JP2001192070A - ガスバリヤ層を有する包装体 - Google Patents

ガスバリヤ層を有する包装体

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JP2001192070A
JP2001192070A JP2000035871A JP2000035871A JP2001192070A JP 2001192070 A JP2001192070 A JP 2001192070A JP 2000035871 A JP2000035871 A JP 2000035871A JP 2000035871 A JP2000035871 A JP 2000035871A JP 2001192070 A JP2001192070 A JP 2001192070A
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gel
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gel coating
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Haruhiko Watanabe
晴彦 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 [課題] ガスバリヤ性の優れたフィルム、容器およ
び包装体を提供する事にある。 [解決手段] フィルム、容器の表面にプラズマ処理
を行なってから、ゾルゲルコーティングまたはナノコン
ポジットコーティングを行なうことによりハイバリヤ性
フィルム、ハイバリヤ性フィルム包装体、ハイバリヤ性
容器を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
【0001】 本発明はガスバリヤ性に優れたフィルム
またはシートまたは容器、およびガスバリヤ性に優れた
フィルムおよびシートを使用して成形したフィルム包装
袋、紙包装袋、ペーパーカートン、熱成形容器、フィル
ム蓋材などのハイバリヤ性包装体に関するものである。
さらに詳しくはプラズマで内面または外面または内外面
を処理したフィルムまたはシートまたは容器に、ゾルゲ
ルコーティングまたはナノコンポジットコーティングま
たはゾルゲル/ナノコンポジットコーティングを行っ
た、酸素に敏感な食品、無菌食品、レトルト滅菌食品、
ガス置換包装食品、真空包装食品、飲料、酒類、医薬品
などを長期間保存できる射出成形容器、ブローモールド
容器、ストレッチブローモールド容器、熱成形容器、ブ
リスター、フィルム包装袋、紙包装袋、ペーパーカート
ン、蓋材、クロージャーなどのガスバリヤ性包装体に関
するものである。 [従来の技術]
【0002】 従来から塩化ビニリデン(PVDC)を
コーティングまたは共押出しした容器、フィルムまたは
シートから製造されたガスバリヤ性包装体が一般に使用
されているが、廃棄焼却処理を行うとダイオキシンなど
の有毒ガスが発生する事から、PVDCを使用しないガ
スバリヤ性容器、ボトル、ブリスター、フィルム包装
袋、紙包装袋、ペーパーカートン、フィルム蓋材などの
包装体を使用する事が望まれている。 [発明が解決しようとする課題]
【0003】 従来技術でフィルム、シート、容器など
にゾルゲルコーティングまたはナノコンポジットコーテ
ィングを行うとガスバリヤ性が改良されることが知られ
ている。しかしガスバリヤ性改良度は期待されるほど大
きなものではなく、コーティングを行ったフィルムまた
はシートの熱成形または印刷・ラミネート製袋・ヒート
シールなどの加工を行い、フィルム包装袋、紙袋、ペー
パーカートン、フィルム蓋材、ブリスターなどの包装体
を製造するとガスバリヤ性が著しく低下した。またゾル
ゲルコーティングまたはナノコンポジットコーティング
を行ったボトル、容器などはガスバリヤ性が改良される
が、ガスバリヤ性の改良度は期待されるほど大きなもの
ではなく、製造工程、販売過程、使用過程で濫用されて
ストレスを受けてガスバリヤ性が著しく低下する。
【0004】 本発明技術によりフィルム、シート、容
器の内面、外面、または内外面にプラズマ処理を行って
からゾルゲルコーティング、ナノコンポジットコーティ
ング、ゾルゲル/ナノコンポジットコーティングを行う
ことによりハイバリヤ性包装材料を製造する事ができ、
印刷、ラミネート、製袋、ヒートシール、熱成形、販
売、使用などの濫用に耐えるハイバリヤ性包装体を製造
する事に成功した。
【0005】 本発明技術のフィルム、シート、容器の
内面、外面、または内外面に行うプラズマ処理は真空
中、大気圧中、高圧中で行うことができるが、真空中と
高圧中のプラズマ処理は真空室または高圧室においてバ
ッチ式(非連続間歇式)で行う必要があるので商業的に
は非効率的であるから、大気圧中で連続的にフィルム、
シート、容器の内面、外面、または内外面に行うプラズ
マ処理を行うことが商業的に望ましい。
【0006】 真空中、大気中、高圧中でフィルム、シ
ート、容器などの内面、外面、または内外面に行うプラ
ズマ処理を行うと、表面のプラズマ処理状態が真空中、
大気中、高圧中ではそれぞれ異なっており、本発明のゾ
ルゲルコーティングまたはナノコンポジットコーティン
グまたはゾルゲル/ナノコンポジットコーティングをプ
ラズマ処理された表面に行う場合には、大気中でプラズ
マ処理を行った表面が最も適している。大気中プラズマ
処理は大気の組成である酸素、窒素、ヘリュウム、アル
ゴンなどのガスと共に表面プラズマ処理が行なわれるの
で、処理表面に水酸基、ニトロ基、ニトロソ基、アミノ
基などのゾルゲルコーティング液、ナノコンポジットコ
ーティング液、ゾルゲル/ナノコンポジットコーティン
グ液と化学反応を行い易い官能基が多数生成するからで
ある。
【0007】 真空中、大気中、高圧中でフィルム、シ
ート、容器などの内面、外面、または内外面にプラズマ
処理を行い、その表面に行うゾルゲルコーティングの方
法には金属アルコキサイド加水分解物ゾルゲルコーティ
ング、金属アルコキサイド加水分解物と金属酸化物混合
ゾルゲルコーティング、金属アルコキサイドと有機物お
よび/またはポリマー複合ゾルゲルコーティング、金属
アルコキサイドと金属酸化物と有機物および/またはポ
リマー複合ゾルゲルコーティングなどがある。
【0008】 ゾルゲルコーティングに使用する金属ア
ルコキサイドとしてはテトラエトキシシラン、テトラメ
トキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリ
エトキシシランなどのシリカアルコキサイド、メチルプ
ロピルアクリルトリエトシシランなどの重合性金属アル
コキサイド、グリシジルプロピルトリエトキシシラン、
アミノプロピルトリエトキシシラン、フェニルトリエト
キシシラン、ベンジルトリメトキシシランなどの官能基
を有する金属アルコキサイド、トリエトキシアルミニュ
ウムなどのアルミニュウムアルコキサイド、イソプロポ
キシジルコニュウムなどのジルコニュウムアルコキサイ
ド、トリメトキシチタニュウムなどのチタニュウムアル
コキサイドなどである。
【0009】 ゾルゲルコーティングに使用する金属酸
化物としては、酸化リチュウム、酸化カリュウム、酸化
ナトリュウム、酸化カルシュウム、酸化アルミニュウ
ム、酸化ケイ素、酸化ジルコニュウム、酸化チタンなど
の金属酸化物などである。
【0010】 ゾルゲルコーティングに使用するポリマ
ー/有機物としては、ポリビニルアルコール、エチレン
ビニルアルコールコポリマー、ポリビニルピロリドン、
ポリオキサゾリン、ポリジメチルアクリルアミド、水溶
性ポリエステル、酢酸ビニル/ビニルトリエトキシラン
コポリマー、ポリビニルアルコール/ビニルシラノール
コポリマー、ポリビニルアルコール/アクリル酸コポリ
マー、ポリビニルアルコール/アクリルアミンコポリマ
ー、ポリビニルアルコール/ビニルアミンコポリマーな
どの水溶性または水と親和性を有するポリマー、または
トリメチロールメラミンなどの反応性水酸基を有する有
機化合物、ホルムアルデヒド、ブチルアルデヒドのよう
なアルデヒド基を有する有機化合物、プロピオン酸のよ
うなカルボキシル基を有する有機化合物などである。
【0011】 上記の金属アルコキサイド、または官能
基を有する金属アルコキサイドの単独または混合物に、
1種類以上の上記無機化合物、有機化合物、ポリマーな
どを混合し水またはアルコールまたは水/アルコール混
合溶剤などの溶解性を有する溶剤に溶解し、有機酸また
は無機酸または無機アルカリまたは有機アルカリ化合物
を触媒として、金属アルコキサイドの加水分解と縮合を
行い、ゾルゲルコーティング液の粘度がコーティングに
適した粘度になってから、内面または外面または内外面
をプラズマ処理した容器、フィルム、シートの内面また
は外面または内外面にコーティングすると、ガス透過率
の小さいハイバリヤ性包装材料が得られる。
【0012】 ナノコンポジットコーティングはモンモ
リロナイト、合成雲母、バーミキュライトなどのアスペ
クト比(平板の厚みと直径の比率)10以上の無機平板
を第4級アンモニュウム塩でイオン交換してへき開した
無機平板を水またはアルコールまたは水/アルコール混
合液中にばらばらに微分散したナノコンポジット分散液
をコーティング液として、内面または外面または内外面
をプラズマ処理した容器、フィルム、シートの内面また
は外面または内外面にコーティングすると、ガス透過率
の小さいハイバリヤ性包装材料が得られる。
【00013】 ゾルゲル/ナノコンポジットコーティ
ングはモンモリロナイト、合成雲母、バーミキュライト
などのアスペクト比(平板の厚みと直径の比率)10以
上の無機平板を第4級アンモニュウム塩でイオン交換し
てへき開した無機平板を水またはアルコールまたは水/
アルコール混合液中にばらばらに微分散したナノコンポ
ジット分散液に、上記の金属アルコキサイド、金属酸化
物、有機物、ポリマーなどの1種類以上を混合したゾル
ゲル/ナノコンポジットコーティング液を、内面または
外面または内外面をプラズマ処理した容器、フィルム、
シートの内面または外面または内外面にコーティングす
ると、ガス透過率の小さいハイバリヤ性包装材料が得ら
れる。
【0014】 上記の方法により内面または外面または
内外面にプラズマ処理を行ったポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リカーボネートなどのプラスチックの未延伸フィルム、
1軸延伸フィルム、2軸延伸フィルム、シート、容器、
ブローボトル、ストレッチブローボトルなどの、内面ま
たは外面または内外面にゾルゲルコーティングまたはナ
ノコンポジットコーティングまたはゾルゲル/ナノコン
ポジットコーティングを行ったフィルム、シート、容
器、ブローボトル、ストレッチブローボトルは従来の未
処理、またはコロナ処理面にゾルゲルコーティングまた
はナノコンポジットコーティングまたはゾルゲル/ナノ
コンポジットコーティングを行ったフィルム、シート、
容器、ブローボトル、ストレッチブローボトルよりもハ
イバリヤ性であり、包装体に成形し使用する場合の印
刷、ラミネート製袋、ヒートシール、熱成形、商品充
填、販売、使用などの濫用に耐える事ができる。2軸延
伸フィルムにおいては縦延伸後のフィルムにプラズマ処
理とゾルゲルまたはナノコンポジットコーティングを行
い次にテンターで横延伸を行うと効率的にコーティング
が行える。同時2軸延伸においてはキャスト後の未延伸
フィルムにプラズマ処理とゾルゲルまたはナノコンポジ
ットコーティングを行い縦横方向に同時2軸延伸を行う
と効率的である。
【0015】 本発明のハイバリヤ性包装材料を使用し
た容器、ボトル、ブリスター、熱成形容器、クロージャ
ーおよびフィルム、シートから製造したフィルム包装
袋、紙包装袋、ペーパーカートン、フィルム蓋材などの
ハイバリヤ性包装体に食品、飲料、医薬品を包装する
と、包装された中身は長期間にわたり酸化されることが
無いので、製造直後の高品質を長期間保持することがで
きる。
【0016】[実施例 1]ゾルゲルコーティング液A
の調製:TMOS(テトラメトキシシラン)70重量%
とMTMOS(メチルトリメトキシシラン)30重量%
の混合水溶液に、1N塩酸水溶液を加えて室温で1時間
撹拌し金属酸化物ゾルゲルコーティング液Aを調製し
た。
【0017】[実施例 2]ゾルゲルコーティング液B
の調製:ポリビニルアルコールを溶剤のジメチルスルホ
キシドに溶解し5重量%溶液を調製した。この溶液にT
EOS(テトラエトキシシラン)水溶液と1N塩酸水溶
液を添加して室温で1時間撹拌し重量比でポリビニルア
ルコール80%、酸化ケイ素20%のポリマー/金属酸
化物複合ゾルゲルコーティング液Bを調製した。
【0018】[実施例 3]ゾルゲルコーティング液C
の調製:TEOS(テトラエトキシシラン)80重量
%、アミノプロピルトリエトキシシラン10重量%、グ
リシジルプロピルトリエトキシシラン5重量%とメチル
プロピルアクリルエトキシシラン5重量%を水/エタノ
ール混合溶剤に溶解し室温で1時間撹拌し官能基含有有
機化合物/金属酸化物複合ゾルゲルコーティング液を調
製した。
【0019】[実施例 4]ナノコンポジットコーティ
ング液A:アスペクト比400のモンモリロナイトをオ
クタデシル−トリメチルアンモニュウムクロライドでカ
チオン交換した水分散液を、実施例1の金属酸化物ゾル
ゲルコーティング液Aと混合し、ナノコンポジットコー
ティング液Aを調製した。
【0020】[実施例 5]ナノコンポジットコーティ
ング液B:アスペクト比400のモンモリロナイトをオ
クタデシル−ビス(ポリオキシメチレン)アンモニュウ
ムクロライドでカチオン交換した水分散液を、実施例2
のゾルゲルコーティング液と混合し、ナノコンポジット
コーティング液Bを調製した。
【0021】[実施例 6]ナノコンポジットコーティ
ング液C:アスペクト比350のバーミキュライトをオ
クタデシル−ビス(ポリオキシメチレン)アンモニュウ
ムクロライドでカチオン交換した水分散液を、実施例3
のゾルゲルコーティング液と混合し、ナノコンポジット
コーティング液Cを調製した。
【0022】[実施例 7]ナノコンポジットコーティ
ング液D:アスペクト比400のモンモリロナイトをオ
クタデシル−ビス(ポリオキシメチレン)アンモニュウ
ムクロライドでカチオン交換した水分散液を、ポリビニ
ルアルコール水溶液と混合し、ナノコンポジットコーテ
ィング液Dを調製した。
【0023】[実施例 8]長さ51cmのプラズマ電
極を有するシグマテクノロジー社製のAPT大気圧プラ
ズマ処理機を使用して、大気圧プラズマ発生電極からヘ
リュウム(He)、アルゴン(Ar)、窒素(N)、
酸素(O)、炭酸ガス(CO)、メタン(C
)、アセチレン(CH≡CH)、プロパン(C
)、アンモニア (NH)などの単独プラズマおよ
び混合プラズマを発生させて、フィルム、シート、容器
の内面、外面、内外面にプラズマ処理を行った。
【0024】[実施例 9]15μ厚みのONy(2軸
延伸ナイロンフィルム)の外面に大気圧プラズマ処理を
行った。プラズマ処理されたONyの酸素透過度は処理
前と変わらず30cc/m・24hrs at 25
℃であった。このプラズマ処理ONyに実施例1,2,
3,4,5,6,7のコーティング液をコーティングし
て、110℃において30分熱処理したONyの酸素透
過度を表1に示す。比較のため外面にコロナ処理を行っ
た15μONy(酸素透過度30cc/m・24hr
s at25℃であり処理前と変わらず)に実施例1,
2,3,4,5,6のコーティング液をコーティングし
て、110℃において30分熱処理したONyの酸素透
過度を表2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】[実施例 10]実施例9のプラズマ処理
後にゾルゲルコーティング液BをコーティングしたON
yフィルム(酸素透過度2cc/m・24hrs a
t 25℃)とコロナ処理後にゾルゲルコーティング液
BをコーティングしたONyフィルム(酸素透過度4c
c/m・24hrs at 25℃)を使用して7色
印刷、50μCPP接着剤ラミネート、縦ピロー製袋を
行いフィルム袋を成形し酸素透過度を比較した。ゾルゲ
ルコーティング液Bをコーティングした、プラズマ処理
/ゾルゲルコートONy/CPPラミネート袋の酸素透
過度は3cc/m・24hrsat 25℃であった
が、ゾルゲルコーティング液Bをコーティングした、コ
ロナ処理/ゾルゲルナノコンポジットコートONy/C
PPラミネート袋の酸素透過度は7cc/m・24h
rs at 25℃であった。
【0028】[実施例 11]250μ厚みのAPET
(非結晶化ポリエステル)シートの内面に大気圧プラズ
マ処理を行った。プラズマ処理されたAPETシートの
酸素透過度は10cc/m・24hrsat 25℃
であった。このプラズマ処理APETシートに実施例
1,2,3,4,5,6,7のコーティング液をコーテ
ィングして、110℃において30分熱処理したAPE
Tシートの酸素透過度を表3に示す。比較のため内面に
コロナ処理を行った250μAPETシート(酸素透過
度10cc/m・24hrs at 25℃)に実施
例1,2,3,4,5,6のコーティング液をコーティ
ングして、110℃において30分熱処理したAPET
シートの酸素透過度を表4に示す。
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】[実施例 12]実施例11のプラズマ処
理後ゾルゲルコーティング液Bをコートした(APET
シート酸素透過度0.5cc/m・24hrs at
25℃)とコロナ処理後ゾルゲルナノコンポジットコ
ーティング液BをコートしたAPETシート(酸素透過
度は2cc/m・24hrs at 25℃)を熱成
形してトレイを成形し、熱成形後の酸素透過度を比較し
た。ゾルゲルコーティング液Bをコーティングした、プ
ラズマ処理/ゾルゲルコートAPETシートのトレイ熱
成形後の酸素透過度は1cc/m・24hrs at
25℃であったが、ゾルゲルコーティング液Bをコー
ティングした、コロナ処理/ゾルゲルナノコンポジット
コートAPETシートの熱成形トレイの酸素透過度は5
cc/m・24hrs at 25℃。
【0032】[実施例 13]ストレッチブロー成形し
た500ml容量のPETボトルの外面にプラズマ処理
を行った。プラズマ処理されたPETボトルの酸素透過
度は処理前と変わらず15cc/m・24hrs a
t 25℃であった。実施例1,2,3,4,5,6,
7のコーティング液をコーティングして、100℃にお
いて30分間熱処理したPETボトルの酸素透過度を表
5に示す。比較例としてコロナ処理を行った500ml
PETボトル(酸素透過度15cc/m・24hrs
at 25℃であり処理前と変わらず)に実施例1,
2,3,4,5,6,7のコーティング液をコーティン
グして、100℃において30分間熱処理したPETボ
トルの酸素透過度を表6に示す。
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 85/50 B65D 85/50 A Fターム(参考) 3E035 AA03 AA20 BA01 BA02 BA04 BA05 BA08 BC01 BC02 BD02 3E060 AA03 AA07 AA11 BC01 BC04 DA18 DA30 EA03 EA06 EA13 EA20 3E062 AA03 AA09 AA10 AA20 AB02 AB07 AB14 AC02 AC05 JA01 JB23 JC02 JD01 3E064 BA01 BA21 BA26 BA30 BA36 BA37 BA54 BB03 BC08 BC18 EA18 FA01 FA04 GA02 GA04 HC02 3E067 AA03 AA11 AB01 AB26 AB81 BA03A BA07A BA10A BA12A BA31A BB01A BB14A BB15A BB16A BB18A BB25A BB26A BC07A CA04 EE35 FB02 GD01 GD02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムまたはシートまたは容器の内面
    または外面または内外面に真空または大気圧または高圧
    においてプラズマ処理を行った、フィルムまたはシート
    または容器の内面または外面または内外面にゾルゲルコ
    ーティングまたはゾルゲル・ナノコンポジットコーティ
    ングまたはナノコンポジットコーティングなどの加工を
    行った、ハイバリヤ性のフィルムまたはシートまたは容
    器、および加工を行ったフィルムまたはシートまたは容
    器からなるハイバリヤ性包装体。
  2. 【請求項2】 上記の加工を行うフィルムまたはシート
    は、プラスチックを押し出し成形またはブロー成形また
    は射出成形することにより製造した、未延伸または1軸
    延伸または2軸延伸されたフィルムまたはシート
  3. 【請求項3】 上記の加工を行う容器はプラスチック製
    のボトル、広口容器、トレイ、カップ、ブリスター、ク
    ロージャー。
  4. 【請求項4】 上記の加工を行ったハイバリヤ性包装体
    は、プラズマ処理とゾルゲルコーティングまたはゾルゲ
    ル・ナノコンポジットコーティングまたはナノコンポジ
    ットコーティングを行ったハイバリヤ性未延伸または1
    軸または2軸延伸プラスチックフィルムを少なくとも一
    枚使用した包装体、および1枚以上を他のフィルムと積
    層した包装体、紙と積層した包装体、上記ハイバリヤ性
    未延伸または1軸または2軸延伸プラスチックフィルム
    を熱成形した包装体。
  5. 【請求項5】 上記の加工を行った包装体はフィルム
    袋、スタンドパウチ、紙袋、ペーパーカートン、容器、
    ボトル、ブリスター、トップシール、蓋材、クロージャ
    ー。
  6. 【請求項6】 上記、ゾルゲルコーティングを行うコー
    ティング液の組成は、金属アルコキシ化合物または有機
    官能基を有する金属アルコキシ化合物の単独または混合
    物を酸性触媒またはアルカリ性触媒により加水分解縮合
    したゾルゲルコーティング液。
  7. 【請求項7】 上記、ゾルゲルコーティングを行うコー
    ティング液の組成は、金属アルコキシ化合物または有機
    官能基を有する金属アルコキシ化合物の単独または混合
    物を酸性触媒またはアルカリ性触媒により加水分解縮合
    したゾルゲルコーティング液と金属酸化物を混合したコ
    ーティング液。
  8. 【請求項8】 上記、ゾルゲルコーティングを行うコー
    ティング液の組成は、金属アルコキシ化合物または有機
    官能基を有する金属アルコキシ化合物の単独または混合
    物を酸性触媒またはアルカリ性触媒により加水分解縮合
    したゾルゲルコーティング液と、ポリビニルアルコー
    ル、ポリビニルアルコール共重合物、エチレンビニルア
    ルコール共重合物、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸
    塩、ポリアクリル酸共重合物、ポリアクリル酸共重合物
    塩、ポリメタアクリル酸とその共重合物および塩、トリ
    メチロールメラミン、ポリビニルピロリドン、水溶性ポ
    リエステル、ホルムアルデヒド、ブチルアルデヒドなど
    の反応性水酸基、反応性アルデヒド基を含む水溶性ポリ
    マーまたは水溶性有機化合物を1種類以上混合したゾル
    ゲルコーティング液。
  9. 【請求項9】上記、ゾルゲルコーティングを行うコーテ
    ィング液の組成は、請求項6、7、8のゾルゲルコーテ
    ィング液にメチルプロピルアクリルトリエトキシシラ
    ン、アミノプロピルエトキシシラン、グリシジルプロピ
    ルエトキシシランなどの反応性官能基を含む金属アルコ
    キシ化合物を1種類以上混合したゾルゲルコーティング
    液。
  10. 【請求項10】 上記、ゾルゲルコーティングを行うコ
    ーティング液の組成は、請求項6、7、8、9のゾルゲ
    ルコーティング液にアミン、アンモニュウム塩などでイ
    オン交換を行い、ばらばらに微分散させたモンモリロナ
    イト、合成雲母、バーミキュライトなどの無機平板を1
    種類以上混合したゾルゲル・ナノコンポジットコーティ
    ング液。
  11. 【請求項11】 上記、ゾルゲルコーティングを行うコ
    ーティング液の組成は、アミン、アンモニュウム塩など
    でイオン交換しバラバラに微分散させたモンモリロナイ
    ト、合成雲母、バーミキュライトなどの無機平板を1種
    類以上と、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコー
    ル共重合物、エチレンビニルアルコール共重合物、ポリ
    アクリル酸、ポリアクリル酸塩、ポリアクリル酸共重合
    物、ポリアクリル酸共重合物塩、ポリメタアクリル酸お
    よびその共重合物と塩、トリメチロールメラミン、ポリ
    ビニルピロリドン、水溶性ポリエステル、ホルムアルデ
    ヒド、ブチルアルデヒドなどの水酸基、アルデヒド基、
    カルボキシル基などを含む水と親和性を有するポリマー
    または水と親和性を有する有機化合物を1種類以上混合
    したナノコンポジットコーティング液。
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