JP2001183154A - 位置情報伝達システム、情報処理装置、ナビゲーション装置 - Google Patents

位置情報伝達システム、情報処理装置、ナビゲーション装置

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JP2001183154A
JP2001183154A JP36928399A JP36928399A JP2001183154A JP 2001183154 A JP2001183154 A JP 2001183154A JP 36928399 A JP36928399 A JP 36928399A JP 36928399 A JP36928399 A JP 36928399A JP 2001183154 A JP2001183154 A JP 2001183154A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理装置とナビゲーション装置の間での
位置情報の伝達を容易とし、位置情報の有効利用を図
る。 【解決手段】 情報処理装置2は、少なくとも位置情報
を含む位置情報ファイルを格納する格納手段24aと、
位置情報ファイルを記録媒体1に記録する記録手段とを
備えるようにし、またナビゲーション装置3は、自己位
置検出手段と、記録媒体1から位置情報ファイルを読み
出すことのできる読出手段と、表示手段と、自己位置検
出手段の検出情報に基づいて、表示手段上で地図画像を
表示させることができるとともに、読み出された位置情
報ファイルに含まれる情報に基づいた画像を表示手段上
で地図画像とともに表示させることのできる制御手段と
を備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理装置、車載用などとされるナビゲー
ション装置 及びこれらの装置で構成される位置情報伝
達システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車載用などのナビゲーション装置が普及
しており、目的地への案内、現在位置の表示などの機能
により、利用者に便利なものとなっている。またユーザ
が、ナビゲーション装置により表示されている地図画像
上などで、目的地やその他の覚えておきたい場所をマー
キングすることで、道順案内表示を実行させたり、特定
の場所や施設等についてのユーザの覚え書きとすること
ができるなど、利用範囲は広い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のイン
ターネット等の通信網やその他の情報伝達手段の発達に
伴なって、一般ユーザーにとっての各種の情報の入手が
より容易となり、また多様な情報を入手できるようにな
っている。例えばインターネットに接続されたホームペ
ージなどから、自分がいってみたいレストラン、観光
地、店などの情報を得ることもできる。ここでユーザー
が、自分のパーソナルコンピュータにより、インターネ
ットで検索したホームページ等から或る目的地の情報、
例えば住所や店名を入手したとする。この情報をナビゲ
ーション装置に反映させて、目的地までの道順ガイドを
実行させようとする場合、まずユーザーはパーソナルコ
ンピュータに表示された住所や店名を紙にメモする。そ
してナビゲーション装置において、メモした住所を含む
範囲の地図を表示させ、目的地をマーキングする。ま
た、マーキングの際には、マーキング位置を示すアイコ
ンを選択したり、その場所の名称や住所を入力すること
も行う。つまり、せっかく情報を入手しても、それをナ
ビゲーション装置に反映させて有効に利用するには、は
なはだ面倒な操作が必要となってしまう。
【0004】また、ユーザーがドライブ中に見つけたレ
ストラン等の場所をナビゲーション装置においてマーキ
ングすることにより、そのナビゲーション装置では、そ
の後マーキングした場所を表示させることなどが可能と
なるが、その場所の情報を自分のパーソナルコンピュー
タに反映させて利用するにも面倒な操作が必要となる。
例えば自分で見つけたレストランや店等の位置や名称を
パーソナルコンピュータ上でデータベース化して管理し
たり、パーソナルコンピュータ側で地図画像とともに表
示させたい場合や、或いはそれらの情報を自分で開設し
ているホームページに載せて一般に提供したい場合など
は、ナビゲーション装置でマーキングした位置を紙にメ
モしておいて、パーソナルコンピュータ側で入力してい
かなければならない。
【0005】さらに、知人同士で或る目的地の情報を共
有したい場合は、その情報を口頭或いは紙などで伝え、
かつ教えられた側の人は、それを自分のナビゲーション
装置やパーソナルコンピュータに入力しなければ利用で
きない。
【0006】これらのように、ユーザーが自宅等に設置
してあるパーソナルコンピュータと自家用車等に設置し
てあるナビゲーション装置、或いは友人同士で互いに所
有する機器間などにおいて、或る目的地や施設等につい
ての位置や名称等の情報を、そのデータのまま受け渡し
て共有することができないことから、1つのデータを有
効利用することが制限されているという問題がある。ま
た、上記のようにデータの受け渡しに手動入力が介在す
ることは、入力間違いが発生する可能性も高く、適切な
データ利用が阻害される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、位置情報や、その位置に関連する情報、例
えば住所や名称などを、ユーザーが手間をかけずに有効
に利用できるようにすることを目的とする。
【0008】このため本発明としての、位置情報ファイ
ルを記録可能な記録媒体と、情報処理装置と、ナビゲー
ション装置とから成る位置情報伝達システムにおいて
は、前記情報処理装置は、少なくとも位置情報を含む位
置情報ファイルを格納する格納手段と、前記格納手段に
格納されている位置情報ファイルを前記記録媒体に記録
する記録手段と、を備えるようにし、また前記ナビゲー
ション装置は、自己位置検出手段と、前記記録媒体から
位置情報ファイルを読み出すことのできる読出手段と、
表示手段と、前記自己位置検出手段の検出情報に基づい
て、前記表示手段上で地図画像を表示させることができ
るとともに、前記読出手段によって読み出された位置情
報ファイルに含まれる情報に基づいた画像を、前記表示
手段上で地図画像とともに表示させることのできる制御
手段と、を備えるようにする。
【0009】また本発明において前記位置情報ファイル
には、位置情報とともに、その位置情報で表される位置
に関連する情報、例えば名称、住所、その他の情報が含
まれているようにする。
【0010】また前記情報処理装置は、通信手段をさら
に備え、前記通信手段により受信した位置情報ファイル
を前記格納手段に格納できるようにする。また前記情報
処理装置は、前記記録媒体から位置情報ファイルを読み
出すことのできる読出手段をさらに備え、前記読出手段
により読み出した位置情報ファイルを前記格納手段に格
納できるようにする。
【0011】また前記ナビゲーション装置は、任意の位
置を指定することのできる指定入力手段と、前記指定入
力手段で指定された位置についての位置情報を含む位置
情報ファイルを生成し、前記記録媒体に記録する記録手
段とを備えているようにする。
【0012】即ち本発明では、記録媒体を介して情報処
理装置とナビゲーション装置の間で位置情報やその関連
情報を共有できるようにし、相互に位置情報等を各種の
態様で利用できるようにするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明していく。この実施の形態では、記録媒体の例と
しての不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)を搭載する
メモリカードを挙げ、情報処理装置の例としてパーソナ
ルコンピュータを、またナビゲーション装置の例として
車載用のナビゲーション装置を例に挙げる。説明は次の
順序で行う。 1.システム構成及び動作態様 2.パーソナルコンピュータの構成 3.ナビゲーション装置の構成 4.メモリカード及び位置情報ファイル 5.位置情報表示処理 6.位置情報書込処理 7.各種利用例・変形例
【0014】1.システム構成及び動作態様 図1に実施の形態のシステム例を示す。本例の位置情報
伝達システムは主に、パーソナルコンピュータ2、メモ
リカード1、ナビゲーション装置3から構成される。ま
たパーソナルコンピュータ2と一般公衆回線等の伝送路
5を介して接続可能なホームページサーバ4も本例のシ
ステムに組み込むことができる。
【0015】パーソナルコンピュータ2は、ユーザーが
自宅等に設置して使用するものとしているが、もちろん
携帯型のパーソナルコンピュータでもよい。このパーソ
ナルコンピュータ2は伝送路5により例えばインターネ
ットのホームページなどから各種の情報をダウンロード
することができる。
【0016】ホームページサーバ4は、例えば各種の位
置情報ファイルについてのデータベース4aを備えたも
のとしており、このデータベース4aに格納されている
情報を一般に提供できる部位である。本例でいう位置情
報ファイルに関するデータベースとしては、例えばレス
トランデータベース、ホテルデータベース、駐車場デー
タベースなど、ナビゲーション装置3での利用に適した
データベースの例をあげている。パーソナルコンピュー
タ2では、このようなデータベース4aの情報をダウン
ロードすることで、例えば内部のハードディスク内など
に、そのユーザーにとって必要な位置情報ファイルを集
めたデータベース24aを構築することができる。
【0017】例えばデータベース4aに格納されている
全ての位置情報ファイルをダウンロードしてデータベー
ス24aとしてもよいし、レストラン、ホテル・・・な
ど、必要な分野の位置情報ファイルを格納したデータベ
ース単位でダウンロードしてデータベース24aとして
もよい。もちろん、ホームページサーバ4以外のホーム
ページ、例えばデータベース4aのような機能を有しな
いホームページ、その他のサーバからの情報に基づい
て、パーソナルコンピュータ2側で位置情報ファイルを
作成し、データベース24aに格納できるようにしても
よい。さらにはユーザーがパーソナルコンピュータ2で
位置情報ファイルを個々に入力してデータベース24a
を作成してもよい。もちろんデータベース24aに登録
された個々の位置情報ファイルの内容の追加などの編集
も可能である。
【0018】さらには、CD−ROM、フロッピーディ
スク等で提供される(販売される)位置情報ファイルを
データベース24aに登録してもよい。或いは、それら
のCD−ROM、フロッピーディスク等をそのままデー
タベース24aとして用いる場合もある。
【0019】データベース24aに格納される個々の位
置情報ファイルのレコード内容例を図2に示す。なお、
レコードとは位置情報ファイル内の1つのデータ単位で
あり、1つの位置情報に相当する内容である。位置情報
ファイルは1又は複数のレコードにより形成される。レ
コードには、位置情報として、緯度、経度の値が記録さ
れるとともに、その位置に関連する情報として、名称、
読み、住所、郵便番号、カテゴリなどが記録されている
例である。もちろん関連する情報としては、他に、電話
番号、メールアドレス、店等の紹介文やメニュー、周辺
情報、標高、作成日時、その位置までの道順、店等の施
設の写真データ、音声データなど、多様に考えられる。
【0020】なお、データベースがカテゴリ毎に構築さ
れる場合、或いは位置情報ファイル内の各レコードが同
一のカテゴリに限定される場合は、個々のレコードには
カテゴリ情報を含む必要はないが、後述するようにカテ
ゴリに応じたアイコンをナビゲーション装置3において
表示するなどの必要性から、位置情報ファイルがナビゲ
ーション装置3に伝達される際には、ナビゲーション装
置3が個々のレコードについてカテゴリを判別できるよ
うにする必要がある。
【0021】またこの例では1つの位置情報ファイルに
複数のレコード(つまり複数の位置情報)を含むことが
可能としているが、1つの位置情報ファイルには1つの
レコード(1つの位置情報)しか含まれないようなファ
イル形態を採用することも考えられる。
【0022】本例のパーソナルコンピュータ2及びナビ
ゲーション装置3は、ともに、メモリカード1に対する
記録/再生が可能なカードドライブ部を有するものとし
ている。即ちパーソナルコンピュータ2にはメモリカー
ドスロット2aが設けられ、またナビゲーション装置3
にもメモリカードスロット3aが設けられている。そし
てパーソナルコンピュータ2及びナビゲーション装置3
は、メモリカードスロット2a又は3aに装填されたメ
モリカード1に対して記録/再生を行うことができる。
このメモリカード1の構造や記録される情報については
後述するが、メモリカード1は、内部にフラッシュメモ
リを有するものとされ、本例では特に位置情報ファイル
が記録再生可能な記録媒体として用いられる。
【0023】パーソナルコンピュータ2では、データベ
ース24aに格納してある位置情報ファイルをメモリカ
ード1に記録することができる。またパーソナルコンピ
ュータ2では、メモリカード1に記録されている位置情
報ファイルを読み出して、データベース24aに格納す
ることができる。
【0024】ナビゲーション装置3では、メモリカード
1にに記録されている位置情報ファイルを読み出して、
表示画面上で、地図画像と合わせて位置情報ファイルの
内容を表示することができる。またその位置情報ファイ
ルによる位置情報をマーキング位置として、各種のナビ
ゲーション動作、例えば道順案内等の動作を実行するこ
とができる。さらにナビゲーション装置3では、ユーザ
ーのマーキング操作などに応じて、位置情報ファイルを
生成し、メモリカード1に記録することもできる。
【0025】このようなシステムによって実行可能な動
作態様を、メモリカード1を介した位置情報ファイルの
伝達という観点でいえば、例えば次のようになる。
【0026】パーソナルコンピュータ2からナビゲー
ション装置3への位置情報の伝達 ユーザーは、上述のように何らかの方法で入手した各種
位置情報ファイルが格納されたデータベース24aを用
いて、所望の目的地等を含む位置情報ファイルを選択し
てメモリカード1に記録する。そのメモリカード1をナ
ビゲーション装置3に装填して位置情報ファイルを読み
出させ、ナビゲーション画面上に位置情報ファイルに基
づく表示も実行させる。また特定の位置情報ファイルに
示される位置を目的地としてのナビゲーション動作(道
順表示や右折、左折等の案内の表示や音声によるガイド
など)を実行させる。
【0027】ナビゲーション装置3からパーソナルコ
ンピュータ2への位置情報の伝達 ユーザーはナビゲーション装置3において表示されてい
る地図画像上で任意の位置をマーキングする。ナビゲー
ション装置3はそのマーキング位置に基づいて位置情報
ファイルを生成し、メモリカード1に記録する。そのメ
モリカード1をパーソナルコンピュータ2に装填して位
置情報ファイルを読み出させ、データベース24aに登
録したり、或いは作成文書、画像、電子メール等に位置
情報ファイルの内容を添付して出力(送信出力、印刷出
力、画像出力など)するなどを実行させる。
【0028】ナビゲーション装置3又はパーソナルコ
ンピュータ2から、他のナビゲーション装置又は他のパ
ーソナルコンピュータへの位置情報の伝達 或るユーザーがナビゲーション装置3又はパーソナルコ
ンピュータ2によりメモリカード1に位置情報ファイル
を記録する。そのメモリカード1を例えば知人が所有す
るナビゲーション装置やパーソナルコンピュータに装填
して位置情報ファイルを読み出させ、ナビゲーション動
作や各種情報処理動作に利用できるようにする。
【0029】なおメモリカード1を介さない位置情報の
伝達という観点でいえば、上述のようにホームページサ
ーバ4等からパーソナルコンピュータ2に位置情報ファ
イルをダウンロードすることや、逆にパーソナルコンピ
ュータ2から伝送路5を介して位置情報ファイルを特定
の情報処理装置又は不特定多数に対して送信するという
動作態様も考えられる。
【0030】以上のような動作態様がそれぞれユーザー
の事情に応じて行われることにより、ユーザーはインタ
ーネット等で一般に提供されている位置情報や、何らか
の手法でパーソナルコンピュータ2に入力した位置情報
を、容易にナビゲーション装置3の動作に反映させるこ
とができる。またナビゲーション装置3を位置情報の発
生源として用いて、その位置情報をパーソナルコンピュ
ータ2で利用したり、知人、或いは一般に提供すること
なども容易に可能となる。
【0031】2.パーソナルコンピュータの構成 図3にパーソナルコンピュータ2の構成を示す。パーソ
ナルコンピュータ2は、内部にプログラムROM、ワー
クRAM等を備えた中央制御部となるCPU21を備え
るとともに、主記憶領域となるRAM23や、例えばハ
ードディスクドライブなどとしての不揮発性メモリ24
を備えている。上述したデータベース24aは、例えば
この不揮発性メモリ24内に構築されるものとなる。
【0032】また例えばCRT或いは液晶ディスプレイ
などによるモニタ表示部27が接続され(又は一体化さ
れ)るが、CPU21の制御に基づいてモニタ表示部2
7に対して映像信号を供給し、表示動作を実行させる表
示ドライブ部25が設けられる。また、キーボードやマ
ウスなどの操作部28が接続され、操作入力情報がCP
U21に供給される。通信部26は、公衆回線等の伝送
路5に接続され、外部装置との情報の送受信を行う部位
である。CPU21は通信部26を介して、ホームペー
ジサーバ4などに接続可能となる。
【0033】本例の場合パーソナルコンピュータ2に
は、メモリカード1に対して情報の記録/再生を行うイ
ンターフェース部22が設けられる。例えば図1に示し
たメモリカードスロット2aにメモリカード1が装着さ
れることで、CPU21はインターフェース部22を介
してメモリカード1にアクセスし、情報の記録又は再生
を行なうことができる。
【0034】なおメモリカード1には図示するように、
パーソナルコンピュータ2のインターフェース部22及
び後述するナビゲーション装置3のインターフェース3
2との間で情報の送受信を行うインターフェース部11
と、フラッシュメモリによる記憶部11が設けられてい
る。
【0035】CPU21がメモリカード1に位置情報フ
ァイルの記録を行う場合は、例えばデータベース24a
の中から記録すべき位置情報ファイルを読み出し、イン
ターフェース部22を介してメモリカード1に送信す
る。メモリカード1はインターフェース部12により位
置情報ファイルを受け取り、記憶部11に記録する。C
PU21がメモリカード1から位置情報ファイルの再生
を行う場合は、CPU21はインターフェース部22を
介してメモリカード1に読出要求を送信する。メモリカ
ード1では、インターフェース部12が読出要求に応じ
て記憶部11から位置情報ファイルを読み出し、インタ
ーフェース部22を介してCPU21に送信する。CP
U21はこのようにして読み出された位置情報ファイル
を、データベース24aに登録したり、表示ドライブ部
25によりモニタ表示部27に表示させたり、或いは通
信部26から送信することができる。
【0036】なお、図示していないが、CD−ROMド
ライブ、フロッピーディスクドライブなどの部位が形成
されてもよい。さらに、IEEE1394、USB、S
CSI、パラレルポート、シリアルポートなどの外部機
器とのインターフェース部位も当然搭載可能である。そ
して位置情報ファイルの伝送という点においては、これ
らの部位を利用することも考えられる。
【0037】3.ナビゲーション装置の構成 図4にナビゲーション装置3の構成を示す。ナビゲーシ
ョン装置3は、内部にプログラムROM、ワークRAM
等を備えた中央制御部となるCPU31を備えるととも
に、主記憶領域となるRAM33や、例えばS−RAM
又はフラッシュメモリ等による不揮発性メモリ36を備
えている。この不揮発性メモリ36は、ナビゲーション
装置3に対してユーザーが行ったマーキングの位置情報
や、過去の走行経路情報などが記憶される。
【0038】また例えば液晶ディスプレイ(LCD)に
よるモニタ表示部40が接続される。LCD表示ドライ
ブ部35は、このモニタ表示部40に対して、CPU3
1からの表示指令及び表示内容に基づに映像信号を供給
し、表示動作を実行させる。
【0039】CD−ROMドライブ34は、CPU31
の制御に基づいてCD−ROMの再生動作を行なう部位
である。CD−ROMドライブ34に装填されるCD−
ROMには地図情報や地図上の各地点に対する名称など
の付加情報が記録されている。CD−ROMから再生さ
れた情報はCPU31に供給される。なお、地図情報は
CD−ROMではなく、DVD、ハードディスク、IC
カードなど他のメディアに記録されるものであってもよ
い。
【0040】GPS受信部37は、いわゆるGPS(グ
ローバルポジショニングシステム:広域測位システム)
による現在位置情報を得るための部位である。このGP
S受信機3からは位置情報(緯度/経度)、絶対方位情
報、速度情報が得られ、これらの情報はCPU31に入
力される。ジャイロ38は、いわゆる自律航法による走
行位置検出を行うための部位であり、自動車の加速、減
速、右左折等の挙動を検出する。ジャイロ38の検出情
報はCPU31に入力される。CPU31は、これらG
PS受信部37、ジャイロ38からの入力情報により、
自動車の現在位置を正確に測定することができる。
【0041】操作部39は、ユーザーがナビゲーション
システムを使用する際に各種の操作入力を行なう部位で
ある。例えばドライブに際して目的地までの好適な経路
を知りたい場合には、現在位置、目的地を入力する。ま
た上述しているマーキングのように、任意の位置を指定
する操作を行うこともできる。さらに画面表示のスクロ
ールや縮尺変更、各種情報の提示などを求める操作を行
なうことができる。これらの操作部4からの操作情報は
CPU31に入力される。CPU31は入力された操作
情報及び内部ROMに保持する動作プログラムに従って
各部に対して所要の制御を行なうことになる。
【0042】このようなナビゲーション装置3では、C
PU31はCD−ROMドライブ34によるCD−RO
Mの再生動作を実行させ、地図情報を得る。そして再生
された地図情報をLCD表示ドライブ部35に供給し、
モニタ表示部40において地図画像の表示を実行させ
る。
【0043】またCPU31は、GPS受信部37,ジ
ャイロ38からの入力情報により検出した現在位置情報
を、LCD表示ドライブ部35に供給する。するとLC
D表示ドライブ部35はその位置に対応してモニタ表示
部40に表示された地図上で現在位置を示す画像が表示
されるように映像信号を生成する。さらにユーザーが操
作部39を用いてモニタ表示部40における地図画像の
縮尺変更やスクロール表示などの要求を行なった場合
は、CPU31は、その操作に基づいてLCD表示ドラ
イブ部35を制御し、モニタ表示部40において要求さ
れた画像表示を実行させることになる。
【0044】また、ユーザーが目的地までの最短経路を
知りたいとして現在位置、目的位置を入力した場合は、
CPU31は考えられる経路の中から最適な経路を判別
し、その経路がモニタ表示部40における地図画像上で
表示されるようにするなどの処理を行なう。
【0045】本例の場合、ナビゲーション装置3には、
メモリカード1に対して情報の記録/再生を行うインタ
ーフェース部32が設けられている。例えば図1に示し
たメモリカードスロット3aにメモリカード1が装着さ
れることで、CPU31はインターフェース部32を介
してメモリカード1にアクセスし、情報の記録又は再生
を行なうことができる。
【0046】CPU31がメモリカード1から位置情報
ファイルの再生を行う場合は、CPU31はインターフ
ェース部32を介してメモリカード1に読出要求を送信
する。メモリカード1では、インターフェース部12が
読出要求に応じて記憶部11から位置情報ファイルを読
み出し、インターフェース部32を介してCPU31に
送信する。CPU31はこのようにして読み出された位
置情報ファイルを、不揮発性メモリ36又はRAM33
に記憶する。そして、その位置情報ファイルに含まれる
位置情報(緯度、経度)に応じて、地図画像上でアイコ
ンや名称等を表示することができる。また、その位置情
報を目的地として、上記の経路表示などを行うことがで
きる。
【0047】CPU31がメモリカード1に位置情報フ
ァイルの記録を行う場合は、CPU31は例えば不揮発
性メモリ36に記憶されているマーキング位置情報を用
いて、位置情報ファイルを生成する。そしてその位置情
報ファイルをインターフェース部32を介してメモリカ
ード1に送信する。メモリカード1はインターフェース
部12により位置情報ファイルを受け取り、記憶部11
に記録する。
【0048】4.メモリカード及び位置情報ファイル 図3、図4に示したように、メモリカード1はインター
フェース部12と記憶部11により構成される。フラッ
シュメモリによる記憶部11と、そのフラッシュメモリ
に対するアクセス及び外部装置(パーソナルコンピュー
タ2やナビゲーション装置3)とのデータの送受信を行
う機能を持つインターフェース部12は、例えば1チッ
プICとして形成される。
【0049】メモリカード1の外形は、例えば図1に示
したような板状のカード筐体により形成される。筐体は
例えばプラスチックモールドにより形成され、サイズの
具体例としては、60mm×20mm×2.8mmとな
る。
【0050】このようなメモリカード1においては、フ
ラッシュメモリ容量としては、4MB(メガバイト),
8MB,16MB,32MB,64MB,128MBの
何れかであるものとして規定されている。またデータ記
録/再生のためのファイルシステムとして、いわゆるF
AT(File Allocation Table)システムが用いられて
いる。
【0051】書込速度は1500KByte/sec〜
330KByte/sec、読出速度は2.45MBy
te/secとされ、書込単位は512バイト、消去ブ
ロックサイズは8KB又は16KBとされる。また電源
電圧Vccは2.7〜3.6V、クロックは最高20M
Hzとされる。
【0052】このメモリカード1は、上述した位置情報
ファイルだけでなく、オーディオデータやビデオデータ
等のコンテンツも記録可能なものとされている。図5
に、本例のメモリカード1で規定されているディレクト
リ構成を示す。図示するようにルートディレクトリか
ら、静止画用ディレクトリ(DCIM)、動画用ディレ
クトリ(MOxxxxnn)、音声用ディレクトリ(V
OICE)、制御用ディレクトリ(AVCTL)、音楽
用ディレクトリ(HIFI)、位置情報ディレクトリ
(POSITION)を形成することができる。
【0053】本例の場合は、位置情報ディレクトリ(P
OSITION)が用いられ、記録される位置情報ファ
イル(POSFILE#1、#2・・・)はこの位置情
報ディレクトリにおかれることとなる。或いは、さらに
位置情報フォルダ(FOL#1・・)がおかれ、その位
置情報フォルダ(FOL#1・・)内に位置情報ファイ
ルがおかれるようにされてもよい。
【0054】メモリカード1に記録された1つの位置情
報ファイルの例を図6に示す。例えば図2で示したよう
な位置情報ファイルの内容としての1つのレコードが、
図6に示す記述様式でメモリカード1に記録されるもの
となる。即ちデータはXML(Extensible Markup Lang
uage)で記述されており、1つのレコードには1つの位
置情報として、緯度、経度が記録される。この場合、<
pos>〜</pos>というタグの範囲で、緯度「35度1
0分25秒」が<lat>35.62511</lat>として記述さ
れ、また経度「139度19分05秒」が<lon>139.7
4700</lon>として記述されている。
【0055】またこの位置情報についての関連情報とし
て、その位置情報における店、施設の名称と読み、例え
ばこの例では、<nb>イタリアグリル</nb>及び<rt
>いたりあぐりる</rt>が記述されている。同様にし
て関連情報として、所要のタグにより、住所、郵便番号
が記述され、さらにカテゴリが記述されている。
【0056】即ち本例では、メモリカード1にこのよう
なレコードを1又は複数個含む位置情報ファイルを記録
できることで、パーソナルコンピュータ2とナビゲーシ
ョン装置3の間で、これらの情報を互いに受け渡し、互
いに利用できるものとなる。なお、上記したメモリカー
ド1のディレクトリ構成、位置情報ファイルの形式、レ
コードの記述内容や記述言語等は、一例にすぎないこと
はいうまでもない。
【0057】5.位置情報表示処理 続いて、上述した動作態様として説明したように、パ
ーソナルコンピュータ2からナビゲーション装置3への
位置情報の伝達を行い、ナビゲーション装置3において
その位置情報を利用する場合の処理例を図7、図8で説
明する。
【0058】上述したようにユーザーは、パーソナルコ
ンピュータ2においてデータベース24aに格納されて
いる位置情報ファイルを任意に選択してメモリカード1
に記録することができ、それによってメモリカード1に
は1つの位置情報としてのレコードが図6のように記録
される状態となる。ユーザーはそのメモリカード1をナ
ビゲーション装置3に装填して位置情報ファイルを読み
出させることで、データベース24aに格納してあった
位置情報をナビゲーション装置3で利用できる。
【0059】図7はナビゲーション装置3においてメモ
リカード1が装着されている状態で、ナビゲーション装
置3のCPU31が、そのメモリカード1に記録されて
いる位置情報に基づいた表示を実行する場合の処理を示
している。CPU31は、ナビゲーション装置としての
基本的な動作処理として、ステップF101,F102
の処理を行う。即ち、CPU31は、GPS受信部3
7,ジャイロ38からの入力情報により現在位置を検出
する。またCPU31はCD−ROMドライブ34によ
るCD−ROMの再生動作を実行させ、現在位置近辺の
地図情報を得る。そして再生された地図情報をLCD表
示ドライブ部35に供給し、モニタ表示部40において
地図画像の表示を実行させるとともに、検出された現在
位置を自車位置として地図画像上で表示させる。
【0060】ここで1又は複数の位置情報ファイル(1
又は複数のレコード)が記録されたメモリカード1が装
填されている場合は、CPU31は処理をステップF1
03からF104に進め、メモリカード1に記憶されて
いる1つ目の位置情報(即ち1つ目のレコード)を取得
する。続いてステップF105で、取得した位置情報と
しての緯度、経度が、現在モニタ表示部40に表示され
ている地図画像の範囲内であるか否かを判別する。
【0061】範囲内であった場合は、CPU31はステ
ップF106においてその取得したレコードのカテゴリ
の情報から、表示用のアイコンを選定する。例えばCP
U31は予めレストラン、ホテル、駐車場などのカテゴ
リ毎にそれぞれアイコンを設定し、不揮発性メモリ36
などに記憶しておく。もちろんユーザーが各カテゴリに
応じてアイコンを選択したり、追加したり、或いはアイ
コン自体をデザインすることができるようにしてもよ
い。このステップF106の時点では、これらのように
して用意されている各種アイコンから、カテゴリに応じ
た1つのアイコンを選択するものとなる。
【0062】続いてCPU31はステップF107で、
位置情報及び選択したアイコンの画像データをLCD表
示ドライブ部35に送り、モニタ表示部40の地図画像
上で、位置情報に相当する位置に、アイコンを表示させ
る。
【0063】これによって、例えば図6のようなレコー
ドを取得し、しかもその近辺の地図画像が表示されてい
る場合は、モニタ表示部40において例えば図8(a)
のような表示が実行されることになる。この場合、当該
レコードに記されている緯度・経度の位置に、レストラ
ンに対応するアイコン51が表示される。
【0064】なお、ステップF105において、位置情
報としての緯度・経度が現在表示されている地図画像の
範囲内ではない場合は、ステップF106,F107の
表示処理は実行しない。
【0065】1つのレコードについての処理が終わった
ら、CPU31はステップF108で、メモリカード1
に他の位置情報(レコード)が記録されているか否かを
判断し、他に位置情報が記録されていれば、ステップF
109で、その位置情報(レコード)を取得する。そし
てステップF105から同様の処理を繰り返す。以上の
処理をステップF108で、次の位置情報が存在しない
と判断されるまで繰り返されることにより、現在表示さ
れている地図画像上で、メモリカード1に記録されたレ
コードの情報を反映させて表示させる処理が完了する。
【0066】この図7の一連の処理は自車位置を中心と
した地図表示を実行するモードの際において、繰り返し
実行される。そして当然ながら、自動車の移動に伴っ
て、算出される自車位置や、その自車位置を中心とした
地図画像は刻々と変化していくものとなる。従って、位
置情報ファイルの記録されたメモリカード1が装着され
ている場合においては、メモリカード1に記録されてい
る各位置情報については、各位置情報がモニタ表示部4
0に表示されている地図画像範囲内に入った時点で、そ
の位置情報(レコード)に基づくアイコンの表示が行わ
れることになる。
【0067】ところで本例では、この図7の処理により
メモリカード7に記録された各位置情報(レコード)に
対応してアイコンが表示されるようにしているが、ユー
ザーは操作部39から、表示されているアイコンを指定
する操作を行うことで、そのアイコンに関するより詳し
い情報を表示させることができる。即ちCPU31は、
或るアイコンについての指定操作が検出された場合は、
そのアイコンの表示の元となったレコードに記録されて
いる関連情報の全部又は一部を取得し、その関連情報に
対応する画像データをLCD表示ドライブ部35に供給
する。これによって、モニタ表示部40に、アイコンが
表示された位置に関してより詳しい情報を表示させる。
例えば図8(b)のようにアイコン51に対応させて、
名称や住所などの関連情報の表示52を実行させる。こ
れにより、ユーザーは任意に、各位置情報に対する詳し
い情報を得ることができ、メモリカード1に記録された
情報をより有効に利用できる。
【0068】なお、図7のステップF107で、或るレ
コードについてのアイコンを表示させる時点で、そのレ
コードから名称や住所などの関連情報を取得し、例えば
図8(b)のような表示を行うようにしてもよい。ま
た、そのようにユーザーの指定操作に関係なく関連情報
を表示させる場合は、例えば図8(b)の状態で一定時
間表示させた後に、関連情報に関する表示を52を終了
させ、図8(a)の状態とするようにしてもよい。
【0069】以上のようにメモリカード1に記録された
位置情報ファイルに基づくアイコンや関連情報の表示が
実行されることで、ユーザーから見れば、単に任意の位
置情報ファイルをメモリカード1に記録し、ナビゲーシ
ョン装置3に装填しておくだけで、その位置情報ファイ
ルに含まれる位置情報に基づいた画像をモニタ表示部4
0で確認できるるものとなり、運転に役立てることがで
きる。もちろん、わざわざ目的地などとして特定の場所
をナビゲーション装置3においてマーキングするなどの
操作は不要となるため、操作が面倒となるものではな
い。
【0070】またこの図7は、自車位置を中心とした地
図表示を行うの場合の処理として説明したが、ユーザー
が操作により任意に地図画像をスクロールする場合もあ
る。その場合も同様にCPU31は、メモリカード1に
記録された位置情報が、表示されている地図画像の範囲
内に入った時点で、アイコン及び関連情報の表示を行う
ようにすればよい。
【0071】6.位置情報書込処理 続いて、上述した動作態様として説明したようにナビ
ゲーション装置3からパーソナルコンピュータ2への位
置情報の伝達を行う場合において、ナビゲーション装置
3側で位置情報ファイルをメモリカード1に記録する場
合の処理を説明する。
【0072】ユーザーはナビゲーション装置3において
表示されている地図画像上、即ち自車位置を中心とした
地図画像、もしくはユーザーがスクロールさせて表示さ
せている任意の地域の地図画像などにおいて、或る任意
の位置をマーキングすることができ、その後、マーキン
グ位置をナビゲーション動作に利用できる。例えばマー
キングを行うと、その位置情報(緯度、経度)は不揮発
性メモリ36に記憶されるとともに、その後は、図10
に示すようにマーク表示53が行われる。つまり、ユー
ザーがマーキングを行ったある位置の近辺の地図画像が
表示される時点で、ユーザーが過去に行ったマーキング
位置が図10のように提示されるものとなる。
【0073】本例では例えば、このようにマーキングが
行われた位置についての位置情報をメモリカード1に記
録できるようにする。つまりCPU31は、或るマーキ
ング位置に基づいて位置情報ファイルを生成し、メモリ
カード1に記録することができる。
【0074】図9はこのCPU31の処理を示してお
り、ステップF201でユーザーの操作に応じて或るマ
ーキング位置が選択されると、CPU31は、そのマー
キング位置としての位置情報、即ち緯度・経度を判別す
る。ユーザーによるマーキング位置の選択とは、過去
に、マーキングを行って図10のように表示される位置
の中で、ユーザーが或る1つのマーキング位置を選択す
る操作となる。但し、このステップF201の時点でユ
ーザーが新たにマーキングを行って、そのマーキング位
置が指定されるものとしてもよい。
【0075】或るマーキング位置が選択されたら、CP
U31はステップF202で、そのマーキング位置とし
てナビゲーション装置3内でのデータ形式により不揮発
性メモリ36に記憶されている緯度・経度のデータを、
図6に示したような記述形式の位置情報ファイルにおけ
る緯度・経度のデータに変換する。つまり1つのマーキ
ング位置に応じて1つの位置情報ファイルのレコードを
生成する。なお、選択されたマーキング位置について、
ユーザーが名称や住所等の登録操作を行っており、それ
らが不揮発性メモリ36に記憶されていた場合は、それ
らの情報も、図6のようにレコードに含めるようにす
る。
【0076】そしてステップF203で、その位置情報
ファイルをインターフェース部32を介してメモリカー
ド1に送信し、記録させる。
【0077】ユーザーがさらに他の位置のマーキング操
作を続行する場合は、ステップF204からF201に
戻って処理を繰り返す。ユーザーの終了操作が行われた
場合は、ステップF204から処理を終了する。
【0078】このような処理により、ナビゲーション装
置3内で設定された位置情報に基づく位置情報ファイル
をメモリカード1に記憶させることができ、その位置情
報ファイルとしてのデータをナビゲーション装置3以外
で利用できるものとなる。例えば上述したように、その
メモリカード1をパーソナルコンピュータ2に装填して
位置情報ファイルを読み出させることで、ユーザーが個
々の位置情報に関する入力操作を行わなくとも、個々の
位置情報及び関連情報を、データベース24aに登録し
たり、或いは作成文書、画像、電子メール等に位置情報
ファイルの内容を添付して出力(送信出力、印刷出力、
画像出力など)するなどを実行させることができる。例
えばパーソナルコンピュータ2側で地図画像が表示可能
とされている場合は、パーソナルコンピュータ2におけ
るモニタ表示部27において、地図画像上で位置情報に
相当する位置にアイコンや関連情報を表示させるような
こと、つまり図8に示したようなナビゲーション装置3
での表示画像と同様の表示を実行させることもできる。
【0079】7.各種利用例・変形例 以上の例のように、本例によればメモリカード1を介し
てパーソナルコンピュータ2とナビゲーション装置3の
間で位置情報ファイルを伝達できるため、ユーザーが個
々の位置情報を紙にメモしたり、メモを見ながら各装置
側で入力したりしなくても、各位置情報をデータとして
共有できる。また上記動作態様として説明したよう
に、ナビゲーション装置3又はパーソナルコンピュータ
2から、他のナビゲーション装置又は他のパーソナルコ
ンピュータへの位置情報の伝達も可能である。
【0080】例えば図11は、車載用のナビゲーション
装置3A、3Bが位置情報ファイルを共有できることを
模式的に示している。例えば友人同士で同じ場所に行く
場合に、一方のナビゲーション装置3Aにより目的地を
マーキングした上で、その位置情報ファイルをメモリカ
ード1に記録する。そしてそのメモリカード1を友人に
渡せば、ナビゲーション装置3B側でマーキング位置を
表示させることができるため、2台の自動車が非常に簡
単に共通の目的地の情報を共有できることになる。
【0081】さらにこのような本例の場合は、パーソナ
ルコンピュータ2やナビゲーション装置3に限らず、メ
モリカード1に対して記録再生が可能な機器であれば、
記録されている位置情報ファイルを利用できる。図12
は、パーソナルコンピュータ2、ナビゲーション装置3
の他に、ポータブル情報端末6、デジタルカメラ7など
の機器間で、メモリカード1に記録された位置情報ファ
イルを共有できることを模式的に示している。この場
合、ポータブル情報端末6、デジタルカメラ7におい
て、メモリカード1に記録された位置情報ファイルを読
み出せば、或る位置についての名称や住所等を表示させ
ることができる。またこれらの機器が地図画像を表示可
能とされていれば、図8に示したような表示を実行させ
ることもできる。さらにこれらの機器にGPS受信部等
の現在位置検出手段を備えていれば、携帯型のナビゲー
ション装置として利用できる上で、上述のナビゲーショ
ン装置3と同様に位置情報ファイルを利用できるものと
なる。もちろん、ポータブル情報端末6、デジタルカメ
ラ7以外に、ポータブルナビゲーション装置、携帯電話
装置、ワークステーション端末、その他多様な装置にお
いて本発明を適用できる。
【0082】なお本発明としては、以上説明してきた実
施の形態の例に関わらず、各種の変形例が考えられる。
上記例では記録媒体としてメモリカード1を用いたが、
これに限られるものではない。例えばカード型以外の半
導体メモリメディアや、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気ディスクなどのディスクメディアなどを本システム
における記録媒体として採用することも可能である。ま
た記録される位置情報ファイルの形態、データ形式等は
システム設計等の都合により決められればよい。
【0083】また、上記例ではパーソナルコンピュータ
2内の不揮発性メモリ24(ハードディスク等)内にお
いてデータベース24aを構築するものとしたが、必ず
しもこれに限られない。例えばデータベースがナビゲー
ション装置3側に構築されてもよいし、他の情報機器に
構築されてもよい。さらに、必ずしも位置情報ファイル
がデータベース化されて管理されなければならないもの
でもない。
【0084】
【発明の効果】以上の説明から分かるように本発明で
は、記録媒体を介して情報処理装置とナビゲーション装
置の間で位置情報やその関連情報を伝達して共有できる
ようにしたため、相互に位置情報等を各種の態様で利用
できるという効果がある。しかも一方の機器側で得た位
置情報等を他方の機器側で利用するために、ユーザーが
メモ書きをして入力し直すなどといった煩雑な操作も不
要であり、また入力間違えもない。そしてこのように容
易に位置情報が共有できることにより、各位置情報を最
大限に有効利用できる環境をユーザーに提供できるもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のシステム構成の説明図で
ある。
【図2】実施の形態の位置情報ファイルのレコード内容
例の説明図である。
【図3】実施の形態のパーソナルコンピュータのブロッ
ク図である。
【図4】実施の形態のナビゲーション装置のブロック図
である。
【図5】実施の形態のメモリカードのディレクトリ構造
の説明図である。
【図6】実施の形態のメモリカードに記録される位置情
報ファイルのレコードの説明図である。
【図7】実施の形態の位置情報表示処理のフローチャー
トである。
【図8】実施の形態の位置情報表示例の説明図である。
【図9】実施の形態の位置情報ファイル記録処理のフロ
ーチャートである。
【図10】実施の形態のマーキング画面の説明図であ
る。
【図11】実施の形態のナビゲーション装置間での位置
情報伝達の説明図である。
【図12】実施の形態の各種機器間での位置情報伝達の
説明図である。
【符号の説明】
1 メモリカード、2 パーソナルコンピュータ、2
a,3a メモリカードスロット、3 ナビゲーション
装置、4 ホームページサーバ、11 記憶部、21,
31 CPU、12,22,32 インターフェース
部、23,33 RAM、24 不揮発性メモリ、24
a データベース、25 表示ドライブ部、26 通信
部、27,40 モニタ表示部、28,39 操作部、
34 CD−ROMドライブ部、35 LCD表示ドラ
イブ部、36 不揮発性メモリ、37GPS受信部、3
8 ジャイロ、51 アイコン、52 関連情報表示、
53マーキング表示
フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB11 HB22 HC05 HC08 HC27 HD03 2F029 AA02 AB07 AC02 AC04 AC12 AC13 AC14 AC20 5H180 AA01 AA21 AA30 BB12 BB13 FF05 FF22 FF27 FF33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置情報ファイルを記録可能な記録媒体
    と、情報処理装置と、ナビゲーション装置とから成る位
    置情報伝達システムであって、 前記情報処理装置は、 少なくとも位置情報を含む位置情報ファイルを格納する
    格納手段と、 前記格納手段に格納されている位置情報ファイルを前記
    記録媒体に記録する記録手段と、 を備え、 前記ナビゲーション装置は、 自己位置検出手段と、 前記記録媒体から位置情報ファイルを読み出すことので
    きる読出手段と、 表示手段と、 前記自己位置検出手段の検出情報に基づいて、前記表示
    手段上で地図画像を表示させることができるとともに、
    前記読出手段によって読み出された位置情報ファイルに
    含まれる情報に基づいた画像を、前記表示手段上で地図
    画像とともに表示させることのできる制御手段と、 を備えたことを特徴とする位置情報伝達システム。
  2. 【請求項2】 前記位置情報ファイルには、位置情報と
    ともに、その位置情報で表される位置に関連する情報が
    含まれていることを特徴とする請求項1に記載の位置情
    報伝達システム。
  3. 【請求項3】 前記情報処理装置は、通信手段をさらに
    備え、 前記通信手段により受信した位置情報ファイルを前記格
    納手段に格納できることを特徴とする請求項1に記載の
    位置情報伝達システム。
  4. 【請求項4】 前記ナビゲーション装置は、 任意の位置を指定することのできる指定入力手段と、 前記指定入力手段で指定された位置についての位置情報
    を含む位置情報ファイルを生成し、前記記録媒体に記録
    する記録手段と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    位置情報伝達システム。
  5. 【請求項5】 前記情報処理装置は、 前記記録媒体から位置情報ファイルを読み出すことので
    きる読出手段をさらに備え、 前記読出手段により読み出した位置情報ファイルを前記
    格納手段に格納できることを特徴とする請求項1に記載
    の位置情報伝達システム。
  6. 【請求項6】 少なくとも位置情報を含む位置情報ファ
    イルを格納する格納手段と、 前記格納手段に格納されている位置情報ファイルを所定
    の記録媒体に記録する記録手段と、 通信手段と、 前記記録媒体から位置情報ファイルを読み出すことので
    きる読出手段と、 を備えるとともに、 前記通信手段により受信した位置情報ファイル、及び前
    記読出手段により読み出した位置情報ファイルを前記格
    納手段に格納できることを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記位置情報ファイルには、位置情報と
    ともに、その位置情報で表される位置に関連する情報が
    含まれていることを特徴とする請求項6に記載の情報処
    理装置。
  8. 【請求項8】 自己位置検出手段と、 所定の記録媒体から位置情報ファイルを読み出すことの
    できる読出手段と、 表示手段と、 前記自己位置検出手段の検出情報に基づいて、前記表示
    手段上で地図画像を表示させることができるとともに、
    前記読出手段によって読み出された位置情報ファイルに
    含まれる情報に基づいた画像を、前記表示手段上で地図
    画像とともに表示させることのできる制御手段と、 を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 前記位置情報ファイルには、位置情報と
    ともに、その位置情報で表される位置に関連する情報が
    含まれていることを特徴とする請求項8に記載のナビゲ
    ーション装置。
  10. 【請求項10】 任意の位置を指定することのできる指
    定入力手段と、 前記指定入力手段で指定された位置についての位置情報
    を含む位置情報ファイルを生成し、前記記録媒体に記録
    する記録手段と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項8に記載の
    ナビゲーション装置。
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