JP2001190310A - テープ状スナップの製造方法 - Google Patents

テープ状スナップの製造方法

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JP2001190310A
JP2001190310A JP2000007233A JP2000007233A JP2001190310A JP 2001190310 A JP2001190310 A JP 2001190310A JP 2000007233 A JP2000007233 A JP 2000007233A JP 2000007233 A JP2000007233 A JP 2000007233A JP 2001190310 A JP2001190310 A JP 2001190310A
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JP
Japan
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mold
tape
cloth tape
molding chamber
synthetic resin
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JP2000007233A
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Kiyoshi Takeda
精 武田
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Takeda Seiki Co Ltd
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Takeda Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 布製テープの糸がほぐれて布製テープが変形
したり、貫通孔の孔径が拡大してスナップファスナーの
取付け状態が不安定になることを確実に防止できるよう
にしたテープ状スナップの製造方法を提供する。 【解決手段】 雄又は雌の嵌合部に対応する形状の成形
室7aを形成した第1金型7と頭部に対応する形状の成
形室8aを形成した第2金型8との間に、予め貫通孔が
形成された布製テープCを配置した状態で、前記成形室
内に合成樹脂Dを充填して、テープ状スナップを製造す
る方法において、布製テープに針状突起5を突き刺すこ
とにより、当該布製テープを編織する糸6を切断するこ
となく糸6の間隙を拡張して、布製テープに複数の微小
な貫通孔3を形成し、第1金型,第2金型の一方に形成
した注入口10から当該金型の成形室内に合成樹脂を注
入し、当該合成樹脂を前記貫通孔3から他方の金型の成
形室内に注入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雄又は雌の嵌合部
に対応する形状の成形室を形成した第1金型と頭部に対
応する形状の成形室を形成した第2金型との間に、予め
貫通孔が形成された布製テープを配置した状態で、前記
成形室内に合成樹脂を充填して、テープ状スナップを製
造するテープ状スナップの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテープ状スナップの製造方法にお
いては、図13に示すように、雄(又は雌)の嵌合部に
対応する形状の成形室aを形成した第1金型bと、頭部
に対応する形状の成形室cを形成した第2金型dとで挟
まれる布製テープeの幅方向中央部に、パンチで打ち抜
くことによって形成された1個の大きな貫通孔fを設け
ておき、第2金型dに形成された注入口gから当該金型
dの成形室cに注入した合成樹脂が前記貫通孔fを経て
第1金型bの成形室aに注入されるようにしていた。
【0003】上記の方法によって製造されたテープ状ス
ナップにおいては、布製テープeを編織する糸(縦糸や
横糸)が貫通孔fを形成するパンチで切断されており、
そのため、布製テープeの糸がほぐれて布製テープeが
変形したり、貫通孔fの孔径が拡大してスナップファス
ナーの取付け状態が不安定になるといった欠点があっ
た。
【0004】また、注入樹脂の勢いによって、貫通孔f
の縁部の布製テープeが押し動かされて、樹脂部分の表
面に露出しないように、第1金型b、第2金型dの夫々
に、貫通孔fの近くにおいて布製テープeを押さえるた
めの凸部h,hを設け、両凸部h,hで布製テープeを
挟んで、注入樹脂の勢いによる布製テープeの面外方向
への移動を阻止していた。
【0005】そのため、雄又は雌の嵌合部材と、それを
生地に止着するリベット部材とで構成される一般的な合
成樹脂製スナップファスナーに比べると、図14に示す
如く、布製テープeの両面に位置するスナップの樹脂部
分が外観上、孔iだらけであり、非常に不体裁であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の現状に鑑み、本
発明は、布製テープの糸がほぐれて布製テープが変形し
たり、貫通孔の孔径が拡大してスナップファスナーの取
付け状態が不安定になることを確実に防止できるように
したテープ状スナップの製造方法を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明が講じた技術的手段は、次のとおりであ
る。即ち、請求項1に記載の発明は、雄又は雌の嵌合部
に対応する形状の成形室を形成した第1金型と頭部に対
応する形状の成形室を形成した第2金型との間に、予め
貫通孔が形成された布製テープを配置した状態で、前記
成形室内に合成樹脂を充填して、テープ状スナップを製
造する方法において、前記布製テープに針状突起を突き
刺すことにより、当該布製テープを編織する糸を切断す
ることなく糸の間隙を拡張して、布製テープに複数の微
小な貫通孔を形成し、第1金型,第2金型の一方に形成
した注入口から当該金型の成形室内に合成樹脂を注入
し、当該合成樹脂を前記貫通孔から他方の金型の成形室
内に注入させるようにした点に特徴がある。
【0008】請求項2に記載の発明は、雄又は雌の嵌合
部に対応する形状の成形室を形成した第1金型と頭部に
対応する形状の成形室を形成した第2金型との間に、予
め貫通孔が形成された布製テープを配置した状態で、前
記成形室内に合成樹脂を充填して、テープ状スナップを
製造する方法において、前記布製テープに針状突起を突
き刺すことにより、当該布製テープを編織する糸を切断
することなく糸の間隙を拡張して、布製テープに複数の
微小な貫通孔を形成し、第1金型の中央部で布製テープ
の浮き上がりを抑制しつつ、第2金型に形成した注入口
から当該金型の成形室内に合成樹脂を注入し、当該合成
樹脂を前記貫通孔から第1金型の成形室内に注入させる
ようにした点に特徴がある。
【0009】上記の構成によれば、布製テープに針状突
起を突き刺すことにより、当該布製テープを編織する糸
を切断することなく糸の間隙を拡張して、複数の微小な
貫通孔を形成するので、貫通孔の位置で、布製テープを
編織する糸が切断されていない。従って、布製テープの
糸がほぐれて布製テープが変形したり、貫通孔の孔径が
拡大してスナップファスナーの取付け状態が不安定にな
る虞がない。
【0010】殊に、請求項2に記載の発明によれば、第
1金型の中央部で布製テープの浮き上がりを抑制しつ
つ、第2金型に形成した注入口から当該金型の成形室内
に合成樹脂を注入し、当該合成樹脂を前記貫通孔から第
1金型の成形室内に注入させるので、第1,第2金型の
夫々に複数のテープ押え用凸部を設けた場合のように布
製テープの両面に位置するスナップの樹脂部分が外観
上、孔だらけにならず、体裁が良い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明すると、図1〜図4において、Aは雌のテープ
状スナップ、Bは雄のテープ状スナップ、Cは布製テー
プを示す。雌のテープ状スナップAは、長尺の布製テー
プCの両側に、雌の嵌合部1Aと円形リング状の頭部2
Aとからなる多数の雌スナップを、合成樹脂の射出成形
により布製テープCを挟んで一体成形したもので、布製
テープCには、各雌スナップの位置ごとに複数(図示の
例では4個)の微小な貫通孔3が形成されている。雄の
テープ状スナップBは、長尺の布製テープCの両側に、
前記嵌合部1Aに弾性嵌合する雄の嵌合部1Bと円形リ
ング状の頭部2Bとからなる多数の雄スナップを、合成
樹脂の射出成形により布製テープCを挟んで一体成形し
たもので、布製テープCには、各雄スナップの位置ごと
に複数(図示の例では4個)の微小な貫通孔3が形成さ
れている。
【0012】前記テープ状スナップA,Bの製造方法に
付いて説明すると、先ず、図5に示すように、長尺の布
製テープCに対して可動体4を昇降駆動し、当該可動体
4に設けられた複数本(4〜6本程度が望ましく、図示
の例では4本である。)の針状突起5を布製テープCに
突き刺すことにより、図6に模式的に示すように、当該
布製テープCを編織する糸6を切断することなく糸6の
間隙を拡張して、布製テープCに、雌(又は雄)スナップ
1個につき複数(図示の例では、4個)の微小な貫通孔3
を形成する。
【0013】しかる後、図7に示すように、雌の嵌合部
1Aに対応する形状の成形室7aを形成した第1金型7
と頭部2Aに対応する形状の成形室8aを形成した第2
金型8との間に、前記布製テープCを配置する。そし
て、当該布製テープCを、図8に示すように、第1金型
7と第2金型8とで挟持し、第1金型7の中央部9で布
製テープCの浮き上がりを抑制しつつ、第2金型8に形
成した注入口10から当該金型8の成形室8a内に、図
9に示すように、合成樹脂Dを注入し、当該合成樹脂D
を前記貫通孔3から第1金型7の成形室7a内に注入さ
せることにより、当該合成樹脂Dを成形室7a,8a全
体に充填させる。金型との温度差により合成樹脂Dが冷
やされて適度に硬化したら、第1金型7と第2金型8を
離間して脱型し、製品を取り出す。そして、布製テープ
Cを繰り出しては同様の工程を繰り返して、長尺のテー
プ状スナップAを製造するのである。
【0014】上記の構成によれば、布製テープCに針状
突起5を突き刺すことにより、当該布製テープCを編織
する糸6を切断することなく糸6の間隙を拡張して、複
数の微小な貫通孔3を形成するので、貫通孔3の位置
で、布製テープCを編織する糸6が切断されていない。
従って、布製テープCの糸6がほぐれて布製テープCが
変形したり、貫通孔3の孔径が拡大してスナップファス
ナーの取付け状態が不安定になる虞がない。
【0015】しかも、第1金型7の中央部9で布製テー
プCの浮き上がりを抑制しつつ、第2金型8に形成した
注入口10から当該金型8の成形室8a内に合成樹脂D
を注入し、当該合成樹脂Dを前記貫通孔3から第1金型
7の成形室7a内に注入させるので、布製テープCの両
面に位置する雌スナップの樹脂部分が外観上、孔だらけ
にならず、体裁が良い。
【0016】図10は、他の実施の形態を示す。この実
施の形態は、雌スナップの頭部が円盤状に形成される場
合を対象としたもので、第2金型8に形成する成形室8
aを円盤状の頭部に対応する形状とし、注入口10を第
2金型8の成形室8aの中央に開口させた点に特徴があ
る。尚、成形室8aの中央部を図示のとおり凹入させ、
この凹入部に注入口10を開口させると、成形時に、注
入口10に対応する位置に樹脂の小突起が形成されて
も、小突起が頭部表面から突出せず、きれいな仕上がり
となる。その他の構成は、図1〜図9で説明した実施の
形態と同じであるから、説明を省略する。
【0017】尚、上記の実施形態では、雌のテープ状ス
ナップAについてのみ図示説明したが、雄のテープ状ス
ナップBを製造する場合は、図11や図12に示すよう
に、第1金型7の成形室7aが、雄の嵌合部1Bに対応
する形状に形成されている点以外に変わりがないので、
説明を省略する。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述した構成よりなるから、
布製テープの糸がほぐれて布製テープが変形したり、貫
通孔の孔径が拡大してスナップファスナーの取付け状態
が不安定になることを確実に防止できる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により製造された雌雄のテープ状
スナップの斜視図である。
【図2】雌のテープ状スナップの正面図である。
【図3】雌のテープ状スナップの断面図である。
【図4】雌雄のテープ状スナップの断面図である。
【図5】布製テープに貫通孔を形成する方法を説明する
図である。
【図6】布製テープに形成された貫通孔を説明する模式
的平面図である。
【図7】本発明に係る雌のテープ状スナップの製造方法
を説明する断面図である。
【図8】図7の工程に続く断面図である。
【図9】図8の工程に続く断面図である。
【図10】他の実施の形態を示す製造方法の説明図であ
る。
【図11】本発明に係る雄のテープ状スナップの製造方
法を説明する断面図である。
【図12】他の実施の形態を示す製造方法の説明図であ
る。
【図13】従来のテープ状スナップの製造方法を説明す
る断面図である。
【図14】従来の方法により製造されたテープ状スナッ
プの斜視図である。
【符号の説明】
A,B…テープ状スナップ、C…布製テープ、3…貫通
孔、5…針状突起、6…糸。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄又は雌の嵌合部に対応する形状の成形
    室を形成した第1金型と頭部に対応する形状の成形室を
    形成した第2金型との間に、予め貫通孔が形成された布
    製テープを配置した状態で、前記成形室内に合成樹脂を
    充填して、テープ状スナップを製造する方法であって、
    前記布製テープに針状突起を突き刺すことにより、当該
    布製テープを編織する糸を切断することなく糸の間隙を
    拡張して、布製テープに複数の微小な貫通孔を形成し、
    第1金型,第2金型の一方に形成した注入口から当該金
    型の成形室内に合成樹脂を注入し、当該合成樹脂を前記
    貫通孔から他方の金型の成形室内に注入させることを特
    徴とするテープ状スナップの製造方法。
  2. 【請求項2】 雄又は雌の嵌合部に対応する形状の成
    形室を形成した第1金型と頭部に対応する形状の成形室
    を形成した第2金型との間に、予め貫通孔が形成された
    布製テープを配置した状態で、前記成形室内に合成樹脂
    を充填して、テープ状スナップを製造する方法であっ
    て、前記布製テープに針状突起を突き刺すことにより、
    当該布製テープを編織する糸を切断することなく糸の間
    隙を拡張して、布製テープに複数の微小な貫通孔を形成
    し、第1金型の中央部で布製テープの浮き上がりを抑制
    しつつ、第2金型に形成した注入口から当該金型の成形
    室内に合成樹脂を注入し、当該合成樹脂を前記貫通孔か
    ら第1金型の成形室内に注入させることを特徴とするテ
    ープ状スナップの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104526955A (zh) * 2014-11-10 2015-04-22 中国农业大学 一种基于方捆打捆机的注塑打结装置及打结方法

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