JP2001187372A - 排ガス・残渣の処理方法及び装置 - Google Patents

排ガス・残渣の処理方法及び装置

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JP2001187372A
JP2001187372A JP37477999A JP37477999A JP2001187372A JP 2001187372 A JP2001187372 A JP 2001187372A JP 37477999 A JP37477999 A JP 37477999A JP 37477999 A JP37477999 A JP 37477999A JP 2001187372 A JP2001187372 A JP 2001187372A
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heating
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Kazuyoshi Takahashi
和義 高橋
Kohei Miki
康平 三木
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 残渣を最終処分場に投棄処理しても汚染浸出
水の問題が起こらない排ガス・残渣の処理方法及び装置
を提供する。 【解決手段】 焼却炉1の排ガスを炭素質吸着剤が充填
された吸着塔5に導いて排ガス中の酸性成分を炭素質吸
着剤に吸着させて除去する。不活化された炭素質吸着剤
は再生塔8で加熱再生され、酸性成分は脱離ガスとして
吸収塔10a、10bに送られ、水溶されて酸性水溶液
が得られる。酸抽出槽12では、この酸性水溶液で焼却
炉1などから回収した焼却残渣を洗浄処理することで焼
却残渣から重金属等の有害物質を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス・残渣の処
理方法及び装置に関し、特に、都市ごみや産業廃棄物の
焼却排ガス・焼却残渣の処理に好適に適用可能な排ガス
・残渣の処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみや産業廃棄物の焼却処理により
発生する焼却灰や焼却飛灰等の焼却残渣は通常、最終処
分場に投棄される。これらの焼却残渣には重金属、塩類
やダイオキシン類などの有害物質が含まれており、これ
らの有害物質が溶け出した浸出水の処理が問題となって
いる。通常は、遮蔽シートやコンクリート製の防護壁等
を設けてその中に焼却残渣を投棄することで浸出水の外
部への漏水を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、汚染さ
れた浸出水の発生は長期に及ぶため、排水処理も長期間
に渡って行う必要がある。さらに、遮蔽シートや防護壁
が破損した場合には、汚染された浸出水が地下へ浸透し
て河川や地下水、土壌等を汚染することになり、大規模
な環境破壊を引き起こしかねない。
【0004】また、排ガスのダイオキシン対策として実
用化が進んでいるガス化溶融炉においては、大半の焼却
残渣が溶融されてスラグとして回収されるため、このま
ま廃棄しても汚染浸出水が発生しにくいという利点を有
しているが、この方法でも溶融処理の困難な揮発性の飛
灰の発生を防止することはできないため、汚染浸出水の
発生を完全に抑制することはできない。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、最終処分場に投棄する焼却残渣からの汚染
浸出水の発生を抑制するための排ガス・残渣の処理方法
及び装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る排ガス・残渣の処理方法は、炉から発
生する排ガス・残渣を一括して処理する排ガス・残渣の
処理方法であって、(1)炉から発生する排ガス中に含
まれる固形分と炉から発生する残渣を回収する残渣回収
工程と、(2)固形分を除去した排ガスを吸着剤と接触
させて排ガス中の酸性成分を含む有害物質を吸着剤に吸
着させて除去する排ガス処理工程と、(3)有害物質吸
着後の吸着剤を加熱することにより吸着物を脱離・分解
させて吸着剤を再生する再生工程と、(3)再生工程に
おいて吸着物の脱離・分解により発生した脱離ガスを水
洗して酸性水溶液を得る水洗工程と、(4)水洗工程で
得られた酸性水溶液を用いて残渣回収工程で回収した固
形分及び残渣を洗浄する洗浄工程と、を備えていること
を特徴とする。
【0007】一方、本発明に係る排ガス・残渣の処理装
置は、炉から発生する排ガス・残渣を一括して処理する
排ガス・残渣の処理装置であって、(1)炉から発生す
る排ガス中に含まれる固形分を回収する集塵装置と、
(2)炉から発生する残渣を回収する残渣回収装置と、
(3)吸着剤が充填されており、集塵装置通過後の炉排
ガスが導かれる吸着装置と、(4)吸着装置から取り出
された吸着剤を加熱して再生する再生装置と、(5)再
生装置内で吸着剤の加熱により発生した脱離ガスを水洗
する水洗装置と、(6)水洗装置の排水により集塵装置
と残渣回収装置で回収した固形分及び残渣を洗浄する洗
浄装置と、を備えていることを特徴とする。
【0008】本発明に係る排ガス・残渣の処理方法及び
処理装置によれば、炉排ガス中に含まれる酸性成分は吸
着剤に吸着されて炉排ガスから除去された後、この吸着
剤を加熱再生する過程で脱離ガスとして回収される。こ
の脱離ガスを水洗することにより得られた酸性水溶液で
回収した焼却残渣を洗浄することにより、焼却残渣中に
存在する重金属やダイオキシン類等の有害物質は酸性水
溶液中に溶出し、除去される。したがって、洗浄処理後
の焼却残渣を最終処分場に投棄した場合に、有害物質が
溶け出して環境を汚染することがない。
【0009】本発明に係る排ガス・残渣の処理方法は、
洗浄工程に先立ち、残渣回収工程で回収した固形分及び
残渣を加熱処理する加熱工程をさらに備えていることが
好ましい。また、本発明に係る排ガス・残渣の処理装置
は、集塵装置と残渣回収装置で回収した固形分及び残渣
を加熱処理する加熱装置をさらに備えていることが好ま
しい。
【0010】加熱処理を行うことで、ダイオキシン類な
どの有害物質が分解され、その後の洗浄処理に必要な酸
性水溶液の量が軽減されるほか、洗浄排水の処理も容易
になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説
明は省略する。
【0012】図1は、本発明に係る排ガス・残渣の処理
装置の第一の実施形態を示す概略構成図である。ここで
は、都市ごみ焼却炉、例えば、ストーカ炉、流動床炉な
どの焼却排ガス・残渣を処理する場合を例に説明する。
【0013】この処理装置の排ガス処理系は、高温で都
市ごみをほぼ完全燃焼させる焼却炉1に、排ガスから熱
回収を行うボイラ2と、排ガスを冷却する減温塔3と、
熱回収後の排ガスからダストを除去するバグフィルタ4
と、ダスト除去後の排ガスから有害ガス等を吸着除去す
る吸着剤(例えば、活性炭等の炭素質吸着剤)が充填さ
れた吸着塔5と、脱硝反応のための触媒(例えば、Ti
2−V25系触媒)が充填されている脱硝塔6と、排
ガスを放出する煙突7とが直列に配置されて構成されて
いる。そして、焼却炉1とボイラ2、ボイラ2と減温塔
3、減温塔3とバグフィルタ4、バグフィルタ4と吸着
塔5、吸着塔5と脱硝塔6、脱硝塔6と煙突7とはそれ
ぞれガス配管であるラインL1〜L6によって接続され
ている。
【0014】吸着塔5は、塔内の吸着剤を加熱再生する
再生塔8と、ラインL10により接続されており、再生
塔8はさらにラインL11によって再生後の吸着剤から
不要分を除去する分離器9(例えば振動スクリーン)に
接続されている。分離器9の吸着剤出口と吸着塔5の頂
部とはコンベアなどからなるラインL12により接続さ
れる。吸着剤には、活性炭や活性チャー、活性コーク
ス、イオン交換活性炭等の炭素質吸着剤や耐熱性イオン
交換樹脂あるいはゼオライトなどの吸着剤を使用するこ
とができる。
【0015】再生塔8内で吸着剤から脱離した脱離ガス
の出口はラインL20により吸収塔10aの塔内に接続
されている。吸収塔10aには、下部に貯った水を汲み
あげて上部から散水するラインL21が設けられてお
り、吸収塔10aの下部はラインL23により後述する
酸抽出槽12へと接続され、上部はラインL22により
第二の吸収塔10bに接続されている。この吸収塔10
bにも、下部に貯った水を汲みあげて上部から散水する
ラインL24が設けられており、下部はラインL25を
介してラインL21へと接続され、上部は、ラインL2
6を介してラインL4へと接続されている。また、下部
には、後述するラインL44が接続されている。つま
り、吸収塔10a、10bで二段式の吸収装置10を構
成している。
【0016】焼却炉1、ボイラ2、減温塔3、バグフィ
ルタ3のそれぞれの底部には、残渣回収用のラインL3
1〜L34がそれぞれ接続されており、これらのライン
はL35を介して内熱式あるいは外熱式の加熱器11へ
と接続されている。加熱器11の排ガスラインL36は
焼却炉1へと接続され、固形物出口はラインL37を介
して酸抽出槽12へと接続されている。
【0017】酸抽出槽12、固液分離槽13、pH調整
槽14、重金属反応槽15、第二の固液分離槽16、中
和槽17は、ラインL38〜L42により直列に接続さ
れており、中和槽17からの排出ラインであるL43か
らラインL44が分岐している。
【0018】続いて、この装置の動作、すなわち本発明
に係る排ガス・残渣の処理方法について説明する。都市
ごみ等の廃棄物は焼却炉1で焼却され、その排ガスはラ
インL1を介してボイラ2に送られ、排熱回収により冷
却された後、ラインL2を介して減温塔3へと送られ、
さらに冷却される。そして、約100〜180℃程度に
冷却された排ガスはラインL3を介してバグフィルタ4
を通過し、飛灰等の固形分が除去された後にラインL4
を介して吸着塔5へと導入される。
【0019】吸着塔5では、内部に充填された炭素質吸
着剤に排ガス中のハロゲン化水素や硫黄酸化物(SO
x)等の有害ガスが吸着されて除去される。吸着塔5を
通過したガスはラインL5を流れる間にアンモニアと混
合されて200〜250℃程度に昇温された後、脱硝塔
6へと導かれる。脱硝塔6内ではアンモニアとNOxと
の反応によりNOxが分解されて処理される。こうして
清浄化された排ガスは、ラインL6を介して煙突7から
大気中へと排出される。
【0020】吸着塔5内で有害ガスを吸着したことによ
り不活化した炭素質吸着剤はラインL10を介して再生
塔8へと導入され、不活性ガス雰囲気下、200〜60
0℃に加熱されることにより、吸着物質が脱離・分解さ
れて再生される。再生された炭素質吸着剤はラインL1
1を介して分離器9へと送られ、粉化した吸着剤やダス
ト等が分離された後、ラインL12を介して吸着塔5へ
と戻され、循環再使用される。
【0021】再生塔8で脱離したハロゲン化水素やSO
x等の酸性成分を含む脱離ガスは、ラインL20を介し
て吸収塔10aへと導入される。さらに吸収塔10aの
出口ガスはラインL22を介して吸収塔10bへと導入
される。これらの酸性成分は、ラインL21、L24に
よりそれぞれの吸収塔10a、10b内を循環させられ
ているスクラバ水に吸収され、酸性水溶液となる。吸収
塔10b内の水溶液は一部がラインL25を介して吸収
塔10aへと送られ、さらに酸性の強い酸性水溶液が生
成される。こうして生成された酸性水溶液はラインL2
3を介して酸抽出層12へと送られる。脱離SO2ガス
のスクラバ水への吸収促進のために、脱離ガスに空気を
添加したり、スクラバ液に触媒となる鉄イオンを含有さ
せてもよい。一方、水溶成分を含まない脱離ガスはライ
ンL26を介して吸着塔5の手前に戻される。一方、第
二の吸収塔10bには、ラインL44から後述するよう
に清浄な放流水が供給されている。
【0022】焼却炉1内の焼却灰やボイラ2、減温塔
3、バグフィルタ4等で回収された飛灰等の焼却残渣
は、ラインL31〜L34を介して回収され、L35を
経て加熱器11へと導入される。ここで、250〜50
0℃に加熱することでダイオキシン類や油分等が熱分解
される。加熱器内の雰囲気は酸素含有雰囲気、酸素非含
有雰囲気のいずれでもよい。酸性が弱い場合、例えばp
H値が2〜3を超えるような場合には、外部から塩酸や
硫酸を補充することが好ましい。
【0023】加熱処理後の残渣はラインL37を介して
酸抽出槽12へと送られる。残渣を脱離ガス洗浄で得ら
れた酸性水溶液中で洗浄することにより、残渣中の重金
属や塩類は酸性水溶液中に溶出する。こうして残渣から
重金属・塩類(NaCl等)が除去される。
【0024】処理された残渣は、重金属等を含む水溶液
とともにラインL38を介して固液分離槽13へと送ら
れ、残渣はスラッジとして分離され、脱水後処分場へ送
られ処理される。この残渣には、前述したように重金属
・塩類が含まれていないので、従来技術のように浸出水
による問題が生ずるおそれがない。一方、重金属類を含
有する水溶液(以下、廃液と呼ぶ。)は、ラインL39
を介してpH調整槽14へと送られる。ここで、酸また
はアルカリを添加することで所定のpH値となるよう調
整された後、ラインL40を介して重金属反応槽15へ
と送られ、例えばNa2Sを添加することで、S2-イオ
ンとの反応によって重金属を析出させる。析出物を含む
廃液はさらにラインL41を介して固液分離槽16へと
送られ、析出物が分離されてスラッジとして精練所等へ
送られ、回収処理される。廃液はさらにラインL42を
介して中和槽17へと送られ、酸あるいはアルカリを添
加することで中和処理され、必要なら活性炭処理等を行
って清浄化されたうえで、ラインL43を介して放流さ
れる。放流水の一部はラインL44を介して吸収装置1
0へ送られ、再使用される。
【0025】図2は、本発明に係る排ガス・残渣の処理
装置の第二の実施形態を示す概略構成図である。ここで
は、ガス化溶融炉の焼却排ガス・残渣を処理する場合を
例に説明する。
【0026】ガス化溶融炉1aからはメタル、溶融スラ
グが排出されるのみで、図1における焼却炉1のように
焼却灰が排出されることはないので、メタル、溶融スラ
グ等の回収ラインを設けていない点のみが図1の実施形
態と相違している。ガス化溶融炉1aから取り出した溶
融スラグは固形化された後に、路盤材や建築骨材として
再利用される。これらはガラス質であり、重金属等を含
んでいても内部からの溶出はほとんどないので、焼却灰
と同様の処理をする必要が無いためである。しかしなが
ら、ガス化溶融炉1aから発生する飛灰については同様
の処理を行う必要があるため、前述の図1に示す第一の
実施形態と同様に酸抽出槽12での洗浄処理を行う。
【0027】
【実施例】本発明者らは、本発明の排ガス・残渣の処理
方法による残渣の洗浄効果を確認する比較実験を行っ
た。以下、その実験結果について説明する。
【0028】実施例 塩化水素(HCl)を600ppm含有するごみ焼却炉
排ガスを約150℃に温度調整した後、バグフィルタで
除塵し、この排ガスを活性炭が充填されている吸着塔に
導入して塩化水素等の酸性ガスを除去して処理する一
方、吸着塔で使用された不活化した活性炭を400℃に
加熱して再生して、この時に発生するHCl等の酸性ガ
スを含む脱離ガスを吸収塔で処理してpHが約1の酸性
水溶液を得た。この酸性水溶液を用いてごみ焼却灰とバ
グフィルタで捕集した飛灰からなる焼却残渣の洗浄処理
を行った。
【0029】洗浄処理は、焼却灰及び飛灰をそれぞれ1
50gビーカーに取り、これに上記の酸性水溶液1リッ
トルを加えて、攪拌しながら室温で3時間おき、濾過し
た後に得られた残渣を水で二回簡易洗浄した。そして、
洗浄後の焼却灰及び飛灰について環境庁告示第46号に
掲げる方法で溶出分析を行った。処理前の焼却灰及び飛
灰の成分を表1に、溶出分析の結果を表2にまとめて示
す。
【0030】比較例 比較例として洗浄処理を行わなかった場合の溶出分析結
果を表2に併せて示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】洗浄処理を行わないと、環境庁告示第46
号が定める土壌環境基準の基準値を大きく超過するのに
対し、本発明による洗浄処理を行った場合は、溶出量は
ほとんどの項目で検出限界以下となり、環境基準値を満
足しており、本発明に係る洗浄処理の効果が確認され
た。
【0034】本発明の排ガス処理装置及び方法は、一般
廃棄物・産業廃棄物の焼却施設、ストーカ炉、流動床
炉、ガス化溶融炉などの排ガスと焼却残渣の処理に好適
に適用でき、最終処分場における浸出水の処理を簡素化
でき、環境対策に資するものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、排
ガスから吸着剤を用いて吸着除去した酸性ガスを吸着剤
の再生時に脱離ガスとして回収し、この脱離ガスを水洗
することで酸性水溶液を得て、この酸性水溶液により焼
却残渣を洗浄することで焼却残渣から重金属等の有害物
質を除去する。このため、焼却残渣を最終処分場に投棄
しても浸出水に有害物質が溶出する問題が起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排ガス・残渣の処理装置の第一の
実施形態を示す全体概略図である。
【図2】本発明に係る排ガス・残渣の処理装置の第二の
実施形態を示す全体概略図である。
【符号の説明】
1…焼却炉、1a…ガス化溶融炉、5…吸着塔、6…脱
硝塔、8…再生塔、10…吸収装置、12…酸抽出槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D002 AC04 AC10 BA04 BA12 CA01 CA13 DA07 EA01 EA07 EA08 EA09 4D004 AA36 AA37 AB03 AB05 AB07 AC05 BB03 CA22 CA34 CA40 CA47 CB02 CB31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉から発生する排ガス・残渣を一括して
    処理する排ガス・残渣の処理方法であって、 炉から発生する排ガス中に含まれる固形分と炉から発生
    する残渣を回収する残渣回収工程と、 固形分を除去した前記排ガスを吸着剤と接触させて前記
    排ガス中の酸性成分を含む有害物質を前記吸着剤に吸着
    させて除去する排ガス処理工程と、 有害物質吸着後の前記吸着剤を加熱することにより吸着
    物を脱離・分解させて前記吸着剤を再生する再生工程
    と、 前記再生工程において吸着物の脱離・分解により発生し
    た脱離ガスを水洗して酸性水溶液を得る水洗工程と、 前記水洗工程で得られた酸性水溶液を用いて前記残渣回
    収工程で回収した固形分及び残渣を洗浄する洗浄工程
    と、 を備えている排ガス・残渣の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記洗浄工程に先立ち、前記残渣回収工
    程で回収した固形分及び残渣を加熱処理する加熱工程を
    さらに備えている請求項1記載の排ガス・残渣の処理方
    法。
  3. 【請求項3】 炉から発生する排ガス・残渣を一括して
    処理する排ガス・残渣の処理装置であって、 炉から発生する排ガス中に含まれる固形分を回収する集
    塵装置と、 炉から発生する残渣を回収する残渣回収装置と、 吸着剤が充填されており、集塵装置通過後の排ガスが導
    かれる吸着装置と、 吸着装置から取り出された前記吸着剤を加熱して再生す
    る再生装置と、 前記再生装置内で前記吸着剤の加熱により発生した脱離
    ガスを水洗する水洗装置と、 前記水洗装置の排水により前記集塵装置と前記残渣回収
    装置で回収した固形分及び残渣を洗浄する洗浄装置と、 を備えている排ガス・残渣の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記集塵装置と前記残渣回収装置で回収
    した固形分及び残渣を加熱処理する加熱装置をさらに備
    えている請求項3記載の排ガス・残渣の処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013173106A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Taiheiyo Cement Corp 排ガス中の水銀回収方法及び回収装置
JP2014171986A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Taiheiyo Cement Corp 排ガス中の水銀回収方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013173106A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Taiheiyo Cement Corp 排ガス中の水銀回収方法及び回収装置
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