JP2001188835A

JP2001188835A - サービス提供システム

Info

Publication number: JP2001188835A
Application number: JP37267399A
Authority: JP
Inventors: Hirobumi Terada; 博文寺田; Takeo Aizono; 岳生相薗; Makoto Shiotani; 真塩谷; Koichi Sano; 耕一佐野; Naoyuki Koga; 尚之古賀; Tatsuo Yoshioka; 達夫吉岡
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1999-12-28
Filing date: 1999-12-28
Publication date: 2001-07-10
Also published as: US20050111642A1; EP1113374A3; KR100417155B1; KR20010067123A; EP1113374A2

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、従来の問題点であるサービス全体の
うちその一部のものしかサービスできず（ワンストップ
サービスができず）、個々の利用者に応じたカスタマイ
ズされたサービスを提供できず（ワンツーワンサービス
ができず）、利用者の移動に応じたサービスができなか
った（シームレスサービスができなかった）、ことを解
決することを課題とする。【解決手段】ユーザ１００の各端末装置１０１，１０
２、１０３からＩＴＳサービスセンタ１２０に要求され
るサービスを、ＩＴＳサービスセンタ１２０では旅行コ
ンテンツ会社サービスシステム１３０や航空会社サービ
スシステム１４０などと連携してユーザ１００に提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、利用者が望むサー
ビスの提供を、利用者の状況に応じて実現する技術に関
する。その一例として、高度道路交通システム（ＩＴ
Ｓ：Intelligent Transport System）におけるサービス
の提供に関するものである。また、サービスは、情報の
提供や各種予約を含むもので遠隔地や利用者が移動して
いても提供できるものである。サービスとしては、旅行
予約、旅行計画作成、旅行計画参照などの旅行の実行に
関するもの、映画などのチケットの予約、入手に関する
もの、レストランなどの設備の予約状況の提供、予約、
利用などの設備利用に関するもの、渋滞情報の提供など
情報の提供に関するものなどがある。

【０００２】

【従来の技術】従来、旅行計画の立案を行う技術として
は、特開平９−２１２５６３号公報があった。特開平９
−２１２５６３号公報は、容易な入力操作により、施設
を最適な時間に利用できる旅行計画を作成することを目
的としている。この目的を達成するため、旅行者が利用
したい施設と訪問目的を入力すると、この施設に到達す
るための推奨経路と共に、施設を利用するためのに最適
な訪問推奨時刻を検索する。この検索された推奨経路と
訪問推奨時刻に基づいて、旅行の計画を立てるものであ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
単に利用者の入力に沿う計画を立てるのみで、利用者の
置かれた状況に応じたサービスを提供するものはなかっ
た。つまり、利用者の好み、家族構成、使用している端
末などに応じたサービスを提供するものではなかった。
このため、従来のシステムにおいては、旅行に関するサ
ービス全体（旅行の計画、予約、旅行場所に関する情報
の提供など）のうち計画の立案などその一部しか実行で
きなかった。

【０００４】また、従来、旅行計画の作成においては、
旅行代理店で用意された計画でしか計画されず、個々の
個人毎にカスタマイズされることはなかった。このた
め、交通手段と宿泊場所を利用者の望みに応じた組合せ
を広く収集して組みあわせることができなかった。これ
は、旅行に関するものだけでなく、広くサービス全体で
も同様の問題がある。また、利用者の移動に応じて、移
動先に対応した形でのサービス提供はできなかった。特
に、利用者の利用している端末装置に応じたサービス提
供はできなかった。

【０００５】まとめて言えば、従来の技術では、サービ
ス全体のうちその一部のものしかサービスできず（ワン
ストップサービスができず）、個々の利用者に応じたカ
スタマイズされたサービスを提供できず（ワンツーワン
サービスができず）、利用者の移動に応じたサービスが
できなかった（シームレスサービスができなかった）。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
鑑みて本発明はなされたものであり、以下の構成を有す
る。

【０００７】本発明は、ワンストップサービス、ワンツ
ーワンサービスおよびシームレスサービスを提供するも
のである。例えば、本発明は、利用者の好みを含む個人
情報に合致したサービス内容を提案し、１つのサーバ装
置にアクセスさえすれば利用者が望むサービス全体を網
羅的に提供可能とし、また利用者の移動先または利用端
末に応じた情報提供を含むサービスを提供するものであ
る。

【０００８】また、本発明は、サービスセンタに接続さ
れた個々のサービスシステムと連携をとり、サービスシ
ステム単体では提供できない新たなサービスを提供する
ものでもある。

【０００９】さらに、本発明は、上記のサービスを提供
するサービスセンタの運用を考慮したものでもある。つ
まり、サービスセンタの利用状況を認識し、利用状況が
盛んな場合は、サービスセンタで事業を行っている事業
提供会社から使用料金を徴収可能とするものである。例
えば、サービスセンタ側の計算機に対する使用量を計測
し、計測された使用量に応じて使用料金の金額を変え
る。例えば、使用量が所定数以上の場合はサービスセン
タが利用料金を受け取るための情報処理を行うものであ
る。計測結果が所定数以下（もしくは未満）の場合は、
サービスセンタの計算機が事業提供会社へ情報提供料を
支払うための処理を行うものである。ここで、使用量
は、アクセスの回数、時間、サービスを受けた回数、時
間、サービスセンタが開設されてからの時間などを用い
ればよい。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面により詳細に説明する。

【００１１】本発明における第１の実施例を説明する。

【００１２】図１はこの発明の第１の実施例である旅行
計画作成支援システムの構成を示すブロック図である。
図１は、ユーザ１００が利用するＰＣ１０１、インター
ネット対応携帯電話１０２、カーナビゲーションシステ
ム１０３、インターネットサービスプロバイダ１１０、
ＩＴＳサービスセンタ１２０、旅行コンテンツ会社サー
ビスシステム１３０、航空会社サービスシステム１４
０、有線通信路１５０、無線通信路１６０、インターネ
ット網１７０、１８０から構成される。本実施例におい
てユーザ１００は移動しながら状況に応じて、家庭、移
動中、車中からそれぞれＰＣ１０１、インターネット対
応携帯電話１０２、カーナビゲーションシステム１０３
を用いてＩＴＳサービスセンタ１２０にアクセスして旅
行計画を作成、参照、変更する。インターネット対応携
帯電話１０２は、携帯電話単体でインターネットに接続
してホームページを携帯電話上の画面に表示する機能を
持つものである。カーナビゲーションシステム１０３は
携帯電話等を接続することでインターネット上のホーム
ページをカーナビゲーションシステムの画面上に表示す
る機能を持つものである。ここでは各種端末１０１、１
０２、１０３は有線通信路１５０や無線通信路１６０を
介してインターネットサービスプロバイダ１１０にダイ
ヤルアップ接続し、インターネット網１７０を介してＩ
ＴＳサービスセンタ１２０にアクセスすることを想定し
ているが、直接ＩＴＳサービスセンタ１２０とダイヤル
アップ接続する形態を用いても構わない。有線通信路１
５０はユーザ１００が利用する各種端末とＩＴＳサービ
スセンタ１２０の間で情報を送受信する通信路であり、
例えば公衆回線網やインターネット常時接続専用線等で
ある。無線通信路１６０もユーザ１００が利用する各種
端末とＩＴＳサービスセンタ１２０の間で情報を送受信
する通信路であり、例えば携帯電話やＰＨＳの通信路で
ある。ＩＴＳサービスセンタ１２０の構成については後
述する。ＩＴＳサービスセンタ１２０は本発明における
第１の実施例における旅行計画作成支援システムのサー
バに対応するものである。また、ＩＴＳサービスセンタ
１２０はインターネット網１８０を介して旅行コンテン
ツ会社サービスシステム１３０、航空会社サービスシス
テム１４０等とつながっており、各サービスシステムの
情報を利用することができる。旅行コンテンツ会社サー
ビスシステム１３０は、旅行場所や観光情報に関する様
々な情報（コンテンツ）を保持しており観光情報データ
ベース１３１に格納している。航空会社サービスシステ
ム１４０は航空券の予約やリアルタイムなフライト情報
を保持しており、航空情報データベース１４１に格納し
ている。必要に応じ、ＩＴＳサービスセンタ１２０がこ
れら旅行コンテンツ会社サービスシステム１３０、航空
会社サービスシステム１４０の持つ情報を活用する。こ
こでは、旅行コンテンツ会社サービスシステム１３０、
航空会社サービスシステム１４０しか示されていない
が、もちろん、実際にはこれら以外の各種サービスシス
テム（例えば決済処理を行うシステム）とも結ばれてい
る。

【００１３】続いて、本発明の第１の実施例である旅行
計画作成支援システムのサービスの流れをシーケンス図
２、図３に示す。本旅行計画作成支援システムでは、旅
行前に旅行計画を自動生成し、予約や決済処理を自動で
行い、旅行中には作成した旅行計画を参照できる。ここ
で言う旅行計画とは、旅行の日程、旅行の詳細な行程、
各観光スポットの観光情報等を静止画像、動画像、音声
で紹介している旅行パンフレットやしおりである。

【００１４】図１におけるＰＣ１０１、インターネット
対応携帯電話１０２、カーナビゲーションシステム１０
３などのクライアント端末から旅行計画作成要求を送信
して（ステップ２００）、図１におけるＩＴＳサービス
センタ１２０であるサーバが旅行計画作成要求を受信す
ると（ステップ２０１）、旅行計画作成要求の中に含ま
れる旅行情報と、予めＩＴＳサービスセンタ１２０に登
録して保持されている個人情報よりマッチング処理を行
い（ステップ２０２）、旅行計画の候補を複数種類自動
作成する。この時に図１における旅行コンテンツ会社サ
ービスシステム１３０が保持している旅行や観光地に関
する情報が用いられる。これらの情報は旅行を構成する
要素である。なお、旅行情報、個人情報、マッチング処
理の詳細については後述する。そしてサーバは自動作成
した旅行計画候補をクライアント端末に送信し（ステッ
プ２０３）、クライアント端末は旅行計画候補を受信す
る（ステップ２０４）。このように旅行計画を作成する
ときには、アクセスしている個人の好みや趣向、家族構
成などの個人情報や場所、時刻を利用して個人の好みに
応じた旅行計画を作成する。以上のような個人毎に特化
したサービスを以後、ワンツーワンサービスと呼ぶ。

【００１５】次に、予約や決済処理に関して、クライア
ント端末が旅行申込要求を送信する（ステップ２０
５）。ここで言う旅行申込要求として送信されるデータ
は、申込を行う旅行計画を識別できる情報であればよ
い。サーバが旅行申込要求を受信すると（ステップ２０
６）、受信した旅行計画を旅行計画データベースに登録
する（ステップ２０７）。旅行計画データベースについ
ては後述する。そして登録した旅行計画内を検索して、
各種予約、決済処理をするためのアクセス場所を検索、
判断（どこのサービスシステムを使うかを決定）する
（ステップ２０８）。アクセス場所とは例えば予約情報
を入力するホームページのＵＲＬである。この処理の詳
細については後述するが旅行計画に含まれる予約場所に
対して予約を実行する（図８）。そして検索、判断した
アクセス場所へ各種予約、申込の処理を行うためのコマ
ンドを発行し、予約、処理を行う（ステップ２０９）。
この時に図１における航空会社サービスシステム１４０
等にアクセスして予約処理等を行う。予約、申込が終わ
れば決済の処理も同様に行う（ステップ２１０）。登録
している旅行計画の中で必要な全ての予約、申込、決済
が終わるとサーバは旅行申込完了情報を送信する（ステ
ップ２１１）。情報の送信は電子メールを用いて行うこ
ととしている。そしてクライアント端末は旅行申込完了
情報を受信する（ステップ２１２）。このように旅行に
関する各種予約や決済は旅行計画データベースに登録さ
れた旅行計画の情報を用いることで、ユーザが各種予約
ホームページや決済のサイトにリンク移動せずに行うこ
とができる。以上のような全てのサービスを１サイト上
で行うサービスを以後、ワンストップサービスと呼ぶ。

【００１６】次に、移動するユーザは旅行中に、いろい
ろな状況で旅行計画を参照する。図１におけるＰＣ１０
１、インターネット対応携帯電話１０２、カーナビゲー
ションシステム１０３などのクライアント端末から旅行
計画の参照要求を送信する（ステップ３００）。ここで
のクライアント端末は旅行計画を作成した時に利用した
端末と同じであるとは限らない。例えば自宅のＰＣ１０
１で旅行計画を作成して、車中のカーナビゲーションシ
ステム１０３で、登録した旅行計画を参照することが考
えられる。ここで送信されるデータは旅行計画を登録し
たＩＤと端末識別情報である。端末識別情報でどの端末
からアクセスしているかが分かる。サーバが旅行計画参
照要求を受信すると（ステップ３０１）、受信した端末
識別情報から端末種類を識別する（ステップ３０２）。
次に受信したＩＤを基に旅行計画を旅行計画データベー
スから取り出して（ステップ３０３）、識別した端末種
類に応じて送信すべき旅行計画情報に自動変換を行う
（ステップ３０４）。例えばＰＣから参照する場合は旅
行計画の情報を変換する必要はないが、カーナビゲーシ
ョンシステムから参照する場合は画像サイズを小さく変
換したり音を削除したり、カーナビゲーションシステム
で未対応のＨＴＭＬタグを削除したりする。また、イン
ターネット対応携帯電話から参照する場合は例えば画像
は全て削除してしまう。そしてサーバはこのように変換
した旅行計画をクライアント端末へ送信し（ステップ３
０５）、クライアント端末は旅行計画を受信する（ステ
ップ３０６）。このようにユーザの状況に応じた情報配
信を行う。ユーザの状況とは、移動についての状況（移
動元、移動先、目的、手段、現在位置を含む）と利用し
ている端末を含む。以上のようなサービスを以後、シー
ムレスサービスと呼ぶ。

【００１７】次に、図２における旅行情報と個人情報で
マッチング処理を行い、旅行計画の候補を作成する処理
について説明する。

【００１８】図４に、図２における旅行計画作成要求送
信情報のデータ構成を示す。旅行計画作成要求送信情報
のデータテーブル４００の登録項目は、ＩＤ名４０１、
旅行目的４０２、旅行日程４０３である。ＩＤ名４００
は、個人情報として予め個人情報データベースに登録さ
れているもので、個人情報を識別するために用いられ
る。旅行目的４０２は旅行の目的であり、家族旅行、デ
ート旅行、出張、サークル合宿等から選択したものであ
る。旅行日程４０３は旅行に行く日程であり、出発日と
帰着日を指定する。予め登録されている個人情報を利用
するため、以上の入力で旅行計画を自動生成することが
できる。なお、他に予算や行き先等の旅行の要求（目的
や概要を含む）に対するものを使ってもよい。

【００１９】図６に、個人情報データベースに登録され
ている個人情報のデータ構成を示す。個人情報のデータ
テーブル６００は、ＩＤ名６０１、パスワード６０２、
氏名６０３、生年月日６０４、クレジットカード番号６
０５、家族構成６０６、自宅住所６０７、食べ物の好み
６０８、飲み物の好み６０９、場所の好み６１０、電子
メールアドレス６１１である。ＩＤ名６０１、パスワー
ド６０２は個人を識別するためのものである。氏名６０
３、生年月日６０４、クレジット番号６０５は決済を行
う際に必要となる情報である。家族構成６０６は家族旅
行に行く時に各種予約を行う際に必要となる情報であ
る。自宅住所６０７、食べ物の好み６０８、飲み物の好
み６０９、場所の好み６１０は旅行計画を作成する際に
必要となる情報である。電子メールアドレス６１１は、
旅行計画の各種予約、申込、決済が完了した際にユーザ
に知らせるために必要となる情報である。

【００２０】図５に、図２における旅行情報と個人情報
でマッチング処理を行う処理フロー図を示す。まず、図
４における、サーバが受信した旅行計画作成要求の送信
情報４００の中に含まれるＩＤ名４０１より、個人情報
データベース内で対応するＩＤ名を検索し、該当するＩ
Ｄ名６０１をもつデータテーブル６００から場所の好み
６１０、食べ物の好み６０８、飲み物の好み６０９、自
宅住所６０７を取り出す（ステップ５００）。次に、受
信した旅行目的４０２、先程取り出した場所の好み６１
０と、図１における旅行コンテンツ会社サービスシステ
ム１３０の観光情報データベース１３１に格納されてい
る各旅行場所の訪問目的、場所に関する情報とを比較し
て旅行場所候補を検索する（ステップ５０１）。これで
旅行場所を決定することができる。次に決定した旅行場
所周辺の観光場所を検索する（ステップ５０２）。図１
における旅行コンテンツ会社サービスシステム１３０の
観光情報データベース１３１に格納されている観光場所
は、旅行場所の情報が含まれており、この情報と決定し
た旅行場所を比較することにより観光場所を検索する。
さらに旅行計画に観光場所、及び付随する観光情報を前
記データベースから取り出して追加する。次に決定した
観光場所周辺の宿泊地を検索する（ステップ５０３）。
図１における旅行コンテンツ会社サービスシステム１３
０の観光情報データベース１３１に格納されている旅行
コンテンツや、各ホテル会社サービスシステム等では、
各ホテルの位置情報と該当日の予約状況を持っており、
観光場所との距離が近いものから検索し、該当日に部屋
が空いていれば宿泊場所とする。これで宿泊場所も決定
することができる。旅行計画に宿泊場所及びそれに付随
する宿泊場所情報を追加する。次に、個人情報である食
べ物の好み６０８、飲み物の好み６０９に合う食事場所
を検索する（ステップ５０４）。図１における旅行コン
テンツ会社サービスシステム１３０の観光情報データベ
ース１３１に格納されている旅行コンテンツや、各レス
トラン会社サービスシステム等では、各レストランに対
して食べ物の種類、飲み物の種類の情報と位置情報を持
っており、宿泊地、観光場所との距離が近いものから検
索する。このようにすれば食事場所を決定することがで
きる。旅行計画に食事場所とそれに付随する食事情報を
追加する。次に個人情報の中の自宅住所６０７を用い
て、自宅から観光場所、宿泊地までの移動経路を検索す
る（ステップ５０５）。この検索には経路検索サービス
システム等から検索を行う。旅行計画に経路検索結果及
びその付随情報を追加する。以上で個人情報を用いた旅
行計画を自動作成することが可能である。クライアント
端末に旅行計画を送信する前にランダムに５種類の旅行
計画を抽出してから５種類のみクライアント端末に送信
する（ステップ５０６）。なお、旅行計画を作成する場
合、予め旅行に同行する人の個人情報にリンクしてお
き、それを考慮した旅行計画を作成してもよい。

【００２１】以上のようにして自動作成された旅行計画
を図７に示す。旅行計画は旅行申込をすることで旅行計
画データベースに登録される。旅行計画のデータ構成７
００は、ＩＤ名７１０、旅行目的７２０、旅行場所７３
０、移動に関するデータ７４０、観光に関するデータ７
５０、宿泊に関するデータ７６０等からなる。ＩＤ名７
１０は旅行計画が誰のものであるかを表すための識別子
である。旅行目的７２０は宿泊予約等の各種予約時に人
数を判断する時に利用される。この例では家族旅行であ
り、家族構成は個人情報に予め登録されているので人数
を入力することなく個人情報より人数を取り出すことが
できる。移動に関するデータ７４０は移動手段７４１、
予約７４２、区間７４３、時間７４４、予約場所７４５
からなる。移動に関するデータ７４０は各移動毎に作成
される。移動手段７４１は移動の手段を表し、航空機な
ら便名や航空会社名、列車なら列車名、便名、会社名が
格納されている。予約７４２は予約が必要であるかどう
かの情報が格納されている。区間７４３は移動区間が格
納されている。時間７４４は出発時刻が日付と共に格納
されている。予約場所７４５は予約が必要な場合にどこ
にアクセスすれば予約をすることが可能であるかという
情報が格納されている。この情報はサーバが利用するも
のである。観光に関するデータ７５０は観光場所７５
１、観光情報７５２からなる。この観光に関するデータ
７５０も観光場所毎に作成される。観光場所７５１には
観光地名が格納されており、観光情報７５２には観光地
のイメージ画像である静止画像、動画像、音声、テキス
トによる解説等が格納されている。宿泊に関するデータ
７６０は宿泊場所７６１、予約７６２、ホテル情報７６
３、宿泊日７６４、予約場所７６５からなる。この宿泊
に関するデータ７５０も宿泊場所毎に作成される。宿泊
場所７６１は宿泊地名が格納されており、予約７６２は
予約が必要であるかどうかの情報が格納されており、ホ
テル情報７６３には宿泊地のイメージ画像である静止画
像、動画像、音声、テキストによる解説等が格納されて
いる。宿泊日７６４は宿泊する日付けが格納されてい
る。予約場所７６５には予約が必要な場合にどこにアク
セスすれば予約をすることが可能であるかという情報が
格納されている。この情報はサーバが利用するものであ
る。

【００２２】次に、図２における各種処理のアクセス場
所の判断を行う処理について説明する。図８に処理フロ
ー図を示す。まず、サーバが旅行申込要求を受信した際
に受信したＩＤ名を基に旅行計画ＤＢから該当する旅行
計画を検索して取り出す（ステップ８０１）。そして該
当する旅行計画が存在するかどうかを調べ（ステップ８
０２）、存在しなければ処理を終了し、存在すれば変数
iの値を１に設定する（ステップ８０３）。旅行計画デ
ータベースに格納されている各旅行計画の中の移動、観
光、宿泊に関するデータはそれぞれ複数ある場合がある
ため、配列で記憶されている。例えば図７において移動
に関するデータは配列Idouに記憶されており、移動
（１）７４０はIdou(1)に相当する。移動に関するデー
タは各移動毎に複数の値の組み合わせで構成されてお
り、例えばIdou(1)_移動手段の値は「○○航空１１１
便」である。次に、Idou(i)の値がＮＵＬＬであるかど
うかを調べて（ステップ８０４）ＮＵＬＬであれば処理
を終わる。ＮＵＬＬでなければ以下の処理を繰り返す。
Idou(i)_予約が「要」であるかどうかを調べ（ステップ
８０５）、「要」であれば予約が必要であるということ
なので予約に関する情報をIdou(i)から取り出す（ステ
ップ８０６）。予約に関する情報は移動に関するデータ
の場合では移動手段、区間、時間である。そしてIdou
(i)_予約場所からサーバがアクセスすべき場所を取り出
す（ステップ８０７）。これらの取り出した情報は、予
約をする際にサーバが利用する。そして変数iの値を１
増やす。そしてステップ８０４へ戻る。なお、宿泊に関
しても同様に行う。以上のようにして、旅行計画のデー
タの中から予約処理が必要な場合のアクセス場所を全て
取り出すことができる。

【００２３】次に、ＩＴＳサービスセンタのサーバのシ
ステムアーキテクチャ図を図９に示す。ＩＴＳサービス
センタ１２０はシームレス機能９００、ワンツーワン機
能９１０、ワンストップ機能９２０を実現する。シーム
レス機能９００はＰＣインターフェース９０１、携帯電
話インターフェース９０２、カーナビゲーションシステ
ムインターフェース９０３からなる。各々図１における
ＰＣ１０１、インターネット対応携帯電話１０２、カー
ナビゲーションシステム１０３と通信を行うためのイン
ターフェースを持つ。ワンツーワン機能９１０は個人情
報管理機能９１１を持つ。個人情報管理機能９１１は、
個人情報データベース９３０、旅行計画データベース９
４０の管理をしており、どのクライアント端末からでも
個人情報、旅行計画にアクセスできる。ワンストップ機
能９２０は、航空会社システムインターフェース、旅行
コンテンツ会社システムインターフェース等からなる。
各々図１における旅行コンテンツ会社サービスシステム
１３０の観光情報データベース１３１、航空会社サービ
スシステム１４０の航空情報データベース１４１と通信
を行うためのインターフェースを持つ。

【００２４】次に、本発明の実施の形態におけるビジネ
スモデル図を図１０に示す。本発明の実施の形態におけ
るビジネスモデルはビジネスの立上げ時期と安定期によ
りマネーフローが変わる。ビジネス立上げ時期のビジネ
スモデル図を図１０（a）に、安定期のビジネスモデル
図を図１０（b）に示す。図１０において、実線の矢印
は金銭情報の流れを、破線の矢印はサービス情報の流れ
を表している。ＩＴＳサービスセンタ１２０、ユーザ
（法人）１０００、ユーザ（個人）１０１０、情報コン
テンツ提供会社１０２０、事業コンテンツ提供会社１０
３０、金融機関１０４０からなる。情報コンテンツ提供
会社１０２０は、観光情報等のコンテンツを提供する会
社である。事業コンテンツ提供会社１０３０は、ホテル
等である。ＩＴＳサービスセンタ１２０は、情報コンテ
ンツ提供会社１０２０から情報コンテンツを利用する代
わりに情報提供料を支払う。また、事業コンテンツ提供
会社１０３０からはビジネス立上げ時期には事業コンテ
ンツを利用する代わりに情報提供料を支払う（矢印１０
５０）がビジネス安定期にはセンタ使用料を事業コンテ
ンツ提供会社１０３０から徴収する（矢印１０６０）。
ビジネス立上げ時期には事業コンテンツを利用する代わ
りに情報提供料を支払う（矢印１０５０）としているが
これは例えば無料でもよい。そして、ユーザ（法人）１
０００、（個人）１０１０に対してサービスを提供す
る。ユーザ（法人）１０００に対してはサービス利用料
を徴収するが、ユーザ（個人）１０１０に対しては個人
情報を登録することで情報提供してもらう。ユーザ（個
人）１０１０がＩＴＳサービスセンタ１２０上で、商品
の購入を行なうと、ＩＴＳサービスセンタ１２０が金融
機関１０４０に決済情報を提供することでユーザ（個
人）１０１０から商品購入代金を引き落とし、事業コン
テンツ提供会社１０３０に振込みを行う。

【００２５】ビジネスの立上げ時期と安定期の判断の処
理手順を図１１に示す。図１１のフロー図において変数
Setの値がtrueであれば安定期であると判断する。ＳＴ
ＡＲＴからＥＮＤまでの処理を毎日繰り返す。変数Time
rには処理を始めてからの時間が記憶されている。変数S
etの初期値はfalseである。３０個の要素からなる配列C
ounterを持っており、最近１ヶ月のＩＴＳサービスセン
タ１２０へのホームページアクセスのアクセス数を１日
分ずつカウンタが保持している。例えばCounter(0)は本
日のホームページアクセス数、Counter(1)は１日前のホ
ームページアクセス数、Counter(2)は２日前のホームペ
ージアクセス数である。ホームページのアクセスはＩＴ
Ｓサービスセンタ１２０内のどのホームページにアクセ
スされてもカウンタを１増やすものとする。まず、タイ
マーである変数Timerの値を初期化する（ステップ１１
１４）。変数Setの値がtrueかどうかを調べ（ステップ
１１１５）、trueであれば安定期であるので処理を終了
する。安定期でないときは、まず、１日前から２９日前
までのアクセス数を更新する。変数iの値を３０にする
（ステップ１１００）。変数iの値が１以上である限り
以下のステップ１１０２、ステップ１１０３を繰り返す
（ステップ１１０１）。Counter（i）にCounter(i-1)の
値を代入し（ステップ１１０２）、変数iの値を１減ら
す（ステップ１１０３）。１日前から２９日前までのア
クセス数の更新が終わればCounter(0)の値を初期化する
（ステップ１１０４）。Counter(0)の値は本日分のアク
セス数を表す。次に変数Accessの値を初期化する（ステ
ップ１１０５）。変数Accessは１日前から２９日前まで
のアクセス数の合計を格納するための変数である。そし
て変数Accessに１日前から２９日前までのアクセス数の
合計を計算して格納する。まず変数iの値を１にする
（ステップ１１０６）。変数iの値が２９以下である限
り以下のステップ１１０８、ステップ１１０９を繰り返
す（ステップ１１０７）。AccessにAccess+Counter(i)
の値を代入し（ステップ１１０８）、変数iの値を１増
やす（ステップ１１０９）。１日前から２９日前までの
アクセス数合計の計算が終われば次の処理に移る。変数
Timerの値が２４時間になるまで以下の処理を行う（ス
テップ１１１６）。ＩＴＳサービスセンタ１２０内のホ
ームページへのアクセスがあるまで待機する（ステップ
１１１０）。変数hitの値はホームページアクセスがあ
り表示プログラムが起動された時にtrueとなる。ホーム
ページアクセスがあれば本日のアクセス数合計であるCo
unter(0)の値を１増やす（ステップ１１１１）。そして
１日前から２９日前までのアクセス数の合計であるAcce
ssの値と本日分のアクセス数の合計であるCounter(0)の
和を計算し（ステップ１１１２）、値が５０万を超えて
いれば安定期と判断し（ステップ１１１３）、超えてい
なければ再びホームページアクセスがあるまで待機す
る。以上のようにして立上げ期か安定期かの判断を行
う。なお、本発明の実施の形態では、ビジネスの立上げ
時期と安定期でマネーフローの切り替えを行っているの
みであるが、段階的にセンタ使用料を変化させるように
してもよい。

【００２６】以上説明したように、第１の実施例によれ
ば、個人の好みや趣向、家族構成などの個人情報や場
所、時刻を利用して個人の好みに応じた旅行計画を作成
することができる。

【００２７】また、旅行に関する各種予約や決済は旅行
計画データベースに登録された旅行計画の情報を用いる
ことで、ユーザが各種予約ホームページや決済のサイト
にリンク移動せずに行うことができる。

【００２８】さらに、ユーザの状況である、移動につい
ての状況（移動元、移動先、目的、手段、現在位置を含
む）や利用している端末に応じた情報配信を行うことが
できる。

【００２９】以上のように、ＩＴＳサービスセンタの設
置により、利用者が様々な状況にあっても、各個人の好
みに応じて、複合したサービスを提供することができ
る。

【００３０】

【発明の効果】本発明によれば、単に利用者の入力に沿
うサービスを提供するのではなく、利用者の好み、家族
構成、使用している端末に応じたワンストップサービス
を提供することができる。

【００３１】また、利用者の移動に応じて、移動の状況
に応じた形でサービスを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態を示すシステム構成ブロッ
ク図。

【図２】本発明の実施の形態におけるサービスの処理手
順を示すシーケンス図（続く）。

【図３】本発明の実施の形態におけるサービスの処理手
順を示すシーケンス図（続き）。

【図４】図２における旅行計画作成要求として送信され
るデータテーブル。

【図５】図２におけるマッチング処理を行う処理手順を
示すフローチャート。

【図６】本発明の実施の形態におけるサーバが保持する
個人情報のデータテーブル。

【図７】本発明の実施の形態におけるサーバが保持する
旅行計画のデータテーブル。

【図８】図２におけるアクセス場所の判断を行う処理手
順を示すフローチャート。

【図９】本発明の実施の形態におけるサーバのシステム
アーキテクチャ図。

【図１０】本発明の実施の形態におけるビジネスモデル
図。

【図１１】図１０におけるマネーフロー変更の判断処理
手順を示すフローチャート。

【符号の説明】

１０１ＰＣ１０２インターネット対応携帯電話１０３カーナビゲーションシステム１１０インターネットサービスプロバイダ１２０ＩＴＳサービスセンタ１３０旅行コンテンツ会社サービスシステム１４０航空会社サービスシステム１５０有線通信路１６０無線通信路１７０、１８０インターネット網

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者塩谷真神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者佐野耕一神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者古賀尚之神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地株式会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者吉岡達夫東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地株式会社日立製作所システム事業部内Ｆターム(参考） 5B049 AA01 CC03 CC17 CC32 CC36 EE05 FF01 GG02 GG03 GG04 GG06 5B061 BB01 5B089 GA11 GA21 GA25 GB04 HA10 HA11 JA08 JB03 JB05 JB22 KA01 KA15 KB06 LB14

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】サービスの要求を行うサービス要求装置を
利用する利用者に対してサービスを実行するための情報
処理を実行するものであって、前記サービス要求装置と
ネットワークを介して接続されているサービス処理装置
において、以下の手段を有する、前記サービス要求装置から送信される、前記利用者の状
況を示す状況情報を受信する手段と、前記サービス要求
装置から送信される、前記サービスに関する情報を受信
する手段と、前記受信した情報に基いて、前記サービス
を提供するための情報処理を実行する手段と、前記ネッ
トワークを介して、前記情報処理に関する情報を、前記
状況情報に対応する形式で送信する手段。
【請求項２】請求項１に記載のサービス処理装置におい
て、前記状況情報は、前記サービス要求装置を識別する
識別情報を含み、前記送信する手段は、前記識別情報で
識別される前記サービス要求装置の表示能力に応じた形
式で送信を行う。
【請求項３】請求項１または２に記載のサービス処理装
置において、前記状況情報は、前記利用者の移動状況を
示す移動状況情報を含み、前記送信する手段は、前記移
動状況に応じた形式で送信を行う。
【請求項４】請求項３に記載のサービス処理装置におい
て、前記移動状況情報は、前記利用者が利用している移
動手段を識別する情報であって、前記送信する手段は、
前記移動手段が有する情報処理装置に、前記情報処理装
置に対応する形式で送信する。
【請求項５】請求項１乃至４のいずれかに記載のサービ
ス処理装置において、前記送信する手段は、前記ネットワークを介して前記サ
ービス要求装置に送信を行う。
【請求項６】サービスの要求を行うサービス要求装置を
利用し移動を行う利用者に対してサービスを実行するた
めの情報処理を実行するものであって、前記サービス要
求装置および前記サービスを構成する各要素についての
情報処理を実行する複数のサービス要素処理装置とネッ
トワークを介して接続されているサービス処理装置にお
いて、以下の手段を有する、前記サービス要求装置から送信される、前記利用者の状
況を示す状況情報を受信する手段と、前記サービス要求装置から送信される、前記サービスの
提供を要求するサービス要求情報を受信する手段と、前記サービス要求情報に対応するサービス要素処理装置
に対して、前記要素に関する情報処理を実行させて、前
記実行された要素に関する情報処理に基づいて前記利用
者の特徴に応じたサービスを提供するための情報処理を
実行する手段と、前記ネットワークを介して、前記実行された情報処理の
結果を、前記状況情報に対応した形式に変換して送信す
る手段。
【請求項７】請求項６に記載のサービス処理装置におい
て、前記情報処理を実行する手段は、前記サービス要素処理
装置が有する要素情報のうち、要素情報に含まれる特色
が前記利用者の個人情報に含まれる特徴に合致する要素
情報を有するサービス要素処理装置に前記要素に関する
情報処理を実行させる。
【請求項８】請求項６または７に記載のサービス処理装
置において、前記サービスは旅行に関するサービスであり、前記要
素情報は、旅行中の宿泊地に関する情報および移動手段
に関する情報を含み、前記実行する手段は、前記サービス要素処理装置に対し
て前記宿泊地および前記移動手段のうち少なくとも一方
の予約処理を実行する。
【請求項９】請求項８に記載のサービス処理装置におい
て、前記送信する手段は、前記サービス要求装置に送信を行
う。
【請求項１０】サービスの提供を要求する複数のクライ
アント端末と、前記クライアント端末からの要求に応じ
て前記サービスを提供するための情報処理を行うサーバ
装置と、前記サービスを構成する各要素を実行するため
の情報処理を行う複数のシステムサーバ装置がネットワ
ークを介して接続されたサービス提供システムにおける
情報処理方法において、前記サーバ装置に対する前記クライアント端末の使用量
を計測するステップ、所定期間における前記計測された
使用量と予め記憶されている使用量を比較するステッ
プ、前記比較するステップでの比較の結果に応じて、前
記サーバ装置の管理者と前記システムサーバ装置の管理
者の間で授受される前記サーバの利用料金の金額を変更
するステップ。
【請求項１１】請求項１０に記載の情報処理方法におい
て、前記変更するステップは、以下のステップを更に有す
る、前記計測された使用量が多い場合は、前記サーバ装
置は、前記システムサーバ装置の管理者に前記サーバ装
置の利用料金を請求するための情報処理を実行するステ
ップ、および前記比較するステップでの比較の結果、前
記計測された使用頻度が少ない場合は、前記サーバ装置
は、前記システムサーバ装置の管理者に前記システムサ
ーバ装置の利用料金を支払うための情報処理を実行する
ステップ。
【請求項１２】請求項１０に記載の情報処理方法におい
て、前記利用料金の金額は、無料を含む。
【請求項１３】請求項１０乃至１２のいずれかに記載の
情報処理方法において、前記利用料金の金額は、使用量に応じて多段階的に変更
される。
【請求項１４】請求項１０乃至１３のいずれかに記載の
情報処理方法において、前記使用量は、前記クライアント端末から前記サーバ装
置へのアクセスの回数、前記サーバ装置のサービスを提
供するための情報処理の回数、前記サーバ装置を開設し
てからの時間、および前記クライアント端末の前記サー
バ装置に対する使用時間のうち、少なくとも１つを含
む。