ク9は、ネジ通し穴10に挿通されたネジ4によってパ
イプ把持部材2,3と重合して共締めされる。
【0053】そして、パイプ連結金具1をパイプ把持状
態としたときには、図3(c)に示されるように、パイ
プ把持部材2におけるパイプ支持部2aの凸部2a”と
パイプ把持部材3におけるパイプ支持部3bの凸部3
b”との間に形成されるV溝に突起9aを嵌合させ、ま
た、パイプ把持部材2におけるパイプ支持部2bの凸部
2b”とパイプ把持部材3におけるパイプ支持部3aの
凸部3a”との間に形成されるV溝に突起9bを嵌合さ
せて、パイプ把持部材2とパイプ把持部材3との間での
相対的な回転動作、つまり、パイプ連結金具1の不用意
な開きを禁止するようになっている。
【0054】また、ネジ4の長さは、ネジ4を完全に取
り外さなくてもパイプ把持部材2,3からストッパブロ
ック9を手前に移動させて前述した2つのV溝から突起
9a,9bを手前に引き抜ける程度の長さに設定されて
いる。
【0055】そこで、このストッパブロック9を備えた
パイプ連結金具1を用いて2本のパイプをその中央部で
接続しようとする場合には、まず、図3(c)に示した
ような状態、つまり、パイプ把持部材3のタップ穴にネ
ジ4が完全に螺合した状態から突起9a,9bの突出量
に相当する分だけネジ4を緩め、該突起9a,9bをパ
イプ把持部材2,3から手前に離間させ、これらの突起
9a,9bを凸部2a”と凸部3b”との間のV溝およ
び凸部2b”と凸部3a”との間のV溝から手前に引き
抜き、パイプ把持部材2とパイプ把持部材3が相互に回
転可能な状態とする。
【0056】これ以降の操作に関しては図2(a)から
図3(c)を参照して述べた最初の実施形態の場合と同
様である。
【0057】そして、パイプに対するパイプ連結金具1
の仮り止め作業を行う際には、再びストッパブロック9
の突起9a,9bの位置を凸部2a”と凸部3b”との
間のV溝および凸部2b”と凸部3a”との間のV溝の
位置に合わせて、ストッパブロック9をパイプ把持部材
2,3に向けて押し込むことにより前記2つのV溝と突
起9a,9bとを嵌合させ、パイプ把持部材2,3が不
用意に開くのを防止するようにする。最終的な固定作業
は、前述した実施形態の場合と同様、ネジ4を締め付け
るだけで完了である。
【0058】ここで、パイプを把持するパイプ把持部材
2,3の姿勢は、ネジ4の締め付け力ではなく、凸部2
a”と凸部3b”との間のV溝および凸部2b”と凸部
3a”との間のV溝と突起9a,9bとの嵌合によって
保持されているので、振動等によってネジ4が多少緩ん
だような場合であっても、パイプ連結金具1によるパイ
プの接続に問題が生じるようなことはない。
【0059】パイプ連結金具1の取り外し作業の場合に
は、前記とは逆にネジ4を緩め、凸部2a”と凸部3
b”との間のV溝および凸部2b”と凸部3a”との間
のV溝からストッパブロック9の突起9a,9bを手前
に引き抜いて、パイプ把持部材2とパイプ把持部材3を
回転させてパイプ連結金具1を開き、このパイプ連結金
具1をパイプから抜き取るようにする。
【0060】前述した実施形態と同様、パイプ連結金具
1の仮り止めや最終的な固定作業および取り外しの何れ
の場合においてもパイプ把持部材2,3とストッパブロ
ック9およびネジ4を常に一体化したままの状態で作業
を進めることができるので、脱着作業に要する時間の短
縮化、および、作業者自身の安全性や周辺環境の安全性
の向上等に関して前記実施形態と同等の効果を達成する
ことができる。
【0061】また、平行配備された2本のパイプの中央
部を接続することも容易であり、キャップ状のエンドピ
ース等によって端部が拡径されたパイプの端部を接続す
ることも可能である。
【0062】更に、本実施形態においては、ストッパブ
ロック9に設けられた突起9a,9bの形状や厚み等を
変更することにより、パイプ固定状態におけるパイプ把
持部材2,3の開き加減を調整することも可能である。
従って、規格の異なる幾つかのストッパブロック9を予
め準備しておくことによって単一の規格のパイプ連結金
具1で直径の異なる様々なパイプに対処することも可能
であり、パイプ連結金具1の量産の際に有利である。
【0063】また、図4(d)から図4(f)に示す例
のようにしてストッパブロック9の突起9a,9bの部
分にテーパ加工を施すようにすれば、前述した2つのV
溝とストッパブロック9との嵌合を更に密接にすること
ができる。この場合、ネジ4を締め付けることにより突
起9a,9bの部分が凸部2a”と凸部3b”との間の
V溝および凸部2b”と凸部3a”との間のV溝に強く
嵌合し、パイプ把持部材2,3の両端部を接近させる方
向の力が発生するので、パイプ把持部材2,3によって
パイプを強く挾圧することも可能である。
【0064】前述した2つの実施形態ではパイプ把持部
材2,3におけるパイプ支持部2a,2b,3a,3b
の内周面、つまり、凸部2a’,2b’,3a’,3
b’の各形状を円弧状としているが、これらの部分の形
状に関しては円弧に限らず多角形状としても構わない。
例えば、凸部2a’と凸部3a’および凸部2b’と凸
部3b’とを合わせた形状が正六角形となるような形状
を適用することができる。
【0065】図5(a)は連結金具本体の両側にパイプ
把持部材を取り付けてラチェット機構により連結金具本
体に固定するようにした別の実施形態のパイプ連結金具
11について示す斜視図、また、図5(b)はその断面
図である。
【0066】本実施形態のパイプ連結金具11は、概略
において、連結金具本体12と、第一および第二のパイ
プ把持部材13a,13b、ならびに、ラチェット機構
14と、リリース機構15とによって構成される。
【0067】このうち連結金具本体12は半円弧状のパ
イプ支持部12aと12bを並列して一体に形成されて
おり、パイプ支持部12aと12bとの接続部には、ラ
チェット機構14とリリース機構15を配備するための
ブロック部16が設けられている。
【0068】そして、このブロック部16には、図5
(b)に示されるように、上下方向に貫通する内部空間
16aが配備され、その中に、ラチェット機構14とリ
リース機構15の主要部を構成するレバー部材17,1
8がピン19によって回転自在に軸支して取り付けられ
ている。
【0069】更に、レバー部材17,18の最先端部に
は外側に向けて突出する係止爪17a,18aが一体に
設けられる一方、レバー部材17,18の基部側の端部
17b,18bの側は内部空間16aから下方に向けて
突出し、リリース機構15の操作部となるツマミを構成
している。また、レバー部材17,18の基部には各々
孔17c,18cが設けられ、この孔17c,18cを
貫通して摺動自在に通されたピン20に環装されたスプ
リング21によってレバー部材17,18の自動復帰手
段が構成されている。このスプリング21は圧縮方向に
蓄圧されており、図5(b)の状態でレバー部材17,
18の基部側の端部17b,18bを左右に広げる方
向、つまり、係止爪17a,18aを外側に押し出す方
向に、レバー部材17,18を付勢している。
【0070】第一および第二のパイプ把持部材13a,
13bの各々は、ピン22,23を介して連結金具本体
12の両端に回転自在に枢着されており、その先端部に
は、各々、レバー部材17,18の先端部に設けられた
係止爪17a,18aと噛合する被係止爪14a,14
bが複数縦列して設けられている。
【0071】そして、連結金具本体12のパイプ支持部
12a,12bの内周面にはポリウレタン等で形成され
たテープ状の弾性部材24a,24bが貼着して取り付
けられ、これと同様にして、第一および第二のパイプ把
持部材13a,13bの内周面にも、前記と同様の弾性
部材25a,25bが貼着して取り付けられている。
【0072】この実施形態のパイプ連結金具11を用い
て2本のパイプを接続しようとする場合には、まず、リ
リース機構15のツマミを構成するレバー部材17,1
8の端部17b,18bを手で持って相互に接近する方
向に押圧し、スプリング21の不勢力に抗してレバー部
材17,18をピン19を中心にして回転させ、レバー
部材17,18の係止爪17a,18aを第一および第
二のパイプ把持部材13a,13bの被係止爪14a,
14bから離脱させた後、ピン22,23を中心として
第一および第二のパイプ把持部材13a,13bを共に
外側に回転させて開く。
【0073】次いで、オフセットして配備された2本の
パイプの側方から連結金具本体12のパイプ支持部12
a,12bを押しつけるようにして嵌合させ、そのまま
ピン22,23を中心として第一および第二のパイプ把
持部材13a,13bを内側に回転させることにより、
パイプ把持部材13a,13bの先端部に設けられた被
係止爪14a,14bをレバー部材17,18の係止爪
17a,18aに嵌合させて、パイプ支持部12aと第
一のパイプ把持部材13a、および、パイプ支持部12
bと第二のパイプ把持部材13bとによって2本のパイ
プの各々を挾持し、これら2本のパイプを接続する。こ
の段階で、パイプ連結金具11の仮り止め作業が完了す
る。
【0074】この際、第一および第二のパイプ把持部材
13a,13bの先端に楔状に形成された被係止爪14
a,14bの各々が係止爪17a,17bを内側に押し
込むようにして強制的にレバー部材17,18を回転さ
せるので、敢えてレバー部材17,18の端部17b,
18bを手で操作して係止爪17a,18aを内側に退
避させる必要はなく、実質的な作業としては、ピン2
2,23を中心とした第一および第二のパイプ把持部材
13a,13bの回転操作が要求されるのみである。
【0075】そして、最終的に、パイプ連結金具11を
全体的に掴むようにして第一および第二のパイプ把持部
材13a,13bをパイプ支持部12a,12bに向け
て強く圧着すると、パイプ把持部材13a,13bおよ
びパイプ支持部12a,12bの内周面に貼着された弾
性部材24a,24b,25a,25bがパイプとの間
で圧縮されて弾性変形し、第一および第二のパイプ把持
部材13a,13bの更なる回転が許容され、被係止爪
14a,14bのうち更に基部側に位置するものがレバ
ー部材17,18の係止爪17a,18aと嵌合して、
パイプ支持部12aと第一のパイプ把持部材13a、お
よび、パイプ支持部12bと第二のパイプ把持部材13
bとによって2本のパイプが強く挾持されることにな
る。
【0076】また、弾性部材24a,24b,25a,
25bの反力、つまり、第一および第二のパイプ把持部
材13a,13bを開こうとする力によって係止爪17
aと被係止爪14aとの嵌合、および、係止爪18aと
被係止爪14bとの嵌合が一層強固なものとなり、ラチ
ェット機構14による第一および第二のパイプ把持部材
13a,13bの固定を一層確実なものとすることがで
きる。
【0077】パイプ連結金具11をパイプから取り外す
場合には、リリース機構15のツマミを構成するレバー
部材17,18の端部17b,18bを押圧することに
よりレバー部材17,18の係止爪17a,18aを第
一および第二のパイプ把持部材13a,13bの被係止
爪14a,14bから外し、ピン22,23を中心とし
て第一および第二のパイプ把持部材13a,13bを共
に外側に回転させて開き、パイプ連結金具11をそのま
まパイプの側方に離間させるようにして外せばよい。
【0078】前述した各実施形態と同様、パイプ連結金
具11を構成する連結金具本体12と第一および第二の
パイプ把持部材13a,13bが全ての作業工程を通じ
て常に一体化しているので、脱着作業に要する時間の短
縮化、および、作業者自身の安全性や周辺環境の安全性
の向上等に関して前記各実施形態と同等の効果を達成す
ることができる。また、仮り止めや最終的な固定作業に
際してネジの増し締め等の作業を必要としないので、脱
着作業の時間の短縮に際しては前記各実施形態に比べて
更に有利である。
【0079】前記各実施形態と同様、平行配備された2
本のパイプの中央部を接続することも容易であり、キャ
ップ状のエンドピース等によって端部が拡径されたパイ
プの端部を接続することも可能である。
【0080】更に、本実施形態においては、レバー部材
17,18の係止爪17a,18bと噛合する被係止爪
14a,14bを第一および第二のパイプ把持部材13
a,13bの先端部に複数縦列して配備するようにして
いるので、挾持対象となるパイプの直径が異なるような
場合であっても、係止爪17a,18bと嵌合する被係
止爪14a,14bの位置を調整することにより、挾持
対象となるパイプの直径の相違を吸収して、様々な直径
のパイプを確実に固定することができるといったメリッ
トがある。
【0081】前述した各実施形態と同様、パイプ支持部
12a,12bおよびパイプ把持部材13a,13bの
内周面の形状として、正六角形等を始めとする多角形形
状を利用することが可能である。
【0082】円弧に代えて多角形形状を採用した場合、
例えば、正六角形を使用した場合には、パイプ支持部1
2aとパイプ把持部材13a、および、パイプ支持部1
2bとパイプ把持部材13bとの組み合わせにおいて、
対向する頂角の各々を挟む二つの面が必ずパイプの外周
に接触することになるので、パイプの径に関わらず、各
々のパイプがパイプ支持部12aとパイプ把持部材13
a、または、パイプ支持部12bとパイプ把持部材13
bとにより常に4点支持されることになり、より安定し
た状態でパイプが挾持されるようになる。
【0083】
【発明の効果】本発明のパイプ連結金具は、パイプ連結
金具を構成する全ての要素を一体化させたままの状態で
パイプに対するパイプ連結金具の仮り止めや最終的な固
定作業ならびに取り外し作業を行うことができるので、
パイプ連結金具の脱着作業に要する時間が短縮化され、
また、作業中にパーツを取り落とすといった問題も解消
されるので、作業者自身の安全性や周辺環境の安全性も
一層向上する。
【0084】しかも、半円弧状のパイプ支持部を略S字
型に組み合わせて一体に形成した一対のパイプ把持部材
の中央部をネジで接続し、このネジを中心としてパイプ
把持部材を相対的に回転させることによってパイプ連結
金具の脱着作業を行うようにしているので、パイプ連結
金具の開閉状態の調整は自由であって、パイプの中央部
を始め、パイプのどのような位置においても容易にパイ
プ同士の接続作業を行うことができ、キャップ状のエン
ドピース等を備えたパイプの接続作業も容易である。し
かも、パイプ把持部材を重合方向に僅かにスライドさせ
てパイプ把持部材の嵌合部を係脱するだけでパイプ連結
金具の固定と解除操作が達成できるため、ネジの力を直
接的に利用してパイプを締め付ける従来型の構造と比
べ、脱着作業に必要とされるネジの軸方向の移動ストロ
ークが僅かなもので済み、ネジを回転させる作業も短時
間で行うことができる。
【0085】また、連結金具本体と第一および第二の半
円弧状のパイプ把持部材およびラチェット機構とリリー
ス機構とによってパイプ連結金具を構成した場合には、
最終的な固定作業のためのネジの増し締めといった工程
も不要となり、第一および第二の半円弧状のパイプ把持
部材を回転させるだけの極めて簡単な作業でパイプに対
するパイプ連結金具の仮り止め作業と最終的な固定作業
を同時に実施でき、パイプ連結金具の脱着作業に要する
時間が更に短縮化される。この結果、作業中にミスが発
生する確率も減り、高所等で働く作業者自身の安全性や
周辺環境の安全性も一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一対のパイプ把持部材と1本のネジとによって
構成されるパイプ連結金具の一実施形態について示した
斜視図であり、このうち図1(a)では一方のパイプ把
持部材について示し、また、図1(b)では他方のパイ
プ把持部材について示す一方、図1(c)においては一
体化された状態のパイプ連結金具を示している。
【図2】同実施形態のパイプ連結金具によってパイプの
中央部を接続する場合の操作例について示した斜視図で
あり、このうち図2(a)ではオフセット配備されたパ
イプ間にパイプ連結金具を挿入するときの姿勢について
示し、また、図2(b)ではパイプ間にパイプ連結金具
を挿入した状態について示すと共に、図2(c)におい
てはパイプ連結金具でパイプを接続した状態について示
している。
【図3】図3(a)はパイプを把持したときと同じ状態
で同実施形態のパイプ連結金具を示した斜視図、図3
(b)は他の実施形態の概略について示した斜視図、図
3(c)は更に別の実施形態の概略について示した斜視
図である。
【図4】図4(a)はストッパブロックの一例を示した正
面図、図4(b)は同ストッパブロックを示した側面
図、図4(c)は同ストッパブロックを示した背面図、
また、図4(d)はストッパブロックの他の一例を示した
正面図、図4(e)は同ストッパブロックを示した側面
図、図4(f)は同ストッパブロックを示した背面図で
ある。
【図5】図5(a)は連結金具本体の両側にパイプ把持部
材を取り付けて構成した別の実施形態のパイプ連結金具
について示す斜視図、また、図5(b)はその断面図で
ある。
【図6】図6(a)は従来のパイプ連結金具の一例を示
した斜視図、図6(b)は図6(a)における矢視A−
Aの要部を示した部分断面図、図6(c)は図6(a)
のパイプ連結金具の一部を示した平面図である。
【図7】図7(a)は従来のパイプ連結金具の他の一例
を示した斜視図、図7(b)はその断面図である。
【符号の説明】
1 パイプ連結金具 2 パイプ把持部材 2a,2b 半円弧状のパイプ支持部 2a’,2b’ 凹部 2a”,2b” 凸部 2c 嵌合部 2d 対向面 3 パイプ把持部材 3a,3b 半円弧状のパイプ支持部 3a’,3b’ 凹部 3a”,3b” 凸部 3c 嵌合部 3d 対向面 4 ネジ 5 ネジ通し穴 6 タップ穴 7 パイプ 8 パイプ 9 ストッパブロック 9a,9b 端部 10 ネジ通し穴 11 パイプ連結金具 12 連結金具本体 12a,12b 半円弧状のパイプ支持部 13a 第一のパイプ把持部材 13b 第一のパイプ把持部材 14 ラチェット機構 14a,14b 被係止爪 15 リリース機構 16 ブロック部 16a 内部空間 17 レバー部材 17a 係止爪 17b 端部 17c 孔 18 レバー部材 18a 係止爪 18b 端部 18c 孔 19 ピン 20 ピン 21 スプリング 22,23 ピン 24a,24b 弾性部材 25a,25b 弾性部材 101 パイプ連結金具(従来例) 102 貫通孔 103 連結金具本体 104 パイプ支持部 105 ピン 106 パイプ把持部材 107 欠切部 108 ピン 109 ツマミ付ナット 110 雄ネジ 111 横溝 112 縦溝 113 パイプ連結金具(従来例) 114 パイプ支持部 115 連結金具本体 116 雄ネジ 117 ツマミ付ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E125 AA01 AB17 AC16 AG20 BB16 BC09 BD01 BE03 CA72 3J022 DA12 EA33 EB14 EC17 EC22 FA03 FB12 FB17 FB21 FB22 GA04 GA12 GB23 GB27 GB42 GB45 GB53 3J039 AA05 BB01 CA02 CA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オフセットして配備された2本のパイプ
    を接続するパイプ連結金具であって、 半円弧状のパイプ支持部を略S字型に組み合わせて一体
    に形成した一対のパイプ把持部材と、これら一対のパイ
    プ把持部材を中央部で接続する1本のネジとを有し、 前記一対のパイプ把持部材における各々のパイプ支持部
    の凹部が互いに対向した状態で前記一対のパイプ把持部
    材の中央部が重合され、この重合方向に沿って前記一対
    のパイプ把持部材が相互に接離可能、かつ、前記一対の
    パイプ把持部材を相互に離間させた状態で前記中央部を
    回転中心として前記一対のパイプ把持部材が相互に回転
    可能な状態を維持して前記一対のパイプ把持部材が前記
    1本のネジによって相互に接続されると共に、 少なくとも一方の前記パイプ把持部材には、前記一対の
    パイプ把持部材の対向するパイプ支持部の凹部がパイプ
    を把持した状態で前記一対のパイプ把持部材を前記重合
    方向に密着させたときに他方のパイプ把持部材と嵌合
    し、該他方のパイプ把持部材の回転を禁止するための嵌
    合部が形成されていることを特徴としたパイプ連結金
    具。
  2. 【請求項2】 前記嵌合部が前記一対のパイプ把持部材
    の双方に設けられていることを特徴とした請求項1記載
    のパイプ連結金具。
  3. 【請求項3】 オフセットして配備された2本のパイプ
    を接続するパイプ連結金具であって、 半円弧状のパイプ支持部を略S字型に組み合わせて一体
    に形成した一対のパイプ把持部材と、前記一対のパイプ
    把持部材のパイプ支持部の凹部がパイプを把持した状態
    で前記一対のパイプ把持部材におけるパイプ支持部の凸
    部間に形成される一対のV溝に嵌合する両端部および該
    両端部を連絡する接続部を備えた略U字型のストッパブ
    ロックと、これら一対のパイプ把持部材とストッパブロ
    ックとを中央部で接続する1本のネジとを有し、 前記一対のパイプ把持部材における各々のパイプ支持部
    の凹部が互いに対向した状態で前記一対のパイプ把持部
    材の中央部と前記ストッパブロックにおける接続部の中
    央部とが重合され、この重合方向に沿って前記一対のパ
    イプ把持部材とストッパブロックとが相互に接離可能、
    かつ、前記中央部を回転中心として前記一対のパイプ把
    持部材が相互に回転可能な状態を維持して前記一対のパ
    イプ把持部材とストッパブロックとが前記1本のネジに
    よって相互に接続されていることを特徴としたパイプ連
    結金具。
  4. 【請求項4】 オフセットして配備された2本のパイプ
    を接続するパイプ連結金具であって、 半円弧状のパイプ支持部を並列して一体に形成した連結
    金具本体と、前記連結金具本体の一端および他端に基部
    を枢着された第一および第二の半円弧状のパイプ把持部
    材と、前記連結金具本体の中央部に位置して前記第一お
    よび第二の半円弧状のパイプ把持部材の先端を係止する
    ラチェット機構と、このラチェット機構を解除するリリ
    ース機構とを備えたことを特徴とするパイプ連結金具。
  5. 【請求項5】 前記連結金具本体のパイプ支持部の内周
    面または前記パイプ把持部材の半円弧状の内周面の少な
    くとも一方に弾性部材が貼着されていることを特徴とす
    る請求項4記載のパイプ連結金具。
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