JP2001185941A - Ic接続端子付きシート状アンテナコイルの製造方法 - Google Patents

Ic接続端子付きシート状アンテナコイルの製造方法

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JP2001185941A
JP2001185941A JP37139699A JP37139699A JP2001185941A JP 2001185941 A JP2001185941 A JP 2001185941A JP 37139699 A JP37139699 A JP 37139699A JP 37139699 A JP37139699 A JP 37139699A JP 2001185941 A JP2001185941 A JP 2001185941A
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conductive
antenna
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Satoshi Sugiyama
聡 杉山
Takamitsu Nakabayashi
貴光 中林
Masahiro Nagai
雅大 永井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ICチップをアンテナの端末に直接接続でき
るIC接続端子付きシート状アンテナコイルを提供す
る。 【解決手段】 長手方向に収納溝2を有する非導電性の
コア材1と、接続端子としての折り畳み巻始め端部3A
および巻終わり端部3Bを両端に有する帯状の導電体3
と、可撓性の良い非導電体のシート4とを準備し、帯状
の導電体3の折り畳み巻始め端部3Aを、非導電性のコ
ア材1の収納溝2に収納するとともに、導電体3とシー
ト4を重ねた状態で、コア材1に巻き付けて巻き付け体
を形成したのち、コア材1と、導電体3と、シート4の
三者を一体に接着してアンテナ素材5を形成し、アンテ
ナ素材5を横断面方向に薄くスライス(輪切り)するこ
とにより、所定の渦巻き状巻線を有するシート状アンテ
ナコイル6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アンテナコイ
ル、特に、非接触型のICカード(Integrate
d Circuit Card)、あるいはICタグ
(Integrated Circuit Tag)等
に内蔵されるIC接続端子付きシート状アンテナコイル
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサとメモリを有するI
Cチップをプラスチックカードに埋め込んだICカード
は、記憶容量が大きく演算機能を有するので、各種の分
野で活用されている。特に最近は、アンテナコイルを内
蔵した非接触型ICカード、あるいはICタグが注目さ
れている。
【0003】図6は、従来の巻き線方式により製造した
アンテナコイルに、ICモジュールを接続した説明図で
ある。図6の巻き線方式は、表面に絶縁被膜を有する導
電性細線の導電体、一般的には、例えば、エナメル被覆
銅線よりなる丸い導電体8を、矩形状巻き枠に渦巻き状
に所定のターン数だけ整列させて巻き付けて矩形状巻線
7を形成する。矩形状巻線7のターン数は、アンテナコ
イルの使用周波数(波長)帯域によって所定の巻き回数
が決められる。矩形状巻線7を形成する丸い導電体8
の、巻始め端末8Aと巻終わり端末8Bは、ICモジュ
ール10に接続され、矩形状アンテナコイル9に仕上げ
られている。矩形状アンテナコイル9はICカードに埋
め込まれることになる。
【0004】図7は、従来のICモジュールとアンテナ
コイルの接続を示す断面説明図である。ICモジュール
10は、矩形状アンテナコイル(図6の9)との接続を
容易にするために、リード部材11を用いてICチップ
12を搭載し、ICチップ12のチップ電極13とリー
ド部材11は、ボンディングワイヤ14により接続した
のち、ICチップ12のチップ電極13とボンディング
ワイヤ14は、密封用樹脂16によりモールドして気密
に封止している。つぎに、矩形状アンテナコイル(図6
の9)の矩形状巻線(図6の7)を形成するエナメル被
覆銅線からなる丸い導電体8の、巻始め端末8Aおよび
巻終わり端末8Bは、レーザー溶接または抵抗溶接など
によりリード部材11に接続している。
【0005】図8は、従来の他の形式のICモジュール
とアンテナコイルの接続を示す断面説明図である。IC
モジュール10は、矩形状アンテナコイル(図6の9)
との接続を容易にするために、リード部材11にバンプ
15を介してICチップ12を搭載するとともに、IC
チップ12のチップ電極13とバンプ15、およびバン
プ15とリード部材11が、それぞれ電気的に接続され
ている。つぎに、矩形状アンテナコイル(図6の9)の
矩形状巻線(図6の7)を形成するエナメル被覆銅線か
らなる丸い導電体8の、巻始め端末8Aおよび巻終わり
端末8Bは、レーザー溶接または抵抗溶接などによりリ
ード部材11に接続している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の巻き線
方式のアンテナコイルの製造方法によると、丸いエナメ
ル被覆銅線を、平面上で渦巻き状に巻き付けて矩形状に
整然と整列させるのが難しく、大抵の場合、隣接する線
同士の重なり、あるいは隣接する線同士の間隔の乱れに
より、コイルの厚さが増すとともに、アンテナ特性にば
らつきが生じて、高コスト、低生産性であるという問題
があった。特に、リード部材にICチップを搭載してリ
ード部材とアンテナコイルを接続する形式(図7)、あ
るいはリード部材にバンプを介してICチップを搭載す
る形式(図8)によると、いずれもICチップのモジュ
ール化が必要となり、リード部材のコストに加え、リー
ド部材の厚さおよび密封用樹脂によるモールド封止の厚
さが加わって、ICモジュール全体の厚さが増し、結果
的にアンテナコイルの厚み抑制が困難となり、ICカー
ド全体の仕上がりサイズが大きくなるという課題があっ
た。
【0007】それ故、本発明の目的は、コイルの仕上が
り厚さが薄く、ICチップをアンテナの端末に直接接続
することが可能なIC接続端子付きシート状アンテナコ
イルの製造方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、製造が容易でコスト
低減ができるIC接続端子付きシート状アンテナコイル
の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、導電体を渦巻き状に巻いて渦巻き状巻
線を形成するアンテナコイルの製造方法において、非導
電性のコア材と、接続端子としての折り畳み巻始め端部
および折り畳み巻終わり端部を両端に有する帯状の導電
体と、可撓性の良い非導電体のシートとを準備し、前記
非導電性のコア材に、前記帯状の導電体と前記非導電体
のシートを重ねた状態で巻き付けて巻き付け体を形成
し、前記巻き付け体の前記非導電性のコア材と、前記帯
状の導電体と、前記非導電体のシートを一体に接着して
アンテナ素材を形成し、前記アンテナ素材を横断面方向
に薄くスライスすることにより、所定の渦巻き状巻線を
有するシート状アンテナコイルを形成することを特徴と
するIC接続端子付きシート状アンテナコイルの製造方
法を提供する。
【0010】また、この発明は、上記の目的を達成する
ため、前記巻き付け体を形成するステップは、前記帯状
の導電体の前記折り畳み巻始め端部を、前記非導電性の
コア材に形成した収納溝に収納するとともに、前記可撓
性の良い非導電体のシートと、前記帯状の導電体を重ね
た状態で、前記非導電性のコア材に固着したのち、前記
帯状の導電体と前記非導電体のシートを前記非導電性の
コア材にロール状に巻き付けて渦巻き状巻線を形成する
ことを形成することを特徴とし、前記アンテナ素材を形
成するステップは、前記帯状の導電体に前記非導電体の
シートを重ねた状態で、前記非導電性のコア材にロール
状に巻き付けたのち、前記非導電性のコア材と前記非導
電体のシートと前記帯状の導電体の三者を、加熱接着し
て一体化することによりロール状のアンテナ素材を形成
することを特徴とするIC接続端子付きシート状アンテ
ナコイルの製造方法を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1ないし図5により、本発明の
実施の形態によるIC接続端子付きシート状アンテナコ
イルの製造方法を説明する。非接触型ICカードは、採
用する周波数(波長)の帯域に応じて所定のサイズに設
計される。シート状アンテナコイルとICチップは、例
えば、カードサイズが88mm×56mmの非接触型I
Cカードに埋め込まれ、カードの厚さも適性に設定され
る。
【0012】図1は、本発明の実施の形態によるシート
状アンテナコイルの製造方法における非導電性のコア材
と帯状の導電体の関係を示している。図1に示すよう
に、長手方向に伸びた矩形状の収納溝2を有する矩形柱
状の塩化ビニル樹脂(PVC)製非導電性のコア材1
と、ジクザグ状に細かく折り束ねた折り畳み巻始め端部
3A、およびジクザグ状に細かく折り束ねた折り畳み巻
終わり端部3Bを両端に有する薄い銅条からなる帯状の
導電体3と、可撓性の良い塩化ビニル樹脂(PVC)製
非導電体のシート4が準備される。帯状の導電体3のジ
クザグ状折り畳み巻始め端部3Aは、コア材1の収納溝
2に収納するとともに、帯状の導電体3に可撓性の良い
非導電体のシート4を重ねた状態で、非導電体のシート
4の端を接着部4Aによってコア材1に溶着し、帯状の
導電体3と可撓性の良い非導電体のシート4を非導電性
のコア材1に巻き付けられるようにする。なお、折り畳
み巻終わり端部3Bのジクザグ状の細かい折り束ねは、
製造工程の都合により、帯状の導電体3と可撓性の良い
非導電体のシート4を、非導電性のコア材1に巻き終え
たのちに行ない、折り畳み巻終わり端部3Bを形成して
もよい。
【0013】図2は、図1の収納溝の部分の拡大断面図
である。帯状の導電体3は、非導電性のコア材1に巻き
付けるときに張力が加わるので、帯状の導電体3のジク
ザグ状の折り畳み巻始め端部3Aは、しっかりと矩形状
の収納溝2に収納されていることが望まれる。また、可
撓性の良い非導電体のシート4は、非導電体のシート4
の端を接着部4Aによって非導電性のコア材1に固着す
ることにより、帯状の導電体3および可撓性の良い非導
電体のシート4に対し、適正な張力を掛けながら非導電
性のコア材1に巻き付ける作業が可能となり、高速の巻
き付けが容易に実現される。
【0014】図3は、本発明の実施の形態によるシート
状アンテナコイルの製造方法におけるロール状アンテナ
素材を示す斜視説明図である。まず、帯状の導電体3と
可撓性の良い非導電体のシート4は、非導電性のコア材
1を回転させながら、採用される周波数(波長)に応じ
て設定された所定のターン数だけ、非導電性のコア材1
の周りにロール状に巻き付けられる。帯状の導電体3と
可撓性の良い非導電体のシート4を、非導電性のコア材
1に巻き付ける際には、帯状の導電体3と可撓性の良い
非導電体のシート4の引張り強さの弱い方の引張り破断
荷重以下の張力を、帯状の導電体3と可撓性の良い非導
電体のシート4に付加しながら巻き付けることにより、
非導電性のコア材1に帯状の導電体3を整然と巻き付け
ることが実現される。帯状の導電体3と可撓性の良い非
導電体のシート4を、非導電性のコア材1に巻き付けた
のち、つぎに、加熱工程に送られ、非導電性のコア材1
と、帯状の導電体3と、可撓性の良い非導電体のシート
4の三者は、加熱される。この加熱により、矩形柱状の
塩化ビニル樹脂(PVC)からなる非導電性のコア材1
と、帯状の導電体3と、可撓性の良い塩化ビニル樹脂
(PVC)非導電体のシート4とは、一体に接着される
ことになり、ロール状アンテナ素材5が形成される。図
3のロール状アンテナ素材5は、非導電性のコア材1の
周りに、採用される周波数(波長)の帯域に応じて設定
された所定のターン数だけ巻き付けた帯状の導電体3を
備えている。また、巻き付けられた帯状の導電体3の両
端には、ジクザグ状に折り束ねた折り畳み巻始め端部3
A、およびジクザグ状に折り束ねた折り畳み巻終わり端
部3Bを両端に有する。次いで、図3のロール状アンテ
ナ素材5は、スライス工程に送られる。
【0015】図4は、本発明の実施の形態の製造方法に
より製造されたIC接続端子付きシート状アンテナコイ
ルを示す斜視説明図である。シート状アンテナコイル6
は、ロール状アンテナ素材(図3の5)を構成する非導
電性のコア材1と、折り畳み巻始め端部3Aと折り畳み
巻終わり端部3Bを両端に有する帯状の導電体3を、同
時に、横断面方向に薄くスライス(輪切り)することに
よって製造され、所定のターン数を備えた矩形状巻線7
を有する厚さの薄いシート状アンテナコイル6の形成が
実現される。図4に示すように、本発明の実施の形態の
シート状アンテナコイル6は、帯状の導電体3の両端
に、接続端子としての折り畳み巻始め端部3Aと折り畳
み巻終わり端部3Bを有するから、ICチップを搭載し
た場合、ICチップのチップ電極と、巻始め端部3Aお
よび巻終わり端部3Bとの接続は、極めて容易になる。
ロール状アンテナ素材(図3の5)のスライス(輪切
り)は、例えば、鋭利な回転式カッターにより機械的に
切断してもよいし、あるいは高いエネルギーのレーザー
光の加工によってスライスすることも可能である。この
ため、非導電性のコア材の材質は、アンテナ特性に所望
される誘電正接を有し、製造時に切削性の良好な絶縁体
が望まれる。
【0016】図5は、本発明の実施の形態により製造さ
れたシート状アンテナコイルとICチップの接続を示す
断面説明図である。図5に示すように、本発明の実施の
形態により製造された所定のターン数を備えた矩形状巻
線を有する厚さの薄いシート状アンテナコイル(図4の
6)は、帯状の導電体3の両端に、接続端子としての接
続面積の領域を増加させた折り畳み巻始め端部3Aと折
り畳み巻終わり端部3Bを有する。これによって、シー
ト状アンテナコイル(図4の6)にICチップ12を接
続する場合、シート状アンテナコイルの両端に有する折
り畳み巻始め端部3Aと折り畳み巻終わり端部3Bの上
に、バンプ15を介してICチップ12を搭載すること
により、ICチップ12のチップ電極13とバンプ1
5、およびバンプ15と接続面積の広い折り畳み巻始め
端部3Aならびに折り畳み巻終わり端部3Bを、それぞ
れ電気的に直接接続することができ、ICチップ12と
厚さの薄いシート状アンテナコイルとの接続が容易に実
現される。図5に示したICチップと本発明の実施の形
態により製造されたシート状アンテナコイルの接続によ
ると、コイルの仕上がり厚さは薄く、ICチップをシー
ト状アンテナの両端末に直接接続することが可能とな
り、しかも製造が容易でコスト低減ができるIC接続端
子付きシート状アンテナコイルが実現される。
【0017】本発明の実施の形態において、アンテナコ
イルを構成する非導電性のコア材、非導電体のシート、
および帯状の導電体は、いずれもアンテナコイルに採用
される電波、例えば、中波(MF)ないし超短波(VH
F)などの周波数帯域に適合するとともに、製造加工が
容易な材質である。
【0018】本発明の実施の形態において、コア材の形
状は、円形柱、楕円形柱、多角形柱などの形状が望まし
く、コア材を構成する非導電性の材料としては、誘電正
接の小さい誘電体、すなわち電気的絶縁体の材料が適し
ている。電気絶縁性の合成樹脂、あるいは天然樹脂など
の電気絶縁物、例えば、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポ
リウレタン樹脂、天然ゴムなどが使用できる。
【0019】本発明の実施の形態における帯状の導電体
としては、薄い銅条、銅箔、アル箔などが用いられる。
帯状の導電体の両端に有する巻始め端部と巻終わり端部
に形成する折り畳みは、帯状の導電体の両端をICチッ
プに接続する場合の接続面積の領域を増加させるために
あるから、ジクザグ状に細かく折り曲げて形成してもよ
いし、渦巻き状のコイル巻きに束ねて形成してもよい。
【0020】本発明の実施の形態において、可撓性の良
い非導電体のシートとしては、可撓性に富む合成樹脂ま
たは天然樹脂などの誘電体の電気絶縁材料が使用され
る。非導電体の合成樹脂としては、例えば、塩化ビニル
樹脂(PVC)、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂、シリコン樹脂など可撓性の良い電気絶縁性のフイル
ムが使用できる。非導電体のシートを、非導電性のコア
材に融かして固着する手段としては、加熱による溶着、
誘電加熱による融着、接着剤による接着などが用いられ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明のIC接続端子付きシート状アン
テナコイルの製造方法によると、非導電性のコア材に接
続端子としての折り畳み巻始め端部と折り畳み巻終わり
端部を両端に設けた帯状の導電体を巻き付けたロール状
アンテナ素材を、横断面方向に薄くスライス(輪切り)
したため、コイルの仕上がり厚さが薄く、しかもICチ
ップの電極と、直接接続が可能なシート状アンテナコイ
ルが得られる。特に、本発明によると、1本のロール状
アンテナ素材を薄くスライスすることにより、輪切りの
シート状アンテナコイルを、例えば、100枚とか、2
00枚とか、一度に大量に製造可能となる。この結果、
所定のターン数を有し、ICカードに埋め込むのに適切
な極めて薄いIC接続端子付きシート状アンテナコイル
を、低コストで提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるシート状アンテナコ
イルの製造方法における非導電性のコア材と帯状の導電
体の関係を示す斜視図である。
【図2】図1の収納溝の部分の拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態によるシート状アンテナコ
イルの製造方法におけるロール状アンテナ素材を示す斜
視説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の製造方法により製造され
たIC接続端子付きシート状アンテナコイルを示す斜視
説明図である。
【図5】本発明の実施の形態により製造されたシート状
アンテナコイルとICチップの接続を示す断面説明図で
ある。
【図6】従来の巻き線方式により製造したアンテナコイ
ルにICモジュールを接続した説明図である。
【図7】従来のICモジュールとアンテナコイルの接続
を示す断面説明図である。
【図8】従来の他の形式のICモジュールとアンテナコ
イルの接続を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 非導電性のコア材 2 収納溝 3 帯状の導電体 3A 巻始め端部 3B 巻終わり端部 4 非導電体のシート 4A 接着部 5 アンテナ素材 6 シート状アンテナコイル 7 矩形状巻線 8 丸い導電体 8A 巻始め端末 8B 巻終わり端末 9 矩形状アンテナコイル 10 ICモジュール 11 リード部材 12 ICチップ 13 チップ電極 14 ボンディングワイヤ 15 バンプ 16 密封用樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01P 11/00 G06K 19/00 H (72)発明者 永井 雅大 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内 Fターム(参考) 2C005 HA06 HA17 HB01 JC03 KA06 KA40 LB07 MA19 MB07 NA09 RA30 5B035 AA04 BA05 BB09 CA01 CA23 5E070 AA20 AB01 AB02 BA07 CC03 CC10 DA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電体を渦巻き状に巻いて渦巻き状巻線を
    形成するアンテナコイルの製造方法において、 非導電性のコア材と、接続端子としての折り畳み巻始め
    端部および折り畳み巻終わり端部を両端に有する帯状の
    導電体と、可撓性の良い非導電体のシートとを準備し、 前記非導電性のコア材に、前記帯状の導電体と前記非導
    電体のシートを重ねた状態で巻き付けて巻き付け体を形
    成し、 前記巻き付け体の前記非導電性のコア材と、前記帯状の
    導電体と、前記非導電体のシートを一体に接着してアン
    テナ素材を形成し、 前記アンテナ素材を横断面方向に薄くスライスすること
    により、所定の渦巻き状巻線を有するシート状アンテナ
    コイルを形成することを特徴とするIC接続端子付きシ
    ート状アンテナコイルの製造方法。
  2. 【請求項2】前記巻き付け体を形成するステップは、前
    記帯状の導電体の前記折り畳み巻始め端部を、前記非導
    電性のコア材に形成した収納溝に収納するとともに、前
    記可撓性の良い非導電体のシートと、前記帯状の導電体
    を重ねた状態で、前記非導電性のコア材に固着したの
    ち、前記帯状の導電体と前記非導電体のシートを前記非
    導電性のコア材にロール状に巻き付けて渦巻き状巻線を
    形成することを特徴とする請求項1記載のIC接続端子
    付きシート状アンテナコイルの製造方法。
  3. 【請求項3】前記アンテナ素材を形成するステップは、
    前記帯状の導電体に前記非導電体のシートを重ねた状態
    で、前記非導電性のコア材にロール状に巻き付けたの
    ち、前記非導電性のコア材と前記非導電体のシートと前
    記帯状の導電体の三者を、加熱接着して一体化すること
    によりロール状のアンテナ素材を形成することを特徴と
    する請求項1記載のIC接続端子付きシート状アンテナ
    コイルの製造方法。
JP37139699A 1999-12-27 1999-12-27 Ic接続端子付きシート状アンテナコイルの製造方法 Pending JP2001185941A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008118101A (ja) * 2006-10-10 2008-05-22 Nec Tokin Corp インダクタンス素子、フィルタ回路及びノイズフィルタ
JP2009239817A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Tomoegawa Paper Co Ltd アンテナ用紙、それを用いたシート状アンテナ及びrfidタグ

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