JP2001190641A - 内装材・敷物 - Google Patents
内装材・敷物Info
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- JP2001190641A JP2001190641A JP2000005256A JP2000005256A JP2001190641A JP 2001190641 A JP2001190641 A JP 2001190641A JP 2000005256 A JP2000005256 A JP 2000005256A JP 2000005256 A JP2000005256 A JP 2000005256A JP 2001190641 A JP2001190641 A JP 2001190641A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 近年注目を浴びている光触媒を利用して、様
々な種類の内装材や敷物に抗菌性、防臭性を付与するこ
とを目的とする。 【解決手段】 少なくとも、光半導体粉末からなる光触
媒機能体が付着せしめられていることを特徴とする内装
材や敷物を提供する。より具体的には、植毛と、前記植
毛を保持するための基材と、を有する内装材において、
当該植毛及び基材のいずれか一方又は両方に、少なくと
も光半導体粉末からなる光触媒機能体が付着せしめられ
ていることを特徴とする内装材等を提供する。
々な種類の内装材や敷物に抗菌性、防臭性を付与するこ
とを目的とする。 【解決手段】 少なくとも、光半導体粉末からなる光触
媒機能体が付着せしめられていることを特徴とする内装
材や敷物を提供する。より具体的には、植毛と、前記植
毛を保持するための基材と、を有する内装材において、
当該植毛及び基材のいずれか一方又は両方に、少なくと
も光半導体粉末からなる光触媒機能体が付着せしめられ
ていることを特徴とする内装材等を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱臭性、抗菌性に
優れた紙製、布製、合成樹脂製等の内装材(例えば、壁
紙や車の内装など)または、敷物(マット、じゅうたん
など)に関する。
優れた紙製、布製、合成樹脂製等の内装材(例えば、壁
紙や車の内装など)または、敷物(マット、じゅうたん
など)に関する。
【0002】
【従来の技術】近頃、光をエネルギーにして、抗菌、防
臭、防汚などに効果を発揮する光触媒が注目されてお
り、用途開発が盛んに進められている。
臭、防汚などに効果を発揮する光触媒が注目されてお
り、用途開発が盛んに進められている。
【0003】しかしながら、光触媒についての研究はま
だ初期段階であり、今日まで以下のような状況での光触
媒機能体の利用はなされていなかった。
だ初期段階であり、今日まで以下のような状況での光触
媒機能体の利用はなされていなかった。
【0004】例えば、通常の家屋等において、たばこの
ヤニが壁紙等の内装材に染みついたり、臭いがカーペッ
トについたりすることは日常茶飯事であり、効果的な解
決手段はなく改善する余地がある。また、同様のこと
は、車内においてもいえる。
ヤニが壁紙等の内装材に染みついたり、臭いがカーペッ
トについたりすることは日常茶飯事であり、効果的な解
決手段はなく改善する余地がある。また、同様のこと
は、車内においてもいえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みなされたものであり、光触媒を利用して、様々な種類
の内装材や敷物に抗菌性、防臭性を付与することを目的
とする。
みなされたものであり、光触媒を利用して、様々な種類
の内装材や敷物に抗菌性、防臭性を付与することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1で、少なくとも、光半導体粉末か
らなる光触媒機能体が付着せしめられていることを特徴
とする内装材を提供する。
するために、請求項1で、少なくとも、光半導体粉末か
らなる光触媒機能体が付着せしめられていることを特徴
とする内装材を提供する。
【0007】内装材、例えば壁紙やタイル等に光触媒機
能体を付着せしめることにより、光触媒機能体の防菌、
防臭機能をもって細菌類や臭いのもととなる有機物を分
解することができる。
能体を付着せしめることにより、光触媒機能体の防菌、
防臭機能をもって細菌類や臭いのもととなる有機物を分
解することができる。
【0008】また、請求項2において、植毛と、前記植
毛を保持するための基材と、を有する内装材において、
当該植毛及び基材のいずれか一方又は両方に、少なくと
も光半導体粉末からなる光触媒機能体が付着せしめられ
ていることを特徴とする内装材を提供する。
毛を保持するための基材と、を有する内装材において、
当該植毛及び基材のいずれか一方又は両方に、少なくと
も光半導体粉末からなる光触媒機能体が付着せしめられ
ていることを特徴とする内装材を提供する。
【0009】樹脂からなる植毛と前記植毛を保持するた
めの基材とから形成される内装材は、特に車の内装等に
使用されるものであり、これらに光触媒機能体を付着せ
しめることにより、車内を衛生的に保つことができる。
めの基材とから形成される内装材は、特に車の内装等に
使用されるものであり、これらに光触媒機能体を付着せ
しめることにより、車内を衛生的に保つことができる。
【0010】さらに、請求項3で、少なくとも、光半導
体粉末からなる光触媒機能体が付着せしめられているこ
とを特徴とする敷物を提供する。
体粉末からなる光触媒機能体が付着せしめられているこ
とを特徴とする敷物を提供する。
【0011】内装材と同様に、様々な場所において使用
されている敷物、例えば、じゅうたん、カーペット、不
織布製のマット等に光触媒機能体を付着せしめることに
より、これらの敷物に抗菌性、防臭性を付与することが
できる。
されている敷物、例えば、じゅうたん、カーペット、不
織布製のマット等に光触媒機能体を付着せしめることに
より、これらの敷物に抗菌性、防臭性を付与することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の具体的な実施の
形態について図面を参照しながら説明する。
形態について図面を参照しながら説明する。
【0013】まず、本発明すべてに共通する光触媒機能
体について説明する。
体について説明する。
【0014】図1に示す光触媒機能体は、光半導体粉末
2aと、電極としての微粒子2bと、吸着材料3とから
なるものである。
2aと、電極としての微粒子2bと、吸着材料3とから
なるものである。
【0015】上記光半導体粉末2aとしては、TiO2
の他、CdS、CdSe、WO3、Fe2O3、SrTi
O3、KNbO3等を挙げることができる。この中でも、
TiO 2は、ほとんどの酸、塩基、有機溶媒に侵されず
化学的に安定であり、またTiO2は中毒を起こすこと
はなく、発ガン性もないことが動物実験等で確認されて
おり、この様な点からTiO2が最も好ましい。
の他、CdS、CdSe、WO3、Fe2O3、SrTi
O3、KNbO3等を挙げることができる。この中でも、
TiO 2は、ほとんどの酸、塩基、有機溶媒に侵されず
化学的に安定であり、またTiO2は中毒を起こすこと
はなく、発ガン性もないことが動物実験等で確認されて
おり、この様な点からTiO2が最も好ましい。
【0016】上記電極としての微粒子2bは、通常金属
微粒子を使用することが多い。そして、電極を形成する
金属微粒子としては、銀の他、金、白金、銅等の種々の
金属微粒子を用いることができる。光触媒が本来的な機
能を発揮するために不可欠な要素の一つとして水分が要
求されるため、電極を形成する金属微粒子は、水の存在
下で経時変化が無く安定していることが必要となり、前
記の金属微粒子の中でも白金が最も好ましいが、経済性
を考慮し、更に前記特性を具備しており、無毒でそれ自
体も殺菌性を有しているため銀が好ましい。
微粒子を使用することが多い。そして、電極を形成する
金属微粒子としては、銀の他、金、白金、銅等の種々の
金属微粒子を用いることができる。光触媒が本来的な機
能を発揮するために不可欠な要素の一つとして水分が要
求されるため、電極を形成する金属微粒子は、水の存在
下で経時変化が無く安定していることが必要となり、前
記の金属微粒子の中でも白金が最も好ましいが、経済性
を考慮し、更に前記特性を具備しており、無毒でそれ自
体も殺菌性を有しているため銀が好ましい。
【0017】また、電極として金属ではなく、ケイ素微
粒子を使用することも可能である。金属の代りにケイ素
を使用することにより、光触媒機能体自体が安価にな
り、また、光触媒処理体を水中で使用する場合、「水中
に含まれているイオンと電極としての金属が反応してし
まい光触媒機能が低下する」といった問題を解消するこ
とができる。
粒子を使用することも可能である。金属の代りにケイ素
を使用することにより、光触媒機能体自体が安価にな
り、また、光触媒処理体を水中で使用する場合、「水中
に含まれているイオンと電極としての金属が反応してし
まい光触媒機能が低下する」といった問題を解消するこ
とができる。
【0018】そして、ケイ素以外でも、周期表でケイ素
と同族(4族)である炭素などは、電極として使用可能
である。
と同族(4族)である炭素などは、電極として使用可能
である。
【0019】また、電極は、光触媒機能体にとって必ず
しも必要なものではない。後述するが、光半導体粉末と
してTiO2を使用した場合、前記TiO2には、その結
晶構造によりルチル型とアナターゼ型とがあり、光触媒
機能(有機物の分解等)を有するのはアナターゼ型結晶
構造のTiO2である。光触媒機能体中の電極は、アナ
ターゼ型結晶構造のTiO2の光触媒機能を助けるため
に用いるものであり、光触媒機能体中にアナターゼ型結
晶構造のTiO2が多量に含有している場合には、あえ
て電極を用いる必要はない。
しも必要なものではない。後述するが、光半導体粉末と
してTiO2を使用した場合、前記TiO2には、その結
晶構造によりルチル型とアナターゼ型とがあり、光触媒
機能(有機物の分解等)を有するのはアナターゼ型結晶
構造のTiO2である。光触媒機能体中の電極は、アナ
ターゼ型結晶構造のTiO2の光触媒機能を助けるため
に用いるものであり、光触媒機能体中にアナターゼ型結
晶構造のTiO2が多量に含有している場合には、あえ
て電極を用いる必要はない。
【0020】前記吸着材料3は、細菌、ウィルス、カビ
の他、悪臭物質及び有害物質等の処理対象物を吸着、保
持するために用いられるものである。係る吸着材料とし
ては、アパタイト(リン灰石)、ゼオライト又はセピオ
ライト等のセラミック粉末、活性炭及び絹繊維含有物に
よりなる群から選ばれる1以上を挙げることができ、こ
れらは必要に応じて2以上を組み合わせて用いることが
できる。ここでアパタイトとしては、細菌、ウィルス、
カビ等の蛋白質を選択的に吸着するハイドロキシアパタ
イト[Ca10(PO4)6(OH)2]が好ましい。ま
た、絹繊維含有物としては、絹繊維粉末の他、顆粒状に
成形したものやゲル状物等も含まれる。これらの吸着材
料(絹繊維含有物は粉末の場合)の粒径はより大きな表
面積を確保するとともに、良好な被着作業性を考慮する
と0.001〜1.0μmが好ましく、特に0.01〜
0.05μmが好ましい。光半導体粉末と吸着材料の混
合割合は、光半導体粉末100重量部に対して吸着材料
は1〜50重量部が好ましく、特に10〜30重量部が
好ましい。
の他、悪臭物質及び有害物質等の処理対象物を吸着、保
持するために用いられるものである。係る吸着材料とし
ては、アパタイト(リン灰石)、ゼオライト又はセピオ
ライト等のセラミック粉末、活性炭及び絹繊維含有物に
よりなる群から選ばれる1以上を挙げることができ、こ
れらは必要に応じて2以上を組み合わせて用いることが
できる。ここでアパタイトとしては、細菌、ウィルス、
カビ等の蛋白質を選択的に吸着するハイドロキシアパタ
イト[Ca10(PO4)6(OH)2]が好ましい。ま
た、絹繊維含有物としては、絹繊維粉末の他、顆粒状に
成形したものやゲル状物等も含まれる。これらの吸着材
料(絹繊維含有物は粉末の場合)の粒径はより大きな表
面積を確保するとともに、良好な被着作業性を考慮する
と0.001〜1.0μmが好ましく、特に0.01〜
0.05μmが好ましい。光半導体粉末と吸着材料の混
合割合は、光半導体粉末100重量部に対して吸着材料
は1〜50重量部が好ましく、特に10〜30重量部が
好ましい。
【0021】ここで、前記吸着材料3も電極と同様に光
触媒機能体に必ずしも必要なものではない。光触媒機能
体内において、吸着材料3の果たす役割は、前述したよ
うに処理対象物を吸着保持することであり、光触媒機能
体の使用場所、使用方法等により処理対象物が常に光触
媒機能体と直接接触している状態であれば、あえて吸着
材料を使用する必要はないからである。
触媒機能体に必ずしも必要なものではない。光触媒機能
体内において、吸着材料3の果たす役割は、前述したよ
うに処理対象物を吸着保持することであり、光触媒機能
体の使用場所、使用方法等により処理対象物が常に光触
媒機能体と直接接触している状態であれば、あえて吸着
材料を使用する必要はないからである。
【0022】次に、上記で述べた光半導体粉末、金属微
粒子、吸着材料等から成る光触媒機能体を基材上に付着
せしめる方法について説明する。
粒子、吸着材料等から成る光触媒機能体を基材上に付着
せしめる方法について説明する。
【0023】ここでは光触媒機能体を基材上に付着せし
める方法として、1)溶射法、2)印刷により付着せし
める方法、3)塗料により付着せしめる方法、について
説明する。
める方法として、1)溶射法、2)印刷により付着せし
める方法、3)塗料により付着せしめる方法、について
説明する。
【0024】まず、1)溶射法ついて説明する。
【0025】図1は、溶射法により内装材または敷物と
なる基材表面に光触媒機能体を付着せしめた状態(電極
には金属を使用)を示すものであり、不織布、織布、
紙、木材、セラミック板、金属板、プラスチック板等の
基材1上に例えば融点が2000℃以下である酸化チタ
ン(TiO2)の微粒子(5〜50μm)と、金属の微
粒子1〜10μmとを酸素、アセチレン等を使用したガ
ス溶射法により約2900〜3000℃で溶融したセラ
ミックスを溶射したものである。溶射した状態では、光
触媒の粒子2は、一方の電極として作用する酸化チタン
粒子2aと、この酸化チタン粒子2aに坦持された他方
の電極として作用する金属の例えば銀粒子2bとからな
る。光触媒粒子2は電気化学セルをなし、溶射後は、3
0〜40μの扁平積層粒子となり、ガスの高温により溶
融しつつアンカー効果により基材1上に付着する。酸
素、アセチレン等を使用するガス溶射による溶射法にお
いては、溶融光触媒粒子を噴射するガストーチと基材と
を相対的の移動させて基材表面が50℃以上にならない
ようにして行われ、したがって、紙、布等に対しても溶
射が可能となるものである。しかしながら、ガス溶射で
あるため使用原料の粉体の融点は2000℃以下に制限
される。なお、トーチと基材との相対速度を調整するこ
とによりプラズマ溶射も可能となるが、プラズマ溶射だ
と使用原料の融点は3500℃位のものまで溶射可能と
なる。
なる基材表面に光触媒機能体を付着せしめた状態(電極
には金属を使用)を示すものであり、不織布、織布、
紙、木材、セラミック板、金属板、プラスチック板等の
基材1上に例えば融点が2000℃以下である酸化チタ
ン(TiO2)の微粒子(5〜50μm)と、金属の微
粒子1〜10μmとを酸素、アセチレン等を使用したガ
ス溶射法により約2900〜3000℃で溶融したセラ
ミックスを溶射したものである。溶射した状態では、光
触媒の粒子2は、一方の電極として作用する酸化チタン
粒子2aと、この酸化チタン粒子2aに坦持された他方
の電極として作用する金属の例えば銀粒子2bとからな
る。光触媒粒子2は電気化学セルをなし、溶射後は、3
0〜40μの扁平積層粒子となり、ガスの高温により溶
融しつつアンカー効果により基材1上に付着する。酸
素、アセチレン等を使用するガス溶射による溶射法にお
いては、溶融光触媒粒子を噴射するガストーチと基材と
を相対的の移動させて基材表面が50℃以上にならない
ようにして行われ、したがって、紙、布等に対しても溶
射が可能となるものである。しかしながら、ガス溶射で
あるため使用原料の粉体の融点は2000℃以下に制限
される。なお、トーチと基材との相対速度を調整するこ
とによりプラズマ溶射も可能となるが、プラズマ溶射だ
と使用原料の融点は3500℃位のものまで溶射可能と
なる。
【0026】一般に、溶射においては、アンカー効果に
より基材上にパウダーを付着させるため、溶射用のパウ
ダーは5μm以上の塊状のものが好適であり、溶射パウ
ダーとして全てアナターゼがルチルに転移しているもの
が用いられている。アナターゼ結晶形態の酸化チタン
(チタニア)は、強力な光触媒作用を有するが、溶射後
の光触媒粒子がすべてアナターゼ結晶を有しているとそ
の分解作用が強すぎて基材を犯してしまうので実用化で
きない場合がある。しかしながら、アナターゼ結晶粒子
の粒径、溶射温度、基材表面温度及び使用加熱源をそれ
ぞれ5〜25μm、約2900〜3000℃、40〜5
0℃及びガスを調整選択することにより、アナターゼ結
晶10〜40%を合成することができる。すなわち、ア
ナターゼとルチルとの変態点である約750℃を超えれ
ば、結晶はすべてルチル型結晶になるが、上述の溶射法
によれば、全てルチル結晶の粒子を準備してこれを溶射
すると、10〜40%のアナターゼ結晶が生成され、残
りがルチル結晶となる。種々の実験によれば、溶射後の
アナターゼ対ルチルの重量比は1:3が好適であること
がX線分析の結果判明した。
より基材上にパウダーを付着させるため、溶射用のパウ
ダーは5μm以上の塊状のものが好適であり、溶射パウ
ダーとして全てアナターゼがルチルに転移しているもの
が用いられている。アナターゼ結晶形態の酸化チタン
(チタニア)は、強力な光触媒作用を有するが、溶射後
の光触媒粒子がすべてアナターゼ結晶を有しているとそ
の分解作用が強すぎて基材を犯してしまうので実用化で
きない場合がある。しかしながら、アナターゼ結晶粒子
の粒径、溶射温度、基材表面温度及び使用加熱源をそれ
ぞれ5〜25μm、約2900〜3000℃、40〜5
0℃及びガスを調整選択することにより、アナターゼ結
晶10〜40%を合成することができる。すなわち、ア
ナターゼとルチルとの変態点である約750℃を超えれ
ば、結晶はすべてルチル型結晶になるが、上述の溶射法
によれば、全てルチル結晶の粒子を準備してこれを溶射
すると、10〜40%のアナターゼ結晶が生成され、残
りがルチル結晶となる。種々の実験によれば、溶射後の
アナターゼ対ルチルの重量比は1:3が好適であること
がX線分析の結果判明した。
【0027】次に、2)印刷により付着せしめる方法、
3)塗料により付着せしめる方法、について説明する。
3)塗料により付着せしめる方法、について説明する。
【0028】図2は、基材1上に施された光触媒粒子4
を含む印刷インキ又は塗料の皮膜状態を示すものであ
り、前記光触媒粒子4は、酸化チタン粒子4aとこれに
坦持された銀粒子4bとからなる。光触媒粒子4は、図
1に示した溶射法の場合の粒子と同一構造とすることが
できる。
を含む印刷インキ又は塗料の皮膜状態を示すものであ
り、前記光触媒粒子4は、酸化チタン粒子4aとこれに
坦持された銀粒子4bとからなる。光触媒粒子4は、図
1に示した溶射法の場合の粒子と同一構造とすることが
できる。
【0029】また、全てがアナターゼ結晶形態の酸化チ
タン(TiO2)はその酸化力が極端に強く基材をぼろ
ぼろにしてしまう場合があるので、印刷インキ又は塗料
においても、原料である酸化チタン粒子のアナターゼと
ルチルの重量比は20〜50%:50〜80%が好まし
く、アナターゼがこれ以下の比率だと光触媒作用が弱い
し、これ以上の比率だと光触媒作用が強すぎてバインダ
ー6を分解してインク又は塗料がすぐに分解してしまう
こととなる。特にアナターゼ対ルチルとの重量比は約3
対7が最も好ましい。
タン(TiO2)はその酸化力が極端に強く基材をぼろ
ぼろにしてしまう場合があるので、印刷インキ又は塗料
においても、原料である酸化チタン粒子のアナターゼと
ルチルの重量比は20〜50%:50〜80%が好まし
く、アナターゼがこれ以下の比率だと光触媒作用が弱い
し、これ以上の比率だと光触媒作用が強すぎてバインダ
ー6を分解してインク又は塗料がすぐに分解してしまう
こととなる。特にアナターゼ対ルチルとの重量比は約3
対7が最も好ましい。
【0030】なお、チタン原料は必ずしもアナターゼと
ルチルにする必要はなく、触媒活性の強いアナターゼと
触媒活性の弱いアナターゼとの混合比を調整することに
よっても適切な光触媒とすることができる。
ルチルにする必要はなく、触媒活性の強いアナターゼと
触媒活性の弱いアナターゼとの混合比を調整することに
よっても適切な光触媒とすることができる。
【0031】また、光触媒機能体を印刷インキとして用
いる場合、その印刷インキは光半導体粉末、金属粉末及
び吸着材料に加えて、少なくとも色料及びバインダー6
としてのビヒクルを含有し、必要に応じてその他の成分
を含有するものである。
いる場合、その印刷インキは光半導体粉末、金属粉末及
び吸着材料に加えて、少なくとも色料及びバインダー6
としてのビヒクルを含有し、必要に応じてその他の成分
を含有するものである。
【0032】色料としては、一般に印刷インキの色料と
して用いるもの、例えば、無機顔料、有機顔料のほか、
油溶染料、分散染料等の染料を上げることができる。ビ
ヒクルとしては、油、例えばアマニ油等の乾性油、大豆
油等の半乾性油、ヒマシ油等の不乾性油を挙げることが
でき、樹脂、例えば、ロジン、変性ロジン、ギルソナイ
ト等の天然樹脂又は天然樹脂誘導体、フェノール樹脂、
アルキド樹脂、キシレン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ケ
トン樹脂、石油樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル、ウレタン樹脂、塩素化ポリプロピレン、塩素化ゴ
ム、環化ゴム、セルロース誘導体、反応性樹脂をあげる
ことができ、そのほかにも可塑剤を挙げることができ
る。また、その他の成分としては、天然ロウ又は合成ロ
ウのロウ成分、乾燥剤、分散剤、湿潤剤、橋かけ剤、ゲ
ル化剤、増粘剤、皮張り防止剤、安定剤、つや消し剤、
消泡剤、色分かれ防止剤、光重合開始剤、かび防止剤等
を挙げることができる。これらの各成分の配合割合には
特別なものはなく、通常市販されている印刷インキと同
じ配合割合を適用することができる。
して用いるもの、例えば、無機顔料、有機顔料のほか、
油溶染料、分散染料等の染料を上げることができる。ビ
ヒクルとしては、油、例えばアマニ油等の乾性油、大豆
油等の半乾性油、ヒマシ油等の不乾性油を挙げることが
でき、樹脂、例えば、ロジン、変性ロジン、ギルソナイ
ト等の天然樹脂又は天然樹脂誘導体、フェノール樹脂、
アルキド樹脂、キシレン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ケ
トン樹脂、石油樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル、ウレタン樹脂、塩素化ポリプロピレン、塩素化ゴ
ム、環化ゴム、セルロース誘導体、反応性樹脂をあげる
ことができ、そのほかにも可塑剤を挙げることができ
る。また、その他の成分としては、天然ロウ又は合成ロ
ウのロウ成分、乾燥剤、分散剤、湿潤剤、橋かけ剤、ゲ
ル化剤、増粘剤、皮張り防止剤、安定剤、つや消し剤、
消泡剤、色分かれ防止剤、光重合開始剤、かび防止剤等
を挙げることができる。これらの各成分の配合割合には
特別なものはなく、通常市販されている印刷インキと同
じ配合割合を適用することができる。
【0033】印刷インキにおける光半導体粉末、金属粉
末及び吸着材料の合計配合量は、殺菌、防臭等の作用を
発揮し、適度な印刷性を確保するため、印刷インキ全量
中3〜55重量%が好ましく、特に15〜35重量%が
好ましい。
末及び吸着材料の合計配合量は、殺菌、防臭等の作用を
発揮し、適度な印刷性を確保するため、印刷インキ全量
中3〜55重量%が好ましく、特に15〜35重量%が
好ましい。
【0034】このような印刷インキの形態及び種類は特
に制限されるものではなく、ペーストインキ、ソルベン
トインキ又は無溶剤インキとし、それらを平版印刷イン
キ、凸版印刷インキ、グラビア印刷インキ、スクリーン
印刷インキ、凹版印刷インキ、特殊印刷インキとして適
用することができる。これらの中でも本発明の目的を最
も効果的に達成するためには、紙用スクリーンインキ、
プラスチック用スクリーンインキ、ガラス用スクリーン
インキ、布地用スクリーンインキ等のスクリーン印刷用
インキが好ましい。
に制限されるものではなく、ペーストインキ、ソルベン
トインキ又は無溶剤インキとし、それらを平版印刷イン
キ、凸版印刷インキ、グラビア印刷インキ、スクリーン
印刷インキ、凹版印刷インキ、特殊印刷インキとして適
用することができる。これらの中でも本発明の目的を最
も効果的に達成するためには、紙用スクリーンインキ、
プラスチック用スクリーンインキ、ガラス用スクリーン
インキ、布地用スクリーンインキ等のスクリーン印刷用
インキが好ましい。
【0035】塗料は、光半導体粉末、金属粉末及び吸着
材料に加えて、少なくともバインダー6としての塗膜形
成成分及び分散剤を含有し、必要に応じてその他の成分
を含有するものである。
材料に加えて、少なくともバインダー6としての塗膜形
成成分及び分散剤を含有し、必要に応じてその他の成分
を含有するものである。
【0036】塗膜形成成分としては、セルロース誘導
体、フタル酸樹脂、フェノール樹脂、アルキド樹脂、ア
ミノアルド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹
脂、エマルジョン、水溶性樹脂等の合成樹脂を挙げるこ
とができる。分散剤としては、石油系溶剤、芳香族系溶
剤、アルコール系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶
剤、セルソルブ系溶剤、無機シリコン系溶剤、水等を挙
げることができる。なお、粉体塗料にする場合には、分
散剤としての溶剤は不要となる。また、その他の成分と
しては、顔料、例えば、二酸化チタン、黄鉛、ベンガ
ラ、酸化クロム、カーボンブラック等の無機顔料、ハン
ザイエロー、ノバパームオレンジ、キナクリドンバイオ
レット、銅フタロシアニン等の有機顔料、沈降性炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、タルク、クレー、ホワイトカ
ーボン等の体質顔料、ジンククロメート、ストロンチウ
ムクロメート、リン酸亜鉛、リン酸アルミニウム等の防
食顔料に代表される特殊機能顔料等を挙げることができ
る。更に、上記成分以外にも、補助材料として、塗膜乾
燥促進性の付与を目的とする乾燥剤、顔料分散剤、フラ
ッディング防止剤、顔料沈降防止剤、塗料の流動性の調
節を目的とする増粘剤、チキソトロピック剤、たれ止め
剤、塗面の調整を目的とするレベリング剤、泡消し剤、
はじき防止剤、フローティング防止剤のほか、可塑剤、
皮張り防止剤、静電塗装助剤、すり傷防止剤、ブロッキ
ング防止剤、紫外線防止剤、防染剤、防腐剤、防かび剤
等を配合することができる。これらの各成分の配合割合
には特別なものはなく、通常販売されている塗料と同じ
配合割合を適用することができる。
体、フタル酸樹脂、フェノール樹脂、アルキド樹脂、ア
ミノアルド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹
脂、エマルジョン、水溶性樹脂等の合成樹脂を挙げるこ
とができる。分散剤としては、石油系溶剤、芳香族系溶
剤、アルコール系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶
剤、セルソルブ系溶剤、無機シリコン系溶剤、水等を挙
げることができる。なお、粉体塗料にする場合には、分
散剤としての溶剤は不要となる。また、その他の成分と
しては、顔料、例えば、二酸化チタン、黄鉛、ベンガ
ラ、酸化クロム、カーボンブラック等の無機顔料、ハン
ザイエロー、ノバパームオレンジ、キナクリドンバイオ
レット、銅フタロシアニン等の有機顔料、沈降性炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、タルク、クレー、ホワイトカ
ーボン等の体質顔料、ジンククロメート、ストロンチウ
ムクロメート、リン酸亜鉛、リン酸アルミニウム等の防
食顔料に代表される特殊機能顔料等を挙げることができ
る。更に、上記成分以外にも、補助材料として、塗膜乾
燥促進性の付与を目的とする乾燥剤、顔料分散剤、フラ
ッディング防止剤、顔料沈降防止剤、塗料の流動性の調
節を目的とする増粘剤、チキソトロピック剤、たれ止め
剤、塗面の調整を目的とするレベリング剤、泡消し剤、
はじき防止剤、フローティング防止剤のほか、可塑剤、
皮張り防止剤、静電塗装助剤、すり傷防止剤、ブロッキ
ング防止剤、紫外線防止剤、防染剤、防腐剤、防かび剤
等を配合することができる。これらの各成分の配合割合
には特別なものはなく、通常販売されている塗料と同じ
配合割合を適用することができる。
【0037】塗料における光半導体粉末、金属粉末及び
吸着材料の合計配合量は、殺菌、防臭等の作用を発揮
し、適度な塗装性を確保するため、塗料全量中3〜55
重量%が好ましく、特に15〜35重量%が好ましい。
吸着材料の合計配合量は、殺菌、防臭等の作用を発揮
し、適度な塗装性を確保するため、塗料全量中3〜55
重量%が好ましく、特に15〜35重量%が好ましい。
【0038】なお、光半導体粉末及び金属粉末(Ag)
対吸着材料(ハイドロキシアパタイト)の重量比は、7
0〜80重量%対10〜20重量%が好適である。
対吸着材料(ハイドロキシアパタイト)の重量比は、7
0〜80重量%対10〜20重量%が好適である。
【0039】このような塗料の塗装方法は特に制限され
るものではなく、刷毛塗り、エアスプレー塗装、静電塗
装、粉体塗装、電着塗装、カーテンフロー塗装、ロール
塗装等の方法を適用することができる。
るものではなく、刷毛塗り、エアスプレー塗装、静電塗
装、粉体塗装、電着塗装、カーテンフロー塗装、ロール
塗装等の方法を適用することができる。
【0040】本件出願人が使用している塗料の成分割合
は以下の通りである。
は以下の通りである。
【0041】1)アクリルラッカー塗料
【表1】
【0042】2)液ウレタン塗料 (乾燥時の塗膜中)光触媒30%、バインダー固形分7
0%。
0%。
【表2】
【0043】3)焼付アクリル塗料 (乾燥時の塗膜中)光触媒30%、バインダー固形分7
0%。
0%。
【表3】
【0044】4)水性アクリル塗料 (乾燥時の塗膜中)光触媒50%、バインダー固形分5
0%。
0%。
【表4】
【0045】次に、これまで説明してきた光触媒機能
体、及び光触媒機能体を含有する塗料や印刷インキ等を
基材上に付着せしめる方法について説明する。
体、及び光触媒機能体を含有する塗料や印刷インキ等を
基材上に付着せしめる方法について説明する。
【0046】図3は、光触媒機能体を有する印刷インキ
を基材に印刷するグラビア印刷機30の基本的な構造を
示している。このグラビア印刷機30は、印刷インキ3
1を貯蔵するインキタンク32と、インキタンク32か
ら印刷インキ31を汲取るための円柱状に形成されたフ
ァニッシャロール33と、その上側にファニッシャロー
ル33に接するように設けられ、基材35に印刷インキ
31を付着せしめるための円筒状の版胴34とこの版胴
34の上側に版胴34に接するように設けられ、基材3
5を版胴34とで挟み込んでいる円柱状の圧胴36とを
備えている。基材35は、版胴34と圧胴36との間で
これらの回転方に長手方向を一致させて搬送される。
を基材に印刷するグラビア印刷機30の基本的な構造を
示している。このグラビア印刷機30は、印刷インキ3
1を貯蔵するインキタンク32と、インキタンク32か
ら印刷インキ31を汲取るための円柱状に形成されたフ
ァニッシャロール33と、その上側にファニッシャロー
ル33に接するように設けられ、基材35に印刷インキ
31を付着せしめるための円筒状の版胴34とこの版胴
34の上側に版胴34に接するように設けられ、基材3
5を版胴34とで挟み込んでいる円柱状の圧胴36とを
備えている。基材35は、版胴34と圧胴36との間で
これらの回転方に長手方向を一致させて搬送される。
【0047】ファニッシャロール33は、その径の半分
程度がインキタンク32内部の印刷インキ31に浸漬さ
れ、回転軸を中心に回転してインキタンク32から印刷
インキ31を汲み上げ、版胴34の表面に印刷インキ3
1を付着せしめている。
程度がインキタンク32内部の印刷インキ31に浸漬さ
れ、回転軸を中心に回転してインキタンク32から印刷
インキ31を汲み上げ、版胴34の表面に印刷インキ3
1を付着せしめている。
【0048】版胴34の表面には、全周にわたり格子状
のグラビア目が刻まれている。この版胴34は、ファニ
ッシャロール33と同一の方向に回転している。ファニ
ッシャロール33により表面に付着せしめられた印刷イ
ンキ31は版胴34の表面全体に一様に付着され、反動
の回転に伴い上方へ持ち上げられる。一方、持ち上げら
れた印刷インキ31が約1/4回転した位置に、先端の
版胴34の表面に接触している薄板状の鋼板37を備え
たドクター38が設けられている。版胴34の回転に伴
い持ち上げられた印刷インキ31の内グラビア目に入り
込んだもの以外はドクター38により掻き落とされ、基
材35が搬送されている版胴34の上側には、グラビア
目に残された印刷インキのみが到達する。
のグラビア目が刻まれている。この版胴34は、ファニ
ッシャロール33と同一の方向に回転している。ファニ
ッシャロール33により表面に付着せしめられた印刷イ
ンキ31は版胴34の表面全体に一様に付着され、反動
の回転に伴い上方へ持ち上げられる。一方、持ち上げら
れた印刷インキ31が約1/4回転した位置に、先端の
版胴34の表面に接触している薄板状の鋼板37を備え
たドクター38が設けられている。版胴34の回転に伴
い持ち上げられた印刷インキ31の内グラビア目に入り
込んだもの以外はドクター38により掻き落とされ、基
材35が搬送されている版胴34の上側には、グラビア
目に残された印刷インキのみが到達する。
【0049】圧胴36は、その下端部を反動の上端部に
押圧するようにして基材35を挟み込み、版胴34の回
転方向とは逆の方向に回転している。そして、版胴34
のグラビア目に入り込んだ印刷インキが版胴34と圧胴
36とによって基材35に向けて押圧されて、基材に付
着することで印刷される。
押圧するようにして基材35を挟み込み、版胴34の回
転方向とは逆の方向に回転している。そして、版胴34
のグラビア目に入り込んだ印刷インキが版胴34と圧胴
36とによって基材35に向けて押圧されて、基材に付
着することで印刷される。
【0050】また、図4は原反に光触媒機能体を付着せ
しめる際に使用するディッピング装置40である。この
ディッピング装置40により、基材が生地等である場合
に原反の状態において光触媒機能体を付着せしめること
も可能である。この装置では、原反41から生地をその
長さ方向に引き出して、生地に塗料42を付着させる。
ディッピング装置40は、原反の中心に挿入され、原反
が回転自在に取り付けられる回転軸43と光触媒を含有
する塗料42を収容するタンク44と、塗料が付着され
た生地を巻き取るための巻き取り軸45を備えている。
しめる際に使用するディッピング装置40である。この
ディッピング装置40により、基材が生地等である場合
に原反の状態において光触媒機能体を付着せしめること
も可能である。この装置では、原反41から生地をその
長さ方向に引き出して、生地に塗料42を付着させる。
ディッピング装置40は、原反の中心に挿入され、原反
が回転自在に取り付けられる回転軸43と光触媒を含有
する塗料42を収容するタンク44と、塗料が付着され
た生地を巻き取るための巻き取り軸45を備えている。
【0051】タンク44には、生地をタンク44内に案
内する案内ローラー46と、タンク内部で生地を横断さ
せるように案内している2つのローラー47と、タンク
外部へ搬送される生地を巻き取り軸の方へ案内する案内
ローラー48とを備えている。また、このタンクの底面
には、塗料中の光触媒が均一に分散するように撹拌する
撹拌装置49が設けられている。
内する案内ローラー46と、タンク内部で生地を横断さ
せるように案内している2つのローラー47と、タンク
外部へ搬送される生地を巻き取り軸の方へ案内する案内
ローラー48とを備えている。また、このタンクの底面
には、塗料中の光触媒が均一に分散するように撹拌する
撹拌装置49が設けられている。
【0052】このディッピング装置40によれば、生地
がローラーの間を通過している間に塗料が生地の表面層
部に付着する(図2に示す状態になる)。なお、生地が
案内ローラーを通過後、巻き取り軸45により巻き取ら
れるまでに、図示しない乾燥装置によって生地は乾燥さ
れる。
がローラーの間を通過している間に塗料が生地の表面層
部に付着する(図2に示す状態になる)。なお、生地が
案内ローラーを通過後、巻き取り軸45により巻き取ら
れるまでに、図示しない乾燥装置によって生地は乾燥さ
れる。
【0053】また、上記ディッピング装置40と原理を
同じとするフォーム加工装置により基材に光触媒機能体
を付着せしめることも可能である。
同じとするフォーム加工装置により基材に光触媒機能体
を付着せしめることも可能である。
【0054】図5はフォーム加工装置の概略断面図であ
る。フォーム加工装置50は、その基本的構造は前記し
たディッピング装置40と同様であるのでここでの説明
は省略する。しかしながら、当該フォーム加工装置50
のタンク51内には、ディッピング装置40に設置され
ているのと同様の撹拌装置52に加えて、タンク内の塗
料を泡状にするためのバブリング装置53が設置されて
いることに特徴を有している。当該バブリング装置53
によって、付着せしめる塗料を泡状にすることで、含有
された光触媒機能体粒子が沈降することを防ぐことがで
き、また通常のディッピングと比して、ディッピング後
に生地を乾燥するための時間が短くて済むといった利点
があり好ましい。
る。フォーム加工装置50は、その基本的構造は前記し
たディッピング装置40と同様であるのでここでの説明
は省略する。しかしながら、当該フォーム加工装置50
のタンク51内には、ディッピング装置40に設置され
ているのと同様の撹拌装置52に加えて、タンク内の塗
料を泡状にするためのバブリング装置53が設置されて
いることに特徴を有している。当該バブリング装置53
によって、付着せしめる塗料を泡状にすることで、含有
された光触媒機能体粒子が沈降することを防ぐことがで
き、また通常のディッピングと比して、ディッピング後
に生地を乾燥するための時間が短くて済むといった利点
があり好ましい。
【0055】ここで、前記バブリング装置53は特に限
定されるものではなく、光触媒機能体が含有された塗料
を泡状にすることができる装置であればいかなる機能、
形状等であってもよい。例えば、コンプレッサー等によ
り圧縮された空気を噴出することにより前記塗料を泡立
てる装置を使用することも可能であり、また水面に前記
の撹拌装置52と同様の装置を設置することにより、水
面を撹拌することにより泡立てる装置を使用することも
可能である。
定されるものではなく、光触媒機能体が含有された塗料
を泡状にすることができる装置であればいかなる機能、
形状等であってもよい。例えば、コンプレッサー等によ
り圧縮された空気を噴出することにより前記塗料を泡立
てる装置を使用することも可能であり、また水面に前記
の撹拌装置52と同様の装置を設置することにより、水
面を撹拌することにより泡立てる装置を使用することも
可能である。
【0056】一般に、光触媒は非溶出系であり、光半導
体粉末に坦持される金属は電極として作用し、それが液
中に溶出して殺菌するわけではなく、水の存在下で発生
するOH-ラジカルにより殺菌効果を発揮するものであ
る。これに対して、従来の溶出系抗菌剤、例えば、抗菌
性を有する銀、銅、亜鉛等の金属を坦持したゼオライト
からなる抗菌剤とバインダーとの混合物を必要個所に塗
布し乾燥したようなものは、図6に示すように前記金属
が直ちに液中に溶出して即効性を示すが、短時間でその
効果は減少し、しかも金属が溶出した部分が細菌の巣と
なり却って害を及ぼすこととなる。
体粉末に坦持される金属は電極として作用し、それが液
中に溶出して殺菌するわけではなく、水の存在下で発生
するOH-ラジカルにより殺菌効果を発揮するものであ
る。これに対して、従来の溶出系抗菌剤、例えば、抗菌
性を有する銀、銅、亜鉛等の金属を坦持したゼオライト
からなる抗菌剤とバインダーとの混合物を必要個所に塗
布し乾燥したようなものは、図6に示すように前記金属
が直ちに液中に溶出して即効性を示すが、短時間でその
効果は減少し、しかも金属が溶出した部分が細菌の巣と
なり却って害を及ぼすこととなる。
【0057】上記の方法等で付着せしめられた本発明の
光触媒機能体は、図6に示すように、即効性について
は、従来の抗菌剤より劣る場合があるが、非溶出型であ
るため、殆ど、液中に溶け出すことはなく、その効果が
長時間持続することとなる。
光触媒機能体は、図6に示すように、即効性について
は、従来の抗菌剤より劣る場合があるが、非溶出型であ
るため、殆ど、液中に溶け出すことはなく、その効果が
長時間持続することとなる。
【0058】したがって、従来の抗菌剤、例えば、抗菌
作用を有する金属イオン(Ag、Cu、Zn)を坦持し
たゼオライト微粒子を光触媒粒子(TiO2+Ag)と
混合させて低温溶射するとか、前記従来の金属イオンを
坦持したゼオライト微粒子をバインダー中に混合して印
刷インキ又は塗料として使用すれば、即効性があり、か
つ持続性のある抗菌、殺菌剤とすることができる。
作用を有する金属イオン(Ag、Cu、Zn)を坦持し
たゼオライト微粒子を光触媒粒子(TiO2+Ag)と
混合させて低温溶射するとか、前記従来の金属イオンを
坦持したゼオライト微粒子をバインダー中に混合して印
刷インキ又は塗料として使用すれば、即効性があり、か
つ持続性のある抗菌、殺菌剤とすることができる。
【0059】次に、上述してきた光触媒機能体の付着方
法により光触媒機能体が付着せしめられた内装材及び敷
物について説明する。
法により光触媒機能体が付着せしめられた内装材及び敷
物について説明する。
【0060】内装には、使用される各部分により様々な
材質の内装材が使用されている。本発明の内装材は、そ
の材質等を得に限定するものではなくいかなる内装材で
あってもよい。例えば、ざまざまなプリントが施された
壁紙であれば、当該プリントを印刷する際に、光触媒機
能体を含有する印刷インキ、及び前記グラビア印刷機3
0を用いることにより、壁紙に光触媒機能体を付着せし
めることが可能である。そして、内装材が風呂や洗面所
で使用されるタイルである場合には、タイル自体に溶射
法により光触媒機能体を付着せしめることも可能であ
り、また、タイルとタイルの間の目地等にカビ等が生え
ることを防止するために、タイルを接着するためのボン
ドやタイルの土台となるセメント中に光触媒機能体を付
着せしめることも可能である。
材質の内装材が使用されている。本発明の内装材は、そ
の材質等を得に限定するものではなくいかなる内装材で
あってもよい。例えば、ざまざまなプリントが施された
壁紙であれば、当該プリントを印刷する際に、光触媒機
能体を含有する印刷インキ、及び前記グラビア印刷機3
0を用いることにより、壁紙に光触媒機能体を付着せし
めることが可能である。そして、内装材が風呂や洗面所
で使用されるタイルである場合には、タイル自体に溶射
法により光触媒機能体を付着せしめることも可能であ
り、また、タイルとタイルの間の目地等にカビ等が生え
ることを防止するために、タイルを接着するためのボン
ドやタイルの土台となるセメント中に光触媒機能体を付
着せしめることも可能である。
【0061】さらに、本発明では、植毛が施された内装
材の基材または植毛のいずれか一方、又は両方に光触媒
機能体が付着せしめられていることも特徴の一つであ
る。
材の基材または植毛のいずれか一方、又は両方に光触媒
機能体が付着せしめられていることも特徴の一つであ
る。
【0062】ここで、まず、植毛を施す基材であるが、
その材質は特に限定されるものではなくいかなる材質で
あってもよい。例えば、プラスチック、金属、ガラス、
合成レザー、本革、ゴム等が基材として挙げられる。
その材質は特に限定されるものではなくいかなる材質で
あってもよい。例えば、プラスチック、金属、ガラス、
合成レザー、本革、ゴム等が基材として挙げられる。
【0063】また、本発明における内装材において、基
材上に植毛を施す方法は、塗料により基材上に付着せし
める方法(塗料が乾燥すると毛状になる塗料を使用す
る)であってもよく、また、植毛が繊維である場合に用
いられる方法(予め結着剤を塗布しておいた基材上に、
散布、吹き付け、振動、または高圧静電気等の各方法に
より繊維を植毛する方法)等を用いることができ、特に
限定されるものではない。
材上に植毛を施す方法は、塗料により基材上に付着せし
める方法(塗料が乾燥すると毛状になる塗料を使用す
る)であってもよく、また、植毛が繊維である場合に用
いられる方法(予め結着剤を塗布しておいた基材上に、
散布、吹き付け、振動、または高圧静電気等の各方法に
より繊維を植毛する方法)等を用いることができ、特に
限定されるものではない。
【0064】そして、前記に挙げた方法等により形成さ
れた植毛が施された内装材に光触媒機能体を付着せしめ
る方法であるが、例えば塗料により植毛が付着せしめら
れた内装材であれば、当該塗料中に光触媒機能体を混入
せしめることにより、光触媒機能体を植毛に付着せしめ
ることができる。また、繊維が結着剤を使って付着せし
めあれている内装材である場合には、結着剤中に光触媒
機能体を混入せしめることが可能である。また、通常内
装材は、何らかの模様や色が施されているものであるた
め、当然にその植毛となる繊維も着色されている。よっ
て、繊維を着色する際に前述した光触媒機能体を含有す
る塗料を用いることにより内装材に光触媒機能を付与す
ることもできる。
れた植毛が施された内装材に光触媒機能体を付着せしめ
る方法であるが、例えば塗料により植毛が付着せしめら
れた内装材であれば、当該塗料中に光触媒機能体を混入
せしめることにより、光触媒機能体を植毛に付着せしめ
ることができる。また、繊維が結着剤を使って付着せし
めあれている内装材である場合には、結着剤中に光触媒
機能体を混入せしめることが可能である。また、通常内
装材は、何らかの模様や色が施されているものであるた
め、当然にその植毛となる繊維も着色されている。よっ
て、繊維を着色する際に前述した光触媒機能体を含有す
る塗料を用いることにより内装材に光触媒機能を付与す
ることもできる。
【0065】また、内装材の基材に光触媒機能体を予め
付着せしめておくことも可能である。基材に光触媒機能
体を付着せしめる方法は、上述した3つの方法1)〜
3)のいかなる方法であってもよい。例えば、内装材と
なるための基材の材質が、プラスチックであれば、溶射
法により光触媒機能体を付着せしめることが可能であ
る。
付着せしめておくことも可能である。基材に光触媒機能
体を付着せしめる方法は、上述した3つの方法1)〜
3)のいかなる方法であってもよい。例えば、内装材と
なるための基材の材質が、プラスチックであれば、溶射
法により光触媒機能体を付着せしめることが可能であ
る。
【0066】上記のような方法で内装材に光触媒機能体
を付着せしめることにより、内装材の使用される空間内
を清潔に保つことができる。例えば、上述のような植毛
を有する内装材は、車の内装に使用されることが多く、
このような場合において、当該内装材に光触媒機能体を
付着せしめた本発明に係る内装材を使用することによ
り、車内を清潔に保つことができ、また車内では問題と
なることが多いタバコの臭いを分解消臭することも可能
である。
を付着せしめることにより、内装材の使用される空間内
を清潔に保つことができる。例えば、上述のような植毛
を有する内装材は、車の内装に使用されることが多く、
このような場合において、当該内装材に光触媒機能体を
付着せしめた本発明に係る内装材を使用することによ
り、車内を清潔に保つことができ、また車内では問題と
なることが多いタバコの臭いを分解消臭することも可能
である。
【0067】さらに、カーペット等の敷物に光触媒機能
体を付着せしめることも可能である。カーペットの種類
には、絹を原料とする絹カーペット、ウールカーペット
や化学繊維や合成樹脂を原料とするタイルカーペット、
パンチカーペット等があり、絹カーペットやウールカー
ペットは主に家庭内で使用されることが多く、またタイ
ルカーペット、パンチカーペット等はオフィス内やレス
トラン等で使用されている場合が多い。
体を付着せしめることも可能である。カーペットの種類
には、絹を原料とする絹カーペット、ウールカーペット
や化学繊維や合成樹脂を原料とするタイルカーペット、
パンチカーペット等があり、絹カーペットやウールカー
ペットは主に家庭内で使用されることが多く、またタイ
ルカーペット、パンチカーペット等はオフィス内やレス
トラン等で使用されている場合が多い。
【0068】本発明のカーペットは、その種類を特に限
定されるものではなく、上記のいかなるカーペットであ
ってもよく、上記以外のカーペットでよい。
定されるものではなく、上記のいかなるカーペットであ
ってもよく、上記以外のカーペットでよい。
【0069】また、カーペットへ光触媒機能体を付着せ
しめる方法も、上述してある1)〜3)の何れの方法で
あってもよい。例えば、ウールカーペットであれば、ウ
ールを染色する際の塗料中に光触媒機能体を混入せしめ
ることが可能であり、またパンチカーペットであれば、
完成した製品に溶射法や静電塗装法により光触媒機能体
を付着せしめることが可能である。また、光触媒機能体
を含有する水性塗料を用い、これをスプレー缶として、
カーペットへ吹き付けることも可能である。この場合、
スプレーでなくても家庭用の霧吹きに、前記光触媒機能
体を含有する水性塗料を入れて使用することにより、同
様の効果が得られる。
しめる方法も、上述してある1)〜3)の何れの方法で
あってもよい。例えば、ウールカーペットであれば、ウ
ールを染色する際の塗料中に光触媒機能体を混入せしめ
ることが可能であり、またパンチカーペットであれば、
完成した製品に溶射法や静電塗装法により光触媒機能体
を付着せしめることが可能である。また、光触媒機能体
を含有する水性塗料を用い、これをスプレー缶として、
カーペットへ吹き付けることも可能である。この場合、
スプレーでなくても家庭用の霧吹きに、前記光触媒機能
体を含有する水性塗料を入れて使用することにより、同
様の効果が得られる。
【0070】また、図7に示すように、現在一般家庭等
でよく使用されている電気カーペット70(カーペット
内に電熱線71が内蔵されており、スイッチ72を入れ
ることにより暖まるカーペット)の表面に光触媒機能体
を付着せしめることも可能である。電気カーペット70
は、その構造上洗濯をすることが困難であり、また通常
のカーペットと比べ暖かいためダニ・ノミの巣となるこ
とが多く、その衛生管理は問題となっている。このよう
な電気カーペットに光触媒機能体を付着せしめることに
より光触媒機能体が有機物を分解作用し、カーペットを
衛生的に保つことができる。また、電気カーペット用の
カバー(通常は、薄手のじゅうたん等が用いられでい
る。)に前述のような要領で光触媒機能体を付着せしめ
ることも可能である。
でよく使用されている電気カーペット70(カーペット
内に電熱線71が内蔵されており、スイッチ72を入れ
ることにより暖まるカーペット)の表面に光触媒機能体
を付着せしめることも可能である。電気カーペット70
は、その構造上洗濯をすることが困難であり、また通常
のカーペットと比べ暖かいためダニ・ノミの巣となるこ
とが多く、その衛生管理は問題となっている。このよう
な電気カーペットに光触媒機能体を付着せしめることに
より光触媒機能体が有機物を分解作用し、カーペットを
衛生的に保つことができる。また、電気カーペット用の
カバー(通常は、薄手のじゅうたん等が用いられでい
る。)に前述のような要領で光触媒機能体を付着せしめ
ることも可能である。
【0071】
【発明の効果】内装材、例えば壁紙やタイル等に光触媒
機能体を付着せしめることにより、光触媒機能体の防
菌、防臭機能をもって細菌類や臭いのもととなる有機物
を分解することができ、特に、樹脂からなる植毛と前記
植毛を保持するための基材とから形成される内装材は、
特に車の内装等に使用されるものであり、これらに光触
媒機能体を付着せしめることにより、車内を衛生的に保
つことができる。
機能体を付着せしめることにより、光触媒機能体の防
菌、防臭機能をもって細菌類や臭いのもととなる有機物
を分解することができ、特に、樹脂からなる植毛と前記
植毛を保持するための基材とから形成される内装材は、
特に車の内装等に使用されるものであり、これらに光触
媒機能体を付着せしめることにより、車内を衛生的に保
つことができる。
【0072】さらに、内装材と同様に、様々な場所にお
いて使用されている敷物、例えば、じゅうたん、(電
気)カーペット、不織布製のマット等に光触媒機能体を
付着せしめることにより、これらの敷物に抗菌性、防臭
性を付与することができる。
いて使用されている敷物、例えば、じゅうたん、(電
気)カーペット、不織布製のマット等に光触媒機能体を
付着せしめることにより、これらの敷物に抗菌性、防臭
性を付与することができる。
【図1】溶射法による皮膜状態図である。
【図2】塗料または印刷インキによる皮膜状態図であ
る。
る。
【図3】ある基材に光触媒を含有する塗料を付着するグ
ラビア印刷機の概要を示す縦断面図である。
ラビア印刷機の概要を示す縦断面図である。
【図4】生地に光触媒を含有する塗料を付着するディッ
ピング装置の概要を示す縦断面図である。
ピング装置の概要を示す縦断面図である。
【図5】生地に光触媒を含有する塗料を付着するフォー
ム加工装置の概要を示す縦断面図である。
ム加工装置の概要を示す縦断面図である。
【図6】従来と本発明との光触媒としての効果の比較を
示す図である。
示す図である。
【図7】電気カーペットの正面図である。
1…基材、 2、4…光触媒粒子、 6…バインダー、 30…グラビア印刷機、 40…ディッピング装置、 50…フォーム加工装置、 70…電気カーペット。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも、光半導体粉末からなる光触
媒機能体が付着せしめられていることを特徴とする内装
材。 - 【請求項2】 植毛と、前記植毛を保持するための基材
と、を有する内装材において、当該植毛及び基材のいず
れか一方又は両方に、少なくとも光半導体粉末からなる
光触媒機能体が付着せしめられていることを特徴とする
内装材。 - 【請求項3】 少なくとも、光半導体粉末からなる光触
媒機能体が付着せしめられていることを特徴とする敷
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000005256A JP2001190641A (ja) | 2000-01-05 | 2000-01-05 | 内装材・敷物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000005256A JP2001190641A (ja) | 2000-01-05 | 2000-01-05 | 内装材・敷物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001190641A true JP2001190641A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18533937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000005256A Pending JP2001190641A (ja) | 2000-01-05 | 2000-01-05 | 内装材・敷物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001190641A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100370074C (zh) * | 2005-10-21 | 2008-02-20 | 安徽理工大学 | 具有抗菌、除异味功能的汽车内饰布的后处理方法 |
-
2000
- 2000-01-05 JP JP2000005256A patent/JP2001190641A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100370074C (zh) * | 2005-10-21 | 2008-02-20 | 安徽理工大学 | 具有抗菌、除异味功能的汽车内饰布的后处理方法 |
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