JP2001192183A - 合成繊維ロープの劣化状態判別方法およびエレベータ - Google Patents

合成繊維ロープの劣化状態判別方法およびエレベータ

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JP2001192183A
JP2001192183A JP2000001350A JP2000001350A JP2001192183A JP 2001192183 A JP2001192183 A JP 2001192183A JP 2000001350 A JP2000001350 A JP 2000001350A JP 2000001350 A JP2000001350 A JP 2000001350A JP 2001192183 A JP2001192183 A JP 2001192183A
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fiber rope
deterioration
rope
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Kensuke Kato
謙介 加藤
Kaoru Kurosawa
薫 黒沢
Yuji Yoshitomi
雄二 吉冨
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Hitachi Ltd
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    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/14Ropes or cables with incorporated auxiliary elements, e.g. for marking, extending throughout the length of the rope or cable
    • D07B1/145Ropes or cables with incorporated auxiliary elements, e.g. for marking, extending throughout the length of the rope or cable comprising elements for indicating or detecting the rope or cable status
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2501/00Application field
    • D07B2501/20Application field related to ropes or cables
    • D07B2501/2007Elevators

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷を複数本並列で支える合成繊維ロープの
劣化状態を個別に把握し、各合成繊維ロープの廃棄時期
を判定する手段を備えたエレベータを提供する。 【解決手段】 乗りかご2とカウンタウェイト3とを複
数本並列の合成繊維ロープ1により連結し、合成繊維ロ
ープ1をシーブ4に巻き掛けて摩擦駆動するエレベータ
において、昇降路内での乗りかご2の位置を検出する手
段と、昇降路内でのカウンタウェイト3の位置を検出す
る手段と、各合成繊維ロープ1の劣化がない状態と比較
した伸び量の増加を個別に算出する手段と、各合成繊維
ロープ1の伸び量の増加の許容限度を個別に記録する手
段と、各合成繊維ロープ1の伸び量の増加が許容限度内
か否かを個別に判断する手段とを備えた。ロープの交
換,廃棄時期を個別に決定できて、エレベータの機械シ
ステムの安全性,信頼性が上がる。劣化進行状態の記
録,通報の自動化により、メンテナンスを省力化でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本並列で用い
られる合成繊維ロープの劣化状態判別方法およびエレベ
ータに係り、特に、複数本並列で用いられる合成繊維ロ
ープの劣化状態を検知してエレベータの管理者に通報す
る合成繊維ロープの劣化状態判別方法およびそれを応用
したエレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】ロープ式エレベータは、電動機,減速
機,シーブ,そらせ車からなる駆動装置を備え、シーブ
に巻き掛けたメインロープの一方に乗りかごの荷重をか
けるとともに、シーブを介して他方にカウンタウェイト
の荷重を作用させ、ロープとシーブとの間の摩擦によ
り、乗りかごおよびカウンタウェイトを昇降させる機構
を有している。
【0003】ロープは、一般に、鋼製のワイヤを撚り合
わせて形成されるストランドをさらに撚り合わせて形成
される。この鋼製ロープは、エレベータを吊り上げて駆
動するに必要な摩擦特性,耐摩耗性,疲労特性などを満
たしており、信頼性が高い。一方、鋼材料が持つ自重と
破断強度、および、破断強度に対する安全率を考慮する
と、エレベータとしての揚程は、600mが限界とされ
ている。また、鋼は重いので、鋼製ロープが寿命に達し
たときの交換には、多くの時間と労力とが費やされてい
る。
【0004】このため、鋼と比較して単位重量あたりの
強度すなわち比強度が高いアラミド繊維などの合成繊維
ロープを使用することが検討されている。合成繊維ロー
プの場合は、繊維を撚り合わせたストランドをさらに撚
り合わせてロープが形成される。この合成繊維ロープ
は、シーブに巻き掛けられて乗りかごを摩擦駆動するた
め、シーブとの接触時にロープ表面の合成繊維の損傷,
摩耗を低減し、しかも、適切な摩擦駆動力を生ずるよう
に、ウレタンなどの樹脂を表面に被覆することがある。
【0005】乗客を運ぶ輸送システムとしてのエレベー
タは、その安全確保が最も重要であり、ロープの寿命を
適切に判定しなければならない。鋼製ロープの場合、素
線の破断を目視で確認し、寿命を判定している。
【0006】しかし、表面に樹脂が被覆された合成繊維
ロープを採用した場合、内部で発生する繊維の破断や損
傷を目視では、判定できない。
【0007】この問題を解決する手段として、合成繊維
ロープに導電性繊維を織りまぜて、この導電性繊維が破
断し、電流を遮断すれば、ロープの廃棄時期であると識
別する方法が、特開平8−261972号公報に記載されてい
る。
【0008】また、合成繊維ロープの長手方向に透磁性
ターゲットをいくつか埋め込んで、ロープが検出器を通
過する際の磁場の変化から各ターゲット間の距離の変化
を検出し、ロープの廃棄時期を識別する方法が、特開平
10−182036号公報に記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】既に述べたように、安
全を確保するには、ロープの劣化状態を適切に検出しな
ければならない。例えば、集中管理が一般的になりつつ
あるエレベータシステムにおいては、ロープが使用に耐
えられなくなると判断した場合、ロープの管理者に許容
限度超過の事実を通報しなければならない。
【0010】合成繊維ロープの場合も、鋼製ロープと同
様に、合成繊維ロープを構成するストランドの破断また
はストランドを構成する繊維の破断から、ロープの劣化
が生じる。
【0011】ところが、鋼製ロープと異なり、ウレタン
などの樹脂で表面を被覆した合成繊維ロープを使用する
場合、ロープ内部での繊維の劣化,破断を目視では検出
できない。樹脂による表面の被覆がない状態であって
も、直径数10μmの合成繊維の破断を目視で確認する
ことは、困難である。したがって、合成繊維ロープの劣
化状態を把握するには、繊維破断を目視以外の方法で検
出する必要がある。合成繊維ロープは、繊維の部分的な
破断に伴い、ロープ全体として伸びが生じ、弾性率が低
下する。
【0012】特に、負荷を複数本並列で支える合成繊維
ロープの場合は、繊維の部分的な劣化や破断が生じる
と、負荷を支える全体の荷重バランスが変わるので、代
表的な1本または数本の合成繊維ロープにかかる荷重の
みを検出しても、残りのそれぞれの合成繊維ロープにか
かる荷重を個々に算出することは不可能であり、これら
残りの合成繊維ロープの劣化や破断を見逃してしまうお
それがある。
【0013】本発明の目的は、負荷を複数本並列で支え
る合成繊維ロープの劣化状態を個別に把握して、それぞ
れの合成繊維ロープの廃棄時期を判定する合成繊維ロー
プの劣化状態判別方法を提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、それぞれの合成繊維
ロープが廃棄時期に至ったことをロープの管理者に通報
する手段を備えた合成繊維ロープの劣化状態判別方法を
提供することである。
【0015】本発明の別の目的は、負荷を複数本並列で
支える合成繊維ロープの劣化状態を個別に把握して、そ
れぞれの合成繊維ロープの廃棄時期を判定する手段を備
えたエレベータを提供することである。
【0016】本発明のさらに別の目的は、それぞれの合
成繊維ロープが廃棄時期に至ったことをエレベータの管
理者に通報する手段を備えたエレベータを提供すること
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、負荷を複数本並列で支える合成繊維ロー
プの劣化状態判別方法において、各合成繊維ロープの劣
化がない状態での長さを記録し、合成繊維ロープの供用
開始後に各合成繊維ロープの伸び量を個別に検出し、各
合成繊維ロープの劣化がない状態からの伸び量の増加が
許容限度内か否かにより各合成繊維ロープの劣化状態を
個別に判断する合成繊維ロープの劣化状態判別方法を提
案する。
【0018】本発明は、また、負荷を複数本並列で支え
る合成繊維ロープの劣化状態判別方法において、各合成
繊維ロープの劣化がない状態での弾性率を記録し、合成
繊維ロープの供用開始後に各合成繊維ロープの弾性率を
個別に検出し、各合成繊維ロープの劣化がない状態から
の弾性率の変化が許容限度内か否かにより各合成繊維ロ
ープの劣化状態を個別に判断する合成繊維ロープの劣化
状態判別方法を提案する。
【0019】本発明は、上記他の目的を達成するため
に、各合成繊維ロープの劣化がない状態からの伸び量の
増加または弾性率の変化が許容限度を超えたときに、検
出した伸び量または弾性率を個別に記録し、個別に検出
した伸び量または弾性率と許容限度超過の事実とを合成
繊維ロープの管理者に通報する合成繊維ロープの劣化状
態判別方法を提案する。
【0020】本発明は、上記別の目的を達成するため
に、乗りかごおよびカウンタウェイトを複数本並列の合
成繊維ロープにより連結し、合成繊維ロープをシーブに
巻き掛けて摩擦駆動するエレベータにおいて、昇降路内
での乗りかごの位置を検出する手段と、昇降路内でのカ
ウンタウェイトの位置を検出する手段と、各合成繊維ロ
ープの劣化がない状態と比較した伸び量の増加を個別に
算出する手段と、各合成繊維ロープの伸び量の増加の許
容限度を個別に記録する手段と、各合成繊維ロープの伸
び量の増加が許容限度内か否かを個別に判断する手段と
を備えたエレベータを提案する。
【0021】本発明は、また、乗りかごおよびカウンタ
ウェイトを複数本並列の合成繊維ロープにより連結し、
合成繊維ロープをシーブに巻き掛けて摩擦駆動するエレ
ベータにおいて、各合成繊維ロープに作用する荷重を個
別に検出する手段と、各合成繊維ロープの長さを個別に
検出する手段と、検出した荷重と長さとから各合成繊維
ロープの弾性率を個別に算出する手段と、弾性率の許容
限度を個別に記録する手段と、弾性率の変化が許容限度
内か否かを個別に判断する手段とを備えたエレベータを
提案する。
【0022】本発明は、上記さらに別の目的を達成する
ために、劣化がない状態と比較した合成繊維ロープの伸
び量の増加または弾性率の変化が許容限度を超えたとき
に、検出した伸び量または弾性率を個別に記録する手段
と、個別に検出した伸び量または弾性率と許容限度超過
の事実とをエレベータの管理者に通報する手段とを備え
たエレベータを提案する。
【0023】なお、複数本並列の合成繊維ロープのうち
特定の合成繊維ロープが、他の合成繊維ロープとは直径
または張力または構造の少なくとも一つが異なり、劣化
進行が速いインジケータロープであってもよい。
【0024】いずれのエレベータにおいても、各合成繊
維ロープの伸び量の増加または弾性率の変化とともに、
当該合成繊維ロープの供用時間を記録する手段と、蓄積
された許容限度超過の事実と供用時間との関係に基づ
き、最適なメンテナンス周期を推定する手段とを備える
ことができる。
【0025】本発明においては、負荷を複数本並列で支
える合成繊維ロープの劣化状態判別方法において、各合
成繊維ロープの劣化がない状態での長さを記録し、合成
繊維ロープの供用開始後に各合成繊維ロープの伸び量を
個別に検出し、各合成繊維ロープの劣化がない状態から
の伸び量の増加が許容限度内か否かにより各合成繊維ロ
ープの劣化状態を個別に判断するので、ロープの交換,
廃棄時期を個別に決定でき、例えば、エレベータの機械
システムの安全性,信頼性が上がる。
【0026】また、劣化進行状態の記録,通報の自動化
により、最適なメンテナンス周期を推定可能であり、メ
ンテナンスを省力化できる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図8を参照して、本
発明による合成繊維ロープの劣化状態判別方法およびエ
レベータの実施形態を説明する。
【0028】合成繊維ロープの劣化は、破断強度の低下
として表現できる。特に動索として使用する合成繊維ロ
ープの場合、曲げによる繊維同士の相対的なすべりなど
により、繊維の部分的な破断が生じる。その結果、破断
した繊維に作用していた荷重が、破断していない繊維に
移動し、この荷重が繊維に伸びを生じさせるので、合成
繊維ロープ全体として伸びの増加が生じる。
【0029】繊維の破断が生じると、荷重が作用したと
き、伸び量が増加するだけでなく、合成繊維ロープとし
ての破断荷重も低下する。
【0030】そこで、合成繊維ロープの供用開始後、繊
維の破断が生じ劣化している合成繊維ロープの引張り試
験を実行し、破断荷重の低下を測定した。
【0031】図1は、引張り試験で得られた破断荷重
と、劣化がない状態での合成繊維ロープの長さに対する
供用開始後の合成繊維ロープ伸び量の増加との関係を示
す。劣化がない状態で測定した合成繊維ロープの長さ
と、供用開始後に測定した合成繊維ロープの伸び量と
は、同じ荷重で測定した。
【0032】新しい合成繊維ロープすなわち劣化がない
状態での合成繊維ロープに対して、伸びが増加している
合成繊維ロープは、その伸び量の増加に伴い、合成繊維
ロープの破断強度が低下する。
【0033】図2は、破断強度と劣化がない状態の合成
繊維ロープに対する供用開始後の合成繊維ロープ弾性率
の比との関係を示す。同一荷重が作用した状態で供用開
始後に伸びが増加する現象は、合成繊維ロープの弾性率
が低下することを示す。
【0034】本発明では、合成繊維ロープに劣化が生じ
たときすなわち破断強度が低下したときに、合成繊維ロ
ープの伸び量が増加するとともに、合成繊維ロープの弾
性率が低下するという現象に基づいて、合成繊維ロープ
の劣化状態を判別する。
【0035】
【実施形態1】図3は、本発明による合成繊維ロープの
劣化状態判別方法の実施形態の処理手順を示す。合成繊
維ロープを用いる機械システムにおいて、合成繊維ロー
プ供用中に荷重を作用させた状態で、個々の合成繊維ロ
ープの長さを検出する。この検出結果と、予め測定して
ある劣化がない状態での個々の合成繊維ロープ長さと比
較し、供用中に生じた伸び量の増加を算出する。このと
き、使用する機械システムでの合成繊維ロープの劣化進
行状態をデータベース化するため、各合成繊維ロープに
ついて供用開始からの稼働時間と個々の合成繊維ロープ
の伸び量の増加とを記録する。
【0036】次に、使用する機械システム毎の合成繊維
ロープ破断強度に対する安全率から予め設定された合成
繊維ロープの伸び量の増加の許容限度と照らし合わせ、
許容限度以内であれば、機械システムの運転を継続す
る。
【0037】許容限度を超えた場合、機械システムの運
転を停止し、検出したその合成繊維ロープの伸び量の増
加値と許容限度超過の事実とを合成繊維ロープの管理者
に通報する。
【0038】
【実施形態2】図4は、本発明による合成繊維ロープの
劣化状態判別方法の他の実施形態の処理手順を示す。供
用中の個々の合成繊維ロープの長さ検出手段から得られ
る長さと供用中の個々の合成繊維ロープ張力検出手段か
ら得られる張力とから、供用中の個々の合成繊維ロープ
の弾性率を算出する。この算出結果と、予め測定してあ
る劣化がない状態での個々の合成繊維ロープ弾性率との
比を算出する。
【0039】このとき、図3の実施形態1と同様に、個
々の合成繊維ロープの劣化進行状態をデータベース化す
るため、各合成繊維ロープについて供用開始からの稼働
時間と個々の合成繊維ロープの弾性率とを記録する。
【0040】次に、使用する機械システム毎の合成繊維
ロープ破断強度に対する安全率から予め設定された合成
繊維ロープ弾性率の比の許容限度と照らし合わせて、許
容限度以内であれば、機械システムの運転を継続する。
【0041】許容限度を超えた場合、機械システムの運
転を停止し、検出したその合成繊維ロープの弾性率と許
容限度超過の事実とを合成繊維ロープの管理者に通報す
る。
【0042】
【実施形態3】図5は、本発明によるエレベータの実施
形態の概略構造を示す。ロープ式エレベータは、電動機
6,シーブ4,そらせ車5からなる駆動装置を備え、シ
ーブ4に巻き掛けた合成繊維ロープ1の一方に乗りかご
2の荷重を作用させ、シーブ4を介して他方にカウンタ
ウェイト3の荷重を作用させ、合成繊維ロープ1とシー
ブ4との間の摩擦により、乗りかご2とカウンタウェイ
ト3とを昇降させる。
【0043】ここで用いる合成繊維ロープは、アラミ
ド,超高分子量ポリエチレン,ポリアリレート,または
PBO繊維などの合成繊維からなる。乗りかご2は、昇
降路内におけるかごの位置を検出するかご位置検出装置
7を備え、カウンタウェイト3は、昇降路内におけるカ
ウンタウェイトの位置を検出するカウンタウェイト位置
検出装置8を備えている。なお、乗りかご2の内部に
は、図示を省略したが、積載荷重を検出する積載荷重検
出装置が備えられている。
【0044】各合成繊維ロープ1の端末には、シンブル
ロッド11が備えられ、張力調整ばね9を介して、乗り
かご2またはカウンタウェイト3と接続される。張力調
整ばね9には、図示を省略したが、ばね変位検出装置が
設置されている。各合成繊維ロープ1の張力を個別に測
定するため、張力調整ばね9と乗りかご2およびカウン
タウェイト3との間には荷重検出装置10が備えられ
る。
【0045】なお、各合成繊維ロープ1の張力を測定す
るには、荷重検出装置10の代わりに、張力調整ばね9
に備えられたばね変位検出装置の出力を用いて、張力を
演算により求めることも可能である。
【0046】また、各検出装置からの出力は、図示を省
略した合成繊維ロープ劣化状態判別演算装置で処理され
る。
【0047】図6は、図5のエレベータに備えられた本
発明による合成繊維ロープ劣化状態判別演算装置におけ
る処理手順を示す。かご位置検出装置7およびカウンタ
ウェイト位置検出装置8から得られるそれぞれの昇降路
内における位置情報に基づき、シーブ4を介した乗りか
ご2とカウンタウェイト3との距離すなわち合成繊維ロ
ープ1の長さが算出される。このとき、弾性体である合
成繊維ロープ1の伸びは、乗りかご2の重量および積載
荷重とカウンタウェイト3の重量とにより変化する。
【0048】エレベータ設置時に、合成繊維ロープ1に
劣化がない状態で、例えば乗りかご2に無積載の条件で
前述の方法により各合成繊維ロープ1の長さを測定し、
結果を記録し保持する。
【0049】一方、供用開始後に各合成繊維ロープ1の
長さを同様に測定し、劣化がない状態での各合成繊維ロ
ープ1と比較した伸び量の増加を算出する。
【0050】劣化が生じている場合、合成繊維ロープ1
の伸びは増加する。これを図1の特性と照らし合わせる
と、各合成繊維ロープ1の劣化状態を把握できる。
【0051】合成繊維ロープ1の劣化進行状態をデータ
ベース化するために、供用開始後の稼働時間,走行距
離,変化した合成繊維ロープの長さを記録する。
【0052】次に、エレベータの合成繊維ロープ1の破
断強度に対する安全率から、破断強度の低下限度が設定
される。これをもとに、図1に示す伸び量の増加に伴う
破断強度の低下から、合成繊維ロープ1の伸び量の増加
の許容値が決められ、合成繊維ロープ劣化状態判別演算
装置に記録される。
【0053】ここで、検出されている供用開始後の合成
繊維ロープ1の伸び量の増加と、記録されている伸び量
の増加の許容値とを比較し、許容値以内であれば、エレ
ベータは通常運転を継続する。
【0054】許容値を超えた場合、乗りかご2を最寄り
階に停止させ、運転を終了する。
【0055】その後、検出した合成繊維ロープ伸び量の
増加と許容限度超過の事実とをエレベータの管理者に通
報する。
【0056】なお、データベース化された合成繊維ロー
プ1の劣化進行状態は、その後に設置されるエレベータ
のより安全な設計,保守,管理に反映される。より直接
的には、各合成繊維ロープの伸び量の増加または弾性率
の変化とともに、合成繊維ロープの供用時間を記録する
手段を備えると、蓄積された許容限度超過の事実と供用
時間との関係に基づき、最適なメンテナンス周期を推定
することができる。
【0057】
【実施形態4】図7は、図5のエレベータに備えられた
本発明による合成繊維ロープ劣化状態判別演算装置にお
ける処理手順の他の例を示す。全体のエレベータの実施
形態の概略構造は、図5に示したエレベータと変わらな
い。
【0058】各合成繊維ロープ1の個別の長さについて
は、乗りかご2とカウンタウェイト3との距離に加え
て、各合成繊維ロープ1の端部に接続された張力調整ば
ね9に備えられるばね変位検出装置21の出力から算出
される。
【0059】また、各合成繊維ロープ1個別の張力は、
それぞれの合成繊維ロープ1と乗りかご2およびカウン
タウェイト3との間に接続された荷重検出器10、また
は、張力調整ばね9に接続されたばね変位検出装置の出
力から検出される。
【0060】検出した各合成繊維ロープ1の張力と合成
繊維ロープ1の長さおよび荷重が作用する前の合成繊維
ロープ1の自然長とから、各合成繊維ロープ1個別の弾
性率を算出する。
【0061】エレベータ設置時すなわち合成繊維ロープ
1に劣化がない状態で、各合成繊維ロープ1の弾性率を
測定し、記録保持する。
【0062】一方、供用開始後に、各合成繊維ロープ1
の弾性率を同様に測定し、劣化がない状態での各合成繊
維ロープ1の弾性率との比を算出する。
【0063】劣化が生じている場合、合成繊維ロープ1
の伸びが増加するので、弾性率の比が上昇する。これを
図2の特性と照らし合わせると、合成繊維ロープ1個別
の劣化状態を把握できる。
【0064】合成繊維ロープ1の劣化進行状態をデータ
ベース化するために、供用開始後の稼働時間,走行距
離,変化した合成繊維ロープ1の弾性率を記録する。
【0065】次に、エレベータの合成繊維ロープ1の破
断強度に対する安全率から、破断強度の低下限度が設定
される。これをもとに、図2に示す弾性率の比の変化に
伴う破断強度の低下から、合成繊維ロープ1の弾性率の
比の許容値が決められ、合成繊維ロープ劣化状態判別演
算装置に記録される。ここで、検出した供用開始後の合
成繊維ロープ1の弾性率と記録されている弾性率との比
を比較し、許容値以内であれば、エレベータの通常運転
を継続する。
【0066】許容値を超えた場合、乗りかご2を最寄り
階に停止させ、運転を終了する。
【0067】その後、検出した合成繊維ロープ弾性率と
許容限度超過の事実とをエレベータの管理者に通報す
る。
【0068】
【実施形態5】図8は、本発明によるエレベータの他の
実施形態の概略構造を示す。図5の実施形態で、複数本
並列ある合成繊維ロープのうち、特定の合成繊維ロープ
をインジケータロープ12として、インジケータロープ
の張力増加,直径小径化,合成繊維ロープの構造変更な
どにより、インジケータロープ12の劣化進行を特に速
める。インジケータロープ12に注目して保守管理を実
行すると、他の多数の合成繊維ロープ1の廃棄時期が到
達する前に、合成繊維ロープ1を安全に交換できる。
【0069】ただし、インジケータロープ12が劣化し
破断に至った場合でも、破断強度に対する安全率が確保
されるよう、合成繊維ロープ1の本数,直径などを設定
しなければならない。
【0070】
【実施形態6】なお、各合成繊維ロープの伸び量の増加
または弾性率の変化とともに、当該合成繊維ロープの供
用時間を記録する手段を備えたのは、蓄積された許容限
度超過の事実と供用時間との関係に基づき、最適なメン
テナンス周期を推定する手段を付加するためである。
【0071】このように最適なメンテナンス周期を推定
する手段を備えると、合成繊維ロープの劣化進行状態の
記録,通報を自動化して、過不足のない周期でメンテナ
ンスを実行し、安全性を確保しながら、全体としてメン
テナンスを省力化できる。
【0072】本発明による合成繊維ロープの劣化状態判
別方法は、合成繊維ロープの伸び量の増加または弾性率
の変化と破断強度の低下との関係を定量的に把握してい
るので、エレベータ以外の装置、例えば、クレーン,ダ
ムウェータ,巻き上げ機などの合成繊維ロープを使用す
る種々の機械システムに適用できる。
【0073】
【発明の効果】本発明は、負荷を複数本並列で支える合
成繊維ロープの劣化状態判別方法において、各合成繊維
ロープの劣化がない状態での長さを記録し、合成繊維ロ
ープの供用開始後に各合成繊維ロープの伸び量を個別に
検出し、各合成繊維ロープの劣化がない状態からの伸び
量の増加が許容限度内か否かにより各合成繊維ロープの
劣化状態を個別に判断するので、合成繊維ロープの劣化
状態を的確に把握して、合成繊維ロープ交換,廃棄の時
期を迅速かつ正確に決定できる。その結果、エレベータ
などの機械システムの安全性,信頼性を高められる。
【0074】また、合成繊維ロープの劣化進行状態の記
録,通報を自動化したことにより、メンテナンスを省力
化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】引張り試験で得られた破断荷重と、劣化がない
状態での合成繊維ロープの長さに対する供用開始後の合
成繊維ロープ伸び量の増加との関係を示す図である。
【図2】破断強度と劣化がない状態の合成繊維ロープに
対する供用開始後の合成繊維ロープ弾性率の比との関係
を示す図である。
【図3】本発明による合成繊維ロープの劣化状態判別方
法の実施形態の処理手順を示す図である。
【図4】本発明による合成繊維ロープの劣化状態判別方
法の他の実施形態の処理手順を示す図である。
【図5】本発明によるエレベータの実施形態の概略構造
を示す図である。
【図6】図5のエレベータに備えられた本発明による合
成繊維ロープ劣化状態判別演算装置における処理手順を
示す図である。
【図7】図5のエレベータに備えられた本発明による合
成繊維ロープ劣化状態判別演算装置における処理手順の
他の例を示す図である。
【図8】本発明によるエレベータの他の実施形態の概略
構造を示す図である。
【符号の説明】
1 合成繊維ロープ 2 乗りかご 3 カウンタウェイト 4 シーブ 5 そらせ車 6 電動機 7 かご位置検出装置 8 カウンタウェイト位置検出装置 9 張力調整ばね 10 荷重検出装置 11 シンブルロッド 12 インジケータロープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉冨 雄二 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 2G024 AA30 AD14 BA12 BA21 BA27 CA04 DA01 FA14 2G061 AA01 AB01 AB05 BA15 CB05 EA02 3F304 BA08 BA26 EA05 EA14 3F305 BB02 BB14 BC36

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷を複数本並列で支える合成繊維ロー
    プの劣化状態判別方法において、 各合成繊維ロープの劣化がない状態での長さを記録し、 合成繊維ロープの供用開始後に各合成繊維ロープの伸び
    量を個別に検出し、 各合成繊維ロープの劣化がない状態からの伸び量の増加
    が許容限度内か否かにより各合成繊維ロープの劣化状態
    を個別に判断することを特徴とする合成繊維ロープの劣
    化状態判別方法。
  2. 【請求項2】 負荷を複数本並列で支える合成繊維ロー
    プの劣化状態判別方法において、 各合成繊維ロープの劣化がない状態での弾性率を記録
    し、 合成繊維ロープの供用開始後に各合成繊維ロープの弾性
    率を個別に検出し、 各合成繊維ロープの劣化がない状態からの弾性率の変化
    が許容限度内か否かにより各合成繊維ロープの劣化状態
    を個別に判断することを特徴とする合成繊維ロープの劣
    化状態判別方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の合成繊
    維ロープの劣化状態判別方法において、 各合成繊維ロープの劣化がない状態からの伸び量の増加
    または弾性率の変化が許容限度を超えたときに、検出し
    た伸び量または弾性率を個別に記録し、 個別に検出した伸び量または弾性率と許容限度超過の事
    実とを合成繊維ロープの管理者に通報することを特徴と
    する合成繊維ロープの劣化状態判別方法。
  4. 【請求項4】 乗りかごおよびカウンタウェイトを複数
    本並列の合成繊維ロープにより連結し、前記合成繊維ロ
    ープをシーブに巻き掛けて摩擦駆動するエレベータにお
    いて、 昇降路内での前記乗りかごの位置を検出する手段と、 前記昇降路内での前記カウンタウェイトの位置を検出す
    る手段と、 前記各合成繊維ロープの劣化がない状態と比較した伸び
    量の増加を個別に算出する手段と、 前記各合成繊維ロープの伸び量の増加の許容限度を個別
    に記録する手段と、 前記各合成繊維ロープの伸び量の増加が前記許容限度内
    か否かを個別に判断する手段とを備えたこと特徴とする
    エレベータ。
  5. 【請求項5】 乗りかごおよびカウンタウェイトを複数
    本並列の合成繊維ロープにより連結し、前記合成繊維ロ
    ープをシーブに巻き掛けて摩擦駆動するエレベータにお
    いて、 前記各合成繊維ロープに作用する荷重を個別に検出する
    手段と、 前記各合成繊維ロープの長さを個別に検出する手段と、 検出した前記荷重と前記長さとから前記各合成繊維ロー
    プの弾性率を個別に算出する手段と、 前記弾性率の許容限度を個別に記録する手段と、 前記弾性率の変化が許容限度内か否かを個別に判断する
    手段とを備えたことを特徴とするエレベータ。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載されたエ
    レベータにおいて、 劣化がない状態と比較した合成繊維ロープの伸び量の増
    加または弾性率の変化が許容限度を超えたときに、検出
    した伸び量または弾性率を個別に記録する手段と、 個別に検出した伸び量または弾性率と許容限度超過の事
    実とをエレベータの管理者に通報する手段とを備えたこ
    とを特徴とするエレベータ。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし請求項6のいずれか一項
    に記載のエレベータにおいて、 前記複数本並列の合成繊維ロープのうち特定の合成繊維
    ロープが、他の合成繊維ロープとは直径または張力また
    は構造の少なくとも一つが異なり、劣化進行が速いイン
    ジケータロープであることを特徴とするエレベータ。
  8. 【請求項8】 請求項4ないし請求項7のいずれか一項
    に記載のエレベータにおいて、 前記各合成繊維ロープの伸び量の増加または弾性率の変
    化とともに、当該合成繊維ロープの供用時間を記録する
    手段と、 蓄積された前記許容限度超過の事実と前記供用時間との
    関係に基づき、最適なメンテナンス周期を推定する手段
    とを備えたことを特徴とするエレベータ。
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