JP2001182882A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2001182882A
JP2001182882A JP37112999A JP37112999A JP2001182882A JP 2001182882 A JP2001182882 A JP 2001182882A JP 37112999 A JP37112999 A JP 37112999A JP 37112999 A JP37112999 A JP 37112999A JP 2001182882 A JP2001182882 A JP 2001182882A
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JP
Japan
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diameter
pipe
joint body
joint
outer cylinder
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Pending
Application number
JP37112999A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyasu Kawakami
喜康 川上
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Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続管の拡径先端部の基部に形成された段部
に傷や変形を付けないで接続を行える管継手を得る。 【解決手段】 先端側にパイプ3の拡径先端部2を挿入
する挿入孔4を有する筒状の継手本体1と、継手本体1
の先端側に軸方向に移動自在に嵌合され継手本体1の先
端から先に突出する部分の内径が縮径テーパ部9cを介
して小径部9dとなっている外筒体9と、継手本体1の
先端と外筒体9の縮径テーパ部9cとがなす内向きの空
間10に配置され外筒体9が前進位置にあるときには継
手本体1の挿入口4より大きな内径となり外筒体9の後
退により縮径テーパ部9cに求心方向に押圧されて縮径
されたときは継手本体1の挿入口4より小さな内径とな
って継手本体1に挿入されたパイプ3の拡径先端部2の
基部に形成された段部2aに係止するロック用コイルス
プリング環11と、継手本体1の基部外周に組み付けら
れレバー操作に連動させて外筒体9を前進後退移動させ
るカム機構13とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡径先端部を有す
るパイプを接続する管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の管継手として、パイプの
抜け止め手段として、複数のチャック爪または複数のロ
ックボールを縮径方向に押圧し該パイプの拡径先端部の
基部に形成された段部に係止させてロックする構造のも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の管継手では、抜け止め手段が複数のチャック
爪によるものである場合、チャック爪がパイプに食い込
み、パイプの表面に傷を付けてしまう場合がある。ま
た、抜け止め手段が複数のロックボールによるものであ
る場合、チャック爪のようにパイプの表面に傷を付ける
ことはないが、パイプの拡径先端部の基部に形成された
段部のロックボールが当たる部分に凹み変形が付いてし
まう場合がある。特に、パイプが薄肉化されていたり、
高い内圧が係るような場合、チャック爪による場合、爪
の部分の肉厚がさらに薄くなり、流体漏れの原因となる
可能性が大となる。また、ロックボールによる場合、凹
み変形が付き易くなり、パイプ同士の接続が不完全とな
る場合が発生する。
【0004】本発明の目的は、パイプの拡径先端部の基
部に形成された段部に傷や変形を付けないで接続を行え
る管継手を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る管継手は、拡径先端部を有するパイプ
を接続する管継手であって、先端側内部に前記パイプの
拡径先端部を挿入する挿入孔を有する筒状の継手本体
と、前記継手本体の先端側に軸方向に移動自在に嵌合さ
れ前記継手本体の先端から先に突出する部分の内径が縮
径テーパ部を介して小径部となっている外筒体と、前記
継手本体の先端と前記外筒体の縮径テーパ部とがなす内
向きの空間に配置され前記外筒体が前進位置にあるとき
には前記継手本体の挿入口より大きな内径となり前記外
筒体の後退により前記縮径テーパ部に求心方向に押圧さ
れて縮径されたときは前記継手本体の挿入口より小さな
内径となって前記継手本体に挿入されたパイプの拡径先
端部の基部に形成された段部に係止するロック用コイル
スプリング環と、前記継手本体の基部外周に組み付けら
れレバー操作に連動させて前記外筒体を前進後退移動さ
せるカム機構とを備えていることを特徴とする。
【0006】このような構成から、継手本体に挿入され
たパイプの拡径先端部の基部に形成された段部に縮径し
たロック用コイルスプリング環が係止して、継手本体に
挿入されたパイプをロックし、このとき、縮径したロッ
ク用コイルスプリング環によるパイプの拡径先端部の基
部に形成された段部に対する求心方向の圧力が、ロック
用コイルスプリングリング環の多数のリング部に分散さ
れることになり、パイプの段部に傷または凹み変形を付
けることなくロックすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図6は本発明に係る管継手
の実施の形態の一例を示したもので、図1は本例の管継
手の接続前の状態を示す側面図、図2は図1のA−A線
断面図、図3は本例で用いているロック用コイルスプリ
ング環の縮径前の状態の正面図、図4は本例の管継手の
接続後の状態を示す側面図、図5は図4のB−B線断面
図、図6は本例で用いているロック用コイルスプリング
環の縮径後の状態の正面図である。
【0008】同図において、1は先端側内部に、拡径先
端部2を有するパイプ3の前記拡径先端部2を挿入する
挿入口4を有する継手本体、5はこの継手本体1の内部
に嵌合固定されている内筒体である。この内筒体5は先
端側から、小径部5a、中径部5b、大径部5cとなっ
ている。前記小径部5aの外径は前記パイプ3の拡径先
端部2の後方の内径に近い径で、拡径先端部2の後方が
小径部5aの外周に摺動自在に嵌合可能となっている。
中径部5bの外径は前記パイプ3の拡径先端部2の内径
に近い径で、拡径先端部2が中径部5bの外周に摺動自
在に嵌合可能となっている。大径部5cの外径は前記継
手本体1の後端部内径に形成された雌ねじと螺合する雄
ねじが形成されている。この内筒体5は、その大径部5
cが前記継手本体1の後端部に螺着し、そして、小径部
5aが継手本体1の先端側に突出した状態となってい
る。
【0009】前記継手本体1の内周と内筒体5の中径部
5bの外周との間には、スプリング6により先端側に付
勢されて挿入されたパイプ3の拡径先端部2の先端に弾
発的に当接するカラー7が摺動自在に装着されている。
また、内筒体5の小径部5aの外周には、挿入されたパ
イプ3の拡径先端部2の後方の内周との間をシールする
シールリング8が装着されている。
【0010】前記継手本体1は先端側から、小径部1
a、中径部1b、大径部1cとなっている。前記継手本
体1の外周には、外筒体9が小径部1aと中径部1bに
跨って軸方向に摺動自在に嵌合している。この外筒体9
は、継手本体1の中径部1bに摺動自在に嵌合する大径
部9aと、継手本体1の小径部1aに摺動自在に嵌合す
る中径部9bと、継手本体1の小径部1aの先端から先
に突出する縮径テーパ部9cと、先端の小径部9dとで
構成されている。この先端の小径部9dの内径は、前記
継手本体1の先端側の挿入口4の内径に近い径となって
おり、前記パイプ3の拡径先端部2の挿入を妨げないよ
うになっている。
【0011】そして、前記継手本体1の小径部1aの先
端と、外筒体9の縮径テーパ部9cとがなす内向きの空
間10には、ロック用コイルスプリング環11が配置さ
れている。このロック用コイルスプリング環11は、継
手本体1の挿入口4に挿入されたパイプ3の拡径先端筒
部2の基部に存在する段部2aに係止し、継手本体1か
らのパイプ3の抜け止めを図るものである。このロック
用コイルスプリング環11は、前記外筒体9が前進位置
にあるときには、図2,図3に示すように拡径状態にあ
り、このときのロック用コイルスプリング環11の内径
が継手本体1の挿入口4より大きな径となっていて、外
筒体9の後退時に、前記縮径テーパ部9cにより求心方
向に押圧されて縮径状態となり、このときのロック用コ
イルスプリング環11の内径が図5及び図6に示すよう
に継手本体1の挿入口4より小さな径となって、パイプ
3の拡径先端部2の基部に形成された段部2a係止する
ようになっている。
【0012】前記継手本体1の後端側の大径部1cの外
周には、継手本体1の大径部1cの外周に設けられたボ
ルト14に回動自在に取り付けられたほぼU字状のレバ
ー12の起伏操作に連動させて、前記外径筒体9を前進
後退移動させるカム機構13が組み付けられている。こ
のカム機構13は、前記ボルト14に回転自在に取り付
けられ且つ前記レバー12とスポット溶接等により固定
されてレバー12と一体となって回転する偏心カム円板
15と、この偏心カム円板15が円形孔16aに回転自
在に嵌められる仲介板16と、この仲介板16を円形孔
16aから離れた位置で外筒体9に連結している連結ピ
ン17と、この連結ピン17が継手本体1の中径部1b
の箇所で軸方向に前後動できるように形成された円周溝
18とで構成されている。
【0013】次に、このように構成された管継手による
パイプ3の接続操作について説明する。この管継手の接
続前の待機時には、図1及び図2に示すように、レバー
6が立ち上げられている。この状態では、偏心カム円板
15の大径部と小径部が図1に示すように継手本体1の
長手方向に対してほぼ直交する位置にあり、この状態に
偏心カム円板15がなっていると、仲介板16を介して
外筒体9が図1で右側に押し出された状態にあり、図2
に示すように外筒体9の縮径テーパ部9cがロック用コ
イルスプリング環11を求心方向へ押圧しない、即ち縮
径しない状態になっている。この状態では、ロック用コ
イルスプリング環11の拡径方向への弾発作用によりそ
の内径が、パイプ3の拡径先端筒部2の外径より大きく
なっている(継手本体1の挿入口4より大きな内径)。
【0014】パイプ3を接続する場合、この状態から継
手本体1の挿入口4にパイプ3の拡径先端部2を挿入す
るが、この挿入は、拡径先端部2が継手本体1の挿入口
4内に完全に入るまで挿入する。
【0015】かかる状態で、レバー12を図4に示すよ
うに倒すと、ボルト14を中心に偏心カム円板15が時
計回り方向に回動し継手本体1の後端側に変位し、偏心
カム円板15が継手本体1の後端側に変位すると、仲介
板16を介して外筒体9が後方、即ち図5で左側に引っ
張られて移動し、外筒体9の縮径テーパ部9cがロック
用コイルスプリング環11を求心方向に押圧して縮径さ
せる。このロック用コイルスプリング環11の縮径によ
り、図5に示すように該ロック用コイルスプリング環1
1がパイプ3の拡径先端筒部2の基部に形成された段部
2aに係止してこれをロックする。しかして、パイプ3
は、ロック用コイルスプリング環11によりロックされ
継手本体1に確実に接続される。
【0016】このように、パイプ3は、その拡径先端筒
部2の基部に形成された段部2aにロック用コイルスプ
リング環11が係止することによりロックされ継手本体
1に確実に接続されるが、このとき、縮径したロック用
コイルスプリング環11によるパイプ3の拡径先端部の
基部2に形成された段部2aに対する求心方向の圧力
が、ロック用コイルスプリングリング環11の多数のリ
ング部に分散されることになり、パイプ3の段部2aに
傷または凹み変形を付けることなくロックすることがで
きる。
【0017】また、前記継手本体1内に嵌合固定されて
いる内筒体5の小径部5aの外周には、挿入されたパイ
プ3の拡径先端部2の後方の内周との間をシールするシ
ールリング8が装着されているので、継手本体1の挿入
口4にパイプ3の拡径先端部2を挿入したとき、継手本
体1の内部に嵌合固定されている内筒体5の小径部5a
が挿入されたパイプ3内に入り、その外周に装着された
シールリング8により内筒体5の小径部5aの外周とパ
イプ3の拡径先端部2の後方の内周との間をシールする
ことができる。
【0018】また、前記継手本体1の内周と内筒体5の
中径部5bの外周との間には、スプリング6により先端
側に付勢されて挿入されたパイプ3の拡径先端部2の先
端に弾発的に当接するカラー7が摺動自在に装着されて
いるので、縮径したロック用コイルスプリング環11が
拡径先端筒部2の基部に形成された段部2aに係止する
ことによりロックされたパイプ3は、前記スプリング6
により先端側に付勢されてパイプ3の拡径先端部2の先
端に弾発的に当接するカラー7により、ロック用コイル
スプリング環11に押し付けられることになり、パイプ
3は継手本体1にガタの無い状態で確実に接続すること
ができ、またパイプ3の分離時にあっては、レバー12
を反時計回り方向に回動することによって、仲介板16
を介して外筒体9の縮径テーパ部9cによるロック用コ
イルスプリング環11への求心方向の押圧が解除される
ため、ロック用コイルスプリング環11は縮径前に戻
り、前記カラー7を介してスプリング6による先端側へ
の付勢力により、継手本体1からパイプ5を容易に引き
抜き分離することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明に係る管継手によれ
ば、パイプの拡径先端筒部の基部に形成した段部に係止
しロックする手段としてコイルスプリング環を用いたの
で、求心方向の圧力がこのコイルスプリング環の多数の
リング部に分散されることになり、パイプの段部に傷や
凹み変形を付けないでロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手の実施の形態の一例を示し
た接続前の状態を示す側面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本例で用いているロック用コイルスプリング環
の縮径前の状態を示す正面図。
【図4】本例の管継手の接続後の状態を示す側面図。
【図5】図4のB−B線断面図。
【図6】本例で用いているロック用コイルスプリング環
の縮径後の状態の正面図。
【符号の説明】
1 継手本体 1a 小径部 1b 中径部 1c 大径部 2 拡径先端部 2a 段部 3 パイプ 4 挿入口 5 内筒体 5a 小径部 5b 中径部 5c 大径部 6 スプリング 7 カラー 8 シールリング 9 外筒体 9a 大径部 9b 中径部 9c 縮径テーパ部 9d 小径部 10 空間 11 ロック用コイルスプリング環 12 レバー 13 カム機構 14 ボルト 15 偏心カム円板 16 仲介板 16a 円形孔 17 連結ピン 18 円周溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡径先端部を有するパイプを接続する管
    継手であって、先端側内部に前記パイプの拡径先端部を
    挿入する挿入孔を有する筒状の継手本体と、前記継手本
    体の先端側に軸方向に移動自在に嵌合され前記継手本体
    の先端から先に突出する部分の内径が縮径テーパ部を介
    して小径部となっている外筒体と、前記継手本体の先端
    と前記外筒体の縮径テーパ部とがなす内向きの空間に配
    置され前記外筒体が前進位置にあるときには前記継手本
    体の挿入口より大きな内径となり前記外筒体の後退によ
    り前記縮径テーパ部に求心方向に押圧されて縮径された
    ときは前記継手本体の挿入口より小さな内径となって前
    記継手本体に挿入されたパイプの拡径先端部の基部に形
    成された段部に係止するロック用コイルスプリング環
    と、前記継手本体の基部外周に組み付けられレバー操作
    に連動させて前記外筒体を前進後退移動させるカム機構
    とを備えていることを特徴とする管継手。
JP37112999A 1999-12-27 1999-12-27 管継手 Pending JP2001182882A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107693A (ja) * 1989-09-20 1991-05-08 Matsumura Kikai Seisakusho:Kk 管継手
JPH0738877U (ja) * 1993-12-27 1995-07-14 日東工器株式会社 管継手

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107693A (ja) * 1989-09-20 1991-05-08 Matsumura Kikai Seisakusho:Kk 管継手
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