JP3812314B2 - 遊技機 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、図柄表示装置を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転ドラムやLCD又はドットマトリックスからなる図柄表示装置においては、複数の図柄が並ぶ当りラインを複数個設定して大当りが出現するチャンスが多くあるような印象を遊技者に与え、もって遊技の興趣を盛り上げるものが提案されているが、このような当りラインが複数個設定されているものであっても、その当りラインの数は、水平方向及び斜め方向をすべて合わせて5個迄のものが主流であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、上記したような当りラインの数が5個の図柄表示装置が長期間に亘って提供されてきたため、新鮮味がなく遊技者に飽きられつつあるのが現状であった。また、遊技の複雑化等により図柄の推移が遊技者には分かり難くなってきており、これにより遊技者にとっては却って遊技の興趣がそがれる結果となるおそれがある。
ここで、上記従来の図柄表示装置にあっては複数の変動表示列を設定しているのが普通であり、また、当りラインの増加を図るには変動表示列数を増加させることが考えられる。ところが、いずれの場合にあっても、変動表示列が複数となって、変動表示列の変動表示がいつ停止されるのかを遊技者が見逃すおそれがあるし、特に変動表示列数を増加させたものではその問題点が顕著となる。本発明は、変動表示列数が複数又は多数の場合にあっても次に停止表示される変動表示列が遊技者に明確になるようにし、以って表示の推移を分かり易くさせることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するための特徴的手段を以下に示す。なお、後述する実施例の対応する構成を括弧書きで示す。
すなわち、本発明においては、
複数の図柄を含む縦方向の変動表示列(変動表示列24a〜24e)を複数列変動表示する図柄表示装置(図柄表示装置20)を備え、水平又は斜め方向に予め設定されている有効ライン(当りラインA〜O)上に変動停止された図柄の組み合わせが同一図柄の組み合わせである場合に当り遊技状態を生起せしめる遊技機において、
前記図柄表示装置の表示画面に、前記変動表示列を横方向に5列並べるとともに各列につき縦方向に3図柄を視認し得るよう表示するとともに、3個の図柄が並ぶ水平方向及び斜め方向のすべての直線を有効ラインとすることにより、水平方向の有効ラインとして、中央の変動表示列とその左側の変動表示列と更にその左側の変動表示列によって構成される第1水平有効ライン(当りラインA,D,G)、中央の変動表示列とその右側の変動表示列と更にその右側の変動表示列によって構成される第2水平有効ライン(当りラインC,F,I)、及び、中央の変動表示列とその両側の変動表示列によって構成される第3水平有効ライン(当りラインB,E,H)をそれぞれ上中下段の3ラインずつとし、
さらに、中央の変動表示列に対してその一側にある変動表示列を、第1図柄が上段に停止した場合に第2図柄が下段に停止する区間を有する図柄配列とし、中央の変動表示列に対してその他側にある変動表示列を、第1図柄が下段に停止した場合に第2図柄が上段に停止する区間を有する図柄配列とし、
前記各変動表示列のうち、左右両端側の変動表示列の図柄が変動停止した後にその内側の変動表示列の図柄が変動停止し、最後に中央の変動表示列の図柄が変動停止する停止順序で前記各変動表示列の図柄が変動停止するように、前記中央列の図柄が変動停止する前の段階で前記有効ライン上に2個の同一図柄を並べてリーチ表示を行うように変動表示制御する変動表示制御手段(マイクロコンピュータ30)を備え、
(1)前記中央の変動表示列の図柄が変動停止される前段階において特定第1水平有効ライン上の停止図柄と特定第2水平有効ライン上の停止図柄とがいずれも同一図柄であって、これら特定第1水平有効ラインと特定第2水平有効ラインとが上下段にずれた位置関係となるリーチ表示を有することにより、中央の変動表示列における、前記特定第1水平有効ラインと、前記特定第2水平有効ラインと、前記中央の変動表示列とその左右両側の変動表示列の図柄が斜めに並ぶ斜め有効ラインとの3位置のいずれかに前記同一図柄が停止された場合に同一図柄の組み合わせが成立するものであり、
(2)前記中央の変動表示列の図柄が変動停止される前段階において前記特定第1水平有効ライン上の停止図柄と前記特定第2水平有効ライン上の停止図柄とがいずれも前記第1図柄で同一であって、これら特定第1水平有効ラインと特定第2水平有効ラインとが上下段にずれた位置関係となり、且つ中央の変動表示列に対してその両側の変動表示列における前記各特定水平有効ラインと異なる上下段に前記第2図柄が停止するリーチ表示を有することにより、中央の変動表示列における、前記特定第1水平有効ラインと、前記特定第2水平有効ラインと、前記中央の変動表示列とその左右両側の変動表示列の図柄が斜めに並ぶ斜め有効ラインとの3位置のいずれかに前記第1図柄が停止された場合、又は中央の変動表示列における中段に前記第2図柄が停止された場合に同一図柄の組み合わせが成立するものであることを特徴とする。
【0005】
【作用】
中央の変動表示列の図柄が変動停止される前段階において特定第1水平有効ライン上の停止図柄と特定第2水平有効ライン上の停止図柄とがいずれも同一図柄であって、これら特定第1水平有効ラインと特定第2水平有効ラインとが上下段にずれた位置関係となるリーチ表示を行うことにより、最後に停止表示される中央の変動表示列では、当り表示となり得る前記図柄と同一図柄がどこに停止しても当り表示となることから当る可能性が高いという印象を遊技者に与えることができ、リーチ表示となった場合における同一図柄の組み合わせが成立し得る図柄位置数で遊技に抑揚をもたせることができる。
また、中央の変動表示列の図柄が変動停止される前段階において特定第1水平有効ライン上の停止図柄と特定第2水平有効ライン上の停止図柄とがいずれも第1図柄で同一であって、これら特定第1水平有効ラインと特定第2水平有効ラインとが上下段にずれた位置関係となり、且つ中央の変動表示列に対してその両側の変動表示列における各特定水平有効ラインと異なる上下段に第2図柄が停止するリーチ表示を行うことにより、最後に停止表示される中央の変動表示列では、第1図柄がどこに停止しても当り表示となることに加えて、第2図柄が中段に停止しても当り表示となることから当る可能性が高いという印象を遊技者に与えることができ、リーチ表示となった場合における同一図柄の組み合わせが成立し得る図柄位置数で遊技に抑揚をもたせることができる。
【0006】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明する。まず、図2を参照して実施例に係る図柄表示装置20が適用されるパチンコ機の遊技盤1の構成について説明する。図2は、遊技盤1の正面図である。図において、遊技盤1の前面には、ほぼ円状に設けられる誘導レール2によって区画された遊技領域3が形成されている。遊技領域3のほぼ中央には、図柄表示装置20が配置されている。
【0007】
この図柄表示装置20は、横3列・縦5列の図柄を表示する液晶表示器23と、後述する始動入賞口4、5a,5bに入賞した入賞玉数を記憶した旨を報知する複数(4つ)の始動記憶LED26と、がそれぞれ前面に臨むようになっている。なお、始動記憶LED26は、液晶表示器23の変動表示中又は大当り状態中のときに打球が始動入賞口4、5a,5bに入賞したときに記憶保留され、その保留された数だけ始動記憶LED26が点灯し、液晶表示器23の変動開始毎に1つずつ消灯するようになっている。ただし、その記憶数は、最高4個までとされ、それ以上の始動入賞は、無効とされる。また、図柄表示装置20については、後に詳述する。
【0008】
上記した図柄表示装置20の下方に変動入賞装置8が配置されている。変動入賞装置8は、前後に開閉する開閉板9(アタッカーとも言われる)を有しており、その開閉板9がアタッカーソレノイド10によって開閉駆動されるようになっている。また、変動入賞装置8には、開閉板9が開放した状態で受け入れた入賞玉を検出するカウント用の入賞玉数検出スイッチ12と開閉板9内の中央に形成されるV入賞口に入賞した入賞玉を検出するV入賞玉検出スイッチ11とが設けられている。上記のように構成される変動入賞装置8は、後述する大当り状態となったときに開閉板9が一定時間(例えば、30秒)経過するまで、あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放し、そのような開放状態(これを開放サイクルという)をV入賞口に入賞玉が入賞することを条件として所定回数(例えば、16回;これを継続回数という)繰り返すようになっている。しかして、入賞玉数検出スイッチ12は、開閉板9の1回の開放中に受け入れられる入賞玉数を計数するために使用され、V入賞玉検出スイッチ11は、開閉板9が繰り返して開放される条件を検出するために使用されるものである。
【0009】
また、遊技領域3には、始動入賞口4、5a,5bが設けられている。この始動入賞口4、5a,5bは、図柄表示装置20の液晶表示器23の変動表示を許容するものであり、このため、始動入賞口4、5a,5bは、打球の入賞を検出する始動入賞玉検出スイッチ6、7a,7bを内蔵している。また、始動入賞口4は、図柄表示装置20と変動入賞装置8との間に、始動入賞口5a,5bは、変動入賞装置8の開閉板9の左右にそれぞれ配置されている。
【0010】
更に、遊技領域3には、図柄表示装置20の斜め上方左右に風車ランプ13a,13bが配置され、図柄表示装置20の下部両側及び変動入賞装置8の上部両側に入賞口14a,14b、15a,15bが設けられている。入賞口14a,14b、15a,15bには、ランプ16a,16b、17a,17bがそれぞれ設けられているが、このランプ16a,16b、17a,17b及び風車ランプ13a,13bは、各種の遊技状態に応じて点灯したり点滅したりする動作ランプを構成するものである。また、遊技領域3の左右両側には動作ランプの一種であり大当り遊技状態となったときに点滅してその旨を遊技者に報知する大当りランプ18a,18bも配置されている。また、遊技領域3の最下方には、上記した入賞口等に入賞しない打球が回収されるアウト口19も設けられている。更に、遊技領域3には、落下する打球の方向や速度を変化せしめる多数の障害釘や複数の風車(共に符号なし)も設けられている。
【0011】
ところで、前記した図柄表示装置20においては、図1に示すように、遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板21を有し、該取付基板21には、ほぼ長方形状の表示窓22が開設され、該表示窓22に液晶表示器23が臨むようになっている。そして、液晶表示器23には、縦方向に5列の変動表示列24a〜24eが表示されると共に、各変動表示列24a〜24eに3つの図柄が表示され得るようになっている。したがって、表示窓22を介して視認し得る液晶表示器23の変動表示部は、横3列・縦5列に形成される15個の図柄であり、これらの図柄のうち、3個の図柄が並ぶ水平方向及び斜め方向のすべての直線を当りラインとして設定している。即ち、図1に示すように、15個の当りラインA〜Oが設定されることとなる。
【0012】
しかして、上記した15個の当りラインA〜Oのいずれかに予め定めた大当り図柄(例えば、図1に示すように7又は3)が揃ったときに、大当り遊技状態を生起せしめることとなるが、各変動表示列24a〜24eの停止順序は、両外側の変動表示列24a,24eが同時に停止し、次いでその内側の変動表示列24b,24dが停止し、最後に中央の変動表示列24cが停止する。また、両外側の変動表示列24a,24eと両内側の変動表示列24b,24dが停止した時点でいずれかの当りラインA〜O上に大当り図柄が揃ったときには、リーチ状態となって、最後に停止する中央の変動表示列24cの変動時間長くなると共に変動速度もゆっくりと変動される。なお、各変動表示列24a〜24eの変動が停止される直前には、各変動表示列24a〜24eの下方に表示される停止表示灯25a〜25eが点灯表示されるようになっており、あたかも押しボタンスイッチを操作したことにより各変動表示列24a〜24eが停止しかのように遊技者に視認させている。この停止表示灯25a〜25eも液晶表示器23に表示されるようになっている。このような事前点灯表示によって遊技者にとっては図柄の推移に関して注意を喚起された形となり、予告的な機能を果たすこととなる。更に、図柄表示装置20の取付基板21の下方には、前述した機能を有する始動記憶LED26が設けられているが、この始動記憶LED26も液晶表示器23で表示しても良い。
【0013】
以上説明した図柄表示装置20、及び変動入賞装置8の開閉板9等の動作を制御する遊技制御回路の構成について図3を参照して説明する。図3は、遊技制御回路の電気的な構成を示したブロックダイヤグラムである。遊技制御回路には、マイクロコンピュータ30が使用されている。そのマイクロコンピュータ30には、外部ROM31、外部RAM32が接続されている。そして、外部ROM31には、図柄データが設定されている。
【0014】
外部RAM32には、当り外れカウンタ33と、当りパターンカウンタ34と、リーチパターンカウンタ35と、外れパターンカウンタ36と、各カウンタ33〜36の中から抽出された値を記憶する確定メモリ37と、が形成されている。当り外れカウンタ33に対応する確定メモリ37は、始動入賞口4、5a,5bの保留入賞玉数+1だけのメモリを持っており、各保留入賞玉に対する当り外れ決定用の数値は、始動入賞時に決定され、その数値が対応する確定メモリ37に記憶される。また、当りパターンカウンタ34は、いずれの当りライン上にどの大当り図柄が配置されるかのすべての当りパターンに対応して設けられるカウンタであり、同様にリーチパターンカウンタ35もすべての種類のリーチパターンに対応するカウンタであり、外れパターンカウンタ36もすべての種類の外れパターンに対応するカウンタである。そして、各パターンカウンタ34〜36の数値は、各始動入賞に対応する変動開始時に決定されるようになっている。
【0015】
一方、始動入賞口4、5a,5bにおける入賞玉を検出する始動入賞玉検出スイッチ6、7a,7b、V入賞口を通過した入賞玉を検出するV入賞玉検出スイッチ11、及び開閉板9における入賞玉を検出する入賞玉数検出スイッチ12は、波形整形回路38を介してマイクロコンピュータ30に接続されている。また、クロック発生回路40は、分周器39を介して外部割込み信号をマイクロコンピュータ30のINT端子に出力している。そして、その外部割込み信号に同期してマイクロコンピュータ30は、図示しないメインプログラムを実行する。また、マイクロコンピュータ30のRST1端子には、タイミング信号発生回路41の出力するタイミング信号が入力されており、そのタイミング信号に同期して図示しない数値発生プログラムが起動される。また、電源回路43のON動作によってリセット信号発生回路42から出力されるリセット信号がマイクロコンピュータ30のRST2端子に入力されており、そのリセット信号により、図示しない初期プログラムが起動される。
【0016】
マイクロコンピュータ30の各出力ポートには、LED駆動回路44、LCD駆動回路45、ドライバ46が接続されている。LED駆動回路44には、始動記憶LED26が接続され、LCD駆動回路45には、液晶表示器23(LCDと表示)が接続されている。また、ドライバ46は、マイクロコンピュータ30からの信号に応じてアタッカーソレノイド10、及び動作ランプ13a,13b、16a,16b、17a,17b、18a,18bを駆動制御する。なお、マイクロコンピュータ30とLCD駆動回路45との間にLCD専用のマイクロコンピュータを設け、このマイクロコンピュータでLCD23を制御しても良い。
【0017】
次に、上記した遊技制御回路によって制御される動作のうち、始動入賞における動作と図柄表示装置20の変動表示動作を図4及び図5を参照して説明する。まず、図4を参照して始動入賞における動作について説明すると、ステップ10で打玉がいずれかの始動入賞口4、5a,5bに入賞して始動入賞玉検出スイッチ6、7a,7bをONさせて始動入賞があるか否かが判断され、始動入賞がなければ、そのサブルーチンを終了し、一方、始動入賞があれば、ステップ20で始動入賞カウンタCの値が4より小さいか否かが判断される。始動入賞カウンタCの値が4より大きいときは、既に4個の始動入賞が記憶されているので、以下の処理をすることなくサブルーチンを終了し、また、始動入賞カウンタCの値が4より小さいときは、ステップ30で始動入賞カウンタCの値を更新し、次いでステップ40で当り外れカウンタの現在の値を対応する確定メモリM(c)に記憶する。なお、当り外れカウンタは、例えば、0〜234までの数値が刻々と変化しており、始動入賞時に抽出された値が、例えば「0」であるときに当りと判定され、「1〜20」であるときにリーチであると判定され(ただし、最終的に外れ)、それ以外の値であるときに外れと判定される。
【0018】
次に、図5を参照して液晶表示器23の変動表示動作について説明する。まず、大当り遊技状態時には、液晶表示器23は、通常大当りとなった図柄を表示したままの状態で保持されるので、ステップ100で大当りフラグがセットされていると判断された場合には、以下の変動表示サブルーチン処理が実行されることはない。
【0019】
一方、大当りフラグがセットされていないと判断された場合には、液晶表示器23の状態をステップ110〜ステップ140で判断する。具体的には、ステップ110で液晶表示器23のすべての変動表示列24a〜24eが変動中である状態(状態フラグF=1)であるか否かが判断され、ステップ120で外・外の変動表示列24a,24eだけが変動停止した状態(状態フラグF=2)であるか否かが判断され、ステップ130で内・内の変動表示列24b,24dが変動停止した状態(状態フラグF=3)であるか否かが判断され、ステップ140でいずれかの当りラインA〜O上で表示される図柄の組合せがリーチ状態(状態フラグF=4)であるか否かが判断される。
【0020】
上記したいずれの状態でもないとき(変動中でないとき)には、状態フラグF=0であり、このときには、ステップ150で始動入賞口4、5a,5bへの打球の入賞を記憶する始動記憶カウンタCの値が1以上であるか否かが判断され、始動記憶カウンタCに記憶値がないときには、変動表示サブルーチンの以下の処理が実行されることがなく終了する。
【0021】
始動記憶カウンタCの値が1以上のときには、ステップ160でタイマt1,t2,t3がセットされ、ステップ170ですべての変動表示列24a〜24eの変動が開始され、状態フラグFの値に「1」がセットされ、更に始動入賞カウンタCの値が1づつ減算される。次いでステップ180で当り外れ確定メモリの値が下位のメモリに更新され、その更新された確定メモリのうちのM(0)の値が当りであるか否かがステップ190で判断される。M(0)の値が当りであると判断されたときには、ステップ200でその時点での当りパターンカウンタ34から1つの値が抽出されて対応する確定メモリに記憶され、一方、当りでないと判断されたときには、ステップ210でM(0)の値がリーチであるか否かが判断され、リーチであるときには、ステップ220でリーチパターンカウンタ35から1つの値が抽出されて対応する確定メモリに記憶され、リーチでないときには、ステップ230で外れパターンカウンタ36から1つの値が抽出されて対応する確定メモリに記憶される。
【0022】
ところで、前記したタイマt1,t2,t3は、外・外変動表示列24a,24e、内・内変動表示列24b,24d、中変動表示列24cの変動時間を規制するものであり、t1<t2<t3;t2−t1≒t3−t2の関係にある。そして、ステップ240でタイマt1のタイムアップが判断されるが、タイムアップしてないときには、タイムアップするまでステップ240→変動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始→ステップ110→ステップ240→・・・を繰り返す。
【0023】
しかして、タイマt1がタイムアップしたと判断されたときには、ステップ250で外・外変動表示列24a,24eの変動表示が選択されたパターンに沿って停止されると共に状態フラグFの値に「2」がセットされる。以下同様にステップ260でタイマt2がタイムアップしたか否かが判断され、タイムアップしたと判断された場合には、ステップ270で内・内変動表示列24b,24dの変動表示が選択されたパターンに沿って停止されると共に状態フラグFの値に「3」がセットされる。そして、中央を除く変動表示列24a,24b,24d,24eの変動表示が停止したときには、ステップ280でM(0)の値が当り又はリーチであるか否か、即ちリーチ表示となっているか否かが判断される。
【0024】
リーチ表示でない場合には、ステップ290でタイマt3がタイムアップしたか否かが判断され、タイマt3がタイムアップするまでステップ290→変動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始→ステップ130→ステップ280→ステップ290→・・・を繰り返し、タイムアップしたときには、ステップ330に進む。
【0025】
一方、リーチ表示であると判断された場合には、ステップ300で既に状態フラグの値が「4」となっているか否かが判断され、「4」でなければステップ310でタイマt4を新たにセットすると共に状態フラグFの値に「4」をセットする。ここで、タイマt4は、リーチ状態のときに最後に変動停止する中央の変動表示列24cの変動時間を延長するものであり、t4>(t3−t2)の関係となる値に選ばれる。しかして、ステップ320でタイマt4がタイムアップしたか否かが判断され、タイマt4がタイムアップするまでステップ320→変動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始→ステップ140→ステップ320→・・・を繰り返し、タイムアップしたときには、ステップ330に進む。
【0026】
リーチ表示でないときのタイマt3がタイムアップしたとき、リーチ表示であるときのタイマt4がタイムアップしたときには、ステップ330で中央の変動表示列24cの変動表示が選択されたパターンに沿って停止され、その後、ステップ340で大当り図柄の組合せであるか否かが判断され、大当りでないと判断されたときには、ステップ360で状態フラグをリセットし、一方、大当りであると判断された場合には、ステップ350で状態フラグをリセットし、且つ大当りフラグをセットし、その後に変動表示サブルーチンを終了する。
【0027】
以上、実施例に係る図柄表示装置20の構成及び作用について説明したが、本実施例によれば、図柄表示装置20が少なくとも横3列・縦5列の図柄を視認し得る変動表示列24a〜24eを有すると共に、3個の図柄が並ぶ水平方向及び斜め方向のすべての直線を当りラインとして設定したので、図1に示すように、全部で15個の当りラインA〜Oが設定できるばかりでなく、水平方向における当りラインが9個形成されると共に6個の斜めの当りラインが平行状に形成されるので、左側の縦3列・横3列の図柄(当りラインA,D,G,J,M)によって大当りが出現しなくても、中央の縦3列・横3列の図柄(当りラインB,E,H,K,N)又は右側の縦3列・横3列の図柄(当りラインC,F,I,L,O)によって大当りが出現する可能性もあり、遊技者の興味をより強く引き付けることができる。つまり、本実施例においては、従来の縦横3列の変動表示列を1つずつずらして3個重複させたものと同じであり、これを発展させて縦横3列の変動表示列を4個以上重複させることにより更に多くの当りラインを設定することが可能となる。また、本実施例においては、中央の変動表示列24cが最後に停止することにより、例えば、すでに停止した変動表示列24a,24b,24d,24eが図1に示すような図柄で停止した状態においては、図柄「7」がどの位置で停止しても大当りとなり、更に図柄「3」が中央の位置で停止しても大当りとなる状態であり、このようにリーチ状態が複数(4個)の当りライン上で構成されることも可能であるため、遊技者の期待感をより強烈に盛り上げることも可能である。
【0028】
なお、上記した実施例では、図柄表示装置20として液晶表示器23から構成されるものを示したが、必ずしも液晶表示器23に限定されるものではなく、例えば、CRT、ドットマトリックスLED、回転ドラムで構成される図柄表示装置であっても良い。また、上記した実施例では、5列の変動表示列24a〜24eの停止順序を外・外、内・内、中の順序で停止制御するものを示したが、その停止順序は、任意に設計すれば良い。更に、上記した実施例では、図柄表示装置20が適用される遊技機として、パチンコ機を示したが、スロットマシンや他の遊技機(テレビゲーム機等)であってもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明においては、中央の変動表示列の図柄が変動停止される前段階において特定第1水平有効ライン上の停止図柄と特定第2水平有効ライン上の停止図柄とがいずれも同一図柄であって、これら特定第1水平有効ラインと特定第2水平有効ラインとが上下段にずれた位置関係となるリーチ表示を行うことにより、最後に停止表示される中央の変動表示列では、当り表示となり得る前記図柄と同一図柄がどこに停止しても当り表示となることから当る可能性が高いという印象を遊技者に与えることができ、リーチ表示となった場合における同一図柄の組み合わせが成立し得る図柄位置数で遊技に抑揚をもたせることができる。
また、中央の変動表示列の図柄が変動停止される前段階において特定第1水平有効ライン上の停止図柄と特定第2水平有効ライン上の停止図柄とがいずれも第1図柄で同一であって、これら特定第1水平有効ラインと特定第2水平有効ラインとが上下段にずれた位置関係となり、且つ中央の変動表示列に対してその両側の変動表示列における各特定水平有効ラインと異なる上下段に第2図柄が停止するリーチ表示を行うことにより、最後に停止表示される中央の変動表示列では、第1図柄がどこに停止しても当り表示となることに加えて、第2図柄が中段に停止しても当り表示となることから当る可能性が高いという印象を遊技者に与えることができ、リーチ表示となった場合における同一図柄の組み合わせが成立し得る図柄位置数で遊技に抑揚をもたせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る図柄表示装置の正面図である。
【図2】図柄表示装置を適用したパチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】遊技動作を制御する遊技制御回路のブロック図3ある。
【図4】始動入賞における動作を示すフロー図である。
【図5】変動表示動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1…遊技盤、4、5a,5b…始動入賞口、8…変動入賞装置、20…図柄表示装置、22…表示窓、23…液晶表示器、24a〜24e…変動表示列、A〜O…当りライン、30…マイクロコンピュータ。

Claims (2)

  1. 複数の図柄を含む縦方向の変動表示列を複数列変動表示する図柄表示装置を備え、水平又は斜め方向に予め設定されている有効ライン上に変動停止された図柄の組み合わせが同一図柄の組み合わせである場合に当り遊技状態を生起せしめる遊技機において、
    前記図柄表示装置の表示画面に、前記変動表示列を横方向に5列並べるとともに各列につき縦方向に3図柄を視認し得るよう表示するとともに、3個の図柄が並ぶ水平方向及び斜め方向のすべての直線を有効ラインとすることにより、水平方向の有効ラインとして、中央の変動表示列とその左側の変動表示列と更にその左側の変動表示列によって構成される第1水平有効ライン、中央の変動表示列とその右側の変動表示列と更にその右側の変動表示列によって構成される第2水平有効ライン、及び、中央の変動表示列とその両側の変動表示列によって構成される第3水平有効ラインをそれぞれ上中下段の3ラインずつとし、
    さらに、中央の変動表示列に対して隣接する一側にある変動表示列を、第1図柄が上段に停止した場合に第2図柄が下段に停止する区間を有する図柄配列とし、中央の変動表示列に対して隣接する他側にある変動表示列を、第1図柄が下段に停止した場合に第2図柄が上段に停止する区間を有する図柄配列とし、
    前記各変動表示列のうち、左右両端側の変動表示列の図柄が変動停止した後にその内側の変動表示列の図柄が変動停止し、最後に中央の変動表示列の図柄が変動停止する停止順序で前記各変動表示列の図柄が変動停止するように、前記中央列の図柄が変動停止する前の段階で前記有効ライン上に2個の同一図柄を並べてリーチ表示を行うように変動表示制御する変動表示制御手段を備え、
    (1)前記中央の変動表示列の図柄が変動停止される前段階において特定第1水平有効ライン上の停止図柄と特定第2水平有効ライン上の停止図柄とがいずれも同一図柄であって、これら特定第1水平有効ラインと特定第2水平有効ラインとが上下段にずれた位置関係となるリーチ表示を行うことにより、中央の変動表示列における、前記特定第1水平有効ラインと、前記特定第2水平有効ラインと、前記中央の変動表示列とその左右両側の変動表示列の図柄が斜めに並ぶ斜め有効ラインとの3位置のいずれかに前記同一図柄が停止された場合に同一図柄の組み合わせが成立するものであり、
    (2)前記中央の変動表示列の図柄が変動停止される前段階において前記特定第1水平有効ライン上の停止図柄と前記特定第2水平有効ライン上の停止図柄とがいずれも前記第1図柄で同一であって、これら特定第1水平有効ラインと特定第2水平有効ラインとが上下段にずれた位置関係となり、且つ中央の変動表示列に対してその両側の変動表示列における前記各特定水平有効ラインと異なる上下段に前記第2図柄が停止するリーチ表示を行うことにより、中央の変動表示列における、前記特定第1水平有効ラインと、前記特定第2水平有効ラインと、前記中央の変動表示列とその左右両側の変動表示列の図柄が斜めに並ぶ斜め有効ラインとの3位置のいずれかに前記第1図柄が停止された場合、又は中央の変動表示列における中段に前記第2図柄が停止された場合に同一図柄の組み合わせが成立するものであることを特徴とする遊技機。
  2. 前記5列の変動表示列と各列につき視認し得る3図柄の計15図柄を単一表示画面内に表示させたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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