JP2001186270A - ラインパワードコーデックおよびラインパワードコーデックをパワーアップするための装置およびラインパワードコーデックを含むラインパワードデータアクセスアレンジメントをパワーアップする方法 - Google Patents
ラインパワードコーデックおよびラインパワードコーデックをパワーアップするための装置およびラインパワードコーデックを含むラインパワードデータアクセスアレンジメントをパワーアップする方法Info
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Abstract
流により少なくとも部分的に給電されることのできる安
価かつ信頼性のあるデジタルアクセスアレンジメント
(DAA)を提供すること。 【解決手段】 本発明のDAAは、電話回線から供給さ
れる電力で条件保証として適切な動作を適応的に可能に
する一方で、多くの国々の関連する要求条件を満足させ
る。ラインパワードコーデックにおいて、国際的ライン
パワードコーデックのためのスタートアップ手順は、レ
ジスタセッティング、例えば特定国向けレジスタセッテ
ィングを使用し、これは、ラインパワードコーデックの
低電圧側(例えば、PCまたはモデム側)から給電され
保持されている。このように、低い回線電力状態の間で
さえ、ラインパワードコーデックのプログラムされた状
態は維持することができ、したがって、電話回線中の電
力ロスによるリセットによって、ラインパワードコーデ
ックが必ずしもデフォルト状態に戻らない。
Description
レンジメント(DAA)のためのラインインタフェース
に係り、特に、適応形ラインパワードコーデック(line
powered codec)に関する。
は、モデムおよび電話回線を介する通信のための他のデ
ータデバイスを使用する。そのようなデバイスにおい
て、バッテリサイズおよび重量は、重要な考慮事項であ
る。バッテリの選択により大きく左右されるデバイス全
体のサイズおよび重量と充電間の許容できる動作時間の
長さとの間でバランスが取られなければならない。
プログラムを実行している場合は許容できる時間の長さ
動作するが、モデムおよびポータブルコンピュータの他
のデータ通信デバイスは、電話回線を介して通信してい
るとき大量の電力を使用する。ポータブルコンピュータ
デバイスおよびそのモデムの両方に給電するバッテリ電
源は、典型的に、一般的コンピューティングアプリケー
ションに対してのサイズであり、モデムにより電話回線
を介してアクティブに通信している場合、パワーが急速
になくなる。
C(HPC)、PCMCIAモデムおよびポータブルデ
ータ端末のようなポータブルコンピュータデバイスは、
1回のバッテリ充電により数時間まで動作するよう設計
されているが、モデムを介して通信している場合1回の
バッテリ充電で1時間よりも短い時間のみ動作する。し
たがって、ポータブルコンピュータデバイスは、バッテ
リにより完全に給電されたモデムにより速いデータ転送
に対して十分な時間の長さ動作するが、それらは、典型
的には、モデムのより長い使用を可能にするために外部
AC電源が加えられることを必要とする。したがって、
本来のバッテリに加えて、二次的電源からパワーを引き
出すことが、バッテリ電源によるモデムを含むコンピュ
ータデバイスにとって望ましい。
電源を提供するが、電話回線から電力を引き出すモデム
の能力を制限する制限および制約がしばしばある。例え
ば、米国の現行の規則は、電話機またはモデムがオフフ
ック状態またはアクティブ状態にあるときに電話回線か
らかなり大きな電流が引き出され得るようになってい
る。電話回線をオフフック状態に保持するために、約1
3ミリアンペア(mA)から150mAの範囲の電流が
引き出されなければならない。したがって、電話回線か
ら引き出される電流の最大量は制限される。
されたモデムは知られているが、これらの設計は、極端
に制約のある電力見積もりとなるかまたは利用可能な電
流の無駄遣いとなる。また、モデムは、一般に、政府の
規制、例えば米国における電話のためのFCCパート6
8 リクワイアメント、および電話回線上に戻され得る
影響およびノイズについての制限を受け、電話回線から
の電力の使用をさらに制限する。
許出願 No.09/028,061, "Low NoiseLine Powered DAA W
ith Feedback" by Hollenbach et al., filed February
23, 1998, に示されている。
は、モデムのようなデータソースと電話回線との間の物
理的インタフェースを提供する。DAAは、電話回線に
対する適切なDCターミネーションおよびAC変調特性
を提供することを受け持つ。例えば、DAAは、オフフ
ック状態において電話回線をオフフック状態に保持する
ために、最小量のDC電流を引き出さなければならない
が、同時に、オフフック状態において最大量の電流より
も大きくない電流を引き出さなければならない。したが
って、DCターミネーション即ち負荷は、DAAが使用
される国の該当する電話標準に対応する所定制限内にな
ければならない。したがって、モデムは、DAAが使用
されている特定の国において電話回線から利用可能な所
定の最大電流よりも大きくない電流で動作しなければな
らない。
つの国だけではなく複数の異なる国のいずれかにおける
使用に対しても製品を設計し製造することが望ましい。
しかし、オフフック仕様を満たすために顧客構内装置
(即ち、DC負荷)が引き出さなければならない電流の
最小量および最大量に関する規則は、異なる国において
大きく変化する。したがって、1つの国において使用さ
れるDAAは、別の国において使用されるDAAにより
提供される特性とは異なる可能性がありかつしばしば完
全に異なる電話回線への特性を提供しなければならな
い。
対する異なる物理的構成部品を含む異なるDAAを通常
製造し、またはデバイスが使用される特定の国の要求条
件に基づいてスイッチが入切りされるターミネーション
コンポーネントを有するDAAを製造している。別個の
国に対して別個のDAAを製造すること、および/また
は様々な国における使用のための切り換え可能なコンポ
ーネントを有するDAAを製造することは、世界市場に
おいてそのようなDAAを提供する全体的コストを増大
させる。また、より多くの部品数のために信頼性が低下
する可能性がある。
れる利用可能な回線電流により少なくとも部分的に給電
されることのできる安価かつ信頼性のあるDAAについ
ての必要性がある。
ラインパワードコーデックは、ラインパワードアナログ
/デジタルコンバータおよびラインパワードデジタル/
アナログコンバータを含む。DC電流測定モジュール
は、オフフック状態において電話回線から使用のために
利用可能な電流の量を決定するように適合されている。
アナログ/デジタルコンバータおよびデジタル/アナロ
グコンバータは、それぞれ、DC電流測定モジュールが
オフフック状態において電話回線から十分な電流が利用
可能でないことを決定する場合、リセット状態に維持さ
れるように適合されている。
ーデックを給電する方法は、電話回線に接続されたライ
ンパワードコーデックのチップにおいて利用可能な電流
の近似的量を決定するステップを含む。ラインパワード
コーデックのラインパワードコンポーネントは、利用可
能な電流の量が十分であると決定された場合、動作する
ことが許容される。そうでない場合、ラインパワードコ
ーデックのラインパワードコンポーネントは、リセット
状態に保持される。
ーダンスをプログラム可能に調節することができるライ
ンパワードコーデックにおける電話からの最小の電流引
き出しを維持する方法は、電話回線に接続されたライン
パワードコーデックのチップにおける利用可能な電流の
近似的量を決定するステップを含む。ラインパワードコ
ーデックのラインパワードコンポーネントは、利用可能
な電流の量が十分であると決定された場合に動作するこ
とが許容され、そうでない場合、ラインパワードコーデ
ックのローパワーサイドにおけるプロセッサからライン
パワードコーデックのチップにおいて、最小のDC電圧
レベルが維持される。
(DAA)のためのコーデックが開示される。これは、
電話回線から供給される電力での適切な動作を条件保証
として許容し、一方同時に、多くの国々の関連する要求
条件を満足する。
回線電流から部分的かつ適応的に給電されることができ
るコーデックが開示される。従来、ラインパワードコー
デックに関連づけられたいくつかの問題点が、電話回線
電流により部分的に給電されるコーデックの開発を制限
または妨げてきた。例えば、様々な国々における異なる
規則は、電流および/または電圧が電話回線から短時間
の間消えることを許容し、ラインパワードコーデックへ
の電源を中断させる。したがって、ラインパワードコー
デックは、特定の国により設定された規則を維持する一
方で、リセット状態から回復することができなければな
らない。従来のラインパワードコーデックは、リセット
の後デフォルト状態に戻る。
用されるように設計される場合、デフォルト状態はその
国に応じて設定され、リセットプロセスを通しての全て
の規則に従うことを保証することができる。しかし、あ
るコーデックは異なる国において使用される場合、コー
デックのデフォルトリセット設定は、ローカル規則(例
えば、ACおよび/またはDCインピーダンス要求条
件)に従わない可能性があり、コーデックはリセットの
後少なくとも短い時間の間恐らく従わなくなり、コーデ
ックはそのデフォルト状態に戻る。多くの国々におい
て、これは受け入れることができない。
は、従来、1つの国の規則に従うように設計されてき
た。ラインパワードコーデックを1つよりも多い国にお
いて販売するためには、製造者は、対応する数のモデル
のラインパワードコーデックを設計しかつストックしな
ければならなかった。残念なことに、複数のモデルの製
品は、コストを増大させ、ラインパワードコーデックを
使用する製品が複数の国での柔軟性を持たなくさせる。
クは、複数の国々のどの国に対する構成も可能なコーデ
ックを回線給電することに関連する問題を克服する。
クは、従来のラインパワードコーデックにおいて問題で
あった少なくとも以下の問題点を解決する。(a)ライ
ンパワードコーデックのラインパワード部のパワーダウ
ンによりカスターマイズされた特定国向けレジスタセッ
ティング(例えば、ACインピーダンス値のセッティン
グ)を維持すること。(b)コールブリッジを通してレ
ジスタの内容を維持することによりラインパワードコー
デックのパワーダウンサイクルを通してオフフック状態
を保つこと。
給電するには不十分な低電流状態のためにラインパワー
ドコーデックの繰り返されるシャットダウンおよびパワ
ーアップにより引き起こされる電話回線中の発振を防止
すること。(d)オンフックまたはオフフック状態の間
の利用可能な回線電流の量が大きく異なることに鑑み
て、オンフックからオフフックへの変化またはオフフッ
クからオンフックへの変化によりコーデックのラインパ
ワードコンポーネント間で利用可能な電流引き出しを分
配すること。
的なスタートアップ手順が、所定のレジスタセッティン
グ、例えば特定国向けレジスタセッティングを使用して
開示される。これは、ラインパワードコーデックの低電
圧側から(例えば、PCまたはモデム側から)給電され
かつ維持される。ラインパワードコーデックの低電流引
き出し側(即ち、“低電圧側”)から適切なレジスタを
給電することにより、ラインパワードコーデックのプロ
グラムされた状態は、電話回線が400ミリ秒(mS)
までの間電力を失うコールブリッジによっても維持され
得る。
ら構内電話機への回線電流の一時的な中断であり、40
0mSの長さ続く可能性がある。電話規則は、電話機が
電話回線に対する電力をセントラルオフィスが回復して
15mS内にオフフック電流引き出しに回復しなければ
ならないことを指定する。
り、電話回線における電力ロスによるリセットによっ
て、ラインパワードコーデックは必ずしもデフォルト状
態に戻らない。
ータアクセスアレンジメント(DAA)において、とり
わけ、DAAを使用する現在のまたは他のアプリケーシ
ョンデバイスにおけるプロセッサ(例えば、デジタルシ
グナルプロセッサ(DSP))のようなデジタルコンポ
ーネントと電話回線上のアナログ信号との間のデジタル
/アナログ変換およびアナログ/デジタル変換を提供す
るために使用される。
置(モデム)は、特定国向け電圧/電流(VI)ロード
ラインに従って、回線を占有しかつ適切な電流を設定し
なければならない。多くの国の要求条件を満たすため
に、これは20ミリ秒(ms)以内に行われなけばなら
ない。電流を設定するために、DC電流および電圧を設
定するジャイレータ(gyrator )が、まず予め充電され
なければならない。これは、典型的には、様々なプリチ
ャージフィルタおよび電子インダクタを形成するいくつ
かの外部コンポーネントで達成される。
線電流が動作をサポートするのに低すぎる場合、ターン
オンしてはならない。
求条件に基づいてスイッチインおよびスイッチアウトさ
れ得る外部コンポーネントを使用することにより問題を
解決する。残念なことに、この方法に必要とされる外部
コンポーネントのハードウェアプログラム可能性は、コ
ストを大幅に増大させる。
を変更またはスイッチインまたはスイッチアウトする必
要なしに、リセット状態によっても、プログラムされた
セッティングを保つことができるデジタルデータアクセ
スアレンジメント(DAA)におけるコーデックを提供
する。
Cフィードバック制御を備えたラインパワードコーデッ
クに対する単純化された例示的システムトポロジーを示
す。説明の単純化のために、全波整流器(即ち、極性安
全装置)、ライトニング保護回路および他の詳細は、図
1に示されていない。
ラインパワードコーデック100は、例えばモデムのデ
ジタルシグナルプロセッサ(DSP)102とセントラ
ルオフィス140からの電話回線との間のDAAに対す
る基礎を提供する。
オフィス140からの電話回線のチップアンドリング接
続間に、適応形ラインパワードコーデック100の回線
側に互いに並列に2つの回路がある。セントラルオフィ
ス140は、電源132(例えば、50V)および抵抗
器(例えば、600オーム)の直列接続により示された
電話回線上の特性インピーダンスによりある量の回線電
流を提供する。
上の第1の並列回路は、電流源120、シャント抵抗器
122、トランジスタ124および抵抗器126の直列
接続を含む。電流源120、シャント抵抗器122およ
びトランジスタ124は、プログラム可能なインピーダ
ンス技法を提供する。ラインパワードコーデック100
を含む顧客構内装置のインピーダンスは、DSP102
により設定される適切なレジスタの値に従って、ライン
パワードコーデック100により制御される。抵抗器1
26は、この第1の並列回路中の電流が測定されること
を可能にする。
ーデック100の回線側上の第2の並列回路は、基準抵
抗器128(Rref)と直列の基準キャパシタ130
(Cref)を含む。CrefおよびRrefは、基準
インピーダンスレベルを設定する。
パス中にアナログ/デジタル(A/D)コンバータ10
6および送信パス中にデジタル/アナログ(D/A)コ
ンバータ110を含む。また、デフォルト電流レベル制
御モジュール108は、加算点において送信パスに加え
られ、電話回線から引き出される電流のレベルを制御す
る。デフォルト電流レベルは、例えば10mAである。
0により電話回線上に生成されるDC電流のレベルを設
定する。
ックを動作させるために十分な電圧を生成する。
線上で利用可能な電力の電流および電圧の測定を可能に
する。
測定モジュール118により測定された電流量が、コー
デック100のラインパワードコンポーネントのライン
パワード動作を可能にするのに十分であるかどうかを決
定する。
った後に得られる回線電流を示す。図2において、x軸
は時間(ミリ秒(ms))を示し、y軸はチップ電流を
ミリアンペア(mA)で表す。
た後得られる回線電圧を示す。図3において、x軸は時
間(ms)を示し、y軸はチップ電圧(ボルト)を示
す。
トアップ手順は、ラインパワードコーデック100がオ
フフック状態になり電話回線を占有した後の4つの状態
によりその動作に関して最もよく説明される。4つの状
態は、ここでは、状態A、状態B、状態Cおよび状態D
と任意的に呼ばれ、図1,2および3の各々において示
されている。
線がオフフックになり、ラインパワードコーデックがリ
セット状態のままである初期的時間に関する。第2の状
態(例えば、状態B)は、コーデック100中の所定の
ラインパワードコンポーネントが不安定であり、キャパ
シタが電流の初期サージを引き出す間の時間に関する。
第3の状態(例えば、状態C)は、ラインパワードコー
デック100のラインパワードコンポーネントが安定に
なり、ラインパワードコーデック100のラインパワー
ドコンポーネントに再充電可能なエレメントが電流を戻
す時点に関する。ラインパワードコーデック100は、
第3の状態(状態C)が完了した後安定になる。これ
は、例えば、第4の状態Dと呼ばれ得るものを形成す
る。状態Dは、スタートップ手順の終了を示す最終状態
である。
び3を参照してさらに詳細に説明する。
ードコーデック100をオフフックにし、短絡に近い回
線電流を引き出し始める。この状態(即ち、状態A)に
おいて、コーデック102の主要なコンポーネント、即
ちコーデックのラインパワードコンポーネントがリセッ
トになる。これは、エレメント147において比喩的な
意味でのスイッチを接地することにより表されている。
スイッチ147は、電流源120の両端間にある。勿
論、エレメント147は、説明のためのみであり、接地
された実際のスイッチである必要は必ずしもない。スイ
ッチ147の意図するところは、電流源120を一時的
に短絡して、オフフックスタートアップ手順の初めにお
いて大きな値のIT フローイング(flowing )を得るこ
とである。
ーネントは、オフフック状態におけるその電力引き出し
が、使用されるいずれかの国における電話回線から許容
される最大値よりも小さい電流、例えば、電話回線から
の200マイクロアンペア(μA)の電流よりも小さく
なるように予め選択される。
ントラルオフィス140への短絡回路をほぼ提供する一
方で、最低レベル、例えば5Vに維持されることにな
る。この例において、コーデックのチップ電流(IT)
は、例えば80mAになる。
00のDC電流測定モジュール118は、利用可能な電
流量がコーデック100のラインパワードコンポーネン
トの動作をサポートするのに十分大きいかどうかを決定
するためにチップ電流(IT)を測定する。電流グッド
モジュール112は、コンパレータ回路または同様の回
路または十分な電流が電話回線から引き出されているか
どうかを決定するためのデジタルプロセスである。
電流が十分ないと決定した場合、ラインパワードコーデ
ック100は、リセットのまま、即ち状態Aのままにな
る。しかし、電流グッドモジュール112が、所定時間
の後電話回線から引き出されている利用可能な電流の量
が、コーデック100のラインパワードコンポーネント
の動作をサポートするために十分であると決定した場
合、次の状態(例えば、状態B)に入る。この実施形態
において、コーデックのラインパワード動作をサポート
するために電話回線から引き出される十分な電流は、1
msの測定の後少なくとも10mAの量である。
ための十分な電流が電話回線にあるとうまく決定した
後、コーデック100は第2の状態、例えば状態Bに入
る。
態A)は、デアサート(de-asserted )され、コーデッ
ク100のラインパワードコンポーネントの通常動作が
開始する。これは、スイッチ147を開くことを含む。
この時点において、回線電流(即ち、チップ電流)は、
適切なデフォルト値、例えば10mA制御モジュール1
08により示される10mAに設定される。
28および130は、図2に示されているように状態B
の間に充電される。この実施形態において、インピーダ
ンス128,130は、基準キャパシタ130(Cre
f)および基準抵抗器128(Rref)の直列接続か
らなる。
初期ドレインのために、デフォルト電流(例えば、制御
モジュール108により設定される10mA)が、所定
時間到達されることはない。したがって、状態Bは、イ
ンピーダンス128,130への充電を安定化すること
を可能にする十分な時間継続することになる。インピー
ダンス128,130に対する充電は、図2に示されて
いるように、それが最終レベルの例えば90%に到達し
たときに安定化されたと考えられ得る。
らのインピーダンス128,130を充電するために十
分な例示的な時間は、5ミリ秒(ms)である。この安
定化時間(例えば、5ms)は、アナログ回路およびD
AA中のフィルタ(例えば、デジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)フィルタ)が安定化することを可能にす
る。
(例えば、状態Aの1ms後、および状態Bの5ms
後)、状態Cに入る。
セッサ(例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DS
P))中の拡張されたDCフィードバックが動作を始め
る。本発明の拡張されたDCフィードバック機能によれ
ば、サポートするプロセッサ(例えば、DSP102)
は可変抵抗器をモデルする。
2は、A/Dコンバータ106を使用してチップ電圧を
測定する。チップ電圧の値に基づいて、DSP102
は、デジタル/アナログ(D/A)コンバータの出力電
圧を調節することにより、チップ電流の値を設定する。
したがって、DSP102は、電話回線へ拡張されたま
たは追加のDCフィードバックを提供し、様々な国のう
ちのいずれかのV/Iロードラインが所望の時間、例え
ば20ms内に満足されることを保証する。
クのサポートを使用して、電話回線のチップ電流(I
T)は、特定の国のための最小許容可能回線電流よりも
大きい値に収束することになる。理想的には、この収束
は、不安定を生じさせることなしに可能な限り速く行わ
れる。
どの国の規則を満足するものとして説明されたが、特定
の回線電流および収束時間は、好ましくは、DSP中の
ソフトウェアパラメータによりプログラム可能に制御さ
れ、ラインパワードコーデック100を多くの国々での
使用を可能にする。
のパラメータは満足されたことになる。好ましくは、D
Cロードラインは、AC信号による妨害から保護される
ことになる。この目的のために、DSPは、システムが
大きなインダクタとして電話機に対して見えるようにD
Cフィードバックを調節することができる。
デック100のフィードバック伝達関数は、DCに可能
な限り近いカットオフ周波数を有するローパスフィルタ
として機能する。これは、DC値の速い変化がもはや必
要でないからである。デジタルシグナルプロセッサ(D
SP)が大きなインダクタをどのようにエメレートする
かの適切な説明は、米国特許出願 No. 09/310,021, fil
ed May 11, 1999, entitled "Digital Gyrator", by J.
Fischer, D. Laturell, and L. Smith に提供されてい
る。
なパワーアップを取り巻く問題に加えて、ラインパワー
ドコーデックは、供給している電話回線における低電流
または低電圧状態によるラインパワードコーデックの予
期しないパワーダウンによっても、コールブリッヂの間
オフフック状態を維持することができるラインパワード
コーデックが開示される。本発明のこれらの側面および
他の側面は、低電流電話回線における承認テストをライ
ンパワードコーデックについて行いかつパスさせること
を可能にする。
圧がアクティブな通話の間0ボルトに低下することがで
き、低下した電圧レベルは400msまで0ボルトのま
まであり得ることを特定する。その後、別の通常のチッ
プ/リング電圧レベルが回復された場合、電話回線上の
電流は、以前に確立された電話通話を継続するために、
所定の時間、例えば15ms内に所定のレベル、例えば
15mAよりも大きく上昇しなければならない。勿論、
これらの値は、多くの国々について最悪のシナリオに関
するものであるが、これらの値は、例示に過ぎず、各々
の特定の国は、どれぐらい長く電圧が0ボルトのままで
あり得るか、どれぐらい速くデバイス(例えば、モデ
ム)が電圧が戻ったときに応答すべきかなどについて異
なる仕様を有することができる。
のコーデックは、典型的には、利得を設定する、スター
トアップタイマーを制御する、およびオフフックにする
ようにプログラムされたいくつかのプログラマブルレジ
スタを含む。しかし、これは、モデムの高電圧部(即
ち、回線側)に置かれるラインパワードコーデックにと
って問題を生じる。
電圧が、例えば実質的に0ボルトに低下した場合、ライ
ンパワードコーデックはリセットさせられることにな
る。その後、電力がセントラルオフィスから電話回線に
再び印加されたとき、ラインパワードコーデックは、再
びパワーアップし、そのデフォルト状態、即ちオンフッ
ク状態に入る。
(即ち、チップ/リング電圧)がいつ回復したかの知識
を有しないので、モデムのコントローラ(例えば、DS
P)に対して困難な同期化問題を生じ、したがって、特
定の国の要求条件を満たすように十分に速く以前のオフ
フック状態に、例えば15ms内に15mAにラインパ
ワードコーデックを再び戻すことができない可能性があ
る。
ジ(即ち、チップ/リング電圧が0VDCに低下するこ
と)は、追加的な特定国向けコンポーネントをスイッチ
インおよびスイッチアウトする必要なしに、多くの国々
の要求条件を満たすように維持され得る。
ワードコーデックの低電流部および高電流部を有するラ
インパワードコーデックのブロック図を示す。
デックは、低電流部402および高電流部404の両方
を含む。低電流部402および高電流部404は、別個
に給電される。高電流部404は、電話回線から得られ
た電力から完全に給電される。しかし、重要なことに、
低電流部402は、ラインパワードコーデック400の
低電圧側(即ち、モデム側)から電力を得る。適切な解
は、低電流部402と高電流部404との間を通過する
信号に対して使用され得る。
イマー420を除いてラインパワードコーデック400
のほとんどの回路を含む。レジスタおよびタイマー42
0は、ラインパワーダウンの間に引き起こされるライン
パワードコーデック400のリセット状態を通して維持
されなければならない。単純化のために、図4のライン
パワードコーデック400には、電流に関する回路のみ
が示されている。電流に関して、議論は電圧および電流
検出回路422である。
パワードコーデック400の低電圧側(即ち、図4の左
側)、例えば電話回線からではなく充電されたキャパシ
タのような電荷蓄積デバイス171から常に給電されて
いる。一方、ラインパワードコーデック400の高電圧
側(即ち、図4の右側)における高電流部404から電
力を得るコンポーネントは、常に、セントラルオフィス
140からの電話回線から給電されている。
パワードコーデック400のリセット状態の間電話回線
中の電流および電圧レベルを検知する。電圧および電流
検出回路422により十分な電流および電圧が検出され
る場合、アクティブ化信号が、ラインパワードコーデッ
ク400の高電流部404のパワーアップを可能にする
ために適切なステートマシーンロジック(適切なプロセ
ッサ)に提供される。
れたキャパシタ)は、ラインパワードコーデック400
の低電圧側上の適切なソースから充電される。この実施
形態において、クロックアウト(例えば、異なるクロッ
クアウト信号)が、適切なダイオードと共に使用され
て、クロック信号がアクティブであるとき、電荷蓄積デ
バイス171に対するチャージーポンプを形成する。
400は、例えばモデムコントローラ102が特定のオ
フフック制御ビットをラインパワードコーデック400
の低電流部402中の適切なレジスタ420に書き込む
ときに、オフフック状態に置かれる。この時点におい
て、410中の外部スイッチフックが閉じられて、電流
が電話回線からラインパワードコーデックに流れ込む。
部404の内部の電圧/電流検出モジュール422は、
回線の電圧および電流(即ち、チップ/リング電圧およ
び電流)を監視する。電圧および電流の両方が、ライン
パワードコーデック400の高電流部404中のコンポ
ーネントが動作するために十分に高い場合、適切な信号
がラインパワードコーデック400の低電流部402に
送られて、低電流部402中のタイマー420に基づい
てスタートアップタイマーシーケンスをアクティブ化す
る。
しかつランニングした後、様々な国の規則は、セントラ
ルオフィス140からの電話回線上の電圧および/また
は電流が中断されることを許容する。この場合におい
て、セントラルオフィス140からの電圧および/また
は電流が中断される場合、電圧および電流検出回路42
2はトリップし、低電流部402中のタイマー420に
基づいてスタートアップシーケンサをアクティブ化し、
これは、高電流部404中のアナログおよび他の回路を
アクティブ化することになる。この電力の中断の間、モ
デムコントローラ102へ送信されるデータは、リセッ
ト状態に入り、例えば全てゼロになる。
ドコーデック400の低電流部402中のデジタル回路
は、非常に小さい電流を引き出すことになる。本発明の
この側面によれば、ラインパワードコーデック400の
低電流部402中のレジスタを維持するために必要な電
流は、必要な時間、例えば400msまでラインパワー
ドーコーデック400の低電圧側から供給されることに
なる。
ック信号または他の発振信号および外部キャパシタから
の例えばチャージポンピングを使用して必要な電力を供
給する。チャージポンプは、コールブリッジの間、遙か
に小さくかつより実用的な電荷蓄積キャパシタ171が
低電流部402を給電するために使用されることを可能
にする。例示的なチャージポンプの適切な説明が、米国
特許出願 No.09/192,651, filed November 16, 1998, e
ntitled "Combination Clock And Charge PumpFor Line
Powered DAA", by T.E. Fuehrer, K.E. Hollenbach,
D. Laturell, and S.B. Witmerに提供されている。
ック400の低電流部402中の全てのレジスタ420
が、回線の給電が中断されたときコールブリッジを確立
した例えばオフフック状態を設定する1つのビットまた
は複数のビットを含むそれらのデフォルト値からそれら
がプログラムされたその以前に維持された値を保持す
る。
圧が許容される時間、例えば400ms内に戻った後、
電圧および電流検出回路422は、ステートマシーンロ
ジックに対して適切なアクティブ化信号、例えばローか
らハイへを出力し、オリジナルスタートアップシーケン
スは保持されたタイマーおよびレジスタ420に基づく
が、大電流引き出し回路が電力ロスのためにリセットに
なるが、スタートアップシーケンスのアクティブ化は、
ラインパワードコーデック100の低電圧側をパワーオ
フしたデバイス、例えばラインパワードコーデックの低
電流部102におけるレジスタおよびタイマー420中
のレジスタまたはタイマーの値をリセットしないという
認識と共に繰り返すことになる。ラインパワードコーデ
ック100の高電圧側の電力サイクルの間リセットする
ことなしにレジスタをそのままにすることにより、通話
状態(例えば、オフフック状態)が維持され得る。
パワードコーデック400は、モデムコントローラ10
2からの相互作用を必要とすることなしに、再び、例え
ば15ms内に例えば少なくとも15mAの少なくとも
最小の電流量を直ちに引き出すことができる。相互作用
がモデムコントローラ102から必要とされるべきもの
であった場合、電流引き出し(即ち、15mA)を再び
確立するために必要とされる速度は、激しく低下するこ
とになる。
ック状態の間にチップ/リング電流の他の中断があった
間の図4に示されたラインパワードコーデックの動作を
説明するために有用なタイミング図を示す。
ィス140からの電圧は、波形(a)に示されているよ
うに400msよりも短い期間低下する。波形(b)
は、電圧および電流検出回路422からのアクティブ化
信号出力を示す。波形(c)および(d)は、部分50
2において、電圧中断の前に通話が確立されたことを示
し、ラインパワードコーデック400の高電流部404
中で給電されるコンポーネントが低電力オフフックアイ
ドル状態504に入り、そこでは高電流部コンポーネン
トは、リセット状態に保たれることを示す。この時点に
おいて、電圧/電流検出回路422は、入ってくるリン
グ信号および/またはいつ十分な電圧が電話回線に戻る
かのいずれかを検出するために電話回線を捜し回ること
になる。
ら戻った後、スタートアップシーケンス506が、ライ
ンパワードコーデック400の低電流部402中のレジ
スタ/タイマー420に保持されたタイマー値およびレ
ジスター値に基づいて、波形(b)に示されているよう
にアクティブ化信号に基づいて開始される。そして、最
大の割り当て時間、例えば15ms前に非常に速く、ラ
インパワードコーデック400の高電流部404中のコ
ンポーネントのオフフック状態が、電話回線から必要と
される電流を再び引き出し、図5の波形(d)に示され
ているように中断が起きなかったかのように動作を続け
る。
論、電話回線上に十分な電流がある場合パワーアップし
かつ動作を始めて、ラインパワードコーデック100が
そのようにすることを可能にする。しかし、ラインパワ
ードコーデック100は、セントラルオフィス140か
ら電話回線上で利用可能な電力量が不十分であるために
そうしなければ通常のラインパワードコーデックの繰り
返されるパワーアップおよびパワーダウンにより引き起
こされる電話回線上の電力引き出し発振を防止するため
に、低電流状態においてパワーアップしてはならない。
本発明の一側面の原理によれば、ここに開示されるライ
ンパワードコーデック100は、そのようにするための
十分な利用可能な電流があるかどうかを、電話回線から
全電流(例えば、7mA)を引き出す前に決定する。
流はオフフック状態の間に300μAから5mAの範囲
にあり得ることを特定する。この電流は、一般には、電
流モデム回路を使用してモデム通話をサポートするため
には低過ぎる。
フック信号、波形(b)における電圧検出信号、波形
(c)における電流検出信号、およびラインパワードコ
ーデック100のオンフック/オフフック状態に対する
波形(e)におけるセントラルオフィス電流の関係を示
す。コーデック電流検出は、低いままであり、これは、
適切なモデム動作に対する十分な回線電流がなく、コー
デック高電流部404がリセットに保たれていることを
示す。
ーダンスが、数百msについてこれらの低電流接続の間
短絡回路として見えるように十分低くなければならない
という規則を定めている。また規則は、回線における電
圧(即ち、チップ/リング電圧)が発振しないことを要
求する。通常のラインパワードコーデックは、電話回線
からの給電がそのような規則に違反している場合発振す
る可能性がある。
は5mAよりも大きく引き出すので、モデムを単にオン
することは、チップにおける電圧を低下させ、モデムの
能動回路をターンオフさせる。能動回路がターンオフす
ると、電圧は再び上昇することになる。そして、回線電
圧がモデム回路を再びターンオンするのに十分高くなっ
た場合、このスタートプロセスは繰り返すことになり、
発振として表れて、管理規則に違反する。
大きな電流を引き出す全ての回路をモデムの低電圧側
(即ち、PCパワード側)に置くことである。あいに
く、この通常の解決法は、コンポーネントが回線から給
電され得る場合には必要とされない追加のコンポーネン
トおよび低電圧絶縁デバイスに対する追加の高電圧を必
要とする。これらの追加的なコンポーネントおよび絶縁
デバイスは、デバイスが回線から給電される場合よりも
より高価でかつ潜在的により信頼性の低いデバイスとな
る。
るように、ラインパワードコーデック100内部の個々
のコンポーネントまたは回路は、高電流部804におい
て電話回線から電力を引き出す電力バスからまたは低電
圧側、例えばモデムコントローラ102から電力を引き
出す電力バスへのいずれかで電力を引き出すように設定
され得る。
パワードコーデック100は、ラインパワードコーデッ
ク100の低電圧側から常に電力を引き出す回路、例え
ばレジスタおよびタイマー240およびラインパワード
コーデック100の高電圧側(即ち、電話回線側)から
常に電力を引き出す回路、例えば、電圧/電流検出回路
422を含む。電話回線によりその他の場合給電される
他の回路832は、電話回線から、例えば電話回線から
得られる2.7ボルト電力レールを使用して、またはモ
デムコントローラ102からモデムコントローラ102
から供給される5ボルト電力レールを使用して給電され
ていることの間で切り換えられる。この切り換えは、図
7に示されたスイッチ834に表されている。図7(お
よび図4)に示されているように、ツェナーダイオード
189は、電荷蓄積デバイス171の電圧レベルを制限
するために、電荷蓄積デバイス171の両端間に使用さ
れ得る。
いて、ラインパワードコーデック100は、外部コンポ
ーネント410にセントラルオフィスから可能な限り大
きな電流を引き出させ、即ち可能な限り短絡に近くし、
同時に、ラインパワードコーデック100の高電流部8
04中の電力レールにおけるこれらのデバイスのみを給
電する。例えば、電圧/電流検出回路422は、電話回
線から給電されたままである。好ましくは、このときに
おいて、低電流を引き出すモジュールのみが、ラインパ
ワードコーデック100中でターンオンし、利用可能な
電流の使用部がラインパワードコーデック100をバイ
パスし、電圧/電流検出回路422により測定されるよ
うにする。
スする電流は、電圧/電流検出回路422の電流検出部
により監視される。監視される電流が、ラインパワード
コーデック100をターンオンしかつ動作させるために
低すぎる場合、電流検出回路422の出力は、非アクテ
ィブ(ロー)のままとなり、デバイスは、コントローラ
102により呼びの試行を終了させかつオンフックに戻
ることを指示されるまで、この低回線インピーダンス状
態のままとなる。しかし、ラインパワードコーデック1
00の動作を可能にする十分な電流および電圧が回線か
ら検出される場合、電圧/電流検出回路422の出力
は、アクティブ化し、例えば、ラインパワードコーデッ
ク100を動作させるための十分な電圧があることを示
すように0から1になる。そして、図2および3を参照
して説明したスタートアップ手順が、モデム接続を確立
するために続いて行われる。
スは、通常動作の間に5ミリアンペア(mA)の電流よ
りも多く引き出すラインパワードコーデックが関連する
低回線電流安定度テストをパスすることを可能にする。
線からの電流引き出しを分配することのみが重要ではな
く、オンフックからオフフックへおよびオフフックから
オンフックへの変化の間に電話回線からの電流引き出し
を分配することも重要である。
デムコントローラ102は、電話通話をセットアップす
るために、ラインパワードコーデック100中の1つま
たは2つ以上のレジスタ420へ特定の制御値を書き込
む。これは、例えば、システム利得をセットアップする
こと、タイマー値をスタートアップすること、および/
またはラインパワードコーデック100の低電流部80
2中のタイマー420に基づいてオフフックシーケンサ
をイニシエートすることを含み得る。
インパワードコーデック100内部でターンオンされな
ければならない。例えば、シリアル入出力(SIO)デ
バイス、データおよびクロック受信機、データ送信機、
タイマーなどが、モデム接続をセットアップするために
ターンオンされなければならない。これらの回路がター
ンオンされた場合、結合されたモジュールの全電流引き
出しは、数百マイクロアンペアになり得る。
態の間にセントラルオフィスから少なくとも500μA
が引き出されることを許容するので、モデムがオンフッ
ク状態にまだある場合に問題にはならない。したがっ
て、例えば必要とされる場合チップ/リング両端間の1
00K抵抗器においてスイッチングすることにより十分
な電流が引き出され得る。チップ/リング電圧は、典型
的には、オンフック状態において10Vよりも大きい。
したがって、例えば500μAのアンプル電流が、コー
デックを給電することに使用するために利用可能とな
る。
く場合、チップ/リング電圧は、例えば5Vに低下する
可能性がある。これは、デジタル回路による使用のため
の例えば60μAよりも小さいままとなる。また、リン
グ検出は、オフフック状態の間に実行される。全ての前
述したデジタル回路は、バンドギャップ、基準回路、バ
イヤス回路および/またはアナログ/デジタル(A/
D)、デジタル/アナログ(D/A)コンバータに加え
て、ラインパワードコーデック100において必要とさ
れる。この回路の多くは、モデムがオフフック状態に行
った場合にも必要とされる。
フック状態またはオフフック状態のいずれかにおいて動
作させるために二重化されおよび調節されることが通常
必要となる。残念ながら、オンフックおよびオフフック
状態の間に必要とされる回路の二重化は、集積回路のシ
リコン中のかなり大きな面積を必要とし、非効率的にな
る。別の通常の解決法は、可能な限り多くの回路をチッ
プ/リングインタフェースの低電力(例えば、PCまた
はノンラインパワード)側に置くことである。しかし、
そのような解決法は、高電流電話回線給電側上の回路と
適切に働かせるために追加のおよび重複したコンポーネ
ントを必要とし、システムのトータルコストをかなり大
幅に増大させる。
40からの電圧および/または電流が低下した場合(こ
れは、400msまでの間にチップ/リング電圧が0ボ
ルトに低下するコールブリッジの間に生じ得る)、モデ
ムコントローラ102との通信に使用される回路は、電
荷蓄積デバイス171により提供される低電圧側から例
えば5ボルト低電流源に供給される電流から電力を引き
出すために、スイッチングメカニズム834を使用して
スイッチされる。
電流が適切なレベルに戻ったとき、スタートアッププロ
セスは反復される。スタートアッププロセスは、電圧/
電流検出回路422によりラインパワードコーデック1
00の低電流部802上のタイムマシーン検査ロジック
に提供されるアクティブ化信号によりアクティブ化され
る。
100は、モデムコントローラ102が、適切な制御値
をコーデック中の適切なレジスタビットまたは複数のレ
ジスタビットに書き込むとき、オフフック状態にされ
る。この時点において、外部スイッチフックは、閉じら
れ、電流は、電話回線からラインパワードコーデック1
00に流れ込む。
バンドギャップおよび/またはバイアス回路)が、電話
回線により供給される電力供給レール、例えば2.7ボ
ルト電力供給レールに切り換えられる。しかし、その時
点において、好ましくは、クロックおよびデータおよび
送信データを受信する回路のようなより高い電流引き出
し回路が、2.7ボルト電力供給レールから給電される
ように切り換えられていない。
電流が、より高い電流引き出し回路、たとえばモデムコ
ントローラ102との通信を維持するために必要なアナ
ログ回路をサポートするために十分高くない可能性があ
るので行われる。その代わりに、ラインパワードコーデ
ック100内部の電圧/電流検出回路422は、チップ
/リングにおける回線の電圧レベルおよび利用可能な電
流レベルを監視する。電圧および電流の両方がラインパ
ワードコーデック100の動作に給電するために十分で
あると検出された場合、アクティブ化信号が、電圧/電
流検出回路422からラインパワードコーデック100
の低電流部802に出力され、スタートアップタイマー
シーケンスのアクティブ化を可能にする。この時点にお
いて、ブロック832および836の電力レールは、コ
ーデック100内部の2.7ボルト電力バスを使用して
電話回線から給電されるように切り換えられる。
ーデック100は、4個またはそれ以上の電力レールを
含むことができる。
ーデック100の低電圧側および高電圧側の各々に対し
て確立される得る。
DA)は、全電力が、電話回線により、例えばA/Dコ
ンバータ、D/Aコンバータおよび他の高電流アナログ
および/またはデジタル回路により提供されると、動作
に必要なだけの高電流引き出しデバイスと関連づけられ
得る。電圧/電流検出回路422は、それが電話回線か
らの低電力状態においてその捜し回る動作を実行するこ
とが得きるように、第1の電力レールVDDAに結びつ
けられ得る。第1の電力レールVDDAは、モデムがオ
フフックである場合電力回線から電力を引き出すために
常に接続されていることができる。一例として、第1の
電力レールVDDAは、他の電圧レベルが使用され得る
が、2.7ボルトに調節され得る。
は、パワーダウンリセット状態によりラインパワードコ
ーデックの所定の状態を維持するために必要なレジスタ
およびタイマー420と関連づけられ得る。第2の電力
レールVDDMは、ラインパワードコーデック100の
低電圧側、例えば電荷蓄積デバイス171から電力を引
き出すために常に接続され得る。第2の電力レールVD
DMは、他の電圧レベルが使用され得るが、例えばツェ
ナーダイオード189を使用して5.0ボルトに調節さ
れ得る。
たは2つ以上のスイッチ可能な電力レールが、ラインパ
ワードコーデック100の低電圧側または高電圧側のい
ずれかからの関連するデバイスの給電を可能にするため
に、ラインパワードコーデック100において使用され
得る。例えば、第3の電力レール(例えば、VDDB
G)は、電力回線からの利用可能な電流に依存して、第
1の電力レールVDDAまたは第2の電力レールVDD
Mのいずれかから動作電力を引き出すためにスイッチ可
能に配置され得る。第3の電力レールVDDBGから給
電され得るラインパワードコーデック100中のデバイ
スの例は、例えば、バンドギャップ基準回路、電圧基準
回路を一般的に含み、かつ他の比較的低電流引き出しデ
バイスも含む。
DAM)は、第1の電力レールVDDAまたは第2の電
力レールVDDMのいずれかから動作電力を引き出すよ
うにスイッチ可能に構成され得る。第4の電力レールV
DDAMは、例えばモデムコントローラ102および/
または他の高電流デバイスにインタフェースする回路と
関連づけられ得る。
ルVDDBGおよび第4の電力レールVDDAMの両方
が、第2の電力レールVDDMに対してスイッチされま
たは接続される。オフフック状態の検出に応じて第3の
電力レールVDDBGは、第1の電力レールVDDAに
スイッチされている。この時点において、第4の電力レ
ールVDDAMは、第2の電力レールVDDMに接続さ
れたままである。これは、ラインパワードコーデック1
00が、この時点において、第4の電力レールVDDA
Mに接続されたデバイスを十分に給電するために電話回
線から十分な電流および電圧が引き出され得るかどうか
を知らないからである。その後、電話回線上の電流およ
び電圧がラインパワードコーデック100を完全に給電
するために決定されると、第4の電力レールVDDAM
が第1の電力レールVDDAにスイッチされる。
様々な国により提供される利用可能な回線電流により少
なくとも部分的に給電されることのできる安価かつ信頼
性のあるDAAを提供することができる。
拡張されたラインパワードコーデックの単純化した例示
的システムトポロジーを示す図
クになった後の回線電流を示す図
クになった後の回線電圧を示す図
ックの低電流部および高電流部を有するラインパワード
コーデックのブロック図
チップ/リング電流の中断における図4に示されたライ
ンパワードコーデックの動作を説明するタイミング図
の低電流スタートアップタイミングを説明するタイミン
グ図
ロック図
Claims (23)
- 【請求項1】 ラインパワードコーデックを含むライン
パワードデータアクセスアレンジメント(DAA)をパ
ワーアップする方法において、 電話回線に接続された前記ラインパワードコーデックを
給電するために利用可能な回線電流の適切な量を決定す
るステップと、 前記決定された利用可能な電流の量が十分である場合、
前記ラインパワードコーデックのラインパワードコンポ
ーネントが動作することを許容するステップと、 そうでない場合、ラインパワードコーデックの前記ライ
ンパワードコンポーネントをリセット状態に維持するス
テップとを有することを特徴とする方法。 - 【請求項2】 前記ラインパワードコンポーネントが動
作することを許容するステップの後に、 前記電話回線から外部電源を充電するステップをさらに
含むことを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記外部電源は、利用可能な回線電流の
安定化を可能にするために十分な時間充電されることを
特徴とする請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 前記外部電源への前記充電が安定化され
た後に、 前記ラインパワードコーデックをサポートするプロセッ
サから前記電話回線へのDCフィードバック制御を提供
するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記
載の方法。 - 【請求項5】 前記DCフィードバック制御は、前記電
話回線からの最小の電流引き出しを保持することを特徴
とする請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 前記最小電流引き出しが、約13ミリア
ンペアであることを特徴とする請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 前記コーデックのラインパワードコンポ
ーネントを動作させることを可能にする前記利用可能な
電流の十分な量が、少なくともラインパワードコーデッ
クが動作するために必要とされるものであることを特徴
とする請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 前記決定するステップの間に、 前記ラインパワードDAAのチップ/リングにおける電
圧レベルを最小レベルに保持するステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 前記最小レベルは、前記ラインパワード
コーデックが通常動作をするために必要とされるもので
あることを特徴とする請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 前記決定するステップは、前記ライン
パワードコーデック中のラインパワードコンポーネント
がリセットされている間に実行されることを特徴とする
請求項1記載の方法。 - 【請求項11】 前記決定するステップは、前記ライン
パワードコーデックがオフフック状態にあるときに実行
されることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項12】 前記決定するステップは、 前記電話回線に対してほとんど短絡回路を提供するステ
ップと、 前記ほとんど短絡回路の提供に対応して、前記電話回線
中の電流の量を測定するステップとを含むことを特徴と
する請求項1記載の方法。 - 【請求項13】 出力インピーダンスをプログラム可能
に調節することができるラインパワードコーデックにお
いて電話機からの最小電流引き出しを保持する方法にお
いて、 電話回線に接続された前記ラインパワードコーデックの
チップにおける利用可能な電流の適切な量を決定するス
テップと、 前記決定された利用可能な電流の量が十分である場合、
前記ラインパワードコーデックのラインパワードコンポ
ーネントが動作することを可能にするステップと、 前記ラインパワードコーデックの低電力側におけるプロ
セッサから前記ラインパワードコーデックの前記チップ
における最小DC電圧レベルを保持するステップとを有
することを特徴とする方法。 - 【請求項14】 前記保持するステップは、 前記ラインパワードコーデックの前記チップから信号を
受信するアナログ/デジタルコンバータを使用してチッ
プ信号を変換するステップと、 前記チップ信号の電圧レベルをデジタル的に決定するス
テップと、 前記ラインパワードコーデックのリングと連絡して、デ
ジタル/アナログに出力信号を提供するステップとを含
むことを特徴とする請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 ラインパワードアナログ/デジタルコ
ンバータと、 ラインパワードデジタル/アナログコンバータと、 オフフック状態において電話回線から利用可能な電流の
量を決定するためのDC電流測定モジュールとを有し、 前記アナログ/デジタルコンバータおよび前記デジタル
/アナログコンバータは、前記DC電流測定モジュール
が、前記オフフック状態において前記電話回線から十分
な電流が利用可能でないことを決定した場合、リセット
状態に保持されるように各々適合されていることを特徴
とするラインパワードコーデック。 - 【請求項16】 ラインパワードコーデックをパワーア
ップするための装置において、 電話回線接続された前記ラインパワードコーデックのチ
ップにおける利用可能な電流な適切な量を決定するため
の手段と、 利用可能な電流の前記決定された量が十分である場合、
前記ラインパワードコーデックのラインパワードコンポ
ーネントが動作することを可能にする手段と、 そうでない場合、前記ラインパワードコーデックの前記
ラインパワードコンポーネントをリセット状態に維持す
るための手段とを有することを特徴とする装置。 - 【請求項17】 前記ラインパワードコンポーネントが
動作することを可能にした後、前記電話回線から外部電
源を充電するための手段をさらに有することを特徴とす
る請求項16記載の装置。 - 【請求項18】 前記外部電源への充電が安定化した
後、前記ラインパワードコーデックをサポートするプロ
セッサから前記電話回線に対してDCフィードバック制
御を提供するための手段とをさらに有することを特徴と
する請求項16記載の装置。 - 【請求項19】 前記DCフィードバック制御を提供す
るための手段は、前記電話回線からの最小電流引き出し
を維持することを特徴とする請求項19記載の装置。 - 【請求項20】 前記最小電流引き出しは、約13ミリ
アンペアであることを特徴とする請求項19記載の装
置。 - 【請求項21】 前記コーデックのラインパワードコン
ポーネントが動作することを可能にするための前記利用
可能な電流の十分な量は、少なくとも前記ラインパワー
ドコーデックが動作するために必要とされるものである
ことを特徴とする請求項16記載の装置。 - 【請求項22】 前記決定するための手段は、最小レベ
ルにおける前記ラインパワードコーデックのチップにお
ける電圧レベルを維持することを特徴とする請求項16
記載の装置。 - 【請求項23】 前記決定するステップは、前記電話回
線に対してほぼ短絡回路を提供し、前記ほぼ短絡回路の
提供に対応して前記電話回線中の電流の量を測定するこ
とを特徴とする請求項16記載の装置。
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US09/414568 | 1999-10-08 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000309803A Expired - Fee Related JP3681971B2 (ja) | 1999-10-08 | 2000-10-10 | ラインパワードコーデックおよびラインパワードコーデックをパワーアップするための装置およびラインパワードコーデックを含むラインパワードデータアクセスアレンジメントをパワーアップする方法 |
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Country | Link |
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