JP2001190593A - 使い捨て紙おむつ - Google Patents
使い捨て紙おむつInfo
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- JP2001190593A JP2001190593A JP2000007355A JP2000007355A JP2001190593A JP 2001190593 A JP2001190593 A JP 2001190593A JP 2000007355 A JP2000007355 A JP 2000007355A JP 2000007355 A JP2000007355 A JP 2000007355A JP 2001190593 A JP2001190593 A JP 2001190593A
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Abstract
防止効果をより確実にならしめる。 【解決手段】少なくとも脚周りにおいて吸収要素AB上
または外側に隣接した位置に起立端を有し、弾性伸縮部
材50の収縮力により肌側に起立する長手方向に沿う起
立カフスBが設けられ、前記起立端より中心側であって
かつ吸収要素ABの両側部位置に、長手方向に沿う持ち
上げ用弾性伸縮部材60が伸張状態で固定されている。
Description
パンツ型などの使い捨て紙おむつに関する。
ップシートを透過した液を吸収コアを含む吸収要素で吸
収するとともに、吸収した液の衣類側への漏れを防止す
る構造を有し、腹側の左右両側縁と背側の左右両側縁と
が接合され、左右1対の脚周り開口部及び胴周り開口部
を形成したものであり、汎用されている。
ては、腹側及び背側における前記胴周り開口部縁近傍の
前記吸収コアが存在しないウエスト領域において、前記
開口部縁に平行に間隔を置いて複数本の糸ゴムからなる
ウエスト弾性伸縮部材が一般的に設けられている。ま
た、さらに、前記吸収コアが存在しかつ前記1対の脚周
り開口部を繋ぐ股下区域に至るまでの腰周り領域におい
て、前記吸収コアを横切って左右に延在して、前記開口
部縁と平行に間隔を置いて糸ゴムからなる腰周り弾性伸
縮部材が固定されたものも市販されている。
部材と相俟って製品のずれ落ちを防止するとともに、そ
れ自体は肌への密着性を高める機能がある。
なくとも脚周りにおいてバリヤーカフスを長手方向に沿
ってそれぞれ設けるとともに、その外側における左右1
対の脚周り開口部にも弾性伸縮部材を設けて脚周りを締
め付けるようにしている。なお、内外に二重のバリヤー
カフスを設けたものも市販されている。
リヤーカフスの外側にガスケットカフスを設けて体液の
横漏れを防止するものが現在の主流となっている。
は、バリヤーカフスとガスケットカフスとの両者の組み
合わせ、あるいはパンツ型紙おむつにおいてはバリヤー
カフスと脚周り開口部の弾性伸縮部材との組み合わせが
最適であるとの考えから脱却できずにいたのが現状であ
った。
単独で体液の横漏れを十分に防止しつつ、その効果を確
実に発揮させることができることを知見した。
て、カフスの起立高さを確実に高め、体液の横漏れ防止
効果をより確実にならしめる構造を提供することにあ
る。
明は次記のとおりである。 <請求項1記載の発明>透液性トップシートを透過した
液を、ある程度剛性を有する吸収コアを含む吸収要素で
吸収するとともに、吸収した液の衣類側への漏れを防止
する構造を有する使い捨て紙おむつにおいて、少なくと
も脚周りにおいて前記吸収要素上または外側に隣接した
位置に起立端を有し、弾性伸縮部材の収縮力により肌側
に起立する長手方向に沿う起立カフスが設けられ、前記
起立端より中心側であってかつ前記吸収要素の両側部位
置に、長手方向に沿う持ち上げ用弾性伸縮部材が伸張状
態で固定されている、ことを特徴とする使い捨て紙おむ
つ。
し、すなわち体液の横漏れを防止する(なお、後述の実
施の形態でのカフスは、バリヤーカフスとガスケットカ
フスとの両者の機能を備えるので、単純にバリヤーカフ
スと一致しないので、これとの混同を避けるために本発
明では「起立カフス」と称することとした。したがっ
て、本発明において、ガスケットカフスの機能を備えな
い単なるバリヤーカフスとする場合、起立カフスはバリ
ヤーカフスそのものである。)。 B.体液の横漏れを確実に防止するためには、カフス
が、十分な長さ分起立することが重要である。そこで、
カフスの幅を過度に長くして十分な起立長さを確保して
カフスの前後を製品に固定することが考えられる。しか
し、これに伴って固定部分のカフスの遠位端相当位置は
中心側に偏位し、この偏位した前後固定端部からカフス
が起立するので、脚周りにおいて結局はカフスの幅自体
は長いとしても、寝た状態で長いだけであり、肌に向か
う方向の起立長さを十分に確保できない。しかるに、本
発明では、起立カフスの起立端より中心側であってかつ
吸収要素の両側部位置に、長手方向に沿う持ち上げ用弾
性伸縮部材が伸張状態で固定されているので、吸収要素
が変形し着用者の肌に向かって起立するようになる。こ
の起立部分に対して、起立カフスが、持ち上げ用弾性伸
縮部材の外側の起立端を介して前記起立部分に加算して
起立するようになるので、肌に対する起立高さが高いも
のとなり、肌とのフィット性が高まり、単に起立カフス
のみでも横漏れを確実に防止できる。
外側の脚周りに脚周り用弾性伸縮部材が設けられていな
い請求項1記載の使い捨て紙おむつ。
部材を設けることが不要となり、コスト低減に寄与す
る。
トを透過した液を、ある程度剛性を有する吸収コアを含
む吸収要素で吸収するとともに、前記吸収要素の裏面に
位置させた不透液性バックシートにより吸収した液の衣
類側への漏れを防止する構造を有する吸収主体が、製品
の外形を定める可撓性外形シートの肌側に配置された使
い捨て紙おむつにおいて、少なくとも脚周りにおいて前
記吸収要素上または外側に隣接し前記吸収主体上の位置
に起立端を有し、弾性伸縮部材の収縮力により肌側に起
立する長手方向に沿う起立カフスが設けられ、前記起立
端より中心側であってかつ前記吸収要素の両側部位置
に、長手方向に沿う持ち上げ用弾性伸縮部材が伸張状態
で固定されている、ことを特徴とする使い捨て紙おむ
つ。
を製造できるが、外形シートは可撓性であるために、吸
収主体が変形し着用者の肌に向かって起立するようにな
る。
クシートは、前記吸収要素の裏面から表面側に回り込み
表面側両側部を覆っており、前記持ち上げ用弾性伸縮部
材は前記不透液性バックシートと前記吸収要素との間に
介在されている請求項3記載の使い捨て紙おむつ。
側に回り込み表面側両側部を覆っていることで、吸収要
素で吸収した体液を横に漏らさない構成となる。 F.前記持ち上げ用弾性伸縮部材は前記不透液性バック
シートと前記吸収要素との間に介在されていることで、
吸収要素を確実に起立させることができる。
両側の脚周り部分が括れた前記吸収コアと、この吸収コ
アの表裏全体を覆う長方形のクレープ紙とを有し、前記
持ち上げ用弾性伸縮部材は、脚周り部位においては前記
吸収コアの括れ部分と重ならず、長手方向前後において
は前記吸収コアの張り出し部と重なる位置にある請求項
1または3記載の使い捨て紙おむつ。
アの脚周り相当部分は括れたものとすることが好適であ
る。そこで、吸収要素を、両側の脚周り部分が括れた吸
収コアと、この吸収コアの表裏全体を覆う長方形のクレ
ープ紙とで構成することが望ましい。このとき、クレー
プ紙も体液を吸収する吸収要素を構成する。他方、長方
形の吸収コアとしその全長に渡って持ち上げ用弾性伸縮
部材を重ならせて配置することもできるが、吸収コアは
ある程度の剛性を有するので、全長に渡って変形させ起
立させるのに大きな伸張応力を有するものが必要とな
る。しかるに、持ち上げ用弾性伸縮部材は、脚周り部位
においては前記吸収コアの括れ部分と重ならず、長手方
向前後においては前記吸収コアの張り出し部と重なる位
置にあるようにすることにより、持ち上げ用弾性伸縮部
材として大きな伸張応力を有するものは不要であり、括
れ切欠部のクレープ紙を確実に起立させることができ
る。前記吸収コアの張り出し部は体液の吸収量を確保す
るために必要である。
参照しながらさらに詳説する。以下の実施の形態におい
てはパンツ型の紙おむつのみについて述べるが、本発明
は後身頃の両側部に止着テープを有するテープ式紙おむ
つについても適用可能であり、かつその実施の形態は直
ちに推測可能であるので、その説明を省略する。
パンツ型使い捨ておむつは、図1〜図6に示すように、
可撓性の外形シート1と、この外形シート1内面に固定
され、股間部4を中心として前後方向(縦方向)に延在
する吸収主体10とを主体として構成されている。10
0は、外形シート1裏面に配設された、いわゆる後処理
テープを示している。
布を積層固定してなり、この外形シート1と吸収主体1
0とを重ね合わせた後の製造工程の最終段階で、前見頃
Fと後見頃Bとの両側縁部の長手方向全体を超音波シー
ルや熱溶融などの手段により接合する(この接合部を符
号30としてある)ことにより、胴周り開口部および左
右一対の脚周り開口部を形成してある。
者の肌に直接触れる長方形の透液性トップシート11
と、綿状パルプを主体とし、ある程度の剛性を有する砂
時計形状の吸収コア13とその上下面全体を包む額巻き
された長方形のクレープ紙14とからなる吸収要素AB
と、この吸収要素ABの裏面から表面側に回り込み表面
側両側部を額巻き形態で覆っている、ポリエチレンプラ
スチックフィルムなどからなる長方形の不透液性バック
シート12とが、ホットメルト接着剤により接着(図中
*で示しているのが接着部分である)一体化されたもの
である。必要に応じて、図示のように透液性トップシー
ト11とクレープ紙14との間に透液性セカンドシート
11Sを介在させることができる。
ト12のわずか両側部を残してほぼ裏面全体が前記外形
シート1に対して、ホットメルト接着剤により接着して
一体化してある。
に突出する脚周り用起立カフスB,Bがそれぞれ形成さ
れ、この起立カフスBは、実質的に幅方向に連続した起
立用シート40と、弾性伸縮部材、たとえば糸ゴムから
なる一本のまたは図示のように複数本の弾性伸縮部材5
0,50…とにより構成されている。
シート40を2重に形成され、各弾性伸縮部材50,5
0…をホットメルト接着剤などにより固着した状態で包
んで形成されたものである。各起立カフスB,Bを形成
する起立用シート40は、透液性でなく不透液性もしく
は疎水性であるのが望ましい。また、透液性シートに対
してシリコン処理などにより液体をはじく性質となるよ
うにしてもよい。
性バックシート12の吸収要素ABの表面側への回り込
み部分表面側にホットメルト接着剤などにより固着され
ている。その結果、二重の起立用シート40の内面の、
不透液性バックシート12への固着始端は、起立カフス
Bの起立端を形成している。
れていない自由部分であり、製品の中央側に向かう起立
部B1と、途中で折り返し反転して外側に向かう平面当
り部B2とに機能的にかつ概念的に区分されている。
端部において、ホットメルト接着剤などにより、前記起
立部相当部(起立部B1の延長部)B11は、物品の中
央側に向かう状態で物品に,具体的には透液性シート1
外面に固定され、前記平面当り部相当部(平面当り部B
2の延長部)B22が折り返し反転した状態で起立部相
当部B11上に固定されている。
くとも1本が平面当り部20にあることを基本形態とす
るが、特に弾性伸縮部材50は平面当り部B2の先端部
にあることが好ましく、さらに、起立部B1にも弾性伸
縮部材50を有することが好ましい。最適な形態は、起
立端近傍、折り返し近傍、及び平面当り部B2の先端部
にあることである。平面当り部B2の先端部には、図示
のように複数本有するのがさらに望ましい。起立部B1
には、起立力を高めるために、さらに弾性伸縮部材5
0,50…としてを設けることができる。図示の形態で
は、起立部B1に4本、平面当り部B2に3本の合計7
本である。
開した状態であるが、装着時には、紙おむつが舟形に体
に装着されるので、そして各弾性伸縮部材50,50…
の収縮力が作用するので、図6に示すように、製品の前
後端は図4の状態を保持したまま、脚周りでは、各弾性
伸縮部材50,50…の収縮力により起立カフスBが起
立する。そしてこのとき、吸収主体10の側部を変形さ
せ持ち上げ、また若干吸収体3も変形させつつ持ち上
げ、深いポケット空間を形成する。
部材50,50…の収縮力が起立カフスB自体に作用す
るから、起立部B1はほぼ垂直に起立するようになる。
平面当り部B2も、垂直に起立するになるものの、平面
当り部相当部B22が折り返し反転した状態で起立部相
当部B11上に固定されているから、垂直に起立にも限
度があり、平面当り部B2は外向き状態を保持したま
ま、垂直方向の起立力を維持しながら起立する。その結
果、平面当り部B2は、常に、着用者の脚周りに平面的
にフィットする。
たは軟便の閉じ込め空間を形成する。この空間内に排尿
されると、その尿は透液性トップシート1を通って吸収
体要素AB内に吸収されるとともに、軟便の固形分につ
いては、起立カフスBの起立部B1,B1がバリヤーと
なり、その乗り越えが防止される。万一、起立部B1の
起立遠位縁を乗り越えて横に漏れた尿は、平面当り部B
2によるストップ機能により横漏れが防止される。
Fと後見頃Bとにおいて、外形シート1の不織布間及び
外形シート1の裏面側シートの前後端部の折り返し巻き
込み部分には、胴周りのフィット性を高めるために、胴
周り開口部の端縁に平行に間隔を置いて細い糸ゴムから
なるウエスト弾性伸縮部材20,20…が弾性伸縮する
ように伸長下に配置固定されている。ウエスト弾性伸縮
部材20,20…の間隔および本数は適宜定めることが
できるが、例えば間隔としては4〜6mm程度、本数と
しては5〜7本程度が好ましい。
ィット性を高め、尿の前後漏れを防止するために、胴周
り開口部の端縁と平行に、細い糸ゴムからなる腰周り弾
性伸縮部材21,21…が弾性伸縮するように伸長下
に、前見頃F及び後見頃Bの両者において、それぞれ平
行に9〜25本、外形シート1の不織布間に配置固定さ
れている。この腰周り弾性伸縮部材21,21…の間隔
は、ウエスト弾性伸縮部材20,20…の間隔に対して
同じか、あるいはそれよりも短いものとされている。
として使用する細い糸ゴムと、腰周り弾性伸縮部材21
として使用する細い糸ゴムとは、伸張応力および断面外
径が実質的に同一のものとされる。簡易には両者におい
て全く同じ糸ゴムを使用することで対応できるが、色分
け等の上記特性以外において差別化を図っても良い。こ
こにおいて使用する細い糸ゴムとしては、具体的には、
伸張応力が、150%伸長時において4〜17gの範
囲、特に5〜10gの範囲のものが好適に使用され、断
面外径が100〜350μmの範囲、特に120〜27
0μmの範囲のものが好適に使用される。
立カフスB,Bに配置された弾性伸縮部材50,50…
が吸収主体10を内側にカールさせるように作用する結
果、このカール作用と前述の腰周り弾性伸縮部材21,
21…による腰周りフィット(締め付け)作用との相乗作
用によって、脚周り開口部が収縮されるようになってお
り、かつ起立カフスBのみで横漏れを確実に防止する。
したがって、本形態において後述の実施形態3に示すよ
うな脚周り開口部を収縮させるために各脚周り開口部に
沿って股下4を通る弾性伸縮部材は設けていない。
て、本発明においては、起立端より中心側であってかつ
吸収要素ABの両側部位置に、長手方向に沿う持ち上げ
用弾性伸縮部材60が伸張状態で固定されている。
上げ用弾性伸縮部材60は不透液性バックシート12と
吸収要素ABとの間に介在されている。そして、平面視
での位置としては、図2に明示されているように、脚周
り部位においては吸収コア13の括れ部分と重ならず、
長手方向前後においては吸収コア13の張り出し部と重
なる位置にある。
ることにより、前述の作用効果を奏する。すなわち改め
て図面を参照して説明すると、図2に代表的に図示され
ているように、起立カフスBの起立端より中心側であっ
てかつ吸収要素ABの両側部位置に、長手方向に沿う持
ち上げ用弾性伸縮部材60が伸張状態で固定されている
ことで、製品の装着状態において、図6に示すように、
持ち上げ用弾性伸縮部材6の収縮力(その作用状態を白
抜き矢印で示す)により吸収要素ABの両側部が変形し
着用者の肌に向かって起立するようになる。この起立部
分に対して、起立カフスが、持ち上げ用弾性伸縮部材6
0の外側の起立端を介して前記吸収要素ABの両側部に
おける起立部分に加算して起立するようになるので、肌
に対する起立高さが高いものとなり、すなわち、より深
いポケット空間が形成され、肌とのフィット性が高ま
り、単に起立カフスBのみでも横漏れを確実に防止でき
る。
7にも示すように、さらに前身頃Fにおいて、左腰脇部
と右腰脇部との間を結び股下区域に向かって、ただし股
下までは到達せずに膨出する配置態様をもって細目の糸
ゴムからなるフィット用弾性伸縮部材22が伸長下に、
外形シート1の不織布間に配置固定されているものであ
る。図示例においては、フィット用弾性伸縮部材22の
膨出下端部は、腰周り弾性伸縮部材21,21…に対し
て約半分が重なり、残部が腰周り弾性伸縮部材21,2
1…下端よりも下側に膨出する配置とされている。一
方、後見頃Bにおいては、フィット用弾性伸縮部材が配
置されていない。
ていると、下腹部から股下部にかけての部位を持ち上げ
ながら、腰周りがフィットするようになる。ただし、前
述の第1の実施形態においても、腰周り弾性伸縮部材2
1,21…により腰周りフィット効果が十分に発揮され
る。
8にも示すように、外形シート1の不織布間に、脚周り
開口部を収縮させるように、前見頃Fおよび後見頃Bに
おいて1本または複数本(図示例ではそれぞれ3本)の
糸ゴムからなる脚周り弾性伸縮部材G1…,G2…を設
けることがきる。さらに詳細には、前身頃Fの弾性伸縮
部材G1は、左腰脇部2Lから左脚周り部3L、股間部
4、右脚周り部3Rを経て右腰脇部2Rまで連続するよ
うに固定されており、後身頃Bの弾性伸縮部材G2は、
左腰脇部5Lから左脚周り部6L、股間部4、右脚周り
部6Rを経て右腰脇部5Rまで連続するように固定され
ている。これらの弾性伸縮部材G1…,G2…により左
脚周り部および右脚周り部のそれぞれに脚周りギャザー
が形成され、脚周りからの漏れが効果的に防止される。
念的に図9に示すように、持ち上げ用弾性伸縮部材60
は不透液性バックシート12と吸収要素ABとの間に介
在されているものである。これに対して、同じく概念的
に図10に示すように、持ち上げ用弾性伸縮部材60を
吸収コア13の厚み方向内部に設けたり、図11に示す
ように、透液性トップシート11と吸収要素ABとの間
に介在させ、少なくともその一方に固定するようにして
もよい。
持ち上げ用弾性伸縮部材60の位置としては、図12に
示すように、長手方向全体が重なるようにしてもよい
し、図13に示すように、吸収コア13の側縁形状の沿
わせることもできる。また、図示していないが、たとえ
ば吸収コア13を長方形とし、これをより幅の広い長方
形のクレープ紙14で包むことにより吸収要素ABを構
成する場合、クレープ紙14のフラップ部分のみに持ち
上げ用弾性伸縮部材60を位置させることもできる。
起立端は、吸収要素AB上にしてあるが、さらに吸収コ
ア13の上位置でもよいし、吸収要素AB上から離れ
て、製品のフラップ、たとえば外形シート1上に位置さ
せてもよい。外形シート1をポリエチレンなどの不透液
性シートとし、起立カフスBの起立端を、吸収要素AB
上から離れて、ポリエチレンなどの不透液性シートと上
に位置させてもよい。
の起立高さを確実に高め、体液の横漏れ防止効果をより
確実にならしめることができる。
展開状態平面図である。
る。
展開状態、一部破断平面図である。
展開状態、一部破断平面図である。
部材の位置を示す概念的横断面図である。
置を示す概念的横断面図である。
置を示す概念的横断面図である。
の他の例を示す説明図である。
の別の例を示す説明図である。
ート、12…不透液性バックシート、13…吸収コア、
14クレープ紙、20…ウエスト弾性伸縮部材、21…
腰周り弾性伸縮部材、40…起立用シート、50…弾性
伸縮部材、60…持ち上げ用弾性伸縮部材、AB…吸収
要素、B…起立カフス。
Claims (5)
- 【請求項1】透液性トップシートを透過した液を、ある
程度剛性を有する吸収コアを含む吸収要素で吸収すると
ともに、吸収した液の衣類側への漏れを防止する構造を
有する使い捨て紙おむつにおいて、 少なくとも脚周りにおいて前記吸収要素上または外側に
隣接した位置に起立端を有し、弾性伸縮部材の収縮力に
より肌側に起立する長手方向に沿う起立カフスが設けら
れ、 前記起立端より中心側であってかつ前記吸収要素の両側
部位置に、長手方向に沿う持ち上げ用弾性伸縮部材が伸
張状態で固定されている、 ことを特徴とする使い捨て紙おむつ。 - 【請求項2】前記起立カフスの外側の脚周りに脚周り用
弾性伸縮部材が設けられていない請求項1記載の使い捨
て紙おむつ。 - 【請求項3】透液性トップシートを透過した液を、ある
程度剛性を有する吸収コアを含む吸収要素で吸収すると
ともに、前記吸収要素の裏面に位置させた不透液性バッ
クシートにより吸収した液の衣類側への漏れを防止する
構造を有する吸収主体が、製品の外形を定める可撓性外
形シートの肌側に配置された使い捨て紙おむつにおい
て、 少なくとも脚周りにおいて前記吸収要素上または外側に
隣接し前記吸収主体上の位置に起立端を有し、弾性伸縮
部材の収縮力により肌側に起立する長手方向に沿う起立
カフスが設けられ、 前記起立端より中心側であってかつ前記吸収要素の両側
部位置に、長手方向に沿う持ち上げ用弾性伸縮部材が伸
張状態で固定されている、 ことを特徴とする使い捨て紙おむつ。 - 【請求項4】前記不透液性バックシートは、前記吸収要
素の裏面から表面側に回り込み表面側両側部を覆ってお
り、前記持ち上げ用弾性伸縮部材は前記不透液性バック
シートと前記吸収要素との間に介在されている請求項3
記載の使い捨て紙おむつ。 - 【請求項5】前記吸収要素は、両側の脚周り部分が括れ
た前記吸収コアと、この吸収コアの表裏全体を覆う長方
形のクレープ紙とを有し、前記持ち上げ用弾性伸縮部材
は、脚周り部位においては前記吸収コアの括れ部分と重
ならず、長手方向前後においては前記吸収コアの張り出
し部と重なる位置にある請求項1または3記載の使い捨
て紙おむつ。
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