JP2001187216A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
付けることが可能な表示制御を行うことができる遊技機
を提供する。 【解決手段】リーチ状態における最後に変動停止する中
スクロール表示列24bの変動停止がキャラクター図柄
27の動作の変化(魔法使いの少女の杖が振りかぶって
降ろされる動作変化)によって停止制御せしめられるよ
うに表示制御する。これにより、キャラクター図柄27
の動作の変化によってあたかも変動停止が操作されてい
るかの印象を遊技者に与え、大きな興味と期待感を与え
ることができると共に今までと異なる興趣を醸し出すこ
とができる。
Description
される複数の図柄列の停止時の組合せが予め定めた大当
り図柄の組合せとなったときに大当り遊技状態となる遊
技機に関するものである。
や図形等からなる複数の連続する図柄列を複数列変動表
示せしめ、それらの図柄列の停止時に表示される図柄の
組合せが、予め定めた大当り図柄となったときに大当り
遊技状態として短時間に多量の入賞玉を発生させるチャ
ンスを遊技者に与えるパチンコ機が多数提供されてい
る。そして、複数の図柄列のうち、1つを除く他の図柄
列の停止時の組合せが大当り図柄の組合せであるリーチ
状態となったときには、図柄列の変動速度を遅くして遊
技者の注意を引き付けると共に期待感を向上させるよう
に表示制御されるものがほとんどである。
においては、ほとんどすべてのパチンコ機が前記のよう
に変動速度だけを遅くする制御表示を行っているので、
機種が変わっても代わり映えせず、遊技者に飽きられつ
つあるというのが現状である。本発明は、上記した事情
に鑑みなされたもので、その目的とするところは、リー
チ状態となったときに遊技者の興味を引き付けることが
可能な表示制御を行うことができる遊技機を提供するこ
とにある。
ために、本発明においては、図柄表示器に変動表示され
る複数の図柄列の停止時の組合せが予め定めた大当り図
柄の組合せとなったときに大当り遊技状態となる遊技機
において、前記複数の図柄列のうち、1つを除く他の図
柄列の停止時の組合せが前記大当り図柄の組合せである
リーチ状態となったときに、前記図柄表示器にキャラク
ター図柄を表示し、最後に停止する図柄列の変動停止動
作に関連づけて前記キャラクター図柄の動作を変化せし
めるように表示制御することを特徴とするものである。
の変動停止がキャラクター図柄の動作の変化によってあ
たかも操作されているかの印象を遊技者に与え、従来の
ように単に文字・図形の変動速度の変化だけによって遊
技者の興味及び期待感を引き付けていたものよりも、更
に大きな興味と期待感を与えることができると共に今ま
でと異なる興趣を醸し出すことができる。
て説明する。まず、図1を参照して実施例に係る図柄表
示器としての液晶表示器23を有する図柄表示装置20
が適用されるパチンコ機の遊技盤1の構成について説明
する。図1は、遊技盤1の正面図である。図において、
遊技盤1の前面には、ほぼ円状に設けられる誘導レール
2によって区画された遊技領域3が形成されている。遊
技領域3のほぼ中央には、図柄表示装置20が配置され
ている。
する液晶表示器23と、後述する始動入賞口4、6a,
6bに入賞した入賞玉数を記憶した旨を報知する複数
(4つ)の始動記憶LED26と、がそれぞれ前面に臨
むようになっている。なお、始動記憶LED26は、液
晶表示器23の変動表示中又は大当り遊技状態中のとき
に打球が始動入賞口4、6a,6bに入賞したときに記
憶保留され、その保留された数だけ始動記憶LED26
が点灯し、液晶表示器23の変動開始毎に1つずつ消灯
するようになっている。ただし、その記憶数は、最高4
個までとされ、それ以上の始動入賞は、無効とされる。
また、図柄表示装置20については、後に詳述する。
賞装置8が配置されている。変動入賞装置8は、前後に
開閉する開閉板9(アタッカーとも言われる)を有して
おり、その開閉板9がアタッカーソレノイド10によっ
て開閉駆動されるようになっている。また、変動入賞装
置8には、開閉板9が開放した状態で受け入れた入賞玉
を検出するカウント用の入賞玉数検出スイッチ12と開
閉板9内の中央に形成されるV入賞口に入賞した入賞玉
を検出するV入賞玉検出スイッチ11とが設けられてい
る。上記のように構成される変動入賞装置8は、後述す
る大当り遊技状態となったときに開閉板9が一定時間
(例えば、30秒)経過するまで、あるいは所定個数
(例えば、10個)の入賞玉が発生するまでアタッカー
ソレノイド10を駆動して開放し、そのような開放状態
(これを開放サイクルという)をV入賞口に入賞玉が入
賞することを条件として所定回数(例えば、16回;こ
れを継続回数という)繰り返すようになっている。しか
して、入賞玉数検出スイッチ12は、開閉板9の1回の
開放中に受け入れられる入賞玉数を計数するために使用
され、V入賞玉検出スイッチ11は、開閉板9が繰り返
して開放される条件を検出するために使用されるもので
ある。
と変動入賞装置8との間に始動入賞口4が設けられてい
る。この始動入賞口4は、図柄表示装置20の変動表示
を許容するものであり、このため、始動入賞口4は、打
球の入賞を検出する始動入賞玉検出スイッチ5を内蔵し
ている。また、始動入賞口4と同様な機能を有する始動
入賞口6a,6bが前記変動入賞装置8の左右両側に設
けられている。この始動入賞口6a,6bも打球の入賞
を検出する始動入賞玉検出スイッチ7a,7bを内蔵し
ている。
の上下左右側方に動作ランプ14a〜14dを内蔵する
入賞口13a〜13dが配置されている。この動作ラン
プ14a〜14dは、各種の遊技状態に応じて点灯した
り点滅したりするものである。また、遊技領域3の左右
両側には動作ランプの一種であり大当り遊技状態となっ
たときに点滅してその旨を遊技者に報知する大当りラン
プ15a,15bも配置されている。また、遊技領域3
の最下方には、上記した入賞口等に入賞しない打球が回
収されるアウト口16も設けられている。更に、遊技領
域3には、落下する打球の方向や速度を変化せしめる多
数の障害釘や複数の風車(共に符号なし)も設けられて
いる。
ついて図2乃至図4を参照して説明する。図2は、図柄
表示装置20の正面図であり、図3は、リーチ状態の後
大当り図柄の組合せによって停止表示される場合の表示
図柄を説明するための図であり、図4は、リーチ状態の
後外れ図柄によって停止表示される場合の表示図柄を説
明するための図である。図2に示すように、図柄表示装
置20は、遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板2
1を有し、該取付基板21には、ほぼ長方形状の表示窓
22が開設され、該表示窓22に液晶表示器23が臨む
ようになっている。そして、液晶表示器23には、垂直
方向に上から下に向かってスクロールする3列のスクロ
ール表示列24a〜24cが表示されるようになってい
る。そして、表示窓22から表示される範囲は、それぞ
れのスクロール列24a〜24cの3区画分である。
24cの変動停止時に、図2に示すように3本の水平当
りラインと2本の対角線当りラインのいずれかの当りラ
イン上に同一の図柄が揃うと大当り遊技状態となる。ま
た、各スクロール変動表示列24a〜24cは、始動入
賞信号に基づいて同時に変動を開始するが、その停止順
序は、まず左側のスクロール表示列24aが停止し、次
いで右側のスクロール表示列24cが停止し、最後に中
央のスクロール表示列24bが停止する。また、左右の
スクロール表示列24a,24cが停止した時点でいず
れかの当りライン上に同一図柄が揃ったときには、リー
チ状態となって、最後に停止する中央のスクロール表示
列24bの変動時間が長くなると共に変動速度もゆっく
りと変動され、且つキャラクター図柄27が表示され
る。このキャラクター図柄27の動作については、後に
詳述する。また、図柄表示装置20の取付基板21に
は、その上方に装飾用の飾りLED25が設けられ、そ
の下方に前述した機能を有する始動記憶LED26が設
けられている。更に、大当り遊技状態時において、変動
入賞装置8の開閉板9の開放回数(継続回数とも言う)
や1回の開放中における入賞個数は、液晶表示器23に
表示されるようになっている。なお、始動記憶LED2
6を設ける代わりに、液晶表示器23で兼用して表示し
ても良い。
入賞装置8の開閉板9等の動作を制御する遊技制御回路
の構成について図5を参照して説明する。図5は、遊技
制御回路の電気的な構成を示したブロックダイヤグラム
である。遊技制御回路には、マイクロコンピュータ30
が使用されている。そのマイクロコンピュータ30に
は、外部ROM31、外部RAM32が接続されてい
る。そして、外部ROM31には、図柄データが設定さ
れている。
33と、大当りパターンカウンタ34と、リーチパター
ンカウンタ35と、外れパターンカウンタ36と、各カ
ウンタ33〜36の中から抽出された値を記憶する各確
定メモリ37と、が形成されている。大当り外れカウン
タ33に対応するそれぞれの確定メモリ37は、始動入
賞口4、6a,6bの保留玉数+1だけのメモリを持っ
ており、各保留玉に対する当り外れ決定用の数値は、始
動入賞時に決定され、その数値が対応するそれぞれ確定
メモリ37に記憶される。また、大当りパターンカウン
タ34は、いずれの当りライン上にどの大当り図柄が配
置されるかのすべての大当りパターン(図示しない)に
対応して設けられるカウンタである。同様にリーチパタ
ーンカウンタ35もすべての種類のリーチパターン(図
示しない)に対応するカウンタであり、外れパターンカ
ウンタ36もすべての種類の外れパターン(図示しな
い)に対応するカウンタである。そして、各パターンカ
ウンタ34〜36の数値は、始動入賞に対応する変動開
始時に決定されるようになっている。
入賞玉を検出する始動入賞玉検出スイッチ5、7a,7
b、V入賞口を通過した入賞玉を検出するV入賞玉検出
スイッチ11、及び開閉板9における入賞玉を検出する
入賞玉数検出スイッチ12は、波形整形回路38を介し
てマイクロコンピュータ30に接続されている。また、
クロック発生回路40は、分周器39を介して外部割込
み信号をマイクロコンピュータ30のINT端子に出力
している。そして、その外部割込み信号に同期してマイ
クロコンピュータ30は、図示しないメインプログラム
を実行する。また、マイクロコンピュータ30のRST
1端子には、タイミング信号発生回路41の出力するタ
イミング信号が入力されており、そのタイミング信号に
同期して図示しない数値発生プログラムが起動される。
また、電源回路43のON動作によってリセット信号発
生回路42から出力されるリセット信号がマイクロコン
ピュータ30のRST2端子に入力されており、そのリ
セット信号により、図示しない初期プログラムが起動さ
れる。
には、LED駆動回路44、LCD駆動回路45、ドラ
イバ46が接続されている。LED駆動回路44には、
始動記憶LED26が接続され、LCD駆動回路45に
は、液晶表示器23(LCDと表示)が接続されてい
る。また、ドライバ46は、マイクロコンピュータ30
からの信号に応じてアタッカーソレノイド10、及び動
作ランプ14a〜14d、15a,15bを駆動制御す
る。なお、マイクロコンピュータ30とLCD駆動回路
45との間にLCD専用のマイクロコンピュータと図柄
データ用ROMとを設け、このマイクロコンピュータで
LCD23を制御しても良い。
される動作のうち、図6を参照して始動入賞における動
作について説明すると、ステップ10で打玉がいずれか
の始動入賞口4、6a,6bに入賞して対応する始動入
賞玉検出スイッチ5、7a,7bをONさせて始動入賞
信号を導出させたか否かが判断され、始動入賞信号がな
ければ、そのサブルーチンを終了し、一方、始動入賞信
号があれば、ステップ20で始動入賞カウンタCの値が
4より小さいか否かが判断される。始動入賞カウンタC
の値が4より大きいときは、既に4個の始動入賞が記憶
されているので、以下の処理をすることなくサブルーチ
ンを終了し、また、始動入賞カウンタCの値が4より小
さいときは、ステップ30で始動入賞カウンタCの値を
更新し、次いでステップ40で大当り外れカウンタ33
の現在の値を対応する確定メモリM(c)に記憶する。
なお、大当り外れカウンタ33は、例えば、0〜234
までの数値が刻々と変化しており、始動入賞時に抽出さ
れた値が、例えば「0」であるときに当りと判定され、
「1〜20」であるときにリーチであると判定され(た
だし、最終的に外れ)、それ以外の値であるときに外れ
と判定される。また、遊技における予め定めた条件(例
えば、奇数回目の大当り遊技状態が終了したという条
件)が成立したときに、大当りの出現確率が高確率とな
るように設定さする場合には、大当り外れカウンタ33
の上限値を小さくなるように変更すれば良い。
23の変動表示動作について説明する。図7及び図8
は、液晶表示器23の変動表示動作を示すフロー図であ
る。まず、大当り遊技状態時には、液晶表示器23は、
通常大当りとなった図柄や、継続回数、入賞個数を表示
するので、ステップ100で大当りフラグがセットされ
ていると判断された場合には、以下の処理が実行される
ことはない。
と判断された場合には、液晶表示器23の表示状態がス
テップ110〜ステップ140で判断される。具体的に
は、ステップ110で液晶表示器23のすべてのスクロ
ール表示列24a〜24cが変動中である状態(状態フ
ラグF=1)であるか否かが判断され、ステップ120
で上段スクロール表示列24aだけが変動停止した状態
(状態フラグF=2)であるか否かが判断され、ステッ
プ130で下段スクロール表示列24cが変動停止した
状態(状態フラグF=3)であるか否かが判断され、ス
テップ140でいずれかの当りライン上で表示される図
柄の組合せがリーチ状態(状態フラグF=4)であるか
否かが判断される。
中でないとき)には、状態フラグF=0であり、このと
きには、ステップ150で始動入賞口4、6a,6bへ
の打球の入賞を記憶する始動入賞カウンタCの値が1以
上であるか否かが判断され、始動入賞カウンタCに記憶
値がないときには、変動表示サブルーチンの以下の処理
が実行されることがなく終了する。
は、ステップ160でタイマt1,t2,t3がセット
され、ステップ170ですべてのスクロール表示列24
a〜24cの変動が開始され、状態フラグFの値に
「1」がセットされ、更に始動入賞カウンタCの値が1
づつ減算される。次いでステップ180で大当り外れ確
定メモリM(c)の値が下位のメモリに更新され、その
更新された確定メモリのうちのM(0)の値が大当りで
あるか否かがステップ190で判断される。M(0)の
値が大当りであると判断されたときには、ステップ20
0でその時点での大当りパターンカウンタ34から1つ
の値が抽出されて対応する確定メモリに記憶され、一
方、大当りでないと判断されたときには、ステップ21
0でM(0)の値がリーチであるか否かが判断され、リ
ーチであるときには、ステップ220でリーチパターン
カウンタ35から1つの値が抽出されて対応する確定メ
モリに記憶され、リーチでないときには、ステップ23
0で外れパターンカウンタ36から1つの値が抽出され
て対応する確定メモリに記憶される。
3は、右スクロール表示列24a、左スクロール表示列
24c、中スクロール表示列24bの変動時間を規制す
るものであり、 t1<t2<t3;t2−t1≒t3−t2 の関係にある。そして、ステップ240でタイマt1の
タイムアップが判断されるが、タイムアップしてないと
きには、タイムアップするまでステップ240→変動表
示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜ステ
ップ110→ステップ240→・・・を繰り返す。
と判断されたときには、ステップ250で右スクロール
表示列24aの変動表示が選択されたパターンに沿って
停止されると共に状態フラグFの値に「2」がセットさ
れる。以下同様にステップ260でタイマt2がタイム
アップしたか否かが判断され、タイムアップしたと判断
された場合には、ステップ270で左スクロール表示列
24cの変動表示が選択されたパターンに沿って停止さ
れると共に状態フラグFの値に「3」がセットされる。
そして、中央を除くスクロール表示列24a,cの変動
表示が停止したときには、ステップ280でM(0)の
値が大当り又はリーチであるか否か、即ちリーチ表示と
なっているか否かが判断される。
0でタイマt3がタイムアップしたか否かが判断され、
タイマt3がタイムアップするまでステップ290→変
動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜
ステップ130→ステップ280→ステップ290→・
・・を繰り返し、タイムアップしたときには、ステップ
300に進み、中スクロール表示列24bの変動表示が
選択されたパターンに沿って停止され、その後、ステッ
プ310で状態フラグをリセットして変動表示サブルー
チンを終了する。
には、ステップ320で状態フラグFの値が「4」であ
るか否かが判断され、「4」でなければステップ330
でタイマt4を新たにセットすると共に状態フラグFの
値に「4」をセットする。ここで、タイマt4は、リー
チ状態のときに最後に変動停止する中スクロール表示列
24bの変動時間を延長するものであり、t4>(t3
−t2)の関係となる値に選ばれる。次いでステップ3
40でキャラクター図柄27を所定の位置に表示する。
所定の位置として本実施例においては、図3(A)及び
図4(A)に示すように、右スクロール表示列24cの
下段図柄に重複するように表示され、そのキャラクター
図柄として魔法使いの少女が魔法の杖を持ち下げた状態
が表示されている。しかして、ステップ350でタイマ
t4がタイムアップしたか否かが判断され、タイマt4
がタイムアップするまでステップ350→変動表示サブ
ルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜ステップ1
40→ステップ350→・・・を繰り返し、タイムアッ
プしたときには、ステップ360に進む。
され、大当りでないと判別されたときには、ステップ3
70でキャラクター図柄27に外れ動作をさせながら中
スクロール表示列24bの変動表示が選択されたパター
ンに沿って停止され、その後、変動表示サブルーチンを
終了する。ここで、本実施例におけるキャラクター図柄
27における外れ動作は、まず、リーチ時(左上り対角
線の当りライン)に表示される魔法の杖の持ち下げ状態
(図4(A))から杖を振り上げた状態(図4(B))
に移行し、次いで中スクロール表示列24bの停止に合
わせ杖を僅かに振るが当りライン上の停止図柄が大当り
図柄ではないので、魔法使いの少女が僅かにずっこけて
「?」マークが表示される(図4(C))。
断された場合には、ステップ380でキャラクター図柄
27に当り動作をさせながら中スクロール表示列24b
の変動表示が選択されたパターンに沿って停止され、ス
テップ390で状態フラグをリセットし、且つ大当りフ
ラグをセットし、その後に変動表示サブルーチンを終了
する。また、ステップ390において、大当りフラグが
セットされると、変動入賞装置8の開閉板9が一定時間
が経過するまで又は所定個数の入賞玉が発生するまでの
開放態様を所定回数実行する。なお、開閉板9の所定回
数の開放態様が終了すると、大当りフラグがリセットさ
れる。また、ステップ380のキャラクター図柄27に
おける当り動作は、リーチ時(左上り対角線の当りライ
ン)に表示される魔法の杖の持ち下げ状態(図3
(A))から杖を振り上げた状態(図3(B))に移行
すると同時に杖から複数個の星が表示され、次いで中ス
クロール表示列24bの停止に合わせ杖を振り下ろして
元の状態に戻して、当りライン上に大当り図柄を表示す
る(図3(C))。
たパチンコ機の構成及び作用について説明したが、本実
施例によれば、リーチ状態における最後に変動停止する
中スクロール表示列24bの変動停止がキャラクター図
柄27の動作の変化によってあたかも操作されているか
の印象を遊技者に与え、従来のように単に文字・図形の
変動速度の変化だけによって遊技者の興味及び期待感を
引き付けていたものよりも、更に大きな興味と期待感を
与えることができると共に今までと異なる興趣を醸し出
すことができる。
して液晶表示器23から構成されるものを示したが、必
ずしも液晶表示器23に限定されるものではなく、例え
ば、CRT等で構成される図柄表示器であっても良い。
また、表示領域におけるスクロール形式は、垂直方向だ
けでなく、水平方向等のスクロールであっても良い。ま
た、キャラクター図柄27の表示される位置、及び動作
も任意に設計すれば良く、更に、出現するキャラクター
図柄も1種類だけではなく複数種類とし、その種類毎に
大当りとなる確率が異なるように設定しても良い。ま
た、上記実施例では、リーチ状態になると、必ずキャラ
クター図柄27が表示されるものとして説明したが、リ
ーチ状態の何分の1かの確率でキャラクター図柄27が
表示されるようにしても良い。また、パチンコ機におけ
る遊技内容も、いわゆるデジタル式ゲームだけでなく、
ヒコーキ式ゲームや権利発生式ゲームであっても良い。
更に、遊技機としてパチンコ機を例示したが、スロット
マシーンやTVゲーム等の遊技機であっても良い。
に、本発明においては、リーチ状態における最後に変動
停止する図柄列の変動停止がキャラクター図柄の動作の
変化によってあたかも操作されているかの印象を遊技者
に与え、従来のように単に文字・図形の変動速度の変化
だけによって遊技者の興味及び期待感を引き付けていた
ものよりも、更に大きな興味と期待感を与えることがで
きると共に今までと異なる興趣を醸し出すことができ
る。
適用したパチンコ機の遊技盤の正面図である。
る。
止表示される場合の表示図柄を説明するための図であ
る。
る場合の表示図柄を説明するための図である。
である。
る。
4)
示装置を備え、該表示装置における図柄の確定表示結果
によって当り外れが表示上決定される遊技機に関するも
のである。
や図形等からなる複数の連続する図柄列を複数列変動表
示せしめ、それらの図柄列の停止時に表示される図柄の
組合せが、予め定めた大当り図柄となったときに大当り
遊技状態として短時間に多量の入賞玉を発生させるチャ
ンスを遊技者に与えるパチンコ機が多数提供されてい
る。そして、複数の図柄列のうち、1つを除く他の図柄
列の停止時の組合せが大当り図柄の組合せであるリーチ
状態となったときには、図柄列の変動速度を遅くして遊
技者の注意を引き付けると共に期待感を向上させるよう
に表示制御されるものがほとんどである。
においては、ほとんどすべてのパチンコ機が前記のよう
に変動速度だけを遅くする制御表示を行っているので、
機種が変わっても代わり映えせず、遊技者に飽きられつ
つあるというのが現状である。本発明は、上記した事情
に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技
者の興味を引き付けることが可能な表示制御を行うこと
ができる遊技機を提供することにある。
ために、本発明においては、図柄を可変表示する表示装
置を備え、該表示装置における図柄の確定表示結果によ
って当り外れが表示上決定される遊技機において、所定
条件下で、前記表示装置に表示される図柄の変化に関与
するように図柄に働きかける動作を遊技者に視認可能な
状態で実行する補助遊技手段を備えたことを特徴とす
る。また、図柄を可変表示する表示装置を備え、該表示
装置における図柄の確定表示結果によって当り外れが表
示上決定される遊技機において、所定条件下で、前記表
示装置に表示される図柄に変化を与えるきっかけを付与
する動作を遊技者に視認可能な状態で実行する補助遊技
手段を備えたことを特徴とする。また、図柄を可変表示
する表示装置を備え、該表示装置における図柄の確定表
示結果によって当り外れが表示上決定される遊技機にお
いて、所定条件下で、前記表示装置に表示される図柄に
対し静的態様と動的態様との切換を促す動作を遊技者に
視認可能な状態で実行する補助遊技手段を備えたことを
特徴とする。これらの場合、前記補助遊技手段は、前記
動作を前記表示装置に表示されるキャラクタ図柄による
表示上の動作によって実現すべく、前記表示装置を表示
制御する手段であることが好ましい。
装置の図柄の変化に関与するように図柄に働きかける動
作、表示装置に表示される図柄に変化を与えるきっかけ
を付与する動作、または表示装置に表示される図柄に対
し静的態様と動的態様との切換を促す動作のいずれか
が、所定条件下で実行されることから、単なる図柄の変
化だけによる演出とは異なり、図柄の変化と補助遊技に
よる働きかけとが有機的つながりを持った独特の演出を
遊技者に見せることができ、遊技に厚みが増すとともに
遊技者を飽きさせないという特有の効果が得られる。ま
た、かかる補助遊技を表示装置に表示されるキャラクタ
によって行うようにすれば、簡易にその補助遊技を実現
できるとともにバリエーションをもたせることも容易に
なる。
て説明する。まず、図1を参照して実施例に係る図柄表
示器としての液晶表示器23を有する図柄表示装置20
が適用されるパチンコ機の遊技盤1の構成について説明
する。図1は、遊技盤1の正面図である。図において、
遊技盤1の前面には、ほぼ円状に設けられる誘導レール
2によって区画された遊技領域3が形成されている。遊
技領域3のほぼ中央には、図柄表示装置20が配置され
ている。
する液晶表示器23と、後述する始動入賞口4、6a,
6bに入賞した入賞玉数を記憶した旨を報知する複数
(4つ)の始動記憶LED26と、がそれぞれ前面に臨
むようになっている。なお、始動記憶LED26は、液
晶表示器23の変動表示中又は大当り遊技状態中のとき
に打球が始動入賞口4、6a,6bに入賞したときに記
憶保留され、その保留された数だけ始動記憶LED26
が点灯し、液晶表示器23の変動開始毎に1つずつ消灯
するようになっている。ただし、その記憶数は、最高4
個までとされ、それ以上の始動入賞は、無効とされる。
また、図柄表示装置20については、後に詳述する。
賞装置8が配置されている。変動入賞装置8は、前後に
開閉する開閉板9(アタッカーとも言われる)を有して
おり、その開閉板9がアタッカーソレノイド10によっ
て開閉駆動されるようになっている。また、変動入賞装
置8には、開閉板9が開放した状態で受け入れた入賞玉
を検出するカウント用の入賞玉数検出スイッチ12と開
閉板9内の中央に形成されるV入賞口に入賞した入賞玉
を検出するV入賞玉検出スイッチ11とが設けられてい
る。上記のように構成される変動入賞装置8は、後述す
る大当り遊技状態となったときに開閉板9が一定時間
(例えば、30秒)経過するまで、あるいは所定個数
(例えば、10個)の入賞玉が発生するまでアタッカー
ソレノイド10を駆動して開放し、そのような開放状態
(これを開放サイクルという)をV入賞口に入賞玉が入
賞することを条件として所定回数(例えば、16回;こ
れを継続回数という)繰り返すようになっている。しか
して、入賞玉数検出スイッチ12は、開閉板9の1回の
開放中に受け入れられる入賞玉数を計数するために使用
され、V入賞玉検出スイッチ11は、開閉板9が繰り返
して開放される条件を検出するために使用されるもので
ある。
と変動入賞装置8との間に始動入賞口4が設けられてい
る。この始動入賞口4は、図柄表示装置20の変動表示
を許容するものであり、このため、始動入賞口4は、打
球の入賞を検出する始動入賞玉検出スイッチ5を内蔵し
ている。また、始動入賞口4と同様な機能を有する始動
入賞口6a,6bが前記変動入賞装置8の左右両側に設
けられている。この始動入賞口6a,6bも打球の入賞
を検出する始動入賞玉検出スイッチ7a,7bを内蔵し
ている。
の上下左右側方に動作ランプ14a〜14dを内蔵する
入賞口13a〜13dが配置されている。この動作ラン
プ14a〜14dは、各種の遊技状態に応じて点灯した
り点滅したりするものである。また、遊技領域3の左右
両側には動作ランプの一種であり大当り遊技状態となっ
たときに点滅してその旨を遊技者に報知する大当りラン
プ15a,15bも配置されている。また、遊技領域3
の最下方には、上記した入賞口等に入賞しない打球が回
収されるアウト口16も設けられている。更に、遊技領
域3には、落下する打球の方向や速度を変化せしめる多
数の障害釘や複数の風車(共に符号なし)も設けられて
いる。
ついて図2乃至図4を参照して説明する。図2は、図柄
表示装置20の正面図であり、図3は、リーチ状態の後
大当り図柄の組合せによって停止表示される場合の表示
図柄を説明するための図であり、図4は、リーチ状態の
後外れ図柄によって停止表示される場合の表示図柄を説
明するための図である。図2に示すように、図柄表示装
置20は、遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板2
1を有し、該取付基板21には、ほぼ長方形状の表示窓
22が開設され、該表示窓22に液晶表示器23が臨む
ようになっている。そして、液晶表示器23には、垂直
方向に上から下に向かってスクロールする3列のスクロ
ール表示列24a〜24cが表示されるようになってい
る。そして、表示窓22から表示される範囲は、それぞ
れのスクロール列24a〜24cの3区画分である。
24cの変動停止時に、図2に示すように3本の水平当
りラインと2本の対角線当りラインのいずれかの当りラ
イン上に同一の図柄が揃うと大当り遊技状態となる。ま
た、各スクロール変動表示列24a〜24cは、始動入
賞信号に基づいて同時に変動を開始するが、その停止順
序は、まず左側のスクロール表示列24aが停止し、次
いで右側のスクロール表示列24cが停止し、最後に中
央のスクロール表示列24bが停止する。また、左右の
スクロール表示列24a,24cが停止した時点でいず
れかの当りライン上に同一図柄が揃ったときには、リー
チ状態となって、最後に停止する中央のスクロール表示
列24bの変動時間が長くなると共に変動速度もゆっく
りと変動され、且つキャラクター図柄27が表示され
る。このキャラクター図柄27の動作については、後に
詳述する。また、図柄表示装置20の取付基板21に
は、その上方に装飾用の飾りLED25が設けられ、そ
の下方に前述した機能を有する始動記憶LED26が設
けられている。更に、大当り遊技状態時において、変動
入賞装置8の開閉板9の開放回数(継続回数とも言う)
や1回の開放中における入賞個数は、液晶表示器23に
表示されるようになっている。なお、始動記憶LED2
6を設ける代わりに、液晶表示器23で兼用して表示し
ても良い。
入賞装置8の開閉板9等の動作を制御する遊技制御回路
の構成について図5を参照して説明する。図5は、遊技
制御回路の電気的な構成を示したブロックダイヤグラム
である。遊技制御回路には、マイクロコンピュータ30
が使用されている。そのマイクロコンピュータ30に
は、外部ROM31、外部RAM32が接続されてい
る。そして、外部ROM31には、図柄データが設定さ
れている。
33と、大当りパターンカウンタ34と、リーチパター
ンカウンタ35と、外れパターンカウンタ36と、各カ
ウンタ33〜36の中から抽出された値を記憶する各確
定メモリ37と、が形成されている。大当り外れカウン
タ33に対応するそれぞれの確定メモリ37は、始動入
賞口4、6a,6bの保留玉数+1だけのメモリを持っ
ており、各保留玉に対する当り外れ決定用の数値は、始
動入賞時に決定され、その数値が対応するそれぞれ確定
メモリ37に記憶される。また、大当りパターンカウン
タ34は、いずれの当りライン上にどの大当り図柄が配
置されるかのすべての大当りパターン(図示しない)に
対応して設けられるカウンタである。同様にリーチパタ
ーンカウンタ35もすべての種類のリーチパターン(図
示しない)に対応するカウンタであり、外れパターンカ
ウンタ36もすべての種類の外れパターン(図示しな
い)に対応するカウンタである。そして、各パターンカ
ウンタ34〜36の数値は、始動入賞に対応する変動開
始時に決定されるようになっている。
入賞玉を検出する始動入賞玉検出スイッチ5、7a,7
b、V入賞口を通過した入賞玉を検出するV入賞玉検出
スイッチ11、及び開閉板9における入賞玉を検出する
入賞玉数検出スイッチ12は、波形整形回路38を介し
てマイクロコンピュータ30に接続されている。また、
クロック発生回路40は、分周器39を介して外部割込
み信号をマイクロコンピュータ30のINT端子に出力
している。そして、その外部割込み信号に同期してマイ
クロコンピュータ30は、図示しないメインプログラム
を実行する。また、マイクロコンピュータ30のRST
1端子には、タイミング信号発生回路41の出力するタ
イミング信号が入力されており、そのタイミング信号に
同期して図示しない数値発生プログラムが起動される。
また、電源回路43のON動作によってリセット信号発
生回路42から出力されるリセット信号がマイクロコン
ピュータ30のRST2端子に入力されており、そのリ
セット信号により、図示しない初期プログラムが起動さ
れる。
には、LED駆動回路44、LCD駆動回路45、ドラ
イバ46が接続されている。LED駆動回路44には、
始動記憶LED26が接続され、LCD駆動回路45に
は、液晶表示器23(LCDと表示)が接続されてい
る。また、ドライバ46は、マイクロコンピュータ30
からの信号に応じてアタッカーソレノイド10、及び動
作ランプ14a〜14d、15a,15bを駆動制御す
る。なお、マイクロコンピュータ30とLCD駆動回路
45との間にLCD専用のマイクロコンピュータと図柄
データ用ROMとを設け、このマイクロコンピュータで
LCD23を制御しても良い。
される動作のうち、図6を参照して始動入賞における動
作について説明すると、ステップ10で打玉がいずれか
の始動入賞口4、6a,6bに入賞して対応する始動入
賞玉検出スイッチ5、7a,7bをONさせて始動入賞
信号を導出させたか否かが判断され、始動入賞信号がな
ければ、そのサブルーチンを終了し、一方、始動入賞信
号があれば、ステップ20で始動入賞カウンタCの値が
4より小さいか否かが判断される。始動入賞カウンタC
の値が4より大きいときは、既に4個の始動入賞が記憶
されているので、以下の処理をすることなくサブルーチ
ンを終了し、また、始動入賞カウンタCの値が4より小
さいときは、ステップ30で始動入賞カウンタCの値を
更新し、次いでステップ40で大当り外れカウンタ33
の現在の値を対応する確定メモリM(c)に記憶する。
なお、大当り外れカウンタ33は、例えば、0〜234
までの数値が刻々と変化しており、始動入賞時に抽出さ
れた値が、例えば「0」であるときに当りと判定され、
「1〜20」であるときにリーチであると判定され(た
だし、最終的に外れ)、それ以外の値であるときに外れ
と判定される。また、遊技における予め定めた条件(例
えば、奇数回目の大当り遊技状態が終了したという条
件)が成立したときに、大当りの出現確率が高確率とな
るように設定さする場合には、大当り外れカウンタ33
の上限値を小さくなるように変更すれば良い。
23の変動表示動作について説明する。図7及び図8
は、液晶表示器23の変動表示動作を示すフロー図であ
る。まず、大当り遊技状態時には、液晶表示器23は、
通常大当りとなった図柄や、継続回数、入賞個数を表示
するので、ステップ100で大当りフラグがセットされ
ていると判断された場合には、以下の処理が実行される
ことはない。
と判断された場合には、液晶表示器23の表示状態がス
テップ110〜ステップ140で判断される。具体的に
は、ステップ110で液晶表示器23のすべてのスクロ
ール表示列24a〜24cが変動中である状態(状態フ
ラグF=1)であるか否かが判断され、ステップ120
で上段スクロール表示列24aだけが変動停止した状態
(状態フラグF=2)であるか否かが判断され、ステッ
プ130で下段スクロール表示列24cが変動停止した
状態(状態フラグF=3)であるか否かが判断され、ス
テップ140でいずれかの当りライン上で表示される図
柄の組合せがリーチ状態(状態フラグF=4)であるか
否かが判断される。
中でないとき)には、状態フラグF=0であり、このと
きには、ステップ150で始動入賞口4、6a,6bへ
の打球の入賞を記憶する始動入賞カウンタCの値が1以
上であるか否かが判断され、始動入賞カウンタCに記憶
値がないときには、変動表示サブルーチンの以下の処理
が実行されることがなく終了する。
は、ステップ160でタイマt1,t2,t3がセット
され、ステップ170ですべてのスクロール表示列24
a〜24cの変動が開始され、状態フラグFの値に
「1」がセットされ、更に始動入賞カウンタCの値が1
づつ減算される。次いでステップ180で大当り外れ確
定メモリM(c)の値が下位のメモリに更新され、その
更新された確定メモリのうちのM(0)の値が大当りで
あるか否かがステップ190で判断される。M(0)の
値が大当りであると判断されたときには、ステップ20
0でその時点での大当りパターンカウンタ34から1つ
の値が抽出されて対応する確定メモリに記憶され、一
方、大当りでないと判断されたときには、ステップ21
0でM(0)の値がリーチであるか否かが判断され、リ
ーチであるときには、ステップ220でリーチパターン
カウンタ35から1つの値が抽出されて対応する確定メ
モリに記憶され、リーチでないときには、ステップ23
0で外れパターンカウンタ36から1つの値が抽出され
て対応する確定メモリに記憶される。
3は、右スクロール表示列24a、左スクロール表示列
24c、中スクロール表示列24bの変動時間を規制す
るものであり、 t1<t2<t3;t2−t1≒t3−t2 の関係にある。そして、ステップ240でタイマt1の
タイムアップが判断されるが、タイムアップしてないと
きには、タイムアップするまでステップ240→変動表
示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜ステ
ップ110→ステップ240→・・・を繰り返す。
と判断されたときには、ステップ250で右スクロール
表示列24aの変動表示が選択されたパターンに沿って
停止されると共に状態フラグFの値に「2」がセットさ
れる。以下同様にステップ260でタイマt2がタイム
アップしたか否かが判断され、タイムアップしたと判断
された場合には、ステップ270で左スクロール表示列
24cの変動表示が選択されたパターンに沿って停止さ
れると共に状態フラグFの値に「3」がセットされる。
そして、中央を除くスクロール表示列24a,cの変動
表示が停止したときには、ステップ280でM(0)の
値が大当り又はリーチであるか否か、即ちリーチ表示と
なっているか否かが判断される。
0でタイマt3がタイムアップしたか否かが判断され、
タイマt3がタイムアップするまでステップ290→変
動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜
ステップ130→ステップ280→ステップ290→・
・・を繰り返し、タイムアップしたときには、ステップ
300に進み、中スクロール表示列24bの変動表示が
選択されたパターンに沿って停止され、その後、ステッ
プ310で状態フラグをリセットして変動表示サブルー
チンを終了する。
には、ステップ320で状態フラグFの値が「4」であ
るか否かが判断され、「4」でなければステップ330
でタイマt4を新たにセットすると共に状態フラグFの
値に「4」をセットする。ここで、タイマt4は、リー
チ状態のときに最後に変動停止する中スクロール表示列
24bの変動時間を延長するものであり、t4>(t3
−t2)の関係となる値に選ばれる。次いでステップ3
40でキャラクター図柄27を所定の位置に表示する。
所定の位置として本実施例においては、図3(A)及び
図4(A)に示すように、右スクロール表示列24cの
下段図柄に重複するように表示され、そのキャラクター
図柄として魔法使いの少女が魔法の杖を持ち下げた状態
が表示されている。しかして、ステップ350でタイマ
t4がタイムアップしたか否かが判断され、タイマt4
がタイムアップするまでステップ350→変動表示サブ
ルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜ステップ1
40→ステップ350→・・・を繰り返し、タイムアッ
プしたときには、ステップ360に進む。
され、大当りでないと判別されたときには、ステップ3
70でキャラクター図柄27に外れ動作をさせながら中
スクロール表示列24bの変動表示が選択されたパター
ンに沿って停止され、その後、変動表示サブルーチンを
終了する。ここで、本実施例におけるキャラクター図柄
27における外れ動作は、まず、リーチ時(左上り対角
線の当りライン)に表示される魔法の杖の持ち下げ状態
(図4(A))から杖を振り上げた状態(図4(B))
に移行し、次いで中スクロール表示列24bの停止に合
わせ杖を僅かに振るが当りライン上の停止図柄が大当り
図柄ではないので、魔法使いの少女が僅かにずっこけて
「?」マークが表示される(図4(C))。
断された場合には、ステップ380でキャラクター図柄
27に当り動作をさせながら中スクロール表示列24b
の変動表示が選択されたパターンに沿って停止され、ス
テップ390で状態フラグをリセットし、且つ大当りフ
ラグをセットし、その後に変動表示サブルーチンを終了
する。また、ステップ390において、大当りフラグが
セットされると、変動入賞装置8の開閉板9が一定時間
が経過するまで又は所定個数の入賞玉が発生するまでの
開放態様を所定回数実行する。なお、開閉板9の所定回
数の開放態様が終了すると、大当りフラグがリセットさ
れる。また、ステップ380のキャラクター図柄27に
おける当り動作は、リーチ時(左上り対角線の当りライ
ン)に表示される魔法の杖の持ち下げ状態(図3
(A))から杖を振り上げた状態(図3(B))に移行
すると同時に杖から複数個の星が表示され、次いで中ス
クロール表示列24bの停止に合わせ杖を振り下ろして
元の状態に戻して、当りライン上に大当り図柄を表示す
る(図3(C))。
たパチンコ機の構成及び作用について説明したが、本実
施例によれば、リーチ状態における最後に変動停止する
中スクロール表示列24bの変動停止がキャラクター図
柄27の動作の変化によってあたかも操作されているか
の印象を遊技者に与え、従来のように単に文字・図形の
変動速度の変化だけによって遊技者の興味及び期待感を
引き付けていたものよりも、更に大きな興味と期待感を
与えることができると共に今までと異なる興趣を醸し出
すことができる。
して液晶表示器23から構成されるものを示したが、必
ずしも液晶表示器23に限定されるものではなく、例え
ば、CRT等で構成される図柄表示器であっても良い。
また、表示領域におけるスクロール形式は、垂直方向だ
けでなく、水平方向等のスクロールであっても良い。ま
た、キャラクター図柄27の表示される位置、及び動作
も任意に設計すれば良く、更に、出現するキャラクター
図柄も1種類だけではなく複数種類とし、その種類毎に
大当りとなる確率が異なるように設定しても良い。ま
た、上記実施例では、リーチ状態になると、必ずキャラ
クター図柄27が表示されるものとして説明したが、リ
ーチ状態の何分の1かの確率でキャラクター図柄27が
表示されるようにしても良い。また、パチンコ機におけ
る遊技内容も、いわゆるデジタル式ゲームだけでなく、
ヒコーキ式ゲームや権利発生式ゲームであっても良い。
更に、遊技機としてパチンコ機を例示したが、スロット
マシーンやTVゲーム等の遊技機であっても良い。
表示装置の図柄の変化に関与するように図柄に働きかけ
る動作、表示装置に表示される図柄に変化を与えるきっ
かけを付与する動作、または表示装置に表示される図柄
に対し静的態様と動的態様との切換を促す動作のいずれ
かが、所定条件下で実行されることから、単なる図柄の
変化だけによる演出とは異なり、図柄の変化と補助遊技
による働きかけとが有機的つながりを持った独特の演出
を遊技者に見せることができ、遊技に厚みが増すととも
に遊技者を飽きさせないという特有の効果が得られる。
また、かかる補助遊技を表示装置に表示されるキャラク
タによって行うようにすれば、簡易にその補助遊技を実
現できるとともにバリエーションをもたせることも容易
になる。
適用したパチンコ機の遊技盤の正面図である。
る。
止表示される場合の表示図柄を説明するための図であ
る。
る場合の表示図柄を説明するための図である。
である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 図柄表示器に変動表示される複数の図柄
列の停止時の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せと
なったときに大当り遊技状態となる遊技機において、 前記複数の図柄列のうち、1つを除く他の図柄列の停止
時の組合せが前記大当り図柄の組合せであるリーチ状態
となったときに、前記図柄表示器にキャラクター図柄を
表示し、最後に停止する図柄列の変動停止動作に関連づ
けて前記キャラクター図柄の動作を変化せしめるように
表示制御することを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008507A JP3690280B2 (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 遊技機 |
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Family
ID=18876120
Family Applications (1)
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2001
- 2001-01-17 JP JP2001008507A patent/JP3690280B2/ja not_active Expired - Fee Related
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