JP2001187115A - 粉粒体処理方法および装置 - Google Patents

粉粒体処理方法および装置

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JP2001187115A
JP2001187115A JP37206799A JP37206799A JP2001187115A JP 2001187115 A JP2001187115 A JP 2001187115A JP 37206799 A JP37206799 A JP 37206799A JP 37206799 A JP37206799 A JP 37206799A JP 2001187115 A JP2001187115 A JP 2001187115A
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granular material
stirring means
stirring
processing apparatus
powder
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Shigemichi Takei
成通 武井
Katsuhiko Ito
雄彦 伊藤
Takuya Nakamura
卓也 中村
Kazutomi Unosawa
一臣 鵜野沢
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Freund Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2/00Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
    • B01J2/12Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic in rotating drums
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23PSHAPING OR WORKING OF FOODSTUFFS, NOT FULLY COVERED BY A SINGLE OTHER SUBCLASS
    • A23P10/00Shaping or working of foodstuffs characterised by the products
    • A23P10/20Agglomerating; Granulating; Tabletting
    • A23P10/22Agglomeration or granulation with pulverisation of solid particles, e.g. in a free-falling curtain
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23PSHAPING OR WORKING OF FOODSTUFFS, NOT FULLY COVERED BY A SINGLE OTHER SUBCLASS
    • A23P20/00Coating of foodstuffs; Coatings therefor; Making laminated, multi-layered, stuffed or hollow foodstuffs
    • A23P20/10Coating with edible coatings, e.g. with oils or fats
    • A23P20/12Apparatus or processes for applying powders or particles to foodstuffs, e.g. for breading; Such apparatus combined with means for pre-moistening or battering
    • A23P20/13Apparatus or processes for applying powders or particles to foodstuffs, e.g. for breading; Such apparatus combined with means for pre-moistening or battering involving agitation of the foodstuff inside a rotating apparatus, e.g. a drum

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉粒体の攪拌混合を効率的に行うことのでき
る粉粒体処理技術を提供する。 【解決手段】 粉粒体を収容する回転容器を備え、回転
容器の周壁に通気部を有する構造の粉粒体処理装置であ
って、回転容器内に設けられる攪拌手段4の攪拌部4a
の少なくとも上面側および回転容器の回転方向に対して
前方側は粉粒体が通過しない面で形成された筐体または
一部に開口部を有する筐体で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体処理技術に
関し、特に、医薬品や食品等の造粒、コーティング、混
合、または乾燥等に適用して効果のある粉粒体処理技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品類や食品類等、たとえば錠剤等を
コーティングする装置として、いわゆるパンコーティン
グ装置が用いられているが、この装置に収容された錠剤
等を効率よく攪拌混合して均一なコーティングを行うた
めに、攪拌手段が配設されることが多い。
【0003】一般的に用いられている攪拌手段として
は、コーティングドラムの容器内壁にいわゆるバッフル
を固定立設するものであって、たとえば実開昭56−7
569号公報に記載されている。このようなドラムに固
定したバッフルは、ドラムの回転方向に対して、バッフ
ルの後面付近がデッドスペースとなり、コーティング液
や錠剤等が磨耗して生じた粉末等が溜まりやすく、GM
P上問題となることがあった。また、操業中はバッフル
を交換できないため、糖衣コーティングの場合など、コ
ーティング操作の進行に伴って内容物の容積が大きく変
化するとき、常に最適な攪拌効果を得るようにバッフル
を保っておくことができないという欠点があった。
【0004】また、バッフルをコーティング容器に固定
せず、外部から容器の中に差し込む型式の構造も知られ
ている。特公昭52−10665号公報はこの型式の障
害物が開示されているが、これは傾斜型の円形容器にこ
のバッフルを適用したもので、この型式のものでは内容
物が滑って良好な攪拌効果が得られないことが多い。さ
らに、水平軸を有する多角形のパンに外部からバッフル
を挿入した装置は特開平3−42028号、特開平2−
56232号、特開平7−116227号各公報等に開
示されている。これらの公報には、バッフルを内容量に
応じて適正位置に変位させることが記載されている。
【0005】一方、回転容器の周壁を多孔構造とし、こ
の多孔構造の周壁を通して加熱気体等の供給や排出を行
っている構造の装置が、たとえば実開昭51−2569
4号、特開平2−56233号、特開平3−42028
号、および特開平7−116227号各公報に開示され
ている。これらの装置においても、回転容器内への加熱
空気等の給排は送気管やダクトを用いて行われる。
【0006】他方、パンに外部から送気管を挿入して給
気や排気を行う装置が特公昭56−21454号、特公
昭52−19341号、特開平5−237170号、特
開平9−66227号各公報等に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記の、容器の外部か
らバッフルを挿入する装置は、容器内壁にバッフルを取
り付ける装置の欠点を除いたものであるから、攪拌効果
は完全に満足しうるものではなかった。また、特公昭5
2−10665号公報のように、2つの板状物がへの字
形に組み合わされたものでは、前記した欠点の他、パン
の回転方向の後方に付着物が堆積するという問題があっ
た。
【0008】一方、実開昭51−25694号、特公昭
52−19341号、特開平5−237170号、特開
平9−66227号各公報等の装置は、これらの公報の
図から明らかなように、送気管ないし吹込管は内容物の
流動を妨げないような形状と設置角度となっていて、内
容物の攪拌効果を意図したものでも達成できるものでも
ない。なお、実開昭51−25694号(実願昭49−
98404号の明細書第4頁)には、「このように、先
端の曲がった送気管2を転動する錠剤群Aの中へ挿入す
ると、それが障害となって錠剤群Aはさらに攪乱され・
・・」と記述されているが、このような送気管ないし吹
込管では到底満足な攪拌効果は発揮されない。
【0009】さらに、上記従来装置において、加熱空気
の給排用の送気管および粉粒体層の攪拌混合用の攪拌手
段を併設しようとする場合、スペース的に両方の装置に
無理が生じ、送気管を粉粒体層の中に挿入できなかった
り、攪拌手段を設置できないという問題がある。しか
も、無理に両方を併設しようとしても、回転容器内が手
狭となり、スプレーノズルからコーティング液をスプレ
ーする領域が非常に狭くなったり、スプレー領域をとれ
なくなったりするという問題がある。
【0010】給気の供給部を粉粒体層に接しない部分に
設けることによりこの問題を回避することも考えられる
が、給気が粉粒体層に到達する前にロスを生じ、エネル
ギー効率が悪いという欠点がある。
【0011】また、上記従来装置では送気管や攪拌手段
にコーティング液が付着して、コーティングの効率が低
下するという問題もある。
【0012】さらに、送気管に付着したコーティング材
料が固化した後で剥離し、造粒コーティング製品中に落
下、混入し、造粒コーティング製品の品質を低下させる
という問題もあり得る。
【0013】本発明の目的は、処理中の粉粒体の効率的
な攪拌混合を行うことのできる粉粒体処理技術を提供す
ることにある。
【0014】本発明の他の目的は、回転容器内のスプレ
ー領域を広くとることができる粉粒体処理技術を提供す
ることにある。
【0015】本発明の他の1つの目的は、処理中の粉粒
体に対して良好な攪拌混合作用を与え、かつ加熱空気等
の気体の供給、排出を併用で行うことのできる技術を提
供することにある。
【0016】本発明のさらに他の1つの目的は、コーテ
ィング材料の付着、固化、製品への落下、混入を抑制で
きる粉粒体処理技術を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の粉粒体処理方法
は、粉粒体を収容する回転容器を水平な軸線の周りに回
転させながらその粉粒体を造粒、コーティング、混合、
または乾燥等の処理を行う粉粒体処理方法であって、前
記回転容器内に、前記粉粒体と接触可能な攪拌手段を設
け、前記攪拌手段は支持部と攪拌部とからなり、前記攪
拌部は、少なくとも上面側および前記回転容器の回転方
向に対して前方側は粉粒体が通過しない面で形成された
筐体または一部に開口部を有する筐体であり、前記攪拌
手段を粉粒体内に位置させて粉粒体を攪拌混合しなが
ら、粉粒体の造粒、コーティング、混合、または乾燥等
の処理を行うものである。
【0018】また、本発明の粉粒体処理装置は、水平な
軸線の周りを回転する回転容器と、該回転容器の軸方向
から回転容器内に挿入された攪拌手段とを有する粉粒体
処理装置であって、前記攪拌手段は粉粒体と接触して攪
拌混合を行う攪拌部と支持部とからなり、前記攪拌部
は、少なくともその上面側および前記回転容器の回転方
向に対して前方側は粉粒体が通過しない面で形成された
筐体または一部に開口部を有する筐体で構成されている
ものである。
【0019】このような手段とすることにより、平板
状、あるいは平板を組み合わせた形状の攪拌手段に比
し、錠剤等内容物の攪拌効果は格段に改良される。ま
た、デッドスペースは生ぜず、スプレー液や粉末の付着
も少ない。
【0020】さらに、この筐体状の攪拌手段を給気また
は排気用の吹込または吸出管と兼用することにより、占
有スペースの低減、スプレーノズルの設置の自由度が増
大する。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
一実施の形態である造粒コーティング装置の概略を示す
正面図、図2はその側面図、図3は本発明に用いられる
攪拌手段の一実施の形態を示し、(a),(b),
(c)はそれぞれその平面図、側面図、正面図である。
【0022】本実施の形態1の造粒コーティング装置
は、八角形の回転ドラム型のコーティングパンよりなる
回転容器1を有している。この回転容器1は水平方向の
回転軸線の周りで回転可能である。
【0023】回転容器1の周壁の外側における8個所に
は、回転容器1内から加熱空気や冷却空気等の気体を排
出したり(実線矢印)、あるいはその逆に回転容器1内
への加熱空気等の供給を行うためのダクト2が設けられ
ている。また、これらのダクト2の設置部位に相当する
回転容器1の周壁(すなわち、本実施の形態ではその全
周壁)には、たとえばパンチング等により形成された多
孔部よりなる通気部3が形成されている。回転容器1の
内部へのあるいは内部からの加熱空気等の給排構造や、
コーティング液の供給用のスプレーノズル等については
当業界では良く知られている(たとえば特開平7−11
6227号公報参照)ので、本明細書ではその詳細な説
明や図示は省略する。
【0024】回転容器1の内部には、粉粒体原料の攪拌
混合等のための攪拌手段4が配設されている。この攪拌
手段4は、図示しない吊下げ機構により粉粒体層5と接
触して攪拌混合できるよう支持バー6で吊り下げられた
構造を有している。
【0025】攪拌手段4は、図3(a)に示すように、
回転容器1の回転に伴う粉粒体層5の流れを切り分けて
攪拌混合し易いよう略正三角形状の中空の筐体で構成さ
れている。
【0026】また、攪拌手段4は、図1および図2に示
すように、実線位置(中間位置)を中心に、一点鎖線位
置(上方位置)と二点鎖線位置(下方位置)との間で変
位可能に構成されている。したがって、攪拌手段4は実
線位置や二点鎖線位置では、粉粒体層5と接触して攪拌
混合を行うが、一点鎖線位置では、粉粒体層5の外部に
あり、攪拌混合を行わないようになっている。また、こ
の変位の量は回転容器1内の粉粒体の仕込み量に応じて
変えることができるようにもなっている。
【0027】攪拌手段4の変位を行わせるための手段と
しての駆動手段7は、たとえば流体圧で作動するロータ
リアクチュエータ、流体圧シリンダ、あるいは電気で作
動するモータ等の任意のものを適宜選択できる。
【0028】さらに、本実施の形態の攪拌手段4は内部
に通気路を有する中空筐体構造であり、粉粒体層5と接
触して攪拌混合を行う攪拌部4aと、支持バー6への連
結と支持のための支持部4bとからなる。攪拌部4a
は、たとえば図3の例では、同図(c)の手前側の面
(前面)と底面とが網体または多孔体の如き通気体4c
で構成され、他の面、少なくともその上面側および回転
容器1の回転方向に対して前方側は、粉粒体が通過しな
い面、本例では非通気性の板体4dで構成されている。
支持部4bは、攪拌手段4の上流側、すなわち粉粒体5
の流れと最初に接触してその流れを切り分けて攪拌混合
する側(図3(a)の上側)のコーナー部分に突設され
ている。
【0029】また、攪拌手段4の上面の通気管接続部4
eには、該攪拌手段4に対して加熱空気や冷却空気等の
気体を供給または排出するための通気管8が接続されて
いる。この通気管8の攪拌手段4の通気管接続部4eと
の接続部分(先端部分)は、攪拌手段4の変位に追従す
るために伸縮可能な可撓性の蛇腹部8aとして構成され
ている。
【0030】したがって、本実施の形態の攪拌手段4は
粉粒体層5の攪拌混合作用に加えて、粉粒体の加熱によ
る乾燥作用や冷却作用も併有しているものである。
【0031】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0032】まず、造粒コーティングを行うため粉粒体
原料を回転容器1の中に投入し、回転容器1を図1の矢
印に示す如く、回転させながら、回転容器1内にスプレ
ーノズル(図示せず)からコーティング液を噴霧する。
【0033】一方、この時には、攪拌手段4は図1の二
点鎖線で示す如く、粉粒体層5の中に挿入されているの
で、回転容器1内には、通気管8から攪拌手段4の内部
の通気路および通気体4cを経て加熱空気(または必要
に応じて冷却空気)が供給される。その加熱空気は粉粒
体層5を通って、回転容器1の通気部3、さらにはダク
ト2を経て外部に排出される。
【0034】この造粒コーティング操作中において、攪
拌手段4は図1の二点鎖線で示す如く、回転容器1内の
粉粒体層5の中に挿入されていて、上記のように粉粒体
層5の中に加熱空気を供給することに加えて、攪拌部4
aの前方側および上面等で粉粒体層5の粉粒体と接触
し、その粉粒体の流れを図3(a)の如く両側に切り分
けて分流させることにより攪拌混合する。
【0035】以上に説明した操作により、粉粒体層5内
の粉粒体の造粒またはコーティングが行われる。
【0036】本実施の形態においては、攪拌手段4が粉
粒体層5内への加熱空気の供給の他に、粉粒体の攪拌混
合も行うので、スペース効率が良く、スプレーノズル等
の設置スペースも十分にとることができる。
【0037】また、攪拌手段4を粉粒体層5の中に挿入
できるので、熱ロスもなく、エネルギー効率の良い造粒
コーティングを行うことができる。
【0038】(実施の形態2)図4は本発明に用いられ
る攪拌手段の他の実施の形態を示し、(a),(b),
(c)はそれぞれその側面図、正面図、底面図である。
【0039】本実施の形態2では、攪拌手段4の攪拌部
4aの底面が三角形状の下向き突出構造であり、その三
角形状突出部分の全面がたとえば多孔体よりなる通気体
4fで構成されている。
【0040】この実施の形態2によれば、通気体4fが
攪拌手段4の本体から下方向に突出した三角形の突出構
造であるので、平面構造に比べて通気面積が大きくな
り、通気量を大きくとることができる上に、攪拌手段4
の攪拌部4a本体に加えてこの三角形状突出部でも粉粒
体の攪拌混合を行うことができ、効率的な気体の供給と
粉粒体の攪拌混合を行うことができるものである。
【0041】(実施の形態3)図5は本発明に用いられ
る攪拌手段のさらに他の実施の形態を示し、(a),
(b),(c)はそれぞれその側面図、正面図、底面図
である。
【0042】本実施の形態3では、攪拌手段4の攪拌部
4aの底面にたとえば2つの開口部が形成され、これら
の開口部の部位から各々の通気体4gが長円形断面形状
で下向きに突設され、各通気体4gにはパンチング等で
通気孔が形成されているものである。
【0043】この実施の形態3の場合においても、実施
の形態3と同様に、攪拌手段4の攪拌部4a本体以外
に、通気体4g自体も粉粒体の攪拌混合作用を果たすこ
とができるという利点等がある。
【0044】(実施の形態4)図6は本発明に用いられ
る攪拌手段のさらに他の実施の形態を示し、(a),
(b),(c),(d)はそれぞれその平面図、側面
図、正面図、底面図である。
【0045】この実施の形態4では、攪拌手段4の攪拌
部4a本体が略台形と矩形と合体させた形状の六角形状
であることに加えて、通気体4hが攪拌手段4の攪拌部
4aの底面と側面に設けた開口よりなる。
【0046】本実施の形態4によれば、攪拌手段4の攪
拌部4aの上流側すなわち粉粒体の流れを攪拌混合する
側が上記実施の形態1〜3と違って鋭角形状ではなく、
台形の矩辺よりなる平面とその両側の傾斜面で構成され
ており、実施の形態1〜3とは異なるダイナミックな攪
拌混合作用が得られる。
【0047】(実施の形態5)図7は本発明に用いられ
る攪拌手段のさらに他の実施の形態を示し、(a),
(b),(c)はそれぞれその側面図、正面図、底面図
である。
【0048】この実施の形態5においては、攪拌手段4
の通気体4iが、攪拌手段4の側面と底面に設けた長孔
と、その長孔の形成により生じたルーバー状の斜め方向
の切り起こし部分とにより構成されている。
【0049】本実施の形態5では、攪拌手段4の攪拌部
4aの側面や底面が平滑面ではなく、ルーバー状の切り
起こし部分が粉粒体の流れ方向に斜めに突出しているの
で、粉粒体の攪拌混合がより効率的に行われる。
【0050】(実施の形態6)図8は本発明に用いられ
る攪拌手段のさらに他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【0051】本実施の形態6においては、攪拌手段4の
通気路への加熱空気等の供給が中空の支持部4j自体の
内部通気路を通して行われるようになっている。すなわ
ち、支持部4jは攪拌手段4の支持と、攪拌手段4への
加熱空気等の気体の供給(または排出)との2つの機能
を併有している。
【0052】この実施の形態6によれば、上記実施の形
態1〜5のように支持部4bと通気管8とを別々に設け
ることなく一本化できるので、攪拌手段4自体の構造
や、その支持および給排気構造が簡単になる等の利点が
得られる。
【0053】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでは
ない。
【0054】たとえば、回転容器1の全面を通気構造に
する必要はなく、その一部分のみでもよいし、場合によ
っては通気部を有しない回転容器よりなるものでもよ
い。
【0055】また、回転容器は多角形に限らず、円形等
の如何なる形状でもよい。
【0056】さらに、攪拌手段4は加熱空気等の供給と
は逆に、排出に用いることもできる。その場合、加熱空
気等の供給はたとえばダクト2等を経由して行われる。
【0057】また、攪拌手段4の構造やその通気型式も
上記以外の様々な変形例を含むものである。たとえば、
攪拌部4aは、少なくともその上面側および回転容器1
の回転方向に対して前方側が粉粒体が通過しない面で形
成された筐体または一部に開口部を有する筐体があれば
よく、たとえば攪拌部4aの下面と後方側は開放された
構造であってもよい。
【0058】さらに、攪拌手段4の通気部の他にも、回
転容器1の開口部からも加熱空気を供給または排出する
構造のものとしてもよい。
【0059】また、攪拌手段4への通気管8は攪拌手段
4の変位のための可撓性を得るために蛇腹部8aを設け
ること以外に、たとえばその通気管8自体の少なくとも
一部を可撓性の材質で形成してもよい。そのことは図8
の実施の形態における支持部4jについても当てはまる
ものである。
【0060】さらに、回転容器1の内部における通気管
8の途中に通気口を設け、攪拌手段4への気体の一部を
粉粒体層5の中ではなくて、回転容器1の内部に噴出さ
せるようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、以下の如き優れた作用
効果が得られる。
【0062】(1).攪拌手段の攪拌部が少なくともその上
面側および回転容器の回転方向に対して前方側は粉粒体
が通過しない面で形成された筐体または一部に開口部を
有する筐体で構成されていることにより、攪拌部は少な
くともその上面および前方側で粉粒体と接触して転動お
よび攪拌混合され、単に1枚または複数枚の板体のみで
構成された攪拌手段に比べて効率的な攪拌混合を行うこ
とができる。
【0063】また、本発明の攪拌手段はデッドスペース
が生じず、スプレー液や粉末の付着も少なくすることが
できる。
【0064】(2).攪拌手段が粉粒体の攪拌混合に加えて
加熱空気等の気体の給排にも併用できるので、送気管を
攪拌手段とは別個に設ける必要がなく、占有スペースが
減少し、スペース効率が良く、構造が簡単となる。
【0065】(3).上記(2) により、攪拌手段からの気体
の供給によるエネルギー効率の向上を図ることができ
る。
【0066】(4).上記(2) により、スプレーノズルから
のスプレー領域を大きくとることができる。
【0067】また、スプレーノズルの設置の自由度が増
大する。
【0068】(5).上記(4) により、攪拌手段や送気管へ
のコーティング液の付着、固化や、その落下、混入によ
る造粒コーティング製品の汚染等を抑制でき、品質のよ
い製品を得ることができる。
【0069】(6).上記(1),(2) により、コーティング効
率の低下を防止できる。
【0070】(7).上記(1),(2),(4) により、粉粒体の転
動を良好な状態に維持することができる。
【0071】(8).攪拌手段への通気をその中空状支持部
の内部通気路を通して行うことにより、攪拌手段の支持
部と通気管を一本化でき、攪拌手段やその支持および給
排気構造を簡単にすることができる。
【0072】(9).攪拌手段を回転容器内で変位させるこ
とができることにより、粉粒体の仕込み量や、処理や洗
浄等の目的等に応じて攪拌手段の位置を変えて最適な状
態で使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である造粒コーティング
装置の概略を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明に用いられる攪拌手段の一実施の形態を
示し、(a),(b),(c)はそれぞれその平面図、
側面図、正面図である。
【図4】本発明に用いられる攪拌手段の他の実施の形態
を示し、(a),(b),(c)はそれぞれその側面
図、正面図、底面図である。
【図5】本発明に用いられる攪拌手段のさらに他の実施
の形態を示し、(a),(b),(c)はそれぞれその
側面図、正面図、底面図である。
【図6】本発明に用いられる攪拌手段のさらに他の実施
の形態を示し、(a),(b),(c),(d)はそれ
ぞれその平面図、側面図、正面図、底面図である。
【図7】本発明に用いられる攪拌手段のさらに他の実施
の形態を示し、(a),(b),(c)はそれぞれその
側面図、正面図、底面図である。
【図8】本発明に用いられる攪拌手段のさらに他の実施
の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回転容器 2 ダクト 3 通気部 4 攪拌手段 4a 攪拌部 4b 支持部 4c 通気体 4d 板体 4e 通気管接続部 4f 通気体 4g 通気体 4h 通気体 4i 通気体 4j 支持部 5 粉粒体層 6 支持バー 7 駆動手段 8 通気管 8a 蛇腹部
フロントページの続き (72)発明者 中村 卓也 東京都新宿区高田馬場2丁目14番2号 フ ロイント産業株式会社内 (72)発明者 鵜野沢 一臣 東京都新宿区高田馬場2丁目14番2号 フ ロイント産業株式会社内 Fターム(参考) 4G004 AA03 FA01 4G070 AA01 AB03 BB13 BB19 CB10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を収容する回転容器を水平な軸線
    の周りに回転させながらその粉粒体を造粒、コーティン
    グ、混合、または乾燥等の処理を行う粉粒体処理方法で
    あって、 前記回転容器内に、前記粉粒体と接触可能な攪拌手段を
    設け、前記攪拌手段は支持部と攪拌部とからなり、前記
    攪拌部は、少なくとも上面側および前記回転容器の回転
    方向に対して前方側は粉粒体が通過しない面で形成され
    た筐体または一部に開口部を有する筐体であり、前記攪
    拌手段を粉粒体内に位置させて粉粒体を攪拌混合しなが
    ら、粉粒体の造粒、コーティング、混合、または乾燥等
    の処理を行うことを特徴とする粉粒体処理方法。
  2. 【請求項2】 水平な軸線の周りを回転する回転容器
    と、該回転容器の軸方向から回転容器内に挿入された攪
    拌手段とを有する粉粒体処理装置であって、前記攪拌手
    段は粉粒体と接触して攪拌混合を行う攪拌部と支持部と
    からなり、前記攪拌部は、少なくともその上面側および
    前記回転容器の回転方向に対して前方側は粉粒体が通過
    しない面で形成された筐体または一部に開口部を有する
    筐体で構成されていることを特徴とする粉粒体処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の粉粒体処理装置におい
    て、前記攪拌手段には筐体内部に連通する通気管が接続
    され、前記攪拌部の前記開口部から前記回転容器内へ給
    気または排気するように構成したことを特徴とする粉粒
    体処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の粉粒体処理装置
    において、前記攪拌部の前記開口部が、粉粒体が通過し
    ない多孔板であることを特徴とする粉粒体処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2、3、または4記載の粉粒体処
    理装置において、前記攪拌手段への通気は、前記攪拌手
    段の前記支持部の内部を通して行われることを特徴とす
    る粉粒体処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2、3、4、または5記載の粉粒
    体処理装置において、前記攪拌手段を前記回転容器内で
    変位させる駆動手段を有することを特徴とする粉粒体処
    理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2、3、4、5、または6記載の
    粉粒体処理装置において、前記回転容器はその周壁を通
    して通気可能であることを特徴とする粉粒体処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項2、3、4、5、6、または7記
    載の粉粒体処理装置において、前記攪拌手段は、前記攪
    拌部から突出した通気体を有していることを特徴とする
    粉粒体処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項3、4、5、6、7、または8記
    載の粉粒体処理装置において、前記通気管の少なくとも
    一部が可撓性を有していることを特徴とする粉粒体処理
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項2、3、4、5、6、7、8、
    または9記載の粉粒体処理装置において、前記回転容器
    が多角形であることを特徴とする粉粒体処理装置。
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