JP2001188101A - 耐汚れ性ソフトコンタクトレンズ材料 - Google Patents

耐汚れ性ソフトコンタクトレンズ材料

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JP2001188101A
JP2001188101A JP37132899A JP37132899A JP2001188101A JP 2001188101 A JP2001188101 A JP 2001188101A JP 37132899 A JP37132899 A JP 37132899A JP 37132899 A JP37132899 A JP 37132899A JP 2001188101 A JP2001188101 A JP 2001188101A
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lens
acrylate
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JP37132899A
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Junichi Iwata
淳一 岩田
Seiichiro Igawa
誠一朗 井川
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Asahi Kasei Aime Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Aime Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンパク質及び脂質汚れ付着性の少ない、且
つ酸素透過係数(DK値)、光学的、機械的特性に優れ
た含水ソフトコンタクトレンズ材料を提供する。 【解決手段】 特定の一般式で表わされる2官能性有機
シロキサンマクロマーの1種又は2種以上を該2官能性
有機シロキサンマクロマーのみで又は共重合可能なモノ
マ−の1種又は2種以上と共に重合してなる重合体から
なるコンタクトレンズ材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なコンタクトレ
ンズ材料に関するものである。更に詳しく言えば、本発
明は涙液中の蛋白質及び脂質等の汚れ付着性が少なく、
且つ酸素透過性等の物性バランスのよいソフトコンタク
トレンズの材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ソフトコンタクトレンズは含水性ソフト
コンタクトレンズと非含水性ソフトコンタクトレンズに
分けられる。含水性ソフトコンタクトレンズは、ヒドロ
キシエチルメタクリレート、N−ビニルピロリドンなど
の親水性モノマ−を主成分として重合した共重合体から
なり、切削あるいはキャスト法によりレンズを作成しこ
れを生理食塩水中で膨潤処理した約40〜70%の含水
率のレンズである。
【0003】非含水性ソフトコンタクトレンズとして
は、例えば、分子鎖両末端がビニルジメチルシリル基で
封鎖されたポリジメチルシロキサンとメチルハイドロジ
エンポリシロキサンとの混合物に、白金系の触媒を加
え、モールディング法で加熱硬化させる方法で得られる
シリコーンラバーレンズと両末端にメタクリロキシ基の
ような重合性基を付加したポリパーフルオロエーテルを
主成分とした重合体からなるソフトコンタクトレンズと
ハードコンタクトレンズとの中間の弾性率を有する可撓
性レンズが知られている(特開昭54−81363号公
報、特開昭58−127914号公報)。また、(メ
タ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルを共重合
させたハードな基体より切削してレンズを作成し、これ
をエステル化及び/又はエステル交換処理を行い、装用
感の良好な非含水性ソフトコンタクトレンズも製造され
ている(特開昭48−75047号公報)。
【0004】多官能ポリシロキサンを主体とした酸素透
過性の高いコンタクトレンズ材料も特開昭54−240
47号公報、特開昭56−51715号公報、特開昭5
9−229524号公報、特開平2−188717号公
報に開示されている。含水性ソフトコンタクトレンズ
は、柔らかく装用感が良好で、高含水型になると酸素透
過性が高くなる等の長所を持っているが、破損しやす
く、耐久性が劣ること、及び涙液中の成分によって汚染
されやすく細菌の繁殖の恐れがある為、定期的に煮沸消
毒をしなければならない等、取扱い上、不便なことが多
い。非含水性コンタクトレンズにも、それぞれ次のよう
な問題点が見られる。
【0005】まず、シリコーンラバーレンズについて
は、開発当初はレンズ表面の疎水性を改善するために施
した親水化処理層が剥離したり、弾力性が大きすぎるた
めに角膜への固着が起こるなどの欠点があって、広く実
用化されるまでには到らなかったが、最近では表面親水
化処理技術の進歩、レンズデザインの変更、及び機械的
性質の改良などにより、前記欠点はかなり改善されては
いるものの、まだ必ずしも十分に満足しうるものではな
く、広く一般に用いられるに到っていないのが実状であ
る。
【0006】次に、ポリパーフルオロエーテルを主成分
とした非含水性レンズは、ソフトコンタクトレンズとい
うよりもセミハードタイプに近いため、とてもソフトコ
ンタクトレンズのような装用感が得られず、角膜上での
レンズの動きも満足できるものではない。また、(メ
タ)アクリル酸エステルを主体としたソフトコンタクト
レンズは、酸素透過性に劣る為、長時間の装用には適し
ていない。多官能ポリシロキサンを主体とする材料は、
いずれも涙液中の成分による汚染性を考慮しておらず、
シリコーンラバーレンズにより近い材料である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような状
況のもとで、タンパク質及び脂質汚れ付着性の少ない、
且つ酸素透過係数(DK値)、光学的、機械的特性に優
れた含水ソフトコンタクトレンズ材料を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決したソフトコンタクトレンズ材料を開発すべく鋭
意研究を重ねた結果、特定の構造と分子量を有する2官
能性有機シロキサンマクロマーを主成分として重合して
得られる共重合体から成る材料により、その目的を達成
しうることを見い出し、この知見に基づいて本発明を完
成することができた。すなわち、本発明は以下のとおり
である。 1.下記化1で表わされる2官能性有機シロキサンマク
ロマーの1種又は2種以上を該2官能性有機シロキサン
マクロマーのみで又は共重合可能なモノマ−の1種又は
2種以上と共に重合させて得られる重合体からなるコン
タクトレンズ材料。
【0009】
【化4】
【0010】〔式中、R1 、R2 は−H、−CH3 、−
CH2 CH2 CF3 から選ばれた基で、少なくとも1つ
の−CH3 基を有する。mは5〜100の範囲の整数。
3 、R4 は−CH3 、−CH2 CH2 CF3 から選ば
れた基で、少なくとも1つの−CH2 CH2 CF3 基を
有する。nは0〜50の範囲の整数。R5 はヘキサメチ
レン基、テトラメチレン基、ジシクロヘキシルメタン
基、水添トリレン基、水添キシリレン基、イソホロン基
から選ばれた基。R6 から選ばれた基で、lは1〜20の範囲の整数。〕 2.2官能性有機シロキサンマクロマーが上記1.記載
の化1で表される1種又は2種以上と下記化2で表わさ
れる1種又は2種以上との混合物である2官能性有機シ
ロキサンマクロマーのみで又は共重合可能なモノマ−の
1種又は2種以上と共に重合させて得られる重合体から
なるコンタクトレンズ材料。
【0011】
【化5】
【0012】〔式中、R1 、R2 、R5 、R6 、R7
8 、R11、R12は−CH3 、−CH 2 CH2 CF3
ら選ばれた基で同じであっても異なってもよい。m、
o、p、rは5〜30の範囲の整数。R3 、R4
9 、R10は−CH3 、−(CH2 CH2 O)sCH3
から選ばれた基で同じであっても異なってもよい。n、
qは0〜30の範囲の整数。sは1〜20の範囲の整
数。R13はヘキサメチレン基、テトラメチレン基、ジシ
クロヘキシルメタン基、水添トリレン基、水添キシリレ
ン基、イソホロン基から選ばれた基。R14から選ばれた基で、lは1〜20の範囲の整数。〕
【0013】式化1及び化2において、R5 あるいはR
13は二官能イソシアネートの残基であって、例えば、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソ
シアネート、2,4,4−トリメチル−1,6−ヘキサ
メチレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアネート
メチルカプロエート、3−イソシアネートメチル−3,
5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート、ジ
シクロヘキシルメタン−4,4′−ジイソシアネート、
水添キシリレンジイソシアネート、水添トリレンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネートなどの残基が
あり、なかでもヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネートの残基がレンズの機械的特性バ
ランスが良く好ましい。R6 あるいはR14はポリオキシ
アルキレングリコールの残基であって、例えば、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテ
トラエチレングリコールなどの残基があり、重合度が1
から20の範囲の物が使用できる。なかでもポリエチレ
ングリコールがレンズの水濡れ性、汚れ付着防止性能な
どが優れていて好ましい。
【0014】式化1で表わされる2官能性有機シロキサ
ンマクロマーは、例えば、1,3−ビス−(ヒドロキシ
プロピル)テトラメチルジシロキサンとオクタメチルシ
クロテトラシロキサンと、場合により1,3,5−トリ
フルオロプロピルトリメチルシクロトリシロキサンとの
開環挿入反応によって得られるポリシロキサン構造を有
するジオールと、例えば、2倍当量のヘキサメチレンジ
イソシアネートを反応させたポリエチレングチコールの
末端イソシアネート変性物の過剰量とを反応させて得ら
れる生成物に、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート
の過剰量を反応させて得られる。この反応で得られた2
官能性有機シロキサンマクロマーの構造はNMR(核磁
気共鳴スペクトル)及びIR吸収スペクトルから解析し
た。
【0015】ポリシロキサン構造のジメチルシロキサン
構造とメチルトリフルオロプロピルシロキサン構造の構
成比はNMRスペクトル上にあらわれるメチル基に関す
るプロトン吸収とトリフルオロプロピル基に関するプロ
トン吸収の積分値を測定し、更に同じ分子内に含まれる
メチレン基に関するプロトン吸収の積分値を測定するこ
とから求められる。これら2官能性有機シロキサンマク
ロマーの内、例えば、1,3−ビス−(ヒドロキシプロ
ピル)テトラメチルジシロキサンとオクタメチルシクロ
テトラシロキサンと、1,3,5−トリフルオロプロピ
ルトリメチルシクロトリシロキサンとの開環挿入反応に
よって得られるポリフロロシロキサン構造を有するジオ
ールからのマクロマーはタンパク質及び脂質汚れ付着防
止効果にすぐれ好ましい。
【0016】式化2で表わされる2官能性有機シロキサ
ンマクロマーは、例えば、1,3−ビス−(ヒドロキシ
プロピル)テトラメチルジシロキサンとオクタメチルシ
クロテトラシロキサンと、場合により1,3,5−トリ
フルオロプロピルトリメチルシクロトリシロキサンとの
開環挿入反応によって得られるポリシロキサン構造を有
するジオールの2倍当量と、例えば、ポリエチレングリ
コールに2倍当量のヘキサメチレンジイソシアネートを
反応させたポリエチレングチコールの末端イソシアネー
ト変性物を反応させ、さらに2−イソシアネートエチル
メタアクリレートを反応させて得られる。この得られた
2官能性有機シロキサンマクロマーの構造はNMR(核
磁気共鳴スペクトル)及びIR吸収スペクトルから解析
した。
【0017】ポリシロキサン構造のジメチルシロキサン
構造とメチルトリフルオロプロピルシロキサン構造の構
成比はNMRスペクトル上にあらわれるメチル基に関す
るプロトン吸収とトリフルオロプロピル基に関するプロ
トン吸収の積分値を測定し、更に同じ分子内に含まれる
メチレン基に関するプロトン吸収の積分値を測定するこ
とから求められる。本発明のコンタクトレンズは、式化
1で表わされる2官能性有機シロキサンマクロマー1種
又は2種以上を該2官能性有機シロキサンマクロマーの
みで又は共重合可能なモノマーの1種又は2種以上と共
に重合させて得られる橋かけ重合体からなる。コンタク
トレンズの目標性能、例えば、要求される酸素透過性、
柔らかさ、汚れの付着しにくさ、強度などに応じて、式
化1の中のR6 を構成する構成単位の種類及び結合数、
並びにR5 を構成する残基が選択される。
【0018】共重合可能なモノマ−を以下に説明する。
本発明において共重合可能なモノマ−として用いられる
メタアクリル酸シロキサニルアルキルエステルは上記シ
ロキサンマクロマーとともにレンズの酸素透過性を向上
させるもので、下記のモノマーとシロキサンマクロマー
との相溶性を助けレンズの光線透過率を高める効果があ
り、例えば、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロ
ピルメタアクリレート、ビス(トリメチルシロキシ)メ
チルシリルプロピルメタアクリレート、ペンタメチルジ
シロキサンプロピルメタアクリレート、トリス(トリメ
チルシロキシ)シリルプロピルオキシエチルメタアクリ
レート、トリス(ポリジメチルシロキシ)シリルプロピ
ルメタアクリレートなどから選ばれた1種ないし2種以
上が使用される。
【0019】本発明において共重合可能なモノマ−とし
て用いられるアクリル酸フルオロアルキルエステル及び
メタクリル酸フルオロアルキルエステルは、フッ素原子
に起因する臨界表面張力の低下により、撥水、撥油性の
性質を持ち、これは、コンタクトレンズ表面が涙液中の
タンパク質や脂質などの成分によって汚染されることを
抑える効果がある。また、このモノマ−成分は、物性的
にガラス転移点が室温以下であるものが好ましく、共重
合した場合、ソフトコンタクトレンズに必要な柔らかさ
や屈曲性を発現することができる。
【0020】これらアクリル酸フルオロアルキルエステ
ル及びメタクリル酸フルオロアルキルエステルの具体例
としては、トリフルオロエチルアクリレート、テトラフ
ルオロエチルアクリレート、テトラフルオロプロピルア
クリレート、ペンタフルオロプロピルアクリレート、ヘ
キサフルオロブチルアクリレート、ヘキサフルオロイソ
プロピルアクリレート、ヘプタフルオロブチルアクリレ
ート、オクタフルオロペンチルアクリレート、ノナフル
オロペンチルアクリレート、ドデカフルオロペンチルア
クリレート、ドデカフルオロヘプチルアクリレート、ド
デカフルオロオクチルアクリレート、トリデカフルオロ
ヘプチルアクリレート及びこれらのアクリレート類に対
応するメタクリレート類等が挙げられ、好ましくは、ト
リフルオロエチルアクリレート、ヘキサフルオロイソプ
ロピルアクリレート、オタクフルオロペンチルアクリレ
ート、ドデカフルオロオクチルアクリレートが用いられ
る。これらのモノマ−は1種を用いてもよいし、2種以
上組み合わせて用いてもよい。
【0021】また、本発明において共重合可能なモノマ
−として用いられるアクリル酸アルキルエステルモノマ
−及びメタクリル酸アルキルエステルモノマ−は、2官
能性有機シロキサンマクロマーと(メタ)アクリル酸フ
ルオロアルキルエステルとの相溶性を改善する効果が有
り、その使用範囲を大きく広げる役割をする。好ましく
は、共重合体のガラス転移点を室温あるいは0℃以下に
下げるものがよく、これらは凝集エネルギーを低下させ
るので、共重合体にゴム弾性と柔らかさを与える効果が
ある。
【0022】これらアクリル酸アルキルエステル及びメ
タクリル酸アルキルエステルの具体例としては、メチル
アクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアク
リレート、n−ブチルアクリレート、tert−ブチル
アクリレート、イソブチルアクリレート、n−ヘキシル
アクリレート、n−オクチルアクリレート、n−ヘプチ
ルアクリレート、n−ノニルアクリレート、n−デシル
アクリレート、イソデシルアクリレート、n−ラウリル
アクリレート、トリデシルアクリレート、n−ドデシル
アクリレート、シクロペンチルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、n−ステアリルアクリレート及び
これらのアクリレート類に対応するメタクリレート類等
を挙げることができ、好ましくは、n−ブチルアクリレ
ート、n−オクチルアクリレート、n−ラウリルメタク
リレート、n−ステアリルメタクリレートが用いられ
る。これらモノマ−は1種を用いてもよいし、2種以上
組み合わせて用いてもよい。
【0023】さらに、機械的性質、表面濡れ性、レンズ
の寸法安定性などを向上させるために、所望に応じ、以
下に述べるモノマ−を共重合させることができる。機械
的性質を向上させるためのモノマ−としては、例えば、
スチレン、tert−ブチルスチレン、α−メチルスチ
レンなどの芳香族ビニル化合物等が挙げられる。表面濡
れ性を向上させるためのモノマ−としては、例えば、メ
タクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート,2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、グリセロールメタクリ
レート、ポリエチレングリコールメタクリレート、N,
N′−ジメチルアクリルアミド、N−メチルアクリルア
ミド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、メチレン
ビスアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、N
−ビニルピロリドン等が挙げられる。
【0024】レンズの寸法安定性を向上させるためのモ
ノマ−としては、例えば、エチレングリコールジメタク
リレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ト
リエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレン
グリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタ
クリレート、ビスフェノールAジメタクリレート、ビニ
ルメタクリレート、アクリルメタクリレート及びこれら
のメタクリレート類に対応するアクリレート類があげら
れ、これらのモノマ−は、1種を用いてもよいし、2種
以上を組み合わせて用いてもよい。コンタクトレンズの
光学特性、酸素透過性、機械的強さ、変形回復性、眼に
装用した時の汚れ付着性、涙液中での寸法安定性とその
経時変化などの特性バランスを良くするためこれら共重
合可能なモノマ−を組み合わせた混合モノマ−を使用す
ることができる。
【0025】本発明の2官能性有機シロキサンマクロマ
ーと共重合可能な混合モノマ−の例としては、トリス
(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタアクリレー
ト、トリフルオロエチルメタアクリレート、N−ビニル
ピロリドン、N,N’−ジメチルアクリルアミド及びエ
チレングリコールジメタクリレートの組み合わせ、N−
ビニルピロリドン、N,N’−ジメチルアクリルアミド
及びエチレングリコールジメタクリレートの組み合わせ
などが挙げられる。本発明のコンタクトレンズ材料とし
て用いられる共重合体は、単量体混合物を鋳型に充填し
て公知の方法でラジカル重合させるキャスト重合法、回
転する半面鋳型内に単量体混合物を仕込んで重合させる
方法、又は共重合体を低温で冷凍切削する方法等により
コンタクトレンズに成形することができる。共重合の方
法は、ベンゾイン、ベンゾフェノン、ベンジルジメチル
ケタノールなどの光重合開始剤を単量体混合物中に存在
させ、紫外線を照射して重合させる方法又はアゾビスイ
ソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイドなどのアゾ化合物や有機過酸化物を
用いて熱重合させる方法がよい。
【0026】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるも
のではない。なお、各物性は次のようにして求めた。 (1) 酸素透過係数 理化精機工業株式会社製の気体透過率測定装置、K−3
16・IPI型を用いた。試料片は直径13.5mm、
厚さ0.09mmのレンズ形状のものを測定に供し、得
られたチャート上の直線の傾きから、酸素透過係数を計
算によって求めた。測定は35℃で実施した。数値は×
10-11 (ml・cm/cm-2・sec・mmHg)で
示した。
【0027】(2) 接触角 協和界面科学株式会社製、「Contact Angl
e Meter CA−DT型」を用いた。試料片は測
定の前に精製水中に24時間浸漬してから測定に供し
た。測定は試料片を純水中に静置し、シリンジにより直
径1.5〜2.0mmの気泡を試料片下面に接触させ、
その気泡と試料片が形成する角度を読み取り、計算によ
って接触角を求めた。 (3) 引張り強度 島津製作所製の万能引張圧縮試験機SV−50を用い
た。試料片は巾5.0mmに切断したサンプルで測定に
供した。引張り速度は10mm/minであった。測定
は同一試料片について3回行い、得られた値からJIS
−K−6301記載の計算方法に従って引張り強度を求
めた。
【0028】(4) 汚れ付着性 タンパク付着性 下記組成のモデル汚れ水溶液を調合した。 NaCl 0.9 重量% NaH2PO4 0.0184 重量% Na2HPO4 0.076 重量% 卵白リゾチーム 0.12 重量% 牛血清アルブミン 0.388 重量% CaCl2(H2O)2 0.0407 重量% この液2mlにレンズ1枚を入れ、温度37℃で24時
間浸せきし、精製水中にレンズを入れて30分間振とう
して洗浄する。レンズを取り出し表面水を軽くふき取
る。そのレンズをプロテイン分析試薬(BCA液)液中
に浸せき(レンズ1枚/2ml )し40℃で5Hr反応
後、UV562nmにて分光光度計(日本分光(株)社
製、V−550型)で測定した。別途求めた検量線か
ら、レンズ1枚当りの付着タンパク質量を求めた。
【0029】脂質付着性 オリーブオイル1%のリン酸緩衝液を攪拌混合して、レ
ンズを入れ40℃の恒温槽中で23Hr浸漬した。5m
lの精製水を入れた容器内にレンズを入れ30秒振り洗
いをして、これを5回繰り返して洗浄した。このレンズ
を真空乾燥した後クロロフォルム/メタノール、2/1
混合溶媒で抽出し、トリグリセライドG試験液で発色し
てその吸光度を分光光度計(日本分光(株)社製、V−
550型)で測定した。別に求めた検量線からレンズ1
枚当たりの脂質付着量を求めた。 (5) 含水率 試料を37℃の精製水で72時間浸漬し、表面の水分を
軽く拭き取りその重量を精秤した後、真空乾燥機で恒量
になるまで乾燥して求めた。 含水率=(重量変化/乾燥前の重量)×100
(%)
【0030】
【実施例1】分子量200のポリエチレングリコール1
00g(0.5mol)を冷却器、温度計、攪拌器を備
えた500mlの褐色丸底フラスコに仕込み、ヘキサメ
チレンジイソシアネート201.6g(1.2mol)
を加え、さらにジブチル錫ジラウリレート5滴とテトラ
ヒドロフランを加えて窒素雰囲気中で攪拌しながら、7
0℃で5時間反応させた。反応中は、赤外線吸収スペク
トルにより、イソシアネート基にもとずく吸収の変化を
追跡し、その吸収に変化が無くなるのを確認した。
【0031】下記化4で表わされる両末端に水酸基をも
つ有機シロキサンジオール156.7g(0.1mo
l)を冷却器、温度計、攪拌器を備えた500mlの褐
色丸底フラスコに仕込み、上記ジイソシアネート化合物
107.2g(0.2mol)を加え、さらにジブチル
スズジラウリレート5滴とテトラヒドロフランを加えて
窒素雰囲気中で攪拌しながら、70℃で5時間反応させ
た。反応中は、赤外線吸収スペクトルにより、イソシア
ネート基にもとずく吸収の変化を追跡し、その吸収に変
化が無くなるのを確認した。さらに、2−ヒドロキシエ
チルメタアクリレート37.2g(0.24mol)を
滴下して反応を続け、赤外線吸収スペクトルにより、イ
ソシアネート基にもとずく吸収の変化を追跡し、その吸
収に変化が無くなるのを確認した。
【0032】
【化6】 冷却後、メタノールで洗浄し未反応原料を抽出し有機マ
クロマーの層を分離して脱色用の活性炭及び脱水用の硫
酸マグネシウムを添加して1晩放置した。その後、0.
2μのテフロンフィルターでろ過後、エバポレーターを
用いて、低沸点物を除去すると、透明で少し粘畴な液体
が71.6g得られた。この液体をNMR(プロトン核
磁気共鳴スペクトル)により構造を解析した結果、下記
化5に示される有機シロキサンマクロマーであることを
確認した。
【0033】
【化7】
【0034】上記化5に示されたウレタン結合を含む有
機シロキサンマクロマー55重量部、トリス(トリメチ
ルシロキシ)シリルプロピルメタアクリレート15重量
部、N−ビニルピロリドン15重量部、N、N−ジメチ
ルアクリルアミド15重量部、トリフロロエチルメタア
クリレート5重量部、エチレングリコールジメタクリレ
ート1重量部及びベンジルジメチルケタノール(チバガ
イギー社製、商品名I−651)0.5重量部を添加
し、窒素雰囲気中でマグネチックスターラーにて約1時
間攪拌し、溶解混合させた。その後、窒素雰囲気中で、
ベースカーブ9.0mm、サイズ13.5mm、パワー
−3.00ディオプター、中心厚み0.09mmのレン
ズになるポリプロピレン製の鋳型セル中に前記反応液を
注入し、該セルを40〜50℃の温度において紫外線を
15分照射して、透明な共重合体を得た。このようにし
て得られた共重合体を90℃の精製水に浸漬して膨潤さ
せ、続いて70℃の精製水にてさらに膨潤して含水ソフ
トレンズを得た。また、同様にしてパワー0.0ディオ
プターのレンズ形状の含水物を得た。含水率は28%、
酸素透過係数は150、接触角は26°、引張り強度は
216g/mm-2、タンパク質および脂質汚れ付着性は
それぞれ5μg/枚、30μg/枚であった。
【0035】
【実施例2】
【化8】 有機シロキサンジオールを実施例1と同じように反応さ
せ、精製してウレタン結合を含む下記化7で表わされる
有機シロキサンマクロマーを得た。
【0036】
【化9】
【0037】上記化6に示されたウレタン結合を含むマ
クロマーを、それぞれ対応する有機シロキサンジオール
とポリエチレングリコールジイソシアネート化合物及び
2−イソシアネートエチルメタアクリレートを実施例1
に記載した方法に準拠した方法で反応させて得た。化7
の有機シロキサンマクロマー30重量部、化6の有機シ
ロキサンマクロマー25重量部、トリス(トリメチルシ
ロキシ)シリルプロピルメタアクリレート15重量部、
N−ビニルピロリドン15重量部、N、N−ジメチルア
クリルアミド15重量部、トリフロロエチルメタアクリ
レート5重量部、エチレングリコールジメタクリレート
1重量部及びベンジルジメチルケタノール(チバガイギ
ー社製、商品名I−651)0.5重量部を添加し、窒
素雰囲気中でマグネチックスターラーにて約1時間攪拌
し、溶解混合させた。
【0038】その後、窒素雰囲気中で、ベースカーブ
9.0mm、サイズ13.5mm、パワー−3.00デ
ィオプター、中心厚み0.09mmのレンズになるポリ
プロピレン製の鋳型セル中に前記反応液を注入し、該セ
ルを40〜50℃の温度において紫外線を15分照射し
て、透明な共重合体を得た。このようにして得られた共
重合体を90℃の精製水に浸漬して膨潤させ、続いて7
0℃の精製水にてさらに膨潤して含水ソフトレンズを得
た。また、同様にしてパワー0.0ディオプターのレン
ズ形状の含水物を得た。含水率は30%、酸素透過係数
は155、接触角は22°、引張り強度は216g/m
-2、タンパク質および脂質汚れ付着性はそれぞれ4μ
g/枚、20μg/枚であった。
【0039】
【実施例3】
【化10】
【0040】有機シロキサンジオールを実施例2と同じ
ように2倍モル量の2−イソシアネートエチルメタアク
リレートと反応させ、精製してウレタン結合を含む上記
化8で表わされる有機シロキサンマクロマーを得た。上
記化7に示されたウレタン結合を含む有機シロキサンマ
クロマー35重量部上記化8に示された有機シロキサン
マクロマー20重量部、トリス(トリメチルシロキシ)
シリルプロピルメタアクリレート15重量部、N−ビニ
ルピロリドン15重量部、N、N−ジメチルアクリルア
ミド15重量部、トリフロロエチルメタアクリレート5
重量部、エチレングリコールジメタクリレート1重量部
及びベンジルジメチルケタノール(チバガイギー社製、
商品名I−651)0.5重量部を添加し、窒素雰囲気
中でマグネチックスターラーにて約1時間攪拌し、溶解
混合させた。
【0041】その後、窒素雰囲気中で、ベースカーブ
9.0mm、サイズ13.5mm、パワー−3.00デ
ィオプター、中心厚み0.09mmのレンズになるポリ
プロピレン製の鋳型セル中に前記反応液を注入し、該セ
ルを40〜50℃の温度において紫外線を15分照射し
て、透明な共重合体を得た。このようにして得られた共
重合体を90℃の精製水に浸漬して膨潤させ、続いて7
0℃の精製水にてさらに膨潤して含水ソフトレンズを得
た。また、同様にしてパワー0.0ディオプターのレン
ズ形状の含水物を得た。含水率は27%、酸素透過係数
は160、接触角は22°、引張り強度は214g/m
-2、タンパク質および脂質汚れ付着性はそれぞれ3.
5μg/枚、15μg/枚であった。
【0042】
【実施例4】
【化11】
【0043】有機シロキサンジオールを実施例1と同じ
ように2倍モル量の2−ヒドロキシエチルメタアクリレ
ートと反応させ、精製してウレタン結合を含む上記化7
で表わされる有機シロキサンマクロマーを得た。上記化
7に示されたウレタン結合を含む有機シロキサンマクロ
マー55重量部、トリス(トリメチルシロキシ)シリル
プロピルメタアクリレート15重量部、N−ビニルピロ
リドン15重量部、N、N−ジメチルアクリルアミド1
5重量部、トリフロロエチルメタアクリレート5重量
部、エチレングリコールジメタクリレート1重量部及び
ベンジルジメチルケタノール(チバガイギー社製、商品
名I−651)0.5重量部を添加し、窒素雰囲気中で
マグネチックスターラーにて約1時間攪拌し、溶解混合
させた。
【0044】その後、窒素雰囲気中で、ベースカーブ
9.0mm、サイズ13.5mm、パワー−3.00デ
ィオプター、中心厚み0.09mmのレンズになるポリ
プロピレン製の鋳型セル中に前記反応液を注入し、該セ
ルを40〜50℃の温度において紫外線を15分照射し
て、透明な共重合体を得た。このようにして得られた共
重合体を90℃の精製水に浸漬して膨潤させ、続いて7
0℃の精製水にてさらに膨潤して含水ソフトレンズを得
た。また、同様にしてパワー0.0ディオプターのレン
ズ形状の含水物を得た。含水率は30%、酸素透過係数
は165、接触角は23°、引張り強度は156g/m
-2、タンパク質および脂質汚れ付着性はそれぞれ3.
0μg/枚、18μg/枚であった。
【0045】
【比較例1】
【化12】
【0046】有機シロキサンジオールを実施例2と同じ
ように2倍モル量の2−イソシアネートエチルメタアク
リレートと反応させ、精製してウレタン結合を含む上記
化9で表わされる有機シロキサンマクロマーを得た。上
記化9に示されたウレタン結合を含む有機シロキサンマ
クロマー55重量部、トリス(トリメチルシロキシ)シ
リルプロピルメタアクリレート15重量部、N−ビニル
ピロリドン15重量部、N、N−ジメチルアクリルアミ
ド15重量部、トリフロロエチルメタアクリレート5重
量部、エチレングリコールジメタクリレート1重量部及
びベンジルジメチルケタノール(チバガイギー社製、商
品名I−651)0.5重量部を添加し、窒素雰囲気中
でマグネチックスターラーにて約1時間攪拌し、溶解混
合させた。その後、窒素雰囲気中で、ベースカーブ9.
0mm、サイズ13.5mm、パワー−3.00ディオ
プター、中心厚み0.09mmのレンズになるポリプロ
ピレン製の鋳型セル中に前記反応液を注入し、該セルを
40〜50℃の温度において紫外線を15分照射して、
透明な共重合体を得た。
【0047】このようにして得られた共重合体を90℃
の精製水に浸漬して膨潤させ、続いて70℃の精製水に
てさらに膨潤して含水ソフトレンズを得た。また、同様
にしてパワー0.0ディオプターのレンズ形状の含水物
を得た。含水率は25%、酸素透過係数は250、接触
角は27°、引張り強度は156g/mm-2、タンパク
質および脂質汚れ付着性はそれぞれ30μg/枚、35
0μg/枚であった。このレンズを家兎眼に21日間装
用したが、脂質汚れが多くレンズが白濁し、回収したレ
ンズの水濡れ性は劣り保存液からレンズを取り出すとす
ぐにレンズ表面の水相が無くなった。また、レンズは大
きく膨潤しており脂質の吸収が認められた。
【0048】
【発明の効果】本発明のコンタクトレンズ材料は、耐汚
れ付着性に優れ、且つ酸素透過性、機械的強度等の物性
バランスに優れた材料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H006 BB01 BB05 BB07 4J027 AA02 AF05 AF06 AJ02 BA06 BA07 BA08 BA12 BA14 BA19 BA20 BA21 CD04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも下記化1で表わされる2官能
    性有機シロキサンマクロマーの1種又は2種以上を該2
    官能性有機シロキサンマクロマーのみで又は共重合可能
    なモノマ−の1種又は2種以上と共に重合してなる重合
    体からなるコンタクトレンズ材料。 【化1】 〔式中、R1 、R2 は−H、−CH3 、−CH2 CH2
    CF3 から選ばれた基で、少なくとも1つの−CH3
    を有する。mは5〜100の範囲の整数。R3 、R4
    −CH3 、−CH2 CH2 CF3 から選ばれた基で、少
    なくとも1つの−CH2 CH2 CF3 基を有する。nは
    0〜50の範囲の整数。R5 はヘキサメチレン基、テト
    ラメチレン基、ジシクロヘキシルメタン基、水添トリレ
    ン基、水添キシリレン基、イソホロン基から選ばれた
    基。R6 から選ばれた基で、lは1〜20の範囲の整数。〕
  2. 【請求項2】 2官能性有機シロキサンマクロマーが請
    求項1記載の1種又は2種以上と下記化2で表わされる
    1種又は2種以上との混合物である請求項1記載のコン
    タクトレンズ材料。 【化2】 〔式中、R1 、R2 、R5 、R6 、R7 、R8 、R11
    12は−CH3 、−CH 2 CH2 CF3 から選ばれた基
    で同じであっても異なってもよい。m、o、p、rは5
    〜30の範囲の整数。R3 、R4 、R9 、R10は−CH
    3 、−(CH2 CH2 O)sCH3 から選ばれた基で同
    じであっても異なってもよい。n、qは0〜30の範囲
    の整数。sは1〜20の範囲の整数。R13はヘキサメチ
    レン基、テトラメチレン基、ジシクロヘキシルメタン
    基、水添トリレン基、水添キシリレン基、イソホロン基
    から選ばれた基。R14から選ばれた基で、lは1〜20の範囲の整数。〕
  3. 【請求項3】 請求項1記載の2官能性有機シロキサン
    マクロマーが下記化3で表わされる2官能性有機シロキ
    サンマクロマーである請求項1及び2記載の重合体から
    なるコンタクトレンズ材料。 【化3】 〔式中、R1 、R2 は−H、−CH3 から選ばれた基
    で、少なくとも1つの−CH3 基を有する。mは5〜5
    0の範囲の整数。R3 、R4 は−CH3 、−CH2 CH
    2 CF3 から選ばれた基で、少なくとも1つの−CH2
    CH2 CF3 基を有する。nは5〜50の範囲の整数。
    5 はヘキサメチレン基、テトラメチレン基、ジシクロ
    ヘキシルメタン基、水添トリレン基、水添キシリレン
    基、イソホロン基から選ばれた基。R6 から選ばれた基で、lは1〜20の範囲の整数。〕
  4. 【請求項4】 式化1で表わされる2官能性有機シロキ
    サンマクロマーの少なくとも1種を含有する有機シロキ
    サンマクロマー並びにメタクリル酸シロキサニルアルキ
    ルエステル、アクリル酸フルオロアルキルエステル、メ
    タクリル酸フルオロアルキルエステル、アクリル酸アル
    キルエステル及びメタクリル酸アルキルエステル、水酸
    基を有するアルキル基のアクリル酸アルキルエステル及
    びメタクリル酸アルキルエステル、N、N’−ジメチル
    アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、エチレングリ
    コールジメタアクリレート、テトラエチレングリコール
    ジメタアクリレートから選ばれた1種又は2種以上を含
    む共重合体からなるコンタクトレンズ材料。
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