JP2001188005A - 距離センサ - Google Patents

距離センサ

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JP2001188005A
JP2001188005A JP37479699A JP37479699A JP2001188005A JP 2001188005 A JP2001188005 A JP 2001188005A JP 37479699 A JP37479699 A JP 37479699A JP 37479699 A JP37479699 A JP 37479699A JP 2001188005 A JP2001188005 A JP 2001188005A
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distance sensor
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Hisanori Imai
寿教 今井
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Sunx Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で距離検出を行うことが可能な距離セ
ンサを提供する。 【解決手段】 距離センサには、2種類のサンプルホー
ルド回路23,27が備えられ、感度調整動作のとき
と、演算処理動作のときとで、これらサンプルホールド
回路23,27を切り替える。そして、感度調整動作の
ときには、時定数が小さくて、高速でサンプル動作可能
な第2のサンプルホールド回路27を作動され、感度調
整動作の動作時間を従来のものに比べて短縮することが
できる。一方、演算処理動作のときには、時定数が大く
て、ノイズを除去可能な第1のサンプルホールド回路2
3が作動されさ、精度が高い測定を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三角測量の原理を
利用して、被検出物まので距離を検出する距離センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の距離センサは、図8に示
されており、投光素子1から出力した光信号を被検出対
象に反射させて一次元位置検出素子2で受け、この一次
元位置検出素子2が出力する第1及び第2の受光信号S
1,S2(電流信号)を、それぞれI/V変換回路3、
受光アンプ4、サンプルホールド回路5及びA/D変換
回路6に通してCPU7に取り込み、このCPU7が、
次の式に基づいて、被検出物までの距離Lを演算処理
する構成となっていた(次式のKは所定の定数)。 L=K(S1−S2)/(S1+S2) ・・・
【0003】ここで、上記式の(S1+S2)の値が
小さいとCPU7の演算精度が低下するので、CPU7
は、上記式を演算処理する前に、まず、(S1+S
2)を求め、これが所定範囲の大きさになるように、前
記受光アンプ4の増幅率又は投光素子1の投光量を変化
させる感度調整動作を行っていた。
【0004】また、距離センサは、外乱光対策として、
投光素子1から変調制御して光を投光し、その変調タイ
ミングに同期させてサンプルホールド回路5を動作させ
ており、ノイズ対策として、例えば、サンプルホールド
回路5の入力側に抵抗R9を設けて、この抵抗R9とサ
ンプルホールド回路5に備えたコンデンサC9とからな
るRC積分回路5Aの時定数を大きくして、ノイズを除
去していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サンプルホ
ールド回路の時定数を大きくすると、ノイズが除去され
て測定精度は向上するが、サンプル動作自体が遅くな
る。一方、上記式の演算処理動作のためには、動作速
度より測定精度が要求されるが、その前に行われる感度
調整動作には、測定精度はあまり要求されず、動作速度
が要求される。
【0006】ところが、従来のものでは、CPU7が感
度調整動作を行うときも、演算処理動作を行うときも、
同じサンプルホールド回路5にてサンプルホールドして
いたので、感度調整動作にとっては、過剰に高精度のデ
ータがCPU7に取り込まれ、その分、サンプル動作に
時間がかかり過ぎ、ひいては、測定時間がかかるという
問題が生じていた。
【0007】特に、反射率が相互に大きく異なる被検出
物を続けて測定したときには、以下のように動作し、測
定時間が非常に長くなる。即ち、反射率が低い黒色系統
の被検出物を測定しているときには、受光感度が高くな
るが、この状態から急に、反射率が高い白色系統の被検
出物に切り替えて測定を続けると、受光感度が高い状態
のままで、強い光を受けることとなり、CPU7に取り
込まれた(S1+S2)が飽和状態となる。すると、C
PU7は、飽和状態を回避すべく、増幅度を大きく下げ
てから、再度、受光信号を取り込み、(S1+S2)が
最適な値になるように感度調整する。そして、再々度、
演算処理動作用の受光信号を取り込む。つまり、反射率
が急変した後では、最低でも3回はCPU7に受光信号
が取り込まれ、そのために、サンプルホールド回路5
が、3回の積分動作を行う。ここで、この積分動作の遅
れ時間のために、サンプルホールド回路5に受光信号が
完全にホールドされるまでに、投光素子1から変調出力
されたパルス光が、N発必要だとすると、感度調整動作
に(2×N発)、演算処理動作にN発、計(3×N発)
ものパルスが出力される時間を要する結果となり、測定
時間が非常に長くなっていた。なお、被検出物が、反射
率が高いものから、急に、反射率が低いものに切り替わ
ったときも、上記の場合と同様である。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、短時間で距離検出を行うことが可能な距離センサの
提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る距離センサは、所定周期のパ
ルス光を被検出物に照射する投光手段と、検出物体で反
射したパルス光を被検出物との距離に応じた受光点で受
光するよう設けられて、その受光点の位置に応じた第1
及び第2の受光信号を出力する受光手段と、第1及び第
2の受光信号を増幅する一対の増幅手段と、増幅回路を
通した第1及び第2の受光信号を受けて、距離センサか
ら被検出物までの距離を求める演算処理動作を行うと共
に、その演算処理動作の前に、第1及び第2の受光信号
の和が所定の範囲に収まるか、又は、第1及び第2の受
光信号の和が一定となるように、増幅手段の増幅率また
は投光手段の投光量を制御する感度調整動作を行う制御
手段とを備え、各増幅回路と制御手段との間には、相互
に並列接続された第1及び第2のサンプルホールド回路
が設けられると共に、第1より第2のサンプルホールド
回路の時定数が小さく構成され、制御回路は、演算処理
動作を行うときには、第1のサンプルホールド回路から
第1及び第2の受光信号を受け、感度調整動作を行うと
きには、第2のサンプルホールド回路から第1及び第2
の受光信号を受けるところに特徴を有する。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の距離セ
ンサにおいて、制御手段が感度調整動作を行うときに
は、演算処理動作を行うときより、投光手段の投光時間
を短くしたところに特徴を有する。
【0011】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1の
構成では、第2のサンプルホールド回路は、時定数が小
さいから、第1のサンプルホールド回路より高速でサン
プル動作を行うことができる。そして、この第2のサン
プルホールド回路を用いて、感度調整動作を行うから、
感度調整動作の動作時間を従来のものに比べて短縮する
ことができる。一方、第1のサンプルホールド回路は、
第2のサンプルホールド回路より、時定数が大きいか
ら、ノイズを除去することができる。そして、この第1
のサンプルホールド回路を動作させて取り込んだ受光信
号に基づいて、制御手段が演算処理動作を行うから、精
度が高い測定を行うことができる。これにより、本発明
の距離センサでは、測定精度が高くかつ短時間で距離検
出を行うことが可能となる。
【0012】<請求項2の発明>請求項2の発明では、
制御手段が感度調整動作を行うときには、演算処理動作
を行うときより、投光手段の投光時間を短くしたから、
これらの投光時間が同じものに比べて、投光手段の劣化
が軽減され、寿命を長くすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、本発明の
実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。本実施形態
の距離センサは、図1に示すように、所定周期のパルス
光を被検出物Wに照射する投光素子10と、被検出物W
で反射したパルス光を受光する一次元位置検出素子12
とを備える。
【0014】一次元位置検出素子12は、被検出物Wで
斜めに反射して戻ったパルス光が、レンズ11を通して
集光される位置に配され、その集光点P1が投光素子1
0と被検出物Wとの距離Lに応じて変位する領域に沿っ
て受光部12Aを備える。そして、一次元位置検出素子
12は、受光部12Aの両端部から、集光点(受光点)
P1までの距離に応じ、第1及び第2の受光信号S1,
S2(電流信号)を出力する。
【0015】距離センサの電気的構成は、図2に示され
ており、31は、本発明の制御手段に相当するCPUで
ある。40は、投光素子10を駆動するための駆動回路
であって、CPU31から受けたタイミング信号に基づ
いて投光素子10をオンオフする共に、CPU31から
受けた投光量制御信号をD/A変換して、これに応じた
光量の光を投光素子10から出力させる。
【0016】20,20は、一対の受光アンプであっ
て、一次元位置検出素子12の一対の出力端子にそれぞ
れ接続され、I/V変換器21と、増幅率を変更可能な
反転増幅回路22とを備え、一次元位置検出素子12か
ら受けた第1及び第2の受光信号S1,S2を、電流信
号から電圧信号に変換し、かつ、所定の増幅率で増幅し
て出力する。
【0017】23,23は、一対の第1のサンプルホー
ルド回路であって、スイッチ25と反転増幅回路26と
コンデンサC1とを備えると共に、入力側に抵抗R1を
設けることで時定数を大きくして、その抵抗R1とコン
デンサC1とから構成されたRC積分回路34にて、ノ
イズを除去する。
【0018】27,27は、一対の第2のサンプルホー
ルド回路であって、スイッチ28と反転増幅回路29と
コンデンサC2とを備えると共に、前記第1のサンプル
ホールド回路23に比べて、時定数を小さくして、高速
でサンプル動作を行えるようにしてある。
【0019】そして、1つずつの第1及び第2のサンプ
ルホールド回路23,27が相互に並列接続されて、各
受光アンプ20の出力側に直列接続されており、各サン
プルホールド回路23,27は、CPU31から受けた
オンオフ信号に基づきスイッチ25,28を動作させ
て、前記受光アンプ20の出力信号をサンプルホールド
し、それらサンプルホールドされた信号が、A/D変換
回路30を通って、CPU31に取り込まれる。
【0020】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。距離センサは、図示しない電源スイッチを
オンすると、図3のフローチャートに示した動作を所定
周期で繰り返して行う。
【0021】まず、フローチャートのSTEP1では、
投光素子10からデューティ比が小さい制御パルスが与
えられて、投光時間が短いパルス光が出力される。ここ
で、投光素子10は、CPU31から受けた制御信号に
基づく大きさの投光量を出力し、この投光量に係る制御
信号は、距離センサの起動直後は、例えば、変更可能な
範囲の中間値とされ、距離センサが動作中に後述の如く
設定変更されると、その設定変更後の値になる。
【0022】投光素子10から出力されたパルス光は、
被検出物Wで反射し、レンズ11を通して一次元位置検
出素子12の受光部12Aの所定位置に集光され、一次
元位置検出素子12から第1及び第2の受光信号S1,
S2(電流信号)が出力される。すると、受光アンプ2
0が、これら受光信号S1,S2を、I/V変換器21
にて電流信号から電圧信号に変換し、かつ、反転増幅器
22にて増幅して出力する。ここで、反転増幅器22の
増幅率は、上記投光量と同様に、距離センサの起動直後
は、変更可能な範囲の中間値とされ、後述の如く設定変
更されると、その設定変更後の値になる。
【0023】受光アンプ20から出力された両受光信号
S1,S2は、第1及び第2のサンプルホールド回路2
3,27に与えられるが、ここで、STEP1におい
て、第1のサンプルホールド回路23は、CPU31か
らの制御信号によりホールド動作状態とされて、受光信
号は取り込まない。
【0024】一方、第2のサンプルホールド回路27
は、投光素子10が光を投光している間にスイッチ28
がオンし、かつ、投光素子10がオフしたときにスイッ
チ28がオフして、サンプルホールド動作を行うように
制御される。ここで、第2のサンプルホールド回路27
は、時定数が小さいから各コンデンサC2の両端子間
に、高速で、受光信号をサンプリングすることができ、
投光素子10の短時間の投光動作に追従できる。これに
より、第2のサンプルホールド回路27は、投光時間が
短いパルス光の1発分の受光信号S1,S2を受けただ
けで、その受光信号S1,S2をサンプルホールドする
ことができる。
【0025】そして、第2のサンプルホールド回路27
の出力が、A/D変換回路30にて、A/D変換され
て、CPU31に取り込まれる(STEP2)。CPU
31は、STEP3にて、(S1+S2)を計算し、S
TEP4にて、(S1+S2)が飽和状態か過小状態か
を判別する。
【0026】STEP4で、(S1+S2)が飽和状態
または過小状態の場合にはSTEP5に進み、例えば、
飽和状態の場合には、受光アンプ20に備えた反転増幅
器22の増幅率を一段階上げる一方、過小状態の場合に
は、増幅率を一段階下げ、STEP1に戻ってSTEP
4までの同じ動作を行う。そして、依然、飽和状態か過
小状態のいずれかの場合には、再びSTEP5で、反転
増幅器22の増幅率を一段階変更する動作を繰り返し、
例えば、増幅率のみの変更で対応できない場合に、投光
量を変更する。
【0027】STEP4にて、(S1+S2)が飽和状
態または過小状態ではなくなった場合には、STEP6
に進み、(S1+S2)が飽和状態とならない範囲で、
反転増幅器22の増幅率及び投光素子10の投光量が、
最大になるように感度調節される。以上で、CPU31
による感度調整動作が終了し、次いで、STEP7以降
の演算処理動作に進むが、従来のものであれば、ここま
での動作で、少なくとも(2回×N発)のパルス光を出
力する時間を要していたが、本実施形態の距離センサで
は、投光時間が短い2発のパルス光を出力する時間だけ
で済む。
【0028】演算処理動作では、投光素子10に、デュ
ーティ比が大きい制御パルスが与えられて、投光時間が
長いパルス光が出力され、これが被検出物Wで反射して
一次元位置検出素子12に受光される。そして、一次元
位置検出素子12から出力された第1及び第2の受光信
号S1,S2が、受光アンプ20を介して第1のサンプ
ルホールド回路23及び第2のサンプルホールド回路2
7に与えられる。
【0029】ここで、STEP7において、第2のサン
プルホールド回路27は、CPU31からスイッチ28
にオフ信号を受けて、ホールド動作状態とされ、受光信
号を取り込まない。
【0030】一方、第1のサンプルホールド回路23
は、投光素子10がパルス光を出力したときに、スイッ
チ25がオンし、それからパルス光がN発出力し終わる
までオンし続けて、パルス光がN発出力し終わったとき
に、オフするように制御される。これにより、各受光ア
ンプ20から出力された受光信号S1,S2は、第1の
サンプルホールド回路23に積分してノイズを除去した
正確な値としてサンプルホールドされる。そして、この
第1のサンプルホールド回路23の出力が、A/D変換
回路30にて、A/D変換されて、CPU31に取り込
まれ(STEP8)、CPU31が次式に基づいて、被
検出物Wまでの距離Lを演算し(STEP9)、この演
算結果が距離センサに備えた図示しない表示器に出力さ
れる。 L=K(S1−S2)/(S1+S2) (Kは所定の定数)
【0031】なお、STEP1〜7までの感度調整動作
において、感度変更をしないで済むような安定状態とな
った場合には、STEP7において、第1のサンプルホ
ールド回路23は、1発のパルス光に対応した受光信号
S1,S2を取り込む動作に変更され、これにより、測
定速度を更に速くなる。
【0032】このように、本実施形態によれば、感度調
整動作のときと、演算処理動作のときとで、サンプルホ
ールド回路23,27を切り替え、感度調整動作のとき
には、時定数が小さくて、高速でサンプル動作可能な第
2のサンプルホールド回路27を作動させるから、感度
調整動作の動作時間を従来のものに比べて短縮すること
ができる。一方、演算処理動作のときには、時定数が大
きくて、ノイズを除去可能な第1のサンプルホールド回
路23を作動させるから、精度が高い測定を行うことが
できる。これにより、測定精度が高くかつ短時間で距離
検出を行うことが可能となる。しかも、制御手段が感度
調整動作を行うときには、演算処理動作を行うときよ
り、投光素子10の投光時間を短くしたから、これらの
投光時間が同じものに比べて、投光素子の劣化が軽減さ
せて、寿命を長くすることができる。
【0033】<第2実施形態>本実施形態は、図4及び
図5に示されており、CPU31の動作のみを上記第1
実施形態とは異なる構成としたものである。その他の構
成については上記第1実施形態と同じであるため、同じ
構成については、同一符号を付して重複説明は省略す
る。
【0034】本実施形態の距離センサを起動すると、図
4のフローチャートにおいて、STEP10で、投光素
子10は、デューティ比が大きい制御パルスを受けて、
投光時間がパルス光を出力する、これが被検出物Wで反
射して一次元位置検出素子12に受光される。そして、
一次元位置検出素子12から出力された第1及び第2の
受光信号S1,S2が、受光アンプ20を通って、第1
及び第2のサンプルホールド回路23,27に与えられ
る。ここで、STEP10において、両サンプルホール
ド回路23,27は、共に、投光素子10が光を投光し
ている間はスイッチ25,28がオンし、かつ、投光素
子10がオフしたときにスイッチ25,28がオフし
て、これにより、両受光信号S1,S2は、両サンプル
ホールド回路23,27にサンプルホールドされる。
【0035】STEP11にて、両サンプルホールド回
路23,27の出力が、A/D回路30を通してCPU
31に取り込まれる。そして、CPU31は、(S1+
S2)が飽和状態であるか過小状態であるかを判別する
(STEP12,13)。
【0036】ここで、(S1+S2)が飽和状態または
過小状態の場合には、STEP14に進んで、飽和状態
の場合には、受光アンプ20に備えた反転増幅器22の
増幅率を倍に一段階上げる一方、過小状態の場合には、
増幅率を一段階下げる。そして、STEP15にて、今
度は、デューティ比が小さい制御パルスを投光素子10
に与えて投光時間が短いパルス光が出力され、これを第
2のサンプルホールド回路27でのみサンプルホールド
し、STEP17,18にて、(S1+S2)が最適の
値となるように感度調整する。そして、第1実施形態の
STEP7〜9と同様の動作を行って上記距離Lを演算
する(図5参照)。
【0037】一方、STEP13にて、(S1+S2)
が飽和状態または過小状態でない場合には、STEP1
9に進んで、(S1+S2)を最適値とするための、感
度(増幅回路の増幅率及び投光素子の投光量)を計算す
る。そして、STEP20にて、この感度が現状のもの
と同じか否かが判別され、同じ場合には、STEP21
に進んで、第1のサンプルホールド回路23からA/D
変換回路30を通してCPU31に取り込んだ受光信号
を用い、 距離L=K(S1−S2)/(S1+S2)・・・ (Kは所定の定数) が演算される。
【0038】また、STEP20にて、この感度が現状
のものと異なると判断されたときには、STEP22に
て、新たな感度設定変更する。そして、第1実施形態の
STEP7〜9と同様の動作を行って上記距離Lを演算
する。
【0039】このような構成としても。飽和状態又は過
小状態となってから、再度、感度調整のために、受光信
号を取り込む動作を(STEP15)、第2のサンプル
ホールド回路27を用いて、短時間で行えるから、測定
時間の短縮化が図られる。
【0040】<他の実施形態>本発明は、実施形態に限
定されるものではなく、例えば、以下に説明するような
実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記
以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施す
ることができる。 (1)前記実施形態では、各第2のサンプルホールド回
路27,27ごとにA/D変換回路30を備えた構成で
あったが、例えば、図6に示すように、各第2のサンプ
ルホールド回路27,27の出力側に加算回路32を設
け、その加算回路32の出力を1つのA/D変換回路3
0を通して、CPUへと出力する構成としてもよい。
【0041】(2)また、第1のサンプルホールド回路
は、図7の回路45のように、オペアンプの負帰還回路
の途中に、相互に並列接続した抵抗R4とコンデンサC
4とを設けて、積分回路を構成し、その入力側にスイッ
チ46を備えた構成としてもよい。
【0042】(3)前記第1実施形態では、図3のフロ
ーチャートのSTEP6において、受光信号の和(S1
+S2)が飽和状態とならない範囲で、反転増幅器22
の増幅率及び投光素子10の投光量が、最大になるよう
に感度調節されていたが、受光信号の和(S1+S2)
が、予め設定された一定の値となるように感度調整を行
うようにしてもよい。このようにすれば、上記式を計
算するときに、(S1+S2)は、常に一定であるか
ら、ここで、式のKと、(S1+S2)とから、K’
=K/(S1+S2)を求め、式に代えて、 L=K’(S1−S2) から距離Lを計算することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る距離センサの概
念図
【図2】 距離センサの回路図
【図3】 距離センサの動作を示すフローチャート
【図4】 第2実施形態の距離センサの動作を示すフロ
ーチャート
【図5】 第2実施形態の距離センサの動作を示すフロ
ーチャート
【図6】 第2のサンプルホールド回路の変形例1を示
す回路図
【図7】 第1のサンプルホールド回路の変形例を示す
回路図
【図8】 従来の距離センサの回路図
【符号の説明】
10…投光素子(投光手段) 12…一次元位置検出素子(受光手段) 23,45…第1のサンプルホールド回路 27,40…第2のサンプルホールド回路 31…CPU(制御手段) S1…第1受光信号 S2…第2受光信号 W…被検出物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA02 AA06 AA19 BB29 DD03 DD04 DD06 FF09 GG01 GG12 HH04 HH13 JJ16 QQ03 QQ25 QQ28 QQ34 UU05 2F112 AA06 BA05 BA06 CA12 DA01 DA24 EA03 FA03 FA07 FA21 FA33

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周期のパルス光を被検出物に照射す
    る投光手段と、 前記検出物体で反射した前記パルス光を被検出物との距
    離に応じた受光点で受光するよう設けられて、その受光
    点の位置に応じた第1及び第2の受光信号を出力する受
    光手段と、 前記第1及び第2の受光信号を増幅する一対の増幅手段
    と、 前記増幅回路を通した第1及び第2の受光信号を受け
    て、距離センサから前記被検出物までの距離を求める演
    算処理動作を行うと共に、その演算処理動作の前に、前
    記第1及び第2の受光信号の和が所定の範囲に収まる
    か、又は、前記第1及び第2の受光信号の和が一定とな
    るように、前記増幅手段の増幅率または前記投光手段の
    投光量を制御する感度調整動作を行う制御手段とを備
    え、 前記各増幅回路と前記制御手段との間には、相互に並列
    接続された第1及び第2のサンプルホールド回路が設け
    られると共に、前記第1より第2のサンプルホールド回
    路の時定数が小さく構成され、 前記制御回路は、前記演算処理動作を行うときには、前
    記第1のサンプルホールド回路から前記第1及び第2の
    受光信号を受け、前記感度調整動作を行うときには、前
    記第2のサンプルホールド回路から前記第1及び第2の
    受光信号を受けることを特徴とする距離センサ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が前記感度調整動作を行う
    ときには、前記演算処理動作を行うときより、前記投光
    手段の投光時間を短くしたことを特徴とする請求項1記
    載の距離センサ。
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