JP2001190257A - カーボン発熱素子を使用した凍結、解凍、加熱又は保温装置並びにこれを用いた方法及び製品 - Google Patents

カーボン発熱素子を使用した凍結、解凍、加熱又は保温装置並びにこれを用いた方法及び製品

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JP2001190257A
JP2001190257A JP2000006165A JP2000006165A JP2001190257A JP 2001190257 A JP2001190257 A JP 2001190257A JP 2000006165 A JP2000006165 A JP 2000006165A JP 2000006165 A JP2000006165 A JP 2000006165A JP 2001190257 A JP2001190257 A JP 2001190257A
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resin
heating
coating layer
thawing
freezing
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JP2000006165A
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Akira Kobayashi
晃 小林
Kenichi Shukutani
賢一 宿谷
Tsuneji Sasaki
恒司 佐々木
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Daiya Fresh Foods Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、食品、食材の組織、品質、鮮度を良好
に維持すると共に、安全性が向上し、使用電極が極めて
小さい、凍結、解凍、加熱又は保温処理装置を提供する
こと。 【解決手段】 本発明の装置は、ポリアクリロニトリル
系カーボンフィラメントの数千本〜数十万本からなる集
束撚糸体の表面上に合成高分子樹脂から形成された第1
被覆層及び該第1被覆層の表面上に合成高分子樹脂から
形成された第2被覆層を具備する重層被覆体からなるカ
ーボン発熱素子を設けており、凍結、解凍、加熱又は保
温処理が行われるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーボン発熱素子
に通電することにより放射される遠赤外線輻射熱効果を
食品、食材の凍結、解凍、加熱、保温に活用することに
より処理する食品、食材の組織、品質、鮮度を良好に維
持すると共に、処理中の細菌類の発育抑制又は滅菌、殺
菌効果によって、安全性が向上したものであり、使用電
力が極めて小さいことから、省エネ、資源有効活用に貢
献する一連の装置、製品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、食品、食材の凍結、解凍、加熱及び保温には、それ
ぞれ種々の方法が採られている。以下、それぞれの従来
方法及びその課題について順に述べる。
【0003】(1)凍結 食品、食材の凍結方法としては、ブライン凍結法と液化
ガス凍結法がある。ブライン凍結法には、更に、静置凍
結庫、エアブラストフリーザー及びコンタクトフリーザ
ーを使用する方法それぞれがある。ここで、静置凍結庫
を使用する方法は、冷蔵庫内の棚に食品を静置したまま
凍結する方法である。また、エアブラストフリーザーを
使用する方法は、ステンレス製ネットコンベアをトンネ
ル装置内に走行させるか、又は冷凍庫内をスパイラル状
に走行させ、コンベア上に冷風を吹き付ける手法で、ネ
ット上の食品を凍結する方法である。また、コンタクト
フリーザーを使用する方法は、ステンレス板をブライン
又は冷風で冷却し、板上に直接食品を置いて熱交換を行
う方法である。このコンタクトフリーザーを使用する方
法には、トンネル内にステンレスベルトを走行させる連
続式装置か、又は冷凍庫内に凍結板を多段に取り付け、
1回毎に凍結処理を行うバッチ式装置が用いられる。一
方、液化ガス凍結法は、ステンレス製ネットコンベアを
トンネル内に走行させ、ネット上の食品に、液体窒素又
は液体炭酸を霧状に吹き付けることによって超低温凍結
を行う方法である。
【0004】しかし、ブライン凍結法の場合には、凍結
の手法によって差はあるが、食品中に生成される氷結晶
の状態によって、食品組織が破壊され、解凍時の食感の
低下、トリップの流出による食味、栄養成分のロス、肉
色あるいは魚体表面の変色等の課題を抱えている。一
方、液化ガス凍結法の場合には、品質面は大幅に改善さ
れるが、ランニングコストが高くなる。
【0005】(2)解凍 食品、食材の解凍方法としては、水解凍、冷蔵解凍、多
湿冷蔵解凍、高周波解凍及びマイクロウェーブ解凍があ
る。水解凍には、常温下で水槽中に直接食品を投入する
水解凍と、水槽中に水を注入、流出させながら解凍する
流水解凍の2方法がある。また、冷蔵解凍は、通常の冷
蔵庫内で食品を静置解凍する方法である。また、多湿冷
蔵解凍は、冷蔵庫内に水蒸気を飽和の状態まで注入し、
多湿環境下で食品を静置解凍する方法である。また、高
周波解凍は、解凍装置内に高周波の電極板を取り付け、
高周波を作用させながら解凍する方法である。また、マ
イクロウェーブ解凍は、マグネトロンから放射される電
磁波によって食品を解凍する方法であり、主に加熱用と
して利用されるが、技術改良によって解凍専用電子レン
ジが開発されている。
【0006】しかし、食品産業界の食材解凍には、大
量処理、品質維持、短時間解凍、及び低コストの
4要素が要求されており、水解凍、冷蔵解凍及び多湿冷
蔵解凍では、大量処理、低コスト面は満足できても、品
質の劣化と解凍所要時間が長いという欠陥を有する。ま
た、高周波解凍では、品質、処理時間の改善は得られる
が、大量処理に不向きであり、装置運転コストが割高で
実用的でない。また、電子レンジ等によるマイクロウェ
ーブ解凍でも、コスト高で大量処理が不可能な上、食品
への電波吸収率が品温のプラス側とマイナス側とで大幅
に異なるという欠陥を有するため、大型の食品、食材の
解凍には不向きである。
【0007】(3)加熱 食品、食材の加熱方法としては、ガス加熱、電気加熱、
水蒸気加熱、電磁誘導加熱、高周波加熱、マイクロウェ
ーブ加熱及び赤外線加熱がある。ガス加熱には、家庭用
ガスレンジを始めとし、大型の連続式加熱装置まで、ガ
スの燃焼熱で直接食品の加熱を行う方法と、ガスで加熱
した熱風を加熱装置内に強制通風するコンベクションオ
ーブンによる方法とがある。また、電気加熱には、電気
コンロに代表されるニクロム線ヒーターによる抵抗加熱
方式と、金属チューブ内にニクロム線のコイル発熱体を
密閉したシーズヒーター方式とがある。この電気加熱
は、前記ガス加熱と並んで調理加工機器類(煮る、蒸
す、焼く、揚げる)の加熱方法の主流である。また、水
蒸気加熱には、水とガス又は電気とで加熱して蒸気を発
生させ、常圧下で食品を加熱する方式として蒸し器、ス
チーマーがあり、密閉タンク内の蒸気圧を高め、加圧条
件下で高温加熱を行う方式としてレトルト装置がある。
また、電磁誘導加熱は、低周波誘導加熱方式と高周波誘
導加熱方式とがあり、電磁コイルに発生した磁力の中に
鉄板又は鉄鍋等の磁性体を置き、鉄板又は鉄鍋自体を発
熱させる仕組みの方法である。この電磁誘導加熱には、
例えば、フライヤー、グリドル、グリラー、炊飯器等の
電磁調理器と呼ばれるものが用いられる。また、高周波
加熱は、加熱する食品の両端に電極板を取り付け、高周
波を通電することによって加熱する方法である。また、
マイクロウェーブ加熱は、マグネトロンから放射する電
磁波の作用によって食品中の水分子を振動させ、その摩
擦熱によって加熱する方法である。また、赤外線加熱
は、ガス又は電気加熱装置にセラミックを組み込み、セ
ラミックから放射される遠赤外線を複合的に作用させる
方法である。
【0008】しかし、ガス加熱及びニクロム線加熱オー
ブン等による電気加熱では、食品の表層から内部へ熱伝
導により加熱するため、食品の中心部に比較して、表層
面の熱変性、乾燥が大きく、品質劣化を生じる。また、
水蒸気加熱では、水分の付着、吸収により変質する物に
はラッピング等の保護包装を要するという問題がある。
また、電磁誘導加熱では、ガス加熱やニクロム線等によ
る電気加熱に比べて熱効率は高いが、使用電力量が大き
い。また、高周波加熱では、加熱する食品に比して使用
する電極板が大きいため、パン粉用の大型パンの焼成装
置等に利用範囲が限られる。また、電子レンジ等による
マイクロウェーブ加熱では、小型の食品の短時間加熱に
は適するが、水蒸気の蒸散が激しいため、好適加熱条件
の設定が面倒なこと、大量処理装置に不向きなこと、装
置コストが高いこと等の問題がある。また、セラミック
併用の加熱機器等による赤外線加熱では、遠赤外線の作
用により、全体の均質加工が得られるが、装置コストが
高くなる。
【0009】(4)保温 食品、食材の保温方法としては、電気保温がある。この
電気保温の主力は、ニクロム線シーズヒーターによって
加熱された温風、温湯又は蒸気によって保温を行うもの
である。電気保温は、自動販売機等の販売機器、ホット
テーブル、ディッシュウォーマー、ライスジャー等の食
品分野を始め、温室、醗酵室、暖房装置等に適用でき、
その応用範囲は広い。その他、調理食品の保温方法に
は、赤外線ランプによる方法がある。しかし、ニクロム
線による電気保温では、使用電力量の高さに比して熱効
率が悪いという欠点を有する。
【0010】従って、本発明の目的は、特に、食品、食
材の組織、品質、鮮度を良好に維持すると共に、安全性
が向上し、使用電極が極めて小さい、凍結、解凍、加熱
又は保温処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、特定のカーボン発熱素子を設けてなる装置が、
遠赤外線輻射熱を放出し、これを食品に作用させること
によって、食品の凍結に際して発生する組織破壊、変
味、変臭、変色等の品質低下を防止し、また解凍時に発
生するドリップの流出、変味、変臭、変色等の品質劣化
を抑え、解凍時間を短縮し、また加熱に際して組織の劣
化、変色、変味、乾燥、酸化等の品質低下を防止し、熱
効率の高さ及び加熱時間の短縮によって使用電力量を低
減させ、前記目的を達成し得ることを知見した。
【0012】この発明は、前記知見に基づきなされたも
ので、ポリアクリロニトリル系カーボンフィラメントの
数千本〜数万本からなる集束撚糸体の表面上に合成高分
子樹脂から形成された第1被覆層及び該第1被覆層の表
面上に合成高分子樹脂から形成された第2被覆層を具備
する重層被覆体からなるカーボン発熱素子を設けてお
り、凍結、解凍、加熱又は保温処理が行われることを特
徴とする装置(以下、第1発明という)を提供すること
により、前記目的を達成したものである。
【0013】また、この発明は、ポリアクリロニトリル
系カーボンフィラメントの数千本〜数十万本からなる集
束撚糸体の表面上に合成高分子樹脂から形成された樹脂
被覆層を具備し、該樹脂被覆体の表面上にガラス繊維、
シリカガラス繊維、アルミナ繊維及びアラミド繊維から
なる群より選択された一種以上の繊維による編組加工が
施された繊維編組体からなるカーボン発熱素子を設けて
おり、凍結、解凍、加熱又は保温処理が行われることを
特徴とする装置(以下、第2発明という)を提供するも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】〔第1発明の装置〕以下、先ず第
1発明の装置について詳細に説明する。本発明の装置
は、特定のカーボン発熱素子カーボン発熱素子を設けて
なるものである。
【0015】そして、前記特定のカーボン発熱素子と
は、ポリアクリロニトリル系カーボンフィラメントの数
千本〜数十万本からなる集束撚糸体の表面上に合成高分
子樹脂から形成された第1被覆層及び該第1被覆層の表
面上に合成高分子樹脂から形成された第2被覆層を具備
する重層被覆体からなるものである。このカーボン発熱
素子への通電により、本発明の装置から遠赤外線輻射熱
が放射され、食品、食材等の凍結、解凍、加熱又は保温
処理が行われる。
【0016】前記カーボン発熱素子に用いられるポリア
クリロニトリル(以下、PANともいう)系カーボンフ
ィラメントは、その材料としてポリアクリロニトリルを
主成分とするものである。また、これらのPAN系カー
ボンフィラメントは、耐炎化、炭素化、表面処理したも
のを用いることもできる。
【0017】このようなPAN系カーボンフィラメント
は、予めこれを集束したフィラメント集束体、例えば、
「ベスファイト」(東邦レーヨン(株)製)、「トレカ」
(東レ(株)製)等の市販品をそのまま用いて撚糸する
か、又はこれら市販品を複数用いて、更に所定の本数に
集束した後、撚糸した集束撚糸体とされる。
【0018】また、PAN系カーボンフィラメントは、
その繊維長(フィラメント長さ)が特に制限されず、1
0cm程度と短いものであってもよく、何千メートルと
長いものであってもよいが、通常、500m〜1200
mのものが用いられる。また、PAN系カーボンフィラ
メントは、その繊維径(フィラメント太さ)が好ましく
は3〜10μm、更に好ましくは5〜8μmである。
【0019】前記カーボン発熱素子に用いられる集束撚
糸体は、前記PAN系カーボンフィラメントの数千本〜
数万本、好ましくは1000〜20万本、更に好ましく
は2000〜12万本を集束、撚糸したものである。こ
この集束撚糸体は、好ましくは100〜300回/m、
更に好ましくは200〜250回/mの撚りを有してい
る。また、集束撚糸体の太さは、好ましくは0.5〜1
0mmであり、更に好ましくは2〜6mmである。
【0020】前記カーボン発熱素子に用いられる重層被
覆体は、合成高分子樹脂から形成された第1被覆層を具
備し、該第1被覆層の表面上に、合成高分子樹脂から形
成された第2被覆層を具備するものである。
【0021】第1被覆層を形成する合成高分子樹脂とし
ては、特に制限されるものではなく、例えば、例えば、
エポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリイミ
ド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニルエラストマ
ー、ポリウレタンエラストマー、クロロプレンゴム、シ
リコンゴム、フッ素ゴム及びポリウレタンゴム等が挙げ
られる。これらの中でも、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、
ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂
(特に架橋性ポリエチレン樹脂)が好ましい。これらの
樹脂は1種単独で用いてもよく、2種以上を混合して用
いてもよい。更に、これらの合成高分子樹脂の中でも、
エポキシ樹脂が第1被覆層の形成に特に好ましい。
【0022】また、第1被覆層の厚みは、好ましくは
0.05〜1mmであり、更に好ましくは0.03〜
0.8mmであり、最も好ましくは0.03〜0.5m
mである。
【0023】また、第1被覆層は、前記集束撚糸体の表
面に、熱を加えながら前記合成高分子樹脂を吹き付け塗
布すること等により被覆形成される。
【0024】第2被覆層を形成する合成高分子樹脂とし
ては、特に制限されるものではなく、例えば、前記第1
被覆層を形成する合成高分子樹脂と同様の例、即ち、エ
ポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリイミド
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニルエラストマー、
ポリウレタンエラストマー、クロロプレンゴム、シリコ
ンゴム、フッ素ゴム及びポリウレタンゴム等が挙げられ
る。これらの中でも、エポキシ樹脂以外に例示した前記
樹脂が好ましい。これらの樹脂は1種単独で用いてもよ
く、2種以上を混合して用いてもよい。更に、これらの
合成高分子樹脂の中でも、シリコーン樹脂、ポリエチレ
ン樹脂(架橋性ポリエチレン樹脂)、ポリブチレンテレ
フタレート樹脂及びフッ素樹脂が第2被覆層の形成に特
に好ましい。
【0025】また、第2被覆層の厚みは、好ましくは
0.3〜10mmであり、更に好ましくは0.5〜6m
mである。
【0026】また、第2被覆層は、前記第1被覆層の表
面に、例えば、コロイダル状の前記合成高分子樹脂を、
電子照射シース加工を行う処理槽中で、好ましくは18
0〜250℃で加熱しながら被覆すること等により被覆
形成される。
【0027】得られた重層被覆体からなるカーボン発熱
素子の太さは、好ましくは1〜10mmであり、更に好
ましくは1.75〜8mmである(図1参照)。
【0028】本発明の装置に用いられる前記カーボン発
熱素子は、絶縁性に優れたものであり、特に、熱膨張又
は空気膨張による絶縁材の剥離発生を防止し、絶縁性能
の向上を実現させ、更に防水性が向上し、電気的に安定
した発熱素子として利用できる。
【0029】また、本発明においては、カーボン発熱素
子として、前記重層被覆体の第2被覆層の表面を、更
に、合成高分子樹脂により被覆処理して第3被覆層が形
成されたものが、カーボンフィラメントからなる集束撚
糸体における撚糸時に発生する枝線(バリ)の発生防止
の点で好ましい。第3被覆層を形成する合成高分子樹脂
としては、第2被覆層の形成に用いられる合成高分子樹
脂と同様のものが挙げられる。
【0030】また、第3被覆層の厚み及び被覆処理法に
ついても、前記第2被覆層と同様である。尚、この場
合、第2及び第3被覆層の厚みそれぞれは、第3被覆層
を設けない場合よりもやや薄めであっても、本発明の効
果を発揮することができる。
【0031】ここで得られた第1、第2及び第3被覆層
を有する重層被覆体の太さは、好ましくは1〜10mm
であり、更に好ましくは2〜8.5mmである。
【0032】本発明に用いられるカーボン発熱素子は、
カーボンフィラメントに連続的に何千メートルも均一な
絶縁処理が施されたもので、フレキシブル性を有し、弾
力性、圧縮強度、引張り強度、耐熱性、防水性等の総合
的特性において優れたものである。
【0033】また、このカーボン発熱素子は、これを通
電するための、末端処理、電極加工が施され、樹脂フィ
ルムシート、アルミシート若しくは樹脂ネットの面に固
定するか、又はゴムコンパランド及び粉砕ゴムチップで
プレス成形し、更には、ステンレス、セラミック、プラ
スチック、コンクリート、木材及び鋼板等の材料でこれ
を保護することにより、多元複合型等のカーボン発熱体
として使用することができる。
【0034】ここで、電極材料としては、白金、金、
銀、銅、洋白、ニッケル、錫、ステンレス等の金属材料
の線、板及びテープ状の材料を使用することができる。
一方、市販の錫、ニッケル、銅等の材料からなる圧着端
子を使用することもできる。
【0035】本発明の装置は、前述したカーボン発熱素
子を設けており、凍結、解凍、加熱又は保温処理が行わ
れるものである。
【0036】本発明の装置における前記カーボン発熱素
子以外の部分は、特に制限されず、凍結、解凍、加熱又
は保温処理を行うための通常公知の装置と同様の構成と
することができる。本発明の装置は、前記カーボン発熱
素子以外の部分として、例えば、ステンレス、アルミニ
ウム、銅板、鋳物、ゴム、ガラス、セラミックス、プラ
スチック、布及び木材からなる群より選択された一種以
上の素材で構成された装置とすることが好ましい。
【0037】本発明の装置は、前記カーボン発熱素子
に、通電することにより、遠赤外線輻射熱が放射され、
この放射熱により、食品、食材等を凍結、解凍、加熱又
は保温処理することができる。これにより、食品、食材
の組織、品質、鮮度を良好に維持すると共に、処理中の
細菌類の発育抑制又は滅菌、殺菌効果によって、安全性
を向上させることができ、使用電力が極めて小さく、省
エネ、資源有効活用に貢献することができる。
【0038】〔第2発明の装置〕次に、第2発明の装置
について詳細に説明する。本発明の装置は、特定のカー
ボン発熱素子カーボン発熱素子を設けてなるものであ
る。
【0039】そして、前記特定のカーボン発熱素子と
は、ポリアクリロニトリル系カーボンフィラメントの数
千本〜数十万本からなる集束撚糸体の表面上に合成高分
子樹脂から形成された樹脂被覆層を具備し、該樹脂被覆
体の表面上にガラス繊維、シリカガラス繊維、アルミナ
繊維及びアラミド繊維からなる群より選択された一種以
上の繊維による編組加工が施された繊維編組体からなる
ものである。
【0040】このカーボン発熱素子への通電により、本
発明の装置から遠赤外線輻射熱が放射され、食品、食材
等の凍結、解凍、加熱又は保温処理が行われる。尚、こ
の作用は、前記第1発明の装置と同様である。
【0041】本発明において、前記カーボン発熱素子に
おけるポリアクリロニトリル(PAN)系カーボンフィ
ラメント、及びこの数千本〜数十万本からなる集束撚糸
体については、それぞれ前述した第1発明におけるもの
と全く同様であるため、それらの説明が適宜適用され
る。
【0042】前記カーボン発熱素子に用いられる繊維編
組体は、合成高分子樹脂から形成された樹脂被覆層を具
備し、該樹脂被覆体の表面上にガラス繊維、シリカガラ
ス繊維、アルミナ繊維及びアラミド繊維からなる群より
選択された一種以上の繊維による編組加工が施されたも
のである。本発明の装置は、このような編組加工された
カーボン発熱素子が用いられるため、不燃化、高温領域
における耐熱性効果、耐久性保持効果及び輻射熱効果が
向上したものである。
【0043】樹脂被覆層を形成する合成高分子樹脂は、
前述した第1発明における第1被覆層に相当しこれと全
く同様であるため、その説明が適宜適用される。
【0044】編組加工に用いられる繊維としては、前記
のうち特にシリカガラス繊維が好ましい。また、編組加
工は、例えば、前記ガラス繊維で縦巻き及び横巻きの組
紐状にすることによって施され、図2に示すような状態
のものが挙げられる。
【0045】本発明の装置に用いられる前記カーボン発
熱素子は、絶縁性に優れたものであり、特に、熱膨張又
は空気膨張による絶縁材の剥離発生を防止し、絶縁性能
の向上と不燃化を実現させ、更に200℃以上、特に3
00℃以上の高温領域でも電気的に安定し、公共施設等
で使用可能な発熱素子として利用できる。
【0046】また、本発明においては、カーボン発熱素
子として、前記繊維編組体の表面を、更に、合成高分子
樹脂により被覆処理して防水被覆層が形成されたものが
防水性を向上させる点で好ましい。ここで用いられる合
成高分子樹脂としては、例えば、シリコン樹脂、フッ素
樹脂、ポリイミド樹脂及びポリエチレン樹脂等の防水用
合成樹脂が挙げられ、これらのうち、シリコン樹脂及び
フッ素樹脂が好ましい。
【0047】防水被覆層の厚みは、特に制限されない
が、好ましくは0.05〜4mmであり、更に好ましく
は0.5〜2mmである。
【0048】また、防水被覆層は、前記繊維編組体の表
面に、熱を加えながら前記合成高分子樹脂を吹き付け塗
布する等により行われる。
【0049】また、本発明においては、カーボン発熱素
子として、前記防水被覆層を設けた前記繊維編組体(重
層被覆体)又はこれを設けていない前記繊維編組体に、
硬質又は軟質集成マイカを用いて積層プレス加工を施し
たものが、高温領域での電気的安定性とマイカが持つ無
機質素材の特性が活かされた、相乗効果的な遠赤外線輻
射熱効果を発現できる点で好ましい。
【0050】積層プレス加工は、具体的には、硬質又は
軟質集成マイカが半生状態のところに、前記繊維編組体
又は前記重層被覆体を設置して、厚みが好ましくは1〜
5mm、更に好ましくは2〜4mmとなるように、温度
が好ましくは120〜250℃、更に好ましくは180
〜200℃で、好ましくは8〜12時間連続加圧プレス
養生による加熱プレス成形加工を施すことである。
【0051】本発明に用いられるカーボン発熱素子及び
これを用いた本発明の装置に関し、特に説明しない点に
ついては、前述の第1発明の装置におけるカーボン発熱
素子及びこれを用いた装置の項において説明したことが
適宜適用される。例えば、カーボン発熱素子に通電する
ための末端処理及び電極加工、電極材料や、本発明の装
置が凍結、解凍、加熱又は保温処理が行われること、本
発明の装置における前記カーボン発熱素子以外の部分、
及びカーボン発熱素子を用いた本発明の装置の効果等に
ついては、第1発明の装置におけるカーボン発熱素子及
び装置と同様である。
【0052】〔装置を使用した凍結方法、解凍方法、加
熱・保温方法〕第1及び第2発明の装置によれば、該装
置をマイナス温度領域で用いて、食品を凍結する凍結方
法が提供される。また、第1及び第2発明の装置によれ
ば、冷凍食品を解凍する解凍方法が提供される。また、
第1及び第2発明の装置によれば、食品を加熱又は保温
する加熱・保温方法が提供される。
【0053】このような凍結方法、解凍方法及び加熱・
保温方法から選ばれた二又は三つの方法を、交互又は同
時に且つ連続して行う複合方法を使用することにより、
例えば、冷蔵から加熱、加熱から保温等の前処理が必要
な営業所において、これらの一連の前処理を夜間又は営
業時間前に、タイマー設定により無人で処理でき、省時
間及び省力化を図ることができるという効果がある。
【0054】〔装置の使用により得られる製品〕第1及
び第2発明の装置又は第1及び第2発明の装置を用いた
前記各方法を使用することにより、優れた食品等の製品
が提供される。ここで得られた食品は、その組織、品
質、鮮度を良好に維持されると共に、前記処理中の細菌
類の発育抑制又は滅菌、殺菌効果によって、安全性が向
上したものである。
【0055】また、前記カーボン発熱素子を備えた第1
及び第2発明の装置は、これにより発せられる遠赤外線
輻射熱の放射を活用したものであり、食品分野に限られ
ず、非食品産業分野にも応用される。例えば、美容、健
康、園芸、衣料、住居関連分野においても適用される。
【0056】
【実施例】以下、実施例を示して本発明の装置について
更に詳細に説明する。しかしながら、本発明は、これら
の実施例により何等制限されるものではない。
【0057】(凍結試験)図3に示す装置30〔冷凍庫
(フリーザー)〕における棚8上のカーボン発熱体7上
に、被処理物9としての魚及び魚切身(鯵、鯛、ブリ)
を載置し、該発熱体7に100V、40Wで3時間導通
しながら、これらの魚及び魚切身を凍結させた。その結
果、細胞組織の破壊が観られず、肉質の透明感、弾力が
変わらず、ドリップの発生もなく、食味も良好であっ
た。また、養殖魚を使用して同様の凍結試験を行ったと
ころ、養殖魚特有の臭みが消え、改善効果があった。
【0058】(解凍試験)図4に示す装置30〔解凍装
置〕におけるカーボン発熱体7上に、被処理物9として
の冷凍肉(ステーキ用牛肉)を載置し、該発熱体7に3
0Wで2時間導通することにより解凍した。その結果、
ドリップの発生は少なく、肉質は柔らかく、風味、食感
が向上した。
【0059】(加熱試験)図5に示す装置30〔加熱装
置〕におけるカーボン発熱体7上に、被処理物9として
の凍結状態の焼魚パック(サーモン)をそのまま(袋に
入れたまま)直接載置し、該発熱体7に30Wで6時間
導通することにより加熱した。その結果、魚の肉質はソ
フトで、色調が鮮やかとなり、養殖臭も消え、風味が向
上し、長時間変質が抑えられた。
【0060】(保温試験)被処理物9としての揚げ物
(鶏唐揚及びコロッケ)等を作り、揚げた後、皿13上
に数時間載置して保温した(図6参照)。ここで用いた
皿13は、図6に示すように、本発明の装置30〔保温
装置〕に係るカーボン発熱体7のプラスチックネット1
2の上に載置した。また、カーボン発熱体7には、40
Wで2時間導通した。その結果、衣、肉質の変化少々食
感、風味が保たれた。
【0061】また、パン(アンパン、ペストリー及びク
ロワッサン)を、30Wで2時間導通した以外は前記揚
げ物と同様にして保温試験を行った。その結果、ふっく
らした外観、良好な食感が得られ、老化が抑制され、焼
きたて感が維持された。更に、缶飲料、コーヒー、めん
類等についても前記揚げ物と同様にして保温試験を行っ
たところ、品質維持効果が得られた。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、特に、食品、食材の組
織、品質、鮮度を良好に維持すると共に、安全性が向上
し、使用電極が極めて小さい、凍結、解凍、加熱又は保
温処理装置並びにこれを用いた方法及び製品を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の装置に用いられるカー
ボン発熱素子(重層被覆体)の一例を示す概略斜視図
(一部を第1被覆層及び第2被覆層の両方省略して図示
している)である。また、図1(b)は、図1(a)の
A−A方向から見た概略断面図である。
【図2】本発明の装置に用いられるカーボン発熱素子
(繊維編組体)の一例を示す概略斜視図(一部を縦巻編
組及び横巻編組の両方省略して図示し、他の一部を横巻
編組のみ省略して図示している)である。
【図3】本発明の装置の一実施形態としての冷凍装置を
示す概略斜視図である。
【図4】本発明の装置の一実施形態としての解凍装置を
示す概略斜視図である。
【図5】本発明の装置の一実施形態としての加熱装置を
示す概略斜視図である。
【図6】本発明の装置の一実施形態としての保温装置を
示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 カーボン発熱素子(重層被覆体) 1 集束撚糸体 2 第1被覆層 3 第2被覆層 20 カーボン発熱素子(繊維編組体) 4 樹脂被覆層 5 縦巻編組 6 横巻編組 30 装置 7 カーボン発熱体 8 棚 9 被処理物 11 加熱ケース 12 プラスチックネット 13 皿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宿谷 賢一 東京都中央区入船3丁目5番10号 ダイヤ フレッシュフーズ株式会社内 (72)発明者 佐々木 恒司 千葉県流山市南流山8丁目18番10号 Fターム(参考) 4B021 LP06 LT03 MC01 MC03 MC10 4B035 LC01 LC05 LP17 LP43 LT01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアクリロニトリル系カーボンフィラ
    メントの数千本〜数十万本からなる集束撚糸体の表面上
    に合成高分子樹脂から形成された第1被覆層及び該第1
    被覆層の表面上に合成高分子樹脂から形成された第2被
    覆層を具備する重層被覆体からなるカーボン発熱素子を
    設けており、凍結、解凍、加熱又は保温処理が行われる
    ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記第1被覆層の厚みが0.05〜1m
    mであり、前記第2被覆層の厚みが0.5〜10mmで
    ある請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記第1被覆層及び前記第2被覆層を形
    成する前記合成高分子樹脂が、エポキシ樹脂、フッ素樹
    脂、シリコーン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリブチレン
    テレフタレート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹
    脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニ
    ルエラストマー、ポリウレタンエラストマー、クロロプ
    レンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム及びポリウレタン
    ゴムからなる群より選択された一種以上の樹脂である請
    求項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 ポリアクリロニトリル系カーボンフィラ
    メントの数千本〜数十万本からなる集束撚糸体の表面上
    に合成高分子樹脂から形成された樹脂被覆層を具備し、
    該樹脂被覆体の表面上にガラス繊維、シリカガラス繊
    維、アルミナ繊維及びアラミド繊維からなる群より選択
    された一種以上の繊維による編組加工が施された繊維編
    組体からなるカーボン発熱素子を設けており、凍結、解
    凍、加熱又は保温処理が行われることを特徴とする装
    置。
  5. 【請求項5】 前記樹脂被覆層の厚みが、0.05〜1
    mmである請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記カーボン発熱素子以外の部分が、ス
    テンレス、アルミニウム、銅板、鋳物、ゴム、ガラス、
    セラミックス、プラスチック、布及び木材からなる群よ
    り選択された一種以上の素材で構成された請求項1〜5
    の何れかに記載の装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載の装置をマ
    イナス温度領域で用いて、食品を凍結することを特徴と
    する凍結方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6の何れかに記載の装置によ
    り、冷凍食品を解凍することを特徴とする解凍方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6の何れかに記載の装置によ
    り、食品を加熱又は保温することを特徴とする加熱・保
    温方法。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の凍結方法、請求項8記
    載の解凍方法、及び請求項9記載の加熱・保温方法から
    選ばれた二又は三つの方法を、交互又は同時に且つ連続
    して行うことを特徴とする複合方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜6の何れかに記載の装置、
    又は請求項7〜10の何れかに記載の方法を使用するこ
    とにより処理されたことを特徴とする製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105295164A (zh) * 2015-10-22 2016-02-03 安徽冠泓塑业有限公司 一种冷冻和冷藏食品包装用塑料托盘

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