JP2001185914A - 集中定数型非可逆回路素子 - Google Patents
集中定数型非可逆回路素子Info
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- JP2001185914A JP2001185914A JP36445199A JP36445199A JP2001185914A JP 2001185914 A JP2001185914 A JP 2001185914A JP 36445199 A JP36445199 A JP 36445199A JP 36445199 A JP36445199 A JP 36445199A JP 2001185914 A JP2001185914 A JP 2001185914A
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- strip
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Abstract
ン特性を得ることが出来る集中定数型非可逆回路素子を
提供する。 【解決手段】 2つのラインで構成され、略等しいライ
ン間隔の3本のストリップ導体を互いに所定の角度で交
叉するように絶縁状態で重ね、板状の磁性体に該ストリ
ップ導体を密接して配置した組立体と、前記ストリップ
導体の一端部に接続する整合用コンデンサと、前記スト
リップ導体のいずれか1つの一端部に接続する終端抵抗
と、前記磁性体に直流磁界を印加する永久磁石を備えた
集中定数型非可逆回路素子であって、前記終端抵抗を接
続するストリップ導体のライン幅を、他のストリップ導
体よりも大きくする。
Description
機器に使用されるアイソレータまたはサーキュレータ等
の集中定数型非可逆回路素子に関する。
て、例えば、図1の構成の集中定数型非可逆回路素子が
ある。この集中定数型非可逆回路素子は、円板状の磁性
体11に3つのストリップ導体13,14,15を互い
に絶縁状態で重ねた組立体3を備え、この組立体3を樹
脂ケース6の透孔20に配置し、樹脂ケース6とともに
下ケース7上に配置している。前記ストリップ導体1
3,14,15の一端はそれぞれ下ケース7に接地さ
れ、各ストリップ導体13,14,15の他端は、整合
回路として用いるコンデンサ5a,5b,5cを介して
接地されるとともに、ストリップ導体14の他端は終端
抵抗4を介して接地されている。さらに、この下ケース
7と、磁性体に直流磁界を印加する永久磁石2を配置し
た上ケース1とを接合して集中定数型非可逆回路素子が
構成されている。
またその正面図を図3に示す。この組立体3は、厚さ1
00μm以下の金属箔で形成され、その円形の中心部分
を有し、そこから放射方向に3つのストリップ導体1
3,14,15が突出した中心導体12と、例えばフェ
ライトなどの磁性体11と、前記ストリップ導体13,
14,15を互いに絶縁するための粘着絶縁シート8,
9、10からなる。前記ストリップ導体13,14,1
5のライン幅寸法、ライン間隔は同寸法で形成されてい
る。この中心導体12上に磁性体11を配置し、この磁
性体11を包むようにストリップ導体13を編み、上面
から厚さ100μm以下の粘着絶縁シート10を貼付
し、さらにストリップ導体14を編み、上面から粘着絶
縁シート9を貼付し、さらにそれを包むように中心導体
15を編み、上面から粘着絶縁シート8を貼付して組立
体3を形成している。
な構造では、3本のストリップ導体は磁性体11に対す
る距離が各々異なるため、各ストリップ導体がそれぞれ
異なったインダクタンスとなり、また各ストリップ導体
間の浮遊容量もそれぞれのストリップ導体で異なるた
め、集中定数型非可逆回路素子の電気的な性能が劣化す
るという問題点があった。そこで本発明の目的は、上記
の問題点を解消し、挿入損失、アイソレーション特性の
良好な高性能の集中定数型非可逆回路素子を提供するこ
とにある。
で構成され、略等しいライン間隔の3本のストリップ導
体を互いに所定の角度で交叉するように絶縁状態で重
ね、板状の磁性体に該ストリップ導体を密接して配置し
た組立体と、前記ストリップ導体の一端部に接続する整
合用コンデンサと、前記ストリップ導体のいずれか1つ
の一端部に接続する終端抵抗と、前記磁性体に直流磁界
を印加する永久磁石を備えた集中定数型非可逆回路素子
であって、前記終端抵抗を接続するストリップ導体のラ
イン幅を、他のストリップ導体の一方よりも大きく、か
つ他方のストリップ導体のライン幅以上とした集中定数
型非可逆回路素子である。ここで、終端抵抗と接続しな
い2つのストリップ導体のどちらか一方の一端に穴を設
ければ、前記2つのストリップ導体のライン幅が異なる
場合に識別が容易となり好ましい。また第1の発明にお
いて、終端抵抗を接続するストリップ導体のライン幅
が、他のストリップ導体よりも大きく、かつ、終端抵抗
と接続しない2つのストリップ導体のライン幅を略等し
く構成するのが好ましい。
4に基づいて説明する。図4は本発明の集中定数型非可
逆回路素子に用いる組立体の正面図である。この組立体
は、従来の集中定数型非可逆回路素子と同様に、円板状
フェライト11からなる磁性体上に3つのストリップ導
体13,14,15を粘着絶縁シート8,9,10を介
して90〜150°の角度で交叉するように絶縁状態で
重ねている。また前記ストリップ導体を備えた中心導体
12は、表面にAgめっきを施した、厚さ100μm以
下のCuからなる金属箔で形成している。前記3本のス
トリップ導体の内、終端抵抗を接続するストリップ導体
14のライン幅をW1、他の2つのストリップ導体1
3、15のライン幅をそれぞれW3,W2とすれば、本
発明においては、ストリップ導体のライン幅をW1≧W
2>W3,W1≧W3>W2,W1>W2=W3となる
ように構成している。なお各ストリップ導体13,1
4,15のライン間隔S3,S2,S1は略同一として
いる。他の構成は従来の集中定数型非可逆回路素子と同
様なのでその説明を省く。
を種々変えた試料を作成して、電気的特性を評価した。
なお整合用コンデンサの容量値は各試料で同一としてい
る。表1にその結果を示す。
料2〜5は比較例である。表1より、3つのストリップ
導体の内前記終端抵抗を接続するストリップ導体14を
他の2つのストリップ導体13,15よりもライン幅を
広く構成すれば挿入損失が小さく、かつアイソレーショ
ン特性の優れた集中定数型非可逆回路素子が得られるこ
とが分かる。
中定数型非可逆回路素子によれば、挿入損失を悪化させ
ることなくアイソレーション特性を改善することができ
るので集中定数型非可逆回路素子の性能の向上が達成で
きる。
である。
解斜視図である。
面図である。
正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 2つのラインで構成され、略等しいライ
ン間隔の3本のストリップ導体を互いに所定の角度で交
叉するように絶縁状態で重ね、板状の磁性体に該ストリ
ップ導体を密接して配置した組立体と、前記ストリップ
導体の一端部に接続する整合用コンデンサと、前記スト
リップ導体のいずれか1つの一端部に接続する終端抵抗
と、前記磁性体に直流磁界を印加する永久磁石を備えた
集中定数型非可逆回路素子であって、前記終端抵抗を接
続するストリップ導体のライン幅が、他のストリップ導
体の一方よりも大きく、かつもう一方のストリップ導体
のライン幅以上であることを特徴とする集中定数型非可
逆回路素子。 - 【請求項2】 終端抵抗を接続するストリップ導体のラ
イン幅が、他のストリップ導体よりも大きく、かつ、終
端抵抗と接続しない2つのストリップ導体のライン幅を
略等しく構成したことを特徴とする請求項1に記載の集
中定数型非可逆回路素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36445199A JP2001185914A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 集中定数型非可逆回路素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36445199A JP2001185914A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 集中定数型非可逆回路素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001185914A true JP2001185914A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18481851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36445199A Pending JP2001185914A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 集中定数型非可逆回路素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001185914A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6861919B2 (en) | 2002-08-21 | 2005-03-01 | Alps Electric Co., Ltd. | Irreversible circuit device with small insertion loss and excellent isolation having a Y-shaped ferrite |
CN108682928A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-10-19 | 优译有限公司 | 一种射频通信环行器和隔离器 |
CN112542668A (zh) * | 2019-09-20 | 2021-03-23 | Tdk株式会社 | 不可逆电路元件 |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36445199A patent/JP2001185914A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6861919B2 (en) | 2002-08-21 | 2005-03-01 | Alps Electric Co., Ltd. | Irreversible circuit device with small insertion loss and excellent isolation having a Y-shaped ferrite |
CN108682928A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-10-19 | 优译有限公司 | 一种射频通信环行器和隔离器 |
CN108682928B (zh) * | 2018-05-23 | 2021-03-23 | 优译有限公司 | 一种射频通信环行器和隔离器 |
CN112542668A (zh) * | 2019-09-20 | 2021-03-23 | Tdk株式会社 | 不可逆电路元件 |
CN112542668B (zh) * | 2019-09-20 | 2022-03-18 | Tdk株式会社 | 不可逆电路元件 |
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