JP2001192578A - ペリレン溶融物の連続水浸漬方法 - Google Patents

ペリレン溶融物の連続水浸漬方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒子サイズが小さく、サイズ分布が狭いペリ
レン顔料を製造するための、新規なペリレン溶融物の連
続水浸漬方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、(a)ナフタルイミドのアル
カリ性融合で得られるロイコ形態のペリレンテトラカル
ボン酸ジイミドの溶融物を、(1)水と(2)酸化剤と
(3)加工用添加剤と(4)酸を含有する連続水含有流
れと一緒に連続的に混合して、スラリーを生じさせ、そ
して(b)場合により、前記スラリーを、1段階以上の
連続もしくはバッチ式段階で、(1)水と(2)酸化剤
と(3)加工用添加剤と(4)酸を含有する2番目の流
れと一緒に混合して、ペリレン顔料を生じさせる、こと
によってペリレンを製造する連続方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明はペリレン(perylene)顔料を製造
する新規な連続方法に関し、この方法では、前記ペリレ
ン顔料の粒子形状、大きさおよびサイズ分布を調節する
ことができる。特に、15nmから75nmの範囲の粒
子サイズを有していて狭いサイズ分布を示す望ましい楕
円形の粒子に興味が持たれている。ペリレン類、特にペ
リレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸のジイミ
ドおよび二無水物は未置換であるか或は置換(例えば1
つ以上のアルキル、アルコキシ、ハロゲン、例えば塩素
など、またはペリレン顔料に典型的な他の置換基で)さ
れていてもよく、それらには、イミドの窒素原子の所が
化学的に妥当な基、例えばアルキルなどで置換されてい
るものが含まれる。粗ペリレンの製造は、本技術分野で
公知の方法を用いたナフタルイミドのアルカリ性融合
(alkaline fusion)で実施可能であ
る。例えば、ナフタルイミドを苛性(通常は苛性カリ)
とアルカリ金属のカルボン酸塩(通常は酢酸ナトリウ
ム)の溶融混合物中で高温で混合して無着色(non−
pigmentary)ロイコ形態のペリレンテトラカ
ルボン酸ジイミド(perylene tetraca
rboxylic diimide)を金属塩として生
じさせることによって、ペリレン溶融物を生じさせるこ
とができる。この溶融物を通常はバッチ式(batch
wise)で水に浸漬した後、それに空気による酸化を
高温で受けさせて顔料を生じさせることが行われてい
る。E.g., W. HerbstおよびK. Hunger, Industrial Org
anic Pigments,第2版(New York: VCH Publishers, In
c., 1997), 476頁, H. Zollinger, ColorChemistry(VCH
Verlagsgessellschaft, 1991), 227-228頁;そしてBIOS
Final Report, 1484, 21頁。このような一般的手順を
用いて生じさせた粒子の大きさは、通常、サブミクロン
(submicron)サイズから数ミクロンの範囲で
あり、非常に幅広いサイズ分布を伴う。
【0002】ペリレン顔料を製造する連続方法は公知で
ある。例えば、米国特許第5,247,088号には、
ロイコ形態のペリレンテトラカルボン酸ジイミドを連続
的に生じさせそして次に水に浸漬しそしてそれにバッチ
式酸化を受けさせる方法が開示されている。しかしなが
ら、その報告されている方法には、着色した(pigm
entary)ペリレンを生じさせると同時に粒子サイ
ズの調節を可能にする連続的水浸漬(drownin
g)および酸化段階は開示されていない。通常の水浸漬
方法を用いたのでは粒子サイズが小さくてサイズ分布が
狭い顔料の調製を達成するのは不可能であり、通常の水
浸漬方法では一般にずっと大きな粒子サイズと非常に幅
広いサイズ分布がもたらされる。本発明はそのような欠
点を克服することにある。
【0003】
【発明の要約】本発明はペリレンを製造する連続方法に
関し、この方法は、(a)ナフタルイミドのアルカリ性
融合で得られるロイコ形態のペリレンテトラカルボン酸
ジイミドの溶融物を、(1)水を前記溶融物1重量部当
たり2から50重量部(好適には4から20重量部)、
(2)酸化剤を前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボ
ン酸ジイミド1モル当たり0からX1モル、(3)加工
用添加剤(processing additive
s)を前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボン酸ジイ
ミドを基準にして0からY1重量部、および(4)酸を
前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボン酸ジイミドを
基準にして0からZ1重量部、含んで成る連続水含有流
れ(continuous water−contai
ning stream)と一緒に連続的に混合して、
スラリーを生じさせ、(b)場合により、前記スラリー
を、1段階以上の連続もしくはバッチ式段階で、(1)
水を前記スラリーの重量を基準にして0から10重量
部、(2)X1とX2の合計が少なくとも前記ロイコ形態
のペリレンテトラカルボン酸ジイミドの全部を酸化させ
るに理論的に必要な酸化剤のモル量(好適には必要なモ
ル量の1から10倍、より好適には必要なモル量の2か
ら6倍)に相当することを条件として、酸化剤を前記ロ
イコ形態のペリレンテトラカルボン酸ジイミド1モル当
たり0からX2モル、(3)Y1とY2の合計が0重量部
(即ち加工用添加剤を全く存在させない)から50重量
部(好適には0から5重量部)であることを条件とし
て、加工用添加剤を前記ロイコ形態のペリレンテトラカ
ルボン酸ジイミドを基準にして0からY2重量部、およ
び(4)酸を前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボン
酸ジイミドを基準にして0からZ2重量部、含んで成る
2番目の流れと一緒に混合して、ペリレン顔料を生じさ
せ、(c)場合により、前記ペリレン顔料を単離し、そ
して(d)場合により、前記ペリレン顔料の条件付け
(conditining)を行う、ことを含んで成
る。
【0004】
【発明の詳細な記述】ロイコ形態のペリレンテトラカル
ボン酸ジイミドの溶融物を水浸漬用媒体(drowni
ng medium)と一緒に1段階以上の段階で連続
的に混合することによって本発明の方法を達成するが、
ここでは、前記1段階以上の段階の少なくとも第一段階
を連続水流れ(continuous aqueous
stream)を用いて実施しそして前記段階の少な
くとも1段階に酸化剤を前記ロイコ形態のペリレンテト
ラカルボン酸ジイミドの全部を酸化させるに理論的に充
分な量で用いることを含める。
【0005】適切な酸化剤は、前記ロイコ形態のペリレ
ンテトラカルボン酸ジイミドが所望の顔料形態(pig
ment form)になるようにそれに酸化を好適に
は有意な分解を起こさせることなく受けさせる能力を有
する酸化剤である。適切な酸化剤の例には、酸素(実質
的に純粋なO2、空気および他の酸素含有気体混合物、
またはオゾンを包含)、過硫酸塩(例えば過硫酸カリウ
ム)、ニトロベンゼンスルホン酸塩(例えばナトリウム
塩)、硝酸塩、塩素酸塩、過酸化水素(好適には濃度が
0.5%から10%の範囲)、過酸化水素とホウ酸塩の
付加体、次亜塩素酸塩、および他の公知酸化剤が含まれ
る。
【0006】前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボン
酸ジイミドは、公知方法を用いたナフタルイミドのアル
カリ性融合で溶融物として得られる。好適な方法が米国
特許第5,247,088号(これは引用することによ
って本明細書に組み入れられる)に記述されている。
【0007】本発明の方法の第一段階で、前記ロイコ形
態の溶融物を、水を前記溶融物1重量部当たり2から5
0重量部含有する液体の流れ(「水浸漬用媒体」)と一
緒に連続的に混合して、スラリーを生じさせる。この第
一段階で用いる水浸漬用媒体に、場合により、前記ロイ
コ形態が着色形態になるようにそれを酸化させるに理論
的に必要な酸化剤の全部または一部を入れてもよい(本
方法全体の中のある段階で理論的量全部を加える限
り)。
【0008】この第一段階で用いる水浸漬用液体に、ま
た、粒子サイズの維持および凝集の防止に役立つばかり
でなく酸化段階の効率を向上させるいろいろな加工用添
加剤を入れることも可能である。また、加工用添加剤の
総量が前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボン酸ジイ
ミドを基準にして50重量部を越えない(好適には0か
ら5重量部である)限り前記添加剤を後の段階で添加す
ることも可能である。適切な加工用添加剤には、分散剤
(dispersants)または界面活性剤、金属
塩、およびいろいろな顔料誘導体が含まれる。適切な分
散剤の例にはアニオン性化合物、例えば脂肪酸(例えば
ステアリン酸またはオレイン酸)、脂肪酸塩(即ち石
鹸、例えば脂肪酸のアルカリ金属塩)、脂肪酸タウリド
(taurides)もしくはN−メチルタウリド、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスル
ホン酸塩、アルキルフェノールポリグリコールエーテル
硫酸塩、ナフテン酸または樹脂酸(例えばアビエチン
酸)など;カチオン性化合物、例えば第四級アンモニウ
ム塩、脂肪アミン、脂肪アミンのエチラート、および脂
肪アミンのポリグリコールエーテルなど;そしてノニオ
ン性化合物、例えば脂肪アルコールポリグリコールエー
テル、脂肪アルコールポリグリコールエステル、および
アルキルフェノールポリグリコールエーテルなどが含ま
れる。適切な金属塩の例には、アルカリ金属(例えばリ
チウム、ナトリウムおよびカリウム)、アルカリ土類金
属(例えばマグネシウム、カルシウムおよびバリウ
ム)、アルミニウム、遷移金属および他の重金属(例え
ば鉄、ニッケル、コバルト、マンガン、銅および錫)の
いろいろな塩が含まれ、それには例えばハロゲン化物
(特に塩化物)、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩、ポリ燐酸
塩、スルホン酸塩(例えばメタンスルホン酸塩またはp
−トルエンスルホン酸塩、または更に公知のキナクリド
ンスルホン酸塩誘導体)およびカルボン酸塩ばかりでな
く、酸化物および水酸化物が含まれる。適切な顔料であ
る添加剤の例には、スルホン酸基、スルホンアミド基、
カルボン酸、カルボキサミドおよび/または(ヘテロ)
アリール含有(環状)脂肪族基を1つ以上有する有機顔
料が含まれる。
【0009】前記第一段階で用いる水浸漬用液体に、ま
た、前記アルカリ性溶融物(alkaline mel
t)に由来するアルカリの全部または一部を中和する酸
を入れることも可能であるか、或は酸を前記混合物を酸
性にする過剰量で用いることさえ可能である。この酸は
粒子サイズの維持および凝集の防止にさえ役立つ可能性
があるばかりでなく酸化過程の効率を向上させ得る。ま
た、この酸の全部または一部を最終段階で添加すること
も可能である。しかしながら、前記混合物を酸性にする
必要がない場合には、この酸の総量が前記アルカリの中
和に要する量を越えないようにすべきである。適切な酸
の例には鉱酸、例えば硫酸、塩酸および燐酸などが含ま
れる。
【0010】本発明の第一段階を、好適には、強力な混
合を与える装置、特にノズルが1つ以上備わっている装
置を用いて実施する。このノズルの種類は、前記溶融物
と水浸漬用流れが最初に接触する地点に良好な混合を与
えるであろう種類のノズルであってもよい。配管を利用
して前記流れの導入地点を離して位置させるが、前記配
管の適切な長さはこの管の直径および導入すべき生成物
の流れに依存する。適切なノズルの例は、高圧の側流が
入り込む簡単な種類のT字管または環形ノズルである。
前記2つの流れがローターステーター装置(rotor
statorsystem)の入り口の所または入り
口内で接触する限り、前記ノズルのいずれかの代わりに
インライン(in−line)ローターステーターミキ
サーを用いることも可能である。前記溶融物を1番目の
ノズルに小さい方の側流としてか或は主流として導入し
てもよくかつ前記水浸漬用媒体(これに第一段階で用い
る種類の酸化剤、加工用添加剤またはそれらの組み合わ
せを入れておいてもよい)を残りのノズル口に導入す
る。
【0011】一般的には、前記溶融物、水浸漬用媒体ま
たは両方の流れを加圧するのが好適である。前記溶融物
の加圧を行う場合、これを10,000psi以下(よ
り好適には50から2500psi、特に100から1
000psi)の正圧に加圧してもよい。前記連続水含
有流れの加圧を行う場合、これも同様に10,000p
si以下(より好適には10から500psi、特に6
0から250psi)の正圧に加圧してもよい。
【0012】段階(a)を実施する時の温度は、望まし
くない副反応が起こる(または、装置を加圧しない場
合、溶媒が沸騰して出て行く)ほど高くない限り一般に
重要ではない。一般的には水浸漬用媒体を使用する圧力
に応じて凝固点から沸点の間の温度で用いることができ
る。選択する温度は、また、所望の着色特性にも依存す
るであろう。変動が約±2℃の狭い範囲内であるように
温度を比較的一定に維持するのが特に望ましい。
【0013】酸化用媒体(oxidizing med
ium)の全部が1番目のノズルに導入された時点で、
場合により、前記流れを追加的に希釈するか或は加工用
添加剤を導入する第二段階を設けることも可能である。
酸化剤を第一段階で添加しなかったか或はある程度のみ
添加した場合には、必要量を2番目のノズルに通して添
加してもよい(この第二段階を連続的に実施する時に
は)か或は収集用タンクの中に添加してもよい(この第
二段階をバッチ式で実施する場合には)。
【0014】2番目の流れを用いる場合、この2番目の
流れを加圧するのが一般に好適である。この2番目の流
れの加圧を行う場合、これを10,000psi以下
(より好適には10から500psi、特に60から2
500psi)の正圧に加圧してもよい。いろいろな個
々の使用に関係なく、典型的には、側流を主流の中によ
り高い圧力で導入する。また、変動が約±2℃の狭い範
囲内であるように温度を比較的一定に維持するのが一般
に望ましい。しかしながら、実際の温度は、混合すべき
前記2つの流れの比率および温度に依存するであろう。
【0015】用いる段階の数に関係なく、水浸漬を受け
た顔料がスラリーとして得られ、これを本技術分野で公
知の方法を用いて単離してもよくそして次に望まれるな
らば乾燥させてもよい。本技術分野で公知の収集方法に
は、濾過、遠心分離、ミクロ濾過(microfilt
ration)または更に簡単なデカンテーションも含
まれる。好適な収集方法には、例えばベルト濾過、回転
ドラム濾過、限外濾過などを用いた連続濾過が含まれ
る。
【0016】1段階以上の任意の条件付け段階を用いて
前記ペリレン顔料の最終的な粒子サイズを更に調節する
ことも可能である。しかしながら、本発明の水浸漬と酸
化の組み合わせを用いて達成する小さい粒子は、既に、
通常のサイズ低下(sizereduction)段
階、例えば乾式もしくは湿式粉砕を用いて典型的に得ら
れる粒子よりも小さい。本発明で得たそのようなより小
さい粒子はしばしば追加的条件付け段階を必要とせず、
従ってさらなる経済的利点が得られる。本発明の連続方
法の追加的利点は、条件を調節することができかつ繰り
返すことができる点にあり、それによって、より大きな
針状粒子が望まれる時でも均一な製品が一貫してもたら
される。
【0017】本発明に従って生じさせたペリレン顔料
は、光安定性と移行(migration)特性を有す
ることから、数多くのいろいろな顔料用途で用いるに適
する。本発明に従って生じさせた顔料は、例えば、光堅
牢度が非常に高い着色系(pigmented sys
tems)用の着色剤として(または2種以上の着色剤
の1つとして)用いることができる。その例には、他の
材料との着色混合物、顔料調合物、塗料、印刷用イン
ク、色付き紙または色付き高分子材料が含まれる。この
用語「他の材料との混合物」は例えば無機の白色顔料、
例えば二酸化チタン(ルチル)またはセメントなどまた
は他の無機顔料との混合物を包含すると理解する。顔料
調合物の例には、有機液を用いたフラッシュペースト
(flushed pastes)、または水、分散剤
および適宜防腐剤を用いたペーストおよび分散液が含ま
れる。本発明の顔料を用いることができる塗料の例に
は、例えば物理的または酸化的乾燥ラッカー、加熱乾燥
エナメル、反応性塗料、2成分塗料、溶媒もしくは水を
基とする塗料、耐候コーティング用乳化塗料、および水
性塗料が含まれる。印刷用インクには紙、織物および錫
メッキ印刷で用いられることが知られている印刷用イン
クが含まれる。適切な高分子物質には天然を源とする物
質、例えばゴムなど;化学的修飾で得られる物質、例え
ばアセチルセルロース、酪酸セルロースまたはビスコー
スなど;または合成で製造された物質、例えば重合体、
重付加生成物および重縮合物などが含まれる。合成で製
造された高分子物質の例としてプラスチック材料、例え
ばポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニルおよびポリプロピオ
ン酸ビニル;ポリオレフィン類、例えばポリエチレンお
よびポリプロピレンなど;高分子量のポリアミド;アク
リレート、メタアクリレート、アクリロニトリル、アク
リルアミド、ブタジエンまたはスチレンの重合体および
共重合体;ポリウレタン;およびポリカーボネートが含
まれる。本発明に従って生じさせたペリレン顔料を用い
て色を付ける材料の形状もしくは形態は所望の如何なる
形状もしくは形態であってもよい。本発明に従って生じ
させた顔料は特に自動車、産業および建築のコーティン
グで用いるに適切である。
【0018】本発明に従って生じさせたペリレン顔料
は、高い耐水性、耐油性、耐酸性、耐石灰性、耐アルカ
リ性、耐溶媒性、耐ラッカーしぶき性(fast to
over−lacquering)、耐スプレーしぶ
き性(fast to over−sprayin
g)、耐昇華性、耐熱性および耐加硫性を示し、その
上、非常に良好な着色収率を与え、かつ容易に分散し得
る(例えばプラスチック材料などに)。
【0019】以下に示す実施例で本発明の方法を更に詳
細に説明する。この上で行った開示に挙げた発明を本実
施例で精神の点でも範囲の点でも限定するものでない。
本分野の技術者は以下に示す手順の条件の公知変形を用
いることができることを容易に理解するであろう。特に
明記しない限り、温度は全部摂氏度でありそしてパーセ
ントは全部重量パーセントである。
【0020】
【実施例】実施例1 米国特許第5,247,088号の実施例1に記述され
ている様式に類似した様式で生じさせたペリレン融合溶
融物(fusion melt)に水浸漬を下記の如く
連続的に受けさせた。ナフタルイミドを1重量部とフレ
ーク状水酸化カリウムを3重量部と酢酸ナトリウムを
0.5重量部含有する溶融物を280℃に加熱したスク
リュー型反応槽内で混合した後、環形ノズルの中心の穴
の中に0.7kg/分の導入速度で導入した。同時に、
過硫酸カリウムを酸化剤として3%含有する水の流れを
前記ノズルの中に100から125psiの圧力の側流
として10kg/分の導入速度で導入した。その後、フ
ィルタープレスを用いてペリレンテトラカルボン酸ジイ
ミド顔料を集めた。この顔料の粒子形状は楕円形であり
そして粒子の大きさは15から75nmの範囲であっ
た。実施例2 前記融合溶融物で用いるフレーク状水酸化カリウムの量
を2部にしそして4%の過酸化水素を側流として5kg
/分の流れで用いる以外は実施例1を繰り返した。その
結果として得た顔料の粒子形状は楕円形でありそして粒
子の大きさは15から75nmの範囲であった。実施例3 実施例1と同様な様式で生じさせたペリレン融合溶融物
(また米国特許第5,247,088号の実施例1も参
照)を温度が30℃の水の流れの中に0.7kg/分の
導入速度で導入することを通して、それに水浸漬を連続
的に受けさせた。その結果として生じたスラリーを容器
で集めた後、この容器に3%の過硫酸カリウム水溶液を
加えた。次に、その結果として酸化を受けた顔料が入っ
ているスラリーをフィルタープレスに通すことを通し
て、ペリレン顔料を集めた。溶媒を基とする塗料の試験 実施例1から3に従って生じさせたペリレンテトラカル
ボン酸ジイミドのサンプルに塩粉砕(salt gri
nding)による条件付けを受けさせた後、溶媒を基
とする塗料系を利用した試験を受けさせた。通常のバッ
チ式方法で作られたペリレンテトラカルボン酸ジイミド
を対照として用いた。
【0021】AROPLAZ(商標)1453−X−5
0アルキド樹脂(Reichhold Chemica
ls,Inc.)が33%でキシレンが63%で顔料が
4%の混合物[顔料と結合剤(binder)の比率が
4:33で全固体含有量が37%になった]を用いて顔
料分散液を生じさせた。AROPLAZ(商標)145
3−X−50アルキド樹脂を2.3%およびRESIM
ENE(商標)717メラミン樹脂(Monsanto
Company)を6.5%添加することで前記顔料
と結合剤の比率を1:10に下げ、それによって全固体
含有量が40%になった。湿った状態のフィルムの厚み
がそれぞれ152μmおよび38μmになるように塗布
を行った後に瞬間蒸発(flashed)を室温で30
分間そして121℃で30分間受けさせることで生じさ
せたフィルムを用いてマストーン(masstone)
および透過率の測定を行った。
【0022】顔料と結合剤の比率が4:33の前記分散
液に、AROPLAZ(商標)1453−X−50アル
キド樹脂を30%とキシレンを20%とNUOSPER
SE(商標)657(Huels America)を
5%とTL−PURE(商標)R−960 TiO2
料(DuPont)を50%用いて生じさせた分散液を
31%、AROPLAZ(商標)1453−X−50ア
ルキド樹脂を21%およびRESIMENE(商標)7
17メラミン樹脂を7%添加することで、顔料と結合剤
の比率が1:2で全固体含有量が50%でTiO2と顔
料の比率が90:10のアンダートーン(undert
one)色合いの塗料を生じさせた。湿った状態のフィ
ルムの厚みが76μmになるように塗布を行った後に瞬
間蒸発を室温で30分間そして121℃で30分間受け
させることで生じさせたフィルムを用いて色の測定を行
った。
【0023】アルミニウムペースト[Silberli
ne ManufacturingCo.,Inc.か
ら5251 ARとして入手可能]とAROPLAZ
(商標)1453−X−50アルキド樹脂とRESIM
ENE(商標)717メラミン樹脂を顔料と結合剤の比
率が1:9でアルミニウムと顔料の比率が20:80で
全固体含有量が41%になるような量で用いて、顔料と
結合剤の比率が4:33の前記分散液からメタリック塗
料を生じさせた。湿った状態のフィルムの厚みが76μ
mになるように塗布を行った後に瞬間蒸発を室温で30
分間そして121℃で30分間受けさせることで生じさ
せたフィルムを用いて色の測定を行った。
【0024】実施例1から3の顔料を用いてこの上に記
述した如く生じさせた塗料(溶媒を基とする)の方が対
照顔料を用いて生じさせた塗料よりもマストーンが深く
かつ透明でありそして色合いが青色がかっていて明るく
かつ金属的であることが示された。
【0025】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0026】1. ペリレンを製造する連続方法であっ
て、(a)ナフタルイミドのアルカリ性融合で得られる
ロイコ形態のペリレンテトラカルボン酸ジイミドの溶融
物を、(1)水を前記溶融物1重量部当たり2から50
重量部、(2)酸化剤を前記ロイコ形態のペリレンテト
ラカルボン酸ジイミド1モル当たり0からX1モル、
(3)加工用添加剤を前記ロイコ形態のペリレンテトラ
カルボン酸ジイミドを基準にして0からY1重量部、お
よび(4)酸を前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボ
ン酸ジイミドを基準にして0からZ1重量部、含んで成
る連続水含有流れと一緒に連続的に混合して、スラリー
を生じさせ、(b)場合により、前記スラリーを、1段
階以上の連続もしくはバッチ式段階で、(1)水を前記
スラリーの重量を基準にして0から10重量部、(2)
1とX2の合計が少なくとも前記ロイコ形態のペリレン
テトラカルボン酸ジイミドの全部を酸化させるに理論的
に必要な酸化剤のモル量に相当することを条件として酸
化剤を前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボン酸ジイ
ミド1モル当たり0からX2モル、(3)Y1とY2の合
計が0から50重量部であることを条件として加工用添
加剤を前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボン酸ジイ
ミドを基準にして0からY2重量部、および(4)酸を
前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボン酸ジイミドを
基準にして0からZ2重量部、含んで成る2番目の流れ
と一緒に混合して、ペリレン顔料を生じさせ、(c)場
合により、前記ペリレン顔料を単離し、そして(d)場
合により、前記ペリレン顔料の条件付けを行う、ことを
含んで成る連続方法。
【0027】2. 前記連続水含有流れが水を前記溶融
物1重量部当たり4から20重量部含有する上記1記載
の連続方法。
【0028】3. X1とX2の合計が前記ロイコ形態の
ペリレンテトラカルボン酸ジイミドの全部を酸化させる
に理論的に必要な酸化剤のモル量の1から10倍に相当
する上記1記載の連続方法。
【0029】4. X1とX2の合計が前記ロイコ形態の
ペリレンテトラカルボン酸ジイミドの全部を酸化させる
に理論的に必要な酸化剤のモル量の2から6倍に相当す
る上記1記載の連続方法。
【0030】5. 段階(a)を酸化剤の不存在下で実
施する上記1記載の連続方法。
【0031】6. 段階(b)を酸化剤の不存在下で実
施する上記1記載の連続方法。
【0032】7. 前記酸化剤が実質的に純粋なO2
空気または他の酸素含有気体混合物の形態の酸素または
オゾン;過硫酸塩;ニトロベンゼンスルホン酸塩;硝酸
塩;塩素酸塩;過酸化水素または過酸化水素とホウ酸塩
の付加体;または次亜塩素酸塩である上記1記載の連続
方法。
【0033】8. 段階(a)で前記溶融物を加圧しな
い上記1記載の連続方法。
【0034】9. 段階(a)で前記溶融物を10,0
00psi以下の正圧力に加圧する上記1記載の連続方
法。
【0035】10. 段階(a)で前記連続水含有流れ
を10,000psi以下の正圧力に加圧する上記1記
載の連続方法。
【0036】11. 段階(b)で前記2番目の流れを
10,000psi以下の正圧力に加圧する上記1記載
の連続方法。
【0037】12. Y1とY2の合計がゼロである上記
1記載の連続方法。
【0038】13. 酸を前記アルカリ性溶融物に由来
するアルカリの全部または一部を中和するに充分な量で
用いる上記1記載の連続方法。
【0039】14. 前記酸が鉱酸である上記13記載
の連続方法。
【0040】15. 酸を前記アルカリ性溶融物に由来
するアルカリを基準にして過剰量で用いる上記1記載の
連続方法。
【0041】16. 前記酸が鉱酸である上記15記載
の連続方法。
【0042】17. 段階(a)で温度を±2℃の範囲
内に一定に維持する上記1記載の連続方法。
【0043】18. 段階(b)で温度を±2℃の範囲
内に一定に維持する上記1記載の連続方法。
【0044】19. 前記ペリレン顔料生成物が15n
mから75nmの範囲の粒子サイズを有する楕円形粒子
である上記1記載の連続方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチヤード・ケント・フオービオン アメリカ合衆国サウスカロライナ州29401 チヤールストン・アパートメントエイ・ク イーンストリート134 (72)発明者 マーク・エイ・パトナム アメリカ合衆国サウスカロライナ州29406 ハナハン・ウオリングアベニユー1202 (72)発明者 ウルリヒ・フエルトフエス アメリカ合衆国サウスカロライナ州29466 マウントプレザント・ガストンゲイト2791 (72)発明者 リチヤード・エイ・ボーゲル アメリカ合衆国サウスカロライナ州29407 チヤールストン・アールコート1916

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペリレンを製造する連続方法であって、
    (a)ナフタルイミドのアルカリ性融合で得られるロイ
    コ形態のペリレンテトラカルボン酸ジイミドの溶融物
    を、 (1)水を前記溶融物1重量部当たり2から50重量
    部、 (2)酸化剤を前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボ
    ン酸ジイミド1モル当たり0からX1モル、 (3)加工用添加剤を前記ロイコ形態のペリレンテトラ
    カルボン酸ジイミドを基準にして0からY1重量部、お
    よび (4)酸を前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボン酸
    ジイミドを基準にして0からZ1重量部、含んで成る連
    続水含有流れと一緒に連続的に混合して、スラリーを生
    じさせ、(b)場合により、前記スラリーを、1段階以
    上の連続もしくはバッチ式段階で、 (1)水を前記スラリーの重量を基準にして0から10
    重量部、 (2)X1とX2の合計が少なくとも前記ロイコ形態のペ
    リレンテトラカルボン酸ジイミドの全部を酸化させるに
    理論的に必要な酸化剤のモル量に相当することを条件と
    して、酸化剤を前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボ
    ン酸ジイミド1モル当たり0からX2モル、 (3)Y1とY2の合計が0から50重量部であることを
    条件として、加工用添加剤を前記ロイコ形態のペリレン
    テトラカルボン酸ジイミドを基準にして0からY2重量
    部、および (4)酸を前記ロイコ形態のペリレンテトラカルボン酸
    ジイミドを基準にして0からZ2重量部、含んで成る2
    番目の流れと一緒に混合して、ペリレン顔料を生じさ
    せ、(c)場合により、前記ペリレン顔料を単離し、そ
    して(d)場合により、前記ペリレン顔料の条件付けを
    行う、ことを含んで成る連続方法。
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