JP2001009121A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001009121A
JP2001009121A JP2000183620A JP2000183620A JP2001009121A JP 2001009121 A JP2001009121 A JP 2001009121A JP 2000183620 A JP2000183620 A JP 2000183620A JP 2000183620 A JP2000183620 A JP 2000183620A JP 2001009121 A JP2001009121 A JP 2001009121A
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雅幸 坂井田
Wataru Oshimi
渉 押見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】図柄表示領域毎の区切りに拘束されない表示態
様を実現することができる遊技機を提供する。 【解決手段】小さく表示される図柄(にんじん)をスク
ロール変動して複数の当りラインを成立させたり、ある
いは大きく表示される図柄(人形)をスクロール変動し
て単一の当りラインを成立させたりして大当り図柄の組
合せの成立する当りラインの数が変化せしめられるよう
に変動制御する。ここで、大きく表示される図柄(人
形)は、必ずしも個々のスクロール表示列24a〜24
cの上下幅に拘束されず、液晶表示器23全体に亘るダ
イナミックな表示がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機、例えば、パチンコ遊技機
においては、図柄表示装置の変動停止時に表示される図
柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せとなったと
きに、大当り遊技状態となって変動入賞装置を所定期間
開放する動作を複数回行って短期間に多量の賞品球を獲
得せしめるようにしたものが数多く提案されている。こ
のようなパチンコ遊技機における図柄表示装置において
は、大当り遊技状態となる大当り図柄が並ぶ当りライン
の数が予め定められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記大
当り図柄を構成する図柄は図柄表示領域毎に完結された
完結図柄であり、その完結図柄として同一のものが前記
当りライン上に並ぶかどうかで大当りが決定されていた
ため、変化に乏しく遊技者に飽きられ易いという欠点が
あった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、図柄表示領域毎の区切り
に拘束されない表示態様を実現することができる遊技機
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1に係る発明では、複数のスクロール表
示列を備え、各スクロール表示列において図柄を変動表
示した後に停止表示する図柄表示装置を有する遊技機で
あって、前記図柄の中には、複数の図柄表示領域に跨る
完成図柄を形成するための部分図柄を、前記各スクロー
ル表示列に対応してそれぞれ包含させ、前記各スクロー
ル表示列を前記図柄表示装置に設けられた単一の表示器
に表示させ、前記停止表示時に前記完成図柄が表示され
た場合には、遊技者に大きな遊技価値を付与することを
特徴とする。請求項2に係る発明では、複数の図柄表示
領域を備え、各図柄表示領域において図柄を変動表示し
た後に確定表示する図柄表示装置を有する遊技機であっ
て、前記図柄の中には、複数の図柄表示領域に跨る完成
図柄を形成するための部分図柄を、前記各図柄表示領域
に対応してそれぞれ包含させ、前記図柄表示装置を単一
の電気的表示装置によって構成するとともに、各図柄表
示領域を隣接配置し、前記確定表示時に前記完成図柄が
表示された場合には、遊技者に有利な遊技状態を発生さ
せることを特徴とする。請求項3に係る発明では、請求
項1又は2記載の遊技機において、前記完成図柄はキャ
ラクタ図柄であることを特徴とする。請求項4に係る発
明では、請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機にお
いて、前記各スクロール表示列又は各図柄表示領域は、
上下に並設されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1に係る発明では、複数のスクロール表
示列を備えて各スクロール表示列に図柄が表示されるも
のであるにもかかわらず、各スクロール表示列をあわせ
た広い部分に大きな完成図柄を表示することができ、各
スクロール表示列毎に完成図柄を表示する場合と比べて
ダイナミックにしかも美しく図柄を表示することができ
る。また、従来の同一図柄の組合せといったものとは全
く異なる、部分図柄の組合せが完成するか否かといった
新たな面白みを遊技者に満喫させることができる。更
に、液晶表示器等の単一の表示器によって図柄表示装置
を構成して各スクロール表示列を並設したので、ドラム
等の機械的表示装置を用いた場合に比べ、部分図柄間の
輪郭線を明示することなく完成図柄を表示でき、明確か
つ美しい完成図柄を表示させることが可能となる。ま
た、請求項2に係る発明では、複数の図柄表示領域を備
えて各図柄表示領域に図柄が表示されるものであるにも
かかわらず、各図柄表示領域をあわせた広い部分に大き
な完成図柄を表示することができ、各図柄表示領域毎に
完成図柄を表示する場合と比べてダイナミックにしかも
美しく図柄を表示することができる。また、従来の同一
図柄の組合せといったものとは全く異なる、部分図柄の
組合せが完成するか否かといった新たな面白みを遊技者
に満喫させることができる。更に、電気的表示装置によ
って図柄表示装置を構成して各図柄表示領域を並設した
ので、ドラム等の機械的表示装置を用いた場合に比べ、
部分図柄間の輪郭線を明示することなく完成図柄を表示
でき、明確かつ美しい完成図柄を表示させることが可能
となる。また、請求項3に係る発明では、前記完成図柄
をキャラクタ図柄によって構成したことにより、完成図
柄を理解し易く、何をもって完成図柄とするかについて
遊技者が戸惑うことがない。更に、請求項4に係る発明
では、前記各スクロール表示列又は各図柄表示領域を上
下に並設したので、人物等の縦長のキャラクタ等を完成
図柄として用いる際に表示領域を有効に利用することが
できるようになって有利になる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本考案の実
施例について説明する。まず、図1を参照して実施例に
係る図柄表示装置20が適用される遊技機の一例として
のパチンコ機の遊技盤1の構成について説明する。図1
は、遊技盤1の正面図である。図において、遊技盤1の
前面には、ほぼ円状に設けられる誘導レール2によって
区画された遊技領域3が形成されている。遊技領域3の
ほぼ中央には、図柄表示装置20が配置されている。
【0007】この図柄表示装置20は、図柄を変動表示
する液晶表示器23と、後述する始動入賞口4、6a,
6bに入賞した入賞玉数を記憶した旨を報知する複数
(4つ)の始動記憶LED26と、がそれぞれ前面に臨
むようになっている。なお、始動記憶LED26は、液
晶表示器23の変動表示中又は大当り遊技状態中のとき
に打球が始動入賞口4、6a,6bに入賞したときに記
憶保留され、その保留された数だけ始動記憶LED26
が点灯し、液晶表示器23の変動開始毎に1つずつ消灯
するようになっている。ただし、その記憶数は、最高4
個までとされ、それ以上の始動入賞は、無効とされる。
また、図柄表示装置20については、後に詳述する。
【0008】上記した図柄表示装置20の下方に変動入
賞装置8が配置されている。変動入賞装置8は、前後に
開閉する開閉板9(アタッカーとも言われる)を有して
おり、その開閉板9がアタッカーソレノイド10によっ
て開閉駆動されるようになっている。また、変動入賞装
置8には、開閉板9が開放した状態で受け入れた入賞玉
を検出するカウント用の入賞玉数検出スイッチ12と開
閉板9内の中央に形成されるV入賞口に入賞した入賞玉
を検出するV入賞玉検出スイッチ11とが設けられてい
る。上記のように構成される変動入賞装置8は、後述す
る大当り遊技状態となったときに開閉板9が一定時間
(例えば、30秒)経過するまで、あるいは所定個数
(例えば、10個)の入賞玉が発生するまでアタッカー
ソレノイド10を駆動して開放し、そのような開放状態
(これを開放サイクルという)をV入賞口に入賞玉が入
賞することを条件として所定回数(例えば、16回;こ
れを継続回数という)繰り返すようになっている。しか
して、入賞玉数検出スイッチ12は、開閉板9の1回の
開放中に受け入れられる入賞玉数を計数するために使用
され、V入賞玉検出スイッチ11は、開閉板9が繰り返
して開放される条件を検出するために使用されるもので
ある。
【0009】また、遊技領域3には、図柄表示装置20
と変動入賞装置8との間に始動入賞口4が設けられてい
る。この始動入賞口4は、図柄表示装置20の変動表示
を許容するものであり、このため、始動入賞口4は、打
球の入賞を検出する始動入賞玉検出スイッチ5を内蔵し
ている。また、始動入賞口4と同様な機能を有する始動
入賞口6a,6bが前記変動入賞装置8の左右両側に設
けられている。この始動入賞口6a,6bも打球の入賞
を検出する始動入賞玉検出スイッチ7a,7bを内蔵し
ている。
【0010】更に、遊技領域3には、図柄表示装置20
の上下左右側方に動作ランプ14a〜14dを内蔵する
入賞口13a〜13dが配置されている。この動作ラン
プ14a〜14dは、各種の遊技状態に応じて点灯した
り点滅したりするものである。また、遊技領域3の左右
両側には動作ランプの一種であり大当り遊技状態となっ
たときに点滅してその旨を遊技者に報知する大当りラン
プ15a,15bも配置されている。また、遊技領域3
の最下方には、上記した入賞口等に入賞しない打球が回
収されるアウト口16も設けられている。更に、遊技領
域3には、落下する打球の方向や速度を変化せしめる多
数の障害釘や複数の風車(共に符号なし)も設けられて
いる。
【0011】次に、前記した図柄表示装置20の構成に
ついて図2乃至図4を参照して説明する。図2は、図柄
表示装置20の正面図であり、図3は、図柄表示装置2
0の液晶表示器23にスクロール表示される図柄を表示
される順に表した図であり、図4は、異なる当りライン
数で大当り図柄が揃う可能性がある場合の液晶表示器2
3の正面図である。図2に示すように、図柄表示装置2
0は、遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板21を
有し、該取付基板21には、ほぼ長方形状の表示窓22
が開設され、該表示窓22に液晶表示器23が臨むよう
になっている。そして、液晶表示器23には、水平方向
に左から右に向かってスクロールする3列のスクロール
表示列24a〜24cが表示されるようになっている。
各スクロール表示列24a〜24cは、図3に示される
ように、見掛け上22区画に区画され、ほとんどの部分
で1区画に1つの完結した図柄(ハートマーク、にんじ
ん、ぶどう、リンゴ、ビワ、チェリー)が表示される
が、一部分では、3区画を使用して1つの部分図柄(女
の子を示す人形、ラビット)が表示される。そして、表
示窓22から表示される範囲は、それぞれのスクロール
列24a〜24cの3区画分である。
【0012】しかして、スクロール変動表示列24a〜
24cの変動停止時に表示窓22に表示される図柄がす
べて完結図柄であるときには、図4(B)に示すよう
に、垂直方向の3本の当りライン1〜3と、対角線の2
本の当りライン4、5の合計5本の当りラインが発生す
ることとなり、その5本の当りライン上のいずれかに同
一の大当り図柄(にんじん、ぶどう、リンゴ、ビワ、チ
ェリー)が揃うと大当り遊技状態となる。また、変動停
止時に表示窓22に表示される図柄が部分図柄だけであ
るときには、図4(A)に示すように、全体で1つの図
柄を完結させるものであるから結果的に1つの当りライ
ンしか発生しないこととなる。そして、部分図柄によっ
て1つの図柄が完結されたときには、大当り遊技状態と
なる。なお、各スクロール変動表示列24a〜24c
は、始動入賞信号に基づいて同時に変動を開始するが、
その停止順序は、まず上段のスクロール表示列24aが
停止し、次いで下段のスクロール表示列24cが停止
し、最後に中央のスクロール表示列24bが停止する。
また、上下のスクロール表示列24a,24cが停止し
た時点でいずれかの当りライン上に大当り図柄が揃った
ときには、リーチ状態となって、最後に停止する中央の
スクロール表示列24bの変動時間が長くなると共に変
動速度もゆっくりと変動される。なお、図柄表示装置2
0の取付基板21には、その上方に装飾用の飾りLED
25が設けられ、その下方に前述した機能を有する始動
記憶LED26が設けられている。始動記憶LED26
は、液晶表示器23で表示しても良い。また、大当り遊
技状態時において、変動入賞装置8の開閉板9の開放回
数(継続回数とも言う)や1回の開放中における入賞個
数は、液晶表示器23に表示されるようになっている。
【0013】以上説明した図柄表示装置20、及び変動
入賞装置8の開閉板9等の動作を制御する遊技制御回路
の構成について図5を参照して説明する。図5は、遊技
制御回路の電気的な構成を示したブロックダイヤグラム
である。遊技制御回路には、マイクロコンピュータ30
が使用されている。そのマイクロコンピュータ30に
は、外部ROM31、外部RAM32が接続されてい
る。そして、外部ROM31には、図柄データが設定さ
れている。
【0014】外部RAM32には、大当り外れカウンタ
33と、大当りパターンカウンタ34と、リーチパター
ンカウンタ35と、外れパターンカウンタ36と、各カ
ウンタ33〜36の中から抽出された値を記憶する各確
定メモリ37と、が形成されている。大当り外れカウン
タ33に対応するそれぞれの確定メモリ37は、始動入
賞口4、6a,6bの保留玉数+1だけのメモリを持っ
ており、各保留玉に対する当り外れ決定用の数値は、始
動入賞時に決定され、その数値が対応するそれぞれ確定
メモリ37に記憶される。また、大当りパターンカウン
タ34は、いずれの当りライン上にどの大当り図柄が配
置されるかのすべての大当りパターンに対応して設けら
れるカウンタである。具体的には、図8に示すように、
0〜29までのカウンタ値に対応して大当りパターンが
設定されている。同様にリーチパターンカウンタ35も
すべての種類のリーチパターン(図示しない)に対応す
るカウンタであり、外れパターンカウンタ36もすべて
の種類の外れパターン(図示しない)に対応するカウン
タである。そして、各パターンカウンタ34〜36の数
値は、始動入賞に対応する変動開始時に決定されるよう
になっている。
【0015】一方、始動入賞口4、6a,6bにおける
入賞玉を検出する始動入賞玉検出スイッチ5、7a,7
b、V入賞口を通過した入賞玉を検出するV入賞玉検出
スイッチ11、及び開閉板9における入賞玉を検出する
入賞玉数検出スイッチ12は、波形整形回路38を介し
てマイクロコンピュータ30に接続されている。また、
クロック発生回路40は、分周器39を介して外部割込
み信号をマイクロコンピュータ30のINT端子に出力
している。そして、その外部割込み信号に同期してマイ
クロコンピュータ30は、図示しないメインプログラム
を実行する。また、マイクロコンピュータ30のRST
1端子には、タイミング信号発生回路41の出力するタ
イミング信号が入力されており、そのタイミング信号に
同期して図示しない数値発生プログラムが起動される。
また、電源回路43のON動作によってリセット信号発
生回路42から出力されるリセット信号がマイクロコン
ピュータ30のRST2端子に入力されており、そのリ
セット信号により、図示しない初期プログラムが起動さ
れる。
【0016】マイクロコンピュータ30の各出力ポート
には、LED駆動回路44、LCD駆動回路45、ドラ
イバ46が接続されている。LED駆動回路44には、
始動記憶LED26が接続され、LCD駆動回路45に
は、液晶表示器23(LCDと表示)が接続されてい
る。また、ドライバ46は、マイクロコンピュータ30
からの信号に応じてアタッカーソレノイド10、及び動
作ランプ14a〜14d、15a,15bを駆動制御す
る。なお、マイクロコンピュータ30とLCD駆動回路
45との間にLCD専用のマイクロコンピュータを設
け、このマイクロコンピュータでLCD23を制御して
も良い。
【0017】次に、上記した遊技制御回路によって制御
される動作のうち、図6を参照して始動入賞における動
作について説明すると、ステップ10で打玉がいずれか
の始動入賞口4、6a,6bに入賞して対応する始動入
賞玉検出スイッチ5、7a,7bをONさせて始動入賞
信号を導出させたか否かが判断され、始動入賞信号がな
ければ、そのサブルーチンを終了し、一方、始動入賞信
号があれば、ステップ20で始動入賞カウンタCの値が
4より小さいか否かが判断される。始動入賞カウンタC
の値が4より大きいときは、既に4個の始動入賞が記憶
されているので、以下の処理をすることなくサブルーチ
ンを終了し、また、始動入賞カウンタCの値が4より小
さいときは、ステップ30で始動入賞カウンタCの値を
更新し、次いでステップ40で大当り外れカウンタ33
の現在の値を対応する確定メモリM(c)に記憶する。
なお、大当り外れカウンタ33は、例えば、0〜234
までの数値が刻々と変化しており、始動入賞時に抽出さ
れた値が、例えば「0」であるときに当りと判定され、
「1〜20」であるときにリーチであると判定され(た
だし、最終的に外れ)、それ以外の値であるときに外れ
と判定される。なお、遊技における予め定めた条件(例
えば、奇数回目の大当り遊技状態が終了したという条
件)が成立したときに、大当りの出現確率が高確率とな
るように設定さする場合には、大当り外れカウンタ33
の上限値を小さくなるように変更すれば良い。
【0018】次に、図7を参照して液晶表示器23の変
動表示動作について説明する。図7は、液晶表示器23
の変動表示動作を示すフロー図である。まず、大当り遊
技状態時には、液晶表示器23は、通常大当りとなった
図柄や、継続回数、入賞個数を表示するので、ステップ
100で大当りフラグがセットされていると判断された
場合には、以下の処理が実行されることはない。
【0019】一方、大当りフラグがセットされていない
と判断された場合には、液晶表示器23の状態をステッ
プ110〜ステップ140で判断する。具体的には、ス
テップ110で液晶表示器23のすべてのスクロール表
示列24a〜24cが変動中である状態(状態フラグF
=1)であるか否かが判断され、ステップ120で上段
スクロール表示列24aだけが変動停止した状態(状態
フラグF=2)であるか否かが判断され、ステップ13
0で下段スクロール表示列24cが変動停止した状態
(状態フラグF=3)であるか否かが判断され、ステッ
プ140でいずれかの当りライン上で表示される図柄の
組合せがリーチ状態(状態フラグF=4)であるか否か
が判断される。
【0020】上記したいずれの状態でもないとき(変動
中でないとき)には、状態フラグF=0であり、このと
きには、ステップ150で始動入賞口4、6a,6bへ
の打球の入賞を記憶する始動入賞カウンタCの値が1以
上であるか否かが判断され、始動入賞カウンタCに記憶
値がないときには、変動表示サブルーチンの以下の処理
が実行されることがなく終了する。
【0021】始動入賞カウンタCの値が1以上のときに
は、ステップ160でタイマt1,t2,t3がセット
され、ステップ170ですべてのスクロール表示列24
a〜24cの変動が開始され、状態フラグFの値に
「1」がセットされ、更に始動入賞カウンタCの値が1
づつ減算される。次いでステップ180で大当り外れ確
定メモリM(c)の値が下位のメモリに更新され、その
更新された確定メモリのうちのM(0)の値が大当りで
あるか否かがステップ190で判断される。M(0)の
値が大当りであると判断されたときには、ステップ20
0でその時点での大当りパターンカウンタ34から1つ
の値が抽出されて対応する確定メモリに記憶され、一
方、大当りでないと判断されたときには、ステップ21
0でM(0)の値がリーチであるか否かが判断され、リ
ーチであるときには、ステップ220でリーチパターン
カウンタ35から1つの値が抽出されて対応する確定メ
モリに記憶され、リーチでないときには、ステップ23
0で外れパターンカウンタ36から1つの値が抽出され
て対応する確定メモリに記憶される。
【0022】ところで、前記したタイマt1,t2,t
3は、上段スクロール表示列24a、下段スクロール表
示列24c、中段スクロール表示列24bの変動時間を
規制するものであり、 t1<t2<t3;t2−t1≒t3−t2 の関係にある。そして、ステップ240でタイマt1の
タイムアップが判断されるが、タイムアップしてないと
きには、タイムアップするまでステップ240→変動表
示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜ステ
ップ110→ステップ240→・・・を繰り返す。
【0023】しかして、タイマt1がタイムアップした
と判断されたときには、ステップ250で上段スクロー
ル表示列24aの変動表示が選択されたパターンに沿っ
て停止されると共に状態フラグFの値に「2」がセット
される。以下同様にステップ260でタイマt2がタイ
ムアップしたか否かが判断され、タイムアップしたと判
断された場合には、ステップ270で下段スクロール表
示列24cの変動表示が選択されたパターンに沿って停
止されると共に状態フラグFの値に「3」がセットされ
る。そして、中央を除くスクロール表示列24a,cの
変動表示が停止したときには、ステップ280でM
(0)の値が大当り又はリーチであるか否か、即ちリー
チ表示となっているか否かが判断される。
【0024】リーチ表示でない場合には、ステップ29
0でタイマt3がタイムアップしたか否かが判断され、
タイマt3がタイムアップするまでステップ290→変
動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜
ステップ130→ステップ280→ステップ290→・
・・を繰り返し、タイムアップしたときには、ステップ
330に進む。
【0025】一方、リーチ表示であると判断された場合
には、ステップ300で状態フラグFの値が「4」であ
るか否かが判断され、「4」でなければステップ310
でタイマt4を新たにセットすると共に状態フラグFの
値に「4」をセットする。ここで、タイマt4は、リー
チ状態のときに最後に変動停止する中段スクロール表示
列24bの変動時間を延長するものであり、t4>(t
3−t2)の関係となる値に選ばれる。しかして、ステ
ップ320でタイマt4がタイムアップしたか否かが判
断され、タイマt4がタイムアップするまでステップ3
20→変動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチ
ン開始〜ステップ140→ステップ320→・・・を繰
り返し、タイムアップしたときには、ステップ330に
進む。
【0026】リーチ表示でないときのタイマt3がタイ
ムアップしたとき、リーチ表示であるときのタイマt4
がタイムアップしたときには、ステップ330で中段ス
クロール表示列24bの変動表示が選択されたパターン
に沿って停止され、その後、ステップ340で大当り図
柄の組合せであるか否かが判断され、大当りでないと判
断されたときには、ステップ350で状態フラグをリセ
ットし、一方、大当りであると判断された場合には、ス
テップ360で状態フラグをリセットし、且つ大当りフ
ラグをセットし、その後に変動表示サブルーチンを終了
する。また、ステップ360において、大当りフラグが
セットされると、変動入賞装置8の開閉板9が一定時間
が経過するまで又は所定個数の入賞玉が発生するまでの
開放態様を所定回数実行する。なお、開閉板9の所定回
数の開放態様が終了すると、大当りフラグがリセットさ
れる。
【0027】以上、実施例に係る図柄表示装置20を備
えたパチンコ機の構成及び作用について説明したが、本
実施例によれば、小さく表示される図柄をスクロール変
動して複数の当りラインを成立させたり、あるいは大き
く表示される図柄をスクロール変動して単一の当りライ
ンを成立させたりして大当り図柄の組合せの成立する当
りラインの数が変化せしめられるように変動制御される
ので、変動中における図柄の表示に遊技者の注意を向け
ることができ、遊技者の興趣を盛り上げることができ
る。
【0028】なお、上記した実施例では、電気的な図柄
表示装置として液晶表示器23から構成されるものを示
したが、必ずしも液晶表示器23に限定されるものでは
なく、例えば、CRT、ドットマトリックスLED等で
構成される電気的な図柄表示装置であっても良い。ま
た、表示領域におけるスクロール形式は、水平方向だけ
でなく、垂直方向等のスクロールであっても良い。ま
た、表示される図柄の表示列も縦横3個ずつではなくそ
れ以上でも良く、更に、それらの図柄によって構成され
る当りラインも必ずしも直線的なものだけに限らず、折
れ線的な当りラインや斜め平行状の当りラインでも良
い。また、パチンコ機における遊技内容も、いわゆるデ
ジタル式ゲームだけでなく、ヒコーキ式ゲームや権利発
生式ゲームであっても良い。更に、遊技機としてパチン
コ機以外にも、スロットマシン、TVゲーム等に上記し
た変更例を含めて適用しても良い。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明では、複数のスクロール表示列
を備えて各スクロール表示列に図柄が表示されるもので
あるにもかかわらず、各スクロール表示列をあわせた広
い部分に大きな完成図柄を表示することができ、各スク
ロール表示列毎に完成図柄を表示する場合と比べてダイ
ナミックにしかも美しく図柄を表示することができる。
また、従来の同一図柄の組合せといったものとは全く異
なる、部分図柄の組合せが完成するか否かといった新た
な面白みを遊技者に満喫させることができる。更に、液
晶表示器等の単一の表示器によって図柄表示装置を構成
して各スクロール表示列を並設したので、ドラム等の機
械的表示装置を用いた場合に比べ、部分図柄間の輪郭線
を明示することなく完成図柄を表示でき、明確かつ美し
い完成図柄を表示させることが可能となる。また、請求
項2に係る発明では、複数の図柄表示領域を備えて各図
柄表示領域に図柄が表示されるものであるにもかかわら
ず、各図柄表示領域をあわせた広い部分に大きな完成図
柄を表示することができ、各図柄表示領域毎に完成図柄
を表示する場合と比べてダイナミックにしかも美しく図
柄を表示することができる。また、従来の同一図柄の組
合せといったものとは全く異なる、部分図柄の組合せが
完成するか否かといった新たな面白みを遊技者に満喫さ
せることができる。更に、電気的表示装置によって図柄
表示装置を構成して各図柄表示領域を並設したので、ド
ラム等の機械的表示装置を用いた場合に比べ、部分図柄
間の輪郭線を明示することなく完成図柄を表示でき、明
確かつ美しい完成図柄を表示させることが可能となる。
また、請求項3に係る発明では、前記完成図柄をキャラ
クタ図柄によって構成したことにより、完成図柄を理解
し易く、何をもって完成図柄とするかについて遊技者が
戸惑うことがない。更に、請求項4に係る発明では、前
記各スクロール表示列又は各図柄表示領域を上下に並設
したので、人物等の縦長のキャラクタ等を完成図柄とし
て用いる際に表示領域を有効に利用することができるよ
うになって有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る図柄表示装置を適用したパチンコ
機の遊技盤の正面図である。
【図2】図柄表示装置の正面図である。
【図3】図柄表示装置の液晶表示器にスクロール表示さ
れる図柄を表示される順に表した図である。
【図4】異なる当りライン数で大当り図柄が揃う可能性
がある場合の液晶表示器の正面図である。
【図5】遊技動作を制御する遊技制御回路のブロック図
である。
【図6】始動入賞時における動作を示すフロー図であ
る。
【図7】変動表示動作を示すフロー図である。
【図8】大当りパターンカウンタの値と大当り図柄の成
立状態との関係を示す一覧表図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 始動入賞口 6a,6b 始動入賞口 8 変動入賞装置 9 開閉板 20 図柄表示装置 22 表示窓 23 液晶表示器 24a 上段スクロール表示列 24b 中段スクロール表示列 24c 下段スクロール表示列 30 マイクロコンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスクロール表示列を備え、各スク
    ロール表示列において図柄を変動表示した後に停止表示
    する図柄表示装置を有する遊技機であって、 前記図柄の中には、複数の図柄表示領域に跨る完成図柄
    を形成するための部分図柄を、前記各スクロール表示列
    に対応してそれぞれ包含させ、 前記各スクロール表示列を前記図柄表示装置に設けられ
    た単一の表示器に表示させ、 前記停止表示時に前記完成図柄が表示された場合には、
    遊技者に大きな遊技価値を付与することを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 複数の図柄表示領域を備え、各図柄表示
    領域において図柄を変動表示した後に確定表示する図柄
    表示装置を有する遊技機であって、 前記図柄の中には、複数の図柄表示領域に跨る完成図柄
    を形成するための部分図柄を、前記各図柄表示領域に対
    応してそれぞれ包含させ、 前記図柄表示装置を単一の電気的表示装置によって構成
    するとともに、各図柄表示領域を隣接配置し、 前記確定表示時に前記完成図柄が表示された場合には、
    遊技者に有利な遊技状態を発生させることを特徴とする
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記完成図柄はキャラクタ図柄であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記各スクロール表示列又は各図柄表示
    領域は、上下に並設されていることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の記載の遊技機。
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